JP2009139487A - 正立等倍レンズアレイプレート - Google Patents

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Abstract

【課題】迷光を好適に除去するとともに、主走査方向の光量分布のばらつきを低減する。
【解決手段】正立等倍レンズアレイプレート10は、複数の凸レンズ18を両面に形成した平板状レンズアレイプレートが対応するレンズの組が共軸のレンズ系を構成するように複数枚積層され、一方の側の略直線状の光源からの光を受けて、他方の側の像面に前記略直線状の光源の正立等倍像を形成する。レンズ主配列方向は、当該正立等倍レンズアレイプレートの主走査方向と異なっており、正立等倍レンズアレイプレート10の中間面における略直線状の光源の倒立像が形成される位置近傍に設けられた、結像に寄与しない光を遮断する第1遮光部材と、光源側レンズ面上に設けられた、少なくとも一部の副走査方向外周レンズへの入射光量を低減する第2遮光部材17とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置や画像形成装置に用いられる正立等倍レンズアレイプレートに関する。
従来、スキャナ等の画像読取装置やLEDプリンタ等の画像形成装置として、正立等倍結像光学系を用いた装置が知られている。正立等倍結像光学系を用いた場合、縮小結像光学系の場合よりも装置をコンパクトにすることができる。画像読取装置の場合、正立等倍結像光学系は、ライン状光源と、正立等倍レンズアレイと、ラインイメージセンサから構成される。画像形成装置の場合、正立等倍結像光学系は、ライン状光源と、正立等倍レンズアレイと、感光ドラムから構成される。
正立等倍結像光学系における正立等倍レンズアレイとしては、正立等倍像を結像可能なロッドレンズアレイが用いられる。ロッドレンズアレイは、通常はレンズアレイの長手方向(画像読取装置の主走査方向)にロッドレンズが配列される。ロッドレンズの列数を増加することで、光量伝達率の向上、透過光量ムラの低減が図れるが、ロッドレンズアレイの場合、ロッドレンズの列数は、価格とのかねあいで1〜2列が一般的である。
一方、正立等倍レンズアレイとして、片面または両面に複数の微小凸レンズを規則的に配列した透明な平板状レンズアレイプレートを、個々の凸レンズの光軸が一致するように複数枚積層した正立等倍レンズアレイプレートも構成可能である。このような正立等倍レンズアレイプレートは、射出成型などの方法により形成できるため、複数列の正立等倍レンズアレイを比較的安価に製造することができる。
正立等倍レンズアレイプレートでは、隣接したレンズ間に光線を隔離するための壁が無いため、正立等倍レンズアレイプレートに斜めに入射した光線が、プレート内部を斜めに進んで隣接した凸レンズに入り込み、出射してゴースト像を形成するという迷光の問題がある。
この迷光対策のため、たとえば特許文献1には、正立等倍レンズアレイプレートの表面に遮光壁を設け、さらに正立等倍レンズアレイプレートの周囲にスリット状開口部を有する隔壁構造体を設ける技術が開示されている。また、特許文献2には、正立等倍レンズアレイプレートの中間結像面に遮光手段を設けた結像光学系が開示されている。
特開2005−37891号公報 特開2005−122041号公報
本発明者は、光学系を小型化および軽量化するために、特許文献1に開示されたスリット状開口部を有する隔壁構造体を用いない正立等倍レンズアレイプレートについて検討を行った。この正立等倍レンズアレイプレートは、中間面における光源の倒立像が形成される位置近傍に迷光を遮断する遮光部材を備えるとともに、レンズ主配列方向が正立等倍レンズアレイプレートの長手方向と異なるものである。
しかしながら、本発明者は、上述のような正立等倍レンズアレイプレートをそのまま利用した場合、主走査方向の光量分布のばらつきが大きいという新たな知見を得た。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、迷光を好適に除去するとともに、主走査方向の光量分布のばらつきを低減することのできる正立等倍レンズアレイプレートを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の正立等倍レンズアレイプレートは、複数のレンズを片面または両面に形成した平板状レンズアレイプレートが対応するレンズの組が共軸のレンズ系を構成するように複数枚積層され、一方の側の略直線状の光源からの光を受けて、他方の側の像面に略直線状の光源の正立等倍像を形成する正立等倍レンズアレイプレートであって、レンズ主配列方向が、当該正立等倍レンズアレイプレートの長手方向と異なっているとともに、当該正立等倍レンズアレイプレートの中間面における略直線状の光源の倒立像が形成される位置近傍に設けられた、結像に寄与しない光を遮断する第1遮光部材と、当該正立等倍レンズアレイプレートの光源側または像面側のいずれかのレンズ面上に設けられた、少なくとも一部の副走査方向外周レンズへの入射光量を低減する第2遮光部材とを備える。
この態様によると、正立等倍レンズアレイプレートの中間面における略直線状の光源の倒立像が形成される位置近傍に第1遮光部材を備えるとともに、レンズ主配列方向を長手方向と異ならせたことにより、迷光を好適に除去でき、ゴーストのない正立等倍像を像面に形成することができる。
さらに、正立等倍レンズアレイプレートの光源側または像面側のいずれかのレンズ面上に、少なくとも一部の副走査方向外周レンズへの入射光量を低減する第2遮光部材を設けたことにより、主走査方向の光量分布のばらつきを低減することができる。スリット状開口部を有する隔壁構造体を用いることなしに、隔壁構造体を用いた正立等倍レンズアレイプレートと同等の迷光除去および光量分布ばらつきを実現することができるので、結像光学系の小型化および軽量化に有利である。
特に、第2遮光部材を正立等倍レンズアレイプレートの光源側レンズ面上に設けた場合は、光源側レンズ面の外周部のレンズを透過する迷光となりやすい光を予めカットすることができる。
第2遮光部材は、光源側または像面側のいずれかのレンズ面上において、副走査方向中心線からの距離が所定距離以上の領域の透光を全て遮断したものであることが望ましい。このとき、第2遮光部材は、少なくとも1つの副走査方向外周レンズのレンズ表面の一部が覆われるように形成されることが望ましい。この場合、好適に第2遮光部材を形成することができる。最適な所定距離は、主走査方向の光量分布のばらつきが小さくなるように、適宜実験やシミュレーションを行って定めればよい。
第2遮光部材は、光源側または像面側のいずれかのレンズ面上に遮光材料を用いて印刷することにより形成されることが望ましい。この場合、第2遮光部材の形成が容易となるので、製造コストを低減できる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、迷光を好適に除去するとともに、主走査方向の光量分布のばらつきを低減することのできる正立等倍レンズアレイプレートを提供できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレート10を用いた画像読取装置100の概略構成を示す図である。画像読取装置100は、筐体108の内部に正立等倍結像光学系110が収容されている。正立等倍結像光学系110は、ライン状光源106と、正立等倍レンズアレイプレート10と、ラインイメージセンサ104を備える。
ライン状光源106は、略直線状の光を出射する光源である。ここで略直線状とは、200μm程度の幅を有する直線または200μm程度の幅内に含まれる曲線若しくは千鳥に配置された直線のことを示す。ライン状光源106から出射された光は、原稿台102上に置かれた原稿120に照射される。原稿120は、ライン状光源106からの略直線状の光を正立等倍レンズアレイプレート10に向けて反射する。以下、必要に応じて適宜、原稿120の光を反射する領域を、光源Bと呼ぶ。光源Bは、正立等倍レンズアレイプレート10に向けて略直線状の光を出射する。
正立等倍レンズアレイプレート10は、後述するように、複数のレンズを片面または両面に形成した平板状レンズアレイプレートが対応するレンズの組が共軸のレンズ系を構成するように複数枚積層されたものである。正立等倍レンズアレイプレート10は、一方の側の光源Bからの略直線状の光を受けて、他方の側の像面に正立等倍像を形成する。正立等倍像が形成される像面には、ラインイメージセンサ104が配設され、正立等倍像を受光する。そして、正立等倍結像光学系110を副走査方向に走査することにより、原稿120を読み取ることができるようになっている。
正立等倍レンズアレイプレート10は、その長手方向が主走査方向に、短手方向が副走査方向に一致するように画像読取装置100に装着される。また、正立等倍レンズアレイプレート10と直交し、且つ正立等倍レンズアレイプレート10の副走査方向における中心線CLを通る面を基準面50としたときに、基準面50上に光源Bとラインイメージセンサ104の中心線が位置するように、正立等倍レンズアレイプレート10は画像読取装置100に装着される。
図2は、本発明の実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレート10の平面図である。図2は、正立等倍レンズアレイプレート10を光源B側から見た様子を示している。また、図3は、図2に示す正立等倍レンズアレイプレート10のX−X断面図である。
図2、図3に示すように、正立等倍レンズアレイプレート10は、第1平板状レンズアレイプレート12と、第2平板状レンズアレイプレート14と、第1遮光部材16と、第2遮光部材17とを備える。第1平板状レンズアレイプレート12および第2平板状レンズアレイプレート14は、長方形状であり、その両面には複数の凸レンズ18が配列形成されている。
第1平板状レンズアレイプレート12および第2平板状レンズアレイプレート14の材質は、射出成型に使用可能で、必要な波長帯域の光に対して光透過性が高く、吸水性の低いものが望ましい。望ましい材質としては、シクロオレフィン系樹脂や、オレフィン系樹脂、ノルボルネン系樹脂、ポリカーボネートなどを例示することができる。
第1平板状レンズアレイプレート12と第2平板状レンズアレイプレート14において、凸レンズ18は同一の配列パターンで形成されており、第1平板状レンズアレイプレート12と第2平板状レンズアレイプレート14を対向して配置したときに、1対1で対応するようになっている。第1平板状レンズアレイプレート12と第2平板状レンズアレイプレート14は、対応する凸レンズ18同士の光軸が一致するようにして配置される。本実施の形態では、凸レンズ18の形状を球面としたが、凸レンズ18の形状は非球面であってもよい。
図2に示すように、凸レンズ18は、六方配列で配置されている。六方配列は、1つの凸レンズ18から見た場合に、6つの方向に延びる配列である。さらに、本実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレート10では、レンズ主配列方向が、正立等倍レンズアレイプレート10の長手方向(主走査方向)と異なるように、凸レンズ18が配置されている。なお、本実施の形態においては、近接する2つのレンズの中心を結んで得られる直線の方向を、近接レンズ配列方向と呼ぶ。近接する2つのレンズとは、レンズ間に他のレンズがない2つのレンズを意味する。そして、近接レンズ配列方向のうち、並ぶレンズの数が最も多くなる方向を、レンズ主配列方向と呼び、レンズ主配列方向と主走査方向のなす角度のうち、小さい方の角度を、レンズ配列角度θと呼ぶ。また、近接レンズ配列方向のうち、並ぶレンズの数が最も少なくなる方向を、レンズ副配列方向と呼ぶ。
平板状レンズアレイプレートを対向して配置した正立等倍レンズアレイプレートを用いて、点光源を像面に結像する場合、迷光が現れる方向は、近接レンズ配列方向である。従って、たとえば特開2005−122041に開示されるようにレンズ主配列方向が主走査方向と同じ方向である場合、発生した迷光が、主走査方向と平行に配置されるラインイメージセンサに直接入射してしまい、ゴーストが発生してしまう。この現象は、レンズが基準面上または基準面から離れている場合においても同様に発生し、レンズ(光が透過する部分)が主走査方向に平行に配列されている限りゴーストが発生する。本実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレート10では、レンズ主配列方向を主走査方向と異ならせたことにより、迷光の発生する方向が副走査方向にずれるので、ラインイメージセンサに直接入射する迷光を減らすことができる。
第1遮光部材16は、第1平板状レンズアレイプレート12と第2平板状レンズアレイプレート14の中間に設けられるフィルム状の部材である。図3に示すように、第1遮光部材16は、第1平板状レンズアレイプレート12の下面12bに形成された凸レンズ18と、第2平板状レンズアレイプレート14の上面14aに形成された凸レンズ18とにより挟み込まれている。
正立等倍レンズアレイプレート10を図1に示す画像読取装置100に装着する場合、第1平板状レンズアレイプレート12の上面12aが光源B側、第2平板状レンズアレイプレート14の下面14bが結像面であるラインイメージセンサ104側となるように装着される。以下、第1平板状レンズアレイプレート12の上面12aを光源側レンズ面12aと呼び、第2平板状レンズアレイプレート14の下面14bを像面側レンズ面14bと呼ぶ。
第1遮光部材16は、結像に寄与しない光を遮断する遮光手段としての機能を有する。正立等倍レンズアレイプレート10では、上述したようにレンズ主配列方向を主走査方向と異ならせているが、これだけでは、迷光の発生する方向が副走査方向にずれるだけであり、迷光自体が除去された訳ではない。そこで、本実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレート10では、第1遮光部材16を設け、この副走査方向にずれた迷光が正立等倍レンズアレイプレート10を透過するのを遮断している。ラインイメージセンサに迷光が直接入射しなくても、迷光がラインイメージセンサ周辺に照射されると、コントラストが低下し、画質が低下してしまう。第1遮光部材16を設けることにより、迷光が好適に除去され、画質を向上することができる。
図4は、第1遮光部材16の平面図である。図4では、凸レンズ18とスリット状開口部20の位置関係が分かるように、凸レンズ18を破線で示している。第1遮光部材16は、各凸レンズ18の透光領域を、各凸レンズ18の有効領域と、主走査方向と略平行な一定幅を有したスリット状開口部20との重なる領域とし、それ以外の部分の透光を全て遮断したものである。ここでレンズの有効領域とは、レンズとしての機能を有する部分のことをいい、略平行とはおおよそ平行であることで、たとえば少し傾いた直線同士(交わった角度10°以下)や波線等でその中央線が平行であるもの等も含むものとする。
図4に示すように、第1遮光部材16には、各凸レンズ18に対して1つずつスリット状開口部20が形成されている。スリット状開口部20により、各凸レンズ18の透光領域が制限されている。第1遮光部材16において、スリット状開口部20以外の領域は、光吸収性層によって覆われており、透光を全て遮断している。
第1遮光部材16としては、光学的透過率が大きいフィルムの表面に光吸収性層を印刷してスリット状開口部20を形成したもの、あるいは光学的透過率が小さいフィルムに孔を設けてスリット状開口部20を形成したものを用いることができる。
第1遮光部材16において、スリット状開口部20は、正立等倍レンズアレイプレート10の積層方向の中間面における光源Bの倒立像が形成される位置近傍に形成される。光源Bの倒立像が形成される位置は、各凸レンズ18によって異なるため、スリット状開口部20の位置も凸レンズ18ごとに異なっている。たとえば、レンズ中心が基準面50上にある凸レンズ18は、スリット状開口部20の中心がレンズ中心と一致しているが、レンズ中心が基準面50から離れるほど、スリット状開口部20の中心とレンズ中心が離れている。スリット状開口部20の形状および位置については後述するが、図4に示すようなスリット状開口部20を形成した第1遮光部材16を第1平板状レンズアレイプレート12と第2平板状レンズアレイプレート14の間に設けることにより、像面の結像に寄与する光である結像光を透過しつつ、結像に寄与しない迷光を好適に除去することができる。
図5は、スリット状開口部20を形成する位置について説明するための図である。図5は、第1平板状レンズアレイプレート12と第2平板状レンズアレイプレート14とを、対応する凸レンズ同士を接触させて配置した図である。図5において、縦方向が正立等倍レンズアレイプレート10の副走査方向(短手方向)であり、奥行き方向が主走査方向(長手方向)である。
図5において、光源Bから出射された光は、第1平板状レンズアレイプレート12の凸レンズ18a、18bにより集光され、第1平板状レンズアレイプレート12と第2平板状レンズアレイプレート14の中間面に倒立像Aが形成される。倒立像が形成される中間面を、倒立像結像面52と呼ぶ。この倒立像Aは、第2平板状レンズアレイプレート14の凸レンズ18c、18dにより集光され、像面に正立等倍像Cを形成する。
図6は、倒立像結像面52における倒立像Aを示す図である。正立等倍レンズアレイプレート10は、ライン状光源を用いた光学系に適用されるので、倒立像Aは、図6に示すように略直線状の像となる。凸レンズの開口は円形であるが、結像光として使用するのは、倒立像Aが形成される領域のみであるので、この領域を中心にスリット状開口部20を形成すればよい。
図5に戻り、平板状レンズアレイプレートが、板厚t、屈折率n、レンズの作動距離WDとすると、レンズ中心から距離y1の位置にある基準面50上の光源Bからの光が集光されて、レンズ中心からy1’の距離に倒立像Aが形成される場合、レンズ中心から倒立像Aまでの距離y1’は、以下のように求めることができる。
光源Bから凸レンズ18aに入射する光の入射角をθ、凸レンズ18aに入射した光の屈折角をθ’とすると、スネルの法則により、θとθ’の間には、(1)式の関係が成り立つ。
sinθ=n×sinθ’ ・・・(1)
また、図5より(2)式、(3)式の関係が成り立つ。
tanθ=y1/WD ・・・(2)
tanθ’=y1’/t ・・・(3)
ここで、sinθ≒tanθ、sinθ’≒tanθ’と近似すると、(1)式〜(3)式により、以下の(4)式を導くことができる。
y1’/y1=t/(WD×n) ・・・(4)
(4)式の右辺t/(WD×n)は定数であるので、倒立像Aが形成される位置は、基準面50からレンズ中心までの距離y1に比例した値だけ、レンズ中心からずれることになる。
また、基準面50から倒立像Aまでの距離Yは、Y=y1+y1’であるので、以下の(5)式の関係が成り立つ。
Y/y1=1+t/(WD×n) ・・・(5)
(5)式の右辺1+{t/(WD×n)}は定数(以下、この定数を適宜Fと呼ぶ)であるので、基準面50から倒立像Aまでの距離Yは、基準面50からレンズ中心までの距離y1を一定の倍率Fで拡大した値となる。この式(5)式に従って、各凸レンズ18ごとに倒立像Aが形成される位置を算出し、その位置を副走査方向の幅中心としてスリット状開口部20を形成する。これにより、結像光を確実に透過させつつ、迷光を除去することができる。
なお、本実施の形態では、倒立像Aが形成される位置を中心としてスリット状開口部20を形成しているが、スリット状開口部20を形成する位置は、厳密に倒立像Aが形成される位置に限られず、倒立像Aが形成される位置近傍であればよい。すなわち、倒立像Aの形成に寄与する光が透過できるようにスリット状開口部20を設ければよい。たとえば、第1平板状レンズアレイプレート12の下面12bの凸レンズ18表面における倒立像Aの形成に寄与する光が通る位置や、第2平板状レンズアレイプレート14の上面14aの凸レンズ18表面における倒立像Aの形成に寄与する光が通る位置に、たとえば印刷手法やフォトレジストによって直接スリット状開口部20を形成してもよい。
次に、スリット状開口部20の副走査方向の幅について説明する。上述したように、スリット状開口部20は、倒立像結像面の倒立像が形成される位置近傍に形成される。本来、結像光を透過させるだけであれば、結像光の幅だけ開口が形成されていればよいが、第1平板状レンズアレイプレート12、第2平板状レンズアレイプレート14および遮光部材16を位置合わせする工程を容易とするために、スリット状開口部20の副走査方向の幅は出来るだけ大きくとることが好ましい。位置合わせ工程を容易とすることにより、製造コストを低減することができる。
図7は、スリット状開口部20の副走査方向の幅wについて説明するための図である。図7に示すように、凸レンズ18e、18fが、ピッチP、レンズ配列角度θで配列されているとする。ここでピッチPとは、レンズ主配列方向に並ぶ2つのレンズの間隔を表す。凸レンズ18eのレンズ中心の基準面50からの距離をyとすると、凸レンズ18eに隣接する凸レンズ18fのレンズ中心の基準面50からの距離は、y+P×sinθとなる。このとき、(5)式より、凸レンズ18eによって形成される倒立像A1の基準面50からの距離は、y×Fとなり、凸レンズ18fによって形成される倒立像A2の基準面50からの距離は、(y+P×sinθ)×Fとなる。従って、倒立像A1と倒立像A2間の副走査方向の距離は、F×P×sinθとなる。
ここで、凸レンズ18fに対応するスリット状開口部20について考察すると、凸レンズ18eを透過し、凸レンズ18eによって形成される倒立像A1と同じ副走査方向位置を透過する迷光が、スリット状開口部20を透過しないようにするためには、倒立像A1の副走査方向の幅が無視できる程小さいとすると、スリット状開口部20の副走査方向の幅wの半分w/2を、倒立像A1と倒立像A2間の副走査方向の距離F×P×sinθよりも小さく設定してやればよい。すなわち、以下の(6)式の範囲に、スリット状開口部20の副走査方向の幅wがあればよい。
w<2×F×P×sinθ ・・・(6)
このように、迷光を遮断するためには、(6)式の右辺2×F×P×sinθよりもスリット状開口部20の副走査方向の幅wを小さく作る必要がある。
以上、スリット状開口部20の形成位置および副走査方向の幅について説明した。図8は、スリット状開口部20と各凸レンズ18との位置関係を示す図である。図8において、スリット状開口部20と凸レンズ18の有効領域が重なっている部分に、各凸レンズ18の透光領域を設けたものが図4となる。
次に、図2および図3に戻り、第2遮光部材17について説明する。本実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレート10においては、正立等倍レンズアレイプレート10のの光源側レンズ面12a上に、少なくとも一部の副走査方向外周レンズへの入射光量を低減する第2遮光部材17が設けられる。
ここで、光源側レンズ面12aとは、正立等倍レンズアレイプレート10を画像読取装置100に装着したときに、最も光源B側に位置するレンズ面である。また、副走査方向外周レンズとは、光源側レンズ面12a上の凸レンズ18のうち、レンズ副配列方向のレンズ列における両端のレンズである。本実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレート10は、図2に示すように、レンズ副配列方向の4つのレンズ列を1つのブロック19としたとき、ブロック19が主走査方向に複数並べられたレンズ配列となっている。ブロック19内のレンズでは、凸レンズ21a、21b、21c、21d、21e、21f、21g、21hの8つのレンズが副走査方向外周レンズである。なお、ここでいう副走査方向外周レンズとは、レンズ副配列方向のレンズ列における、レンズとして機能している両端の凸レンズ18を意味する。「レンズとして機能する」とは、「光を入射して透過または屈折させる」ということである。たとえば、凸レンズ21dと凸レンズ21hが属するレンズ副配列方向のレンズ列において、凸レンズ21dまたは凸レンズ21hのレンズ副配列方向外側に、レンズ表面全体が第2遮光部材17で覆われた凸レンズを形成した場合、その凸レンズは、光が入射せずレンズとして機能しない凸レンズであるので、副走査方向外周レンズとはみなさない。
第2遮光部材17は、光源側レンズ面12a上において、副走査方向の中心線CLからの距離Dが、所定の遮光形成距離Ds以上の領域の透光を全て遮断したものである。第2遮光部材17は、光源側レンズ面12a上に、遮光形成距離Ds以上の領域の透光を全て遮断する遮光パターンを黒色インキなどの遮光材料を用いて印刷することにより形成される。このように、印刷により第2遮光部材17を形成することにより、第2遮光部材17の形成が容易となるので、製造コストを低減できる。
本実施の形態では、図2に示すように、凸レンズ21c、21d、21e、21hの4つの副走査方向外周レンズが、第2遮光部材17によりそれぞれレンズ面の一部を覆われている。上述したように、本実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレート10では、レンズ主配列方向が主走査方向と異なるように凸レンズ18が配置されているので、遮光形成距離Dsを変化させることにより、副走査方向外周レンズへの入射光量を連続的に調整することができる。
図9は、本発明の実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレート10の作用を説明するための図である。図9は、図2のX−X断面において、光源Bから出射された光が正立等倍レンズアレイプレート10により集光され、像面に正立等倍像Cが形成される様子を示している。図9では、第2遮光部材17により覆われていない凸レンズへ向かう光の例として、副走査方向の中心線CL上に位置する凸レンズ21iに向かう光116を示している。また、第2遮光部材17によりレンズ表面の一部が覆われている副走査方向外周レンズへ向かう光の例として、副走査方向外周レンズ21d、21hにそれぞれ向かう光117、118を示している。
図9に示すように、凸レンズ21iの有効領域に向かう光116は、第2遮光部材17により遮光されることなく凸レンズ21iに入射され、対応する第1平板状レンズアレイプレート12の下面および第2平板状レンズアレイプレート14の凸レンズにより集光されて像面に結像される。
一方、副走査方向外周レンズ21dに向かった光117は、その一部の光は副走査方向外周レンズ21dに入射して像面に結像されるが、別の一部の光は、第2遮光部材17により遮光され、副走査方向外周レンズ21dに入射できない。同じように、副走査方向外周レンズ21hに向かった光118は、その一部の光は副走査方向外周レンズ21hに入射して像面に結像されるが、別の一部の光は第2遮光部材17により遮光され、副走査方向外周レンズ21hに入射できない。このように、本実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレート10においては、第2遮光部材17によりレンズ表面の一部が覆われた副走査方向外周レンズは、入射光量が低減される。
レンズ主配列方向を主走査方向と異なるように凸レンズ18を配置した正立等倍レンズアレイプレートでは、ラインイメージセンサへの結像に関与するレンズの数が主走査方向の位置によってばらつき、その結果として、主走査方向の光量ばらつきが発生してしまう。本実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレート10では、第2遮光部材17を設けたことにより、副走査方向外周レンズへの入射光量が低減されるので、局所的に多くの凸レンズ18が結像に関与してしまう場所に対して光量を抑制できる。その結果、正立等倍レンズアレイプレート10全体として、光量ばらつきを低減することができる。
上述したように、副走査方向外周レンズへの入射光量は、第2遮光部材17の遮光形成距離Dsを変化させることにより連続的に調整することができるので、遮光形成距離Dsを調整することにより、ラインイメージセンサの主走査方向における光量ばらつきを制御することができる。最適な遮光形成距離Dsは、主走査方向の光量分布のばらつきが小さくなるように、適宜実験やシミュレーションを行って定めればよい。
図10は、本実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレート10の主走査方向の光量ばらつきを示す図である。図11は、第2遮光部材17を設けなかった場合の正立等倍レンズアレイプレートの主走査方向の光量ばらつきを示す図である。図10および図11において、縦軸はラインイメージセンサ(CCD)が受光する光量を表し、横軸は正立等倍レンズアレイプレートの主走査方向の位置を表す。
ここでは、光線追跡シミュレーションにて、正立等倍レンズアレイプレート10の主走査方向の領域にわたり、略直線状の光源Bに相当する光線をランバシャン90度の条件で発し、像面の特定の線上に到達した結像光の光量をラインイメージセンサの受光光量とした。シミュレーションを行った条件は、レンズ配列は六方配列、レンズ作動距離WD=6.7mm、平板状レンズアレイプレートの板厚t=2.4mm、レンズピッチP=0.42mm、レンズ直径D=0.336mm、屈折率n=1.53、曲率半径=0.679mm、TC共役長=18.2mm、遮光形成距離Ds=0.7mmである。スリット状開口部の副走査方向幅wは、0.01mmとした。
図10と図11を比較すると、第2遮光部材17を設けた本実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレート10は、主走査方向の光量ばらつきが改善されていることが分かる。受光光量の最大値をPmaxと、最小値をPminとしたときに、リップルRを以下の(7)式のように定義すると、
R=(Pmax−Pmin)/(Pmax+Pmin) ・・・(7)
図11の第2遮光部材17を設けない正立等倍レンズアレイプレートの場合はリップルR=26%であるのに対し、図10の本実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレート10の場合はリップルR=18%と低減されている。
以上、本実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレートについて説明した。正立等倍レンズアレイプレートでは、第1平板状レンズアレイプレートと第2平板状レンズアレイプレートの中間面に、スリット状開口部が形成された第1遮光部材を設け、さらに凸レンズの主配列方向を正立等倍レンズアレイプレートの主走査方向と異なるようにした。これにより、結像光を透過しつつ、迷光を好適に除去することができる。
さらに、正立等倍レンズアレイプレートの光源側レンズ面上に、少なくとも一部の副走査方向外周レンズへの入射光量を低減する第2遮光部材を設けたことにより、主走査方向の光量分布のばらつきを低減することができる。
また、本実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレートでは、光源側レンズ面上に第2遮光部材を形成した。光源側レンズ面の外周部のレンズを透過した光は、中間面のレンズの端を光が透過するので、レンズの収差によって迷光となりやすいが、この迷光は、一旦発生してしまうと、像面側レンズ面上に第2遮光部材を設けた場合では除去するのが難しい。本実施の形態では、光源側レンズ面上に第2遮光部材を設けたことにより、光源側レンズ面の外周部のレンズを透過する迷光となりやすい光を予めカットすることができる。
本実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレートでは、上述の特許文献1に開示されるようなスリット状開口部を有する隔壁構造体を用いずとも、迷光を十分に除去しつつ主走査方向の光量ばらつきを低減できるので、光学系を小型化および軽量化することができる。また、部品点数を削減できるので、コストを下げることができる。さらに、隔壁構造体を用いないため、隔壁構造体で反射した光が迷光となるおそれがない。従って、画像形成装置等に組み込んだ際にゴースト像が形成される事態が防止されるので、画質を向上できる。
また、第1遮光部材は、平板状レンズアレイプレート間に設けられ、第2遮光部材は、光源側レンズ面上に印刷で形成されるので、隔壁構造体と平板状レンズアレイプレートとの位置調整が不要となり、製造コストを削減できる。また、第1遮光部材および第2遮光部材が平板状レンズアレイプレートと一体の構造であるため、一度固定した後は位置ずれが起こらず、安定して迷光を防止することができる。
本実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレートは、迷光のみを除去し、結像光は除去しないため、結像光伝達率が高い光学系を構成でき、明るい画像、特に副走査方向に明るい画像を得ることができる。
本実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレートは、スリット状開口部を有する隔壁構造体を用いた従来の正立等倍レンズアレイプレートと同等の迷光除去能力および主走査方向の光量ばらつきを有する。従って、本実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレートは、高品質な画像読取装置や画像書込装置に用いることができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
たとえば、上述の実施の形態では、第1平板状レンズアレイプレートと第2平板状レンズアレイプレートの間にフィルム状の部材を挟み込むことにより第1遮光部材を形成したが、第1平板状レンズアレイプレートの下面または第2平板状レンズアレイプレートの上面に、スリット状開口部のパターンを黒色インキなどの遮光材料を用いて印刷して第1遮光部材を形成してもよい。
このとき、スリット状開口部は、第1平板状レンズアレイプレート下面の凸レンズ表面における倒立像の形成に寄与する光が通る位置や、第2平板状レンズアレイプレート上面の凸レンズ表面における倒立像の形成に寄与する光が通る位置に形成する。この場合、遮光部の位置調整をする工程がなくなるので、製造コストを低減できる。
上述の実施の形態では、平板状レンズアレイプレートを2枚積層して正立等倍レンズアレイプレートを構成したが、平板状レンズアレイプレートの積層枚数は、2枚に限られない。たとえば、3枚の平板状レンズアレイプレートを重ね、真ん中の平板状レンズアレイプレートの中間面に第1遮光部材を設け、最も光源側のレンズ面に第2遮光部材を形成してもよい。
上述の実施の形態では、レンズを六方配列で配列したが、レンズの配列パターンは、六方配列に限られない。たとえば、レンズを正方配列で配置してもよい。
上述の実施の形態では、光源側レンズ面上に遮光パターンを印刷することにより第2遮光部材を形成したが、たとえば、光源側レンズ面上に遮光テープを貼ったり、光源側レンズ面上の金属等で形成された遮光板を配置したりすることにより第2遮光部材を形成してもよい。
上述の実施の形態では、光源側レンズ面上に第2遮光部材を設けたが、像面側レンズ面上に第2遮光部材を設けてもよい。この場合も、主走査方向の光量分布のばらつきを低減することができる。
本発明の実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレートを用いた画像読取装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレートの平面図である。 図2に示す正立等倍レンズアレイプレートのX−X断面図である。 第1遮光部材の平面図である。 スリット状開口部を形成する位置について説明するための図である。 倒立像結像面における倒立像Aを示す図である。 スリット状開口部の副走査方向の幅wについて説明するための図である。 スリット状開口部と各凸レンズとの位置関係を示す図である。 本発明の実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレートの作用を説明するための図である。 本実施の形態に係る正立等倍レンズアレイプレートの主走査方向の光量ばらつきを示す図である。 第2遮光部材を設けなかった場合の正立等倍レンズアレイプレートの主走査方向の光量ばらつきを示す図である。
符号の説明
10 正立等倍レンズアレイプレート、 12 第1平板状レンズアレイプレート、 14 第2平板状レンズアレイプレート、 16 第1遮光部材、 17 第2遮光部材、 18 凸レンズ、 20 スリット状開口部、 100 画像読取装置、 102 原稿台、 104 ラインイメージセンサ、 106 ライン状光源、 110 正立等倍結像光学系。

Claims (3)

  1. 複数のレンズを片面または両面に形成した平板状レンズアレイプレートが対応する前記レンズの組が共軸のレンズ系を構成するように複数枚積層され、一方の側の略直線状の光源からの光を受けて、他方の側の像面に前記略直線状の光源の正立等倍像を形成する正立等倍レンズアレイプレートであって、
    レンズ主配列方向が、当該正立等倍レンズアレイプレートの長手方向と異なっているとともに、
    当該正立等倍レンズアレイプレートの中間面における前記略直線状の光源の倒立像が形成される位置近傍に設けられた、結像に寄与しない光を遮断する第1遮光部材と、
    当該正立等倍レンズアレイプレートの光源側または像面側のいずれかのレンズ面上に設けられた、少なくとも一部の副走査方向外周レンズへの入射光量を低減する第2遮光部材と、
    を備えることを特徴とする正立等倍レンズアレイプレート。
  2. 前記第2遮光部材は、前記光源側または像面側のいずれかのレンズ面上において、副走査方向中心線からの距離が所定距離以上の領域の透光を全て遮断したものであることを特徴とする請求項1に記載の正立等倍レンズアレイプレート。
  3. 前記第2遮光部材は、前記光源側または像面側のいずれかのレンズ面上に遮光材料を用いて印刷することにより形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の正立等倍レンズアレイプレート。
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