JP2015022163A - レンズアレイユニット、画像読取装置、および画像形成装置 - Google Patents

レンズアレイユニット、画像読取装置、および画像形成装置 Download PDF

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Kazumasa Akimoto
和昌 穐本
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丈也 杉田
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Abstract

【課題】レンズアレイユニットにおけるクロストークおよび光量ムラを抑制する。
【解決手段】レンズアレイユニット13は第1のレンズアレイ17と遮光壁18とを有する。第1のレンズアレイ17は複数の第1のレンズ21を有する。複数の第1のレンズ21を第1の列および第2の列に主走査方向に沿って交互に並ぶように配置する。遮光壁18を第1のレンズ21の第1面側に配置する。遮光壁18は壁部を有する。壁部を第1の列および第2の列それぞれにおいて互いに隣合う第1のレンズ21の間に第1のレンズ21に接触するように配置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、線状に画像を形成するレンズアレイユニット、画像読取装置、および画像形成装置に関するものである。
スキャナやファクシミリなどの画像読取装置、またはLEDプリンタなどの画像形成装置には、主走査方向に沿って複数の縮小光学系または正立等倍光学系を配置した光学系ユニットが用いられていた。従来、製造コストの低減化のために、透過性材料の任意の面に主走査方向に沿って複数の曲面を形成することにより各曲面がレンズとして機能するレンズアレイプレートを用いることが提案されている(特許文献1、2参照)。
特開2006−014081号公報 特開2013−045096号公報
しかし、曲面を主走査方向に沿って配置したレンズアレイプレートを用いると、大光量の点光源から発する光線が大きな入射角度でレンズアレイプレート(図11符合13’参照)に入射し得る。大きな入射角度で入射する光は、曲面と曲面の間の微小な平坦面に入射し得(図11符合ry1参照)、また入射した曲面と異なる領域に到達し得(符号ry2参照)、結像すべき位置と異なる位置(符号wl参照)に結像するクロストークが発生し得る。クロストークは、画像の再現性を低下させる。
また、凸面を主走査方向に沿って配置したレンズアレイプレートを用いると、結像される光学像に主走査方向に沿って光量ムラが生じ得る。光学像に生じる光量ムラを画像読取装置においては画像処理により光量ムラを低減化可能であるが、光量ムラ、すなわち濃淡の差が大きくなる程、ダイナミックレンジが低下する。また、光学像に光量ムラが生じると、画像形成装置においては画像の再現性が低下する。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、クロストークおよび光学像の光量ムラを抑制したレンズアレイユニット、画像読取装置、および画像形成装置を提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、第1の観点によるレンズアレイユニットは、
主走査方向に沿った第1の列および第2の列に、前記主走査方向に沿って交互に並ぶように配置された複数の第1のレンズを有する第1のレンズアレイと、
前記第1のレンズの第1面側に配置され、前記第1の列および前記第2の列それぞれにおいて互いに隣合う前記第1のレンズの間に前記第1のレンズに接触するように配置される壁部を有する遮光壁とを備える
ことを特徴とするものである。
また、第2の観点による正立等倍レンズアレイユニットにおいては、
前記第1の列および前記第2の列上の前記第1のレンズが、前記第1の列および前記第2の列の間の前記主走査方向に沿った線に重なるように配置される
ことが好ましい。
また、第3の観点による正立等倍レンズアレイユニットにおいては、
前記第1の列および前記第2の列上の前記第1のレンズの外縁が互いに密着するように配置される
ことが好ましい。
また、第4の観点による正立等倍レンズアレイユニットにおいては、
前記第1のレンズと光軸が重なるように配置される第2のレンズを有する第2のレンズアレイを、さらに備え、
前記第1のレンズおよび前記第2のレンズが正立等倍像を形成する
ことが好ましい。
また、第5の観点による正立等倍レンズアレイユニットにおいては、
前記第1のレンズアレイおよび前記第2のレンズアレイの間に設けられ、前記第1のレンズの第2面の近傍に開口を有する遮光部を、さらに備える
ことが好ましい。
また、第6の観点による正立等倍レンズアレイユニットにおいては、
前記第1のレンズの第1面から所定の距離だけ離れた物体面に対する前記第1のレンズの結像位置が、前記第1のレンズおよび前記第2のレンズの間である
ことが好ましい。
また、第7の観点による正立等倍レンズアレイユニットにおいては、
前記第1のレンズおよび前記第2のレンズを有する光学系は、物体側にテレセントリックである
ことが好ましい。
また、第8の観点による画像読取装置は、
前記第1の列および前記第2の列の間において前記第1のレンズの光軸に平行な線に沿って前記第1のレンズアレイより像側に配置され、前記主走査方向に沿った像を読取る読取部とを備える
ことを特徴とするものである。
また、第9の観点による画像形成装置は、
前記第1の列および前記第2の列の間において前記第1のレンズの光軸に平行な線に沿って前記第1のレンズアレイより物体側に配置され、前記主走査方向に沿って並ぶ複数の光源を有する光源アレイとを備える
ことを特徴とするものである。
上記のように構成された本発明に係る正立等倍レンズアレイユニット、画像読取装置、および画像形成装置によれば、クロストークおよび光学像の光量ムラを抑制可能である。
本発明の一実施形態に係る正立等倍レンズアレイユニットを有する画像読取ユニットの外観を示す斜視図である。 図1における主走査方向に垂直な平面による画像読取ユニットの断面図である。 正立等倍レンズアレイユニットの外観を示す斜視図である。 第1のレンズアレイにおける第1のレンズの配置を示す第1のレンズアレイの正面図である。 遮光壁の正面図である。 第1のレンズアレイに遮光壁を密着させたときの第1のレンズと遮光壁との重なりを示す図である。 図3における主走査方向に垂直な平面による単位光学系の部分断面図である。 レンズアレイユニットにより結像する画像の主走査方向に沿った濃淡の発生を示す図である。 従来のレンズアレイユニットにおいて理想位置から物体面が変位した場合における像面上の結像位置の変化を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係るレンズアレイユニットを有する画像形成装置の概略構成を示す構成図である。 従来のレンズアレイユニットにおけるクロストークの発生原理を説明するための図である。
以下、本発明を適用したレンズアレイユニットの実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るレンズアレイユニットを有する画像読取ユニット10の斜視図である。画像読取ユニット10はイメージスキャナなどの画像読取装置に用いられる。画像読取ユニット10は、画像読取面icsに配置される被写体の画像を主走査方向に沿った直線状に読取可能である。画像読取ユニット10を、主走査方向に垂直な副走査方向に変位させながら、直線状の画像を連続的に読取ることにより、被写体の2次元状の画像が読出される。
次に、図2を用いて画像読取ユニット10の構成を説明する。図2は、図1において主走査方向に垂直な平面であって一点鎖線で示した部位の断面を概略的に示す図である。ただし、図1と異なり、カバーガラス11が設けられている。なお、図2の裏面から表面に向かう方向を主走査方向、左から右に向かう方向を副走査方向、および上から下に向かう方向を光軸方向とする。
画像読取ユニット10は、カバーガラス11、照明系12、レンズアレイユニット13、読取部14、および位置規定部材15を含んで構成される。カバーガラス11、照明系12、レンズアレイユニット13、および読取部14は、位置規定部材15によって、互いの位置および姿勢が以下に説明する状態に維持されるように固定される。
位置規定部材15には、孔部16が形成される。孔部16は第1の室部rm1と第2の室部rm2とを有している。第1の室部rm1は第2の室部rm2より副走査方向の幅が長くなるように、形成される。
孔部16の第1の室部rm1側の端に、カバーガラス11が冠着される。第1の室部rm1には、照明系12が配置される。なお、照明系12は、光軸方向から見て第2の室部rm2に重ならない位置に配置される。照明系12から発する照明光がカバーガラス11の方向に出射するように照明系12は設けられる。すなわち、照明系12を構成する光源(図示せず)や照明光学系(図示せず)の姿勢や位置が定められる。
第2の室部rm2には、レンズアレイユニット13が挿着される。また、孔部16の第2の室部rm2側の端に、読取部14が固着される。読取部14は、副走査方向において、後述する第1の列および第2の列の中間位置に配置される。
なお、カバーガラス11の平面の法線、レンズアレイユニット13に設けられる各光学系の光軸、および読取部14の受光面の法線は光軸方向と平行となるように、姿勢が調整される。
上述のような構成において、照明系12から発する照明光がカバーガラス11を介して被写体(図示せず)に照射される。被写体による照明光に対する反射光がカバーガラス11を透過する。被写体の反射光がレンズアレイユニット13によって読取部14の受光面に結像する。結像した光学像が読取部14によって撮像され、電気信号である画像信号が生成される。
読取部14はCCDラインセンサやCMOSラインセンサなどであって、読取部14の長手方向が主走査方向に平行となるように配置され、主走査方向に沿った1次元の画像信号を生成する。生成された1次元の画像信号は信号処理回路(図示せず)に送信され、所定の画像処理が施される。画像読取ユニット10を変位させながら生成した複数のフレームの1次元の画像信号を生成することによって2次元状の画像信号が生成される。
次に、レンズアレイユニット13の詳細な構成を、図3を用いて説明する。レンズアレイユニット13は、第1のレンズアレイ17、遮光壁18、第2のレンズアレイ19、および連結部20(遮光部)によって構成される。
第1のレンズアレイ17には、透明な板状部材の対向する両側面に複数の凸面を形成することにより、複数の第1のレンズ21が設けられる。複数の第1のレンズ21は光軸が互いに平行になるように姿勢が定められる。
図4に示すように、第1のレンズ21は、光軸に垂直である主走査方向に沿った第1の列rw1および第2の列rw2に、主走査方向に沿って交互に並ぶように配置される。すなわち、第1の列rw1における各々の第1のレンズ21は、主走査方向に沿った、第2の列rw2において互いに隣合う第1のレンズ21の間の位置に配置される。また、第2の列rw2における各々の第1のレンズ21は、主走査方向に沿った、第1の列rw1において互いに隣合う第1のレンズ21の間の位置に配置される。また、第1の列rw1および第2の列rw2上の第1のレンズ21は、外縁が互いに近接、望ましくは密着するように配置されており、第1の列rw1および第2の列rw2の間の主走査方向に沿った線(符号il参照)に重なる。
遮光壁18は、第1のレンズ21の第1面側、すなわち第1のレンズアレイ17の物体側において、第1のレンズアレイ17に密着する(図3参照)。図5に示すように、遮光壁18は、第1の壁部22および第2の壁部23を含んで構成される。第1の壁部22は、矩形の枠形状を有し、長辺が主走査方向と平行である。第2の壁部23は、第1の壁部22の枠形状における長辺の内側に突出する。第1の壁部22は、遮光壁18を第1のレンズアレイ17に密着させた状態で、光軸方向に見て、第1の列rw1および第2の列rw2上の第1のレンズ21の外縁と接触する(図6符合c1参照)。第2の壁部23は、遮光壁18を第1のレンズアレイ17に密着させた状態で、光軸方向に見て、第1の列rw1および第2の列rw2上それぞれにおいて互いに隣合う第1のレンズ21間において第1のレンズ21に接触する(符号c2参照)。遮光壁18は、斜方から入射することにより第1の列rw1および第2の列rw2上で互いに近接する第1のレンズ21間でクロストークを発生させ得る光を遮光可能な厚み(図5における紙面垂直方向)を有する。
第2のレンズアレイ19には、透明な板状部材の対向する両側面に複数の球面(または非球面)を形成することにより、複数の第2のレンズ24(図2参照)が設けられる。複数の第2のレンズ24は光軸が互いに平行になるように姿勢が定められる。また、第2のレンズ24は、第1の実施形態と同様に、第1の列rw1および第2の列rw2に、主走査方向に沿って交互に並ぶように配置される。
第1のレンズアレイ17と第2のレンズアレイ19とは、連結部20によって連結される。各第1のレンズ21の光軸と何れかの第2のレンズ24の光軸とが重なるように、第1のレンズアレイ17と第2のレンズアレイ19との位置が合わされる。
連結部20には、複数の透光孔25(開口)が形成される。透光孔25は各第1のレンズ21から第2のレンズ24に向けて貫通している。なお、連結部20の第1のレンズ21側の面は絞りとして機能し、透光孔25以外の面に入射する光を遮光する。
透光孔25の形状について、さらに詳細に説明する。図7に示すように、同一の中心線clを有して連続する2つの円錐台の側面に沿った形状に、透光孔25の内面は形成される。また、第1のレンズ21側の透光孔25の口径が第2のレンズ24側の口径より小さくなるように、透光孔25は形成される。中心線clが第1のレンズ21および第2のレンズ24の光軸と重なるように、透光孔25の形成位置が定められる。
さらに、透光孔25の内面には、光の反射を抑える処理や光を吸収する処理が施される。例えば、光の反射を抑制する処理として、サンドブラストなどにより表面を荒らすシボと呼ばれる処理や、表面をスクリュー状に加工することによって反射光線の進行を抑制する処理である。また、光を吸収する処理として、吸光塗料による内面の塗布などが挙げられる。
遮光壁18、第1のレンズ21、透光孔25、および第2のレンズ24によって単位光学系26が構成される(図2参照)。
各単位光学系26が、正立等倍光学系となるように且つ物体側に実質的にテレセントリックとなるように、第1のレンズ21および第2のレンズ24が設計され、単位光学系26が構成される。
本実施形態においては、第1のレンズ21の第1面および第2のレンズ24の両面が凸面になるように形成することにより、正立等倍性が単位光学系26に設けられる。なお、第1のレンズ21の第2面は凸面、凹面、および平面のいずれであってもよい。
以上のような構成の本実施形態のレンズアレイユニットによれば、第1のレンズ21が主走査方向に沿って第1の列rw1および第2の列rw2に交互に並ぶように配置される。
このような配置により、レンズアレイユニット13では、光軸に垂直な平面上で主走査方向と平行な方向から入射する光線によるクロストークの発生が大きく抑制される。また、第1の列rw1および第2の列rw2上で隣合う第1のレンズ21間の方向、すなわち光軸に垂直な平面上で主走査方向に傾斜した方向(図6符合D参照)から入射する光線はクロストークを発生させ得るが、当該光線は遮光壁18により遮光される。したがって、レンズアレイユニット13によれば、クロストークの発生を抑制可能である。
また、このような配置により、レンズアレイユニット13では、読取部14を副走査方向において、第1の列rw1および第2の列rw2の中間位置に配置すれば、レンズアレイユニット13により結像する画像において主走査方向に沿った濃淡の差を低減化可能である。従来知られているように、レンズなどの光学系による像は、像面と光軸との交点が最も明るく光軸から離れるほど暗くなる。したがって、図8(a)に示すように、主走査方向に沿って連続するように単位光学系26”を配置したレンズアレイユニット13”においては、結像面における光学像に光量ムラ、すなわち照度の濃淡に差が生じる(図8(b)実線参照)。一方で本実施形態のレンズアレイユニット13では、上述のような第1のレンズ21の配置により、読取部14に結像する光学像の光量ムラが低減化される(図8(b)破線参照)。光量ムラの低減化により、画像読取装置としてのダイナミックレンジを向上可能である。
また、本実施形態のレンズアレイユニットによれば、通常のレンズを用いて形成可能であって、アレイ全体として被写界深度を拡大可能である。アレイ全体として被写界深度が拡大される効果について以下に詳細に説明する。
図9(a)に示すように、従来のレンズアレイユニット13’’’では、像面isまでの距離に対して理想の物体面osの位置に載置された物体が各単位光学系26’’’により像面is上に等倍の正立像として結像される。複数の単位光学系26’’’によって形成される像は位置ずれを生じることなく一つの全体像として写し出される(図9(a)参照)。
しかし、図9(b)に示すように、物体面osが理想位置から変位することにより個々の単位光学系26’’’の像面isにおける等倍性が崩れ、物体面osにおける同じ一点の像面isにおける結像位置が互いに隣接する単位光学系26’’’で異なる。それゆえ、レンズアレイユニット13’’’全体により写し出される像にはブレが生じる。したがって、レンズアレイユニット全体としての被写界深度は浅くなる。
一般的に、物体側の主光線の入射角度が大きくなるほど、物体面osの変位に対するレンズの倍率の変化は大きくなる。レンズアレイユニット全体では、倍率の変化が大きくなるほど、隣接するレンズによる物体面osの同一の点の結像位置のズレが大きくなる。
それゆえ、理想的には、主光線の入射角度がゼロであれば、物体面osの変位に対して倍率は変化しない。それゆえ、物体面osが理想位置から変位しても物体面os上の一点の別々のレンズによる結像位置がずれずに像面上の同じ位置に結像する。すなわち、レンズアレイを構成する個々の光学系が物体側テレセントリックであれば、レンズアレイ全体としての被写界深度を深く保つことが可能である。このように、レンズアレイユニット13は、レンズアレイ全体としての被写体深度を深化させることが可能である。
また、本実施形態のレンズアレイユニットによれば、透光孔25の第1のレンズ21側の口径が第2のレンズ24側の口径より小さいので、他の単位光学系26の第1のレンズ21からの迷光の、第2のレンズ24への入射を防止することが可能である。
互いに近接する第1のレンズ21では、隣接する第1のレンズ21の側面などから迷光が入射することがあり得る。このような迷光の混入により、結像される画像のノイズの影響が大きくなる。しかし、本実施形態のように、透光孔25を用いて迷光の第2のレンズ24への入射を抑制することにより迷光が抑止され、画像のノイズの影響を低減化させることが可能である。
また、本実施形態では、透光孔25の内面には光の反射を抑える処理や光を吸収する処理が施されるので、第1のレンズ21側の開口を通過し、透光孔25の内面に入射する迷光の第2のレンズ24への伝播を防ぐことが可能である。
また、本実施形態のレンズアレイユニットによれば、第1の列rw1および第2の列rw2上の第1のレンズ21が互いに近接するように配置される。このような構成により、画像の欠落を抑制可能である。また、密着するように配置することにより画像の欠落をさらに抑制可能である。
本実施形態では、前述のように、各単位光学系26は物体側に実質的にテレセントリックであるため、単位光学系26の径外に位置する点からの光の透過量は低い。それゆえ、隣接する単位光学系26間に隙間があると、隙間の延長上の物体面os上の点の像が極めて暗くなり、画像が欠落することもあり得る。しかし、上述のように、第1の列rw1および第2の列rw2上の第1のレンズ21が密着するので、このような隙間が無く、欠落の無い画像を得ることが可能である。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々
の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正
は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
例えば、本実施形態のレンズアレイユニットは、画像読取装置に用いられる画像読取ユニット10に設けられる構成であるが、図10に示す画像形成装置27に用いられてもよい。画像形成装置27は、例えばLEDレーザプリンタ28に用いられる。
LEDレーザプリンタ28は、感光ドラム29、帯電器30、画像形成装置27、現像器31、転写器32、および除電器33を含んで構成される。感光ドラム29は円筒状で軸を中心として回転する。帯電器30は、感光ドラム29の表面を帯電させる。画像形成装置27は、帯電させた感光ドラム29上に静電潜像を形成する。現像器31は、静電潜像をトナーで現像する。転写器32は、現像された画像を用紙34に転写する。除電器33は、感光ドラム29に帯電した電荷を除電する。
画像形成装置27は、本実施形態のレンズアレイユニット13およびLED基板35(光源アレイ)を含んで構成される。LED基板35には直線上にLEDが設けられる。各LEDの発光を制御することにより、LED基板35は1次元状の画像を形成する。レンズアレイユニット13は、LED基板35が形成する画像を、上述の感光ドラム29に露光する。
10 画像読取ユニット
11 カバーガラス
12 照明系
13、13’、13”、13’’’ レンズアレイユニット
14 読取部
15 位置規定部材
16 孔部
17 第1のレンズアレイ
18 遮光壁
19 第2のレンズアレイ
20 連結部
21 第1のレンズ
22 第1の壁部
23 第2の壁部
24 第2のレンズ
25 透光孔
26、26”、26’’’ 単位光学系
27 画像形成装置
28 レーザプリンタ
29 感光ドラム
30 帯電器
31 現像器
32 転写器
33 除電器
34 用紙
35 LED基板
cl 中心線
ics 画像読取面
is 像面
os 物体面
rm1、rm2 第1の室部、第2の室部
rw1、rw2 第1の列、第2の列

Claims (9)

  1. 主走査方向に沿った第1の列および第2の列に、前記主走査方向に沿って交互に並ぶように配置された複数の第1のレンズを有する第1のレンズアレイと、
    前記第1のレンズの第1面側に配置され、前記第1の列および前記第2の列それぞれにおいて互いに隣合う前記第1のレンズの間に前記第1のレンズに接触するように配置される壁部を有する遮光壁とを備える
    ことを特徴とするレンズアレイユニット。
  2. 請求項1に記載のレンズアレイユニットであって、
    前記第1の列および前記第2の列上の前記第1のレンズが、前記第1の列および前記第2の列の間の前記主走査方向に沿った線に重なるように配置される
    ことを特徴とするレンズアレイユニット。
  3. 請求項1または請求項2に記載のレンズアレイユニットであって、
    前記第1の列および前記第2の列上の前記第1のレンズの外縁が互いに密着するように配置される
    ことを特徴とするレンズアレイユニット。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のレンズアレイユニットであって、
    前記第1のレンズと光軸が重なるように配置される第2のレンズを有する第2のレンズアレイを、さらに備え、
    前記第1のレンズおよび前記第2のレンズが正立等倍像を形成する
    ことを特徴とするレンズアレイユニット。
  5. 請求項4に記載のレンズアレイユニットであって、
    前記第1のレンズアレイおよび前記第2のレンズアレイの間に設けられ、前記第1のレンズの第2面の近傍に開口を有する遮光部を、さらに備える
    ことを特徴とするレンズアレイユニット。
  6. 請求項4または請求項5に記載のレンズアレイユニットであって、
    前記第1のレンズの第1面から所定の距離だけ離れた物体面に対する前記第1のレンズの結像位置が、前記第1のレンズおよび前記第2のレンズの間である
    ことを特徴とするレンズアレイユニット。
  7. 請求項4から請求項6のいずれか1項に記載のレンズアレイユニットであって、
    前記第1のレンズおよび前記第2のレンズを有する光学系は、物体側にテレセントリックである
    ことを特徴とするレンズアレイユニット。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のレンズアレイユニットと、
    前記第1の列および前記第2の列の間において前記第1のレンズの光軸に平行な線に沿って前記第1のレンズアレイより像側に配置され、前記主走査方向に沿った像を読取る読取部とを備える
    ことを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のレンズアレイユニットと、
    前記第1の列および前記第2の列の間において前記第1のレンズの光軸に平行な線に沿って前記第1のレンズアレイより物体側に配置され、前記主走査方向に沿って並ぶ複数の光源を有する光源アレイとを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
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