JP2002350604A - 結像素子アレイおよび光書込ユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

結像素子アレイおよび光書込ユニットおよび画像形成装置

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JP2002350604A JP2001155422A JP2001155422A JP2002350604A JP 2002350604 A JP2002350604 A JP 2002350604A JP 2001155422 A JP2001155422 A JP 2001155422A JP 2001155422 A JP2001155422 A JP 2001155422A JP 2002350604 A JP2002350604 A JP 2002350604A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ゴースト光の影響を有効に軽減した結像素子ア
レイを実現する。 【解決手段】三角柱状をなす透明体の1つの柱面にレン
ズ面1−1、1−2、・・を1列に配列形成して第1の
レンズアレイとし、別の柱面にレンズ面2−1、2−
2、・・を配列形成して第2のレンズアレイとし、残る
柱面にルーフプリズム3−1、3−2、・・を形成して
ルーフプリズムアレイとし、各レンズ面対間に、第1お
よび第2のレンズアレイにより挟まれる三角柱の稜から
ルーフプリズムアレイの形成された面へ向って切れ込む
ように断面矩形形状のスリットSLを形成し、各スリッ
トの底部とルーフプリズムの稜線との距離:D、レンズ
面対の間隔:P、スリットの幅:Wが、条件:P/2<
D<P/2+0.7√(W)を満足するようにし、スリ
ット壁面における内部反射を低減する処置を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、結像素子アレイ
および光書込ユニットおよび画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】結像素子アレイは、結像機能を持つ光学
素子を1列に配列一体化したものとして知られ、従来か
ら、棒状の屈折率分布レンズ(ロッドレンズ)を配列し
たもの(ロッドレンズアレイ)や、「レンズとルーフミ
ラーの組合せによる結像素子」を配列したもの等が知ら
れている。
【0003】図1に示すのは「三角柱状をなす透明体の
1つの柱面に、光学的に等価なレンズ面1−1、1−
2、1−3、・・を柱芯方向(三角柱の柱としての長手
方向)へ1列に配列形成して第1のレンズアレイとし、
別の1つの柱面に、光学的に等価なレンズ面2−1,2
−2,2−3、・・を、第1のレンズアレイの各レンズ
面1−1等と対応させて柱芯方向へ配列形成して第2の
レンズアレイとし、残る1つの柱面に、互いに等価なル
ーフプリズム3−1、3−2、3−3・・を、その稜線
を柱心方向に直交させて柱芯方向へ、第1および第2の
レンズアレイの各レンズ面と対応的に形成してルーフプ
リズムアレイとし、第1および第2のレンズアレイとル
ーフプリズムアレイの、各々対応するレンズとルーフプ
リズムを1単位の結像素子とし、複数単位の結像素子が
柱芯方向へアレイ配列するようにしてなる結像素子アレ
イ」である。
【0004】図1の結像素子アレイの場合、n=1、
2、3、・・として、レンズ面1−n、2−nとルーフ
プリズム3−nとが「1単位の結像素子」をなす。各単位
の結像素子において、光は、第1のレンズアレイのレン
ズ面1−nから入射し、ルーフプリズム3−nで反射さ
れ、第2のレンズアレイのレンズ面2−nから射出す
る。そして、レンズ面1−nと2−nとの合成の結像作
用により結像する。
【0005】一般に、図1に示すような結像素子アレイ
にはゴースト光、即ち「本来結像すべきでない位置に集
光する光」が存在する不具合がある。この「ゴースト
光」を、図2を参照して説明する。結像素子アレイは、
実際には図1に示したように3次元的な構造を持つが、
図2においては説明の都合上、入射側のレンズアレイ
(第1のレンズアレイ)と射出側のレンズアレイ(第2
のレンズアレイ)とを仮想的に重ね合せ、入射する光が
「ルーフプリズムアレイで180度折り曲げられ、入射
方向に向かって射出する」ような光路を取るように描い
てある。
【0006】図2において「レンズA」とあるのは、第
1のレンズアレイのレンズ面1−nと、第2のレンズア
レイのレンズ面2−nとを重ね合せたものを示し、「レ
ンズB」とあるのは、レンズ面1−n、2−nの各同じ
側(右側)に隣接する2面のレンズ面を重ね合わせたもの
を示す。
【0007】ゴースト光の光路には、図2(a)、(b)
に示す2通りの光路が考えられる。図2(a)に示すの
は、レンズAから入射した光が、レンズAに対応するル
ーフプリズムAに入射せず、隣接するルーフプリズムB
に入射して反射され、レンズBから射出してゴースト光
となる場合である。
【0008】図2(b)に示すのは、レンズAから入射
し、レンズAに対応するルーフプリズムAに入射する
が、反射された光がレンズAに隣接するレンズBから射
出してゴースト光となる場合である。これら図2(a)、
(b)に示すゴースト光は「本来結像すべきでない位
置」に結像し、結像素子アレイの結像性能を劣化させ
る。
【0009】この問題に対処する方策として、特公平5
−53245号公報は、図3(a)に示すように、入射
側の各レンズ面間と各ルーフプリズム間に溝状の「スリ
ットSL」を形成し、入射側の任意のレンズ面から入射
した光が隣接する(射出側)レンズ面に向う光路を遮る
方法を開示している。
【0010】図3の結像素子アレイでは、入射側のレン
ズ面相互はスリットにより分離されているので、図2
(a)に示したゴースト光は防止できる。しかし、図3
(b)に示すように、射出側のレンズ面間には「スリッ
トSLの形成されていない幅:t(スリット部における
結像素子アレイの肉厚)の領域」があるので、この部分
に入射する光の通過は防ぐことができない。このため、
図2(b)に示すゴースト光を完全に防止することはで
きない。
【0011】また、上記特公平5−53245公報の結
像素子アレイは、スリットの壁面には何の処理も施され
ていない。図2に倣って描かれた図4に示すように、レ
ンズA(入射側)が光源(発光位置)の正面にあると
き、換言すれば、光源がレンズA(入射側)の光軸近傍
にあるときには、レンズAに入射する光は、レンズAに
対応するルーフプリズムAにより反射され、レンズA
(射出側)から射出するので問題はないが、例えば、上
記光源から出てレンズAに隣接するレンズB(入射側)
に入射する光の光路のうちには、ルーフプリズムBには
直接入射せず、もしくは直接入射したとしてもその後
で、スリットSLの壁面に当る光路が存在する。
【0012】このようにスリットの壁面に当った光は、
壁面に何らの処理をしていないと、スリットSLの壁面
で反射し、レンズB(射出側)を抜け、ゴースト光とし
て本来の結像位置でない位置に集光してしまう。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この発明はゴースト光
の影響を有効に軽減した結像素子アレイの実現を課題と
する。この発明はまた、ゴースト光の影響を有効に軽減
した結像素子アレイを用いる光書込ユニットの実現、さ
らにはこの光書込ユニットを用いる画像形成装置の実現
を課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の結像素子アレ
イは「三角柱状をなす透明体の1つの柱面に、光学的に
等価なレンズ面を柱芯方向へ1列に配列形成して第1の
レンズアレイとし、別の1つの柱面に、光学的に等価な
レンズ面を、第1のレンズアレイの各レンズ面と対応さ
せて柱芯方向へ配列形成して第2のレンズアレイとし、
残る1つの柱面に、互いに等価なルーフプリズムを、そ
の稜線を柱心方向に直交させて柱芯方向へ、第1および
第2のレンズアレイの各レンズ面と対応的に形成してル
ーフプリズムアレイとし、第1および第2のレンズアレ
イとルーフプリズムアレイの、各々対応するレンズ面と
ルーフプリズムとを1単位の結像素子とし、複数単位の
結像素子が柱芯方向へアレイ配列するようにしてなる結
像素子アレイ」である。
【0015】このように、この発明の結像素子アレイは
大まかな形態としては「三角柱状」である。この三角柱
における各稜部は、面取りされていても良いし、滑らか
に丸められていてもよい。
【0016】「柱芯方向」とは三角柱の中心軸の方向で
ある。請求項1記載の結像素子アレイは以下の点を特徴
とする。即ち、各結像素子単位のレンズ面対(第1およ
び第2のレンズアレイの、互いに対応するレンズ面の
対)を互いに分離するため、各レンズ面対間に、第1お
よび第2のレンズアレイにより挟まれる三角柱の稜(面
取りされていても良いし、丸められていても良い)から
ルーフプリズムアレイの形成された面へ向って、柱芯方
向に直交的に切れ込むように「断面矩形形状のスリッ
ト」が形成される。
【0017】各スリットの底部とルーフプリズムの稜線
との距離:D、レンズ面対の間隔:P、スリットの幅:
Wが、条件: P/2<D<P/2+0.7√(W) (1) を満足する。そして、スリット壁面には「スリット壁面
における内部反射を低減する処置」が施されている。
【0018】「内部反射を低減する処置」は、各スリッ
トの壁面に施された光吸収処置でも良いし(請求項
2)、各スリットの壁面に施された「光拡散処置」でも
良い(請求項3)。
【0019】上記請求項1または2または3記載の結像
素子アレイにおいて、スリット幅:Wは、レンズ面対の
間隔:Pに対して、条件: W<0.2P (2) を満足することが好ましい(請求項4)。
【0020】この場合、第1および第2のレンズアレイ
における各レンズ面の「柱芯方向に直交する方向のレン
ズ径:APy」は、レンズ面対の間隔:P、光源から入
射側のレンズアレイまでの距離:L1に対して 0.8P<APy<0.2L1 (3) の範囲に設定するのが良い(請求項5)。
【0021】上記請求項1〜5の任意の1に記載の結像
素子アレイの「ルーフプリズムアレイにおける各ルーフ
プリズムの連結部」は、平坦な面とすることができる
(請求項6)。上記請求項1〜6の任意の1に記載の結
像素子アレイは「樹脂材料により一体成形されたもの」
とすることができる(請求項7)。
【0022】この発明の「光書込ユニット」は、発光部
アレイと、結像素子アレイとを有する(請求項8)。
「発光部アレイ」は、微小な発光部をアレイ配列してな
る。
【0023】発光部アレイとしては、例えば、LEDが
1方向に等間隔で一列に並んだLEDアレイ(1インチ
当り300個のLEDが並んだ300dpiのLEDア
レイや、600dpiのLEDアレイが良く知られてい
る)や、有機EL素子を用いたELアレイ等があり、微
小な光源部を、一列もしくは複数列に配列することがで
きる。また、別の形態の発光部アレイとして「ハロゲン
光源と、その前方に各画素毎に開閉制御できるシャッタ
アレイを配置した光シャッタアレイ」を用いることもで
きる。
【0024】「結像素子アレイ」は、発光素子アレイの
各発光部からの光を書込み面上に結像させる結像光学系
で、請求項1〜7の任意の1に記載のものが用いられ
る。
【0025】この発明の画像形成装置は、感光媒体に光
書込ユニットによる画像書込みを行い、画像形成する画
像形成装置であって、光書込ユニットとして請求項8記
載のものを用いることを特徴とする(請求項9)。感光
媒体としては、銀塩フィルムや「光書込みにより発色す
る発色印画紙」、光導電性の感光体等を用いることがで
きる。
【0026】請求項10記載の結像素子アレイは「三角
柱状をなす透明体の1つの柱面に、光学的に等価なレン
ズ面を柱芯方向へ1列に配列形成して第1のレンズアレ
イとし、別の1つの柱面に光学的に等価なレンズ面を、
第1のレンズアレイの各レンズ面と対応させて上記柱芯
方向に配列形成して第2のレンズアレイとし、残る1つ
の柱面に、互いに等価なルーフプリズムを、その稜線を
柱心方向に直交させて柱芯方向へ、第1および第2のレ
ンズアレイの各レンズ面と対応的に形成してルーフプリ
ズムアレイとし、第1および第2のレンズアレイとルー
フプリズムアレイの、各々対応するレンズ面とルーフプ
リズムを1単位の結像素子として、複数単位の結像素子
が柱芯方向へアレイ配列するようにしてなる結像素子ア
レイにおいて、結像素子単位間のレンズ面対を互いに分
離するため、各レンズ面対間に、第1および第2のレン
ズアレイにより挟まれる三角柱の稜からルーフプリズム
アレイの形成された面へ向って、柱芯方向に直交的に切
れ込むように断面矩形形状のスリットを形成し、各スリ
ットの底部とルーフプリズムの稜線との距離:D、レン
ズ面対の間隔:P、スリットの幅:Wが、条件: P/2<D<P/2+0.7√(W) (1) を満足するようにし、各スリット壁面における内部反射
を低減する処置を施し、且つ、第1のレンズアレイの形
成された面および/または第2のレンズアレイが形成さ
れた面とルーフプリズムアレイの形成された面とのコー
ナー部に、機械的強度を確保するためのリブを、柱芯方
向に形成したことを特徴とする。
【0027】請求項11記載の結像素子アレイは「三角
柱状をなす透明体の1つの柱面に、光学的に等価なレン
ズ面を柱芯方向へ1列に配列形成して第1のレンズアレ
イとし、別の1つの柱面に光学的に等価なレンズ面を、
第1のレンズアレイの各レンズ面と対応させて柱芯方向
に配列形成して第2のレンズアレイとし、残る1つの柱
面に、互いに等価なルーフプリズムを、その稜線を柱心
方向に直交させて柱芯方向へ、第1および第2のレンズ
アレイの各レンズ面と対応的に形成してルーフプリズム
アレイとし、第1および第2のレンズアレイとルーフプ
リズムアレイの、各々対応するレンズ面とルーフプリズ
ムを1単位の結像素子として、複数単位の結像素子が柱
芯方向へアレイ配列するようにしてなる結像素子アレイ
において、結像素子単位間のレンズ面対を互いに分離す
るため、各レンズ面対間に、第1および第2のレンズア
レイにより挟まれる三角柱の稜からルーフプリズムアレ
イの形成された面へ向って、柱芯方向に直交的に切れ込
むように断面矩形形状のスリットを形成し、各スリット
の底部とルーフプリズムの稜線との距離:D、レンズ面
対の間隔:P、スリットの幅:Wが、条件: P/2<D<P/2+0.7√(W) (1) を満足するようにし、各スリット壁面における内部反射
を低減する処置を施し、且つ、第1のレンズアレイの形
成された面および/または第2のレンズアレイの形成さ
れた面の、レンズ面以外の部分に、光吸収処理および/
または光散乱処理を施してなることを特徴とする。
【0028】この請求項11記載の結像素子アレイにお
いて「第1のレンズアレイの形成された面および/また
は第2のレンズアレイが形成された面とルーフプリズム
アレイの形成された面とのコーナー部に、機械的強度を
確保するためのリブを柱芯方向に形成」することができ
る(請求項12)。
【0029】即ち、前述した請求項1〜7記載の結像素
子アレイにおいては、三角柱における各稜部は「面取
り」されていても良いし「滑らかに丸め」られていても
よいのであるが、上記請求項10、12記載の結像素子
アレイのように、三角柱の稜部のうち、ルーフプリズム
アレイの形成された面と(第1および/または第2の)
レンズアレイの形成された面とのなす稜部、即ち、これ
らの面のなすコーナー部に「結像素子アレイの機械的強
度(物理的強度)を確保するためのリブ」を形成するこ
ともできる。
【0030】また、請求項11、12記載の結像素子ア
レイのように、第1のレンズアレイの形成された面およ
び/または第2のレンズアレイの形成された面の、レン
ズ面以外の部分に、光吸収処理および/または光散乱処
理を施すことにより、上記レンズ面以外の部分を通る光
がフレア光として本来の結像に影響するのを有効に軽減
もしくは防止することができる。
【0031】勿論、請求項10〜12の任意の1に記載
の結像素子アレイにおいても、内部反射を低減する処置
として「各スリットの壁面に光吸収処置を施す」こと
も、「各スリットの壁面に光拡散処置を施す」こともで
き、スリットの幅:Wが、レンズ面対の間隔:Pに対し
て、条件: W<0.2P (2) を満足することが好ましく、この場合、第1および第2
のレンズアレイにおける各レンズ面の、柱芯方向に直交
する方向のレンズ径:APyを、レンズ面対の間隔:
P、光源から入射側のレンズアレイまでの距離:L1に
対して、 0.8P<APy<0.2L1 (3) の範囲に設定するのが良い。
【0032】請求項10〜12の任意の1に記載の結像
素子アレイにおいても「ルーフプリズムアレイにおける
各ルーフプリズムの連結部を平坦な面とする」ことがで
き、樹脂材料による一体成形で形成することができる。
【0033】微小な発光部をアレイ配列してなる発光部
アレイと、この発光部アレイからの光を書込み面上に結
像させる結像素子アレイとを有する光書込ユニットにお
いて、結像素子アレイとして請求項10〜12の任意の
1に記載のものを用いることができ、このような光書込
ユニットを用いて、感光媒体に画像書込みを行い、画像
形成する画像形成装置を構成することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を説明する。図
5は、結像素子アレイの実施の形態を説明するための図
である。繁雑を避けるため、混同の虞がないと思われる
ものについては、図1、図3におけると同一の符号を用
いた。
【0035】図5の(a)は結像素子アレイの部分斜視
図、(b)は側面図、(c)は入射側のレンズアレイか
ら見た正面図である。特公平5−53245号公報記載
の結像素子アレイでは、図3に即して説明したように、
入射側のレンズアレイとルーフプリズムアレイとで挟ま
れる稜部から射出側のレンズアレイが形成された柱面に
向って切れこむようにスリットSLを形成しているが、
この発明の結像素子アレイでは、図5(a)に示すよう
に、各結像素子単位のレンズ面対を互いに分離するため
の「断面矩形形状のスリットSL」が各レンズ面対間
に、第1のレンズアレイ(入射側のレンズ面1−1、1
−2、・・のアレイ)および第2のレンズアレイ(射出
側のレンズ面2−1、2−2、・・のアレイ)により挟
まれる三角柱の稜から、ルーフプリズムアレイの形成さ
れた面へ向って、柱芯方向に直交的に切れ込むように形
成されている。
【0036】各スリットSLの底部(底面)とルーフプ
リズムの稜線との距離:D(図5の(b)参照)、レン
ズ面対の間隔:P、スリットの幅:W(同図(c)参
照)は、条件: P/2<D<P/2+0.7√(W) (1) を満足するように設定される。
【0037】形成されたスリットSLの壁面は「反射を
抑える処置」を施されている。上記結像素子アレイは
「一体成形法」により製作することができる。
【0038】図3に示した「従来の結像素子アレイ」で
は、図3(b)における距離:L3(入射光束の主光線
がルーフプリズム3−1で反射されたのち、射出側のレ
ンズ面から射出するまでの光路長)が短い場合には、相
対的にスリットの形成されない領域幅:tも小さくなる
必要があり、結像素子アレイの強度の面で問題がある
が、図5に示す「この発明の結像素子アレイ」では、図
5(b)に示す距離:L2、L3の如何に係わらず、各
スリットSLの底部とルーフプリズムの稜線との距離:
Dの値を変える必要がないので、結合素子アレイの強度
上有利である。
【0039】各スリットSLの壁面は「反射を抑える処
置」を施されているので、壁面での反射光の影響はない
が、図2に倣って描かれた図6に示すように、発光位置
から出てレンズBに入射し、対応するルーフプリズムB
で反射され「スリット底面とルーフプリズムの谷底の部
分」との間を通り、レンズAから射出する光と、レンズ
Bに入射し「スリット底面とルーフプリズムの谷底の
間」の部分を抜け、ルーフプリズムCで反射されてレン
ズCから射出する光がゴースト光として作用する場合が
ある。
【0040】発明者らは、画像形成装置を用い、図6に
示す種類のゴースト光が「正規の結像光に対し、積分光
量比で5〜6%程度まで」であれば、画像上に影響がな
いことを確認した。
【0041】そこで、スリットの形状をパラメータとし
て変化させてシミュレーションを行い、上記積分光量比
が許容範囲を満たすためのスリットの形状を求めた。ス
リットの形状とゴースト光との関係に関するシミュレー
ション結果を図7に示す。光源としてはLEDを想定し
「ランバート分布に従う発光源」としてシミュレーショ
ンを行った。
【0042】シミュレーションは、図5(b)、(c)
に示す各種のパラメータ:L1(光源から入射側レンズ
アレイのレンズ面に至る距離)、L2(入射側のレンズ
面とルーフミラープリズムの稜線との間の光軸上の距
離)、L3(射出側のレンズ面とルーフプリズムの稜線
との光軸上の距離)、L4(射出側レンズアレイのレン
ズ面から像面までの距離)、P(各結像素子におけるレ
ンズ面対の間隔)、APx(入射側および射出側のレン
ズ面の、柱芯方向のレンズ径)、APy(入射側および
射出側のレンズ面の、柱芯に直交する方向のレンズ径)
を以下の値に設定して行った。
【0043】シミュレーションのパラメータ L1,L4 8mm L2,L3 1.45mm P 0.8mm APx 0.7mm APy 1.0mm また、入射像に対して射出像が1.025倍となるよう
に、各レンズ面の曲率:Rを最適化した。
【0044】図7に、スリットの幅:Wを、0.5、
1.0、2.0、3.0mmとしたときの、積分光量比
(縦軸)と距離:D(スリットの底面からプリズムの稜
線までの距離)の関係を示す。
【0045】図6に示す種類のゴースト光が画像に影響
しない条件は「正規の結像光に対し、積分光量比で5〜
6%程度まで」であるから、積分光量比が約6%となる
上記距離:Dを求める。積分光量比を6%とすると、W
=0.5mmのときD=0.56mm、W=1.0mm
のときD=0.62mm、W=2.0mmのときD=
0.72mm、W=3.0mmのときD=0.79mm
であるので、スリットの幅:Wが、これらの値以下なら
ば、結像素子アレイとして十分な性能を得ることができ
る。
【0046】図7から、距離:Dとスリットの幅:Wの
関係を求めると、次式の如くなる。
【0047】 D<P/2+0.7×√W (1A) 従って、スリットの形状(幅:W、距離:D)が、この
式を満足すれば、ゴースト光の影響を除去できる。
【0048】式(1A)は、シミュレーションのパラメ
ータを変えても成立つことを確認した。一例として、上
記パラメータにおいてP=1.0mm、W=0.1mm
(APx=0.9mm)に変えた場合、D=0.7mm
のときの積分光量比は4%(画像にゴースト光が影響し
ない)、D=0.80mmのときは9%(画像にゴース
ト光が影響する)となる。
【0049】別の例として、上記パラメータにおいてL
1、L4を10mm、W=0.1mmに変えた場合、積
分光量比は、D=0.6mmのとき4%(画像にゴース
ト光が影響しない)、D=0.65mmのとき7%(画
像にゴースト光が影響する)となる。
【0050】従って、これらの場合にも「上記式(1
A)が、図6に示す種類のゴースト光が画像に影響しな
い条件を適切に与える」ことが確かめられた。
【0051】即ち、上記式(1A)を満足するスリット
を形成することにより、十分な性能の結像素子アレイを
実現できる。距離:Dが小さくなり、D=P/2となる
と、結像素子アレイは、個々の結像素子単位に分離して
しまい、結像素子アレイとして一体的に形成することが
できない。従って、距離:Dが満足する条件は、前記式
(1)、即ち、 P/2<D<P/2+0.7×√W (1) であることになる。
【0052】結像素子アレイにスリットSLを形成した
のみでは、スリットSLの壁面に当る光の殆どが壁面で
全反射してしまう。この発明の結像素子アレイではスリ
ットの壁面に「反射を抑える処置」を施すことにより、
スリット壁面での全反射光がゴースト光として作用する
のを有効に軽減もしくは防止する。
【0053】「反射を抑える処置」としては種々の方法
が考えられるが、図8(a)に示すようにスリットSL
の壁面全体に黒もしくは、それに準ずる色の塗料を塗布
する「光吸収処置」が好適である。黒い物質は、可視光
領域の光を吸収するが、結像素子アレイ用の光源として
一般的に用いられるLEDは放射光が可視光であるの
で、スリットSLの壁面に当る光は、図8(a)に示す
如く「吸収膜8の塗料」に吸収され、壁面での反射は抑
制される。
【0054】また、別の例として、壁面に塗布するので
はなく「スリット間に黒もしくはそれに準ずる色の部
材、例えばシリコーンゴム等を挿入する」ことで壁面で
の反射を低減させることも可能である。スリット間に上
記部材を挿入する場合は、結像素子アレイのスリットの
面と部材の面との境界を密着させる必要がある。
【0055】スリットの壁面での内部反射を抑える方法
として、壁面で吸収させる代わりに図8(b)に示すよ
うに「壁面を粗く」してもよい。スリットSLの壁面を
粗い面とすると、壁面に当った光は乱反射し、正反射す
る光を低減させる。乱反射光の殆どは結像素子アレイ内
部へ反射されたり、スリットSLの壁面からスリット間
へ散乱されるので「レンズ面から射出してゴースト光と
なる」ものは少ない。
【0056】また、スリットの壁面を粗面とすると共
に、前記「光吸収処置」を施すことにより、スリット壁
面での内部反射を更に有効に低減することも可能であ
る。
【0057】図9は「スリットの幅:Wと結像光の積分
光量との関係」を示す。縦軸は結像光の積分光量、横軸
はスリットの幅:Wを示す。図9から分かるように、ス
リットの幅:Wが大きくなるに連れ、結像光の積分光量
は徐々に減少する。従って、十分な積分光量を得る為に
はスリットの幅が狭い方がよい。
【0058】式(1)とともに、式(2)即ち、 W<0.2P (2) を満足させると、スリットを入れても「スリットを入れ
なかったときの約7割以上の積分光量」を確保できる。
【0059】(2)式に従って、スリットの幅:Wを決
定すると、レンズ面の配列方向におけるレンズ径:AP
xは以下のようになる。
【0060】APx=P−W≧0.8×P このとき、配列方向と直交する方向のレンズ径:APy
は特に規制されるものではないが、結像素子アレイとし
て十分な光量を確保するためには「APyはAPxより
も大きい」ことが望ましい。即ち、 APy>APx しかし、レンズの性能面から見て、レンズ径:APyを
広げすぎると、結像位置におけるビームスポット像が大
きくなり、結像力が低下してしまう。レンズ径:APy
の値を、条件: APy<0.2×L1 を満足するように規制すれば、レンズ面配列方向のビー
ムスポット径に対して、この方向に直交する方向のビー
ムスポット径の大きさを1.5倍以下に抑えることがで
きる。上記ビームスポット径は「ビームスポットの最大
光強度を1としたとき、1/eの光強度におけるビー
ムスポット幅」で定義されるものである。発明者らは、
ビームスポット径の上記比率は画像形成装置で画像を出
力した場合において、画質に影響しないことを確認し
た。
【0061】即ち、以上の関係から、結像素子アレイと
して、APyは以下の式: 0.8P<APy<0.2L1 (3) を満足することがより好ましい。
【0062】この発明の結像素子アレイのように、第1
および第2のレンズアレイにおける各レンズ面対間にス
リットを形成する構成では、図10(a)に示すよう
に、スリットの形成された部分で「結像素子アレイの肉
厚:t」が薄くなるが、図10(b)に示すように、
スリットSLの底面の裏側にあるルーフプリズムアレイ
の谷の部分3−10A(ルーフプリズムの連結部)を
「平坦に底上げ」することにより、結像光には影響を及
ぼさずにスリット部の肉厚:t’を厚くできる。
【0063】また、ゴースト光の多くはルーフプリズム
アレイの谷底部分(稜線と稜線の中間部分)の近傍にお
いて反射されるので、図10(b)の如き底上げ形態を
実施することにより、ゴースト光をさらに低減させるこ
ともできる。
【0064】たとえば、前述の「シミュレーションのパ
ラメータ」の条件下で、D=0.6mm、W=0.1m
mとして、上記「谷部の底上げ」をしないとき、積分光
量比は5%であったが、ルーフプリズムの谷底から0.
05mmの底上げを行うことにより、正規の結合光は殆
ど変わらずに積分光量比を1%まで低下させることがで
きた。ただし「平坦に底上げ」することにより、図10
(b)に示すように「底上げで形成された平坦な面3−1
0A」で反射光が発生することがあるため、底上げした
平坦な面には「吸収膜を塗布したり面を粗くするなど、
反射率を低減させる処置」を施すことが好ましい。
【0065】さらに、底上げした平坦な面を、図10
(c)に示すように、2つの平面3−11A、3−12
Aで互いにテーパを持たせて形成することにより、(矢
印で示すように)平面3―11A、3−12Aでの反射
光を結像素子アレイの外へ逃がすことも可能である。
【0066】なお、上記の「底上げ」を行う場合、底上
げされた平坦部の「ルーフプリズム配列方向の幅(図1
0(c)のように、平坦部がテーパを成す場合には、平
坦部の最小幅)」をKとすると、前述の距離:Dの下限
値を「(P―K)/2」まで小さくすることができる。
K≦Wとすると、上記下限値を「(P―W)/2」まで
小さくすることができる。
【0067】図11は、従来から知られた「結像素子ア
レイを用いる光書込ユニット」を示している。図11の
光書込ユニットは、発光部アレイ110として「LED
アレイ」、結像素子アレイ120として「ロッドレンズ
アレイ」を用いている。
【0068】LEDアレイ110は、LED111Aを
多数、1方向に等間隔で一列に配列し、駆動ドライバ1
11Bにより各LED111Aの点滅を制御するように
したものであり、現在良く用いられているものとして、
1インチ当り300個のLEDが並んだ300dpiの
LEDアレイや600dpiのLEDアレイがある。
【0069】また、ロッドレンズアレイ120は、図1
1(c)に示すように、屈折率分布型のロッドレンズ1
20Aを「俵積み状態にアレイ配列し、隙間に不透明部
材120Bを充填し、側板120Cで一体化した」もの
である。
【0070】図11の光書込ユニットは、LEDアレイ
110とロッドレンズアレイ120とを、図11(b)
に示すように保持具131、132で保持し、全体を固
定部材130により一体的に固定してユニットとしたも
のである。このような光書込ユニットでは、ロットレン
ズの整列のばらつきで「結像光の位置や大きさがばらつ
く」ことが知られている。
【0071】図12は「光書込ユニット」の実施の1形
態を示している。発光部アレイは、図11に即して説明
したLEDアレイ110であり、結像素子アレイ200
は、図5や図10に即して説明した「この発明の結像素
子アレイ」である。図12の図面に直交する方向が、結
像素子アレイ200の「柱芯方向」で、LEDアレイ1
10の各LEDも図面に直交する方向に配列されてい
る。
【0072】LEDアレイ110は、断面L字上の保持
部材350に嵌装固定される。結像素子アレイ200は
支持部材300に一体的に支持される。支持部材300
は、保持部材350に図の如く係合され、保持具360
により保持部材350に固定される。
【0073】この発明の結像素子アレイ200は一体物
であるのでロットレンズアレイより結像性能が良く、ゴ
ースト光の影響のない良好な光書込ユニットを実現でき
る。前述したように、発光部アレイとしては、LEDア
レイ110の他に、有機EL素子を用いたELアレイや
「ハロゲン光源と、その前方に各画素毎に開閉制御でき
るシャッタアレイを配置した光シャッタアレイ」を用い
ることもできる。
【0074】図13に画像形成装置の実施の1形態を示
す。この画像形成装置は、「感光媒体」としての光導電
性の感光体500の周りに、帯電ユニット510、光書
込ユニット520、現像ユニット530、転写ユニット
540、クリーニングユニット560等を有し、帯電ユ
ニット510で帯電させた感光体500に光書込ユニッ
ト520で画像を書込んで静電潜像を形成し、静電潜像
を現像ユニット530で現像してトナー画像を得、この
トナー画像を転写ユニット540により記録紙S(図の
左方へ搬送される)上に転写し、定着ユニット550に
より記録紙S上に定着する。
【0075】光書込ユニット520として、この発明の
光書込ユニット(例えば、図12に示すもの)を用いる
ことにより、画像の濃度むらが十分に低減された良好な
画像を得ることができる。
【0076】図14に示す結像素子アレイ10Aは、請
求項10記載の結像素子アレイの実施の1形態である。
繁雑を避けるため、混同の虞がないと思われるものにつ
いては、図5におけると同一の符号を付した。結像素子
アレイ10Aは、三角柱状をなす透明体の1つの柱面
に、光学的に等価なレンズ面1−n(n=1、2、・
・)を柱芯方向へ1列に配列形成して第1のレンズアレ
イとし、別の1つの柱面に光学的に等価なレンズ面2−
n(n=1、2、・・)を、第1のレンズアレイの各レ
ンズ面1−nと対応させて柱芯方向(図面に直交する方
向)に配列形成して第2のレンズアレイとし、残る1つ
の柱面に、互いに等価なルーフプリズム3−n(n=
1、2、・・)を、その稜線を柱心方向に直交させて柱
芯方向へ、第1および第2のレンズアレイの各レンズ面
1−n、2−nと対応的に形成してルーフプリズムアレ
イとし、第1および第2のレンズアレイとルーフプリズ
ムアレイの、各々対応するレンズ面とルーフプリズムを
1単位の結像素子として、複数単位の結像素子が柱芯方
向へアレイ配列するようにしてなる結像素子アレイにお
いて、結像素子単位間のレンズ面対を互いに分離するた
め、各レンズ面対間に、第1および第2のレンズアレイ
により挟まれる三角柱の稜からルーフプリズムアレイの
形成された面へ向って、柱芯方向に直交的に切れ込むよ
うに断面矩形形状のスリットを形成し、各スリットの底
部とルーフプリズムの稜線との距離:D、レンズ面対の
間隔:P、スリットの幅:Wが、条件: P/2<D<P/2+0.7√(W) (1) を満足するようにし、各スリット壁面における内部反射
を低減する処置を施し、且つ、第1のレンズアレイの形
成された面および第2のレンズアレイが形成された面と
ルーフプリズムアレイの形成された面とのコーナー部C
N1、CN2に、機械的強度を確保するためのリブ10
L1、10L2を、柱芯方向に形成したものである。
【0077】図15の結像素子アレイ10Bも、請求項
10記載の結像素子アレイの実施の1形態である。この
図においても、繁雑を避けるため、混同の虞がないと思
われるものについては、図5におけると同一の符号を付
した。結像素子アレイ10Bは、三角柱状をなす透明体
の1つの柱面に、光学的に等価なレンズ面1−n(n=
1、2、・・)を柱芯方向へ1列に配列形成して第1の
レンズアレイとし、別の1つの柱面に光学的に等価なレ
ンズ面2−n(n=1、2、・・)を、第1のレンズア
レイの各レンズ面1−nと対応させて柱芯方向(図面に
直交する方向)に配列形成して第2のレンズアレイと
し、残る1つの柱面に、互いに等価なルーフプリズム3
−n(n=1、2、・・)を、その稜線を柱心方向に直
交させて柱芯方向へ、第1および第2のレンズアレイの
各レンズ面1−n、2−nと対応的に形成してルーフプ
リズムアレイとし、第1および第2のレンズアレイとル
ーフプリズムアレイの、各々対応するレンズ面とルーフ
プリズムを1単位の結像素子として、複数単位の結像素
子が柱芯方向へアレイ配列するようにしてなる結像素子
アレイにおいて、結像素子単位間のレンズ面対を互いに
分離するため、各レンズ面対間に、第1および第2のレ
ンズアレイにより挟まれる三角柱の稜からルーフプリズ
ムアレイの形成された面へ向って、柱芯方向に直交的に
切れ込むように断面矩形形状のスリットを形成し、各ス
リットの底部とルーフプリズムの稜線との距離:D、レ
ンズ面対の間隔:P、スリットの幅:Wが、条件: P/2<D<P/2+0.7√(W) (1) を満足するようにし、各スリット壁面における内部反射
を低減する処置を施し、且つ、第1のレンズアレイの形
成された面および第2のレンズアレイが形成された面と
ルーフプリズムアレイの形成された面とのコーナー部C
N3、CN4に、機械的強度を確保するためのリブ10
L3、10L4を、柱芯方向に形成したものである。
【0078】これら、結像素子アレイ10A、10Bに
おける上記リブ10L1、10L2、10L3、10L
4は、図14、図15の図面に直交する方向へ、結像素
子アレイの「単位の結像素子」の配列方向にわたって一
体に形成され、結像素子アレイ10A、10Bの機械的
強度(物理的強度)を確保する。
【0079】リブ10L1、10L2のうちの一方、リ
ブ10L3、10L4のうちの一方は、省略しても良
い。
【0080】結像素子アレイ10A、10Bにおける
「スリット」や「スリット壁面における内部反射を低減
する処置」、さらには「光吸収処置」、「光拡散処
置」、スリット幅:Wとレンズ面対の間隔:Pの関係、
レンズ径:APyと、上記間隔:P、光源から入射側の
レンズ面までの距離:L1との関係等は、請求項2〜6
の任意の1に記載の結像素子アレイのものと同様で良
く、具体的には、図5、図8、図10に即して説明した
ものを適宜利用でき、また樹脂材料により一体整形する
こともできる。
【0081】結像素子アレイによる結像に影響する光
は、上記ゴースト光の他にフレア光がある。このような
フレア光の影響を軽減あるいは防止するには、レンズ面
以外の部分からの光の出入りを防止するアパーチャが有
効である。
【0082】即ち、三角柱状をなす透明体の1つの柱面
に、光学的に等価なレンズ面を柱芯方向へ1列に配列形
成して第1のレンズアレイとし、別の1つの柱面に光学
的に等価なレンズ面を、第1のレンズアレイの各レンズ
面と対応させて柱芯方向に配列形成して第2のレンズア
レイとし、残る1つの柱面に、互いに等価なルーフプリ
ズムを、その稜線を柱心方向に直交させて柱芯方向へ、
第1および第2のレンズアレイの各レンズ面と対応的に
形成してルーフプリズムアレイとし、第1および第2の
レンズアレイとルーフプリズムアレイの、各々対応する
レンズ面とルーフプリズムを1単位の結像素子として、
複数単位の結像素子が柱芯方向へアレイ配列するように
してなる結像素子アレイにおいて、結像素子単位間のレ
ンズ面対を互いに分離するため、各レンズ面対間に、第
1および第2のレンズアレイにより挟まれる三角柱の稜
からルーフプリズムアレイの形成された面へ向って、柱
芯方向に直交的に切れ込むように断面矩形形状のスリッ
トを形成し、各スリットの底部とルーフプリズムの稜線
との距離:D、レンズ面対の間隔:P、スリットの幅:
Wが、条件: P/2<D<P/2+0.7√(W) (1) を満足するようにし、各スリット壁面における内部反射
を低減する処置を施し、第1のレンズアレイの形成され
た面および/または第2のレンズアレイの形成された面
のレンズ面以外の部分に「光吸収処理および/または光
散乱処理」を施して上記アパーチャとすることができる
(請求項11)。
【0083】光吸収処理としては「黒やそれに準ずる色
のインク等の、光吸収物質の塗布あるいは印刷、貼
付」、光散乱処理としては「面粗し処理、拡散微粒子を
含む材質の塗布・印刷・貼付等」を挙げることができ
る。光吸収処理と光拡散処理とを施す(例えば、面粗し
処理と黒インクの塗布)こともできる。
【0084】図16は、請求項12記載の結像素子アレ
イの、実施の1形態を示している。結像素子アレイ10
A1は、図14に示した結像素子アレイ10Aにおい
て、入射側のレンズ面1−nの配列している面と、この
面に続くリブ10L1の片側面に、光吸収処理(インク
等の光吸収物質の塗布あるいは印刷、貼付等)および/
または光散乱処理(面粗し処理、拡散微粒子を含む材質
の塗布・印刷・貼付等)を施し(符号10Pで示す部分
が処理された部分を示す)て、第1レンズ面側から結像
素子アレイ10A1に入射してフレア光となる光を、有
効に減衰させることにより、フレア光の影響を有効に軽
減もしくは防止している。
【0085】図17には、請求項12記載の結像素子ア
レイの、実施の別形態を2例示している。図17(a)
の結像素子アレイ10B1は、図15に示した結像素子
アレイ10Bにおいて、入射側のレンズ面1−nの配列
している面と、この面に続くリブ10L3の片側面に、
光減衰処理(インク等の光吸収物質の塗布あるいは印
刷、貼付等)および/または光散乱処理(面粗し処理、
拡散微粒子を含む材質の塗布・印刷・貼付等)を施し
(符号10P1で示す部分が処理された部分を示す)
て、第1レンズ面側から結像素子アレイ10B1に入射
してフレア光となる光を、有効に減衰させることによ
り、フレア光の影響を有効に軽減もしくは防止してい
る。
【0086】図17(b)の結像素子アレイ10B2
は、図15に示した結像素子アレイ10Bにおいて、入
射側のレンズ面1−nの配列している面と、射出側のレ
ンズ面2−nの配列している面、ルーフプリズム3−n
の配列している面の、これらレンズ面、ルーフプリズム
部を除く部分に、光減衰処理(インク等の光吸収物質の
塗布あるいは印刷、貼付等)および/または光散乱処理
(面粗し処理、拡散微粒子を含む材質の塗布・印刷・貼
付等)を施し(符号10P1、10P2、10P3、1
0P4で示す部分が処理された部分を示す)て、入射側
のレンズ面側から結像素子アレイ10B2に入射してフ
レア光となる光、射出側のレンズ面から射出してフレア
光となる光を共に有効に減衰させることにより、フレア
光の影響を有効に軽減もしくは防止している。
【0087】なお、図16、17(a)の実施の形態に
おいても、射出側のレンズ面2−nの配列された面(お
よびこれに続くリブの面)に光減衰処理および/または
光散乱処理を施すことができるし、あるいは、これらの
実施の形態において、入射側および射出側のレンズ面、
ルーフプリズムを除く全ての部分に、図17(b)の如
く、光減衰処理および/または光散乱処理を施すことが
できることは言うまでもない。
【0088】図14〜17に示す、各結像素子アレイ1
0A、10B、10A1、10B1、10B2を用い
て、図12に示した如き光書込ユニットを構成できるこ
とは言うまでもなく、またこのような光書込ユニットを
用いて、図13に示すごとき画像形成装置を構成できる
ことも明らかである。
【0089】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規な結像素子アレイ、光書込ユニット、画像形成装
置を実現できる。この発明の結像素子アレイは上述の如
く「ゴースト光を有効に軽減させる」ことができ、従っ
てこの結像素子アレイを用いる光書込ユニットは「ゴー
スト光の影響を有効に軽減して良好な画像書込みを行
う」ことができる。
【0090】そして、この発明の画像形成装置は、この
発明の光書込ユニットを用いることにより、良好な画像
形成を行うことができる。
【0091】また、請求項10〜12記載の結像素子ア
レイは機械強度に優れ、請求項11、12記載の結像素
子アレイはフレア光の影響の軽減効果に優れている。
【0092】なお、図14〜図17に示した場合のよう
に、リブを設けることや、光吸収処理および/または光
散乱処理を施すことは「各結像素子単位のレンズ部間に
スリット・光吸収手段を設けない場合」にも、機械強度
を確保し、フレア光の影響を軽減・除去する上で有効で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の結像素子アレイを説明するための図であ
る。
【図2】図1の結像素子アレイで発生するゴースト光を
説明するための図である。
【図3】ゴースト光の発生の防止を意図して提案された
結像素子アレイを説明するための図である。
【図4】図3の結像素子アレイの、スリットの側面での
反射で発生するゴースト光を説明するための図である。
【図5】この発明の結像素子アレイの実施の1形態を説
明するための図である。
【図6】この発明の結像素子アレイで有効に低減させよ
うとするゴースト光を説明するための図である。
【図7】式(1)を説明するための図である。
【図8】この発明の結像素子アレイのスリット壁面にお
ける内部反射を低減する処置を説明するための図であ
る。
【図9】スリットの幅:Wと正規の結像光の積分光量と
の関係を示す図である。
【図10】ルーフプリズムアレイにおける谷底部分の底
上げを説明するための図である。
【図11】従来から知られた光書込ユニットを説明する
ための図である。
【図12】光書込ユニットの実施の1形態を説明するた
めの図である。
【図13】画像形成装置の実施の1形態を説明するため
の図である。
【図14】請求項10記載の結像素子アレイの実施の1
形態を説明するための図である。
【図15】請求項10記載の結像素子アレイの実施の別
形態を説明するための図である。
【図16】請求項12記載の結像素子アレイの実施の1
形態を説明するための図である。
【図17】請求項12記載の結像素子アレイの実施の別
形態を説明するための図である。
【符号の説明】
1−1,1−2、・・入射側のレンズ面 2−1,2−2、・・射出側のレンズ面 3−1、3−2、・・ルーフプリズム SL スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 5/04 G03B 27/32 H 5C072 13/10 H04N 1/036 A 13/26 B41J 3/21 L G03B 27/32 H04N 1/04 104Z H04N 1/036 1/113 Fターム(参考) 2C162 AE04 AE21 AE28 AE47 FA05 FA17 FA44 FA50 2H042 CA02 CA12 CA17 2H087 KA08 KA18 LA01 PA02 PA17 PB02 QA02 QA07 RA26 RA41 2H106 BA55 BH00 5C051 AA02 CA08 DA03 DB02 DB22 DB29 DC02 DC04 DC07 5C072 AA03 BA11 DA03 DA10 DA16 DA18 DA21 HA01 HA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三角柱状をなす透明体の1つの柱面に、光
    学的に等価なレンズ面を柱芯方向へ1列に配列形成して
    第1のレンズアレイとし、別の1つの柱面に光学的に等
    価なレンズ面を、上記第1のレンズアレイの各レンズ面
    と対応させて上記柱芯方向に配列形成して第2のレンズ
    アレイとし、残る1つの柱面に、互いに等価なルーフプ
    リズムを、その稜線を柱心方向に直交させて上記柱芯方
    向へ、上記第1および第2のレンズアレイの各レンズ面
    と対応的に形成してルーフプリズムアレイとし、上記第
    1および第2のレンズアレイとルーフプリズムアレイ
    の、各々対応するレンズ面とルーフプリズムを1単位の
    結像素子として、複数単位の結像素子が上記柱芯方向へ
    アレイ配列するようにしてなる結像素子アレイにおい
    て、 結像素子単位間のレンズ面対を互いに分離するため、上
    記各レンズ面対間に、第1および第2のレンズアレイに
    より挟まれる三角柱の稜からルーフプリズムアレイの形
    成された面へ向って、上記柱芯方向に直交的に切れ込む
    ように断面矩形形状のスリットを形成し、 上記各スリットの底部とルーフプリズムの稜線との距
    離:D、レンズ面対の間隔:P、スリットの幅:Wが、
    条件: P/2<D<P/2+0.7√(W) (1) を満足するようにし、各スリット壁面における内部反射
    を低減する処置を施したことを特徴とする結像素子アレ
    イ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の結像素子アレイにおいて、 内部反射を低減する処置として、各スリットの壁面に光
    吸収処置を施したことを特徴とする結像素子アレイ。
  3. 【請求項3】請求項1記載の結像素子アレイにおいて、 内部反射を低減する処置として、各スリットの壁面に光
    拡散処置を施したことを特徴とする結像素子アレイ。
  4. 【請求項4】請求項1または2または3記載の結像素子
    アレイにおいて、 スリットの幅:Wが、レンズ面対の間隔:Pに対して、
    条件: W<0.2P (2) を満足することを特徴とする結像素子アレイ。
  5. 【請求項5】請求項4記載の結像素子アレイにおいて、 第1および第2のレンズアレイにおける各レンズ面の、
    柱芯方向に直交する方向のレンズ径:APyを、レンズ
    面対の間隔:P、光源から入射側のレンズアレイまでの
    距離:L1に対して、 0.8P<APy<0.2L1 (3) の範囲に設定したことを特徴とする結像素子アレイ。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の任意の1に記載の結像素子
    アレイにおいて、 ルーフプリズムアレイにおける各ルーフプリズムの連結
    部を平坦な面としたことを特徴とする結像素子アレイ。
  7. 【請求項7】請求項1〜6の任意の1に記載の結像素子
    アレイにおいて、 樹脂材料により一体成形されたものであることを特徴と
    する結像素子アレイ。
  8. 【請求項8】微小な発光部をアレイ配列してなる発光部
    アレイと、 この発光部アレイからの光を書込み面上に結像させる結
    像素子アレイとを有する光書込ユニットにおいて、 結像素子アレイとして請求項1〜7の任意の1に記載の
    ものを用いたことを特徴とする光書込ユニット。
  9. 【請求項9】感光媒体に光書込ユニットによる画像書込
    みを行い、画像形成する画像形成装置において、光書込
    ユニットとして請求項8記載のものを用いることを特徴
    とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】三角柱状をなす透明体の1つの柱面に、
    光学的に等価なレンズ面を柱芯方向へ1列に配列形成し
    て第1のレンズアレイとし、別の1つの柱面に光学的に
    等価なレンズ面を、上記第1のレンズアレイの各レンズ
    面と対応させて上記柱芯方向に配列形成して第2のレン
    ズアレイとし、残る1つの柱面に、互いに等価なルーフ
    プリズムを、その稜線を柱心方向に直交させて上記柱芯
    方向へ、上記第1および第2のレンズアレイの各レンズ
    面と対応的に形成してルーフプリズムアレイとし、上記
    第1および第2のレンズアレイとルーフプリズムアレイ
    の、各々対応するレンズ面とルーフプリズムを1単位の
    結像素子として、複数単位の結像素子が上記柱芯方向へ
    アレイ配列するようにしてなる結像素子アレイにおい
    て、 結像素子単位間のレンズ面対を互いに分離するため、上
    記各レンズ面対間に、第1および第2のレンズアレイに
    より挟まれる三角柱の稜からルーフプリズムアレイの形
    成された面へ向って、上記柱芯方向に直交的に切れ込む
    ように断面矩形形状のスリットを形成し、 上記各スリットの底部とルーフプリズムの稜線との距
    離:D、レンズ面対の間隔:P、スリットの幅:Wが、
    条件: P/2<D<P/2+0.7√(W) (1) を満足するようにし、各スリット壁面における内部反射
    を低減する処置を施し、第1のレンズアレイの形成され
    た面および/または第2のレンズアレイが形成された面
    とルーフプリズムアレイの形成された面とのコーナー部
    に、機械的強度を確保するためのリブを、上記柱芯方向
    に形成したことを特徴とする結像素子アレイ。
  11. 【請求項11】三角柱状をなす透明体の1つの柱面に、
    光学的に等価なレンズ面を柱芯方向へ1列に配列形成し
    て第1のレンズアレイとし、別の1つの柱面に光学的に
    等価なレンズ面を、上記第1のレンズアレイの各レンズ
    面と対応させて上記柱芯方向に配列形成して第2のレン
    ズアレイとし、残る1つの柱面に、互いに等価なルーフ
    プリズムを、その稜線を柱心方向に直交させて上記柱芯
    方向へ、上記第1および第2のレンズアレイの各レンズ
    面と対応的に形成してルーフプリズムアレイとし、上記
    第1および第2のレンズアレイとルーフプリズムアレイ
    の、各々対応するレンズ面とルーフプリズムを1単位の
    結像素子として、複数単位の結像素子が上記柱芯方向へ
    アレイ配列するようにしてなる結像素子アレイにおい
    て、 結像素子単位間のレンズ面対を互いに分離するため、上
    記各レンズ面対間に、第1および第2のレンズアレイに
    より挟まれる三角柱の稜からルーフプリズムアレイの形
    成された面へ向って、上記柱芯方向に直交的に切れ込む
    ように断面矩形形状のスリットを形成し、 上記各スリットの底部とルーフプリズムの稜線との距
    離:D、レンズ面対の間隔:P、スリットの幅:Wが、
    条件: P/2<D<P/2+0.7√(W) (1) を満足するようにし、各スリット壁面における内部反射
    を低減する処置を施し、 第1のレンズアレイの形成された面および/または第2
    のレンズアレイの形成された面の、レンズ面以外の部分
    に、光吸収処理および/または光散乱処理を施してなる
    ことを特徴とする結像素子アレイ。
  12. 【請求項12】請求項11記載の結像素子アレイにおい
    て、 第1のレンズアレイの形成された面および/または第2
    のレンズアレイが形成された面とルーフプリズムアレイ
    の形成された面とのコーナー部に、機械的強度を確保す
    るためのリブを柱芯方向に形成したことを特徴とする結
    像素子アレイ。
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