JPH11290408A - エア式マッサージ機の制御方法及びエア式マッサージ機 - Google Patents
エア式マッサージ機の制御方法及びエア式マッサージ機Info
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- JPH11290408A JPH11290408A JP10111998A JP10111998A JPH11290408A JP H11290408 A JPH11290408 A JP H11290408A JP 10111998 A JP10111998 A JP 10111998A JP 10111998 A JP10111998 A JP 10111998A JP H11290408 A JPH11290408 A JP H11290408A
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- Massaging Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エアセルの膨張・収縮により、身体に対する
マッサージ動作を行わせるようにしたマッサージ機にお
いて、エアセルの膨張・収縮を一定リズムで、規則正し
く繰り返す動作パターンとなっているため、使用者に
は、刺激に対して慣れや飽きがでてしまい、快楽感を得
られ難いということかあった。 【解決手段】 エアセルを膨張させる過程で、膨張度を
段階的に高めるようにしたり、又は収縮させる過程で、
収縮度を段階的に低くするといった、不規則パターンを
取り入れる。これにより、使用者は、常に新鮮な刺激を
受けることになり、長い間にわたり、快楽感が得られる
ようになる。
マッサージ動作を行わせるようにしたマッサージ機にお
いて、エアセルの膨張・収縮を一定リズムで、規則正し
く繰り返す動作パターンとなっているため、使用者に
は、刺激に対して慣れや飽きがでてしまい、快楽感を得
られ難いということかあった。 【解決手段】 エアセルを膨張させる過程で、膨張度を
段階的に高めるようにしたり、又は収縮させる過程で、
収縮度を段階的に低くするといった、不規則パターンを
取り入れる。これにより、使用者は、常に新鮮な刺激を
受けることになり、長い間にわたり、快楽感が得られる
ようになる。
Description
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、エア式マッサージ
機の制御方法に関するものである。
機の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エアセルに対してエアの給気と排
気とを交互に繰り返すことによって、エアセルに膨張・
収縮を起こさせ、これによって身体に直接的又は間接的
にモミやタタキ等のマッサージ動作を行わせるようにし
たエア式マッサージ機は知られている(特開平8−89
540号公報参照)。
気とを交互に繰り返すことによって、エアセルに膨張・
収縮を起こさせ、これによって身体に直接的又は間接的
にモミやタタキ等のマッサージ動作を行わせるようにし
たエア式マッサージ機は知られている(特開平8−89
540号公報参照)。
【0003】この種、マッサージ機では、エアセルの膨
張・収縮を一定リズムで行わせるようになっている。
張・収縮を一定リズムで行わせるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ヒトのからだは、比較
的軽い刺激であれば、この刺激を同じ強さで受け続けた
場合、刺激感を緩和するようなメカニズムになってい
る。そのため、上記従来のマッサージ機を用いて長い時
間、マッサージを続けても、そのマッサージ時間に比例
して身体が楽になるというものではなく、むしろ時間が
経過するにつれてマッサージ感に徐々に慣れや飽きがで
てしまい、最終的には快楽感を感じなくなるということ
があった。
的軽い刺激であれば、この刺激を同じ強さで受け続けた
場合、刺激感を緩和するようなメカニズムになってい
る。そのため、上記従来のマッサージ機を用いて長い時
間、マッサージを続けても、そのマッサージ時間に比例
して身体が楽になるというものではなく、むしろ時間が
経過するにつれてマッサージ感に徐々に慣れや飽きがで
てしまい、最終的には快楽感を感じなくなるということ
があった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、マッサージによる快楽感をいつまでも、また
効果的に得られるようにしたエア式マッサージ機の制御
方法及びエア式マッサージ機を提供することを目的とす
る。
であって、マッサージによる快楽感をいつまでも、また
効果的に得られるようにしたエア式マッサージ機の制御
方法及びエア式マッサージ機を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係るエア式マッサージ機の制御方法は、エアセルの
膨張・収縮により組み立てられる1サイクルのマッサー
ジ動作の中に、エアセルにおける膨張・収縮パターンの
不規則化された部分(以下、単に「不規則化部分」と言
う)を組み込むように制御するものである。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係るエア式マッサージ機の制御方法は、エアセルの
膨張・収縮により組み立てられる1サイクルのマッサー
ジ動作の中に、エアセルにおける膨張・収縮パターンの
不規則化された部分(以下、単に「不規則化部分」と言
う)を組み込むように制御するものである。
【0007】このような制御を行うことで、マッサージ
動作として、人の手によるマッサージに似た感じのもの
となり、マッサージを受ける側にとって慣れや飽きを防
止し、いつまでも新鮮なマッサージ感が得られ続けるこ
とになる。また、そのマッサージ感についても、緊張と
リラックスとが適度に混在することに伴い、快楽度に効
果的に結びつくものとなる。
動作として、人の手によるマッサージに似た感じのもの
となり、マッサージを受ける側にとって慣れや飽きを防
止し、いつまでも新鮮なマッサージ感が得られ続けるこ
とになる。また、そのマッサージ感についても、緊張と
リラックスとが適度に混在することに伴い、快楽度に効
果的に結びつくものとなる。
【0008】1サイクル動作が、インターバルを介して
区分される複数のパートの組み合わせによって構成され
ている場合、上記不規則化部分は、各パートごとに組み
込めばよい。この場合、上記不規則化部分は、エアセル
の膨張度や収縮度を段階的に変化させること、エアセル
の膨張速度や収縮速度を段階的に変化させること、エア
セルの膨張後保留時間や収縮後保留時間を段階的に変化
させること等によって生じさせることができる。
区分される複数のパートの組み合わせによって構成され
ている場合、上記不規則化部分は、各パートごとに組み
込めばよい。この場合、上記不規則化部分は、エアセル
の膨張度や収縮度を段階的に変化させること、エアセル
の膨張速度や収縮速度を段階的に変化させること、エア
セルの膨張後保留時間や収縮後保留時間を段階的に変化
させること等によって生じさせることができる。
【0009】また、1サイクル動作を構成する各パート
間のインターバルを、長短変化させるようにしても、上
記不規則化部分を生じさせることができるし、各パート
においてそれらの膨張回数や収縮回数を変化させること
によっても、上記不規則化部分を生じさせることができ
る。上記のような各種方法により、上記不規則化部分を
発生させるには、エア給排用切替弁の時間軸に沿った切
り換え動作によって行うようにするのが最も簡易な方法
であり、また、このようなエアセル、切替弁及び制御部
を有して構成した本発明に係るエア式マッサージ機であ
れば、構造的にも簡潔となり、実施が容易となる。
間のインターバルを、長短変化させるようにしても、上
記不規則化部分を生じさせることができるし、各パート
においてそれらの膨張回数や収縮回数を変化させること
によっても、上記不規則化部分を生じさせることができ
る。上記のような各種方法により、上記不規則化部分を
発生させるには、エア給排用切替弁の時間軸に沿った切
り換え動作によって行うようにするのが最も簡易な方法
であり、また、このようなエアセル、切替弁及び制御部
を有して構成した本発明に係るエア式マッサージ機であ
れば、構造的にも簡潔となり、実施が容易となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図3は、本発明に係るエア式マッ
サージ機1として、背凭れ部2と座面部3とを有した椅
子本体4を具備した椅子型の実施形態を示している。ま
ず、このマッサージ機1の構造について詳説する。
施の形態を説明する。図3は、本発明に係るエア式マッ
サージ機1として、背凭れ部2と座面部3とを有した椅
子本体4を具備した椅子型の実施形態を示している。ま
ず、このマッサージ機1の構造について詳説する。
【0011】背凭れ部2は、リクライニングのため電動
や流体圧駆動又は手動による駆動機構(図示略)等によ
り座面部3に対して揺動可能とされている。この背凭れ
部2には、複数のエアセル5,6,7を有した第1マッ
サージ部9が設けられている。座面部3は、座面部本体
11とその前部に揺動可能に設けられたフットレスト部
12とを有している。これら座面部本体11及びフット
レスト部12には、複数のエアセル14,15,16,
17,18を有した第2マッサージ部20が設けられて
いる。
や流体圧駆動又は手動による駆動機構(図示略)等によ
り座面部3に対して揺動可能とされている。この背凭れ
部2には、複数のエアセル5,6,7を有した第1マッ
サージ部9が設けられている。座面部3は、座面部本体
11とその前部に揺動可能に設けられたフットレスト部
12とを有している。これら座面部本体11及びフット
レスト部12には、複数のエアセル14,15,16,
17,18を有した第2マッサージ部20が設けられて
いる。
【0012】なお、フットレスト部12は、背凭れ部2
を後方へ倒すときには上位側への跳ね上げ状態となり、
背凭れ部2を元の状態に起立させるときには下位側への
垂下状態となるように、背凭れ部2の動きに連動するよ
うになっている。また、第1及び第2のマッサージ部
9,20において、各エアセル5〜7,14〜18は、
外周部が蛇腹構造となった円筒形等の中空体をしたもの
で、その内部へ圧縮エアを給気したり排気したりするこ
とで、膨張・収縮を行う。そして、このようなエアセル
5〜7,14〜18の膨張・収縮動作により、身体に対
して直接的又は間接的にマッサージ動作を行うものであ
る。
を後方へ倒すときには上位側への跳ね上げ状態となり、
背凭れ部2を元の状態に起立させるときには下位側への
垂下状態となるように、背凭れ部2の動きに連動するよ
うになっている。また、第1及び第2のマッサージ部
9,20において、各エアセル5〜7,14〜18は、
外周部が蛇腹構造となった円筒形等の中空体をしたもの
で、その内部へ圧縮エアを給気したり排気したりするこ
とで、膨張・収縮を行う。そして、このようなエアセル
5〜7,14〜18の膨張・収縮動作により、身体に対
して直接的又は間接的にマッサージ動作を行うものであ
る。
【0013】座面部3における座面部本体11の下方に
は空間が設けられ、この下方空間には、図4に示すよう
なエア供給源22が配置されている。このエア供給源2
2は、エアポンプ23とアキュムレータ24とを有した
もので、上記各エアセル5〜7,14〜18に対して、
それぞれ切替弁26,27,28,29,30,31,
32,33を介して接続されている。
は空間が設けられ、この下方空間には、図4に示すよう
なエア供給源22が配置されている。このエア供給源2
2は、エアポンプ23とアキュムレータ24とを有した
もので、上記各エアセル5〜7,14〜18に対して、
それぞれ切替弁26,27,28,29,30,31,
32,33を介して接続されている。
【0014】各切替弁26〜33には電磁弁等の遠隔操
作可能な弁が用いられており、それぞれ制御部35と電
気的に接続されて、励磁により給気状態とされ、また消
磁によって排気状態に切替え可能になっている。第1マ
ッサージ部9は、背凭れ部2内の背フレーム37下部に
おいて、椅子本体4に着座した使用者の腰位置に対応し
て設けられた左右一対の腰用エアセル5R,5Lと、こ
れら腰用エアセル5R,5Lの上方において上下動自在
に設けられた左右一対の背中用エアセル6R,6Lと、
これら背中用エアセル6R,6Lと共にその上部側で一
体的に上下動自在に設けられた左右一対の首用エアセル
7R,7Lとを有している。
作可能な弁が用いられており、それぞれ制御部35と電
気的に接続されて、励磁により給気状態とされ、また消
磁によって排気状態に切替え可能になっている。第1マ
ッサージ部9は、背凭れ部2内の背フレーム37下部に
おいて、椅子本体4に着座した使用者の腰位置に対応し
て設けられた左右一対の腰用エアセル5R,5Lと、こ
れら腰用エアセル5R,5Lの上方において上下動自在
に設けられた左右一対の背中用エアセル6R,6Lと、
これら背中用エアセル6R,6Lと共にその上部側で一
体的に上下動自在に設けられた左右一対の首用エアセル
7R,7Lとを有している。
【0015】左用の腰用エアセル5Lは第1切替弁26
に、また右側の腰用エアセル5Rは第2切替弁27に、
それぞれ接続されており、各独立した給排切り換えが可
能にされているため、左右で各独立した膨張・収縮動作
が可能になっている。これに対し、背中用エアセル6
R,6Lは共に第3切替弁28に接続され、また首用エ
アセル7R,7Lは共に第4切替弁29に接続されてい
るため、これらは、それぞれ同期した給排切り換えがな
され、従って左右で同様な膨張・収縮動作を行うように
なっている。
に、また右側の腰用エアセル5Rは第2切替弁27に、
それぞれ接続されており、各独立した給排切り換えが可
能にされているため、左右で各独立した膨張・収縮動作
が可能になっている。これに対し、背中用エアセル6
R,6Lは共に第3切替弁28に接続され、また首用エ
アセル7R,7Lは共に第4切替弁29に接続されてい
るため、これらは、それぞれ同期した給排切り換えがな
され、従って左右で同様な膨張・収縮動作を行うように
なっている。
【0016】以下、図5乃至図8を参照して更に詳説に
説明する。腰用エアセル5R,5Lは、背凭れ部2の下
部寄りに固定された下位ベース38に設けられている。
また、これら腰用エアセル5R,5Lには、それらの突
端側にマッサージ動作子40が設けられている。これら
動作子40相互は、左右方向の中央位置を下位ベース3
8への取付部42とする連結板43を介して連結された
状態にあり、この連結により、左側のエアセル5Lが膨
張したときには、このエアセル5Lに設けられた動作子
40が徐々に右方(図7の左斜め下方)を指向するよう
な起き上がり揺動を行い、右側エアセル5Rが膨張した
ときには、このエアセル5Rに設けられた動作子40が
徐々に左方(図7の右斜め下方)を指向するような起き
上がり揺動を行うようにされている。
説明する。腰用エアセル5R,5Lは、背凭れ部2の下
部寄りに固定された下位ベース38に設けられている。
また、これら腰用エアセル5R,5Lには、それらの突
端側にマッサージ動作子40が設けられている。これら
動作子40相互は、左右方向の中央位置を下位ベース3
8への取付部42とする連結板43を介して連結された
状態にあり、この連結により、左側のエアセル5Lが膨
張したときには、このエアセル5Lに設けられた動作子
40が徐々に右方(図7の左斜め下方)を指向するよう
な起き上がり揺動を行い、右側エアセル5Rが膨張した
ときには、このエアセル5Rに設けられた動作子40が
徐々に左方(図7の右斜め下方)を指向するような起き
上がり揺動を行うようにされている。
【0017】動作子40には、使用者の背骨位置を中心
とした左右振り分け位置に、円柱を縦割りにしたような
突起部45が縦長状態で設けられているので、この突起
部45によって高面圧の指圧が可能になっている。上記
した連結板43はバネ板材により形成されており、左右
のエアセル5R,5Lが共に収縮状態となったときの形
状を常態(即ち、無負荷状態)とするように形成されて
いる。従って、エアセル5R,5Lを膨張させるほど、
常態へ戻ろうとするバネ力が蓄えられる。
とした左右振り分け位置に、円柱を縦割りにしたような
突起部45が縦長状態で設けられているので、この突起
部45によって高面圧の指圧が可能になっている。上記
した連結板43はバネ板材により形成されており、左右
のエアセル5R,5Lが共に収縮状態となったときの形
状を常態(即ち、無負荷状態)とするように形成されて
いる。従って、エアセル5R,5Lを膨張させるほど、
常態へ戻ろうとするバネ力が蓄えられる。
【0018】すなわち、連結板43の取付部42の左側
及び右側のそれぞれの部分は、エアセル5R,5Lに対
して膨張状態から収縮状態へ向けてバネ力を生じて各エ
アセル5R,5Lを強制排気させるための排気助成部材
として作用する。なお、エアセル5R,5Lは、それら
の左右外方ほど、背凭れ部2の前方(図7の下方)へ突
出する傾斜台47によって支持されている。これらのエ
アセル5R,5Lが膨張・収縮動作を行うときは、上記
連結板43の作用に伴ってエアセル5R,5L自体が動
作軸線をカーブさせるようになるが、この傾斜台47を
設けることにより、そのカーブ度合が小さく抑えられ、
エアセル5R,5Lの早期損傷乃至劣化が防止されるも
のとなっている。
及び右側のそれぞれの部分は、エアセル5R,5Lに対
して膨張状態から収縮状態へ向けてバネ力を生じて各エ
アセル5R,5Lを強制排気させるための排気助成部材
として作用する。なお、エアセル5R,5Lは、それら
の左右外方ほど、背凭れ部2の前方(図7の下方)へ突
出する傾斜台47によって支持されている。これらのエ
アセル5R,5Lが膨張・収縮動作を行うときは、上記
連結板43の作用に伴ってエアセル5R,5L自体が動
作軸線をカーブさせるようになるが、この傾斜台47を
設けることにより、そのカーブ度合が小さく抑えられ、
エアセル5R,5Lの早期損傷乃至劣化が防止されるも
のとなっている。
【0019】これに対し、首用エアセル7R,7Lは、
背フレーム37の上部寄りで、その縦桟をガイドレール
49として上下自在に保持された移動台50に設けられ
ており、その先端側には動作子51が設けられている。
移動台50の上下駆動は、移動駆動部53によって行わ
れるようになっており、この移動駆動部53は、背凭れ
部2の高さ方向に沿って設けられた送りネジ軸54と、
この送りネジ軸54を正・逆回転可能にする減速機付き
モータ等よりなる原動部55と、移動材50の背面に設
けられて送りネジ軸54に上下貫通状に螺合されたナッ
ト部材56とを有している。
背フレーム37の上部寄りで、その縦桟をガイドレール
49として上下自在に保持された移動台50に設けられ
ており、その先端側には動作子51が設けられている。
移動台50の上下駆動は、移動駆動部53によって行わ
れるようになっており、この移動駆動部53は、背凭れ
部2の高さ方向に沿って設けられた送りネジ軸54と、
この送りネジ軸54を正・逆回転可能にする減速機付き
モータ等よりなる原動部55と、移動材50の背面に設
けられて送りネジ軸54に上下貫通状に螺合されたナッ
ト部材56とを有している。
【0020】なお、移動台50には、上記のように背フ
レーム37の縦桟を利用したガイドレール49に沿った
移動を円滑にするために、上下・左右にガイドローラ5
9が設けられている。また、背フレーム37又は移動台
50に対して、移動台50の上限位置及び下限位置を検
出するためにリミットスイッチや各種センサ等の検出器
(図示略)を設けておき、これによって移動台50の自
動送りを可能にしている。
レーム37の縦桟を利用したガイドレール49に沿った
移動を円滑にするために、上下・左右にガイドローラ5
9が設けられている。また、背フレーム37又は移動台
50に対して、移動台50の上限位置及び下限位置を検
出するためにリミットスイッチや各種センサ等の検出器
(図示略)を設けておき、これによって移動台50の自
動送りを可能にしている。
【0021】動作子51は、軸心を左右方向へ向けた回
転支軸61まわりで回転自在となった弾性材製のローラ
により構成されている。そして、この回転支軸61を保
持するブラケット部材62は、左右のエアセル7R,7
Lにおける内側部分で、軸心を縦方向へ向けて設けられ
たヒンジ部63を介して、それぞれ移動台50に揺動自
在に取り付けられている。このため、これらの動作子5
1は、腰用エアセル5R,5Lに設けられた動作子40
と同様の揺動動作を行う。
転支軸61まわりで回転自在となった弾性材製のローラ
により構成されている。そして、この回転支軸61を保
持するブラケット部材62は、左右のエアセル7R,7
Lにおける内側部分で、軸心を縦方向へ向けて設けられ
たヒンジ部63を介して、それぞれ移動台50に揺動自
在に取り付けられている。このため、これらの動作子5
1は、腰用エアセル5R,5Lに設けられた動作子40
と同様の揺動動作を行う。
【0022】ここで、エアセル7R,7Lを収縮させる
バネ力は、ヒンジ部63に設けられたバネ64によって
生じさせる。また、エアセル7R,7Lは傾斜台65に
よって支持されている。背中用エアセル6R,6Lは、
上記した首用エアセル7R,7Lと同一の動作構造を具
備したものとして図示してあるが、腰用エアセル5R,
5Lと同一の動作構造を具備したものとしてもよい。
バネ力は、ヒンジ部63に設けられたバネ64によって
生じさせる。また、エアセル7R,7Lは傾斜台65に
よって支持されている。背中用エアセル6R,6Lは、
上記した首用エアセル7R,7Lと同一の動作構造を具
備したものとして図示してあるが、腰用エアセル5R,
5Lと同一の動作構造を具備したものとしてもよい。
【0023】一方、図3に示したように、第2マッサー
ジ部20は、座面部本体11の後部側において椅子本体
4に着座した使用者のお尻位置に対応して設けられた左
右一対のお尻用エアセル14R,14Lと、座面部本体
11の前部側において同じく太もも位置に対応して設け
られた左右一対の太もも用エアセル15R,15Lと、
フットレスト部12の後部側において同じくふくらはぎ
位置に対応して設けられた左右一対のふくらはぎ用エア
セル16R,16Lと、フットレスト部12の前部側に
おいて同じく足首位置に対応して設けられた左右二対の
足首用エアセル17R,17L,18R,18Lとから
構成されている。
ジ部20は、座面部本体11の後部側において椅子本体
4に着座した使用者のお尻位置に対応して設けられた左
右一対のお尻用エアセル14R,14Lと、座面部本体
11の前部側において同じく太もも位置に対応して設け
られた左右一対の太もも用エアセル15R,15Lと、
フットレスト部12の後部側において同じくふくらはぎ
位置に対応して設けられた左右一対のふくらはぎ用エア
セル16R,16Lと、フットレスト部12の前部側に
おいて同じく足首位置に対応して設けられた左右二対の
足首用エアセル17R,17L,18R,18Lとから
構成されている。
【0024】図4に示したように、お尻用エアセル14
R,14Lは共に第5切替弁30に接続され、太もも用
エアセル15R,15Lは共に第6切替弁31に接続さ
れ、ふくらはぎ用エアセル16R,16Lは共に第7切
替弁32に接続されている。また、足首用エアセル17
R,17L,18R,18Lは、その全てが第8切替弁
33に接続されている。
R,14Lは共に第5切替弁30に接続され、太もも用
エアセル15R,15Lは共に第6切替弁31に接続さ
れ、ふくらはぎ用エアセル16R,16Lは共に第7切
替弁32に接続されている。また、足首用エアセル17
R,17L,18R,18Lは、その全てが第8切替弁
33に接続されている。
【0025】このようなことから、これらは、左右で対
を成すもの相互において、それぞれ同期した給排切り換
えがなされ、従って左右で同様な膨張・収縮動作を行う
ようになっている。図3に示したように、お尻用エアセ
ル14R,14Lと太もも用エアセル15R,15Lと
は、座面部本体11内の座面ベース67に対してそれぞ
れ設けられ、それ自体の膨張・収縮により、お尻や太も
もへ直接的に指圧を行う。
を成すもの相互において、それぞれ同期した給排切り換
えがなされ、従って左右で同様な膨張・収縮動作を行う
ようになっている。図3に示したように、お尻用エアセ
ル14R,14Lと太もも用エアセル15R,15Lと
は、座面部本体11内の座面ベース67に対してそれぞ
れ設けられ、それ自体の膨張・収縮により、お尻や太も
もへ直接的に指圧を行う。
【0026】また、図9に示すように、フットレスト部
12は、座面部本体11に対して連結軸68を介して揺
動自在に連結されたフットレスト本体70を有し、この
フットレスト本体70の左右両側端から左右側壁71,
72が立設されると共に、フットレスト本体70の左右
方向中央から中央隔壁73が立設されて、左右の足を各
別に載せることができる足載せ部75が形成されてい
る。
12は、座面部本体11に対して連結軸68を介して揺
動自在に連結されたフットレスト本体70を有し、この
フットレスト本体70の左右両側端から左右側壁71,
72が立設されると共に、フットレスト本体70の左右
方向中央から中央隔壁73が立設されて、左右の足を各
別に載せることができる足載せ部75が形成されてい
る。
【0027】そして、ふくらはぎ用エアセル16R,1
6Lは、足載せ部75の後部にそれぞれ形成された凹部
76内に配置され、これらのエアセル16R,16Lの
上面には動作子77が設けられている。この動作子77
は、凹部76内のエアセル下方に設けられた固定部79
から後方へ張り出す揺動片80を介して設けられてい
る。
6Lは、足載せ部75の後部にそれぞれ形成された凹部
76内に配置され、これらのエアセル16R,16Lの
上面には動作子77が設けられている。この動作子77
は、凹部76内のエアセル下方に設けられた固定部79
から後方へ張り出す揺動片80を介して設けられてい
る。
【0028】揺動片80は、バネ材により形成されてお
り、エアセル16R,16Lが給気されて膨張すると動
作子77が前上方に揺動して、ふくらはぎを下から指圧
する。一方、エアセル16R,16Lが排気されて収縮
すると揺動片80のバネ力により元に戻るようになる。
足首用エアセル17R,17L,18R,18Lは、左
右側壁71,72の内側面と中央隔壁73の左右両側面
において左右方向に膨張するように横置状に設けられ、
左側壁71のエアセル17Lと中央隔壁73の左側面の
エアセル17Rとが左足の足首を左右両側から指圧し、
右側壁72のエアセル18Rと中央隔壁73の右側面の
エアセル18Lとが左足の足首を左右両側から指圧す
る。
り、エアセル16R,16Lが給気されて膨張すると動
作子77が前上方に揺動して、ふくらはぎを下から指圧
する。一方、エアセル16R,16Lが排気されて収縮
すると揺動片80のバネ力により元に戻るようになる。
足首用エアセル17R,17L,18R,18Lは、左
右側壁71,72の内側面と中央隔壁73の左右両側面
において左右方向に膨張するように横置状に設けられ、
左側壁71のエアセル17Lと中央隔壁73の左側面の
エアセル17Rとが左足の足首を左右両側から指圧し、
右側壁72のエアセル18Rと中央隔壁73の右側面の
エアセル18Lとが左足の足首を左右両側から指圧す
る。
【0029】なお、これら足首用エアセル17R,17
L,18R,18Lには動作子は設けられておらず、直
接的に指圧を行うようになっている。図4に示すよう
に、上記第1マッサージ部9のエアセル5〜7への給排
切り換えを行う第1乃至第4切替弁26〜29は、第1
マニホルド82に対して一体的に組み付けられている。
また、第2マッサージ部20のエアセル14〜18への
給排切り換えを行う第5乃至第8切替弁30〜33は第
2マニホルド83に対して一体的に組み付けられてい
る。
L,18R,18Lには動作子は設けられておらず、直
接的に指圧を行うようになっている。図4に示すよう
に、上記第1マッサージ部9のエアセル5〜7への給排
切り換えを行う第1乃至第4切替弁26〜29は、第1
マニホルド82に対して一体的に組み付けられている。
また、第2マッサージ部20のエアセル14〜18への
給排切り換えを行う第5乃至第8切替弁30〜33は第
2マニホルド83に対して一体的に組み付けられてい
る。
【0030】そして、第1マニホルド82及び第2マニ
ホルド83の各一次側(給気側)がエア供給源22に接
続され、第5乃至第8切替弁30〜33の二次側(排気
側)は、エアポンプ23の吸込部に接続され、排気をエ
アポンプ23へ戻している。次に、上記構成のエア式マ
ッサージ機1において、前記制御部35による具体的な
動作状況に基づいて、本発明に係る制御方法を説明す
る。
ホルド83の各一次側(給気側)がエア供給源22に接
続され、第5乃至第8切替弁30〜33の二次側(排気
側)は、エアポンプ23の吸込部に接続され、排気をエ
アポンプ23へ戻している。次に、上記構成のエア式マ
ッサージ機1において、前記制御部35による具体的な
動作状況に基づいて、本発明に係る制御方法を説明す
る。
【0031】図1は、第1マッサージ部9の首用エアセ
ル7R,7Lに対する1サイクルの制御例を示したタイ
ムチャートである。この制御例では、1サイクル動作
が、2回のインターバルIntを介して区分される3つの
パート(第1パートP1,第2パートP2,第3パート
P3)の組み合わせによって構成されている。
ル7R,7Lに対する1サイクルの制御例を示したタイ
ムチャートである。この制御例では、1サイクル動作
が、2回のインターバルIntを介して区分される3つの
パート(第1パートP1,第2パートP2,第3パート
P3)の組み合わせによって構成されている。
【0032】そして、これら第1乃至第3パートP1,
P2,P3では、エアセル7R,7Lにおける膨張・収
縮パターンが同じとはされておらず、個々のパートの中
で、また各パートの相対間で不規則化されている。すな
わち、第1パートP1では、エアセル7R,7Lの膨張
と収縮とを3回繰り返すように組み立てられており、そ
の膨張度(内圧及び膨出大きさ)に主眼をおいて、これ
が1回ごとに段々に高くなるように設定してある。
P2,P3では、エアセル7R,7Lにおける膨張・収
縮パターンが同じとはされておらず、個々のパートの中
で、また各パートの相対間で不規則化されている。すな
わち、第1パートP1では、エアセル7R,7Lの膨張
と収縮とを3回繰り返すように組み立てられており、そ
の膨張度(内圧及び膨出大きさ)に主眼をおいて、これ
が1回ごとに段々に高くなるように設定してある。
【0033】また、このうち1回目及び2回目の膨張で
は、保留時間をおかずに直ぐに収縮に切り替わるように
しているのに対し、3回目の膨張では、次の収縮に移る
前に、所定の保留時間を設けている。膨張させる速度
も、1回目はゆっくりで、2回目、3回目は比較的速く
膨張させている。従って、この第1パートP1では、グ
イッグイッといった感じで、だんだんと強く指圧され、
最後の一押しによるインパクトを特に印象付けるような
具合となっている。
は、保留時間をおかずに直ぐに収縮に切り替わるように
しているのに対し、3回目の膨張では、次の収縮に移る
前に、所定の保留時間を設けている。膨張させる速度
も、1回目はゆっくりで、2回目、3回目は比較的速く
膨張させている。従って、この第1パートP1では、グ
イッグイッといった感じで、だんだんと強く指圧され、
最後の一押しによるインパクトを特に印象付けるような
具合となっている。
【0034】第2パートP2では、エアセル7R,7L
の膨張と収縮とを4回繰り返すように組み立てられてお
り、その収縮度(残圧及び収縮大きさ)に主眼をおい
て、これが1回ごとに段々に低くなるように設定してあ
る。また、このうち1回目及び2回目の膨張では、保留
時間をおかずに直ぐに収縮に切り替わるようにしている
のに対し、3回目及び4回目の膨張では、次の収縮に移
る前に、所定の保留時間を設けている。
の膨張と収縮とを4回繰り返すように組み立てられてお
り、その収縮度(残圧及び収縮大きさ)に主眼をおい
て、これが1回ごとに段々に低くなるように設定してあ
る。また、このうち1回目及び2回目の膨張では、保留
時間をおかずに直ぐに収縮に切り替わるようにしている
のに対し、3回目及び4回目の膨張では、次の収縮に移
る前に、所定の保留時間を設けている。
【0035】従って、この第2パートP2では、最初に
インパクトのある強い指圧を行っておきながら、この刺
激をだんだんと弱いものへと和らげてゆき、最後の一押
しで、満足感を補充させるような具合となっている。第
3パートP3では、エアセル7R,7Lの膨張と収縮と
を、それぞれ1回だけ行うものとしており、膨張から収
縮へ移る間に、比較的長めの保留時間を設けている。
インパクトのある強い指圧を行っておきながら、この刺
激をだんだんと弱いものへと和らげてゆき、最後の一押
しで、満足感を補充させるような具合となっている。第
3パートP3では、エアセル7R,7Lの膨張と収縮と
を、それぞれ1回だけ行うものとしており、膨張から収
縮へ移る間に、比較的長めの保留時間を設けている。
【0036】従って、この第3パートP3では、しっか
りした指圧で、且つダメを押すようなゆとりのある刺激
を与えて、使用者に1サイクル動作の最終段階としての
区切りを感じさせるような具合となっている。なお、第
1パートP1と第2パートP2との間に設けられるイン
ターバルIntと、第2パートP2と第3パートP3との
間に設けられるインターバルIntとについても、それら
の長さを異ならせてあり、これによって1サイクルの中
で不規則感が得られるようにしてある。
りした指圧で、且つダメを押すようなゆとりのある刺激
を与えて、使用者に1サイクル動作の最終段階としての
区切りを感じさせるような具合となっている。なお、第
1パートP1と第2パートP2との間に設けられるイン
ターバルIntと、第2パートP2と第3パートP3との
間に設けられるインターバルIntとについても、それら
の長さを異ならせてあり、これによって1サイクルの中
で不規則感が得られるようにしてある。
【0037】このようなエアセル7R,7Lにおける膨
張・収縮パターンの不規則化部分は、原則としてインタ
ーバルInt間を除いてエアポンプ23を作動させなが
ら、エア給排用の第4切替弁29を時間軸に沿って適宜
切り換えることで発生させている。また、インターバル
Int間を利用して、移動駆動部53により移動台50を
上下動させて、首用エアセル7R,7L及び背中用エア
セル6R,6Lの上下方向位置付けを変更させるものと
しており、従って、これを換言すれば、この上下移動中
は、各エアセル6,7の膨張・収縮は行わせないもので
ある。
張・収縮パターンの不規則化部分は、原則としてインタ
ーバルInt間を除いてエアポンプ23を作動させなが
ら、エア給排用の第4切替弁29を時間軸に沿って適宜
切り換えることで発生させている。また、インターバル
Int間を利用して、移動駆動部53により移動台50を
上下動させて、首用エアセル7R,7L及び背中用エア
セル6R,6Lの上下方向位置付けを変更させるものと
しており、従って、これを換言すれば、この上下移動中
は、各エアセル6,7の膨張・収縮は行わせないもので
ある。
【0038】なお、制御部35は、上記のような不規則
化部分が組み込まれたサイクル動作を実行する不規則モ
ードと、上記第3パートP3を、インターバルIntを挟
むか又は挟まないかたちで何度も繰り返すような、規則
正しい一定リズムのサイクル動作を実行する標準モード
との切り換えができるようにしておくことも可能であ
る。
化部分が組み込まれたサイクル動作を実行する不規則モ
ードと、上記第3パートP3を、インターバルIntを挟
むか又は挟まないかたちで何度も繰り返すような、規則
正しい一定リズムのサイクル動作を実行する標準モード
との切り換えができるようにしておくことも可能であ
る。
【0039】図2は、第1マッサージ部9の腰用エアセ
ル5R,5Lに対する1サイクルの制御例を示したタイ
ムチャートである。この制御例では、1サイクル動作
が、3回のインターバルIntを介して区分される4つの
パート(第1パートP1,第2パートP2,第3パート
P3,第4パートP4)の組み合わせによって構成され
ている。
ル5R,5Lに対する1サイクルの制御例を示したタイ
ムチャートである。この制御例では、1サイクル動作
が、3回のインターバルIntを介して区分される4つの
パート(第1パートP1,第2パートP2,第3パート
P3,第4パートP4)の組み合わせによって構成され
ている。
【0040】なお、上記したように、エアセル5Lはそ
れ単独で第1切替弁26に接続され、エアセル5Rはそ
れ単独で第2切替弁27に接続されたものであるが、こ
れら第1、第2の切替弁26,27は、第1パートP
1、第2パートP2及び第4パートP4では同期して同
一動作を行うようになっており、従って、両エアセル5
R,5Lは、互いに同一パターンで膨張・収縮を行うよ
うになっている。
れ単独で第1切替弁26に接続され、エアセル5Rはそ
れ単独で第2切替弁27に接続されたものであるが、こ
れら第1、第2の切替弁26,27は、第1パートP
1、第2パートP2及び第4パートP4では同期して同
一動作を行うようになっており、従って、両エアセル5
R,5Lは、互いに同一パターンで膨張・収縮を行うよ
うになっている。
【0041】しかし、第3パートP3において、第1、
第2の切替弁26,27は、導入期の一動作に続いて、
互いに交替状のタイミングで各動作を行うようになって
おり、従って、両エアセル5R,5Lは、導入期の1回
指圧を同時に行った後、一方のエアセル5Rだけが膨張
を開始し、その後、所定の保留時間を介して収縮すると
いった指圧を行い、この間、他方のエアセル5Lは、収
縮状態を維持したままとなっている。
第2の切替弁26,27は、導入期の一動作に続いて、
互いに交替状のタイミングで各動作を行うようになって
おり、従って、両エアセル5R,5Lは、導入期の1回
指圧を同時に行った後、一方のエアセル5Rだけが膨張
を開始し、その後、所定の保留時間を介して収縮すると
いった指圧を行い、この間、他方のエアセル5Lは、収
縮状態を維持したままとなっている。
【0042】また、膨張乃至収縮を行ったエアセル5R
が収縮を完了した時点で、今度は他方のエアセル5Lだ
けが膨張を開始し、その後、所定の保留時間を介して収
縮するといった指圧を行い、この間、上記エアセル5R
は、収縮状態を維持したままとなっている。このような
ことから、この第3パートP3では、腰に対して左右の
交互指圧がなされるものである。この交互指圧は、1回
だけでなく、複数回、繰り返すようにしてもよい。
が収縮を完了した時点で、今度は他方のエアセル5Lだ
けが膨張を開始し、その後、所定の保留時間を介して収
縮するといった指圧を行い、この間、上記エアセル5R
は、収縮状態を維持したままとなっている。このような
ことから、この第3パートP3では、腰に対して左右の
交互指圧がなされるものである。この交互指圧は、1回
だけでなく、複数回、繰り返すようにしてもよい。
【0043】なお、第1、第2、第4パートP1,P
2,P4におけるエアセル5R,5Lの膨張・収縮パタ
ーンは、上記した首用エアセル7R,7Lの場合(図
1)の第1、第2、第3パートP1,P2,P3とそれ
ぞれ同一になっている。この場合も、制御部35は、上
記のような不規則化部分が組み込まれたサイクル動作を
実行する不規則モードと、上記第4パートP4を、イン
ターバルIntを挟むか又は挟まないかたちで何度も繰り
返すような、規則正しい一定リズムのサイクル動作を実
行する標準モードとの切り換えができるようにしておく
ことが可能である。
2,P4におけるエアセル5R,5Lの膨張・収縮パタ
ーンは、上記した首用エアセル7R,7Lの場合(図
1)の第1、第2、第3パートP1,P2,P3とそれ
ぞれ同一になっている。この場合も、制御部35は、上
記のような不規則化部分が組み込まれたサイクル動作を
実行する不規則モードと、上記第4パートP4を、イン
ターバルIntを挟むか又は挟まないかたちで何度も繰り
返すような、規則正しい一定リズムのサイクル動作を実
行する標準モードとの切り換えができるようにしておく
ことが可能である。
【0044】ところで、本発明は、上記各実施形態に限
定されるものではない。例えば、マッサージ機1は、椅
子型として実施されることが限定されるものではなく、
ベッド(マット)型等としてもよいし、肩、背中、腰、
ふくらぎ、足等に対して部分的に用いるような小型のハ
ンディ型又は平置き型のものとして実施することも可能
である。
定されるものではない。例えば、マッサージ機1は、椅
子型として実施されることが限定されるものではなく、
ベッド(マット)型等としてもよいし、肩、背中、腰、
ふくらぎ、足等に対して部分的に用いるような小型のハ
ンディ型又は平置き型のものとして実施することも可能
である。
【0045】上記実施形態では、首と腰を指圧するエア
セル7,5についてのみ、その制御方法を説明したが、
背中やお尻、太もも、ふくらはぎ、足首、足裏等に対す
る各種エアセルに対しても、同様な制御を行うことがで
きる。各エアセルとして、角形の筒状(外周部が蛇腹構
造をしたもの)としたり、その他の適宜中空体(蛇腹構
造を具備しないバルーン形式のもの)としたりすること
も可能である。
セル7,5についてのみ、その制御方法を説明したが、
背中やお尻、太もも、ふくらはぎ、足首、足裏等に対す
る各種エアセルに対しても、同様な制御を行うことがで
きる。各エアセルとして、角形の筒状(外周部が蛇腹構
造をしたもの)としたり、その他の適宜中空体(蛇腹構
造を具備しないバルーン形式のもの)としたりすること
も可能である。
【0046】その他、各部の細部構造等についても、適
宜変更可能である。勿論、制御方法として、不規則化部
分としてのパターンの組み合わせ等については、何ら限
定されるものではない。従って例えば、使用者による任
意のパターン組替等が簡単に行えるような構成にしても
よい。
宜変更可能である。勿論、制御方法として、不規則化部
分としてのパターンの組み合わせ等については、何ら限
定されるものではない。従って例えば、使用者による任
意のパターン組替等が簡単に行えるような構成にしても
よい。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るエア式マッサージ機の制御方法及びエア式マッサ
ージ機では、マッサージによる快楽感に慣れや飽きがく
ることなく、いつまでも、また効果的に得られるように
なる。
に係るエア式マッサージ機の制御方法及びエア式マッサ
ージ機では、マッサージによる快楽感に慣れや飽きがく
ることなく、いつまでも、また効果的に得られるように
なる。
【図1】本発明に係るエア式マッサージ機の制御方法に
よる首用エアセルの制御例を示したタイムチャートであ
る。
よる首用エアセルの制御例を示したタイムチャートであ
る。
【図2】本発明に係るエア式マッサージ機の制御方法に
よる腰用エアセルの制御例を示したタイムチャートであ
る。
よる腰用エアセルの制御例を示したタイムチャートであ
る。
【図3】本発明に係るエア式マッサージ機の一例を透視
図的に示した斜視図である。
図的に示した斜視図である。
【図4】図3のマッサージ機に採用したエア回路の回路
図である。
図である。
【図5】図3のマッサージ機における背凭れ部の内部構
造を示した正面図である。
造を示した正面図である。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【図7】図5のB−B線断面図である。
【図8】図5のC−C線断面図である。
【図9】図3のマッサージ機におけるフットレスト部の
内部構造を示した側断面図である。
内部構造を示した側断面図である。
1 マッサージ機 2 背凭れ部 3 座面部 4 椅子本体 5 腰用エアセル(R:右 L:左) 6 背中用エアセル(R:右 L:左) 7 首用エアセル(R:右 L:左) 14 お尻用エアセル(R:右 L:左) 15 太もも用エアセル(R:右 L:左) 16 ふくらはぎ用エアセル(R:右 L:左) 17 足首用エアセル(R:右 L:左) 18 足首用エアセル(R:右 L:左) 22 エア供給源 23 エアポンプ 26 第1切替弁 27 第2切替弁 28 第3切替弁 29 第4切替弁 30 第5切替弁 31 第6切替弁 32 第7切替弁 33 第8切替弁
Claims (9)
- 【請求項1】 エアセル(7R,7L)をエアの給排に
よって膨張・収縮させることで身体へのマッサージ動作
を行わせるエア式マッサージ機に対して、1サイクル動
作の中に、エアセル(7R,7L)における膨張・収縮
パターンの不規則化された部分を組み込ませた制御を行
うことを特徴とするエア式マッサージ機の制御方法。 - 【請求項2】 前記1サイクル動作が、インターバル
(Int)を介して区分される複数のパート(P1,P
2,…)の組み合わせによって構成されており、 前記エアセル(7R,7L)における膨張・収縮パター
ンの不規則化部分は、各パート(P1,P2,…)ごと
に組み込まれていることを特徴とする請求項1記載のエ
ア式マッサージ機の制御方法。 - 【請求項3】 前記エアセル(7R,7L)における膨
張・収縮パターンの不規則化部分は、膨張度及び/又は
収縮度を段階的に変化させることによって生じさせてあ
ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエア式
マッサージ機の制御方法。 - 【請求項4】 前記エアセル(7R,7L)における膨
張・収縮パターンの不規則化部分は、膨張速度及び/又
は収縮速度を段階的に変化させることによって生じさせ
てあることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエ
ア式マッサージ機の制御方法。 - 【請求項5】 前記エアセル(7R,7L)における膨
張・収縮パターンの不規則化部分は、膨張後及び/又は
収縮後に設ける保留時間を段階的に変化させることによ
って生じさせてあることを特徴とする請求項1又は請求
項2記載のエア式マッサージ機の制御方法。 - 【請求項6】 前記1サイクル動作が、インターバル
(Int)を介して区分される複数のパート(P1,P
2,…)の組み合わせによって構成されており、 前記エアセル(7R,7L)における膨張・収縮パター
ンの不規則化部分は、インターバル(Int)の長短を変
化させることによって生じさせてあることを特徴とする
請求項1記載のエア式マッサージ機の制御方法。 - 【請求項7】 前記1サイクル動作が、インターバル
(Int)を介して区分される複数のパート(P1,P
2,…)の組み合わせによって構成されていると共に、
各パート(P1,P2,…)中に複数回のエアセル(7
R,7L)の膨張・収縮動作が組み合わせて構成されて
おり、前記エアセル(7R,7L)における膨張・収縮
パターンの不規則化部分は、各パート(P1,P2,
…)ごとのエアの膨張・収縮回数を変化させることによ
って生じさせてあることを特徴とする請求項1記載のエ
ア式マッサージ機の制御方法。 - 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
のエア式マッサージ機の制御方法において、前記エアセ
ル(7R,7L)における膨張・収縮パターンの不規則
化部分の発生を、エア給排用切替弁(29)の時間軸に
沿った切り換え動作により行うことを特徴とするエア式
マッサージ機の制御方法。 - 【請求項9】 膨張・収縮によって身体へのマッサージ
動作を生じるエアセル(7R,7L)と、該エアセル
(7R,7L)に対するエアの給気回路を開閉切り換え
可能なエア給排用切替弁(29)と、請求項1乃至請求
項7のいずれかに記載の制御方法にしたがって上記エア
給排用切替弁(29)を動作可能にする制御部(35)
とを有していることを特徴とするエア式マッサージ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10111998A JPH11290408A (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | エア式マッサージ機の制御方法及びエア式マッサージ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10111998A JPH11290408A (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | エア式マッサージ機の制御方法及びエア式マッサージ機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11290408A true JPH11290408A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14292199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10111998A Pending JPH11290408A (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | エア式マッサージ機の制御方法及びエア式マッサージ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11290408A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001149431A (ja) * | 1999-11-30 | 2001-06-05 | Family Kk | マッサージ機 |
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