JPH11111240A - 封止用金属箔、管球および照明器具 - Google Patents
封止用金属箔、管球および照明器具Info
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- JPH11111240A JPH11111240A JP26587197A JP26587197A JPH11111240A JP H11111240 A JPH11111240 A JP H11111240A JP 26587197 A JP26587197 A JP 26587197A JP 26587197 A JP26587197 A JP 26587197A JP H11111240 A JPH11111240 A JP H11111240A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属箔に起因する封止部のリークや破壊を防
ぐことのできる気密封止用金属箔、およびこの封止用金
属箔を用いた管球ならびにこの管球を装着した照明器具
を提供することを目的とする。 【解決手段】 金属箔1の表面に酸化ケイ素からなる耐
酸化性被膜2が形成してある気密封止用金属箔および石
英ガラス製外囲容器3にこの封止用金属箔2を気密封止
した管球L1ならびにこの管球L1を装着した照明器具
9である。
ぐことのできる気密封止用金属箔、およびこの封止用金
属箔を用いた管球ならびにこの管球を装着した照明器具
を提供することを目的とする。 【解決手段】 金属箔1の表面に酸化ケイ素からなる耐
酸化性被膜2が形成してある気密封止用金属箔および石
英ガラス製外囲容器3にこの封止用金属箔2を気密封止
した管球L1ならびにこの管球L1を装着した照明器具
9である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石英ガラスと気密
封止される金属箔および石英ガラス製外囲容器の端部に
この金属箔を気密封止した電球や高圧放電ランプ等の管
球ならびにこの管球を装着した照明器具に関する。
封止される金属箔および石英ガラス製外囲容器の端部に
この金属箔を気密封止した電球や高圧放電ランプ等の管
球ならびにこの管球を装着した照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン電球や管形赤外線電球等の電球
あるいは高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等の高
圧放電ランプは、耐熱性、耐圧性や耐蝕性を考慮して外
囲容器に石英ガラスが用いられている。そして、これら
管球のマウント構体は石英ガラス製外囲容器との気密性
を保持するため封止部に位置する導入導体として、モリ
ブデンMo箔等からなる金属箔が用いられている。通常
このモリブデンMo箔の肉厚は20〜30μmで、これ
以上に厚いと熱膨張率の関係から石英ガラス製外囲容器
にクラックを生じたり気密性が保持できなくなったり、
また、逆に薄いと強度的に弱く封止作業中や点灯中など
に箔切れが発生することがある。
あるいは高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等の高
圧放電ランプは、耐熱性、耐圧性や耐蝕性を考慮して外
囲容器に石英ガラスが用いられている。そして、これら
管球のマウント構体は石英ガラス製外囲容器との気密性
を保持するため封止部に位置する導入導体として、モリ
ブデンMo箔等からなる金属箔が用いられている。通常
このモリブデンMo箔の肉厚は20〜30μmで、これ
以上に厚いと熱膨張率の関係から石英ガラス製外囲容器
にクラックを生じたり気密性が保持できなくなったり、
また、逆に薄いと強度的に弱く封止作業中や点灯中など
に箔切れが発生することがある。
【0003】上記マウント構体は、例えばリボン状のモ
リブデンMo箔の一端部にモリブデンMoやタングステ
ンW製の内導線を、また、他端部にモリブデンMo製の
外導線を溶接やかしめ等の手段で接続してあり、内導線
の先端部にはフィラメントコイルや放電電極が設けら
れ、また、外導線は外囲容器内の排気後に口金や端子ピ
ンと接続される。
リブデンMo箔の一端部にモリブデンMoやタングステ
ンW製の内導線を、また、他端部にモリブデンMo製の
外導線を溶接やかしめ等の手段で接続してあり、内導線
の先端部にはフィラメントコイルや放電電極が設けら
れ、また、外導線は外囲容器内の排気後に口金や端子ピ
ンと接続される。
【0004】たとえばハロゲン電球は、所定のハロゲン
サイクルを生起させるため、点灯時外囲容器が250℃
以上の温度となるよう設計されていて、コイル状フィラ
メントに接続しているモリブデン箔および外導線などの
マウント構体は350〜400℃程度の温度となる。
サイクルを生起させるため、点灯時外囲容器が250℃
以上の温度となるよう設計されていて、コイル状フィラ
メントに接続しているモリブデン箔および外導線などの
マウント構体は350〜400℃程度の温度となる。
【0005】そして、ハロゲン電球の点灯時には、外囲
容器端部の封止部から導出している外導線は、口金や端
子ピン内において外気に晒されている高温雰囲気の状態
にある。このため、モリブデン製とはいえ徐々に酸化
し、この酸化が封止部内に埋設されている部分にまで進
行して、ついには外導線が接続しているモリブデン箔部
にまで及ぶ。なお、外導線は、たとえばモリブデン製と
はいえ封止部内に埋設されている部分は箔に比べて厚肉
であるので、石英ガラスとは厳密には密着していない。
容器端部の封止部から導出している外導線は、口金や端
子ピン内において外気に晒されている高温雰囲気の状態
にある。このため、モリブデン製とはいえ徐々に酸化
し、この酸化が封止部内に埋設されている部分にまで進
行して、ついには外導線が接続しているモリブデン箔部
にまで及ぶ。なお、外導線は、たとえばモリブデン製と
はいえ封止部内に埋設されている部分は箔に比べて厚肉
であるので、石英ガラスとは厳密には密着していない。
【0006】そして、電球はモリブデン箔が酸化する
と、抵抗値が増えさらにこの部分が温度上昇を来したり
応力が加わったりして、ついには封止部が破壊して容器
の気密が保てなくなり、所定の寿命に至らない短寿命と
なることがあった。
と、抵抗値が増えさらにこの部分が温度上昇を来したり
応力が加わったりして、ついには封止部が破壊して容器
の気密が保てなくなり、所定の寿命に至らない短寿命と
なることがあった。
【0007】そこで、封止部内における外導線の酸化を
防止するため、種々の手段が試みられ、また、実施され
てきている。たとえば封止部端面の外導線が導出される
部分をフリットガラスで覆うことが知られている。しか
し、この手段はフリットガラスの被覆に手間を要するば
かりか、低融点ガラスの場合にはソケット内に溶融した
ガラスが流れ込み導通不良を起こすなどのことがあっ
た。
防止するため、種々の手段が試みられ、また、実施され
てきている。たとえば封止部端面の外導線が導出される
部分をフリットガラスで覆うことが知られている。しか
し、この手段はフリットガラスの被覆に手間を要するば
かりか、低融点ガラスの場合にはソケット内に溶融した
ガラスが流れ込み導通不良を起こすなどのことがあっ
た。
【0008】また、その他の手段として、たとえば特公
平2−267850号公報に記載されているようにモリ
ブデン箔自体に酸化防止用の処理を行うことが開示され
ている。すなわち、モリブデン箔自体や外導線自体にイ
オン注入によってクロム、アルミニウム、シリコン、チ
タン、タンタルやパラジウム等からなる物質を埋め込む
ことによってなされている。そして、この場合、酸化は
箔表面の溶解を防止することによってなされるものであ
るが、酸化防止層をPECVD法等の手間を要する方法
により形成するものである。また、上記公報中には、モ
リブデン箔に薄膜をコーティングすることが示されてい
るが、コーティング材やその膜厚等の具体的な記載はな
い。
平2−267850号公報に記載されているようにモリ
ブデン箔自体に酸化防止用の処理を行うことが開示され
ている。すなわち、モリブデン箔自体や外導線自体にイ
オン注入によってクロム、アルミニウム、シリコン、チ
タン、タンタルやパラジウム等からなる物質を埋め込む
ことによってなされている。そして、この場合、酸化は
箔表面の溶解を防止することによってなされるものであ
るが、酸化防止層をPECVD法等の手間を要する方法
により形成するものである。また、上記公報中には、モ
リブデン箔に薄膜をコーティングすることが示されてい
るが、コーティング材やその膜厚等の具体的な記載はな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記後者
のモリブデン箔などの金属箔自体の表面に酸化防止用の
処理を行うことが作業性や歩留りなどの経済性もよいこ
とから、これに着目して種々検討した結果、本発明を完
成するに至った。
のモリブデン箔などの金属箔自体の表面に酸化防止用の
処理を行うことが作業性や歩留りなどの経済性もよいこ
とから、これに着目して種々検討した結果、本発明を完
成するに至った。
【0010】すなわち、本発明は金属箔の表面に酸化防
止用の被膜を形成することにより、上記とは異なるメカ
ニズムで酸化防止がはかれることを見出したもので、金
属箔に起因する封止部のリークや破壊を防ぐことのでき
る気密封止用金属箔およびこの封止用金属箔を用いた管
球ならびにこの管球を装着した照明器具を提供すること
を目的とする。
止用の被膜を形成することにより、上記とは異なるメカ
ニズムで酸化防止がはかれることを見出したもので、金
属箔に起因する封止部のリークや破壊を防ぐことのでき
る気密封止用金属箔およびこの封止用金属箔を用いた管
球ならびにこの管球を装着した照明器具を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の封止用金属箔は、金属箔の表面に酸化ケイ素からなる
耐酸化性被膜が形成してあることを特徴とする。
の封止用金属箔は、金属箔の表面に酸化ケイ素からなる
耐酸化性被膜が形成してあることを特徴とする。
【0012】金属箔は表面に酸化ケイ素からなる耐酸化
性被膜が被覆してあるので、石英ガラスとの封止時に内
部のモリブデン等の金属部分に直接に酸素が触れること
が少なく、金属部分の酸化防止や酸化発生およびその進
行を遅延できる。なお、金属箔の表面にクロムからなる
被膜を形成した上面に酸化ケイ素からなる耐酸化性被膜
を被覆してもよい。
性被膜が被覆してあるので、石英ガラスとの封止時に内
部のモリブデン等の金属部分に直接に酸素が触れること
が少なく、金属部分の酸化防止や酸化発生およびその進
行を遅延できる。なお、金属箔の表面にクロムからなる
被膜を形成した上面に酸化ケイ素からなる耐酸化性被膜
を被覆してもよい。
【0013】上記金属部分の酸化は、封止時に表面が溶
解することよりも表層部分に生じた微細なクラックを伝
わり酸素が金属部分に達するため起ると考えられ、上記
公報記載のように酸化防止物質を金属箔の表面に埋め込
むより、金属箔の表面に酸化防止被膜を設けた方が好ま
しい。
解することよりも表層部分に生じた微細なクラックを伝
わり酸素が金属部分に達するため起ると考えられ、上記
公報記載のように酸化防止物質を金属箔の表面に埋め込
むより、金属箔の表面に酸化防止被膜を設けた方が好ま
しい。
【0014】なお、金属箔はモリブデンMo箔に限ら
ず、タングステンW等の金属箔で形成したものであって
もよい。
ず、タングステンW等の金属箔で形成したものであって
もよい。
【0015】本発明の請求項2に記載の封止用金属箔
は、耐酸化性被膜の膜厚が3〜20μmであることを特
徴とする。
は、耐酸化性被膜の膜厚が3〜20μmであることを特
徴とする。
【0016】耐酸化性被膜の膜厚を3〜20μmとする
ことにより上記請求項1に記載したと同様な作用があり
実用上は差支えなく、膜厚が3μm未満であると被膜が
破壊し易く、被膜形成の効果がないばかりか封止部にも
クラックを生じる虞があり、また、膜厚が20μmを超
えると気密封止が行えない不具合がある。被膜厚さのば
らつき等を考慮すると8〜15μm程度が好ましい。
ことにより上記請求項1に記載したと同様な作用があり
実用上は差支えなく、膜厚が3μm未満であると被膜が
破壊し易く、被膜形成の効果がないばかりか封止部にも
クラックを生じる虞があり、また、膜厚が20μmを超
えると気密封止が行えない不具合がある。被膜厚さのば
らつき等を考慮すると8〜15μm程度が好ましい。
【0017】本発明の請求項3に記載の管球は、石英ガ
ラス製の外囲容器と、外囲容器の端部に気密封止された
請求項1または2に記載の封止用金属箔と、封止用金属
箔の一端部に接続されるとともに外囲容器内に延出した
電極構体と、封止用金属箔の他端部に接続されるととも
に外囲容器外に導出した外導線とを具備していることを
特徴とする。
ラス製の外囲容器と、外囲容器の端部に気密封止された
請求項1または2に記載の封止用金属箔と、封止用金属
箔の一端部に接続されるとともに外囲容器内に延出した
電極構体と、封止用金属箔の他端部に接続されるととも
に外囲容器外に導出した外導線とを具備していることを
特徴とする。
【0018】石英ガラス製の外囲容器が用いられる管球
において、金属箔は表面に外囲容器と同質の酸化ケイ素
からなる耐酸化性被膜が被覆してあるので両者の融合性
がよく気密性が高いとともに上記請求項1および2に記
載したと同様な作用を奏する。
において、金属箔は表面に外囲容器と同質の酸化ケイ素
からなる耐酸化性被膜が被覆してあるので両者の融合性
がよく気密性が高いとともに上記請求項1および2に記
載したと同様な作用を奏する。
【0019】また、本発明が適用される管球は、外囲容
器の一端部に封止部を形成したものに限らず、外囲容器
の両端に封止部が設けられているものであってもよく、
外囲容器は二重管等の多重管であってもよい。さらに、
封止部は圧潰封止部に限らず、外囲容器のガラスを収縮
して形成した封止部であってもよい。
器の一端部に封止部を形成したものに限らず、外囲容器
の両端に封止部が設けられているものであってもよく、
外囲容器は二重管等の多重管であってもよい。さらに、
封止部は圧潰封止部に限らず、外囲容器のガラスを収縮
して形成した封止部であってもよい。
【0020】本発明の請求項4に記載の管球は、電極構
体が、発光するコイル状フィラメントを備えた電球また
は放電電極を備えた放電ランプであることを特徴とす
る。
体が、発光するコイル状フィラメントを備えた電球また
は放電電極を備えた放電ランプであることを特徴とす
る。
【0021】ハロゲン電球や管形赤外線電球等の電球、
高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等の放電ランプ
に適用して上記請求項3に記載と同様な作用を奏する。
高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等の放電ランプ
に適用して上記請求項3に記載と同様な作用を奏する。
【0022】そして、本発明で表す電極構体とは電球の
場合はコイル状のフィラメントを、放電ランプの場合は
放電電極部を指す。
場合はコイル状のフィラメントを、放電ランプの場合は
放電電極部を指す。
【0023】本発明の請求項5に記載の管球は、電球ま
たは放電ランプが、反射鏡を備えていることを特徴とす
る。
たは放電ランプが、反射鏡を備えていることを特徴とす
る。
【0024】反射鏡を一体的または別体として設けた管
球において、上記請求項3および4に記載したと同様な
作用を奏する。
球において、上記請求項3および4に記載したと同様な
作用を奏する。
【0025】本発明の請求項6に記載の照明器具は、器
具本体と、器具本体に配設された請求項3ないし5のい
ずれか一に記載の管球とを具備していることを特徴とす
る。照明器具は上記請求項3ないし5に記載の管球を配
設しているので、上記請求項3ないし5に記載したと同
様な作用を奏する。
具本体と、器具本体に配設された請求項3ないし5のい
ずれか一に記載の管球とを具備していることを特徴とす
る。照明器具は上記請求項3ないし5に記載の管球を配
設しているので、上記請求項3ないし5に記載したと同
様な作用を奏する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の封止用金属箔の実
施の形態を図面を参照して説明する。図1(a)は封止
用金属箔の平面図、図1(b)は横断面を拡大した説明
図、図2は金属箔を使用した管球、例えばハロゲン電球
L1の一部断面正面図である。
施の形態を図面を参照して説明する。図1(a)は封止
用金属箔の平面図、図1(b)は横断面を拡大した説明
図、図2は金属箔を使用した管球、例えばハロゲン電球
L1の一部断面正面図である。
【0027】1はリボン状をなす例えばモリブデンMo
製の厚さが約25μmの薄板からなる石英ガラスとの気
密封止用の金属箔、2はこの金属箔1の表面に緻密に形
成された酸化ケイ素SiO2 からなる膜厚が約11μm
の耐酸化性被膜である。そして、この封止用金属箔1
は、ハロゲン電球L1の封止部に封止される。
製の厚さが約25μmの薄板からなる石英ガラスとの気
密封止用の金属箔、2はこの金属箔1の表面に緻密に形
成された酸化ケイ素SiO2 からなる膜厚が約11μm
の耐酸化性被膜である。そして、この封止用金属箔1
は、ハロゲン電球L1の封止部に封止される。
【0028】図2において、3は石英ガラス製の外囲容
器(バルブ)、4は外囲容器1の一端部を溶融圧潰して
形成した封止部で、この封止部4内には上記封止用金属
箔1,1が埋め込まれ石英ガラスと気密に封止されてい
る。また、この封止用金属箔1の一端部に溶接されると
ともに外囲容器3内に延出して電極構体を構成する内導
線5Aが、また、封止用金属箔1の他端部に溶接される
とともに外囲容器3外に導出して外導線5Bが設けられ
ている。なお、31は排気管である。
器(バルブ)、4は外囲容器1の一端部を溶融圧潰して
形成した封止部で、この封止部4内には上記封止用金属
箔1,1が埋め込まれ石英ガラスと気密に封止されてい
る。また、この封止用金属箔1の一端部に溶接されると
ともに外囲容器3内に延出して電極構体を構成する内導
線5Aが、また、封止用金属箔1の他端部に溶接される
とともに外囲容器3外に導出して外導線5Bが設けられ
ている。なお、31は排気管である。
【0029】また、6Aはタングステン線をコイル状に
巻回したフィラメントで、フィラメント6Aは両端部近
傍が内導線5A,5Aの先端部に溶接やかしめ等の手段
で継線されているとともに両方の内導線5A,5Aを所
定間隔を隔てて支持するビード51に植設されたアンカ
52で中間部が支持されている。
巻回したフィラメントで、フィラメント6Aは両端部近
傍が内導線5A,5Aの先端部に溶接やかしめ等の手段
で継線されているとともに両方の内導線5A,5Aを所
定間隔を隔てて支持するビード51に植設されたアンカ
52で中間部が支持されている。
【0030】また、外囲容器3内には少量のCH2 Br
2 やCH3 Br等のハロゲン化物およびアルゴン(A
r)と窒素(N2 )とを混合したガスが封入してある。
また、7は封止部4に耐熱性の接着剤を介し接合された
口金で、この口金7のシェルおよび頂部のアイレット部
に、上記外導線5B,5Bが溶接やろう付け等の手段で
電気的に接続してある。
2 やCH3 Br等のハロゲン化物およびアルゴン(A
r)と窒素(N2 )とを混合したガスが封入してある。
また、7は封止部4に耐熱性の接着剤を介し接合された
口金で、この口金7のシェルおよび頂部のアイレット部
に、上記外導線5B,5Bが溶接やろう付け等の手段で
電気的に接続してある。
【0031】また、外囲容器3の外表面の周囲部分に
は、可視光透過赤外線反射膜(以下、赤反膜と称す
る。)35が形成してある。この赤反膜35は、容器3
のガラス面に高屈折率層膜を作る例えば酸化チタン(T
iO2 )と低屈折率層膜を作る例えば酸化ケイ素(Si
O2 )とを交互に繰り返えし積層した多層光干渉膜から
なる。
は、可視光透過赤外線反射膜(以下、赤反膜と称す
る。)35が形成してある。この赤反膜35は、容器3
のガラス面に高屈折率層膜を作る例えば酸化チタン(T
iO2 )と低屈折率層膜を作る例えば酸化ケイ素(Si
O2 )とを交互に繰り返えし積層した多層光干渉膜から
なる。
【0032】そして、このハロゲン電球L1は、口金7
をソケット(図示しない。)に装着して点灯すると、外
囲容器3内に配設したコイル状フィラメント6Aが発熱
して可視光とともに大量の赤外線を放射し、フィラメン
ト6Aから放射した光のうち可視光の殆どは外囲容器3
および赤反膜35を透過して容器3の外方へと放射され
る。また、フィラメント6Aから放射した赤外線は、赤
反膜35で反射されてフィラメント6Aに戻し、(この
赤外線のフィラメント6Aからの放射と赤反膜35での
反射は反復行われる。)フィラメント6Aを再加熱して
発光をより高くし、この結果フィラメント6Aからの可
視光放射が増して、発光効率を向上できる。
をソケット(図示しない。)に装着して点灯すると、外
囲容器3内に配設したコイル状フィラメント6Aが発熱
して可視光とともに大量の赤外線を放射し、フィラメン
ト6Aから放射した光のうち可視光の殆どは外囲容器3
および赤反膜35を透過して容器3の外方へと放射され
る。また、フィラメント6Aから放射した赤外線は、赤
反膜35で反射されてフィラメント6Aに戻し、(この
赤外線のフィラメント6Aからの放射と赤反膜35での
反射は反復行われる。)フィラメント6Aを再加熱して
発光をより高くし、この結果フィラメント6Aからの可
視光放射が増して、発光効率を向上できる。
【0033】そして、上述した封止部4内に埋め込まれ
たモリブデンMo製の封止用金属箔1,1は、石英ガラ
スと気密に封止され外囲容器3内外の通気を完全に遮断
している。このハロゲン電球L1は、ハロゲンサイクル
を生起させる点灯、電流通流および外囲容器3に形成し
た赤反膜35によって各部の温度がより上昇し、これに
起因して外導線5Bの酸化が進み徐々に金属箔1にまで
酸化が進んでくる。しかし、金属箔1は表面に外囲容器
3と同質の酸化ケイ素からなる耐酸化性被膜2が被覆し
てあるので両者の融合性がよく気密性が高いとともに、
内部のモリブデン部分1に直接に酸素が触れることは少
なく、モリブデン部分1の酸化防止や酸化発生およびそ
の進行を遅延できる。
たモリブデンMo製の封止用金属箔1,1は、石英ガラ
スと気密に封止され外囲容器3内外の通気を完全に遮断
している。このハロゲン電球L1は、ハロゲンサイクル
を生起させる点灯、電流通流および外囲容器3に形成し
た赤反膜35によって各部の温度がより上昇し、これに
起因して外導線5Bの酸化が進み徐々に金属箔1にまで
酸化が進んでくる。しかし、金属箔1は表面に外囲容器
3と同質の酸化ケイ素からなる耐酸化性被膜2が被覆し
てあるので両者の融合性がよく気密性が高いとともに、
内部のモリブデン部分1に直接に酸素が触れることは少
なく、モリブデン部分1の酸化防止や酸化発生およびそ
の進行を遅延できる。
【0034】したがって、ハロゲン電球L1を構成する
外囲容器3の封止部4に、リークやクラックの発生を低
減した長寿命の電球L1を提供できる。
外囲容器3の封止部4に、リークやクラックの発生を低
減した長寿命の電球L1を提供できる。
【0035】本発明者の実験によれば、ハロゲン電球L
1の点灯時に、封止部4内に埋め込まれたモリブデンM
o製の封止用金属箔1温度が約380℃に達するものに
おいて、酸化からリークに至るまでの時間が従来品(耐
酸化性被膜なし。)約2500時間に対して、本発明品
は約10000時間と約4倍の寿命時間を延長させるこ
とができた。
1の点灯時に、封止部4内に埋め込まれたモリブデンM
o製の封止用金属箔1温度が約380℃に達するものに
おいて、酸化からリークに至るまでの時間が従来品(耐
酸化性被膜なし。)約2500時間に対して、本発明品
は約10000時間と約4倍の寿命時間を延長させるこ
とができた。
【0036】また、封止部4の耐熱性が向上したことに
より、封止部4の条件を同じとすれば、より高出力(高
電流)の電球が、例えば12V級の従来消費電力の上限
が75W程度であったが、150W程度まで可能となっ
た。また、電球L1の小形化が可能となった。
より、封止部4の条件を同じとすれば、より高出力(高
電流)の電球が、例えば12V級の従来消費電力の上限
が75W程度であったが、150W程度まで可能となっ
た。また、電球L1の小形化が可能となった。
【0037】なお、上記金属箔1部分の酸化は、封止時
に表面が溶解することよりも表層部分に生じた微細なク
ラックを伝わり酸素が金属部分に達するため起ると考え
られ、前記公報記載のように酸化防止物質を金属箔1の
表面に埋め込むより、金属箔1の表面に酸化防止被膜2
を設けた方が好ましい。
に表面が溶解することよりも表層部分に生じた微細なク
ラックを伝わり酸素が金属部分に達するため起ると考え
られ、前記公報記載のように酸化防止物質を金属箔1の
表面に埋め込むより、金属箔1の表面に酸化防止被膜2
を設けた方が好ましい。
【0038】また、金属箔1はモリブデンMo箔に限ら
ず、タングステンW等の金属箔で形成したものであって
もよい。また、耐酸化性被膜の膜厚は3〜20μm程度
がよく、膜厚が3μm未満であると被膜が破壊し易く、
被膜形成の効果がないばかりか封止部にもクラックを生
じる虞があり、また、膜厚が20μmを超えると気密封
止が行えない不具合がある。被膜厚さのばらつき等を考
慮すると8〜15μm程度が好ましい。さらに、金属箔
1への酸化ケイ素からなる耐酸化性被膜2の形成は、C
VD(化学蒸着)法、真空蒸着法、スパッタリング法や
溶液中への浸漬法等により行うことができる。
ず、タングステンW等の金属箔で形成したものであって
もよい。また、耐酸化性被膜の膜厚は3〜20μm程度
がよく、膜厚が3μm未満であると被膜が破壊し易く、
被膜形成の効果がないばかりか封止部にもクラックを生
じる虞があり、また、膜厚が20μmを超えると気密封
止が行えない不具合がある。被膜厚さのばらつき等を考
慮すると8〜15μm程度が好ましい。さらに、金属箔
1への酸化ケイ素からなる耐酸化性被膜2の形成は、C
VD(化学蒸着)法、真空蒸着法、スパッタリング法や
溶液中への浸漬法等により行うことができる。
【0039】また、モリブデンMo箔等の金属箔に、輻
射率が0.8以上の酸化ケイ素を主成分とする被膜や
「グラスエミ」(株式会社ノリタケ商品名)からなる被
膜を形成しても上記実施の形態と同様な作用効果を奏す
る。
射率が0.8以上の酸化ケイ素を主成分とする被膜や
「グラスエミ」(株式会社ノリタケ商品名)からなる被
膜を形成しても上記実施の形態と同様な作用効果を奏す
る。
【0040】また、図3は本発明管球の他の実施の形態
を示す正面図で、図中、図1および図2と同一部分には
同一の符号を付してその説明は省略する。
を示す正面図で、図中、図1および図2と同一部分には
同一の符号を付してその説明は省略する。
【0041】図3はメタルハライドランプ等の高圧放電
ランプ(HIDランプ)の内管である発光管L2を示
す。管状の外囲容器3は石英ガラス製で、容器3の両端
部にはそれぞれ圧潰封止部4,4が形成され内部に例え
ば上記実施の形態で示すと同様なモリブデン製の金属箔
1,1が気密に埋設されている。
ランプ(HIDランプ)の内管である発光管L2を示
す。管状の外囲容器3は石英ガラス製で、容器3の両端
部にはそれぞれ圧潰封止部4,4が形成され内部に例え
ば上記実施の形態で示すと同様なモリブデン製の金属箔
1,1が気密に埋設されている。
【0042】この金属箔1は、一端部側に外囲容器3の
内部側に延出するタングステン製の電極棒をなす内導線
5Aが、また、他端部側に外囲容器3の外部側に導出さ
れたモリブデン製の外導線5Bがそれぞれ溶接等により
接続されている。そして、内導線5Aの先端側にはタン
グステン線を巻回した放電電極6Bが設けられている。
この発光管L2の外囲容器3内には、ハロゲン化物およ
び水銀が封入されていて、この状態のままあるいは図示
しない硬質ガラス等からなる外管内に封装されてランプ
が完成される。
内部側に延出するタングステン製の電極棒をなす内導線
5Aが、また、他端部側に外囲容器3の外部側に導出さ
れたモリブデン製の外導線5Bがそれぞれ溶接等により
接続されている。そして、内導線5Aの先端側にはタン
グステン線を巻回した放電電極6Bが設けられている。
この発光管L2の外囲容器3内には、ハロゲン化物およ
び水銀が封入されていて、この状態のままあるいは図示
しない硬質ガラス等からなる外管内に封装されてランプ
が完成される。
【0043】この発光管L2も、金属箔1を外囲容器3
に封止する際およびランプとなって点灯したときに、放
電および通過電流により容器3をはじめ各部の温度が上
昇し、これに起因して外導線5Bの酸化が徐々に進み金
属箔1にまで酸化が進んでくる。しかし、金属箔1は表
面に酸化ケイ素からなる耐酸化性被膜2が被覆してある
ので、内部のモリブデン部分1に直接に酸素が触れるこ
とは少なく、モリブデン部分1の酸化防止や酸化発生お
よびその進行を遅延できる。
に封止する際およびランプとなって点灯したときに、放
電および通過電流により容器3をはじめ各部の温度が上
昇し、これに起因して外導線5Bの酸化が徐々に進み金
属箔1にまで酸化が進んでくる。しかし、金属箔1は表
面に酸化ケイ素からなる耐酸化性被膜2が被覆してある
ので、内部のモリブデン部分1に直接に酸素が触れるこ
とは少なく、モリブデン部分1の酸化防止や酸化発生お
よびその進行を遅延できる。
【0044】したがって、発光管L2を構成する外囲容
器3の封止部4に、リークやクラックの発生を低減でき
る長寿命のランプを提供できる。
器3の封止部4に、リークやクラックの発生を低減でき
る長寿命のランプを提供できる。
【0045】また、図4は本発明管球の他の実施の形態
を示す正面図で、図中、図1ないし図3と同一部分には
同一の符号を付してその説明は省略する。
を示す正面図で、図中、図1ないし図3と同一部分には
同一の符号を付してその説明は省略する。
【0046】図4は反射鏡付きの管球L3であって、図
中8は反射鏡で、この反射鏡8内には上記ハロゲン電球
L1(口金7の有無は問はない。)や発光管L2が設け
られているとともに反射鏡8の背面中央の基端部81に
は口金7が接合されている。なお、この反射鏡8、管球
L1,L2および口金7は耐熱性接着剤を介し一体に固
定されていても、あるいは別体で一体的に組立てられる
ものであってもよい。
中8は反射鏡で、この反射鏡8内には上記ハロゲン電球
L1(口金7の有無は問はない。)や発光管L2が設け
られているとともに反射鏡8の背面中央の基端部81に
は口金7が接合されている。なお、この反射鏡8、管球
L1,L2および口金7は耐熱性接着剤を介し一体に固
定されていても、あるいは別体で一体的に組立てられる
ものであってもよい。
【0047】また、図5は本発明の照明器具9の実施の
形態を示す斜視図である。この図5中、91は天井面な
どに取着される基台、92は支持ポール、93はポール
92の先端に回動自在に取付けられた自在継手、94は
この自在継手が設けられた器具本体、95は器具本体の
前方開口部内に設けられた反射体で、この反射体95の
部分にはソケット(図示しない。)が配設され、このソ
ケット(図示しない。)に図1に示すハロゲン電球L1
の口金7を装着することにより照明器具9が構成されて
いる。
形態を示す斜視図である。この図5中、91は天井面な
どに取着される基台、92は支持ポール、93はポール
92の先端に回動自在に取付けられた自在継手、94は
この自在継手が設けられた器具本体、95は器具本体の
前方開口部内に設けられた反射体で、この反射体95の
部分にはソケット(図示しない。)が配設され、このソ
ケット(図示しない。)に図1に示すハロゲン電球L1
の口金7を装着することにより照明器具9が構成されて
いる。
【0048】この器具9のソケット(図示しない。)へ
の電球L1の取り付けは、口金7のシェル部を捩じ込み
型のソケットに捩じ込み取り付けると、アイレット側端
子部がく字型板状体やコイル状の弾性を有するソケット
の奥の端子と接触して電気的接続および電球L1の支持
がなされる。そして、ソケットを介しフィラメント6A
に通電して発光させることにより電球L1は点灯する。
の電球L1の取り付けは、口金7のシェル部を捩じ込み
型のソケットに捩じ込み取り付けると、アイレット側端
子部がく字型板状体やコイル状の弾性を有するソケット
の奥の端子と接触して電気的接続および電球L1の支持
がなされる。そして、ソケットを介しフィラメント6A
に通電して発光させることにより電球L1は点灯する。
【0049】上記ハロゲン電球L1は、ハロゲンサイク
ルを生起させる点灯や電流通流によって温度が相当に昇
温するが、金属箔1に酸化を生じないか酸化の進行を遅
延できるので、フィラメント6Aの断線に至る電球L1
の寿命末期まで電気的接続を損なうことがない。したが
って、寿命が長く管球交換等の手間を多く要しない照明
器具9を提供することができる。
ルを生起させる点灯や電流通流によって温度が相当に昇
温するが、金属箔1に酸化を生じないか酸化の進行を遅
延できるので、フィラメント6Aの断線に至る電球L1
の寿命末期まで電気的接続を損なうことがない。したが
って、寿命が長く管球交換等の手間を多く要しない照明
器具9を提供することができる。
【0050】なお、この種照明器具9において、図3に
示す放電ランプL2を点灯させる場合には、安定器など
の点灯回路装置が必要であることはいうまでもない。ま
た、制光のために器具本体94や図4に示す反射鏡8の
前方開口部を覆うようにカバーやレンズ等の制光体を設
けることは差支えない。
示す放電ランプL2を点灯させる場合には、安定器など
の点灯回路装置が必要であることはいうまでもない。ま
た、制光のために器具本体94や図4に示す反射鏡8の
前方開口部を覆うようにカバーやレンズ等の制光体を設
けることは差支えない。
【0051】また、上記ハロゲン電球L1は、外囲容器
の外表面に可視光透過赤外線反射膜(赤反膜)が形成し
てない電球であっても差支えない。
の外表面に可視光透過赤外線反射膜(赤反膜)が形成し
てない電球であっても差支えない。
【0052】さらに、金属箔1は図1(c)に他の実施
の形態として示すように、石英ガラスとの気密封止性を
よくするために端部に向かうにしたがい薄肉となるよう
にエッチング等の手段で加工形成したものであってもよ
い。
の形態として示すように、石英ガラスとの気密封止性を
よくするために端部に向かうにしたがい薄肉となるよう
にエッチング等の手段で加工形成したものであってもよ
い。
【0053】
【発明の効果】請求項1および2の発明によれば、石英
ガラスと気密性の高い封止を行なうことができるととも
にその被膜の形成が容易である。
ガラスと気密性の高い封止を行なうことができるととも
にその被膜の形成が容易である。
【0054】請求項3の発明によれば、石英ガラス製の
気密容器に封止された金属箔の酸化発生が抑制されるか
酸化の進行を遅延できる、長寿命や気密容器の小形化あ
るいは高出力化した管球を提供することができる。
気密容器に封止された金属箔の酸化発生が抑制されるか
酸化の進行を遅延できる、長寿命や気密容器の小形化あ
るいは高出力化した管球を提供することができる。
【0055】請求項4の発明によれば、ハロゲン電球等
の白熱電球および水銀ランプやメタルハライドランプ等
の高圧放電ランプに適用して、上記請求項3に記載した
と同様な効果を奏する。
の白熱電球および水銀ランプやメタルハライドランプ等
の高圧放電ランプに適用して、上記請求項3に記載した
と同様な効果を奏する。
【0056】請求項5の発明によれば、反射鏡を備えた
電球または放電ランプに適用して上記請求項3に記載し
たと同様な効果を奏する。
電球または放電ランプに適用して上記請求項3に記載し
たと同様な効果を奏する。
【0057】請求項6の発明によれば、上記請求項3な
いし5に記載の効果を奏する管球を器具本体に配設した
ので、寿命が長く管球交換等の手間を多く要しない照明
器具を提供することができる。
いし5に記載の効果を奏する管球を器具本体に配設した
ので、寿命が長く管球交換等の手間を多く要しない照明
器具を提供することができる。
【図1】(a)図は本発明に係わる封止用金属箔の実施
の形態を示す平面図、(b)図は横断面を拡大して模型
的に示す説明図、(c)図は他の実施の形態を示す横断
面を拡大して模型的に示す説明図である。
の形態を示す平面図、(b)図は横断面を拡大して模型
的に示す説明図、(c)図は他の実施の形態を示す横断
面を拡大して模型的に示す説明図である。
【図2】本発明に係わる管球(ハロゲン電球)の実施の
形態を示す一部断面正面図である。
形態を示す一部断面正面図である。
【図3】本発明に係わる管球(高圧放電ランプ)の他の
実施の形態を示す正面図である。
実施の形態を示す正面図である。
【図4】本発明に係わる管球(反射鏡付きランプ)の他
の実施の形態を示す正面図である。
の実施の形態を示す正面図である。
【図5】本発明に係わる照明器具の実施の形態を示す斜
視図である。
視図である。
L1:管球(ハロゲン電球) L2:管球(高圧放電ランプ) L3:管球(反射鏡付き管球) 1:金属箔 2:耐酸化性(酸化ケイ素)被膜 3:石英ガラス製外囲容器 4:封止部 5A:電極構体(内導線) 5B:外導線 6A:コイル状フィラメント 6B:放電電極 8:反射鏡 9:照明器具 94:器具本体
Claims (6)
- 【請求項1】 金属箔の表面に酸化ケイ素からなる耐酸
化性被膜が形成してあることを特徴とする封止用金属
箔。 - 【請求項2】 耐酸化性被膜の膜厚が3〜20μmであ
ることを特徴とする請求項1に記載の封止用金属箔。 - 【請求項3】 石英ガラス製の外囲容器と;外囲容器の
端部に気密封止された請求項1または2に記載の封止用
金属箔と;封止用金属箔の一端部に接続されるとともに
外囲容器内に延出した電極構体と; 封止用金属箔の他
端部に接続されるとともに外囲容器外に導出した外導線
と;を具備していることを特徴とする管球。 - 【請求項4】 電極構体が、発光するコイル状フィラメ
ントを備えた電球または放電電極を備えた放電ランプで
あることを特徴とする請求項3に記載の管球。 - 【請求項5】 電球または放電ランプが、反射鏡を備え
ていることを特徴とする請求項4に記載の管球。 - 【請求項6】 器具本体と;器具本体に配設された請求
項3ないし5のいずれか一に記載の管球と;を具備して
いることを特徴とする照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26587197A JPH11111240A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 封止用金属箔、管球および照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26587197A JPH11111240A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 封止用金属箔、管球および照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11111240A true JPH11111240A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17423259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26587197A Pending JPH11111240A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 封止用金属箔、管球および照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11111240A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1563524A2 (en) * | 2002-11-07 | 2005-08-17 | Advanced Lighting Technologies, Inc. | Oxidation-protected metallic foil in methods |
JP2010535401A (ja) * | 2007-08-01 | 2010-11-18 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 高い動作温度を維持しシェーリングを減らす金属および酸化物界面アセンブリ |
US8277274B2 (en) | 2002-11-07 | 2012-10-02 | Advanced Lighting Technologies, Inc. | Apparatus and methods for use of refractory abhesives in protection of metallic foils and leads |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP26587197A patent/JPH11111240A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1563524A2 (en) * | 2002-11-07 | 2005-08-17 | Advanced Lighting Technologies, Inc. | Oxidation-protected metallic foil in methods |
EP1563524A4 (en) * | 2002-11-07 | 2008-12-10 | Advanced Lighting Tech Inc | OXIDATION PROTECTED METAL SHEET AND ASSOCIATED METHODS |
US8264147B2 (en) | 2002-11-07 | 2012-09-11 | Advanced Lighting Technologies, Inc. | Oxidation-protected metallic foil and methods |
US8277274B2 (en) | 2002-11-07 | 2012-10-02 | Advanced Lighting Technologies, Inc. | Apparatus and methods for use of refractory abhesives in protection of metallic foils and leads |
JP2010535401A (ja) * | 2007-08-01 | 2010-11-18 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 高い動作温度を維持しシェーリングを減らす金属および酸化物界面アセンブリ |
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