JP2524568B2 - カラ―画像読取装置 - Google Patents

カラ―画像読取装置

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JP2524568B2 JP3267081A JP26708191A JP2524568B2 JP 2524568 B2 JP2524568 B2 JP 2524568B2 JP 3267081 A JP3267081 A JP 3267081A JP 26708191 A JP26708191 A JP 26708191A JP 2524568 B2 JP2524568 B2 JP 2524568B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/48Picture signal generators
    • H04N1/486Picture signal generators with separate detectors, each detector being used for one specific colour component
    • H04N1/488Picture signal generators with separate detectors, each detector being used for one specific colour component using beam-splitters

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  • Multimedia (AREA)
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  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー画像読取装置に関
し、特に副走査方向のみ屈折力を有する結像光学素子と
所定形状の反射型1次元ブレーズド回折格子より成る色
分解手段、そして3つのラインセンサー(受光素子)を
同一基板面上に設けた所定形状の受光手段とを利用する
ことにより、入射角度の相違による反射回折角のズレに
よる受光素子面上のボケの発生を防止し、原稿面上のカ
ラー画像情報を高精度に読取るようにした例えばカラー
スキャナやカラーファクシミリ等に好適なカラー画像読
取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より原稿面上のカラー画像情報を光
学系を介してラインセンサー(CCD)面上に結像させ
て、このときのラインセンサーからの出力信号を利用し
てカラー画像情報をデジタル的に読取る装置が種々と提
案されている。
【0003】例えば図6は従来のカラー画像読取装置の
光学系の要部概略図である。同図では原稿面11上のカ
ラー画像からの光束を結像レンズ19で集光し後述する
ラインセンサー面上に結像させる際、該光束を3Pプリ
ズム20を介して例えば赤色(R)、緑色(G)、青色
(B)の3色に色分解した後、各々のラインセンサー2
1,22,23面上に導光している。そして各ラインセ
ンサー21,22,23面上に結像したカラー画像を各
々副走査方向にライン走査し各色光毎に読取りを行なっ
ている。
【0004】図7は従来のカラー画像読取装置の光学系
の要部概略図である。同図では原稿面11上のカラー画
像からの光束を結像レンズ29で集光し後述するライン
センサー面上に結像させる際、該光束を2色性を有する
波長選択透過膜が付加された2つの色分解用のビームス
プリッター30,31を介して3色に対応する3つの光
束に分離している。
【0005】そして該3つの色光に基づくカラー画像を
3つのラインセンサーを同一基板面上に設けた所謂モノ
リシック3ラインセンサー32面上に各々結像させてい
る。これによりカラー画像を副走査方向にライン走査し
各色光毎に読取りを行なっている。
【0006】図8は図7に示したモノリシック3ライン
センサー32の説明図であり、該モノリシック3ライン
センサー32は同図に示すように3つのラインセンサー
(CCD)25,26,27を互いに平行となるように
同一基板面上に有限距離離して配置しており、該ライン
センサー面上には各々の色光に基づく不図示の色フィル
ターが設けられている。
【0007】又、各ラインセンサー25,26,27の
間隔S1,S2は様々な製作上の条件から一般的に例え
ば0.1〜0.2mm程度で製作されており、又各単一
素子28の画素幅W1,W2は例えば7μm×7μm、
10μm×10μm程度で設定されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図6に示すカラー画像
読取装置では3つの独立のラインセンサーを必要とし、
又高精度化が要求され、しかも製作上困難な3Pプリズ
ムを必要とする為、装置全体が複雑化し、又高価となっ
てくる。更に結像光束と各ラインセンサーとの合致調整
を各々独立に3回行なう必要があり、組立調整が面倒と
なる等の問題点があった。
【0009】
【外1】 今、製作上好ましいラインセンサーの各ライン間の距離
を0.1〜0.2mm程度とするとビームスプリッター
30,31の板厚xは35〜70μm程度となる。
【0010】一般にこのような薄い厚さで光学的に平面
性を良好に維持したビームスプリッターを構成すること
は大変難しく、このような厚さのビームスプリッターを
用いるとラインセンサー面上に結像させるカラー画像の
光学性能が低下してくるという問題点があった。
【0011】一方、図9に示すようにモノリシック3ラ
インセンサーの中央のライン26に対する他の2つのラ
イン25,27のライン間の距離S1,S2は一般的に
各反対方向に等距離、かつ副走査方向の画素サイズ(図
8参照)W2の整数倍になるように設定している。これ
は次の理由からによる。
【0012】即ち、図9に示すように通常の結像光学系
45のみを用いて上記に示したモノリシック3ラインセ
ンサーでカラー画像の読取りを行なう場合、3つのライ
ンセンサー25,26,27で同時に読取れる原稿面1
1上の読取位置は同図に示す如く異なる3つの位置25
´,26´,27´となる。
【0013】この為、原稿面11上の任意の位置に対す
る3色(R,G,B)の各信号成分は同時に読取ること
ができず、それぞれ3ラインセンサーで読取り後、一致
させ合成する必要が生じてくる。
【0014】これには3ラインセンサーの各ライン間の
距離S1,S2を各画素サイズW2の整数倍となるよう
に設定し、これに応じた冗長ラインメモリーを具備した
上で例えばB信号(B色光に基づく信号成分)に対し各
G,R信号(G,R色光に基づく信号成分)を遅延させ
ることによって比較的容易に3色の合成信号成分を得て
いる。
【0015】従って上記の如く3ラインセンサーの中央
のラインセンサー26に対する他の2つのラインセンサ
ー25,27間の距離S1,S2は副走査方向の画素サ
イズW2の整数倍となるように設定しているのである。
【0016】しかしながら上記に示したカラー画像読取
装置において冗長ラインメモリーを3ラインセンサーの
ライン間距離相当に充当することは高価なラインメモリ
ーを複数列具備しなければならず、これはコスト的にみ
て極めて不利となり、又装置全体が複雑化してくる等の
問題点があった。
【0017】本発明は色分解手段としての反射型1次元
ブレーズド回折格子を用い色分解してカラー画像を読取
る際、該回折格子の形状を副走査断面内に於いて受光手
段(3ラインセンサー)に対して凹状に湾曲させて構成
することにより、該反射型1次元ブレーズド回折格子の
入射角の異なることに帰因する反射各点からの反射回折
角のズレによる±1次回折光の格子ピッチ断面方向(副
走査方向)の受光素子面上のボケの発生を防止すること
ができ、これにより例えばR,G,Bの3つの色光でカ
ラー画像をデジタル的に高精度に読取ることのできるカ
ラー画像読取装置の提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー画像読取
装置は、カラー画像を結像光学系により3つのラインセ
ンサーを同一基板面上に配置した受光手段面上に結像さ
せ、該受光手段で該カラー画像を読取る際、該結像光学
系の後方光路中に副走査方向のみ屈折力を有する結像光
学素子と、該結像光学系と該受光手段面との間の光路中
に該結像光学素子により結像させた後、発散した該カラ
ー画像に基づく光束を副走査方向に3つの色光に色分解
する反射型1次元ブレーズド回折格子より成る色分解手
段とを設けると共に、該反射型1次元ブレーズド回折格
子の形状は副走査断面内に於いて該受光手段に対して凹
状に湾曲していることを特徴としている。
【0019】
【実施例】図1(A),(B)は各々本発明の実施例1
の要部平面図(主走査断面)と要部側面図(副走査断
面)である。
【0020】図2は図1(B)に示した一部分の拡大説
明図であり、副走査断面内で一旦結像した後、発散した
カラー画像に基づく光束が反射型1次元ブレーズド回折
格子により3つの色光に色分解され受光手段面上に再結
像している様子を示している。
【0021】図中1は原稿面でありカラー画像が形成さ
れている。2は結像光学系であり、カラー画像に基づく
光束を後述する反射型1次元ブレーズド回折格子を介し
て受光手段(モノリシック3ラインセンサー)面上に結
像させている。
【0022】5は結像光学素子であり副走査方向のみ所
定の屈折力を有するシリンドリカルレンズより成ってお
り、副走査断面内に於いてカラー画像に基づく光束を後
述するローランド円6の円周上の任意の点Qに結像させ
ている。
【0023】3は色分解手段であり、反射型1次元ブレ
ーズド回折格子(以下単に「回折格子」ともいう。)よ
り構成しており、入射光束をラインセンサーの画素の並
び方向(主走査方向)と直交する方向(副走査方向)に
所定の色光、例えばR(赤)、G(緑),B(青)の3
原色の色光に分解し反射回折させている。
【0024】本実施例に於いての回折格子3は副走査断
面内に於いて後述する受光手段(3ラインセンサー)4
に対して凹状に湾曲した形状より成っている。即ち回折
格子3の形状は副走査断面内に於いて円形の一部から成
る曲率を持って湾曲している。
【0025】4は受光手段であり、3つのラインセンサ
ー(CCD)8,9,10を互いに平行となるように同
一基板面上に配置した所謂モノリシック3ラインセンサ
ーより成っている。本実施例に於いての受光手段(3ラ
インセンサー)4は回折格子3に対して凹状に湾曲した
形状より成っており、後述するローランド円6の円周上
に各ラインセンサー8,9,10が位置するように制作
している。
【0026】又、各ラインセンサー8,9,10のライ
ン間隔は色分解手段3の色分解方向に対応し各々異なっ
た値に設定している。
【0027】本実施例では原稿面1上のカラー画像を原
稿面1と結像光学系2との間に配置した不図示のミラー
等より成る走査手段によりライン走査し、該カラー画像
からの光束を結像光学系2により集光し、副走査断面内
に於いてはシリンドリカルレンズ5により一旦結像させ
た後発散させている。そして該カラー画像からの光束を
1次元ブレーズド回折格子3を介して3つの色光に色分
解した後に各色像を各々対応するラインセンサー8,
9,10面上に結像させている。そして受光手段4によ
り各々の色光に基づくカラー画像をデジタル的に読取っ
ている。
【0028】ここで本発明の効果を明確にする為、通常
の平板形状より成る反射型1次元ブレーズド回折格子を
用いたときに生じる問題点について図5(A),(B)
を用いて説明する。
【0029】図5(A),(B)は各々従来のカラー画
像読取装置の主走査断面図と副走査断面図である。
【0030】同図に於いての色分解用の反射型1次元ブ
レーズド回折格子53は、該回折格子53により反射回
折された光束を−1次光55と0次光56、そして+1
次光57の3方向に分離し結像光学系52による集束球
面波の光束として各々ラインセンサー58,59,60
面上に結像している。
【0031】集束球面波のうち副走査断面内に於いて、
光軸に対して図面上上側から1次元ブレーズド回折格子
53へ入射する光束と光軸上より1次元ブレーズド回折
格子53へ入射する光束、そして光軸に対して図面上下
側から1次元ブレーズド回折格子53へ入射する光束と
ではそれぞれ該1次元ブレーズド回折格子53に対する
入射角が異なっている。
【0032】ここで反射回折における1次回折での反射
回折角θ´と入射角θとは次式に示す関係がある。
【0033】sinθ´−sinθ=±λ/P λ:波長、符号正:+1次、符号負:−1次、P:格子
ピッチ従って上式より反射回折角θ´は θ´=sin-1(±λ/P+sinθ) ‥‥‥(1) より求めることができる。
【0034】この反射回折角θ´が上述した副走査断面
内で各々異なる。この為結像光学系による集束球面波内
に1次元ブレーズド回折格子を配置した場合、結像面
(受光素子面)内で各次数(±1次光)の回折光の反射
回折角θ´のズレに相当するボケが生じることになる。
【0035】そこで本実施例に於いては回折格子3の形
状を受光手段(3ラインセンサー)4に対し凹状に湾曲
させて形成すると共に該受光手段4の形状を該回折格子
3に対し凹状に湾曲させ適切に配置することにより、上
述した受光素子面上における該次光のボケの発生を効果
的に防止している。
【0036】次に本発明の主要部分の光学配置及び光学
的作用について図2を用いて説明する。同図(副走査断
面図)に於いて例えば結像光学系より射出したカラー画
像に基づく光束がシリンドリカルレンズにより一旦結像
した位置を点Qとする。このとき該点Qから発散された
光束は回折格子3により反射回折され3つの色光に色分
解され、かつ各色光は該回折格子3により主走査断面内
の光束の結像面と同じ結像面、即ち3ラインセンサー4
面上に結像する。このとき回折格子3の湾曲面7上にあ
り、かつ該回折格子3の中央の点をOとする。この点O
より湾曲面7に対して垂線を引き該垂線上でかつ湾曲面
7から形成される球面Aの曲率半径rだけ離れた点をR
とする。
【0037】ここでこの点Oから点Rまでの距離ROを
直径とする円6を作図する。前記副走査断面内に於いて
シリンドリカルレンズにより結像された結像点Qがこの
作図した円6の円周上に存在する場合は回折格子3で反
射回折された光束は該円周上の任意の点P上に結像す
る。
【0038】この円6は一般にローランド円(球面Aの
曲率半径rを直径とする円)と呼ばれており、例えば受
光面としての3ラインセンサー4面がこのローランド円
6の円周上に位置しているときは回折格子3で反射回折
され色分解された各色光はボケることなく該3ラインセ
ンサー4面に結像することが知られている。
【0039】そこで本実施例に於いては副走査断面内に
於いてカラー画像に基づく光束がシリンドリカルレンズ
によりローランド円6の円周上の任意の位置Q上に結像
させると共に受光手段4を構成する各ラインセンサー
8,9,10面が該ローランド円6の円周上に位置する
ように該受光手段4を回折格子3に対して凹状に湾曲さ
せている。
【0040】これにより結像位置Qから発散し回折格子
3で反射回折され色分解された各色光が各々対応する各
ラインセンサー8,9,10面にズレることなく結像さ
せることができ、従来平板形状の回折格子を用いたとき
に発生した入射角の違いから帰因する受光素子面上のボ
ケを効果的に防止している。
【0041】図3は実施例1に係る回折格子3の説明図
である。本実施例に於いての回折格子3の形状は前述し
た如く円形の一部から成る曲率を持って湾曲しており、
この湾曲した面7上に位置するように各格子11を製作
配置している。
【0042】又この回折格子3の格子ピッチPは該回折
格子3の中央の点Oで湾曲面7に接する仮想平面(接平
面)12を考えた場合、該格子ピッチPを仮想平面12
に正投影したピッチPO が等間隔となるように設定して
いる。これにより前述した如く回折格子3で反射回折さ
れ色分解された各色光がローランド円6の円周上に配置
した各対応するラインセンサー8,9,10面上にズレ
ることなく結像するようにしている。
【0043】又本実施例に於いて受光手段(3ラインセ
ンサー)4の湾曲量は該受光手段4の湾曲の曲率半径を
r1,回折格子3の湾曲の曲率半径をR1としたとき r1=(1/2)・R1 となるように設定している。即ちローランド円6の円周
上に受光手段が位置するように設定している。
【0044】このように本実施例に於いては前述した如
く結像光学系の後方に副走査方向のみ所定の屈折力を有
するシリンドリカルレンズを設け、かつ色分解手段とし
ての回折格子と受光手段としての3ラインセンサーの各
々の形状及び配置位置を適切に設定することにより、該
回折格子の入射角の異なることに帰因する各反射各点か
らの反射回折角のズレによる各次光(±1次光)の副走
査方向の受光素子面上のボケを効果的に防止している。
これにより例えばR,G,Bの3つの色光でカラー画像
を高精度に読み取っている。
【0045】尚、本実施例に於いては受光手段4を構成
する各ラインセンサー8,9,10をローランド円6の
円周上に位置するように該受光手段4の形状を湾曲させ
たが、例えば受光手段4と回折格子3との間隔が比較的
長くとれる構成の場合は該受光手段4をローランド円6
に接する平面上に配置しても受光素子面上に於ける各次
光の色光に大幅なボケが発生することはなくカラー画像
の読み取りを行うことができる。これにより受光手段
(3ラインセンサー)4の形状を湾曲させることなく制
作することができるので製作工程の簡素化が図れるとい
う利点を有している。
【0046】図4は本発明の実施例2の要部側面図(副
走査断面)である。同図に於いて図1に示した要素と同
一要素には同符番を付している。
【0047】本実施例に於いて実施例1と異なる点は走
査断面内に於いてシリンドリカルレンズによって結像さ
れたカラー画像に基づく光束の結像位置近傍に通過光束
(光量)を制御する為の微小開口のスリット14を配置
したことである。その他の構成は実施例1と同様であ
る。
【0048】即ち本実施例に於いては微小開口のスリッ
ト14を配置したことにより副走査断面内においての軸
外光が受光手段としての3ラインセンサー4面に混入す
るのを防止している。これにより更に高精度でカラー画
像情報の読取りを行っている。
【0049】尚、本実施例に於いては光束(光量)を制
御する部材としてスリットを用いたが通過光束を制御で
きる光学部材なら何を用いても本発明は適用することが
できる。
【0050】
【発明の効果】本発明によればカラー画像を色分解手段
としての反射型1次元ブレーズド回折格子を介してモノ
リシック3ラインセンサーより成る受光手段で読み取る
際、該回折格子の形状を受光手段に対して凹状に湾曲さ
せて形成し、副走査方向のみ所定の屈折力を有する結像
光学素子により一旦結像させた後発散した光束を該回折
格子により3つの色光に色分解し所定位置に配置した受
光手段面上に再結像させることにより、結像光学系から
の出射光束である集束球面波が該回折格子に入射する
際、副走査断面内で各光束の格子面への入射角が異なる
ことに帰因する反射回折角のズレによる±1次回折光の
副走査方向のボケの発生を防止することができ、高精度
にカラー画像の読取りができるカラー画像読取装置を達
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の要部平面図と要部側面
【図2】 図1(B)の一部分の拡大説明図
【図3】 図1(B)に示した回折格子の説明図
【図4】 本発明の実施例2の要部側面図
【図5】 従来のカラー画像読取装置の要部平面図と
要部側面図
【図6】 従来のカラー画像読取装置の光学系の要部
概略図
【図7】 従来のカラー画像読取装置の光学系の要部
概略図
【図8】 モノリシック3ラインセンサーの説明図
【図9】 従来のカラー画像読取装置の光学系の要部
概略図
【符号の説明】
1 原稿面 2 結像光学系 3 色分解手段(反射型1次元ブレーズド回折格
子) 4 受光手段(モノリシック3ラインセンサー) 5 結像光学素子 6 ローランド円 7 湾曲面 8,9,10 ラインセンサー 11 格子 12 格子接平面 14 スリット

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像を結像光学系により3つのラ
    インセンサーを同一基板面上に配置した受光手段面上に
    結像させ、該受光手段で該カラー画像を読取る際、該結
    像光学系の後方光路中に副走査方向のみ屈折力を有する
    結像光学素子と、該結像光学系と該受光手段面との間の
    光路中に該結像光学素子により結像させた後、発散した
    該カラー画像に基づく光束を副走査方向に3つの色光に
    色分解する反射型1次元ブレーズド回折格子より成る色
    分解手段とを設けると共に、該反射型1次元ブレーズド
    回折格子の形状は副走査断面内に於いて該受光手段に対
    して凹状に湾曲していることを特徴とするカラー画像読
    取装置。
  2. 【請求項2】 前記反射型1次元ブレーズド回折格子の
    形状は副走査断面内に於いて円形の一部から成る曲率を
    持って湾曲していることを特徴とする請求項1のカラー
    画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記反射型1次元ブレーズド回折格子の
    格子ピッチは該格子ピッチを回折格子の中央に接する接
    平面に正投影したピッチが等間隔となるように設定して
    いることを特徴とする請求項1のカラー画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記受光手段の形状は前記反射型1次元
    ブレーズド回折格子に対して少なくとも凹状に湾曲して
    いることを特徴とする請求項1のカラー画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記受光手段の湾曲量は該受光手段の湾
    曲の曲率半径をr1,前記反射型1次元ブレーズド回折
    格子の湾曲の曲率半径をR1としたとき、 r1=(1/2)・R1 となるように設定していることを特徴とする請求項4の
    カラー画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記結像光学素子により結像された前記
    カラー画像に基づく光束の結像位置近傍にスリットを設
    けたことを特徴とする請求項1のカラー画像読取装置。
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