JPH08247846A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JPH08247846A
JPH08247846A JP7047176A JP4717695A JPH08247846A JP H08247846 A JPH08247846 A JP H08247846A JP 7047176 A JP7047176 A JP 7047176A JP 4717695 A JP4717695 A JP 4717695A JP H08247846 A JPH08247846 A JP H08247846A
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Japan
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spectral filter
optical system
wedge
optical
spectral
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JP7047176A
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English (en)
Inventor
Yoshio Tange
義夫 丹下
Yuji Miyaji
雄二 宮地
Koichi Inoue
浩一 井上
Toshiyuki Namikawa
敏之 浪川
Masato Shibuya
眞人 渋谷
Osamu Shindo
修 進藤
Takashi Kadowaki
隆 門脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Space Development Agency of Japan
Nikon Corp
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
National Space Development Agency of Japan
Nikon Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人工衛星搭載用光学装置におけるフレア光を
低減することを目的とする。 【構成】 結像光学系とこの結像光学系により形成され
た像を検知する画像センサとの間に、複数の分光フィル
タが配置された光学観測装置において、それら分光フィ
ルタを楔形状分光フィルタ7となし、かつ楔形状分光フ
ィルタ7と組み合わされて全体としては平行平面板とし
て作用するように楔形状分光フィルタ7の間に複数の楔
ガラス8を併置した。 【効果】 光学性能に及ぼす影響を最小限に止めつつフ
レア光の低減を行うことができ、性能が向上するという
効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は人工衛星搭載用光学観
測装置に関するものであって、特に光学性能に影響を与
えるフレア光を低減するための光学系に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】広帯域の波長を利用する分光放射計等の
人工衛星搭載用光学観測装置の結像光学系としては、従
来より反射光学系が多く用いられている。中でもカセグ
レン系等の中抜け反射系が用いられることが多い。反射
系で現れる上記中抜けを、通常光学分野では中心遮蔽と
呼ぶため以後その呼称を用いる。
【0003】カセグレン系1を結像光学系とする光学観
測装置の従来例を図6に示す。主鏡1a、副鏡1bと、
順次反射されて射出した光2はダイクロイックプリズム
3により光路分割と同時に波長分割され、目標の波長帯
域よりやや広い、複数の波長帯域を得る。カセグレン系
1の焦点面上には画像センサ4が置かれ、上記のやや広
い、複数の波長帯域をさらに狭い波長帯域にまで分光し
て利用するため、画像センサ4の前方に、光の透過する
光学面が光軸5に対し垂直になるように光学面が互いに
平行な平行平面分光フィルタ6を設置していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
においては、単一または複数の平行平面分光フィルタ6
を、光学面が光軸5に対し垂直となるように配置してい
たため、図7に示されるように、平行平面分光フィルタ
6の後方に配置された画像センサ4の表面から反射した
光が平行平面分光フィルタ6で再び反射され画像センサ
4に入射し、あたかも画像を白いベールで覆ったような
フレア光が発生して、解像力等の光学性能を劣化させる
とともに、放射計としてのラジオメトリック性能を劣化
させるという問題点があった。
【0005】この発明は、このような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、上記フレア光を低減する光学装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は光学観測装置
が一面のみ所定以上の反射率を有する単一の分光フィル
タで構成される場合には、その面を光軸に対し斜面とな
るように楔形状となし、さらに楔ガラスを併置して、併
せて平行平面板として働くように構成したものである。
【0007】またこの発明は、両面が所定以上の反射率
を有する単一の分光フィルタで構成される場合には、両
面を光軸に対し斜面となるように楔形状となし、さらに
その前後に楔ガラスを併置して、併せて平行平面板とし
て働くように構成したものである。
【0008】この発明は複数の分光フィルタからなる場
合には、各分光フィルタを楔形状とし、各楔形状分光フ
ィルタの間に全体として平行平面板として働くように複
数の楔ガラスを配置したものである。
【0009】さらにこの発明は複数の分光フィルタから
なる場合には、各分光フィルタの所定以上の反射率をも
つ面の内、反射波長帯域に共通の波長領域をもたない面
どうしを対向させ、かつ傾斜面とするように構成したも
のである。
【0010】またこの発明は分光フィルタの楔形状を決
定する際には、その頂角は結像光学系の開口数とフレア
の関与する立体角から得られる開口数とから所定の式を
満たすように定めたものである。
【0011】この発明は、結像光学系が中心遮蔽をもつ
場合には、中心遮蔽が関与する立体角から得られる開口
数も考慮して、分光フィルタの楔形状の頂角を決定する
ようにしたものである。
【0012】
【作用】この発明は光学観測装置が一面のみ所定以上の
反射率を有する単一の分光フィルタで構成される場合に
は、その面を光軸に対し傾けることにより、その面と分
光フィルタ以外の光学要素との多重反射光が画像センサ
の感光領域に入らないよう作用するためフレアが低減す
る。さらに楔ガラスを併置して、併せて平行平面板とし
て働くように構成することで、分光フィルタを楔形状と
することによって発生する収差を低減する。
【0013】また両面が所定以上の反射率を有する単一
の分光フィルタで構成される場合には、両面を光軸に対
し傾斜させることにより、両面と分光フィルタ以外の光
学要素との多重反射光が画像センサの感光領域に入らな
いよう作用するためフレアが低減する。さらにその前後
に楔ガラスを併置して、併せて平行平面板として働くよ
うに構成することで分光フィルタを楔形状としたことに
よって発生する収差を低減する。
【0014】複数の分光フィルタからなる場合には、各
分光フィルタを楔形状とすることにより、各楔形状分光
フィルタの斜面と分光フィルタ以外の光学要素との多重
反射光が画像センサの感光領域に入らないよう作用する
ためフレアが低減する。さらに各楔形状分光フィルタの
間に全体として平行平面板として働くように複数の楔ガ
ラスを配置することで分光フィルタを楔形状としたこと
によって発生する収差を低減する。
【0015】また複数の分光フィルタからなる場合に
は、上記のごとき構成を採ることによってフレアの低減
並びに収差の低減が図れるが、さらに各分光フィルタの
所定以上の反射率をもつ面の内、反射波長帯域に共通の
波長領域をもたない面どうしを対向させ、かつ傾斜面と
するように構成することにより、向かい合った斜面間の
反射による干渉縞の発生を防ぐことができる。
【0016】楔形状の分光フィルタの頂角を結像光学系
の開口数とフレアの関与する立体角から得られる開口数
とから、互いの開口数が重なり合わないように所定の式
を用いて定めることにより、必要最小限の頂角でフレア
を低減させることができ、それと同時に、頂角に依存す
る収差の発生量を抑えることができる。
【0017】また結像光学系が中心遮蔽をもつ場合に、
中心遮蔽が関与する立体角から得られる開口数も考慮し
て分光フィルタの頂角を決定することにより、頂角の必
要最小限の角度を前述よりさらに抑えられる可能性が生
じ、頂角に依存する収差の発生量をいっそう抑える作用
をする。
【0018】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の第一の実施例を示す図であ
り、一面のみが所定以上の反射率をもつ一枚の分光フィ
ルタからなる場合で、楔形状化された楔形状分光フィル
タ7と楔ガラス8とからなり、互いの傾斜面が対向する
よう組み合わされ、全体が平行平面板として作用するよ
うに構成されている。
【0019】図1を説明する前に分光フィルタが平行平
面板の場合の図6、図7に基づいてフレア光を除去する
方法を説明する。図6において、中心遮蔽を像面から見
込んだ時の開口数(NA)をNAC 、結像光学系のNA
をNAS とする。更に図7に示すようにすべての画角を
考えた時に、フレア光に関与する平行平面分光フィルタ
6上の領域を像面から見込んだ場合の最大の立体角とな
るNAをNAF とする。平行平面分光フィルタ6と画像
センサ4との間で反射された光がフレア光となる様子を
示した図7において、画像センサ4に入射した光が反射
して戻り平行平面分光フィルタ6で反射後、フレア光と
して再び画像センサ4に入射、感光領域9にフレア光と
して関与する。フレア光として関与する光線は、反射領
域10より内側で反射された光線のみであることは明ら
かである。同時にこれに対応する平行平面分光フィルタ
6上の一部領域11でのみ反射したものしか関与しな
い。これらNAの関係を示したものが図3である。
【0020】図3では画像センサをY方向に伸びる一次
元のラインセンサと仮定しているためNAF は略楕円形
をしている。さてY方向のフレアのNAが大きいので分
光フィルタの一面はZ方向に傾斜させるものとする。こ
の時、フレア光の光束範囲12は軸外にずれ、分光フィ
ルタの傾斜角θZ が”数3”を満足すれば図4に示され
るように、フレア光は有効径外に去り、完全に消失する
ことになる。もしY方向にずらすと、そのずらし量は大
きくしなくてはならず実現性がない。
【0021】
【数3】
【0022】図5は、一例としてNAS を0.2,NA
C を0.05,またはNAF を0.02とし、SIN
(2θZ )=θとしたときのフレア光量の変化を示して
いる。フレア光を完全に除去するにはθは0.22より
大きくなければならない。
【0023】NAS とNAC で挟まれた領域とフレア光
の光束範囲12との共通領域がフレア光を発生させる領
域となるので、図3と図4を比較すると、両図で示され
た状態の中間に、フレア光を最大にする傾斜角θZ が存
在することが判る。また”数3”の右辺にはNAC が含
まれていないことから、中心遮蔽のない一般の屈折光学
系に対しても同様に成り立つことは明らかである。中心
遮蔽のない場合最大のフレア光を発生させる状態はフレ
ア光の光束範囲12の中心が図3のように座標原点にあ
るとき、つまり分光フィルタの面に傾斜がない場合であ
る。NAF は平行平面分光フィルタと画像センサの間で
発生するフレア光であるが、実際の光学系では、平行平
面分光フィルタの前方にある結像光学系を構成する光学
部材も関係する。NAF はこれらの光学部材も含めた領
域を像面から見込んで最大の立体角となるNAとして選
ばれなければならないことはいうまでもない。
【0024】ところが”数3”に従って、フレア光を完
全に消失させるように傾斜角θZ を求めようとした時、
その傾斜角が大きくなりすぎて現実的ではなくなること
がある。中心遮蔽を有する光学系の場合には、NAF
NAC の大小関係によって適当な傾斜角θZ を求めるこ
とができる。NAF がNAC より小さいときはフレアは
ないが、傾斜角θZ が”数4”を満たさないと逆にフレ
ア光が発生する。
【0025】
【数4】
【0026】さらに詳しく述べると、”数5”を満足す
る範囲ではフレア光が生じてしまい、傾斜角θZ に応じ
てフレア光量が変化する。
【0027】
【数5】
【0028】またNAF がNAC より大きいか等しい場
合には、”数3”が成立しない範囲でフレア光が生じ、
傾斜角θZ に応じフレア光量が変化する。
【0029】上述した様に、中心遮蔽を有する光学系の
場合には、フレア光を防止するために、必ずしも”数
3”が成り立つように傾斜角θZ を求める必要のないこ
とが判る。ただこれまでの不等式で明らかなように、傾
斜角θZ は一意的には解が求まらない。傾斜角θZ の解
の範囲をさらに限定するのは分光フィルタの光学面を傾
斜させることによって生じる光学系の収差劣化である。
【0030】一般に、収束光に対し平行平面分光フィル
タを傾斜させると非点収差が発生し、その非点収差量d
Zは、”数6”の式で与えられる。
【0031】
【数6】
【0032】ここでフィルタの厚さをd、屈折率をn、
主光線のフィルタへの入射角をθ、屈折角をθ’として
いる。さてこのdZは光学系として許容される非点収差
量を越えてはならないから、その許容量から許容される
平行平面分光フィルタへの入射角θが決定される。つま
り互いに平行な媒質の境界面の光軸に対する傾斜角は非
点収差の許容量に制限され、フレア除去のための傾斜角
を拘束する。
【0033】さて、これまでの説明では分光フィルタの
傾斜角θZ は分光フィルタを平行平面板と考えた角度で
あった。本実施例では平行平面分光フィルタを楔形状分
光フィルタとして用いる。そこで、同じフレア光除去の
効果をもつ裏面反射面の傾斜角θZ の関係を求めると、
分光フィルタの屈折率をnとしたとき、”数7”で表さ
れる。
【0034】
【数7】
【0035】さて以上の説明に基づいて図1を説明す
る。まず分光フィルタが一枚からなり、一面のみが有害
なフレア光となるに十分な所定以上の反射率を持ち、他
方の面は所定以下の反射率であるものとする。フレア光
を除去するには、所定以上の反射率をもつ面を斜面とす
るようにその分光フィルタを楔形状とする。その際、頂
角は”数3”及び”数7”で決定されるものとする。さ
らに全体として平行平面板となるように頂角が同じであ
る一枚の楔ガラスを追加する。この場合、楔ガラスの両
面は、通常、反射防止膜が施される。この時、楔形分光
フィルタ7と楔ガラス8とを傾斜方向に沿って移動させ
る機構を設ければ、光路長を変えることが可能となるの
で焦点調整用としての役割を持たせることもできる。
【0036】楔形状分光フィルタ7と楔ガラス8の傾斜
面は互いに平行となるように向かい合わされ、その最前
面と最後面を光軸に垂直かつ互いに平行な平行平面板と
して構成しているため、非点収差の発生を抑えてい
る。”数6”より明らかなように非点収差量はフィルタ
の厚さに比例するが、平行平面分光フィルタを傾ける場
合には、構造上ならびに加工上、ガラスの厚みを数ミリ
以下に薄くできないことから必然的に抑えられる非点収
差発生量には限界があるのに対し、分光フィルタの楔化
によって面を傾ける場合は、傾斜する面の隙間の媒質は
空気または真空となるため、その隙間を数十ミクロンま
で薄くすることができ、さらにオプティカルコンタクト
すれば発生する収差を完全に抑えることができる。
【0037】実施例2.次にこの発明の第二の実施例に
ついて説明する。図2(a)は両面が所定以上の反射率
の楔形状分光フィルタ7を用いた場合の実施例を示した
ものである。まず楔の頂角は”数3”及び”数7”でα
の2倍として求められ、楔形状分光フィルタ7の傾斜面
は互いに反対方向に傾斜させられている。この楔形状分
光フィルタ7の前後を、全体として平行平面板となるよ
うに楔ガラス8で挟み込まれている。第一の実施例同様
に発生する非点収差量を少なくしているが、2組の向か
い合った傾斜面が互い違いの傾斜方向となっているので
コマ収差の発生が抑制されているため、光学性能の劣化
がより防がれている。
【0038】実施例3.図2(b)はこの発明の第三の
実施例を示す。この実施例は3枚の楔形状分光フィルタ
7からなる場合であるが、2枚以上の分光フィルタから
なる場合は第二の実施例の構成を繰り返し適用すること
でフレアを除去することができる。つまり各楔形状分光
フィルタ7の間に楔ガラス8を挿入すればよい。しか
し、もし一面が所定以下の反射率となる楔形状分光フィ
ルタ7が含まれていれば、その面と他の楔形状分光フィ
ルタ7の面を対向させ斜面としても、フレアを低減する
効果に変わりはない。
【0039】さらに楔形状分光フィルタ7の向かい合っ
た傾斜面の反射波長帯域に万一共通範囲がある場合に
は、互いの間隔は数十ミクロン程度であるため、相互の
面反射によってニュートンリングと呼ばれる干渉縞が発
生してしまい、ゴーストの発生となる。これを防ぐため
には、もし他の楔形状分光フィルタ7の傾斜面の反射波
長帯域に共通範囲がない面13があれば、その楔形状分
光フィルタ7の面と対向させ斜面とすることで解決でき
る。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明は所定以上の反
射率の面が一面のみの分光フィルタが一枚からなる場合
には、分光フィルタを楔化するとともに楔ガラスを追加
し、全体が平行平面板として作用するように構成するこ
とにより、光学性能に及ぼす影響を最小限に止めつつフ
レア光の低減を行うことができる。
【0041】また両面が所定以上の反射率をもつ一枚の
分光フィルタからなる場合には、その分光フィルタを楔
化するとともに、全体として平行平面板として作用する
よう、分光フィルタを前後から楔ガラスで挟み込んだ構
成とすることにより、光学性能に及ぼす影響を最小限に
止めつつフレア光の低減を行うことができる。
【0042】さらに複数の分光フィルタからなる場合に
は、前記一枚の分光フィルタに対して成り立つ構成を基
本として、全体として平行平面板として作用するよう、
各楔形状分光フィルタの間に複数の楔ガラスを配置する
ことにより、光学性能に及ぼす影響を最小限に止めつつ
フレア光の低減を行うことができる。
【0043】もし所定以上の反射率の反射波長帯域に共
通範囲が存在しない分光フィルタであれば、楔ガラスを
挟まずに直接向かい合わせにしても同等の効果が得られ
る。
【0044】そして各楔形状分光フィルタ及び楔ガラス
の頂角を、一般に”数3”及び”数7”により決定する
ことでフレア光を除去できる。
【0045】もし結像光学系が反射系で中心遮蔽がある
ならば、”数3”で決定される頂角以下であってもフレ
アを低減できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による装置の第一の実施例である。
【図2】 (a)は本発明による装置の第二の実施例で
ある。(b)は本発明による装置の第三の実施例であ
る。
【図3】 フレア光発生を説明する図。
【図4】 分光フィルタの傾斜に伴うフレア光除去を説
明する図。
【図5】 傾斜角度によるフレア光量変化のグラフ。
【図6】 従来の結像光学系の構成を説明する図。
【図7】 フレア光の発生原理を説明する図。
【符号の説明】
1 カセグレン系、1a 主鏡、1b 副鏡、2 カセ
グレン系を射出する光、3 ダイクロイックプリズム、
4 画像センサ、5 光軸、6 平行平面分光フィル
タ、7 楔形状分光フィルタ、8 楔ガラス、9 感光
領域、10 反射領域、11 分光フィルタ上の一部領
域、12 フレア光の光束範囲、13 反射波長帯域に
共通範囲を持たない膜面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮地 雄二 東京都港区浜松町一丁目29番6号 宇宙開 発事業団内 (72)発明者 井上 浩一 東京都港区浜松町一丁目29番6号 宇宙開 発事業団内 (72)発明者 浪川 敏之 東京都千代田区丸の内三丁目2番3号 株 式会社ニコン内 (72)発明者 渋谷 眞人 東京都千代田区丸の内三丁目2番3号 株 式会社ニコン内 (72)発明者 進藤 修 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会社 鎌倉製作所内 (72)発明者 門脇 隆 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会社 鎌倉製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結像光学系とこの結像光学系により形成
    された像を検知する画像センサとの間に、一面のみが所
    定以上の反射率をもつ一枚の分光フィルタが配置された
    光学装置において、前記分光フィルタの前記所定以上の
    反射率をもつ面を光軸に対し傾斜させ前記分光フィルタ
    の断面形状を楔形状となし、かつ前記分光フィルタと組
    み合わされて全体としては平行平面板として作用するよ
    うに楔ガラスを併置したことを特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 結像光学系とこの結像光学系により形成
    された像を検知する画像センサとの間に、両面が所定以
    上の反射率をもつ一枚の分光フィルタが配置された光学
    装置において、前記分光フィルタの両面を光軸に対し傾
    斜させ前記分光フィルタの断面形状を楔形状となし、か
    つ前記分光フィルタと組み合わされて全体としては平行
    平面板として作用するように前記分光フィルタの前後か
    ら挟み込むように楔ガラスを併置したことを特徴とする
    光学装置。
  3. 【請求項3】 結像光学系とこの結像光学系により形成
    された像を検知する画像センサとの間に、複数の分光フ
    ィルタが配置された光学装置において、前記分光フィル
    タの断面形状をそれぞれ楔形状となし、かつ前記分光フ
    ィルタと組み合わされて全体としては平行平面板として
    作用するように前記分光フィルタの間に複数の楔ガラス
    を併置したことを特徴とする光学装置。
  4. 【請求項4】 反射波長帯域に共通する波長領域をもた
    ない分光フィルタの所定以上の反射率をもつ面どうしを
    光軸に対し傾斜させ、かつ向かい合わせて組み合わせた
    ことを特徴とする請求項3記載の光学装置。
  5. 【請求項5】 結像光学系の開口数をNAS 、フレア光
    に関与する結像光学系の光学面上の領域または分光フィ
    ルタ面上の領域を像面から見て最大の立体角となる開口
    数をNAF 、及び分光フィルタの屈折率をnとしたと
    き、以下の式を満たす様に分光フィルタの頂角αが定め
    られたことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の光
    学装置。 【数1】 【数2】
  6. 【請求項6】 結像光学系が中心遮蔽を持つ反射光学系
    で形成されたとき、前記中心遮蔽率に応じて、分光フィ
    ルタの楔の頂角が決定されることを特徴とする請求項1
    〜4いずれか記載の光学装置。
JP7047176A 1995-03-07 1995-03-07 光学装置 Pending JPH08247846A (ja)

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