JP2000221442A - 結像光学装置 - Google Patents

結像光学装置

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JP2000221442A
JP2000221442A JP11020803A JP2080399A JP2000221442A JP 2000221442 A JP2000221442 A JP 2000221442A JP 11020803 A JP11020803 A JP 11020803A JP 2080399 A JP2080399 A JP 2080399A JP 2000221442 A JP2000221442 A JP 2000221442A
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Japan
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lens
optical device
lens array
rod lens
imaging optical
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Withdrawn
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JP11020803A
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Shigeo Kikko
重雄 橘高
Hiroyuki Nemoto
浩之 根本
Shinji Kawamoto
真司 河本
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/0006Arrays
    • G02B3/0037Arrays characterized by the distribution or form of lenses
    • G02B3/0056Arrays characterized by the distribution or form of lenses arranged along two different directions in a plane, e.g. honeycomb arrangement of lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/0006Arrays
    • G02B3/0037Arrays characterized by the distribution or form of lenses
    • G02B3/0062Stacked lens arrays, i.e. refractive surfaces arranged in at least two planes, without structurally separate optical elements in-between
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/0087Simple or compound lenses with index gradient

Abstract

(57)【要約】 【課題】 像面湾曲の大きい部分の像を取り除いて、解
像力を向上させることのできる結像光学装置を提供す
る。 【解決手段】 半径方向に屈折率分布を有する円柱状の
ロッドレンズ1を、その光軸が互いに平行となるように
1列に複数本配列した等倍結像のロッドレンズアレイ2
を用い、このロッドレンズアレイ2の両側に原稿面3と
像面4とを配置して、結像光学装置を作製する。各ロッ
ドレンズ1の両端面に、各ロッドレンズ1のY軸方向
(ロッドレンズアレイ2の長手方向)における両端部を
覆うような矩形状の開口絞り5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
や複写機などの画像伝送部に用いられる結像光学装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】半径方向に屈折率分布を有する複数本の
ロッドレンズがアレイ状に配列されたロッドレンズアレ
イを備えた結像光学装置、あるいは表裏面に所望の曲率
を有する微小凸レンズが規則正しく配列された均質レン
ズアレイを備えた結像光学装置等は、ファクシミリ装置
や複写機などの画像転送部に広く用いられている。
【0003】ロッドレンズアレイとしては、各レンズの
外径が0.6〜1.1mm、解像力が空間周波数4〜6
line-pair/mm(略200dpi〜300dpi)に対してMT
F(Modulation Transfer Function)60%以上、とい
ったレベルのものがよく使用されている。
【0004】ロッドレンズの屈折率分布は、例えば、下
記(数2)によって表記される。
【0005】
【数2】n(r)2 =n0 2・{1−(g・r)2 +h4
・(g・r)4+h6 ・(g・r)6 } 但し、上記(数2)において、rはロッドレンズの光軸
から測った径方向の距離、n(r) はロッドレンズの光
軸から測った径方向の距離rの位置での屈折率、n0
ロッドレンズの光軸上での屈折率(中心屈折率)、g、
4 、h6 は屈折率分布係数である。
【0006】ロッドレンズの明るさは、主として開口角
によって規定され、開口角θ(°)は、下記(数3)に
よって表記される。
【0007】
【数3】θ=(n0 ・g・r0 )/(π/180) 開口角θが大きいほど明るい像を得ることができ、走査
に要する時間を短縮することができる。現在市販されて
いるロッドレンズにおける開口角θの最大値は23°で
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】等倍結像に用いられる
ロッドレンズの場合、解像力を劣化させる収差は、主と
して球面収差と像面湾曲である。光軸上の球面収差は、
屈折率分布を最適化することによって補正することがで
きる。しかし、ロッドレンズは基本的に凸レンズのみに
よって構成されるため、ペッツファール和が大きくな
り、像面湾曲を補正することはできない。そして、ロッ
ドレンズアレイにおいては、複数のレンズの像が重なる
ため、像面湾曲があると、ピンボケ像の重ね合わせとな
り、解像力が著しく悪化してしまう。尚、像面湾曲は、
開口角θの2乗にほぼ比例するため、開口角θの大きい
レンズ(すなわち、明るいレンズ)ほど像面湾曲の影響
が大きく現れる。
【0009】最近、プリンタやスキャナの高画質化に伴
って、12line-pair/mm(略600dpi )以上の解像力
が上記ロッドレンズアレイに要求されるようになってき
ており、解像力を向上させるためには像面湾曲を極力小
さく抑えることが必要である。
【0010】像面湾曲を減少させて解像力を向上させる
方法としては、2種類の方法がある。1つ目の方法は、
開口角θの小さいロッドレンズを用いる方法である。例
えば、外径が0.6mmのロッドレンズの場合、開口角
θが10°以下であれば、像面湾曲の影響は無視できる
ほど小さくなる。しかし、開口角θを小さくすると、像
が暗くなって、走査時間が長くなるという問題が生じ
る。
【0011】像面湾曲を減少させて解像力を向上させる
2つ目の方法は、ロッドレンズの径を小さくする方法で
ある。像面湾曲による焦点のズレ量は、ロッドレンズの
径に比例して小さくなるため、開口角θの大きい明るい
ロッドレンズを使用しても解像力を向上させることがで
きる。しかし、ロッドレンズの径を小さくすると、ロッ
ドレンズと像面との距離(WD)も小さくなるので、照
明系やセンサー装置を設置するためのスペースが狭くな
るという問題が生じる。また、ロッドレンズアレイの組
み立て時に要求される精度も厳しくなり、コストアップ
の要因となる。
【0012】ロッドレンズアレイ以外の等倍結像用の光
学素子としては、凸レンズと反射鏡を組み合わせたルー
フレンズアレイ、あるいは屈折率が均一な素材による透
明基板の表裏面に微小凸レンズが規則正しく配列された
2枚のレンズアレイ板を重ね合わせた均質レンズアレイ
等が知られている。しかし、これらの光学系も基本的に
は凸レンズのみによって構成されるため、上記したよう
にペッツファール和が大きくなり、屈折率分布ロッドレ
ンズアレイと同様に像面湾曲による解像力の低下が問題
となる。
【0013】また、均質レンズアレイを用いて正立等倍
結像を得る場合、1つの光軸に並ぶレンズ面に隣接する
レンズから迷光が進入することによって生じる転送画像
の劣化を防止するために、隣接するレンズ間を隔離する
ようにされている。この場合、例えば、特開昭55−9
0908号公報等に開示されているように、光軸上に並
ぶレンズをロッド状にし、ロッドレンズ間を異種材によ
って隔離する方法が採られている。
【0014】しかし、ロッドレンズを用いた均質正立等
倍レンズアレイは、構成が複雑であり、また、アッセン
ブルによる性能のばらつき、工程の複雑さから、コスト
アップは避けられない。
【0015】本発明は、従来技術における前記課題を解
決するためになされたものであり、像面湾曲の大きい部
分の像を取り除いて、解像力を向上させることのできる
結像光学装置を提供することを目的とする。また、本発
明は、容易にレンズアレイを成型することができる均質
素材を用い、隣接するレンズに迷光が進入することのな
い正立等倍の結像光学装置を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る結像光学装置の構成は、光学レンズ系
を、その光軸が互いに平行となるように1列もしくは複
数列に複数本配列したレンズアレイと、前記レンズアレ
イの両側に配置された原稿面及び像面とを備えた結像光
学装置であって、前記レンズアレイの少なくとも長手方
向において前記各光学レンズ系の光軸と一定以上の角度
で前記各光学レンズ系のレンズ面に入射し、あるいは前
記レンズ面から出射する光線を遮断する手段が設けられ
たことを特徴とする。この結像光学装置の構成によれ
ば、レンズアレイの長手方向において前記各光学レンズ
系の光軸と一定以上の角度で前記各光学レンズ系のレン
ズ面に入射し、あるいは前記レンズ面から出射する光線
が遮断されて開口角が小さくなるので、像面湾曲の大き
い部分の像が除かれ、レンズアレイとして用いた場合の
解像力が向上する。
【0017】また、前記本発明の結像光学装置の構成に
おいては、レンズアレイの長手方向と直交する方向にお
いては、各光学レンズ系のレンズ面に入射し、あるいは
前記レンズ面から出射する光線が遮断されないのが好ま
しい。
【0018】また、前記本発明の結像光学装置の構成に
おいては、光学レンズ系が、半径方向に屈折率分布を有
するロッドレンズであるのが好ましい。また、ロッドレ
ンズを用いる場合には、ロッドレンズのレンズアレイの
長手方向における両端部が前記ロッドレンズの光軸に沿
って削り取られているのが好ましい。この好ましい例に
よれば、レンズアレイの長手方向において前記各光学レ
ンズ系の光軸と一定以上の角度で前記各光学レンズ系の
レンズ面に入射し、あるいは前記レンズ面から出射する
光線が遮断されて開口角が小さくなるので、像面湾曲の
大きい部分の像が除かれ、レンズアレイとして用いた場
合の解像力が向上する。この場合にはさらに、ロッドレ
ンズのレンズ作用をなす部分の半径をr0 、前記ロッド
レンズのレンズアレイの長手方向における両端部が前記
ロッドレンズの光軸に沿って削り取られた後の前記ロッ
ドレンズの前記レンズアレイの長手方向における長さを
2ry としたとき、ry /r0 が、0.1≦ry /r0
≦0.8の範囲にあるのが好ましい。ry /r0 が0.
1未満の場合には、各ロッドレンズ1の幅が狭くなっ
て、ロッドレンズアレイ2の長手方向に必要なロッドレ
ンズ1の本数が多くなりすぎてしまい、また、ry /r
0 が0.8を超えると、像面湾曲の残存量が大きくなっ
て、解像力が低下してしまうからである。また、ロッド
レンズを用いる場合には、ロッドレンズの光軸方向の略
中央部に相対向する一対の切り欠きが設けられ、前記一
対の切り欠きの対向面の法線がレンズアレイの長手方向
を向いているのが好ましい。この好ましい例によれば、
レンズアレイとして組み立てる際には、各ロッドレンズ
の切り欠きに樹脂など、不透明な物質が充填されるた
め、レンズアレイの長手方向において前記各光学レンズ
系の像面湾曲の大きい部分の結像に関わる光線が遮断さ
れて開口角が小さくなる。その結果、像面湾曲の大きい
部分の像が除かれ、レンズアレイとして用いた場合の解
像力が向上する。この場合にはさらに、ロッドレンズの
レンズ作用をなす部分の半径をr0 、一対の切り欠きの
対向面間の距離を2ry としたとき、ry /r0 が、
0.1≦ry /r 0 ≦0.8の範囲にあるのが好まし
い。
【0019】また、等倍結像光学系として屈折率分布ロ
ッドレンズを使用する場合には、ロッドレンズの光軸か
ら測った径方向の距離をr、前記ロッドレンズの光軸上
での屈折率をn0 、屈折率分布係数をg、h4 、h6
したとき、前記ロッドレンズの屈折率分布が下記(数
4)によって表記されるのが好ましい。
【0020】
【数4】n(r)2 =n0 2・{1−(g・r)2 +h4
・(g・r)4+h6 ・(g・r)6 } また、この場合には、θ=n0 ・g・r0 /(π/18
0)の式によって定義されるロッドレンズの開口角θ
が、4゜≦θ≦40゜の範囲にあるのが好ましい。ま
た、この場合には、ロッドレンズの光軸上での屈折率n
0 が、1.4≦n0 ≦1.9の範囲にあるのが好まし
い。また、この場合には、ロッドレンズの長さをZ0
前記ロッドレンズの周期長をP=2π/gとしたとき、
0 /Pが、0.5≦Z0 /P≦1.0の範囲にあるの
が好ましい。この好ましい例によれば、正立結像させる
ことができる。また、ロッドレンズのレンズアレイ長手
方向における両端部がロッドレンズ光軸に沿って削り取
られている場合を除くと、ロッドレンズのレンズ作用を
なす部分の半径をr0 、隣接する前記ロッドレンズの光
軸間距離を2Rとしたとき、r0 /Rが、0.5≦r0
/R≦1.0の範囲にあるのが好ましい。
【0021】また、前記本発明の結像光学装置の構成に
おいては、光線を遮断する手段が、レンズアレイと原稿
面との間、前記レンズアレイと像面との間の少なくとも
一方の空間に設けられた開口絞りであるのが好ましい。
この好ましい例によれば、レンズアレイの長手方向にお
いて前記各光学レンズ系の光軸と一定以上の角度で前記
各光学レンズ系のレンズ面に入射し、あるいは前記レン
ズ面から出射する光線が遮断されて開口角が小さくなる
ので、像面湾曲の大きい部分の像が除かれ、レンズアレ
イとして用いた場合の解像力が向上する。また、この場
合には、開口絞りの形状が略矩形状であるのが好まし
い。また、この場合には、開口絞りの形状が略楕円形状
であるのも好ましい。また、この場合には、開口絞りが
光学レンズ系の端面から離して設けられているのが好ま
しい。この好ましい例によれば、レンズの有効面積を大
きくとりながら、像面湾曲の大きい光線を遮断すること
ができる。また、この場合には、開口絞りの各レンズ光
軸方向の厚みがr0 〜5r0の範囲にあるのが好まし
い。また、この場合には、開口絞りが多段に設けられて
いるのが好ましい。この好ましい例によれば、開口絞り
に厚みを持たせた場合と同じ効果が得られると共に、各
段の開口絞りを薄くすることができるので、より精密な
穴開け加工が可能となる。また、この場合には、開口絞
りが、透明な平板の表面を印刷パターンによって黒色に
加工することによって形成されているのが好ましい。こ
の好ましい例によれば、穴の開いた薄板を用いた場合よ
りも寸法精度の高いパターンを低コストで作ることがで
きる。この場合にはさらに、光学レンズ系が、半径方向
に屈折率分布を有するロッドレンズであり、前記ロッド
レンズのレンズ作用をなす部分の半径をr0 、開口絞り
によって制限された前記ロッドレンズのレンズアレイの
長手方向における有効半径をry としたとき、ry /r
0 が、0.1≦ry /r0 ≦0.9の範囲にあるのが好
ましい。さらにこの場合には、ロッドレンズの光軸から
測った径方向の距離をr、前記ロッドレンズの光軸上で
の屈折率をn0 、屈折率分布係数をg、h4 、h6 とし
たとき、前記ロッドレンズの屈折率分布が下記(数5)
によって表記されるのが好ましい。
【0022】
【数5】n(r)2 =n0 2・{1−(g・r)2 +h4
・(g・r)4+h6 ・(g・r)6 } さらにこの場合には、ロッドレンズの開口角θが、4゜
≦θ≦40゜の範囲にあるのが好ましい。さらにこの場
合には、ロッドレンズの光軸上での屈折率n0 が、1.
4≦n0 ≦1.9の範囲にあるのが好ましい。さらにこ
の場合には、ロッドレンズの長さをZ0、前記ロッドレ
ンズの周期長をP=2π/gとしたとき、Z0 /Pが、
0.5≦Z0 /P≦1.0の範囲にあるのが好ましい。
また、ロッドレンズのレンズアレイ長手方向における両
端部がロッドレンズ光軸に沿って削り取られている場合
を除くと、ロッドレンズのレンズ作用をなす部分の半径
をr 0 、隣接する前記ロッドレンズの光軸間距離を2R
としたとき、r0 /Rが、0.5≦r0 /R≦1.0の
範囲にあるのが好ましい。
【0023】また、前記本発明の結像光学装置の構成に
おいては、レンズアレイが、表裏面に所望の曲率を有
し、全体として凸レンズ作用をなす微小レンズが規則正
しく配列された2枚の均質レンズアレイ板を重ね合わせ
た均質正立等倍レンズアレイであるのが好ましい。
【0024】また、前記本発明の結像光学装置の構成に
おいては、光線を遮断する手段が、レンズアレイと原稿
面との間、前記レンズアレイと像面との間の少なくとも
一方の空間に設けられた遮光板であるのが好ましい。こ
の好ましい例によれば、レンズアレイの長手方向におい
て前記各光学レンズ系の光軸と一定以上の角度で前記各
光学レンズ系のレンズ面に入射し、あるいは前記レンズ
面から出射する光線が遮断されて開口角が小さくなるの
で、像面湾曲の大きい部分の像が除かれ、レンズアレイ
として用いた場合の解像力が向上する。また、この場合
には、遮光板が、レンズアレイの長手方向に周期的な構
造を有するのが好ましい。構造が不規則であると、光量
のムラが発生するからである。この場合にはさらに、遮
光板が平板状であり、複数の前記遮光板がレンズアレイ
の長手方向に一定の間隔で配置されているのが好まし
く、さらには、隣接する遮光板の間が透明な媒質で満た
されているのが好ましい。この好ましい例によれば、遮
光板の厚さを極めて薄くすることができるだけでなく、
遮光板の曲がりや間隔の変動を防止することができる。
さらには、遮光板が光学レンズ系の端面から離して設け
られているのが好ましい。この好ましい例によれば、遮
光板の間隔ピッチに起因する光量ムラを緩和することが
できる。さらには、遮光板のレンズアレイ長手方向の厚
みが、前記遮光板の間隔ピッチ長の1/5以下の範囲に
あるのが好ましい。さらには、遮光板のピッチが光学レ
ンズ系のピッチよりも小さいのが好ましい。この好まし
い例によれば、像の明るさの周期的なむらを防止するこ
とができる。この場合にはさらに、レンズアレイが、表
裏面に所望の曲率を有し、全体として凸レンズ作用をな
す微小レンズが規則正しく配列された2枚の均質レンズ
アレイ板を重ね合わせた均質正立等倍レンズアレイであ
り、射出成型によって作製されたものであるのが好まし
い。この好ましい例によれば、均質正立等倍レンズアレ
イに入射する、あるいは均質正立等倍レンズアレイから
出射する開口角よりも大きい角度の光線を排除すること
によって迷光を防止することができる。その結果、コン
トラストが向上するので、高品位な画像の伝送が可能と
なる。また、一体成型によって作製された均質正立等倍
レンズアレイに、遮光板をセットするだけで、円柱状の
ロッドレンズを、その光軸が互いに平行となるように複
数本配列して作製した均質正立等倍レンズアレイと同等
以上の性能を得ることができるので、製造コストを大幅
に抑えることができる。
【0025】また、前記本発明の結像光学装置の構成に
おいては、レンズアレイの長手方向及び長手方向と直交
する方向において各光学レンズ系の光軸と一定以上の角
度で前記各光学レンズ系のレンズ面に入射し、あるいは
前記レンズ面から出射する光線を遮断する手段が設けら
れているのが好ましい。また、この場合には、光線を遮
断する手段が、レンズアレイと原稿面との間、前記レン
ズアレイと像面との間の少なくとも一方の空間に設けら
れた遮光板であり、前記遮光板が、原稿面及び像面と平
行な方向に2次元的に周期的な構造を有するのが好まし
い。さらには、隣接する遮光板の間が透明な媒質で満た
されているのが好ましい。さらには、遮光板が光学レン
ズ系の端面から離して設けられているのが好ましい。さ
らには、遮光板の形状が蜂の巣状であるのが好ましい。
蜂の巣状は、向きによる制限角度の差が小さく、板厚を
薄くすることができ、かつ、作り易い形状だからであ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を用いて本発明
をさらに具体的に説明する。
【0027】〈第1の実施の形態〉本実施の形態におい
ては、図1、図2に示すように、半径方向に屈折率分布
を有する円柱状のロッドレンズ1を、その光軸1aが互
いに平行となるように1列に複数本配列した等倍結像の
ロッドレンズアレイ2を用い、このロッドレンズアレイ
2の両側に原稿面3と像面4とを配置して、結像光学装
置を作製した。
【0028】さらに、図3(B)に示すように、各ロッ
ドレンズ1の両端面には、各ロッドレンズ1のY軸方向
(ロッドレンズアレイ2の長手方向)における両端部を
覆うような矩形状の開口絞り5が設けられている。
【0029】ところで、図3(A)に示すように、各ロ
ッドレンズ1に開口絞り5が設けられていない場合に
は、ロッドレンズアレイ2の長手方向(Y軸方向)に沿
って大きな像面湾曲が生じる。そして、ロッドレンズア
レイ2の結像においては、複数のロッドレンズ1の像が
重なるため、このような像面湾曲があると、ピンボケ像
の重ね合わせとなり、解像度が著しく悪化してしまう。
【0030】しかし、図3(B)に示すように、各ロッ
ドレンズ1の両端面に開口絞り5を設けた場合には、Y
軸方向において各ロッドレンズ1の光軸1aと一定以上
の角度で各ロッドレンズ1のレンズ面に入射し、あるい
は前記レンズ面から出射する光線が遮断されて開口角θ
が小さくなるので(開口絞り5が設けられていない場合
の開口角をθA 、開口絞り5を設けた場合の開口角をθ
B としたとき、θB <θA )、像面湾曲の大きい部分の
像が除かれ、ロッドレンズアレイ2として用いた場合の
解像力が向上する。この場合、X軸方向(ロッドレンズ
アレイ2の長手方向と直交する方向)の開口と像面湾曲
は、開口絞り5が設けられていない図3(A)の場合と
変わらないが、走査装置等で利用される像はY軸方向の
線状部分に限定されるので、X軸方向の像面湾曲の影響
は無視することができる。また、開口絞り5を設けるこ
とによってロッドレンズ1のレンズ面の面積はY軸方向
に幾分減少するが、X軸方向についてはそのままである
ので、明るさの減少は全体として小さく抑えることがで
きる。
【0031】尚、本実施の形態においては、開口絞り5
として矩形状の開口絞りを例に挙げて説明したが、開口
絞り5の形状は必ずしも矩形状に限定されるものではな
い。例えば、図4に示すように、X軸方向に長軸を持つ
楕円形状の開口絞り6を各ロッドレンズ1に設けた場合
であっても、本実施の形態と同様の効果が得られる。
【0032】また、本実施の形態においては、各ロッド
レンズ1の両端面に開口絞り5が設けられているが、必
ずしもこの構成に限定されるものではなく、図5に示す
ように、各ロッドレンズ1の一方の端面のみに開口絞り
5を設けて、構成を簡略化することもできる。また、レ
ンズの有効面積を大きくとりながら、像面湾曲の大きい
光線を遮断するために、開口絞り5を各ロッドレンズ1
の端面から離して設けた構成(図6)、開口絞り5の厚
みを厚くした構成(図7)、開口絞り5を多段にした構
成(図8)を、単独であるいは組み合わせて用いてもよ
い。
【0033】開口絞り5又は6を厚くすると、光軸方向
の両端で開口絞りの効果がある。この効果を十分に発揮
させるためには、ロッドレンズ1の有効なレンズ部分の
半径、すなわち、レンズ作用をなす部分の半径r0 以上
の厚みを持たせるのが望ましい。但し、厚みが5r0
超えると、像が暗くなりすぎるため好ましくない。
【0034】また、開口絞り5を各ロッドレンズ1の端
面から離して設ける場合、開口絞り5と各ロッドレンズ
1の端面との距離は、r0 以上6r0 以下の範囲にある
のが望ましい。
【0035】開口絞り5又は6の材質としては、ステン
レス、アルミニウム、黄銅等の金属、あるいは不透明な
プラスチック等を挙げることができる。また、不要な迷
光を減らすために、開口絞り5又は6の表面は黒色艶消
し状態であるのが望ましい。
【0036】さらに、図9に示すように、透明な平板
(例えば、ガラス板)7の片面もしくは両面の一部を、
黒色のインク又は塗料などを用いた印刷パターン8によ
って黒色に加工することにより、開口絞り9として用い
ることもできる。このように印刷パターン8によって開
口絞り9を形成すれば、穴の開いた薄板を用いた場合よ
りも寸法精度の高いパターンを低コストで作ることがで
きる。
【0037】上記いずれの場合においても、図10に示
すように、ロッドレンズ1の有効なレンズ部分の半径、
すなわち、レンズ作用をなす部分の半径をr0 、開口絞
り5(又は6、9)によって制限される各ロッドレンズ
1のY軸方向(ロッドレンズアレイ2の長手方向)の有
効半径をry としたとき、ry /r0 は、0.1≦r y
/r0 ≦0.9の範囲にあるのが望ましい。ry /r0
が0.1未満の場合には、レンズの明るさが極端に減少
してしまい、また、ry /r0 が0.9を超えると、像
面湾曲の残存量が大きくなって、解像力が低下してしま
うからである。
【0038】図11に示すように、ロッドレンズ1の屈
折率nは半径方向に分布しており、その屈折率分布は、
下記(数6)によって表記される。
【0039】
【数6】n(r)2 =n0 2・{1−(g・r)2 +h4
・(g・r)4+h6 ・(g・r)6 } 但し、上記(数6)において、rはロッドレンズ1の光
軸1aから測った径方向の距離、n(r)はロッドレン
ズ1の光軸1aから測った径方向の距離rの位置での屈
折率、n0 はロッドレンズ1の光軸1a上での屈折率
(中心屈折率)、g、h4 、h6 は屈折率分布係数であ
る。
【0040】図12に示すように正立結像するために
は、ロッドレンズ1の長さをZ0 、ロッドレンズ1の周
期長をP(=2π/g)としたとき、Z0 /Pが、0.
5<Z 0 /P<1.0の範囲にあることが必要である。
【0041】ロッドレンズアレイ2の端面(レンズ面)
と原稿面3との間隔、及びロッドレンズアレイ2の端面
(レンズ面)と像面4との間隔L0 (図2参照)は、近
軸焦点の場合、下記(数7)によって表記される。
【0042】
【数7】L0 =−{1/(n0 ・g)}・tan(Z0
π/P) しかし、ロッドレンズアレイ2全体の球面収差と像面湾
曲のバランスを考慮すると、ロッドレンズアレイ2の端
面(レンズ面)と原稿面3との間隔、及びロッドレンズ
アレイ2の端面(レンズ面)と像面4との間隔は、L0
から幾分ずれた値の方が解像力の最も良好な値となるこ
ともある。
【0043】ロッドレンズ1の有効なレンズ部分の半
径、すなわち、レンズ作用をなす部分の半径r0 は、
0.05mm≦r0 ≦0.60mmの範囲にあるのが望
ましい。
【0044】ロッドレンズ1の諸収差による像のボケ量
はレンズ全体の大きさに比例して大きくなるため、r0
が小さいレンズの方が高解像を実現し易い。しかし、r
0 が0.05mm未満のロッドレンズ1は、製造及びそ
の組立てが困難であり、また、各ロッドレンズ1の有効
なレンズ部分の半径r0 が0.60mmを超えるロッド
レンズアレイ2の場合には、収差量が大きくなり過ぎて
しまう。
【0045】ロッドレンズ1の光軸1a上での屈折率
(中心屈折率)n0 の実現可能な値は、ロッドレンズの
材料(ガラスあるいは合成樹脂)によって決まり、1.
4≦n 0 ≦1.9の範囲にある。
【0046】ロッドレンズ1の明るさは、無次元数g・
0 、あるいはレンズが光を取り込むことのできる範囲
を示す開口角によって規定される。ここで、開口角θ
(°)は、下記(数8)によって表記される。
【0047】
【数8】θ=(n0 ・g・r0 )/(π/180) イオン交換法等によって作製されるロッドレンズ1の開
口角θは、4゜≦θ≦40゜の範囲にある。この中で本
発明に特に有効な範囲は、8°≦θ≦30°である。開
口角θが8°未満の場合には、像面湾曲の影響が元々小
さいため、開口絞りによる解像力向上の効果も小さい。
また、開口角θが30°を超えると、ロッドレンズ1の
作製が困難になると共に、像面湾曲の影響が大きくなり
すぎるために、開口絞りを設けても解像力が不足してし
まう。
【0048】隣接するロッドレンズ1の光軸間距離2R
は、2r0 (ロッドレンズ1の有効なレンズ部分の直
径)に一致させるのが、像の光量を最大にすることがで
きるため、最も望ましい。しかし、ロッドレンズ1の周
辺部分は屈折率分布が設計値から大きくずれるため、レ
ンズとして使用することができない場合が多く、また、
レンズ側面での全反射による迷光を防止するために、光
吸収層が設けられる場合もある。さらに、ロッドレンズ
アレイ2を製造する際の都合により、ロッドレンズ1同
士がある程度離れて配列される場合もある。以上のこと
を考慮して、r0/Rは、0.5≦r0 /R≦1.0を
満たす範囲に設定されるのが望ましい。
【0049】本発明者らは、上記構成のロッドレンズア
レイ2を以下の仕様で設計し、矩形状の開口絞り5を設
けた場合の解像力(MTF値)を、米国Sinclair Optic
s 社製の光学設計ソフトウェア『Oslo Six』を使用して
計算した。
【0050】 光の波長λ 570nm レンズ径2r0 0.563mm 中心屈折率n0 1.639 屈折率分布定数g 0.8637mm-1 屈折率分布定数h4 0.54 開口角θ 22.4° ロッドレンズの周期長P 7.28mm ロッドレンズの長さZ0 4.30mm Z0 /P 0.591 隣接するロッドレンズの光軸間距離2R 0.563mm r0 /R 1.0 L0 2.40mm 開口絞り5としては、図13に示すような厚みのある矩
形状の開口絞りを用い、ロッドレンズ1の原稿面3側
(物体側)の端面にのみ開口絞り5を設けた。開口 絞
り5の幅2ry (ry :開口絞り5によって制限された
ロッドレンズ1のY軸方向(ロッドレンズアレイ2の長
手方向)における有効半径)と厚さtを変えた場合につ
いて、ロッドレンズアレイ2の端面(レンズ面)と原稿
面(物体面)3との間隔、及びロッドレンズアレイ2の
端面(レンズ面)と像面4との間隔L、図13のA´点
(像面上である特定のロッドレンズ光軸上にある点)で
の像の明るさ、図13のB´点(像面上である特定のロ
ッドレンズ光軸と隣接するロッドレンズ光軸との中間に
ある点)での像の明るさ、図13のA´点でのMTF値
を計算した。その結果を、下記(表1)及び図14〜図
17に示す。尚、開口絞りを設けない場合の計算結果
を、比較例1として下記(表1)及び図18に示してい
る。
【0051】
【表1】 像の明るさは、スポットダイアグラム作成時に像面4ま
で到達した光線の数によって求めたものであり、開口絞
りを設けない比較例1(A´点での像の明るさ:10
0)との相対値である。尚、ロッドレンズアレイ2の端
面(レンズ面)と原稿面(物体面)3との間隔、及びロ
ッドレンズアレイ2の端面(レンズ面)と像面4との間
隔LはMTF値が最高となる値としたので、上記L0
一致するとは限らない。
【0052】上記(表1)及び図14〜図18から分か
るように、開口絞り5を設けることにより、MTF値は
格段に向上している。また、像の明るさは、設計例1〜
3では、開口絞りを設けない比較例1に対して半分程度
確保されている。一方、設計例4では、像の明るさは低
下するものの、MTF値は非常に良好となっている。
【0053】また、上記仕様のロッドレンズアレイ2に
実際の開口絞り5を設けた場合の解像力(MTF値)
を、8line-pair/mmパターン、12line-pair/mmパター
ン及び16line-pair/mmパターンのそれぞれの場合につ
いて実測した。また、像面4のY軸方向の中心線上での
像の明るさの平均値も測定した。開口絞り5としては、
図13に示すような黒色艶消し塗装によって形成した厚
みのある矩形状の開口絞りを用い、この開口絞り5はロ
ッドレンズ1の原稿面3側(物体側)の端面にのみ設け
た。また、開口絞り5の幅2ry は0.3mm、開口絞
り5の厚さtは0.5mmとした。MTF値の測定に
は、焦点位置に設置した線状のCCD(素子間隔:7μ
m)を用い、測定範囲約3.5mm(512点測定)の
MTF平均値と明るさの平均値を測定した。また、比較
のために、同一のロッドレンズアレイで開口絞りを設け
ない場合のMTF値と像の明るさも測定した。測定結果
を下記(表2)に示す。
【0054】
【表2】 上記(表2)から分かるように、開口絞り5を設けるこ
とにより、像の明るさは半減するものの、MTF値を大
幅に向上させることができる。
【0055】〈第2の実施の形態〉図19は本発明の第
2の実施の形態における結像光学装置の構成を示す配置
図である。
【0056】本実施の形態においても、上記第1の実施
の形態と同様に、半径方向に屈折率分布を有する円柱状
のロッドレンズ1を、その光軸1aが互いに平行となる
ように1列に複数本配列した等倍結像のロッドレンズア
レイ2を用いて説明する(図1、図2参照)。
【0057】図19に示すように、ロッドレンズアレイ
2の原稿面3側と像面4側には、平板状の遮光板10が
ロッドレンズアレイ2の長手方向(Y軸方向)に周期的
に配置されている。この場合、各遮光板10の法線はY
軸方向を向いている。このような遮光板10をロッドレ
ンズアレイ2の原稿面3側と像面4側に設けることによ
り、ロッドレンズアレイ2のY軸方向において各ロッド
レンズ1の光軸1aと一定の角度θmax 以上で各ロッド
レンズ1のレンズ面に入射し、あるいは前記レンズ面か
ら出射する光線が遮断されるので、像面湾曲の大きい部
分の像が除かれ、ロッドレンズアレイ2として用いた場
合の解像力が向上する。この場合、X軸方向(ロッドレ
ンズアレイ2の長手方向と直交する方向)の開口と像面
湾曲は、遮光板10が設けられていない場合と変わらな
いが、走査装置等で利用される像はY軸方向の線状部分
に限定されるので、X軸方向の像面湾曲の影響は無視す
ることができる。
【0058】また、上記構成においては、ロッドレンズ
アレイ2と原稿面3との間、及びロッドレンズアレイ2
と像面4との間の双方の空間に遮光板10が設けられて
いるが、必ずしもこの構成に限定されるものではなく、
ロッドレンズアレイ2と原稿面3との間、ロッドレンズ
アレイ2と像面4との間の少なくとも一方の空間に遮光
板10を設けて、構成を簡略化することもできる。
【0059】光量の損失を小さくするためには、遮光板
10の厚みはできるだけ薄い方が望ましく、例えば、遮
光板10の間隔ピッチ長の1/5以下の範囲にあるのが
望ましい。
【0060】遮光板10のピッチはロッドレンズ1のピ
ッチと一致させる必要はないが、像の明るさの周期的な
むらを防止するためには、遮光板10のピッチをロッド
レンズ1のピッチよりも小さくするのが望ましい。後述
する設計例5においては、ロッドレンズ1のピッチが
0.563mmであるのに対して、遮光板10のピッチ
は0.2mmに設定されている。
【0061】遮光板10のレンズ光軸方向の長さは、遮
光板10の間隔ピッチ長(『Ps 』とする)を基準とし
て、その1〜10倍の範囲にあるのが望ましい。遮光板
10のレンズ光軸方向の長さが1Ps 未満であると、像
面湾曲の大きい部分の像をカットする効果がほとんどな
い。また、遮光板10のレンズ光軸方向の長さが10P
s を超えると、像の光量が著しく低下してしまう。ま
た、像面光量のムラを防止するためには、遮光板10と
ロッドレンズアレイ2との間の距離を1Ps 以上離すの
が望ましい。但し、この距離を大きくとると、遮光板1
0と像面4あるいは原稿面3との間隔が狭くなり、照明
装置等を設置する空間がとれなくなるおそれがあるの
で、遮光板10と像面4あるいは原稿面3との間隔も1
s 以上確保するのが望ましい。
【0062】本実施の形態における遮光板10は、例え
ば、以下のような方法によって作製することができる。
1つ目の方法は、図20に示すように、表面が黒色の例
えば金属、プラスチックからなる薄板11を、一定の厚
みのスペーサー12を介して重ね合わせて接着した後、
所定の厚さに切断する方法である。2つ目の方法は、図
21に示すように、表面を黒色艶消し処理したガラスか
らなる透明板13を多数枚重ねて接着した後、所定の厚
さに切断して両面をポリッシュ加工する方法である。
尚、この場合、ガラスの屈折率を考慮して各部分の寸法
を修正する必要がある。例えば、空気層の厚さTの部分
を屈折率nのガラスに置き換える場合、ガラス層の厚さ
をn・Tに修正する必要がある。
【0063】ロッドレンズアレイ2として上記第1の実
施の形態における上記設計例1〜4と同一のものを用
い、遮光板10を図22に示すように配置した。すなわ
ち、遮光板10は、ロッドレンズ1の原稿面3側(物体
側)にのみ設けられており、かつ、ロッドレンズ1から
離して設けられている。尚、図22中、Z0 はロッドレ
ンズ1の長さ、Lはロッドレンズアレイ2の端面(レン
ズ面)と原稿面(物体面)3との間隔、及びロッドレン
ズアレイ2の端面(レンズ面)と像面4との間隔、pは
遮光板10のピッチ、D1はロッドレンズ1の端面(レ
ンズ面)から遮光板10の原稿面3側(物体側)端部ま
での距離、D2 は遮光板10のロッドレンズ光軸方向の
長さである。
【0064】下記(表3)に、本実施の形態の設計例を
示す。
【0065】
【表3】 上記設計例について、図22のA´点(像面上である特
定のロッドレンズ光軸上にある点)での像の明るさ、図
22のB´点(像面上である特定のロッドレンズ光軸と
隣接するロッドレンズ光軸との中間にある点)での像の
明るさ、図22のA´点でのMTF値を計算した。その
結果を、上記(表3)及び図23に示す。
【0066】尚、像の明るさは、スポットダイアグラム
作成時に像面4まで到達した光線の数によって求めたも
のであり、遮光板10のない場合(A´点での像の明る
さ:100)との相対値である。
【0067】上記(表3)及び図23から分かるよう
に、遮光板10を設けることにより、像の明るさは低下
するものの、MTF値は格段に向上している(上記第1
の実施の形態の(表1)中の比較例1及び図18を参
照)。
【0068】〈第3の実施の形態〉図24は本発明の第
3の実施の形態における結像光学装置の構成を示す配置
図である。
【0069】本実施の形態においても、半径方向に屈折
率分布を有するロッドレンズ1を、その光軸1aが互い
に平行となるように1列に複数本配列した等倍結像のロ
ッドレンズアレイ2を用いて説明する(図1、図2参
照)。但し、本実施の形態においては、各ロッドレンズ
1の形状が上記第1の実施の形態と異なっている。すな
わち、図24に示すように、各ロッドレンズ1は、ロッ
ドレンズアレイ2の長手方向(Y軸方向)における両端
部がロッドレンズ1の光軸1aに沿って対称に削り取ら
れており、Y軸方向の長さが短くなっている。そして、
各ロッドレンズ1の削り取られた面同士を接合すること
により、いわゆる1列のロッドレンズアレイ2が構成さ
れている。尚、接合面は、光の透過や全反射による迷光
を防止するために、スリ面加工や黒色ツヤ消し塗装など
が施されている。
【0070】このように、各ロッドレンズ1のロッドレ
ンズアレイ2の長手方向(Y軸方向)における両端部を
ロッドレンズ1の光軸1aに沿って削り取ることによ
り、上記第1の実施の形態と同様に、Y軸方向において
各ロッドレンズ1の光軸1aと一定以上の角度で各ロッ
ドレンズ1のレンズ面に入射し、あるいは前記レンズ面
から出射する光線が遮断されて開口角θが小さくなるの
で、像面湾曲の大きい部分の像が除かれ、ロッドレンズ
アレイ2として用いた場合の解像力が向上する。また、
このようにロッドレンズ1の一部を削り取ることによ
り、ロッドレンズ1のレンズアレイ長手方向の密度が大
きくなるため、像の明るさの低下は小さい。さらに、開
口絞りなどの別部材を用いることなく、上記第1の実施
の形態と同様の効果が得られるため、結像光学装置の組
み立てが容易となる。尚、この場合、X軸方向(ロッド
レンズアレイ2の長手方向と直交する方向)の開口と像
面湾曲は、各ロッドレンズ1のロッドレンズアレイ2の
長手方向(Y軸方向)における両端部をロッドレンズ1
の光軸1aに沿って削り取らない場合と変わらないが、
走査装置等で利用される像はY軸方向の線状部分に限定
されるので、X軸方向の像面湾曲の影響は無視すること
ができる。
【0071】ロッドレンズ1の本来の半径(レンズ作用
をなす部分の半径)をr0 、各ロッドレンズ1のロッド
レンズアレイ2の長手方向(Y軸方向)における両端部
をロッドレンズ1の光軸1aに沿って削り取った後のロ
ッドレンズ1のY軸方向における長さを2ry としたと
き、ry /r0 は、0.1≦ry /r0 ≦0.8の範囲
にあるのが望ましい。ry /r0 が0.1未満の場合に
は、各ロッドレンズ1の幅が狭くなって、ロッドレンズ
アレイ2の長手方向に必要なロッドレンズ1の本数が多
くなりすぎてしまい、また、ry /r0 が0.8を超え
ると、像面湾曲の残存量が大きくなって、解像力が低下
してしまうからである。
【0072】下記(表4)に、本実施の形態の設計例を
示す。表4に示す以外のロッドレンズ等の仕様は、上記
第1の実施の形態における設計例1〜4と同じである。
【0073】
【表4】 上記第2の実施の形態と同様に、図22のA´点に対応
する点での像の明るさ、図22のB´点に対応する点で
の像の明るさ、図22のB´点に対応する点でのMTF
値を計算した。その結果を、上記(表4)及び図25、
図26に示す。
【0074】尚、像の明るさは、スポットダイアグラム
作成時に像面4まで到達した光線の数によって求めたも
のであり、各ロッドレンズ1のロッドレンズアレイ2の
長手方向(Y軸方向)における両端部をロッドレンズ1
の光軸1aに沿って削り取らない場合(A´点での像の
明るさ:100)との相対値である。
【0075】上記(表4)及び図25、図26から分か
るように、各ロッドレンズ1のロッドレンズアレイ2の
長手方向(Y軸方向)における両端部をロッドレンズ1
の光軸1aに沿って削り取ることにより、像の明るさを
高く維持しながら、MTF値を大幅に向上させることが
できる。
【0076】〈第4の実施の形態〉図27は本発明の第
4の実施の形態における結像光学装置の構成を示す配置
図、図28は当該結像光学装置に用いるロッドレンズを
示す斜視図である。
【0077】本実施の形態においても、半径方向に屈折
率分布を有するロッドレンズ1を、その光軸1aが互い
に平行となるように1列に複数本配列した等倍結像のロ
ッドレンズアレイ2を用いて説明する(図1、図2参
照)。但し、本実施の形態においては、各ロッドレンズ
1の形状が上記第1の実施の形態と異なっている。すな
わち、図27、図28に示すように、各ロッドレンズ1
には、その長手方向の中央部分に相対向する一対の切り
欠き14が設けられている。この場合、ロッドレンズア
レイ2として組み立てる際には、各ロッドレンズ1の一
対の切り欠き14の対向面がロッドレンズアレイ2の長
手方向(Y軸方向)を向くように設定される。また、ロ
ッドレンズアレイ2として組み立てる際には、各ロッド
レンズ1の切り欠き14に樹脂などが充填されるため、
上記第1の実施の形態と同様に、Y軸方向において各ロ
ッドレンズ1の光軸1aと一定以上の角度で各ロッドレ
ンズ1のレンズ面に入射した、像面湾曲の大きい部分の
結像に関する光線が遮断されて開口角θが小さくなる。
その結果、像面湾曲の大きい部分の像が除かれ、ロッド
レンズアレイ2として用いた場合の解像力が向上する。
【0078】切り欠き14の切り欠き深さは、上記第3
の実施の形態におけるロッドレンズ1の削り取り高さと
同じにするのが望ましい。すなわち、ロッドレンズ1の
本来の半径(レンズ作用をなす部分の半径)をr0 、一
対の切り欠き14の対向面間の距離を2ry としたと
き、ry /r0 は、0.1≦ry /r0 ≦0.8の範囲
にあるのが望ましい。
【0079】尚、上記第1〜第4の実施の形態において
は、半径方向に屈折率分布を有するロッドレンズ1を、
その光軸1aが互いに平行となるように1列に複数本配
列した等倍結像のロッドレンズアレイ2を例に挙げて説
明したが、必ずしもこの構成のロッドレンズアレイに限
定されるものではない。例えば、図29、図30に示す
ように、半径方向に屈折率分布を有するロッドレンズ1
を、その光軸1aが互いに平行となるように2列以上に
複数本配列した等倍結像のロッドレンズアレイ15の場
合であっても、上記第1〜第3の実施の形態と同様の構
成を採用することにより、同様の効果を得ることができ
る。
【0080】また、上記第1〜第3の実施の形態におい
ては、ロッドレンズ1を用いたロッドレンズアレイ2を
例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもロッドレンズ
アレイ2のみに適用されるものではなく、光学レンズ系
を、その光軸が互いに平行となるように1列もしくは複
数列に複数本配列したレンズアレイの全般に適用され
る。例えば、表裏面に所望の曲率を有する微小凸レンズ
が規則正しく配列された2枚の均質レンズアレイ板を重
ね合わせた均質正立等倍レンズアレイにも、本発明を適
用することができる。
【0081】〈第5の実施の形態〉図31は本発明の第
5の実施の形態における結像光学装置の構成を示す配置
図、図32は当該結像光学装置に用いられるレンズアレ
イの光学系を示す模式図である。
【0082】図31、図32に示すように、射出成型に
よって一体成型された、表裏面に所望の曲率を有する微
小凸レンズ16aを規則正しく配列した2枚の均質レン
ズアレイ板16が重ね合わされた状態で配置されてお
り、これにより均質正立等倍レンズアレイ17が構成さ
れている。また、均質正立等倍レンズアレイ17の両側
には、原稿面3と像面4とが配置されている。
【0083】この場合、図32に示すように、均質レン
ズアレイ板16同士の相対するレンズ面の中心に結ぶ反
転像高、及び均質レンズアレイ板16の厚みで決まる入
射角θが均質正立等倍レンズアレイ17の開口角とな
る。このことは、θ以下の角度の光線が像面4に達し、
θよりも大きい角度の光線が迷光として隣接するレンズ
に移ることを意味している。
【0084】この迷光を防止するために、図31に示す
本実施の形態においては、均質正立等倍レンズアレイ1
7の原稿面3側の作動距離内(均質正立等倍レンズアレ
イ17と原稿面3との間の空間内)に、平板状の複数枚
の光線角度制限板(遮光板)18が均質正立等倍レンズ
アレイ17の長手方向に一定の間隔で配置されている。
この場合、各光線角度制限板18の法線は均質正立等倍
レンズアレイ17の長手方向を向いている。これによ
り、開口角θよりも大きい角度の光線を、均質正立等倍
レンズアレイ17に入射する前に排除することによって
迷光を防止することができる。その結果、像面4での画
像のコントラストが向上するので、高品位な画像の伝送
が可能となる。また、このような光線角度制限板18を
均質正立等倍レンズアレイ17の原稿面3側の、もしく
は像面4側の作動距離内に設けることにより、像面湾曲
の大きい部分の結像に関わる光線が遮断される効果もあ
るので、均質正立等倍レンズアレイ17として用いた場
合の解像力も向上する。
【0085】光線角度制限板18の各光学レンズ系の光
軸方向の長さ、及び隣接する光線角度制限板18の間隔
(ピッチ)は、開口角θによって決まり、また、光線角
度制限板18の厚さによって透過光量が決まる。下記
(表5)〜(表7)に、入射光線角度と光線角度制限板
18の光軸方向の長さ、隣接する光線角度制限板18の
間隔(ピッチ)、及び光線角度制限板18の厚さとの関
係を示す。
【0086】
【表5】
【0087】
【表6】
【0088】
【表7】 光線角度制限板18の材質は金属、樹脂など特に制限さ
れないが、できるだけ光線を吸収する材質であるのが望
ましく、反射率は10%以下であるのが望ましい。光線
角度制限板18としては、例えば、ステンレス、リン錆
銅、ベリリウム鋼などからなる板を用いることができ
る。
【0089】以上のように、本実施の形態によれば、射
出成型などの一体成型によって作製された均質正立等倍
レンズアレイ17に、光線角度制限板18をセットする
だけで、円柱状のロッドレンズを、その光軸が互いに平
行となるように複数本配列して作製した均質正立等倍レ
ンズアレイと同等以上の性能を得ることができるので、
製造コストを大幅に抑えることができる。
【0090】尚、本実施の形態においては、均質正立等
倍レンズアレイ17の原稿面3側の作動距離内にのみ光
線角度制限板18を設けているが、必ずしもこの構成に
限定されるものではなく、像面4側の作動距離内に光線
角度制限板18を設けた場合であっても、像形成に必要
な光線を通過させつつ角度の大きい迷光をカットするの
で、同様の効果を得ることができる。さらには、均質正
立等倍レンズアレイ17の原稿面3側の作動距離内、及
び像面4側の作動距離内の双方に光線角度制限板18を
設けた場合であっても同様の効果を得ることができる。
また、光線角度制限板18を作動距離中心よりも均質正
立等倍レンズアレイ17側に設ける方が、像面4での光
量のむらを小さくすることができるため望ましい。
【0091】また、均質レンズアレイ板16上で微小凸
レンズ16aが二次元的に配列されている場合の光線角
度制限板18の形状は、どの向きに対しても光線の角度
を制限する形状でなければならない。向きによる制限角
度の差が小さく、板厚を薄くすることができ、かつ、作
り易い形状としては、例えば、図33に示すような蜂の
巣状がある。この場合であっても、光線角度制限板18
の光軸方向の長さ、及び隣接する光線角度制限板18の
間隔(ピッチ)は、開口角θによって決まり、また、光
線角度制限板18の厚さによって透過光量が決まる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レンズアレイの長手方向において前記各光学レンズ系の
光軸と一定以上の角度で前記各光学レンズ系のレンズ面
に入射し、あるいは前記レンズ面から出射する光線が遮
断されて開口角が小さくなるので、像面湾曲の大きい部
分の像が除かれ、レンズアレイとして用いた場合の解像
力が向上する。また、射出成型などの一体成型によって
作製された均質正立等倍レンズアレイに、遮光板をセッ
トするだけで、円柱状のロッドレンズを、その光軸が互
いに平行となるように複数本配列して作製した均質正立
等倍レンズアレイと同等以上の性能を得ることができる
ようになるので、製造コストを大幅に抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における結像光学装
置に用いられるロッドレンズを示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における結像光学装
置の構成を示す斜視図である(但し、開口絞りは省略さ
れている)。
【図3】本発明の第1の実施の形態における結像光学装
置の構成を示す配置図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における結像光学装
置の他の構成を示す配置図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における結像光学装
置の他の構成を示す配置図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における結像光学装
置の他の構成を示す配置図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における結像光学装
置の他の構成を示す配置図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態における結像光学装
置の他の構成を示す配置図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態における結像光学装
置の他の構成を示す配置図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態における結像光学
装置に用いられる開口絞りの寸法を示す説明図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態における結像光学
装置に用いられるロッドレンズの屈折率分布曲線であ
る。
【図12】本発明の第1の実施の形態における結像光学
装置に用いられるロッドレンズによる結像状態を示す模
式図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態における結像光学
装置の寸法を示す説明図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態における結像光学
装置の空間周波数とMTF値との関係を示すグラフであ
る。
【図15】本発明の第1の実施の形態における結像光学
装置の空間周波数とMTF値との関係を示すグラフであ
る。
【図16】本発明の第1の実施の形態における結像光学
装置の空間周波数とMTF値との関係を示すグラフであ
る。
【図17】本発明の第1の実施の形態における結像光学
装置の空間周波数とMTF値との関係を示すグラフであ
る。
【図18】本発明の第1の実施の形態における結像光学
装置の空間周波数とMTF値との関係の比較例を示すグ
ラフである。
【図19】本発明の第2の実施の形態における結像光学
装置の構成を示す配置図である。
【図20】本発明の第2の実施の形態における結像光学
装置に用いられる遮光板の製造方法を示す斜視図であ
る。
【図21】本発明の第2の実施の形態における結像光学
装置に用いられる遮光板の他の製造方法を示す斜視図で
ある。
【図22】本発明の第2の実施の形態における結像光学
装置の寸法を示す説明図である。
【図23】本発明の第2の実施の形態における結像光学
装置の空間周波数とMTF値との関係を示すグラフであ
る。
【図24】本発明の第3の実施の形態における結像光学
装置の構成を示す配置図である。
【図25】本発明の第3の実施の形態における結像光学
装置の空間周波数とMTF値との関係を示すグラフであ
る。
【図26】本発明の第3の実施の形態における結像光学
装置の空間周波数とMTF値との関係を示すグラフであ
る。
【図27】本発明の第4の実施の形態における結像光学
装置の構成を示す配置図である。
【図28】本発明の第4の実施の形態における結像光学
装置に用いられるロッドレンズを示す斜視図である。
【図29】本発明の第1〜第3の実施の形態における結
像光学装置に用いられるロッドレンズアレイの他の構成
を示す斜視図である。
【図30】本発明の第4の実施の形態における結像光学
装置に用いられるロッドレンズアレイの他の構成を示す
配置図である。
【図31】本発明の第5の実施の形態における結像光学
装置の構成を示す配置図である。
【図32】本発明の第5の実施の形態における結像光学
装置に用いられるレンズアレイの光学系を示す模式図で
ある。
【図33】(A)は本発明の第5の実施の形態における
結像光学装置に用いられる入射光線角度制限板の他の構
成を示す平面図、(B)はその斜視図である。
【符号の説明】
1 ロッドレンズ 1a 光軸 2 ロッドレンズアレイ 3 原稿面 4 像面 5 開口絞り 6 開口絞り 8 印刷パターン8 9 開口絞り 10 遮光板 14 切り欠き 15 ロッドレンズアレイ 16 均質レンズアレイ板 16a 微小凸レンズ 17 均質正立等倍レンズアレイ 18 光線角度制限板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河本 真司 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 Fターム(参考) 2H108 EA23 EA24 EA51 GA04

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学レンズ系を、その光軸が互いに平行
    となるように1列もしくは複数列に複数本配列したレン
    ズアレイと、前記レンズアレイの両側に配置された原稿
    面及び像面とを備えた結像光学装置であって、前記レン
    ズアレイの少なくとも長手方向において前記各光学レン
    ズ系の光軸と一定以上の角度で前記各光学レンズ系のレ
    ンズ面に入射し、あるいは前記レンズ面から出射する光
    線を遮断する手段が設けられたことを特徴とする結像光
    学装置。
  2. 【請求項2】 レンズアレイの長手方向と直交する方向
    においては、各光学レンズ系のレンズ面に入射し、ある
    いは前記レンズ面から出射する光線が遮断されない請求
    項1に記載の結像光学装置。
  3. 【請求項3】 光学レンズ系が、半径方向に屈折率分布
    を有するロッドレンズである請求項1に記載の結像光学
    装置。
  4. 【請求項4】 ロッドレンズのレンズアレイの長手方向
    における両端部が前記ロッドレンズの光軸に沿って削り
    取られた請求項3に記載の結像光学装置。
  5. 【請求項5】 ロッドレンズのレンズ作用をなす部分の
    半径をr0 、前記ロッドレンズのレンズアレイの長手方
    向における両端部が前記ロッドレンズの光軸に沿って削
    り取られた後の前記ロッドレンズの前記レンズアレイの
    長手方向における長さを2ry としたとき、ry /r0
    が、0.1≦ry /r0 ≦0.8の範囲にある請求項4
    に記載の結像光学装置。
  6. 【請求項6】 ロッドレンズの光軸方向の略中央部に相
    対向する一対の切り欠きが設けられ、前記一対の切り欠
    きの対向面の法線がレンズアレイの長手方向を向いてい
    る請求項3に記載の結像光学装置。
  7. 【請求項7】 ロッドレンズのレンズ作用をなす部分の
    半径をr0 、一対の切り欠きの対向面間の距離を2ry
    としたとき、ry /r0 が、0.1≦ry /r 0 ≦0.
    8の範囲にある請求項6に記載の結像光学装置。
  8. 【請求項8】 光線を遮断する手段が、レンズアレイと
    原稿面との間、前記レンズアレイと像面との間の少なく
    とも一方の空間に設けられた開口絞りである請求項1に
    記載の結像光学装置。
  9. 【請求項9】 開口絞りの形状が略矩形状である請求項
    8に記載の結像光学装置。
  10. 【請求項10】 開口絞りの形状が略楕円形状である請
    求項8に記載の結像光学装置。
  11. 【請求項11】 開口絞りが光学レンズ系の端面から離
    して設けられた請求項8に記載の結像光学装置。
  12. 【請求項12】 開口絞りの各レンズ光軸方向の厚みが
    0 〜5r0 の範囲にある請求項8に記載の結像光学装
    置。
  13. 【請求項13】 開口絞りが多段に設けられた請求項8
    に記載の結像光学装置。
  14. 【請求項14】 開口絞りが、透明な平板の表面を印刷
    パターンによって黒色に加工することによって形成され
    た請求項8に記載の結像光学装置。
  15. 【請求項15】 光学レンズ系が、半径方向に屈折率分
    布を有するロッドレンズであり、前記ロッドレンズのレ
    ンズ作用をなす部分の半径をr0 、開口絞りによって制
    限された前記ロッドレンズのレンズアレイの長手方向に
    おける有効半径をry としたとき、ry /r0 が、0.
    1≦ry /r0 ≦0.9の範囲にある請求項9〜14の
    いずれかに記載の結像光学装置。
  16. 【請求項16】 レンズアレイが、表裏面に所望の曲率
    を有し、全体として凸レンズ作用をなす微小レンズが規
    則正しく配列された2枚の均質レンズアレイ板を重ね合
    わせた正立等倍レンズアレイである請求項1に記載の結
    像光学装置。
  17. 【請求項17】 光線を遮断する手段が、レンズアレイ
    と原稿面との間、前記レンズアレイと像面との間の少な
    くとも一方の空間に設けられた遮光板である請求項1に
    記載の結像光学装置。
  18. 【請求項18】 遮光板が、レンズアレイの長手方向に
    周期的な構造を有する請求項17に記載の結像光学装
    置。
  19. 【請求項19】 遮光板が平板状であり、複数の前記遮
    光板がレンズアレイの長手方向に一定の間隔で配置され
    た請求項18に記載の結像光学装置。
  20. 【請求項20】 隣接する遮光板の間が透明な媒質で満
    たされた請求項19に記載の結像光学装置。
  21. 【請求項21】 遮光板が光学レンズ系の端面から離し
    て設けられた請求項19に記載の結像光学装置。
  22. 【請求項22】 遮光板のレンズアレイ長手方向の厚み
    が、前記遮光板の間隔ピッチ長の1/5以下の範囲にあ
    る請求項19に記載の結像光学装置。
  23. 【請求項23】 遮光板の間隔ピッチが光学レンズ系の
    ピッチよりも小さい請求項19に記載の結像光学装置。
  24. 【請求項24】 レンズアレイが、表裏面に所望の曲率
    を有し、全体として凸レンズ作用をなす微小レンズが規
    則正しく配列された2枚の均質レンズアレイ板を重ね合
    わせた均質正立等倍レンズアレイであり、射出成型によ
    って作製された請求項18〜23のいずれかに記載の結
    像光学装置。
  25. 【請求項25】 レンズアレイの長手方向及び長手方向
    と直交する方向において各光学レンズ系の光軸と一定以
    上の角度で前記各光学レンズ系のレンズ面に入射し、あ
    るいは前記レンズ面から出射する光線を遮断する手段が
    設けられた請求項1に記載の結像光学装置。
  26. 【請求項26】 光線を遮断する手段が、レンズアレイ
    と原稿面との間、前記レンズアレイと像面との間の少な
    くとも一方の空間に設けられた遮光板であり、前記遮光
    板が、原稿面及び像面と平行な方向に2次元的に周期的
    な構造を有する請求項25に記載の結像光学装置。
  27. 【請求項27】 隣接する遮光板の間が透明な媒質で満
    たされた請求項26に記載の結像光学装置。
  28. 【請求項28】 遮光板が光学レンズ系の端面から離し
    て設けられた請求項26に記載の結像光学装置。
  29. 【請求項29】 遮光板の形状が蜂の巣状である請求項
    26に記載の結像光学装置。
  30. 【請求項30】 ロッドレンズの光軸から測った径方向
    の距離をr、前記ロッドレンズの光軸上での屈折率をn
    0 、屈折率分布係数をg、h4 、h6 としたとき、前記
    ロッドレンズの屈折率分布が下記(数1)によって表記
    される請求項3又は15に記載の結像光学装置。 【数1】n(r)2 =n0 2・{1−(g・r)2 +h4
    ・(g・r)4+h6 ・(g・r)6
  31. 【請求項31】 θ=n0 ・g・r0 /(π/180)
    の式によって定義されるロッドレンズの開口角θが、4
    ゜≦θ≦40゜の範囲にある請求項3又は15に記載の
    結像光学装置。
  32. 【請求項32】 ロッドレンズの光軸上での屈折率n0
    が、1.4≦n0 ≦1.9の範囲にある請求項3又は1
    5に記載の結像光学装置。
  33. 【請求項33】 ロッドレンズのレンズ作用をなす部分
    の半径をr0 、隣接する前記ロッドレンズの光軸間距離
    を2Rとしたとき、r0 /Rが、0.5≦r0/R≦
    1.0の範囲にある請求項3又は15に記載の結像光学
    装置。
  34. 【請求項34】 ロッドレンズの長さをZ0、前記ロッ
    ドレンズの周期長をP=2π/gとしたとき、Z0 /P
    が、0.5≦Z0 /P≦1.0の範囲にある請求項3又
    は15に記載の結像光学装置。
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