JP2771734B2 - 放電ランプ装置 - Google Patents

放電ランプ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用の光源として用
いられる放電ランプ装置に係り、特に絶縁性ベース前方
に配設されたアークチューブが紫外線遮蔽用グローブに
包囲された放電ランプ装置に関する。
【0002】
【従来技術】近年の自動車用ヘッドランプの光源として
は、白熱ランプから光量の大きいハロゲンランプに移行
し、最近ではさらに光量が大きくかつ寿命の長い放電ラ
ンプが開発されつつある。図5は先に提案されているこ
の種の放電ランプ装置を示したもので、絶縁性ベース2
から突出する一対のリードサポート3,4によって放電
ランプ本体であるアークチューブ5の両端が支持された
構造となっている。アクチューブ5は、ガラス管中央の
密閉ガラス球5a内に電極6,6が対設され、ガラス管
には電極6,6に接続されたモリブデン箔7,7を封着
するピンチシール部5b,5bが形成され、ピンチシー
ル部5b,5bからはモリブデン箔7,7に接続された
リード線8,8が外部に導出し、このリード線8,8が
金属支持体8a,8bを介してリードサポート3,4に
溶接固定されている。またガラス球5a内には、発光物
質として水銀のほかに金属ハロゲン物質(例えば、ナト
リウム−タリウム−インジュウム系又はスカンジウム−
ナトリウム系)が含まれている。符号9はベース2に固
定保持された円筒形状の紫外線遮蔽用グローブで、アー
クチューブ5の発光から人体に有害な波長域および灯具
内の樹脂部品を劣化させる波長域の紫外線をカットする
ようになっている。そしてこの放電ランプ装置はリフレ
クター1のバルブ挿着孔1aに挿着されて、ランプボデ
ィと前面レンズによって形成される灯室空間(図示せ
ず)内に配置される。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】しかし図5に示される
放電ランプ装置では、アークチューブ5の周囲が紫外線
遮蔽用グローブ9の開口端を介して灯室空間に連通して
いる。そしてヘッドランプ点灯時にはアークチューブ5
が高熱を発し灯室内が高温となるが、この高熱のためラ
ンプボディと前面レンズ間係合部をシールするために装
填されているシール剤や灯室空間内に設けられているS
i系合成樹脂材からシリコンが低分子シロキサンとして
灯室空間に飛び出し、回遊し、高温度となるアークチュ
ーブの表面付近で大気中のO2と結合し、アークチュー
ブの表面にSiO2として付着する。この付着したSi
2はアークチューブを白く曇らせ、アークチューブの
発光効率を低下させるという問題があった。
【0004】また図6に示されるように、紫外線遮蔽用
グローブ9を前端部の閉塞された形状とし、ベース2の
前面に固定したセラミックディスクにグローブ開口端部
を接着してグローブ9内を密封し、アークチューブ5へ
のSiO2の付着を防ぐ構造も提案されている。しか
し、グローブを接着する接着剤が経年変化し、グローブ
9とディスク間の気密性に不安があり、長期間の使用に
対し確実にSiO2の付着を防止するまでには至ってい
ない。さらに紫外線遮蔽用グローブ9は、アークチュー
ブ5およびリードサポート3,4全体を包囲する構造で
あるため、放電ランプ装置が大型化する。さらにグロー
ブ9の前端部9aはアークチューブの前方に位置し、リ
フレクター1で反射した光がこのグローブ前端部9aで
散乱してグレア光となる虞れがある。またグローブ前端
部9aで光がカットされて配光パターンの中心光度が不
足するという問題もある。
【0005】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は、アークチューブ表面にSiO
2が折出しないコンパクトな放電ランプ装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る放電ランプ装置においては、不活性ガ
ス供給孔として作用しその後ピンチシール又はシュリン
クシールにより封止されるガラス管が前端部に連成され
た紫外線遮蔽用のキャップ型ガラス製グローブの後端開
口部を、アークチューブの後端部外周に連成したガラス
製フランジ部に溶着して、アークチューブを、アークチ
ューブを包囲一体化する紫外線遮蔽用グローブ内に密封
するとともに、アークチューブ先端から導出するリード
線をグローブ前端のガラス管封止部からグローブ外に導
出し、アークチューブ・グローブ結合体の後端部を絶縁
性ベースに固定保持し、前記グローブ前端から導出する
リード線を絶縁性ベースから前方に延出するリードサポ
ートに支持させるようにしたものである。
【0007】また請求項2では、請求項1記載の放電ラ
ンプ装置において、前記アークチューブから導出するリ
ード線と、ガラス管封止部からグローブ外に導出するリ
ード線は、ガラス管封止部に封着されたモリブテン箔を
介して接続するようにしたものである。
【0008】
【作用】キャップ型ガラス製グローブの後端開口部はア
ークチューブの外周に連成されたガラス製フランジ部に
溶着され、グローブ前端のガラス管はピンチシール又は
シュリンクシールにより封止されて、アークチューブの
周りはグローブで完全密封状態に保持される。
【0009】このためアークチューブを包囲する紫外線
遮蔽用のグローブは、放電による発熱で灯室空間内に飛
び出した低分子シロキサン(Si)の高温度となるアー
クチューブへの接近を妨げ、SiO2の生成およびSi
2のアークチューブ表面への付着を妨げる。なおグロ
ーブはアークチューブと比べて表面温度が低いため、グ
ローブ近傍において灯室空間内の低分子シロキサン(S
i)がO2と結合する度合は少なく、さらにSiO2とし
てグローブに付着することもない。
【0010】また紫外線遮蔽用のグローブはアークチュ
ーブだけを包囲した構造であるため、リードサポートを
も包囲する従来構造に比べてコンパクトで、前後長さも
短い。請求項2では、シュリンクシール又はピンチシー
ルしたガラス管封止部内に封着されたモリブテン箔は非
常に薄くかつガラスと馴染みがよいので封止部の気密性
を確保する。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図2は本発明の実施例を示すもので、図1
は本発明の一実施例である放電ランプ装置の斜視図、図
2は同放電ランプ装置の縦断面図、図3および図4は同
放電ランプ装置の製造工程説明図である。
【0012】これらの図において、放電ランプ装置は、
アークチューブ10とこのアークチューブ10を包囲す
る紫外線遮蔽用のアウターチューブであるグローブ20
とが一体化されたアークチューブ・グローブ結合体A
と、アークチューブ・グローブ結合体Aの後端部を支持
するアークチューブ支持ベースである絶縁性ベース30
と、この絶縁性ベース30から前方に延出してアウター
チューブ・グローブ結合体Aの前端部を支持するリード
サポート40とから主として構成されている。
【0013】アークチューブ10は、円パイプ形状の石
英ガラス管の前端部寄り及び後端部寄りがピンチされ
て、放電空間を形成する楕円体形状の密閉ガラス球12
の両端部に横断面矩形状のピンチシール部13a,13
bが形成された構造で、ガラス球12内には始動用希ガ
ス,水銀及び金属ハロゲン化物(例えばナトリウム・タ
リウム−インジュウム系発光物質)が封入されている。
密閉ガラス球12内にはタングステン製の放電電極15
a,15bが対向配置されており、放電電極15a,1
5bはピンチシール部13a,13bに封着されたモリ
ブデン箔16a,16bに接続され、ピンチシール部1
3a,13bの端部からはモリブデン箔16a,16b
にそれぞれ接続されたモリブテン製リード線18a,1
8bが導出し、リード線18bは非ピンチシール部であ
る円パイプ形状部14bを挿通して外部に延びている。
一方、前端側リード線18aは、紫外線遮蔽用グローブ
20前端のシール部22に封着されたモリブテン箔16
cを介してグローブ前方に導出するモリブテン製リード
線18cに接続され、このリード線18cは、リードサ
ポート40の先端に固定された金属支持体41に接続さ
れている。またアークチューブ10の後端部の円パイプ
形状部14bにはガラス製ディスクが溶着一体化されて
フランジ部24が形成され、このディスク(フランジ
部)24にグローブ20の開口端部が溶着一体化され
て、アークチューブ・グローブ結合体Aが構成されてい
る。
【0014】アークチューブ10を包囲する紫外線遮蔽
用のガラス製グローブ20は、球形の先端部にシール部
22が突設されたキャップ型で、グローブ後端開口部が
アークチューブ10の後端部に周設されたガラス製ディ
スク(フランジ部)24に溶着されて、アークチューブ
10を包囲した構造となっている。ガラス製グローブ2
0の外側にはZnOなどの紫外線カット作用のある紫外
線遮蔽膜がコーティングされており、アークチューブ1
0の放電部の発光から人体や灯具構成部材に有害な波長
域の紫外線をカットするようになっている。
【0015】グローブ先端のシール部22は、当初は図
3(e)に示されるように、ガラス管21により構成さ
れているが、このガラス管21内にリード線18aに接
続した、モリブデン箔16cとリード線18cからなる
リード線アッシー17を挿通させた状態で、ガラス管2
1をシュリンクシールすることによって、シール部22
が形成される。モリブテン箔16cはガラスとの馴染み
がよく、通電路であるリード線アッシー17を封着した
ガラス管封止部における気密性を確保できる。さらにガ
ラス製アークチューブ10とガラス製ディスク(フラン
ジ部)24,ガラス製ディスク(フランジ部)24とガ
ラス製グローブ20が溶着により一体化されて、それぞ
れの接合部の気密性が確保されている。そして完全密閉
状態とされたグローブ20内には不活性ガスが封入され
ており、この不活性ガスの断熱作用により、グローブ2
0の表面温度が低く抑えられるようになっている。この
ため放電ランプ装置の点灯中に、温度が上昇することに
よって、ヘッドランプ構成部材であるランプボディと前
面レンズとの係合部に装填されているシール剤や灯室空
間内のシリコン系合成樹脂材から飛び出した低分子シロ
キサンは、表面温度の低いグローブ20と接触はして
も、表面温度の高いアークチューブ10とは接触できな
いので、SiO2の生成が抑制されるとともに、たとえ
生成されたとしても生成されたSiO2がアークチュー
ブに付着するおそれもない。従って、アークチューブ1
0が白く曇って発光効率を低下させるという従来のよう
な不具合はない。
【0016】またグローブ20にはZnO等の紫外線を
カットするための紫外線遮蔽膜がコーティングされてお
り、この紫外線遮蔽膜の耐久性は高温となると低下する
傾向にあるが、グローブ20内の不活性ガスの断熱作用
によって紫外線遮蔽膜の温度の上昇が抑えられるので、
紫外線遮蔽膜の耐久性も保証される。なお符号26はリ
ード線18aに溶接固定され、グローブ20内の不純物
成分(例えばH2,O2等のガス)を吸着除去するゲッタ
ーである。
【0017】絶縁性ベース30は合成樹脂の一体成形体
で、ベース30の前面にはインサート成形されたリード
サポート40が前方に延出している。ベース30の前面
にはねじ32によってセラミックディスク34が固定さ
れ、ベース30の前面に形成されたアークチューブ係合
孔31にアークチューブ後端部が係合するとともに、ア
ークチューブ・グローブ結合体Aのフランジ部24相当
領域がセラミックディスク34に無機系接着剤36によ
って固定されている。そしてアークチューブ後端側のリ
ード線18bは、アークチューブ係合孔31の底面に設
けられている小孔31aからベース背面側に導出し、ベ
ース30の背面側に突設されたコネクターの一部である
端子37に溶接されている。
【0018】一方、アークチューブ前端側のリード線1
8aは、グローブ20の前端シール部22内に封着され
ているモリブテン箔16cに接続され、モリブテン箔1
6cからモリブデン製リード線18cがグローブ20外
に導出している。そしてこのリード線18cにはリード
サポート40の先端に固定された金属支持体41にスポ
ット溶接により接続され、この前端側リード線18aへ
の通電路として作用するリードサポート40は、ベース
30内にて屈曲し、ベース背面側に突出してコネクター
の一部である端子38を構成している。符号42はリー
ドサポート40に外嵌した放電防止用のセラミック製パ
イプである。端子37,38にはそれぞれ給電用コード
1,C2が接続され、端子37,38間にはベース30
から二股隔壁39が延出し、二股隔壁39にはコードC
1,C2を挿通保持するプラグカバー50側の隔壁52が
係合して、両端子37,38間の放電を防止する構造と
なっている。
【0019】また符号46は絶縁性ベース30の周縁部
に固定されている焦点リングである。放電ランプ装置を
リフレクターのバルブ挿着孔に位置決めする際の基準当
接部である焦点リング46と絶縁性ベース30とは、両
部材46,30の付き合わせ面に金属リング47が介在
されて、周方向及び軸方向(図2に示す左右方向)に相
対スライドできる構造であるが、放電部である密閉ガラ
ス球12と焦点リング46とを軸方向及び周方向に位置
決めした位置において、高周波誘導加熱により金属リン
グ47を加熱して両部材30,46の付き合わせ面を溶
着一体化するようになっている。
【0020】次に本実施例の放電ランプ装置の製造工程
を図3および図4に基づいて説明する。まず図3(a)
に示すアークチューブ10を用意し、図3(b)に示す
ように、モリブテン箔16cとリード線18cの一体化
されたリード線アッシー17をアークチューブ前端側リ
ード線18aに接続する。さらに図3(c)に示すよう
に、リード線18aにゲッター26を接続するととも
に、図3(d)に示すように、ガラス製のディスク(フ
ランジ部)24をCO2レーザ等の熱源によってアーク
チューブ後端部に溶着する。
【0021】次に図3(e)に示すように、紫外線遮蔽
用グローブ20をアークチューブ10の上方から被せ、
リード線アッシー17をグローブ先端に連成されている
ガラス管21内に挿通し、グローブ20の下端開口部を
ディスク(フランジ部)24に係合させ、グローブ20
とディスク(フランジ部)24とをCO2レーザ等の熱
源によって溶着する。
【0022】次に図4(a)に示すように、ガラス管2
1を介してグローブ20内を真空に排気し、次いで不活
性ガスを注入し、グローブ20内を不活性ガスで置換す
るとともに、シュリンクシールによりガラス管21を封
止してシール部22とする。次に図4(b)に示すよう
に、前面にセラミックディスク34が固定され、かつリ
ードサポート40が突設された絶縁性ベース30を用意
し、アークチューブ後端部をチューブ係合孔31に挿入
してセラミックディスク34にアークチューブ・グロー
ブ結合体Aの後端部を接着固定する。このときアークチ
ューブ後端側リード線18bは小孔31aからベース3
0の背面側に突出させておく。さらにリードサポート4
0の前端に固定した金属支持体41に、グローブ前端か
ら導出するリード線18cをスポット溶接する。
【0023】次に図4(c)に示すように、ベース30
の背面側に端子37を螺着し、この端子37にリード線
18bをスポット溶接する。さらに端子37、およびリ
ードサポート40のベース後方突出部である端子38に
コードC1,C2を接続するとともに、プラグカバー50
をベース30に係合させ、両部材50,30の係合部に
金属リング47を環装する。次に図4(d)に示すよう
に、焦点リング46を装着し、焦点リング位置を調整す
るアライニングを行い、適正位置において高周波誘導加
熱によりプラグカバー50とベース30と焦点リング4
6とを一体化する。
【0024】なお前記した実施例では、ガラス管封止部
であるシール部22をシュリンクシールにより形成する
ようになっているが、ピンチシールにより形成してもよ
い。また前記実施例では、アークチューブの前端側リー
ド線(モリブデン線)18aをガラス管封止部22内に
封着したモリブテン箔16cを介してリード線18cに
接続した構造となっているが、グローブ20を、前記し
た実施例で示す石英ガラス製(線膨張係数5.0×10
7からモリブデン線の線膨張係数(52×10 7)に近
い硬質ガラス製(線膨張係数43×10 7)に変え、リ
ード線(モリブデン線)18aを直接封止部22で封着
し、リード線18aをそのままグローブ前方に導出させ
る構造としてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明に
係る放電ランプ装置によれば、アークチューブは紫外線
遮蔽用グローブによって包囲され、完全な密閉状態に保
持されているので、点灯による灯室内の温度の上昇によ
り灯室空間内に飛び出した低分子シロキサンが高温度の
アークチューブの表面近傍に回遊することがなく、Si
2の生成およびこのSiO2のアークチューブへの付着
が抑制されて、アークチューブの発光率の低下が防止さ
れる。なおグローブの表面温度はアークチューブに比べ
て低いので、Si(低分子シロサキン)の酸化反応が抑
制され、SiO2のグローブへの付着もない。
【0026】また紫外線遮蔽用のグローブはリードサポ
ートを包囲することなくアークチューブだけを包囲した
構造であるため、従来構造に比べて非常にコンパクトで
ある。また従来のグローブに比べて短いため、従来構造
のようにリフレクターでの反射光がグローブ前端部で散
乱してグレア光となったり、グローブ先端で光がカット
されて配光パターンの中心部の光度が不足するといった
不具合がない。またリードサポートは、グローブ内に設
けられた従来構造のように紫外線にさらされることがな
いので、変性しにくくそれだけリードサポートの耐久性
も確保される。
【0027】アークチューブの高温状態がアークチュー
ブを取り囲む不活性ガス雰囲気によって断熱されて紫外
線遮蔽用グローブに伝えられるため、グローブに形成さ
れている紫外線遮蔽膜の耐久性が低下することが抑制さ
れる。またアークチューブはグローブ内の断熱雰囲気下
におかれて一定の動作温度を保持できるので、ヘッドラ
ンプの光束や色や温度等の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である放電ランプ装置の
斜視図
【図2】同放電ランプ装置の縦断面図
【図3】同放電ランプ装置の製造工程を示す図で、紫外
線遮蔽用グローブ内にアークチューブを固定するまでの
工程を説明する図
【図4】同放電ランプ装置の製造工程を示す図で、紫外
線遮蔽用グローブ先端部をシュリンクシールする工程か
ら放電ランプ装置が出来上がるまでの工程を説明する図
【図5】先に提案されている放電ランプ装置の縦断面図
【図6】先に提案されている他の放電ランプ装置の縦断
面図
【符号の説明】
10 放電ランプ本体であるアークチューブ 12 放電部である密閉ガラス球 13a,13b ピンチシール部 14b 円筒形状部 15a,15b 放電電極 18a アークチューブ前端側に導出するリード線 18c グローブ前端部から導出するリード線 20 紫外線遮蔽用グローブ 21 紫外線遮蔽用グローブ先端に形成されたガラス管 22 ガラス管封止部であるシール部 30 絶縁性ベース 34 セラミックディスク 36 接着剤 40 リードサポート A アークチューブ・グローブ結合体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−233853(JP,A) 特開 昭63−318065(JP,A) 特開 平1−292740(JP,A) 実開 平3−104949(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 61/34 H01J 61/35 H01J 61/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不活性ガス供給孔として作用しその後ピ
    ンチシール又はシュリンクシールにより封止されるガラ
    ス管が前端部に連成された紫外線遮蔽用のキャップ型ガ
    ラス製グローブの後端開口部が、アークチューブの後端
    部外周に連成されたガラス製フランジ部に溶着されて、
    アークチューブがアークチューブを包囲一体化する紫外
    線遮蔽用グローブ内に密封されるとともに、アークチュ
    ーブ先端から導出するリード線がグローブ前端のガラス
    管封止部からグローブ外に導出し、アークチューブ・グ
    ローブ結合体の後端部が絶縁性ベースに固定保持され、
    前記グローブ前端から導出するリード線が絶縁性ベース
    から前方に延出するリードサポートに支持されたことを
    特徴とする放電ランプ装置。
  2. 【請求項2】 前記アークチューブから導出するリード
    線と、ガラス管封止部からグローブ外に導出するリード
    線は、ガラス管封止部に封着されたモリブテン箔を介し
    て接続されていることを特徴とする請求項1記載の放電
    ランプ装置。
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