JP2015219496A - 走査光学系及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

走査光学系及びそれを用いた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低コスト、小型で良好な画像を形成できる副走査斜入射の光走査装置を提供する。
【解決手段】光走査装置は、光束を主走査方向に偏向する偏向手段4と、副走査断面内において光束を互いに異なる入射角で偏向面に入射させる複数の入射光学系LA1〜LA4と、偏向手段4により偏向された光束を被走査面上に集光する結像光学系と、を有し、副走査断面において、複数の入射光学系LA1〜LA4からの複数の光束は、同符号の入射角で偏向面4に入射する複数の光束を含む第一光束群と、第一光束群の入射角の符号とは異なる同符号の入射角で偏向面に入射する複数の光束を含む第二光束群と、からなり、結像光学系は、第一光学群および第二光束群の少なくとも一方に対し、光束群に含まれる全ての光束を同一の反射面で反射する反射光学素子を備えており、第一光束群に対する反射光学素子と第二光束群に対する反射光学素子との数の差は偶数である。
【選択図】図1

Description

本発明は、走査光学系及びそれを用いた画像形成装置に関し、例えば電子写真プロセスを有するレーザービームプリンタ(LBP)やデジタル複写機やマルチファンクションプリンタ(MFP)等の画像形成装置に好適なものである。
従来、タンデム式の画像形成装置に搭載される光走査装置として、複数の光束をポリゴンミラーに対して副走査断面内で斜入射(副走査斜入射)させる斜入射光学系を採用し、複数の感光ドラム間でポリゴンミラーを共用して小型化を図ったものが提案されている。
特許文献1及び2には、複数の感光ドラムそれぞれへ向かうすべての光をポリゴンミラーの一つの偏向面に入射させる斜入射光学系(片側走査光学系)を採用することにより、設置面積の低減を図った構成が記載されている。特許文献1では、すべての感光ドラムへ向かう複数の光束が入射する第一結像レンズと、2つの感光ドラムへ向かう2つの光束を反射する共通の折り返しミラーと、その後に2つの感光ドラムに向かう光束が入射する共通の第二結像レンズと、を有する構成が提案されている。また、特許文献2においては、ポリゴンミラーユニットが4つの感光ドラムの副走査方向における設置位置の外側に配置され、かつ被走査面に近い側の結像レンズから出射するすべての光束が個別に分離反射されて各感光ドラムに向かう光走査装置が提案されている。
特開2009−031673号公報 特開2005−219502号公報
しかしながら、複写機やLBPの設置面積を低減するために、感光ドラム間の距離(Dp)を短くして光走査装置の設置面積を低減した場合、特許文献1、2で開示される従来技術において以下の課題がある。
特許文献1では、2つの感光ドラムに共通の第二結像レンズに光線を入射させ、かつ他の感光ドラムへ向かう光束の光路が第二結像レンズと干渉しないようにする必要がある。そのため、共通ミラーで反射される光束を共通ミラーの面法線に対して鈍角に入射させ、光束をより高く上げる必要がある。また光走査装置に用いられるfθ特性を有する結像光学系では、ポリゴンの偏向面から被走査面までに一定の光路長を必要とする。光路長が短い場合は、走査画角の増大による主走査方向端部での性能劣化の恐れがある。また結像レンズの設置位置に制約があり結像レンズをより被走査面側に配置しなければならない場合は、レンズの大型化とそれに伴うコストアップが発生する。以上の理由により光学性能と設置面積の小型化を両立した場合、特許文献1では、高さ方向の小型化と結像レンズの低コスト化が困難という課題がある。
特許文献2では、すべての結像レンズを通過した後で、各感光ドラムへ向かう光束の光路を反射により分離している。各感光ドラムに光束を導きつつ、光走査装置の設置面積を4つの感光ドラムの設置面積と略同等にするためには、ポリゴンミラーに対して極端に結像レンズを近接させる必要が発生し、結像倍率の増大を招く。結像倍率が増大すると、結像性能の劣化や印字位置精度の劣化を招く恐れがあるため、特許文献2の手法では、高精細な画像を担保しつつ、光走査装置の小型化を達成することは困難である。
そこで本発明は、片側走査光学系を採用している光走査装置において、小型化を達成しつつ良好な画像が得られる安価な光走査装置及び画像形成装置の提供を目的とする。
本発明の光走査装置は、光束を主走査方向に偏向する偏向面を備える偏向手段と、副走査断面内において光束を互いに異なる入射角で前記偏向面に入射させる複数の入射光学系と、前記偏向手段により偏向された光束を被走査面上に集光する結像光学系と、を有する光走査装置であって、副走査断面内において、前記複数の入射光学系からの複数の光束は、同符号の入射角で前記偏向面に入射する複数の光束を含む第一光束群と、前記第一光束群の入射角の符号とは異なる同符号の入射角で前記偏向面に入射する複数の光束を含む第二光束群と、から成り、前記結像光学系は、前記第一光束群および前記第二光束群の少なくとも一方に対し、該光束群に含まれる全ての光束を同一の反射面で反射する反射光学素子を備えており、前記第一光束群に対する前記反射光学素子と前記第二光束群に対する前記反射光学素子との数の差は偶数である、ことを特徴とする。
本発明によれば、安価で小型、かつ良好な画像を形成できる走査光学系、及びそれを用いた画像形成装置を提供することができる。
実施例1の光走査装置の要部の主走査断面図 実施例1の結像光学系の要部の副走査断面図 実施例1の入射光学系LA1、LA2、LA3、LA4の要部の副走査断面図 実施例1の入射光学系LA1、LA2、LA3、LA4を光源手段側から見た図 実施例1の同期検知光学系LCの要部の副走査断面図 実施例1の仮想面での光線高さの像高依存性の説明図 実施例1の第二結像レンズ5b2上での光線通過領域の説明図 実施例1の図2に記載の断面Aの説明図 実施例1の式(2)の説明図 実施例1の折り返しミラーの反射面の説明図 実施例1および参考例の第一共通ミラー近傍図 実施例1の式(8)の説明図 実施例2の結像光学系LBの要部の副走査断面図 実施例1および実施例2の光走査装置の画像形成装置 共通ミラー1枚の構成を有する光走査装置の副走査断面(参考図)
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
以下の説明において、主走査方向(Y方向)とは偏向手段の回転軸(または揺動軸)及び結像光学系の光軸に垂直な方向(回転多面鏡で光束が反射偏向(偏向走査)される方向)である。副走査方向(Z方向)とは偏向手段の回転軸(または揺動軸)と平行な方向である。また主走査断面とは主走査方向と結像光学系の光軸を含む平面(副走査方向に垂直な断面)である。また副走査断面(子線断面)とは主走査方向に垂直な断面である。
また以下の実施例の主走査方向および副走査方向の位置は第一結像レンズ5aの光軸を基準とするものとする。
本実施例の走査光学系及びそれを用いた光走査装置は、発光点から出射したレーザー光束を所望の形状に変換する入射光学系LA1、LA2,LA3,LA4(まとめてLAと称する)を有する。また、入射光学系によって所望の形状に変換されたレーザー光束を、被走査面である感光ドラム面を走査するために偏向反射するために回転軸を中心に一定速度で回転する回転多面鏡を有する。さらに、回転多面鏡によって偏向反射されたレーザー光束を感光ドラム面の所望の位置に集光させるための結像光学系LB、及び感光ドラム面へのレーザー光束の照射開始タイミングを決定するための同期検出光学系(以下BD光学系)LCを具備している。
図1は、本発明の実施例1の要部の主走査断面図である。図2は本発明の実施例1の走査光学系LBの要部の副走査断面図である。図3は本発明の実施例1の入射光学系LA1、LA2、LA3、LA4の要部の副走査断面図である。図4は本発明の実施例1の入射光学系LA1、LA2、LA3、LA4を後述の光源手段1側から見た図である。図5は本発明の実施例1のBD光学系LCの要部の副走査断面図である。
表1は本実施例の構成のうち、(面の曲率半径R、面間隔D、屈折率N(以後、RDNとも記載する)や非球面係数以外の)主たる構成を示している。表2は本実施例の入射光学系と結像光学系のRDNである。表3は本実施例のBD光学系のRDNである。表4は本実施例の入射光学系のアナモフィックコリメータレンズの母線方向および子線方向の曲率半径および回折格子の位相関数を示している。表5は本実施例の結像光学系の光学面の非球面係数を示している。表6は、本実施例のBD光学系のBDレンズの非球面係数を示している。
次に、図1から図5を用いて各光学系の構成について述べる。
入射光学系LA1、LA2、LA3、LA4の構成は、回転多面鏡への副走査断面内での入射角度、及び主走査断面内での入射角度が異なる以外は互いに同一構成のため、代表してLA1の構成について説明する。LA1は、光源手段1、開口絞り2、アナモフィックコリメータレンズ3より構成される。光源手段1は、発光点を有する半導体レーザーである。開口絞り2は光源手段1から出射した光束を所望の形状に切り取るものであり、ここでは矩形絞りとしている。ただし、開口絞り2は必要ならば、楕円等の任意の形状でも本発明には影響ない。アナモフィックコリメータレンズ3は、光源1から出射し、開口絞り3で所望の形状に成形された光束の収束度を変更するものである。ここでは、主走査方向には略平行光、副走査方向では回転多面鏡の偏向反射面近傍で集光するような光束に変換している(光源の像を形成している)。尚、略平行光とは、弱発散光、弱収束光および平行光を含むものとする。またアナモフィックレンズ3を、光源手段1からの光束を略平行光に変換するコリメータレンズと、平行光を回転多面鏡の偏向点近傍で副走査方向にのみ集光させるシリンドリカルレンズとに光学的機能を分担してもいい。
図1から分かるようにLA1とLA3からの光束は主走査断面内で同一の入射角度で回転多面鏡へ入射している。同様にLA2とLA4からの光束は主走査断面内で同一の入射角度で回転多面鏡へ入射している。
また図3からLA1,LA2,LA3,LA4からの光束は、それぞれ副走査断面内においては互いに異なる角度で回転多面鏡4の偏向反射面4aに入射している。より具体的には、入射光学系LA1、LA2からの光束(第一光束群)の副走査断面における偏向反射面4aへの入射角は、互いに異なるが同じ符号を有する。また、入射光学系LA3、LA4からの光束(第二光束群)の副走査断面における偏向反射面4aへの入射角は、互いに異なるが第一光束群の入射角の符号とは異なる符号を有する。すなわち、第1光束群と第2光束群は、主走査断面を挟んで異なる側から、副走査断面内で偏向反射面4aに入射している。この副走査断面内での入射角度に相互間で差を持たせることによって後述の光線分離手段での光線分離、及び分離された光線の各ドラム面への導光が可能となっている。
光偏向器としての回転多面鏡(ポリゴンミラー)4は、複数の偏向面4Aを有しており、図1中に示した矢印Aの方向に一定速度で回転している。入射光学系LAからの光束は、一定速度で回転する回転多面鏡4で偏向反射され、結像光学系LBへ導光される(図1)。本実施例では、低コスト化、低騒音化を達成するためにポリゴンミラー4は副走査方向高さが2mmの薄型のポリゴンを用いている。また、LA1及びLA4からの各光束が偏向面4Aに入射する副走査方向での位置の差は、1mm以内となっていることが望ましい。1mm以上となると、ポリゴンミラーの副走査方向の高さを高くする必要が発生し、ポリゴンミラーの回転による騒音の増大や、ポリゴンミラーの回転駆動に必要な電力の増大、駆動寿命の低下等を招く恐れがある。
結像光学系LBは、ポリゴンミラー4によって偏向反射された光束を感光ドラム面近傍で集光させるための結像光学素子である、第一結像レンズ5A(第一結像光学素子)及び第二結像レンズ5Bを含む。第一結像レンズ5A及び第二結像レンズ5Bはそれぞれ、主走査方向及び副走査方向に正の屈折力を有する。ただし、主走査方向と副走査方向の屈折力の大きさは異なる。また主走査方向においては、fθ特性を有しており、ポリゴンミラー4によって偏向反射された光束が被走査免上を一定速度で走査するように感光ドラム面近傍に集光させることを可能としている。また結像光学系LBはポリゴンミラー4の偏向面(偏向反射面)4Aの近傍と感光ドラム面8y、8m、8c、8kとを光学的に共役関係にすることで、偏向面4Aの面倒れ補償を行っている(図1)。尚、本実施例では、感光ドラム面は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色に対応する感光ドラム面8y、8m、8c、8kより構成される。
また、感光ドラム面8y、8m、8c、8kに入射する光束に対応する入射光学系はそれぞれLA1、LA2、LA3、LA4である。(図2、図3、図4)
図2より、結像光学系LBの第一結像レンズ5aは、すべての感光ドラムに向かう光束に対して共通の結像レンズである。第二結像レンズ5bは、感光ドラム8y、8mに向かう光束用の第二結像レンズ5b1、及び感光ドラム8c、8kに向かう光束用の第二結像レンズ5b2より構成される。
ポリゴンミラー4の偏向面4Aから感光ドラム面8y、8m、8c、8kまでの光路中には、光線分離手段としての折り返しミラー6a、6b、6c、6d、6e、6f、6g、6hが配置されている。折り返しミラーは、第一結像レンズ5aと第二結像レンズ5bの間、または、第二結像レンズ5bと感光ドラム面との間に配置され、各感光ドラム面へ向かう光束を適宜分離反射することで、各光束を対応する感光ドラム面に導光している。
ただし折り返しミラー6aから6hは図1では不図示としている。折り返しミラー6aは感光ドラム8yおよび8mに向かう光線のみを反射するための第一共通ミラー(共通反射光学素子、第一共通反射光学素子)である。折り返しミラー6b(共通反射光学素子)は折り返しミラー6aで反射分離された2つの光束を第二結像レンズ5b1に導光するための第二共通ミラー(共通反射光学素子)である。折り返しミラー6a、6bは、第一結像レンズ5aと第二結像レンズ5b1の間の光路に配置されている。折り返しミラー6cは第二結像レンズ5b1を通過した2つの光束のうち、感光ドラム面8yに導光される光束のみを反射する。折り返しミラー6d、6eは、第二結像レンズ5b1を通過した2つの光束のうち、感光ドラム面8mに向かう光束を導光する。折り返しミラー6fは第二結像レンズ5b2を通過した2つの光束から、感光ドラム8cに向かう光束のみを反射する。折り返しミラー6gは折り返しミラー6fで反射された光束のみを反射し感光ドラム8cに導光する。折り返しミラー6hは感光ドラム8kに向かう光束のみを反射し導光する。
同期検知手段としてのBD光学系LCを図5に示す。BD光学系LCは、BDレンズ10、BDセンサ11より構成される。BDレンズ10は主走査方向と副走査方向の屈折力が異なるトーリックレンズである。BDセンサ11はフォトダイオードで構成され、φ1.5mm程度の受光面を有する。またBDセンサ11は副走査方向に対して平行に設置される。ポリゴンミラー4の偏向面4aによって所望の角度で偏向反射された光束は、BDレンズに入射することで、BDセンサ近傍で主走査方向には集光し、副走査方向では広がった状態となるように変換される。このように主走査方向に集光することで、画像情報の同期タイミング(BD信号)を高精度に検知することができ、また副走査方向に広がらせることでBDセンサ上のゴミ等による検知精度低下を防止できる。BD信号をBDセンサ上の所望の位置に光束が到達した際に検知することで、ポリゴンミラーの回転速度の制御及び、画像の書き出しタイミングの制御が行える。尚、本実施例では画像印字時のBD信号取得に用いるのは入射光学系LA3からの光束のみとしているが、LA3以外の1つ以上の入射光学系もしくはすべての入射光学系からの光束で画像印字用のBD信号を取得してもいい。
本実施例の光走査装置は、画像情報に基づいて入射光学系LA1からLA4の光源手段1は光束を強度変調して出射する。光束は入射光学系LAを通過後、入射光学系LA1からLA4のすべての光束をポリゴンミラー4の同一の偏向面4aで偏向反射される。偏向反射された光束は結像光学系5を通過して感光ドラム面8の所望の位置に集光することにより、任意の画像情報を記録している。
本実施例は、入射光学系LA(LA1からLA4)をそれぞれ副走査方向に異なる角度を有して配置すること、および同一の偏向面4aに入射させて偏向反射することで、光学素子の共通化を行い、省スペース化と低コスト化を達成している。
次に結像光学系LBの構成について述べる。
第一結像レンズ5aは、感光ドラム面8y、8m、8c、8kに向かうすべての光束が通過する共通のレンズであり、主走査方向に強い屈折力(パワー)を有し、副走査方向には弱い正のパワーを付加している。ただし、本発明の結像光学系は、前述の第一結像レンズ5aの主走査方向、及び副走査方向のパワーの正負、および強さに限定されるものではない。
第二結像光学系5bは、主走査方向に弱い屈折力を有し、副走査方向に強い屈折力を有する。第二結像光学系5b上では、斜入射光学系の特徴として周辺部で光束がねじれて入射することで、波面収差の劣化が発生し、結果として被走査面上での結像スポットの劣化が生じやすい。そのため、光束のねじれによる波面収差の劣化を補正するように第二結像光学系5bの子線形状は、周辺に向かうにしたがって子線の副走査方向へのチルト量が変化する面形状を採用している。表5に記載した本実施例の第二結像光学系5bの子線チルト変化形状m0_1項からm0_12項までが面のチルト量に対応した項目である。この子線チルトの効果によって、本実施例では周辺部でも良好なスポット形状を確保している。
また第二結像光学系5bは、感光ドラム面8y、8mへの光束用の第二結像レンズ5b1、及び感光ドラム面8c、8kへの光束用の第二結像レンズ5b2より構成される。第二結像レンズ5b1と5b2は、それぞれ異なる光学性能を有する光学機能部が副走査方向に並んだ多段トーリックレンズであり、それぞれを通過する光束が到達する感光ドラム面8y、8m、8c、8kと対応させてそれぞれ光学機能部5b1y,5b1m、5b2c,5b2kと称する。
ただし光学機能部とは第二結像レンズ5bにおいて、ある感光ドラム8に対応する光束が入射する第二結像レンズ5bの第一面および第二面をあわせたものである。ここで、光路上において、第一面とはポリゴンミラー4に近い側、第二面とは感光ドラム面8に近い側を示している。
以降、光学機能部5b2cと5b2kについて説明する。尚、光学機能部5b1y、5b1mも以下で述べる構成と同様の構成をとればいいので、説明を省略する。
光学機能部5b2cと5b2kを通過する光束について、それぞれの入射系の副走査斜入射角を比較すると、表1より副走査斜入射角の絶対値は異なるが、符号は同一である。次に、コニカルスキャンについて詳細に述べる。まず副走査斜入射角を有する光束がポリゴンミラー4の偏向面4aで偏向反射されたときの軌跡、すなわち、偏向面4aと第一結像レンズ5aの間のYZ方向に平行な仮想平面における光線の通過位置、を図6に示す。偏向面4aから20mmだけ感光ドラム面に近づいた位置での入射光学系LA2からの光束の光線高さを表している。ただし図6において、YZ方向の原点は第一結像レンズ5aの光軸と交わる点としている。図6のように、軸上像高が最も光線高さの絶対値が小さく、周辺像高にいくに従って光線高さの絶対値は大きくなる。
この関係性(主走査方向への走査画角に対する像高(Z)の関係)は、主走査方向への走査画角をθ(°)、副走査斜入射角をα(°)、仮想面までの偏向面からの距離をL(mm)とすると、
Figure 2015219496
となる。つまり、斜入射光学系の場合、軸外に向かうにしたがって光線の副走査方向の高さが大きくなり、また、斜入射角αが大きいほど光線高さの絶対値は大きくなる。
この、軸上像高より軸外像高のほうが副走査方向の光線高さの絶対値が大きいという関係性は副走査方向に弱い正のパワーを有する第一結像レンズ5aを通過しても変わることがない。そのため、第二結像レンズ5bの第一面(偏向面4a側の面)への光束の入射位置としては、軸上から軸外へ向かって副走査方向の光線高さが大きくなるように湾曲する。
第二結像レンズ5b1、5b2それぞれには、副走査断面内での偏向反射面4aへの斜入射角の絶対値は異なるが符号は等しい入射系LAからの光束が入射する。そのため、先述の考察から、第二結像レンズ5bの第一面を通過する二つの入射光学系LAからの光束の第二結像レンズ5bの第一面上通過位置は、軸上から軸外に向かうにしたがって同一方向に、異なる大きさだけ湾曲することとなる。
図7に第二結像レンズ5b2の第一面における光学機能部5b2cと5b2kを通過する光束の光線通過高さの主走査方向通過位置及び斜入射角に対する依存性を示す。ただし図7において、YZ方向の原点は第一結像レンズ5aの光軸と交わる点とする。表7aに第二結像レンズ5b2の第一面における光学機能部5b2cと5b2kを通過する光束の光線通過高さの主走査方向通過位置及び斜入射角に対する依存性を示す。また、表7bに第二結像レンズ5b2の第二面における光学機能部5b2cと5b2kを通過する光束の光線通過高さの主走査方向通過位置及び斜入射角に対する依存性を示す。ただし、表7aと表7bにおける主走査方向、および副走査方向位置の座標系は、第一結像レンズ5aの光軸を基準として算出している。図7より明らかなように、第二結像レンズ5b2の光学機能部5b2cと5b2kを通過する光束のうち、光学機能部5b2kの軸上像高を通過する光束と、光学機能部5b2cの最軸外像高を通過する光束が、副走査方向における互いにの距離が最も近接することがわかる。そのため、光学機能部5b2cと5b2kの光学機能面の境界部は、前述の最も副走査方向へ近接している光束から公差を含めて十分な距離だけ離れた位置となるように設定されている。尚、第二結像レンズ5bの具体的な構成は本発明の効果に寄与しないため、本発明は第二結像レンズ5bの具体的な構成に制限されるものではない。
次に、本発明の主たる部分である第一結像レンズ5a、第二結像レンズ5b1、第一共通ミラー6a、第二共通ミラー6b、及びLA1〜LA4からの光束の副走査断面内での関係性について詳細に述べる。
図2において、第一結像レンズ5aを通過したすべての光束のうちLA3及びLA4からの光束(第二光束群)は、他の光学素子を介さずに第二結像光学系5b2に入射する。一方、LA1、LA2からの2つの光束(第一光束群)は、第一共通ミラー6aで反射された後に、第二結像レンズ5b1に導光するための第二共通ミラー6bで反射された後に第二結像レンズ5b1に入射する。
ここで、図2中の第二結像レンズ5b2に光束が入射する直前の位置における第一結像レンズ5aの光軸に対して垂直な断面である断面Aでの各光束と第二結像レンズ5b2との関係性を示したものが図8である。図8において、LA3及びLA4からの2つの光束のコニカルスキャンの方向と、共通ミラー6bで反射された時点でのLA1、及びLA2からの光束のコニカルスキャンの方向は、副走査方向に略一致している。これは、LA1及びLA2からの光束が、第一共通ミラー6a及び第二共通ミラー6bを介して第二結像レンズ5b1に入射しており、第一共通ミラー6a及び第二共通ミラー6bの面法線ベクトルの第一結像レンズ5aの光軸ベクトルとの内積が同一符号であるためである。そのため、第二結像レンズ5b1に入射する際のLA1及びLA2からの光束は、共通ミラー6aで反射される前に対して副走査方向に逆のコニカルスキャンとなっている。
また第二結像レンズ5b1に入射する際の各光束のうち、LA4と最近接する光束はLA2の光束である。LA2の光束は、斜入射角度がLA1に比べて小さいため、コニカルスキャンの量(主走査方向の位置における光軸位置を基準とする副走査方向の変位量)も小さい。そのため、第二結像レンズ5b1の光軸と第一結像レンズ5aの光軸を略平行とした場合でも、結果として第二結像レンズ5b1と光束との配置的な干渉は発生せず、光走査装置の鉛直方向の大きさを低減することを可能としている。このように、LA1、LA2からの光束(第一光束群)の光路上の共通ミラーの数とLA3、LA4からの光束(第二光束群)の光路上の共通ミラーの数に偶数枚の差をもたせる。これにより、ある斜入射角を有する光束の光路上の共通ミラーで反射された後のコニカルスキャンの方向は、斜入射角の符号が異なる光路のコニカルスキャンの方向と一致する。これにより、光束と光学素子の干渉が発生しにくくなる。その結果として、光学箱の小型化を達成できる。ただし本実施例ではLA3,LA4からの光束の光路上に設置された共通ミラーの数は0枚としている。
また第二結像レンズ5bと第一結像レンズ5aの光軸の副走査断面内においてなす角度Δθ[deg]は、
Figure 2015219496
とすることにより、折り返しミラー6cとポリゴンミラーの光学箱鉛直方向の離間量を低減できるため、光走査装置の高さ低減により効果的である。ここで第二結像レンズ5bには副走査方向上下に異なる光学機能部が設定されている。そのため第二結像5bレンズの光軸は、光学的には定義できない。そこで本実施例での第二結像レンズの光軸は、主走査断面に展開した際に第一結像レンズ5aの光軸と平行な方向と定義する。
図9を参照しながら、式(2)について詳細に説明する。図9は、図2のうち、式(2)に関わる部位のみを取り出して模式的に示したものである。
図9(a)は、Δθ=0の場合を示しており、図9(b)はΔθ=10°の場合を示している。ただし、図9(a)、(b)の一点鎖線は、LA1、LA2、LA3、LA4の光束の軸上主光線を示している。また、図9(b)の鎖線部は図9(a)との変更部位を示している。ここで、図9(a)においては、第一共通ミラー6a、第二共通ミラー6b、及び第二結像レンズ5b1と、LA4からの光束とは、十分に位置が離間している。そのため、配置が干渉することで光線がケラレるという問題は発生しない。
一方、図9(b)においては、Δθ=10°としたことで、折り返しミラー6cの副走査方向の位置を、図9(a)における折り返しミラー6cと同等とするためには、第二共通ミラー6bをより第一共通ミラー6aに副走査方向に近接させる必要がある。そのため、LA4からの光束と第二共通ミラー6bとが干渉しやすくなっており、結果として、LA4からの光束をケラずに第二共通ミラー6bを配置することは困難となる。
第一共通ミラー6aの面法線と第二共通ミラー6bの面法線とが、副走査断面内でなす角度をθab(°)としたときに、
Figure 2015219496
を満たしていると、光学箱の高さ低減により好適である。本実施例では、表8より、
|90−θab|=0.21
となり、(3)式を満足している。
(3)式の意味するところは、第二共通ミラーで反射された後のLA1とLA2からの光束の第一結像レンズ5aの光軸に対する角度を間接的に制限しているものである。(3)式を満たすことで折り返しミラー6cとポリゴンミラー4の光学箱の鉛直方向の離間量を低減できるために、光走査装置の高さ低減により効果的である。
副走査断面内での偏向面4aへの入射角が正(負)である複数の光束の光路に3枚以上の共通ミラーが含まれている場合は、以下のように、上記の(3)式を一般化して考えることができる。すなわち、該光路に沿って偏向面から被走査面側に向かって第i番目の共通ミラーMiの面法線の副走査断面内における主走査断面となす角度θMi(°)は、
Figure 2015219496
但し、
sign(i)=+1 (i:偶数)
sign(i)=−1 (i:奇数)
を満たすようにすると、光走査装置の高さ低減により効果的である。
ところで、光走査装置に用いられる折り返しミラーは、図10のように反射面の短手側端部領域1mm程度は使用不可領域とすることが多い。その理由としては、短手側端部領域は使用環境下での腐食が発生しやすく、腐食した領域を用いて光束を反射すると、印字品質の劣化を招く恐れがあるためである。そのため、折り返しミラーの配置時には、反射分離する光束以外の光束を使用不可領域が遮光しないように配置することが重要である。
図15には後述の参考例および本実施例の第一共通ミラー近傍図を示している。図11(a)は参考例の近傍図で、図11(b)は本実施例の近傍図である。本実施例においては、共通ミラー6aの面法線の第一結像レンズ5aの光軸に対する角度をθ6aとしたときに、
Figure 2015219496
とすることで、短手側端部領域と近接するLA3の光束との離間量を増やすことができ、θ6aを30°以下にした場合に比べ、共通ミラー6aを第一結像レンズ5aにより近接して配置できる。そのため、ポリゴンミラー4の偏向面4aから第二結像レンズ5b1までの光路長を短くすることができる。その結果として、第二結像レンズ5b1上を通過する光束の通過面積を低減できるので、第二結像レンズ5b1の小型化が可能となり低コスト化に好適である。尚、印字品質と光走査装置の小型化を両立するため、結像光学系LBにおける最も副走査方向のパワーの強いレンズの設置位置は次の条件式を満たすことが好適である。
Figure 2015219496
ここで、Tcは偏向面4a上の偏向点から被走査面までの距離、Tsは偏向面4a上の偏向点から副走査方向のパワーの強いレンズの第一面(入射側の面、偏向器側の面)までの距離である。本実施例では、
(Tc−Ts)/Ts≒1.4
となっており印字品質と小型化の両立を達成している。条件式(6)の下限を超えると、副走査方向のパワーの強いレンズが被走査面近くに設定されるため、レンズの大型化による高コスト化を招く恐れがある。また、条件式(6)の上限を超えると、副走査方向のパワーの強いレンズが偏向面近くに設定されるため、副走査倍率が上がり、ポリゴンの面倒れや面偏心による走査線のピッチ間隔ムラの増大を招き、印字性能を劣化させる恐れがある。
また光走査装置の結像光学系LBの副走査方向の結像倍率βsは、
Figure 2015219496
とするのが好適である。本実施例ではβs=−1.36倍であり、印字品質と小型化の両立を図っている。
第一共通ミラー6aで反射する光束(第一光束群)以外の光束(第二光束群)をケらないためには、次の条件式を満たすことが好ましい。
Figure 2015219496
ここで、TMは偏向面4a上の偏向点から第一共通ミラー6aまでの距離、Fno.inは結像光学系LBの軸上像高における入射Fナンバー、Fno.outは結像光学系LBの軸上像高における射出Fナンバーである。Dsは副走査方向のスポット径、λは使用波長、kはトランケーションナンバー、αminは入射光学系LA1からLA4のうちの最も絶対値の小さい斜入射角の絶対値である。ここで、トランケーションナンバーkは、瞳強度一定の条件で、矩形では1.4、円又は楕円では1.645で与えられる。しかし、瞳強度一定でない場合のkは変わるので、本発明のおいては、トランケーションナンバーkを固定値1.5として扱ってもよいものとする。条件式(8)は、入射光学系LA1からLA4のうちの最も絶対値の小さい斜入射角の光束において、副走査方向高さの小さい側のマージナル光線と共通ミラー6aとの副走査高さ方向の離間量の目安となるものである(図12参照)。
式(8)の真偽は、次の情報から評価される。
・被走査面でのスポット径Ds=k×Fno.out×λ
・結像光学系LBの副走査方向の結像倍率βs=−Fno.out /Fno.in
・第一結像レンズ5aにほとんど副走査方向の屈折力がない場合の入射光学系LA1からLA4のうちの最も絶対値の小さい斜入射角の光束の主光線の共通ミラー6aの設置位置における副走査方向高さTM×tan(αmin)
具体的には、第一結像レンズ5aの副走査方向の屈折力がほとんどない場合の、入射光学系LA1〜LA4から射出され、ポリゴンミラー4の偏向面4aで偏向反射された光束の主光線とマージナル光線の副走査方向の相対角度差Δα(°)は、
Figure 2015219496
となる。そのため、第一共通ミラー設置位置における入射光学系LA1からLA4のうちの最も絶対値の小さい斜入射角の光束の副走査方向高さの小さい側のマージナル光線の副走査高さΔZは、
Figure 2015219496
となる。また先述のように折り返しミラーの端部1mm程度は腐食の恐れがあり、使用できない。
また公差によって光束の副走査方向高さは、0.5mm程度は変動する恐れがある。また少なくとも、第一結像光学系5aを副走査方向にはさむ2つの光束は、第一共通ミラー設置位置において式(10)のΔZの2倍程度は離間していると考えられる。そのため、第一共通ミラー6aで光束を遮光しないためには、式(8)を満たしていることが好適と考えられる。
本実施例での、入射光学系LA2と共通ミラーの光線位置での式(8)は、表1および副走査方向のスポット径75μm、矩形絞りのトランケーションナンバーk=1.4という情報から、
Figure 2015219496
となり、条件式(8)を満たす。尚、楕円絞りの場合は、k=1.645となる。通常の光走査装置の絞りは略矩形形状、もしくは略楕円形状で用いられるためこのどちらかの値、もしくは中間値のk=1.5を用いてもよい。以上の考察より、第一共通ミラー6aと第一共通ミラー6aで反射されない光束は十分な副走査方向離間量を有しており、光束が遮光される恐れはない。
参考として、特許文献1のように共通ミラーが1枚しか入らない構成での副走査断面を図15に示す。図15では、実施例1の図2にあたる副走査断面を提示している。
図15の40、40a、50a、50b1、50b2はそれぞれ、実施例1のポリゴンミラー40、ポリゴンミラーの偏向面40a、第一結像レンズ5a、第二結像レンズ5b1、及び5b2に対応している。60aから60gまでは第一結像レンズ50aを通過したすべての光束を感光ドラム面8yから8kに分離導光するための折り返しミラーである。
60aは感光ドラム面8y及び8mに向かう光束を反射する第一共通ミラーであり、反射された2つの光束を第二結像レンズ50b1に導光している。60bは第二結像レンズ5b1を通過した2つの光束のうち、感光ドラム面8yに導光される光束を反射する折り返しミラーである。60cおよび60dは、第二結像レンズ50b1を通過した2つの光束のうち、感光ドラム面8mに向かう光束を導光するための折り返しミラーである。60fは第二結像レンズ50b2を通過した2つの光束から、感光ドラム面8cに向かう光束を反射するための折り返しミラーであり、60eは60fで反射された光束を感光ドラム8cに導光するための折り返しミラーである。60gは感光ドラム面8kに向かう光束を導光するための折り返しミラーである。8y、8m、8c、8kはそれぞれ実施例1と同様の感光ドラム面であり、感光ドラムY、感光ドラムM,感光ドラムC,感光ドラムKの表面に対応する。参考例では、感光ドラム面8y、8mに向かう光束を分離するための折り返しミラー60aの直後に、第二結像レンズ50b1が設置され、かつ感光ドラム面8yに折り返しミラー60bの1枚のみで導光している。そのため、第二結像レンズ50b1と第一結像レンズ50a通過直後の光束が配置的に干渉しないためには、折り返しミラー60aの面法線方向を第一結像レンズ50aの光軸に対してなるべく鈍角となる方向に設置する必要がある。そのためには、ポリゴンミラー40を参考図1での感光ドラムYより左側に設置する必要があるが、その場合は光学箱の設置面積の増大を招く。またポリゴンミラー40aと感光ドラムYの距離を鉛直方向に離間させてもいいが、その場合は、光学箱の高さが増大する。また第二結像レンズ5b1をより被走査面側に設置することもできるが、その場合は、第二結像レンズ5b1上の走査面積の増大につながり、第二結像レンズ5b1の大型化を招く。つまり、参考例では、配置自由度に制限があり、レンズの小型化と光学箱の小型化を同時に達成することは、困難である。また一層の小型化のために、感光ドラム間距離Dpを小さくした場合は、その影響は顕著に発生する。
以上、参考例について述べた。
本実施例では、参考例に比べ、第二結像レンズ5b1前の共通ミラーを増やすことで、レンズの小型化、光学箱の小型化、低設置面積化を達成している。
本実施例の光走査装置について、実施例1と異なる部分についてのみ説明する。
実施例1の図2に対応する本実施例の副走査断面を図13に示す。表9に本実施例の光走査装置の、(RDNや非球面係数以外の)主たる構成を記載する。表10に本実施例の光走査装置の結像光学系の非球面係数を記載する。その他の主要な項目は実施例1と同様のためここでは省略する。図13の24、24a、25a、25b1、25b2はそれぞれ、実施例1のポリゴンミラー24、ポリゴンミラーの偏向面24a、第一結像レンズ5a、第二結像レンズ5b1、5b2に対応している。26aから26hは、第一結像レンズ25aを通過した光束を反射してそれぞれ対応する感光ドラム面8yから8kに導光するための8枚の折り返しミラーである。
26aは感光ドラム面8y、8mに向かう光線を反射するための第一共通ミラーであり、反射された2つの光束を第二結像レンズ25b1に導光している。26bは第二結像レンズ5b1を通過した2つの光束を導光するための第二共通ミラーである。26cは感光ドラム面8yに導光される光束を反射する折り返しミラーであり、26dおよび26eは、第二結像レンズ25b1を通過した2つの光束のうち、感光ドラム面8mに向かう光束を導光するための折り返しミラーである。26fは第二結像レンズ25b2を通過した2つの光束のうち、感光ドラム8cに向かう光束を反射するための折り返しミラーであり、26gは26fで反射された光束を感光ドラム8cに導光するための折り返しミラーである。26hは感光ドラム8kに向かう光束を導光するための折り返しミラーである。8y、8m、8c、8kはそれぞれ実施例1と同様の感光ドラム面であり、感光ドラムY、感光ドラムM、感光ドラムC、感光ドラムKの表面に存在する。
図13において実施例1と大きく異なる点は、第二結像レンズ25b1と第二共通ミラー26bの配置位置の関係である。実施例1では、第二共通ミラー6bの直後に第二結像レンズ5b1が設置されるのに対し、本実施例では第二共通ミラー26bの直前に第二結像レンズ25b1が設置される。そのため、本実施例では、第二結像レンズ25b1をより偏向面4a側に設置できるため、第二結像レンズ25b1上の光束の走査面積を低減でき、結果として一層のレンズの小型化を達成している。また実施例1で、第二結像レンズ5b1、5b2の構成について詳細に述べた。実施例1では、第二結像レンズ5b2の第一面(入射面、すなわち偏向面側の面)、第二面(出射面、すなわち感光ドラム面側の面)は、ともに上下別の光学機能面5b2c、5b2kと設定した。これに対し、本実施例では、第二結像レンズ25b2の第一面は上下に共通の光学機能面25b2ckとした。この理由としては、実施例1に比べ、第二結像レンズ25b2の設置位置が偏向面4a側に近接している。そのため第二結像レンズ25b2上を通過する、2つの感光ドラム面に向かう光束がより近接しているために、公差の発生によって下の光学機能面を通過するはずの光束が上の光学機能面を通過する、といった現象が発生しやすい。この影響を回避するために、上下共通の光学機能面としている。ただし上下の光学機能面を通過する光束が公差を含めて、十分に離間している場合は、第一面も上下別の光学機能面に設定すればいい。第二面は実施例1と同様に上下で別の光学機能面を設定しており、異なる副走査斜入射角の光束に対して個別に最適化されている。
本実施と参考例(図15)の構成と異なる点は、共通ミラーを2枚設置している点にある。この効果によって、第一共通ミラー26aの面法線を第一結像レンズ25の光軸に対して鈍角となる方向に設置しても、第二結像レンズ25b1直後に設置された第二共通ミラー26bで感光ドラム面8y、8m側に2つの光束を導光することが可能となる。それにより、光学箱の設置面積の増大や、高さ方向の増加などの、光学箱の大型化を招くことなく、レンズの小型化も同時に達成している。また第二結像レンズ25b1通過直後の折り返しミラーを2つの光束に共通の折り返しミラーとすることで、2つの光束を別々の折り返しミラーを設置して、反射する場合に比べ、折り返しミラー同士の干渉の影響がなくなるために設置自由度が向上する。
[カラー画像形成装置]
図14は本発明の実施態様のカラー画像形成装置の要部概略図である。本実施形態は、複数の走査光学装置を並べ、各々並行して像担持体である感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。図14において、91はカラー画像形成装置、101は実施例1または2に示した構成を有する走査光学装置、111〜114は各々像担持体としての感光ドラム、115〜118は各々現像器、121は搬送ベルト、94は定着器である。
図において、カラー画像形成装置91には、パーソナルコンピュータ等の外部機器92からR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号が入力する。これらの色信号は、装置内のプリンタコントローラ93によって、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、B(ブラック)の各画像データ(ドットデータ)に変換される。これらの画像データは、それぞれ走査光学装置101に入力される。そして、走査光学装置101からは、各画像データに応じて変調された光束131〜134が出射され、これらの光束によって感光ドラム111〜114の感光面が主走査方向に走査される。
本実施態様におけるカラー画像形成装置は走査光学装置(101、102)を並べ、各々がC(シアン),M(マゼンタ)、Y(イエロー)、B(ブラック)の各色のうちの2色に対応し、各々平行して感光ドラム111〜114面上に画像信号(画像情報)を記録し、カラー画像を高速に印字するものである。
本実施態様におけるカラー画像形成装置は上述の如く走査光学装置101により各々の画像データに基づいた光束を用いて各色の潜像を各々対応する感光ドラム111〜114面上に形成している。その後、記録材に多重転写して1枚のフルカラー画像を形成している。
前記外部機器92としては、例えばCCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置91とで、カラーデジタル複写機が構成される。
Figure 2015219496
Figure 2015219496
Figure 2015219496
Figure 2015219496
ただし位相関数は
Figure 2015219496
と表現される。
ここでkは、回折次数を表し、ここではk=1としている。またλは、波長でありλ=790nmとしている。
Figure 2015219496
ただし非球面形状は以下の表現式で定義する。レンズの曲面と光軸との交点を原点とし、光軸方向をX軸、主走査面内において光軸と直交する軸をY軸、副走査断面内において光軸と直交する軸をz軸とする。そのときの、X−Y平面と曲面の切断面を母線、X軸方向に平行でX−Z平面と曲面の切断面を子線としたとき、母線形状は表現式(A)であらわす。
Figure 2015219496
子線の形状は表現式(B)であらわす。
Figure 2015219496
以上より、実際の面形状xは
Figure 2015219496
となる。
ここで、Yの値により変化する子線の曲率半径r’は式(D)であらわす。
Figure 2015219496
ただし式(B)、および式(D)はY≧0を上側の光学面、Y≦0を下側の光学面としてそれぞれで個別に非球面係数を設定する。
面偏心量とは、第一結像レンズ5aの光軸を基準として表記の値の副走査方向座標から式(C)を展開することを示す。
また結像レンズ5bについては5bの次の文字が図1Bの副走査断面図に記載のレンズと一致し、次のLA*(*には1〜4が入る)と記載されているものが、入射光学系LA*に対応する。
Figure 2015219496
ここで子線形状は表現式(E)であらわされる。母線の定義は式(A)と同一だが、子線は母線に直交する方向でX−Z平面と曲面の切断面を子線と定義する。
Figure 2015219496
Figure 2015219496
Figure 2015219496
Figure 2015219496
Figure 2015219496
1:光源手段
4:回転多面鏡(ポリゴンミラー)(偏向手段)
4a:偏向面(偏向反射面)
5:結像レンズ(結像光学素子)
5a:第一の結像レンズ
5b:第二の結像レンズ6a:第一共通ミラー(共通反射光学素子、第一共通反射光学素子)
6b:折り返しミラー(共通反射光学素子)
8y、8m、8c、8k:感光ドラムの被走査面
LA,LA1、LA2、LA3、LA4:入射光学系
LB:結像光学系

Claims (12)

  1. 光束を主走査方向に偏向する偏向面を備える偏向手段と、副走査断面内において光束を互いに異なる入射角で前記偏向面に入射させる複数の入射光学系と、前記偏向手段により偏向された光束を被走査面上に集光する結像光学系と、を有する光走査装置であって、
    副走査断面内において、前記複数の入射光学系からの複数の光束は、同符号の入射角で前記偏向面に入射する複数の光束を含む第一光束群と、前記第一光束群の入射角の符号とは異なる同符号の入射角で前記偏向面に入射する複数の光束を含む第二光束群と、から成り、
    前記結像光学系は、前記第一光束群および前記第二光束群の少なくとも一方に対し、該光束群に含まれる全ての光束を同一の反射面で反射する反射光学素子を備えており、
    前記第一光束群に対する前記反射光学素子と前記第二光束群に対する前記反射光学素子との数の差は偶数であることを特徴とする光走査装置。
  2. 光路上において前記偏向反射面に最も近く配置された前記反射光学素子を第一反射光学素子とし、前記第一光束群の複数の光束が該第一反射光学素子で反射されるとしたとき、前記第二光束群の複数の光束のうち最も前記第一反射光学素子に近接する光束は、副走査断面における前記偏向反射面の法線となす角が最も小さい光束であることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記結像光学素子のうち少なくとも1面は、前記複数の入射光学系からの光束ごとに個別に対応した光学機能面が前記変更手段の前記回転軸に平行な方向である副走査方向に並んだ形状を有する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の光走査装置。
  4. 前記被走査面に最も近く配置された前記結像光学素子の少なくとも1面は、前記複数の入射光学系からの光束ごとに個別に対応した光学機能面が前記変更手段の前記回転軸に平行な方向である副走査方向に並んだ形状を有する、ことを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。
  5. 前記結像光学系は、前記第一光束群の光路において、前記第一反射光学素子よりも前記偏向器側に配置される第一結像光学素子を有し、
    前記第一光束群の複数の光束ごとに対応した個別の光学機能面が副走査方向に並んだ形状を有する前記結像光学素子の光軸と前記第一結像光学素子の光軸との副走査断面内でのなす角をΔθ(°)としたとき、
    Δθ≦10
    を満たす、ことを特徴とする請求項3または4に記載の光走査装置。
  6. 前記偏向反射面から前記被走査面までの距離をTc、前記偏向反射面から前記複数の入射光学系からの光束ごとに個別に対応した光学機能面が副走査方向に並んだ形状を有する前記結像光学素子までの距離をTsとしたとき、
    Figure 2015219496
    を満たすことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の光走査装置。
  7. 前記結像光学系における、副走査方向の結像倍率をβs、前記被走査面における副走査方向のスポット径をDs、光束の波長をλ、前記第一反射光学素子で反射されない光束のうち、もっとも前記第一反射光学素子に近接する光束の副走査断面内での前記偏向反射面へ入射角の絶対値をαmin、前記偏向手段から前記第一反射光学素子までの距離をTMとしたときに、
    Figure 2015219496
    を満たすこと、を特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  8. 光学機能面が副走査方向に上下に並んだ形状を有する前記結像光学素子の少なくとも1つは、前記第一反射光学素子の直後に設置される、ことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の光走査装置。
  9. 前記結像光学系は2以上の結像光学素子を含み、該結像光学素子のうち、最も前記被走査面に近い位置に配置される結像光学素子は、すべての前記反射光学素子よりも前記被走査面側に設置される、ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の光走査装置。
  10. 前記第一反射光学素子を有する光路に配置された反射光学素子であって、前記偏向面から前記被走査面に向かって第i番目の前記反射光学素子の面法線の副走査断面内における前記回転軸に垂直な断面である主走査断面となす角度(°)をθMiとおくとき、
    Figure 2015219496
    但し、
    sign(i)=+1 (i:偶数のとき)
    sign(i)=−1 (i:奇数のとき)
    を満たすことを特徴とする、請求項2に記載の光走査装置。
  11. 該複数の入射光学系は前記回転軸に垂直な断面内において互いに異なる角度で前記偏向反射面へ入射することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の光走査装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の光走査装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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