JPH11109282A - 結像素子 - Google Patents

結像素子

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JPH11109282A
JPH11109282A JP27088397A JP27088397A JPH11109282A JP H11109282 A JPH11109282 A JP H11109282A JP 27088397 A JP27088397 A JP 27088397A JP 27088397 A JP27088397 A JP 27088397A JP H11109282 A JPH11109282 A JP H11109282A
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Hiroyuki Inoue
浩之 井上
Kazuhiro Fujita
和弘 藤田
Ikuo Maeda
育夫 前田
Goichi Akanuma
悟一 赤沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結像素子においてゴースト又はクロストーク
光のような迷光の発生を阻止する。 【解決手段】 等価な一連のレンズが1列に配列された
レンズアレイと、直角屋根型反射面であるルーフミラー
又はルーフプリズムがレンズアレイの光軸配列上に平行
して複数配列されたルーフミラーアレイ又はルーフプリ
ズムアレイと、各レンズに対応して配設された絞り部材
(アパーチャ)を備える結像素子において、ルーフミラ
ー又はルーフプリズムをレンズアレイの各レンズに対し
て、少なくとも2つ以上でしかも各レンズの配列光軸間
の中心とミラー又はプリズムの稜線が一致するように配
置する。さらに、絞り部材のルーフミラー又はルーフプ
リズムへの投影幅をルーフミラー又はルーフプリズムの
幅よりも広く構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結像素子、より詳
細には、複写機、ファクシミリ等に用いられる読取光学
系、CCDラインセンサ等倍センサと組み合わせた読み
取りスキャナ等に用いられる光学系、及び光プリントヘ
ヅド、自己走査型光ブリントヘッドに用いられる光学系
に用いて好適な結像素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、等倍結像光学系を構成する方法と
しては、例えば、特開昭57−37326号公報に示す
ような、ルーフミラーレンズアレイを用いる方法、ある
いは、例えば、特公昭61−2929号公報に示すよう
に、ルーフプリズムレンズアレイを用いる方法が知られ
ている。
【0003】図6は、従来のルーフミラーレンズアレイ
を用いる方法により作製した結像素子、即ち、レンズア
レイとルーフミラーアレイを組み合わせたルーフミラー
レンズアレイ結像素子を模式的に示したものである。図
中、1はレンズアレイ、2はルーフミラーアレイ、3は
ルーフミラーアレイの稜線、4はルーフミラーの反射
面、R1(R2)はレンズアレイのレンズ、φ1はレンズ
3の光軸を表している。この構成において、例えば原稿
から入射した光束は入射側に位置するレンズアレイのレ
ンズR1を通してルーフミラーアレイ2の反射面4で2
回反射された後、レンズアレイのレンズR1(R2)を通
して結像面に原稿の等倍正立画像を結像する。
【0004】さらに前記以外の結像方法として、特公平
5−53245号公報に記載されているように、二つの
レンズアレイを直交配置し、このレンズアレイ間でこれ
らのレンズアレイの配列方向に直交する稜線をレンズア
レイのピッチと等ピッチで有するルーフプリズムアレイ
結像素子も知られている。図7は、そのルーフプリズム
アレイ結像素子を示すものであって、7(A)はその側
面図、図7(B)は図7(A)のB視方向からみた図で
あり、図7(C)は同A視方向からみた図である。図
中、6はルーフプリズムレンズアレイ、7はルーフプリ
ズムレンズアレイの反射面、8は同稜線を示している。
この構成において、例えば原稿面(P1)からの光束は
レンズR1を通りルーフプリズムレンズアレイの反射面
で2回反射した後、レンズR2から出射して結像面P2
原稿の正立等倍像を結像する。
【0005】また、例えば、特開平7−35998号公
報には、等倍結像系を構成するルーフミラーレンズアレ
イにおいて、レンズアレイを構成する各レンズに対し、
それに対応してルーフミラーの数を2以上にしたものが
記載されている。図8は、その結像素子を示し、ルーフ
ミラーはその谷線が対応するレンズ配列光軸間の中心に
一致するよう配置されている。図はこの場合において、
各レンズの境界部に対応するルーフミラー面に入射した
入射光L1がルーフミラーの反射面において反射され
て、ゴースト光になることを示している。
【0006】図9は、同じく従来の等倍結像系における
クロストーク光発生の状況を説明するものであって、図
9(A)は入射光L1が入射レンズに斜めに入射した後
にプリズムまたはルーフミラーの反射面で1回反射して
クロストーク光となる例を示す。図9(B)は同様に入
射光L2が前記反射面で2回した後、本来出射すべきレ
ンズと別のレンズから出射して本来結像すべき場所とは
異なる場所に結像してクロストーク光になる例を示して
いる。
【0007】これらの結像素子においては、例えば原稿
からの入射光はその入射レンズの正面から入射する限り
前述のとおりに結像面上に正しく結像することができ
る。しかしながら、例えば図9(A),図9(B)に示
すように、入射光が入射光L1の斜めの方向から入射す
る場合、例えば、入射光L1は入射レンズRを通過後ル
ーフプリズムまたはルーフミラーの反射面で一回反射し
てそのままレンズRから出射してゴースト光となり、ま
た、光L2は同様に反射面で2回反射して本来出射すべ
きレンズに隣接するレンズから出射し、同様にクロスト
ーク光となる。
【0008】更に、図10は、ルーフプリズムレンズア
レイ結像素子10の一例を示すもので、Rはレンズ、1
1はルーフプリズムの稜線、12は同反射面、13は結
像側レンズRに入射した光が内部で隣接するレンズ側に
入光することをなくすために前記反射面(ダッハ面)間
に設けた切り欠き溝である。この構成によりある程度迷
光の発生を抑制することができる。しかしながら、この
結像素子を用いてもレンズ面に対し斜めに入射した入射
光は図示のようにプリズムの溝13との境界面で反射さ
れ、その後反射面12で2回反射されてレンズRから出
射し、それがクロストーク光になる。このように、従来
の等倍結像素子においてはそのままではクロストーク光
やゴースト光を防止することができず、それによって画
質、コントラスト、解像度の低下が免れ得なかった。
【0009】そこで、等倍結像素子にレンズの内又は外
側にアパーチャ(絞り部材)を設けることによって等倍
結像素子の入射側及び結像側のレンズに入射またはそれ
から出射する光の角度範囲を制限し、クロストーク光又
はゴースト光となる光束を予めカットすることが行われ
ている。図11は、その例を示すものである。図11
(A)から明らかなように、ルーフプリズム又はルーフ
ミラーレンズアレイ結像素子において、アパーチャ(絞
り部材)20はレンズに対して一定の角度以上での光の
入出射を阻止するためのもので、それによってこのアパ
ーチャ20によりクロストーク光又はゴースト光を防止
することができる。
【0010】しかしながら、アパーチャ(絞り部材)2
0によってクロストーク光又はゴースト光の発生を防ぐ
には、光の入出射の制限を強めることが必要となるた
め、それらの迷光の発生を完全に阻止しようとすると、
図11(B)に示すようにアパーチャ(絞り部材)の開
口を狭めざるを得ず、その結果、レンズ正面からの有効
光束が蹴られ光の有効効率が悪くなってしまうという欠
点が生じる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたもので、ルーフミラーアレイないしル
ーフプリズムアレイ結像素子において、レンズアレイの
各レンズに対しルーフミラー又はルーフプリズムを、そ
の稜線がレンズ配列光軸間の中心に一致するようにして
複数個配置し、アパーチャ(絞り部材)の形状を最適化
することにより、従来の結像素子よりも光利用効率が高
く、迷光のない、高性能な結像素子を実現することを目
的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、等価
な一連のレンズが1列に配列されたレンズアレイと、ル
ーフミラーがレンズアレイの光軸配列上に平行して複数
配列されたルーフミラーアレイと、前記レンズアレイの
各レンズに対応して配設されたアパーチャを備える結像
素子において、前記ルーフミラーが前記各レンズに対し
て、前記レンズアレイのレンズ配列光軸間の中心とルー
フミラーの稜線が一致するようにして、少なくとも2つ
以上配置された結像素子である。
【0013】請求項2の発明は、等価な一連のレンズが
1列に配列されたレンズアレイと、ルーフプリズムがレ
ンズアレイの光軸配列上に平行して複数配列されレンズ
アレイと同一部材で一体に形成されたルーフプリズムレ
ンズアレイと、前記レンズアレイの各レンズに対応して
配設されたアパーチャを備える結像素子において、前記
ルーフプリズムが前記各レンズに対して、前記レンズア
レイのレンズの配列光軸間の中心とルーフプリズムの稜
線が一致するようにして、少なくとも2つ以上配置され
た結像素子である。
【0014】請求項3の発明は、等価な一連のレンズが
1列に配列され入射側に位置する第1のレンズアレイ
と、この第1のレンズアレイと等価に形成され互いの光
軸が直交する位置に配列された結像側の第2のレンズア
レイと、この2つのレンズアレイの配列方向に直交する
方向でかつ各レンズアレイの光軸を含む平面に45゜と
なるようにルーフミラーの稜線が配置されたルーフミラ
ーアレイと、前記2つのレンズアレイの各レンズに対応
して配設されたアパーチャを備えるルーフミラーアレイ
結像素子において、前記ルーフミラーが前記各レンズ対
に対して、各レンズアレイのレンズの配列光軸間の中心
とルーフミラーの稜線が一致するようにして、少なくと
も2つ以上配置された結像素子である。
【0015】請求項4の発明は、等価な一連のレンズが
1列に配列され入射側に位置する第1のレンズアレイ
と、この第1のレンズアレイと等価に形成され互いの光
軸が直交する位置に配列された結像側の第2のレンズア
レイと、この2つのレンズアレイの配列方向に直交する
方向でかつ各レンズアレイの光軸を含む平面に45゜と
なるようにルーフプリズムの稜線が配置され、2つのレ
ンズアレイと同一部材で一体形成されたルーフプリズム
レンズアレイと、2つのレンズアレイの各レンズに対応
して配設されたアパーチャを備えるルーフプリズムアレ
イ結像素子において、ルーフプリズムが前記2つのレン
ズアレイの各レンズに対して、レンズアレイのレンズの
配列光軸間の中心とルーフプリズムの稜線が一致するよ
うにして、少なくとも2つ以上配置された結像素子であ
る。
【0016】請求項5の発明は、請求項1又は3に記載
された前記結像素子において、前記ルーフミラーが同一
形状である結像素子である。
【0017】請求項6の発明は、請求項2又は4に記載
された前記結像素子において、前記ルーフプリズムが同
一形状である結像素子である。
【0018】請求項7の発明は、請求項1,3,5のい
ずれかに記載された前記結像素子において、前記アパー
チャの前記ルーフミラーヘの投影幅が、該投影位置にお
けるルーフミラーの幅よりも広い結像素子である。
【0019】請求項8の発明は、請求項2,4,6のい
ずれかに記載された前記結像素子において、前記アパー
チャの前記ルーフプリズムへの投影幅が、該投影位置に
おけるルーフプリズムの幅よりも広い結像素子である。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1記載の発明の実
施の形態を示している。図中、1−1は結像素子のレン
ズアレイ、1−2はルーフミラーアレイ、1−3はアパ
ーチャ(絞り部材)を示している。本結像素子はそのレ
ンズアレイ1−1の各レンズに対応してレンズ1つ当た
りのルーフミラーの数を従来の結像素子における1から
2に増やした形状であって、レンズの配列光軸間の中心
とルーフミラーの稜線が一致するように、アパーチャ
(絞り部材)1−3のルーフミラー投影面に当たる部分
にルーフミラーの他の部分の反射面よりも小さな反射面
を有するルーフミラーが形成されている。
【0021】図1から明らかなように、従来の装置によ
るときは、アパーチャ(絞り部材)1−3の下縁をかす
めてレンズの境界部に入射した光Lは、波線で示すル
ーフミラーの谷線1−4、さらにルーフミラーの反射面
1−5で反射されて本来通過すべきレンズに隣接するレ
ンズから出射しそれがクロストーク光となる。これに対
し、本実施形態によれば、前記結像側レンズに入射した
光L1はそのルーフミラーの反射面1−7で反射された
後、同ルーフミラーの他の面1−8で反射されて有効光
束として結像することができる。このように本発明によ
るときは、従来の装置であればゴースト光やクロストー
ク光等の迷光となるような角度でレンズ面に入射した光
であっても、その光路が補正されて正しく結像面に結像
できる。従って、光の入射範囲が広がり、アパーチャ
(絞り部材)1−3の開口幅を従来の波線で示すそれよ
りも大きくしても迷光が発生しないから、正規の結像光
の光量(光利用効率)をアップすることができる。
【0022】図2は、請求項1記載の発明の別の実施形
態を示すものである。この実施形態においては、各レン
ズ当たりのルーフミラーの数を前記の実施形態よりもさ
らに増加させて3個としている。この場合も、レンズの
配列光軸間の中心とルーフミラーの稜線が一致するよう
に、絞り(アパーチャ)1−3のルーフミラー投影面に
あたる部分に他の部分の反射面より小さな反射面を有す
るルーフミラーが形成されており、その他の点について
は前記結像素子と同様である。
【0023】図3は、請求項2記載の発明の実施形態を
示すものである。この実施形態はルーフプリズムアレイ
結像素子のレンズアレイ2−1のレンズに対応してレン
ズ1つ当たりのルーフプリズムアレイ2−2のルーフプ
リブム数を2個に増やした形状とし、図1に関連して説
明した前記レンズアレイ結像素子と同様にレンズの配列
光軸間とルーフプリズムの稜線が一致するように、絞り
(アパーチャ)のルーフプリズム投影面にあたる部分に
他の部分の反射面より小さな反射面を有するルーフプリ
ズム2−3が形成されている。この場合の作用は前記ル
ーフミラーレンズアレイの場合と同様であり、迷光が発
生しないレンズの開口幅を従来のそれよりも広くするこ
とができる。
【0024】請求項3記載の発明は、図2に関連して説
明したのと同様のルーフミラーを用いたレンズアレイ直
交配置タイプのルーフミラーアレイ結像素子に関するも
のであり、図示しないが、基本的機能は図2に示したも
のと同様である。即ち、本発明の実施形態においては、
このレンズアレイ直交配置タイプのルーフミラーアレイ
結像素子において、レンズアレイの各レンズに対応する
ルーフミラーの数を2又は3に増やし、その際、各レン
ズの配列光軸間の中心とルーフミラーの稜線が一致する
ように、図2に示したものと同様に、アパーチャ(絞
り)のルーフミラー投影面にあたる部分に他の部分の反
射面より小さな反射面を有するルーフミラーを追加形成
している。この構成により、結像側レンズからの入射光
は図2に図示したと同様に、従来はクロストーク光のよ
うに迷光になってしまったものを有効光束として結像さ
せることができる。
【0025】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明におけるルーフミラーに代えてルーフプリズムを用い
たレンズアレイ直交配置タイプのルーフプリズムアレイ
結像素子であり、これも図示しないが、その基本的機能
は図3に示したものと同様である。即ち、この場合も入
射側及び結像側レンズアレイの各々のレンズに対応する
ルーフプリズムの数を2又は3に増やし、かつ、図3に
示したものと同様に各レンズの配列光軸間の中心とプリ
ズムの稜線が一致するように、絞り(アパーチャ)のル
ーフプリズム投影面にあたる部分に他の部分の反射面よ
り小さな反射面を有するルーフプリズムをレンズアレイ
と一体に追加形成している。この構成によって、結像側
レンズからの入射光は図3に図示したと同様に、従来は
クロストーク光のように迷光になるものを有効光束とし
て結像させることができる。
【0026】請求項5記載の発明は、前記請求項1又は
3に記載された結像素子において、そのルーフミラーを
全て同一の寸法形状としたものである。また、請求項6
記載の発明は、前記請求項2又は4に記載された結像素
子において、そのルーフプリズムを全て同一の寸法形状
としたものである。その作用効果はいずれの発明も同様
であるので、ここでは請求項6記載の発明の実施形態を
示す図4を参考にして説明する。図中、3−1はレンズ
アレイ、3−2はルーフプリズムアレイ及び3−3はア
パーチャを示している。図はルーフプリズムアレイを用
いた結像素子を示している。この実施の形態において
は、結像素子は前記請求項2,4記載の結像素子におい
て、ルーフフプリズムの形状を全て同一の寸法形状とし
ている。これにより、結像素子全体の厚さを図示のt1
からt2にt1−t2だけ薄くすることができ、かつ、直
角屋根型反射面を製作加工するときの製作費用を安く抑
えることができる。
【0027】請求項7の発明は、前記請求項1,3,5
のいずれかに記載された結像素子において、レンズアレ
イに隣接配置したアパーチャ(絞り部材)のルーフミラ
ーにおける投影幅をルーフミラーの谷線同士の幅よりも
広くした構成であって、また請求項8の発明は、同様
に、請求項2,4,6のいずれかに記載された結像素子
において、同様に、レンズアレイに隣接配置したアパー
チャ(絞り部材)のルーフプリズムにおける投影幅をル
ーフプリズムの谷線同士の幅よりも広くした構成であ
る。いずれの発明もその構成を採用したことによる作用
効果は同様であるので、図5を参考にして、ルーフプリ
ズムを用いた結像素子を例に採って説明する。
【0028】図5は、前記結像素子において、レンズア
レイ4−1に隣接配置したアパーチャ(絞り部材)4−
3のルーフプリズムアレイ4−2における投影幅W
1を、ルーフプリズムの谷線同士の幅W2よりも広くした
構成を示している。アパーチャの前記投影幅W1をルー
フプリズムの幅W2よりも狭くした場合には、アパーチ
ャの近傍より入射した光L1はルーフプリズムアレイ4
−2のプリズムで2回反射して、本来出射すべき結像側
レンズに隣接するレンズから出射してクロストーク光に
なる。これに対し、アパーチャの前記投影幅W1をルー
フプリズムの幅W2よりも広くした場合には、図5に示
すように、アパーチャの近傍より入射する光も有効光束
として結像することができる。
【0029】
【発明の効果】
請求項1に対応する効果:ルーフミラーを各レンズに対
し、レンズの配列光軸間の中心とルーフミラーの稜線が
一致するように少なくとも2対以上配置したことによ
り、クロストーク光を有効光束に変えることができ、ま
た、アパーチャ開口を従来のものよりも広くできるので
光量(光利用効率)をアップすることができる。また、
開口を広げたことにより配列方向の画角も広くとること
が可能である。
【0030】請求項2に対応する効果:請求項1に対応
する効果に加え、ルーフプリズムアレイとレンズアレイ
とを一体に形成したので、ルーフプリズムアレイとレン
ズアレイから成るの結像素子に比べ部品点数が少なくコ
ストダウンのメリットがある。
【0031】請求項3に対応する効果:前記請求項1に
対応する効果と同様の効果を、レンズアレイ直交配列タ
イプのルーフミラーアレイ結像素子においても得ること
ができる。
【0032】請求項4に対応する効果:前記請求項1に
対応する効果と同様の効果を、レンズアレイ直交配列タ
イプのルーフプリズムアレイ結像素子においても得るこ
とができる。
【0033】請求項5に対応する効果:前記請求項1又
は3において、各ルーフミラーの形状を同一形状とした
ため、結像素子全体の厚さを薄くすることができる。ま
た、ルーフ型(直角屋根型)反射面を製作加工するとき
に同一作業の繰り返しで済み、製作費用を低く抑えるこ
とができる。
【0034】請求項6に対応する効果:前記請求項2又
は4のいずれかにおいて、各ルーフプリズムの形状を同
一形状としたため、結像素子全体の厚さを薄くすること
ができる。また、ルーフ型反射面を製作加工するときに
同一作業の繰り返しで済み、製作費用を低く抑えること
ができる。
【0035】請求項7に対応する効果:前記請求項1,
3,5のいずれかにおいて、アパーチャの投影幅がルー
フミラーの幅よりも広いため、原稿面光軸付近からの光
束がアパーチャ開口縁を通過した場合でもクロストーク
光とならず全て有効光束となり、光の利用損失を最小限
にすることができる。
【0036】請求項8に対応する効果:前記請求項2,
4,6のいずれかにおいて、アパーチャの投影幅がルー
フプリズムの幅よりも広いため、原稿面光軸付近からの
光束がアパーチャ開口縁を通過した場合でもクロストー
ク光とならず全て有効光束となり、光の利用損失を最小
限にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 結像装置における本発明のルーフミラーの実
施形態の構造を示した図である。
【図2】 結像装置における本発明のルーフミラーの他
の実施形態の構造を示した図である。
【図3】 結像装置における本発明のルーフプリズムの
実施形態の構造を示した図である。
【図4】 結像装置における本発明の他のルーフプリ
ズムの実施形態の構造を示した図である。
【図5】 結像装置における本発明のルーフプリズム
の幅とアパーチャの幅との関係を説明するための図であ
る。
【図6】 従来のルーフミラーアレイを用いた結像素
子の構造を示す図である。
【図7】 従来のルーフプリズムアレイを用いた結像
素子の構造を示す図である。
【図8】 従来の結像素子の問題点を説明するための
図である。
【図9】 従来の他の結像素子の問題点を説明するた
めの図である。
【図10】 従来の更に他の結像素子の問題点を説明す
るための図である。
【図11】 従来の解決手段を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1,1−1,2−1,3−1,4−1…レンズアレイ、
1−2,2…ルーフミラーアレイ、1−3,3−3,4
−3,20…アパーチャ、2−2,3−2,4−2…ル
ーフプリズムアレイ、P1…物体側(原稿)面、P2…結
像面。
フロントページの続き (72)発明者 赤沼 悟一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 等価な一連のレンズが1列に配列された
    レンズアレイと、ルーフミラーがレンズアレイの光軸配
    列上に平行して複数配列されたルーフミラーアレイと、
    前記レンズアレイの各レンズに対応して配設されたアパ
    ーチャを備える結像素子において、前記ルーフミラーが
    前記各レンズに対して、前記レンズアレイのレンズ配列
    光軸間の中心とルーフミラーの稜線が一致するようにし
    て、少なくとも2つ以上配置されたことを特微とする結
    像素子。
  2. 【請求項2】 等価な一連のレンズが1列に配列された
    レンズアレイと、ルーフプリズムがレンズアレイの光軸
    配列上に平行して複数配列されレンズアレイと同一部材
    で一体に形成されたルーフプリズムレンズアレイと、前
    記レンズアレイの各レンズに対応して配設されたアパー
    チャを備える結像素子において、前記ルーフプリズムが
    前記各レンズに対して、前記レンズアレイのレンズの配
    列光軸間の中心とルーフプリズムの稜線が一致するよう
    にして、少なくとも2つ以上配置されたことを特徴とす
    る結像素子。
  3. 【請求項3】 等価な一連のレンズが1列に配列され入
    射側に位置する第1のレンズアレイと、この第1のレン
    ズアレイと等価に形成され互いの光軸が直交する位置に
    配列された結像側の第2のレンズアレイと、この2つの
    レンズアレイの配列方向に直交する方向でかつ各レンズ
    アレイの光軸を含む平面に45゜となるようにルーフミ
    ラーの稜線が配置されたルーフミラーアレイと、前記2
    つのレンズアレイの各レンズに対応して配設されたアパ
    ーチャを備えるルーフミラーアレイ結像素子において、
    前記ルーフミラーが前記各レンズ対に対して、各レンズ
    アレイのレンズの配列光軸間の中心とルーフミラーの稜
    線が一致するようにして、少なくとも2つ以上配置され
    たことを特徴とする結像素子。
  4. 【請求項4】 等価な一連のレンズが1列に配列され入
    射側に位置する第1のレンズアレイと、この第1のレン
    ズアレイと等価に形成され互いの光軸が直交する位置に
    配列された結像側の第2のレンズアレイと、この2つの
    レンズアレイの配列方向に直交する方向でかつ各レンズ
    アレイの光軸を含む平面に45゜となるようにルーフプ
    リズムの稜線が配置され、2つのレンズアレイと同一部
    材で一体形成されたルーフプリズムレンズアレイと、2
    つのレンズアレイの各レンズに対応して配設されたアパ
    ーチャを備えるルーフプリズムアレイ結像素子におい
    て、ルーフプリズムが前記2つのレンズアレイの各レン
    ズに対して、レンズアレイのレンズの配列光軸間の中心
    とルーフプリズムの稜線が一致するようにして、少なく
    とも2つ以上配置されたことを特徴とする結像素子。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3に記載された前記結像素
    子において、前記ルーフミラーが同一形状であることを
    特徴とする結像素子。
  6. 【請求項6】 請求項2又は4に記載された前記結像素
    子において、前記ルーフプリズムが同一形状であること
    を特徴とする結像素子。
  7. 【請求項7】 請求項1,3,5のいずれかに記載され
    た前記結像素子において、前記アパーチャの前記ルーフ
    ミラーヘの投影幅が、該投影位置におけるルーフミラー
    の幅よりも広いことを特徴とする結像素子。
  8. 【請求項8】 請求項2,4,6のいずれかに記載され
    た前記結像素子において、前記アパーチャの前記ルーフ
    プリズムへの投影幅が、該投影位置におけるルーフプリ
    ズムの幅よりも広いことを特徴とする結像素子。
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