JPH07124215A - エアマッサージ装置 - Google Patents

エアマッサージ装置

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Publication number
JPH07124215A
JPH07124215A JP27210393A JP27210393A JPH07124215A JP H07124215 A JPH07124215 A JP H07124215A JP 27210393 A JP27210393 A JP 27210393A JP 27210393 A JP27210393 A JP 27210393A JP H07124215 A JPH07124215 A JP H07124215A
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JP
Japan
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air
air bag
hose
bags
air bags
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Application number
JP27210393A
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English (en)
Inventor
Kenji Otsuka
健司 大塚
Shoji Hoshino
彰司 星野
Mikio Mochida
美喜雄 持田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Massaging Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 背凭れ部の空気袋による使用者の身体の押圧
時に、使用者が座部に対して前側に移動させられること
を防止できるエアマッサージ椅子を提供すること。 【構成】座部11及び背凭れ部14の人体当接面11
a,14aに空気袋a2〜a10がそれぞれ設けられて
いると共に、各空気袋a2〜a10に対してコンプレッ
サー91からのエアをエア給排気装置40により給排気
することにより、各空気袋a2〜a10を膨張・収縮さ
せてマッサージを行うエアマッサージ椅子において、コ
ンプレッサー91と座部11の最前部の空気袋a2との
間を接続するホースb5途中に電磁バルブ50を開閉弁
として介装したエアマッサージ椅子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気袋の膨張・収縮
によってマッサージを行なうエアマッサージ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のエアマッサージ装置としては、
例えば、図14に示した様な座椅子式エアマッサージ装
置が考えられている。
【0003】この図14に示した座椅子式エアマッサー
ジ装置は、座部200の後縁部に背凭れ部201を前後
回動自在に装着して、座部200および背凭れ部201
内に複数の空気袋203a〜203fを配設すると共
に、エア給排気装置204と各空気袋203a〜203
fをエアホース205a〜205fで接続した構成とな
っている。
【0004】しかも、このエアマッサージ装置において
は、エア給排装気置204により各空気袋203a〜2
03fを順番に膨張・収縮させる様になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各空気
袋203a〜203fは常に一つのみが膨張させられ
て、残りは縮小させられているため、背凭れ部201に
設けられた空気袋203d〜203fが膨張させられる
と、この空気袋203d〜203fの膨張圧力により使
用者の身体が前側に押圧されて、使用者の身体が座部2
00上を前側に移動させられことがあ。そして、この場
合には、空気袋203d〜203fの膨張押圧による指
圧効果が低下すると共に、座部200の空気袋203a
〜203eによる押圧位置もずれるという問題があっ
た。
【0006】そこで、この発明は、背凭れ部の空気袋に
よる使用者の身体の押圧時に、使用者が座部に対して前
側に移動させられることを防止できるエアマッサージ装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、この発明は、座部及び背凭れ部の人体当
接面に空気袋がそれぞれ設けられていると共に、前記各
空気袋に対してエア供給源からのエアをエア給排気装置
により給排気することにより、前記各空気袋を膨張・収
縮させてマッサージを行うエアマッサージ装置におい
て、前記エア供給源と前記座部の最前部の空気袋との間
を接続するホース途中に開閉弁を介装したエアマッサー
ジ装置としたことを特徴とする。
【0008】
【作用】この様な構成によれば、座部の最前部の空気袋
にエアを供給して、この空気袋を膨張させた後、開閉弁
を閉成して、この空気袋からのエアが排出されないよう
にし、この状態で背凭れ部の空気袋の膨張・収縮を行わ
せると、座部の最前部の空気袋が使用者の大腿部の前側
を持ち上げて使用者の臀部が前側に移動しにくくする。
この結果、背凭れ部の空気袋の膨張により使用者の身体
が前側に押圧されても、使用者の身体が前側に移動する
のを座部の最前部の空気袋により阻止されることにな
る。
【0009】
【実施例】以下、この発明に係るエアマッサージ装置の
実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】[第1実施例]図1〜図9はこの発明にかか
るエアマッサージ装置の第1実施例を示したものであ
る。図1および図2はエアマッサージ装置を椅子式エア
マッサージ装置Aに適用した例を示したものである。
【0011】図1,図2において椅子式エアマッサージ
装置Aは、使用者の身体の太股から上部をマッサージさ
せるマッサージ椅子1と、マッサージ椅子10の前側に
配置して使用者のふくらはぎ等の下肢をマッサージさせ
る下肢マッサージ器20と、エア給排気装置40を有す
る。
【0012】<マッサージ椅子10>マッサージ椅子1
0は、座部11と、座部11の両側部に設けられて座部
11を支持している支持脚12,12と、支持脚12,
12一体に設けられ且つ座部11より上方に突出するア
ームレスト部13,13と、座部11の後縁部に前後に
起倒調整可能に装着された背凭れ部14とを有する。こ
の背凭れ部14の前面即ち人体当接面14aは、座部1
1及び背凭れ部14の左右幅方向の中心線Pから左右両
側が前側に湾曲傾斜させられている。
【0013】尚、図1,2中、a1,a1は筒状に形成
された腕用の空気袋、13aはアームレスト部13の内
側面に設けられて空気袋a1,a1を収納するための軟
質のポケット、15は一方のアームレスト部13に設け
られた操作パネルである。
【0014】座部11及び背凭れ部14は、図示しない
フレームにスポンジゴム等のクッションを保持させた本
体11b,14bを設けて、この本体を図示しないカバ
ーで覆った構成となっている。
【0015】(座部11)座部11の本体11bの人体
当接面11aとそのカバー(図示せず)との間には、本
体に固定され且つ空気袋保持ポケットが設けられた布製
の座部用空気袋保持シート(図示せず)が配設される。
この座部用空気袋シートの前後の部分には、幅方向に延
びる2つの空気袋a2,a3が保持されている。
【0016】最前部に位置する空気袋a2は、後部に位
置する空気袋a3よりも容量が大きく設定されていると
共に、空気袋a3よりも膨出高さが大きく設定されてい
る。また、空気袋a2は人体の大腿部に位置するツボの
いん門(もん)に対応し、空気袋a3は人体の臀部に位
置するツボの承扶(しょうふ)に対応している。
【0017】(背凭れ部14)背凭れ部14の本体14
bの人体当接面14aとそのカバー(図示せず)との間
には本体に固定され且つ空気袋保持用ポケットが設けら
れた布製の背凭れ用空気袋保持シート(共に図示せず)
が配設されている。
【0018】この背凭れ用空気袋シートには、人体当接
面14aの中心線Pの左右に跨って左右中央部に配置さ
れた空気袋a4と、空気袋a4の前側に一部が重ねられ
ていると共に中心線Pの左右に間隔をおいて独立させて
設けられた空気袋a5,a5と、中心線Pの左右に跨っ
て左右中央部に設けられた空気袋a6と、中心線Pの左
右に間隔をおいて独立させて設けられた空気袋a7,a
7と、中心線Pの左右に跨って背凭れ部14の両側付近
まで延びる空気袋a8と、中心線Pの左右に間隔をおい
て独立して配置された空気袋a9,a9と、空気袋a
9,a9の対向端部に設けられた小空気袋a10,a1
0を有する。この小空気袋a10は空気袋a9よりも容
積が充分小さく設定されている。尚、空気袋a5,a5
の対向端部は空気袋a4の略中央部付近まで配設されて
いる。
【0019】空気袋a4は人体の腰部中央に位置するツ
ボの大腸愈(だいちょうゆ)や陽関(ようかん)に、空
気袋a5,a5は人体の腰部左右に位置するツボの秩辺
(ちっぺん)や膀胱愈(ぼうこうゆ)に、空気袋a6は
人体の腰部に位置するツボの肝愈(かんゆ)や胃愈(い
ゆ)に、空気袋a7は人体の肩部下方に位置するツボの
心愈(しんゆ)や天宗(てんそう)に、空気袋a8は人
体の肩部に位置するツボの肩井(けんせい)や大椎(だ
いつい)に、空気袋a10,a10は人体の首部に位置
するツボの天柱(てんちゅう)にそれぞれ対応してい
る。
【0020】尚、空気袋a9,a9は、図6(a),
(b)に示す様に、空気袋a10,a10が膨張する際
に、この空気袋a10,a10で段階的に人体の首部を
挟み付けるための壁の役割を果たす。
【0021】<下肢マッサージ器20>下肢マッサージ
器20は、マッサージ椅子1と同様にクッション性を備
えていると共に、本体21に左右脚用の保持溝22,2
2を設け、各保持溝22,22の対向する部分に各々一
対の空気袋a11,a11を対向させて設けたものであ
る。
【0022】空気袋a11,a11は人体の下肢部に位
置するツボの承山(しょうざん)等に対応していて、対
向する空気袋a11,a11の膨張によりこの承山近傍
の下腿部を挟み付けることにより筋肉のマッサージ並び
にツボへの刺激を行なう。
【0023】<エア給排気装置40>図1において、4
0は空気袋a1〜a11に空気を供給したり、空気袋a
1〜a11内の空気を排気したりするエア給排気装置で
ある。このエア給排気装置40は座部3の後部下面に着
脱可能に取り付けられている。
【0024】エア給排気装置40は、図8に示すエア分
配手段Bと、エア分配手段Bの回転位置検出のための位
置検出手段Cを有する。
【0025】(エア分配手段B)このエア分配手段Bは
ロータリーバルブ60を有する。このロータリバルブ6
0は、回転自在な回転体61と、この回転体61を回転
自在に挟持した固定体62,63とを有している。固定
体62は本体ケース40a内に設けたフレーム64のフ
レーム板64aに取り付けられており、この固定体62
の中心部には上下方向(図8において)に延びた貫通孔
62aが形成されている。
【0026】この貫通孔62aは圧縮空気を貯えるフィ
ルタタンク92を介してエアコンプレッサー91(エア
供給源)と接続されている。
【0027】回転体61の下面(図8において)の中心
部には上記貫通孔62aと対向するとともに連通する孔
61aが形成され、この孔61aは、回転体61の上面の
周端側に設けた孔61bに連通孔61cによって連通され
ている。回転体61の周面にはギヤ61dが形成され、
このギヤ61dがステッピングモータ65の駆動軸66
に設けたギヤ67に噛合している。これにより、回転体
61はステッピングモータ65によって中心軸線61e
廻りに回転され、回転体61の回転に拘らず回転体61
の孔61aと固定体62の貫通孔62aとは常に連通状態
を保つようになっている。
【0028】回転体61の上面には、図9に示すよう
に、外周に沿って形成されたC字状の円弧溝61fが設
けられており、この円弧溝61fの両端部に孔61bが挟
まれる状態となっている。さらに、円弧溝61fの中央
部から回転体61の中心部まで延びた直線溝61gが設
けられている。
【0029】固定体63は、フレーム64のフレーム板
64b(図8参照)に固定されており、図10に示すよ
うに、中心部に大気に開放する貫通孔63aが設けら
れ、この貫通孔63aの周囲には等間隔に8つの貫通孔
63b〜63iが設けられている。63jは貫通孔63aに
設けたフィルタである。
【0030】貫通孔63aの下側(図8において)の開
口は回転体61の直線溝61gと常に対向するとともに
連通した状態にあり、貫通孔63b〜63iの下側の開口
のうちの1つが回転体61の孔61bと対向して連通す
るようになっている。このとき、他の貫通孔の前記開口
は回転体61の円弧溝61fと対向して連通する。例え
ば、貫通孔63bの下側の開口が回転体61の孔61bと
対向して連通しているときは、貫通孔63c〜63iの下
側の開口が円弧溝61fと対向して連通する。
【0031】なお、固定体62はスプリングによって上
方(図8において)へ常時付勢され、この付勢により回
転体61と固定体62,63との接合面の気密性を保っ
ており、各接合面から圧縮空気が漏れないように設定さ
れている。
【0032】(位置検出手段C)位置検出手段Cは、図
8に示した如く、回転体61に取り付けられたエンコー
ダ板70と、エンコーダ板70の回転位置を検出する光
センサ80を有する。
【0033】(a)エンコーダ板70 このエンコーダ板70には、図9に示すように、半径方
向に延びた8本の径線E1〜E8が45度間隔で設定され
ており、経線E1は、経線E1上に孔61bがくる位置に
設定されている。
【0034】そして、各経線E1〜E8上には内周側から
外周側に向けてビットb0からビットb3までの位置が設
定されており、経線E1のビットb3の位置に孔71dが
設けられている。経線E2のビットb1,b3の位置に孔7
2a,72dが、経線E3のビットb1,b3の位置に孔73
b,73dが、経線E4のビットb0,b1,b3の位置に孔7
4a,74b,74dが、経線E5のビットb2,b3の位置に
孔75c,75dが、経線E6のビットb0,b2,b3の位置
に孔76a,76c,76dが、経線E7のビットb1,b2,b
3の位置に孔77b,77c,77dが、経線E8のビットb
0,b1,b2,b3の位置に孔78a,78b,78c,78dがそ
れぞれ設けられている。
【0035】(b)光センサ80 この光センサ80は、フレーム64内に配設されてい
て、エンコーダ板70に設けた孔71〜78を検知して
4ビットの検知信号を出力するようになっている。
【0036】この光センサ80は、エンコーダ板70に
設定された各ビットb0〜b3位置と対向する位置に設け
られた発光ダイオード81a〜81dと、この発光ダイオ
ード81a〜81dが発光する光をエンコーダ板70に設
けた孔71d…78dを介して受光する受光ダイオード8
2a〜82d等とから構成されている。
【0037】この受光ダイオード82a〜82dの受光・
不受光状態は回転体61の回転位置によって異なる。例
えば、回転体61の孔61bと固定体63の貫通孔63b
が連通しているとき、受光ダイオード82dのみが受光
し、経線E1上の孔71dが検出される。このような受光
ダイオード82a〜82dの受光・不受光と、経線E1〜
E8との関係を図11の真理表に示す。
【0038】この真理表では、ビットb0〜b3が受光ダ
イオード82a〜82dに対応し、「1」が受光している
ことを示し、「0」が不受光を示す。また、E1〜E8が
貫通孔63b〜63iに対応する。
【0039】<エア給排気装置40と空気袋a1〜a1
1との接続関係>ところで、図2及び図3に示すよう
に、各空気袋a1〜a11はホースb1〜b8と連通さ
れている。このホースb1〜b8は接続部材16,17
を介して給排気装置40に接続された給排気ホースc1
〜c8に1対1で対応して連結されている。
【0040】(1)ホースb1 ホースb1の端部はその中途部から分岐された分岐ホー
スb11,b12を一体に有している。この分岐ホース
b11,b12の一端は空気袋a1,a1に接続されて
いる。給排気ホースc1を介してホースb1にエア給排
気装置40から供給された空気は、分岐ホースb11,
b12を経由して空気袋a1,a1を同期して膨張させ
るようになっている。
【0041】(2)ホースb2 ホースb2の端部はその中途部から分岐された分岐ホー
スb21,b22を一体に有している。この分岐ホース
b21,b22の一端は、図5に示すように、空気袋a
3,a8に接続されている。給排気ホースc2を介して
ホースb2にエア給排気装置40から供給された空気
は、分岐ホースb21,b22を経由して空気袋a3,
a8を同期して膨張させるようになっている。
【0042】(3)ホースb3 ホースb3の端部はその中途部から分岐された分岐ホー
スb31,b32を一体に有している。この分岐ホース
b31,b32の一端は空気袋a5,a5に接続されて
いる。給排気ホースc3を介してホースb3にエア給排
気装置40から供給された空気は、分岐ホースb31,
b32を経由して空気袋a5,a5を図7(a)の状態か
ら図7(b)の如く同期して膨張させるようになってい
る。
【0043】(4)ホースb4 ホースb4の端部は空気袋a6に接続されている。給排
気ホースc4を介してホースb4にエア給排気装置40
から供給された空気は空気袋a6を膨張させるようにな
っている。
【0044】(5)ホースb5 ホースb5の一端は図4に示すように空気袋a4に接続
されている。給排気ホースc5を介してホースb5にエ
ア給排気装置40から供給された空気は空気袋a4を膨
張させるようになっている。
【0045】(6)ホースb6 ホースb6の端部はその中途部から分岐された分岐ホー
スb61,b62を一体に有している。この分岐ホース
b21,b22の一端は空気袋a7,a7に接続されて
いる。給排気ホースc6を介してホースb6にエア給排
気装置40から供給された空気は、分岐ホースb61,
b62を経由して空気袋a7,a7を同期して膨張させ
るようになっている。
【0046】(7)ホースb8 ホースb8の端部はその中途部から分岐された分岐ホー
スb81,b82を一体に有し、更に分岐ホースb8
1,b82から分岐された再分岐ホースb83,b84
を一体に有している。この各分岐ホースb81〜b84
の一端は空気袋a11,a11…に接続されている。給
排気ホースc8を介してホースb8にエア給排気装置4
0から供給された空気は、各分岐ホースb81〜b84
を経由して空気袋a11,a11…を同期して膨張させ
る。
【0047】(8)ホースb7 ホースb7の端部はその中途部から分岐された分岐ホー
スb71,b72を一体に有し、更に分岐ホースb7
1,b72から分岐された再分岐ホースb73,b74
を一体に有している。
【0048】分岐ホースb71,b72の一端は空気袋
a9,a9に接続され、再分岐ホースb73,b74の
一端は空気袋a10,a10に接続されている。給排気
ホースc7を介してホースb7にエア給排気装置40か
ら供給された空気は、各分岐ホースb71〜b74を経
由して空気袋a9,a9及び空気袋a10,a10を図
6(a)の状態から図6(b)の如く同期して膨張させるよう
になっている。
【0049】この際、空気袋a10,a10は、空気袋
a9,a9よりも小さい容積に設定されているため、上
述したように、先ず空気袋a10,a10の膨張が先に
完了し、次いで空気袋a9,a9の膨張が完了するた
め、空気袋a10,a10による段階的なマッサージ効
果を得ることができる。
【0050】(9)ホースb9 ホースb9はフィルタタンク92と電磁切り換えバルブ
50(開閉弁)のエア流入ポート50aを接続してい
る。この電磁切り換えバルブ50のエア流出ポート50
bにはホースb91を介して空気袋a2が接続されてい
る。この電磁切り換えバルブ50は、大気に開放するエ
アは排出ポート50cを有し、ポート50a,50bを
連通状態にする第1の切り換え位置と、ポート50a,
50b,50cを遮断する第2の切り換え位置と、ポー
ト50b,50cを連通させる第3の切り換え位置を有
する。
【0051】<制御回路>上述したステッピングモータ
65,エアコンプレッサー91は図12に示した様に制
御回路100により駆動制御されるようになっている。
この制御回路100は、図12に示すように、マイクロ
コンピュータ101とインターフェース102〜106
等から構成され、この制御回路100も本体ケース40
a内に設けてある。尚、光センサ80の受光ダイオード
82a〜82dからの位置検出信号はインターフェース
105を介して制御回路100のマイクロコンピュータ
101に入力され、マイクロコンピュータ101はこの
位置検出信号に基づいてステッピングモータ65を駆動
制御する様になっている。
【0052】この制御回路100は、操作パネル15に
設けられ且つエンコーダ板70の位置E1〜E8に対応
するスイッチ(図示せず)を操作すると、この操作され
たスイッチに対応する位置E1〜E8が光センサ80に
より検出されるまでステッピングモータ95を駆動制御
するようになっている。
【0053】また、制御回路100は、操作パネル15
に設けた所定の連続揉み動作を行わせるスイッチの操作
により、位置E1〜E8が光センサ80により所定の順
序で検出されるように、ステッピングモータ95を駆動
制御して、各空気袋a1〜a11を予め設定された所定
の順序に従って順次膨出・収縮させるようにもなってい
る。
【0054】これらの動作の際に、制御回路100が位
置E1からの信号を光センサ80から受けると回転体6
1の孔61bが固定体63の貫通孔63bに連通し、制御
回路100が位置E2のからの信号を光センサ80から
受けると回転体61の孔61bが固定体63の貫通孔6
3cに連通し、制御回路100が位置E3のからの信号
を光センサ80から受けると回転体61の孔61bが固
定体63の貫通孔63dに連通し、制御回路100が位
置E4のからの信号を光センサ80から受けると回転体
61の孔61bが固定体63の貫通孔63eに連通する
るようになっている。
【0055】また、制御回路100が位置E5のからの
信号を光センサ80から受けると回転体61の孔61b
が固定体63の貫通孔63fに連通し、制御回路100
が位置E6のからの信号を光センサ80から受けると回
転体61の孔61bが固定体63の貫通孔63gに連通
し、制御回路100が位置E7のからの信号を光センサ
80から受けると回転体61の孔61bが固定体63の
貫通孔63hに連通し、制御回路100が位置E8のか
らの信号を光センサ80から受けると回転体61の孔6
1bが固定体63の貫通孔63iに連通するようになっ
ている。
【0056】更に、制御回路100は、背凭れ部14の
空気袋a5〜a10を膨張させる前に、電磁バルブ50
を作動させて電磁バルブ50のポート50a,50bを
連通させて、空気袋a2にエアを供給させ、この空気袋
a2を膨張させた後、電磁バルブ50を作動させて電磁
バルブ50a,50b,50c同士を遮断し、空気袋a
2のエアがポート50cを介して大気に排出されるのを
阻止させるようになっている。
【0057】<実施例の作用>この様な構成において
は、操作パネル15のスイッチ操作をすると、制御回路
100が位置検出手段Cからの位置信号を基に給排気装
置40のステッピングモータ65を作動制御して、回転
体61の孔61bを固定体63の貫通孔63b〜63i
のいずれかに連通させる。
【0058】これにより、各空気袋a1〜a11に対し
てエアコンプレッサー91からのエアが供給されたり、
各空気袋a1〜a11のエアが排気されたりする。この
際、エアは各空気袋a1〜a11に接続されたホースb
1〜b8並びに給排気ホースc1〜c8を経由して給排
気されることになる。
【0059】(a)一連の連続揉み動作 上記の構成において、本発明の椅子式エアマッサージ装
置Aの空気袋a1〜a11を所定の順序で使用する場合
には、マッサージ椅子10に座ると共に、両腕を筒状の
空気袋a1,a1内に挿通し、大腿部を下肢マッサージ
器20に乗せ、この状態から操作パネル15の所定の連
続揉み動作を行わせるスイッチを操作してマッサージを
開始する。
【0060】このとき、各空気袋の膨張並びに収縮順序
は、図3の○付数字で示すように、空気袋a1,a1、
空気袋a2、空気袋a3,a8、空気袋a5,a5、空
気袋a6、空気袋a4、空気袋a7,a7、空気袋a1
0,a10及び空気a9,a9、空気袋a11,a11
…の順で膨縮する。
【0061】(身体の前方移動阻止)この際、制御回路
100は、背凭れ部14の空気袋a4〜a10を膨張さ
せる前に、電磁バルブ50を作動させて電磁バルブ50
のポート50a,50bを連通させて、空気袋a2にエ
アを供給させ、この空気袋a2を膨張させた後、電磁バ
ルブ50を作動させて電磁バルブ50a,50b,50
c同士を遮断する。この状態で、座部11の最前部の空
気袋a2が使用者の大腿部の前側を持ち上げて使用者の
臀部が前側に移動しにくくなっている。
【0062】この状態で背凭れ部14の空気袋a4〜a
10の膨張・収縮を行わせる際に、背凭れ部14の空気
袋a4〜a10の膨張により使用者の身体が前側に押圧
されても、使用者の身体が座部11上を前側に移動する
のが座部11の最前部の空気袋a2により阻止されるこ
とになる。
【0063】(各空気袋の作用)また、空気袋a1,a
1は膨縮させられることにより、使用者の腕をマッサー
ジし、空気袋a5,a5は膨張・収縮時に使用者の腰を
両側部から挟み込むように掴み揉みし、空気袋a7,a
7は膨張・収縮時に使用者の背中上部を両側部から挟み
込むように掴み揉みし、空気袋a9,a9とa10,a
10は膨張・収縮時に使用者の首を両側部から挟み込む
ように掴み揉みし、空気袋a11,a11は膨張・収縮
時に使用者の下肢のふくらはぎを両側部から挟み込むよ
うに掴み揉みする。しかも、空気袋a10,a10は、
空気袋a9,a9よりも小さい容積に設定されているた
め、上述したように、先ず空気袋a10,a10の膨張
が先に完了し、次いで空気袋a10,a10の膨張が完
了するため、空気袋a10,a10による段階的なマッ
サージ効果を得ることができる。
【0064】しかも、この際、中心線Pを挟んで左右に
間隔をおいた空気袋a5,a5、a7,a7、a9,a
9及びa10,a10等は、左右の空気袋間に身体の一
部が何等抵抗を受けることなく確実に入り込むため、左
右の空気袋が膨張時に身体を確実に強い力で掴み揉みす
ることになる。
【0065】さらに、背凭れ部14に設けた空気袋a4
〜a9は、中心線Pに対して跨った状態と間隔をおいて
分離した状態とで交互に配列(空気袋a4とa5とは独
立したタイミングにより膨張するため結果的に交互の配
列となる)されている。
【0066】従って、その膨張に伴う人体へのマッサー
ジを、人体の伸び方向(中心線Pに跨ったもの)と人体
の収縮(挟み付け)方向の両方向で行なうことができ、
あたかも、人手によるような充分な揉み効果を得ること
ができる。
【0067】また、各空気袋a1,a3〜a11の膨張
を、なるべく隣接しない状態で行なうため、収縮状態に
ある空気袋によってマッサージ効果が半減されることも
ない。
【0068】更に、アームレスト13の内側のポケット
13a内に空気袋a1,a1を収納した状態で、この空
気袋a1,a1を膨張・収縮させる様にすることによ
り、空気袋a1,a1が軟質のポケット13aを介して
使用者の大腿部側を側方から押圧して大腿部を揉むこと
ができる。また、空気袋a2〜a10の膨張・収縮を行
わせる際に、アームレスト13の内側のポケット13a
内に空気袋a1,a1を収納して、この空気袋a1,a
1を膨張させた状態とすることにより、空気袋a1,a
1が軟質のポケット13aを介して使用者の大腿部を側
方から押圧保持して、使用者の身体が空気袋a2〜a1
0の膨張により移動しないようにすることもできる。
【0069】[その他の構成]以上説明した実施例では、
空気袋a2を電磁バルブ50を介してフィルタータンク
92に直接接続した例を示したが、必ずしもこれに限定
されるものではない。
【0070】例えば、図4に破線で示した様に、ホース
b1から分岐する分岐ホースb13を設けて、この分岐
ホースb13に空気袋a2を電磁バルブ50´を介して
接続して、空気袋a1,a1を膨張させる際に電磁バル
ブ50´を制御回路100により開弁制御させて空気袋
a2を膨張させ、この空気袋a2が膨張した時点で電磁
バルブ50´を制御回路100により閉弁制御させるこ
とにより、空気袋a2が膨張させられた状態を保持させ
るようにしてもよい。しかも、空気袋a3〜a11を膨
張・縮小させる際には、電磁バルブ50´を制御回路1
00により閉弁させた状態を維持させるように設定す
る。
【0071】本実施例でも、第1実施例と同様に空気袋
a2は、空気袋a3〜a11を膨張・縮小させる際に膨
張した状態を維持させられて、空気袋a4〜a10が膨
張させられる際に使用者の身体が前側に押圧されても、
使用者の身体が座部11上を前側に移動するのを防止す
る。
【0072】また、ロータリーバルブ60の固定体63
に第9番目の貫通孔を設けて、この貫通孔に空気袋a4
を電磁バルブ50を介して接続し、空気袋a3〜a10
を膨張させる前に、制御回路100により電磁バルブを
開かせると共にロータリーバルブ60を作動制御してフ
ィルタータンク92を空気袋a2に連通させ、空気袋a
2を膨張させた後、電磁バルブを閉弁して空気袋a2を
膨張させた状態を維持させ、空気袋a3〜a10の膨張
・収縮を行わせるようにしてもよい。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、エア
給排気装置と座部の最前部の空気袋との間を接続するホ
ース途中に開閉弁を介装した構成としたので、座部の最
前部の空気袋にエアを供給して、この空気袋を膨張させ
た後、開閉弁を閉成して、この空気袋からのエアが排出
されないようにし、この状態で背凭れ部の空気袋の膨張
・収縮を行わせると、座部の最前部の空気袋が使用者の
大腿部の前側を持ち上げて使用者の臀部が前側に移動し
にくくなる。この結果、背凭れ部の空気袋の膨張により
使用者の身体が前側に押圧されても、使用者の身体が前
側に移動するのを座部の最前部の空気袋により防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るエアマッサージ装置の第1実施
例を示す椅子式マッサージ装置の一部を破断して示した
斜視図である。
【図2】図1に示した椅子式マッサージ装置のホース接
続説明図である。
【図3】図1,2に示した椅子式マッサージ装置の空気
袋とエア給排気装置とのホース接続の模式図である。
【図4】図1,2に示した空気袋の一部のホース接続説
明図である。
【図5】図1,2に示した空気袋の一部のホース接続説
明図である。
【図6】(a),(b)は図1,2に示した首部マッサージ用
の空気袋の作用説明図である。
【図7】(a)〜(c)は図1,2に示した腰部マッサージ用
の空気袋の作用説明図である。
【図8】(A)は図1,2に示した各空気袋にエアを分
配するロータリーバルブの断面図、(B)は(A)の回
転体(回転弁体)の説明図である。
【図9】図8(A)のエンコーダ板の説明図である。
【図10】図8(A)の固定体の説明図である。
【図11】図8(A)のエンコーダ板と光センサを用い
た位置検出の論理値を示す説明図である。
【図12】図1,2に示した椅子式エアマッサージ装置
の制御を説明するための回路図である。
【図13】図12の制御回路のより詳細な説明図であ
る。
【図14】従来の座椅子式エアマッサージ装置の斜視図
である。
【符号の説明】
A…椅子式エアマッサージ装置 a1〜a11…空気袋 b1〜b9…ホース 10…マッサージ椅子 14…背凭れ部 14a…人体当接面 14b…本体 40…エア給排気装置 50…電磁バルブ(開閉弁) 91…コンプレッサー(エア供給源)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座部及び背凭れ部の人体当接面に空気袋
    がそれぞれ設けられていると共に、前記各空気袋に対し
    てエア供給源からのエアをエア給排気装置により給排気
    することにより、前記各空気袋を膨張・収縮させてマッ
    サージを行うエアマッサージ装置において、 前記エア供給源と前記座部の最前部の空気袋とを接続す
    るホース途中に開閉弁を介装したことを特徴とするエア
    マッサージ装置。
JP27210393A 1993-10-29 1993-10-29 エアマッサージ装置 Pending JPH07124215A (ja)

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JP27210393A JPH07124215A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 エアマッサージ装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11113992A (ja) * 1997-10-15 1999-04-27 Family Kk エアマッサージ機及びエア分配器
JPH11178871A (ja) * 1997-12-24 1999-07-06 Toshiba Tec Corp マッサージ器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11113992A (ja) * 1997-10-15 1999-04-27 Family Kk エアマッサージ機及びエア分配器
JPH11178871A (ja) * 1997-12-24 1999-07-06 Toshiba Tec Corp マッサージ器

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