JPH1114936A - 結像素子 - Google Patents

結像素子

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JPH1114936A
JPH1114936A JP16723997A JP16723997A JPH1114936A JP H1114936 A JPH1114936 A JP H1114936A JP 16723997 A JP16723997 A JP 16723997A JP 16723997 A JP16723997 A JP 16723997A JP H1114936 A JPH1114936 A JP H1114936A
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roof
roof prism
light
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Hiroyuki Inoue
浩之 井上
Kazuhiro Fujita
和弘 藤田
Toshihiro Kanematsu
俊宏 金松
Shigeyoshi Misawa
成嘉 三澤
Ikuo Maeda
育夫 前田
Takahito Uga
隆人 宇賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルーフミラーアレイないしルーフプリズムア
レイを用いた結像素子において、ゴースト光が結像面に
到達するのを効果的に阻止する。 【解決手段】 光学的に等価な一連のレンズ25が一列
に配列されて入射側に位置する第1のレンズアレイ21
と、該第1のレンズアレイ21と光学的に等価に形成さ
れて結像側に位置する第2のレンズアレイ22と、これ
らのレンズアレイ21,22間でこれらのレンズアレイ
のアレイ方向に直交する稜線27を前記レンズのピッチ
と等ピッチで有するルーフミラーアレイ23と、該ルー
フミラーアレイ23と前記第1および第2のレンズアレ
イ21,22に対応して配置したアパーチャアレイ24
を有する。アパーチャアレイ24によって迷光が結像面
に到達するのを阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結像素子、より詳
細には、複写機やファクシミリ等に用いられる読取光学
系やCCDラインセンサと等倍センサとを組み合わせた
読み取りスキャナ等に用いられる光学系、あるいは、光
プリントヘッドや自己走査型光プリントヘッドに用いら
れる光学系に用いて好適な結像素子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機,光プリンタヘッド等の機
器に要求される事項の一つに小型化があり、このために
は、読取光学系ないしは書込光学系の小型化が必須とな
る。このような要求に応えるために、物像距離を大幅に
短縮し得る等倍結像光学系が検討されている。
【0003】図16は、従来技術による等倍結像用の光
学系を説明するための要部構成図で、図中、1はレンズ
アレイ、2はルーフミラーアレイ、3はルーフミラーレ
ンズアレイ、4はレンズアレイ1を構成するためのレン
ズ、5はルーフミラーアレイ2を構成するためのルーフ
ミラー、6はルーフミラーの稜線、7,8は光路分離ミ
ラー、P1は原稿読取面、P2は結像面、φは光軸であ
る。
【0004】等倍結像光学系を構成する一つの方法とし
て、ルーフミラーレンズを用いることが知られている。
例えば、図17はレンズアレイ1とルーフミラーアレイ
2とを組み合わせたルーフミラーレンズアレイ3による
等倍結像素子の原理的構成例を示す。ルーフミラーレン
ズアレイ3は、等倍実像結像用の光学系を構成するもの
で、光学的に等価な一連のレンズ4を紙面表裏方向に1
列に配列してなるレンズアレイ1と、このレンズアレイ
1におけるアレイ方向及びレンズ光軸方向に直交する稜
線6を有する一連のルーフミラー5を、レンズアレイ1
における個々のレンズ4と1:1で対応させて1列に配
列してなるルーフミラーアレイ2と、これらのレンズア
レイ1とルーフミラーアレイ2との間に配設されて個々
のレンズ4とルーフミラー5とによる結像系を互いに分
離するための絞り部材(図示せず)とを一体化したもの
である。
【0005】ここに、レンズ4の光軸φ上でない有限の
スリット高さ位置に原稿の読取位置P1を設定し、レン
ズ4によりほぼ平行光にした後、ルーフミラー5により
同一方向に折り返して、再び、同一のレンズ4を通過さ
せて、光学的に共役な結像位置P2、例えば、CCD等
倍センサ上に結像させる。
【0006】プリズムレンズアレイは、例えば、特公昭
61−2929号公報に開示されているように、レンズ
アレイとルーフミラーアレイとを一体的に構成したもの
で、上述のルーフミラーレンズと同様、有限スリット高
さ位置に読み取り位置を設定し、反射光がレンズ面を通
過後、ルーフプリズムを二回反射して再び前記レンズ面
を通過し、共役な位置に結像するようにしたものであ
る。
【0007】ルーフミラーレンズアレイは、「等倍実像
結像用の光学系」であり、例えば、特開昭57−373
26号公報に開示されているものなど従来から種々のタ
イプのものが知られており、光学系に等価な一連のレン
ズを一列に配列してなる“レンズアレイ”と、このレン
ズアレイにおけるレンズ配列方向およびレンズ光軸方向
に直交する稜線を有する一連のルーフミラーを、上記レ
ンズアレイにおける個々のレンズと1:1に対応させて
アレイ配列してなる“ルーフミラーアレイ”と、上記レ
ンズアレイとルーフミラーアレイとの間に配設され、レ
ンズとルーフミラーとによる結像系を互いに分離する
“絞り部材”とを一体化してなり、原稿像による感光体
露光や原稿読み取りあるいは画像読み込みに利用されて
いる。
【0008】何れにしても、この種の結像素子にあって
は、レンズアレイにおける任意のレンズは、これに対応
するルーフミラーとにより1つの結像系を構成し、絞り
部材の各開口は、これらの結像系の個々に対応して位置
し、結像系を互いに光学的に分離する必要がある。つま
り、この種の結像素子では、同一のレンズを往復して通
過させるために、同一位置に読取位置と結像位置とをレ
イアウトするのは不可能であり、光軸上の光束は、物体
(原稿面)側光束と結像面(CCD等倍センサ)側光束
とを分離するために、有限のスリット高を使わざるを得
ない。即ち、ルーフミラー5の稜線6の方向の有限な像
高位置に読取位置P1を設定し、結像位置P2は、マイナ
スの像高位置に結像させる必要がある。しかし、分離量
には限界があるので、現実には、図16中に示すよう
に、光路分離ミラー7,8等で光路を折り返すようにし
ている。図17に示す光路分離ミラー7,8は、紙面表
裏方向に長い短冊状の平面鏡であり、レンズアレイ1の
各レンズ4の光軸φを共有する面に対して45゜傾けて
配設されている。
【0009】図17は、特公平5−53245号公報に
おいて、従来例として挙げられた結像素子の一例を示す
図で、図17(A)は正面図、図17(B)は側面図、
図17(C)は下面図を示し、図中、11は物体側レン
ズアレイ、12は結像側レンズアレイ、13はルーフプ
リズムアレイで、この結像素子は図示のように、2つの
レンズアレイ11,12を有し、これらレンズアレイ間
でこれらのレンズアレイのアレイ方向に直交する稜線1
4をレンズアレイのピッチと等ピッチで有するルーフプ
リズムアレイとを備えるルーフプリズムレンズアレイ結
像素子である。このルーフプリズムアレイ結像素子にお
いては、入射側からの光束は、レンズアレイ11を通過
し、ルーフプリズムアレイ13で2回反射し、レンズア
レイ11およびルーフプリズムアレイ13と同配列位置
にあるレンズアレイ12を通過して結像する。配列方向
では、ルーフプリズムの再帰反射機能により正立等倍実
像が得られることから、像を配列方向に重複させること
で必要な幅の等倍実像を結像させることができる。ま
た、同様の機能を持った結像素子として、前記ルーフプ
リズムアレイ13をルーフミラーアレイで構成し、この
ルーフミラーアレイと前記レンズアレイ11,12とを
一体にした構造を持つルーフミラーレンズアレイ結像素
子も知られている。
【0010】しかし、図17に示したルーフプリズムレ
ンズアレイ結像素子は、図17に示すように、隣接する
レンズ間で交叉する光束L1が存在し、この光束は結像
光となって結像面に現れ、いわゆる、ゴースト光となり
問題が発生する。また、同一レンズ系内では、ルーフプ
リズムの片面でのみで反射する光束L2が存在し、フレ
アとなる不具合がある。
【0011】図19は、特公平5−53245号公報に
開示されたルーフプリズムレンズアレイ結像素子の一例
を示す斜視図で、図中、11は物体側レンズ、12は結
像側レンズ、13はプリズム、14は稜線、15はダッ
ハ面(反射面)、16は切欠き溝で、図示のように、プ
リズム13の直角となるように配設されている2つの面
A,Bにそれぞれ物体側レンズ11と結像側レンズ12
が複数備えられ、該2つの面の端辺同士を接続するよう
に複数のダッハ面15が備えられるように形成されてい
る。そして、複数のダッハ面15間の少なくとも光が通
過する部分に隣からの光を遮るための切欠き溝16が設
けられており、この切欠き溝16を設けることにより、
レンズに入射した光が内部で隣接するレンズ側に入光す
ることをなくし、フレアや迷光が起こらないようにし
て、解像度を極めて良好なものとしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図20は、図19に示
したルーフプリズムレンズアレイの解決すべき問題点を
説明するための概略図で、図20にて説明したように、
このルーフプリズムレンズアレイは、物体側レンズ11
とダッハ面(プリズム)15と結像側レンズ12とを有
し、隣接するダッハ面間に遮光用の切欠き溝16を備え
たものであるが、このルーフプリズムレンズアレイは、
図20に示すように、切欠き溝16での境界面に鋭角で
入射する光束L1があると、これがゴースト光となって
結像面上に現れる不具合がある。また、同一レンズ系内
でも、ルーフプリズムの片面でのみ反射する光束L2
存在し、これがフレアとなる不具合がある。なお、図2
1は、説明しやすくするため、物体側レンズと像側レン
ズを同一面上に描いているが、上述の不具合は、図19
に示した構成での不具合と内容的には変わらないもので
ある。
【0013】上述のように、従来のルーフミラー(又は
プリズム)レンズアレイは、配列方向の画角の大きい領
域で起こるルーフミラー面での1回反射光、及び、入射
側と結像側で異なる配列位置のレンズを通過するクロス
トークゴースト光が、結像面にて正規の結像位置とは異
なる位置に結像し、配列方向の重複像を形成しないた
め、画質,コントラスト,解像力等の低下の要因とな
る。
【0014】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてさな
されたもので、前述のごときルーフミラーアレイないし
ルーフプリズムアレイを用いた結像素子において、前記
ゴースト光が結像面に到達するのを効果的に阻止し、更
には隣接レンズ間でのクロストークゴースト光が反射面
であるルーフミラーないしはルーフプリズムの配列光軸
間の稜線部/谷部近傍で反射していることに注目し、稜
線部近傍の形状変更、反射特性変更を行うことでクロス
トークゴースト光を防止し、もって、高い光利用効率,
光量分布均一性を維持しつつ、結像性能を向上させるこ
とを目的としてなされたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、光学
的に等価な一連のレンズが一列に配列されて入射側に位
置する第1のレンズアレイと、該第1のレンズアレイと
光学的に等価に形成されて結像側に位置する第2のレン
ズアレイと、これらのレンズアレイ間でこれらのレンズ
アレイのアレイ方向に直交する稜線を前記レンズのピッ
チと等ピッチで有するルーフミラーアレイと、該ルーフ
ミラーアレイと前記第1および第2のレンズアレイに対
応して配置したアパーチャアレイを有することを特徴と
したものである。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ルーフミラーアレイの配列光軸間の稜線部近傍
を1つ以上の平面ないしは曲面で切り欠いた形状とした
ことを特徴としたものである。
【0017】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ルーフミラーアレイの配列光軸間の稜線部近傍
の面を粗し面ないしは光吸収部材としたことを特徴とし
たものである。
【0018】請求項4の発明は、光学的に等価な一連の
レンズが一列に配列されて入射側に位置する第1のレン
ズアレイと、該第1のレンズアレイと光学的に等価に形
成されて結像側に位置する第2のレンズアレイと、稜線
を形成する互いに90°をなす平面を有して前記レンズ
の双方の光軸を含む平面上であって光軸の交叉する位置
に前記稜線が配置されたルーフプリズムを前記レンズの
ピッチと等ピッチで有するルーフプリズムアレイと、該
ルーフプリズムアレイと前記第1および第2のレンズア
レイに対応して配置したアパーチャアレイを有すること
を特徴としたものである。
【0019】請求項5の発明は、光学的に等価な入射側
レンズ部と結像側レンズ部と稜線を形成する互いに90
°をなす平面を有して前記レンズ部の双方の光軸を含む
平面上であって光軸の交叉する位置に前記稜線が配置さ
れたルーフプリズム部とを一体としたルーフプリズムレ
ンズとから成り、該ルーフプリズムレンズを前記稜線に
直交する方向に一体として一列に配列させたルーフプリ
ズムレンズアレイと、該ルーフプリズムレンズアレイの
入射側レンズ部と結像側レンズ部の前面にアパーチャを
配置したアパーチャアレイを有することを特徴としたも
のである。
【0020】請求項6の発明は、請求項4又は5の発明
において、前記ルーフプリズムレンズアレイの配列光軸
間の谷部近傍を1つ以上の平面ないしは曲面に形成した
ことを特徴としたものである。
【0021】請求項7の発明は、請求項4又は5の発明
において、前記ルーフプリズムレンズアレイの配列光軸
間の谷部近傍の面を粗し面ないしは光吸収部材としたこ
とを特徴としたものである。
【0022】請求項8の発明は、請求項4又は5の発明
において、前記ルーフプリズムレンズアレイの配列光軸
間の谷部の少なくとも一部に、あるレンズ部から入射し
て該レンズ部に対応するルーフプリズム部で反射した光
束が隣接した結像系から出射する光束を低減させるため
に、前記ルーフプリズム部の屈折率とほぼ同じ屈折率を
有する透過部材を充填したことを特徴としたものであ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による結像素子の
実施例を説明するための要部構成図で、図1(A)は本
発明が適用される従来の結像光学系の一部概略斜視図、
図1(B)は本発明によって付加されるアパーチャ部材
の一部切断斜視図、図1(C)は図1(A)に示した結
像光学系と図1(B)に示したアパーチャ部材とを組み
合わせた時の断面構成図で、図中、21,22は集光素
子(レンズ)アレイ、23はルーフミラーアレイ、24
は本発明によって付加されたアパーチャ部材、25,2
6は集光素子(レンズ)、27は稜線、28,29は反
射面(ダッハ面)、30はルーフミラー、31,32は
開口、φは光軸で、本発明は、前記アパーチャ部材24
によって前述のゴースト光を防止するようにしたもので
ある。
【0024】本発明による結像素子は、図1に示したよ
うに、入射側に位置する第1のレンズアレイ21と、結
像側に位置する第2のレンズアレイ22と、これらのレ
ンズアレイ21,22間に位置するルーフミラーアレイ
23と、これらのレンズアレイ21,22とルーフミラ
ーアレイ23との間に位置する絞り部材としてのアパー
チャ部材24とを組み合わせて構成されている。
【0025】まず、前記第1のレンズアレイ21は、光
学的に等価な一連のレンズ25をアレイ方向に等ピッチ
で1列に配列させたものである。また、前記第2のレン
ズアレイ22は、構造的には前記第1のレンズアレイ2
1と全く同じであり、光学的に等価な一連のレンズ26
をアレイ方向に等ピッチで1列に配列させたものであ
る。前記ルーフミラーアレイ23は、各レンズ25,2
6の光軸の交叉する位置に稜線27を形成する互いに9
0゜をなす2つの反射面(平面)28,29を有するル
ーフミラー30を、これらのレンズ25,26に対応さ
せてアレイ方向に複数個連続的に配列させたものであ
る。ここに、このルーフミラーアレイ23は、第1,2
のレンズアレイ21,22に対して45゜傾けて配設さ
れている。
【0026】上述のような構成において、個々のレンズ
25の光軸は、ルーフミラー30の稜線27を含み、ア
レイ方向に直交する平面上にあって、原稿面からの光情
報はこのレンズ25によって平行光となり、対応するル
ーフミラー30に入射する。このルーフミラー30の平
面28,29で2回反射された後、稜線27の傾き角
(ここでは、45゜)に対して2倍、即ち、90゜だけ
折り曲げられて第2のレンズアレイ22側の対応するレ
ンズ26に入射する。そして、このレンズ26によって
結像面上に集光結像される。このレンズ26は、レンズ
25と同じ集光機能を有する光学的に等価なものである
ので、原稿面上の読取位置と対照的な位置に最適な結像
面を有している。また、このような結像過程において、
各ルーフミラー30で2回反射されているため、結像さ
れる像は正立の等倍像となる。この場合、個々のレンズ
25,26による単一の有効読取幅分は、それらの配列
ピッチ分だけシフトしながら互いにオーバラップさせる
ことで、必要な有効幅をカバーしている。これにより、
個々のレンズ25,26の焦点距離を短くすることがで
き、結像素子として小型化に寄与する。
【0027】アパーチャ部材24は、本発明によって付
加されたもので、このアパーチャ部材24は、隣接する
レンズ25間,レンズ26間の各々のクロストーク光を
防止して解像力の最適化,光量の最適化を図る上で必須
の部材であり、第1,2のレンズアレイ21,22にお
けるレンズ25,26の配列ピッチと等ピッチで開口3
1,32が形成されたものである。なお、このアパーチ
ャ部材24は、図示例の場合、レンズの内側に設けられ
ているが、レンズの外側に設けてもよく、更には、アパ
ーチャ部材内にレンズを設けるようにしてもよい。
【0028】図2は、図1に示した結像素子の構成を模
式的に示したもので、図2(A)は要部断面構成図、図
2(B)は紙面に垂直方向の要部断面構成図、図2
(C)は図1(A)の矢視C方向から見た図で、前述の
ように、入射側(原稿面)からの光束は、アパーチャ3
1,レンズアレイ25を通過し、ルーフミラー30で2
回反射し、レンズアレイ21およびルーフミラーアレイ
23と同配列位置にあるレンズアレイ22のレンズ2
6、及び、アパーチャ32を通過して結像する。
【0029】図3は、前記アパーチャ部材24の動作説
明をするための要部断面図で、図示のように、迷光
1,L2は、アパーチャ部材24のアパーチャ31、及
び、レンズ25を通してルーフミラー28(29)に当
り、該ルーフミラー23の反射面28(29)で反射さ
れて、レンズ25又は26の方向に進むが、この時、ア
パーチャ部材24の側壁面或いは底面に当って遮光さ
れ、像形成には関係せず、結像性能を劣化させるような
ことはない。
【0030】図4は、図3に示した遮光機能を模式的に
示す図で、前述のように、アパーチャ部材を設けること
によって、配列方向の光量分布の均一化、配列方向
の画角の大きい領域で起こるルーフミラー面での1回反
射光の防止(図3のL1)、入射側と結像側で異なる
配列位置のレンズを通過するクロストークゴースト光の
防止(図3のL2)の3つの機能を持たせることができ
る。而して、前記,の光線は、結像面にて正規の結
像位置とは異なる位置に結像し、配列方向の重複像を形
成しないためゴースト光となり、画質,コントラスト,
解像力等の低下の要因となるので、前記アパーチャ形状
は、,,の機能を最大限に発揮するよう最適化す
べきであるが、の光線は、開口の広いアパーチャで比
較的容易に防止することができるものの、のクロスト
ークゴースト光を全く発生させないためには、アパーチ
ャの開口を極端に小さくしなければならず、光利用効率
が著しく低下してしまうという問題点があるが、これ
は、図4中に鎖線で示すように、アパーチャの長さを長
くすることによって解決することができる。
【0031】図5は、本発明による結像素子の他の例を
説明するための模式図で、この結像素子は、ルーフミラ
ーアレイ23の配列光軸間の稜線部を2つの平面で切り
欠き、稜線部の反射面を削除した形状としたもので、迷
光L1はアパーチャ32の壁面で遮光される。この削除
した形状は必ずしも2つの平面から形成されなくてもよ
く、レンズアレイ,ルーフミラーアレイのレイアウト、
アパーチャの開口形状によりクロストークゴースト光を
防止するのに最適な面で形成すればよい。
【0032】図4(C)に示したように、隣接レンズ間
で発生するクロストークゴースト光はルーフミラーで2
回反射するが、これは、図5に示すようにルーフミラー
アレイの配列光軸間の稜線部の反射面形状を変えること
で、光束を新たにできた面で別の角度に1回反射させる
ことができる。この1回反射光は、反射面がルーフミラ
ーの角度に対しある角度θ1,θ2をもっているため結像
側のアパーチャ開口に入らず、結像面に到達しないため
クロストーク光とはならない。また、正常な結像光はル
ーフミラーアレイの配列光軸間の稜線部近傍の反射面を
使用しないので形状変更の影響は受けず、光利用効率,
光量分布均一性を落とさずにクロストークゴースト光の
みを防止することができる。
【0033】図6は、本発明による結像素子の他の例を
説明するための模式図で、この結像素子は、ルーフミラ
ーアレイ23の光配列光軸間の稜線部を、図6(C)に
拡大して示すように、曲面(円筒曲面)Rで構成し、稜
線部の反射面を削除した形状としたものである。この削
除した形状は必ずしも円筒曲面から形成されなくてもよ
く、レンズアレイ,ルーフミラーアレイのレイアウト、
アパーチャの開口形状により最適な面で形成すればよ
い。このように、ルーフミラーアレイの配列光軸間の稜
線部の反射面形状を曲面とすることにより、照射した光
束は拡散反射し、反射光が結像側のアパーチャ開口を通
過して結像面に達したとしても結像することはなく、ゴ
ースト光とはならず、光利用効率,光量分布均一性を落
とさずにクロストークゴースト光を防止することができ
る。
【0034】図7は、本発明による結像素子の他の実施
の例を説明するための模式図で、この結像素子は、図7
(C)に拡大して示すように、ルーフミラーアレイ23
の配列光軸間の稜線部を粗し面とした、或いは、稜線部
に光吸収部材Sを設けたものである。このように、ルー
フミラーアレイの配列光軸間の稜線部の反射面を粗し面
にすることで光束を乱反射させることができる。この乱
反射光は、結像側のアパーチャ開口を通過して結像面に
達したとしても結像することはなく、ゴースト光とはな
らない。正常な結像光は、ルーフミラーアレイの配列光
軸間の稜線部近傍の反射面を使用しないので粗し面の影
響は受けず、光利用効率,光量分布均一性を落とさずに
クロストークゴースト光を防止することができる。ま
た、ルーフミラーアレイの配列光軸間の稜線部の反射面
に光吸収部材を設けた場合、光束は、その面で吸収され
反射が起こらないで、光利用効率,光量分布均一性を落
とさずにクロストークゴースト光を防止することができ
る。
【0035】図8は、本発明による結像素子の他の実施
例(前記ルーフミラーに代ってルーフプリズムを用いた
例)を説明するための要部構成図で、図8(A)はルー
フプリズムレンズアレイの斜視図、図8(B)はアパー
チャ部材の斜視図、図8(C)は前記ルーフプリズムレ
ンズアレイとアパーチャ部材とを組み合わせた時の側面
図、また、図9は、図8に示した結像素子を模式的に示
した図で、図中、41はルーフプリズムレンズアレイ、
42はアパーチャ部材、43はルーフプリズムレンズ、
44は入光側レンズ部、45は結像側レンズ部、46は
稜線、47,48は平面(反射面)、49はルーフプリ
ズム部、50,51は開口、φ1,φ2は光軸で、本結像
素子は、以上に説明したルーフミラーアレイ及びレンズ
アレイに代わって単一のルーフプリズムレンズアレイ4
1を使用したものであり、その結像作用は、前述のルー
フミラーアレイを用いた例と同じである。なお、図に
は、ルーフプリズムレンズアレイとレンズアレイを一体
に形成した例を示したが、これらを別体に形成して、ル
ーフプリズムアレイを前記ルーフミラーアレイと同様に
機能させて使用してもよいことは容易に理解できる。
【0036】図8に示した結像素子は、ルーフプリズム
レンズアレイ41と絞り部材であるアパーチャ部材42
とが組み合わされて構成されている。ここに、前記ルー
フプリズムレンズアレイ41は、個々に結像系を形成す
るルーフプリズムレンズ43を1列に配列させることに
より構成されている。結像系の最小単位をなす前記ルー
フプリズムレンズ43は、光学的に等価な入射側レンズ
部44と結像側レンズ部45と、稜線46を形成する互
いに90゜をなす平面47,48を有しており、これら
のレンズ部44,45の双方の光軸の交叉する位置に配
置されたルーフプリズム部49とを一体に形成したもの
で、レンズ部44,45の光軸φ1,φ2は直交し、これ
らの光軸φ1,φ2を含む平面上であって、光軸φ1,φ2
が交叉する位置に位置する稜線46は、これらの光軸φ
1,φ2に対して45゜傾けられている。よって、ルーフ
プリズムレンズアレイ41としてのアレイ方向は、稜線
46に直交する方向に設定されている。前記アパーチャ
部材42は、前記ルーフプリズムレンズアレイ41にお
けるレンズ部44,45の配列ピッチと等ピッチで開口
50,51が形成されたものである。
【0037】上述のような構成において、個々の入射側
レンズ部44の光軸は、ルーフプリズム部49の稜線4
6を含みアレイ方向に直交する平面上にあって、原稿面
からの光情報は、この入射側レンズ部44によって平行
光となり、対応するルーフプリズム部49に入射する。
このルーフプリズム部49内で平面47,48により2
回反射された後、稜線46の傾き角(ここでは、45
゜)に対して2倍、即ち、90゜だけ折り曲げられて、
結像側レンズ部45から出射する。この結像側レンズ部
45によって結像面上に集光結像される。この結像側レ
ンズ部45は、入射側レンズ部44と同じ集光機能を有
する光学的に等価なものであるので、原稿面上の読取位
置と対照的な位置に最適な結像面を有している。また、
このような結像過程において、各ルーフプリズム部49
で2回反射されているため、結像される像は、正立の等
倍像となる。この場合、個々のレンズ部44,45によ
る単一の有効読取幅分は、それらの配列ピッチ分だけシ
フトしながら互いにオーバラップさせることで、必要な
有効幅をカバーしている。これにより、個々のレンズ部
44,45の焦点距離を短くすることができ、結像素子
としての小型化に寄与する。
【0038】この結像素子においても、図3に示したよ
うに、迷光L1,L2があっても、図において説明したよ
うに、結像光に悪影響を及ぼすが、この場合にもアパー
チャ部材42が設けられているので、このような弊害を
確実に防止できる。
【0039】図10は、本発明による結像素子の他の実
施例を説明するための要部構成図で、図中、53,54
はアパーチャ部材で、この実施例は、レンズ部44,4
5を明確に区別して形成するとともに、各レンズ部毎に
分けてアパーチャ部材53,54を設けたもので、その
他、図9と同じ作用をする部分には、図9と同じ符号が
付してある。
【0040】図11は、本発明による結像素子の他の実
施例を説明するための要部構成図で、図中、61はルー
フプリズムレンズアレイ、62,63はアパーチャ部
材、64はルーフプリズムレンズ、65はレンズ部、6
5a,65bはレンズ、66は稜線、67は平面、68
はルーフプリズム部、69,70は開口で、この結像素
子は、ルーフプリズムレンズアレイ61と絞り部材であ
るアパーチャ部材62,63とを組み合わせて構成され
ている。ここに、前記ルーフプリズムレンズアレイ61
は、個々に結像系を形成するルーフプリズムレンズ64
を1列に配列させることにより構成されている。結像系
の最小単位をなす前記ルーフプリズムレンズ64は、1
つのレンズ部65と、稜線66を形成する互いに90゜
をなす平面67(片面のみ図示する)を有するルーフプ
リズム部68とを一体に形成したものである。前記レン
ズ部65は、光軸φ1,φ2が異なる方向、ここでは、直
交する方向に設定されて光学的に等価な集光機能を示す
入射側レンズ65aと結像側レンズ65bと有してい
る。前記稜線66はこれらの光軸φ1,φ2を含む平面上
であって光軸φ1,φ2が交叉する位置にこれらの光軸φ
1,φ2に対して45゜傾けて配設されている。よって、
ルーフプリズムレンズアレイ61としてのアレイ方向は
稜線66に直交する方向に設定されている。前記アパー
チャ部材62,63には前記レンズ部65におけるレン
ズ65a,65bの配列ピッチと等ピッチで開口69,
70が形成されている。
【0041】このような構成において、個々の入射側レ
ンズ65aの光軸はルーフプリズム部68の稜線66を
含みアレイ方向に直交する平面上にあって、原稿面から
の光情報はこの入射側レンズ65aによって平行光とな
り、対応するルーフプリズム部68に入射する。このル
ーフプリズム部68内で2つの平面67により2回反射
された後、稜線66の傾き角(ここでは、45゜)に対
して2倍、即ち、90゜だけ折り曲げられて同一のレン
ズ部65の異なる界面、即ち、結像側レンズ65bから
出射する。この結像側レンズ65bによって結像面上に
集光結像される。この結像側レンズ65bは入射側レン
ズ65aと同じ集光機能を有する光学的に等価なもので
あるので、原稿面上の読取位置と対照的な位置に最適な
結像面を有している。また、このような結像過程におい
て、各ルーフプリズム部68で2回反射されているた
め、結像される像は正立の等倍像となる。この場合、個
々のレンズ65a,65bによる単一の有効読取幅分
は、それらの配列ピッチ分だけシフトしながら互いにオ
ーバラップさせることで必要な有効幅をカバーしてい
る。これにより、個々のレンズ65a,65bの焦点距
離を短くすることができ、結像素子としての小型化に寄
与する。
【0042】上述のごときルーフプリズムアレイの配列
光軸間の谷間にルーフプリズムアレイの屈折率に近い屈
折率を有する透光部材を一体的に設け、或いは、塗布等
して設けることにより、前述のごとき迷光を反射するこ
となく、該迷光を結像レンズに導くことなく除去するこ
とができる。図12は、この谷部を曲線面(R面)41
Rに形成した場合の概略構成図、図13は透光部材41
Sを設けた場合の概略構成図、図14は、粗し面41T
とした場合の概略構成図である。なお、粗し面41Tに
代って光吸収部材を塗布してもよい。このように、谷部
を曲面、透光面、粗し面、吸光面とすることにより、迷
光の除去を行うことができる。
【0043】図15は、上述のごときルーフプリズムア
レイの配列光軸間の谷部近傍を、2つの平面で切り欠
き、プリズムと同等の材質で埋めた構成とし、或いは、
一体形成等で作成し、第1のレンズアレイと第2のレン
ズアレイの前方には、アパーチャアレイを設けた場合の
動作説明をする場合の図で、図15(B)は切欠き面で
反射した光L1の様子を示す断面図、図15(C)は透
過した光L2の様子を示す断面図で、切欠き面を鏡面加
工することにより、反射光をおさえ透過させることも可
能である。
【0044】図15において、アパーチャの高さを低く
した時、隣接プリズムへ入射する光束(破線にて示す)
が現れたとしても、図15(A)に実線で示したよう
に、切欠き面で反射してL1となり、ゴースト光となら
ない。また、切欠き面を鏡面加工することで、図15
(B)に鎖線で示したように、透過(L2)させること
も可能となり、より迷光を押さえることが可能である
(破線は切欠き面を設けない場合の迷光の様子を示
す)。以上のような構成を採用することにより、アパー
チャ形状の設計の自由度が向上し、結像素子の画角が大
きくとることも可能になる。また、アパーチャ開口形状
を大きくとることも可能となり、光利用効率を上げるこ
とも可能となる。
【0045】
【発明の効果】隣接するルーフミラー(又はプリズム)
へ入射し、隣接する結像側レンズを通過する迷光や、同
一レンズ系内でのルーフミラー(又はプリズム)片面で
1回反射による迷光等、従来技術で問題となる迷光を、
アパーチャアレイを設けることによって確実に防止する
ことができる。更には、ルーフミラーアレイ、或いは、
ルーフプリズムアレイの稜線部近傍を平面ないしは曲面
で切り欠き、或いは、粗し面ないしは光吸収部材とする
ことにより、より確実に迷光を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による結像素子の実施例(ルーフミラ
ーを用いた例)を説明するための要部構成図である。
【図2】 図1に示した結像素子の構成を模式的に示し
たものである。
【図3】 アパーチャ部材の動作説明をするための要部
断面図である。
【図4】 図3に示した遮光機能を模式的に示す図であ
る。
【図5】 本発明による結像素子の他の例を説明するた
めの模式図である。
【図6】 本発明による結像素子の他の例を説明するた
めの模式図である。
【図7】 本発明による結像素子の他の実施の例を説明
するための模式図である。
【図8】 本発明による結像素子の他の実施例(ルーフ
プリズムを用いた例)を説明するための要部構成図であ
る。
【図9】 図8に示した結像素子を模式的に示した図で
ある。
【図10】 本発明による結像素子の他の実施例を説明
するための要部構成図である。
【図11】 本発明による結像素子の他の実施例を説明
するための要部構成図である。
【図12】 谷部を曲線面(R面)に形成した場合の概
略構成図である。
【図13】 谷部に透光部材を設けた場合の概略構成図
である。
【図14】 谷部を粗し面とした場合の概略構成図であ
る。
【図15】 ルーフプリズムアレイの配列光軸間の谷部
近傍を、2つの平面で切り欠いた場合の動作説明をする
場合の図である。
【図16】 従来技術による等倍結像用の光学系を説明
するための要部構成図である。
【図17】 特公平5−53245号公報において、従
来例として挙げられた結像素子の一例を示す図である。
【図18】 迷光の発生原因を説明するための図であ
る。
【図19】 特公平5−5324号公報に記載の結像素
子の例を示す図である。
【図20】 図19に示したルーフプリズムアレイの解
決すべき問題点を説明するための概略図である。
【符号の説明】
21…入射側レンズアレイ、22…結像側レンズアレ
イ、23…ルーフミラーアレイ、24…アパーチャ部
材、25,26…レンズ、27…稜線、28,29…反
射面、30…ルーフミラー、31,32…アパーチャ、
41…ルーフプリズムレンズアレイ、42…アパーチャ
部材、43…ルーフプリズムレンズ、44…入光側レン
ズ、45…結像側レンズ、50,51…アパーチャ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三澤 成嘉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 前田 育夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 宇賀 隆人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的に等価な一連のレンズが一列に配
    列されて入射側に位置する第1のレンズアレイと、該第
    1のレンズアレイと光学的に等価に形成されて結像側に
    位置する第2のレンズアレイと、これらのレンズアレイ
    間でこれらのレンズアレイのアレイ方向に直交する稜線
    を前記レンズのピッチと等ピッチで有するルーフミラー
    アレイと、該ルーフミラーアレイと前記第1および第2
    のレンズアレイに対応して配置したアパーチャアレイを
    有することを特徴とする結像素子。
  2. 【請求項2】 前記ルーフミラーアレイの配列光軸間の
    稜線部近傍を1つ以上の平面ないしは曲面で切り欠いた
    形状としたことを特徴とする請求項1に記載の結像素
    子。
  3. 【請求項3】 前記ルーフミラーアレイの配列光軸間の
    稜線部近傍の面を粗し面ないしは光吸収部材としたこと
    を特徴とする請求項1に記載の結像素子。
  4. 【請求項4】 光学的に等価な一連のレンズが一列に配
    列されて入射側に位置する第1のレンズアレイと、該第
    1のレンズアレイと光学的に等価に形成されて結像側に
    位置する第2のレンズアレイと、稜線を形成する互いに
    90°をなす平面を有して前記レンズの双方の光軸を含
    む平面上であって光軸の交叉する位置に前記稜線が配置
    されたルーフプリズムを前記レンズのピッチと等ピッチ
    で有するルーフプリズムアレイと、該ルーフプリズムア
    レイと前記第1および第2のレンズアレイに対応して配
    置したアパーチャアレイを有することを特徴とする結像
    素子。
  5. 【請求項5】 光学的に等価な入射側レンズ部と結像側
    レンズ部と稜線を形成する互いに90°をなす平面を有
    して前記レンズ部の双方の光軸を含む平面上であって光
    軸の交叉する位置に前記稜線が配置されたルーフプリズ
    ム部とを一体としたルーフプリズムレンズとから成り、
    該ルーフプリズムレンズを前記稜線に直交する方向に一
    体として一列に配列させたルーフプリズムレンズアレイ
    と、該ルーフプリズムレンズアレイの入射側レンズ部と
    結像側レンズ部の前面にアパーチャを配置したアパーチ
    ャアレイを有することを特徴とする結像素子。
  6. 【請求項6】 前記ルーフプリズムレンズアレイの配列
    光軸間の谷部近傍を1つ以上の平面ないしは曲面に形成
    したことを特徴とする請求項4又は5に記載の結像素
    子。
  7. 【請求項7】 前記ルーフプリズムレンズアレイの配列
    光軸間の谷部近傍の面を粗し面ないしは光吸収部材とし
    たことを特徴とする請求項4又は5に記載の結像素子。
  8. 【請求項8】 前記ルーフプリズムレンズアレイの配列
    光軸間の谷部の少なくとも一部に、あるレンズ部から入
    射して該レンズ部に対応するルーフプリズム部で反射し
    た光束が隣接した結像系から出射する光束を低減させる
    ために、前記ルーフプリズム部の屈折率とほぼ同じ屈折
    率を有する透過部材を充填したことを特徴とする請求項
    4又は5に記載の結像素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002350604A (ja) * 2001-03-21 2002-12-04 Ricoh Co Ltd 結像素子アレイおよび光書込ユニットおよび画像形成装置

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