JPH11108728A - メータ種別識別機能を有するメータ用設定器 - Google Patents

メータ種別識別機能を有するメータ用設定器

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JPH11108728A
JPH11108728A JP26636997A JP26636997A JPH11108728A JP H11108728 A JPH11108728 A JP H11108728A JP 26636997 A JP26636997 A JP 26636997A JP 26636997 A JP26636997 A JP 26636997A JP H11108728 A JPH11108728 A JP H11108728A
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政治 水越
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用されている流量計測メータの種類によっ
て、さまざまなメータ用設定器を用意しなければなら
ず、あるいは、使用されている流量計測メータ毎にRO
Mカードの交換が必要であった。 【解決手段】通過流量を計測するメータに対して、設定
されている前記メータの機能の内容を読み出し、前記メ
ータの機能を設定するメータ用設定器において、前記メ
ータの種類を判別する手段と、該判別する手段により判
別された前記メータの種類に応じた設定制御プログラム
に従って、前記メータの記憶部に該機能データを書き込
む手段とを有することを特徴とするメータ用設定器を提
供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスや水道などの
流量計測メータの機能切替や制御を行うための、持ち運
び可能なメータ用設定器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガスや水道などの流量計測メータ
の機能の設定、確認や遮断弁の制御を行うための、持ち
運び可能な端末である設定器は、それぞれの種類の流量
計測メータに対してだけ動作する専用の設定器が一般的
である。一方、さまざまな種類の流量計測メータで動作
する汎用性のある設定器も少数は存在するが、その場合
は、流量計測メータの種類によってROMカード等を交
換し、それぞれのメータの種類に適合させて使用してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は、使
用されている流量計測メータの種類によって、さまざま
な設定器を用意しなければならず、また、汎用性のある
設定器の場合でも、使用されている流量計測メータ毎に
ROMカードの交換が必要であった。
【0004】従って、作業先の流量計測メータの種類が
不明の場合は、多くの種類の設定器やROMカードを作
業先まで持って行かなければならず、また、用意した設
定器やROMカードが作業先の流量計測メータの種類に
適合しない場合は、その流量計測メータの機能切替や制
御を行うことができなかった。このため、設定作業の操
作性が悪く、作業効率を向上させることができなかっ
た。
【0005】そこで、本発明は、使用されている流量計
測メータの種類を自動判別し、使用されている流量計測
メータの種類に対応した機能の設定、確認及び遮断弁の
制御が可能なメータ用設定器を提供することを目的とす
る。
【0006】また、本発明は、流量計測メータの機能設
定等が対話形式で行え、操作が容易なメータ用設定器を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、通過流量
を計測するメータに対して、設定されている前記メータ
の機能の内容を読み出し、前記メータの機能を設定する
メータ用設定器において、前記メータの種類を判別する
手段と、該判別する手段により判別された前記メータの
種類に応じた設定制御プログラムに従って、前記メータ
の記憶部に該機能データを書き込む手段とを有すること
を特徴とするメータ用設定器を提供することにより達成
される。
【0008】本発明によれば、メータ用設定器は、使用
されているメータの種類を判別し、そのメータに対応し
た機能設定等を行えるので、メータの種類に応じた専用
のメータ用設定器を用意する必要はなく、メータ用設定
器を共通化できる。
【0009】更に、本発明のメータ用設定器は、前記判
別する手段により判別された前記メータの種類に応じ
て、該メータの種類に対応する機能の項目を表示する手
段を有し、表示された機能項目から設定する機能を選択
可能にしたことを特徴とする。
【0010】本発明によれば、メータ用設定器の表示器
にメータの種類に対応する機能項目が表示されるので、
メータの種類に対応した設定可能な機能項目を作業者が
選択することができる。
【0011】更に、本発明のメータ用設定器の前記表示
する手段は、前記機能項目の選択に従って、前記メータ
の種類に対応する機能の設定内容を表示し、該表示され
た設定内容から設定内容を選択可能にしたことを特徴と
する。
【0012】本発明によれば、メータの種類に対応する
設定可能な項目の設定可能な内容が表示されるので、作
業者はその内容を選択してメータの機能を設定できるの
で、設定操作が更に容易となる。
【0013】更に、本発明のメータ用設定器の前記判別
する手段は、前記メータに問い合わせ信号を送信し、前
記問い合わせ信号に前記メータが応答する信号を受信す
ることにより、前記メータの種類を判別することを特徴
とする。
【0014】本発明によれば、判別する手段が問い合わ
せ信号を送信し、応答信号を受信してメータの種類を判
別するので、自動的にメータの種類を判別できると共
に、作業者のメータ種類のデータ入力等の余分な操作が
省かれるため作業効率が向上する。
【0015】更に、本発明のメータ用設定器の前記問い
合わせ信号は、電源スイッチをオンすることに連動して
送信されることを特徴とする。
【0016】本発明によれば、ID問い合わせ信号は、
メータ用設定器の電源をオンすることに連動して送信さ
れるので、更に操作が簡単になり作業効率が向上する。
【0017】更に、本発明のメータ用設定器は、前記判
別する手段により判別された前記メータの種類を音声で
知らせる手段を有することを特徴とする。
【0018】本発明によれば、判別されたメータの種類
を音声で知らせるので、メータの設定操作が更に容易と
なる。
【0019】更に、本発明のメータ用設定器の前記判別
する手段は、前記メータとの通信不良、又は、前記メー
タが適用外の種類であることを判別することを特徴とす
る。
【0020】本発明によれば、通信不良、又は適用外の
種類であることの判別ができるので、機能の設定ミスを
なくすことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例に
ついて図面に従って説明する。しかしながら、かかる実
施の形態例が本発明の技術的範囲を限定するものではな
い。
【0022】図1は、本発明の実施の形態のメータ用設
定器外観図及び設定作業中の接続関係の一例を示す。本
実施の形態では、ガスの流量を計測する通信機能付きマ
イコンメータ(以下マイコンメータという。)20のデ
ータ読み取り及び機能設定をメータ用設定器1で行って
いる様子を示す。
【0023】マイコンメータ20は、内部にガス流量セ
ンサー、コントロール基板、遮断弁、圧力スイッチ、感
震器等を収納し、更に、通信機能が付加されている。通
信機能には、自動通報、遠隔遮断、自動検針等があり、
そのためにAライン21により端末通信網制御装置(以
下T−NCUという。)22に接続されている。
【0024】T−NCU22は、電話回線に接続されて
おり、図示しないガス検針センター等からの指令によ
り、電話機24とマイコンメータ20を自動的に切替え
て、マイコンメータ20のデータ等をガス検針センター
に送信する。また、T−NCU22には、メータ用設定
器1の接続線13を接続する図示しない端子が設けられ
ており、メータ用設定器1の設定信号等は、T−NCU
22及びAライン21を介してマイコンメータ20に伝
達され、マイコンメータ20の機能設定等を行う。
【0025】メータ用設定器1本体は、電源スイッチ1
0、設定スイッチ11、表示器12等を有し、設置され
ているマイコンメータ20の種類を自動判別し、その種
類に適合した機能の設定、確認及び遮断弁の制御を行
う。メータ用設定器1により設定と確認が可能な項目及
び内容には、例えば以下のものがあり、ガス事業者の運
用形態によりその仕様が決定する。
【0026】(1)安全継続使用時間(通常、延長1、
延長2、バイパス) マイコンメータ20には、ガス機器のガス消費量区分に
応じた安全継続使用時間を記憶させてある。ガス機器が
使用され続けて流量に変動がないまま定められた時間を
越えた場合は、ガス栓半開、ガス機器の消し忘れ等によ
る異常と判断してガスを遮断する。また、複数のガス機
器が使用される場合は、遮断までの時間が短いガス機器
により判断する。
【0027】ここで、設定内容の「通常」とは、一般家
庭における通常のガス機器の使用状況を考慮して定めら
れた時間をいい、「延長」とは、大型の湯沸器や浴槽を
使用している需要者の場合に、例えば、「延長1」で安
全継続使用時間を数時間延長させたり、「延長2」でさ
らに数時間延長させる場合の時間をいう。また、「バイ
パス」とは、ガス機器を業務用に使用している需要者に
対して、安全継続使用時間の設定を解除する場合をい
う。
【0028】(2)口火流量(登録、削除) 風呂釜等のように通常の使用状態で口火などの極少流量
を連続的に使用する場合は、誤った漏洩警報を防止する
ために、口火流量が登録される。口火流量を登録する
と、登録された流量の前後所定範囲は口火と判断し、こ
の範囲の流量であれば例えば30日以上連続して流量検
知しても警報を出さない。しかし、この範囲外の流量は
漏洩と判断し漏洩警報を出す。
【0029】(3)個別最大流量(通常、業務用モー
ド) 個別最大流量は、使用されているガス機器に流れる最大
流量としてマイコンメータ20に記憶されている。マイ
コンメータ20を流れるガスの流量が増加した時に、そ
の増加量と記憶されている個別最大流量をマイコンメー
タ20が比較し、増加量が個別最大流量以上になった場
合に、ガス栓の誤開放、ゴム管外れ異常と判断して、約
1分以内にガスを遮断する。ここで、設定内容の「通
常」とは、一般家庭のガス機器を対象としたものであ
り、「業務用モード」とは、業務用に使用される大型の
ガス機器を対象としたものである。
【0030】これらの3つの機能項目は、ガスメータの
種類によって、全ての機能を有する場合もあれば、一部
の機能のみ有する場合もある。さらに、1つの機能項目
における選択できる設定内容も、ガスメータの種類によ
って異なる。
【0031】図2は、本発明の実施の形態のメータ用設
定器1とマイコンメータ20のブロック図を示す。マイ
コンメータ20は、遮断弁35、感震器36、圧力スイ
ッチ37、流量センサー38、コントロール基板33を
含む。更に、コントロール基板33は、CPU342、
RAM343、ROM344、I/O345〜348を
有するマイクロコンピュータ34、及び通信インターフ
ェース341を含む。
【0032】遮断弁35は、永久磁石による自己保持型
ソレノイド弁で、CPU342からのワンショット電流
でガスを遮断することが可能である。なお、双方向遮断
弁の場合は、更に、CPU342からのワンショット電
流で復帰(開栓処理)も可能である。
【0033】感震器36は、所定ガル以上の震動を関知
すると、I/O346を介してCPU342に信号を出
力し遮断弁35を遮断させる。圧力スイッチ37は、金
属ダイヤフラムによる差圧検知方式で、ガス圧のかかっ
た状態ではオフ、ガス圧が異常低下するとオンとなり、
I/O347を介してCPU342に信号を出力し遮断
弁35を遮断させる。
【0034】また、流量センサー38は、図示しないガ
ス流量メータの一部に磁石を取り付けガス流量メータの
回転を検出し、その回転数に応じた信号をI/O348
を介してCPU342に出力する。CPU342は、そ
の回転数をRAM343に記憶し、自動検針時にその回
転数を出力する。
【0035】CPU342は、RAM343に格納され
た安全継続使用時間、口火流量、個別最大流量等の設定
値(設定内容)と、感震器36が検出した震度、圧力ス
イッチ37が検出したガス圧力、流量センサー38が検
出した流量、及び内部のタイマで計測した時間から、安
全性の観点から遮断弁35等を動作させるか否かを判断
する。また、CPU342は、検出した震度、ガス圧
力、流量の各データを通信インターフェース341及び
Aライン21を介して電話回線に出力する。
【0036】メータ用設定器1は、表示器12、入力ス
イッチ11、電源31、CPU304、RAM302、
ROM305、I/O301、303、通信インターフ
ェース306を含む。液晶表示器等の表示器12は、メ
ータ用設定器1で設定、確認又は制御する機能項目及び
設定内容が表示され、作業者は、その表示画面を見なが
ら入力スイッチ11を押して項目及び設定内容を入力す
る。
【0037】電源31は、メータ用設定器1の携帯が可
能なように乾電池が使用される。CPU304は、入力
スイッチ11からの入力信号をI/O303を介して取
り込み、ROM305に記憶されている設定制御プログ
ラムを実行して、選択可能な機能項目及び設定内容を表
示して作業者をサポートする。そして、通信インターフ
ェース306を介してマイコンメータ20に制御信号等
を出力する。また、CPU304は、マイコンメータ2
0のRAM343に記憶された機能データを通信インタ
ーフェース341、306を介して取り込み、I/O3
01を介して表示器12に表示する。
【0038】接続線13は、図2ではクリップ付き電線
となっており、マイコンメータ20のAライン21に直
接接続しているが、図1に示したように、T−NCU2
2を介して接続することも可能である。
【0039】また、図2では、メータ用設定器1とマイ
コンメータ20の通信手段は、接続線13による有線手
段を用いているが、電波送受信機等による無線手段、L
EDランプとフォトダイオード等による光手段、磁石と
リードスイッチ等による磁気手段を用いることも可能で
ある。更に、メータ用設定器1に音声合成機能を持た
せ、設定操作のガイガンスを音声により行えば、設定作
業が更に容易になる。
【0040】図3は、本発明の実施の形態のメータ用設
定器1のプログラム構造の一例を示す。このプログラム
においては、メータ用設定器1がマイコンメータ20に
接続されると、メータ用設定器1はマイコンメータ20
のIDを自動判別し、各マイコンメータ20の種類によ
り異なるコントロール基板33(図2参照)に対応する
設定、確認、制御プログラムが開始される。この階層構
造のプログラムにより、作業者は、それぞれのマイコン
メータ20の種類に応じたメータ用設定器1を準備しな
くても、1台のメータ用設定器1で例えば5種類のマイ
コンメータ20の設定、確認、制御が可能である。
【0041】図3において、初期管理プログラム50
は、電源スイッチ11がオンされた時の初期リセット等
を行い、また、メータ用設定器1の接続線13が設定対
象のマイコンメータ20に接続されているか等を確認す
る。電文コード51には、マイコンメータ20の複数種
類のコントロール基板33に共通の命令が30乃至50
格納されており、それぞれの電文コードには、メータ用
設定器1の設定項目である、例えば、安全継続使用時間
を通常時間とするか延長時間1、2のいずれにするか、
又は、口火流量を登録するか削除するか等の命令コード
が含まれている。
【0042】マイコンメータのID判別プログラム52
には、メータ用設定器1が、マイコンメータ20又はマ
イコンメータ20が設置された需要者のマイコンメータ
のIDを自動判別するプログラムが含まれており、マイ
コンメータ20にIDを問い合わせると共に、マイコン
メータ20から応答があったIDを表示器12に表示す
る。
【0043】基板メニュープログラム53には、メータ
用設定器1でマイコンメータ20の各コントロール基板
33の機能を設定するメニュープログラム含まれてお
り、マイコンメータ20の設置時等の作業内容に応じ
て、開栓、閉栓、設定、確認等のメニュープログラムが
格納されている。このメニュープログラムから各コント
ロール基板33に対応した設定、確認、制御プログラム
54乃至58を呼び出し、マイコンメータ20の機能設
定等を対話形式で行う。
【0044】図4は、本発明の実施の形態のメータ用設
定器1の動作フローチャートを示し、図5乃至図8は、
メータ用設定器1の表示画面の例を示す。図4乃至図8
に従って、メータ用設定器1の操作及び動作について説
明する。
【0045】ステップS1では、メータ用設定器1の接
続線13(図1参照)をT−NCU22の接続端子に接
続する。T−NCU22が設置されていない場合は、マ
イコンメータ20のAライン21に直接接続することも
可能である。
【0046】ステップS2では、メータ用設定器1の電
源スイッチ10、さらに通信開始スイッチをオンとす
る。これにより、メータ用設定器1とマイコンメータ2
0内のCPU304、342が、通信インターフェース
306、341を介して通信可能となる。
【0047】ステップS3では、メータ用設定器1に内
蔵された初期管理プログラムが実行される。初期管理プ
ログラムには、メータ用設定器1内のCPU304等の
初期設定、また、各部が正常に動作しているか否かの診
断、接続されたマイコンメータ20がメータ用設定器1
で設定可能な種類であるか否かの診断、接続線13の極
性が正常か否か等が診断される。そして、診断の結果、
例えば、メータ用設定器1とマイコンメータ20との間
に通信不良等がある場合は、その旨が表示器12に表示
される。
【0048】また、ステップ3では、作業者の操作を容
易にするため、図5の画面1に示すガイダンス表示がな
される。画面1において、まだ接続線13が通信線に接
続されていない場合は、「2」キーを押し、接続線13
をAライン21に接続する。接続完了後、「1」キー及
びエンタキーを押すと、画面2に示すような処理選択画
面が表示される。
【0049】画面2において、開栓処理とは、需要者が
新たにガスの使用を開始する時の処理であり、この処理
が終了すると需要者はガスの使用が可能となると共に、
使用されるガス量の計測も開始される。また、閉栓処理
とは、需要者がガスの使用を終了する時の処理である。
また、設定処理とは、ガス使用上の安全継続使用時間を
設定したり、口火流量を登録する処理をいう。ここで
は、開栓処理を選択し、「1」キー、エンタキーが押さ
れたものとして、以下説明する。
【0050】ステップS4では、メータ用設定器1から
マイコンメータ20に、設置されているマイコンメータ
20又は需要者のメータのIDを問い合わせる信号の送
信が開始される。この問い合わせは、メータ用設定器1
のCPU304(図2参照)からマイコンメータ20の
CPU342に、通信インターフェース306、341
を介して行われる。但し、このID問い合わせは、メー
タ用設定器1の電源スイッチ10をオンすることに連動
して送信することも可能である。
【0051】ステップS5からステップS7で、メータ
用設定器1は、マイコンメータ20からID応答信号を
受信し(S5)、その受信電文を判断して(S6)、マ
イコンメータ20の種類を判別する(S7)。そして、
メータ用設定器1の表示器12に図6の画面3のような
マイコンメータ20の機種が表示される。
【0052】なお、画面3において、ID問い合わせの
結果、マイコンメータ20がメータ用設定器1の適用外
の機種の場合は、その旨の表示がなされ、また、通信経
路等に障害があり、マイコンメータ20からID応答を
得られない場合は、通信失敗の表示がなされる。
【0053】ステップS8では、マイコンメータ20の
種類判別の結果に基づき、各マイコンメータ20のID
に対応する階層メニューに移行する。図6の画面3にお
いて、エンタキーを押すと、画面4のように、まずどの
処理を選択するかを問い合わせる画面が表示される。画
面4において、開栓とは、遮断弁を開く処理であり、、
設定は開栓時に必要な機能設定であり、確認とは、使用
中のマイコンメータ20の設定内容を確認する処理をい
う。
【0054】ステップS9では、IDに対応するマイコ
ンメータ20の機種に対応した開栓、設定、確認等のプ
ログラムが実行される。以下、表示画面を見ながら対話
形式でマイコンメータ20の機能を設定する手順を説明
する。
【0055】図6の画面4の状態で、「開栓」を選択
し、メータ用設定器1の設定スイッチ11の「1」キー
とエンタキーを押すと、開栓処理のプログラムが開始さ
れ画面5が表示される。画面5において、「1」キー、
エンタキーを押すと、メータ用設定器1からマイコンメ
ータ20に開栓指令が送信され、マイコンメータ20に
おいて開栓処理が実行される。具体的には、マイコンメ
ータ20の遮断弁35を開弁し、RAM343に使用し
たガスの流量データを記憶するエリアを確保する。そし
て、開栓処理が完了すると、画面7のようにその旨が表
示される。
【0056】但し、接続されているマイコンメータ20
の遮断弁35が一方向遮断弁でメータ用設定器1からの
信号では開弁できない時は、例えば画面6が表示され、
その場合の対策として、手動で開弁すべき旨等のガイダ
ンスが表示される。
【0057】図6の画面4において、設定、確認の処理
を選択し、「2」キー、エンタキーを押すと、図7の画
面8に示すような、設定、確認処理に含まれる各項目が
表示される。ここに、口火登録、安全継続使用時間は、
前述した内容と同様である。ここで、マイコンメータ2
0の種類に応じて選択できる項目が異なり、例えば画面
8の括弧で示すように、さらに個別最大流量を選択項目
として表示される場合もある。
【0058】画面8において、安全継続使用時間の項目
を選択し、「2」キー、エンタキーを押すと、まず画面
9のように、現在使用中のマイコンメータ20の安全継
続使用時間は、時間1(たとえば12時間)に設定され
ている旨が表示される。これは、メータ用設定器1のC
PU304が、マイコンメータ20のRAM343に格
納されている安全継続使用時間のデータを読み出すこと
により行われる。
【0059】画面9で現在設定されている安全継続使用
時間を確認し、エンタキーを押すと、画面10のように
安全継続使用時間を変更するか否かの問い合わせ画面が
表示される。画面10において、延長1とは、安全継続
使用時間を通常の設定時間より例えば6時間延長する処
理をいい、延長2とは、例えば3時間延長する処理をい
う。また、バイパスとは、安全継続使用時間の設定を行
わない処理をいう。
【0060】画面11は、使用されているマイコンメー
タ20が他の機種の場合に、画面10に相当する画面と
して表示される画面の一例である。この機種のマイコン
メータ20では、安全継続使用時間の延長処理に延長3
(例えば1時間)が追加され、需要者のガス使用状況に
応じて、更にきめ細かく安全継続使用時間を設定できる
ようになっている。
【0061】画面10又は11で、「2」キー、エンタ
キーを押せば、安全継続使用時間として、時間1に延長
2に対応する時間を加えた時間、この場合は15時間が
設定される。但し、メータ用設定器1とマイコンメータ
20との通信不良等で、安全継続使用時間が設定できな
い場合がある。その場合は、メータ用設定器1の表示器
12には、画面12のように、安全継続使用時間の設定
に失敗した旨の表示がなされ、再実行を促すガイダンス
が表示される。これにより、設定ミスをなくすことがで
きる。
【0062】図8の画面13は、図5の画面2において
設定処理を選択し、「3」キー、エンタキーを押した場
合の表示画面を示す。この場合も、まず、使用されてい
るマイコンメータ20のIDの問い合わせ、及びIDの
回答がなされ、マイコンメータ20の機種が表示され
る。
【0063】画面13でマイコンメータ20の機種を確
認し、エンタキーを押すと、そのマイコンメータ20の
機種に対応する設定、確認、制御プログラムが選択さ
れ、そのプログラムに従って、画面14のような処理選
択画面が表示される。画面14において、設定の読出
し、設定の変更とは、それぞれ使用中のマイコンメータ
20において設定されている安全継続使用時間等を読出
し、変更することをいい、制御(遮断弁)とは、マイコ
ンメータ20に内蔵されている遮断弁35を強制的に遮
断する処理をいう。画面14で各処理を選択し、エンタ
キーを押すとそれぞれの設定項目が表示される画面に移
行し、上記と同様に各項目の処理を実行することができ
る。
【0064】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、使
用されている流量計測メータの種類を自動判別し、使用
されている流量計測メータの種類に対応した機能設定及
び確認が可能なので、使用されている流量計測メータの
種類によらずメータ用設定器を共通化できる。
【0065】また、本発明は、流量計測メータの機能設
定等が対話形式で行えるため、操作が容易となり、作業
効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のメータ用設定器外観図及
び接続図である。
【図2】本発明の実施の形態のメータ用設定器とマイコ
ンメータのブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態のメータ用設定器のプログ
ラム構造である。
【図4】本発明の実施の形態のメータ用設定器の動作フ
ローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態のメータ用設定器の表示画
面(1)である。
【図6】本発明の実施の形態のメータ用設定器の表示画
面(2)である。
【図7】本発明の実施の形態のメータ用設定器の表示画
面(3)である。
【図8】本発明の実施の形態のメータ用設定器の表示画
面(4)である。
【符号の説明】
1 メ─タ用設定器 10 電源スイッチ 11 設定スイッチ 12 表示器 13 接続線 20 通信機能付きマイコンメータ 21 Aライン 22 端末通信網制御装置(T−NCU) 23 電話線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通過流量を計測するメータに対して、設定
    されている前記メータの機能の内容を読み出し、前記メ
    ータの機能を設定するメータ用設定器において、 前記メータの種類を判別する手段と、 該判別する手段により判別された前記メータの種類に応
    じた設定制御プログラムに従って、前記メータの記憶部
    に該機能データを書き込む手段とを有することを特徴と
    するメータ用設定器。
  2. 【請求項2】請求項1において、更に、 前記判別する手段により判別された前記メータの種類に
    応じて、該メータの種類に対応する機能の項目を表示す
    る手段を有し、表示された機能項目から設定する機能を
    選択可能にしたことを特徴とするメータ用設定器。
  3. 【請求項3】請求項2において、更に、 前記表示する手段は、前記機能項目の選択に従って、前
    記メータの種類に対応する機能の設定内容を表示し、該
    表示された設定内容から設定内容を選択可能にしたこと
    を特徴とするメータ用設定器。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記判別する手段は、前記メータに問い合わせ信号を送
    信し、前記問い合わせ信号に前記メータが応答する信号
    を受信することにより、前記メータの種類を判別するこ
    とを特徴とするメータ用設定器。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記問い合わせ信号は、電源スイッチをオンすることに
    連動して送信されることを特徴とするメータ用設定器。
  6. 【請求項6】請求項1において、更に、 前記判別する手段により判別された前記メータの種類を
    音声で知らせる手段を有することを特徴とするメータ用
    設定器。
  7. 【請求項7】請求項1において、 前記判別する手段は、更に、前記メータとの通信不良、
    又は、前記メータが適用外の種類であることを判別する
    ことを特徴とするメータ用設定器。
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