JP3155494B2 - 結像素子 - Google Patents
結像素子Info
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Description
細には、複写機やファクシミリ等に用いられる読取光学
系やCCDラインセンサと等倍センサとを組み合わせた
読み取りスキャナ等に用いられる光学系、あるいは、光
プリントヘッドや自己走査型光プリントヘッドに用いら
れる光学系に用いて好適な結像素子に関する。
の光学系を説明するための要部構成図で、図中、11は
集光レンズ、12はルーフミラー、13は光路分離ミラ
ー、14は原稿面、15は結像面、Aは画像読み取り位
置である。
の光学系」であり、図6に示すような構成を有し、光軸
上でない有限のスリット高さ位置に読み取り位置Aを設
定し、読み取り位置Aからの反射光を集光レンズ11に
より、ほぼ平行光にした後、ルーフミラー12により折
り返し、再び集光レンズ11を通過させて結像面15に
結像させるようにしたものである。
61−2929号公報に開示されているように、レンズ
アレイとルーフミラーアレイとを一体的に構成したもの
で、上述のルーフミラーレンズと同様、有限スリット高
さ位置に読み取り位置を設定し、反射光がレンズ面を通
過後、ルーフプリズムを二回反射して再び前記レンズ面
を通過し、共役な位置に結像するようにしたものであ
る。
結像用の光学系」であり、例えば、特開昭57−373
26号公報に開示されているものなど従来から種々のタ
イプのものが知られており、光学系に等価な一連のレン
ズを一列に配列してなる“レンズアレイ”と、このレン
ズアレイにおけるレンズ配列方向およびレンズ光軸方向
に直交する稜線を有する一連のルーフミラーを、上記レ
ンズアレイにおける個々のレンズと1:1に対応させて
アレイ配列してなる“ルーフミラーアレイ”と、上記レ
ンズアレイとルーフミラーアレイとの間に配設され、レ
ンズとルーフミラーとによる結像系を互いに分離する
“絞り部材”とを一体化してなり、原稿像による感光体
露光や原稿読み取りあるいは画像読み込みに利用されて
いる。
ような構成において、レンズアレイにおける任意のレン
ズは、これに対応するルーフミラーと「結像系」を構成
し、絞り部材の各開口は、これらの結像系の個々に対応
して位置し、結像系を互いに光学的に分離する必要があ
る。
ンズを通過させるために、レンズアレイとルーフミラー
アレイの距離を縮めるか、絞り部材の開口を狭める必要
がある。
面に直交する方向に長い短冊状の平面鏡であり、レンズ
アレイ11の“各レンズの光軸を共有する面”に対して
45度傾いて配設されている。
ズは、上述のように、結像光束が、同一のレンズを2度
通過するために、光軸外の光束が漏れぬよう、レンズと
ルーフミラーとを近接して設置せざるを得ず、レンズの
厚みを大きくすることができなくなるため、像高位置に
制約ができる。また、絞り部材を狭めたり高くすること
によって開口を絞った場合は、隣接する結像系からの光
束をカットすることはできるが、光軸近傍の光量損失も
多くなるという不具合があった。
一例を説明するための要部構成図で、図中、21はレン
ズアレイ、22はルーフミラーアレイ、22aはルーフ
ミラーアレイ配列光軸間の稜線部、L′は光線である。
イ21と、2つの反射面の角度が90度をなすルーフミ
ラーアレイ22とにより構成したものである。レンズに
対して斜めから入射した光線が、隣接するルーフミラー
レンズアレイの結像系から出射してしまうという欠点が
あった。
れたもので、結像素子を一列に配列した結像素子アレイ
において、光軸を外れた光束の迷光が隣接する結像系に
影響を及ぼすことの少ない結像素子を提供することを目
的としてなされたものである。
的に等価な複数の集光素子を一列に配列した集光素子ア
レイと、前記各集光素子に対応し、かつ、光学的に等価
な複数のルーフミラーを一列に配列したルーフミラーア
レイとからなる結像素子であって、前記各集光素子の光
軸と前記各ルーフミラーの稜線とが交差するように配設
した結像素子において、前記ルーフミラーアレイ配列光
軸間の稜線部の少なくとも一部に、ある集光素子から入
射して該集光素子に対応するルーフミラーで反射した光
束が隣接した結像系から出射する光束を低減させる正反
射防止手段を有し、該正反射防止手段は、前記ルーフミ
ラーアレイ配列光軸間の稜線部を平面あるいは多面体あ
るいは曲面にした形状であることを特徴としたもので、
遮光板を用いることなく、迷光による影響を出にくくす
ることができるようにしたものである。
集光素子を一列に配列した集光素子アレイと、前記各集
光素子に対応し、かつ、光学的に等価な複数のルーフミ
ラーを一列に配列したルーフミラーアレイとからなる結
像素子であって、前記各集光素子の光軸と前記各ルーフ
ミラーの稜線とが交差するように配設した結像素子にお
いて、前記ルーフミラーアレイ配列光軸間の稜線部の少
なくとも一部に、ある集光素子から入射して該集光素子
に対応するルーフミラーで反射した光束が隣接した結像
系から出射する光束を低減させる正反射防止手段を有
し、該正反射防止手段は、表面に凸凹を有する粗し面で
あることを特徴としたもので、遮光板を用いることな
く、正反射防止手段を容易に設けることができるように
したものである。
集光素子を一列に配列した集光素子アレイと、前記各集
光素子に対応し、かつ、光学的に等価な複数のルーフミ
ラーを一列に配列したルーフミラーアレイとからなる結
像素子であって、前記各集光素子の光軸と前記各ルーフ
ミラーの稜線とが交差するように配設した結像素子にお
いて、前記ルーフミラーアレイ配列光軸間の稜線部の少
なくとも一部に、ある集光素子から入射して該集光素子
に対応するルーフミラーで反射した光束が隣接した結像
系から出射する光束を低減させる正反射防止手段を有
し、該正反射防止手段は、光吸収部材であることを特徴
としたもので、迷光による影響の少ない高品位な画像を
得ることができるようにしたものである。
集光素子を一列に配列した集光素子アレイと、前記各集
光素子に対応し、かつ、2つの反射面のなす角度が90
度で、かつ、光学的に等価な複数のルーフプリズムを一
列に配列したルーフプリズムアレイとからなる結像素子
であって、前記各集光素子の光軸と前記各ルーフプリズ
ムの稜線とが交差するように配列された結像素子におい
て、前記ルーフプリズムアレイ配列光軸間の谷部の少な
くとも一部に、ある集光素子から入射して該集光素子に
対応するルーフプリズムで反射した光束が隣接した結像
系から出射する光束を低減させるための前記ルーフプリ
ズムアレイの屈折率とほぼ同じ屈折率を有する透過部材
からなる正反射防止手段を有することを特徴としたもの
で、より容易に製品化をすることができるようにしたも
のである。
度が90度で、かつ、光学的に等価な複数のルーフプリ
ズムを該各ルーフプリズムが有する稜線と直交する方向
に一列に配列したルーフプリズムアレイに、前記各ルー
フプリズムに対応し、かつ、光学的に等価な複数の集光
素子を前記各ルーフプリズムの光束入射側と光束出射側
とに一体的に配設した結像素子であって、前記各ルーフ
プリズムの稜線と該各ルーフプリズムに対応する前記各
集光素子の光軸とが交差するように配列した結像素子に
おいて、前記ルーフプリズムアレイ配列光軸間の谷部の
少なくとも一部に、ある集光素子から入射して該集光素
子に対応するルーフプリズムで反射した光束が隣接した
結像系から出射する光束を低減させるための前記ルーフ
プリズムアレイの屈折率とほぼ同じ屈折率を有する透過
部材からなる正反射防止手段を有することを特徴とした
もので、光量ロスを抑え、より容易に製品化をすること
ができるようにしたものである。
一実施例を説明するための要部構成図で、図中、1はレ
ンズアレイ、2はルーフミラーアレイ、2aはルーフミ
ラーアレイ配列光軸間の稜線部、Lは光線である。
(B)に示したように、ルーフミラーアレイ配列光軸間
の稜線部2aに正反射防止手段として、迷光の方向や散
乱の度合を調整することができるように、ルーフミラー
アレイ配列光軸間の稜線部2aの一部または全部を平面
や多面体あるいは曲面で構成したもので、これにより、
配列光軸間の稜線部での迷光の反射を防ぐようにしたも
ので、この平面を多面体(図示せず)にした場合は、そ
の迷光の反射する光線をコントロールすることができ、
図1(B)に示したように、曲面を用いた場合は、その
曲面の曲がり具合によって迷光の散乱の具合を調整する
ことができ、所望の画質を得ることができるようにした
ものである。
aに正反射防止手段を設けることにより、迷光の発生を
抑えることができ、これにより、レンズとミラーの位置
を近づけて迷光を抑える必要がないので、光学設計の自
由度が上がる。また、その他の手段である絞りをレンズ
面に設ける方法は、全体の光量を落としてしまうが、こ
の発明によれば、画質に影響を与えない迷光発生箇所を
カットしているので、高品位な画質を得ることができ
る。
例を説明するための要部構成図で、図中、2bは粗し面
で、その他、図1と同じ作用をする部分には、図1と同
じ符号が付してある。
ルーフミラーアレイ配列光軸間の稜線部2aに粗し面2
bを設けることにより、正反射を防いで迷光を散乱さ
せ、高品位な画質を取り込むことができるようにしたも
ので、ルーフミラーへの粗し加工も容易なため、容易に
対策を講じることができるようにしたものである。
例を説明するための要部構成図で、図中、2cは光吸収
部材で、その他、図1あるいは図2と同じ作用をする部
分には、図1あるいは図2と同じ符号が付してある。
図2に示した実施例の粗し面2bとは異なり、光吸収部
材2cをルーフミラーアレイ配列光軸間の稜線部2aに
設けたもので、これにより、迷光が散乱光としても発生
せず、コントラストの高い、高品位な画質を取り込むこ
とができるようにしたものである。
例を説明するための要部構成図で、図中、3はルーフプ
リズムアレイ、3aはルーフプリズムアレイ配列光軸間
の谷部、3bは透過部材で、その他、図1乃至図3と同
じ作用をする部分には、図1乃至図3と同じ符号が付し
てある。
正反射が起きないよう、ルーフプリズムアレイ配列光軸
間の谷部3aに、ルーフプリズムアレイの屈折率に近い
屈折率を有する透過部材3bを適量塗布したもので、ル
ーフプリズムアレイ3自体を加工する必要がなく、補正
もしやすく、効果的な迷光除去を行うことができるよう
にしたものである。
うに、2組の集光素子4,4と、2つの反射面が互いに
90度をなすルーフプリズムで結像素子を構成して、一
方の集光素子4に入射した光束が平行光になり、ルーフ
プリズムで偏向されて他方の集光素子4から出射して像
を結ぶようにし、入射光束がルーフプリズム内部で偏向
されて配列光軸間の谷部の両端部分で迷光が発生しやす
くなるので、図5(B)に示したように、正反射が起き
ないようにルーフプリズムアレイに屈折率が近い透過部
材3bをルーフプリズムアレイ配列光軸間の谷部の両端
に塗布するようにしたもので、請求項5の発明に比べて
透過部材3bを塗布する面積が少なく、また、光量ロス
を抑えることができ、透過部材の塗布量がより少ない量
で、より効果的に迷光除去を行うことができるようにし
たものである。
の稜線部の一部および全部を平面や多面体あるいは曲面
としたので、迷光の光路を所望の位置に持って行くこと
ができ、迷光による影響を出にくくすることができる。
の稜線部の一部および全部を粗し面としたので、正反射
防止手段を容易に設けることができる。
の稜線部の一部および全部を光吸収部材としたので、迷
光による影響の少ない高品位な画像を得ることができ
る。
起きないよう、ルーフプリズムアレイ配列光軸間の谷部
にルーフプリズムアレイの屈折率に近い屈折率を有する
透過部材を塗布することにより、より容易に製品化をす
ることができ、高品位な画像を取り込むことができる。
ルーフプリズムにより構成される結像素子において、ル
ーフプリズムアレイ配列光軸間の谷部の両端側で全反射
が起きないよう、ルーフプリズムアレイの屈折率に近い
屈折率を有する透過部材を塗布したので、光量ロスを抑
え、より容易に製品化をすることができ、高品位な画像
を取り込むことができる。
ための要部構成図である。
るための要部構成図である。
るための要部構成図である。
るための要部構成図である。
明するための要部構成図である。
めの要部構成図である。
イ、2a,22a…ルーフミラーアレイ配列光軸間の稜
線部、2b…粗し面、2c…光吸収部材、3…ルーフプ
リズムアレイ、3a…ルーフプリズムアレイ配列光軸間
の谷部、3b…透過部材、11…集光レンズ、12…ル
ーフミラー、13…光路分離ミラー、14…原稿面、1
5…結像面、A…画像読み取り位置、L,L′…光線。
Claims (5)
- 【請求項1】 光学的に等価な複数の集光素子を一列に
配列した集光素子アレイと、前記各集光素子に対応し、
かつ、光学的に等価な複数のルーフミラーを一列に配列
したルーフミラーアレイとからなる結像素子であって、
前記各集光素子の光軸と前記各ルーフミラーの稜線とが
交差するように配設した結像素子において、前記ルーフ
ミラーアレイ配列光軸間の稜線部の少なくとも一部に、
ある集光素子から入射して該集光素子に対応するルーフ
ミラーで反射した光束が隣接した結像系から出射する光
束を低減させる正反射防止手段を有し、該正反射防止手
段は、前記ルーフミラーアレイ配列光軸間の稜線部を平
面あるいは多面体あるいは曲面にした形状であることを
特徴とする結像素子。 - 【請求項2】 光学的に等価な複数の集光素子を一列に
配列した集光素子アレイと、前記各集光素子に対応し、
かつ、光学的に等価な複数のルーフミラーを一列に配列
したルーフミラーアレイとからなる結像素子であって、
前記各集光素子の光軸と前記各ルーフミラーの稜線とが
交差するように配設した結像素子において、前記ルーフ
ミラーアレイ配列光軸間の稜線部の少なくとも一部に、
ある集光素子から入射して該集光素子に対応するルーフ
ミラーで反射した光束が隣接した結像系から出射する光
束を低減させる正反射防止手段を有し、該正反射防止手
段は、表面に凸凹を有する粗し面であることを特徴とす
る結像素子。 - 【請求項3】 光学的に等価な複数の集光素子を一列に
配列した集光素子アレイと、前記各集光素子に対応し、
かつ、光学的に等価な複数のルーフミラーを一列に配列
したルーフミラーアレイとからなる結像素子であって、
前記各集光素子の光軸と前記各ルーフミラーの稜線とが
交差するように配設した結像素子において、前記ルーフ
ミラーアレイ配列光軸間の稜線部の少なくとも一部に、
ある集光素子から入射して該集光素子に対応するルーフ
ミラーで反射した光束が隣接した結像系から出射する光
束を低減させる正反射防止手段を有し、該正反射防止手
段は、光吸収部材であることを特徴とする結像素子。 - 【請求項4】 光学的に等価な複数の集光素子を一列に
配列した集光素子アレイと、前記各集光素子に対応し、
かつ、2つの反射面のなす角度が90度で、かつ、光学
的に等価な複数のルーフプリズムを一列に配列したルー
フプリズムアレイとからなる結像素子であって、前記各
集光素子の光軸と前記各ルーフプリズムの稜線とが交差
するように配列された結像素子において、前記ルーフプ
リズムアレイ配列光軸間の谷部の少なくとも一部に、あ
る集光素子から入射して該集光素子に対応するルーフプ
リズムで反射した光束が隣接した結像系から出射する光
束を低減させるための前記ルーフプリズムアレイの屈折
率とほぼ同じ屈折率を有する透過部材からなる正反射防
止手段を有することを特徴とする結像素子。 - 【請求項5】 2つの反射面のなす角度が90度で、か
つ、光学的に等価な複数のルーフプリズムを該各ルーフ
プリズムが有する稜線と直交する方向に一列に配列した
ルーフプリズムアレイに、前記各ルーフプリズムに対応
し、かつ、光学的に等価な複数の集光素子を前記各ルー
フプリズムの光束入射側と光束出射側とに一体的に配設
した結像素子であって、前記各ルーフプリズムの稜線と
該各ルーフプリズムに対応する前記各集光素子の光軸と
が交差するように配列した結像素子において、前記ルー
フプリズムアレイ配列光軸間の谷部の少なくとも一部
に、ある集光素子から入射して該集光素子に対応するル
ーフプリズムで反射した光束が隣接した結像系から出射
する光束を低減させるための前記ルーフプリズムアレイ
の屈折率とほぼ同じ屈折率を有する透過部材からなる正
反射防止手段を有することを特徴とする結像素子。
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---|---|---|---|
JP16812997A JP3155494B2 (ja) | 1996-07-16 | 1997-06-10 | 結像素子 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-206573 | 1996-07-16 | ||
JP20657396 | 1996-07-16 | ||
JP16812997A JP3155494B2 (ja) | 1996-07-16 | 1997-06-10 | 結像素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1082972A JPH1082972A (ja) | 1998-03-31 |
JP3155494B2 true JP3155494B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=26491957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16812997A Expired - Fee Related JP3155494B2 (ja) | 1996-07-16 | 1997-06-10 | 結像素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
1997
- 1997-06-10 JP JP16812997A patent/JP3155494B2/ja not_active Expired - Fee Related
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