JP3440780B2 - 電子ガスメータ - Google Patents

電子ガスメータ

Info

Publication number
JP3440780B2
JP3440780B2 JP28724297A JP28724297A JP3440780B2 JP 3440780 B2 JP3440780 B2 JP 3440780B2 JP 28724297 A JP28724297 A JP 28724297A JP 28724297 A JP28724297 A JP 28724297A JP 3440780 B2 JP3440780 B2 JP 3440780B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
information
pressure
communication interface
pressure value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28724297A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11118573A (ja
Inventor
真一 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP28724297A priority Critical patent/JP3440780B2/ja
Publication of JPH11118573A publication Critical patent/JPH11118573A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3440780B2 publication Critical patent/JP3440780B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用ガス量を計量
するガスメータに関し、特に、使用ガス量を計量し、2
次側ガス供給系統に供給されるガスの供給異常を検出し
てガスの供給を遮断し、また2次側ガス供給系統に供給
されるガスの供給異常が解除されたことを検出してガス
の供給を復帰する機能を備えた電子ガスメータに関す
る。
【0002】
【0003】
【従来の技術】図8は、従来の電子ガスメータを用いて
ガス圧検査方法を実行する場合のガス配管構成図であ
る。
【0004】図8に示す電子ガスメータ7としては、外
部との通信制御や使用ガス量の計量制御を行うマイコン
と、1次側ガス供給系統と2次側ガス供給系統との間に
接続されマイコンで制御可能なガス遮断弁3と、ガス遮
断弁3の下流側の2次側ガス供給系統に接続され使用ガ
スのガス圧値を測定してマイコンに送信する圧力センサ
4とを中心にして構成されたものが一般に知られてい
る。
【0005】このような電子ガスメータ7を用いたガス
配管構成は、図8に示すように、LPガスを供給するた
めのLPガス容器1、調整器2、電子ガスメータ7、燃
焼器6を中心にして構成されている。
【0006】調整器2は、LPガス容器1の出口に設け
られ、LPガス容器1からガス配管に供給されるLPガ
スのガス圧を所定範囲に調整する機能を備えている。
【0007】電子ガスメータ7は、調整器2の下流側の
ガス配管に接続され、ガス配管に流れるLPガスの使用
ガス量やLPガス供給圧力P1を計量し、2次側ガス供
給系統に供給されるガスの供給異常を検出してガスの供
給を遮断し、また2次側ガス供給系統に供給されるガス
の供給異常が解除されたことを検出してガスの供給を復
帰する機能を備え、LPガス供給圧力P1を測定する前
述の圧力センサ4や、ガスの供給を遮断/復帰する前述
のガス遮断弁3を備えていた。
【0008】燃焼器6は、電子ガスメータ7の下流側の
2次側ガス供給系統に接続され、LPガス容器1から供
給されるLPガスの燃焼制御を行うものであり、ガス給
湯器やガスレンジなどが代表例である。
【0009】このようなガス配管構成においては定期的
にLPガスの漏洩点検が実施されている。LPガスの漏
洩点検としては、大別して、調整器2〜電子ガスメータ
7間の漏洩検査、電子ガスメータ7以降の下流側の漏洩
検査、調整器2の調整圧力検査、調整器2の閉塞圧力検
査、燃焼器6の入り口圧力検査などがある。
【0010】このようなガス配管構成において、調整器
2の調整圧力検査や調整器2の閉塞圧力検査を保安点検
する場合、燃焼器6の直近の2次側ガス供給系統に設け
られている閉止弁(図示せず)の箇所に自記圧力計(ま
たはマノメータ)5を接続して閉止弁近傍でのガス圧力
P2を測定していた。
【0011】通常、設備設置初期時に、LPガス供給圧
力は230〜330mmH2Oの範囲に設定され、燃焼
器入り口圧力は200mmH2O以上に設定され、閉鎖
圧力は350mmH2O以上に設定されている。
【0012】このような条件で調整器2の調整圧力検査
や燃焼器6の入り口圧力検査を保安点検する場合、具体
的には、LPガスの使用中に、電子ガスメータ7内の圧
力センサ4を制御してLPガス供給圧力としてのガス圧
P1を測定すると同時に、自記圧力計(またはマノメー
タ)5を用いて燃焼器入り口圧力としてのガス圧P2を
測定し、LPガス供給圧力が230〜330mmH2O
のガス圧範囲に収まり、燃焼器入り口圧力が200mm
H2O〜LPガス供給圧力のガス圧範囲に収まってお
り、かつ、関係式:LPガス供給圧力−燃焼器入り口圧
力<30mmH2Oの関係が成り立ったときに調整圧力
検査や入り口圧力検査を合格と判断していた。
【0013】またこのような条件で調整器2の閉塞圧力
検査を保安点検する場合、LPガスの未使用中に、電子
ガスメータ7内の圧力センサ4を制御して閉鎖圧力とし
てのガス圧P1を測定し、閉鎖圧力が350mmH2O以
上であった場合に調整器2の閉塞圧力検査を合格と判断
していた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電子ガスメータ9、及びこれを用いたガス圧
検査方法では、前述したように、調整器2の調整圧力検
査や燃焼器6の入り口圧力検査を保安点検する場合、L
Pガスの使用中の燃焼器入り口圧力としてのガス圧P2
を測定するために自記圧力計(またはマノメータ)5を
2次側ガス供給系統に接続する必要があり、その結果、
調整器2の調整圧力検査や調整器2の閉塞圧力検査が煩
雑になり、検査中にガス圧値の読み取り間違いや関係式
への入力間違いや計算間違い等が発生する可能性がある
という問題点があった。
【0015】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、第1に、調整器の調整圧力
検査や燃焼器の入り口圧力検査を保安点検する場合に、
自記圧力計(またはマノメータ)を用いたLPガスの使
用中の燃焼器入り口圧力の測定を省略でき、その結果、
調整器の調整圧力検査や調整器の閉塞圧力検査の簡便化
を図り、検査中にガス圧値の読み取り間違い、関係式へ
の入力間違い、または計算間違い等の発生を回避できる
電子ガスメータを提供することを課題としている。
【0016】
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明により成された請求項1に記載の発明は、使用ガ
スのガス流量を測定してガス流量信号11aを生成する
と共に、前記ガス流量信号11aに基づいて使用ガスの
使用ガス量積算信号11bを生成する流量積算手段11
と、使用ガスのガス圧値16aを測定してガス圧信号1
2aを生成するガス圧計量手段12と、使用ガスの積算
量16bまたは使用ガスのガス圧値16aのいずれか一
方の表示を選択するための表示切り替信号15aを生成
する表示切り替スイッチ15と、前記使用ガスの積算量
16bの表示を指示する表示切り替信号15aを受信し
た際に前記使用ガス量積算信号11bに基づいて使用ガ
スの積算量16bの表示を行い、また前記使用ガスのガ
ス圧値16aの表示を指示する表示切り替信号15aを
受信した際に前記ガス圧信号12aに基づいて使用ガス
のガス圧値16aの表示を行う表示手段13と、所定の
記憶制御命令20bを受け取った際に前記ガス圧信号1
2aに基づいて使用ガスのガス圧値16aの情報を記録
する記憶手段17と、前記記憶手段17にアクセス可能
に設定器20の設定器側通信インタフェース21が接続
可能なメータ側通信インタフェース14と、電文情報1
8を作成すると共に、前記メータ側通信インタフェース
14を介して接続された前記設定器側通信インタフェー
ス21と通信可能であって、当該電文形態の通信情報を
前記メータ側通信インタフェース14を介して設定器2
0に出力する制御手段16とを有し、前記メータ側通信
インタフェース14及び前記設定器側通信インタフェー
ス21を介して前記設定器20が前記記憶手段17にア
クセスして送信する、当該記憶手段17に記憶されてい
る前記使用ガスのガス圧値の情報の読み出しを指示する
記録読み出し命令を当該記憶手段17が受信し、当該記
録読み出し命令を受信したときに、前記制御手段16
が、当該使用ガスのガス圧値の情報を用いて前記電文情
報を作成して当該設定器20に返送するように構成され
ている電子ガスメータ10である。
【0018】請求項1に記載の発明によれば、調整器の
調整圧力検査や燃焼器の入り口圧力検査を保安点検する
に当たって、使用ガスのガス流量を測定してガス流量信
号11aを生成すると共に、ガス流量信号11aに基づ
いて使用ガスの使用ガス量積算信号11bを流量積算手
段11が生成し、使用ガスのガス圧値16aを測定して
ガス圧信号12aをガス圧計量手段12が生成し、使用
ガスの積算量16bまたは使用ガスのガス圧値16aの
いずれか一方の表示を選択するための表示切り替信号1
5aを表示切り替スイッチ15が生成し、使用ガスの積
算量16bの表示を指示する表示切り替信号15aを受
信した際に使用ガス量積算信号11bに基づいて使用ガ
スの積算量16bの表示を表示手段13が行い、また使
用ガスのガス圧値16aの表示を指示する表示切り替信
号15aを受信した際にガス圧信号12aに基づいて使
用ガスのガス圧値16aの表示を表示手段13が行う
とができ、所定の記憶制御命令20bに応じて記憶手段
17に記憶されているガス圧値16aの情報を適宜何度
でも繰り返して読み出して利用できるようになり、記憶
手段17から読み出したガス圧値16aの情報をパソコ
ンや携帯端末等の情報処理装置に読み込ませて集計する
などのデータ処理ができ、メータ側通信インタフェース
14を用いて記憶手段17にアクセス可能に設定器20
の設定器側通信インタフェース21が接続可能になり、
制御手段16を用いてガス圧値16aの情報を内包する
電文情報18を作成してメータ側通信インタフェース1
4に接続された設定器側通信インタフェース21と通信
し、制御手段16を用いてガス圧値16aの情報を内包
する電文情報18を作成してメータ側通信インタフェー
ス14に接続された状態で電文形態の通信情報を設定器
側通信インタフェース21及びメータ側通信インタフェ
ース14を介して設定器20に出力できるようになり、
記憶手段17に記憶されている使用ガスのガス圧値16
aの情報の読み出しを指示する記録読み出し命令20a
を設定器20を用いて設定器側通信インタフェース21
及び設定器側通信インタフェース21及びメータ側通信
インタフェース14を介して記憶手段17に送信して記
憶手段17におけるデータ読み込み制御を設定器20側
からテレメトリックに操作できるようになり、記録読み
出し命令20aを受信したときに使用ガスのガス圧値1
6aの情報を用いた電文情報 18を制御手段16が作成
して設定器側通信インタフェース21及び設定器側通信
インタフェース21及びメータ側通信インタフェース1
4を介して設定器20に返送する通信制御ができるよう
になる。その結果、自記圧力計やマノメータを用いたL
Pガスの使用中の燃焼器入り口圧力の測定を省略できる
ようになることに加えて、記憶手段17に記憶されてい
るガス圧値16aの情報を内包する電文情報18を設定
器側通信インタフェース21及びメータ側通信インタフ
ェース14を介して設定器20に適宜何度でも繰り返し
て読み出して利用できるようになり、記憶手段17から
設定器側通信インタフェース21及びメータ側通信イン
タフェース14を介して設定器20に読み出したガス圧
値16aの情報を内包する電文情報18を設定器20に
読み込ませて集計する処理や電話モデム等を介してテレ
メトリックにデータ集計を行うなどの多様かつ簡便なデ
ータ処理ができるようになる。すなわち、調整器の調整
圧力検査や調整器の閉塞圧力検査の簡便化を図ることが
できるようになり、自記圧力計やマノメータの不具合に
起因するガス圧値16aの測定誤差の発生を回避できる
ようになり、調整器の調整圧力検査や燃焼器の入り口圧
力検査中のガス圧値16aの読み取り間違い、前述の関
係式へ測定圧力の数値の入力間違い、または前述の関係
式に対する計算間違い等の可能性を低減できるようにな
る。
【0019】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子ガ
スメータ10において、前記記憶手段17は、前記記憶
手段17への記録の開始を指示する前記記憶制御命令と
しての自記圧開始命令または前記使用ガスのガス圧値の
情報の前記記憶手段17への記録の停止を指示する前記
記憶制御命令としての自記圧停止命令を当該設定器側通
信インタフェース21及び当該メータ側通信インタフェ
ース14を介して前記記憶手段17が受信した際に前記
ガス圧信号に基づいて使用ガスのガス圧値の情報を記録
する電子ガスメータ10である。
【0020】請求項に記載の発明によれば、請求項1
記載の効果に加えて、ガス圧信号12aに基づく使用
ガスのガス圧値16aの情報の記憶手段17への記録の
開始を指示する記憶制御命令20bとしての自記圧開始
命令20eを設定器20を用いて設定器側通信インタフ
ェース21及び設定器側通信インタフェース21及びメ
ータ側通信インタフェース14を介して記憶手段17に
送信して記憶手段17におけるデータ記憶制御を設定器
20側からテレメトリックに操作できるようになり、同
様に、使用ガスのガス圧値16aの情報の記憶手段17
への記録の停止を指示する記憶制御命令20bとしての
自記圧停止命令20fを設定器20を用いて設定器側通
信インタフェース21及び設定器側通信インタフェース
21及びメータ側通信インタフェース14を介して記憶
手段17に送信して記憶手段17におけるデータ記憶制
御を設定器20側からテレメトリックに操作できるよう
になる。その結果、自記圧力計やマノメータを用いたL
Pガスの使用中の燃焼器入り口圧力の測定を省略できる
ようになることに加えて、記憶手段17に記憶されてい
るガス圧値16aの情報を内包する電文情報18を設定
器側通信インタフェース21及びメータ側通信インタフ
ェース14を介して設定器20に適宜何度でも繰り返し
て読み出して利用できるようになり、記憶手段17から
設定器側通信インタフェース21及びメータ側通信イン
タフェース14を介して設定器20に読み出したガス圧
値16aの情報を内包する電文情報18を設定器20に
読み込ませて集計する処理や電話モデム等を介してテレ
メトリックにデータ集計を行うなどの多様かつ簡便なデ
ータ処理ができるようになる。すなわち、調整器の調整
圧力検査や調整器の閉塞圧力検査の簡便化を図ることが
できるようになり、自記圧力計やマノメータの不具合に
起因するガス圧値16aの測定誤差の発生を回避できる
ようになり、調整器の調整圧力検査や燃焼器の入り口圧
力検査中のガス圧値16aの読み取り間違い、前述の関
係式へ測定圧力の数値の入力間違い、または前述の関係
式に対する計算間違い等の可能性を低減できるようにな
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【発明の実施の形態】始めに、図面に基づき、本発明の
電子ガスメータの一実施形態を説明する。
【0058】図1は、本発明にかかるガス圧検査方法を
実行するための電子ガスメータ10の一実施形態を説明
するための機能ブロック図である。また図2は、図1の
電子ガスメータ10の具体的な装置構成図である。また
図3は、図2の電子ガスメータ10を用いてガス圧検査
方法を実行する場合のガス配管構成図である。
【0059】図1〜3に示す電子ガスメータ10は、L
Pガスの使用主体(ユーザ=加入者)である一般家庭、
店舗、工場設備毎に個別に設けられていることが一般的
であって、図1に示すように、使用LPガス量を計量
し、2次側ガス供給系統に供給されるLPガス(ガスの
一形態)の供給異常を遮断事象として検出してLPガス
供給を遮断し、また2次側ガス供給系統に供給されるL
Pガスのガス漏洩等の供給異常が解除(具体的には、ガ
ス漏洩箇所の修繕)されたことを検出してLPガス供給
を復帰(再開)する機能を有し、流量積算手段11、ガ
ス圧計量手段12、表示切り替スイッチ15、表示手段
13、記憶手段17、メータ側の通信インタフェース1
4、制御手段16、設定器20、設定器側通信インタフ
ェース21を中心とするハードウェア構成としている。
【0060】また電子ガスメータ10は、ガス漏洩検知
装置を内蔵するものや、計量した使用LPガス量等の課
金情報や微少漏洩警告等のセキュリティ情報を電話回線
等の通信回線を介して接続されたガス管理主体や警備主
体に電文形態で通報する機能を有している。
【0061】このような電子ガスメータ10は、LPガ
スの使用主体(ユーザ)である一般家庭、店舗、工場設
備毎に個別に設けられていることが一般的である。
【0062】具体的には、ガス管理主体や警備主体は、
一般家庭、店舗、工場設備等のユーザ毎にガス漏洩検知
装置が設置されていた場合、NTTの電話サービスの一
形態であるノーリンギング通信方式を用いて一般家庭、
店舗、工場設備毎のガス漏洩検知装置に各々アクセス
し、各ユーザからセキュリティ情報を電話回線を介して
集中的に回収して各種のセキュリティサービスを実行し
ている。
【0063】同様に、ガス管理主体や警備主体は、一般
家庭、店舗、工場設備毎に電子ガスメータが設置されて
いた場合、NTTの電話サービスの一形態であるノーリ
ンギング通信方式を用いて一般家庭、店舗、工場設備毎
の電子ガスメータに各々アクセスし、各ユーザから課金
情報やセキュリティ情報を電話回線を介して集中的に回
収して料金請求や各種のセキュリティサービスを実行し
ている。
【0064】電子ガスメータ10に対するこのような使
用形態において、ガス漏洩検知装置または電子ガスメー
タからの微少漏洩警告をノーリンギング通信等の通報手
段を介して受け取ったガス管理主体や警備主体は、該当
するガス漏洩検知装置または電子ガスメータが設置され
ているユーザのところへ保守員を送っている。
【0065】この際、LPガス供給会社の保守員が持参
したデータターミナル等の外部通信機能を有する携帯端
末をガス漏洩検知装置または電子ガスメータに設けられ
た外部通信ポート(具体的には、RS232C通信方式
を実行できる5ビット通信ポート)に接続して電文形態
で収集できる微少漏洩警告の原因に関する情報として
は、漏洩タイマのカウント情報に限定されており、微少
漏洩判定処理工程を行った期間に渡る漏洩流量(この場
合、LPガスの漏洩流量)等の微少漏洩警告の原因に関
する情報を収集してる。
【0066】具体的には、電子ガスメータ10は、例え
ば、LPガス遮断弁19よりも下流側(加入者側)に配
管されている2次側ガス供給配管31Bに供給されるL
Pガスの流量を、2次側ガス供給配管31Bに介設され
ている流量センサ(図示せず)が生成する流量パルスを
用いて検出し、LPガスのガス漏洩等の供給異常の有無
を判断し、LPガスのガス漏洩等の供給異常が発生して
いると判断した場合に微少漏洩警告を発してLPガスの
供給を遮断している。
【0067】以下、各構成要素の説明を行う。
【0068】図1,2に示す流量積算手段11は、燃焼
器32側で使用中の2次側(ガス遮断弁19よりユーザ
ー側)ガス供給配管33B内のLPガス流量を測定して
ガス流量信号11aを出力すると同時に、ガス流量信号
11aに基づいて、燃焼器32側で使用中の2次側ガス
供給配管33B内のLPガスの使用ガス量積算信号11
bを出力する機能を有し、具体的には、後述するガス圧
検査方法を記述したプログラムコードを実行できるマイ
クロコンピュータ(図2に示すCPU)によって実現さ
れている。以下の説明では、燃焼器32を給湯器32で
代表することにする。
【0069】図1〜3に示すガス圧計量手段12は、給
湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内のL
Pガスのガス圧値16aを測定してガス圧信号12aを
出力する機能を有し、具体的には、マイクロプロセッサ
ーで制御可能な圧力センサを用いて実現している。以下
の説明では、ガス圧計量手段12を圧力センサ12で代
表することにする。
【0070】図1,2に示す表示切り替スイッチ15
は、給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B
内のLPガスの積算量16bまたは給湯器32側で使用
中の2次側ガス供給配管33B内のLPガスのガス圧値
16aのいずれか一方の選択的な表示を制御するための
表示切り替信号15aを出力する機能を有し、具体的に
は、トグルスイッチ15を用いて実現している。以下の
説明では、表示切り替スイッチ15をトグルスイッチ1
5で代表することにする。
【0071】図1,2に示す表示手段13の一形態であ
る液晶ディスプレイ13は、給湯器32側で使用中の2
次側ガス供給配管33B内のLPガスの積算量16bの
液晶ディスプレイ13への表示を指示する表示切り替信
号15aを受信したタイミングで使用ガス量積算信号1
1bに基づいて、給湯器32側で使用中の2次側ガス供
給配管33B内のLPガスの積算量16b(単位は[リ
ットル])の表示を実行し、また給湯器32側で使用中
の2次側ガス供給配管33B内のLPガスのガス圧値1
6aの液晶ディスプレイ13への表示を指示する表示切
り替信号15aを受信したタイミングでガス圧信号12
aに基づいて、給湯器32側で使用中の2次側ガス供給
配管33B内のLPガスのガス圧値16a(単位は[m
mH2O])の表示を実行する機能を有している。
【0072】以上のハードウェア構成とすることによ
り、LPガス容器30から供給されるLPガスの圧力を
調整して1次側ガス供給配管33Aに供給する調整器3
1の調整圧力検査や給湯器32の入り口圧力検査を保安
点検する作業時に、給湯器32側で使用中の2次側ガス
供給配管33B内のLPガス流量を測定してガス流量信
号11aを出力すると同時に、ガス流量信号11aに基
づいて、給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管3
3B内のLPガスの使用ガス量積算信号11bを流量積
算手段11が出力し、給湯器32側で使用中の2次側ガ
ス供給配管33B内のLPガスのガス圧値16aを測定
してガス圧信号12aを圧力センサ12が出力し、給湯
器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内のLP
ガスの積算量16bまたは給湯器32側で使用中の2次
側ガス供給配管33B内のLPガスのガス圧値16aの
いずれか一方の選択的な表示を制御するための表示切り
替信号15aをトグルスイッチ15が出力し、給湯器3
2側で使用中の2次側ガス供給配管33B内のLPガス
の積算量16bの液晶ディスプレイ13への表示を指示
する表示切り替信号15aを受信したタイミングで使用
ガス量積算信号11bに基づいて、給湯器32側で使用
中の2次側ガス供給配管33B内のLPガスの積算量1
6bの表示を液晶ディスプレイ13が実行し、また給湯
器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内のLP
ガスのガス圧値16aの液晶ディスプレイ13への表示
を指示する表示切り替信号15aを受信したタイミング
でガス圧信号12aに基づいて、給湯器32側で使用中
の2次側ガス供給配管33B内のLPガスのガス圧値1
6aの表示を液晶ディスプレイ13が実行できるように
なる。その結果、自記圧力計やマノメータを用いたガス
の使用中の給湯器32入り口圧力の測定を省略できるよ
うになる。すなわち、LPガス容器30から供給される
LPガスの圧力を調整して1次側ガス供給配管33Aに
供給する調整器31の調整圧力検査や調整器31の閉塞
圧力検査の簡便化を図ることができるようになり、自記
圧力計やマノメータの不具合に起因するガス圧値16a
の測定誤差の発生を回避できるようになり、LPガス容
器30から供給されるLPガスの圧力を調整して1次側
ガス供給配管33Aに供給する調整器31の調整圧力検
査や給湯器32の入り口圧力検査中のガス圧値16aの
読み取り間違い、前述の関係式へ測定圧力の数値の入力
間違い、または前述の関係式に対する計算間違い等の可
能性を低減できるようになる。
【0073】図1,2に示す記憶手段17は、記憶制御
命令20bを受け取った際にガス圧信号12aに基づい
て、給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B
内のLPガスのガス圧値16aの情報を記録する機能を
有し、具体的には、前述のマイクロプロセッサーがアク
セス可能なICカード17を用いて実現している。以下
の説明では、記憶手段17をICカード17で代表する
ことにする。
【0074】この様なICカード17をを設けることに
より、記憶制御命令20bに応じてICカード17に記
憶されているガス圧値16aの情報を適宜何度でも繰り
返して読み出して利用できるようになり、ICカード1
7から読み出したガス圧値16aの情報をパソコンや携
帯端末等の情報処理装置に読み込ませて集計するなどの
多彩なデータ処理ができるようになる結果、自記圧力計
やマノメータを用いたガスの使用中の給湯器32入り口
圧力の測定を省略できるようになる。すなわち、LPガ
ス容器30から供給されるLPガスの圧力を調整して1
次側ガス供給配管33Aに供給する調整器31の調整圧
力検査や調整器31の閉塞圧力検査の簡便化を図ること
ができるようになり、自記圧力計やマノメータの不具合
に起因するガス圧値16aの測定誤差の発生を回避でき
るようになり、LPガス容器30から供給されるLPガ
スの圧力を調整して1次側ガス供給配管33Aに供給す
る調整器31の調整圧力検査や給湯器32の入り口圧力
検査中のガス圧値16aの読み取り間違い、前述の関係
式へ測定圧力の数値の入力間違い、または前述の関係式
に対する計算間違い等の可能性を低減できるようにな
る。
【0075】またICカード17は、記憶制御命令20
bを受け取った際に使用ガス量積算信号11bに基づい
て、給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B
内のLPガスの積算量16bの情報を記録する機能も有
している。
【0076】このような機能を設けることにより、記憶
制御命令20bに応じてICカード17に記憶されてい
る給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内
のLPガスの積算量16bの情報を適宜何度でも繰り返
して読み出して利用できるようになり、ICカード17
から読み出した給湯器32側で使用中の2次側ガス供給
配管33B内のLPガスの積算量16bの情報をパソコ
ンや携帯端末等の情報処理装置に読み込ませて集計する
などの多彩なデータ処理ができるようになる。
【0077】本実施形態では、記憶制御命令20bが、
ガス圧信号12aに基づく給湯器32側で使用中の2次
側ガス供給配管33B内のLPガスのガス圧値16aの
情報を所定の時間間隔でサンプリングしてICカード1
7に記録するためのサンプリング時間情報20c(図7
の電文情報18における[サンプリングタイミング指定
1611]に該当する情報)を含むデータ構成としてい
る。
【0078】このようなデータ構成とすることにより、
記憶制御命令20bに応じて所定の時間間隔でサンプリ
ングするのでガス圧値16aの情報を必要なデータ密度
でICカード17に記憶できるようになり、記憶容量の
最適化を図ることができるようになり、メモリの利用効
率の向上を図ることができるようになる。またこのよう
に必要なデータ密度でサンプリングされた十分な情報量
を有する確度の高いガス圧値16aの情報を適宜何度で
も繰り返して読み出して利用できるようになり、ICカ
ード17から読み出した十分な情報量を有する確度の高
いガス圧値16aの情報をパソコンや携帯端末等の情報
処理装置に読み込ませて集計するなどの多彩なデータ処
理ができるようになる結果、自記圧力計やマノメータを
用いたガスの使用中の給湯器32入り口圧力の測定を省
略できるようになる。すなわち、LPガス容器30から
供給されるLPガスの圧力を調整して1次側ガス供給配
管33Aに供給する調整器31の調整圧力検査や調整器
31の閉塞圧力検査の簡便化を図ることができるように
なり、自記圧力計やマノメータの不具合に起因するガス
圧値16aの測定誤差の発生を回避できるようになり、
LPガス容器30から供給されるLPガスの圧力を調整
して1次側ガス供給配管33Aに供給する調整器31の
調整圧力検査や給湯器32の入り口圧力検査中のガス圧
値16aの読み取り間違い、前述の関係式へ測定圧力の
数値の入力間違い、または前述の関係式に対する計算間
違い等の可能性を低減できるようになる。
【0079】同様の主旨で、記憶制御命令20bは、ガ
ス圧信号12aに基づく給湯器32側で使用中の2次側
ガス供給配管33B内のLPガスのガス圧値16aの情
報を指定回数だけサンプリングしてICカード17に記
録するためのサンプリング回数情報20d(図7の電文
情報18における[サンプリング回数1612]に該当
する情報)を含むデータ構成としている。
【0080】このようなデータ構成とすることにより、
記憶制御命令20bに応じて指定回数でサンプリングす
るのでガス圧値16aの情報を必要なデータ量でICカ
ード17に記憶できるようになり、記憶容量の最適化を
図ることができるようになり、メモリの利用効率の向上
を図ることができるようになる。またこのように必要な
データ量でサンプリングされた十分な情報量を有する確
度の高いガス圧値16aの情報を適宜何度でも繰り返し
て読み出して利用できるようになり、ICカード17か
ら読み出した十分な情報量を有する確度の高いガス圧値
16aの情報をパソコンや携帯端末等の情報処理装置に
読み込ませて集計するなどの多彩なデータ処理ができる
ようになる結果、自記圧力計やマノメータを用いたガス
の使用中の給湯器32入り口圧力の測定を省略できるよ
うになる。すなわち、LPガス容器30から供給される
LPガスの圧力を調整して1次側ガス供給配管33Aに
供給する調整器31の調整圧力検査や調整器31の閉塞
圧力検査の簡便化を図ることができるようになり、自記
圧力計やマノメータの不具合に起因するガス圧値16a
の測定誤差の発生を回避できるようになり、LPガス容
器30から供給されるLPガスの圧力を調整して1次側
ガス供給配管33Aに供給する調整器31の調整圧力検
査や給湯器32の入り口圧力検査中のガス圧値16aの
読み取り間違い、前述の関係式へ測定圧力の数値の入力
間違い、または前述の関係式に対する計算間違い等の可
能性を低減できるようになる。
【0081】本実施形態では、電文情報18が、ICカ
ード17に記録されている給湯器32側で使用中の2次
側ガス供給配管33B内のLPガスのガス圧値16aの
情報を含むデータ構成としている。
【0082】この様なデータ構造の電文情報18を用い
ることにより、メータ側のRS232C通信インタフェ
ース14を用いて外部と通信できるようになり、制御手
段16を用いてガス圧値16aの情報を内包する電文情
報18を作成してメータ側のRS232C通信インタフ
ェース14に接続された状態で電文情報18をメータ側
のRS232C通信インタフェース14を介して外部に
出力できるようになる。その結果、自記圧力計やマノメ
ータを用いたガスの使用中の給湯器32入り口圧力の測
定を省略できるようになることに加えて、ICカード1
7に記憶されているガス圧値16aの情報を内包する電
文情報18をメータ側のRS232C通信インタフェー
ス14を介して外部に適宜何度でも繰り返して読み出し
て利用できるようになり、ICカード17からメータ側
のRS232C通信インタフェース14を介して外部に
読み出したガス圧値16aの情報を内包する電文情報1
8をパソコンや携帯端末等の情報処理装置に読み込ませ
て集計する処理や電話モデム等を介してテレメトリック
にデータ集計を行うなどの多様なデータ処理ができるよ
うになる。すなわち、LPガス容器30から供給される
LPガスの圧力を調整して1次側ガス供給配管33Aに
供給する調整器31の調整圧力検査や調整器31の閉塞
圧力検査の簡便化を図ることができるようになり、自記
圧力計やマノメータの不具合に起因するガス圧値16a
の測定誤差の発生を回避できるようになり、LPガス容
器30から供給されるLPガスの圧力を調整して1次側
ガス供給配管33Aに供給する調整器31の調整圧力検
査や給湯器32の入り口圧力検査中のガス圧値16aの
読み取り間違い、前述の関係式へ測定圧力の数値の入力
間違い、または前述の関係式に対する計算間違い等の可
能性を低減できるようになる。
【0083】また本実施形態では、電文情報18が、I
Cカード17に記録されている給湯器32側で使用中の
2次側ガス供給配管33B内のLPガスの積算量16b
の情報を含むデータ構成としている。
【0084】この様なデータ構造の電文情報18を用い
ることにより、メータ側のRS232C通信インタフェ
ース14を用いて外部と通信できるようになり、制御手
段16を用いて給湯器32側で使用中の2次側ガス供給
配管33B内のLPガスの積算量16bの情報を内包す
る電文情報18を作成してメータ側のRS232C通信
インタフェース14に接続された状態で電文情報18を
メータ側のRS232C通信インタフェース14を介し
て外部に出力できるようになる。その結果、自記圧力計
やマノメータを用いたガスの使用中の給湯器32入り口
圧力の測定を省略できるようになることに加えて、IC
カード17に記憶されている給湯器32側で使用中の2
次側ガス供給配管33B内のLPガスの積算量16bの
情報を内包する電文情報18をメータ側のRS232C
通信インタフェース14を介して外部に適宜何度でも繰
り返して読み出して利用できるようになり、ICカード
17からメータ側のRS232C通信インタフェース1
4を介して外部に読み出した給湯器32側で使用中の2
次側ガス供給配管33B内のLPガスの積算量16bの
情報を内包する電文情報18をパソコンや携帯端末等の
情報処理装置に読み込ませて集計する処理や電話モデム
等を介してテレメトリックにデータ集計を行うなどの多
様なデータ処理ができるようになる。
【0085】なお、記憶制御命令20bは、使用ガス量
積算信号11bに基づく給湯器32側で使用中の2次側
ガス供給配管33B内のLPガスの積算量16bを所定
の時間間隔でサンプリングしてICカード17に記録す
るためのサンプリング時間情報20cを含むデータ構成
とすることもできる。この様なデータ構造の場合、記憶
制御命令20bに応じて所定の時間間隔でサンプリング
するので給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管3
3B内のLPガスの積算量16bの情報を必要なデータ
密度でICカード17に記憶できるようになり、記憶容
量の最適化を図ることができるようになり、メモリの利
用効率の向上を図ることができるようになる。またこの
ように必要なデータ密度でサンプリングされた十分な情
報量を有する確度の高い給湯器32側で使用中の2次側
ガス供給配管33B内のLPガスの積算量16bの情報
を適宜何度でも繰り返して読み出して利用できるように
なり、ICカード17から読み出した十分な情報量を有
する確度の高い給湯器32側で使用中の2次側ガス供給
配管33B内のLPガスの積算量16bの情報をパソコ
ンや携帯端末等の情報処理装置に読み込ませて集計する
などの多彩なデータ処理ができるようになる。同様の主
旨で、記憶制御命令20bは、使用ガス量積算信号11
bに基づく給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管
33B内のLPガスの積算量16bの情報を指定回数だ
けサンプリングしてICカード17に記録するためのサ
ンプリング回数情報20dを含むデータ構成とすること
もできる。この様なデータ構造の場合、記憶制御命令2
0bに応じて指定回数でサンプリングするので給湯器3
2側で使用中の2次側ガス供給配管33B内のLPガス
の積算量16bの情報を必要なデータ量でICカード1
7に記憶できるようになり、記憶容量の最適化を図るこ
とができるようになり、メモリの利用効率の向上を図る
ことができるようになる。またこのように必要なデータ
量でサンプリングされた十分な情報量を有する確度の高
い給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内
のLPガスの積算量16bの情報を適宜何度でも繰り返
して読み出して利用できるようになり、ICカード17
から読み出した十分な情報量を有する確度の高い給湯器
32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内のLPガ
スの積算量16bの情報をパソコンや携帯端末等の情報
処理装置に読み込ませて集計するなどの多彩なデータ処
理ができるようになる。
【0086】メータ側の通信インタフェース14は、設
定器20とデータ通信する機能を有し、具体的には、前
述のマイクロプロセッサーで制御可能なRS232C通
信インタフェースを用いて実現している。以下の説明で
は、メータ側の通信インタフェース14をメータ側のR
S232C通信インタフェース14で代表することにす
る。
【0087】図1,2に示す制御手段16は、図7に示
すようなデータ構造を有する電文情報18を作成すると
同時に、メータ側のRS232C通信インタフェース1
4に接続された状態で電文情報18をメータ側のRS2
32C通信インタフェース14を介して外部に出力する
機能を有し、具体的には、前述のマイクロプロセッサー
を用いて実現している。
【0088】このような制御手段16やメータ側のRS
232C通信インタフェース14を設けることにより、
メータ側のRS232C通信インタフェース14を用い
て外部と通信できるようになり、制御手段16を用いて
電文情報18を作成してメータ側のRS232C通信イ
ンタフェース14に接続された状態で電文情報18をメ
ータ側のRS232C通信インタフェース14を介して
外部に出力できるようになる。その結果、自記圧力計や
マノメータを用いたガスの使用中の給湯器32入り口圧
力の測定を省略できるようになることに加えて、ICカ
ード17に記憶されている電文情報18をメータ側のR
S232C通信インタフェース14を介して外部に適宜
何度でも繰り返して読み出して利用できるようになり、
ICカード17からメータ側のRS232C通信インタ
フェース14を介して外部に読み出した電文情報18を
パソコンや携帯端末等の情報処理装置に読み込ませて集
計する処理や電話モデム等を介してテレメトリックにデ
ータ集計を行うなどの多様なデータ処理ができるように
なる。すなわち、LPガス容器30から供給されるLP
ガスの圧力を調整して1次側ガス供給配管33Aに供給
する調整器31の調整圧力検査や調整器31の閉塞圧力
検査の簡便化を図ることができるようになり、自記圧力
計やマノメータの不具合に起因するガス圧値16aの測
定誤差の発生を回避できるようになり、LPガス容器3
0から供給されるLPガスの圧力を調整して1次側ガス
供給配管33Aに供給する調整器31の調整圧力検査や
給湯器32の入り口圧力検査中のガス圧値16aの読み
取り間違い、前述の関係式へ測定圧力の数値の入力間違
い、または前述の関係式に対する計算間違い等の可能性
を低減できるようになる。
【0089】図1,2に示す設定器20は、メータ側の
RS232C通信インタフェース14に通信回線(例え
ば、RS232C回線)を介して接続可能であって、メ
ータ側のRS232C通信インタフェース14を介して
制御手段16と電文情報18を中心とするデータ通信可
能な設定器側RS232C通信インタフェース21(設
定器側通信インタフェース21の一形態)を備えてお
り、自記圧開始命令20eや自記圧停止命令20fを設
定器側RS232C通信インタフェース21とメータ側
のRS232C通信インタフェース14とを介してIC
カード17に送信する機能を有し、具体的には、コマン
ド等を入力するキーボードやデータ等を表示する液晶デ
ィスプレイを備えたデーターターミナルを用いて実現し
ている。以下の説明では、設定器20をデーターターミ
ナル20で代表することにする。なお、データーターミ
ナルに代えて、通信機能さえ備えていれば、ノートパソ
コンや携帯端末などを用いることができる。
【0090】ここで自記圧開始命令20eは、ガス圧信
号12aに基づく給湯器32側で使用中の2次側ガス供
給配管33B内のLPガスのガス圧値16aの情報のI
Cカード17への記録の開始を指示する記憶制御命令2
0bである。
【0091】また自記圧停止命令20fは、給湯器32
側で使用中の2次側ガス供給配管33B内のLPガスの
ガス圧値16aの情報のICカード17への記録の停止
を指示する記憶制御命令20bである。
【0092】このようなデーターターミナル20によれ
ば、メータ側のRS232C通信インタフェース14を
用いてデーターターミナル20と通信できるようにな
り、制御手段16を用いてガス圧値16aの情報を内包
する電文情報18を作成してメータ側のRS232C通
信インタフェース14に接続された状態で電文情報18
を設定器側RS232C通信インタフェース21及びメ
ータ側のRS232C通信インタフェース14を介して
データーターミナル20に出力できるようになり、更に
加えて、ガス圧信号12aに基づく給湯器32側で使用
中の2次側ガス供給配管33B内のLPガスのガス圧値
16aの情報のICカード17への記録の開始を指示す
る記憶制御命令20bとしての自記圧開始命令20eを
データーターミナル20を用いて設定器側RS232C
通信インタフェース21及び設定器側RS232C通信
インタフェース21及びメータ側のRS232C通信イ
ンタフェース14を介してICカード17に送信してI
Cカード17におけるデータ記憶制御をデーターターミ
ナル20側からテレメトリックに操作できるようにな
り、同様に、給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配
管33B内のLPガスのガス圧値16aの情報のICカ
ード17への記録の停止を指示する記憶制御命令20b
としての自記圧停止命令20fをデーターターミナル2
0を用いて設定器側RS232C通信インタフェース2
1及び設定器側RS232C通信インタフェース21及
びメータ側のRS232C通信インタフェース14を介
してICカード17に送信してICカード17における
データ記憶制御をデーターターミナル20側からテレメ
トリックに操作できるようになる。その結果、自記圧力
計やマノメータを用いたガスの使用中の給湯器32入り
口圧力の測定を省略できるようになることに加えて、I
Cカード17に記憶されているガス圧値16aの情報を
内包する電文情報18を設定器側RS232C通信イン
タフェース21及びメータ側のRS232C通信インタ
フェース14を介してデーターターミナル20に適宜何
度でも繰り返して読み出して利用できるようになり、I
Cカード17から設定器側RS232C通信インタフェ
ース21及びメータ側のRS232C通信インタフェー
ス14を介してデーターターミナル20に読み出したガ
ス圧値16aの情報を内包する電文情報18をデーター
ターミナル20に読み込ませて集計する処理や電話モデ
ム等を介してテレメトリックにデータ集計を行うなどの
多様かつ簡便なデータ処理ができるようになる。すなわ
ち、LPガス容器30から供給されるLPガスの圧力を
調整して1次側ガス供給配管33Aに供給する調整器3
1の調整圧力検査や調整器31の閉塞圧力検査の簡便化
を図ることができるようになり、自記圧力計やマノメー
タの不具合に起因するガス圧値16aの測定誤差の発生
を回避できるようになり、LPガス容器30から供給さ
れるLPガスの圧力を調整して1次側ガス供給配管33
Aに供給する調整器31の調整圧力検査や給湯器32の
入り口圧力検査中のガス圧値16aの読み取り間違い、
前述の関係式へ測定圧力の数値の入力間違い、または前
述の関係式に対する計算間違い等の可能性を低減できる
ようになる。
【0093】またデーターターミナル20は、メータ側
のRS232C通信インタフェース14と設定器側RS
232C通信インタフェース21とを介してICカード
17にアクセス可能であって、ICカード17に記憶さ
れている給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管3
3B内のLPガスのガス圧値16aの情報の読み出しを
指示する記録読み出し命令20aをICカード17に送
信するように構成され、記録読み出し命令20aを受信
したタイミングで、制御手段16が、給湯器32側で使
用中の2次側ガス供給配管33B内のLPガスのガス圧
値16aの情報を内包する電文情報18を作成してデー
ターターミナル20に返送する機能も有している。
【0094】このような機能を設けることにより、メー
タ側のRS232C通信インタフェース14を用いてデ
ーターターミナル20と通信できるようになり、制御手
段16を用いてガス圧値16aの情報を内包する電文情
報18を作成してメータ側のRS232C通信インタフ
ェース14に接続された状態で電文情報18を設定器側
RS232C通信インタフェース21及びメータ側のR
S232C通信インタフェース14を介してデータータ
ーミナル20に出力できるようになり、更に加えて、I
Cカード17に記憶されている給湯器32側で使用中の
2次側ガス供給配管33B内のLPガスのガス圧値16
aの情報の読み出しを指示する記録読み出し命令20a
をデーターターミナル20を用いて設定器側RS232
C通信インタフェース21及び設定器側RS232C通
信インタフェース21及びメータ側のRS232C通信
インタフェース14を介してICカード17に送信して
ICカード17におけるデータ読み込み制御をデーター
ターミナル20側からテレメトリックに操作できるよう
になり、記録読み出し命令20aを受信したときに給湯
器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内のLP
ガスのガス圧値16aの情報を用いた電文情報18を制
御手段16が作成して設定器側RS232C通信インタ
フェース21及び設定器側RS232C通信インタフェ
ース21及びメータ側のRS232C通信インタフェー
ス14を介してデーターターミナル20に返送する通信
制御ができるようになる。その結果、自記圧力計やマノ
メータを用いたガスの使用中の給湯器32入り口圧力の
測定を省略できるようになることに加えて、ICカード
17に記憶されているガス圧値16aの情報を内包する
電文情報18を設定器側RS232C通信インタフェー
ス21及びメータ側のRS232C通信インタフェース
14を介してデーターターミナル20に適宜何度でも繰
り返して読み出して利用できるようになり、ICカード
17から設定器側RS232C通信インタフェース21
及びメータ側のRS232C通信インタフェース14を
介してデーターターミナル20に読み出したガス圧値1
6aの情報を内包する電文情報18をデーターターミナ
ル20に読み込ませて集計する処理や電話モデム等を介
してテレメトリックにデータ集計を行うなどの多様かつ
簡便なデータ処理ができるようになる。すなわち、LP
ガス容器30から供給されるLPガスの圧力を調整して
1次側ガス供給配管33Aに供給する調整器31の調整
圧力検査や調整器31の閉塞圧力検査の簡便化を図るこ
とができるようになり、自記圧力計やマノメータの不具
合に起因するガス圧値16aの測定誤差の発生を回避で
きるようになり、LPガス容器30から供給されるLP
ガスの圧力を調整して1次側ガス供給配管33Aに供給
する調整器31の調整圧力検査や給湯器32の入り口圧
力検査中のガス圧値16aの読み取り間違い、前述の関
係式へ測定圧力の数値の入力間違い、または前述の関係
式に対する計算間違い等の可能性を低減できるようにな
る。
【0095】なお、データーターミナル20は、使用ガ
ス量積算信号11bに基づく給湯器32側で使用中の2
次側ガス供給配管33B内のLPガスの積算量16bの
情報のICカード17への記録の開始を指示する記憶制
御命令20bとしての自記圧開始命令20eまたは給湯
器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内のLP
ガスの積算量16bの情報のICカード17への記録の
停止を指示する記憶制御命令20bとしての自記圧停止
命令20fを設定器側RS232C通信インタフェース
21及びメータ側のRS232C通信インタフェース1
4を介してICカード17に送信する機能を有していて
もよい。この場合、メータ側のRS232C通信インタ
フェース14を用いてデーターターミナル20と通信で
きるようになり、制御手段16を用いてガス圧値16a
の情報を内包する電文情報18を作成してメータ側のR
S232C通信インタフェース14に接続された状態で
電文情報18を設定器側RS232C通信インタフェー
ス21及びメータ側のRS232C通信インタフェース
14を介してデーターターミナル20に出力できるよう
になり、更に加えて、ガス圧信号12aに基づく給湯器
32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内のLPガ
スの積算量16bの情報のICカード17への記録の開
始を指示する記憶制御命令20bとしての自記圧開始命
令20eをデーターターミナル20を用いて設定器側R
S232C通信インタフェース21及び設定器側RS2
32C通信インタフェース21及びメータ側のRS23
2C通信インタフェース14を介してICカード17に
送信してICカード17におけるデータ記憶制御をデー
ターターミナル20側からテレメトリックに操作できる
ようになり、同様に、給湯器32側で使用中の2次側ガ
ス供給配管33B内のLPガスの積算量16bの情報の
ICカード17への記録の停止を指示する記憶制御命令
20bとしての自記圧停止命令20fをデーターターミ
ナル20を用いて設定器側RS232C通信インタフェ
ース21及び設定器側RS232C通信インタフェース
21及びメータ側のRS232C通信インタフェース1
4を介してICカード17に送信してICカード17に
おけるデータ記憶制御をデーターターミナル20側から
テレメトリックに操作できるようになる。その結果、I
Cカード17に記憶されているガス圧値16aの情報を
内包する電文情報18を設定器側RS232C通信イン
タフェース21及びメータ側のRS232C通信インタ
フェース14を介してデーターターミナル20に適宜何
度でも繰り返して読み出して利用できるようになり、I
Cカード17から設定器側RS232C通信インタフェ
ース21及びメータ側のRS232C通信インタフェー
ス14を介してデーターターミナル20に読み出したガ
ス圧値16aの情報を内包する電文情報18をデーター
ターミナル20に読み込ませて集計する処理や電話モデ
ム等を介してテレメトリックにデータ集計を行うなどの
多様かつ簡便なデータ処理ができるようになる。同様の
主旨で、データーターミナル20は、メータ側のRS2
32C通信インタフェース14と設定器側RS232C
通信インタフェース21とを介してICカード17にア
クセス可能であって、ICカード17に記憶されている
給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内の
LPガスの積算量16bの情報の読み出しを指示する記
録読み出し命令20aをICカード17に送信する機能
を有していてもよい。この場合、記録読み出し命令20
aを受信したタイミングで、制御手段16が、給湯器3
2側で使用中の2次側ガス供給配管33B内のLPガス
の積算量16bの情報を用いて電文情報18を作成して
データーターミナル20に返送することになる。これに
より、メータ側のRS232C通信インタフェース14
を用いてデーターターミナル20と通信できるようにな
り、制御手段16を用いてガス圧値16aの情報を内包
する電文情報18を作成してメータ側のRS232C通
信インタフェース14に接続された状態で電文情報18
を設定器側RS232C通信インタフェース21及びメ
ータ側のRS232C通信インタフェース14を介して
データーターミナル20に出力できるようになり、更に
加えて、ICカード17に記憶されている給湯器32側
で使用中の2次側ガス供給配管33B内のLPガスの積
算量16bの情報の読み出しを指示する記録読み出し命
令20aをデーターターミナル20を用いて設定器側R
S232C通信インタフェース21及び設定器側RS2
32C通信インタフェース21及びメータ側のRS23
2C通信インタフェース14を介してICカード17に
送信してICカード17におけるデータ読み込み制御を
データーターミナル20側からテレメトリックに操作で
きるようになり、記録読み出し命令20aを受信したと
きに給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B
内のLPガスの積算量16bの情報を用いた電文情報1
8を制御手段16が作成して設定器側RS232C通信
インタフェース21及び設定器側RS232C通信イン
タフェース21及びメータ側のRS232C通信インタ
フェース14を介してデーターターミナル20に返送す
る通信制御ができるようになる。その結果、ICカード
17に記憶されているガス圧値16aの情報を内包する
電文情報18を設定器側RS232C通信インタフェー
ス21及びメータ側のRS232C通信インタフェース
14を介してデーターターミナル20に適宜何度でも繰
り返して読み出して利用できるようになり、ICカード
17から設定器側RS232C通信インタフェース21
及びメータ側のRS232C通信インタフェース14を
介してデーターターミナル20に読み出したガス圧値1
6aの情報を内包する電文情報18をデーターターミナ
ル20に読み込ませて集計する処理や電話モデム等を介
してテレメトリックにデータ集計を行うなどの多様かつ
簡便なデータ処理ができるようになる。
【0096】次に、図面に基づき、本発明のガス圧検査
方法の一実施形態を説明する。
【0097】図4は、図1の電子ガスメータ10で実行
されるガス圧検査方法における表示処理の一実施形態を
説明するためのフローチャートである。また図5は、図
1の電子ガスメータ10で実行されるガス圧検査方法に
おける自記圧計処理の一実施形態を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0098】本実施形態のガス圧検査方法は、LPガス
遮断弁19よりも下流側(加入者側)に配管されている
2次側ガス供給配管33Bに供給されるLPガスのガス
漏洩等の供給異常を遮断事象として検出してLPガスの
供給を遮断し、また2次側ガス供給配管33Bに供給さ
れるLPガスのガス漏洩等の供給異常が解除(具体的に
は、ガス漏洩箇所の修繕)されたことを検出してLPガ
スの供給を復帰する機能を有し、流量積算工程、ガス圧
計量工程(ステップT4)、表示切り替工程(ステップ
S1)、表示工程(ステップS2,ステップS3)、記
憶工程(ステップT5)、制御工程、外部通信工程を中
心にして論理構成されている。これらの各ステップは前
述の電子ガスメータ10が実行可能なプログラムコード
で記述されている。
【0099】流量積算工程は、流量積算手段11が中心
となって実行する工程であって、給湯器32側で使用中
の2次側ガス供給配管33B内のLPガス流量を測定し
てガス流量信号11aを出力すると同時に、ガス流量信
号11aに基づいて、給湯器32側で使用中の2次側ガ
ス供給配管33B内のLPガスの使用ガス量積算信号1
1bを出力するようなプログラムコードで記述されてい
る。
【0100】ガス圧計量工程(ステップT4)は、圧力
センサ12が中心となって実行する工程であって、給湯
器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内のLP
ガスのガス圧値16aを測定してガス圧信号12aを出
力するプログラムコードで記述されている。
【0101】表示切り替工程(ステップS1)は、トグ
ルスイッチ15が中心となって実行する工程であって、
給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内の
LPガスの積算量16bまたは給湯器32側で使用中の
2次側ガス供給配管33B内のLPガスのガス圧値16
aのいずれか一方の選択的な表示を制御するための表示
切り替信号15aを出力するプログラムコードで記述さ
れている。
【0102】表示工程(ステップS2,ステップS3)
は、液晶ディスプレイ13が中心となって実行する工程
であって、給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管
33B内のLPガスの積算量16bの液晶ディスプレイ
13への表示を指示する表示切り替信号15aを受信す
る工程(ステップS1)を実行したタイミングで使用ガ
ス量積算信号11bに基づいて、給湯器32側で使用中
の2次側ガス供給配管33B内のLPガスの積算量16
bの表示工程(ステップS2)を実行し、また給湯器3
2側で使用中の2次側ガス供給配管33B内のLPガス
のガス圧値16aの液晶ディスプレイ13への表示を指
示する表示切り替信号15aを受信する工程(ステップ
S1)を実行したタイミングでガス圧信号12aに基づ
いて、給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管33
B内のLPガスのガス圧値16aの表示工程(ステップ
S3)を実行するプログラムコードで記述されている。
【0103】記憶工程(ステップT5)は、記憶制御命
令20bを受け取った際(ステップT1)にガス圧信号
12aに基づく給湯器32側で使用中の2次側ガス供給
配管33B内のLPガスのガス圧値16aの情報を所定
の時間間隔でサンプリング(ステップT2→ステップT
3→…→ステップT7)して記録するプログラムコード
で記述されている。
【0104】また記憶工程(ステップT5)において、
記憶制御命令20bに応じて(ステップT1)、ガス圧
信号12aに基づく給湯器32側で使用中の2次側ガス
供給配管33B内のLPガスのガス圧値16aの情報を
所定の時間間隔でサンプリング(ステップT2→ステッ
プT3→…→ステップT7)して記録するためのサンプ
リング時間情報20c(サンプリングタイミング指定1
611)を含む論理構成としている。
【0105】これにより、記憶制御命令20bに応じて
所定の時間間隔でサンプリング(ステップT2→ステッ
プT3→…→ステップT7)するのでガス圧値16aの
情報を必要なデータ密度で記憶工程(ステップT5)に
記憶できるようになり、記憶容量の最適化を図ることが
できるようになり、ICカード17内のメモリの利用効
率の向上を図ることができるようになる。またこのよう
に必要なデータ密度でサンプリングされた十分な情報量
を有する確度の高いガス圧値16aの情報を適宜何度で
も繰り返して読み出して利用できるようになり、記憶工
程(ステップT5)から読み出した十分な情報量を有す
る確度の高いガス圧値16aの情報をパソコンや携帯端
末等の情報処理装置に読み込ませて集計するなどの多彩
なデータ処理ができるようになる結果、自記圧力計やマ
ノメータを用いたガスの使用中の給湯器32の入り口圧
力の測定を省略できるようになる。すなわち、LPガス
容器30から供給されるLPガスの圧力を調整して1次
側ガス供給配管33Aに供給する調整器31の調整圧力
検査や調整器31の閉塞圧力検査の簡便化を図ることが
できるようになり、自記圧力計やマノメータの不具合に
起因するガス圧値16aの測定誤差の発生を回避できる
ようになり、LPガス容器30から供給されるLPガス
の圧力を調整して1次側ガス供給配管33Aに供給する
調整器31の調整圧力検査や給湯器32の入り口圧力検
査中のガス圧値16aの読み取り間違い、前述の関係式
へ測定圧力の数値の入力間違い、または前述の関係式に
対する計算間違い等の可能性を低減できるようになる。
【0106】また記憶工程(ステップT5)において、
記憶制御命令20bが、ガス圧信号12aに基づく給湯
器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内のLP
ガスのガス圧値16aの情報を指定回数だけサンプリン
グして記録するためのサンプリング回数情報20dを含
むデータ構成としている。
【0107】図6は、図1の電子ガスメータ10で実行
されるガス圧検査方法における記録期間を説明するため
のグラフである。図6に示すメモリ可能期間T1−T2
は、ICカード内に記憶するガス圧値16aの情報や使
用ガスの積算量16bの情報を、所定の時間間隔でかつ
指定回数だけサンプリングする期間である。時間間隔と
指定回数とを多くすればその分だけメモリ可能期間T1
−T2は増加することになる。
【0108】このようなデータ構造を有する記憶制御命
令20bによれば、記憶制御命令20bに応じて指定回
数でサンプリング(ステップT2→ステップT4→ステ
ップT5→ステップT6→ステップT2)するのでガス
圧値16aの情報を必要なデータ量で記憶工程(ステッ
プT5)に記憶できるようになり、記憶容量の最適化を
図ることができるようになり、ICカード17内のメモ
リの利用効率の向上を図ることができるようになる。ま
たこのように必要なデータ量でサンプリングされた十分
な情報量を有する確度の高いガス圧値16aの情報を適
宜何度でも繰り返して読み出して利用できるようにな
り、記憶工程(ステップT5)から読み出した十分な情
報量を有する確度の高いガス圧値16aの情報をパソコ
ンや携帯端末等の情報処理装置に読み込ませて集計する
などの多彩なデータ処理ができるようになる結果、自記
圧力計やマノメータを用いたガスの使用中の給湯器32
の入り口圧力の測定を省略できるようになる。すなわ
ち、LPガス容器30から供給されるLPガスの圧力を
調整して1次側ガス供給配管33Aに供給する調整器3
1の調整圧力検査や調整器31の閉塞圧力検査の簡便化
を図ることができるようになり、自記圧力計やマノメー
タの不具合に起因するガス圧値16aの測定誤差の発生
を回避できるようになり、LPガス容器30から供給さ
れるLPガスの圧力を調整して1次側ガス供給配管33
Aに供給する調整器31の調整圧力検査や給湯器32の
入り口圧力検査中のガス圧値16aの読み取り間違い、
前述の関係式へ測定圧力の数値の入力間違い、または前
述の関係式に対する計算間違い等の可能性を低減できる
ようになる。
【0109】制御工程は、制御手段16が中心となって
実行する工程であて、図7に示すようなデータ構造を有
する電文情報18を作成すると同時に、電文情報18を
データーターミナル20に送信するプログラムコードで
記述されている。
【0110】図7は、図1の電子ガスメータ10で実行
されるガス圧検査方法において用いられる電文情報18
のデータ構造の一実施形態を説明するための図である。
【0111】ここで、制御工程における作成される電文
情報18は、記憶工程(ステップT5)に記録されてい
る給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内
のLPガスのガス圧値16aの情報を含むデータ構成と
している。なお、電文情報18には先頭にヘッダSTX
が付加され、後尾にフッタETXが付加されたデータ構
造となっている。
【0112】これにより、メータ側のRS232C通信
インタフェース14を用いてデーターターミナル20と
通信できるようになり、制御工程を実行してガス圧値1
6aの情報を内包する電文情報18を作成してメータ側
のRS232C通信インタフェース14に接続された状
態で電文情報18をメータ側のRS232C通信インタ
フェース14を介してデーターターミナル20に送信で
きるようになる。その結果、自記圧力計やマノメータを
用いたガスの使用中の給湯器32の入り口圧力の測定を
省略できるようになることに加えて、記憶工程(ステッ
プT5)の実行によって記憶されているガス圧値16a
の情報を内包する電文情報18をメータ側のRS232
C通信インタフェース14を介してデーターターミナル
20に適宜何度でも繰り返して読み出して利用できるよ
うになり、記憶工程(ステップT5)からメータ側のR
S232C通信インタフェース14を介してデータータ
ーミナル20に読み出したガス圧値16aの情報を内包
する電文情報18をパソコンや携帯端末等の情報処理装
置に読み込ませて集計する処理や電話モデム等を介して
テレメトリックにデータ集計を行うなどの多様なデータ
処理ができるようになる。すなわち、LPガス容器30
から供給されるLPガスの圧力を調整して1次側ガス供
給配管33Aに供給する調整器31の調整圧力検査や調
整器31の閉塞圧力検査の簡便化を図ることができるよ
うになり、自記圧力計やマノメータの不具合に起因する
ガス圧値16aの測定誤差の発生を回避できるようにな
り、LPガス容器30から供給されるLPガスの圧力を
調整して1次側ガス供給配管33Aに供給する調整器3
1の調整圧力検査や給湯器32の入り口圧力検査中のガ
ス圧値16aの読み取り間違い、前述の関係式へ測定圧
力の数値の入力間違い、または前述の関係式に対する計
算間違い等の可能性を低減できるようになる。
【0113】外部通信工程は、データーターミナル20
が中心となって実行する工程であって、ガス圧信号12
aに基づく給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管
33B内のLPガスのガス圧値16aの情報の記憶工程
(ステップT5)への記録の開始を指示(ステップT1
のYES)する記憶制御命令20bとしての自記圧開始
命令20eまたは給湯器32側で使用中の2次側ガス供
給配管33B内のLPガスのガス圧値16aの情報の記
憶工程(ステップT5)への記録の停止を指示(ステッ
プT1のNO)する記憶制御命令20bとしての自記圧
停止命令20fを記憶工程(ステップT5)が実行され
るICカード17に送信するプログラムコードで記述さ
れている。
【0114】また外部通信工程は、記憶工程(ステップ
T5)の実行に伴ってICカード17に記憶されている
給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内の
LPガスのガス圧値16aの情報の読み出しを指示する
記録読み出し命令20aを記憶工程(ステップT5)が
実行されるICカード17に送信する工程(ステップT
1)を含んでいる。この場合、制御工程は、記録読み出
し命令20aを受信したときに給湯器32側で使用中の
2次側ガス供給配管33B内のLPガスのガス圧値16
aの情報を内包する電文情報18を作成して外部通信工
程に返送する工程を実行することになる。
【0115】このような外部通信工程によれば、ガス圧
信号12aに基づく給湯器32側で使用中の2次側ガス
供給配管33B内のLPガスのガス圧値16aの情報の
記憶工程(ステップT5)への記録の開始を指示(ステ
ップT1のYES)する記憶制御命令20bとしての自
記圧開始命令20eを外部通信工程が記憶工程(ステッ
プT5)が実行されるICカード17に送信できるよう
になり、給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管3
3B内のLPガスのガス圧値16aの情報の記憶工程
(ステップT5)への記録の停止を指示(ステップT1
のNO)する記憶制御命令20bとしての自記圧停止命
令20fを外部通信工程が記憶工程(ステップT5)が
実行されるICカード17に送信できるようになる。こ
のような外部通信工程は、記憶工程(ステップT5)の
実行に伴ってICカード17に記憶されている給湯器3
2側で使用中の2次側ガス供給配管33B内のLPガス
のガス圧値16aの情報の読み出しを指示する記録読み
出し命令20aを記憶工程(ステップT5)が実行され
るICカード17に送信する工程(ステップT1)を実
行できる機能を有するため、この機能の実行を受けて制
御工程が、記録読み出し命令20aを受信したときに給
湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内のL
Pガスのガス圧値16aの情報を内包する電文情報18
を作成して外部通信工程に返送する工程を実行できるよ
うになり、更に加えて、ガス圧信号12aに基づく給湯
器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内のLP
ガスのガス圧値16aの情報の記憶工程(ステップT
5)への記録の開始を指示(ステップT1のYES)す
る記憶制御命令20bとしての自記圧開始命令20eを
外部通信工程を実行して記憶工程(ステップT5)が実
行されるICカード17に送信して記憶工程(ステップ
T5)におけるデータ記憶制御を外部通信工程側からテ
レメトリックに操作できるようになり、同様に、給湯器
32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内のLPガ
スのガス圧値16aの情報の記憶工程(ステップT5)
への記録の停止を指示(ステップT1のNO)する記憶
制御命令20bとしての自記圧停止命令20fをICカ
ード17に送信して記憶工程(ステップT5)における
データ記憶制御を外部通信工程側からテレメトリックに
操作できるようになる。その結果、自記圧力計やマノメ
ータを用いたガスの使用中の給湯器32の入り口圧力の
測定を省略できるようになることに加えて、記憶工程
(ステップT5)の実行に伴ってICカード17に記憶
されているガス圧値16aの情報を内包する電文情報1
8を外部通信工程に適宜何度でも繰り返して読み出して
利用できるようになり、記憶工程(ステップT5)から
外部通信工程に読み出したガス圧値16aの情報を内包
する電文情報18を外部通信工程に読み込ませて集計す
る処理や電話モデム等を介してテレメトリックにデータ
集計を行うなどの多様かつ簡便なデータ処理ができるよ
うになる。すなわち、LPガス容器30から供給される
LPガスの圧力を調整して1次側ガス供給配管33Aに
供給する調整器31の調整圧力検査や調整器31の閉塞
圧力検査の簡便化を図ることができるようになり、自記
圧力計やマノメータの不具合に起因するガス圧値16a
の測定誤差の発生を回避できるようになり、LPガス容
器30から供給されるLPガスの圧力を調整して1次側
ガス供給配管33Aに供給する調整器31の調整圧力検
査や給湯器32の入り口圧力検査中のガス圧値16aの
読み取り間違い、前述の関係式へ測定圧力の数値の入力
間違い、または前述の関係式に対する計算間違い等の可
能性を低減できるようになる。
【0116】なお、外部通信工程は、使用ガス量積算信
号11bに基づく給湯器32側で使用中の2次側ガス供
給配管33B内のLPガスの積算量16bの情報の記憶
工程(ステップT5)への記録の開始を指示(ステップ
T1のYES)する記憶制御命令20bとしての自記圧
開始命令20eまたは給湯器32側で使用中の2次側ガ
ス供給配管33B内のLPガスの積算量16bの情報の
記憶工程(ステップT5)への記録の停止を指示(ステ
ップT1のNO)する記憶制御命令20bとしての自記
圧停止命令20fを記憶工程(ステップT5)が実行さ
れるICカード17に送信する工程、メータ側のRS2
32C通信インタフェース14及び外部通信工程側通信
インタフェースを介して記憶工程(ステップT5)にア
クセス可能であって、記憶工程(ステップT5)の実行
に伴ってICカード17に記憶されている給湯器32側
で使用中の2次側ガス供給配管33B内のLPガスの積
算量16bの情報の読み出しを指示する記録読み出し命
令20aを記憶工程(ステップT5)が実行されるIC
カード17に送信する工程(ステップT1)を含んでい
てもよい。この場合、制御工程は、記録読み出し命令2
0aを受信したときに給湯器32側で使用中の2次側ガ
ス供給配管33B内のLPガスの積算量16bの情報を
用いて電文情報18を作成して外部通信工程に返送する
工程を含むことになる。これにより、ガス圧信号12a
に基づく給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管3
3B内のLPガスの給湯器32側で使用中の2次側ガス
供給配管33B内のLPガスの積算量16bの情報の記
憶工程(ステップT5)への記録の開始を指示(ステッ
プT1のYES)する記憶制御命令20bとしての自記
圧開始命令20eを外部通信工程が記憶工程(ステップ
T5)が実行されるICカード17に送信できるように
なり、給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管33
B内のLPガスの給湯器32側で使用中の2次側ガス供
給配管33B内のLPガスの積算量16bの情報の記憶
工程(ステップT5)への記録の停止を指示(ステップ
T1のNO)する記憶制御命令20bとしての自記圧停
止命令20fをICカード17に送信できるようにな
る。このような外部通信工程は、記憶工程(ステップT
5)の実行に伴ってICカード17に記憶されている給
湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内のL
Pガスの給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管3
3B内のLPガスの積算量16bの情報の読み出しを指
示する記録読み出し命令20aを記憶工程(ステップT
5)が実行されるICカード17に送信する工程(ステ
ップT1)を実行できる機能を有するため、この機能の
実行を受けて制御工程が、記録読み出し命令20aを受
信したときに給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配
管33B内のLPガスの給湯器32側で使用中の2次側
ガス供給配管33B内のLPガスの積算量16bの情報
を用いて電文情報18を作成して外部通信工程に返送す
る工程を実行できるようになり、更に加えて、ガス圧信
号12aに基づく給湯器32側で使用中の2次側ガス供
給配管33B内のLPガスの給湯器32側で使用中の2
次側ガス供給配管33B内のLPガスの積算量16bの
情報の記憶工程(ステップT5)への記録の開始を指示
(ステップT1のYES)する記憶制御命令20bとし
ての自記圧開始命令20eを外部通信工程を実行して記
憶工程(ステップT5)が実行されるICカード17に
送信して記憶工程(ステップT5)におけるデータ記憶
制御を外部通信工程側からテレメトリックに操作できる
ようになり、同様に、給湯器32側で使用中の2次側ガ
ス供給配管33B内のLPガスの給湯器32側で使用中
の2次側ガス供給配管33B内のLPガスの積算量16
bの情報の記憶工程(ステップT5)への記録の停止を
指示(ステップT1のNO)する記憶制御命令20bと
しての自記圧停止命令20fを外部通信工程を実行して
記憶工程(ステップT5)が実行されるICカード17
に送信して記憶工程(ステップT5)におけるデータ記
憶制御を外部通信工程側からテレメトリックに操作でき
るようになる。その結果、自記圧力計やマノメータを用
いたガスの使用中の給湯器32の入り口圧力の測定を省
略できるようになることに加えて、記憶工程(ステップ
T5)の実行に伴ってICカード17に記憶されている
給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内の
LPガスの積算量16bの情報を内包する電文情報18
を外部通信工程に適宜何度でも繰り返して読み出して利
用できるようになり、記憶工程(ステップT5)から外
部通信工程に読み出した給湯器32側で使用中の2次側
ガス供給配管33B内のLPガスの積算量16bの情報
を内包する電文情報18を外部通信工程に読み込ませて
集計する処理や電話モデム等を介してテレメトリックに
データ集計を行うなどの多様かつ簡便なデータ処理がで
きるようになる。
【0117】以上説明したように、ガス圧検査方法によ
れば、LPガス容器30から供給されるLPガスの圧力
を調整して1次側ガス供給配管33Aに供給する調整器
31の調整圧力検査や給湯器32の入り口圧力検査を保
安点検する作業時に、給湯器32側で使用中の2次側ガ
ス供給配管33B内のLPガス流量を測定してガス流量
信号11aを出力すると同時に、ガス流量信号11aに
基づいて、給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管
33B内のLPガスの使用ガス量積算信号11bを流量
積算工程を流量積算手段11において実行して生成し、
給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内の
LPガスのガス圧値16aを測定してガス圧信号12a
をガス圧計量工程(ステップT4)を圧力センサ12に
おいて実行して生成し、給湯器32側で使用中の2次側
ガス供給配管33B内のLPガスの積算量16bまたは
給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管33B内の
LPガスのガス圧値16aのいずれか一方の選択的な表
示を制御するための表示切り替信号15aを表示切り替
工程(ステップS1)を実行して生成し、給湯器32側
で使用中の2次側ガス供給配管33B内のLPガスの積
算量16bの液晶ディスプレイ13への表示を指示する
表示切り替信号15aを受信する工程(ステップS1)
を実行したタイミングで使用ガス量積算信号11bに基
づいて、給湯器32側で使用中の2次側ガス供給配管3
3B内のLPガスの積算量16bの液晶ディスプレイ1
3における表示を表示工程(ステップS2,ステップS
3)が実行し、また給湯器32側で使用中の2次側ガス
供給配管33B内のLPガスのガス圧値16aの液晶デ
ィスプレイ13への表示を指示する表示切り替信号15
aを受信する工程(ステップS1)を実行したタイミン
グでガス圧信号12aに基づいて、給湯器32側で使用
中の2次側ガス供給配管33B内のLPガスのガス圧値
16aの液晶ディスプレイ13における表示を表示工程
(ステップS2,ステップS3)が実行できるようにな
り、更に加えて、メータ側のRS232C通信インタフ
ェース14を用いてデーターターミナル20と通信でき
るようになり、制御工程を実行してガス圧値16aの情
報を内包する電文情報18を作成してメータ側のRS2
32C通信インタフェース14に接続された状態で電文
情報18をメータ側のRS232C通信インタフェース
14を介してデーターターミナル20に送信できるよう
になる。その結果、自記圧力計やマノメータを用いたガ
スの使用中の給湯器32の入り口圧力の測定を省略でき
るようになることに加えて、記憶工程(ステップT5)
の実行に伴ってICカード17に記憶されているガス圧
値16aの情報を内包する電文情報18をメータ側のR
S232C通信インタフェース14を介してデータータ
ーミナル20に適宜何度でも繰り返して読み出して利用
できるようになり、記憶工程(ステップT5)を実行し
てメータ側のRS232C通信インタフェース14を介
してデーターターミナル20に読み出したガス圧値16
aの情報を内包する電文情報18をパソコンや携帯端末
等の情報処理装置に読み込ませて集計する処理や電話モ
デム等を介してテレメトリックにデータ集計を行うなど
の多様なデータ処理ができるようになる。すなわち、L
Pガス容器30から供給されるLPガスの圧力を調整し
て1次側ガス供給配管33Aに供給する調整器31の調
整圧力検査や調整器31の閉塞圧力検査の簡便化を図る
ことができるようになり、自記圧力計やマノメータの不
具合に起因するガス圧値16aの測定誤差の発生を回避
できるようになり、LPガス容器30から供給されるL
Pガスの圧力を調整して1次側ガス供給配管33Aに供
給する調整器31の調整圧力検査や給湯器32の入り口
圧力検査中のガス圧値16aの読み取り間違い、前述の
関係式へ測定圧力の数値の入力間違い、または前述の関
係式に対する計算間違い等の可能性を低減できるように
なる。
【0118】
【発明の効果】請求項記載の発明によれば、調整器の調
整圧力検査や燃焼器の入り口圧力検査を保安点検するに
当たって、使用ガスのガス流量を測定してガス流量信号
を生成すると共に、ガス流量信号に基づいて使用ガスの
使用ガス量積算信号を流量積算手段が生成し、使用ガス
のガス圧値を測定してガス圧信号をガス圧計量手段が生
成し、使用ガスの積算量または使用ガスのガス圧値のい
ずれか一方の表示を選択するための表示切り替信号を表
示切り替スイッチが生成し、使用ガスの積算量の表示を
指示する表示切り替信号を受信した際に使用ガス量積算
信号に基づいて使用ガスの積算量の表示を表示手段が行
い、また使用ガスのガス圧値の表示を指示する表示切り
替信号を受信した際にガス圧信号に基づいて使用ガスの
ガス圧値の表示を表示手段が行うことができるように
【0119】また、メータ側通信インタフェースを用い
て設定器と通信できるようになり、制御手段を用いてガ
ス圧値の情報を内包する電文情報を作成してメータ側通
信インタフェースに接続された状態で電文形態の通信情
報を設定器側通信インタフェース及びメータ側通信イン
タフェースを介して設定器に出力できるようになり、更
に加えて、記憶手段に記憶されているガス圧値の情報
読み出しを指示する記録読み出し命令を設定器を用いて
設定器側通信インタフェース及び設定器側通信インタフ
ェース及びメータ側通信インタフェースを介して記憶手
段に送信して記憶手段におけるデータ読み込み制御を設
定器側からテレメトリックに操作できるようになり、記
録読み出し命令を受信したときに使用ガスのガス圧値の
情報を用いた電文情報を制御手段が作成して設定器側通
信インタフェース及び設定器側通信インタフェース及び
メータ側通信インタフェースを介して設定器に返送する
通信制御ができるようになる。その結果、記憶手段に記
憶されているガス圧値の情報を内包する電文情報を設定
器側通信インタフェース及びメータ側通信インタフェー
スを介して設定器に適宜何度でも繰り返して読み出して
利用できるようになり、記憶手段から設定器側通信イン
タフェース及びメータ側通信インタフェースを介して設
定器に読み出したガス圧値の情報を内包する電文情報を
設定器に読み込ませて集計する処理や電話モデム等を介
してテレメトリックにデータ集計を行うなどの多様かつ
簡便なデータ処理ができるようになる。
【0120】
【0121】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるガス圧検査方法を実行するため
の電子ガスメータの一実施形態を説明するための機能ブ
ロック図である。
【図2】図1の電子ガスメータの具体的な装置構成図で
ある。
【図3】図2の電子ガスメータを用いてガス圧検査方法
を実行する場合のガス配管構成図である。
【図4】図1の電子ガスメータで実行されるガス圧検査
方法における表示処理の一実施形態を説明するためのフ
ローチャートである。
【図5】図1の電子ガスメータで実行されるガス圧検査
方法における自記圧計処理の一実施形態を説明するため
のフローチャートである。
【図6】図1の電子ガスメータ10で実行されるガス圧
検査方法における記録期間を説明するためのグラフであ
る。
【図7】図1の電子ガスメータで実行されるガス圧検査
方法において用いられる電文情報のデータ構造の一実施
形態を説明するための図である。
【図8】従来の電子ガスメータを用いてガス圧検査方法
を実行する場合のガス配管構成図である。
【符号の説明】
10…電子ガスメータ 11…流量積算手段 11a…ガス流量信号 11b…使用ガス量積算信号 12…ガス圧計量手段 12a…ガス圧信号 13…表示手段 14…メータ側通信インタフェース 15…表示切り替スイッチ 15a…表示切り替信号 16…制御手段 16a…ガス圧値 16b…使用ガスの積算量 17…記憶手段 18…電文情報 19…ガス遮断弁 20…設定器 20a…記録読み出し命令 20b…記憶制御命令 20c…サンプリング時間情報 20d…サンプリング回数情報 20e…自記圧開始命令 20f…自記圧停止命令 21…設定器側通信インタフェース

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用ガスのガス流量を測定してガス流量
    信号を生成すると共に、前記ガス流量信号に基づいて使
    用ガスの使用ガス量積算信号を生成する流量積算手段
    と、 使用ガスのガス圧値を測定してガス圧信号を生成するガ
    ス圧計量手段と、 使用ガスの積算量または使用ガスのガス圧値のいずれか
    一方の表示を選択するための表示切り替信号を生成する
    表示切り替スイッチと、 前記使用ガスの積算量の表示を指示する表示切り替信号
    を受信した際に前記使用ガス量積算信号に基づいて使用
    ガスの積算量の表示を行い、また前記使用ガスのガス圧
    値の表示を指示する表示切り替信号を受信した際に前記
    ガス圧信号に基づいて使用ガスのガス圧値の表示を行う
    表示手段と、 所定の記憶制御命令を受け取った際に前記ガス圧信号に
    基づいて使用ガスのガス圧値の情報を記録する記憶手段
    と、 前記記憶手段にアクセス可能に設定器の設定器側通信イ
    ンタフェースが接続可能なメータ側通信インタフェース
    と、 電文情報を作成すると共に、前記メータ側通信インタフ
    ェースを介して接続された状態で前記設定器側通信イン
    タフェースと通信可能であって、当該電文形態の通信情
    報を前記メータ側通信インタフェースを介して設定器に
    出力する制御手段とを有し、 前記メータ側通信インタフェース及び前記設定器側通信
    インタフェースを介して前記設定器が前記記憶手段にア
    クセスして送信する、当該記憶手段に記憶されている前
    記使用ガスのガス圧値の情報の読み出しを指示する記録
    読み出し命令を当該記憶手段が受信し、当該記録読み出
    し命令を受信したときに、前記制御手段が、当該使用ガ
    スのガス圧値の情報を用いて前記電文情報を作成して当
    該設定器に返送するように構成されている ことを特徴と
    する電子ガスメータ。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、前記記憶手段への記録
    の開始を指示する前記記憶制御命令としての自記圧開始
    命令または前記使用ガスのガス圧値の情報の前記記憶手
    段への記録の停止を指示する前記記憶制御命令としての
    自記圧停止命 令を当該設定器側通信インタフェース及び
    当該メータ側通信インタフェースを介して受信した際に
    前記ガス圧信号に基づいて使用ガスのガス圧値の情報を
    記録することを特徴とする請求項1記載の電子ガスメー
    タ。
JP28724297A 1997-10-20 1997-10-20 電子ガスメータ Expired - Fee Related JP3440780B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28724297A JP3440780B2 (ja) 1997-10-20 1997-10-20 電子ガスメータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28724297A JP3440780B2 (ja) 1997-10-20 1997-10-20 電子ガスメータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11118573A JPH11118573A (ja) 1999-04-30
JP3440780B2 true JP3440780B2 (ja) 2003-08-25

Family

ID=17714881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28724297A Expired - Fee Related JP3440780B2 (ja) 1997-10-20 1997-10-20 電子ガスメータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3440780B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002071421A (ja) * 2000-06-12 2002-03-08 Ricoh Elemex Corp ガス流量の積算装置、ガスメータ、ハンディターミナル、ガス管理センタ、及びガス管理システム
JP2009276235A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Yazaki Corp ガス遮断装置、および、ガス遮断システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11118573A (ja) 1999-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4589601B2 (ja) ガス搬送システムのデータ管理システム及び方法
US8250932B2 (en) Gas meter and gas security system
EP2029975B1 (en) A method and an apparatus for operating an electromagnetic valve associated to a gas meter
JP3579976B2 (ja) 配管漏洩監視装置
JP4836115B2 (ja) ガス計量システム
US20110004353A1 (en) Gas meter and gas safety system
JP2002107198A (ja) ガスメータ、統括機器およびガス計量監視システム
CN109062167B (zh) 一种能源监测方法、装置和系统
EP2177884B1 (en) Flow rate measuring apparatus and flow rate measuring method
JP3440780B2 (ja) 電子ガスメータ
JP3525994B2 (ja) メータ種別識別機能を有するメータ用設定器
JP4278722B2 (ja) ガス遮断装置
JP3257483B2 (ja) ガスメータ
KR20200074740A (ko) 산소농도분석기의 원격 고장진단 시스템 및 방법
EP2579006B1 (en) Gas shut-off device
CN111024168A (zh) 用于超声波检测计量装置的防盗气系统及气体超声流量计
JP2000065672A (ja) ガス漏洩検知装置
JP3078984B2 (ja) ガス検針器
JP4558857B2 (ja) ガス流路遮断装置およびプログラム記録媒体
JP4722267B2 (ja) ガス遮断装置
JPH0520568A (ja) ガス安全保障装置
JP7433057B2 (ja) ガスメータ及び管理システム
JPH04164220A (ja) ガス圧力異常検知装置
US20230168117A1 (en) Apparatus for the delivery of gas to a user
JPH0869594A (ja) メータ検針装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030527

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080620

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees