JP6147067B2 - 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は光走査装置および画像形成装置に関し、特に、電子写真プロセスを有するレーザービームプリンタ(LBP)やデジタル複写機、マルチファンクションプリンタ(多機能プリンタ)等の画像形成装置に好適なものである。
従来、レーザービームプリンタ(LBP)やデジタル複写機等の画像形成装置には光走査装置が用いられている。この光走査装置においては、画像信号に応じて光源(レーザ等)から光変調され出射した光束を、例えば例えば回転多面鏡(ポリゴンミラー)より成る光偏向器により周期的に偏向させている。そして、偏向された光束を、fθ特性を有する結像光学系によって感光体(像担持体)の感光面(被走査面)上にスポット状に集光し、その感光面上を光走査して画像記録を行っている。
また、カラー画像形成装置において用いる光走査装置としては、1つの光偏向器を複数の感光体で共用し、副走査断面内で光偏向器の同一の偏向面に対し斜め方向から複数の光束を入射させて、複数の感光面を同時に走査する光走査装置が知られている。特許文献1には、光学部品の簡素化及び光学系全体の小型化のために、光偏向器の同一の偏向面で偏向された複数の光束を、1つの結像レンズを介して対応する感光面の夫々に導光する構成が開示されている。
特開2008−15139号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成においては、複数の光束のうち一方の光束の一部が結像レンズの表面及び当該偏向面で反射され、不要光(ゴースト光)として他方の光束により走査される感光面に入射してしまうという問題がある。さらに、光偏向器を挟んで両側に結像光学系を有する構成においては、一方の結像光学系のレンズ表面で反射された光が、光偏向器を挟んで他方の結像光学系に不要光(ゴースト光)として入射してしまうという問題がある。
本発明の目的は、複数の光束が通過する結像光学素子において、不要光(ゴースト)の発生を抑制することができる光走査装置及びそれを用いた画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る光走査装置は、第1及び第2の光束を偏向して第1及び第2の被走査面を主走査方向に光走査する偏向手段と、該偏向手段により偏向された前記第1及び第2の光束を前記第1及び第2の被走査面の夫々に集光する結像光学系と、を備える光走査装置であって、前記結像光学系は、複数の結像光学素子を有し、該複数の結像光学素子のうち光路中で最も前記偏向手段から遠い第1の結像光学素子の出射面は、前記第1及び第2の光束の夫々が入射する第1及び第2の曲面を含、副走査断面内において、前記第1及び第2の光束に含まれる光線のうち、前記第1及び第2の曲面にて反射する反射光線は、互いに交差することを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記光走査装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の光束が通過する結像光学素子において、不要光(ゴースト)の発生を抑制することができる光走査装置及びそれを用いた画像形成装置を提供することができる
(a)は本発明の第1の実施形態に係るタンデム型の光走査装置の主走査断面図、(b)は第1の実施形態に係る光走査装置の副走査断面図、(c)は第1の実施形態に係る第二の結像レンズの出射面により発生するゴーストを示す副走査断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る第一の結像レンズの入射面により発生するゴーストを示す副走査断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る第一の結像レンズの出射面により発生するゴーストを示す副走査断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る第二の結像レンズの入射面により発生するゴーストを示す副走査断面図である。 比較例における第二の結像レンズの出射面により発生するゴーストを示す副走査断面図である。 比較例における第二の結像レンズの出射面の拡大図である。 本発明の第1の実施形態に係る第二の結像レンズの出射面の拡大図である。 本発明の第1の実施形態に係るスポット径である。 本発明の第2の実施形態に係る第二の結像レンズの出射面の拡大図である。 本発明の第2の実施形態に係るスポット径である。 本発明の第3の実施形態に係る第二の結像レンズの出射面により発生するゴーストを示す副走査断面図である。 本発明の実施形態のカラー画像形成装置の要部概略図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
《第1の実施形態》
(画像形成装置)
図12は、本発明の実施形態に係る光走査装置を搭載したカラー画像形成装置の要部概略図である。本実施形態は、光走査装置により、4ビームを走査して各々並行して像担持体である感光体上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。図12において、60はカラー画像形成装置、11は実施形態1から3に示したいずれかの構成を有する光走査装置、21、22、23、24は各々像担持体としての感光ドラム31、32、33、34は各々トナー像として現像する現像器、51は搬送ベルトである。
図12において、カラー画像形成装置60には、パーソナルコンピュータ等の外部機器52からR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号が入力する。これらの色信号は、装置内のプリンタコントローラ53によって、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各画像データ(ドットデータ)に変換される。これらの画像データは、光走査装置11に入力される。そして、光走査装置11からは、各画像データに応じて変調された光ビーム41、42、43、44が出射され、これらの光ビームによって感光ドラム21、22、23、24の感光面が主走査方向に走査される。
本実施形態におけるカラー画像形成装置は光走査装置11により4ビームを走査し、各々がY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色に対応している。そして各々平行して感光ドラム21、22、23、24面上に画像信号(画像情報)を記録し、カラー画像を高速に印字している。
本実施形態におけるカラー画像形成装置は、上述の如く光走査装置11により各々の画像データに基づいた光ビームを用いて、各色の静電潜像を各々対応する感光面上(感光ドラム21、22、23、24面上)に形成している。その後、転写器により被転写材(記録材)に多重転写して1枚のフルカラー画像を形成している。そして、その後に定着器により転写されたトナー像を被転写材に定着させている。
外部機器52としては、例えばCCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置60とで、カラーデジタル複写機が構成される。
(光走査装置)
図1(a)は本発明の第1の実施形態のタンデム型の光走査装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)、図1(b)はその副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。以下の説明において、主走査方向(Y方向)とは偏向手段の回転軸及び結像光学系の光軸(X方向)に垂直な方向(偏向手段で光束が偏向走査される方向)である。副走査方向(Z方向)とは偏向手段の回転軸と平行な方向である。主走査断面とは結像光学系の光軸と主走査方向とを含む平面である。副走査断面とは結像光学系の光軸を含み主走査断面に垂直な断面である。
図中、1y、1m、1c、1kは各々光源手段であり、半導体レーザより成っている。2y、2m、2c、2kは各々開口絞りであり、夫々が発光部を備えた光源手段1y、1m、1c、1kから出射された発散光束を特定のビーム形状に成形している。3y、3m、3c、3kは各々集光レンズ(アナモフィックレンズ)であり、主走査方向(主走査断面内)と副走査方向(副走査断面内)とで異なる屈折力(パワー)を有している。
これにより、開口絞り2y、2m、2c、2kを通過した発散光束を主走査方向では平行光束(もしくは収束光束)、副走査方向では収束光束に変換している。即ち、集光レンズ3y、3m、3c、3kは、夫々の光束の集光状態を変換する光束変換手段として機能する。尚、光源手段1y、1m、1c、1k、開口絞り2y、2m、2c、2k、集光レンズ3y、3m、3c、3kの各要素は、入射光学系Ly、Lm、Lc、Lkの一要素を構成している。
入射光学系Ly、Lm、Lc、Lkは、光源手段1y、1m、1c、1kから出射した複数の光束を後述する偏向手段5の偏向面5ym、5ckに導光している。尚、集光レンズ3y、3m、3c、3kを2つの光学素子(コリメータレンズとシリンダーレンズ)より構成しても良い。また、集光レンズ3y、3m、3c、3kは一体化していても良い。5は偏向手段としての光偏向器であり、モータより成る駆動手段(不図示)により図中矢印A方向に一定速度(等角速度)で回転している。6ym、6ckは結像手段としての集光機能とfθ特性とを有する結像光学系である。
本実施形態における結像光学系6ym、6ckは、主走査方向(主走査断面内)と副走査方向(副走査断面内)とで異なるパワーを有する結像光学素子である第1、第2の結像レンズ(走査レンズ)61ym、62ym、61ck、62ckを有している。本実施形態における第1、第2の結像レンズ61ym、62ck、61ck、62ckは、光束を透過させる光透過性のプラスチック材料(樹脂)より成る。そして、光偏向器5の偏向面5ym、5ckによって偏向された画像情報に基づく複数の光束を、互いに異なる被走査面としての感光ドラム面7y、7m、7c、7k上(被走査面上)に結像させている。
第1、第2の結像レンズ61ym、62ym、61ck、62ckは、副走査断面内において、光偏向器5の偏向面5ym、5ckと感光ドラム面7y、7m、7c、7kとの間を共役関係にすることにより、偏向面5ym、5ckの面倒れ補償を行っている。第1の結像レンズ61ym、61ckは、第1の結像レンズの光軸上では主走査断面内において正のパワーを有しており、副走査断面内においてはパワーを有していない。7y、7m、7c、7kは被走査面としての感光ドラム面(感光ドラム)である。
9y、9m、9c、9kは、各々防塵ガラスであり、結像光学系6ym、6ckと被走査面7y、7m、7c、7kとの間に配置されており、走査光学装置内への塵埃の侵入を防いでいる。
本実施形態における光走査装置は、これらの走査機能を4つ有することで、異なる色相に対応する画像情報を同時に異なる被走査面上に記録するタンデム型の走査光学装置であり、以下、それについて、詳細に説明する。
本実施形態における4つの光源手段1y、1m、1c、1kは、各々主走査方向及び副走査方向に離間して全体として矩形状に配置されている。このうち、光源手段1c、1kからの光束を光偏向器5の偏向面5ckへ、光源手段1y、1mからの光束を光偏向器5の偏向面5ymへ入射させ、それぞれの光束を光偏向器5の左右に分離している。さらに光源手段1c、1kからの光束を、副走査断面内で異なる入射角を持ち光偏向器5に斜入射させることにより、第一の結像レンズ61ck、第二の結像レンズ62ck後に配置したミラー81cにより空間分離している。尚、光源手段1y、1mからの光束に関しても同様である。
このように光偏向器5に対し異なる斜入射角を有する複数の光束を、光偏向器5の異なる2つの偏向面51ym,51ckに入射させることにより、一つの光偏向器5で4つの光束を同時に走査可能としている。
空間的(物理的)に光偏向器5に最も遠い側の被走査面7y、7kに向かう光源手段1y、1kからの光束は、光偏向器5により偏向走査された後、それぞれ1枚の反射素子81y、81kで偏向され、それぞれの被走査面7y、7kに導光される。以下、被走査面7y、7kに向かう光源手段1y、1kからの光束の光路を「外側光路」と称す。
一方、空間的(物理的)に光偏向器5に最も近い側の被走査面7m、7cに向かう光源手段1m、1cからの光束は、光偏向器5により偏向走査された後、それぞれ3枚の反射素子81m、82m、83m、81c、82c、83cで偏向される。そして、それぞれの被走査面7m、7cに導光される。以下、被走査面7m、7cに向かう光源手段1m、1cからの光束の光路を「内側光路」と称す。
外側光路と内側光路において反射素子の枚数が相違している理由は、全ての光路においてその光路長を合わせるという制約条件のもと、光学素子と光路との物理的干渉、組立て性等を考慮し配置を決定するためである。尚、本実施形態では反射素子の枚数を内側光路で3枚、外側光路で1枚として構成したが、これに限定されることはない。複数の被走査面間の間隔や結像光学素子の位置等によって、内側光路及び外側光路における反射素子の枚数を決定すれば良い。
(走査光学系)
走査光学系の具体的数値例として、本実施形態におけるレンズ面形状及び光学配置を表1に示す。
本実施形態の第一の結像レンズ61ym、61ck、第二の結像レンズ62ym、62ckの入射面、出射面の母線形状は、10次までの関数として表せる非球面形状により構成している。結像レンズ61ym、61ck、62ym、62ckのそれぞれのレンズ面は、以下に述べる非球面式から定義される。そして、各レンズ面の面形状は、各レンズ面の原点を通り、光軸方向をX軸、主走査断面内において光軸と直交する軸をY軸としたとき、主走査方向と対応する母線方向が、以下の式で表されるものである。
(但し、Rは母線曲率半径、K、B4、B6、B8、B10は非球面係数)
また、副走査方向と対応する子線方向が、以下の式で表されるものである。
ここで、Sは母線方向の各々の位置における母線の法線を含み主走査断面と垂直な面内に定義される子線形状である。
また、主走査方向に光軸からY離れた位置における副走査方向の曲率半径(子線曲率半径)r´は、以下の式で表されるものである。
(但し、rは光軸上の子線曲率半径、D、D、D、D、D10は子線変化係数)
本実施形態では、最も被走査面に近い位置に配置された結像光学素子62ym、62ckの入射面の光軸上の子線曲率半径をr1、出射面の光軸上の子線曲率半径をr2とするとき、|r1|>|r2|としている。具体的には、表1に示すように、r1=200、r2=−27.243としている。
また、上記のSに関して、Mj_kは子線方向の非球面を表す係数である。例えば、Mj_1はZの1次項であり、副走査方向の面の傾き(子線チルト)を表している。本実施形態では、主走査方向に0、2、4、6、8、10次の係数を使って子線チルト量を変化させている。
また、表1に示した各係数には、添え字u及びlが付いている。それぞれUpper側、Lower側の意味であり、結像光学系の各レンズ面頂点に対し、光源手段1y、1m、1c、1kがある側をLower側、光源手段1y、1m、1c、1kがある側と反対側をUpper側と定義する。添え字U及びlが付いていない係数については、Upper側、Lower側に共通の係数である。
本実施形態では、図1(b)に示した如く、感光ドラム7y、7mに到達する光路で、第一の結像レンズ61ym、及び第二の結像レンズ62ymを共用している。また、第二の結像レンズ62ymの入射面、及び出射面に関しては、副走査断面内において2つのトーリック面を重ねたことを特徴とする多段トーリック面より成っている。
同様に図1(b)に示した如く、感光ドラム7c,7kに到達する光路で、第一の結像レンズ61ck、及び第二の結像レンズ62ckを共用している。また、第二の結像レンズ62ckの入射面、及び出射面に関しては、副走査断面内において2つのトーリック面を重ねたことを特徴とする多段トーリック面より成っている。
(ゴーストの抑制)
次に、本実施形態のゴーストの抑制という目的を達成するための手段と効果について説明する。図2は、本実施形態の第一の結像レンズの入射面での反射光により発生するゴーストを示す副走査断面図、図3は本実施形態の第一の結像レンズの出射面での反射光により発生するゴーストを示す副走査断面図である。また、図4は、本実施形態の第二の結像レンズの入射面での反射光によるゴーストを示す副走査断面図である。図2、3、4における副走査断面内において、主走査方向を回転軸とした時計回りの方向をCW、反時計回りをCCWとする。
なお、入射光学系を出射した光束の主光線が光偏向器の偏向面で偏向走査されて被走査面中心に入射するとき、副走査断面内において光束の主光線の偏向面への入射点を通り、偏向面に対して垂直な軸を光学基準軸C0とする。
ここで、光束の主光線とは開口絞り2y、2m、2c、2kの中心を通過する光線をいう。
図2において、入射面611ckの副走査断面内の形状を光偏向器に対して凸形状となるように設定している。よって、第一の結像レンズ61ckの入射面611ckで反射して発生するゴースト611cg、611kgは、光学基準軸C0から離れていく方向に反射している。ここで、光偏向器と第一の結像レンズ61ckの間に設けた第1の遮光手段である遮光部材30によりゴーストが遮光されるため、光偏向器を挟んで対向側に配置している結像光学系6ymにゴーストは入射せず、ゴーストは被走査面7y、7mにも到達しない。
図3においても同様に、出射面612ckの副走査断面内の形状を光偏向器に対して凸形状となるように設定している。よって、第一の結像レンズ61ckの出射面612ckで反射して発生するゴースト612cg、612kgは、光学基準軸から離れていく方向に反射している。そして、光偏向器と第一の結像レンズ61ckの間に設けた遮光部材30によりゴーストが遮光されるため、光偏向器を挟んで対向側に配置している結像光学系6ymにゴーストは入射せず、ゴーストは被走査面7y、7mにも到達しない。
更に、図4においても、入射面621c、621kの副走査断面内の形状を光偏向器に対して凸形状となるように設定している。よって、第二の結像レンズ62ckの入射面621c、622kで反射して発生するゴースト621cg、621kgは、光学基準軸から離れていく方向に反射している。そして、光偏向器と第一の結像レンズ61ckの間に設けた遮光部材30によりゴーストが遮光されるため、光偏向器を挟んで対向側に配置している結像光学系6ymにゴーストは入射せず、ゴーストは被走査面7y、7mにも到達しない。
(比較例との対比)
図5に比較例における第二の結像レンズにより発生するゴーストを示す副走査断面図、図6に比較例における第二の結像レンズの出射面の拡大図を示す。また図1(c)に本実施形態の第二の結像レンズにより発生するゴーストを示す副走査断面図、図7に本実施形態の第二の結像レンズの出射面の拡大図を示す。
ここで、第二の結像レンズ62ckの出射面622c、622kに関しても、第二の結像レンズの入射面と同様に、副走査断面内の形状を光偏向器に対して凸形状となるように設定すれば、上述したようにゴーストを遮光することが出来る。しかし、第二の結像レンズ62ckに入射した発散光束を被走査面上で副走査断面内において集光させなければならないため、通常は第二の結像レンズの出射面は、光偏向器に対して凹形状となる。
この場合でも、図5に示すように、第二の結像レンズ62ckの出射面622c、622kにより発生したゴースト622cg、622kgは、遮光部材30により遮光されるため、ゴーストは問題にはならない。
しかしながら、以下に示すような問題が発生する。第二の結像レンズ62ckは、副走査斜入射光学系を採用することにより発生するスポット回転や走査線湾曲を補正するために、図6に示すように出射面を互いに異なる副走査方向に平行偏心させている。即ち、出射面622c、622kは副走査方向に平行偏心し、2つに分離した曲線領域を備える。出射面622c、622kの断面の曲線領域は円弧であり、図6に示すような状態を考えると、2つの出射面622c、622kを繋いでいる境界部である繋ぎ部23の連続性がなく角度がきついために、成形後に繋ぎ部23において収縮の向きが異なる。
このため、繋ぎ部23近傍における副走査方向の形状が、元の円弧形状に対して非球面成分(4次以上)を含んだクセのようなものを発生し、出射面622c、622kの光線が通過する位置の形状にまで影響を及ぼし、光束の波面収差を劣化させる可能性がある。
そこで、本実施形態では、図5における第二の結像レンズ62ckの出射面622kをCCWの方向、出射面622cをCWの方向に主走査方向を回転軸としてチルト偏心させる。そうすることで、図1(c)のように出射面622kで反射されたゴーストは出射面622kへの入射光束に対してCCW方向へ、出射面622cで反射されたゴーストは出射面622cへの入射光束に対してCW方向へ反射する。
即ち、本実施形態では、図1(c)に示すように、第二の結像レンズ62ckの出射面622kにおける複数の曲線領域(622c、622k)は、夫々の曲線領域に入射する光束の主光線に対する反射光線が光学基準軸C0と交差するように設定されている。一方、比較例では、図5に示すように、第二の結像レンズ62ckの出射面622kにおける複数の曲線領域(622c、622k)は、夫々の曲線領域に入射する光束の主光線に対する反射光線が光学基準軸C0と交差しないように設定されている。
そして、光偏向器と第一の結像レンズ61ckの間に設けた遮光部材30によりゴーストが遮光されるため、光偏向器を挟んで対向側に配置している結像光学系6ymにゴーストは入射せずゴーストは被走査面7y、7mにも到達しない。また、図7に示すように、出射面622k、622cの繋ぎ部23を見ても、比較例と比較してサグ量は小さくなっており、繋ぎ部23近傍での波面収差の劣化の恐れも無い。
なお、出射面622k、622cの繋ぎ部23は、異なる関数で定義された複数の領域の繋ぎ部であって滑らかな曲線(円弧や多項式等)で繋がれていないため、傾きが不連続になっている。しかしながら、繋ぎ部23のサグ量が小さくなる方向に、第二の結像レンズ62ckの出射面622c、622kを主走査方向を回転軸としてチルト偏心させているため、成形上の影響は軽微である。また、滑らかな曲線で繋いだ場合と比べて、より出射面622kと出射面622cの光学有効領域を近接することができる。
そうすることで、出射面622k、622cをそれぞれ通過する光束を近接させることができ、第二の結像レンズ62ckの副走査方向の高さを低減することができる。
本実施形態においては上記サグ量は0.1mmとなっており、光束に影響を及ぼすほどのクセを発生させることはない。サグ量は0.5mm以下に抑えられれば問題とならない。
以上、これまで第二の結像レンズ62ckについて述べてきたが、光偏向器を挟んで対向側に設けた第二の結像レンズ62ymについても同様の構成を用いることで、同様の効果を得ることができる。
(スポット形状)
図8に、本実施形態におけるスポット形状を示す。本実施形態では、ゴーストが被走査面に到達しないように第二の結像レンズの出射面を主走査方向を回転軸としてチルト偏心させているが、同時にスポット回転も良好に補正されていることが分かる。なお、図8に示すスポット形状に関しては、左右方向が主走査方向、上下方向が副走査方向であり、ピーク光量に対して5%、13.5%、50%の等高線で表している。
(最も被走査面に近い位置に配置された結像光学素子の出射面に入射する光束の主光線と、出射面に入射した位置での面法線)
本実施形態では、光路中で最も被走査面に近い位置に配置された結像光学素子の出射面に入射する光束の主光線と、出射面に入射した位置での面法線との副走査断面内における成す角をθsとするとき、以下の条件を満足している。
0(deg)<θs ・・・(1)
但し、副走査断面において、θsは光路中で最も被走査面に近い位置に配置された結像光学素子の出射面に入射する光束の主光線に対し、出射面に入射した位置での面法線が結像光学系の光学基準軸に近づく方向を正としている。条件(1)を満たさないと、光路中で最も被走査面に近い位置に配置された結像光学素子の出射面622k、622cの繋ぎ部のサグ量を小さく保ちつつ、該出射面で反射され発生したゴーストが偏向手段を挟んで対向側の被走査面に到達するのを防止できない。本実施形態におけるθsは、以下の値であるため、条件式(1)を満たしている。
θs=3.16(deg)
(最も被走査面に近い位置に配置された結像光学素子の出射面に入射する光束の入射位置と、繋ぎ部の配置関係)
ここで、図7に示すように、副走査断面内で、光路中で最も被走査面に近い位置に配置された結像光学素子の出射面の鏡面端位置と出射面の中心位置における光軸方向の距離をL1、鏡面端位置と光束入射位置における光軸方向の距離をL2とする。本実施形態では、以下の条件を満足する。
L1>L2 ・・・(2)
条件式(2)を満たさないと、副走査断面内における結像光学素子の出射面の中心部つまりは出射面622k、622cの繋ぎ部23が光束の主光線通過位置より入射面側であることになる。つまりは、出射面622k、622cの繋ぎ部のサグ量が大きくなってしまい、結像光学素子の成形時に繋ぎ部近傍での波面収差を劣化させてしまう。本実施形態における各距離L1、L2は、以下の値であるため、条件式(2)を満たしている。
L1=0.88(mm)
L2=0.78(mm)
ここで、光路中で最も偏向手段に近い位置に配置された結像光学素子に関して、図2に示す入射面で反射された光束の主光線と光学基準軸との成す角をθgs1、図3に示す出射面で反射された光束の主光線と光学基準軸との成す角をθgs2とする。また、光路中で最も被走査面に近い位置に配置された結像光学素子に関して、図4に示す入射面で反射された光束の主光線と光学基準軸との成す角をθgs3、図1(c)に示す出射面で反射された光束の主光線と光学基準軸との成す角をθgs4とする。このとき、以下の条件が成立する。
0(deg)>θsg1 ・・・(3)
0(deg)>θsg2 ・・・(4)
0(deg)>θsg3 ・・・(5)
0(deg)<θsg4 ・・・(6)
但し、副走査断面において、θsg1、θsg2、θsg3、θsg4は、夫々光学基準軸に近づく方向を正としている。本実施形態におけるθsg1、θsg2、θsg3、θsg4は、以下の値となり、条件式(3)、(4)、(5)、(6)を満たしている。
sg1=−10.2(deg)
sg2=−8.6(deg)
sg1=−2.0(deg)
sg1=8.7(deg)
(本実施形態の効果)
このように、本実施形態によれば、結像レンズの共通化を図っても、結像レンズのレンズ面におけるゴーストを抑制できる光走査装置及びそれを用いた画像形成装置を提供することができる。
また、チルト偏心を用いた本実施形態によれば、2つの面頂点の間の繋ぎ部(光学非有効部)のサグ量を小さくすることができる。このため、成形時の転写性の劣化を生じ易い2つの面頂点の間の繋ぎ部(光学非有効部)に隣接する光線通過位置でのレンズ面の歪みの影響を小さくすることで、被走査面上でのスポットの形状の劣化を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、レンズ表面に反射防止膜を蒸着することで不要光を低減する場合に比べ、低コスト化及び簡易化(量産性向上)を図ることができる。特に、近年、レンズの低コスト化及び量産性向上のために多用されているプラスチックレンズでは、反射防止膜を蒸着することが難しく、コストも上がってしまう。
更に、本実施形態によれば、結像光学系をコンパクトにすることが可能となる。即ち、図6の構成で、結像光学系の光学基準軸に対して平行偏心した2つの曲線領域を備えるレンズ面を光学基準軸方向で偏向手段側に近づける場合(コンパクト化を指向する場合)、副走査断面内の2つの面頂点の間隔が狭くなる。
このため、成形時の転写性の劣化を生じ易い2つの面頂点の間の繋ぎ部(光学非有効部)によって、繋ぎ部に近接する光線通過位置でのレンズ面が歪み易くなる。この結果、感光ドラム面上での波面収差に影響を及ぼし、感光ドラム面上でのスポット形状が劣化することが懸念される。即ち、光学基準軸方向におけるコンパクト化を指向する上で困難な状況にあった。
これに対し、チルト偏心を用いた本実施形態によれば、2つの面頂点の間の繋ぎ部(光学非有効部)のサグ量を小さくすることができる。このため、2つの曲線領域を備えるレンズ面を光学基準軸方向で偏向手段側に近づける(コンパクト化を指向する)ことが可能となる。
また、レンズ面の歪みを生じにくくするため、上記2つの面頂点の間の繋ぎ部(光学非有効部)を滑らかな曲線(円弧や多項式等)で繋ぐ場合には、光学有効部として利用できる領域が狭くなる。そのため、光学有効部を通過する複数の光束同士を副走査方向により離間させる必要が生じ、レンズ面として副走査方向の高さを高くする必要が生じ、コンパクト化を指向する上で困難な状況にあった。
これに対し、チルト偏心を用いた本実施形態によれば、2つの面頂点の間の繋ぎ部(光学非有効部)のサグをより小さくすることができる。このため、2つの曲線領域を備えるレンズ面を滑らかな曲線(円弧や多項式等)で繋ぐ必要がなく、光学基準軸に直交する方向でコンパクト化を指向することが可能となる。
《第2の実施形態》
次に本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態において第1の実施形態と異なる点は、レンズ配置を変更しそれに伴って第一の結像レンズ及び第二の結像レンズの形状も変更した点である。その他の構成及び光学的作用は第1の実施形態と同様であり、これにより同様の効果を得ている。
(走査光学系)
走査光学系の具体的数値例として、本実施形態におけるレンズ面形状及び光学配置を表2に示す。
本実施形態においては、第1の実施形態と同様に、第一の結像レンズの入射面、出射面、及び第二の結像レンズの入射面の副走査断面内における形状を光偏向器に対して凸形状となるようにしている。これにより、それぞれの面で反射され発生したゴーストは、光学基準軸C0から離れる方向に出射され、遮光部材30で遮光されるため問題にならない。
また、第二の結像レンズの出射面に関しても、第1の実施形態と同様に、副走査断面内において、主走査方向を回転軸としてチルト偏心させる。これにより、第二の結像レンズの出射面で発生したゴーストを光学基準軸C0に近づく方向へ出射させ、遮光部材30で遮光させる。
図9に、本実施形態の第二の結像レンズ62ckの出射面622c、622kの拡大図を示す。上記のように、第二の結像レンズの出射面を副走査断面内において主走査方向を回転軸としてチルト偏心させることで、図9に示すように第二の結像レンズの出射面の繋ぎ部23でのサグ量を小さく抑えることができる。
本実施形態においては上記サグ量は0.12mmとなっており、光束に影響を及ぼすほどのクセを発生させることはない。
次に、図10において、本実施形態におけるスポット形状を示す。本実施形態では、ゴーストが被走査面に到達しないようにレンズ面を主走査方向を回転軸としてチルト偏心させているが、同時にスポット回転も良好に補正されていることが分かる。
本実施形態では、光路中で最も被走査面に近い位置に配置された結像光学素子の出射面に入射する光束の主光線と、出射面に入射した位置での面法線との成す角θsを以下の如く設定している。
θs=3.24(deg)
よって、これは条件式(1)を満たしている。
本実施形態では、副走査断面内において光路中で最も被走査面に近い位置に配置された結像光学素子の出射面の鏡面端位置と、出射面の中心位置における光軸方向の距離L1、鏡面端位置と光束入射位置における光軸方向の距離L2を、以下の如く設定している。
L1=0.61(mm)
L2=0.56(mm)
よって、これは条件式(2)を満たしている。
ここで、光路中で最も偏向手段に近い位置に配置された結像光学素子に関して、図2に示す入射面で反射された光束の主光線と光学基準軸との成す角をθgs1、図3に示す出射面で反射された光束の主光線と光学基準軸との成す角をθgs2とする。また、光路中で最も被走査面に近い位置に配置された結像光学素子に関して、図4に示す入射面で反射された光束の主光線と光学基準軸との成す角をθgs3、図1(c)に示す出射面で反射された光束の主光線と光学基準軸との成す角をθgs4とする。本実施形態におけるθsg1、θsg2、θsg3、θsg4は、以下の値となり、条件式(3)、(4)、(5)、(6)を満たしている。
sg1=−8.3(deg)
sg2=−12.5(deg)
sg1=−3.0(deg)
sg1=8.4(deg)
《第3の実施形態》
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態において第1の実施形態と異なる点は、第一の結像レンズと第二の結像レンズとの間、及び副走査断面内において偏向手段の同一偏向面により偏向走査された複数の光束の間に遮光部材を設けた点である。その他の構成及び光学的作用は、第1の実施形態と同様であり、これにより同様の効果を得ている。
図11に、本実施形態に係る第二の結像レンズの出射面により発生するゴーストを示す副走査断面を示す。第二の結像レンズ62ckの出射面622cはCCW方向、出射面622kはCW方向に、主走査方向を回転軸としてチルト偏心している。このため、出射面622c、622kで発生するゴースト622cg、622kgは、第一の結像レンズと第二の結像レンズとの間、及び副走査断面内においては偏向手段の同一偏向面により偏向走査された複数の光束同士の間で交差する。
そこで、本実施形態においては、第一の結像レンズと第二の結像レンズとの間、及び副走査断面内において、偏向手段の同一偏向面により偏向走査された複数の光束同士の間の領域に第2の遮光手段である遮光部材40を、遮光部材30と共に設けている。このようにすることで、第二の結像レンズ62ckの出射面622ckで反射して発生したゴースト622cg、622kgを、より効果的に遮光することができ、ゴーストが被走査面上に到達する可能性が低くなる。
(変形例1)
上述した実施形態では、レンズ面からの反射光(ゴースト)を遮光する遮光手段30を設けたが、このような遮光手段を設けずにレンズ面からの反射光(ゴースト)を装置筐体内で単に分散・散乱させるだけの構成としても良い。
(変形例2)
上述した実施形態では、光路中で最も被走査面に近い位置に配置された結像光学素子(62ck)に関し、副走査断面内において、出射面が結像光学系の光学基準軸に対し平行偏心した複数の曲線領域を備えることを前提とした。更に、光路中で最も被走査面に近い位置に配置された結像光学素子(62ck)に関し、副走査断面内において、入射面においても結像光学系の光学基準軸に対し平行偏心した複数の曲線領域を備えるようにしても良い。
5・・偏向手段、Lc・・入射光学系、6ck・・結像光学素子

Claims (18)

  1. 第1及び第2の光束を偏向して第1及び第2の被走査面を主走査方向に光走査する偏向手段と、該偏向手段により偏向された前記第1及び第2の光束を前記第1及び第2の被走査面の夫々に集光する結像光学系と、を備える光走査装置であって、
    前記結像光学系は、複数の結像光学素子を有し、
    該複数の結像光学素子のうち光路中で最も前記偏向手段から遠い第1の結像光学素子の出射面は、前記第1及び第2の光束の夫々が入射する第1及び第2の曲面を含
    副走査断面内において、前記第1及び第2の光束に含まれる光線のうち、前記第1及び第2の曲面にて反射する反射光線は、互いに交差することを特徴とする光走査装置。
  2. 副走査断面内において、前記第1及び第2の曲面の夫々は、前記偏向手段に向かって凹形状であることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 副走査断面内において、前記第1の結像光学素子の入射面は、前記偏向手段に向かって凸形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。
  4. 前記入射面は、前記第1及び第2の光束の夫々が入射する第3及び第4の曲面を備えることを特徴とする請求項に記載の光走査装置。
  5. 前記複数の結像光学素子のうち光路中で最も前記偏向手段に近い結像光学素子と前記第1の結像光学素子との間に配置され、前記反射光線を遮光する遮光手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光走査装置。
  6. 前記遮光手段は、副走査断面内において、前記偏向手段により偏向された前記第1及び第2の光束の間に配置されていることを特徴とする請求項に記載の光走査装置。
  7. 前記複数の結像光学素子のうち光路中で最も前記偏向手段に近い結像光学素子の入射面及び出射面は、副走査断面内において前記偏向手段に向かって凸形状であることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の光走査装置。
  8. 副走査断面内において、前記第1の結像光学素子の入射面の曲率半径をr1、前記第1及び第2の曲面の夫々の曲率半径をr2、とするとき、
    |r1|>|r2|
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光走査装置。
  9. 前記偏向手段と前記結像光学系との間に配置され、前記反射光線を遮光する遮光手段を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光走査装置。
  10. 副走査断面内において、前記第1及び第2の曲面の夫々について、鏡面端位置と中心位置との光軸方向における距離をL1、前記鏡面端位置と前記第1及び第2の光束が入射する位置との光軸方向における距離をL2、とするとき、
    L1>L2
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光走査装置。
  11. 副走査断面内において、前記第1及び第2の曲面は、互いに異なる関数で定義された形状を備え、かつ、互いの境界部の傾きが不連続であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の光走査装置。
  12. 副走査断面内において、前記第1及び第2の曲面の夫々は、前記第1及び第2の曲面にて反射する反射光線が互いに交差するように、チルト偏心していることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の光走査装置。
  13. 副走査断面内において、前記第1の光束の主光線が入射する位置での前記第1の曲面の第1の面法線と、前記第2の光束の主光線が入射する位置での前記第2の曲面の第2の面法線とは、互いに近づく方向に、前記主光線の夫々に対して傾いていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の光走査装置。
  14. 前記第1及び第2の光束は、前記偏向手段の偏向面に斜入射することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の光走査装置。
  15. 前記偏向手段は、前記第1及び第2の光束を共通の第1の偏向面にて偏向することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の光走査装置。
  16. 前記偏向手段は、前記第1の偏向面とは異なる第2の偏向面にて第3及び第4の光束を偏向し、第3及び第4の被走査面を主走査方向に光走査することを特徴とする請求項15に記載の光走査装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載の光走査装置と、該光走査装置により前記第1の及び第2の被走査面に形成される静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像された前記トナー像を被転写材に転写する転写器と、転写された前記トナー像を前記被転写材に定着させる定着器と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  18. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載の光走査装置と、外部機器から入力した色信号を画像データに変換して前記光走査装置に入力するプリンタコントローラと、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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