JP7433057B2 - ガスメータ及び管理システム - Google Patents
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Description
かかるガスメータの従来例として、積算値を表すバーコード(コード化画像)を表示部に表示して、ガス使用量を検針する検針員が、端末器にてバーコード(コード化画像)を読取ることにより、検針員の作業負担を軽減するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
ちなみに、記録した情報を管理センターに届ける際には、例えば、管理センターの管理制御部(コンピュータ)に対してキーボード操作等により、手作業で入力することが行われることになる。
ちなみに、設置開始指令や設置完了指令は、ガスメータに接続した設定器やガスメータが備えている遮断復帰用の復帰スイッチ等を用いて指令することができる。
尚、設置用コード化画像としては、二次元コード(例えば、QRコード(登録商標、以下同じ))を適用することができる。
前記ガスメータ設置モードにおいて、前記復帰スイッチが、前記設置開始指令及び前記設置完了指令を指令するように構成されている点にある。
そして、遮断弁の遮断状態において、ガスメータからのガスが供給される機器類やガスを供給する配管類等を点検した後に、復帰スイッチを操作して復帰指令を指令することにより、遮断弁を開くことができる。
つまり、ガスメータに設定器を接続して、当該設定器を用いて、設置開始指令及び設置完了指令を指令することもできるが、既設の復帰スイッチを用いることにより、設置開始指令及び設置完了指令を簡便に指令できる。
前記表示制御部が、前記ガスメータ設置モードにおいて、前記表示制御部に前記設置完了指令が指令される毎に、その指令時点の前記設置用コード化画像を表示するように構成されている点にある。
前記端末器に、ガス漏洩の有無を判定する漏洩判定部が備えられ、
前記漏洩判定部が、前記ガスメータ設置モードにおいて、先に前記読取部にて読み取られた前記設置用コード化画像に表示された前記設置後圧力値と、その後前記読取部にて読み取られた前記設置用コード化画像に表示された前記設置後圧力値との差により、ガス漏洩の有無を判定して、その判定結果を前記端末側表示部に表示するように構成されている点にある。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(ガスメータの全体構成)
図1に示すように、ガスメータGMは、ガス供給口1及びガス排出口2を有するケーシングCを備え、ケーシングCの内部には、ガス供給口1からガス排出口2に至るガス通路(図示せず)が設けられ、ケーシングCの前面部には、液晶式の表示部Mが設けられている。
そして、流量センサ3にて検出されるガス流量の積算値Sが求められて、当該積算値Sが表示部Mに表示されるように構成されている。
そして、感震センサ6(図2参照)にて設定強度以上の振動が検出された場合、あるいは、圧力センサ4にてガス通路の内部圧が異常に低くなることが検出される場合等の異常状態が判定されると、遮断弁5が閉じ制御(遮断制御)されるように構成されている。
そして、スマートフォン、タブレット等の携帯式の端末器T(図3参照)が、表示部Mに表示されたコード化画像Zを読み取るように構成されている。
つまり、ガスメータGMと端末器Tとから管理システムが構成されている。
図2に示すように、ケーシングCの内部には、ガスメータGMの作動を制御する制御部H及び記憶部7が設けられている。
記憶部7には、ガスメータGMの製造番号や設置場所番号等のガスメータ識別管理情報が予め記憶されている。
制御部Hが、流量センサ3にて検出されるガス流量の積算値Sを求める積算値演算部8、当該積算値演算部8にて求められた積算値Sを表示させる等、表示部Mの表示を制御する表示制御部9、上述の異常状態を判定する異常判定部10、当該異常判定部10の判定結果に基づいて遮断弁5を閉じ制御(遮断制御)する弁制御部11として機能するように構成されている。
尚、弁制御部11は、復帰指令が指令された際に、圧力センサ4にて検出される圧力値が正常範囲の場合には、遮断弁5を開き制御し、圧力センサ4にて検出される圧力値が正常範囲よりも低い等の異常の場合には、遮断弁5を閉じ状態(遮断状態)に維持するように構成されている。
本実施形態においては、ガス使用モード及びガスメータ設置モードのいずれにおいても、表示制御部9が積算値Sを表示部Mに表示させるように構成されている。
また、ガス使用モードにおいて、弁制御部11が遮断弁5の開閉制御を実行するように構成されている。
ちなみに、図1に示すように、表示部Mにはモード表示域Bが設けられており、ガスメータ設置モードにおいては、「N」が表示され、ガス使用モードにおいては、図示を省略するが、「D」が表示されるように構成されている。
また、ガス使用モードにおいては、図示は省略するが、表示部Mに、コード化画像Zとして、積算値S及びガスメータ識別管理情報を含む検針用コード化画像が表示されるように構成されている。つまり、検針員が検針用コード化画像を携帯する検針用端末にて読み取ることにより、検針作業を行える。
制御部Hが、表示部Mに表示するコード化画像Zとして、ガスメータ設置時の設置用情報を含む設置用コード化画像Zsを作成するコード化画像生成部13、設置用情報を取得する設置用情報取得部14として機能するように構成されている。
コード化画像生成部13が、設置用情報取得部14にて取得された設置前積算値、設置後積算値、設置後圧力値、及び、記憶部7に記憶されたガスメータ識別管理情報を用いて設置用コード化画像Zsを作成するように構成されている。
尚、本実施形態においては、上述の如く、ガスメータ設置モードにおいても、積算値Sが表示部Mに表示されるように構成されている。
つまり、ガスメータ設置モードにおいて、最初に、復帰スイッチWを、長押しすることなく、短く押し操作(1秒程度押し操作)することにより、設置開始指令が指令され、その後、復帰スイッチWを、長押しすることなく、再び短く押し操作することにより、設置完了指令が指令されるように構成されている。
つまり、ガスメータ設置モードにおいて、復帰スイッチWを、長押しすることなく、短く押し操作することが、複数回行われると、その押し操作毎に、設置完了指令が指令されて、コード化画像生成部13が、設置完了指令が指令される毎に、その指令時点の設置後圧力値を含む設置用コード化画像Zsを作成することになる。
図3に示すように、端末器Tは、表示部Mに表示されたコード化画像Zを読み取る読取部16、端末側表示部17、端末側制御部D、各種情報を入力する入力部18を備えている。
端末側制御部Dが、コード化画像Zを解析して設置用情報に変換するコード変換部19、当該コード変換部19の変換結果を利用して漏洩を判定する漏洩判定部20、コード変換部19にて変換された設置用情報や漏洩判定部20の判定結果等を端末側表示部17に表示させる端末表示制御部21、コード変換部19にて変換された設置用情報や漏洩判定部20の判定結果等を記憶する端末記憶部22、当該端末記憶部22に記憶された情報を管理センターの制御部(コンピュータ)に送信する通信制御部23として機能するように構成されている。
このアプリケーションソフトは、コード変換部19にて変換された設置用情報を端末側表示部17に表示させること、漏洩判定部20にてガス漏洩の有無を判定して、その判定結果を端末側表示部17に表示させること、コード変換部19にて変換された設置用情報やガス漏洩の有無の判定結果を端末記憶部22に記憶させること、端末記憶部22に記憶されている情報を管理センターの制御部(コンピュータ)に送信すること等の各種制御作動を、入力部18の入力指令に基づいて実行するソフトウェアである。
そして、その差が設定値以上であるときには、ガス漏洩が有ると判定され、その差が設定値未満であるときには、ガス漏洩が無いと判定されることになる。
次に別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態においては、端末器Tにてガス漏洩の有無を判定する形態の管理システムを例示したが、ガス漏洩の有無の判定を行わずに、読取部16にて読み取られた設置用コード化画像Zsを管理センターの制御部(コンピュータ)に送信する形態の管理システムを構成する形態で実施してもよい。
例えば、メンテナンスを行う際に、メンテナンス要員等により、メンテナンス用内部情報の表示指令が指令されると、メンテナンス用内部情報をコード化画像Zとして表示させるようにしてもよい。
メンテナンス用内部情報とは、積算値、ガスメータ識別管理情報、漏洩遮断情報、感震遮断情報、口火登録情報等の各種登録情報等を含む情報である。
そして、端末器Tの漏洩判定部20にて、ガス漏洩の有無を判定させるようにしてもよい。
交換用内部情報とは、積算値、ガスメータ識別管理情報、口火登録情報等の各種登録情報等を含む情報である。
4 圧力センサ
7 記憶部
8 積算値演算部
9 表示制御部
11 弁制御部
12 モード設定部
13 コード化画像生成部
14 設置用情報取得部
16 読取部
20 漏洩判定部
S 積算値
T 端末器
W 復帰スイッチ
Z コード化画像
Zs 設置用コード化画像
Claims (4)
- 流量センサにて検出されるガス流量の積算値を求める積算値演算部と、前記積算値を表示部に表示する表示制御部と、供給するガスの圧力値を検出する圧力センサとが備えられたガスメータであって、
前記表示部に表示するコード化画像として、ガスメータ設置時の設置用情報を含む設置用コード化画像を作成するコード化画像生成部、前記設置用情報を取得する設置用情報取得部、及び、ガスメータ識別管理情報を記憶する記憶部が備えられ、
前記積算値を前記表示部に表示するガス使用モードとガスメータ設置モードとに切換え自在なモード設定部が設けられ、
前記設置用情報として、ガスメータ設置前の前記積算値である設置前積算値、ガスメータ設置後の前記積算値である設置後積算値、ガスメータ設置後において前記圧力センサにて検出されている前記圧力値である設置後圧力値、及び、ガスメータ識別管理情報が含まれ、
前記設置用情報取得部が、前記ガスメータ設置モードにおいて、前記設置用情報取得部に設置開始指令が指令されると、ガスメータ設置前の前記積算値を前記設置前積算値として取得し、前記設置用情報取得部に設置完了指令が指令されると、ガスメータ設置後の前記積算値を前記設置後積算値として取得しかつガスメータ設置後の前記圧力値を前記設置後圧力値として取得するように構成され、
前記コード化画像生成部が、前記ガスメータ設置モードにおいて、前記設置用情報取得部にて取得された前記設置前積算値、前記設置後積算値、前記設置後圧力値、及び、前記記憶部に記憶された前記ガスメータ識別管理情報を用いて前記設置用コード化画像を作成するように構成され、
前記表示制御部が、前記ガスメータ設置モードにおいて、前記設置用コード化画像を前記表示部に表示するように構成されているガスメータ。 - 前記ガス使用モードにおいて、ガス供給遮断用の遮断弁を異常状態の検出に伴って遮断し且つ復帰スイッチによる復帰指令に基づいて前記遮断弁を開く弁制御部が設けられ、
前記ガスメータ設置モードにおいて、前記復帰スイッチが、前記設置開始指令及び前記設置完了指令を指令するように構成されている請求項1に記載のガスメータ。 - 前記設置用情報取得部が、前記ガスメータ設置モードにおいて、前記設置用情報取得部に前記設置完了指令が指令される毎に、その指令時点の前記圧力値を前記設置後圧力値として取得し、かつ、前記コード化画像生成部が、前記コード化画像生成部に前記設置完了指令が指令される毎に、その指令時点の前記設置後圧力値を含む前記設置用コード化画像を作成するように構成され、
前記表示制御部が、前記ガスメータ設置モードにおいて、前記表示制御部に前記設置完了指令が指令される毎に、その指令時点の前記設置用コード化画像を表示するように構成されている請求項2に記載のガスメータ。 - 請求項3に記載のガスメータと、前記表示部に表示された前記コード化画像を読み取る読取部及び端末側表示部を備えた端末器とからなる管理システムであって、
前記端末器に、ガス漏洩の有無を判定する漏洩判定部が備えられ、
前記漏洩判定部が、前記ガスメータ設置モードにおいて、先に前記読取部にて読み取られた前記設置用コード化画像に表示された前記設置後圧力値と、その後前記読取部にて読み取られた前記設置用コード化画像に表示された前記設置後圧力値との差により、ガス漏洩の有無を判定して、その判定結果を前記端末側表示部に表示するように構成されている管理システム。
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