JP2774280B2 - ルーフミラーレンズアレイ - Google Patents

ルーフミラーレンズアレイ

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JP2774280B2 JP14308688A JP14308688A JP2774280B2 JP 2774280 B2 JP2774280 B2 JP 2774280B2 JP 14308688 A JP14308688 A JP 14308688A JP 14308688 A JP14308688 A JP 14308688A JP 2774280 B2 JP2774280 B2 JP 2774280B2
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和弘 藤田
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複写機、フアクシミリ、イメージスキヤナ
等のスキヤナ部や、光プリントヘツドの光学系に用いら
れるルーフミラーレンズアレイに関する。
従来の技術 従来のルーフミラーレンズアレイを第5図に基づいて
説明する。物体1からの光は、光路分離ミラー(SM)2
により反射され、レンズアレイ(LA)3を通過し、ルー
フミラーアレイ(RMA)4に導かれる。このRMA4に入射
した光は、左右のルーフミラー5でそれぞれ1回ずつ反
射(合計2回反射)された後、再びLA3を通過し、SM2で
反射されることにより像面6に結像される。この場合、
レンズアレイ3の開口形状は矩形状をなしている。ま
た、レンズアレイ3、絞り部材としての絞り板7(第8
図参照)、ルーフミラーアレイ4のそれぞれの配列ピツ
チは一致しており、各レンズ8の画角はそれぞれ少しず
つ重なり合い光量分布が均一化された状態になつてい
る。
発明が解決しようとする問題点 上述したような従来装置の場合、レンズ8が矩形状を
なしていると、その配列方向(Y方向)に対する光量分
布は、第6図に示すように、二等辺三角形状に近似され
る特性がある。すなわち、第7図(a)(b)(c)に
示すように、ある1個のレンズ8の矩形開口部から見た
時、配列方向に対する光量分布Lsの関係は、Y=0の光
軸付近での光量は大きなものとなるが、Y=0.5、Y=
1.0と光軸からしだいに遠ざかるにつれてその光量も徐
々に小さくなつていく。このような関係をさらに複数個
のレンズ8を連ねた状態で見ると、第8図に示すよう
に、単一の光量分布Lsが互いに重なり合つた状態にな
り、その合成光量分布Ltは山なりの不均一な光量ムラが
生じた状態になる。
このような合成光量分布Ltは、重なり度m(m=X/D
a、ただし、X:レンズの視野半径、Da:レンズの配列方向
の幅)の値が整数倍に近づいた時に初めてその光量のム
ラがなくなるということが報告されている(Optical Pr
operties Of Roof Mirror Lens Array Using Rectangul
ar Aperture Lenses、Micro Optics Conference F7 p.1
58〜161 1987)。
しかし、このように合成光量分布Ltの光量ムラをなく
すために重なり度mの値を整数倍に近づけることは、レ
ンズ8やルーフミラー5の配列ピツチ、また、その他光
学系の設計の自由度が大きく制約されるという問題があ
る。
問題点を解決するための手段 そこで、このような問題点を解決するために、本発明
は、絞り部材のレンズに近い側に第一開口部を形成し、
絞り部材のルーフミラーに近い側に第一開口部よりも開
口幅の狭い第二開口部を形成した。
作用 従つて、ルーフミラーによつて反射された光のうち、
光軸付近を通過する光は、第二開口部によつて画角が規
制されるためその光量分布は二等辺三角形の頂点部分で
欠けた状態になり、また、光軸から離れた位置を通過す
る光は、絞り部材の第一開口部によつて画角が規制され
るためその光量分布は二等辺三角形の裾野部分で調整さ
れた状態となる。これにより、合成光量分布をムラのな
い均一な状態にすることが可能となり、また、従来のよ
うに重なり度mを整数倍の値に近づける必要がなくなる
ため、レンズやルーフミラーの配列ピツチ等の設計の自
由度の制約をなくすことができる。
実施例 本発明の第一の実施例を第1図に基づいて説明する。
なお、従来技術と同一部分については同一符号を用い
る。
絞り部材としての絞り板9のルーフミラー5に近い側
には、その絞り板9の突起部10により第二開口部11が形
成されており、この第二開口部11は、ルーフミラー5に
より反射された光軸付近を通過する光の進行を規制して
いる。
また、前記絞り板9のレンズ8に近い側には、前記第
二開口部11よりも開口幅の広い第一開口部12が形成され
ており、これにより、ルーフミラー5によつて反射され
た光軸から離れた位置を通過する光の進行方向を規制し
ている。この場合、絞り板9の肉厚は非常に薄いものと
なつており、これにより第一開口部12を通過する光の画
角の調整を図つている。
このような構成において、絞り板9の両端に形成され
た第一開口部12、第二開口部11の働きについて説明す
る。ルーフミラー5によつて反射される光には、大きく
分けて光軸付近を通過する光Laと光軸から離れた位置を
通過する光Lbとの2つに分類することができる。
まず、光軸付近を通過する光Laは、絞り板9の第二開
口部11によつてその画角を規制された状態で出てくるた
め、その光量分布Lsは二等辺三角形(第6図参照)の頂
点部分が少し欠けた状態になり、その結果、合成光量分
布Ltは山なり部分がなくなり、光量ムラのない均一な分
布として表われる。
一方、光軸から離れた位置を通過する光Lbは、絞り板
9の第一開口部12によつてその画角を規制された状態で
出てくるため、その光量分布Lsは二等辺三角形(第6図
参照)の裾野部分で調整され、その結果、合成光量分布
Ltはできるだけ均一な分布になつて表われる。
上述したように、絞り板9の第二開口部11により光軸
付近を通過する光Laの光量を調整し、また、絞り板9の
第一開口部12により光軸から離れた位置を通過する光Lb
の光量を調整することによつて、合成光量分布Ltをムラ
のない均一な状態にすることが可能となり、また、従来
のように重なり度mを整数倍の値に近づける必要がなく
なるため、レンズ8やルーフミラー5の配設ピツチ等の
設計の自由度の制約をなくすことができる。
次に、本発明の第二の実施例を第2図及び第3図に基
づいて説明する。これは、第一の実施例の絞り部材の変
形例であり、その他の同一部分についての説明は省略す
る。
絞り部材としての絞り板9のルーフミラー5に近い側
には、その絞り板9の突起部10により第二開口部11が形
成されている。また、これと反対側のレンズ8に近い側
には、その第二開口部11よりも開口幅の広い第一開口部
12が形成されている。この場合、絞り板9の肉厚は、第
一実施例の絞り板9の肉厚に比べ非常に厚く形成されて
おり、これにより、第一開口部12を通過する光Lbの画角
を第一実施例のものに比べて狭くした形になつている。
従つて、このような絞り板9を用いることによつて、第
一の実施例と同様に、合成光量分布Ltをムラのない均一
なものにすることが可能となる。
なお、ここで、第一開口部12よりも開口幅の狭い第二
開口部11を設ける必要性について説明しておく。第3図
に示すように、仮に、第一開口部12のみを形成したので
は、光量分布Lsの二等辺三角形の裾野部分の光量補正を
行うことはできても、合成光量分布Ltには依然として山
なりの光量ムラの状態は残つてしまうので、やはり、第
一開口部12よりも開口幅の狭い第二開口部11を設ける必
要がある。
次に、本発明の第三の実施例を第4図に基づいて説明
する。これは第二の実施例をさらに変形したものであ
り、その他の同一部分についての説明は省略する。
絞り部材としての絞り板9は台形状をなしており、そ
のルーフミラー5に近い側には第二開口部11が形成され
ている。また、これと反対側のレンズ8側には、その第
二開口部11よりも開口幅の広い第一開口部12が形成され
ている。従つて、この場合にも第一の実施例と同様に、
合成光量分布Ltをムラのない均一なものにすることがで
きる。
発明の効果 本発明は、絞り部材のレンズに近い側に第一開口部を
形成し、絞り部材のルーフミラーに近い側に第一開口部
よりも開口幅の狭い第二開口部を形成したので、ルーフ
ミラーによつて反射された光のうち、光軸付近を通過す
る光は、第二開口部によつて画角が規制されるためその
光量分布は二等辺三角形の頂点部分で欠けた状態にな
り、また、光軸から離れた位置を通過する光は、絞り部
材の第一開口部によつて画角が規制されるためその光量
分布は二等辺三角形の裾野部分で調整された状態とな
る。従つて、合成光量分布をムラのない均一な状態にす
ることが可能となり、また、従来のように重なり度mを
整数倍の値に近づける必要がなくなるため、レンズやル
ーフミラーの配列ピツチ等の設計の自由度の制約をなく
すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一の実施例を示す説明図、第2図は
本発明の第二の実施例を示す説明図、第3図はその第二
開口部を設けなかつた時の様子を示す説明図、第4図は
本発明の第三の実施例を示す説明図、第5図は従来例を
示す斜視図、第6図及び第7図(a)(b)(c)はそ
の単一レンズの場所に対する光量変化の様子を示す説明
図、第8図はレンズを複数個連ねた状態での配列方向に
対する光量変化の様子を示す説明図である。 2……光路分離ミラー、3……レンズアレイ、4……ル
ーフミラーアレイ、5……ルーフミラー、7……絞り部
材、8……レンズ、9……絞り部材、11……第二開口
部、12……第一開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 3/00 - 3/14 G02B 27/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光路分離ミラーと、ルーフミラーを一定の
    配設ピツチで多数個直線状に連続形成したルーフミラー
    アレイと、このルーフミラーアレイと前記光路分離ミラ
    ーとの間に位置し前記ルーフミラーの配列ピツチに対応
    して形成されたレンズを有するレンズアレイと、このレ
    ンズアレイと前記ルーフミラーアレイとの間に位置し光
    量を調節する絞り部材とよりなるルーフミラーレンズア
    レイにおいて、前記絞り部材の前記レンズに近い側に第
    一開口部を形成し、前記絞り部材の前記ルーフミラーに
    近い側に前記第一開口部よりも開口幅の狭い第二開口部
    を形成したことを特徴とするルーフミラーレンズアレ
    イ。
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