JPH11113008A - 電子的撮像装置 - Google Patents

電子的撮像装置

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JPH11113008A
JPH11113008A JP9290548A JP29054897A JPH11113008A JP H11113008 A JPH11113008 A JP H11113008A JP 9290548 A JP9290548 A JP 9290548A JP 29054897 A JP29054897 A JP 29054897A JP H11113008 A JPH11113008 A JP H11113008A
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Japan
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gain
image pickup
signal
shutter speed
value
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JP9290548A
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Hitoshi Hashimoto
仁史 橋本
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
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    • H04N23/81Camera processing pipelines; Components thereof for suppressing or minimising disturbance in the image signal generation
    • HELECTRICITY
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    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
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    • H04N23/673Focus control based on electronic image sensor signals based on contrast or high frequency components of image signals, e.g. hill climbing method
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    • HELECTRICITY
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    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
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    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高画素の撮像素子を用い、AE,AF,AW
B機能を備えた電子的撮像装置において、フレームレー
トが遅くなっても違和感のない滑らかな動画像を出力で
きるようにする。 【解決手段】 CCD撮像素子3と、該CCD撮像素子
の光電荷蓄積時間の設定を行うCCDドライバ19と、C
CD撮像素子からの信号を映像信号に処理するゲイン調
整手段を含む撮像回路4と、映像信号を用いて取得した
AE,AF,AWB評価値に基づいてAE,AF,AW
Bの処理をVD信号に同期して順次に行うCPU17とを
備えた電子的撮像装置において、前記CPUによるAE
処理により得られるゲイン設定値の変化分の1/3ずつ
順次加算した値で、毎フレーム毎にゲイン設定を行い、
これにより明るさを滑らかに変化させ、違和感を与えな
い動画を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高画素の撮像素
子を備えた電子的撮像装置に関し、特にAE(自動露
出),AF(オートフォーカス),AWB(オートホワ
イトバランス)の評価値演算用回路を縮小しながら、記
録画像確認用の液晶表示部に滑らかな動画を出力できる
ようにした電子的撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、デジタルカメラと称されている
電子カメラやカムコーダにおいては、AE,AF,AW
Bの機能を備えている。そして、これらの機能を実行す
るための処理をインテリジェントに行うために、画面を
複数に分割して評価値を取得し、制御する方法が公知の
技術として知られている。
【0003】次に、画面を複数のエリアに分割してA
E,AF,AWBを制御する場合の、電子カメラの構成
例を図1に示すブロック図を用いて説明する。被写体像
は、焦点調節用レンズを含むレンズ1と、光量を調節す
る絞り2を介してCCD撮像素子3に結像される。結像
された被写体像は、CCD撮像素子3で光電変換により
電気信号に変換され、更に撮像回路4により処理されて
映像信号が生成され、そしてA/D変換部5によりデジ
タル信号に変換される。
【0004】操作スイッチ18が記録モードになっている
ことをCPU17が検出すると、カメラ全体は記録モード
として動作する。A/D変換部5からのデジタル信号
は、一旦バッファ6に蓄積された後、D/A変換部7に
よりアナログ信号に変換され、液晶表示部(LCD)9
に出力される。ユーザーは、液晶表示部9をファインダ
として利用でき、液晶表示部9に出力される画像により
画角あわせが可能となる。また同時に、バッファ6に蓄
積されたデジタル信号は、圧縮/伸張部8で圧縮され、
記録用メモリ10に画像データとして記録される。逆に、
操作スイッチ18が再生モードになっていることをCPU
17が検出すると、カメラ全体は再生モードとして動作す
る。そして記録用メモリ10に記録されていた画像データ
は、圧縮/伸張部8で伸張され、一旦バッファ6に蓄積
される。その後、画像データは、D/A変換部7により
デジタル信号からアナログ信号に変換され、液晶表示部
9に出力される。ユーザーは、液晶表示部9に出力され
る画像で記録画像の確認ができるようになっている。
【0005】一方、A/D変換部5によりデジタル化さ
れた映像信号は、AE情報検出部11,AF情報検出部1
2,AWB情報検出部13に入力される。AE情報検出部1
1では、映像信号の低周波成分が抽出される。抽出され
た低周波成分は、評価値用メモリ15a又は評価値用メモ
リ15bのどちらかを用いて、第1エリア積算部14aによ
って、画面を複数に分割した各エリア毎に積算される。
積算された値は、評価値用メモリ15a又は評価値用メモ
リ15bのどちらかに、そのままAE評価値として保存さ
れる。
【0006】次に、図2に示すタイミングチャートを用
いて、2つの評価値用メモリ15a,15bにアクセスしな
がら行うエリア積算について説明する。第1の垂直同期
信号(VD)期間中に露光されたデータAは、第2のV
D期間で第1エリア積算部14aによって積算される。エ
リア積算をするとき、第1エリア積算部14aは絶えずメ
モリアクセスするので、評価値用メモリを1つ占有して
しまう。一方、CPU17は、第3のVD期間のあるタイ
ミングで評価値用メモリからデータAのエリア積算され
た結果(評価値A’)をリードしたい。しかし第1エリ
ア積算部14aも、第2のVD期間中に露光されたデータ
Bについて評価値用メモリを用いて積算をしたいので、
評価値用メモリが1つでは都合が悪い。評価値用メモリ
が2つあれば、一方をエリア積算時に用い、他方を積算
結果(評価値)のリードに用いることができる。そし
て、その役割を交互に入れ替えることにより、毎VD
(フレーム)期間に評価値を取得することが可能となる
わけである。図1において、第1,第2,第3エリア積
算部14a,14b,14c毎に評価値用メモリが2つずつあ
るのは、そのためである。
【0007】図2のタイミングチャートにおいて、第2
のVD期間に第1エリア積算部14aは、評価値用メモリ
15aを用いてデータAのエリア積算を行う。第3のVD
期間にCPU17が評価値用メモリ15aから、データAの
積算結果つまり評価値A’をリードし、第1エリア積算
部14aは評価値用メモリ15bを用いてデータBのエリア
積算を行う。第4のVD期間では逆に、CPU17が評価
値用メモリ15bに対し、データBの評価値B′をリード
し、第1エリア積算部14aが評価値用メモリ15aを用い
てデータCのエリア積算を行うようになっている。
【0008】再び、図1に示したブロック図の説明に戻
る。AF情報検出部12では、映像信号の高周波成分が抽
出される。第2エリア積算部14bは評価値用メモリ15c
又は評価値用メモリ15dのどちらかを用いて、抽出され
た高周波成分を、画面を複数に分割した各エリア毎に積
算する。積算された値は、評価値用メモリ15c又は評価
値用メモリ15dのどちらかに、そのままAF評価値とし
て保存される。AWB情報検出部13では、映像信号を色
毎(例えば、RGB毎)に分離する。第3エリア積算部
14cは、評価値用メモリ15e又は評価値用メモリ15fの
どちらかを用いて、分離された色信号を、画面を複数に
分割した各エリア毎に積算する。積算された値は、評価
値用メモリ15e又は評価値用メモリ15fのどちらかに、
そのままAWB評価値として保存される。CPU17は、
マルチプレクサ16を介してAE評価値、AF評価値、A
WB評価値を取得することができる。AE評価値、AF
評価値、AWB評価値の3つを1VD期間にリードする
ことは時間的に可能であるので、CPU17は所望のタイ
ミングで所望の評価値を取得できることになる。もちろ
ん毎VD(フレーム)毎に3つの評価値を取得すること
ができる。
【0009】CPU17は、AE評価値をもとに撮像回路
4の映像信号のゲインを制御し、またCCDドライバ19
の素子シャッタ(撮像素子の光電荷蓄積時間を被写体の
明るさに応じて変化させて機械的なシャッタを開閉させ
るのと同等の効果をあげるもの)の時間(素子シャッタ
速)を制御し、更にモータドライバ20を介して、モータ
22に連結された絞り2を駆動させ、露出を合わせる。ま
たCPU17は、AF評価値をもとにモータドライバ21を
介してモータ23に連結されたフォーカスレンズを駆動さ
せ、ピントを合わせる。またCPU17は、AWB評価値
をもとに撮像回路4の映像信号の色毎のゲインを制御
し、ホワイトバランスを合わせる。
【0010】以上説明したように、図1の構成の電子カ
メラにおいては、インテリジェントなAE,AF,AW
B処理ができる反面、エリア積算部を3つ、そしてその
ためのメモリを6つ設ける必要があるので、回路規模が
非常に大きくなってしまうという欠点がある。これに対
し、エリア積算部と評価値用メモリを共有することによ
り、回路規模の縮小を図った電子カメラの構成例を図3
に示す。この図3に示す電子カメラにおいて、図1に示
したものと異なる部分について説明する。AE情報検出
部11,AF情報検出部12,AWB情報検出部13の各出力
は、スイッチ24を介して選択的に単一のエリア積算部14
へ接続される。実際はAE,AF,AWBの評価値は映
像信号より検出されるので、CPU17が撮像回路4から
のVD信号に同期してスイッチ24を切り替えて、AE情
報検出部11,AF情報検出部12,AWB情報検出部13の
3つを順番にエリア積算部14と接続するようになってい
る。
【0011】そして、エリア積算部14は、マルチプレク
サ16を介して第1の評価値用メモリ15−1,又は第2の
評価値用メモリ15−2のどちらかを用いて積算を行う。
CPU17は、エリア積算に用いられていない方のメモリ
へマルチプレクサ16を介してアクセスし、AE,AF,
AWB評価値をVD信号に同期して順番に取得する。そ
してCPU17は、取得した評価値をもとにAE,AF,
AWBの処理をVD信号に同期して順番に行う。この図
3に示した構成の電子カメラの場合、当然AE,AF,
AWBの各評価値は、3VD(フレーム)期間に1度し
か取得できない。しかし、通常の電子カメラやカムコー
ダでは、VD(フレーム)レートが60Hz なので、出力
される動画に違和感はない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年デジタ
ルカメラの高画素化が急速に進んでいる。高画素の画像
を扱う場合、データ量が多いので処理に時間がかかって
しまう。したがって、必然的にフレームレートも低下し
てしまう。図3に示したコスト低減のために回路規模の
縮小を図った構成の電子カメラでは、AE,AF,AW
Bは3VD(フレーム)期間に1回しか行われないの
で、フレームレートが低下してしまうと、それぞれの処
理が行われる間隔も長くなり、出力される動画像が非常
に見苦しいものになってしまう。例えば、AE制御にお
いては明るさが切り替わる瞬間がはっきりとわかってし
まうようになり、またAF制御においてはフォーカスレ
ンズの駆動期間と停止期間の区別がはっきりとわかって
しまうという問題点が生じる。
【0013】本発明は、従来の電子的撮像装置における
上記問題点を解消するためになされたもので、AE,A
F,AWBの評価値演算用の回路規模を縮小化してい
て、それぞれ3つの評価値が毎フレーム毎に取得できな
いにもかかわらず、且つ非常に高画素の撮像素子を用い
ていて、出力動画像のフレームレートが遅くなっている
にもかかわらず、違和感のない滑らかな動画像を出力で
き、撮影動作に支障を来さないようにした電子的撮像装
置を提供することを目的とする。
【0014】請求項毎の目的を述べると、次の通りであ
る。すなわち、請求項1記載の発明は、高画素の撮像素
子を用いた場合のように1画面毎の切り替わり時間が長
い電子的撮像装置においても、出力が急激に変化するこ
となく、違和感のない画像が連続して得られるようにし
た電子的撮像装置を提供することを目的とする。請求項
2記載の発明は、フリッカをキャンセルできる周期で光
電荷蓄積を行った場合においても、画面の明るさの変動
を押さえることができるようにした電子的撮像装置を提
供することを目的とする。請求項3記載の発明は、光電
荷蓄積時間の設定とゲイン調整の設定が時間的にずれて
も、明るさにハンチングが生ぜず滑らかで違和感のない
動画出力が得られるようにした電子的撮像装置を提供す
ることを目的とする。請求項4記載の発明は、オートフ
ォーカス制御時においても滑らかな動画像が得られるよ
うにした電子的撮像装置を提供することを目的とする。
請求項5記載の発明は、動画像を表示する際に、シーン
が変化しても明るさの変化に滑らかに対応できるように
した電子的撮像装置を提供することを目的とする。請求
項6記載の発明は、長い処理時間を要する制御用信号の
処理に対しても、時間的な遅れを生じさせないようにし
た電子的撮像装置を提供することを目的とする。請求項
7記載の発明は、精度の高いオートフォーカス制御又は
オートホワイトバランス制御を行えるようにした電子的
撮像装置を提供することを目的とする。請求項8記載の
発明は、高画素の撮像素子を用いた場合でもフリッカの
生じない電子的撮像装置を提供することを目的とする。
請求項9記載の発明は、動画の画面の移動が滑らかで、
AWBやAEの変動も少ない電子的撮像装置を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、撮像素子と、該撮像素子の
光電荷蓄積時間の設定を行う手段と、前記撮像素子から
読み出した信号を映像信号に処理するゲイン調整手段を
含む撮像回路と、該撮像回路からの映像信号を用いて1
画面毎に焦点調節用信号、露出制御用信号、ホワイトバ
ランス調整用信号を順次取得して各信号処理を択一的に
行う制御用信号処理手段とを備え、該制御用信号処理手
段より得られた各制御信号をそれぞれ毎画面毎に用い
て、映像信号のゲイン調整及び撮像素子の光電荷蓄積時
間の調整を行うように構成するものである。
【0016】このように構成することにより、高画素の
撮像素子を用いた場合のような1画面毎の切り替わり時
間が長い電子的撮像装置においても、各制御用信号をそ
れぞれ毎画面毎に用いて調整するようにしているので、
ゲイン調整や光電荷蓄積時間の調整が急激に変化するこ
となく、モニター等に映し出した場合でも違和感のない
画像を連続して得ることができる。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
子的撮像装置において、前記撮像素子の光電荷蓄積時間
設定手段は、光電荷蓄積時間を離散的な値に設定可能で
あり、またフリッカの生じない値に変化できるように構
成されており、且つ光電荷蓄積時間の変化に対してゲイ
ン調整手段によるゲイン調整を組み合わせて設定するよ
うに構成するものである。
【0018】蛍光灯が 100Hz で点灯する地域におい
て、モニター画面等にフリッカを生じさせないため、50
Hz の倍数に逆比例する時間で光電荷の蓄積を行った場
合、光電荷蓄積時間が変わる毎に大幅な光電荷蓄積量の
変動が生じ、明るさが大幅に変動するが、上記のよう
に、光電荷蓄積時間の変化に対してゲイン調整を組み合
わせることにより、画面の明るさの変動を低減すること
ができ、滑らかで違和感のない画面が得られる。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項1記載の電
子的撮像装置において、前記撮像素子の光電荷蓄積時間
の設定手段による光電荷蓄積時間の設定とゲイン調整手
段によるゲイン調整の組み合わせにより映像信号のレベ
ルを設定すると共に、撮像素子の光電荷蓄積時間の調整
後に蓄積された光電荷による映像信号に対して、一垂直
同期期間後に該映像信号のゲイン調整を行うように構成
するものである。
【0020】光電荷蓄積時間の設定とゲイン調整の設定
が時間的にずれると、明るさが滑らかに増加又は減少せ
ずハンチングを生じてしまう場合があるが、上記のよう
に設定することにより、画面上の明るさが急激に変動し
ハンチングが生じることもなく、露出制御の正確さが向
上し滑らか違和感のない動画出力が得られる。
【0021】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の電子的撮像装置において、撮影レン
ズの合焦点駆動手段を備え、該合焦点駆動手段を毎画面
毎に駆動するように構成するものである。このように撮
影レンズを毎画面毎に駆動することにより、間欠的な撮
影レンズの動きが改善され、滑らかな動画像を得ること
ができる。
【0022】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか1項に記載の電子的撮像装置において、前記ゲイ
ン調整手段によるゲイン調整及び前記撮像素子の光電荷
蓄積時間の調整は、所定の割合で増加又は減少させるよ
うに構成するものである。これにより、動画像を表示す
る際に、シーンが変化しても明るさの変化に滑らかに対
応することが可能となる。
【0023】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれか1項に記載の電子的撮像装置において、前記制御
用信号処理手段は、前記制御用信号のいずれかの信号処
理を行っている間に、一垂直同期期間後に信号処理して
出力すべき制御信号の信号処理の準備を行うように構成
するものである。このように構成することにより、演算
量が多いか複雑で処理に時間のかかる制御用の信号処理
が後に控えていても、この信号処理を時間的な遅れなし
で実行することが可能となる。
【0024】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれか1項に記載の電子的撮像装置において、前記制御
用信号処理手段は、前記露出制御用信号の信号処理を先
に行い、その後焦点調節用信号及びホワイトバランス調
整用信号の信号処理を行うように構成するものである。
このように自動露出制御に基づいて設定された露光条件
によりオートフォーカス制御又はオートホワイトバラン
ス制御を行うことにより、制御のために必要な適正な露
光量を確保した上で調節できることになり、精度の高い
オートフォーカス制御又はオートホワイトバランス制御
が可能となる。
【0025】請求項8記載の発明は、請求項1〜7のい
ずれか1項に記載の電子的撮像装置において、前記撮像
素子の光電荷蓄積時間設定手段は、光電荷蓄積時間の毎
画面毎の切り替わりを1/60秒の整数倍に設定するよう
に構成するものである。これにより高画素の撮像素子を
用いた場合においても、フリッカの発生を阻止すること
ができる。
【0026】請求項9記載の発明は、請求項4記載の電
子的撮像装置において、前記撮像レンズの合焦点駆動手
段による撮影レンズの駆動に要する時間と、前記制御用
信号処理手段より出力される焦点調節用信号の信号処理
の演算時間の総和が、一垂直同期期間を越えないように
構成するものである。このように構成することにより動
画画面の移動が滑らかになり、AWBやAEの変動も低
減することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態について説明す
る。本発明に係る電子的撮像装置を電子カメラに適用し
た場合の構成は、CPUの制御態様を異にするのみで、
図3に示したものと同様であり、図3に示した電子カメ
ラの構成自体については、先に説明しているのでここで
は省略する。まず初めに、評価値の取得を毎フレーム行
わないにもかかわらず、ゲインやシャッタ速を毎フレー
ム設定することにより、出力画像の明るさを違和感なく
滑らかに変化させるようにしたCPUの制御態様の第1
の実施の形態について説明する。従来の制御態様と対比
させて説明した方がわかりやすいので、従来のゲインや
シャッタ速による出力画像の明るさの制御態様について
更に詳細に説明する。回路規模の縮小を図った場合、C
PU17は1VD期間中にAE,AF,AWBの評価値の
うちどれか1つしか取得できない。AE,AF,AWB
の3つの制御をそれぞれ高速に合わせるためには、映像
信号の垂直駆動信号(VD)に同期させてAE,AF,
AWBの処理を順番に3フレーム周期で行う方がよい。
特にフレームレートが60Hz ,30Hz ,15Hz のような
ときは、フリッカキャンセルの効果も得られるので都合
がよい。
【0028】3フレーム周期でAE,AF,AWBの制
御を行う場合、AE処理は、3フレームに1度しか順番
が回ってこないので、その順番のフレームでゲイン設定
値を演算し、求めたゲイン設定値を設定しなければなら
ない。図4のタイミングチャートに示した従来の制御態
様では、第1のVD期間がAE処理の順番なので、CP
U17はAE評価値を取得し、ゲイン設定値G1を算出す
る。そして第1のVD期間の終期にゲイン設定値G1を
撮像回路4に設定する。また第4のVD期間は、AE処
理の順番なので同じくゲイン設定値G2を算出し、撮像
回路4に対しゲイン設定値G2を設定する。同様に第7
のVD期間、第10のVD期間についてもゲイン設定値G
3,G4を算出し、その値を設定する。
【0029】このように3フレームに1回ずつゲイン設
定値を更新していく場合、出力画面の明るさも3フレー
ム毎に変化していく。このとき高画素などのためにフレ
ームレートが非常に遅い場合は、明るさの切り替わり目
がはっきりとわかり、不快な動画像となる。
【0030】このような3フレームに1回しかゲインを
設定しない従来の制御態様における問題点を解消するた
めに、本実施の形態はフレーム毎にゲインを設定するよ
うにしたもので、図5のタイミングチャートを用いて説
明する。CPU17は、VDに同期してAE,AF,AW
Bの処理を順番に行う。第1のVD期間はAE処理の順
番なので、AE評価値をもとにゲイン設定値G1を算出
する。その時点で(以下現在という)設定されているゲ
イン設定値をG0とすると、第1のVD期間では、現在
設定されているゲイン設定値G0と今回新たに設定する
ゲイン設定値G1との差分の1/3だけ、ゲイン設定値
G0に上乗せした値、G0+1/3・(G1−G0)を
撮像回路4に設定する。第2のVD期間はAF処理の順
番ではあるが、更にゲイン設定値G1,G0の差分の1
/3を上乗せした値、G0+2/3・(G1−G0)を
撮像回路4に設定する。第3のVD期間もAE処理の順
番ではなく、AWBの順番ではあるが、ゲイン設定を撮
像回路4に対して行う。設定値は、G0+3/3・(G
1−G0)=G1となる。
【0031】同様にAE処理の順番である第4のVD期
間で、AE評価値をもとに新たなゲイン設定値G2を算
出する。第4のVD期間では、現在設定されているゲイ
ン設定値G1と今回新たに設定するゲイン設定値G2を
もとに、G1+1/3・(G2−G1)を設定する。ま
た第5のVD期間ではG1+2/3・(G2−G1)
を、第6のVD期間ではG2を設定する。3フレーム周
期で行うムービー動作については、後で図9のフローチ
ャートを用いて説明する。このようにゲイン設定値を算
出するのは3フレームに1回であるが、撮像回路4への
ゲイン設定を毎フレーム行うことにより、明るさが滑ら
かに変化し、ユーザーに違和感を与えない動画出力が可
能となる。
【0032】図4,図5を用いてゲインを毎フレーム設
定して明るさを滑らかに変化させる実施の形態を従来例
と対比して説明したが、CCDドライバ19に対し設定す
るシャッタ速についても、AE評価値をもとにシャッタ
速を算出するのは3フレームに1回であるが、シャッタ
速設定を毎フレーム設定することにより、同様の効果が
得られる。
【0033】次に、シャッタ速をある特定の値で設定す
る場合や、細かく段階的に設定できない場合の露出制御
について説明する。シャッタ速をある特定の値で設定す
る場合というのは、例えば蛍光灯による照明下の撮影で
画面のちらつきを押さえるために、シャッタ速を1/10
0 又は1/50しか用いないときなどの場合である。また
シャッタ速を細かく設定出来ない場合というのは、炎天
下の野外撮影時に高速シャッタをきるときなどの場合で
ある。蛍光灯等の照明器具は、50Hz 又は60Hz で点灯
している。フレームレートが60Hz ,30Hz 又は15Hz
の場合、照明器具が60Hz で点灯しているときは、画面
のちらつきは生じない。しかし照明器具が50Hz で点灯
しているときは、画面のちらつきが生じてしまう。この
場合シャッタ速を1/100 又は1/50にすれば、画面の
ちらつきは取り除かれる。
【0034】電子カメラの高速シャッタは、回路構成が
簡単になることから、水平同期信号(HD)の倍数(本
数)で設定するのが普通である。HD1本分の時間62.8
マイクロsec の場合、露光期間をHD1本分とすると、
シャッタ速は1/16000 となる。また露光期間をHD2
本分とすると、シャッタ速は1/8000となり、HD1本
分に比べて明るさが2倍となる。更に露光期間をHD3
本分とすると、シャッタ速は1/5300となり、HD2本
分に比べて明るさが 1.5倍となる。このように高速シャ
ッタを設定する場合は、高速側で細かく設定することが
できないので、精度の良い露出制御ができない。
【0035】図6は、屋内で画面のちらつきを押さえる
ために、シャッタ速を1/100 と1/50しか用いない場
合、あるいは野外炎天下で高速シャッタを用いている場
合において、出力画面の明るさ変化を考慮せず、いきな
りシャッタ速を変えてしまう場合(従来例)について説
明するためのタイミングチャートである。この図6に示
す制御態様において、第1のVD期間から第3のVD期
間まで+2dBずつゲインを上げていって、第3のVD
期間で初めのゲインから+6dB上げたところでMAX
ゲインに達したとすると、第4のVD期間ではこれ以上
ゲインを上げられないので、シャッタ速を1/100 から
1/50に変更する。途中のシャッタ速を用いないのは、
前述のように画面のちらつきを押さえるためである。シ
ャッタ速を1/100 から1/50に変更すると明るさが2
倍になる。明るさが2倍というのは信号レベルでいうと
約6dBアップすることになる。したがって、今まで+
2dB分ずつ変化していた明るさが、シャッタ速を変え
ることでいきなり+6dB変化することになる。これに
より出力画面の明るさが一気に変わり、大変見苦しい動
画像になってしまう。
【0036】次に、図6に示した従来の制御態様におけ
る問題を解消するための、本発明の第2の実施の形態を
図7のタイミングチャートを用いて説明する。第1のV
D期間から第3のVD期間まで+2dBずつゲインを上
げていく。第4のVD期間でシャッタ速を1/100 から
1/50に変更するとき、ゲインを4dB下げる。これに
よりシャッタ速を1/100 から1/50に変更したにもか
かわらず、第4のVD期間での明るさの変化量が+2d
B分となり、急激に画面の明るさが変化することを防ぐ
ことができる。
【0037】このように、ある特定のシャッタ速を設定
する場合や、高速シャッタを設定する場合、シャッタ速
を変更することによりどれだけ明るさが変わってしまう
かは、予めわかっている。そこでシャッタ速の変更によ
り所望の変化以上に明るさが変わってしまう分は、ゲイ
ンを下げることにより、すなわちシャッタ速の変更にゲ
インの調整を組み合わせることにより、出力画面の明る
さを滑らかに変えることが可能となる。
【0038】次に、AE評価値からのシャッタ速及びゲ
インの設定と、新たに設定されたシャッタ速とゲインの
効果が現れるまでの遅延について、図8のタイミングチ
ャートを用いて説明する。第1のVD期間における露光
により得られたデータを露光データAとする。露光デー
タAは、第2のVD期間でエリア積算部14によって積算
され、AE評価値A’が求められる。第3のVD期間で
は、このAE評価値A’をもとに、CPU17によってA
E処理が行われる。AE処理の結果をA”とする。この
ように実際の露光データに対して、処理がなされるの
は、2フレーム後となる。第3のVD期間では、処理結
果A”をもとに第3,第4,第5のVD期間の終わり
(すなわち第4,第5,第6のVD期間の初め)に設定
するシャッタ速及びゲインを算出する。
【0039】シャッタ速は、次の露光に反映される。し
たがって、第3のVD期間の終わりに設定されたシャッ
タ速S1は次の第4のVD期間の露光による露光データ
Dに反映される。またゲインは、素子シャッタ速S1で
露光された撮像信号を次の1VD後に処理するようにな
っているので、次のエリア積算に反映される。したがっ
て、第3のVD期間の終わりに設定されたゲインG1
は、次の第4のVD期間におけるエリア積算C’に反映
される。このように、シャッタ速とゲインとで設定から
効果が現れるまでの遅延が異なるので、このことに注意
して次のシャッタ速やゲインを決定する必要がある。例
えば、第6のVD期間のAE処理結果D”には、シャッ
タ速S1,ゲインG2までしか反映されてないことを考
慮に入れて、第6,第7,第8のVD期間の終わりに設
定するシャッタ速とゲインを設定しなければならない。
【0040】次に、シャッタ速とゲインの効果の現れる
までの遅延を考慮に入れたシャッタ速、ゲインの設定
(算出)方法を、フローチャートを用いて説明する。図
9は液晶表示部に動画を出力するために、AE,AF,
AWB処理を繰り返し行うムービー動作処理を示すフロ
ーチャートである。画角合わせを行うときなど、動画を
出力する場合に、この処理を行う。まず初めに、VDの
立ち上がりを待つ(S100 )。AE,AF,AWB処理
は映像信号を用いて行われるので、VDに同期させる必
要がある。次に、ムービーモード(MVMODE)の判
定が行われる(S101 )。MVMODE=1のときは、
処理ステップS102 へ行きAE処理が行われ、MVMO
DE=2のときは、処理ステップS110 へ行きAF処理
が行われ、MVMODE=3のときは、処理ステップS
119 へ行きAWB処理が行われる。AE処理の初めに
は、AE情報はCPUに取り込まれているものとする。
CPU17はAE情報を処理した1VD後には、AF情報
の処理をしなければならないので、この時点で直ぐにス
イッチ24をAF情報検出部12側に切り替え、AF情報を
取り込める準備をしておく(S102 )。
【0041】処理ステップS102 に次いで、処理ステッ
プS103 ではAE処理を行う。ここでシャッタ速、ゲイ
ンの設定値を算出する詳細な方法は後に述べる。処理ス
テップS103 では、現フレームに設定するシャッタ速S
1,ゲインG1,また次のフレームで設定するシャッタ
速S2,ゲインG2,そして次の次のフレームで設定す
るシャッタ速S3,ゲインG3を算出する。次いで、処
理ステップS104 で、フォーカスレンズを駆動させる。
駆動量の決定方法は、後に述べる。また、出力動画が滑
らかで違和感のないものにするために、フォーカスレン
ズはムービーモード(MVMODE)に関係なく、毎フ
レーム駆動させる。処理ステップS105では、次のフレ
ームでAF処理モードに移行するために、MVMODE
=2とする。処理ステップS108 ではシャッタ速S1,
処理ステップS109 でゲインG1を設定するが、VDの
high期間にシャッタ速やゲインを変更すると、出力画の
明るさが途中から変わってしまうことになるので、VD
の low期間をまって設定する。そのために前段の処理ス
テップS106 では、VDの立ち下がりを判定している。
またシャッタ速、ゲインの設定は、AEが合ってないと
きのみ行われるので、同様の前段の処理ステップS107
では、AEが合っている(OK)かどうかの判定を行っ
ている。AEがOKのときは、この処理を終了し、また
AEがOKでないときは、次の処理ステップでシャッタ
速、ゲインの設定を行う(S108 ,S109 )。
【0042】前記処理ステップS101 の判定でMVMO
DE=2の場合、処理ステップS110 以降の処理ステッ
プを行う。最初にCPU17はスイッチ24を介してAF情
報を取り込む。前述のようにMVMODE=2の場合
は、本来AF処理を行うが、MVMODE=1の場合に
処理ステップS102 において既にAF情報を取り込む準
備をしておいたのと同様に、1VD後に信号処理を行う
AWB信号処理のために、スイッチ24をAWB検出部13
側に切り替えておく。次いで、処理ステップS111 で、
AEがOKと判断されたときは、AF処理(S112 )を
行う。AF処理は、いわゆる山登りAFである。AEが
正しく合っていないと、AFの精度が落ちるので、AE
が合っているときにしか行わないようにしている。な
お、山登り方式の自動合焦方式とは、焦点調節用レンズ
を繰り出し、又は繰り込むときの映像信号に基づき、そ
の合焦度合いを示す被写体のコントラスト情報(コント
ラスト値)を得て、その値が最大となる位置(最大コン
トラスト位置)を合焦位置と判断して、その位置に焦点
調節用レンズを駆動する方式である。次いで、シャッタ
速及びゲインの設定を行うまでの処理ステップS113 〜
S118 は、AE処理における処理ステップS104 〜S10
9 と同様である。また処理ステップS101 の判定でMV
MODE=3の場合、処理ステップS119 の処理を行
う。そして処理ステップS119 では、スイッチ24をAE
検出部11側に切り替える。そしてAWB処理(S120 )
を行う。次いで行う処理ステップS121 〜S126 は、同
様にAE処理における処理ステップS104 〜S109 と同
様である。
【0043】次に、ゲイン算出処理を図10のフローチャ
ートを用いて説明する。図9のムービー動作処理を示す
フローチャートのAE処理ステップ(S103 )内で、こ
のゲイン算出処理が呼び出される。まず初めに、オフセ
ット量(offsetA,offsetB)を初期化する(S200
)。本実施の形態では、明るさ(被写体の輝度)をシ
ャッタ速1/100 におけるゲイン値で管理している。カ
メラが常にシャッタ速1/100 で動作していれば、この
ゲイン値のみで明るさが判断できるが、実際は様々なシ
ャッタ速が用いられる。そこで、シャッタ速を1/100
から変更した場合は、オフセット量でゲイン値を補正す
ることによって、正しく明るさが管理できるようにな
る。offsetAは、シャッタ速を1/100 から1/50に変
更したときに用いるオフセット量で、offsetBはシャッ
タ速を1/100 よりも高速な値で変更したときに用いる
オフセット量である。
【0044】ところで、本実施の形態の電子カメラは、
屋内と判断できるあまり明るくないシーンでは、シャッ
タ速1/100 ,1/50のみしか使用しないようにしてい
る。これは、フリッカの影響を受けないようにするため
である。また明るいところでは、1/100 から1/1600
0 まで1HDきざみで使用する。オフセット量の初期化
を行った後、AE評価値を取得する(S201 )。具体的
には、CPU17が評価値メモリ15−1又は15−2から積
算値を読み取り、画面を複数に分割したそれぞれのエリ
アごとに設定されている重み付けをもとに、AE評価値
を算出する。
【0045】次に、明るさの判定を行う。まず、1/10
0 より高速のシャッタ速を用いるような明るさか、それ
とも1/100 以下のシャッタ速を用いるような明るさか
の判定を行う(S202 )。次に、シャッタ速1/100 が
適切な明るさかそれともシャッタ速1/50が適切な明る
さかの判定を行う(S204 )。1/100 より高速なシャ
ッタ速が適切と判断されたときは、シャッタ速の算出
(S203 )を行う。シャッタ速の算出方法は、後で述べ
る。シャッタ速1/100 が適切と判断されたときは、現
フレームで設定するシャッタ速S1に、シャッタ速1/
100 に相当する露光期間(HDの本数)を設定する(S
205 )。同じく次フレームで設定するシャッタ速S2,
次々フレームで設定するシャッタ速S3にも同値を設定
する(S205 )。シャッタ速1/50が適切と判定された
ときは、S1,S2,S3にシャッタ速1/50に相当す
る露光期間(HDの本数)を設定する(S206 )。そし
て、シャッタ速を1/100 から変更することによる明る
さ判定用の補正値αをoffsetAに代入する(S207 )。
シャッタ速を1/100 から1/50に変更する場合、明る
さは2倍になる。したがって、αは2倍分に相当するゲ
イン値である。
【0046】適切なシャッタ速の判定を行った後、設定
するゲイン値に算出を行う。ゲイン設定値は、AE目標
値に対する得られたAE評価値の比率をもとに算出す
る。まず初めに、上記比率の算出を行う(S208 )。次
に、比率が4以上かどうかの判定を行う(S209 )。4
以上の場合は、非常に明るいということになるので、ゲ
インを最低値に設定する(S211 )。更に比率が0かど
うかの判定を行う(S210 )。0のときは非常に暗いと
いうことになるので、ゲインを最大値に設定する(S21
2 )。本実施の形態におけるゲインの可変範囲は0から
255 とし、最低値が0で、0を設定したときゲインが最
も下がる。また最大値が255 で、255 を設定したときゲ
インが最も上がる。処理ステップS211 ,S212 のG1
は現フレームに設定するゲイン値で、G2は次フレーム
に設定するゲイン値、G3は次々フレームに設定するゲ
イン値である。比率を求めた後、その比率をもとにゲイ
ン変更量(DGAIN)を算出する(S213 )。Nは、
明るさ変化2倍分に相当するゲイン設定値である。DG
AINは、3フレーム後の次のAE処理までに変更した
いゲイン変更量である。したがって、求めたDGAIN
をもとに1フレームの変更量ΔGを算出する(S214
)。
【0047】次に、ΔGの計算式について説明する。1
フレーム分の変更量ΔGは、3フレーム分の変更量の1
/3である。すなわち、次式(1)で表される。 ΔG=(3フレーム分の変更量)/3 ・・・・・・・・(1) 3フレーム分の変更量とは、AE評価値を目標値に近づ
けるために今回のAE処理で設定する値と前回のAE処
理で設定した値の差分である。すなわち、ΔGは次式
(2)のように書き表される。 ΔG=(今回設定値−前回設定値)/3 ・・・・・・・(2) 前回のAE処理で最終的に設定したゲイン値は、G3で
ある。図8に示したタイミングチャートでも説明した
が、G3は今回のAE処理の直前のフレームで設定され
たゲイン値である。今回のAE処理で取得したAE評価
値には、G3の結果は反映されていない。よって、ΔG
は更に次式(3)のように書き表される。 ΔG=(今回設定値−G3)/3 ・・・・・・・・・・(3) 今回のAE処理で設定する値は、処理S213 で求めたA
E評価値をAE目標値に近づけるためのゲイン変更値D
GAINと、その評価値に反映されているゲイン値の和
となる。そして、図8のタイミングチャートでも説明し
たように、今回のAE処理で用いる評価値には、2つ前
のフレームで設定したゲイン値G2までしか反映されて
いない。よって、ΔGは結局次式(4)で算出されるこ
とになる。 ΔG=(G2+DGAIN−G3)/3 ・・・・・・・(4)
【0048】次に、1フレーム分の変更量ΔGが求めら
れたら、現フレーム、次フレーム、次々フレームで実際
に設定するゲイン値G1,G2,G3を算出する(S21
5 )。すなわち、現フレームに設定するゲイン値G1
は、前フレームに設定したゲイン値G3に1フレーム分
の変更量ΔGを加える。次フレームに設定するゲイン値
G2は、現フレームに設定したゲイン値G1に1フレー
ム分の変更量ΔGを加える。次々フレームに設定するゲ
イン値G3は、次フレームに設定したゲイン値G2に1
フレーム分の変更量ΔGを加えて算出する。設定するゲ
イン値G1,G2,G3が0(最低値)未満、又は255
(最大値)を越える場合は、0又は255 にする(S216
)。次いで、次回のゲイン算出処理のために、明るさ
を判定するための変数を更新する(S217 )。評価値に
はG2までしか反映されないので、G2を基準に考えて
変数を更新する。
【0049】次に、シャッタ速の算出処理を、図11のフ
ローチャートを用いて説明する。図10のフローチャート
におけるシャッタ速算出の処理ステップ(S203 )が、
この処理に相当する。シャッタ速の算出は、ゲインと同
様にAE目標値に対するAE評価値の比率をもとに行
う。そこで、まず初めに、その比率の算出を行う(S30
0 )。シャッタ速の変更は、CCDドライバ19に露光期
間(HDの本数)の設定値を変更することにより行う。
露光期間は明るさ(被写体の輝度)が高い程、短くしな
ければならないものなので、図10のフローチャートの処
理ステップS208における比率とは、分子と分母が入れ
替わる。比率を求めた後、その比率をもとにシャッタ速
の1フレームの変更量ΔSを算出する(S301 )。
【0050】次に、ΔSの計算式について説明する。1
フレーム分の変更量ΔSは、3フレーム分の変更量の1
/3である。すなわち、次式(5)で表される。 ΔS=(3フレーム分の変更量)/3 ・・・・・・・・(5) 3フレーム分の変更量とは、AE評価値を目標値に近づ
けるために今回のAE処理で設定する値と前回のAE処
理で設定した値の差分である。すなわち、ΔSは次式
(6)のように書き表される。 ΔS=(今回設定値−前回設定値)/3 ・・・・・・・(6) 前回のAE処理で最終的に設定したシャッタ速はS3で
ある。図8のタイミングチャートでも説明したように、
S3は今回のAE処理の直前のフレームで設定されたシ
ャッタ速である。今回のAE処理で取得したAE評価値
には、S3の結果は反映されていない。よって、ΔSは
更に次式(7)のように書き表される。 ΔG=(今回設定値−S3)/3 ・・・・・・・・・・(7) 今回のAE処理で設定する値は、AE評価値をAE目標
値に近づけるための処理S300 で求めた比率と、その評
価値に反映されているシャッタ速の積となる。そして、
図8のタイミングチャートでも説明したように、今回の
AE処理で用いる評価値には、3つ前のフレームで設定
したシャッタ速S1までしか反映されていない。よっ
て、ΔSは結局次式(8)で算出されることになる。 ΔS=(S1×比率−S3)/3 ・・・・・・・・・・(8)
【0051】次に、1フレーム分の変更量ΔSが求めら
れたら、現フレーム、次フレーム、次々フレームで実際
に設定するシャッタ速を算出する(S302 )。現フレー
ムに設定するシャッタ速S1は、前フレームに設定した
シャッタ速S3に1フレーム分の変更量ΔSを加える。
次フレームに設定するシャッタ速S2は、現フレームに
設定したシャッタ速S1に1フレーム分の変更量ΔSを
加える。次々フレームに設定するシャッタ速S3は、次
フレームに設定したシャッタ速S2に1フレーム分の変
更量ΔSを加えて算出する。設定するシャッタ速S1,
S2,S3が1(最低値)未満、又はH(最大値)を越
える場合は、1又はHにする(S303 )。なお、Hは最
長露光期間(HDの本数)である。次に、シャッタ速を
変更したので、次回のシャッタ速算出処理のために明る
さ判定のための補正値offsetBを算出する(S304 )。
【0052】次に、offsetBの算出処理を図12のフロー
チャートを用いて説明する。offsetBの算出は、基準に
しているシャッタ速1/100 と設定するシャッタ速S1
との比率をもとにして行う。そこで、まず初めに比率の
算出を行う(S400 )。ESHUT100 は、シャッタ速
1/100 に相当する露光期間(HDの本数)である。シ
ャッタ速S1を用いるのは、そのときのAE処理に用い
る評価値には、シャッタ速S1までしか反映されていな
いからである。比率を求めた後、その比率をもとにoffs
etBを算出する(S401 )。Nは、明るさ変化2倍分に
相当するゲイン設定値である。
【0053】このように、ゲイン値とシャッタ速の設定
タイミングと、それらが評価値に反映されるタイミング
とにタイムラグがある場合も、前述のような処理を行う
ことにより、ハンチングの生じない露出制限が実現され
る。
【0054】次に、評価値の取得を毎フレーム行わない
にもかかわらず、フォーカスレンズを毎フレーム駆動す
ることにより、スムーズで滑らかな動きのオートフォー
カス(AF)を実現するようにした第3の実施の形態に
ついて説明する。対比させて説明した方がわかりやすい
ので、まずフォーカスレンズを3フレームに1回しか駆
動しない従来の制御態様について、図13のタイミングチ
ャートを用いて説明する。回路規模の縮小を図った場
合、CPU17は1VD期間中にAE,AF,AWBの評
価値のうち、どれか1つしか取得できない。AE,A
F,AWBの3つの制御をそれぞれ高速に合わせるため
には、映像信号の垂直同期信号(VD)に同期させて、
AE,AF,AWBの処理を順番に3フレーム周期で行
う方がよい。特にフレームレートが60Hz ,30Hz ,15
Hz のようなときは、フリッカキャンセルの効果も得ら
れるので都合がよい。3フレーム周期でAE,AF,A
WBの処理を行う場合、AF処理は、3フレームに1度
しか順番が回ってこないので、そのフレームでフォーカ
スレンズ駆動量を演算し、実際にモータ23を介してレン
ズ1を駆動しなければならない。図13に示した従来例で
は、第2のVD期間がAF処理の順番なので、CPU17
はAF評価値を取得し、モータ駆動する。また第5のV
D期間は、AF処理の順番なので同じくフォーカスレン
ズ駆動量を演算し、実際にモータ23を介してレンズ1を
駆動する。このように3フレームに1回ずつモータ駆動
を行う場合、画面には、3フレームに1回モータ駆動中
の画像が出力される。このときフレームレートが非常に
遅い場合は、モータの駆動と停止がはっきりとわかり、
ぎこちない動きのAF制御になってしまう。
【0055】そこで、このように3フレームに1回しか
モータ23を駆動しないようにした従来のAF制御の欠点
を解消するため、本実施の形態は、フレーム毎にモータ
駆動を行うようにするもので、図14のタイミングチャー
トを用いて説明する。CPU17は、VDに同期してA
E,AF,AWBの処理を順番に行う。第2のVD期間
はAF処理の順番なので、AF評価値をもとにフォーカ
スレンズ駆動量を算出する。次のAF処理(第5のVD
期間)までに、レンズ23を駆動すべき量をAFSPとす
ると、第2のVD期間では、レンズ23をAFSP/3だ
け駆動する。第3,第4のVD期間もAF処理のフレー
ムではないが、レンズ23をAFSP/3だけ駆動する。
同様にAE処理の順番である第5のVD期間では、次の
AF処理(第8のVD期間)までに駆動しなければなら
ないレンズ駆動量AFSPを算出し、第5,第6,第7
のVD期間でそれぞれAFSP/3だけ駆動する。3フ
レーム周期で行うムービー動作については、すでに図9
のフローチャートを用いて説明した。このように、フォ
ーカスレンズ駆動量を演算するのは3フレームに1回で
あるが、モータ駆動を毎フレーム行うことにより、レン
ズ23の駆動がスムーズになり、ぎこちない動作をしない
AF制御が実現できる。
【0056】最後に、AF評価値が得られたときの正確
なフォーカスレンズ位置を用いて合焦点位置を算出し、
AF精度を向上させるようにした制御態様の第4の実施
の形態について、図15を用いて説明する。なお、図15に
おいてはステップモータを用いた場合について図示説明
しているが、DCモータを用いた場合も同じ制御が可能
である。図15の(A)は、モータ駆動時間とCCDの露
光期間が重ならない場合を示す。モータ駆動時間が露光
期間と重なっていないので、現フレームでのフォーカス
の駆動量は4ステップとする。したがって、フォーカス
レンズ位置は、前フレームまでで駆動した位置+4とな
る。
【0057】図15の(B)は、モータ駆動時間とCCD
の露光期間が少し重なる場合を示す。現フレームでのフ
ォーカスの駆動量は12ステップである。モータ駆動時間
が露光期間にかかった部分のうち、中央のステップ位置
がその露光中のレンズ位置を代表していると考えてよい
から、(露光期間に重ならない分)+(露光期間に重な
る分)/2=9をもって、前フレームから積算されたレ
ンズ位置となる。したがってフォーカスレンズ位置は、
前フレームまでで駆動した位置+9となる。なお、上記
のように露光期間の駆動中の中間のステップ位置を、露
光中のレンズ位置としてAF制御を行うことについて
は、特開平9−200597号公報に詳細に開示されて
いる。
【0058】図15の(C)は、モータ駆動時間とCCD
の露光期間が完全に重なる場合を示す。現フレームでの
フォーカスの駆動量は本来12ステップであるが、中央の
ステップ位置が露光中のレンズ位置を代表していると考
えてよいから、(露光期間に重なる分)/2=6によ
り、前フレームから積算されたレンズ位置となる。した
がってフォーカスレンズ位置は、前フレームまでで駆動
した位置+6となる。
【0059】図15の(B)及び図15の(C)において、
このような演算をする理由は、次のとおりである。すな
わち、図15の(C)に示すように、1VDで位置0〜12
まで移動し、且つこの移動ステップ全部が露光と重なっ
ている場合、このとき得られる情報は、正確には位置0
〜12に移動中の情報である。しかし、この情報は位置6
に停止していたときに得られる情報とほぼ等しいと考え
て、AF処理する。
【0060】図15の(B)に示すように、この移動ステ
ップの一部(位置7〜12)が露光と重なっている場合、
このとき得られる情報は、正確には位置7〜12に移動中
の情報である。しかし、この情報は位置9に停止してい
たときに得られる情報とほぼ等しいと考えて、AF処理
する。
【0061】このような演算による効果は、簡単な計算
で、レンズを駆動しながらAF制御していることによる
誤差を補正できることである。いわゆる山登り方式のオ
ートフォーカス(AF)では、AF処理を行うフレーム
ごとにAF評価値と、その評価値が得られたときのフォ
ーカスレンズ位置が必要となる。上記のフォーカスレン
ズ位置算出法は、単にレンズ駆動量からのみレンズ位置
を決める方法に比べ、フォーカスの精度が向上する。
【0062】次に、レンズ位置の算出処理を、図16のフ
ローチャートを用いて説明する。図9のフローチャート
におけるAF処理(S112 )内で、このレンズ位置算出
処理が呼び出される。まず初めに、必要なデータを読み
込む。すなわち、まずVD期間の時間tV (ms)を読
み込む(S500 )。露光期間の時間tR (ms)を読み
込む(S501 )。CPU17は、シャッタ速を露光期間
(HDの本数)でメモリしているので、これを予め時間
(ms)に換算しておく。またVD期間や露光期間の長
さは、AF中は変化しないものとする。仮に変化しても
本処理が実現できなくなるというわけではないが、その
ときは2フレーム前のVD期間と露光期間をメモリする
必要がある。それは前述のように、評価値は露光されて
から2フレーム遅れて出力されるからである。演算時間
C (ms)を読み込む(S502 )。この演算時間も2
フレーム前の値をメモリしておいて用いる。また仮に、
演算時間が計測できないような場合は、最悪値を固定値
としてメモリしておいてもよい。次いで、1フレームの
送り量AFSP(ステップ)と駆動レート(ms)か
ら、モータ駆動時間tM (ms)を算出する(S503
)。AFSPと駆動レートは、2フレーム前の値をメ
モリしておいて用いる。またAFSPの値は、モータ駆
動時間tM と演算時間tC の和が1VD期間tV を越え
ないように(tM +tC ≦tV )、AF処理の駆動量決
定処理が制御される。
【0063】必要なデータを読み込んだら、露光期間と
モータ駆動期間が重なるかどうかの判定をする(S504
)。重ならないと判断されると、処理ステップS505
でフォーカスレンズ位置AFPOS1が算出される。A
FPOS0は、3フレーム前までにレンズが駆動した位
置であり、算出されたAFPOS1は評価値が得られた
ときのフォーカスレンズ位置である。重なると判断され
ると、処理ステップS506 でフォーカスレンズ位置AF
POS1が算出される。処理の最後に、次回の処理で必
要となるAFPOS0を算出しておく(S507 )。この
次回の処理で必要となるAFPOS0は、評価値が得ら
れたレンズ位置(AFPOS1)ではなく、実際にレン
ズが駆動している位置が必要なので、AFPOS0にA
FSPを加えて算出している。
【0064】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、請求項1記載の発明によれば、高画素の撮像素子を
用いた場合においても、ゲイン調整や光電荷蓄積時間の
調整が急激に変化することなく、違和感のない動画像を
連続して得ることの可能な電子的撮像装置を実現するこ
とができる。請求項2記載の発明によれば、光電荷蓄積
時間の変化に対してゲイン調整を組み合わせるようにし
ているので、画面の明るさの変動を低減し滑らかで違和
感のない動画面が得られる。請求項3記載の発明によれ
ば、画面上の明るさが急激に変動してハンチングが生じ
ることを防止し、露出制御の正確さを向上させることが
できる。請求項4記載の発明によれば、撮影レンズを毎
画面毎に駆動するようにしているので、間欠的な撮影レ
ンズの動きが改善され、滑らかな動画像を得ることがで
きる。請求項5記載の発明によれば、動画像を表示する
際に、シーンが変化しても明るさの変化に滑らかに対応
することができる。請求項6記載の発明によれば、信号
処理を行っている間に次に行うべき信号処理の準備を行
うようにしているので、時間のかかる制御用の信号処理
を時間的な遅れなしで実行することができる。請求項7
記載の発明によれば、自動露出制御に基づいて制御され
た露光条件によりオートフォーカス制御又はオートホワ
イトバランス制御を行うようにしているので、精度の高
いオートフォーカス制御又はオートホワイトバランス制
御が可能となる。請求項8記載の発明によれば、高画素
の撮像素子を用いた場合においても、フリッカの発生を
阻止することができる。請求項9記載の発明によれば、
動画画面の移動が滑らかになり、AWBやAEの変動も
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のAE,AF,AWB制御機能を備えた電
子カメラの構成例を示すブロック構成図である。
【図2】図1に示した従来例において、2つの評価値用
メモリにアクセスしながら行うエリア積算について説明
するためのタイミングチャートである。
【図3】AE,AF,AWB制御機能を備えた電子カメ
ラの他の構成例を示すブロック構成図である。
【図4】図3に示した電子カメラにおいて、ゲインを3
フレームに1回設定する場合の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図5】図3に示した電子カメラにおいて、本発明の第
1の実施の形態に係る、ゲインの設定を毎フレーム行う
動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】図3に示した電子カメラにおいて、ゲインを最
大まで上げた後にシャッタ速を切り替えた場合の動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【図7】図3に示した電子カメラにおいて、本発明の第
2の実施の形態に係る、シャッタ速を上げることにより
急激に変わる明るさをゲインにより補正する動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図8】図3に示した電子カメラにおいて、AE評価値
からシャッタ速及びゲインを算出するときの動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図9】図3に示した電子カメラにおいて、液晶表示部
に動画を出力するためにAE,AF,AWBの各制御を
繰り返し行うムービー動作処理を示すフローチャートで
ある。
【図10】図9に示したフローチャートのAE処理ステッ
プにおけるゲイン算出処理態様を示すフローチャートで
ある。
【図11】図10に示したフローチャートにおけるシャッタ
速算出処理態様を示すフローチャートである。
【図12】図11に示したフローチャートにおけるオフセッ
トB算出処理態様を示すフローチャートである。
【図13】図3に示した電子カメラにおいて、フォーカス
レンズを3フレームに1回駆動する場合の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図14】図3に示した電子カメラにおいて、本発明の第
3の実施の形態に係る、フォーカスレンズを毎フレーム
駆動する場合の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図15】図3に示した電子カメラにおいて、AF評価値
を得たときのフォーカスレンズ位置の算出法を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図16】図9に示したフローチャートのAF処理ステッ
プにおけるレンズ位置算出処理態様を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 レンズ 2 絞り 3 CCD撮像素子 4 撮像回路 5 A/D部 6 バッファ 7 D/A部 8 圧縮/伸長部 9 液晶表示部 10 記録用メモリ 11 AE情報検出部 12 AF情報検出部 13 AWB情報検出部 14 エリア積算部 15−1 第1の評価値メモリ 15−2 第2の評価値メモリ 16 マルチプレクサ 17 CPU 18 操作スイッチ 19 CCDドライバ 20,21 モータドライバ 22,23 モータ 24 スイッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子と、該撮像素子の光電荷蓄積時
    間の設定を行う手段と、前記撮像素子から読み出した信
    号を映像信号に処理するゲイン調整手段を含む撮像回路
    と、該撮像回路からの映像信号を用いて1画面毎に焦点
    調節用信号、露出制御用信号、ホワイトバランス調整用
    信号を順次取得して各信号処理を択一的に行う制御用信
    号処理手段とを備え、該制御用信号処理手段より得られ
    た各制御信号をそれぞれ毎画面毎に用いて、映像信号の
    ゲイン調整及び撮像素子の光電荷蓄積時間の調整を行う
    ように構成したことを特徴とする電子的撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像素子の光電荷蓄積時間設定手段
    は、光電荷蓄積時間を離散的な値に設定可能であり、ま
    たフリッカの生じない値に変化できるように構成されて
    おり、且つ光電荷蓄積時間の変化に対してゲイン調整手
    段によるゲイン調整を組み合わせて設定するように構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の電子的撮像
    装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像素子の光電荷蓄積時間の設定手
    段による光電荷蓄積時間の設定とゲイン調整手段による
    ゲイン調整の組み合わせにより映像信号のレベルを設定
    すると共に、撮像素子の光電荷蓄積時間の調整後に蓄積
    された光電荷による映像信号に対して、一垂直同期期間
    後に該映像信号のゲイン調整を行うように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の電子的撮像装置。
  4. 【請求項4】 撮影レンズの合焦点駆動手段を備え、該
    合焦点駆動手段を毎画面毎に駆動するように構成されて
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の電子的撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記ゲイン調整手段によるゲイン調整及
    び前記撮像素子の光電荷蓄積時間の調整は、所定の割合
    で増加又は減少させるように構成されていることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子的撮像
    装置。
  6. 【請求項6】 前記制御用信号処理手段は、前記制御用
    信号のいずれかの信号処理を行っている間に、一垂直同
    期期間後に信号処理して出力すべき制御信号の信号処理
    の準備を行うように構成されていることを特徴とする請
    求項1〜5のいずれか1項に記載の電子的撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記制御用信号処理手段は、前記露出制
    御用信号の信号処理を先に行い、その後焦点調節用信号
    及びホワイトバランス調整用信号の信号処理を行うよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1項に記載の電子的撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記撮像素子の光電荷蓄積時間設定手段
    は、光電荷蓄積時間の毎画面毎の切り替わりを1/60秒
    の整数倍に設定するように構成されていることを特徴と
    する請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子的撮像装
    置。
  9. 【請求項9】 前記撮像レンズの合焦点駆動手段による
    撮影レンズの駆動に要する時間と、前記制御用信号処理
    手段より出力される焦点調節用信号の信号処理の演算時
    間の総和が、一垂直同期期間を越えないように構成され
    ていることを特徴とする請求項4記載の電子的撮像装
    置。
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