JPH11104917A - 手動操作刃具用ビット - Google Patents

手動操作刃具用ビット

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JPH11104917A
JPH11104917A JP27285797A JP27285797A JPH11104917A JP H11104917 A JPH11104917 A JP H11104917A JP 27285797 A JP27285797 A JP 27285797A JP 27285797 A JP27285797 A JP 27285797A JP H11104917 A JPH11104917 A JP H11104917A
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manually operated
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shaft
tool
square
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Naohide Maekawa
直英 前川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、従来の操作工具を用いては困難とさ
れていた手動操作刃具による加工条件下での作業性を高
め、かつ作業時間を短縮させ得るとともに手動操作刃具
の回転軸ブレの発生を抑え、加工精度の低下を防止でき
るを提供することを課題とする。 【解決手段】本発明の手動操作刃具用ビット1は、所定
長さの軸部10と、軸部10の一端面10aから筒状に
形成され内周表面111に手動操作刃具3の角形操作軸
32の外周表面320が係合することで手動操作刃具3
が着脱可能に嵌挿される内周係合部11aと、軸部10
の端部に形成され軸部10に回転力を付与する操作用工
具4が着脱可能に連結される連結部12とを有し、内周
係合部11aが手動操作刃具3の角形操作軸32に嵌挿
されるとともに、軸部10の連結部12に操作用工具4
が連結され、軸部10を中心とする操作用工具4の回転
操作時に伴う回転力を軸部10を介して手動操作刃具3
に伝達することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手動操作刃具用ビ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、手動操作刃具として例えば、図1
2で示されるハンドタップ3は、そのシャンク四角部
(四角形操作軸)32に装着された市販のT型タップホ
ルダー5や、タップレンチ6などを用いて回転操作され
る。ここで、例えば、水平板20と垂直板21とよりな
るL字状の加工対象部材2や、水平板20と2枚の垂直
板21、21とよりなる略コ字状の加工対象部材2a
(図15参照)に対し、予め水平板20に設けられた穿
孔22(図12参照)に雌螺子加工を施す場合には、ハ
ンドタップ3のシャンク四角部32に装着した前記T型
タップホルダー5あるいはタップレンチ6を回転操作
し、ハンドタップ3の刃部30を穿孔22に螺子込むこ
とで螺子孔22a(図13参照)が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、T型タップ
ホルダー5あるいはタップレンチ6を用い、以下に示す
作業条件で雌螺子加工を施す場合に不具合を発生させ
る。例えば、 (1)加工対象部材2の垂直板21の壁面210から水
平板20の螺子孔22a形成位置までの間隔L2(図1
2参照)が、前記T型タップホルダー5の操作ハンドル
50bあるいはタップレンチ6の操作ハンドル60bの
回転半径R1の回転半径R2よりも短く、かつ前記操作
時の高さh1(図13参照)が垂直板21の高さhより
低い場合であると、操作ハンドル50b、60bが一回
転する途中で垂直板21の壁面210に当接、干渉する
(図13、図14に操作ハンドル50bのみを示す)。 (2)また、加工対象部材2aを構成する2枚の垂直板
21、21の間隔L3(図15参照)がT型タップホル
ダー5の操作ハンドル50bの回転直径D1あるいはタ
ップレンチ6の操作ハンドル60bの回転直径D2(図
12参照)よりも短い条件下において、2枚の垂直板2
1、21の下端部に連結された水平板20に、螺子孔2
2aを形成する場合、操作ハンドル50b、60bが一
回転する途中で2枚の垂直板21、21の壁面210に
当接、干渉する(図15、図16に操作ハンドル50b
のみを示す)。 (3)このため、T型タップホルダー5あるいはタップ
レンチ6を、垂直板21に当接、干渉する直前位置でハ
ンドタップ3のシャンク四角部32から一旦、離脱(図
13、図15の矢印Y2方向に離脱)させた後、垂直板
20に当接、干渉しない周方向の回転代を最大限残す位
置(図14、図16の二点破線で示す位置)で再装着
(図13、図15の矢印Y1方向に装着)する作業と、
狭い回転角度θ1、θ2(図14、図16参照)での回
転操作する作業とを交互に繰り返している。
【0004】この場合には、前記雌螺子加工を終了する
までの作業時間が長くかかる。 (4)そこで、前記操作ハンドル50b、60bを、前
記垂直板21に当接しないように短く調整して用いるこ
とが考えられる。しかし、ハンドタップ3に対し、雌螺
子加工に必要とする加工力を得るためには、前記操作ハ
ンドル50b、60bを短く調整した分、手動操作で大
きな回転力(トルク)を必要とするため、作業を困難と
し作業性が低い。 (5)また、T型タップホルダー5あるいはタップレン
チ6を用いる代わりに、スパナやモンキーレンチを用い
て、ハンドタップ3のシャンク四角部32を把持し、前
記垂直板21に当接、干渉する直前位置までの狭い回転
角度θ1、θ2(図14、図16参照)での回転操作を
行うこともできる。
【0005】この場合には、前記シャンク四角部32
は、操作用工具を係合(把持)する対辺が90°周方向
に位相した2組であるため、前記狭い回転角度θ1、θ
2内でのスパナやモンキーレンチの係合把持部をシャン
ク四角部32に係合しにくく、かつ滑りや、ガジリを発
生させやすく、作業性が低いこと、および両者の係合、
連結状態がガタつきやすく、回転操作時にハンドタップ
3の回転軸ブレを発生させ、加工精度を低下させる。
【0006】本発明は、前記問題点に鑑みなされたもの
で、従来の操作工具を用いては困難とされていた手動操
作刃具による加工条件下での作業性を高め、かつ作業時
間を短縮させ得るとともに手動操作刃具の回転軸ブレの
発生を抑え、加工精度の低下を防止できる手動操作刃具
用ビットを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の手動操作刃具用
ビットは、所定長さの軸部と、該軸部の一端面から筒状
に形成され内周表面に手動操作刃具の角形操作軸の外周
表面が係合することで該手動操作刃具が着脱可能に嵌挿
される内周係合部と、該軸部の端部に形成され該軸部に
回転力を付与する操作用工具が着脱可能に連結される連
結部とを有し、該内周係合部が該手動操作刃具の該角形
操作軸に嵌挿されるとともに、該軸部の連結部に該操作
用工具が連結され、該軸部を中心とする該操作用工具の
回転操作時に伴う回転力を該軸部を介して該手動操作刃
具に伝達することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】前記手動操作刃具用ビットは、軸
部の長さおよび外径を予め目的にあわせて種々設定する
ことができる。手動操作刃具用ビットの軸部の一端面に
形成された内周係合部は、手動操作刃具の角形操作軸に
嵌挿された連結状態にある場合、操作用工具の回転操作
時に、手動操作刃具を手動操作刃具用ビットと一体的に
回転できる連動機能をもつ。
【0009】内周係合部の形状は、手動操作刃具の角形
操作軸に対し、ブレを発生することなく連結でき、操作
用工具の回転操作時に伴う回転力を手動操作刃具に伝達
することができるものであればよく、例えば、連結相手
となる角形操作軸の断面形状が四角形、六角形、八角
形、十字形などの多角形である場合に対応して、それら
と相似する断面形状の穴とすることができる。
【0010】手動操作刃具用ビットの軸部の内周係合部
の大きさは、手動操作刃具の角形操作軸に着脱可能に嵌
挿されるとともに、手動操作刃具用ビットが手動操作刃
具の角形操作軸に装着された状態にある場合、操作用工
具から付与された回転力を前記角形操作軸にガタツキが
なく速やかに伝達できるものであればよい。前記ガタツ
キのない連結状態を得るには、例えば、内周係合部の内
径(互いに対向する2つの対向面の間隔、すなわち内周
の対辺径)と、手動操作刃具の角形操作軸の外径(互い
に背向する2つの背向面の間隔、すなわち外周の対辺
径)との寸法差を、0.01〜0.1mmの範囲内とす
ることが好ましい。
【0011】また、内周係合部の深さは、手動操作刃具
の角形操作軸の長さに応じて種々設定できる。内周係合
部は、例えば、軸部の他端面に形成された所定長さの円
形穴と直線上で連通するように形成することが好まし
い。この場合には、手動操作刃具の角形操作軸に内周係
合部を嵌挿、連結するに際して、まず、前記角形操作軸
の先端を円形穴に挿通した後、内周係合部に装着される
とともに、手動操作刃具の角形操作軸と刃部との間の円
柱部が前記円形穴に挿通、保持されるため、手動操作刃
具用ビットを手動操作刃具に安定、保持でき、操作用工
具による回転操作時にブレの発生を抑え、定位置での手
動操作刃具による加工精度を向上し得る。
【0012】手動操作刃具用ビットの軸部の端部に形成
された連結部は、軸部の外周側で操作用工具と連結し、
操作用工具の回転操作時に手動操作刃具用ビットを操作
用工具と一体的に回転できる連動機能をもつ。連結部
は、操作用工具が着脱可能に連結でき、かつ操作用工具
からの回転力を付与される領域であり、例えば、前記軸
部の端部の外周面(内周係合部が形成された軸部の半径
外方向側)に形成され四角形、六角形、八角形、十字形
などの多角形とした軸形状に構成することや、あるいは
前記半径外方向側とは逆に半径内方向側に形成され、か
つ前記内周係合部と同軸上で四角形、六角形、八角形、
十字形などの多角形とした穴形状に形成された構成とす
ることができる。
【0013】手動操作刃具用ビットの材質としては、例
えば、工具鋼、ステンレス鋼、合金鋼、その他の金属
材、樹脂材など、要するに使用に耐える強度を保持でき
る材質を用いることができる。手動操作刃具用ビット
は、内周係合部が手動操作刃具の角形操作軸に着脱可能
に嵌挿され、連結部に操作用工具が連結される。
【0014】そして、操作用工具が回転操作されると、
その回転力は手動操作刃具用ビットの連結部、軸部、内
周係合部を介して手動操作刃具の角形操作軸に伝達され
る。この場合、手動操作刃具は、操作用工具との間に、
角形操作軸の外径より大きな外径の手動操作刃具用ビッ
トが介在しているため、操作用工具回転操作による回転
力をガタツキなく、確実に付与される。
【0015】このため、手動操作刃具用ビットを介在し
ないで直接、操作用工具による回転操作力を手動操作刃
具の角形操作軸に作用する場合に較べ、手動操作刃具を
楽に、速やかに回転し得る。従って、本発明の手動操作
刃具用ビットを用いることにより、作業性を高めること
ができ、工程時間を短縮できる。
【0016】
【実施例】本発明、手動操作刃具用ビットの実施例を図
1〜図9に基づいて説明する。実施例の手動操作刃具用
ビット1は、所定長さの軸部10と、軸部10の一端面
10aに形成された角形穴11a(図1参照)と、軸部
10の他端面10bに形成され前記角形穴11aに連通
する円形穴11b(図2参照)と、角形穴11aの外周
側(角形穴11aが形成された軸部10の一端面10a
でその半径外方向側)に形成された角形連結部12とを
有する。
【0017】軸部10は、鋼材(S45C)製の六角棒
材のもので、外径(外周の対辺間寸法)Bが13mm、
全長Lが25mmに設定されている。なお、前記材質
は、限定されるものではなく、その他の種々の鋼材や、
合金材を用いることもできる。角形穴11aは、四角形
状で内径(内周の対辺間寸法)bが5.1mm、深さL
1(図3参照)が10mmに設定され、ハンドタップ3
(図4参照)のシャンク四角部32に着脱可能に嵌挿さ
れる。なお、ハンドタップ3のシャンク四角部32は、
外径〔外周の対辺間寸法(図7参照)〕B1が5mm、
長さL11(図4参照)が8mmである。
【0018】円形穴11bは、内径d(図2参照)が
6.3mm、深さL10(図3参照)が15mmに設定
され、ハンドタップ3のシャンク四角部32を角形穴1
1aに案内する案内部となり、挿通した後、ハンドタッ
プ3の円柱状のシャンク31が配置、保持される(図9
参照)。また、前記シャンク31を円形穴11bに固定
保持するため、軸心線Pと交差する方向(水平方向)に
締め付けボルト130を螺着する雌螺子孔13が軸部1
0に形成されている。
【0019】角形連結部12は、軸部10の一端面10
a側の六角形状の外周面100をそのまま利用したもの
であるが、六角形状に限定されるものではなく、種々の
角形状とすることができる。すなわち角形連結部12
は、後で述べるラチェット工具4(図4参照)、スッパ
ナ4A(図9参照)、モンキーレンチ4B(図9参
照)、メガネレンチ4C(図9参照)、図略のソケット
レンチなどの手動操作工具を連結でき、かつ回転力が付
与できる形状であればよい。
【0020】従って、角形連結部12は、少なくとも軸
部10の一端面10aに設けられていればよく、この場
合には、軸部10の他の外周形状は円柱状や、他の外観
形状であってもよい。このように構成された実施例1の
手動操作刃具用ビット1は、図4に示されるL字状の加
工対象部材2の水平板20に予め設けられた穿孔22に
雌螺子加工を施す場合に、前記従来のT型タップホルダ
ー5や、タップレンチ6を用いる代わりに用いられる。
【0021】手動操作刃具用ビット1は、雌螺子加工を
施すに先立ち、予めハンドタップ3およびラチェット工
具4に連結される。すなわち、まず、ハンドタップ3
は、そのシャンク四角部32を、手動操作刃具用ビット
1の角形穴11aに連通する他端面10bの円形穴11
bを案内として挿通された後、角形穴11aに連結され
る(図9参照)。このとき、シャンク四角部32の外周
表面320と、角形穴11aの内周表面111が係合す
る。
【0022】この場合、ハンドタップ3の刃部30とシ
ャンク四角部32との間の円柱状シャンク31はその外
周表面310が円形穴11bの内周表面112に係合、
保持されるため、手動操作刃具用ビット1とハンドタッ
プ3とを軸心線P上にブレなく連結できる。前記連結
後、手動操作刃具用ビット1の雌螺子孔13に螺合させ
た締め付けボルト130によって、シャンク部31を締
め付け固定する。
【0023】一方、手動操作刃具用ビット1の角形連結
部12には、ラチェット工具4に連結される。ラチェッ
ト工具4は、操作ハンドル40の回転中心軸P1上に形
成された把持部(係合軸部)41に連結された棒状ジョ
イント42と、棒状ジョイント42の下端側に連結され
た六角形ジョイント43とを備える。前記六角形ジョイ
ント43の係合穴430には、手動操作刃具用ビット1
の角形連結部12が装着、連結される。
【0024】この手動操作刃具用ビット1は、ハンドタ
ップ3とラチェット工具4の棒状ジョイント42および
六角形ジョイント43とを軸心線P上で直線的に連結す
るため、その高さh2は、加工対象部材2の垂直板21
の高さhを越えたものとなり、かつハンドタップ3に対
し、前記水平板20の穿孔22に雌螺子加工をするため
の回転操作時に、ラチェット工具4の操作ハンドル40
を加工対象部材2の垂直板21の壁面210に当接、干
渉させすることなく、ラチェット工具4の操作ハンドル
40の回転力を手動操作刃具用ビット1を介してハンド
タップ3に確実に伝達、付与される。
【0025】実施例の手動操作刃具用ビット1を用いる
ことによって、前記従来、困難とされていた加工条件下
において、以下に示す効果を得ることができる。 (1)ラチェット工具4をハンドタップ3のシャンク四
角部32の外径B1(5.1mm)よりも約2.5倍大
きな外径外径B(13mm)の角形連結部12に連結で
き、かつ回転半径を増すことができる。
【0026】このため、手動操作刃具用ビット1を介在
しないでラチェット工具4により直接、前記シャンク四
角部32に連結した場合に較べ、ハンドタップ3の回転
操作時の回転トルクを増すことができ、この分、楽に、
速やかに回転操作でき、前記従来の場合と較べ、作業性
を高め、かつ作業時間を短縮させ得る。 (2)手動操作刃具用ビット1の軸部10には、他端面
10bに、一端面10aの角形穴11aと連通する円形
穴11bが形成されている。
【0027】このため、ハンドタップ3は、シャンク四
角部32が前記角形穴11aに連結、保持される他に、
同じ軸心線P上でシャンク四角部32と刃部30との間
のシャンク部31が前記円形穴11bに保持され、かつ
片持ちタイプの操作ハンドル40をもつ回転ラチェット
工具4を用いた場合であっても、回転操作時の回転軸P
1ブレをを抑えることができ、ハンドタップ3による雌
螺子加工精度の低下を防止できる。
【0028】なお、実施例の手動操作刃具用ビット1
は、前記使用形態の他、上下逆にして用いることによっ
て、軸方向Pにハンドタップ3のシャンク四角部32と
回転ラチェット工具4の操作ハンドル40までの長さ
(高さ)を増すことができる。また、前記回転ラチェッ
ト工具4では、その把持部41に連結された棒状ジョイ
ント42と、棒状ジョイント42の下端側に連結された
六角形ジョイント43とを備えた場合に適用して説明し
たが、これらに限定されるものではなく、手動操作刃具
用ビット1の角形連結部12に対し、前記把持部41を
直接、連結することや、あるいは図略の長軸の下端側に
形成されたソケット状の連結部を直接、連結することも
できる。
【0029】(使用例1)使用例1としてハンドタップ
3のシャンク部31およびシャンク四角部32の代わり
に、図8に示されるハンドリーマ6のシャンク部61お
よびシャンク四角部62を、手動操作刃具用ビット1の
円形穴11bおよび角形穴11aに嵌挿、装着して用い
ることもできる。
【0030】この場合には、L字状の加工対象部材2の
水平板20に予め設けられた穿孔22の内周面220
を、ハンドリーマ6の刃部60により切削し、目的とす
る内径に精密に拡径する作業時に、ハンドリーマ6の回
転操作を素早く、楽になし得る。従って、使用例1の場
合においても、前記実施例と同じ効果を得ることができ
る。
【0031】(使用例2〜4)ラチェット工具4を用い
る代わりに、使用例2、3、4としてそれぞれ図9に示
されるスッパナ4A、モンキーレンチ4B、メガネレン
チ4Cや、図略のソケットレンチを、手動操作刃具用ビ
ット1の角形連結部12に係合し回転操作力を付与する
ことによって、ハンドタップ3を回転操作することがで
きる。
【0032】これらの場合も、前記実施例と同じ効果を
得ることができる。なお、この使用例2〜4のスッパナ
4A、モンキーレンチ4B、メガネレンチ4Cは、図8
に示されるハンドリーマ6のシャンク四角部62を嵌
挿、装着した手動操作刃具用ビット1の角形連結部12
に係合し回転操作力を付与することによって、ハンドリ
ーマ6を回転操作することができる。
【0033】また、前記実施例で用いた値は、限定され
るものではなく、目的に応じて種々変更できる。
【0034】
【発明の効果】本発明の手動操作刃具用ビットは、その
使用に際して軸部の一端面に形成された内周係合部が手
動操作刃具の角形操作軸に嵌挿されて連結し、角形操作
軸を安定、保持する。次いで、軸部の端部に形成された
連結部に操作用工具が連結され、軸部を中心とする操作
用工具の回転操作時に伴う回転力が軸部を介して手動操
作刃具に伝達される。
【0035】この操作用工具の回転操作時に、手動操作
刃具と操作用工具との間に、角形操作軸の外径より大き
な外径の手動操作刃具用ビットが介在しているため、回
転力をガタツキなく、確実に手動操作刃具に付与でき
る。そして、従来の操作工具を用いては困難とされてい
た手動操作刃具による加工条件下での作業性を高め、か
つ作業時間を短縮させ得るとともに手動操作刃具の回転
軸ブレの発生を抑え、加工精度の低下を防止できる。
【0036】なお、本発明の手動操作刃具用ビットは、
例えば、操作用工具として片持ちハンドルを備えたラチ
ェット工具を用いた場合であっても、外径が前記角形操
作軸の外径よりおおきな軸部によって確実に保持された
状態にあるため、手動操作刃具に対しガタツキなく連結
でき、かつ回転操作時の回転軸ブレの発生を抑えること
ができ、かつ加工精度の低下を防止できる。
【0037】さらに、本発明の手動操作刃具用ビットに
よれば、操作用工具による手動操作刃具の回転操作時
に、角形操作軸を安定、保持できるため、手動操作刃具
用ビットを用いないで直接、操作用工具からの回転操作
力を手動操作刃具の角形操作軸に作用する場合に較べ、
手動操作刃具を楽に、速やかに回転でき、作業性を高め
ることができ、工程時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の手動操作刃具用ビットを上方側より見
た斜視図。
【図2】実施例の手動操作刃具用ビットを下方側より見
た斜視図。
【図3】図1におけるAーA線断面矢視図。
【図4】実施例の手動操作刃具用ビットを装着直前状態
の一部を断面し、分解して示す概略分解側面図。
【図5】図3におけるBーB線断面矢視し、45°右方
向に回転した位置を示す図。
【図6】図3におけるCーC線断面矢視し、45°右方
向に回転した位置を示す図。
【図7】図6の手動操作刃具用ビットの角形穴に対応す
る位置における四角シャンク四角部(四角形操作軸)を
示す平面図。
【図8】実施例の手動操作刃具用ビットの使用状態の一
部を断面して示す概略側面図。
【図9】実施例の手動操作刃具用ビットの使用状態の一
部における角形連結部の外径と、ハンドタップのシャン
ク四角部の外径との大きさを比較して示す部分断面拡大
図。
【図10】実施例における使用例1を示す概略分解側面
図。
【図11】実施例における使用例2〜4を示す概略分解
側面図。
【図12】従来のT型タップホルダーおよびタップレン
チをハンドタップに装着する直前状態の一部を断面し、
分解して、雌螺子加工対象部材とともに示す概略分解側
面図。
【図13】従来例1のT型タップホルダーの使用状態の
一部を断面して示す概略側面図。
【図14】図13における平面図。
【図15】従来例2のT型タップホルダーの使用状態の
一部を断面して示す概略側面図。
【図16】図15における平面図。
【符号の説明】
1…手動操作刃具用ビット 10…軸部 11a…角形
穴 11b…円形穴 12…角形連結部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定長さの軸部と、 該軸部の一端面から筒状に形成され内周表面に手動操作
    刃具の角形操作軸の外周表面が係合することで該手動操
    作刃具が着脱可能に嵌挿される内周係合部と、 該軸部の端部に形成され該軸部に回転力を付与する操作
    用工具が着脱可能に連結される連結部とを有し、 該内周係合部が該手動操作刃具の該角形操作軸に嵌挿さ
    れるとともに、該軸部の連結部に該操作用工具が連結さ
    れ、該軸部を中心とする該操作用工具の回転操作時に伴
    う回転力を該軸部を介して該手動操作刃具に伝達するこ
    とを特徴とする手動操作刃具用ビット。
JP27285797A 1997-10-06 1997-10-06 手動操作刃具用ビット Pending JPH11104917A (ja)

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JP27285797A JPH11104917A (ja) 1997-10-06 1997-10-06 手動操作刃具用ビット

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7736100B2 (en) * 2005-08-26 2010-06-15 Eliot Evans Thread tap adapter
US20140119846A1 (en) * 2012-10-26 2014-05-01 Bruce O. Larsson Wrench-based tap and die holders
WO2015111879A1 (ko) * 2014-01-21 2015-07-30 최종민 탭용 커넥터
WO2015140680A1 (en) * 2014-03-19 2015-09-24 Roggerone Danilo Bushing for supporting screw taps

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