JP4558857B2 - ガス流路遮断装置およびプログラム記録媒体 - Google Patents

ガス流路遮断装置およびプログラム記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス流路にて用いられる、ガスの流れを遮断するためのガス流路遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ガスメータにはガスの送入出に際して異常が生じた際に、ガス流路を遮断して危険を回避する安全機能を備えたものがある。
【0003】
図8は、従来の技術による安全機能を備えたガスメータの構成を示す図である。図に示すように、ガスメータ800において、ガス導入口801は、例えば図示しない外部ガス配管またはガスボンベなどに接続してガスの流入を受ける手段、ガス導出口802は、例えば家庭内のガス配管に接続してガスを導出する手段である。またガス導入流路803、ガス室804およびガス導出流路805は、ガスメータ800内部にてガスを流通させるガス流路を形成する手段、遮断弁854、流量センサ851および圧力センサ852はガス導入流路803に備えられた手段、地震センサ853はガスメータ800の本体内に備えられた手段である。さらに制御手段850は遮断弁854、流量センサ851、圧力センサ852、地震センサ853と接続し、制御する機能を有するとともに、有線または無線により、図示しないT−NCU(Terminal Network Control Unit)などの外部通信端末と情報の授受を行う手段である。なお遮断弁854は、例えば電磁弁により実現され、弁体855および弁座部材856と協動して動作する手段である。
【0004】
次に、図9は、ガスメータ800における制御手段850の内部構成を示す図である。図において、図9と同一符号は、同一部または同一手段であり、また安全判断手段900は、流量センサ851、圧力センサ852および地震センサ853からの入力を受けて、各種制御命令を発行する手段、遮断弁駆動手段901は、遮断弁854を動作させる手段である。また表示制御回路905は安全判断手段900から出力されたデータを表示可能な形式にする手段、表示手段906は表示制御回路905から出力された信号を表示する手段である。またタイマ902は時間や時刻を計測して安全判断手段900へ出力する手段、履歴記録手段904は、安全判断手段900が行った動作履歴やデータなどを記録する手段、送受信手段903は、図示しない外部通信端末に対して、安全判断手段900が有するデータの授受を行う手段である。
【0005】
上記のような構成を有する、従来の技術によるガスメータの動作は、以下のようなものである。ガスメータ800にガスが供給されているとき、流量センサ851は、ガス室804を通過するガスの変化を検出し、また圧力センサ852はガス導入流路803内のガスの圧力を検出し、それぞれ検出した値を制御手段850へ出力している。また地震センサ853は、ガスメータ800に加えられる震度を検出し、制御手段850へ出力している。
【0006】
制御手段850においては、流量センサ851が検出するガスの流量が、あらかじめ定めた所定の範囲内にある場合は、安全判断手段900は従前の動作を続け、ガスメータ800へのガスの導入を続ける。これは圧力センサ852および地震センサ853においても同様で、安全判断手段900は、上記のそれぞれのセンサが検出した値を、設定した値の範囲内にあるかどうかを判断し、範囲内にある場合は、現状のまま動作を続ける。
【0007】
次に、流量センサ851または圧力センサ852のどちらかが、前記所定の範囲の値と異なる異常値を検出した場合は、安全判断手段900は、ガスの送出入に異常があると判断して、遮断弁駆動手段901に遮断弁を閉止動作する遮断命令を発行する。遮断弁駆動手段901は、遮断命令を受けると、遮断弁854に駆動信号を入力する。遮断弁854は、駆動信号の入力を受けると閉止動作を行い、ガス導入流路803を遮断し、外部からのガスの流入を停止する。
【0008】
ここで、流量センサ851が異常値を検出する場合としては、おもにガスの異常漏れまたはガスメータ800に接続されたガス機器のスイッチの不具合などがある。異常漏れはガス流路を流れるガスの流量がある所定の高い値を超える場合であり、またガス機器のスイッチの不具合とは、前記ガス流路を流れるガスの流量が所定の低い値を超えた状態であって、さらにこの状態を検出してから、タイマ902の時間計測が、所定の時間を超過した場合を指す。
【0009】
さらに、地震センサ853が検出する震度が所定の値を超えている場合は、安全判断手段900は地震であると判断して、上記と同様に遮断弁駆動手段901に閉止動作の制御を行わせる。
【0010】
これら異常漏れ、接続ガス機器の不具合および地震といった異常は、制御手段850および表示手段906によって利用者に告知されるとともに、異常情報として送受信手段903によってT−NCUに送信される。異常情報を受けたT−NCUは、これを自動検針を統括する中央の管理端末に連絡する。また、履歴記録手段904は、安全判断手段900が判断した遮断発生原因(遮断事象)や、各センサの検出したデータ、さらに安全判断手段900が遮断弁駆動手段901へ発行した遮断命令の履歴を記録する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術によるガスメータの動作は以上のようなものであるが、しかしながら、このような従来のガスメータによれば、履歴記録手段904が遮断命令の発行の履歴を残しているので、それを確認することはできたが、実際に遮断弁854が閉止していることを確認するものではなかった。そのため、遮断弁854に異常が生じて、ガス流路の遮断が完全に行われていない場合、異常状態から生ずる事故を回避できない恐れがあるという課題があった。
【0012】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、確実に遮断を行うことができたかを確認し、安全な遮断処理を確保できるガス遮断装置およびそのプログラム記録媒体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の本発明(請求項1に対応)は、
ガスが通過するガス流路に設けられた、該ガス流路を遮断するためのガス弁と、
前記ガス弁の遮断及び復帰の動作制御を行うガス弁制御手段と、
前記ガス弁制御手段が前記動作制御を行った後に、前記ガス弁の状態を確認し、ガス弁状態情報として得て、履歴として記録させるガス弁状態確認手段とを備え、
記録された前記ガス弁状態情報は、通信回線を介して外部装置へ自動的に発信され、前記外部装置からその履歴を閲覧可能であり、
前記ガス弁制御手段は、前記外部装置からの命令によっても前記ガス弁の動作制御を行うことを特徴とするガス流路遮断装置である。
【0016】
また、第の本発明(請求項に対応)は、前記ガス制御手段がガス弁を遮断する制御を行った後、前記ガス弁状態情報が、前記ガス弁の非遮断状態を示す場合、前記ガス弁制御手段は、再び前記ガス弁を遮断する制御を行うことを特徴とする第1の本発明のガス流路遮断装置である。
【0017】
また、第の本発明(請求項に対応)は、ガスメータに一体化して用いられることを特徴とする第1または第2の本発明のガス流路遮断装置である。
【0018】
また、第の本発明(請求項に対応)は、前記ガス弁状態情報は、自動検針を行うネットワーク上で伝達されることを特徴とする第1ないし第3のいずれかの本発明のガス流路遮断装置である。
また、第5の本発明(請求項6に対応)は、記録された前記ガス弁状態情報は、前記外部装置からのアクセスに応じて、前記外部装置から閲覧できることを特徴とする第1ないし第4のいずれかの本発明のガス流路遮断装置である。
【0019】
また、第6の本発明(請求項7に対応)は、第1の本発明のガス流路遮断装置の、前記ガス弁の遮断及び復帰の動作制御を行う前記ガス弁制御手段、および、前記ガス弁の状態を確認しガス弁状態情報として得て、履歴として記録させる前記ガス弁状態確認手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とするプログラム記録媒体である。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明のガス流路遮断装置の構成を示す図である。図に示すように、図8および図9と同一符号は同一部分または同一手段であり、ガス流路遮断装置100は、図2に示すガスメータ200において、制御手段150内に配置された遮断弁確認手段101および遮断弁駆動手段901と、ガス導入流路803に配置された遮断弁854とを備えている。ここで遮断弁854としては、電磁弁を用いた。ただし、請求項記載のガス弁制御手段は本実施の形態に記載の遮断弁駆動手段901に、ガス弁状態確認手段は本実施の形態に記載の遮断弁確認手段101にそれぞれ対応し、また請求項記載のガス弁は、本実施の形態に記載の遮断弁854に対応するものである。
【0021】
また、図3(a)(b)は、本発明のガス流路遮断装置100における遮断弁854の構成を模式的に示す断面図である。図に示すように、図8と同一符号は同一部分または同一手段であり、ハウジング300はプランジャ302、永久磁石303およびコイル301を格納する手段、スプリング304は弁体855とハウジング300との間に配置された手段、プランジャ302は弁体855とハウジング300とを接続するスライド式に伸縮する複数の円筒から構成された手段、開口部305は弁座部材856の一部に開口された孔である。なお、永久磁石303およびコイル301はハウジング300によって外部からシールドされている。
【0022】
この遮断弁854のコイル301には、通常時においては電流が流れていない。つまり、図3(a)に示すように、永久磁石303の磁力が図中実線矢印で示すように作用しており、この永久磁石303の磁力によって、プランジャ302はスプリング304を圧縮した状態で引き込まれ、開口部305が解放されている。その結果、ガスは図中鎖線矢印で通過するように開口部305を通過する。遮断弁854を遮断状態にするには、図3(b)に示すようにコイル301に電流を流し、永久磁石303による磁界を打ち消す磁界を生成する。ここで、コイル301による磁力線の方向を点線矢印で示す。このように永久磁石303の磁界が打ち消されると、スプリング304の弾性力によりプランジャ302はハウジング300より突出し、弁体855によって開口部305が閉塞される。
【0023】
さらに遮断弁854を復帰するには、上述の遮断状態の場合とは逆向きの電流をコイル301に流し、永久磁石303による磁界を強める磁界を生成する。これによりプランジャ302はスプリング304の弾性力にうち勝ってハウジング300の内部に引き込まれ、結果として開口部305が解放され、ガスが再び通過するようになる。
【0024】
次に図7は、本発明のガス流路遮断装置100が備えられたガスメータ200が接続している自動検針用のネットワークの構成を示す図である。図に示すように、自動検針ネットワーク700において、T−NCU701はガスメータ200と接続して電話回線網702を介して通信を行う手段、C−NCU703はセンタ局704と接続して電話回線網702を介して通信を行う手段、センタ局704は、ガスメータ200と通信して情報の授受や検針、もしくは該ガスメータ200の制御を行う手段である。
【0025】
また、図4は、本発明の実施の形態1によるガス流路遮断装置100を内蔵したガスメータ200の動作手順を示すフローチャートである。
【0026】
以上のような構成を有する本発明のガス流路遮断装置について、以下、前記フローチャートを参照しながらその動作を説明する。
【0027】
はじめに、通常時、すなわち流量センサ851、圧力センサ852および地震センサ853が異常値を検出しておらず、安全判断手段900が従前の動作を継続している場合は、従来のガスメータの動作と同様なので、説明を省略する。
【0028】
次に、上記各センサが異常値を検出して、制御手段150がガス流入を停止する場合の動作について説明する。
【0029】
まず、ステップS1として、流量センサ851、圧力センサ852もしくは地震センサ853のいずれかが、あらかじめ設定した所定の範囲の値と異なる異常値を検出した場合は、安全判断手段900はガスの送出入に異常があると判断し、遮断弁駆動手段901に遮断弁854の閉止を行わせるための遮断命令を発行する。このとき、遮断命令の発行の動作は、ガスメータ200の動作履歴として履歴記録手段904に記録される。
【0030】
次に、ステップS2では、遮断弁駆動手段901は、前記遮断命令を受けると、遮断弁854を動作させるための駆動信号を出力する。遮断弁854は前記駆動信号の入力を受けると遮断動作を行い、ガス導入流路803は閉止される。
【0031】
続いてステップS3では、遮断弁確認手段101は、安全判断手段900が遮断弁駆動手段901に遮断命令を発信してから所定の時間が経過した後、遮断弁854に対し該遮断弁854の状態がどのようになっているか確認を行う。上述したように、遮断弁854は、コイル301に電流を流すことによって磁界を制御して遮断および復帰の動作を行わせるものであるが、遮断弁854の動作状態により、コイル301のインダクタンスは変動する。遮断弁確認手段101はこのコイル301のインダクタンスの変動を測定することによって遮断弁854の動作状態を確認する。確認された遮断弁854の動作状態は、遮断弁状態情報として、安全判断手段900へ転送される。特に遮断弁854に異常がない場合は、遮断弁状態情報は遮断弁854が「遮断」、つまりガス流路を閉止している状態であることを示すものになり、遮断弁854が正常に動作していない時は遮断弁854が「復帰」、すなわちガス流路を閉止していない状態にあることを示すものになる。
【0032】
ステップS4では、安全判断手段900は遮断弁状態情報を、さらに履歴記録手段904に記録する。
【0033】
ここで図6に、履歴記録手段904の具体例となるアラーム情報テーブル600を示す。図に示すように、安全判断手段900は、各センサから取得した情報に基づいて、ガスメータ200の状態をアラーム情報テーブル600上に配置して、履歴記録手段904に記録している。例えば、安全判断手段900が特に異常を判断していない場合は通常モードとしてアドレスA1に情報が記録される。ここで遮断弁状態情報は、アドレスA2に「遮断」または「復帰」の二者択一のコードとして記録される。
【0034】
ステップS5にて、遮断弁制御装置100は動作を終了する。
【0035】
次に、ステップS6では、制御手段150は通信制御を開始する。安全判断手段900は、履歴記録手段904より、上記ステップS1〜S5の動作の動作履歴を示すアラーム情報テーブル600を再び取得する。このときアラーム情報テーブル600には、前記遮断弁状態情報が含まれている。
【0036】
ステップS7では、安全判断手段900は、上記のアラーム情報テーブル600を、送受信手段903を用いてT−NCU701へ自動的に送信する。さらにT−NCU701はアラーム情報テーブル600を電文として、センタ局704へ発信する。
【0037】
最後にステップS8にて、制御手段150は通信制御の動作を終了する。
【0038】
ガスメータ200側の動作は以上で終了するが、さらにセンタ局704は、受信したアラーム情報テーブル600中の遮断弁状態情報および他の情報を参照して、ガスメータ200を遠隔制御することができる。例えば、図中のアドレスA4が「ガス流量異常遮断」を示し、かつアドレスA2の遮断弁状態情報が「復帰」(遮断弁が閉止状態でない)を示す場合は、センタ局704は、ガスメータ200の制御手段150に対し、再度遮断弁854を動作させる旨の命令を送信する。制御手段150はセンタ局704からの命令を受信すると、再度ステップS1〜S8の動作を行う。
【0039】
またセンタ局704側では、受信した遮断弁状態情報に基づき、ガスメータ200の管理を行う者が、直ちにガスメータ200の修理を行うこともできる。
【0040】
このように、本実施の形態1のガス流路遮断装置によれば、制御弁状態情報をセンタ局704に対して送信するようにしたことにより、ガスメータに不具合があって制御弁が正常に動作していない場合にも対応してガスメータの安全性を高めることができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2によるガス流路遮断装置100の動作手順を示すフローチャートである。以下、これを参照しながら動作を説明する。
【0041】
まず、ステップS1では、本実施の形態1と同様、流量センサ851、圧力センサ852もしくは地震センサ853のいずれかが、あらかじめ設定した所定の範囲の値と異なる異常値を検出した場合は、安全判断手段900はガスの送出入に異常があると判断して、遮断弁駆動手段901に遮断弁854の閉止を行わせるための遮断命令を発行する。このとき、遮断命令の発行の動作は、ガスメータ200の動作履歴として履歴記録手段904に記録される。
【0042】
ステップS2では、遮断弁駆動手段101は、前記遮断命令を受けると、遮断弁854を動作させるための駆動信号を出力する。遮断弁854は、前記駆動信号の入力を受けると遮断動作を行う。
【0043】
ステップS3では、遮断弁確認手段101は、安全判断手段900が遮断弁駆動手段901に対し遮断命令を発行してから所定の時間が経過した後、遮断弁854に対し遮断弁854の状態がどのようになっているか確認を行う。次いで遮断弁確認手段101が確認した遮断弁854の状態は、遮断弁状態情報として安全判断手段900に転送される。
【0044】
次に、ステップS9では、安全判断手段900は、取得した遮断弁状態情報から、遮断弁854が正常に遮断動作を行っているかどうかを判断する。遮断動作が正しく行われていると判断した(図6中のアドレスA2が「遮断」を示す)場合はステップS4、ステップS5へ進み、さらに図4のフローチャートに示す本実施の形態1のステップS6以降の動作へ移行する。一方、遮断動作が行われてないと判断した(図7中のアドレスA2が「復帰」を示す)場合はステップS10に進む。
【0045】
ステップS10では、安全判断手段900は、現在行なわれている遮断制御の動作が、ステップS1での異常状態の判断以後、初めて行われたものか、または再試行のものであるかを判断する。再試行を行ったと判断した場合は、ステップS4に進み、以後は本実施の形態1のステップS6以降の動作へ移行する。ただしこの時、遮弁状態情報の示す情報は「復帰」であるから、履歴記録手段904には遮断動作が行われなかった旨の情報が履歴として記録されることになる。
【0046】
また、現在の遮断制御の動作が、初めて行われたものと判断した場合は、ステップS1へ戻って、安全判断手段900は再び遮断命令を遮断弁駆動手段901へ発行するとともに、一連の動作を繰り返す。
【0047】
このように、本実施の形態2のガス流路遮断装置によれば、遮断弁の動作状態を確認した後、動作状態に不具合がある場合は再度遮断弁を動作させるようにしたことにより、ガス流路閉止の信頼性をより高めることができる。
【0048】
なお、本実施の形態においては、履歴記録手段904には、単にステップS11での遮断弁状態情報が記録されるものとして説明を行ったが、ステップS10での安全判断手段900による判断動作や、該判断動作に基づく遮断制御動作の再試行などの履歴を併せて記録するようにしてもよい。
【0049】
また、本実施の形態においては、ステップS10における遮断制御の回数の判定は、一度の再試行によるかどうかに基づくものとして説明を行ったが、これは所定の複数回行わせるようにしてもよい。
【0050】
また、本発明のいずれの実施の形態においても、ステップS6以降の動作は、ステップS5の動作が終了してから、ガスメータ200側の設定により所定の時間の後に自動的に発信されるものとして説明を行ったが、センタ局704が自発的に任意の時刻あるいは定期的にガスメータ200にアクセスして、制御手段150内の履歴記手段904からアラーム情報テーブル600を直接閲覧するようにしてもよい。
【0051】
また、本発明のいずれの実施の形態においても、遮断弁確認手段101は、遮断弁854内のコイル301のインダクタンスの変化を検出することにより、遮断弁854が閉止しているか否かを確認するものとして説明を行ったが、これに限らず、例えば、遮蔽弁854において、ハウジング300のシールドを一部開放して、該開放箇所にコイル301の磁界変化に応じて動作するセンサスイッチを設け、このセンサスイッチの動作を確認することにより遮断弁854の状態を確認するようにしてもよい。
【0052】
また、本発明のいずれの実施の形態においても、履歴記録手段904に記録されている遮断弁状態情報を含むアラーム情報テーブルの内容や、各ステップ毎の動作履歴は、表示制御回路905および表示手段906を通して直接目視して確認できるようにしてもよい。
【0053】
また、本発明のいずれの実施の形態においても、遮断弁駆動手段901と、遮断弁確認手段101とは一体化した構成としてもよい。
【0054】
また、本実施のいずれの形態においても、本発明のガス流路遮断装置は、家庭用ガスメータに設置して用いるものとして説明を行ったが、これに限定する必要はなく、工業用ガスや各種気体の配管の入出用のバルブもしくは分配用の分岐栓に設置して用いてもよい。
【0055】
また、本発明のいずれの実施の形態においても、各部または各手段の動作は、ハードウェア的に実現したものとしたが、これはコンピュータを用いてプログラムの働きにより、ソフトウェア的に実現してもよい。
【0056】
また、本発明のいずれの実施の形態においても、本発明のガス流路遮断装置を中心に説明したが、本発明の記録媒体として、以上説明した各部または手段の機能の全部または一部をコンピュータに実行させるプログラムを格納する記録媒体を用いてもよい。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本発明によれば、一旦遮断弁を制御してガス流路を閉止した後、遮断弁が正しく閉止した状態にあるかどうかを確認することができるので、ガスメータの故障等に起因する遮断弁の不作動を発見できる、信頼性を一層高めたガス流路遮断装置が得られるという効果がある。
【0058】
また、本発明によれば遠隔制御により遮断制御を行う際に、ヒューマンエラーを防ぐことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス遮断装置とその周辺回路の構成を示す図
【図2】本発明のガス遮断装置を備えたガスメータの構成を模式的に示す図
【図3】図1における遮断弁854の構成を模式的に示す断面図
【図4】本発明の実施の形態1によるガス遮断装置の動作手順を示すフローチャート
【図5】本発明の実施の形態2によるガス遮断装置の動作手順を示すフローチャート
【図6】本発明のガス遮断装置にて用いられるアラーム情報テーブルの構成を示す図
【図7】本発明のガス遮断装置を用いた自動検針ネットワークの構成を示す図
【図8】従来の技術によるガスメータの構成を示す図
【図9】図8における制御手段850とその周辺機器の構成を示す図
【符号の説明】
100 ガス流路遮断装置
101 遮断弁確認手段
150、850 制御手段
200、800 ガスメータ
300 ハウジング
301 コイル
302 プランジャ
303 永久磁石
304 スプリング
305 開口部
600 アラーム情報テーブル
700 自動検針ネットワーク
701 T−NCU
702 電話回線網
703 C−NCU
704 センタ局
801 ガス導入口
802 ガス導出口
803 ガス導入流路
804 ガス室
805 ガス導出流路
851 流量センサ
852 圧力センサ
853 地震センサ
854 遮断弁
855 弁体
856 弁座部材
900 安全判断手段
901 遮断弁駆動手段
902 タイマ
903 送受信手段
904 履歴記録手段
905 表示制御回路
906 表示手段

Claims (7)

  1. ガスが通過するガス流路に設けられた、該ガス流路を遮断するためのガス弁と、
    前記ガス弁の遮断及び復帰の動作制御を行うガス弁制御手段と、
    前記ガス弁制御手段が前記動作制御を行った後に、前記ガス弁の状態を確認し、ガス弁状態情報として得て、履歴として記録させるガス弁状態確認手段とを備え、
    記録された前記ガス弁状態情報は、通信回線を介して外部装置へ自動的に発信され、前記外部装置からその履歴を閲覧可能であり、
    前記ガス弁制御手段は、前記外部装置からの命令によっても前記ガス弁の動作制御を行うことを特徴とするガス流路遮断装置。
  2. 前記ガス弁状態情報の発信は、前記ガス弁状態確認手段が動作してから所定の時間が経過した後に行われることを特徴とする請求項1に記載のガス流路遮断装置。
  3. 前記ガス弁制御手段がガス弁を遮断する制御を行った後、前記ガス弁状態情報が、前記ガス弁の非遮断状態を示す場合、前記ガス弁制御手段は、再び前記ガス弁を遮断する制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載のガス流路遮断装置。
  4. ガスメータに一体化して用いられることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のガス流路遮断装置。
  5. 前記ガス弁状態情報は、自動検針を行うネットワーク上で伝達されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のガス流路遮断装置。
  6. 記録された前記ガス弁状態情報は、前記外部装置からのアクセスに応じて、前記外部装置から閲覧できることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のガス流路遮断装置。
  7. 請求項1に記載のガス流路遮断装置の、前記ガス弁の遮断及び復帰の動作制御を行う前記ガス弁制御手段、および、前記ガス弁の状態を確認しガス弁状態情報として得て、履歴として記録させる前記ガス弁状態確認手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とするプログラム記録媒体。
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