JPH11114489A - 積層塗膜形成方法及び塗料組成物 - Google Patents

積層塗膜形成方法及び塗料組成物

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JPH11114489A
JPH11114489A JP27717997A JP27717997A JPH11114489A JP H11114489 A JPH11114489 A JP H11114489A JP 27717997 A JP27717997 A JP 27717997A JP 27717997 A JP27717997 A JP 27717997A JP H11114489 A JPH11114489 A JP H11114489A
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coating
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weight
coating film
paint
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JP27717997A
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Koji Okuma
浩二 大熊
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Nippon Paint Co Ltd
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Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3コート1ベーク方式で形成する積層塗膜に
おいて、塗膜の肌荒れがなく、艶感及び色感等の塗膜外
観が良好な積層塗膜を得る。 【解決手段】 被塗物11の表面に、着色顔料を含有し
たカラーベース塗料14、光輝材を含有した光輝材含有
ベース塗料15、及びクリヤ塗料16を順次ウェット・
オン・ウェットで塗装した後、ベーキング処理を行い各
塗膜を硬化させる3コート1ベーク方式の積層塗膜形成
方法において、カラーベース塗料14に有機アマイドを
含有させたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被塗物表面に、カ
ラーベース塗料、光輝材含有ベース塗料、及びクリヤ塗
料を順次ウェット・オン・ウェット方式で塗装した後ベ
ーキングする3コート1ベーク方式の積層塗膜形成方法
及び該方法に用いる塗料組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動車車体等の上塗り
塗装においては、アルミフレークやマイカ粉などの光輝
材を用いた塗装が知られている。このような光輝材を含
有した上塗り塗装においては、一般に、光輝材及び着色
顔料を含有したベース塗料を塗装し、この上にウェット
・オン・ウェット方式でクリヤ塗料を塗装した後ベーキ
ング処理を行い全体の塗膜を同時に硬化させる2コート
1ベーク方式の塗膜形成方法が採用されている。
【0003】しかしながら、このような方法では、光輝
材と着色顔料とを共に同一の塗膜中に含有させるため、
光輝材の光輝感が十分に発揮されない場合がある。この
ような場合には、まず着色顔料を含有したカラーベース
塗料を塗装した後、一旦ベーキング処理を行って乾燥さ
せ、その上に光輝材を含有した光輝材含有ベース塗料を
塗装し、この上にウェット・オン・ウェット方式でクリ
ヤ塗料を塗装する3コート2ベーク方式の塗膜形成方法
が採用される場合がある。このような積層塗膜では、着
色顔料を含有したカラーベース層の上に光輝材を含有し
た光輝材含有ベース層が形成されるため、光輝材の光輝
感が十分に発揮され、意匠性に優れた塗膜外観を得るこ
とができる。
【0004】しかしながら、上記3コート2ベーク方式
では、上塗り塗装において2回のベーキング処理が必要
となり、塗装工程が複雑化し、塗装工程に長時間を要す
る。そこで、最近では、カラーベース塗装、光輝材含有
ベース塗料、及びクリヤ塗料を全てウェット・オン・ウ
ェット方式で塗装した後にベーキング処理を行う3コー
ト1ベーク方式が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな3コート1べーク方式で積層される積層塗膜におい
ては、未乾燥の硬化前の状態で積層されるため、各塗膜
間の界面、特にカラーベース塗膜と光輝材含有ベース塗
膜の間の界面において塗膜中の成分の移動等が生じ易
く、このため界面において微小な凹凸等が形成され易
く、艶感や色感等の塗膜外観に不良が生じたり、塗膜肌
が荒れる場合があった。
【0006】本発明の目的は、3コート1ベーク方式で
形成する積層塗膜において、塗膜の肌荒れがなく、艶感
及び色感等の塗膜外観が良好な積層塗膜を形成する方法
及び該方法に用いられる塗料組成物を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の積層塗膜形成方
法は、被塗物表面に、着色顔料を含有したカラーベース
塗料、光輝材を含有した光輝材含有ベース塗料、及びク
リヤ塗料を順次ウェット・オン・ウェットで塗装した
後、ベーキング処理を行い各塗膜を硬化させる3コート
1ベーク方式の積層塗膜形成方法であり、カラーベース
塗料に有機アマイドを含有させたことを特徴としてい
る。
【0008】本発明においては、カラーベース塗料にさ
らに架橋樹脂粒子を含有させることが好ましい。カラー
ベース塗料中の有機アマイドの含有量は、該塗料中の樹
脂固形分100重量部に対して、0.1〜10重量部で
あることが好ましく、より好ましくは0.3〜5重量部
であり、さらに好ましくは0.5〜3重量部である。有
機アマイドの含有量が少なすぎると、本発明の効果が十
分に得られず、艶感や色感などの塗膜外観が低下する場
合がある。また有機アマイドの含有量が多すぎると、塗
膜に肌荒れが生じ、塗膜性能が低下する場合がある。
【0009】カラーベース塗料中における架橋樹脂粒子
の含有量は、樹脂固形分100重量部に対して2〜20
重量部であることが好ましく、より好ましくは4〜15
重量部であり、さらに好ましくは6〜13重量部であ
る。架橋樹脂粒子の含有量が少なすぎると、艶感や色感
などの塗膜外観が低下する場合がある。また架橋樹脂粒
子の含有量が多すぎると、塗膜に肌荒れが生じ、塗膜性
能が低下する場合がある。
【0010】本発明において、カラーベース塗料に架橋
樹脂粒子を含有させる場合、有機アマイドと架橋樹脂粒
子との配合割合は、(有機アマイド)/(架橋樹脂粒
子)の固形分の比率で、1/50〜1.5/1であるこ
とが好ましく、より好ましくは1/20〜1/1であ
る。配合割合における有機アマイドの量が少ないと、塗
膜外観における艶感や色感等が低下する場合がある。ま
た配合割合における有機アマイドの量が多すぎると、塗
膜性能が低下する場合がある。
【0011】また、有機アマイドと架橋樹脂粒子の合計
の含有量は、カラーベース塗料中の樹脂固形分100重
量部に対し、2〜30重量部であることが好ましく、よ
り好ましくは4〜20重量部であり、さらに好ましくは
6〜16重量部である。これらの合計の含有量が少なす
ぎると、塗膜外観における艶感や色感が低下する場合が
あり、逆に合計の含有量が多すぎると、塗膜に肌荒れを
生じ、塗膜性能が低下する場合がある。
【0012】本発明においてカラーベース塗料に含有さ
れる有機アマイドは、チクソトロピー性を付与するため
の粘性制御剤として一般に知られているものである。こ
のような有機アマイドは、貯蔵時に沈降し易いアルミフ
レークなどの鱗片状光輝性顔料が沈降してハードな層を
形成しないようにメタリック塗料に添加されるのが一般
的である。本発明は、このような有機アマイドを、光輝
材が含有されないカラーベース塗料中に添加することを
特徴とするものである。
【0013】本発明において用いる有機アマイドとして
は、例えば、脂肪酸アマイドが挙げられる。市販品とし
て入手可能な脂肪酸アマイドとしては、粉末状態のもの
やペースト状態のものが知られている。ペースト状態の
ものは、一般にキシレンやアルコールなどの溶剤によっ
て希釈されている。
【0014】脂肪酸アマイドの一例としては、下記の
(化1)式に示すような一般構造を有するジアマイドが
挙げられる。
【0015】
【化1】
【0016】上記のジアマイドは、ジアミンに水酸基含
有脂肪酸を反応させることにより得られる化合物であ
る。上記(化1)式において、R1 は水酸基含有脂肪酸
から水酸基及びカルボキシル基を除いた残基を示してお
り、R2 はジアミンからアミノ基を除いた残基を示して
いる。
【0017】なお、上記ジアマイドにおいて、両端のR
1 のいずれか一方にOH基が結合していないような脂肪
酸アマイドも粘性制御剤として知られており、本発明に
おいて用いることができるものである。
【0018】また、脂肪酸アマイドの他の例として、下
記の(化2)式に示す一般構造を有するポリアマイドが
挙げられる。
【0019】
【化2】
【0020】上記のポリアマイドは、多塩基カルボン酸
とジアミンと水酸基含有脂肪酸を反応させて得られる化
合物である。上記(化2)式において、R1 及びR
2 は、上記(化1)式と同様であり、R3 は多塩基カル
ボン酸からカルボキシル基を除いた残基を示している。
平均重合度nは、3〜5程度が一般的である。また、数
平均分子量(Mn)は1000〜2000程度のものが
一般的である。
【0021】本発明においては、上述のように、カラー
ベース塗料中に上記有機アマイドに加えて、さらに架橋
樹脂粒子を含有させることが好ましい。本発明において
用いる架橋樹脂粒子の粒子径は、1μm以下であること
が好ましく、より好ましくは0.1〜0.8μmであ
る。
【0022】本発明において用いる架橋樹脂粒子として
は、一般にNAD(Non Aqueous Disp
ersion)塗料中に含有されるとされているポリマ
ー粒子を使用することができる。例えば、色材,48巻
(1975)第28頁〜第34頁中に記載されているN
AD塗料に用いられるポリマー粒子を用いることができ
る。また、特開昭53−133236号公報に開示され
ている重合体微粒子(C)を、本発明における架橋樹脂
粒子として用いることができる。
【0023】本発明における架橋樹脂粒子として、最も
好ましいポリマー粒子は、両性イオン基を有するポリエ
ステル樹脂の存在下にモノマーを重合させて得られる架
橋樹脂粒子である。
【0024】このような架橋樹脂粒子としては、例え
ば、特開昭58−129066号公報に開示された重合
体微粒子(C)を挙げることができる。すなわち、この
架橋樹脂粒子は、>N−R−Yで示される両性イオン基
(式中、Rは置換基を有することもある炭素数1〜6の
アルキレンもしくはフェニレン基、Yは−COOHまた
は−SO3 H)を有する樹脂の存在下に、水性あるいは
有機媒体中で、2種以上のα,β−エチレン性不飽和基
を有する単量体を共重合させて製造することができる。
上記両性イオン基を有する樹脂としては、例えば、ヒド
ロキシル基含有アミノスルホン酸型の両性イオン化合物
の存在下にポリエステル樹脂を合成することにより両性
イオン基を導入したポリエステル樹脂が挙げられる。重
合させる単量体としては、分子内に2個以上のラジカル
重合可能なエチレン性不飽和基を有する単量体、または
相互に反応し得る基をそれぞれ担持する2種のエチレン
性不飽和基を有する単量体の少なくとも1種の架橋性単
量体と、架橋性単量体以外の単量体を共重合させる。
【0025】分子内に2個以上のラジカル重合可能なエ
チレン性不飽和基を有する単量体としては、多価アルコ
ールの重合性不飽和モノカルボン酸エステル、多塩基酸
の重合性不飽和アルコールエステル、及び2個以上のビ
ニル基で置換された芳香族化合物などが挙げられる。
【0026】また、相互に反応し得る基をそれぞれ担持
する2種のエチレン性不飽和基を有する単量体として
は、例えば、グリシジルアクリレート、グリシジルメタ
クリレートなどのエポキシ基含有エチレン性不飽和単量
体、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸などのカル
ボキシル基含有エチレン性不飽和単量体などが挙げられ
る。
【0027】また、架橋性単量体以外のα,β−エチレ
ン性不飽和単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸
などのカルボキシル基含有単量体;2−ヒドロキシエチ
ルアクリレートなどのヒドロキシル基含有単量体;ジメ
チルアミノエチルアクリレートなどの含窒素アルキルア
クリレートもしくはメタクリレート;アクリル酸アミド
などの重合性アミド;アクリロニトリルなどの重合性ニ
トリル;アルキルアクリレートまたはメタクリレート;
スチレンなどの重合性芳香族化合物;エチレン、プロピ
レンなどのα−オレフィン;酢酸ビニルなどのビニル化
合物;ブタジエンなどのジエン化合物などが挙げられ
る。
【0028】本発明において用いられるカラーベース塗
料のバインダーとしては、例えば、アクリル樹脂、ポリ
エステル樹脂、アルキッド樹脂、フッ素系樹脂等の塗膜
形成樹脂と、アミノ樹脂及び/またはブロックポリイソ
シアネート化合物などの架橋剤が用いられる。塗料中の
好ましい固形分含有量は、製造時30〜70重量%、塗
布時10〜50重量%の範囲である。また塗装形成され
る塗膜の乾燥膜厚は、10〜30μmが好ましい。
【0029】また、カラーベース塗料に含有される着色
顔料としては、有機系、無機系の各種着色顔料及び体質
顔料などが挙げられる。着色顔料としては、例えば、有
機系のアゾレーキ系顔料、不溶性アゾ系顔料、縮合アゾ
系顔料、フタロシアニン系顔料、インジゴ顔料、ペリノ
ン系顔料、ペリレン系顔料、ジオキサジン系顔料、キナ
クリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、金属錯体顔
料など、無機系の黄鉛、黄色酸化鉄、ベンガラ、カーボ
ンブラック、二酸化チタンなど、また体質顔料として
は、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、クレー、タルク等
が用いられる。
【0030】本発明において用いられる光輝材含有ベー
ス塗料のバインダーとしては、例えば、アクリル樹脂、
ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、フッ素系樹脂等の
塗膜形成樹脂と、アミノ樹脂及び/またはブロックポリ
イソシアネート化合物などの架橋剤が用いられる。塗料
中の好ましい固形分含有量は、製造時30〜70重量
%、塗布時10〜50重量%の範囲である。また塗装形
成される塗膜の乾燥膜厚は、10〜30μmが好まし
い。
【0031】光輝材としては、アルミニウム箔、ブロン
ズ箔、錫箔、金箔、銀箔、チタン金属箔、ステンレス
鋼、ニッケル−銅箔などの金属フレークやマイカ粉を用
いることができる。マイカ粉としては、具体的には、パ
ールマイカ(ホワイトマイカ)、干渉マイカ、着色マイ
カなどを用いることができる。
【0032】本発明に従うさらに限定された実施形態に
おいては、カラーベース塗料の着色顔料として白色系顔
料が用いられ、いわゆるホワイトカラー塗膜が形成され
る。さらに限定された実施形態においては、カラーベー
ス塗料の着色顔料として白色系顔料を用い、かつ光輝材
含有ベース塗料の光輝材としてパールマイカが用いられ
る。
【0033】本発明において用いるクリヤ塗料のバイン
ダーとしては、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アル
キッド樹脂、フッ素系樹脂等の塗膜形成樹脂と、アミノ
樹脂及び/またはブロックポリイソシーネート化合物な
どの架橋剤からなる樹脂組成物や、酸基を有するアクリ
ル樹脂とエポキシ化合物からなる酸−エポキシ系のアク
リル塗料などを用いることができる。塗料中の好ましい
固形分含有量は、製造時30〜70重量%、塗布時10
〜50重量%の範囲である。また塗装形成される塗膜の
乾燥膜厚は、30〜60μm程度が好ましい。
【0034】また、本発明においては、カラーベース塗
料、光輝材含有ベース塗料、及びクリヤ塗料に、所望に
より、その他の添加剤を含有させることができる。この
ような添加剤としては、例えば、シリコーン及び有機高
分子のような表面調整剤、紫外線吸収剤、ヒンダードア
ミン、ヒンダードフェノール等がある。
【0035】また、本発明においては、カラーベース塗
料に、上記の有機アマイド及び架橋樹脂粒子のほかに、
本発明の効果が損なわれない範囲内で、有機モンモリロ
ナイトや酸化ポリエチレンなどのようなその他の粘性制
御剤を添加してもよい。また、光輝材含有ベース塗料及
びクリヤ塗料に、上記有機アマイドや架橋樹脂粒子、及
びその他の粘性制御剤を添加してもよい。
【0036】特に、本発明に従う好ましい実施形態にお
いては、光輝材含有ベース塗料及びクリヤ塗料に、架橋
樹脂粒子が含有される。架橋樹脂粒子の含有量は、光輝
材含有ベース塗料及びクリヤ塗料のそれぞれにおいて、
各塗料の樹脂固形分100重量部に対し、0.1重量部
〜15重量部であることが好ましい。架橋樹脂粒子の含
有量が少なすぎると、各塗料間でのなじみが良好でない
場合があり、逆に架橋樹脂粒子の含有量が多すぎると、
塗膜外観が低下する場合がある。
【0037】本発明における被塗物は、特に限定される
ものではなく、例えば、鉄、アルミニウム、銅もしくは
これらの合金を含む金属類を初めとして、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
ポリアミド、ポリアクリル、ポリエステル、エチレン−
ポリビニルアルコール共重合体、塩化ビニル、塩化ビニ
リデン、ポリカーボネート、ポリウレタン等の樹脂成形
品及び各種FRPなどのプラスチック材料が挙げられ
る。
【0038】また、自動車車体等のような金属を基材と
する場合には、その表面を化成処理するのが一般的であ
る。また、一般には化成処理後、下塗り層及び中塗り層
を形成した後に、本発明の積層塗膜が形成される。
【0039】下塗り層は、一般に電着塗装により形成さ
れる。電着塗装に用いる塗料としては、カチオン電着塗
料及びアニオン電着塗料のいずれを使用してもよい。中
塗り層は、下地欠陥を隠蔽し、上塗塗装後の表面平滑性
の確保と耐チッピング性を付与するため施されるもので
あり、有機系、無機系の各種着色顔料及び体質顔料を含
む中塗塗料を用いて塗装される。中塗塗料の着色顔料と
しては、例えば、有機系のアゾレーキ系顔料、不溶性ア
ゾ系顔料、縮合アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、イ
ンジゴ顔料、ペリノン系顔料、ペリレン系顔料、ジオキ
サジン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン
系顔料、金属錯体顔料など、無機系の黄鉛、黄色酸化
鉄、ベンガラ、カーボンブラック、二酸化チタンなど、
また体質顔料としては、炭酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、クレー、タルク等が用いられる。標準的には、カー
ボンブラックと二酸化チタンを主要顔料としたグレー系
の中塗塗料が多用されるが、前記の各着色顔料を組み合
わせた、いわゆるカラー中塗塗料を用いることもでき
る。
【0040】塗料形態としては、有機溶剤型、水性(水
溶性、水分散性、エマルジョン)、非水分散型のいずれ
でもよい。中塗塗料のバインダーとしては、アクリル樹
脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ変性
ポリエステル樹脂などを基本樹脂とし、これにアミノ樹
脂や(ブロック)ポリイソシアネート化合物などの架橋
剤を混合した樹脂、あるいは常温乾燥に硬化することが
できる2液型ポリウレタン樹脂やシリコーン樹脂などを
用いることができる。中塗塗料は、このバインダー樹脂
と上記の着色顔料を形成塗膜が所望の色相となるように
配合して調製されるが、固形分含有量は、製造時30〜
70重量%、塗布時10〜50重量%の範囲が好まし
い。また塗装形成される中塗塗膜の乾燥膜厚は25〜5
0μm、好ましくは30〜40μmの範囲である。
【0041】この他、中塗塗料として耐チッピング性プ
ライマーと称するチッピング吸収機能を有する塗料を適
用することも可能である。該耐チッピングプライマー
は、単独で中塗塗料とされる他、中塗塗料の前工程及び
/または後工程として使用することもできる。
【0042】本発明に従う積層塗膜は、上記本発明の積
層塗膜形成方法により形成することができる塗膜であ
る。すなわち、本発明の積層塗膜は、着色顔料を含有し
たカラーベース塗膜と、光輝材を含有した光輝材含有ベ
ース塗膜と、クリヤ塗膜とが順次積層された積層塗膜で
あり、カラーベース塗膜に、樹脂固形分100重量部に
対し0.1〜10重量部の有機アマイドと、樹脂固形分
100重量部に対し2〜20重量部の架橋樹脂粒子が含
有されているを特徴としている。
【0043】本発明に従う物品は、上記本発明の積層塗
膜形成方法により形成された積層塗膜、または上記本発
明の積層塗膜を有する物品である。本発明の物品には、
自動車車体等のように、上記本発明の積層塗膜が形成さ
れる用途の物品が含まれる。
【0044】本発明に従う塗料組成物は、上記本発明の
積層塗膜形成方法においてカラーベース塗料に用いるこ
とができる塗料組成物である。すなわち、本発明の塗料
組成物は、被塗物表面に、着色顔料を含有したカラーベ
ース塗料、光輝材を含有した光輝材含有ベース塗料、及
びクリヤ塗料を順次ウェット・オン・ウェットで塗装し
た後、ベーキング処理を行い各塗膜を硬化させる3コー
ト1ベーク方式の積層塗膜形成においてカラーベース塗
料として用いる塗料組成物であり、樹脂固形分100重
量部に対して0.1〜10重量部の有機アマイドを含有
することを特徴としている。また本発明の塗料組成物に
おいては、さらに樹脂固形分100重量部に対して2〜
20重量部の架橋樹脂粒子が含有されることが好まし
い。
【0045】(作用)上記本発明に従えば、塗膜の肌荒
れがなく、艶感及び色感等の塗膜外観が良好な積層塗膜
とすることができる。
【0046】このような本発明の効果が得られる理由に
ついて詳細は明らかでないが、カラーベース塗料中に有
機アマイド、好ましくはさらに架橋樹脂粒子が含有され
ることにより、その上に形成される光輝材含有ベース塗
料との間で形成される界面での各塗膜中の成分の移向等
が抑制され、界面での混ざり合い現象が低減され、界面
における微小凹凸の形成が抑制されるためと思われる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従う具体的な実施
例について説明する。また、特に断らない限り、配合量
及び%等は重量基準である。
【0048】実施例において用いた酸−エポキシ系クリ
ヤ塗料のバインダー成分は、以下の合成例1及び合成例
2により調製した。また架橋樹脂粒子は、以下の合成例
3により調製した。
【0049】合成例1 ・ハーフエステル化されたアクリルポリカルボン酸(酸
基含有アクリル樹脂:クリヤ塗料の成分)の合成 温度計、攪拌機、冷却管、窒素導入管及び滴下ロートを
備えた3リットルの反応槽にキシレン200部、ソルベ
ッソ100の100部及びプロピレングリコールモノメ
チルエーテルアセテート100部を仕込み、125℃に
昇温した。この容器に、滴下ロートを用い、スチレン2
00部、アクリル酸シクロヘキシル580部、無水マレ
イン酸220部及びプロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート400部からなるモノマー溶液、及び
t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエイト100
部及びキシレン100部からなる開始剤溶液を3時間か
けて滴下した。滴下終了後30分間にわたり125℃で
保持した後、t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキサノ
エイト10部及びキシレン50部からなる開始剤溶液を
30分間で滴下した。この滴下終了後、さらに1時間の
間125℃にて反応を継続させ、数平均分子量3800
のアクリルポリ酸無水物を含む樹脂ワニス(不揮発物5
0%)を得た。
【0050】得られたワニス2060部に、メタノール
86部を加え、70℃で23時間反応させ、酸価126
mgKOH/gのハーフエステル化されたアクリルポリ
カルボン酸を含むワニスを得た。なお、このアクリルポ
リカルボン酸について赤外線吸収スペクトルを測定し、
酸無水物の吸収(1785cm-1)が消失するのを確認
した。
【0051】合成例2 ・ポリエポキシド(エポキシ基及び水酸基含有アクリル
樹脂:クリヤ塗料の成分)の合成 温度計、攪拌機、冷却管、窒素導入管及び滴下ロートを
備えた2リットルの反応槽にキシレン300部、プロピ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート50部を
仕込み、125℃に昇温した。
【0052】上記の反応槽に、滴下ロートを用い、メタ
クリル酸グリシジル320部、スチレン167部、アク
リル酸2−エチルヘキシル100部、プラクセルFM−
1の413部からなるモノマー溶液、及びt−ブチルパ
ーオキシ2エチルヘキサノエイト120部及びキシレン
150部からなる開始剤溶液を3時間かけて滴下した。
【0053】滴下終了後、30分間にわたり125℃で
保持した後、t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキサノ
エイト10部及びキシレン200部からなる開始剤溶液
を30分間で滴下した。
【0054】この滴下終了後、さらに1時間の間125
℃にて反応を継続させ、数平均分子量3500、エポキ
シ当量450、水酸基価95mgKOH/gのポリエポ
キシドを含むワニス(不揮発分60%)を得た。
【0055】合成例3 ・架橋樹脂粒子の調製 攪拌加熱装置、温度計、窒素導入管、冷却管及びデカン
ターを備えた反応容器に、ビスヒドロキシエチルタウリ
ン213部、ネオペンチルグリコール208部、無水フ
タル酸296部、アゼライン酸376部及びキシレン3
0部を仕込み昇温した。反応により生成した水はキシレ
ンと共沸させて除去した。還流開始より約3時間かけて
反応液温を210℃とし、カルボン酸相当の酸価が13
5mgKOH/gになるまで攪拌と脱水とを継続して反
応させた。液温を140℃まで冷却した後、「カージュ
ラE10」(シェル社製のバーサティック酸グリシジル
エステル)500部を30分で滴下し、その後、2時間
攪拌を継続して反応を終了した。酸価55mgKOH/
g、水酸基価91mgKOH/g及び数平均分子量12
50の両性イオン基含有ポリエステル樹脂を得た。
【0056】この両性イオン基含有ポリエステル樹脂1
0部、脱イオン水140部、ジメチルエタノールアミン
1部、スチレン50部及びエチレングリコールジメタク
リレート50部をステンレス製ビーカー中で激しく攪拌
することによりモノマー懸濁液を調製した。また、アゾ
ビスシアノ吉草酸0.5部、脱イオン水40部及びジメ
チルエタノールアミン0.32部を混合することにより
開始剤水溶液を調製した。
【0057】攪拌加熱装置、温度計、窒素導入管及び冷
却管を備えた反応容器に上記両性イオン基含有ポリエス
テル樹脂5部、脱イオン水280部及びジメチルエタノ
ールアミン0.5部を仕込み、80℃に昇温した。ここ
に、モノマー懸濁液251部と開始剤水溶液40.82
部とを同時に60分かけて滴下し、さらに60分反応を
継続した後、反応を終了させた。動的光散乱法で測定し
た粒子径55nmを有する架橋樹脂粒子エマルジョンが
得られた。
【0058】このエマルジョンにキシレンを加え、減圧
下共沸蒸留により水を除去し、媒体をキシレンに置換し
て、固形分含有量20重量%の架橋樹脂粒子のキシレン
溶液を得た。
【0059】実験例 図1に示すように、鋼板11の上に、電着塗膜12を形
成し、その上に中塗り層13を形成し、この中塗り層1
3の上に、3コート1ベーク方式で、着色顔料を含有し
たカラーベース層14、光輝材としてのマイカ粉を含有
したマイカ粉含有ベース層15、及びクリヤ層16を形
成した。
【0060】具体的には、鋼板11として、リン酸亜鉛
処理した厚さ0.8mm、20cm×30cmのダル鋼
板を用い、この上にカチオン電着塗料(商品名「パワー
トップU−50」、日本ペイント社製)を用いて、乾燥
膜厚が約20μmとなるように電着塗装し、160℃、
30分間焼き付けて電着塗膜12を形成した。次に、こ
の電着塗膜12の上に、グレー中塗り塗料(商品名「オ
ルガP−2」、日本ペイント社製、ポリエステル・メラ
ミン樹脂系塗料)を用いて、乾燥膜厚が約30μmとな
るようにスプレー塗装し、140℃、20分間焼き付け
て、中塗り層13を形成した。
【0061】冷却後、中塗り層13の上に、ホワイトカ
ラーベース塗料Aを、乾燥膜厚が16μmとなるよう
に、1ステージで回転霧化型静電塗装機により塗装し
た。ホワイトカラーベース塗料Aは、表1に示す基本配
合の塗料を調製し、これに表4に示す有機アマイドまた
は有機ベントナイトを添加し、さらに架橋樹脂粒子が表
4に示す配合量より不足する場合には、架橋樹脂粒子を
基本配合の塗料に追加することにより調製した。
【0062】
【表1】
【0063】有機アマイド及び有機ベントナイトとして
は、以下に示すものを用いた。また追加する架橋樹脂粒
子は、表1に示す基本配合と同様の、合成例3で調製し
た架橋樹脂粒子(固形分20%)を用いた。 ・有機アマイドA:商品名「フローノンHR−2」、共
栄社化学社製、ジアマイド及びポリアマイドを主成分と
する有機アマイド、固形分10% ・有機アマイドB:商品名「ディスパロン6900−2
0X」、楠本化成社製、ジアマイドを主成分とする有機
アマイド、固形分20% ・有機ベントナイト:商品名「オルガナイト」、日本有
機粘土社製
【0064】次に、ウェット・オン・ウェットでホワイ
トカラーベース層14の上に、マイカ粉含有ベース塗料
Bを、乾燥膜厚が12μmとなるように、1ステージで
回転霧化型静電塗装機により塗装し、約5分間セッティ
ングして、マイカ粉含有ベース層15を形成した。マイ
カ粉含有ベース塗料Bとしては、以下の配合のものを調
製して用いた。
【0065】
【表2】
【0066】次に、マイカ粉含有ベース層15の上に、
ウェット・オン・ウェットで、クリヤ塗料を、乾燥膜厚
が30μmとなるようにスプレー塗装して、クリヤ層1
6を形成した。なお、クリヤ塗料としては、表4に示す
ように、クリヤ塗料Cまたはクリヤ塗料Dを用いた。
【0067】クリヤ塗料Cは、メラミン樹脂硬化系のア
クリル塗料(商品名「スーパーラック O−150クリ
ヤー」(日本ペイント社製)を用いた。クリヤ塗料Dと
しては、表3に示す配合の酸−エポキシ系のアクリル塗
料を用いた。
【0068】
【表3】
【0069】次に、140℃で20分間焼付け、ホワイ
トカラーベース層14、マイカ粉含有ベース層15及び
クリヤ層16を同時に焼付け、評価用の塗板を作製し
た。形成した塗膜について、塗膜外観及び塗膜性能(耐
水性)を評価した。
【0070】塗膜外観は、「艶感」、「色感」、「肌」
について、以下の5段階の評価基準で目視により判定し
た。 (艶感) 5:非常に艶がよい。 4:艶がよい。 3:艶はある。 2:若干艶感が落ちる。 1:艶感がない。
【0071】(色感) 5:非常に映えた感じがある。 4:映えた感じがある。 3:色は良い。 2:若干色がくすんだ感じがする。 1:色がくすんでいる。
【0072】(肌) 5:非常に塗膜肌がよい。 4:塗膜肌がよい。 3:肌感はある。 2:若干肌が荒れる。 1:塗膜肌が悪い。
【0073】塗膜性能については、積層塗膜を40℃の
水に10日間浸漬し、引き上げた後水洗して塗膜の変化
状態を目視により観察し、以下の基準で判定した。 (耐水性) 5:変化なし。 4:かすかに膨潤している。 3:若干白化している。 2:白化し、小さなふくれがある。 1:ブリスターが発生してる。 評価結果を表4に示す。
【0074】
【表4】
【0075】表4に示すように、カラーベース塗料中に
有機アマイドが含有されていない実験例No.1は、艶
感、色感、肌について塗膜外観が良くないことがわか
る。また、有機アマイドに代えて有機ベントナイトをカ
ラーベース塗料に含有させた実験例No.10は、艶
感、色感、肌について塗膜外観が良くなく、かつ耐水性
についても良くないことがわかる。これに対し、本発明
に従いカラーベース塗料に有機アマイドを含有させた実
験例No.2〜No.9及びNo.11及びNo.12
は、良好な塗膜外観を示すとともに、優れた耐水性を示
すことがわかる。
【0076】
【発明の効果】本発明に従えば、3コート1ベーク方式
で形成する積層塗膜において、塗膜の肌荒れがなく、艶
感及び色感などの塗膜外観が良好で、かつ耐水性に優れ
た積層塗膜とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従い3コート1ベーク方式により形成
される積層塗膜を示す概略断面図。
【符号の説明】
11…鋼板 12…電着塗膜 13…中塗り層 14…カラーベース層 15…マイカ粉含有ベース層 16…クリヤ層

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗物表面に、着色顔料を含有したカラ
    ーベース塗料、光輝材を含有した光輝材含有ベース塗
    料、及びクリヤ塗料をウェット・オン・ウェットで塗装
    した後、ベーキング処理を行い各塗膜を硬化させる3コ
    ート1ベーク方式の積層塗膜形成方法において、 前記カラーベース塗料に有機アマイドを含有させたこと
    を特徴とする積層塗膜形成方法。
  2. 【請求項2】 前記カラーベース塗料にさらに架橋樹脂
    粒子を含有させたことを特徴とする請求項1に記載の積
    層塗膜形成方法。
  3. 【請求項3】 前記カラーベース塗料中の前記有機アマ
    イドの含有量が、該塗料中の樹脂固形分100重量部に
    対して0.1〜10重量部である請求項1または2に記
    載の積層塗膜形成方法。
  4. 【請求項4】 前記カラーベース塗料中の前記架橋樹脂
    粒子の含有量が、該塗料中の樹脂固形分100重量部に
    対して2〜20重量部である請求項2に記載の積層塗膜
    形成方法。
  5. 【請求項5】 前記有機アマイドが脂肪酸アマイドであ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の積層塗膜形成方法。
  6. 【請求項6】 前記架橋樹脂粒子が、両性イオン基を有
    するポリエステル樹脂の存在下にモノマーを重合させて
    得られる架橋樹脂粒子である請求項2または4に記載の
    積層塗膜形成方法。
  7. 【請求項7】 前記光輝材がマイカ粉である請求項1〜
    6のいずれか1項に記載の積層塗膜の形成方法。
  8. 【請求項8】 着色顔料を含有したカラーベース塗膜
    と、光輝材を含有した光輝材含有ベース塗膜と、クリヤ
    塗膜とが順次積層された積層塗膜であって、前記カラー
    ベース塗膜に、樹脂固形分100重量部に対し0.1〜
    10重量部の有機アマイドと、樹脂固形分100重量部
    に対し2〜20重量部の架橋樹脂粒子が含有されている
    ことを特徴とする積層塗膜。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の方
    法により形成された積層塗膜または請求項8に記載の積
    層塗膜を有する物品。
  10. 【請求項10】 被塗物表面に、着色顔料を含有したカ
    ラーベース塗料、光輝材を含有した光輝材含有ベース塗
    料、及びクリヤ塗料をウェット・オン・ウェットで塗装
    した後、ベーキング処理を行い各塗膜を硬化させる3コ
    ート1ベーク方式の積層塗膜形成において前記カラーベ
    ース塗料に用いる塗料組成物であって、 樹脂固形分100重量部に対して0.1〜10重量部の
    有機アマイドを含有することを特徴とする塗料組成物。
  11. 【請求項11】 樹脂固形分100重量部に対して2〜
    20重量部の架橋樹脂粒子をさらに含有することを特徴
    とする請求項10に記載の塗料組成物。
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