JPH11106036A - 長尺材の搬送設備 - Google Patents

長尺材の搬送設備

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JPH11106036A
JPH11106036A JP19343898A JP19343898A JPH11106036A JP H11106036 A JPH11106036 A JP H11106036A JP 19343898 A JP19343898 A JP 19343898A JP 19343898 A JP19343898 A JP 19343898A JP H11106036 A JPH11106036 A JP H11106036A
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line
pipe
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Pending
Application number
JP19343898A
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English (en)
Inventor
Shigeki Ogura
茂樹 小椋
Hisataka Nogami
尚敬 野上
Michinori Mieno
実知則 三重野
Akihiro Ichie
昭啓 市江
Kinya Watanabe
欽也 渡辺
Naoki Kunishige
直樹 国重
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Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
Original Assignee
Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長尺材の製造ライン、長尺材保管ライン及
び長尺材の後処理ラインにおける長尺材の搬送をパレッ
トを用いることなくできる長尺材の搬送設備の提供。 【解決手段】長尺材の製造ライン1、保管ライン2及び
後処理ライン13間の搬送設備であって、製造ライン1
の終端に長尺材を収納する管枠8を設け、製造ライン1
と保管ライン2との間に収納台車9を設け、管枠8と収
納台車9との上に管枠8から長尺材を収納台車9に移し
替える昇降可能な吊具10を備えた天吊台車11を設
け、保管ライン2には複数の保管用管枠12、及び長尺
材を後処理ライン13に払い出す払出装置14を設け、
保管ライン2には棟間台車9から保管用管枠12に移し
替え、かつ保管用管枠12から長尺材を払出用管枠42
へ移し替える昇降可能な吊具15を備えた天吊台車16
を設けた長尺材の搬送設備。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩ビパイプ等の長
尺材の製造ラインから払い出された長尺材を保管ライン
へ搬送し、保管ラインから長尺材を後処理ラインへ払い
出す長尺材の搬送設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長尺材を製造する工場、例えば、
塩ビパイプを製造する工場では、押出成形機から払い出
される塩ビパイプをパレット内へ投入し、パレット内に
所定本数の長尺材が収納されると、パレットを自動ある
いは人手により保管スペースへ移動させて保管してい
る。その後、保管場所から、パレットを自動あるいは人
手により加工機等の後処理ラインへ搬送している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の長尺材の移送及
び保管は、パレットと長尺材とをセットにして行なうた
め、パレットのためのスペースが必要となってスペース
の無駄が生じ、また、空パレットのハンドリングにより
物流上の無駄があるだけでなく、パレット分の重量が増
加して人作業による重筋作業や狭いスペースでのパレッ
ト移動作業に起因した安全性等に問題がある。
【0004】本発明は、塩ビパイプ等の長尺材の製造ラ
イン、長尺材の保管ライン及び長尺材の後処理ラインに
おける長尺材の搬送をパレットを用いることなくできる
長尺材の搬送設備を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の長尺材の搬送設
備は、長尺材を製造する製造ライン、長尺材を保管する
保管ライン及び長尺材を後処理する後処理ライン間で長
尺材を搬送する長尺材の搬送設備であって、製造ライン
の終端には塩ビパイプを収納する管枠を設け、管枠に隣
接して製造ラインと保管ラインとの間で長尺材を搬送す
る移載装置を設け、管枠と移載装置との上に管枠に収納
された長尺材を吊り上げて移載装置に移し替える昇降可
能な吊具を備えた天吊台車を設け、保管ラインには複数
の保管用管枠、及び保管用管枠から長尺材を一本ずつ後
処理ラインに払い出す払出用管枠を備えた払出装置を設
け、移載装置に収納された長尺材を吊り上げて保管用管
枠に移し替え、かつ保管用管枠から長尺材を吊り上げて
払出用管枠へ移し替える昇降可能な吊具を備えた天吊台
車を設けたことを特徴とする。
【0006】また、本発明の長尺材の搬送設備は、長尺
材を製造する製造ライン、長尺材を保管する保管ライン
及び長尺材を後処理する後処理ライン間で長尺材を搬送
する長尺材の搬送設備であって、製造ラインの終端には
長尺材の収納を切換可能にした二つの管枠を製造ライン
の方向と同方向に並設し、保管ラインには複数の保管用
管枠、及び保管用管枠から長尺材を一本ずつ後処理ライ
ンに払い出す払出用管枠を備えた払出装置を設け、管枠
に収納された長尺材を吊り上げて保管用管枠に移し替
え、かつ保管用管枠から長尺材を吊り上げて払出用管枠
へ移し替える昇降可能な吊具を備えた天吊台車を設けた
ことを特徴とする。
【0007】本発明において、管枠には管枠内で昇降す
る昇降機構を備えることにより、長尺材が落下する際の
騒音の発生を押さえることができる。
【0008】また、保管用管枠内面に軟質材を被覆した
り、保管用管枠の両側の垂直フレームに上下動自在にベ
ルトを掛け渡したり、また、保管用管枠の両側の垂直フ
レームに上下動自在のベルトコンベアを設けたり、ある
いは保管用管枠の両側の垂直フレームが上に向かって拡
がった形状に形成されるとともに、天吊台車の両側の爪
保持ロッドが上に向かって拡がった形状にすることによ
り、長尺材に傷がつかないようにすることが好ましい。
【0009】長尺材の払い出しは、払出用管枠に払出用
管枠内を昇降する昇降機構を設け、長尺材を上昇させて
行なうことができる。
【0010】保管ラインの吊具の両側に回動可能な爪保
持ロッドを下向きに垂直に設け、爪保持ロッドの下端に
は爪保持ロッドの回動により開閉する開閉爪を設け、両
側の爪保持ロッド間の幅を調整できるようにして、長尺
材の収納取出を容易にすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明を塩ビパイプの製造
ラインに適用した実施例を示すレイアウト図である。
【0012】図1に示す例では、塩ビパイプの製造ライ
ン1と保管ライン2は隣接して別棟に配置されている。
製造ライン1は、押出機3、押出機3の出側に押し出さ
れた塩ビパイプを冷却する冷却槽4、塩ビパイプを引取
る引取機5及び塩ビパイプを所定長さに切断する切断機
6が順に配置される。
【0013】各押出機の製造ライン1の終端には、ロー
ラ台7で搬送された塩ビパイプを収納する管枠8を、そ
の長手方向を押出機3の製造ライン1の方向と同方向に
なるように配置する。
【0014】製造ライン1と保管ライン2との間には移
載装置として収納台車9を管枠8の列方向に移動可能に
配置する。
【0015】管枠8及び収納台車9の上部には、管枠8
に収納された塩ビパイプを吊り上げて収納台車9に移し
替える吊具10を備えた天吊台車11(図5)を管枠8
の列方向に移動可能に設ける。
【0016】保管ライン2には多数の保管用管枠12を
配置し、保管ライン2に隣接して設けられた加工機や結
束機等の後処理ライン13との間には塩ビパイプを保管
用管枠12から一本ずつ払い出す払出装置14が配置さ
れる。
【0017】保管ライン2の保管用管枠12の上部には
保管用管枠12に保管された塩ビパイプを吊り上げて払
出装置14へ移し替える吊具15を備えた天吊台車16
(図5)を保管用管枠の列方向及びこの方向と直交する
方向に移動可能に設ける。
【0018】図2は塩ビパイプを収納する管枠の平面
図、図3は管枠の側面図、図4はスリング巻取り部の斜
視図である。
【0019】切断された塩ビパイプを搬送するローラ台
7の端部に下方向に傾斜した傾斜台17を介して管枠8
を設け、ローラ台7には塩ビパイプを管枠側に押して傾
斜台17に送り込む取出しキッカー18を設ける。
【0020】管枠8には、管枠8内を昇降する昇降機構
として帯状のベルトからなる複数本のスリング19を設
け、スリングの一端は管枠8の一方の枠の上部に固定
し、他端は他方の枠の外側に設けた巻取りドラム20に
固定する。巻取りドラム20はモータ21により回転す
る。塩ビパイプが管枠内に落下する際に発する騒音を抑
えるため、落下する塩ビパイプをスリング19により管
枠8の上部で受け、塩ビパイプの増加に合わせて巻取り
ドラム20を回転させてスリングを解いて下方へ移動さ
せて塩ビパイプの落下位置を調整する。収納した塩ビパ
イプを取り出した後は、巻取りドラム20を回転させて
スリング19を巻き取り、上方に移動させる。
【0021】図5は製造ライン及び保管ラインの天吊台
車を示す概略図である。
【0022】製造ラインの天吊台車11は管枠8及び収
納台車9の上を走行し、管枠8内の塩ビパイプを吊具1
0で吊り上げ、収納台車9に移し替える。
【0023】収納台車9は製造ラインの棟から保管ライ
ンの棟へ移動する。保管ライン2では、天吊台車16が
収納台車9内の塩ビパイプを吊具15で吊り上げ、保管
用管枠12に移し替える。
【0024】図6は製造ラインの天吊台車の平面図、図
7は正面図、図8は側面図である。天吊台車11には、
吊具10がその上部に設けたクレーン巻き取りシーブ2
2によりクレーンで吊り下げられており、吊具10はそ
の上部に設けたガイド車輪23を天吊台車11の吊具ガ
イド24に沿って上下させて位置決めする。
【0025】吊具10の両側には管枠8の長手方向に沿
って、間隔をおいて複数の爪保持ロッド25を回転自在
にスリング間に下向きに垂直に設け、爪保持ロッド25
の下端には爪保持ロッド25の軸に直角に開閉爪26を
設ける。各側の爪保持ロッド25は、その上端に設けた
開閉アーム27が連結ロッド28で連結され、連結ロッ
ド28には爪開閉シリンダー29が連結されている。
【0026】爪開閉シリンダー29を駆動すると、各開
閉アーム27に連結された連結ロッド28が移動して各
開閉アーム27が回動するとともに、爪保持ロッド25
も回動し、開閉爪26が管枠8の長手方向からその直角
方向へ回動する。
【0027】一方の側の開閉爪26の先端には係合凸部
26aを設け、他方の側の開閉爪26の先端には、両側
の開閉爪26が閉じた時に、係合凸部26aと係合する
係合凹部26bを設け、両側の開閉爪26が係合して一
体化することにより、爪保持ロッド25及び開閉爪26
の剛性を上げる。
【0028】製造ラインから保管ラインへ移動する収納
台車9は、台車上に両側に複数のフレームを立てて塩ビ
パイプを収納する空間を形成した管枠で構成され、次に
述べる保管用管枠12を台車に載せた構造でよい。製造
ライン1の管枠8から吊具10で取り上げた塩ビパイプ
を天吊台車11で移動させ、吊具10を収納台車9に下
降させ、開閉爪26を回動させて塩ビパイプを収納台車
9に移しかえる。塩ビパイプを収納した収納台車9は保
管ライン2へ送られる。
【0029】図9は保管ラインの保管用管枠を示し、図
9−(a)は側面図、図9−(b)は正面図である。
【0030】下部の水平フレーム30の両側に複数の垂
直フレーム31を間隔をおいて立設して塩ビパイプを収
納する空間を形成する。各フレーム30,31の内側に
は、塩ビパイプが傷つかないように、MCナイロン等の
軟質材32を被覆することが好ましい。
【0031】図10は保管ラインの天吊台車を示し、図
10−(a)は平面図、図10−(b)は正面図、図1
1−(a)は側面図、図11−(b)は開閉爪の先端部
の斜視図である。
【0032】保管ラインに沿って走行する天吊台車16
には、吊具15がクレーン巻取りシーブ33によりクレ
ーンで吊り下げられており、吊具15はその上部に設け
たガイド車輪34を天吊台車16の吊具ガイド35に沿
って昇降する。
【0033】吊具15の両側には保管用管枠12の長手
方向に沿って、間隔をおいて複数の爪保持ロッド36を
回転自在に下向きに垂直に設け、各爪保持ロッド36の
下端には爪保持ロッド36の軸に直角に開閉爪37を設
け、各爪保持ロッド36はその上端に設けた開閉アーム
38に爪開閉シリンダー39が連結されている。
【0034】また、各爪保持ロッド36の枢着部は、吊
具15の上部フレーム40に沿って移動可能に設けら
れ、爪保持ロッド36の幅調整電動シリンダー41に連
結され、爪幅調整電動シリンダー41を駆動して、両側
の爪保持ロッド36の間隔を調整する。爪保持ロッド3
6の間隔は、保管用管枠12に塩ビパイプを収納する場
合は、保管用管枠12の幅より小さくした状態にして、
塩ビパイプが管枠内に入り易くする。逆に、保管用管枠
12から塩ビパイプを取り上げる場合は、両側の爪保持
ロッド36の間隔を保管用管枠12の幅より大きくした
状態にして吊具15が管枠内に入り易くする。各爪開閉
シリンダー39を駆動すると、開閉アーム38が回動す
るとともに、爪保持ロッド36も回動し、開閉爪37が
保管用管枠12の長手方向からその直角方向へ回動して
閉じる。
【0035】図11−(b)に示すように、一方の側の
開閉爪37の先端には係合凸部37aを設け、他方の側
の先端には、両側の開閉爪37が保管用管枠12の内側
に回動した時に、係合凸部37aと係合する係合凹部3
7bを設け、両側の開閉爪を係合して一体化することに
より、爪保持ロッド36及び開閉爪の剛性を上げる。な
お、係合凹部37bは、爪保持ロッド36の幅調整に従
って係合できるように、一端を開放する。
【0036】図12は払出装置の側面図である。
【0037】払出装置14は塩ビパイプを収納する払出
用管枠42と、払出用管枠42から払い出された塩ビパ
イプを傾斜により転がして移動させる傾斜台43とで構
成される。払出用管枠42は図3〜図5に示す製造ライ
ンの管枠8と同じく、払出用管枠42内を昇降する昇降
機構として帯状のベルトからなる複数本のスリング44
を設け、スリング44の一端は払出用管枠42の一方の
枠の上部に固定し、他端は他方の枠の外側に設けた巻取
りドラム45に固定し、巻取りドラム45はモータによ
り回転する。保管ライン2の吊具15により管枠に収納
された塩ビパイプはスリング44で受け、収納した塩ビ
パイプを取り出す際は、巻取りドラム45を回転させて
スリング44を巻き取り、管枠内のスリング44を上方
に移動させ、塩ビパイプを上昇させ転がして傾斜台43
に移す。
【0038】傾斜台43は、塩ビパイプを転がすために
傾斜させ、傾斜台43の端部には塩ビパイプを停止させ
るとともに、塩ビパイプを一本ずつ送るための送り機4
6を設ける。
【0039】次に、本発明の搬送設備の操業方法を塩ビ
パイプの例について説明する。
【0040】製造ライン1の押出機3から押し出された
塩ビパイプは冷却槽4で冷却され、引取機5に引き取ら
れて、切断機6で切断され、切断された塩ビパイプはロ
ーラ台7を移動し、管枠8の位置に達すると、ローラ台
7に設けられた取出しキッカー18により傾斜台17へ
送られる。塩ビパイプは傾斜台17から管枠内へ落下す
る。その際、塩ビパイプの落下距離を小さくして塩ビパ
イプが落下して塩ビパイプどうしの衝突により発する騒
音及び飛びはねによる管端不揃いを抑えるため、落下す
る塩ビパイプをスリング19により管枠8の上部で受
け、塩ビパイプの増加に合わせて巻取りドラム20を回
転させてスリング19を巻き戻して塩ビパイプの載った
スリング19を下方へ移動させて上部の塩ビパイプのレ
ベルを調整しながら所定本数の塩ビパイプを管枠8へ収
納する。
【0041】管枠8に収納した塩ビパイプは、天吊台車
11を走行させて所定の管枠8上で停止させ、次いで、
吊具10の爪保持ロッド25を管枠8内に下降させ、爪
開閉シリンダー29を駆動すると、連結ロッド28が移
動して各開閉アーム27が回動するとともに、爪保持ロ
ッド25も回動し、開閉爪26が閉じた状態となる。次
いで、吊具10を上昇させて塩ビパイプを持ち上げ、天
吊台車11を収納台車9の上まで走行させ、吊具10を
下降させ、開閉爪26を開いて塩ビパイプを収納台車9
に移替える。
【0042】収納台車9を保管ライン2へ移動させ、天
吊台車16を走行させて収納台車9上で停止させ、次い
で、吊具15の爪保持ロッド36を収納台車9内に下降
させ、各爪開閉シリンダー39を駆動すると、各開閉ア
ーム38が回動するとともに、爪保持ロッド36も回動
し、開閉爪37が閉じた状態となる。次いで、吊具15
を上昇させて塩ビパイプを持ち上げ、天吊台車16を所
定の保管用管枠12の上まで走行させ、吊具15を下降
させ、開閉爪37を開いて塩ビパイプを保管用管枠12
に移替える。
【0043】加工機や結束機等の後処理ライン13か
ら、塩ビパイプの払出し要求があると、天吊台車16を
走行させて所定の保管用管枠12上で停止させ、吊具1
5の爪保持ロッド36を幅調整電動シリンダー41で保
管用枠12の幅より大きくした状態で保管用管枠12内
に下降させ、各爪開閉シリンダー39を駆動し、各開閉
アーム38を回動させて爪保持ロッド36を回動させ、
開閉爪37を閉じる。次いで、吊具15を上昇させて塩
ビパイプを持ち上げ、天吊台車16を所定の払出用管枠
42の上まで走行させ、吊具15を下降させ、開閉爪3
7を開いて塩ビパイプを払出用管枠42に移替える。
【0044】払出用管枠42に移替えられた塩ビパイプ
は、スリング44を巻取りドラム45で巻き取ることに
より、塩ビパイプを上昇させ、転がして傾斜台43に移
す。塩ビパイプは傾斜台43の端部でストッパーを兼ね
る送り機46で停止し、必要に応じて払出しされる。
【0045】図13は製造ラインと保管ラインとの間で
塩ビパイプの移動を行なうための別実施例で、図13−
(a)は正面図、図13−(b)は側面図である。
【0046】製造ライン1と保管ライン2との間で塩ビ
パイプの移動を行なうための、収納台車9や払出装置1
4は、傾斜台47の前後に管枠48を配設し、次工程に
塩ビパイプを供給する側の管枠に傾斜板49を昇降自在
に設ける。シリンダー50とリンク51からなるリフタ
ー52を設け、当該リフターを上昇させることで管枠内
の塩ビパイプを傾斜台47に払出し、もう一方の管枠へ
塩ビパイプを移載する方式でもよい。また、管枠8のス
リング19及び払出用管枠42のスリング44による塩
ビパイプの昇降方式でもよい。
【0047】図14は本発明を塩ビパイプの製造ライン
適用したさらに別実施例を示すレイアウト図で、図14
に示す例では、塩ビパイプの製造ライン1と保管ライン
2は一列に配置されている。製造ライン1及び保管ライ
ン2は、図1に示す実施例と同じ部材には同符号を付し
ている。各押出機の製造ライン1の終端には、ローラ台
7で搬送された塩ビパイプを収納する二つの管枠8a,
8bを製造ライン1の方向と同方向になるように配置す
る。また、製造ライン1の管枠8a,8b、保管ライン
2の保管用管枠12及び払出用管枠の上部を走行する天
吊台車を1台設け、管枠8a,8bに収納された塩ビパ
イプを吊り上げて保管用管枠12に移し替え、かつ保管
用管枠12から塩ビパイプを吊り上げて払出用管枠42
へ移し替える。
【0048】図15は図14に示す製造ラインの終端を
示し、図15−(a)は拡大図、図15−(b)は切換
用ストッパーを示す図で、ローラ台7を平行してに配置
された管枠8aと管枠8bとの間の位置には管枠切換用
ストッパー53が設けられ、シリンダー54で上下動す
る。
【0049】図14及び図15において、切断された塩
ビパイプは、ローラ台7を移動し、管枠8aの位置に達
すると、ローラ台7に設けられた取出しキッカー18に
より傾斜台17へ送られ、傾斜台17から管枠内へ落下
する。管枠8aが満杯になると、管枠切換用ストッパー
53をシリンダー53でローラ台7上に上昇させ、ロー
ラ台7を移動する塩ビパイプを途中で止めて取出しキッ
カー18により傾斜台17から管枠8b内へ落下させ
る。管枠8aの塩ビパイプは天吊台車で塩ビパイプを持
ち上げ、所定の保管用管枠12の上まで走行させ、吊具
を下降させて収納する。
【0050】次いで、管枠8bが満杯になると、管枠切
換用ストッパー53をシリンダー54でローラ台7から
下げて、塩ビパイプを管枠8aの位置まで移動させ、取
出しキッカー18により傾斜台17から管枠8a内へ落
下させる。
【0051】本実施例では、図1に示す例のように、管
枠上の天吊台車11、及び製造ライン1と保管ライン2
をつなぐ収納台車9を設ける必要がなくなる。
【0052】図16は保管ラインの保管用枠の別実施例
を示す図で、塩ビパイプが傷つかないように、図9に示
す保管用管枠12では、各フレーム30,31の内側に
は、軟質材32を被覆したが、図16−(a)に示す保
管用管枠12は両側の垂直フレーム31にベルト55を
渡したものである。図11に示す保管ライン2の天吊台
車16の爪保持ロッド36を下降させ、開閉爪37を閉
じ上昇させて塩ビパイプを持ち上げる際、塩ビパイプは
ベルト55に密着した状態でベルト55とともに上昇す
るので、塩ビパイプがベルト55に擦られることはな
く、塩ビパイプが傷つかない。
【0053】また、図16−(b)に示す保管用管枠1
2は、両側の垂直フレーム31が上に向かって拡がった
形状に形成され、さらに、天吊台車16の両側の爪保持
ロッド36も上に向かって拡がった形状に形成したもの
である。爪保持ロッド36を下降させ、開閉爪37を閉
じ上昇させて塩ビパイプを持ち上げていくと、爪保持ロ
ッド36間に保持された塩ビパイプは、垂直フレーム3
1が上に向かって拡がっているため、垂直フレーム31
から離れて行って擦りがなくなるため、塩ビパイプは傷
つかない。
【0054】図16−(c)に示す保管用管枠12は、
両側の垂直フレーム31にそれぞれベルトコンベア56
を設けたもので、保管ラインの天吊台車16の爪保持ロ
ッド36を下降させ、開閉爪37を閉じ上昇させて塩ビ
パイプを持ち上げる際、塩ビパイプはベルトコンベア5
6とともに上昇するので、塩ビパイプがベルトに擦られ
ることはないので、塩ビパイプには傷がつかない。
【0055】
【発明の効果】本発明は、パレットを用いないで自動搬
送するので、パレットのためのスペースの無駄、空パレ
ットハンドリングにより物流上の無駄がなくなる。ま
た、パレット移動作業による重筋作業から開放される。
【0056】また、塩ビパイプの製造ラインと保管ライ
ンを一列に配置し、搬送された塩ビパイプを二つの管枠
に交互に収納するように構成すれば、1台の天吊台車、
及び製造ラインと保管ラインをつなぐ収納台車を設ける
必要がなくなる。
【0057】また、本発明の保管用管枠によれば、長尺
材に傷を漬けることなく取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を塩ビパイプの製造ライン適用した実
施例を示すレイアウト図である。
【図2】 塩ビパイプを収納する管枠の平面図である。
【図3】 管枠の側面図である。
【図4】 スリング巻取り部の斜視図である。
【図5】 製造ライン及び保管ラインの天吊台車を示す
概略図である。
【図6】 製造ラインの天吊台車の平面図である。
【図7】 製造ラインの天吊台車の正面図である。
【図8】 製造ラインの天吊台車の側面図である。
【図9】 保管ラインの保管用管枠を示し、図9−
(a)は側面図、図9−(b)は正面図である。
【図10】 保管ラインの天吊台車を示し、図10−
(a)は平面図、図10−(b)は正面図である。
【図11】 保管ラインの天吊台車を示し、図11−
(a)は側面図、図11−(b)は開閉爪の先端部の斜
視図である。
【図12】 払出し装置の側面図である。
【図13】 製造ラインと保管ラインとの間で塩ビパイ
プの移動を行なうための別実施例で、図13−(a)は
正面図、図13−(b)は側面図である。
【図14】 本発明を塩ビパイプの製造ライン適用した
別実施例を示すレイアウト図である。
【図15】 図14に示す製造ラインの終端を示し、図
15−(a)は拡大図、図15−(b)は切換用ストッ
パーを示す図である。
【図16】 本発明の保管ラインの保管用枠の別実施例
を示す図である。
【符号の説明】
1 製造ライン 2 保管ライン 3 押出機 4 冷却槽 5 引取機 6 切断機 7 ローラ台 8,8a,8b 管
枠 9 収納台車 10 吊具 11 天吊台車 12 保管用管枠 13 後処理ライン 14 払出装置 15 吊具 16 天吊台車 17 傾斜台 18 取出しキッカ
ー 19 スリング 20 巻取りドラム 21 モータ 22 クレーン巻き
取りシーブ 23 ガイド車輪 24 吊具ガイド 25 爪保持ロッド 26 開閉爪 26a 係合凸部 26b 係合凹部 27 開閉アーム 28 連結ロッド 29 爪開閉シリンダー 30 水平フレーム 31 垂直フレーム 32 軟質材 33 クレーン巻き取りシーブ 34 ガイド車輪 35 吊具ガイド 36 爪保持ロッド 37 開閉爪 37a 係合凸部 37b 係合凹部 38 開閉アーム 39 爪開閉シリンダー 40 上部フレーム 41 幅調整電動シリンダー 42 払出用管枠 43 傾斜台 44 スリング 45 巻取りドラム 46 送り機 47 傾斜台 48 管枠 49 傾斜板 50 シリンダー 51 リンク 52 リフター 53 切換用ストッパー 54 シリンダー 55 ベルト 56 ベルトコンベ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三重野 実知則 北九州市戸畑区大字中原46−59 日鐵プラ ント設計株式会社内 (72)発明者 市江 昭啓 北九州市戸畑区大字中原46−59 日鐵プラ ント設計株式会社内 (72)発明者 渡辺 欽也 北九州市戸畑区大字中原46−59 日鐵プラ ント設計株式会社内 (72)発明者 国重 直樹 北九州市戸畑区大字中原46−59 日鐵プラ ント設計株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺材を製造する製造ライン、長尺材を
    保管する保管ライン及び長尺材を後処理する後処理ライ
    ン間で長尺材を搬送する長尺材の搬送設備であって、製
    造ラインの終端には長尺材を収納する管枠を設け、管枠
    に隣接して製造ラインと保管ラインとの間で長尺材を搬
    送する移載装置を設け、管枠と移載装置との上に管枠に
    収納された長尺材を吊り上げて移載装置に移し替える昇
    降可能な吊具を備えた天吊台車を設け、保管ラインには
    複数の保管用管枠、及び保管用管枠から長尺材を一本ず
    つ後処理ラインに払い出す払出用管枠を備えた払出装置
    を設け、移載装置に収納された長尺材を吊り上げて保管
    用管枠に移し替え、かつ保管用管枠から長尺材を吊り上
    げて払出用管枠へ移し替える昇降可能な吊具を備えた天
    吊台車を設けたことを特徴とする長尺材の搬送設備。
  2. 【請求項2】 長尺材を製造する製造ライン、長尺材を
    保管する保管ライン及び長尺材を後処理する後処理ライ
    ン間で長尺材を搬送する長尺材の搬送設備であって、製
    造ラインの終端には長尺材の収納を切換可能にした二つ
    の管枠を製造ラインの方向と同方向に並設し、保管ライ
    ンには複数の保管用管枠、及び保管用管枠から長尺材を
    一本ずつ後処理ラインに払い出す払出用管枠を備えた払
    出装置を設け、管枠に収納された長尺材を吊り上げて保
    管用管枠に移し替え、かつ保管用管枠から長尺材を吊り
    上げて払出用管枠へ移し替える昇降可能な吊具を備えた
    天吊台車を設けたことを特徴とする長尺材の搬送設備。
  3. 【請求項3】 管枠が管枠内で昇降する昇降機構を備え
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の長尺材の搬送
    設備。
  4. 【請求項4】 保管用管枠内面に軟質材を被覆したこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の長尺
    材の搬送設備。
  5. 【請求項5】 保管用管枠の両側の垂直フレームに上下
    動自在にベルトを掛け渡したことを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の長尺材の搬送設備。
  6. 【請求項6】 保管用管枠の両側の垂直フレームに上下
    動自在のベルトコンベアを設けたこと特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の長尺材の搬送設備。
  7. 【請求項7】 保管用管枠の両側の垂直フレームが上に
    向かって拡がった形状に形成されるとともに、天吊台車
    の両側の爪保持ロッドを上に向かって拡がった形状に形
    成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の長尺材の搬送設備。
  8. 【請求項8】 払出用管枠が払出用管枠内を昇降する昇
    降機構を備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    か1項に記載の長尺材の搬送設備。
  9. 【請求項9】 保管ラインの吊具の両側に回動可能な爪
    保持ロッドを下向きに垂直に設け、爪保持ロッドの下端
    には爪保持ロッドの回動により開閉し、係合をする開閉
    爪を設けたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1
    項に記載の長尺材の搬送設備。
  10. 【請求項10】 爪保持ロッドが両側の各爪保持ロッド
    間の幅を調整できる爪保持ロッドであることを特徴とす
    る請求項9記載の長尺材の搬送設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3431418A1 (en) * 2017-07-20 2019-01-23 Mikhail Voloskov Shuttle for use in a three-dimensional warehouse system

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EP3431418A1 (en) * 2017-07-20 2019-01-23 Mikhail Voloskov Shuttle for use in a three-dimensional warehouse system
CN109279243A (zh) * 2017-07-20 2019-01-29 米哈伊尔·沃洛斯科夫 用于三维仓库系统的穿梭器
US10710807B2 (en) 2017-07-20 2020-07-14 Mikhail Voloskov Shuttle for use in a three-dimensional warehouse system

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