JP5013958B2 - 電子式ガスメータ - Google Patents

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本発明は、電子式ガスメータに関し、特に、流量計測用機種及び漏洩検知用機種に係る機能プログラムを複数種類の機能プログラムの中から選択して実行することにより、同一筐体を用いて流量計測用機種又は漏洩検知用機種として選択的に機能する電子式ガスメータに関するものである。
例えば、マンション等の集合住宅にガスを供給するガス供給設備は、図6に示すように構成されている。図6において、ガス容器等のガス供給源101とマンション102のガス取り入れ口103とはガス供給管104で接続されている。ガス供給管104は、ガス供給源101側の元圧力調整器105から第1圧力調整器106を介してマンション102全体に供給するガス量を積算する第1ガスメータ107までの間に設けられる第1供給管104aと、第1ガスメータ107とガス取り入れ口103との間に設けられる第2供給管104bと、を有している。また、ガス取り入れ口103には各階別にバルブ108,109が設けられており、マンション102内の各住宅にはそれぞれバルブ110及び個別ガスメータ111を介して配管112によりガス消費設備113にガスが供給される。
第1供給管104aには第1圧力調整器106の入口側と出口側を接続するバイパス流路114が設けられている。このバイパス流路114には、入口側から順次バルブ115、第2圧力調整器116、微少漏洩検出用の第2ガスメータ117及びバルブ118が設けられている。第2圧力調整器116の調整圧力は第1圧力調整器106の調整圧力よりも高く設定されており、第2ガスメータ117は微少漏洩検知を監視し、漏洩を検知したときに警報を行う。
上述した第1ガスメータ107及び個別ガスメータ111は流用計測用機種、第2ガスメータ117は漏洩検知用機種として区別されているが、筐体等のハードウェア構成は同一構成であることから、ガスメータのコストダウンを図るために、それらの機種をソフトウェアにより区別してハードウェア構成を共通化することが検討されている。
そして、特許文献1に示す電子式ガスメータは、ガスメータに接続される器具にて使用されうるガス種を含むデータを予め記憶しておき、指定されたガス種に適合するように、保安及び流量計測に係るソフトウェアを容易に設定変更するための技術思想が記載されている。
特開2006−242642号公報
同一筐体を用いた従来のガスメータを流量計測用機種又は漏洩検知用機種として選択的に設定する方法は、まず、ガスメータにハンディターミナル(H/T)を通信可能にケーブル等を介して接続する。なお、H/Tは、周知であるように、各種情報を表示する表示部、各種情報を入力させる操作部等を有している。
H/Tは、その表示部に各種制御コードを入力させるための入力画面を表示し、該表示に応じて作業者等によって操作部を介して入力された制御コードを電子式ガスメータに送信する。このような一連の設定処理を設定項目数分だけ繰り返すことで、ガスメータは、制御コードに基づいて流量計測用機種又は漏洩検知用機種に係るソフトウェアを設定変更している。
このように従来のガスメータは、設定項目数分だけ制御コードの入力設定作業が必要であり、機能を個々に設定するための工数及び設定時間がかかるため、ハードウェア構成を共通化できてもコストダウンには限界があった。また、漏洩検知用機種は特殊であり、流量計測用機種の機能を一部停止したり、一部機能を保有するものと規定されているが、ガスメータにハンディターミナル等を接続して人的に設定作業を行う場合、誤設定が生じると、本来機能してはならない機能が誤って設定されたり、機能すべき機能が設定されない等の設定不良による不具合が生じる可能性があった。そして、このような不具合が発生すると、設定項目を人的に確認して誤設定を確認する必要があり、設定作業における工数増加の原因となっていた。
よって本発明は、上述した現状に鑑み、流量計測用機種又は漏洩検知用機種の一括設定を可能として誤設定の防止及びコストダウンに貢献することができる電子式ガスメータを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の電子式ガスメータは、図1の基本構成図に示すように、流量計測用機種及び漏洩検知用機種に係る複数種類の機能プログラムを記憶する機能プログラム記憶手段11bと、外部から入力される複数の制御データに基づいて、前記機能プログラム記憶手段11bが記憶している複数種類の機能プログラムの中から前記流量計測用機種又は漏洩検知用機種に対応した機能プログラムを選択する選択手段11a1と、前記選択手段11a1が選択した機能プログラムを実行する機能プログラム実行手段11a2と、を有し、同一筐体を用いて前記流量計測用機種又は漏洩検知用機種として選択的に機能する電子式ガスメータ1において、前記複数の制御データを一体に有する電文情報を取得する電文情報取得手段11a3を有し、前記選択手段11a1は、前記電文情報取得手段11a3が取得した電文情報の複数の制御データに基づいて前記機能プログラムを選択する手段であることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1に記載の電子式ガスメータにおいて、前記選択手段11a1による機能プログラムの選択完了を示す完了情報を記憶する完了情報記憶手段12を有し、前記選択手段11a1は、前記完了情報記憶手段12が完了情報を記憶していないときにのみ前記機能プログラムを選択する手段であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1又は2に記載の電子式ガスメータにおいて、前記流量計測用機種に関する情報を表示する計測用表示部17aと前記漏洩検知用機種に関する情報を表示する漏洩用表示部17bとからなる表示手段17を有し、前記機能プログラム実行手段11a2が前記流量計測用機種に対応した機能プログラムを実行したときは前記計測用表示部17aに情報を表示させ、且つ、前記漏洩検知用機種に対応した機能プログラムを実行したときは前記漏洩用表示部17bに情報を表示させる手段であるとを特徴とする。
以上説明したように請求項1に記載した本発明の電子式ガスメータによれば、複数の制御データを一体に有する電文情報を取得し、当該複数の制御データに基づいて複数種類の機能プログラムの中から流量計測用機種又は漏洩検知用機種に対応した機能プログラムを選択するようにしたことから、複数の制御データを一括して取得できるため、流量計測用機種又は漏洩検知用機種にかかる設定時間の短縮及び設定作業の簡単化を図ることができる。また、作業者等が流量計測用機種又は漏洩検知用機種にかかる設定項目を設定する必要がなくなるので、誤設定を防止することができる。従って、筐体等のハードウェアの共通化によるコストダウンに加え、流量計測用機種又は漏洩検知用機種を一括設定できるため、組み立て工数の減少等による電子式ガスメータのソフトウェアにかかるコストダウンに貢献することができる。
請求項2に記載した本発明の電子式ガスメータによれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、機能プログラムの選択完了に応じて完了情報を記憶し、該完了情報を記憶していないときにのみ機能プログラムの選択を行うようにしたことから、一度設定したら二度と設定を変更することができないため、流量計測用機種又は漏洩検知用機種を同一筐体で選択的に機能させる場合でも、誤って機種が切り替えられることを防止できる。従って、機能すべき機種として電子式ガスメータを確実に動作させることができるため、機種を区別するための専用部品を用いる必要がなくなり、より一層のコストダウンに貢献することができる。
請求項3に記載した本発明の電子式ガスメータによれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、計測用表示部と漏洩用表示部とからなる表示手段を設け、流量計測用機種に対応した機能プログラムを実行したときは少なくとも計測用表示部に情報を表示し、また、漏洩検知用機種に対応した機能プログラムを実行したときは計測用表示部には情報を表示せずに漏洩用表示部にのみ情報を表示するようにしたことから、従来のように流量計測用機種として誤使用されないための検針値マスクシール、機種を識別するためのシール等の追加部品を排除することができるため、より一層のコストダウンに貢献することができる。
以下、本発明に係る電子式ガスメータの一実施形態を、図2〜図5の図面を参照して以下に説明する。
図2において、電子式ガスメータ(以下ガスメータともいう)1は、流量計測用機種と漏洩検知用機種を同一の筐体10をして任意に設定することが可能な構成となっている。そして、ガスメータ1は、正面から見ると、筐体10の上部左側に流入口10a、上部右側に流出口10bが形成されている。そして、正面左側には操作部(復帰ボタン)15、正面中央部には表示部17が配置されている。
ガスメータ1は、上述した公知であるハンディターミナル(H/T)5が通信可能に後述する端子台16を介して接続され、該H/T5から電文情報等の各種情報を受信する。なお、H/T5との通信に関しては、有線又は無線による通信とするなど種々異なる実施形態とすることができる。
ガスメータ1は、図3に示すように、予め定められたプログラムに従って動作するマイクロプロセッサ(MPU)11と、メモリ部12と、流量センサ13と、遮断部14と、操作部15と、端子台16と、表示部17と、を有している。
MPU11は、周知のように、予め定めたプログラムに従って各種の処理や制御などを行う中央演算処理装置(CPU)11a、CPU11aのためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROM11b、各種のデータを格納するとともにCPU11aの処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM11c等を有して構成している。
ROM11bは、CPU11aを請求項中の選択手段、機能プログラム実行手段、及び電文情報取得手段等の各種機種として機能させるためのプログラムを記憶している。また、ROM11bは、請求項中の機能プログラム記憶手段として機能しており、流量計測用機種及び漏洩検知用機種に係る複数種類の機能プログラムを記憶している。そして、電子式ガスメータ1において、漏洩検知用機種は特殊であり、流量計測用機種の機能の一部を停止したもの、または、一部を保有したものと規定されていることから、該機能プログラムとしては、流量計測用機種に対応した複数の流量計測用機能プログラムと、漏洩検知用機種に対応した複数の漏洩検知用機能プログラムと、流量計測用機種及び漏洩検知用機種の双方で共通に用いられる共通機能プログラムと、に区分して記憶しておくことで、該当する機種に応じた機能プログラムを任意に選択できる構成となっている。
例えば、ガスメータ1は、漏洩検知用機種としてガスメータ1を機能させる場合、流量計測用機種に対応した使用時間遮断、感震器遮断、圧力式微少漏洩、口火登録等の機能を停止し、電池電圧低下警告、流量式微少漏洩警告、圧力異常警告(オプション)、通信機能(オプション)等の機能を共有することになる。
メモリ部12は、前記電池からの電力供給が断たれた場合でも、格納された各種データの保持が可能であり、CPU11aの処理作業に必要な各種格納エリアを有する電気的消去/書き換え可能な読み出し専用のメモリ(EEPROM)等が用いられる。メモリ部12は、請求項中の完了情報記憶手段として機能しており、生産工程で一度設定したら二度と変更できなくするために、機能プログラムの選択完了を示す完了情報を設定完了後に記憶する記憶領域を有している。
流量センサ13は、例えば、ガス流路に配設された一対の超音波振動子から構成され、センサ回路部(図示せず)を介してMPU11に接続される。そして、MPU11は、公知のように、流量センサ14の一対の超音波振動子間の超音波信号伝搬時間に基づいて、ガス流路を通過するガスの流速、流量を算出する。なお、流量センサ14については、流量センサがガスメータ10の内部の可動部(膜)の動きに応じて流量信号を発生し、該流量信号をデジタル変換してMPU11に出力したり、フローセンサを用いたりするなど種々異なる実施形態とすることができる。
遮断部14は、図示しないが、弁体と該弁体を駆動する駆動回路とを有し、MPU11から遮断信号が入力されると、ガス流路に設けた弁座を弁体で遮断するように駆動することでガス流路を遮断する供給停止状態となる。また、MPU11から復帰信号が入力されると、弁体が弁座を開放するように駆動することでガス流路を開放する供給可能状態となる。
操作部15は、図2に示すように、筐体10の正面左側に設けられた復帰ボタンを有している。操作部15は、基本的に、ガスの使用状態が異常になった場合に遮断部14の遮断弁が作動した後、異常状態が解除された際に、この遮断弁を通常状態に復帰させるとき等に操作されるものである。
端子台16は、電子式ガスメータ1の外部にある種々の外部機器がケーブル6を介して電気的に接続される。端子台16は、MPU11と接続された外部機器との間で各種信号の授受を行うためのインタフェース回路を有している。そして、端子台16にH/T5が接続されると、端子台16は、MPU11から入力される各種電文を示す信号をH/T5に送信すると共に、H/T5から受信した信号が示す電文をMPU11に出力する。
表示部17は、例えば公知のLCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ)等が用いられる。表示部17は、図2に示すように、積算されたガス使用量(検針値)等の流量計測用機種に関する情報のみを表示する計測用表示部17aと、瞬時流量、圧力値、警報内容等の漏洩検知用機種及び流量計測用機種に関する情報のみを表示する漏洩用表示部17bとからなる。
表示部17は、MPU11によって制御される。具体的には、MPU11は流量計測用機種に対応した機能プログラムを実行しているときは計測用表示部17aにのみ流量計測に関する情報を表示させ、且つ、異常の検出に応じて当該警報内容を漏洩用表示部17bに表示させる。また、漏洩検知用機種に対応した機能プログラムを実行しているときは漏洩用表示部17bにのみ情報を表示させる。
このように計測用表示部17aと漏洩用表示部17bを設けても、機種に対応した表示エリアのみに表示対象を表示するため、従来のように機種に対応しない表示エリアをマスクシール等で隠す専用部品を不要とすることができる。よって、従来のガスメータが抱えていた、筐体等のハードウェアを共通化することで部品点数を減らして管理工数を削減できても、専用部品を追加する必要があり且つ機能を個々に設定するための工数がかかることによるコストアップの要因を本発明によって排除することができる。
なお、本実施形態では、電子式ガスメータ10が流量計測用機種の場合、計測用表示部17a及び漏洩用表示部17bに情報を表示し、漏洩検知用機種の場合、漏洩用表示部17bにのみ情報を表示する実施形態について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、流量計測用機種の場合は計測用表示部17aのみ、漏洩検知用機種の場合は漏洩用表示部17bのみに表示するなど種々異なる実施形態とすることができる。また、表示部17の計測用表示部17a及び漏洩用表示部17bは、表示部17の全ての表示領域を、例えば、上下に分割した分割領域、任意に設定した部分領域等の任意の領域として設定するなど種々異なる実施形態とすることができる。
次に、図4は電子式ガスメータ1で受信する機種設定用の電文情報の一例を示している。電文情報Dは、先頭にヘッダSTXが付加され、後尾にフッタETXと誤り検出符号BCCが付加されており、ヘッダSTXとフッタETXとの間には管理データD1と複数の制御データD2を一体に有するデータ構造となっている。
管理データD1は、識別データ、パスワード、事業体データ、機種識別データ等の各種データを有している。制御データD2の各々は、任意に割り振られた各種設定項目に設定すべき設定値を有している。例えば、口火登録機能停止、使用時間遮断無段階自動設定、合計・増加流量遮断区分無段階自動設定、流量確認遮断あり、リセット要求機能あり、ガス使用量変更通報、不在確認通報、自動設定機能、圧力式微少漏洩機能あり等の設定項目に対応した設定値を有している。
次に、上述したCPU11aが実行する機種設定処理の一例を、図5に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
CPU11aによって図5に示す機種設定処理が実行されることで、ステップS11において、メモリ部12の完了情報の有無等に基づいて、設定可能状態であるか否かが判定される。なお、本実施形態では、設定可能状態を機種設定が終了したか否かに基づいて判定する場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、電源投入後(リセットを含む)テスト遮断入力までの間など任意に設定することができる。
ステップS11で設定可能状態ではないと判定された場合(S11でN)、ステップS16に進む。一方、設定可能状態であると判定された場合(S11でY)、ステップS12において、端子台16を介して設定用の電文情報Dを受信しているか否かが判定される。電文情報Dを受信していないと判定された場合(S12でN)、ステップS16に進む。一方、電文情報Dを受信していると判定された場合(S12でY)、ステップS13に進む。
ステップS13(電文情報取得手段)において、端子台16から電文情報Dが取得されてメモリ部12に記憶され、該電文情報Dから複数の制御データD2が抽出されてRAM11cに記憶され、その後ステップS14に進む。
ステップS14(選択手段)において、一括設定処理が実行され、RAM11cの複数の制御データD2に基づいて各種設定項目が設定され、流量計測用機種又は漏洩検知用機種が特定されることで、ROM11bに記憶している複数の漏洩検知用機能プログラム又は複数の漏洩検知用機能プログラムの何れかが実行すべき機能プログラムとして選択され、その後ステップS15に進む。なお、機能プログラムの選択方法については、制御データD2で実行すべき機能プログラムを指定するなど種々異なる実施形態とすることができる。
ステップS15において、機種設定が完了したことを通知するための設定完了電文が生成され、端子台16を介してH/T5に送信されることで、H/T5の表示部に機能設定の完了を通知する画面を表示させ、その後ステップS16に進む。
ステップS16において、終了要求を受けたか否かが判定される。終了要求を受けていないと判定された場合(S16でN)、ステップS11に戻り、一連の処理が繰り返される。一方、終了要求を受けたと判定された場合(S16でY)、処理を終了する。
次に、上述した電子式ガスメータ1の機種設定を行う場合の動作(作用)の一例を以下に説明する。
生産された電子式ガスメータ1の設定を行う場合、工場の生産工程、設置場所等で端子台16にケーブル6を介して通信可能にH/T5が接続される。H/T5は、作業者による操作によって機種設定機能が選択されると、表示部に設定機種を選択させるための選択画面を表示する。そして、設定する機種が選択されると、図4に示す機種設定用の電文情報Dが生成されてガスメータ1に送信する。
ガスメータ1は、電文情報Dを取得すると、その電文情報Dが有する複数の制御データD2に基づいて各種設定を行うことで、流量計測用機種又は漏洩検知用機種に設定され、その機種に対応した機能プログラムが選択されることになる。例えば、流量計測用機種が設定された場合、機能プログラムとしては、ROM11bの複数の流量計測用機能プログラムと共通機能プログラムが選択されることになる。また、漏洩検知用機種が設定された場合、機能プログラムとしては、複数の漏洩検知用機能プログラムと共通機能プログラムが選択されることになる。そして、機種設定が完了すると、完了情報がメモリ部12に記憶して処理を終了する。その後、ガスメータ1は図6に示すガス供給設備等に設置される。
このように本発明のガスメータ1は、電文情報Dを受信するだけで一括設定を行うことができるため、従来ガスメータのような個別電文が不要となることから、設定時間、設定工数を減少することができる。
流量計測用機種として設定されたガスメータ1は、起動されると、CPU11aによって複数の流量計測用機能プログラムと共通機能プログラムのみを実行する。そして、それらのプログラムが実行されている場合、その関連するガス使用量、警報内容等の情報は図2に示す表示部17の計測用表示部17a及び漏洩用表示部17bに表示される。
また、漏洩検知用機種として設定されたガスメータ1は、起動されると、CPU11aによって複数の漏洩検知用機能プログラムと共通機能プログラムのみを実行する。そして、それらのプログラムが実行されている場合、その関連する瞬時流量、圧力値、警報内容等の情報は図2に示す表示部17の漏洩用表示部17bにのみ表示される。即ち、表示部17の計測用表示部17aには何も表示しないことから、ソフトウェアにより計測用表示部17aはマスクされることになる。
以上説明した電子式ガスメータ1によれば、複数の制御データD2を一体に有する電文情報Dを取得し、当該複数の制御データD2に基づいて複数種類の機能プログラムの中から流量計測用機種又は漏洩検知用機種に対応した機能プログラムを選択するようにしたことから、複数の制御データD2を一括して取得できるため、流量計測用機種又は漏洩検知用機種にかかる設定時間の短縮及び設定作業の簡単化を図ることができる。また、作業者等が流量計測用機種又は漏洩検知用機種にかかる設定項目を設定する必要がなくなるので、誤設定を防止することができる。従って、筐体10等のハードウェアの共通化によるコストダウンに加え、流量計測用機種又は漏洩検知用機種を一括設定できるため、組み立て工数の減少等による電子式ガスメータ1のソフトウェアにかかるコストダウンに貢献することができる。
また、機能プログラムの選択完了に応じて完了情報をメモリ部12に記憶し、該完了情報を記憶していないときにのみ機能プログラムの選択を行うようにしたことから、一度設定したら二度と設定を変更することができないため、流量計測用機種又は漏洩検知用機種を同一筐体で選択的に機能させる場合でも、誤って機種が切り替えられることを防止できる。従って、機能すべき機種として電子式ガスメータ1を確実に動作させることができるため、機種を区別するための専用部品を用いる必要がなくなり、より一層のコストダウンに貢献することができる。
さらに、計測用表示部17aと漏洩用表示部17bとからなる表示部17を設け、流量計測用機種に対応した機能プログラムを実行したときは計測用表示部17aにのみ情報を表示し、また、漏洩検知用機種に対応した機能プログラムを実行したときは漏洩用表示部17bにのみ情報を表示するようにしたことから、従来のように流量計測用機種として誤使用されないための検針値マスクシール、機種を識別するためのシール等の追加部品を排除することができるため、より一層のコストダウンに貢献することができる。
なお、上述した本実施形態では、ガスメータ1がH/T5から電文情報Dを取得する場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、公衆網、インターネット等を介して管理センターの端末装置等から電文情報Dを取得するなど種々異なる実施形態とすることができる。
このように上述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の電子式ガスメータの基本構成を示す構成図である。 本発明に係る電子式ガスメータの設定例を説明するための正面図である。 図2の電子式ガスメータの概略構成を示す構成図である。 電子式ガスメータで受信する機種設定用の電文情報の一例を示す図である。 図3のCPUが実行する機種設定処理の一例を示すフローチャートである。 集合住宅にガスを供給するガス供給設備の概略構成の一例を示す図である。
符号の説明
1 電子式ガスメータ(ガスメータ)
5 ハンディターミナル(H/T)
10 筐体
11a1 選択手段(CPU)
11a2 機能プログラム実行手段(CPU)
11a3 電文情報取得手段(CPU)
11b 機能プログラム記憶手段(ROM)
12 完了情報記憶手段(メモリ部)
17 表示手段(表示部)
17a 計測用表示部
17b 漏洩用表示部

Claims (3)

  1. 流量計測用機種及び漏洩検知用機種に係る複数種類の機能プログラムを記憶する機能プログラム記憶手段と、外部から入力される複数の制御データに基づいて、前記機能プログラム記憶手段が記憶している複数種類の機能プログラムの中から前記流量計測用機種又は漏洩検知用機種に対応した機能プログラムを選択する選択手段と、前記選択手段が選択した機能プログラムを実行する機能プログラム実行手段と、を有し、同一筐体を用いて前記流量計測用機種又は漏洩検知用機種として選択的に機能する電子式ガスメータにおいて、
    前記複数の制御データを一体に有する電文情報を取得する電文情報取得手段を有し、
    前記選択手段は、前記電文情報取得手段が取得した電文情報の複数の制御データに基づいて前記機能プログラムを選択する手段であることを特徴とする電子式ガスメータ。
  2. 前記選択手段による機能プログラムの選択完了を示す完了情報を記憶する完了情報記憶手段を有し、
    前記選択手段は、前記完了情報記憶手段が完了情報を記憶していないときにのみ前記機能プログラムを選択する手段であることを特徴とする請求項1に記載の電子式ガスメータ。
  3. 前記流量計測用機種に関する情報を表示する計測用表示部と前記漏洩検知用機種に関する情報を表示する漏洩用表示部とからなる表示手段を有し、
    前記機能プログラム実行手段が前記流量計測用機種に対応した機能プログラムを実行したときは前記計測用表示部に情報を表示させ、且つ、前記漏洩検知用機種に対応した機能プログラムを実行したときは前記漏洩用表示部に情報を表示させる手段であるとを特徴とする請求項1又は2に記載の電子式ガスメータ。
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