JPWO2007040246A1 - イメージ結像光学系、イメージ結像光学系を用いた画像読取り装置および画像書込み装置 - Google Patents

イメージ結像光学系、イメージ結像光学系を用いた画像読取り装置および画像書込み装置 Download PDF

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Abstract

均一かつ十分な光量を確保しつつゴーストを抑制することができる最適な設計条件を決定し、高品質な画像を得ることができるイメージ結像光学系を提供する。スリット有りのイメージ結像光学系において、迷光を除去するための要素は、レンズ配列方向の傾斜、スリット幅、レンズピッチ、視野角、遮光壁高さである。スリット位置、レンズ厚、レンズ列幅は、迷光除去には影響を与えないが、明るさに影響を与える要素である。スリットが無い構造の場合、迷光を除去するための必須要素は、遮光壁高さ、レンズピッチである。レンズ厚およびレンズ列幅は、迷光除去には影響を与えないが、明るさに影響を与える。

Description

本発明は、樹脂正立レンズアレイを用いて画像を線状結像領域に転送するイメージ結像光学系、並びにイメージ結像光学系を用いた画像読取り装置および画像書込み装置に関する。
イメージ結像光学系は、特開平5−167778号公報に記載されているように、光源、レンズ、センサアレイ(CCDなど)、およびこれらを収納するケース(ハウジング)から構成される。
画像読取り装置に用いられるイメージ結像光学系は、光源から出射した光で原稿を照射し、原稿から反射した光をレンズで集光して、センサアレイで取り込むという構成を有する。原稿面からの反射光がレンズに入射してセンサアレイに取り込まれるときに、光学系の構成により、フレアやゴーストが発生することがあるが、これは画質を低下させる原因となる。
フレアやゴーストの発生を防止するために、光源、レンズ、センサアレイなど、イメージ結像光学系を構成する部材の位置調整が重要となる。例えば、前記公開公報では迷光防止のため、レンズとセンサアレイの間にスリットを配置し、迷光がセンサアレイに入射しないようにしている。
画像読取り装置を構成するレンズとして、従来は前記公開公報に記載されているようなロッドレンズアレイを使用していた。ロッドレンズアレイは、複数のロッドレンズを並べてアレイ状にしたものであるため、入射光線は各ロッドレンズ内のみを進み、隣接するロッドレンズには光線が入りにくい構造となっている。そのため、ロッドレンズアレイを用いた場合は、フレアやゴーストが発生しにくいが、より高品質な画像を得るために、各ロッドレンズにフレアカットや遮光膜を設けて、不要な光が隣接するレンズに進入しない構成とするのが一般的である。
しかし、最近、ロッドレンズアレイの代わりに平板状のレンズアレイプレートを用いる画像読取り装置が増加しつつある。レンズアレイプレートは、樹脂の射出成形によって一体的に作製するため、製法上、レンズ間に遮光膜を形成することができない。また、ロッドレンズアレイのように各レンズが分離していないため、レンズ間に不要な光が容易に進入する構造となっている。従って、ロッドレンズアレイの場合には問題とならなかったゴーストが、レンズアレイプレートを用いる場合には、大きな問題となる。
ゴースト発生を防止するために、一般的には、レンズアレイプレート上に遮光膜を設けたり、原稿とレンズアレイプレートとの間にスリットを設ける方法(特開2003−202411号)などが用いられている。
また、レンズアレイプレートを複数枚積層した場合において、より明るい画像を得るために、出射側のレンズ径が入射側のレンズ径よりも大きくなっているレンズアレイプレートが、特開2000−292739号に開示されている。
上述したように、ゴーストを防止するためにレンズアレイプレートとセンサアレイ基板との間にスリットを設けたり、またはレンズアレイプレートと原稿との間にスリットを設けたり、レンズアレイプレート表面に光吸収性の遮光壁を設けるなどの方法が用いられている。しかし、スリット、レンズアレイプレート、センサアレイなどについて精密な位置調整をしなければ、ゴーストを防止することはできないという問題がある。
ゴーストを防止するためには、スリットの幅、スリットの位置、レンズ開口角、レンズ形成領域の幅、レンズアレイプレート厚み、レンズピッチ、遮光壁の高さ、遮光壁の形成位置(レンズアレイプレート表裏面のどちらに形成するか、レンズアレイプレート表面に外付けする形にするか、またはレンズアレイプレート内部に埋め込む形にするか)、遮光壁の光吸収率、遮光壁の表面粗さなど多くの要素を考慮する必要がある。また、これらの要素はそれぞれが独立してゴースト除去に寄与するわけではなく、例えばレンズ開口角が異なれば最適なスリット幅も異なってくるというように、各要素は密接に関連してゴースト除去に寄与するものである。従って、これら全ての要素について最適な条件を見出すことは非常に困難であり、従来は例えばレンズ開口角、レンズ形成領域の幅、遮光壁の高さなど、ある特定の要素のパラメータをある任意の値に固定しておいた上で、スリット幅やスリット位置など1〜2つのパラメータを大まかに変化させて、最もゴーストが発生しない設計値を求めていた。
しかし、このような方法では、スリット幅については最適な条件を決定することはできるが、スリット幅以外の要素について最適な条件を決定することはできないため、前述した全ての要素がゴースト除去に最適な条件に設計されたイメージ結像光学系を提供することができなかった。
さらに、ある特定の視野角で最適な設計を行った場合、視野角毎に最適な設計値を求める必要があるため、視野角によらずゴーストが発生しない遮光壁・スリット等の設計値を提供することができれば、異なる視野角のレンズアレイプレートを製造する場合でも、同一の設計値に基づいて遮光壁・スリット等を製造すればよいため、製造工程を簡素化することが可能である。
また、スリットを有するイメージ結像光学系の場合、製造工程において、スリットとセンサアレイとの位置調整が必要になるため、スリットを用いずに全てのゴーストを除去することができれば、さらに製造工程を簡素化することが可能であり、また、イメージ結像光学系を小型化することが可能である。
なお、ここで、「ゴーストが発生しない」という意味は、完全にゴーストが発生しない場合と、ゴーストが発生するが画像処理で除去することが可能な程度のゴーストしか発生しない場合との両方を含む。完全にゴーストが発生しないイメージ結像光学系であれば、画像処理が不要となるため、画像読取り装置または画像書込み装置の読取り/書込み速度を速くすることが可能である。
イメージ結像光学系においては、ゴーストが発生しないことだけでなく、光量が大きく、均一であることも高品質な画像を得るために必要となる。パーソナルユースの画像読取り装置、画像書込み装置においては、ゴーストが発生しても光量が小さければゴーストが目立たなくなるため、ある程度のゴースト発生は許容されるが、ビジネスユースの画像読取り装置、画像書込み装置においては、高品質な画像が求められるため、ゴーストが発生しないこと、光量が大きいこと、光量ムラが発生しないことが必要となる。
したがって、本発明の目的は、シミュレーションの技法を用いて、均一かつ十分な光量を確保しつつゴーストを抑制することができる最適な設計条件を決定し、高品質な画像を得ることができるイメージ結像光学系を提供することにある。
本発明の他の目的は、このようなイメージ結像光学系を用いた画像読取り装置および画像書込み装置を提供することにある。
本発明は、像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられスリットとを備えるイメージ結像光学系において、前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とが異なることを特徴とするイメージ結像光学系である。
また、本発明は、像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズ径をD、外側レンズ径をDL、遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<eであることを特徴とするメージ結像光学系である。
また、本発明は、上記イメージ結像光学系を用いた画像読取り装置および画像書込み装置である。
本発明によれば、画像品質に影響を与えない程度にゴーストが抑制されたイメージ結像光学系を提供することができる。更に本発明によれば、明るさが大きく、光量ムラの少ないイメージ結像光学系を提供することができる。
本発明によれば、ゴースト除去および光量に影響を与える遮光壁、スリットなどの設計値間の関係を式に表し、この関係式の最適条件を規定しているため、最適な設計値を容易に決定することができ、イメージ結像光学系の設計変更が容易となる。
図1は、イメージ結像光学系の基本構造を示す図である。 図2は、レンズの六方配列を示す図である。 図3は、レンズの正方配列を示す図である。 図4Aは、レンズの任意の方向配列を示す図である。 図4Bは、レンズの任意の方向配列を示す図である。 図4Cは、レンズの任意の方向配列を示す図である。 図5Aは、レンズの任意の正方配列を示す図である。 図5Bは、レンズの任意の正方配列を示す図である。 図5Cは、レンズの任意の正方配列を示す図である。 図6Aは、レンズの任意の開口形状を示す図である。 図6Bは、レンズの任意の開口形状を示す図である。 図6Cは、レンズの任意の開口形状を示す図である。 図6Dは、レンズの任意の開口形状を示す図である。 図6Eは、レンズの任意の開口形状を示す図である。 図7は、遮光壁による迷光除去を示す図である。 図8は、内蔵型遮光壁を示す図である。 図9は、遮光壁(画像読込みまたは画像書込み面側に設置)による迷光除去を示す図である。 図10は、遮光壁(両面に設置)による迷光除去を示す図である。 図11は、レンズ配列方向の傾きを説明するための図である。 図12は、最適なレンズ配列方向の傾き角度を説明する図である。 図13は、主光線の傾きによる視野角θを示す図である。 図14は、被読取り画像点から、スリット幅がレンズ面に投影される大きさを示す図である。 図15は、レンズ列幅の定義を説明する図である。 図16は、被読取り画像点から、視野角θの広がりがレンズ面に投影される大きさを示す図である。 図17は、内側レンズのレンズ径Dと、外側レンズのレンズ径LDの関係を示す図である。 図18は、外側レンズのレンズ径を内側レンズのレンズ径に対し同心円状に大きくする様子を示す図である。 図19は、内側レンズの開口形状を、主走査方向に小さくする様子を示す図である。 図20は、2枚のレンズを主走査方向にずらす状態を示す図である。 図21は、主走査方向にのみレンズ径を変化させた様子を示す図である。 図22Aは、レンズプレートを精度良く取り付けた場合の模式図である。 図22Bは、レンズプレートを傾けて取り付けた場合の模式図である。 図23は、照明装置からの照明光がレンズプレートの端部によって蹴られてしまう様子を示す図である。 図24は、レンズ端部付近までレンズ形成領域を設けて照明光の蹴られを防止する様子を示す図である。 図25は、レンズプレートの両側を面取りすることによって、照明光の蹴られを低減することができる様子を示す図である。 図26は、レンズの任意の開口形状を示す図である。 図27は、遮光壁による迷光除去を示す図である。 図28は、内蔵型遮光壁を示す図である。 図29は、遮光壁(画像読込みまたは画像書込み面側に設置)による迷光除去を示す図である。 図30は、光線追跡による計算モデルを示す図である。 図31は、視野角θと迷光発生点の関係を示す図である。 図32は、樹脂レンズアレイの視野角θに応じた、迷光発生点からの光線の発生の仕方を説明するための図である。 図33は、傾き角度15°における被読取り画像点から迷光発生点までの距離と迷光除去に必要な幅の関係を示す図である。 図34は、迷光除去に必須なスリット幅を示す図である。 図35は、結像光線とスリット幅の関係を示す図である。 図36は、結像光線とスリット幅の関係を示す図である。 図37は、画像読取り装置を示す図である。 図38は、画像書込み装置を示す図である。
(イメージ結像光学系、画像読取り装置、画像書込み装置についての説明)
イメージスキャナ、コピー機などの画像読取り装置に用いられるイメージ結像光学系は、像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられたセンサアレイ(光電変換素子アレイ)とから構成される。
レーザープリンタなどの画像書込み装置に用いられるイメージ結像光学系は、像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像書込み面(感光ドラム)とから構成される。
画像読取り装置は、イメージ結像光学系と、ガラス板などの原稿台と、照明装置とを一体に筺体に収めたものである。画像書込み装置は、イメージ結像光学系とガラス板などの原稿台と、トナー、感光ドラム、発光素子アレイなどとを一体に筐体に収めたものである。
図1に、本発明に係るイメージ結像光学系の基本構造を示す。このイメージ結像光学系は、像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、レンズアレイに設けられた遮光壁と、像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えている。
図1は、イメージ結像光学系の一例を示す。レンズアレイ8は、レンズアレイプレート18が少なくとも2枚積層されて構成されており、遮光壁16が形成されている。像面30とレンズアレイ8との間には、スリット24が設けられている。スリット24は、幅aを有する開口部34を有している。この開口部の長手方向は、主走査方向に平行に延びている。
イメージ結像光学系には、縮小系と等倍系がある。等倍系に使用されているレンズアレイは、正立等倍レンズアレイであり、このレンズアレイは、ガラス製または樹脂製のレンズアレイプレートを少なくとも2枚以上積層して構成される。縮小系は、少なくとも1枚のレンズアレイプレートで構成される。
レンズアレイプレートは、少なくとも片面に球面または非球面の微小凸レンズが所定のレンズピッチで規制的に2次元に配列される。レンズの2次元配列は、図2の六方配列、図3の正方配列など、どのような配列であってもよい。図中、10は微小凸レンズを示す。六方配列の場合は、図4A,4B,4Cに示すように、レンズ開口の中心を結ぶ形状が正三角形、二等辺三角形などいかなる三角形であってもよい。なお、正三角形の場合は、図2に示すような六方稠密構造となる。正方配列の場合は、図5A,5B,5Cに示すように、レンズ開口の中心を結ぶ形状が、四角形となる配列であり、この四角形は、正方形、長方形、ひし形のいずれでもかまわない。
レンズ開口形状は、図6A〜図6Eに示すように、円形、楕円形、六角形、四角形の他、任意の多角形などいかなる形状でもよい。図中、12はレンズ開口を示す。円形以外のレンズの場合、レンズ径Dは、開口部分の両端を結ぶ直線14を引いた際に、最も長くなる直線の長さと定義する(図6A〜6Eの直線14のうち、開口内部12の部分の長さ)。レンズ径Dは、レンズアレイの全てのレンズ径が同じであるとき、レンズの視野角がθとなるために必要なレンズ径と定義する。以下、特に明示しない限り、レンズ径Dはレンズアレイのレンズ径と等しい。
2枚のレンズアレイプレートよりなるレンズアレイにおいて、プレート間で隣接している側のレンズを内側レンズ、プレート間で隣接していない側のレンズを外側レンズ(像面側および画像読取り面・画像書込み面にあるレンズ)とした場合、内側レンズのレンズ径と外側レンズのレンズ径とは等しくてもよいし、異なっていてもよい。
(迷光の発生と除去方法についての説明)
迷光の発生形態に関して説明を行う。正立結像レンズアレイは、図7に示す様に結像機能を有し、少なくとも2枚のレンズアレイプレート18を重ねたものである。図7に示すように、像面30の1点31から発せられる光線が結像する際に、像面の1点31以外の点32から発せられる光線もレンズに入射すると迷光となる。像面30の1点31以外の点を迷光発生点と呼ぶ。
この様な迷光発生点32からの光線の入射を遮るためには、スリットおよび/または遮光壁を適当な条件で設置する。これにより迷光を防止することが可能である。すなわち、本発明のイメージ結像光学系は、スリットと遮光壁の組み合わせによりゴーストを抑制する形態と、遮光壁のみでゴーストを抑制する形態とを含む。さらに、遮光壁については、外付け型にした形態と内蔵型にした形態とを含み、遮光壁をレンズアレイの両面に設ける形態と、レンズアレイの片面(像面側すなわち被読取り画像面側、または画像読取り面・書込み面側すなわちセンサ側または感光ドラム側)にのみ設ける形態とを含む。
スリット有りのイメージ結像光学系において、迷光を除去するための要素は、レンズ配列方向の傾き角度、スリット幅、レンズピッチ、視野角、遮光壁高さである。スリット位置、レンズ厚さ、レンズ列幅は、迷光除去には影響を与えないが、明るさに影響を与える要素である。
(レンズは配列方向の傾き角度についての説明)
レンズアレイプレートが図2に示した稠密六方配列構造の場合、図8に示すように、1個のレンズ11を基準レンズとした場合に、この基準レンズから隣接するレンズに向かって直線を引いた場合、12本の直線が引ける。この直線上に沿って、レンズ10が配列され、その配列方向をレンズ配列方向というものとする。
今、レンズ配列方向13が、主走査方向に一致しているレンズアレイプレートを考える。このようなレンズアレイプレートに対する像面の迷光発生点32の分布を図9に示す。迷光発生点は、レンズ配列の六方稠密構造に基づいて、六方稠密状に存在する。図中、2つの直線15、17は主走査方向および副走査方向(主走査方向に直交する方向)をそれぞれ示す。
スリットの開口部34は、主走査方向に延びているので、主走査方向の線15上に並ぶ迷光発生点32からの迷光が開口部34を通り主走査方向にゴーストを出現させる。
これに対し、図10に示すように、主走査方向に対して、レンズアレイプレートのレンズ配列方向を角度φだけ傾けて、主走査方向の出現するゴーストの位置をずらして、副走査方向のみにゴーストが出現するようにする。この副走査方向のゴーストはスリットで除去することができるため、イメージ結像光学系全体としてゴーストは発生しない。
図11に、レンズ配列方向を、主走査方向(レンズアレイプレート18の長辺方向に同じ)に対し、φだけ傾けた稠密六方配列のレンズアレイプレート18を示す。このレンズ配列では、主走査方向にはレンズ4個で1周期を構成している。
レンズ配列方向の最適な傾き角φについて検討する。図を簡単にするため、図12に示す四方配列のレンズアレイプレートを例にとる。
主走査方向13を間に挟んで隣接する2つのレンズ配列方向A、Bを考える。方向Aは、基準レンズ2の中心点Oと基準レンズと主走査方向13に最隣接する第1の隣接レンズ4の中心点O´とを結ぶ方向である。方向Bは、基準レンズ2の中心点Oと第1の隣接レンズ4と副走査方向に最隣接する第2の隣接レンズ6の中心点O´´とを結ぶ方向である。
レンズ配列方向Aと主走査方向13とのなす角度をy°、レンズ配列方向Aとレンズ配列方向Bとのなす角度をX°とする。y°を、ゴースト除去のための最適なレンズ配列方向の傾き角φとするには、主走査方向に延びるスリットの開口部に、迷光発光点が並ばないようにすればよい。このような角度X°(すなわちφ)は、図12から幾何学的に求めることができ、y°=−0.006630x−0.809473x−9.700729となる。
図中、Pは、方向Aにおけるレンズピッチである。すなわち、レンズピッチPは、主走査方向より角度φをなす方向に配列されるレンズのピッチである。図11に示した稠密六方配列の場合において、上記式より最適なレンズ配列方向傾き角度φは、15°となる。傾き角度φは、主走査方向に対する角度であり、主走査方向はレンズ形成領域の長辺方向に同じである。
以上のように、レンズ配列方向を主走査方向から最適角度φ傾けたレンズ配列とすると、主走査方向の線上に迷光発生点32が存在しなくなるとともに、迷光発生点を副走査方向に最も遠くに配置させることができる。
方向Aと方向Bの定め方は、次の通りでもよい。方向Aは、基準レンズ(任意に選択したレンズ)の中心点Oと、基準レンズと隣接するレンズ(最隣接レンズ以外の隣接レンズでもよい。以下、第1の隣接レンズという。)の中心点O’とを結ぶ方向である。方向Bは、基準レンズの中心点Oと、第1の隣接レンズおよび基準レンズの両方に隣接するレンズの中心点O’’とを結ぶ方向である。
(レンズアレイの説明)
図13は、視野角θを説明する図である。視野角θとは、被読取り画像の1点から出射した光線のうち、レンズ中心を通る光線を主光線とすると、その主光線の角度をいう。
0°<θ≦13°のときは球面レンズ、13°<θ≦18°のときは非球面レンズ、18°<θ≦21°はフレネルレンズを用いると好ましい。視野角が大きくなると収差が大きくなるので、視野角を18°以下とすることが好ましい。より好ましくは13°以下とする。
レンズピッチをP、レンズ径をDとすると、P/Dが小さいと、ゴーストが発生しやすくなる。レンズ径Dが大きいほど余分な光線が入射しやすく、レンズピッチPが小さいほど余分な光線が入射しやすくなる。
P/Dが大きいと、結像に使われるレンズが少なくなるので、画像が暗くなる。レンズピッチPが大きくなるとゴーストが発生しにくくなるため、ゴースト除去に必要なスリットの開口部の幅aは大きくなり、必要な遮光壁高さhは低くなる。
スリットを有するイメージ結像光学系の場合、前述したように必ずレンズ配列方向を傾斜させる必要がある。明るさは、レンズ配列方向の傾き角度に依存しない。
図14に示すようにレンズアレイ8の外側レンズ間の距離をレンズ厚さzとすると、レンズ厚さzは、迷光除去には影響を与えず、明るさのみに影響を与える。レンズ厚さzとは迷光量には影響を与えないが、レンズ厚さzが大きいほど、結像光伝達比率が低下する。z/TC(TCはレンズ共役長)が小さい場合は、結像可能なレンズの作製が困難になる。一方、z/TCが大きい場合は、作動距離WDが小さくなるので、スリットの設置等が難しく、組み立てが困難になる。
なお、結像光伝達比率は、各視野角のレンズの遮光壁高さ0における結像光伝達量に対する、各条件での伝達量の比と定義する。結像光伝達比率が50%より小さいと、明るさが十分でないため、画像を伝達することができない。
レンズ径Dは、レンズ厚さzで表すことができ、次式で表される。
D=z×θ
これは、次の要領で導出される。図13より、D/2=(z’/2)×tanθ’である。また、視野角θで進入した光線はsinθ=nsinθ’の関係にあり、sinθ=θと近似することでθ’=θ/nとなる。nはレンズの屈折率、θ’はレンズを通過した後の光線の角度である。また、実レンズ厚さと(空気換算)厚さはz’=z×nの関係にあり、これらより、z’とθ’を置き換えるとD=z×tanθが得られる。上記関係式を用いることによって、スリット、遮光壁についてレンズ厚さzで表すことも可能である。
レンズ列幅ROは、迷光除去には影響を与えず、明るさにのみ影響を与える。レンズ列幅ROは迷光量に影響を与えない。レンズ列幅ROが大きいほど結像光伝達比率は大きくなる。レンズが大きくなるとその分、装置が大型化するため、各種光学機器への実装上不利となる。レンズ列幅ROが小さいほど暗くなる。レンズ列幅ROは、図15に示すように、レンズプレート18の短辺方向のレンズ形成領域の最大幅MWからレンズ径Dを引いた値(RO=MW−D)と定義する。
レンズ列幅ROは、図14に示すように、スリット24の開口部の幅aが、レンズアレイプレート表面に投影される幅、すなわちa/(0.5TC−S)×(TC−z)(Sは、スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離である。)、または、図16のように、視野角θの光線広がりが、レンズアレイプレート表面に投影される幅L(θ)、すなわち(TC−z)tanθのいずれか小さい値よりも大きい必要がある。
(レンズ開口径による明るさ向上についての説明)
外側レンズのレンズ径DLを調整することにより、視野角θを変化させずに明るさを向上させることができる。2枚のレンズアレイプレートを積層して用いる場合、図17、図18に示すように、レンズアレイプレートを積層したときに内側レンズのレンズ径Dとし、外側レンズのレンズ径DLをレンズ径Dよりも大きくすることで、同一視野角において、より明るい画像を得ることが可能となる。明るさは、外側レンズの開口の大きさによって決定される。従って、外側レンズが全面レンズであれば、”蹴られ”がまったく無い状態となり、その視野角θにおける最大の明るさとすることができる。従って、DL=Dの場合は、レンズピッチPが増加することにより、明るさが低下するが、DL>Dとした場合は、レンズピッチの増加にかかわらず、明るくすることが可能である。DL>Dとし、DL/Pを大きくすることで、明るさが低下しない。
画像を線状結像領域(ラインセンサ)に転送する場合は、主走査方向のMTF(Modulation Transfer Function)のみが画像解像度に影響を与え、副走査方向のMTFは画像解像度に影響を与えない。MTFは視野角θに依存するため、線状の読取り装置または書込み装置においては、図19に示すように主走査方向にのみ内側レンズ10のレンズ径を小さくすれば、高解像度で明るい画像が得られる。
また、図20に示すように2枚のレンズプレート18を主走査方向にずらすと、図21に示すように、外側レンズと内側レンズが重なる部分以外は、光線が蹴られるため、内側レンズのレンズ径を小さくさせるのと同じ効果を得ることができる。図20において、20は被読取り画像を、22はラインセンサを示す。
以下の条件で明るさを計算した結果、レンズ径0.32mmのレンズを0.04mmずらして内側レンズのレンズ径を0.28mm相当とした場合、レンズをずらさない場合と比較して、明るさが1.25倍となった。なお、迷光量は0%であった。
視野角θ 6.12°
実共役長TC’ 15mm
実レンズ厚さz’ 4mm
レンズ曲率半径R 0.5655mm
レンズピッチP 0.39mm
P/D 1.25
レンズ配列方向傾き 15°
レンズの屈折率n 1.53
レンズ列幅RO 0.823mm
主走査長さ 100mm
スリット開口幅 0.5mm
画像面とスリットとの間の距離 3.343mm
遮光壁は外付け型(画像面側のみ)
遮光壁高さh 0.309mm
(レンズアレイ配置についての説明)
図22Aは、レンズアレイプレート18を画像読取り装置または画像書込み装置のハウジングに精度良く取り付けた場合の模式図である。図22Bは、レンズアレイプレート18が傾いて取り付けられた場合の模式図である。この場合、光軸50が傾いているため、高い光学性能を得ることができず、画像品質が低下してしまう。レンズアレイプレートの面積が小さいと、取り付けた時にレンズアレイプレートが傾きやすくなるため、高い取り付け精度が要求される。従って、レンズアレイプレートの面積は大きい方が好ましい。
ところが、レンズプレート18の面積を大きくすると、図23に示すように、照明装置からの照明光52がレンズプレート18の端部によって蹴られてしまうという不都合が生じる。そこで、図24に示すようにレンズプレート上の、照明装置に近い側にレンズ形成領域を設け、照明装置に近い側では、レンズ形成領域以外の面積がほぼゼロとなるようにする。すなわち、レンズ端部の近くまでレンズ形成領域を設けると照明光の蹴られを防止することができる。
図24は、片側照明の場合にしか適用することができないが、両側照明の場合は、図25に示すようにレンズプレートの両側を面取りすることによって、照明光の蹴られを低減することができる。なお、片側照明の場合には、照明に近い側の端部のみを面取りすればよい。
(遮光壁についての説明)
少なくとも1枚のレンズアレイプレート上には、1つのレンズと他のレンズとの間に、不必要な光線を除去するための光吸収性の壁(遮光壁)が設けられている。遮光壁は、レンズアレイプレート表面に設けられる場合と、レンズプレート内部に設けられる場合とがある。
図26は、画像読取り装置のイメージ結像光学系において、遮光壁16をレンズプレート18の表面に設けた例(外付け型)を示す。図中、20は被読取り画像(原稿)を、22はラインセンサを示す。
このような外付け型遮光壁の場合は、レンズ10上に粘性の高い黒色インキを塗り重ねて遮光壁とするか、またはレンズ以外の部分を覆うように成形された黒色樹脂成型品等をレンズアレイプレート18上に載置して遮光壁とすることができる。
図27は、画像読取り装置のイメージ結像光学系において、遮光壁16をレンズアレイプレート18の内部に設けた例(内蔵型)を示す。内蔵型遮光壁の場合は、レーザーを照射すると着色する樹脂でレンズアレイプレートを形成し、遮光壁を設けたい部分にレーザーを照射して着色するか、またはレンズ周囲に溝を設けておき、溝の中に黒色インキ等を充填することにより遮光壁を形成することができる。
外付け型遮光壁は、図26に示したように被読取り画像面側のレンズプレート最上面にのみ設置してもよいし、図28に示すようにレンズアレイプレート最下面(結像面側の最上面)に設置してもよい。また、図29に示すように、最上面、最下面の両方に設置してもよく、レンズアレイプレートの間(すなわちレンズアレイの内側)に設置してもよい。
図10に示す迷光のうち、被読取り画像点31に最も近い迷光発光点32からの迷光、および、副走査方向17に遠い位置の迷光はスリットにより除去が可能である。しかし、スリットのみで迷光を完全に除去することはできない。なぜなら、被読取り画像点31から遠い迷光発光点32は、デフォーカスにより、迷光発光点の大きさが大きくなるためである。スリットでは除去できない迷光は、遮光壁によって除去する。以下、遮光壁の高さhの決定方法を説明する。
先に述べたように、遮光壁は外付け型と内蔵型があるが、まず外付け型について説明する。
スリット近傍の迷光はスリットで除去されるため、スリットで除去されない遠方の迷光について考える。図26に示すように、視野角θで広がる光線が、読取り画像面20に到達する位置(光軸中心から距離mの位置)40に対して、比例定数e’の位置g’に迷光が発生した場合、m=tanθ×TCであり、g’=m×e’=(tanθ×TC)×e’となる。位置g’からセンサ22に到達する光線の傾きよりも、レンズ10と遮光壁16の高さhのなす傾きΨ(tanΨ=h/D)が大きければ、迷光を除去することが可能である。なお、レンズ径(レンズとして有効に機能する部分の直径)はDである。
TC/(tanθ×TC×e’)≦(h/D)
変形すると、1/e’≦(h/D)×tanθ
ここで、1/e’=eとすると、e≦h/D×tanθとなる。
なお、外側レンズのレンズ径DLを内側レンズのレンズ径Dより大きくした場合は、これらの2値の中間値、
DM=(DL+D)/2 を用いて、e≦h/DM×tanθとなる。
遮光壁が外付け型の場合は、遮光壁が高いほど明るさが低下するが、遮光壁が内蔵型の場合は、遮光壁高さhと明るさは無関係である。レンズピッチPが大きくなると、遮光壁高さhは低くなる。また、レンズピッチPが狭ければ、迷光は発生しやすくなるので、比例定数eは次式のようになる。
e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)
後述するシミュレーション結果より、遮光壁をレンズアレイの両面に設ける場合は、片面にのみ設ける場合よりも、各面の遮光壁高さhは小さくてよい。
また、両面設置の遮光壁の場合は、片面設置の遮光壁と比べて明るさが小さくなる傾向にある。
内蔵型遮光壁の厚さは空気換算厚さとなっているので、実際の厚さは1.53を掛けた値となる。外付け型の遮光壁場合は、空気換算厚さと実際の厚さは等しくなる。
なお、遮光壁高さhを高くすると、迷光は除去しやすくなるが、明るさが暗くなり、迷光除去と光量はトレードオフの関係にある。例えば、比例定数eが大きくなれば視野角によらず迷光が0%となるが、視野角によらず50%以上の光量(結像光伝達比率)を得るためには、比例定数eがある一定の値以下である必要がある。
内蔵型遮光壁の場合は、図27に示すように、隣接するレンズへの迷光入射を防ぐことができる。また、結像すべき光線の“蹴られ”が無いので、遮光壁16を高くしても伝達率(光量)が小さくならないというメリットがある。
内蔵型遮光壁の高さ(深さ)は、基本的には外付け型遮光壁の場合と同じ考え方で規定することができるが、例えば、外付け型遮光壁の最適高さが0.25mmである場合、同じ効果を持つ内蔵型遮光壁の高さは、空気換算分を元に戻した数値、0.25×1.53=0.3825mmとなる。
スリットを設けずに、遮光壁のみで迷光を防止することもできる。遮光壁は個々のレンズ周囲に設けられるため、主走査方向、副走査方向とも方向に関係なく迷光を除去することが可能である。スリットを設けないので、レンズ配列方向を傾斜させる必要はない。但し、遮光壁のみで迷光を防止するためには、スリットを設ける場合と比べて、遮光壁の高さを高くしないと迷光を除去することができない。
スリットが無い構造の場合、迷光を除去するための必須要素は、遮光壁高さh、レンズピッチPである。レンズ厚さzおよびレンズ列幅ROは、迷光除去には影響を与えないが、明るさに影響を与える。
遮光壁の光吸収率、遮光壁の表面粗さは、ゴースト除去に影響を与える要素である。遮光壁の光吸収率が低い場合であっても、遮光壁の表面粗さを上げることによって迷光量を減らすことが可能である。
遮光壁の光吸収率が低いと(または光反射率が高いと)、遮光壁部分で光線が反射し、新たな迷光が発生してしまう。そのため、遮光壁は光吸収率が高い材料で形成することが好ましい。例えば黒色インキなどが挙げられる。また、表面粗さが高ければ光を反射しにくくなるため、光吸収率が低い材料の場合は、表面粗さを高くすることにより、光吸収率を上げることができる。例えばすりガラスの場合、表面粗さは数μmのオーダーとなる。
(シミュレーション計算方法の説明)
以下、本発明で用いるシミュレーション計算の方法を説明する。なお、以下の説明において、特に断りがない限り、レンズ厚さzと共役長TCは、実際のレンズ厚さと共役長では無く、後述する空気長に換算した厚さと長さをいうものとする。
図14に示したスリット24および遮光壁16を設けた画像読取り装置のイメージ結像光学系を例に説明する。
図30に示すように、センサ側に仮想の発光源26を設け、被読取り画像面に評価面28を設ける。評価面28のサイズは、200mm×200mmとした。実共役長TC’は、15mmである。
画像読取り装置におけるセンサ側発光源26から、ランバーシャンモデルで広がり角度90°の光を発生させ、評価面28に到達するエネルギー量を測定して、ゴーストおよび光量を評価した。
入射エネルギー100%と、光軸と評価面28との交点に到達するエネルギー(結像光伝達量との比を結像光伝達比率と呼び、これがイメージ結像光学系の光量となる。また、評価面28上の前記以外の点に到達したエネルギーの総量が迷光量であり、この値が大きいほどゴーストが顕著に発生することとなる。
画像書込み装置の場合にも同様に、光源側に仮想の発光源を設け、発光源からランバーシャンモデルで広がり角度90°の光を発生させ、評価面28に到達するエネルギー量を測定して、ゴーストおよび光量を評価した。
なお、この計算モデルにおける光線追跡は、現実の画像読込み系および画像書込み系とは光線の方向が逆となるが、光線逆行の原理により、現実と同一の結果が得られる。すなわち、計算の結果、迷光量0%となったときは、像面からの光源のエネルギー値と、結像面上の結像画と光軸との交点に到達した光線のエネルギー値は略等しくなる。光線本数は1万本で計算した。また、評価面のサイズは、前述したように200mm×200mmの十分広いサイズで行った。迷光量が0%であれば、ゴーストがセンサに検出されないレベルであり、迷光量が10%以下であれば、ゴーストはセンサに検出されるものの、その後の信号処理によりゴーストの影響を完全に除去することができるレベルである。
また、主走査方向に対してのエネルギー変動(光量ムラ)も合わせて評価した。光源は、ランバーシャンモデルであるが、計算を効率的に行うため、広がり角度90°でなく、視野角+5°で実施した。但し、計算結果では、ランバーシャン90°相当の結果となるように換算し直した値を示している。光線本数は10万本とした。光量ムラは、次式により求めた。
光量ムラ=(最大結像光伝達量−最小結像光伝達量)/(最大結像光伝達量+最小結像光伝達量)
(遮光壁に対するシミュレーション結果)
表1に、遮光壁の光反射率と迷光のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
光吸収率=(100−光反射率)であるため、表1より、遮光壁の光吸収率は50〜100%が好ましく(迷光量10%以下)、95〜100%(迷光量0%)がより好ましいことがわかる。
表2に、光吸収率90%(光反射率10%)の遮光壁に対する表面粗さRaと迷光のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
表2より遮光壁の光吸収率が90%以上(すなわち光反射率が10%以下)のときは、表面粗さRaを10nm以上とすれば、迷光量を0%することができることがわかる。
表3に光吸収率50%(光反射率50%)の遮光壁に対する表面粗さと迷光のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
表3より遮光壁の光吸収率が50%以上(すなわち光反射率が50%以下)のときは、表面粗さRaを50nm以上とすれば、迷光量を0%とすることができることがわかる。
表4に光吸収率0%(光反射率100%)の遮光壁に対する表面粗さと迷光のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
表4より遮光壁の光吸収率が0%以上(すなわち光反射率が100%以下)のときは、表面粗さRaを500nm以上とすれば、迷光量を0%とすることができることがわかる。
(スリットに対するシミュレーション結果)
レンズアレイと像面との間には、不必要な光線を除去するためのスリットを設けてもよい。図14は、図26に示したイメージ結像光学系にスリット24を設けた例を示す。
スリットを設ける場合は、スリットによる迷光除去をより効果的なものとするために、図15に示すようにレンズ10の配列方向と、レンズ形成領域の長辺方向とが同一方向とならないようにレンズを配列することが好ましい。図15には、レンズ形成領域の長辺方向に対して、レンズ配列方向をφだけ傾けた状態を示している。
スリットの開口部の幅に関しては2つのパラメータc、dがある。cは迷光除去の有無を示すパラメータであり、dは“蹴られ”の有無を示すパラメータである。スリットの開口部の幅をa、スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をSとすると、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)と表すことができる。
レンズピッチPが大きくなるとスリットの開口部の幅aは大きくする必要がある。
スリットの開口部の幅を規定するためには、レンズの視野角も関係する。スリットの開口部の幅(副走査方向の幅)は、被読取り画像点と迷光発生点との距離が大きければ広く、前記距離が小さければ狭くてよい。図31に示すように、被読取り画像点31と迷光発生点32との間の距離gは、センサ側から視野角θで被読取り画像面に投影される点と被読取り画像点31との距離mとした場合、距離gと距離mとは比例するので、g/m=cとなる。視野角θにかかわらずcの値によってゴーストが除去されるため、距離gと距離mとは比例するといえる。
また、図31に示すように、距離mを特定する場合は、レンズの共役長をTC’とした場合、m=TC’tanθとはならない。なぜなら、レンズアレイ部分で屈折が起こるため、投影される位置は異なってしまうためである。このため、本説明においては、実際のレンズの厚さ(レンズアレイの最上面のレンズの最も高い部分と、レンズアレイ最下面のレンズの最も高い部分を結んだ長さ)がz’で、レンズの屈折率がnの場合、レンズの厚さを空気換算した厚さz=z’/nとして扱っている。また、レンズの共役長TC’は、空気換算の共役長TCとして扱い、TC=TC’−z+z/nとなる。例えば実レンズ厚さz’=4mmのときは、空気換算厚は、レンズ厚さを空気の屈折率で除算して、4/1.53=2.61mmとなる。また、レンズ共役長TC’=15mmのときは、TC’の空気換算長TCは、15−4+2.61=13.61mmとなる。空気換算を行うことにより、m=tanθ×TCとして扱うことが可能となり、g=c×tanθ×TCとなる。
説明を簡単にするため、以下c=1で考える。図32に示すように、ゴーストも結像するときと同様にレンズに集光するため、第1のゴーストが発生する位置から、光線が視野角θで広がって、センサに到達すると考えられる。このときの最も内側の迷光は、幾何学的にレンズ共役長TC中心位置から2θの広がりで表される。よって、TC中心位置からの距離Sにおいて、迷光の存在しない幅は2Stan2θとなる。
図33に示すように、レンズ配列方向を角度φ傾斜させているため、副走査方向に迷光の存在しない幅は、2Stan2θにsinφを乗じて、2Stan2θ×sinφとなる。図34に示すように、TC中心からスリット24までの位置Sにおけるスリットの開口部の必要幅aは2Stan2θ×sinφとなる。ここまでは、説明を簡単にするためにc=1としていたが、現実には、c=a/(2Stan2θ×sinφ)である。a=2Stan2θ×sinφ×cは、迷光が存在しない幅を表しているので、スリットの開口部の幅はこれよりも小さくする必要がある。シミュレーションによりsinφを変化させたところ、φ=15°でスリットの開口部の幅aを計算したときに、最も迷光量が少なくなる最適な条件となることがわかった。そこで、φ=15°とすることにした。
スリットの開口部の幅の最低値は、次のように決定される。図35は、図34に被読取り画像点31から視野角θで広がった光線を追加したものである。図35に示すように、結像光は被読取り画像面(原稿面)20から視野角θの広がりを持つ。スリット24がこの範囲にかかると、結像に必要な光線が遮断される現象、いわゆる“蹴られ”が発生し、画像の一部が結像されなくなってしまう。但し、図36に示すように、“蹴られ”は外周部から発生するので、多少蹴られても、結像への影響は少ない。
TC中心からスリット24までの距離がSであるので、原稿面20からスリットまでの距離は0.5TC−Sとなり、“蹴られ”が発生しない範囲は、2tanθ×(0.5TC−S)となる。この範囲とスリットの開口部の幅との比d=a/(2tanθ×(0.5TC−S))が、1以上であれば“蹴られ”は発生しない。比dが1に近いほど光量が大きくなり、比dが小さいほど光量ムラが小さくなる。スリットとレンズとの間の距離が小さいほど、スリットの開口部の幅aを狭くする必要があるが、スリットの開口部の幅aが小さいと“蹴られ”が発生し、結像画像が暗くなる。
スリットの位置によって迷光量に差はないが、S/TCが小さくなると、スリットとレンズが接触しやすくなるので好ましくなく、S/TCが一定の値以上であれば、結像光伝達率が50%以上となるが、S/TCが大きくなりすぎると、スリットと被読取り画像面(画像書込み面)が接触しやすくなるので好ましくない。特に画像読取り装置の場合、被読取り画像面とスリットとの間にガラス天板が設置されるため、スリットとレンズが接触してしまう。
スリットは、レンズアレイと像面の間だけでなく、レンズアレイと画像読取り面(センサ)との間に設けてもよい。画像読取り装置内部の部品に反射した光も迷光の原因となるが、このような迷光は量が少ないため、画質に与える影響は小さい。しかし、画像読取り面側にもスリットを設けることにより、このような迷光を効果的に防止することができるため、より高品質の画像を得る必要がある場合には、像面側および画像読取り面側の両方にスリットを設けることが好ましい。画像読取り面側に設けるスリットの開口部の幅などの設計値は、上述した像面側のスリットと同様とする。
以下、スリットの有無、遮光壁の設置型(外付け型または内蔵型)と遮光壁の設置位置(像面側または読取り面・書込み面)の別による具体例について説明する。
1.スリット有り、外付け型遮光壁、像面側のみに設置する場合
表5に、レンズ配列方向傾き角度に対する迷光量/結像光伝達量の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
表6に、c=a/(2S×tan2θ×sin15°)に対する迷光量/結像光伝達量の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
表7に、P/Dに対する迷光量/結像光伝達量の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
表8に、DL/Pに対する迷光量/結像光伝達量の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
表9に、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)に対する結像光伝達比率の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
以上の表5〜9より、各視野角で迷光量10%以下、各視野角で迷光量0%、全ての視野角で迷光量10%以下、全ての視野角で迷光量0%となる数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
各視野角で迷光量10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイプレート上にのみ設けられ、レンズアレイプレートのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、レンズアレイプレートのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが9°<φ≦27°、但し、0°<θ<3°のときは、11°≦φ<17°、3°≦θ<9°のときは、10°≦φ<16°であり、スリットの開口部の幅をa、スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、レンズアレイプレートのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0°<θ<6.12°のときは、0.466≦c<1.492であり、P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.087≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.039≦eである。
各視野角で迷光量0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイプレート上にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが11°≦φ<25°、但し、0°<θ<6.12°のときは、11°≦φ<17°、6.12°≦θ<9°のときは、12°≦φ<17°であり、cの値が、0.466≦c<1.492であり、P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D<2.157、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0.057≦e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.087≦e、9°≦θ<21°の場合、0.077≦eである。
全ての視野角で迷光量10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイプレート上にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが11°≦φ<17°であり、cの値が、0<c<1.492であり、P/Dは、1.142≦P/Dであり、eは、0.087≦eである。
全ての視野角で迷光量0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイプレート上にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが12°≦φ<17°であり、cの値が、0<c<1.492であり、P/Dは、1.180≦P/Dであり、eは、0.087≦eである。
表10に、d=a/(2tanθ×(0.5TC−S))に対する結像光伝達比率の変化および光量ムラの変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
表11に、P/Dに対する結像光伝達比率の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
表12に、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)に対する結像光伝達比率の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
表13に、S/TCに対する結像光伝達率の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
表14に、z/TCに対する結像光伝達比率の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
表15に、V=RO/((TC−z)×tanθ)に対する光量伝達率の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
以上の表10〜15より、明るさが50%以上となる数値範囲を求めれば、明るさが50%以上となるイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
明るさが50%以上となるのは、dの値が、0.255≦dであり、P/Dは、1.678>P/Dであり、eは、0.768>eであり、S/TCが、0.144<S/TCであり、z/TCが、0.245≦z/TCであり、レンズアレイプレートのレンズ列幅をROとした場合、V=RO/((TC−z)×tanθ)の値が、0.278≦Vである。
また、dの値が、0.255≦dであり、eは、0.768>eであり、S/TCが、0.144<S/TCであり、z/TCが、0.245≦z/TCであり、Vの値が、0.278≦Vであり、DL/Pが、0.750≦DL/P<1である。
2.スリット有り、外付け型遮光壁、読取り面または書込み面側にのみ設置する場合
表16にe=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)に対する迷光量/結像光伝達量の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
以上の表16および既に示した表5、表6、表7、表8から、各視野角で迷光量10%以下、各視野角で迷光量0%、全ての視野角で迷光量10%以下、全ての視野角で迷光量0%となる数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
各視野角で迷光量10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、
遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが9°<φ≦27°、但し、0°<θ<3°のときは、11°≦φ<17°、3°≦θ<9°のときは、10°≦φ<16°であり、cの値が、0.466≦c<1.767、但し0°<θ<6.12°のときは、0.466≦c<1.492であり、P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7<DL/P<0.950であり、eは、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.108≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.048≦eである。
各視野角で迷光量0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが11°<φ≦25°、但し、0°<θ<6.12°のときは、11°≦φ<17°、6.12°≦θ<9°のときは、12°≦φ<17°であり、cの値が、0.466≦c<1.492であり、P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D<2.157、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0.071≦e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.108≦e、9°≦θ<21°のときは、0.095≦eである。
全ての視野角で迷光量10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが11°≦φ<16°であり、cの値が、0.466≦c<1.327であり、P/Dは、1.142≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0.108≦eである。
全ての視野角で迷光量0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが12°≦φ<16°であり、cの値が、0.466≦c<1.327であり、P/Dは、1.180≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0.108≦eである。
また、既に示した表10、表11、表12、表13、表14、表15から、明るさが50%以上となる数値範囲を求めれば、明るさが50%以上となるイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
明るさが50%以上となるのは、dの値が、0.255≦dであり、P/Dは、1.678>P/Dであり、eは、0.768>eであり、S/TCが、0.144<S/TCであり、z/TCが、0.245≦z/TCであり、Vの値が、0.278≦Vであり、DL/Pが、0.750≦DL/Pである。
3.スリット有り、外付け型遮光壁、像面側および読取り面または書込み面側の両側に設置する場合
表17に、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)に対する迷光量/結像光伝達量の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
以上の表17および既に示した表5、表6、表7、表8から、各視野角で迷光量10%以下、各視野角で迷光量0%、全ての視野角で迷光量10%以下、全ての視野角で迷光量0%となる数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
各視野角で迷光量10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上および像面側のレンズアレイ上の両方に設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが9°<φ≦27°、但し、0°<θ<3°のときは、11°≦φ<17°、3°≦θ<9°のときは、10°≦φ<16°であり、cの値が、0.466≦c<1.767、但し0<θ<6.12のときは、0.466≦c<1.492であり、P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0<θ<6.12のときは、1.142≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.066≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.03≦eである。
各視野角で迷光量0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上および像面側のレンズアレイ上の両方に設けられ、レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが11°≦φ<25°、但し、0°<θ<6.12°のときは、11°≦φ<17°、6.12°≦θ<9°のときは、12°≦φ<17°であり、cの値が、0.466≦c<1.492であり、P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D<2.157、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0.044≦e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.066≦e、9°≦θ<21°のときは、0.058≦eである。
全ての視野角で迷光量10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上および像面側のレンズアレイ上の両方に設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが11°≦φ<16°であり、cの値が、0.466≦c<1.327であり、P/Dは、1.142≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0.066≦eである。
全ての視野角で迷光量0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上および像面側のレンズアレイ上の両方に設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが12°≦φ<16°であり、cの値が、0.466≦c<1.327であり、P/Dは、1.180≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0.066≦eである。
表18に、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)に対する結像光伝達比率の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
以上の表18および既に示した表10、表11、表13、表14、表15から、明るさが50%以上となる数値範囲を求めれば、明るさが50%以上となるイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
明るさが50%以上となるのは、dの値が、0.255≦dであり、P/Dは、1.678>P/Dであり、eは、0.479>eであり、S/TCが、0.144<S/TCであり、z/TCが、0.245≦z/TCであり、Vの値が、0.278≦Vであり、DL/Pが、0.750≦DL/Pである。
4.スリット有り、内蔵型遮光壁、像面側のみに設置する場合
表19に、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)に対する迷光量/結像光伝達量の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
以上の表19および既に示した表5、表6、表7、表8から、各視野角で迷光量10%以下、各視野角で迷光量0%、全ての視野角で迷光量10%以下、全ての視野角で迷光量0%となる数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
各視野角で迷光量10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが9°<φ≦27°、但し、0°<θ<3°のときは、11°≦φ<17°、3°≦θ<9°のときは、10°≦φ<16°であり、cの値が、0.466≦c<1.767、但し0<θ<6.12のときは、0.466≦c<1.492であり、P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.071≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.031≦eである。
各視野角で迷光量0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが11°≦φ<25°、但し、0°<θ<6.12°のときは、11°≦φ<17°、6.12°≦θ<9°のときは、12°≦φ<17°であり、cの値が、0.466≦c<1.492であり、P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D<2.157、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0.046≦e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.071≦e、9°≦θ<21°のときは、0.062≦eである。
全ての視野角で迷光量10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが11°≦φ<16°であり、cの値が、0.466≦c<1.327であり、P/Dは、1.142≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0.071≦eである。
全ての視野角で迷光量0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度Rが12°≦R<16°であり、cの値が、0.466≦c<1.327であり、P/Dは、1.180≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0.071≦eである。
5.スリット有り、内蔵型遮光壁、読取り面または書込み面側のみに設置する場合
表20に、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)に対する迷光量/結像光伝達量の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
以上の表20および既に示した表5、表6、表7、表8から、各視野角で迷光量10%以下、各視野角で迷光量0%、全ての視野角で迷光量10%以下、全ての視野角で迷光量0%となる数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
各視野角で迷光量10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが9°<φ≦27°、但し、0°<θ<3°のときは、11°≦φ<17°、3°≦θ<9°のときは、10°≦φ<16°であり、cの値が、0.466≦c<1.767、但し0<θ<6.12のときは、0.466≦c<1.492であり、P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.071≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.031≦eである。
各視野角で迷光量0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが11°≦φ<25°、但し、0°<θ<6.12°のときは、11°≦φ<17°、6.12°≦θ<9°のときは、12°≦φ<17°であり、cの値が、0.466≦c<1.492であり、P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D<2.157、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0.046≦e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.071≦e、9°≦θ<21°のときは、0.062≦eである。
全ての視野角で迷光量10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが11°≦φ<16°であり、cの値が、0.466≦c<1.327であり、P/Dは、1.142≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0.071≦eである。
全ての視野角で迷光量0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが12°≦φ<16°であり、cの値が、0.466≦c<1.327であり、P/Dは、1.180≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0.071≦eである。
6.スリット有り、内蔵型遮光壁、像面側および読取り面または書込み面側の両方に設置する場合
表21に、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)に対する迷光量/結像光伝達量の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
以上の表21および既に示した表5、表6、表7、表8から、各視野角で迷光量10%以下、各視野角で迷光量0%、全ての視野角で迷光量10%以下、全ての視野角で迷光量0%となる数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
各視野角で迷光量10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部と画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部の両方に設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが9°<φ≦27°、但し、0°<θ<3°のときは、11°≦φ<17°、3°≦θ<9°のときは、10°≦φ<16°であり、cの値が、0.466≦c<1.767、但し0°<θ<6.12°のときは、0.466≦c<1.492であり、P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.062≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.028≦eである。
各視野角で迷光量0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部と画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部の両方に設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが11°≦φ<25°、但し、0°<θ<6.12°のときは、11°≦φ<17°、6.12°≦θ<9°のときは、12°≦φ<17°であり、cの値が、0.466≦c<1.492であり、P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D<2.157、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0.041≦e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.062≦e、9°≦θ<21°のときは、0.055≦eである。
全ての視野角で迷光量10%以下となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部と画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部の両方に設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが11°≦φ<16°であり、cの値が、0.466≦c<1.327であり、P/Dは、1.142≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0.062≦eである。
全ての視野角で迷光量0%となるのは、レンズアレイプレートのレンズ配列は六方配列であり、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部と画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部の両方に設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが12°≦φ<16°であり、cの値が、0.466≦c<1.327であり、P/Dは、1.180≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0.062≦eである。
7.スリット無し、外付け型遮光壁、像面側のみに設置する場合
表22に、P/Dに対する迷光量/結像光伝達量の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
表23に、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)に対する迷光量/結像光伝達量の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
以上の表22および表23から、各視野角で迷光量10%以下、各視野角で迷光量0%、全ての視野角で迷光量10%以下、全ての視野角で迷光量0%となる数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
各視野角で迷光量10%以下となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ上にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/Dであり、eは、0.479≦eである。
各視野角で迷光量0%となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ上にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/Dであり、eは、0.498≦eである。
全ての視野角で迷光量10%以下となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ上にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.142≦P/Dであり、eは、0.479≦eである。
全ての視野角で迷光量0%となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ上にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.180≦P/Dであり、eは、0.498≦eである。
表24に、P/Dに対する結像光伝達比率の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
以上の表24および既に示した表8から、明るさが50%以上となる数値範囲を求めれば、明るさが50%以上となるイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
明るさが50%以上となるのは、P/Dは、1.678>P/Dであり、0.750≦DL/Pである。
8.スリット無し、外付け型遮光壁、読取り面または書込み面側のみに設置する場合
表25に、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)に対する迷光量/結像光伝達量の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
以上の表25および既に示した表22から、各視野角で迷光量10%以下、各視野角で迷光量0%、全ての視野角で迷光量10%以下、全ての視野角で迷光量0%となる数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
各視野角で迷光量10%以下となるのは、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/Dであり、eは、0.479≦eである。
各視野角で迷光量0%となるのは、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/Dであり、eは、0.498≦eである。
全ての視野角で迷光量10%以下となるのは、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.142≦P/Dであり、eは、0.479≦eである。
全ての視野角で迷光量0%となるのは、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.180≦P/Dであり、eは、0.498≦eである。
表26に、Z/TCに対する結像光伝達比率の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
以上の表26および既に示した表24、表8から、明るさが50%以上となる数値範囲を求めれば、明るさが50%以上となるイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
明るさが50%以上となるのは、z/TCが、0.245≦z/TCであり、P/Dは、1.678>P/Dであり、0.750≦DL/Pである。
9.スリット無し、外付け型遮光壁、像面側および読取り面または書込み面側の両方に設置する場合
表27に、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)に対する迷光量/結像光伝達量の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
以上の表27および既に示した表22から、各視野角で迷光量10%以下、各視野角で迷光量0%、全ての視野角で迷光量10%以下、全ての視野角で迷光量0%となる数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
各視野角で迷光量10%以下となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ上および画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上の両方に設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/Dであり、eは、0.287≦eである。
各視野角で迷光量0%となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ上および画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上の両方に設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/Dであり、eは、0.307≦eである。
全ての視野角で迷光量10%以下となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ上および画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上の両方に設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.142≦P/Dであり、eは、0.287≦eである。
全ての視野角で迷光量0%となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ上および画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上の両方に設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.180≦P/Dであり、eは、0.307≦eである。
表28に、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)に対する結像光伝達比率の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
以上の表28および既に示した表24、表8から、明るさが50%以上となる数値範囲を求めれば、明るさが50%以上となるイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
明るさが50%以上となるのは、P/Dは、1.678>P/Dであり、0.574>e、0.750≦DL/Pである。
10.スリット無し、内蔵型遮光壁、像面側のみに設置する場合
表29に、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)に対する迷光量/結像光伝達量の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
以上の表29および既に示した表22から、各視野角で迷光量10%以下、各視野角で迷光量0%、全ての視野角で迷光量10%以下、全ての視野角で迷光量0%となる数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
各視野角で迷光量10%以下となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/Dであり、eは、0.347≦eである。
各視野角で迷光量0%となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/Dであり、eは、0.384≦eである。
全ての視野角で迷光量10%以下となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.142≦P/Dであり、eは、0.347≦eである。
全ての視野角で迷光量0%となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.180≦P/Dであり、eは、0.384≦eである。
11.スリット無し、内蔵型遮光壁、読取り面または書込み面側のみに設置する場合
表30に、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)に対する迷光量/結像光伝達量の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
以上の表30および既に示した表22から、各視野角で迷光量10%以下、各視野角で迷光量0%、全ての視野角で迷光量10%以下、全ての視野角で迷光量0%となる数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
各視野角で迷光量10%以下となるのは、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/Dであり、eは、0.307≦eである。
各視野角で迷光量0%となるのは、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/Dであり、eは、0.326≦eである。
全ての視野角で迷光量10%以下となるのは、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.142≦P/Dであり、eは、0.307≦eである。
全ての視野角で迷光量0%となるのは、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.180≦P/Dであり、eは、0.326≦eである。
12.スリット無し、内蔵型遮光壁、像面側および読取り面または書込み面側の両方に設置する場合
表31にe=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)に対する迷光量/結像光伝達量の変化のシミュレーション結果を示す。
Figure 2007040246
以上の表31および既に示した表22から、各視野角で迷光量10%以下、各視野角で迷光量0%、全ての視野角で迷光量10%以下、全ての視野角で迷光量0%となる数値範囲をそれぞれ求めれば、ゴーストを抑制可能なイメージ結像光学系を得るための設計値の条件を得ることができる。
各視野角で迷光量10%以下となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部および画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部の両方に設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/Dであり、eは、0<eである。
各視野角で迷光量0%となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部および画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部の両方に設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/Dであり、eは、0.287≦eである。
全ての視野角で迷光量10%以下となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部および画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部の両方に設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.142≦P/Dであり、eは、0<eである。
全ての視野角で迷光量0%となるのは、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部および画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部の両方に設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、P/Dは、1.180≦P/Dであり、eは、0.287≦eである。
13.任意のレンズ配列の場合
上記スリット有りの場合のイメージ結像系においては、レンズアレイ配列を六方配列に限定してシミュレーションを行ったが、上記結果から任意のレンズ配列の場合の設計値も求めることができる。
レンズの隣接角度x°とすると、ゴースト除去のために最適なレンズ配列方向傾き角度y°は、y°=−0.006630x+0.809473x−9.700729となる。表5は六方配列の場合のデータを示したものであるが、正方配列等その他の配列においても、最適傾き角度を中心として迷光が増加していくという表5と全く同様の数値データが得られることが確認されている。よって、任意のレンズ配列の場合、表5の横軸の傾き角度に、(六方配列の最適傾き角度(=15°))/y°を乗算すれば、任意のレンズ配列の場合の傾き角度と迷光量の関係を求めることができる。このようにして求めた表から、各視野角において迷光量10%以下となる部分の条件値を得ることができる。
遮光壁は、像面側のレンズアレイ上にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、レンズアレイのレンズ隣接角度をx°とし、y°=−0.006630x+0.809473x−9.700729としたとき、傾き角度φが9°×y°/15°<φ≦27°×y°/15°、但し、0°<θ<3°のときは、11°×y°/15°≦φ<17°×y°/15°、3°≦θ<9°のときは、10°×y°/15°≦φ<16°×y°/15°であり、cの値が、0.466≦c<1.767、但し0°<θ<6.12°のときは、0.466≦c<1.492であり、P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.087≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.039≦eである。
または、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが9°×y°/15°<φ≦27°×y°/15°、但し、0°<θ<3°のときは、11°×y°/15°≦φ<17°×y°/15°、3°≦θ<9°のときは、10°×y°/15°≦φ<16°×y°/15°であり、cの値が、0.466≦c<1.767、但し0°<θ<6.12°のときは、0.466≦c<1.492であり、P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7<DL/P<0.950であり、eは、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.108≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.048≦eである。
または、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ上および像面側のレンズアレイ上の両方に設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが9°×y°/15°<φ≦27°×y°/15°、但し、0°<θ<3°のときは、11°×y°/15°≦φ<17°×y°/15°、3°≦θ<9°のときは、10°×y°/15°≦φ<16°×y°/15°であり、cの値が、0.466≦c<1.767、但し0<θ<6.12のときは、0.466≦c<1.492であり、P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0<θ<6.12のときは、1.142≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.066≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.03≦eである。
または、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが9°×y°/15°<φ≦27°×y°/15°、但し、0°<θ<3°のときは、11°×y°/15°≦φ<17°×y°/15°、3°≦θ<9°のときは、10°×y°/15°≦φ<16°×y°/15°であり、cの値が、0.466≦c<1.767、但し0<θ<6.12のときは、0.466≦c<1.492であり、P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.071≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.031≦eである。
または、遮光壁は、画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部にのみ設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが9°×y°/15°<φ≦27°×y°/15°、但し、0°<θ<3°のときは、11°×y°/15°≦φ<17°×y°/15°、3°≦θ<9°のときは、10°×y°/15°≦φ<16°×y°/15°であり、cの値が、0.466≦c<1.767、但し0<θ<6.12のときは、0.466≦c<1.492であり、P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.071≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.031≦eである。
または、遮光壁は、像面側のレンズアレイ内部と画像読込みまたは画像書込み面側のレンズアレイ内部の両方に設けられ、視野角θが0°<θ≦21°であり、傾き角度φが9°×y°/15°<φ≦27°×y°/15°、但し、0°<θ<3°のときは、11°×y°/15°≦φ<17°×y°/15°、3°≦θ<9°のときは、10°×y°/15°≦φ<16°×y°/15°であり、cの値が、0.466≦c<1.767、但し0°<θ<6.12°のときは、0.466≦c<1.492であり、P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、eは、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.062≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.028≦eである。
次に、本発明による正立等倍レンズアレイを用いた画像読取り装置の実施例について説明する。
(画像読取り装置)
図37は、本発明による正立等倍レンズアレイを有する光学系を用いた、画像読取り装置の概略図である。画像読取装置の1つであるイメージスキャナ200は、原稿台64に載置された原稿Gに光を照射する光源60と、原稿Gからの反射光によって原稿の画像情報を読み取るイメージセンサ62と、原稿を走査させる駆動源230と、イメージスキャナを制御する制御回路部208とを備える。イメージセンサ62は、照射された原稿からの反射光を受光して原稿Gの画像情報を読み取る複数の受光素子を有する受光素子アレイと、原稿Gからの反射光を受光素子アレイに結像する本発明の正立等倍レンズアレイ61とを備える。
制御回路部208は、駆動源230の駆動を制御する走査制御部201と、光源60の発光を制御する点灯制御部202と、イメージセンサ62内のイメージセンサ基板63に備えられる受光素子アレイによって原稿Gからの反射光を受光し、光電変換する処理部を制御するセンサ駆動制御部203と、センサ駆動制御部203によって得られる光電変換された画像情報を処理する画像処理部204と、画像処理された画像情報を外部機器などへ出力するインターフェース部205と、画像処理、インターフェース、および各種制御に必要なプログラムを格納するメモリ部207と、走査制御部201、点灯制御部202、センサ駆動制御部203、画像処理部204、インターフェース部205、およびメモリ207を制御する中央演算処理装置(CPU)206とを備える。
なお、イメージセンサ基板63の色を黒色等の明度の低い色とすれば、イメージセンサアレイ基板における光の反射を防止することができ、迷光の防止に効果的である。
図37に示す画像読取装置では、イメージセンサ62を固定し、原稿G自体を走査させることにより、原稿の画像情報の読み取りを可能としているが、原稿Gを固定し、光源60およびイメージセンサ62を副走査方向(図示Y方向)に走査させることにより、原稿の画像情報を読み取ることもできる。
次に、本発明による正立等倍レンズアレイを用いた画像書込装置の実施例について説明する。
(画像書込装置)
図38は、本発明による正立等倍レンズアレイを用いた、画像書込装置の1つである複写機の概略図である。図37と同一の構成要素には、同一の参照番号を付して示してあり、同様な説明は省略する。
図38に示す複写機は、まず、イメージセンサからの画像情報に基づいて、光書込みヘッド65内の発光素子アレイ66が点灯する。次に、その点灯された発光点からの光を、本発明の正立等倍レンズアレイ61により集光して感光ドラム302に照射する。円筒形の感光ドラム302の表面には、アモルファスSiなどの光導電性を持つ材料(感光体)が形成されている。この感光ドラムはプリントの速度で回転している。回転している感光ドラムの感光体表面を、帯電器304で一様に帯電させる。そして、光書き込みヘッドで、印字するドットイメージの光を感光体上に照射し、光の当たったところの帯電を中和する。続いて、現像器306で感光体上の帯電状態にしたがって、トナ-を感光体上につける。そして、搬送される用紙312上に、転写器308でトナ-を転写する。用紙312は、定着器314にて熱等を加えられ定着され、最終的に原稿Gの画像情報が、用紙312上に複写される。一方、転写の終了した感光ドラム302は、消去ランプ318で帯電が全面にわたって中和され、清掃器320で残ったトナ-が除去される。
図38は、複写機として説明したが、その装置の構成は、ファクシミリまたはマルチファンクションプリンタなどの複合機についてもほぼ同様である。
以下に、本発明の構成を列記する。
1.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが9°<φ≦27°、但し、0°<θ<3°のときは、11°≦φ<17°、3°≦θ<9°のときは、10°≦φ<16°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0°<θ<6.12°のときは、0.466≦c<1.492であり、
P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.087≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.039≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
2.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが11°≦φ<25°、但し、0°<θ<6.12°のときは、11°≦φ<17°、6.12°≦θ<9°のときは、12°≦φ<17°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.492であり、
P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D<2.157、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.057≦e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.087≦e、9°≦θ<21°の場合、0.077≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
3.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが11°≦φ<17°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0<c<1.492であり、
P/Dは、1.142≦P/Dであり、前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.087≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
4.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが12°≦φ<17°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0<c<1.492であり、
P/Dは、1.180≦P/Dであり、前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.087≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
5.1〜4項のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイを構成するレンズのレンズ共役長をTCとしたときに、
d=a/(2tanθ×(0.5TC−S))の値が、0.255≦dであり、
前記P/Dは、1.678>P/Dであり、
前記eは、0.768>eであり、
S/TCが、0.144<S/TCであり、
前記レンズアレイのレンズ厚さをzとしたときに、z/TCが、0.245≦z/TCであり、
前記レンズアレイのレンズ列幅をROとしたときに、V=RO/((TC−z)×tanθ)の値が、0.278≦Vであるイメージ結像光学系。
6.1〜4項のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイを構成するレンズのレンズ共役長をTCとしたときに、
d=a/(2tanθ×(0.5TC−S))の値が、0.255≦dであり、
前記eは、0.768>eであり、
S/TCが、0.144<S/TCであり、
前記レンズアレイを構成するレンズ厚さをzとしたときに、z/TCが、0.245≦z/TCであり、
前記レンズアレイのレンズ列幅をROとした場合、V=RO/((TC−z)×tanθ)の値が、0.278≦Vであり、
DL/Pが、0.750≦DL/P<1であるイメージ結像光学系。
7.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが9°<φ≦27°、但し、0°<θ<3°のときは、11°≦φ<17°、3°≦θ<9°のときは、10°≦φ<16°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0°<θ<6.12°のときは、0.466≦c<1.492であり、
P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7<DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.108≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.048≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
8.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが11°<φ≦25°、但し、0°<θ<6.12°のときは、11°≦φ<17°、6.12°≦θ<9°のときは、12°≦φ<17°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.492であり、
P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D<2.157、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.071≦e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.108≦e、9°≦θ<21°のときは、0.095≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
9.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが11°≦φ<16°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.327であり、
P/Dは、1.142≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.108≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
10.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが12°≦φ<16°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.327であり、
P/Dは、1.180≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.108≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
11.7〜10項のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイを構成するレンズのレンズ共役長をTCとしたときに、
d=a/(2tanθ×(0.5TC−S))の値が、0.255≦dであり、
前記P/Dは、1.678>P/Dであり、
前記eは、0.768>eであり、
S/TCが、0.144<S/TCであり、
前記レンズアレイのレンズ厚さをzとしたときに、z/TCが、0.245≦z/TCであり、
前記レンズアレイのレンズ列幅をROとしたときに、V=RO/((TC−z)×tanθ)の値が、0.278≦Vであり、
前記DL/Pが、0.750≦DL/Pであるイメージ結像光学系。
12.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上および前記像面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが9°<φ≦27°、但し、0°<θ<3°のときは、11°≦φ<17°、3°≦θ<9°のときは、10°≦φ<16°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0<θ<6.12のときは、0.466≦c<1.492であり、
P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0<θ<6.12のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.066≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.03≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
13.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上および前記像面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが11°≦φ<25°、但し、0°<θ<6.12°のときは、11°≦R<17°、6.12°≦θ<9°のときは、12°≦φ<17°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.492であり、
P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D<2.157、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.044≦e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.066≦e、9°≦θ<21°のときは、0.058≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
14.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上および前記像面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが11°≦φ<16°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.327であり、
P/Dは、1.142≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.066≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
15.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上および前記像面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが12°≦φ<16°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.327であり、
P/Dは、1.180≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.066≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
16.12〜15項のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイを構成するレンズのレンズ共役長をTCとしたときに、
d=a/(2tanθ×(0.5TC−S))の値が、0.255≦dであり、
P/Dは、1.678>P/Dであり、
e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.479>eであり、
S/TCが、0.144<S/TCであり、
前記レンズアレイのレンズ厚さをzとしたときに、z/TCが、0.245≦z/TCであり、
前記レンズアレイのレンズ列幅をROとした場合、V=RO/((TC−z)×tanθ)の値が、0.278≦Vであり、
前記DL/Pが、0.750≦DL/Pであるイメージ結像光学系。
17.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが9°<φ≦27°、但し、0°<θ<3°のときは、11°≦φ<17°、3°≦θ<9°のときは、10°≦φ<16°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0<θ<6.12のときは、0.466≦c<1.492であり、
P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.071≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.031≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
18.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが11°≦φ<25°、但し、0°<θ<6.12°のときは、11°≦φ<17°、6.12°≦θ<9°のときは、12°≦φ<17°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.492であり、
P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D<2.157、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.046≦e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.071≦e、9°≦θ<21°のときは、0.062≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
19.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが11°≦φ<16°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.327であり、
P/Dは、1.142≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.071≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
20.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが12°≦φ<16°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.327であり、
P/Dは、1.180≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.071≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
21.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが9°<φ≦27°、但し、0°<θ<3°のときは、11°≦φ<17°、3°≦θ<9°のときは、10°≦φ<16°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0<θ<6.12のときは、0.466≦c<1.492であり、
P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.071≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.031≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
22.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが11°≦φ<25°、但し、0°<θ<6.12°のときは、11°≦φ<17°、6.12°≦θ<9°のときは、12°≦φ<17°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.492であり、
P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D<2.157、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.046≦e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.071≦e、9°≦θ<21°のときは、0.062≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
23.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが11°≦φ<16°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.327であり、
P/Dは、1.142≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.071≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
24.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが12°≦φ<16°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.327であり、
P/Dは、1.180≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.071≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
25.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部と前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが9°<φ≦27°、但し、0°<θ<3°のときは、11°≦φ<17°、3°≦θ<9°のときは、10°≦φ<16°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0°<θ<6.12°のときは、0.466≦c<1.492であり、
P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.062≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.028≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
26.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部と前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが11°≦φ<25°、但し、0°<θ<6.12°のときは、11°≦φ<17°、6.12°≦θ<9°のときは、12°≦φ<17°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.492であり、
P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D<2.157、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.041≦e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.062≦e、9°≦θ<21°のときは、0.055≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
27.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部と前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが11°≦φ<16°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.327であり、
P/Dは、1.142≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.062≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
28.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部と前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが12°≦φ<16°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.327であり、
P/Dは、1.180≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.062≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
29.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.479≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
30.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.498≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
31.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.142≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.479≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
32.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.180≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.498≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
33.29〜32項のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、
前記P/Dは、1.678>P/Dであり、
DL/Pは、0.750≦DL/Pであることを特徴とするイメージ結像光学系。
34.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.479≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
35.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.498≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
36.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.142≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.479≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
37.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.180≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.498≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
38.34〜37項のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、
前記レンズアレイを構成するレンズの厚さをz、レンズ共役長をTCとしたときに、z/TCが、0.245≦z/TCであり、
前記P/Dは、1.678>P/Dであり、
DL/Pは、0.750≦DL/Pであることを特徴とするイメージ結像光学系。
39.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上および前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.287≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
40.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上および前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.307≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
41.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上および前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.142≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.287≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
42.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上および前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.180≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.307≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
43.39〜42項のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、
前記P/Dは、1.678>P/Dであり、
前記eは、0.574>eであり、
DL/Pは、0.750≦DL/Pであることを特徴とするイメージ結像光学系。
44.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.347≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
45.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.384≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
46.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.142≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.347≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
47.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.180≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.384≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
48.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.307≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
49.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.326≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
50.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.142≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.307≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
51.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.180≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.326≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
52.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部および前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
53.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部および前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.287≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
54.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部および前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.142≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
55.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部および前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、P/Dは、1.180≦P/Dであり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.287≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
56.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ隣接角度をx°とし、
y°=−0.006630x+0.809473x−9.700729としたときに、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが、9°×y°/15°<φ≦27°×y°/15°、但し、0°<θ<3°のときは、11°×y°/15°≦φ<17°×y°/15°、3°≦θ<9°のときは、10°×y°/15°≦φ<16°×y°/15°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0°<θ<6.12°のときは、0.466≦c<1.492であり、
P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.087≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.039≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
57.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ隣接角度をx°とし、
y°=−0.006630x+0.809473x−9.700729としたときに、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが、
9°×y°/15°<φ≦27°×y°/15°、但し、0°<θ<3°のときは、11°×y°/15°≦φ<17°×y°/15°、3°≦θ<9°のときは、10°×y°/15°≦φ<16°×y°/15°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0°<θ<6.12°のときは、0.466≦c<1.492であり、
P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7<DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.108≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.048≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
58.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上および前記像面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ隣接角度をx°とし、
y°=−0.006630x+0.809473x−9.700729としたときに、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが、9°×y°/15°<φ≦27°×y°/15°、但し、0°<θ<3°のときは、11°×y°/15°≦φ<17°×y°/15°、3°≦θ<9°のときは、10°×y°/15°≦φ<16°×y°/15°であり、
前記スリットの幅をa、前記スリットの開口部のレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0<θ<6.12のときは、0.466≦c<1.492であり、
P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0<θ<6.12のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.066≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.03≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
59.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ隣接角度をx°とし、
y°=−0.006630x+0.809473x−9.700729としたときに、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが、9°×y°/15°<φ≦27°×y°/15°、但し、0°<θ<3°のときは、11°×y°/15°≦φ<17°×y°/15°、3°≦θ<9°のときは、10°×y°/15°≦φ<16°×y°/15°であり、
前記スリットの幅をa、前記スリットの開口部のレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0<θ<6.12のときは、0.466≦c<1.492であり、
P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.071≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.031≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
60.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ隣接角度をx°とし、
y°=−0.006630x+0.809473x−9.700729としたときに、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが、9°×y°/15°<φ≦27°×y°/15°、但し、0°<θ<3°のときは、11°×y°/15°≦φ<17°×y°/15°、3°≦θ<9°のときは、10°×y°/15°≦φ<16°×y°/15°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0<θ<6.12のときは、0.466≦c<1.492であり、
P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.071≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.031≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
61.像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部と前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
前記レンズアレイのレンズ隣接角度をx°とし、
y°=−0.006630x+0.809473x−9.700729としたときに、
前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが、9°×y°/15°<φ≦27°×y°/15°、但し、0°<θ<3°のときは、11°×y°/15°≦φ<17°×y°/15°、3°≦θ<9°のときは、10°×y°/15°≦φ<16°×y°/15°であり、
前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0°<θ<6.12°のときは、0.466≦c<1.492であり、
P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.062≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.028≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
62.項1〜61のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記レンズアレイは、両面にレンズが配列された少なくとも2枚以上のレンズプレートから構成され、レンズ形成領域が前記各レンズプレートの少なくとも片側に形成されていることを特徴とするイメージ結像光学系。
63.項1〜61のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記レンズアレイは、両面にレンズが配列された少なくとも2枚以上のレンズプレートから構成され、前記各レンズプレートの少なくとも像面側の、少なくとも一端部が面取りされていることを特徴とするイメージ結像光学系。
64.項1〜61のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記遮光壁の光吸収率が、50〜100%であることを特徴とするイメージ結像光学系。
65.項1〜61のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記遮光壁の光吸収率が、95〜100%であることを特徴とするイメージ結像光学系。
66.項1〜61のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記遮光壁の光吸収率が、90%以上であり、遮光壁の表面粗さRaが10nm以上であることを特徴とするイメージ結像光学系。
67.項1〜61のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記遮光壁の光吸収率が、90%以上であり、遮光壁の表面粗さRaが5nm以上であることを特徴とするイメージ結像光学系。
68.項1〜61のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記遮光壁の光吸収率が、0%以上であり、遮光壁の表面粗さRaが500nm以上であることを特徴とするイメージ結像光学系。
69.項1〜61のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記レンズアレイのレンズの厚さをzとした場合、内側レンズのレンズ径Dを、D=Z×θとしたことを特徴とするイメージ結像光学系。
70.項1〜69のいずれかに記載のイメージ結像光学系を用いたことを特徴とする画像読取り装置。
71.項1〜69のいずれかに記載のイメージ結像光学系を用いたことを特徴とする画像書込み装置。
72.項70に記載の画像読取り装置において、前記画像読込み面にはセンサアレイが載置されたセンサアレイ基板が設けられ、前記センサアレイ基板の色は、明度の低い色であることを特徴する画像読取り装置。
本発明に係るイメージ結像光学系は、ゴーストが抑制され、明るさが大きく、光量ムラが少ないので、画像読取り装置および画像書込み装置へ利用することができる。

Claims (29)

  1. 像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁と、前記像面と前記レンズアレイとの間に設けられたスリットとを備えるイメージ結像光学系において、
    前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とが異なることを特徴とするイメージ結像光学系。
  2. 請求項1に記載のイメージ結像光学系において、
    前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
    前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
    前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
    前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが11°≦φ<25°、但し、0°<θ<6.12°のときは、11°≦φ<17°、6.12°≦θ<9°のときは、12°≦φ<17°であり、
    前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.492であり、
    P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<9°のときは、1.142≦P/D<2.157、9°≦θ<21°のときは、1.180≦P/D<2.157であり、
    前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
    前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0.057≦e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.087≦e、9°≦θ<21°の場合、0.077≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
  3. 請求項1に記載のイメージ結像光学系において、
    前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
    前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
    前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
    前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが9°<φ≦27°、但し、0°<θ<3°のときは、11°≦φ<17°、3°≦θ<9°のときは、10°≦φ<16°であり、
    前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
    c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0°<θ<6.12°のときは、0.466≦c<1.492であり、
    P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
    前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7<DL/P<0.950であり、
    前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.108≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.048≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
  4. 請求項1に記載のイメージ結像光学系において、
    前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
    前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上および前記像面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
    前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
    前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが9°<φ≦27°、但し、0°<θ<3°のときは、11°≦φ<17°、3°≦θ<9°のときは、10°≦φ<16°であり、
    前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
    c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0<θ<6.12のときは、0.466≦c<1.492であり、
    P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0<θ<6.12のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
    前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
    前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.066≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.03≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
  5. 請求項1に記載のイメージ結像光学系において、
    前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
    前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
    前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
    前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが9°<φ≦27°、但し、0°<θ<3°のときは、11°≦φ<17°、3°≦θ<9°のときは、10°≦φ<16°であり、
    前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
    c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0<θ<6.12のときは、0.466≦c<1.492であり、
    P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
    前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
    前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.071≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.031≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
  6. 請求項1に記載のイメージ結像光学系において、
    前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
    前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
    前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
    前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが9°<φ≦27°、但し、0°<θ<3°のときは、11°≦φ<17°、3°≦θ<9°のときは、10°≦φ<16°であり、
    前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
    c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0<θ<6.12のときは、0.466≦c<1.492であり、
    P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
    前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
    前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.071≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.031≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
  7. 請求項1に記載のイメージ結像光学系において、
    前記レンズアレイのレンズ配列は六方配列であり、
    前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部と前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
    前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
    前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが9°<φ≦27°、但し、0°<θ<3°のときは、11°≦φ<17°、3°≦θ<9°のときは、10°≦φ<16°であり、
    前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
    c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0°<θ<6.12°のときは、0.466≦c<1.492であり、
    P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
    前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
    前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.062≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.028≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
  8. 像面と、像面からの光線を透過させるレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光線の結像位置に設けられた画像読込みまたは画像書込み面と、前記レンズアレイに設けられた遮光壁とを備えるイメージ結像光学系において、
    前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をD、外側レンズのレンズ径をDL、前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
  9. 請求項8に記載のイメージ結像光学系において、
    前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
    前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
    前記P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/Dであり、
    前記eは、0.479≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
  10. 請求項8に記載のイメージ結像光学系において、
    前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
    前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
    P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/Dであり、
    前記eは、0.479≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
  11. 請求項8に記載のイメージ結像光学系において、
    前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上および前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
    前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
    P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/Dであり、
    前記eは、0.287≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
  12. 請求項8に記載のイメージ結像光学系において、
    前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
    前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
    P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/Dであり、
    前記eは、0.347≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
  13. 請求項8に記載のイメージ結像光学系において、
    前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
    前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
    P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/Dであり、
    前記eは、0.307≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
  14. 請求項8に記載のイメージ結像光学系において、
    前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部および前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
    前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
    P/Dは、1.034≦P/D、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/Dであり、
    前記eは、0<eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
  15. 請求項1に記載のイメージ結像光学系において、
    前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
    前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
    前記レンズアレイのレンズ隣接角度をx°とし、
    y°=−0.006630x+0.809473x−9.700729としたときに、
    前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが、9°×y°/15°<φ≦27°×y°/15°、但し、0°<θ<3°のときは、11°×y°/15°≦φ<17°×y°/15°、3°≦θ<9°のときは、10°×y°/15°≦φ<16°×y°/15°であり、
    前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
    c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0°<θ<6.12°のときは、0.466≦c<1.492であり、
    P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
    前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
    前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.087≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.039≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
  16. 請求項1に記載のイメージ結像光学系において、
    前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上にのみ設けられ、
    前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
    前記レンズアレイのレンズ隣接角度をx°とし、
    y°=−0.006630x+0.809473x−9.700729としたときに、
    前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが、9°×y°/15°<φ≦27°×y°/15°、但し、0°<θ<3°のときは、11°×y°/15°≦φ<17°×y°/15°、3°≦θ<9°のときは、10°×y°/15°≦φ<16°×y°/15°であり、
    前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
    c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0°<θ<6.12°のときは、0.466≦c<1.492であり、
    P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
    前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7<DL/P<0.950であり、
    前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.108≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.048≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
  17. 請求項1に記載のイメージ結像光学系において、
    前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ上および前記像面側の前記レンズアレイ上の両方に設けられ、
    前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
    前記レンズアレイのレンズ隣接角度をx°とし、
    y°=−0.006630x+0.809473x−9.700729としたときに、
    前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが9°×y°/15°<φ≦27°×y°/15°、但し、0°<θ<3°のときは、11°×y°/15°≦φ<17°×y°/15°、3°≦θ<9°のときは、10°×y°/15°≦φ<16°×y°/15°であり、
    前記スリットの幅をa、前記スリットの開口部のレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
    c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0<θ<6.12のときは、0.466≦c<1.492であり、
    P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0<θ<6.12のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
    前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
    前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.066≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.03≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
  18. 請求項1に記載のイメージ結像光学系において、
    前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
    前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
    前記レンズアレイのレンズ隣接角度をx°とし、
    y°=−0.006630x+0.809473x−9.700729としたときに、
    前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが、9°×y°/15°<φ≦27°×y°/15°、但し、0°<θ<3°のときは、11°×y°/15°≦φ<17°×y°/15°、3°≦θ<9°のときは、10°×y°/15°≦φ<16°×y°/15°であり、
    前記スリットの幅をa、前記スリットの開口部のレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
    c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0<θ<6.12のときは、0.466≦c<1.492であり、
    P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
    前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
    前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.071≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.031≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
  19. 請求項1に記載のイメージ結像光学系において、
    前記遮光壁は、前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部にのみ設けられ、
    前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
    前記レンズアレイのレンズ隣接角度をx°とし、
    y°=−0.006630x+0.809473x−9.700729としたときに、
    前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが、9°×y°/15°<φ≦27°×y°/15°、但し、0°<θ<3°のときは、11°×y°/15°≦φ<17°×y°/15°、3°≦θ<9°のときは、10°×y°/15°≦φ<16°×y°/15°であり、
    前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
    c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0<θ<6.12のときは、0.466≦c<1.492であり、
    P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
    前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
    前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.071≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.031≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
  20. 請求項1に記載のイメージ結像光学系において、
    前記遮光壁は、前記像面側の前記レンズアレイ内部と前記画像読込みまたは画像書込み面側の前記レンズアレイ内部の両方に設けられ、
    前記レンズアレイのレンズの視野角θが0°<θ≦21°であり、
    前記レンズアレイのレンズ隣接角度をx°とし、
    y°=−0.006630x+0.809473x−9.700729としたときに、
    前記レンズアレイのレンズ配列方向とレンズ形成領域の長辺方向とのなす角度φが、9°×y°/15°<φ≦27°×y°/15°、但し、0°<θ<3°のときは、11°×y°/15°≦φ<17°×y°/15°、3°≦θ<9°のときは、10°×y°/15°≦φ<16°×y°/15°であり、
    前記スリットの開口部の幅をa、前記スリットのレンズ共役長の中心位置からの距離をS、前記レンズアレイのレンズピッチをP、内側レンズのレンズ径をDとしたときに、
    c={a/(2S×tan2θ×sin15°)}×(1.25D/P)の値が、0.466≦c<1.767、但し0°<θ<6.12°のときは、0.466≦c<1.492であり、
    P/Dは、1.034≦P/D<2.157、但し、0°<θ<6.12°のときは、1.142≦P/D<2.157であり、
    前記レンズアレイの外側レンズのレンズ径をDLとしたときに、DL/Pは、0.7≦DL/P<0.950であり、
    前記遮光壁の高さをh、DM=(DL+D)/2としたときに、e=(h/DM)×tanθ×(P/1.25D)は、0<e、但し、0°<θ<6.12°のときは、0.062≦e、6.12°≦θ<9°のときは、0.028≦eであることを特徴とするイメージ結像光学系。
  21. 請求項1〜20のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記レンズアレイは、両面にレンズが配列された少なくとも2枚以上のレンズプレートから構成され、レンズ形成領域が前記レンズプレートの片側に形成されていることを特徴とするイメージ結像光学系。
  22. 請求項1〜20のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記レンズアレイは、両面にレンズが配列された少なくとも2枚以上のレンズプレートから構成され、前記レンズプレートの少なくとも像面側の、少なくとも一端部が面取りされていることを特徴とするイメージ結像光学系。
  23. 請求項1〜20のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記遮光壁の光吸収率が、50〜100%であることを特徴とするイメージ結像光学系。
  24. 請求項1〜20のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記遮光壁の光吸収率が、90%以上であり、遮光壁の表面粗さRaが10nm以上であることを特徴とするイメージ結像光学系。
  25. 請求項1〜20のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記遮光壁の光吸収率が、0%以上であり、遮光壁の表面粗さRaが500nm以上であることを特徴とするイメージ結像光学系。
  26. 請求項1〜20のいずれかに記載のイメージ結像光学系において、前記レンズアレイのレンズの厚さをzとした場合、内側レンズのレンズ径Dを、D=Z×θとしたことを特徴とするイメージ結像光学系。
  27. 請求項1〜20のいずれかに記載のイメージ結像光学系を用いたことを特徴とする画像読取り装置。
  28. 請求項1〜20のいずれかに記載のイメージ結像光学系を用いたことを特徴とする画像書込み装置。
  29. 請求項27に記載の画像読取り装置において、前記画像読込み面にはセンサアレイが載置されたセンサアレイ基板が設けられ、前記センサアレイ基板の色は、明度の低い色であることを特徴する画像読取り装置。
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