明 細 書
イメージ結像光学系、イメージ結像光学系を用いた画像読取り装置およ び画像書込み装置
技術分野
[0001] 本発明は、榭脂正立レンズアレイを用いて画像を線状結像領域に転送するィメー ジ結像光学系、並びにイメージ結像光学系を用いた画像読取り装置および画像書 込み装置に関する。
背景技術
[0002] イメージ結像光学系は、特開平 5— 167778号公報に記載されているように、光源 、レンズ、センサアレイ(CCDなど)、およびこれらを収納するケース(ノヽウジング)から 構成される。
[0003] 画像読取り装置に用いられるイメージ結像光学系は、光源から出射した光で原稿を 照射し、原稿力も反射した光をレンズで集光して、センサアレイで取り込むという構成 を有する。原稿面からの反射光がレンズに入射してセンサアレイに取り込まれるとき に、光学系の構成により、フレアやゴーストが発生することがあるが、これは画質を低 下させる原因となる。
[0004] フレアやゴーストの発生を防止するために、光源、レンズ、センサアレイなど、ィメー ジ結像光学系を構成する部材の位置調整が重要となる。例えば、前記公開公報で は迷光防止のため、レンズとセンサアレイの間にスリットを配置し、迷光がセンサァレ ィに入射しな 、ようにして 、る。
[0005] 画像読取り装置を構成するレンズとして、従来は前記公開公報に記載されているよ うなロッドレンズアレイを使用していた。ロッドレンズアレイは、複数のロッドレンズを並 ベてアレイ状にしたものであるため、入射光線は各ロッドレンズ内のみを進み、隣接 するロッドレンズには光線が入りにくい構造となっている。そのため、ロッドレンズァレ ィを用いた場合は、フレアやゴーストが発生しにくいが、より高品質な画像を得るため に、各ロッドレンズにフレアカットや遮光膜を設けて、不要な光が隣接するレンズに進 入しな 、構成とするのが一般的である。
[0006] し力し、最近、ロッドレンズアレイの代わりに平板状のレンズアレイプレートを用いる 画像読取り装置が増加しつつある。レンズアレイプレートは、榭脂の射出成形によつ て一体的に作製するため、製法上、レンズ間に遮光膜を形成することができない。ま た、ロッドレンズアレイのように各レンズが分離していないため、レンズ間に不要な光 が容易に進入する構造となっている。従って、ロッドレンズアレイの場合には問題とな らなかったゴーストが、レンズアレイプレートを用いる場合には、大きな問題となる。
[0007] ゴースト発生を防止するために、一般的には、レンズアレイプレート上に遮光膜を設 けたり、原稿とレンズアレイプレートとの間にスリットを設ける方法 (特開 2003— 2024 11号)などが用いられて 、る。
[0008] また、レンズアレイプレートを複数枚積層した場合において、より明るい画像を得る ために、出射側のレンズ径が入射側のレンズ径よりも大きくなつているレンズァレイプ レー卜力 特開 2000— 292739号に開示されて!ヽる。
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0009] 上述したように、ゴーストを防止するためにレンズアレイプレートとセンサアレイ基板 との間にスリットを設けたり、またはレンズアレイプレートと原稿との間にスリットを設け たり、レンズアレイプレート表面に光吸収性の遮光壁を設けるなどの方法が用いられ ている。しかし、スリット、レンズアレイプレート、センサアレイなどについて精密な位置 調整をしなければ、ゴーストを防止することはできな 、と 、う問題がある。
[0010] ゴーストを防止するためには、スリットの幅、スリットの位置、レンズ開口角、レンズ形 成領域の幅、レンズアレイプレート厚み、レンズピッチ、遮光壁の高さ、遮光壁の形成 位置(レンズアレイプレート表裏面のどちらに形成する力、レンズアレイプレート表面 に外付けする形にするか、またはレンズアレイプレート内部に埋め込む形にする力 、 遮光壁の光吸収率、遮光壁の表面粗さなど多くの要素を考慮する必要がある。また 、これらの要素はそれぞれが独立してゴースト除去に寄与するわけではなぐ例えば レンズ開口角が異なれば最適なスリット幅も異なってくるというように、各要素は密接 に関連してゴースト除去に寄与するものである。従って、これら全ての要素について 最適な条件を見出すことは非常に困難であり、従来は例えばレンズ開口角、レンズ
形成領域の幅、遮光壁の高さなど、ある特定の要素のパラメータをある任意の値に固 定しておいた上で、スリット幅やスリット位置など 1〜2つのパラメータを大まかに変化 させて、最もゴーストが発生しな!、設計値を求めて 、た。
[0011] しかし、このような方法では、スリット幅については最適な条件を決定することはでき る力 スリット幅以外の要素について最適な条件を決定することはできないため、前 述した全ての要素がゴースト除去に最適な条件に設計されたイメージ結像光学系を 提供することができな力つた。
[0012] さらに、ある特定の視野角で最適な設計を行った場合、視野角毎に最適な設計値 を求める必要があるため、視野角によらずゴーストが発生しない遮光壁'スリット等の 設計値を提供することができれば、異なる視野角のレンズアレイプレートを製造する 場合でも、同一の設計値に基づいて遮光壁'スリット等を製造すればよいため、製造 工程を簡素化することが可能である。
[0013] また、スリットを有するイメージ結像光学系の場合、製造工程において、スリットとセ ンサアレイとの位置調整が必要になるため、スリットを用いずに全てのゴーストを除去 することができれば、さらに製造工程を簡素化することが可能であり、また、イメージ 結像光学系を小型化することが可能である。
[0014] なお、ここで、「ゴーストが発生しな 、」 t 、う意味は、完全にゴーストが発生しな!ヽ場 合と、ゴーストが発生するが画像処理で除去することが可能な程度のゴーストし力発 生しない場合との両方を含む。完全にゴーストが発生しないイメージ結像光学系であ れば、画像処理が不要となるため、画像読取り装置または画像書込み装置の読取り Z書込み速度を速くすることが可能である。
[0015] イメージ結像光学系においては、ゴーストが発生しないことだけでなぐ光量が大き ぐ均一であることも高品質な画像を得るために必要となる。パーソナルユースの画像 読取り装置、画像書込み装置においては、ゴーストが発生しても光量が小さければゴ 一ストが目立たなくなるため、ある程度のゴースト発生は許容されるが、ビジネスユー スの画像読取り装置、画像書込み装置においては、高品質な画像が求められるため 、ゴーストが発生しないこと、光量が大きいこと、光量ムラが発生しないことが必要とな る。
[0016] したがって、本発明の目的は、シミュレーションの技法を用いて、均一かつ十分な 光量を確保しつつゴーストを抑制することができる最適な設計条件を決定し、高品質 な画像を得ることができるイメージ結像光学系を提供することにある。
[0017] 本発明の他の目的は、このようなイメージ結像光学系を用いた画像読取り装置およ び画像書込み装置を提供することにある。
課題を解決するための手段
[0018] 本発明は、像面と、像面力ゝらの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイ を通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レ ンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられスリ ットとを備えるイメージ結像光学系にお 、て、前記レンズアレイのレンズ配列方向とレ ンズ形成領域の長辺方向とが異なることを特徴とするイメージ結像光学系である。
[0019] また、本発明は、像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズ アレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、 前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、前記 レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズ径を D、外側レンズ径を DL、遮光壁の高 さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、e= (hZDM) X tan 0 X (P/l. 25D)は 、 0く eであることを特徴とするメージ結像光学系である。
[0020] また、本発明は、上記イメージ結像光学系を用いた画像読取り装置および画像書 込み装置である。
[0021] 本発明によれば、画像品質に影響を与えな!/、程度にゴーストが抑制されたイメージ 結像光学系を提供することができる。更に本発明によれば、明るさが大きぐ光量ムラ の少な 、イメージ結像光学系を提供することができる。
[0022] 本発明によれば、ゴースト除去および光量に影響を与える遮光壁、スリットなどの設 計値間の関係を式に表し、この関係式の最適条件を規定しているため、最適な設計 値を容易に決定することができ、イメージ結像光学系の設計変更が容易となる。 図面の簡単な説明
[0023] [図 1]図 1は、イメージ結像光学系の基本構造を示す図である。
[図 2]図 2は、レンズの六方配列を示す図である。
[図 3]図 3は、レンズの正方配列を示す図である。
[図 4A]図 4Aは、レンズの任意の方向配列を示す図である。
[図 4B]図 4Bは、レンズの任意の方向配列を示す図である。
[図 4C]図 4Cは、レンズの任意の方向配列を示す図である。
[図 5A]図 5Aは、レンズの任意の正方配列を示す図である。
[図 5B]図 5Bは、レンズの任意の正方配列を示す図である。
[図 5C]図 5Cは、レンズの任意の正方配列を示す図である。
[図 6A]図 6Aは、レンズの任意の開口形状を示す図である。
[図 6B]図 6Bは、レンズの任意の開口形状を示す図である。
[図 6C]図 6Cは、レンズの任意の開口形状を示す図である。
[図 6D]図 6Dは、レンズの任意の開口形状を示す図である。
[図 6E]図 6Eは、レンズの任意の開口形状を示す図である。
[図 7]図 7は、遮光壁による迷光除去を示す図である。
[図 8]図 8は、内蔵型遮光壁を示す図である。
[図 9]図 9は、遮光壁 (画像読込みまたは画像書込み面側に設置)による迷光除去を 示す図である。
[図 10]図 10は、遮光壁(両面に設置)による迷光除去を示す図である。
[図 11]図 11は、レンズ配列方向の傾きを説明するための図である。
[図 12]図 12は、最適なレンズ配列方向の傾き角度を説明する図である。
[図 13]図 13は、主光線の傾きによる視野角 Θを示す図である。
[図 14]図 14は、被読取り画像点から、スリット幅がレンズ面に投影される大きさを示す 図である。
[図 15]図 15は、レンズ列幅の定義を説明する図である。
[図 16]図 16は、被読取り画像点から、視野角 Θの広がりがレンズ面に投影される大き さを示す図である。
[図 17]図 17は、内側レンズのレンズ径 Dと、外側レンズのレンズ径 LDの関係を示す 図である。
[図 18]図 18は、外佃 jレンズのレンズ径を内佃 jレンズのレンズ径に対し同心円状に大
きくする様子を示す図である。
[図 19]図 19は、内側レンズの開口形状を、主走査方向に小さくする様子を示す図で ある。
[図 20]図 20は、 2枚のレンズを主走査方向にずらす状態を示す図である。
[図 21]図 21は、主走査方向にのみレンズ径を変化させた様子を示す図である。
[図 22A]図 22Aは、レンズプレートを精度良く取り付けた場合の模式図である。
[図 22B]図 22Bは、レンズプレートを傾けて取り付けた場合の模式図である。
[図 23]図 23は、照明装置からの照明光がレンズプレートの端部によって蹴られてしま う様子を示す図である。
[図 24]図 24は、レンズ端部付近までレンズ形成領域を設けて照明光の蹴られを防止 する様子を示す図である。
[図 25]図 25は、レンズプレートの両側を面取りすることによって、照明光の蹴られを低 減することができる様子を示す図である。
[図 26]図 26は、レンズの任意の開口形状を示す図である。
[図 27]図 27は、遮光壁による迷光除去を示す図である。
[図 28]図 28は、内蔵型遮光壁を示す図である。
[図 29]図 29は、遮光壁 (画像読込みまたは画像書込み面側に設置)による迷光除去 を示す図である。
[図 30]図 30は、光線追跡による計算モデルを示す図である。
[図 31]図 31は、視野角 Θと迷光発生点の関係を示す図である。
[図 32]図 32は、榭脂レンズアレイの視野角 Θに応じた、迷光発生点からの光線の発 生の仕方を説明するための図である。
[図 33]図 33は、傾き角度 15° における被読取り画像点力も迷光発生点までの距離 と迷光除去に必要な幅の関係を示す図である。
[図 34]図 34は、迷光除去に必須なスリット幅を示す図である。
[図 35]図 35は、結像光線とスリット幅の関係を示す図である。
[図 36]図 36は、結像光線とスリット幅の関係を示す図である。
[図 37]図 37は、画像読取り装置を示す図である。
[図 38]図 38は、画像書込み装置を示す図である。
発明を実施するための最良の形態
[0024] (イメージ結像光学系、画像読取り装置、画像書込み装置についての説明)
イメージスキャナ、コピー機などの画像読取り装置に用いられるイメージ結像光学系 は、像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、レンズアレイを通過した光 線の結像位置に設けられたセンサアレイ (光電変換素子アレイ)とから構成される。
[0025] レーザープリンタなどの画像書込み装置に用いられるイメージ結像光学系は、像面 と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、レンズアレイを通過した光線の結像 位置に設けられた画像書込み面 (感光ドラム)とから構成される。
[0026] 画像読取り装置は、イメージ結像光学系と、ガラス板などの原稿台と、照明装置とを 一体に筐体に収めたものである。画像書込み装置は、イメージ結像光学系とガラス板 などの原稿台と、トナー、感光ドラム、発光素子アレイなどとを一体に筐体に収めたも のである。
[0027] 図 1に、本発明に係るイメージ結像光学系の基本構造を示す。このイメージ結像光 学系は、像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、レンズアレイに 設けられた遮光壁と、像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えて いる。
[0028] 図 1は、イメージ結像光学系の一例を示す。レンズアレイ 8は、レンズアレイプレート 18が少なくとも 2枚積層されて構成されており、遮光壁 16が形成されている。像面 30 とレンズアレイ 8との間には、スリット 24が設けられている。スリット 24は、幅 aを有する 開口部 34を有している。この開口部の長手方向は、主走査方向に平行に延びてい る。
[0029] イメージ結像光学系には、縮小系と等倍系がある。等倍系に使用されているレンズ アレイは、正立等倍レンズアレイであり、このレンズアレイは、ガラス製または榭脂製の レンズアレイプレートを少なくとも 2枚以上積層して構成される。縮小系は、少なくとも 1 枚のレンズアレイプレートで構成される。
[0030] レンズアレイプレートは、少なくとも片面に球面または非球面の微小凸レンズが所定
のレンズピッチで規制的に 2次元に配列される。レンズの 2次元配列は、図 2の六方 配列、図 3の正方配列など、どのような配列であってもよい。図中、 10は微小凸レンズ を示す。六方配列の場合は、図 4A, 4B, 4Cに示すように、レンズ開口の中心を結ぶ 形状が正三角形、二等辺三角形などいかなる三角形であってもよい。なお、正三角 形の場合は、図 2に示すような六方稠密構造となる。正方配列の場合は、図 5A, 5B , 5Cに示すように、レンズ開口の中心を結ぶ形状が、四角形となる配列であり、この 四角形は、正方形、長方形、ひし形のいずれでも力まわない。
[0031] レンズ開口形状は、図 6A〜図 6Eに示すように、円形、楕円形、六角形、四角形の 他、任意の多角形などいかなる形状でもよい。図中、 12はレンズ開口を示す。円形 以外のレンズの場合、レンズ径 Dは、開口部分の両端を結ぶ直線 14を引いた際に、 最も長くなる直線の長さと定義する (図 6A〜6Eの直線 14のうち、開口内部 12の部分 の長さ)。レンズ径 Dは、レンズアレイの全てのレンズ径が同じであるとき、レンズの視 野角が Θとなるために必要なレンズ径と定義する。以下、特に明示しない限り、レンズ 径 Dはレンズアレイのレンズ径と等し!/、。
[0032] 2枚のレンズアレイプレートよりなるレンズアレイにおいて、プレート間で隣接してい る側のレンズを内側レンズ、プレート間で隣接して 、な ヽ側のレンズを外側レンズ (像 面側および画像読取り面'画像書込み面にあるレンズ)とした場合、内側レンズのレン ズ径と外側レンズのレンズ径とは等しくてもよ 、し、異なって 、てもよ 、。
[0033] (迷光の発生と除去方法についての説明)
迷光の発生形態に関して説明を行う。正立結像レンズアレイは、図 7に示す様に結 像機能を有し、少なくとも 2枚のレンズアレイプレート 18を重ねたものである。図 7に示 すように、像面 30の 1点 31から発せられる光線が結像する際に、像面の 1点 31以外 の点 32から発せられる光線もレンズに入射すると迷光となる。像面 30の 1点 31以外 の点を迷光発生点と呼ぶ。
[0034] この様な迷光発生点 32からの光線の入射を遮るためには、スリットおよび Zまたは 遮光壁を適当な条件で設置する。これにより迷光を防止することが可能である。すな わち、本発明のイメージ結像光学系は、スリットと遮光壁の組み合わせによりゴースト を抑制する形態と、遮光壁のみでゴーストを抑制する形態とを含む。さらに、遮光壁
については、外付け型にした形態と内蔵型にした形態とを含み、遮光壁をレンズァレ ィの両面に設ける形態と、レンズアレイの片面 (像面側すなわち被読取り画像面側、 または画像読取り面 ·書込み面側すなわちセンサ側または感光ドラム側)にのみ設け る形態とを含む。
[0035] スリット有りのイメージ結像光学系において、迷光を除去するための要素は、レンズ 配列方向の傾き角度、スリット幅、レンズピッチ、視野角、遮光壁高さである。スリット 位置、レンズ厚さ、レンズ列幅は、迷光除去には影響を与えないが、明るさに影響を 与える要素である。
[0036] (レンズは配列方向の傾き角度についての説明)
レンズアレイプレートが図 2に示した稠密六方配列構造の場合、図 8に示すように、 1個のレンズ 11を基準レンズとした場合に、この基準レンズから隣接するレンズに向 力つて直線を引いた場合、 12本の直線が引ける。この直線上に沿って、レンズ 10が 配列され、その配列方向をレンズ配列方向というものとする。
[0037] 今、レンズ配列方向 13力 主走査方向に一致しているレンズアレイプレートを考え る。このようなレンズアレイプレートに対する像面の迷光発生点 32の分布を図 9に示 す。迷光発生点は、レンズ配列の六方稠密構造に基づいて、六方稠密状に存在す る。図中、 2つの直線 15、 17は主走査方向および副走査方向(主走査方向に直交 する方向)をそれぞれ示す。
[0038] スリットの開口部 34は、主走査方向に延びているので、主走査方向の線 15上に並 ぶ迷光発生点 32からの迷光が開口部 34を通り主走査方向にゴーストを出現させる。
[0039] これに対し、図 10に示すように、主走査方向に対して、レンズアレイプレートのレン ズ配列方向を角度 φだけ傾けて、主走査方向の出現するゴーストの位置をずらして 、副走査方向のみにゴーストが出現するようにする。この副走査方向のゴーストはスリ ットで除去することができるため、イメージ結像光学系全体としてゴーストは発生しな い。
[0040] 図 11に、レンズ配列方向を、主走査方向(レンズアレイプレート 18の長辺方向に同 じ)に対し、 φだけ傾けた稠密六方配列のレンズアレイプレート 18を示す。このレンズ 配列では、主走査方向にはレンズ 4個で 1周期を構成して 、る。
[0041] レンズ配列方向の最適な傾き角 φについて検討する。図を簡単にするため、図 12 に示す四方配列のレンズアレイプレートを例にとる。
[0042] 主走査方向 13を間に挟んで隣接する 2つのレンズ配列方向 A、 Bを考える。方向 A は、基準レンズ 2の中心点 Oと基準レンズと主走査方向 13に最隣接する第 1の隣接 レンズ 4の中心点 とを結ぶ方向である。方向 Bは、基準レンズ 2の中心点 Oと第 1の 隣接レンズ 4と副走査方向に最隣接する第 2の隣接レンズ 6の中心点 0~とを結ぶ方 向である。
[0043] レンズ配列方向 Aと主走査方向 13とのなす角度を y° 、レンズ配列方向 Aとレンズ 配列方向 Bとのなす角度を X。 とする。 y° を、ゴースト除去のための最適なレンズ配 列方向の傾き角 φとするには、主走査方向に延びるスリットの開口部に、迷光発光点 が並ばないようにすればよい。このような角度 X° (すなわち φ )は、図 12から幾何学 的に求めること力 Sでき、 y° =—0. 006630x2— 0. 809473X- 9. 700729となる。
[0044] 図中、 Pは、方向 Aにおけるレンズピッチである。すなわち、レンズピッチ Pは、主走 查方向より角度 φをなす方向に配列されるレンズのピッチである。図 11に示した稠密 六方配列の場合において、上記式より最適なレンズ配列方向傾き角度 φは、 15° と なる。傾き角度 φは、主走査方向に対する角度であり、主走査方向はレンズ形成領 域の長辺方向に同じである。
[0045] 以上のように、レンズ配列方向を主走査方向から最適角度 φ傾けたレンズ配列とす ると、主走査方向の線上に迷光発生点 32が存在しなくなるとともに、迷光発生点を副 走査方向に最も遠く〖こ配置させることができる。
[0046] 方向 Aと方向 Bの定め方は、次の通りでもよい。方向 Aは、基準レンズ (任意に選択 したレンズ)の中心点 Oと、基準レンズと隣接するレンズ (最隣接レンズ以外の隣接レ ンズでもよい。以下、第 1の隣接レンズという。)の中心点 O'とを結ぶ方向である。方 向 Bは、基準レンズの中心点 Oと、第 1の隣接レンズおよび基準レンズの両方に隣接 するレンズの中心点 O' 'とを結ぶ方向である。
[0047] (レンズアレイの説明)
図 13は、視野角 Θを説明する図である。視野角 Θとは、被読取り画像の 1点力も出 射した光線のうち、レンズ中心を通る光線を主光線とすると、その主光線の角度をい
[0048] 0° < 0≤13° のときは球面レンズ、 13° < 0≤18° のときは非球面レンズ、 18 ° < 0≤21° はフレネルレンズを用いると好ましい。視野角が大きくなると収差が大 きくなるので、視野角を 18° 以下とすることが好ましい。より好ましくは 13° 以下とす る。
[0049] レンズピッチを P、レンズ径を Dとすると、 PZD力 、さいと、ゴーストが発生しやすく なる。レンズ径 Dが大きいほど余分な光線が入射しやすぐレンズピッチ Pが小さいほ ど余分な光線が入射しやすくなる。
[0050] PZDが大きいと、結像に使われるレンズが少なくなるので、画像が暗くなる。レンズ ピッチ Pが大きくなるとゴーストが発生しにくくなるため、ゴースト除去に必要なスリット の開口部の幅 aは大きくなり、必要な遮光壁高さ hは低くなる。
[0051] スリットを有するイメージ結像光学系の場合、前述したように必ずレンズ配列方向を 傾斜させる必要がある。明るさは、レンズ配列方向の傾き角度に依存しない。
[0052] 図 14に示すようにレンズアレイ 8の外側レンズ間の距離をレンズ厚さ zとすると、レン ズ厚さ zは、迷光除去には影響を与えず、明るさのみに影響を与える。レンズ厚さ zと は迷光量には影響を与えないが、レンズ厚さ zが大きいほど、結像光伝達比率が低 下する。 zZTC (TCはレンズ共役長)が小さい場合は、結像可能なレンズの作製が 困難になる。一方、 zZTCが大きい場合は、作動距離 WDが小さくなるので、スリット の設置等が難しぐ組み立てが困難になる。
[0053] なお、結像光伝達比率は、各視野角のレンズの遮光壁高さ 0における結像光伝達 量に対する、各条件での伝達量の比と定義する。結像光伝達比率が 50%より小さい と、明るさが十分でないため、画像を伝達することができない。
[0054] レンズ径 Dは、レンズ厚さ zで表すことができ、次式で表される。
D = z X Θ
これは、次の要領で導出される。図 13より、 DZ2= (Z' /2) X tan Θ,である。また 、視野角 Θで進入した光線は sin Θ =nsin Θ,の関係にあり、 sin θ = Θと近似するこ とで 0, = 0 Znとなる。 nはレンズの屈折率、 Θ,はレンズを通過した後の光線の角 度である。また、実レンズ厚さと (空気換算)厚さは z' =z X nの関係にあり、これらより
、 z 'と 0,を置き換えると D = z X tan 0が得られる。上記関係式を用いることによって 、スリット、遮光壁についてレンズ厚さ zで表すことも可能である。
[0055] レンズ列幅 ROは、迷光除去には影響を与えず、明るさにのみ影響を与える。レン ズ列幅 ROは迷光量に影響を与えな ヽ。レンズ列幅 ROが大き ヽほど結像光伝達比 率は大きくなる。レンズが大きくなるとその分、装置が大型化するため、各種光学機器 への実装上不利となる。レンズ列幅 ROが小さいほど暗くなる。レンズ列幅 ROは、図 15に示すように、レンズプレート 18の短辺方向のレンズ形成領域の最大幅 MWから レンズ径 Dを引 、た値 (RO = MW-D)と定義する。
[0056] レンズ列幅 ROは、図 14に示すように、スリット 24の開口部の幅 aが、レンズァレイプ レート表面に投影される幅、すなわち aZ (0. 5TC-S) X (TC-z) (Sは、スリットの レンズ共役長の中心位置からの距離である。)、または、図 16のように、視野角 Θの 光線広がりが、レンズアレイプレート表面に投影される幅 L ( 0 )、すなわち(TC— z) t an Θのいずれ力 vj、さい値よりも大きい必要がある。
[0057] (レンズ開口径による明るさ向上についての説明)
外側レンズのレンズ径 DLを調整することにより、視野角 Θを変化させずに明るさを 向上させることができる。 2枚のレンズアレイプレートを積層して用いる場合、図 17、 図 18に示すように、レンズアレイプレートを積層したときに内側レンズのレンズ径 Dと し、外側レンズのレンズ径 DLをレンズ径 Dよりも大きくすることで、同一視野角におい て、より明るい画像を得ることが可能となる。明るさは、外側レンズの開口の大きさによ つて決定される。従って、外側レンズが全面レンズであれば、 "蹴られ"がまったく無い 状態となり、その視野角 Θにおける最大の明るさとすることができる。従って、 DL = D の場合は、レンズピッチ Pが増加することにより、明るさが低下するが、 DL>Dとした 場合は、レンズピッチの増加にかかわらず、明るくすることが可能である。 DL>Dとし 、 DLZPを大きくすることで、明るさが低下しない。
[0058] 画像を線状結像領域 (ラインセンサ)に転送する場合は、主走査方向の MTF (Mo dulation Transfer Function)のみが画像解像度に影響を与え、副走査方向の MTFは画像解像度に影響を与えない。 MTFは視野角 Θに依存するため、線状の 読取り装置または書込み装置にぉ 、ては、図 19に示すように主走査方向にのみ内
側レンズ 10のレンズ径を小さくすれば、高解像度で明る!/、画像が得られる。
[0059] また、図 20に示すように 2枚のレンズプレート 18を主走査方向にずらすと、図 21に 示すように、外側レンズと内側レンズが重なる部分以外は、光線が蹴られるため、内 側レンズのレンズ径を小さくさせるのと同じ効果を得ることができる。図 20において、 2 0は被読取り画像を、 22はラインセンサを示す。
[0060] 以下の条件で明るさを計算した結果、レンズ径 0. 32mmのレンズを 0. 04mmずら して内側レンズのレンズ径を 0. 28mm相当とした場合、レンズをずらさない場合と比 較して、明るさが 1. 25倍となった。なお、迷光量は 0%であった。
視野角 0 6. 12°
実共役長 TC, 15mm
実レンズ厚さ z' 4mm
レンズ曲率半径 R 0. 5655mm
レンズピッチ P 0. 39mm
P/D 1. 25
レンズ配列方向傾き 15°
レンズの屈折率 n 1. 53
レンズ列幅 RO 0. 823mm
主走査長さ 100mm
スリット開口幅 0. 5mm
画像面とスリットとの間の距離 3. 343mm
遮光壁は外付け型 (画像面側のみ)
遮光壁高さ h 0. 309mm
[0061] (レンズアレイ配置についての説明)
図 22Aは、レンズアレイプレート 18を画像読取り装置または画像書込み装置のハ ウジングに精度良く取り付けた場合の模式図である。図 22Bは、レンズアレイプレート 18が傾いて取り付けられた場合の模式図である。この場合、光軸 50が傾いているた め、高い光学性能を得ることができず、画像品質が低下してしまう。レンズアレイプレ ートの面積が小さいと、取り付けた時にレンズアレイプレートが傾きやすくなるため、
高い取り付け精度が要求される。従って、レンズアレイプレートの面積は大きい方が 好ましい。
[0062] ところが、レンズプレート 18の面積を大きくすると、図 23に示すように、照明装置か らの照明光 52がレンズプレート 18の端部によって蹴られてしまうという不都合が生じ る。そこで、図 24に示すようにレンズプレート上の、照明装置に近い側にレンズ形成 領域を設け、照明装置に近い側では、レンズ形成領域以外の面積がほぼゼロとなる ようにする。すなわち、レンズ端部の近くまでレンズ形成領域を設けると照明光の蹴ら れを防止することができる。
[0063] 図 24は、片側照明の場合にし力適用することができないが、両側照明の場合は、 図 25に示すようにレンズプレートの両側を面取りすることによって、照明光の蹴られを 低減することができる。なお、片側照明の場合には、照明に近い側の端部のみを面 取りすればよい。
[0064] (遮光壁についての説明)
少なくとも 1枚のレンズアレイプレート上には、 1つのレンズと他のレンズとの間に、 不必要な光線を除去するための光吸収性の壁 (遮光壁)が設けられている。遮光壁 は、レンズアレイプレート表面に設けられる場合と、レンズプレート内部に設けられる 場合とがある。
[0065] 図 26は、画像読取り装置のイメージ結像光学系において、遮光壁 16をレンズプレ ート 18の表面に設けた例 (外付け型)を示す。図中、 20は被読取り画像 (原稿)を、 2 2はラインセンサを示す。
[0066] このような外付け型遮光壁の場合は、レンズ 10上に粘性の高い黒色インキを塗り重 ねて遮光壁とするか、またはレンズ以外の部分を覆うように成形された黒色榭脂成型 品等をレンズアレイプレート 18上に載置して遮光壁とすることができる。
[0067] 図 27は、画像読取り装置のイメージ結像光学系において、遮光壁 16をレンズァレ ィプレート 18の内部に設けた例(内蔵型)を示す。内蔵型遮光壁の場合は、レーザ 一を照射すると着色する榭脂でレンズアレイプレートを形成し、遮光壁を設けた ヽ部 分にレーザーを照射して着色するか、またはレンズ周囲に溝を設けておき、溝の中に 黒色インキ等を充填することにより遮光壁を形成することができる。
[0068] 外付け型遮光壁は、図 26に示したように被読取り画像面側のレンズプレート最上 面にのみ設置してもよいし、図 28に示すようにレンズアレイプレート最下面(結像面 側の最上面)に設置してもよい。また、図 29に示すように、最上面、最下面の両方に 設置してもよぐレンズアレイプレートの間(すなわちレンズアレイの内側)に設置して ちょい。
[0069] 図 10に示す迷光のうち、被読取り画像点 31に最も近い迷光発光点 32からの迷光 、および、副走査方向 17に遠い位置の迷光はスリットにより除去が可能である。しか し、スリットのみで迷光を完全に除去することはできない。なぜなら、被読取り画像点 3 1から遠い迷光発光点 32は、デフォーカスにより、迷光発光点の大きさが大きくなる ためである。スリットでは除去できない迷光は、遮光壁によって除去する。以下、遮光 壁の高さ hの決定方法を説明する。
[0070] 先に述べたように、遮光壁は外付け型と内蔵型があるが、まず外付け型について説 明する。
[0071] スリット近傍の迷光はスリットで除去されるため、スリットで除去されない遠方の迷光 について考える。図 26に示すように、視野角 Θで広がる光線力 読取り画像面 20に 到達する位置 (光軸中心力 距離 mの位置) 40に対して、比例定数 e'の位置 g'に迷 光が発生した場合、 m= tan 0 XTCであり、 g' =m X e' = (tan 0 XTC) X e'となる 。位置 g,力もセンサ 22に到達する光線の傾きよりも、レンズ 10と遮光壁 16の高さ hの なす傾き Ψ (tan¥ =h/D)が大きければ、迷光を除去することが可能である。なお、 レンズ径 (レンズとして有効に機能する部分の直径)は Dである。
TCZ (tan Θ XTC X e' )≤ (h/D)
変形すると、 l/e'≤ (h/D) X tan θ
ここで、 lZe,=eとすると、 e≤h/D X tan 0となる。
[0072] なお、外側レンズのレンズ径 DLを内側レンズのレンズ径 Dより大きくした場合は、こ れらの 2値の中間値、
DM= (DL + D) /2 を用いて、 e≤hZDM X tan 0となる。
[0073] 遮光壁が外付け型の場合は、遮光壁が高いほど明るさが低下するが、遮光壁が内 蔵型の場合は、遮光壁高さ hと明るさは無関係である。レンズピッチ Pが大きくなると、
遮光壁高さ hは低くなる。また、レンズピッチ Pが狭ければ、迷光は発生しやすくなる ので、比例定数 eは次式のようになる。
e= (h/DM) X tan 0 X (P/l. 25D)
[0074] 後述するシミュレーション結果より、遮光壁をレンズアレイの両面に設ける場合は、 片面にのみ設ける場合よりも、各面の遮光壁高さ hは小さくてょ 、。
[0075] また、両面設置の遮光壁の場合は、片面設置の遮光壁と比べて明るさが小さくなる 傾向にある。
[0076] 内蔵型遮光壁の厚さは空気換算厚さとなっているので、実際の厚さは 1. 53を掛け た値となる。外付け型の遮光壁場合は、空気換算厚さと実際の厚さは等しくなる。
[0077] なお、遮光壁高さ hを高くすると、迷光は除去しやすくなるが、明るさが暗くなり、迷 光除去と光量はトレードオフの関係にある。例えば、比例定数 eが大きくなれば視野 角によらず迷光が 0%となるが、視野角によらず 50%以上の光量 (結像光伝達比率) を得るためには、比例定数 eがある一定の値以下である必要がある。
[0078] 内蔵型遮光壁の場合は、図 27に示すように、隣接するレンズへの迷光入射を防ぐ ことができる。また、結像すべき光線の"蹴られ"が無いので、遮光壁 16を高くしても 伝達率 (光量)が小さくならな 、と 、うメリットがある。
[0079] 内蔵型遮光壁の高さ (深さ)は、基本的には外付け型遮光壁の場合と同じ考え方で 規定することができる力 例えば、外付け型遮光壁の最適高さが 0. 25mmである場 合、同じ効果を持つ内蔵型遮光壁の高さは、空気換算分を元に戻した数値、 0. 25 X I. 53 = 0. 3825mmとなる。
[0080] スリットを設けずに、遮光壁のみで迷光を防止することもできる。遮光壁は個々のレ ンズ周囲に設けられるため、主走査方向、副走査方向とも方向に関係なく迷光を除 去することが可能である。スリットを設けないので、レンズ配列方向を傾斜させる必要 はない。但し、遮光壁のみで迷光を防止するためには、スリットを設ける場合と比べて 、遮光壁の高さを高くしな 、と迷光を除去することができな 、。
[0081] スリットが無 、構造の場合、迷光を除去するための必須要素は、遮光壁高さ h、レン ズピッチ Pである。レンズ厚さ zおよびレンズ列幅 ROは、迷光除去には影響を与えな いが、明るさに影響を与える。
[0082] 遮光壁の光吸収率、遮光壁の表面粗さは、ゴースト除去に影響を与える要素であ る。遮光壁の光吸収率が低い場合であっても、遮光壁の表面粗さを上げることによつ て迷光量を減らすことが可能である。
[0083] 遮光壁の光吸収率が低!、と (または光反射率が高!、と)、遮光壁部分で光線が反 射し、新たな迷光が発生してしまう。そのため、遮光壁は光吸収率が高い材料で形 成することが好ましい。例えば黒色インキなどが挙げられる。また、表面粗さが高けれ ば光を反射しに《なるため、光吸収率が低い材料の場合は、表面粗さを高くするこ とにより、光吸収率を上げることができる。例えばすりガラスの場合、表面粗さは数 mのオーダーとなる。
[0084] (シミュレーション計算方法の説明)
以下、本発明で用いるシミュレーション計算の方法を説明する。なお、以下の説明 において、特に断りがない限り、レンズ厚さ zと共役長 TCは、実際のレンズ厚さと共役 長では無ぐ後述する空気長に換算した厚さと長さをいうものとする。
[0085] 図 14に示したスリット 24および遮光壁 16を設けた画像読取り装置のイメージ結像 光学系を例に説明する。
図 30に示すように、センサ側に仮想の発光源 26を設け、被読取り画像面に評価面 28を設ける。評価面 28のサイズは、 200mm X 200mmとした。実共役長 TC,は、 1 5mmで to 。
[0086] 画像読取り装置におけるセンサ側発光源 26から、ランバーシャンモデルで広がり角 度 90° の光を発生させ、評価面 28に到達するエネルギー量を測定して、ゴーストお よび光量を評価した。
[0087] 入射エネルギー 100%と、光軸と評価面 28との交点に到達するエネルギー(結像 光伝達量との比を結像光伝達比率と呼び、これがイメージ結像光学系の光量となる。 また、評価面 28上の前記以外の点に到達したエネルギーの総量が迷光量であり、こ の値が大きいほどゴーストが顕著に発生することとなる。
[0088] 画像書込み装置の場合にも同様に、光源側に仮想の発光源を設け、発光源力ゝらラ ンバーシャンモデルで広がり角度 90° の光を発生させ、評価面 28に到達するエネ ルギー量を測定して、ゴーストおよび光量を評価した。
[0089] なお、この計算モデルにおける光線追跡は、現実の画像読込み系および画像書込 み系とは光線の方向が逆となる力 光線逆行の原理により、現実と同一の結果が得ら れる。すなわち、計算の結果、迷光量 0%となったときは、像面からの光源のエネルギ 一値と、結像面上の結像画と光軸との交点に到達した光線のエネルギー値は略等し くなる。光線本数は 1万本で計算した。また、評価面のサイズは、前述したように 200 mm X 200mmの十分広いサイズで行った。迷光量が 0%であれば、ゴーストがセン サに検出されないレベルであり、迷光量が 10%以下であれば、ゴーストはセンサに 検出されるものの、その後の信号処理によりゴーストの影響を完全に除去することが できるレベルである。
[0090] また、主走査方向に対してのエネルギー変動(光量ムラ)も合わせて評価した。光 源は、ランバーシャンモデルである力 計算を効率的に行うため、広がり角度 90° で なぐ視野角 + 5° で実施した。但し、計算結果では、ランバーシャン 90° 相当の結 果となるように換算し直した値を示している。光線本数は 10万本とした。光量ムラは、 次式により求めた。
光量ムラ = (最大結像光伝達量 最小結像光伝達量) / (最大結像光伝達量 +最 小結像光伝達量)
[0091] (遮光壁に対するシミュレーション結果)
表 1に、遮光壁の光反射率と迷光のシミュレーション結果を示す。
[0092] [表 1]
[0093] 光吸収率 = (100 光反射率)であるため、表 1より、遮光壁の光吸収率は 50〜: L0 0%が好ましく(迷光量 10%以下)、 95-100% (迷光量 0%)がより好ましいことがわ かる。
[0094] 表 2に、光吸収率 90% (光反射率 10%)の遮光壁に対する表面粗さ Raと迷光のシ
ミュレーシヨン結果を示す。
[0095] [表 2]
[0096] 表 2より遮光壁の光吸収率が 90%以上 (すなわち光反射率が 10%以下)のときは、 表面粗さ Raを lOnm以上とすれば、迷光量を 0%することができることがわかる。
[0097] 表 3に光吸収率 50% (光反射率 50%)の遮光壁に対する表面粗さと迷光のシミュレ ーシヨン結果を示す。
[0098] [表 3]
[0099] 表 3より遮光壁の光吸収率が 50%以上 (すなわち光反射率が 50%以下)のときは、 表面粗さ Raを 50nm以上とすれば、迷光量を 0%とすることができることがわかる。
[0100] 表 4に光吸収率 0% (光反射率 100%)の遮光壁に対する表面粗さと迷光のシミュレ ーシヨン結果を示す。
[0101] [表 4]
表 4より遮光壁の光吸収率が 0%以上 (すなわち光反射率が 100%以下)のときは、
表面粗さ Raを 500nm以上とすれば、迷光量を 0%とすることができることがわかる。
[0103] (スリットに対するシミュレーション結果)
レンズアレイと像面との間には、不必要な光線を除去するためのスリットを設けても よい。図 14は、図 26に示したイメージ結像光学系にスリット 24を設けた例を示す。
[0104] スリットを設ける場合は、スリットによる迷光除去をより効果的なものとするために、図 15に示すようにレンズ 10の配列方向と、レンズ形成領域の長辺方向とが同一方向と ならないようにレンズを配列することが好ましい。図 15には、レンズ形成領域の長辺 方向に対して、レンズ配列方向を φだけ傾けた状態を示している。
[0105] スリットの開口部の幅に関しては 2つのパラメータ c、 dがある。 cは迷光除去の有無 を示すパラメータであり、 dは"蹴られ"の有無を示すパラメータである。スリットの開口 部の幅を a、スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離を Sとすると、
[0106] c= {aZ (2S X tan2 0 X sinl5° ) } X (1. 25DZP)と表すことができる。
レンズピッチ Pが大きくなるとスリットの開口部の幅 aは大きくする必要がある。
[0107] スリットの開口部の幅を規定するためには、レンズの視野角も関係する。スリットの開 口部の幅 (副走査方向の幅)は、被読取り画像点と迷光発生点との距離が大きけれ ば広ぐ前記距離が小さければ狭くてよい。図 31に示すように、被読取り画像点 31と 迷光発生点 32との間の距離 gは、センサ側から視野角 Θで被読取り画像面に投影さ れる点と被読取り画像点 31との距離 mとした場合、距離 gと距離 mとは比例するので 、 gZm=cとなる。視野角 Θにかかわらず cの値によってゴーストが除去されるため、 距離 gと距離 mとは比例するといえる。
[0108] また、図 31に示すように、距離 mを特定する場合は、レンズの共役長を TC'とした 場合、 m=TC' tan Θとはならない。なぜなら、レンズアレイ部分で屈折が起こるため 、投影される位置は異なってしまうためである。このため、本説明においては、実際の レンズの厚さ(レンズアレイの最上面のレンズの最も高い部分と、レンズアレイ最下面 のレンズの最も高い部分を結んだ長さ)が z,で、レンズの屈折率力 ¾の場合、レンズ の厚さを空気換算した厚さ z = z' Znとして扱っている。また、レンズの共役長 TC,は 、空気換算の共役長 TCとして扱い、 TC=TC'— z + zZnとなる。例えば実レンズ厚 さ z' =4mmのときは、空気換算厚は、レンズ厚さを空気の屈折率で除算して、 4/1
. 53 = 2. 6 lmmとなる。また、レンズ共役長 TC' = 15mmのときは、 TC'の空気換 算長 TCは、 15-4 + 2. 61 = 13. 61mmとなる。空気換算を行うことにより、 m=tan Θ XTCとして扱うことが可能となり、 g = c X tan 0 XTCとなる。
[0109] 説明を簡単にするため、以下 c= lで考える。図 32に示すように、ゴーストも結像す るときと同様にレンズに集光するため、第 1のゴーストが発生する位置から、光線が視 野角 Θで広がって、センサに到達すると考えられる。このときの最も内側の迷光は、 幾何学的にレンズ共役長 TC中心位置から 2 Θの広がりで表される。よって、 TC中心 位置からの距離 Sにおいて、迷光の存在しない幅は 2Stan2 Θとなる。
[0110] 図 33に示すように、レンズ配列方向を角度 φ傾斜させているため、副走査方向に 迷光の存在しない幅は、 2Stan2 Θに sin φを乗じて、 2Stan2 θ X sin φとなる。図 3 4に示すように、 TC中心力もスリット 24までの位置 Sにおけるスリットの開口部の必要 幅 aは 2Stan2 θ X sin φとなる。ここまでは、説明を簡単にするために c= 1としてい た力、現実には、 c = aZ(2Stan2 0 Χ βίη φ )である。 a = 2Stan2 0 X sin X cは、 迷光が存在しない幅を表しているので、スリットの開口部の幅はこれよりも小さくする 必要がある。シミュレーションにより sin φを変化させたところ、 φ = 15。 でスリットの開 口部の幅 aを計算したときに、最も迷光量が少なくなる最適な条件となることがわかつ た。そこで、 φ = 15。 とすることにした。
[0111] スリットの開口部の幅の最低値は、次のように決定される。図 35は、図 34に被読取 り画像点 31から視野角 0で広がった光線を追カ卩したものである。図 35に示すように 、結像光は被読取り画像面 (原稿面) 20から視野角 Θの広がりを持つ。スリット 24が この範囲に力かると、結像に必要な光線が遮断される現象、いわゆる"蹴られ"が発 生し、画像の一部が結像されなくなってしまう。但し、図 36に示すように、 "蹴られ"は 外周部から発生するので、多少蹴られても、結像への影響は少ない。
[0112] TC中心力もスリット 24までの距離が Sであるので、原稿面 20からスリットまでの距離 は 0. 5TC— Sとなり、 "蹴られ"が発生しない範囲は、 2tan 0 X (0. 5TC— S)となる 。この範囲とスリットの開口部の幅との比 d=aZ(2tan 0 X (0. 5TC— S) )力 1以 上であれば"蹴られ"は発生しない。比 dが 1に近いほど光量が大きくなり、比 dが小さ いほど光量ムラが小さくなる。スリットとレンズとの間の距離が小さいほど、スリットの開
口部の幅 aを狭くする必要がある力 スリットの開口部の幅 aが小さいど'蹴られ"が発 生し、結像画像が暗くなる。
[0113] スリットの位置によって迷光量に差はないが、 SZTCが小さくなると、スリットとレンズ が接触しやすくなるので好ましくなぐ SZTCが一定の値以上であれば、結像光伝達 率が 50%以上となるが、 SZTCが大きくなりすぎると、スリットと被読取り画像面 (画像 書込み面)が接触しやすくなるので好ましくない。特に画像読取り装置の場合、被読 取り画像面とスリットとの間にガラス天板が設置されるため、スリットとレンズが接触して しまう。
[0114] スリットは、レンズアレイと像面の間だけでなぐレンズアレイと画像読取り面(センサ )との間に設けてもよい。画像読取り装置内部の部品に反射した光も迷光の原因とな る力 このような迷光は量が少ないため、画質に与える影響は小さい。しかし、画像読 取り面側にもスリットを設けることにより、このような迷光を効果的に防止することができ るため、より高品質の画像を得る必要がある場合には、像面側および画像読取り面 側の両方にスリットを設けることが好ましい。画像読取り面側に設けるスリットの開口部 の幅などの設計値は、上述した像面側のスリットと同様とする。
[0115] 以下、スリットの有無、遮光壁の設置型 (外付け型または内蔵型)と遮光壁の設置位 置 (像面側または読取り面,書込み面)の別による具体例について説明する。
[0116] 1.スリット有り、外付け型遮光壁、像面側のみに設置する場合
表 5に、レンズ配列方向傾き角度に対する迷光量 Z結像光伝達量の変化のシミュ レーシヨン結果を示す。
[0117] [表 5]
[0118] 表 6に、 c = aZ(2SXtan20 Xsinl5° )に対する迷光量 Z結像光伝達量の変化 のシミュレーション結果を示す。
[0119] [表 6]
C
0.466 0.603 0.663 0S29 0.995 1.160 1.305 1.327 1.492 1.658 1.767 視野角
0% 0% 0% 0% 0% OS 0% 0% 2% 9% 11%
0,5 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 51% 101% 310¾
3 0% 0% 0% 0% 0% 0¾ 0% 0% 20% 40% 110¾
9 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 1% 4% 11%
13 OS 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 1% 2% 11%
18 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 1% 2% 11%
21 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 1% 1% 11%
[0120] 表 7に、 PZDに対する迷光量 Z結像光伝達量の変化のシミュレーション結果を示 す。
[0121] [表 7]
[0122] 表 8に、 DLZPに対する迷光量 Z結像光伝達量の変化のシミュレーション結果を示 す。
[0124] 表 9に、 e= (h/DM) XtanQ X (P/l. 25D)に対する結像光伝達比率の変化 のシミュレーション結果を示す。
[0125] [表 9]
[0126] 以上の表 5〜9より、各視野角で迷光量 10%以下、各視野角で迷光量 0%、全ての 視野角で迷光量 10%以下、全ての視野角で迷光量 0%となる数値範囲をそれぞれ 求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を 得ることができる。
[0127] 各視野角で迷光量 10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方 配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイプレート上にのみ設けられ、レンズァレ ィプレートのレンズの視野角 0力 0° < 0≤21° であり、レンズアレイプレートのレン ズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 Φが 9° < ≤27° 、但し、 0° < 0 <3° のときは、 11° ≤ <17° 、3° ≤ 0 <9° のときは、 10° ≤ <1 6° であり、スリットの開口部の幅を a、スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、レンズアレイプレートのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに , c={a/(2SXtan20 Xsinl5° )}X (1. 25DZP)の値力 s、 0.466≤c< 1. 767 、但し 0° < θ <6. 12° のときは、 0.466≤c<l.492であり、 P/Dは、 1.034≤
P/D<2.157、但し、 0° < 0 <6.12° のときは、 1.142≤P/D<2.157であ り、レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0.7≤DL/ P<0.950であり、遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/D M) Xtan0 X (P/l.25D)は、 0<e、但し、 0° < 0 <6.12° のときは、 0.087 ≤e、 6.12° ≤ 0 <9° のときは、 0.039≤eである。
[0128] 各視野角で迷光量 0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列 であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイプレート上にのみ設けられ、視野角 Θが 0 。 < 0≤21° であり、傾き角度 φ力 11° ≤ <25° 、但し、 0° < 0 <6.12° の ときは、 11° ≤ <17° 、6. 12° ≤ 0 <9° のときは、 12° ≤ <17° であり、 c の値力 0.466≤c<l.492であり、 PZDは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0 。 < 0 <9° のときは、 1. 142≤PZD<2. 157、 9° ≤ 0く 21° のときは、 1.18 0≤P/D<2.157であり、 DL/Piま、 0.7≤DL/P<0.950であり、 eiま、 0.057 ≤e、但し、 0° < Θ <6.12° のときは、 0.087≤e、 9° ≤ θ <21° の場合、 0.0 77≤eである。
[0129] 全ての視野角で迷光量 10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は 六方配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイプレート上にのみ設けられ、視野 角 0が 0° < Θ≤21° であり、傾き角度 φが 11° ≤ <17° であり、 cの値が、 0 <c<l.492であり、 P/Diま、 1.142≤P/Dであり、 eiま、 0.087≤eである。
[0130] 全ての視野角で迷光量 0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方 配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイプレート上にのみ設けられ、視野角 Θ 力 0° < 0≤21° であり、傾き角度 φ力 S12° ≤ <17° であり、 cの値力 0<c< 1.492であり、 PZDは、 1.180≤PZDであり、 eは、 0.087≤eである。
[0131] 表 10に、 d=a/(2tan θ X (0.5TC— S))に対する結像光伝達比率の変化およ び光量ムラの変化のシミュレーション結果を示す。
[0132] [表 10]
d
0.242 0.255 0.331 0.364 0.455 0'546 0637 0.717 0.728 0.820 0.911 視野角
6.t2 49% 52% 62% 67% 79% 90% 95% 96% 96% 96% 96%
0.5 49% 52% 62% 67% 79% 90% 95% 96% 96% 96¾ 96¾
3 49% 52% 62% 67% 79% 90% 95% 96% 96% 96% 96%
9 49% 52¾ 62% 67 79% 90% 95% 96% 96% 96S 96%
13 49% 52% 62% 67% 79% 90% 95% 96% 96% 96% 96% t8 49% 52% 62% 67¾ 79% 90% 95% 96% 96% 96% 96%
21 49% 52% 62% 67% 79% 90% 95% 96% 96% 96% 96%
[0133] 表 11に、 PZDに対する結像光伝達比率の変化のシミュレーション結果を示す。
[0134] [表 11]
1.034 1.142 1.180 1.216 1.250 1.450 1.570 1.678 2.157 視野角
6.12 116% 95% 89% 84% 79% 59% 50% 40S 30%
0.5 116% 95% 89% 84% 79% 59% 50% 40% 30%
3 116% 95% 8994 84% 79% 59» 50% 40% 30%
9 116¾ 95% 89% 84¾ 79% 59% 50% 40% 30%
13 116% 95¾ 89% 84% 79% 59% 50% 40% 30%
18 116% 9594 89% 84% 79% 59% 50% 40% 30%
21 116% 95% 89% 84% 79% 59% 50% 40% 30%
[0135] 表 12に、 e= (h/DM) XtanQ X (P/1.25D)に対する結像光伝達比率の変化 のシミュレーション結果を示す。
[0136] [表 12]
[0137] 表 13に、 SZTCに対する結像光伝達率の変化のシミュレーション結果を示す。
[0138] [表 13]
S/TC
0.5 0.328 0.291 0.254
視野角 0.218 0.213 0.191 0.144
6.12 96% 96% 95% 79% 61% 60% 51% 36%
0.5 96% 96% 95% 79% 61% 60% 51% 36%
3 96% 96% 95% 79% 61% 60% 51% 36%
9 96% 96% 95% 79% 61% 60¾ 51% 36%
13 96% 96% 95% 79% 61% 60% 51% 36%
18 96% 96% 95% 79% 61% 60% 51% 36%
21 96% 96% 95% 79% 61% 60% 51% 36%
[0139] 表 14に、 zZTCに対する結像光伝達比率の変化のシミュレーション結果を示す。
[0140] [表 14]
[0141] 表 15に、 V=RO/ ( (TC-z) X tan Q )に対する光量伝達率の変化のシミュレ一 シヨン結果を示す。
[0142] [表 15]
0.278 0.328 0.364 0.410 0.456 0.547 0.638 0.729 0.91 1 視野角
6.12 50% 59% 65¾ 72% 79% 79% 79% 79« 79%
0.5 50« 59% 65S 72% 79% 79% 79% 79% 79%
3 50% 59% 65% 72% 79% 79% 79% 79% 79%
9 50¾ 59% 65» 72% 79K 79% 79% 79% 79%
13 50% 59% 65% 72% 79% 79% 79% 79% 79%
18 50» 59% 65% 72% 79% 79% 79% 79% 79%
21 50% 59% 65% 72% 79% 79% 79% 79X 79%
[0143] 以上の表 10〜15より、明るさが 50%以上となる数値範囲を求めれば、明るさが 50 %以上となるイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
[0144] 明るさが 50%以上となるのは、 dの値が、 0. 255≤dであり、 PZDは、 1. 678>P /Dであり、 eiま、 0. 768 >eであり、 S/TC力 0. 144< S/TCであり、 z/TC力 0. 245≤zZTCであり、レンズアレイプレートのレンズ列幅を ROとした場合、 V=R 0/ ( (TC-z) Xtan 0 )の値力 0. 278≤Vである。
[0145] また、 dの値力 0. 255≤dであり、 eiま、 0. 768>eであり、 S/TC力 0. 144< S ZTCであり、 zZTC力 0. 245≤zZTCであり、 Vの値が、 0. 278≤Vであり、 DL ZP力 0. 750≤DLZP< 1である。
[0146] 2.スリット有り、外付け型遮光壁、読取り面または書込み面側にのみ設置する場合 表 16に e= (h/DM) X tan 0 X (P/l. 25D)に対する迷光量 Z結像光伝達量 の変化のシミュレーション結果を示す。
[0147] [表 16]
[0148] 以上の表 16および既に示した表 5、表 6、表 7、表 8から、各視野角で迷光量 10% 以下、各視野角で迷光量 0%、全ての視野角で迷光量 10%以下、全ての視野角で 迷光量 0%となる数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像 光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
[0149] 各視野角で迷光量 10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方 配列であり、
遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上にのみ設けられ、視 野角 0が 0° < Θ ≤21° であり、傾き角度 φが 9° < ≤27° 、但し、 0° < Θ <3 。 のときは、 11° ≤ <17° 、3° ≤ 0 <9° のときは、 10° ≤ <16° であり、 c の値力 S、 0. 466≤c<l. 767、但し 0° < Θ <6. 12° のときは、 0. 466≤c< 1. 4 92であり、 P/Dは、 1. 034≤P/D<2. 157、但し、 0° < Θ <6. 12° のときは、 1. 142≤P/D<2. 157であり、 DL/Piま、 0. 7<DL/P<0. 950であり、 eiま、 0 <e、但し、 0° < 0 <6. 12° のときは、 0. 108≤e、 6. 12° ≤ 0 <9° のときは、 0. 048≤eである。
[0150] 各視野角で迷光量 0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列 であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上にのみ設け られ、視野角 0が 0° < Θ ≤21° であり、傾き角度 φが 11° < φ≤25° 、但し、 0 。 < 0 <6. 12° のときは、 11° ≤ <17° 、6. 12° ≤ 0 <9° のときは、 12° ≤ <17° であり、 cの値力 0. 466≤c<l. 492であり、 PZDは、 1. 034≤P/ D<2. 157、但し、 0° < 0 <9° のときは、 1. 142≤P/D<2. 157、 9° ≤ 0 < 21° のときは、 1. 180≤P/D<2. 157であり、 DL/Pは、 0. 7≤DL/P<0. 95
0であり、 eは、 0. 071≤e、但し、 0° < θ < 6. 12° のときは、 0. 108≤e、 9° ≤ θ < 21° のときは、 0. 095≤eである。
[0151] 全ての視野角で迷光量 10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は 六方配列であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上に のみ設けられ、視野角 0が 0° < Θ≤21° であり、傾き角度 φが 11° ≤ < 16° であり、 cの値力 0. 466≤c< l. 327であり、 PZDは、 1. 142≤P/D< 2. 157 であり、 DL/Piま、 0. 7≤DL/P< 0. 950であり、 eiま、 0. 108≤eである。
[0152] 全ての視野角で迷光量 0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方 配列であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上にのみ 設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、傾き角度 φ力^ 2° ≤ φ < 16° であり 、 cの値力 0. 466≤c< l. 327であり、 PZDは、 1. 180≤P/D< 2. 157であり、 DL/Piま、 0. 7≤DL/P< 0. 950であり、 eiま、 0. 108≤eである。
[0153] また、既に示した表 10、表 11、表 12、表 13、表 14、表 15から、明るさが 50%以上 となる数値範囲を求めれば、明るさが 50%以上となるイメージ結像光学系を得るため の設計値の条件を得ることができる。
[0154] 明るさが 50%以上となるのは、 dの値が、 0. 255≤dであり、 PZDは、 1. 678 >P /Dであり、 eiま、 0. 768 >eであり、 S/TC力 0. 144< S/TCであり、 z/TC力 0. 245≤z/TCであり、 Vの値力 0. 278≤Vであり、 DL/P力 0. 750≤DL/P である。
[0155] 3.スリット有り、外付け型遮光壁、像面側および読取り面または書込み面側の両側に 設置する場合
表 17に、 e= (h/DM) X tan 0 X (P/l. 25D)に対する迷光量 Z結像光伝達量 の変化のシミュレーション結果を示す。
[0157] 以上の表 17および既に示した表 5、表 6、表 7、表 8から、各視野角で迷光量 10% 以下、各視野角で迷光量 0%、全ての視野角で迷光量 10%以下、全ての視野角で 迷光量 0%となる数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像 光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
[0158] 各視野角で迷光量 10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方 配列であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上および 像面側のレンズアレイ上の両方に設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、傾 き角度 Φが 9° < ≤27° 、但し、 0° < 0 <3° のときは、 11° ≤ <17° 、3° ≤ Θ <9° のときは、 10° ≤ <16° であり、 cの値力 0.466≤c<l.767、但し 0< Θ <6.12のときは、 0.466≤c<l.492であり、 P/Dは、 1.034≤P/D<2 . 157、但し、 0< Θ <6.12のときは、 1. 142≤P/D<2. 157であり、 DL/Pは、 0.7≤DL/P<0.950であり、 eは、 0<e、但し、 0° < Θ <6. 12° のときは、 0.0 66≤e、 6.12° ≤ 0 <9° のときは、 0.03≤eである。
[0159] 各視野角で迷光量 0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列 であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上および像面 側のレンズアレイ上の両方に設けられ、レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < Θ ≤21° であり、傾き角度 φが 11° ≤φ<25° 、但し、 0° < Θ <6.12° のときは、 11° ≤ <17° 、6.12° ≤ 0 <9° のときは、 12° ≤ <17° であり、 cの値が 、 0.466≤c<l.492であり、 PZDは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° く 0 <9° のときは、 1. 142≤P/D<2. 157、 9° ≤ 0 <21° のときは、 1.180≤P/ D<2.157であり、 DLZPは、 0.7≤DL/P<0.950であり、 eは、 0.044≤e,伹 し、 0° < Θ <6.12° のときは、 0.066≤e、 9° ≤ θ <21° のときは、 0.058≤e
である。
[0160] 全ての視野角で迷光量 10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は 六方配列であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上お よび像面側のレンズアレイ上の両方に設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり 、傾き角度 Φが 11° ≤ < 16° であり、 cの値力 0. 466≤c< l. 327であり、 PZ Diま、 1. 142≤P/D< 2. 157であり、 DL/Piま、 0. 7≤DL/P< 0. 950であり、 eは、 0. 066≤eである。
[0161] 全ての視野角で迷光量 0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方 配列であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上および 像面側のレンズアレイ上の両方に設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、傾 き角度 Φ力 12° ≤ < 16° であり、 cの値が、 0. 466≤c< l. 327であり、 PZDは 、 1. 180≤P/D< 2. 157であり、 DL/Piま、 0. 7≤DL/P< 0. 950であり、 eiま、 0. 066≤eである。
[0162] 表 18に、 e= (h/DM) X tan Q X (P/l. 25D)に対する結像光伝達比率の変化 のシミュレーション結果を示す。
[0163] [表 18]
0.103 0.288 0.384 0.444 0.479 0.574 0.768 視野角
6.12 77% 65% 55% 50% 47% 34% 13%
0.5 77% 65% 55% 50% 47% 34% 13%
3 77% 65% 55% 50% 47% 34% 13%
9 77% 65% 55% 50% 47% 34% 13%
13 77% 65% 55% 50% 47% 34% 13%
18 77% 65% 55% 50% 47% 34% 13%
21 77% 65% 55% 50% 47% 34% 13%
[0164] 以上の表 18および既に示した表 10、表 11、表 13、表 14、表 15から、明るさが 50 %以上となる数値範囲を求めれば、明るさが 50%以上となるイメージ結像光学系を 得るための設計値の条件を得ることができる。
[0165] 明るさが 50%以上となるのは、 dの値が、 0. 255≤dであり、 PZDは、 1. 678 >P /Dであり、 eiま、 0. 479 >eであり、 S/TC力 0. 144< S/TCであり、 z/TC力 0. 245≤z/TCであり、 Vの値力 0. 278≤Vであり、 DL/P力 0. 750≤DL/P である。
[0166] 4.スリット有り、内蔵型遮光壁、像面側のみに設置する場合
表 19に、 e= (h/DM) X tan 0 X (P/l.25D)に対する迷光量 Z結像光伝達量 の変化のシミュレーション結果を示す。
[0167] [表 19]
[0168] 以上の表 19および既に示した表 5、表 6、表 7、表 8から、各視野角で迷光量 10% 以下、各視野角で迷光量 0%、全ての視野角で迷光量 10%以下、全ての視野角で 迷光量 0%となる数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像 光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
[0169] 各視野角で迷光量 10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方 配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角 Θが 0°
< Θ≤21° であり、傾き角度 φが 9° < ≤27° 、但し、 0° < Θ <3° のときは、 11° ≤ <17° 、3° ≤ 0 <9° のときは、 10° ≤ <16° であり、 cの値が、 0.4 66≤c<l.767、但し 0く Θ <6.12のときは、 0.466≤c<l.492であり、 P,D は、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° < 0 <6.12° のときは、 1.142≤P/D <2. 157であり、 DLZPは、 0.7≤DL/P<0.950であり、 eは、 0<e、但し、 0°
< Θ <6. 12° のときは、 0.071≤e、 6.12° ≤ 0 <9° のときは、 0.031≤eであ る。
[0170] 各視野角で迷光量 0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列 であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角 Θが 0° < Θ ≤21° であり、傾き角度 φが 11° ≤φ<25° 、但し、 0° < Θ <6.12° のときは、 11° ≤ <17° 、6.12° ≤ 0 <9° のときは、 12° ≤ <17° であり、 cの値が 、 0.466≤c<l.492であり、 PZDは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° く 0
< 9° のときは、 1. 142≤P/D< 2. 157、 9° ≤ 0 < 21° のときは、 1. 180≤P/ D< 2. 157であり、 DLZPは、 0. 7≤DL/P< 0. 950であり、 eは、 0. 046≤e,伹 し、 0° < θ < 6. 12° のときは、 0. 071≤e、 9° ≤ θ < 21° のときは、 0. 062≤e である。
[0171] 全ての視野角で迷光量 10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は 六方配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角 Θ が 0° < Θ≤21° であり、傾き角度 φが 11° ≤ < 16° であり、 cの値が、 0. 466 ≤c< l . 327であり、 P/Diま、 1. 142≤P/D< 2. 157であり、 DL/Piま、 0. 7≤ DL/P< 0. 950であり、 eは、 0. 071≤eである。
[0172] 全ての視野角で迷光量 0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方 配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、傾き角度 Rが 12° ≤R< 16° であり、 cの値力 0. 466≤c< l . 327であり、 P/Diま、 1. 180≤P/D< 2. 157であり、 DL/Piま、 0. 7≤DL/P < 0. 950であり、 eは、 0. 071≤eである。
[0173] 5.スリット有り、内蔵型遮光壁、読取り面または書込み面側のみに設置する場合 表 20に、 e = (h/DM) X tan 0 X (P/l . 25D)に対する迷光量 Z結像光伝達量 の変化のシミュレーション結果を示す。
[0174] [表 20]
[0175] 以上の表 20および既に示した表 5、表 6、表 7、表 8から、各視野角で迷光量 10% 以下、各視野角で迷光量 0%、全ての視野角で迷光量 10%以下、全ての視野角で 迷光量 0%となる数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像 光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
[0176] 各視野角で迷光量 10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方 配列であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部にの み設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、傾き角度 φが 9° < ≤27° 、伹 し、 0° < 0 <3° のときは、 11° ≤ <17° 、3° ≤ 0 <9° のときは、 10° ≤ φ <16° であり、 cの値力 0.466≤c<l.767、但し 0< 0 <6.12のときは、 0.46 6≤c<l.492であり、 PZDは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° < Θ <6.12 ° のときは、 1. 142≤P/D<2. 157であり、 DL/Pは、 0.7≤DL/P<0.950で あり、 eは、 0<e、但し、 0° < Θ <6.12° のときは、 0.071≤e、 6.12° ≤ θ <9 。 のときは、 0.031≤eである。
[0177] 各視野角で迷光量 0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列 であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部にのみ設 けられ、視野角 0が 0° < Θ≤21° であり、傾き角度 φが 11° ≤φ<25° 、但し、 0° < Θ <6.12° のときは、 11° ≤ <17° 、6.12° ≤ 0 <9° のときは、 12° ≤ <17° であり、 cの値力 0.466≤c<l.492であり、 PZDは、 1.034≤P/ D<2.157、但し、 0° < 0 <9° のときは、 1.142≤P/D<2.157、 9° ≤ 0 < 21° のときは、 1.180≤P/D<2.157であり、 DL/Pは、 0.7≤DL/P<0.95 0であり、 eは、 0.046≤e、但し、 0° < Θ <6.12° のときは、 0.071≤e、 9° ≤ Θ <21° のときは、 0.062≤eである。
[0178] 全ての視野角で迷光量 10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は 六方配列であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部 にのみ設けられ、視野角 0が 0° < Θ≤21° であり、傾き角度 φが 11° ≤φ<16 ° であり、 cの値力 0.466≤c<l.327であり、 PZDは、 1.142≤P/D<2.15 7であり、 DL/Piま、 0.7≤DL/P<0.950であり、 eiま、 0.071≤eである。
[0179] 全ての視野角で迷光量 0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方 配列であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部にの み設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、傾き角度 φ力^ 2° ≤ φ < 16° で あり、 cの値力 0.466≤c<l.327であり、 PZDは、 1.180≤P/D<2.157で あり、 DL/Piま、 0.7≤DL/P<0.950であり、 eiま、 0.071≤eである。
[0180] 6.スリット有り、内蔵型遮光壁、像面側および読取り面または書込み面側の両方に 設置する場合
表 21に、 e= (h/DM) X tan 0 X (P/l.25D)に対する迷光量 Z結像光伝達量 の変化のシミュレーション結果を示す。
[0181] [表 21]
[0182] 以上の表 21および既に示した表 5、表 6、表 7、表 8から、各視野角で迷光量 10% 以下、各視野角で迷光量 0%、全ての視野角で迷光量 10%以下、全ての視野角で 迷光量 0%となる数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像 光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
[0183] 各視野角で迷光量 10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方 配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部と画像読込みまたは画像書込み 面側のレンズアレイ内部の両方に設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、傾 き角度 Φが 9° < ≤27° 、但し、 0° < 0 <3° のときは、 11° ≤ <17° 、3° ≤ Θ <9° のときは、 10° ≤ <16° であり、 cの値力 0.466≤c<l.767、但し 0° < 0 <6.12° のときは、 0.466≤c<l.492であり、 P/Dは、 1.034≤P/D <2. 157、但し、 0° < 0 <6.12° のときは、 1.142≤P/D<2.157であり、 DL /Pは、 0.7≤DL/P<0.950であり、 eは、 0<e、但し、 0° < Θ <6.12° のとき は、 0.062≤e、 6.12° ≤ 0 <9° のときは、 0.028≤eである。
[0184] 各視野角で迷光量 0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列 であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部と画像読込みまたは画像書込み面側 のレンズアレイ内部の両方に設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、傾き角 度 φが 11° ≤ <25° 、但し、 0° < 0 <6.12° のときは、 11° ≤ <17° 、6
. 12° ≤ 0 <9° のときは、 12° ≤ <17° であり、 cの値力 0.466≤c<l.49 2であり、 P/Dは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° < θ <9° のときは、 1.14 2≤P/D<2.157、 9° ≤ θ <21° のときは、 1.180≤P/D<2.157であり、 D L/Piま、 0.7≤DL/P<0.950であり、 eiま、 0.041≤e、但し、 0° < Θ <6.12 ° のときは、 0.062≤e、 9° ≤ θ <21° のときは、 0.055≤eである。
[0185] 全ての視野角で迷光量 10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は 六方配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部と画像読込みまたは画像書 込み面側のレンズアレイ内部の両方に設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり 、傾き角度 Φが 11° ≤ <16° であり、 cの値力 0.466≤c<l.327であり、 PZ Diま、 1.142≤P/D<2.157であり、 DL/Piま、 0.7≤DL/P<0.950であり、 eは、 0.062≤eである。
[0186] 全ての視野角で迷光量 0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方 配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部と画像読込みまたは画像書込み 面側のレンズアレイ内部の両方に設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、傾 き角度 Φ力 12° ≤ < 16° であり、 cの値が、 0.466≤c<l.327であり、 PZDは 、 1.180≤P/D<2.157であり、 DL/Piま、 0.7≤DL/P<0.950であり、 eiま、 0.062≤eである。
[0187] 7.スリット無し、外付け型遮光壁、像面側のみに設置する場合
表 22に、 PZDに対する迷光量 Z結像光伝達量の変化のシミュレーション結果を 示す。
[0188] [表 22]
[0189] 表 23に、 e= (h/DM) X tan 0 X (P/l.25D)に対する迷光量 Z結像光伝達量 の変化のシミュレーション結果を示す。
[0190] [表 23]
[0191] 以上の表 22および表 23から、各視野角で迷光量 10%以下、各視野角で迷光量 0 %、全ての視野角で迷光量 10%以下、全ての視野角で迷光量 0%となる数値範囲 をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像光学系を得るための設計 値の条件を得ることができる。
[0192] 各視野角で迷光量 10%以下となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ上にの み設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 PZDは、 1. 034≤P/D,但し、 0 ° < Θ < 6. 12° のときは、 1. 142≤P/Dであり、 eは、 0. 479≤eである。
[0193] 各視野角で迷光量 0%となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ上にのみ設け られ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 PZDは、 1. 034≤PZD、但し、 0° く 0 く 9° のときは、 1. 142≤PZD、 9° ≤ 0く 21° のときは、 1. 180≤PZDであり、 eは、 0. 498≤eである。
[0194] 全ての視野角で迷光量 10%以下となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ上 にのみ設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 PZDは、 1. 142≤PZDであ り、 eは、 0. 479≤eである。
[0195] 全ての視野角で迷光量 0%となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ上にのみ 設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 PZDは、 1. 180≤PZDであり、 eは 、 0. 498≤eである。
[0196] 表 24に、 PZDに対する結像光伝達比率の変化のシミュレーション結果を示す。
[0197] [表 24]
P/D
1.034 1.142 1.180 1.216 1.250 1.450 1.570 1.678 2.157 視野角
6.12 1 16% 95% 89% 84% 79% 59S 50% 40% 30%
0.5 1 16% 95% 89% 84% 79% 59% 50% 40% 30%
3 1 16% 95% 89% 84% 79% 59% 50% 40% 30%
9 1 16% 95% 89% 84% 79% 59% 50% 40% 30%
13 1 16% 95% 89% 84% 79% 59% 50% 40% 30%
18 1 16% 95X 89% 84% 79% 59% 50% 40% 30%
21 1 16% 95% 89% 84% 79% 59« 50% 40% 30%
[0198] 以上の表 24および既に示した表 8から、明るさが 50%以上となる数値範囲を求め れば、明るさが 50%以上となるイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を得 ることがでさる。
[0199] 明るさが 50%以上となるのは、 PZDは、 1. 678 >PZDであり、 0. 750≤DL/P である。
[0200] 8.スリット無し、外付け型遮光壁、読取り面または書込み面側のみに設置する場合 表 25に、 e = (h/DM) X tan 0 X (P/1. 25D)に対する迷光量 Z結像光伝達量 の変化のシミュレーション結果を示す。
[0201] [表 25]
[0202] 以上の表 25および既に示した表 22から、各視野角で迷光量 10%以下、各視野角 で迷光量 0%、全ての視野角で迷光量 10%以下、全ての視野角で迷光量 0%となる 数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像光学系を得るた めの設計値の条件を得ることができる。
[0203] 各視野角で迷光量 10%以下となるのは、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込 み面側のレンズアレイ上にのみ設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 P/D は、 1. 034≤P/D、但し、 0° < Θ < 6. 12° のときは、 1. 142≤P/Dであり、 eは 、 0. 479≤eである。
[0204] 各視野角で迷光量 0%となるのは、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側 のレンズアレイ上にのみ設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 PZDは、 1.
034≤P/D,但し、 0° < 0 < 9° のときは、 1. 142≤PZD、 9° ≤ 0く 21° のと き ίま、 1. 180≤P/Dであり、 eiま、 0. 498≤eである。
[0205] 全ての視野角で迷光量 10%以下となるのは、遮光壁は、画像読込みまたは画像 書込み面側のレンズアレイ上にのみ設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 P
/Diま、 1. 142≤P/Dであり、 eiま、 0. 479≤eである。
[0206] 全ての視野角で迷光量 0%となるのは、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み 面側のレンズアレイ上にのみ設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 PZDは
、 1. 180≤PZDであり、 eは、 0. 498≤eである。
[0207] 表 26に、 ZZTCに対する結像光伝達比率の変化のシミュレーション結果を示す。
[0208] [表 26]
[0209] 以上の表 26および既に示した表 24、表 8から、明るさが 50%以上となる数値範囲 を求めれば、明るさが 50%以上となるイメージ結像光学系を得るための設計値の条 件を得ることができる。
[0210] 明るさが 50%以上となるのは、 zZTC力 0. 245≤zZTCであり、 PZDは、 1. 67
8 >PZDであり、 0. 750≤DLZPである。
[0211] 9.スリット無し、外付け型遮光壁、像面側および読取り面または書込み面側の両方 に設置する場合
表 27に、 e= (h/DM) X tan 0 X (P/1. 25D)に対する迷光量 Z結像光伝達量 の変化のシミュレーション結果を示す。
[0213] 以上の表 27および既に示した表 22から、各視野角で迷光量 10%以下、各視野角
で迷光量 0%、全ての視野角で迷光量 10%以下、全ての視野角で迷光量 0%となる 数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像光学系を得るた めの設計値の条件を得ることができる。
[0214] 各視野角で迷光量 10%以下となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ上およ び画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上の両方に設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 P/Diま、 1. 034≤P/D、但し、 0° < Θ < 6. 12° の ときは、 1. 142≤P/Dであり、 eは、 0. 287≤eである。
[0215] 各視野角で迷光量 0%となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ上および画像 読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上の両方に設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 PZDは、 1. 034≤P/D,但し、 0° < 0 < 9° のときは、 1. 1 42≤P/D、 9° ≤ 0 < 2 のときは、 1. 180≤P/Dであり、 eは、 0. 307≤eであ る。
[0216] 全ての視野角で迷光量 10%以下となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ上 および画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上の両方に設けられ、視野 角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 P/Diま、 1. 142≤P/Dであり、 eiま、 0. 287≤eで ある。
[0217] 全ての視野角で迷光量 0%となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ上および 画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上の両方に設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 P/Diま、 1. 180≤P/Dであり、 eiま、 0. 307≤eである。
[0218] 表 28に、 e= (h/DM) X tan Q X (P/l. 25D)に対する結像光伝達比率の変化 のシミュレーション結果を示す。
[0219] [表 28] e
0.103 0.287 0.307 0.384 0.537 0.558 0.574 0.768 視野角
6.12 93% 79% 77% 67% 55% 50% 47% 16%
0.5 93% 79% 77% 67% 55% 50% 41 % 16%
3 93% 79% 77% 67% 55% 50% 41 % 16%
9 93% 79% 77% 67% 55% 50% 41 % 16%
13 93% フ 9% 77% 67% 55% 50% 41 % 16%
18 93% 79% 77% 67% 55% 50% 41 % 16%
21 93% 79% 77% 67% 55% 50% 41 % 16%
[0220] 以上の表 28および既に示した表 24、表 8から、明るさが 50%以上となる数値範囲 を求めれば、明るさが 50%以上となるイメージ結像光学系を得るための設計値の条 件を得ることができる。
[0221] 明るさが 50%以上となるのは、 PZDは、 1. 678 >PZDであり、 0. 574>e、 0. 7
50≤DLZPである。
[0222] 10.スリット無し、内蔵型遮光壁、像面側のみに設置する場合
表 29に、 e = (h/DM) X tan 0 X (P/1. 25D)に対する迷光量 Z結像光伝達量 の変化のシミュレーション結果を示す。
[0223] [表 29]
[0224] 以上の表 29および既に示した表 22から、各視野角で迷光量 10%以下、各視野角 で迷光量 0%、全ての視野角で迷光量 10%以下、全ての視野角で迷光量 0%となる 数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像光学系を得るた めの設計値の条件を得ることができる。
[0225] 各視野角で迷光量 10%以下となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部に のみ設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 PZDは、 1. 034≤P/D,但し 、0° < Θ < 6. 12° のときは、 1. 142≤P/Dであり、 eは、 0. 347≤eである。
[0226] 各視野角で迷光量 0%となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部にのみ設 けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 PZDは、 1. 034≤P/D,但し、 0° く 0く 9° のときは、 1. 142≤PZD、 9° ≤ 0く 21° のときは、 1. 180≤P/Dであ り、 eは、 0. 384≤eである。
[0227] 全ての視野角で迷光量 10%以下となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内 部にのみ設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 PZDは、 1. 142≤PZDで
あり、 eは、 0. 347≤eである。
[0228] 全ての視野角で迷光量 0%となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部にの み設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 PZDは、 1. 180≤PZDであり、 e は、 0. 384≤eである。
[0229] 11.スリット無し、内蔵型遮光壁、読取り面または書込み面側のみに設置する場合 表 30に、 e = (h/DM) X tan 0 X (P/1. 25D)に対する迷光量 Z結像光伝達量 の変化のシミュレーション結果を示す。
[0230] [表 30]
[0231] 以上の表 30および既に示した表 22から、各視野角で迷光量 10%以下、各視野角 で迷光量 0%、全ての視野角で迷光量 10%以下、全ての視野角で迷光量 0%となる 数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像光学系を得るた めの設計値の条件を得ることができる。
[0232] 各視野角で迷光量 10%以下となるのは、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込 み面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 P/ Dは、 1. 034≤P/D、但し、 0° < Θ < 6. 12° のときは、 1. 142≤P/Dであり、 e は、 0. 307≤eである。
[0233] 各視野角で迷光量 0%となるのは、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側 のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 PZDは、 1 . 034≤P/D、但し、 0° < 0 < 9° のときは、 1. 142≤P/D、 9° ≤ 0 < 21° の ときは、 1. 180≤P/Dであり、 eは、 0. 326≤eである。
[0234] 全ての視野角で迷光量 10%以下となるのは、遮光壁は、画像読込みまたは画像 書込み面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり
、 P/Diま、 1. 142≤P/Dであり、 eiま、 0. 307≤eである。
[0235] 全ての視野角で迷光量 0%となるのは、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み 面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 P/D ίま、 1. 180≤P/Dであり、 eiま、 0. 326≤eである。
[0236] 12.スリット無し、内蔵型遮光壁、像面側および読取り面または書込み面側の両方に 設置する場合
表 31に e= (h/DM) X tan 0 X (P/l . 25D)に対する迷光量 Z結像光伝達量 の変化のシミュレーション結果を示す。
[0237] [表 31]
[0238] 以上の表 31および既に示した表 22から、各視野角で迷光量 10%以下、各視野角 で迷光量 0%、全ての視野角で迷光量 10%以下、全ての視野角で迷光量 0%となる 数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像光学系を得るた めの設計値の条件を得ることができる。
[0239] 各視野角で迷光量 10%以下となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部お よび画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部の両方に設けられ、視野 角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 P/Diま、 1. 034≤P/D、但し、 0° < Θ < 6. 12° のときは、 1. 142≤PZDであり、 eは、 0く eである。
[0240] 各視野角で迷光量 0%となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部および画 像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部の両方に設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 PZDは、 1. 034≤P/D,但し、 0° く 0く 9° のときは、 1 . 142≤P/D、 9° ≤ 0 < 21° のときは、 1. 180≤P/Dであり、 eは、 0. 287≤e である。
[0241] 全ての視野角で迷光量 10%以下となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内
部および画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部の両方に設けられ、 視野角 Θ力 0° く Θ≤21° であり、 PZDは、 1.142≤PZDであり、 eは、 0く eで ある。
[0242] 全ての視野角で迷光量 0%となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部およ び画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部の両方に設けられ、視野 角 Θが 0° < Θ≤21° であり、 P/Diま、 1.180≤P/Dであり、 eiま、 0.287≤eで ある。
[0243] 13.任意のレンズ配列の場合
上記スリット有りの場合のイメージ結像系にお 、ては、レンズアレイ配列を六方配列 に限定してシミュレーションを行った力 上記結果から任意のレンズ配列の場合の設 計値も求めることができる。
[0244] レンズの隣接角度 x° とすると、ゴースト除去のために最適なレンズ配列方向傾き 角度 y。 は、 y。 =— 0.006630x2 + 0.809473x— 9.700729となる。表 5は六方 配列の場合のデータを示したものである力 正方配列等その他の配列にぉ 、ても、 最適傾き角度を中心として迷光が増カロしていくという表 5と全く同様の数値データが 得られることが確認されている。よって、任意のレンズ配列の場合、表 5の横軸の傾き 角度に、(六方配列の最適傾き角度( = 15° ))/y° を乗算すれば、任意のレンズ 配列の場合の傾き角度と迷光量の関係を求めることができる。このようにして求めた 表から、各視野角において迷光量 10%以下となる部分の条件値を得ることができる
[0245] 遮光壁は、像面側のレンズアレイ上にのみ設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、レンズアレイのレンズ隣接角度を x。 とし、 y。 =— 0.006630x2+0.8094 73x— 9.700729としたとき、傾き角度 φ力 ° Xy° ,15° < φ≤27° Xy° / 15° 、但し、 0° < 0 <3° のときは、 11° Xy° /15° ≤ <17° Xy° Zl5° 、 3° ≤ 0 <9° のときは、 10° Xy° /15° ≤ <16° Xy° /15° であり、 cの 値力 0.466≤c<l.767、但し 0° < Θ <6.12° のときは、 0.466≤c< 1.492 であり、 P/Dは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° < Θ <6.12° のときは、 1. 142≤P/D<2.157であり、 DL/Piま、 0.7≤DL/P<0.950であり、 eiま、 0<
e、但し、 0° < θ <6.12° のときは、 0.087≤e、 6.12° ≤ θ <9° のときは、 0. 039≤eである。
[0246] または、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上にのみ設 けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、傾き角度 φが 9° Xy° Ζ15° < φ≤ 27。 Xy° /15。 、但し、 0° < 0 <3° のときは、 11。 Xy° /15。 ≤ <17° Xy° /15° 、3° ≤ 0 <9° のときは、 10° Xy° /15° ≤ <16° Xy° /15 ° であり、 cの値力 0.466≤c<l.767、但し 0° < Θ <6.12° のときは、 0.466 ≤c<l.492であり、 PZDは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° く 0 <6.12 ° のときは、 1. 142≤P/D<2. 157であり、 DL/Pは、 0.7<DL/P<0.950で あり、 eは、 0<e、但し、 0° < Θ <6.12° のときは、 0. 108≤e、 6.12° ≤ θ <9 ° のときは、 0.048≤eである。
[0247] または、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上および像 面側のレンズアレイ上の両方に設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、傾き 角度 Φが 9° Xy° /15° < ≤27° Xy° /15° 、但し、 0° < 0 <3° のとき は、 11° Xy° /15° ≤ <17° Xy° /15° 、3° ≤ 0 <9° のときは、 10° X y° /15° ≤ <16° Xy° /15° であり、 cの値力 0.466≤c< 1.767、但し 0 く Θ <6. 12のときは、 0.466≤c<l.492であり、 P/Dは、 1.034≤P/D<2. 157、但し、 0< Θ <6.12のときは、 1.142≤P/D<2.157であり、 DL/Pは、 0 .7≤DL/P<0.950であり、 eは、 0<e、但し、 0° < Θ <6. 12° のときは、 0.06 6≤e、 6.12° ≤ 0 <9° のときは、 0.03≤eである。
[0248] または、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角 Θが 0° <
Θ≤21° であり、傾き角度 φが 9° Xy° /15° < ≤27° Xy° /15° 、但し、 0° < 0 <3° のときは、 11° Xy° /15° ≤ <17° Xy° /15° 、3° ≤ Θく 9° のときは、 10° Xy° /15° ≤ <16° Xy° /15° であり、 cの値力 0.46 6≤c<l.767、但し 0く Θ <6.12のときは、 0.466≤c<l.492であり、 P,Dは 、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° < 0 <6. 12° のときは、 1.142≤P/D< 2. 157であり、 DLZPは、 0.7≤DL/P<0.950であり、 eは、 0<e、但し、 0° く Θ <6. 12° のときは、 0.071≤e、 6.12° ≤ 0 <9° のときは、 0.031≤eである
[0249] または、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部にのみ 設けられ、視野角 0が 0° < Θ≤21° であり、傾き角度 φが 9° Xy° Zl5° く φ ≤27° Xy° /15。 、但し、 0。 < 0 <3。 のときは、 11。 Xy° /15。 ≤ <17 。 Xy° /15° 、3° ≤ 0 <9° のときは、 10° Xy° /15° ≤ <16° Xy° / 15° であり、 cの値力 0.466≤c<l.767、但し 0< Θ <6.12のときは、 0.466 ≤c<l.492であり、 PZDは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° く 0 <6.12 ° のときは、 1. 142≤P/D<2. 157であり、 DL/Pは、 0.7≤DL/P<0.950で あり、 eは、 0<e、但し、 0° < Θ <6.12° のときは、 0.071≤e、 6.12° ≤ θ <9 。 のときは、 0.031≤eである。
[0250] または、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部と画像読込みまたは画像書込み面 側のレンズアレイ内部の両方に設けられ、視野角 Θが 0° < Θ≤21° であり、傾き 角度 Φが 9° Xy° /15° < ≤27° Xy° /15° 、但し、 0° < 0 <3° のとき は、 11° Xy° /15° ≤ <17° Xy° /15° 、3° ≤ 0 <9° のときは、 10° X y° /15° ≤ <16° Xy° /15° であり、 cの値力 0.466≤c< 1.767、但し 0 ° < Θ <6. 12° のときは、 0.466≤c<l.492であり、 P/Dは、 1.034≤P/D <2. 157、但し、 0° < 0 <6.12° のときは、 1.142≤P/D<2.157であり、 DL /Pは、 0.7≤DL/P<0.950であり、 eは、 0<e、但し、 0° < Θ <6.12° のとき は、 0.062≤e、 6.12° ≤ 0 <9° のときは、 0.028≤eである。
[0251] 次に、本発明による正立等倍レンズアレイを用いた画像読取り装置の実施例につい て説明する。
[0252] (画像読取り装置)
図 37は、本発明による正立等倍レンズアレイを有する光学系を用いた、画像読取り 装置の概略図である。画像読取装置の 1つであるイメージスキャナ 200は、原稿台 64 に載置された原稿 Gに光を照射する光源 60と、原稿 Gからの反射光によって原稿の 画像情報を読み取るイメージセンサ 62と、原稿を走査させる駆動源 230と、イメージス キヤナを制御する制御回路部 208とを備える。イメージセンサ 62は、照射された原稿 力 の反射光を受光して原稿 Gの画像情報を読み取る複数の受光素子を有する受
光素子アレイと、原稿 Gからの反射光を受光素子アレイに結像する本発明の正立等 倍レンズアレイ 61とを備える。
[0253] 制御回路部 208は、駆動源 230の駆動を制御する走査制御部 201と、光源 60の発光 を制御する点灯制御部 202と、イメージセンサ 62内のイメージセンサ基板 63に備えら れる受光素子アレイによって原稿 Gからの反射光を受光し、光電変換する処理部を 制御するセンサ駆動制御部 203と、センサ駆動制御部 203によって得られる光電変換 された画像情報を処理する画像処理部 204と、画像処理された画像情報を外部機器 などへ出力するインターフェース部 205と、画像処理、インターフェース、および各種 制御に必要なプログラムを格納するメモリ部 207と、走査制御部 201、点灯制御部 202 、センサ駆動制御部 203、画像処理部 204、インターフェース部 205、およびメモリ 207 を制御する中央演算処理装置 (CPU)206とを備える。
[0254] なお、イメージセンサ基板 63の色を黒色等の明度の低い色とすれば、イメージセン サアレイ基板における光の反射を防止することができ、迷光の防止に効果的である。
[0255] 図 37に示す画像読取装置では、イメージセンサ 62を固定し、原稿 G自体を走査さ せることにより、原稿の画像情報の読み取りを可能としている力 原稿 Gを固定し、光 源 60およびイメージセンサ 62を副走査方向(図示 Y方向)に走査させることにより、原 稿の画像情報を読み取ることもできる。
[0256] 次に、本発明による正立等倍レンズアレイを用いた画像書込装置の実施例につい て説明する。
[0257] (画像書込装置)
図 38は、本発明による正立等倍レンズアレイを用いた、画像書込装置の 1つである 複写機の概略図である。図 37と同一の構成要素には、同一の参照番号を付して示 してあり、同様な説明は省略する。
[0258] 図 38に示す複写機は、まず、イメージセンサからの画像情報に基づいて、光書込 みヘッド 65内の発光素子アレイ 66が点灯する。次に、その点灯された発光点からの 光を、本発明の正立等倍レンズアレイ 61により集光して感光ドラム 302に照射する。 円筒形の感光ドラム 302の表面には、アモルファス Siなどの光導電性を持つ材料 (感 光体)が形成されている。この感光ドラムはプリントの速度で回転している。回転して
いる感光ドラムの感光体表面を、帯電器 304で一様に帯電させる。そして、光書き込 みヘッドで、印字するドットイメージの光を感光体上に照射し、光の当たったところの 帯電を中和する。続いて、現像器 306で感光体上の帯電状態にしたがって、トナ-を 感光体上につける。そして、搬送される用紙 312上に、転写器 308でトナ-を転写する 。用紙 312は、定着器 314にて熱等を加えられ定着され、最終的に原稿 Gの画像情報 力 用紙 312上に複写される。一方、転写の終了した感光ドラム 302は、消去ランプ 31 8で帯電が全面にわたって中和され、清掃器 320で残ったトナ-が除去される。
[0259] 図 38は、複写機として説明したが、その装置の構成は、ファクシミリまたはマルチフ アンクシヨンプリンタなどの複合機についてもほぼ同様である。
[0260] 以下に、本発明の構成を列記する。
[0261] 1.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した 光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイ に設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ が 9° < φ≤27° 、但し、 0° < 0 < 3° のときは、 11° ≤ < 17° 、3° ≤ 0 < 9 。 のときは、 10° ≤ < 16° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/ (2S X tan2 0 X sinl5° )}X (1. 25DZP)の値力 s、 0. 466≤c< 1. 767、 但し 0° < 0 < 6. 12° のときは、 0. 466≤c< l. 492であり、
P/Dは、 1. 034≤P/D< 2. 157、但し、 0° < Θ < 6. 12° のときは、 1. 142 ≤P/D< 2. 157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0. 7≤DL ZPく 0. 950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) Xtan θ X (P/l.25D)は、 0<e、但し、 0° < θ <6.12° のときは、 0.087≤e、 6.12 ° ≤ 0 <9° のときは、 0.039≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0262] 2.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した 光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイ に設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ 力 11° ≤ <25° 、但し、 0° < 0 <6.12° のときは、 11° ≤ <17° 、6.12 。 ≤ 0 <9° のときは、 12° ≤ φ <17° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c ={a/(2SXtan20 Xsinl5° )}X (1.25DZP)の値力 s、 0.466≤c<l.492で あり、
P/Dは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° < Θ <9° のときは、 1.142≤P/ D<2.157、 9° ≤ 0 <21° のときは、 1.180≤P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0.7≤DL ZPく 0.950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) Xtan θ X (P/l.25D)は、 0.057≤e、但し、 0° < θ <6.12° のときは、 0.087≤e、 9 ° ≤ 0 <21° の場合、 0.077≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0263] 3.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した 光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイ に設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ 力 11° ≤ <17° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c
={a/(2SXtan20 Xsinl5° )}X (1.25DZP)の値力 s、 0<c< 1.492であり、 PZDは、 1.142≤PZDであり、前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2とし たときに、 e= (h/DM) XtanQ X (P/l.25D)は、 0.087≤eであることを特徴と するイメージ結像光学系。
[0264] 4.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した 光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイ に設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ 力 12° ≤ <17° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/(2SXtan20 Xsinl5。 )}X (1.25DZP)の値力 s、 0<c< 1.492であり、 PZDは、 1.180≤PZDであり、前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2とし たときに、 e= (h/DM) XtanQ X (P/l.25D)は、 0.087≤eであることを特徴と するイメージ結像光学系。
[0265] 5. 1〜4項のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイを構成するレンズのレンズ共役長を TCとしたときに、
d=a/(2tan0 X (0.5TC— S))の値が、 0.255≤dであり、
前記 PZDは、 1.678>PZDであり、
前記 eは、 0.768 >eであり、
SZTC力 0.144<SZTCであり、
前記レンズアレイのレンズ厚さを zとしたときに、 zZTC力 0.245≤zZTCであり、 前記レンズアレイのレンズ列幅を ROとしたときに、 V=ROZ((TC— z) XtanQ ) の値が、 0.278≤Vであるイメージ結像光学系。
[0266] 6. 1〜4項のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイを構成するレンズのレンズ共役長を TCとしたときに、
d=a/(2tan0 X (0.5TC— S))の値が、 0.255≤dであり、
前記 eは、 0.768 >eであり、
SZTC力 0.144<SZTCであり、
前記レンズアレイを構成するレンズ厚さを zとしたときに、 zZTC力 0.245≤z/T Cであり、
前記レンズアレイのレンズ列幅を ROとした場合、 V=ROZ((TC— z) Xtan 0 )の 値力 0.278≤Vであり、
DLZP力 0.750≤DLZPく 1であるイメージ結像光学系。
[0267] 7.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した 光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイ に設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にの み設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ が 9° < φ≤27° 、但し、 0° < 0 <3° のときは、 11° ≤ <17° 、3° ≤ 0 <9
° のときは、 10° ≤ <16° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/(2SXtan20 Xsinl5° )}X (1.25DZP)の値力 s、 0.466≤c< 1.767、 但し 0° < 0 <6. 12° のときは、 0.466≤c<l.492であり、
P/Dは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° < Θ <6.12° のときは、 1.142 ≤P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0.7<DL ZPく 0.950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) Xtan θ X (P/l.25D)は、 0<e、但し、 0° < θ <6.12° のときは、 0.108≤e、 6.12 ° ≤ 0 <9° のときは、 0.048≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。 8.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した 光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイ に設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にの み設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ 力 11° < ≤25° 、但し、 0° < 0 <6.12° のときは、 11° ≤ <17° 、6.12
。 ≤ 0 <9° のときは、 12° ≤ φ <17° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/(2SXtan20 Xsinl5。 )}X (1.25DZP)の値力 s、 0.466≤c< 1.492 であり、
P/Dは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° < θ <9° のときは、 1.142≤Ρ/ D<2.157、 9° ≤ 0 <21° のときは、 1.180≤P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0. 7≤DL ZPく 0. 950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/l. 25D)は、 0. 071≤e、但し、 0° < θ < 6. 12° のときは、 0. 108≤e、 9 ° ≤ 0 < 21° のときは、 0. 095≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0269] 9.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した 光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイ に設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にの み設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ 力 ≤ < 16° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/ (2S X tan2 0 X sinl5° ) } X (1. 25DZP)の値力 s、 0. 466≤c< 1. 327 であり、
PZDは、 1. 142≤P/D< 2. 157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0. 7≤DL ZPく 0. 950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/1. 25D)は、 0. 108≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0270] 10.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にの み設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ 力 12° ≤ < 16° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/ (2S X tan2 0 X sinl5° ) } X (1. 25DZP)の値力 s、 0. 466≤c< 1. 327 であり、
PZDは、 1. 180≤P/D< 2. 157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0. 7≤DL ZPく 0. 950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/1. 25D)は、 0. 108≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0271] 11. 7〜10項のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイを構成するレンズのレンズ共役長を TCとしたときに、
d=a/ (2tan 0 X (0. 5TC— S) )の値が、 0. 255≤dであり、
前記 PZDは、 1. 678 >PZDであり、
前記 eは、 0. 768 >eであり、
SZTC力 0. 144< SZTCであり、
前記レンズアレイのレンズ厚さを zとしたときに、 zZTC力 0. 245≤zZTCであり、 前記レンズアレイのレンズ列幅を ROとしたときに、 V=ROZ ( (TC— z) X tan 0 ) の値が、 0. 278≤Vであり、
前記 DLZPが、 0. 750≤DLZPであるイメージ結像光学系。
[0272] 12.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを
備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上およ び前記像面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ が 9° < φ≤27° 、但し、 0° < 0 <3° のときは、 11° ≤ <17° 、3° ≤ 0 <9
。 のときは、 10° ≤ <16° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/(2SXtan20 Xsinl5° )}X (1.25DZP)の値力 s、 0.466≤c< 1.767、 但し 0< Θ <6. 12のときは、 0.466≤c<l.492であり、
P/Dは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0< Θ <6.12のときは、 1.142≤P/D <2. 157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0.7≤DL ZPく 0.950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) Xtan θ X (P/l.25D)は、 0<e、但し、 0° < θ <6.12° のときは、 0.066≤e、 6.12 ° ≤ 0 <9° のときは、 0.03≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
13.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上およ び前記像面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ
力 ≤ <25° 、但し、 0° < 0 <6.12° のときは、 11° ≤R<17° 、6.12 。 ≤ 0 <9° のときは、 12° ≤ φ <17° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/(2SXtan20 Xsinl5。 )}X (1.25DZP)の値力 s、 0.466≤c< 1.492 であり、
P/Dは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° < θ <9° のときは、 1.142≤Ρ/ D<2.157、 9° ≤ 0 <21° のときは、 1.180≤P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0.7≤DL ZPく 0.950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) Xtan θ X (P/l.25D)は、 0.044≤e,但し、 0° < θ <6.12° のときは、 0.066≤e、 9 ° ≤ 0 <21° のときは、 0.058≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。 14.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上およ び前記像面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ 力 ≤ <16° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/(2SXtan20 Xsinl5° )}X (1.25DZP)の値力 s、 0.466≤c< 1.327 であり、
PZDは、 1.142≤P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0. 7≤DL ZPく 0. 950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/l. 25D)は、 0. 066≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0275] 15.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上およ び前記像面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ 力 12° ≤ < 16° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/ (2S X tan2 0 X sinl5° ) } X (1. 25DZP)の値力 s、 0. 466≤c< 1. 327 であり、
PZDは、 1. 180≤P/D< 2. 157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0. 7≤DL ZPく 0. 950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/l. 25D)は、 0. 066≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0276] 16. 12〜15項のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイを構成するレンズのレンズ共役長を TCとしたときに、
d=a/ (2tan 0 X (0. 5TC— S) )の値が、 0. 255≤dであり、
PZDは、 1. 678 >PZDであり、
e= (h/DM) X tan 0 X (P/l. 25D)は、 0. 479 >eであり、
SZTC力 0.144<SZTCであり、
前記レンズアレイのレンズ厚さを zとしたときに、 zZTC力 0.245≤zZTCであり、 前記レンズアレイのレンズ列幅を ROとした場合、 V=ROZ((TC— z) Xtan 0 )の 値力 0.278≤Vであり、
前記 DLZPが、 0.750≤DLZPであるイメージ結像光学系。
[0277] 17.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ が 9° < φ≤27° 、但し、 0° < 0 <3° のときは、 11° ≤ <17° 、3° ≤ 0 <9
。 のときは、 10° ≤ <16° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/(2SXtan20 Xsinl5° )}X (1.25DZP)の値力 s、 0.466≤c< 1.767、 但し 0< Θ <6. 12のときは、 0.466≤c<l.492であり、
P/Dは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° < Θ <6.12° のときは、 1.142
≤P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0.7≤DL
ZPく 0.950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) Xtan θ
X (P/l.25D)は、 0<e、但し、 0° < θ <6.12° のときは、 0.071≤e、 6.12
° ≤ 0 <9° のときは、 0.031≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0278] 18.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ
ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ 力 11° ≤ <25° 、但し、 0° < 0 <6.12° のときは、 11° ≤ <17° 、6.12
。 ≤ 0 <9° のときは、 12° ≤ φ <17° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/(2SXtan20 Xsinl5。 )}X (1.25DZP)の値力 s、 0.466≤c< 1.492 であり、
P/Dは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° < θ <9° のときは、 1.142≤Ρ/ D<2.157、 9° ≤ 0 <21° のときは、 1.180≤P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0.7≤DL ZPく 0.950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) Xtan θ X (P/l.25D)は、 0.046≤e、但し、 0° < θ <6.12° のときは、 0.071≤e、 9 ° ≤ 0 <21° のときは、 0.062≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。 19.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ 力 ≤ <16° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/ (2S X tan2 0 X sinl5° ) } X (1. 25DZP)の値力 s、 0. 466≤c< 1. 327 であり、
PZDは、 1. 142≤P/D< 2. 157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0. 7≤DL
ZPく 0. 950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ
X (P/l. 25D)は、 0. 071≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0280] 20.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ 力 12° ≤ < 16° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/ (2S X tan2 0 X sinl5° ) } X (1. 25DZP)の値力 s、 0. 466≤c< 1. 327 であり、
PZDは、 1. 180≤P/D< 2. 157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0. 7≤DL ZPく 0. 950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/l. 25D)は、 0. 071≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0281] 21.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し
た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部 にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ が 9° < φ≤27° 、但し、 0° < 0 <3° のときは、 11° ≤ <17° 、3° ≤ 0 <9 。 のときは、 10° ≤ <16° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/(2SXtan20 Xsinl5° )}X (1.25DZP)の値力 s、 0.466≤c< 1.767、 但し 0< Θ <6. 12のときは、 0.466≤c<l.492であり、
P/Dは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° < Θ <6.12° のときは、 1.142 ≤P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0.7≤DL ZPく 0.950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) Xtan θ X (P/l.25D)は、 0<e、但し、 0° < θ <6.12° のときは、 0.071≤e、 6.12 ° ≤ 0 <9° のときは、 0.031≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。 22.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部 にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ 力 11° ≤ <25° 、但し、 0° < 0 <6.12° のときは、 11° ≤ <17° 、6.12
。 ≤ 0 <9° のときは、 12° ≤ φ <17° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/(2SXtan20 Xsinl5。 )}X (1.25DZP)の値力 s、 0.466≤c< 1.492 であり、
P/Dは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° < θ <9° のときは、 1.142≤Ρ/ D<2.157、 9° ≤ 0 <21° のときは、 1.180≤P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0.7≤DL ZPく 0.950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) Xtan θ X (P/l.25D)は、 0.046≤e、但し、 0° < θ <6.12° のときは、 0.071≤e、 9 ° ≤ 0 <21° のときは、 0.062≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。 23.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部 にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ 力 ≤ <16° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/(2SXtan20 Xsinl5° )}X (1.25DZP)の値力 s、 0.466≤c< 1.327
であり、
PZDは、 1. 142≤P/D< 2. 157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0. 7≤DL ZPく 0. 950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/l. 25D)は、 0. 071≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0284] 24.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部 にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ 力 12° ≤ < 16° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/ (2S X tan2 0 X sinl5° ) } X (1. 25DZP)の値力 s、 0. 466≤c< 1. 327 であり、
PZDは、 1. 180≤P/D< 2. 157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0. 7≤DL ZPく 0. 950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/l. 25D)は、 0. 071≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0285] 25.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを
備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部と前記画像読込みまたは画像 書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ が 9° < φ≤27° 、但し、 0° < 0 <3° のときは、 11° ≤ <17° 、3° ≤ 0 <9 。 のときは、 10° ≤ <16° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/(2SXtan20 Xsinl5° )}X (1.25DZP)の値力 s、 0.466≤c< 1.767、 但し 0° < 0 <6. 12° のときは、 0.466≤c<l.492であり、
P/Dは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° < Θ <6.12° のときは、 1.142 ≤P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0.7≤DL ZPく 0.950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) Xtan θ X (P/l.25D)は、 0<e、但し、 0° < θ <6.12° のときは、 0.062≤e、 6.12 ° ≤ 0 <9° のときは、 0.028≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。 26.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部と前記画像読込みまたは画像 書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ
力 ≤ <25° 、但し、 0° < 0 <6.12° のときは、 11° ≤ <17° 、6.12 。 ≤ 0 <9° のときは、 12° ≤ φ <17° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/(2SXtan20 Xsinl5。 )}X (1.25DZP)の値力 s、 0.466≤c< 1.492 であり、
P/Dは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° < θ <9° のときは、 1.142≤Ρ/ D<2.157、 9° ≤ 0 <21° のときは、 1.180≤P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0.7≤DL ZPく 0.950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) Xtan θ X (P/l.25D)は、 0.041≤e、但し、 0° < θ <6.12° のときは、 0.062≤e、 9 ° ≤ 0 <21° のときは、 0.055≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。 27.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部と前記画像読込みまたは画像 書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ 力 ≤ <16° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/(2SXtan20 Xsinl5° )}X (1.25DZP)の値力 s、 0.466≤c< 1.327 であり、
PZDは、 1.142≤P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0. 7≤DL ZPく 0. 950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/l. 25D)は、 0. 062≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0288] 28.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部と前記画像読込みまたは画像 書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ 力 12° ≤ < 16° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/ (2S X tan2 0 X sinl5° ) } X (1. 25DZP)の値力 s、 0. 466≤c< 1. 327 であり、
PZDは、 1. 180≤P/D< 2. 157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0. 7≤DL ZPく 0. 950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/l. 25D)は、 0. 062≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0289] 29.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 034≤P/D,但し、 0° く 0く 6. 12° のとき は、 1. 142≤PZDであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/l. 25D)は、 0. 479≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0290] 30.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 034≤P/D,但し、 0° く 0く 9° のときは、 1 . 142≤P/D、 9° ≤ 0 < 21° のときは、 1. 180≤P/Dであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/l. 25D)は、 0. 498≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0291] 31.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内佃 jレンズのレンズ径を D、外佃 jレンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 142≤PZDであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/l. 25D)は、 0. 479≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0292] 32.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 180≤PZDであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan 0 X (P/l. 25D)は、 0. 498≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0293] 33. 29〜32項のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、
前記 PZDは、 1. 678 >PZDであり、
DLZPは、 0. 750≤DLZPであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0294] 34.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にの み設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 034≤P/D,但し、 0° く 0く 6. 12° のとき は、 1. 142≤PZDであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/l. 25D)は、 0. 479≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0295] 35.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にの み設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 034≤P/D,但し、 0° く 0く 9° のときは、 1 . 142≤P/D、 9° ≤ 0 < 21° のときは、 1. 180≤P/Dであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/l. 25D)は、 0. 498≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0296] 36.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にの み設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 142≤PZDであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/l. 25D)は、 0. 479≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0297] 37.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にの み設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 180≤PZDであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/l. 25D)は、 0. 498≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0298] 38. 34〜37項のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイを構成するレンズの厚さを z、レンズ共役長を TCとしたときに、 zZ TC力 0. 245≤z/TCであり、
前記 PZDは、 1. 678 >PZDであり、
DLZPは、 0. 750≤DLZPであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0299] 39.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し
た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上および前記画像読込みまたは画 像書込み面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 034≤P/D,但し、 0° く 0く 6. 12° のとき は、 1. 142≤PZDであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/1. 25D)は、 0. 287≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0300] 40.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上および前記画像読込みまたは画 像書込み面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 034≤P/D,但し、 0° く 0く 9° のときは、 1 . 142≤P/D、 9° ≤ 0 < 21° のときは、 1. 180≤P/Dであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/1. 25D)は、 0. 307≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0301] 41.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上および前記画像読込みまたは画 像書込み面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン
ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 142≤PZDであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/1. 25D)は、 0. 287≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0302] 42.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上および前記画像読込みまたは画 像書込み面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 180≤PZDであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/1. 25D)は、 0. 307≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0303] 43. 39〜42項のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、
前記 PZDは、 1. 678 >PZDであり、
前記 eは、 0. 574 >eであり、
DLZPは、 0. 750≤DLZPであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0304] 44.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、 前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 034≤P/D,但し、 0° く 0く 6. 12° のとき は、 1. 142≤PZDであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/1. 25D)は、 0. 347≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0305] 45.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し
た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、 前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 034≤P/D,但し、 0° く 0く 9° のときは、 1
. 142≤P/D、 9° ≤ 0 < 21° のときは、 1. 180≤P/Dであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ
X (P/1. 25D)は、 0. 384≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0306] 46.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、 前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 142≤PZDであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ
X (P/1. 25D)は、 0. 347≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0307] 47.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、 前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 180≤PZDであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ
X (P/1. 25D)は、 0. 384≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0308] 48.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し
た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部 にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 034≤P/D,但し、 0° く 0く 6. 12° のとき は、 1. 142≤PZDであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/1. 25D)は、 0. 307≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0309] 49.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部 にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 034≤P/D,但し、 0° く 0く 9° のときは、 1 . 142≤P/D、 9° ≤ 0 < 21° のときは、 1. 180≤P/Dであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/1. 25D)は、 0. 326≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0310] 50.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部 にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン
ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 142≤PZDであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/1. 25D)は、 0. 307≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0311] 51.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部 にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 180≤PZDであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/1. 25D)は、 0. 326≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0312] 52.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部および前記画像読込みまたは 画像書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 034≤P/D,但し、 0° く 0く 6. 12° のとき は、 1. 142≤PZDであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/l. 25D)は、 0く eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0313] 53.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部および前記画像読込みまたは
画像書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 034≤P/D,但し、 0° く 0く 9° のときは、 1 . 142≤P/D、 9° ≤ 0 < 21° のときは、 1. 180≤P/Dであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/1. 25D)は、 0. 287≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0314] 54.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部および前記画像読込みまたは 画像書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 142≤PZDであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/l. 25D)は、 0く eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0315] 55.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系にお ヽて、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部および前記画像読込みまたは 画像書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を D、外側レンズのレン ズ径を DLとしたときに、 PZDは、 1. 180≤PZDであり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D) Z2としたときに、 e= (h/DM) X tan θ X (P/1. 25D)は、 0. 287≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0316] 56.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し
た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ隣接角度を x° とし、
y° = 0.006630x2+0.809473x— 9.700729としたときに、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ 力 9° Xy° /15° < ≤27° Xy° /15° 、但し、 0。 < 0 <3。 のときは、 11 。 Xy° /15° ≤ <17° Xy° /15° 、3° ≤ 0 <9° のときは、 10° Xy° / 15° ≤ <16° Xy° /15° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/(2SXtan20 Xsinl5° )}X (1.25DZP)の値力 s、 0.466≤c< 1.767、 但し 0° < 0 <6. 12° のときは、 0.466≤c<l.492であり、
P/Dは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° < Θ <6.12° のときは、 1.142 ≤P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0.7≤DL ZPく 0.950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) Xtan θ X (P/l.25D)は、 0<e、但し、 0° < θ <6.12° のときは、 0.087≤e、 6.12 ° ≤ 0 <9° のときは、 0.039≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。 57.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にの み設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ隣接角度を x° とし、
y° = 0.006630x2+0.809473x— 9.700729としたときに、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ が、
9° Xy° /15° < ≤27° Xy° /15° 、但し、 0° < 0 <3° のときは、 11° Xy° /15° ≤ <17° Xy° /15° 、3° ≤ 0 <9° のときは、 10° Xy° /15 。 ≤φ<16° Xy° /15° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/(2SXtan20 Xsinl5° )}X (1.25DZP)の値力 s、 0.466≤c< 1.767、 但し 0° < 0 <6. 12° のときは、 0.466≤c<l.492であり、
P/Dは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° < Θ <6.12° のときは、 1.142 ≤P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0.7<DL ZPく 0.950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) Xtan θ X (P/l.25D)は、 0<e、但し、 0° < θ <6.12° のときは、 0.108≤e、 6.12 ° ≤ 0 <9° のときは、 0.048≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。 58.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上およ び前記像面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ隣接角度を x° とし、
y° = 0.006630x2+0.809473x— 9.700729としたときに、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ が、 9° Xy° /15° < ≤27° Xy° /15° 、但し、 0° < 0 <3° のときは、 11 。 Xy° /15° ≤ <17° Xy° /15° 、3° ≤ 0 <9° のときは、 10° Xy° / 15° ≤ <16° Xy° /15° であり、
前記スリットの幅を a、前記スリットの開口部のレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/(2SXtan20 Xsinl5° )}X (1.25DZP)の値力 s、 0.466≤c< 1.767、 但し 0< Θ <6. 12のときは、 0.466≤c<l.492であり、
P/Dは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0< Θ <6.12のときは、 1.142≤P/ D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0.7≤DL ZPく 0.950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) Xtan θ X (P/l.25D)は、 0<e、但し、 0° < θ <6.12° のときは、 0.066≤e、 6.12 ° ≤ 0 <9° のときは、 0.03≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
59.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ隣接角度を x° とし、
y° = 0.006630x2+0.809473x— 9.700729としたときに、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ が、 9° Xy° /15° < ≤27° Xy° /15° 、但し、 0° < 0 <3° のときは、 11 。 Xy° /15° ≤ <17° Xy° /15° 、3° ≤ 0 <9° のときは、 10° Xy° / 15° ≤ <16° Xy° /15° であり、
前記スリットの幅を a、前記スリットの開口部のレンズ共役長の中心位置からの距離
を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/(2SXtan20 Xsinl5° )}X (1.25DZP)の値力 s、 0.466≤c< 1.767、 但し 0< Θ <6. 12のときは、 0.466≤c<l.492であり、
P/Dは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° < Θ <6.12° のときは、 1.142 ≤P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0.7≤DL ZPく 0.950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) Xtan θ X (P/l.25D)は、 0<e、但し、 0° < θ <6.12° のときは、 0.071≤e、 6.12 ° ≤ 0 <9° のときは、 0.031≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。 60.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部 にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力 0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ隣接角度を x° とし、
y° = 0.006630x2+0.809473x— 9.700729としたときに、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ 力 9° Xy° /15° < ≤27° Xy° /15° 、但し、 0。 < 0 <3。 のときは、 11 。 Xy° /15° ≤ <17° Xy° /15° 、3° ≤ 0 <9° のときは、 10° Xy° / 15° ≤ <16° Xy° /15° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/(2SXtan20 Xsinl5° )}X (1.25DZP)の値力 s、 0.466≤c< 1.767、 但し 0< Θ <6. 12のときは、 0.466≤c<l.492であり、
P/Dは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° < Θ <6.12° のときは、 1.142
≤P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0.7≤DL ZPく 0.950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) Xtan θ X (P/l.25D)は、 0<e、但し、 0° < θ <6.12° のときは、 0.071≤e、 6.12 ° ≤ 0 <9° のときは、 0.031≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。 61.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過し た光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズァレ ィに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを 備えるイメージ結像光学系にお 、て、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部と前記画像読込みまたは画像 書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角 Θ力0° < 0≤21° であり、
前記レンズアレイのレンズ隣接角度を x° とし、
y° = 0.006630x2+0.809473x— 9.700729としたときに、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度 φ 力 9° Xy° /15° < ≤27° Xy° /15° 、但し、 0。 < 0 <3。 のときは、 11 。 Xy° /15° ≤ <17° Xy° /15° 、3° ≤ 0 <9° のときは、 10° Xy° / 15° ≤ <16° Xy° /15° であり、
前記スリットの開口部の幅を a、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離 を S、前記レンズアレイのレンズピッチを P、内側レンズのレンズ径を Dとしたときに、 c={a/(2SXtan20 Xsinl5° )}X (1.25DZP)の値力 s、 0.466≤c< 1.767、 但し 0° < 0 <6. 12° のときは、 0.466≤c<l.492であり、
P/Dは、 1.034≤P/D<2.157、但し、 0° < Θ <6.12° のときは、 1.142 ≤P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径を DLとしたときに、 DLZPは、 0.7≤DL ZPく 0.950であり、
前記遮光壁の高さを h、 DM= (DL + D)Z2としたときに、 e= (h/DM) Xtan θ
X (P/l. 25D)は、 0< e、但し、 0° < θ < 6. 12° のときは、 0. 062≤e、 6. 12
° ≤ 0 < 9° のときは、 0. 028≤eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0322] 62.項 1〜61のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記レンズアレイ は、両面にレンズが配列された少なくとも 2枚以上のレンズプレートから構成され、レ ンズ形成領域が前記各レンズプレートの少なくとも片側に形成されて ヽることを特徴 とするイメージ結像光学系。
[0323] 63.項 1〜61のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記レンズアレイ は、両面にレンズが配列された少なくとも 2枚以上のレンズプレートから構成され、前 記各レンズプレートの少なくとも像面側の、少なくとも一端部が面取りされていることを 特徴とするイメージ結像光学系。
[0324] 64.項 1〜61のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記遮光壁の光 吸収率が、 50〜 100%であることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0325] 65.項 1〜61のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記遮光壁の光 吸収率が、 95〜 100%であることを特徴とするイメージ結像光学系。
[0326] 66.項 1〜61のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記遮光壁の光 吸収率が、 90%以上であり、遮光壁の表面粗さ Raが lOnm以上であることを特徴と するイメージ結像光学系。
[0327] 67.項 1〜61のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記遮光壁の光 吸収率が、 90%以上であり、遮光壁の表面粗さ Raが 5nm以上であることを特徴とす るイメージ結像光学系。
[0328] 68.項 1〜61のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記遮光壁の光 吸収率が、 0%以上であり、遮光壁の表面粗さ Raが 500nm以上であることを特徴と するイメージ結像光学系。
[0329] 69.項 1〜61のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記レンズアレイ のレンズの厚さを zとした場合、内側レンズのレンズ径 Dを、 D=Z X Θとしたことを特 徴とするイメージ結像光学系。
[0330] 70.項 1〜69のいずれかに記載のイメージ結像光学系を用いたことを特徴とする画 像読取り装置。
[0331] 71.項 1〜69のいずれかに記載のイメージ結像光学系を用いたことを特徴とする画 像書込み装置。
[0332] 72.項 70に記載の画像読取り装置において、前記画像読込み面にはセンサアレイ が載置されたセンサアレイ基板が設けられ、前記センサアレイ基板の色は、明度の低 Vヽ色であることを特徴する画像読取り装置。
産業上の利用可能性
[0333] 本発明に係るイメージ結像光学系は、ゴーストが抑制され、明るさが大きぐ光量ム ラが少ないので、画像読取り装置および画像書込み装置へ利用することができる。