JPH11113992A - エアマッサージ機及びエア分配器 - Google Patents

エアマッサージ機及びエア分配器

Info

Publication number
JPH11113992A
JPH11113992A JP9282306A JP28230697A JPH11113992A JP H11113992 A JPH11113992 A JP H11113992A JP 9282306 A JP9282306 A JP 9282306A JP 28230697 A JP28230697 A JP 28230697A JP H11113992 A JPH11113992 A JP H11113992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
actuators
supply source
massage
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9282306A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Fujii
康夫 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Family Co Ltd
Original Assignee
Family Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Family Co Ltd filed Critical Family Co Ltd
Priority to JP9282306A priority Critical patent/JPH11113992A/ja
Publication of JPH11113992A publication Critical patent/JPH11113992A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Massaging Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアセル動作の追従性を良好にし、エア配管
を簡素化する。 【解決手段】 前記座面部3内に配置されたエア供給源
22から供給されるエアを、背凭れ部2の各エアアクチ
ュエータ5,6,7に分配する分配手段82が背凭れ部
2内に設けられ、分配手段82に、エアの給排気切替を
行う切替弁26,27,28,29が取り付けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアマッサージ機
及びエア分配器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、椅子の背凭れ部及び座面部
に、伸縮自在な袋状のエアセルを複数配置し、これらの
エアセルに圧縮空気を供給することにより身体を押圧し
てマッサージを行う椅子型のエアマッサージ機が知られ
ている(例えば、特開平8−322895号公報参
照)。
【0003】このようなエアマッサージ機では、各エア
セルに圧縮空気を順次供給するために、座面部内にエア
コンプレッサとこのエアコンプレッサに接続されたロー
タリバルブからなるエア分配器とを備えている。そし
て、このエア分配器に対して各エアセルに繋がるエアホ
ースが集中的に接続され、エアセルへの給排気はエア分
配器への制御によって行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エア分
配器が座面部内に設けられているため、背凭れ部に設け
られたエアセルとエア分配器との間は比較的長いエアホ
ースで接続する必要がある。エア分配器とエアセルとの
間が長くなると、その分、エア分配器の給排気切替に対
するエアセルの動作の追従性が低下するという問題が発
生する。
【0005】また、背凭れ部のエアセルが複数となると
エアホースが複数必要となり、配管が複雑でエアホース
だけで背凭れ部内のスペースの大部分を占めてしまうと
いう問題もある。本発明は、上記問題に鑑みてなされた
ものであって、エアセルの動作追従性の向上、配管の簡
素化を図ったエアマッサージ機及びそのためのエア分配
器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題を解
決すべく以下の技術的手段を講じた。即ち本発明の特徴
は、背凭れ部及び座面部を有する椅子本体と、前記背凭
れ部に配置されてエアの給排により身体に対するマッサ
ージ動作を行う複数のエアアクチュエータとを備えたエ
アマッサージ機であって、エア供給源からのエアが分配
供給されて各エアアクチュエータが動作するものにおい
て、エア供給源からのエアを各エアアクチュエータに分
配する分配手段が背凭れ部に設けられている点にある。
【0007】上記構成によれば、エア供給源から供給さ
れるエアは、背凭れ部に設けられた分配手段で分配さ
れ、エアアクチュエータに近い位置で給排気切替を行う
ことが可能となる。よって、給排気切替に対するエアア
クチュエータの動作応答性が良好である。また、エア供
給源側から背凭れ部の分配手段までの配管が簡素化され
る。
【0008】さらに、前記分配手段には、各エアアクチ
ュエータの給排気切替を行う切替弁が設けられているも
のとすることができる。各切替弁を分配手段とは別にマ
ッサージ機に設けることも考えられるが、その場合、複
数の切替弁と分配手段とを別々にマッサージに取り付け
る必要があり面倒である。上記のように各切替弁を分配
手段に設けておくことにより、マッサージ機への取り付
けが容易であるし、メンテナンスも容易である。
【0009】このような分配手段は、エア供給源側に接
続される1のエア供給源側ポートと、エアアクチュエー
タ側に接続される複数のエアアクチュエータ側ポート
と、前記切替弁が取り付けられる複数の切替弁取付部と
を備えているものとして構成することができる。また、
この分配手段は、前記エア供給源側ポートから前記切替
弁取付部に取り付けられた各切替弁へ分岐し、各切替弁
を経由して各エアアクチュエータ側ポートに繋がるエア
通路を備えているものとすることができる。
【0010】このような構成によれば、切替弁と分配手
段との配管が不要であるので、配管が簡素化され、配管
接続数が減るのでエアのリークも減少する。また本発明
では、背凭れ部及び座面部を有する椅子本体と、前記背
凭れ部に配置されてエアの給排により身体に対するマッ
サージ動作を行う複数のエアアクチュエータからなる第
1マッサージ部と、前記座面部に配置されてエアの給排
により身体に対するマッサージ動作を行う複数のエアア
クチュエータからなる第2マッサージ部とを備えたエア
マッサージ機であって、エア供給源からのエアが分配供
給されて各エアアクチュエータが動作するものにおい
て、エア供給源からのエアを第1マッサージ部の各エア
アクチュエータに分配する第1分配手段が背凭れ部に設
けられ、エア供給源からのエアを第2マッサージ部の各
エアアクチュエータに分配する第2分配手段が座面部に
設けられているものとすることができる。
【0011】エアアクチュエータが背凭れ部と座面部に
複数配置されている場合でも、上記構成を採用すること
により、各エアアクチュエータの近くに分配手段が位置
することとなり、エアアクチュエータの動作追従性向
上、配管の簡素化を図ることができる。また、前記第1
分配手段には、第1マッサージ部の各エアアクチュエー
タの給排気切替を行う切替弁が設けられ、前記第2分配
手段には、第2マッサージ部の各エアアクチュエータの
給排気切替を行う切替弁が設けられているものとするこ
とができる。
【0012】この場合、両分配手段とともに切替弁をマ
ッサージ機に取り付けることができる。またメンテナン
スも容易である。さらに、本発明に係るエア分配器の特
徴は、エア供給源からのエアを、エアの給排により動作
する複数のエアアクチュエータに分配するためのもので
あって、エア供給源側に接続される1のエア供給源側ポ
ートと、エアアクチュエータ側に接続される複数のエア
アクチュエータ側ポートと、各エアアクチュエータの給
排気切替を行う切替弁が取り付けられる複数の切替弁取
付部を備えている点にある。
【0013】上記構成によれば、一体的な分配器により
エアの分配が行え、さらに分配器に切替弁が取り付けら
れて一体化されるので、配管が簡素化され、メンテナン
スも容易である。またエア分配器は、エア供給源側ポー
トから切替弁取付部に取り付けられた各切替弁へ分岐
し、各切替弁を経由して各エアアクチュエータ側ポート
に繋がるエア通路を備えているものとすることができ
る。
【0014】この場合、切替弁と分配器との配管が不要
であるので、配管が簡素化され、配管接続数が減るので
エアのリークも減少する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1に示すように、本発明に係る
マッサージ機1は、背凭れ部2と座面部3を有する椅子
本体4を具備している。背凭れ部2は、リクライニング
のため電動機構又は流体圧駆動機構(図示略)等によっ
て座面部3に対して揺動可能とされ、複数のエアアクチ
ュエータ5,6,7により身体にマッサージを行う第1
マッサージ部9が設けられている。
【0016】座面部3は、座面部本体11とその前部に
座面部本体11に対して揺動可能に設けられたフットレ
スト部12とから構成され、座面部本体11とフットレ
スト部12には複数のエアアクチュエータ14,15,
16,17,18により身体にマッサージを行う第2マ
ッサージ部20が設けられている。なお、フットレスト
部12は、背凭れ部2と連動して揺動するように構成さ
れている。すなわち、背凭れ部2を後方へ倒すときには
フットレスト部12を上位置に跳ね上げるようにし、反
対に背凭れ部2を元の状態に起立させるときにはフット
レスト部12を下位置に垂下させるように構成されてい
る。
【0017】各エアアクチュエータ5〜7,14〜18
は、圧縮空気の給排気により伸縮するように側面に蛇腹
が形成された円筒状のエアセルから構成され、このエア
セルの伸縮動作により身体へのマッサージが行われる。
また、図2に示すように、座面部3は、座面部本体11
の下方に空間を有し、この下方空間には、エアセルへの
エア供給源22として、エアポンプ23と、アキュムレ
ータ23が配置されている。これらのエアセルへの給排
気の切替は、図3に示すように、アキュムレータ23と
各エアセル間に介在された電磁弁26,27,28,2
9,30,31,32,33によって、励磁時には給気
され消磁時には排気されるように行われる。なお、この
ような各電磁弁26〜33の制御とエアポンプ23の制
御は、制御部35によって行われる。
【0018】第1マッサージ部9は、背凭れ部2内の背
フレーム37下部において椅子本体4に着座した使用者
の腰位置に対応して設けられた左右一対の腰用エアセル
5R,5Lと、腰用エアセル5R,5Lの上方において
同じく背中位置に対応して設けられた左右一対の背中用
エアセル6R,6Lと、背中用エアセル6R,6Lの上
方において、上下動自在に設けられた左右一対の首用エ
アセル7R,7Lとから構成されている。
【0019】腰用エアセル5R,5Lと背中用エアセル
6R,6Lとは、背凭れ部2の下部寄りに固定された下
位ベース38に設けられ、各エアセル5R,5L,6
R,6Lにはマッサージ動作子40が設けられている。
また、図3に示すように左側の腰用エアセル5Lは第1
電磁弁26によって、右側の腰用エアセル5Rは第2電
磁弁27によって給排気切替が行われ、左右の腰用エア
セル5R,5Lは独立して動作可能である。さらに一対
の背中用エアセル6R,6Lは第3電磁弁28によっ
て、一対の首用エアセル7R,7Lは第4電磁弁29に
よって、給排気切替が行われる。
【0020】ここで、腰用エアセル5R,5Lに設けら
れた動作子40,40相互は、両動作子40,40の左
右中央位置を下位ベース38への取付部42とする連結
板43によって連結され、この連結により左側のエアセ
ル5Lが伸長したときには、そのエアセル5Lに設けら
れた動作子40が徐々に右方(図6の右斜め下方)を指
向するような起き上がり揺動を行い、右側のエアセル5
Rが伸長したときには、そのエアセル5Rに設けられた
動作子40が徐々に左方(図6の左斜め下方)を指向す
るような起き上がり揺動を行うようにされている。
【0021】また、背中用エアセル6R,6Lに設けら
れた動作子40,40相互も同様に連結板43により連
結されている。各動作子40には、使用者の背骨位置を
中心とした左右振り分け位置に、円柱を縦割りしたよう
な突起部45が縦長状態で設けられたもので、この突起
部45によって腰や背中を指圧するようになっている。
【0022】上記した連結板43は、バネ板材によって
形成されており、左右のエアセル5R,5L,6R,6
Lが共に収縮状態となったときの形状を常態(即ち、無
負荷状態)とするように形成されている。したがって、
エアセル5R,5L,6R,6Lを伸長させるほど、常
態へ戻ろうとするバネ力が蓄えられる。すなわち、連結
板43の取付部42の左側及び右側のそれぞれの部分
は、エアセル5R,5L,6R,6Lへ伸長状態から収
縮状態へ向けてバネ力を生じてエアセルを強制排気させ
る排気助勢部材として作用する。
【0023】左右の腰用及び背中用エアセル5R,5
L,6R,6Lは、図6に示すように左右外方ほど、背
凭れ部2の前方(図6下方)へ突出する傾斜台47によ
って支持されている。これらのエアセルが伸縮動作する
ときには、上記連結板43の作用に伴ってエアセル自体
が伸縮軸線をカーブさせるようになるが、この傾斜台4
7を設けることによりエアセルのカーブする度合いが小
さく抑えられ、エアセルの早期の損傷を防止できる。
【0024】首用エアセル7R,7Lは、背フレームの
上部寄りで、その縦桟をガイドレール49として上下自
在に保持された移動台50に設けられ、各エアセル7
R,7Lには、動作子51が設けられている。移動台5
0は、移動駆動部53によって背フレーム37の高さ方
向に移動可能とされ、この移動駆動部53は、背凭れ部
2の高さ方向に沿って設けられた回転自在な送りネジ軸
54と、この送りネジ軸54を正・逆回転可能にする減
速機付モータ等よりなる原動部55とを有しており、送
りネジ軸54が、移動台50の背面に設けられたナット
部材56に対して上下貫通状に螺合されたものである。
【0025】なお、移動台50には、上記したように背
フレーム37の縦桟を利用したガイドレール49に沿っ
た移動を円滑にするために、上下・左右にガイドローラ
59が設けられている。また、背フレーム37又は移動
台50に対して、移動台50の上限位置及び下限位置を
検出するためにリミットスイッチや各種センサ等の検出
器(図示略)を設けておき、これによって移動台50の
自動送りを可能にしている。
【0026】首用エアセル7R,7Lの動作子51は、
軸心を左右方向へ向けた回転支軸61まわりで回転自在
となった弾性材製のローラにより構成されている。そし
てこの回転支軸61を保持するブラケット部材62は、
左右のエアセル7R,7Lにおける内側部分で、軸心を
縦方向へ向けて設けられたヒンジ部63を介して、それ
ぞれ移動台50に揺動自在に取り付けられている。この
ため、これらの動作子7R,7Lは、腰用・背中用エア
セルに設けられた動作子40と同様の揺動動作を行う。
【0027】ここで、エアセルを収縮させるバネ力は、
ヒンジ部63に設けられたバネ54が生じさせる。また
エアセルは傾斜台65によって支持されている。第2マ
ッサージ部20は、座面部本体11の後部側において椅
子本体4に着座した使用者のお尻位置に対応して設けら
れた左右一対のお尻用エアセル14R,14Lと、座面
部本体11の前部側において同じく太もも位置に対応し
て設けられた左右一対の太もも用エアセル15R,15
Lと、フットレスト部12の後部側において同じくふく
らはぎ位置に対応して設けられた左右一対のふくらはぎ
用エアセル16R,16Lと、フットレスト部12の前
部側において同じく足首位置に対応して設けられた左右
二対の足首用エアセル17R,17L,18R,18L
とから構成されている。
【0028】また、一対のお尻用エアセル14R,14
Lは第5電磁弁30によって、一対の太もも用エアセル
15R,15Lは第6電磁弁31によって、一対のふく
らはぎ用エアセル16R,16Lは第7電磁弁32によ
って、二対の足首用エアセル17R,17L,18R,
18Lは第8電磁弁33によって給排気の切替が行われ
る。
【0029】お尻用エアセル14R,14Lと太もも用
エアセル15R,15Lは、座面部本体11内の座面ベ
ース67に対してそれぞれ設けられ、腰用エアセル5等
のように動作子を備えず、エアセル自体がその伸長によ
り使用者のお尻や太ももに指圧を行う。ふくらはぎ用エ
アセル16R,16L及び足首用エアセル17R,17
L,18R,18Lが設けられているフットレスト部1
2は、座面部本体11に対して連結軸68を介して揺動
自在に連結されたフットレスト本体70を有し、このフ
ットレスト本体70の左右両側端から左右側壁71,7
2が立設されるとともに、フットレスト本体70の左右
方向中央から中央隔壁73が立設されて、左右の脚をそ
れぞれ載せることができる脚載せ部75,75が形成さ
れている。
【0030】ふくらはぎ用エアセル16R,16Lは、
脚載せ部75,75の後部にそれぞれ形成された凹部7
6内に配置され、これらのエアセル16R,16Lの上
面には動作子77が設けられている。この動作子77
は、凹部76内のエアセル前下方に設けられた固定部7
9から後方へ張り出す揺動片80を介して設けられてい
る。揺動片80は、バネ材により形成されており、エア
セル16R,16Lが給気されて伸長すると動作子77
が前上方に揺動して、ふくらはぎを下方から指圧する。
一方、排気状態となると揺動片80のバネ力によりエア
セル16が伸縮する。
【0031】足首用エアセル17R,17L,18R,
18Lは、左右側壁71,72の内側面と中央隔壁73
の左右両側面において左右方向に伸長するように横置き
状に設けられ、左側壁71のエアセル17Lと中央隔壁
73の左側面のエアセル17Rとが左脚の足首を左右両
側から指圧し、右側壁72のエアセル18Rと中央隔壁
73の右側面のエアセル18Lとが右脚の足首を左右両
側から指圧する。
【0032】なお、足首用エアセルには、動作子が設け
られておらず、エアセル自体が指圧を行う。上記第1マ
ッサージ部9のエアセル5〜7への給排気切替を行う第
1〜第4電磁弁26,27,28,29は、図5、6な
どに示すように、下位ベース38の背面に設けられたエ
ア分配手段(分配器)としての第1マニホルド82に対
して、一体的に組み付けられている。また、第2マッサ
ージ部20のエアセル14〜18への給排気切替を行う
第5〜第8電磁弁30,31,32,33は、エアポン
プ23などと共に座面部3内の空間に配置された第2マ
ニホルド83に対して、一体的に組み付けられている。
【0033】上記マニホルド82,83は、ともにAB
Sで例示される樹脂製であって、図9〜図13に示すよ
うに、アキュムレータ24(エア供給源22)にエアホ
ースを介して接続される1のエア供給源側ポート85
と、各エアセルにエアホースを介して接続される4つの
エアセル側ポート(エアアクチュエータ側ポート)86
を備え、エア供給源22からの圧縮空気を組み付けられ
た各電磁弁に分配して、電磁弁が給気状態(励磁状態)
のときは、エアセルに圧縮空気が送られるようにエア通
路88,89,90が内部に形成されている。
【0034】さらに、詳述すると、マニホルド82,8
3は、全体が略直方体状に形成され、このマニホルド8
2,83の一面(図10における上面)には、電磁弁が
嵌合する凹状の電磁弁取付部92が4つ並列的に形成さ
れ、図13のように電磁弁がマニホルド82,83に一
体的に取り付けられる。また、マニホルド82,83内
部には、長手方向に貫通する主通路88が形成され、こ
の主通路88の両端開口部のうちの一方の開口部がエア
供給源側ポート85とされ、エアホースを介してアキュ
ムレータ24に接続される。
【0035】なお、他方の開口部87は、エアセルの数
を増やして電磁弁の数も増えた場合に、それらの電磁弁
が取り付けられる別のマニホルドのエア供給源側ポート
と繋ぐための予備ポートである。この予備ポート87を
利用して複数のマニホルドを直列的に連結することで、
エアセルの数(電磁弁の数)が多い場合にも対応するこ
とができる。すなわち、上記のようなマニホルドを一種
類用意しておくだけで如何なる数の電磁弁にも対応する
ことができ、コスト減を図ることができる。
【0036】主通路88からは、各電磁弁取付部92側
へ分岐して電磁弁取付部92底部まで貫通する横枝通路
82が形成されている。また、各エアセル側ポート86
からも各電磁弁取付部92まで延びるエアセル側通路9
0が形成されている。ここで、例えば、第1電磁弁26
が給気状態(励磁状態)にあるときには、エア供給源2
2からの圧縮空気は、エア供給源ポート85、主通路8
8、横枝通路89、第1電磁弁26、エアセル側通路9
0、エアセル側ポート86を通って、左の腰用エアセル
5Lに供給され、このエアセルが伸長して腰の指圧を行
う。
【0037】そして、第1電磁弁26が排気状態(消磁
状態)となると腰用エアセル5L内の空気は、エアセル
側通路90、第1電磁弁26を通って大気中に排出さ
れ、腰用エアセル5Lは収縮する。なお、第1マニホル
ド82及び第2マニホルド83のエア供給源側ポート8
5は共通のエア供給源22に接続されている。また第2
マニホルド83に組み付けられた各電磁弁30〜33の
排気側は、エアポンプ23の吸込部に接続され、空気を
エアポンプ側に戻している。
【0038】上記のように第1マニホルド82は、下位
ベース38の背面側、即ち背凭れ部2内に設けられてい
るから、この第1マニホルド82から背凭れ部2の第1
マッサージ部9を構成する各エアセル5〜7を繋ぐエア
ホースは、比較的短くてよい。特に、首用エアセル7の
ように背凭れ部2内部で上下動するエアセルにとって、
長いエアホースで接続されていると上下動が邪魔される
おそれがあるが、短いエアホースで接続できるのでこれ
が防止される。
【0039】また、マニホルドを設けず、各電磁弁ごと
にエアホースを分岐させてエアを分配させると、分岐の
ためのエアホースが必要となり、エアホースの数が増加
するが、マニホルドによりエアを分配させることで、分
岐のためのエアホースが不要となり、配管が簡素化され
る。また、エアホースの接続箇所も少なく、配管が容易
であるとともに、エアのリークも少ない。
【0040】また、第1マニホルド82とエア供給源2
2との間は、一本のエアホースで繋ぐことができるので
大きなスペースも必要ない。そして電磁弁とエアセルと
の距離が短いので、エアセルの動作追従性も良好であ
る。座面部3の第2マッサージ部22を構成する各エア
セル14〜18へは、座面部3内の第2マニホルド83
を介してエア供給源22と接続されているから、第1マ
ニホルド82と同様な効果を発揮する。
【0041】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではない。例えば、エア供給源は、マッサージ
機1に備わっている必要はなく、マッサージ機1とは別
個に設けられたエア供給源であってもよい。また、第1
マニホルド82や第2マニホルド83は、背凭れ部2、
座面部3の内部に設けられている必要はなく、背凭れ部
2、座面部3に対して外付けされたものであってもよ
い。なお、エアセルの使用数や配置等は、適宜変更可能
である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エアアクチュエータの動作追従性が良好であり、全体の
エア配管が簡素化される。また、エアのリークも減少す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアマッサージ機の斜視図であ
る。
【図2】図1のマッサージ機の座面部内部を示す図であ
る。
【図3】マッサージ機のエア回路図である。
【図4】図1のマッサージ機の背凭れ部の内部を示す正
面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図4のB−B線断面図である。
【図7】図4のC−C線断面図である。
【図8】図1のマッサージ機のフットレスト部の側断面
図である。
【図9】マニホルドの平面図である。
【図10】マニホルドの正面図である。
【図11】図9のD−D線断面図である。
【図12】図9のE−E線断面図である。
【図13】マニホルドに電磁弁を取り付けた状態を示す
正面図である。
【符号の説明】
1 マッサージ機 2 背凭れ部 3 座面部 4 椅子本体 5 腰用エアセル 6 背中用エアセル 7 首用エアセル 14 お尻用エアセル 15 太もも用エアセル 16 ふくらはぎ用エアセル 17 足首用エアセル 18 足首用エアセル 22 エア供給源 26 第1電磁弁 27 第2電磁弁 28 第3電磁弁 29 第4電磁弁 30 第5電磁弁 31 第6電磁弁 32 第7電磁弁 33 第8電磁弁 82 第1マニホルド(第1分配手段) 83 第2マニホルド(第1分配手段) 85 エア供給源側ポート 86 エアセル側ポート 88 主通路 89 横枝通路 90 エアセル側通路 92 電磁弁取付部(切替弁取付部)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背凭れ部(2)及び座面部(3)を有す
    る椅子本体(4)と、前記背凭れ部(2)に配置されて
    エアの給排により身体に対するマッサージ動作を行う複
    数のエアアクチュエータ(5,6,7)とを備えたエア
    マッサージ機であって、エア供給源(22)からのエア
    が分配供給されて各エアアクチュエータ(5〜7)が動
    作するものにおいて、 エア供給源(22)からのエアを各エアアクチュエータ
    (5〜7)に分配する分配手段(82)が背凭れ部
    (2)に設けられていることを特徴とするエアマッサー
    ジ機。
  2. 【請求項2】 前記分配手段(82)には、各エアアク
    チュエータ(5〜7)の給排気切替を行う切替弁(2
    6,27,28,29)が設けられていることを特徴と
    する請求項1記載のエアマッサージ機。
  3. 【請求項3】 前記分配手段(82)は、エア供給源
    (22)側に接続される1のエア供給源側ポート(8
    5)と、エアアクチュエータ(5〜7)側に接続される
    複数のエアアクチュエータ側ポート(86)と、前記切
    替弁(26〜29)が取り付けられる複数の切替弁取付
    部(92)とを備えていることを特徴とする請求項2記
    載のエアマッサージ機。
  4. 【請求項4】 前記分配手段(82)は、前記エア供給
    源側ポート(85)から前記切替弁取付部(92)に取
    り付けられた各切替弁(26〜29)へ分岐し、各切替
    弁(26〜29)を経由して各エアアクチュエータ側ポ
    ート(86)に繋がるエア通路(88,89,90)を
    備えていることを特徴とする請求項3記載のエアマッサ
    ージ機。
  5. 【請求項5】 背凭れ部(2)及び座面部(3)を有す
    る椅子本体(4)と、前記背凭れ部(2)に配置されて
    エアの給排により身体に対するマッサージ動作を行う複
    数のエアアクチュエータ(5〜7)からなる第1マッサ
    ージ部(9)と、前記座面部(3)に配置されてエアの
    給排により身体に対するマッサージ動作を行う複数のエ
    アアクチュエータ(14,15,16,17,18)か
    らなる第2マッサージ部(20)とを備えたエアマッサ
    ージ機であって、エア供給源(22)からのエアが分配
    供給されて各エアアクチュエータ(5〜7,14〜1
    8)が動作するものにおいて、 エア供給源(22)からのエアを第1マッサージ部
    (9)の各エアアクチュエータ(5〜7)に分配する第
    1分配手段(82)が背凭れ部(2)に設けられ、エア
    供給源(22)からのエアを第2マッサージ部(20)
    の各エアアクチュエータ(14〜18)に分配する第2
    分配手段(83)が座面部(3)に設けられていること
    を特徴とするエアマッサージ機。
  6. 【請求項6】 前記第1分配手段(82)には、第1マ
    ッサージ部(9)の各エアアクチュエータ(5〜7)の
    給排気切替を行う切替弁(26〜29)が設けられ、 前記第2分配手段(83)には、第2マッサージ部(2
    0)の各エアアクチュエータ(5〜7)の給排気切替を
    行う切替弁(26〜29)が設けられていることを特徴
    とする請求項5記載のエアマッサージ機。
  7. 【請求項7】 エア供給源(22)からのエアを、エ
    アの給排により動作する複数のエアアクチュエータ(5
    〜7)に分配するためのエア分配器であって、 エア供給源(22)側に接続される1のエア供給源側ポ
    ート(85)と、エアアクチュエータ(5〜7)側に接
    続される複数のエアアクチュエータ側ポート(86)
    と、各エアアクチュエータ(5〜7)の給排気切替を行
    う切替弁(26〜29)が取り付けられる複数の切替弁
    取付部(92)を備えていることを特徴とするエア分配
    器。
  8. 【請求項8】 エア供給源側ポート(85)から切替弁
    取付部に取り付けられた各切替弁(26〜29)へ分岐
    し、各切替弁(26〜29)を経由して各エアアクチュ
    エータ(5〜7)側ポートに繋がるエア通路(88,8
    9,90)を備えていることを特徴とする請求項7記載
    のエア分配器。
JP9282306A 1997-10-15 1997-10-15 エアマッサージ機及びエア分配器 Pending JPH11113992A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9282306A JPH11113992A (ja) 1997-10-15 1997-10-15 エアマッサージ機及びエア分配器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9282306A JPH11113992A (ja) 1997-10-15 1997-10-15 エアマッサージ機及びエア分配器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004364665A Division JP3696613B2 (ja) 2004-12-16 2004-12-16 エアマッサージ機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11113992A true JPH11113992A (ja) 1999-04-27

Family

ID=17650711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9282306A Pending JPH11113992A (ja) 1997-10-15 1997-10-15 エアマッサージ機及びエア分配器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11113992A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002052054A (ja) * 2000-08-09 2002-02-19 Fuji Iryoki:Kk エアーマッサージ装置
WO2006106708A1 (ja) * 2005-03-31 2006-10-12 Nitto Kohki Co., Ltd. 空圧式身体作用装置
JP2007007448A (ja) * 2006-09-19 2007-01-18 Family Co Ltd マッサージ機の昇降制御方法及び椅子型マッサージ装置
JP2008110017A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Sanyo Electric Co Ltd 椅子式マッサージ機

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5519699U (ja) * 1978-07-27 1980-02-07
JPS57136413A (en) * 1981-02-19 1982-08-23 Aisin Seiki Air supply and discharge system of air lumber support
JPS58160679A (ja) * 1982-03-18 1983-09-24 Aisin Seiki Co Ltd エアランバ−サポ−トバルブ
JPS60108249U (ja) * 1983-12-27 1985-07-23 デルタ工業株式会社 自動車用シ−トのランバ−サポ−ト装置
JPH06286508A (ja) * 1993-03-31 1994-10-11 Araco Corp 車両用シート制御装置
JPH07124215A (ja) * 1993-10-29 1995-05-16 Tec Corp エアマッサージ装置
JPH07171185A (ja) * 1993-12-17 1995-07-11 Fuji Iryoki:Kk 加圧式マッサージャー
JPH08503755A (ja) * 1993-09-07 1996-04-23 プッツマイスター・ヴェルク マシーネンファブリーク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 自動コンクリートポンプのための液圧式圧力供給・制御装置
JPH0942225A (ja) * 1995-07-31 1997-02-10 Honda Motor Co Ltd 尺取虫型アクチュエータ
JPH1119145A (ja) * 1997-07-01 1999-01-26 Nitto Kohki Co Ltd 圧縮空気分配弁及び分配装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5519699U (ja) * 1978-07-27 1980-02-07
JPS57136413A (en) * 1981-02-19 1982-08-23 Aisin Seiki Air supply and discharge system of air lumber support
JPS58160679A (ja) * 1982-03-18 1983-09-24 Aisin Seiki Co Ltd エアランバ−サポ−トバルブ
JPS60108249U (ja) * 1983-12-27 1985-07-23 デルタ工業株式会社 自動車用シ−トのランバ−サポ−ト装置
JPH06286508A (ja) * 1993-03-31 1994-10-11 Araco Corp 車両用シート制御装置
JPH08503755A (ja) * 1993-09-07 1996-04-23 プッツマイスター・ヴェルク マシーネンファブリーク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 自動コンクリートポンプのための液圧式圧力供給・制御装置
JPH07124215A (ja) * 1993-10-29 1995-05-16 Tec Corp エアマッサージ装置
JPH07171185A (ja) * 1993-12-17 1995-07-11 Fuji Iryoki:Kk 加圧式マッサージャー
JPH0942225A (ja) * 1995-07-31 1997-02-10 Honda Motor Co Ltd 尺取虫型アクチュエータ
JPH1119145A (ja) * 1997-07-01 1999-01-26 Nitto Kohki Co Ltd 圧縮空気分配弁及び分配装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002052054A (ja) * 2000-08-09 2002-02-19 Fuji Iryoki:Kk エアーマッサージ装置
WO2006106708A1 (ja) * 2005-03-31 2006-10-12 Nitto Kohki Co., Ltd. 空圧式身体作用装置
JP2007007448A (ja) * 2006-09-19 2007-01-18 Family Co Ltd マッサージ機の昇降制御方法及び椅子型マッサージ装置
JP4509987B2 (ja) * 2006-09-19 2010-07-21 ファミリー株式会社 椅子型マッサージ装置
JP2008110017A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Sanyo Electric Co Ltd 椅子式マッサージ機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6312400B1 (en) Air expandable bodies reciprocating a massage element
JP2000189477A (ja) エアマッサ―ジ器用圧力制御システム
JP5247297B2 (ja) マッサージ機
KR20130098427A (ko) 마사지기
JPH11113992A (ja) エアマッサージ機及びエア分配器
JPH10295753A (ja) 椅子型マッサージ機
JP3819734B2 (ja) エアーマッサージ機
JP3828717B2 (ja) マッサージ機
JP3696613B2 (ja) エアマッサージ機
JP2001112834A (ja) 足載せ台型マッサージ機及び足載せ台
JPH08196588A (ja) 椅子式エアーマッサージ機
JP4388432B2 (ja) 肢体用マッサージ装置
JP3614675B2 (ja) 位置決め装置及びマッサージ機
JPH11290408A (ja) エア式マッサージ機の制御方法及びエア式マッサージ機
JPH0852183A (ja) 椅子式エアーマッサージ機
JP4670411B2 (ja) 椅子式マッサージ機
JP4336424B2 (ja) マッサージ機
JP3709415B2 (ja) マッサージ機
JP2002028207A (ja) マッサージ機
JP2003325610A (ja) マッサージ機
JP2008110017A (ja) 椅子式マッサージ機
JPH10328256A (ja) 椅子式マッサージ機
JPH0852184A (ja) 椅子式エアーマッサージ機
JP3590629B2 (ja) 椅子型マッサージ機
JP2023060920A (ja) マッサージ機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060905

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070116