JP3208585U - タップハンドル - Google Patents

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Abstract

【課題】建材等に切られた雌ねじの中に金属の切りかすが詰まっていたり、雌ねじの入口が破損していたりするケースでも使用できるタップハンドルを提供する。【解決手段】筒状の外筒部11と、外筒部に回転可能に挿入された回転部12とを備え、回転部の一端には、タップ2の被挟持部21を挟持するチャック部12aが設けられ、回転部の他端には、回転部を回転するための操作部12bが設けられ、操作部に、回転軸と直交する方向に貫通孔12cが開けられたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、ワークに雌ねじ加工を施すタップを保持するタップハンドルに関するものである。特に、既に切られた雌ねじの再加工に適するタップハンドルに関するものである。
ワークに雌ねじを形成する際には、事前にドリル等でワーク表面に下穴を形成し、タップにより、この下穴に沿って雌ねじを形成することが一般的である。
タップを回転させるために、タップハンドルと呼ばれる冶具が広く用いられている。タップは、一端より、テーパー状の導入部、それに続いてねじ切り部、ストレート部、四角柱状の被挟持部より構成される。この四角柱状の被挟持部を、タップハンドルの中央に設けられたチャック部で挟持する。タップハンドルを回転させる操作部は、タップと垂直をなす棒状体であるハンドルである。このハンドルを両手で保持して回転させることで、タップをワークに対して垂直に維持し、正確に雌ねじを切ることができる。
タップハンドルは、使いやすく、且つ正確に雌ねじを切るために、様々なものが提案されている。例えば、鉄板等の被切削物表面に形成されたねじ下穴に雌ネジ加工を施すタップの軸心と、前記ねじ下穴の軸心とを一致して保持するガイド孔を設けたことを特徴とするタップガイドが提案されている。このタップガイドを用いれば、タップの軸心と下穴の軸心とが常に一致し、容易に安定した雌ネジ加工を施すことができるため、ねじ孔が傾斜したり、下穴内でタップが折れて被切削物を不良品にしたりしてしまうことがない(例えば、特許文献1)。
特開2002-28823号公報
しかし、このような従来のタップハンドルにおいては、両手で保持できる長さのハンドルが必要であった。ハンドルが十分な長さを有することで、タップをワークに対して正確に垂直に当接することが可能となり、それにより、ねじ穴の傾斜や、タップが折れることを防止できた。また、雌ねじを切る際に必要な大きな回転トルクを、長いハンドルを回転させることで、タップに伝えることができた。
このように、従来のタップハンドルは、ワークが独立した板材等であり、それに雌ねじを形成する際には不都合がなかった。しかし、ワークが建築物やエレベータ等の構造体の一部を成すようなケースにおいて、建築物の角部等にねじを切る際には、ハンドルが建築物に当たってねじを切ることができないという問題があった。
また、板材等の状態で雌ねじを形成し、その後に、板材等を組み立てて構造体とすることが普通であるが、板材の運搬時や組み立て時に、雌ねじに金属の切りカスが入ったり、雌ねじの入り口部が破損したりすることもしばしばあった。あるいは、雌ねじを切った後に錆止め等の塗装を行うことも通例であり、それにより、雌ねじの一部に塗料が詰まることもあった。雌ねじが設けられる箇所は板材等の端部が多く、したがって組み立て後は、雌ねじは構造体の角部に位置することが多い。上述したように、構造体の角部では従来のハンドルを有するタップハンドルは使用することが困難であり、破損した雌ねじの再加工ができなかった。
この考案に係るタップハンドルは、雌ねじの再加工に用いるタップハンドルであって、筒状の外筒部と、当該外筒部に回転可能に挿入された回転部とを備え、上記回転部の一端には、タップの被挟持部を挟持するチャック部が設けられ、上記回転部の他端には、当該回転部を回転するための操作部が設けられ、当該操作部に、回転軸と直交する方向に貫通孔が開けられたことを特徴とする。
また、上記操作部の回転軸に垂直な断面は、六角形状であることを特徴とする。
さらに、上記操作部の端部に、ドライバー用の凹部が形成されたことを特徴とする。
この考案に係るタップハンドルは、操作部としてハンドルを用いずにタップを回転させることが可能であるため、構造体の壁面近くや角部においても使用することができる。
特に、破損した雌ねじの再加工に適している。
また、タップを回転させるために、様々な手段が可能である。操作部に設けられた貫通孔にドライバー等の棒状体を通して回転させたり、ラチェットレンチを用いて回転させたりすることができる。また、操作部に設けられたドライバー凹部により、ドライバーで回転させることも可能である。このように、様々な手段でタップを回転させることが可能であるため、雌ねじが設けられた場所の状況に応じた最適な手段を選択し、作業を効率良く行うことができる。
このような様々な手段を用いた際に懸念されることは、タップがワーク面に垂直に当接しなかったり、十分な回転トルクを与えたりすることができないことである。しかし、破損した雌ねじの再加工の際には、既に形成された雌ねじに沿って、タップを容易に回転し挿入できるため、ワークと正確に垂直に当接しなくても問題ない。また、大きな回転トルクも不要である。
本考案に係る(A)タップハンドルと、それに装着する(B)タップの側面図である。 本考案に係るタップハンドルにタップを装着した図である。 本考案に係るタップハンドルの使用方法を示した図である。 本考案に係るタップハンドルの操作部にドライバー用凹部を設けた際の部分図である。
実施の形態.
本考案の実施の形態に係るタップハンドルの構成や使用例について、図を用いて以下に説明する。なお、本実施の形態は、本考案を良好に実施するための一例を開示するものであり、本考案を本実施例に具体的に限定するものではない。
<構成>
図1(A)は、本考案に係るタップハンドル、(B)はそれに装着するタップの側面図である。タップハンドル1は、雌ねじの再加工に用いるタップハンドルであって、筒状の外筒部11と、外筒部11に回転可能に挿入された回転部12とを備え、回転部12の一端には、タップ2の被挟持部21を挟持するチャック部12aが設けられ、回転部12の他端には、回転部12を回転するための操作部12bが設けられ、操作部12bに、回転軸と直交する方向に貫通孔12cが開けられたことを特徴とするものである。
筒状の外筒部11の内部は空洞であり、雌ねじが形成されている。この雌ねじは、回転部12の外周部に切られた雄ねじに適合し、回転部12を回転させて挿入できる。また、外筒部11の内部の空洞の一端は内径が小さくなっている。そのため、回転部12を回転させて挿入していくと、回転部12の一端に設けられたチャック部12aは外筒部11の内径に沿って内側に押される。そのため、タップ2の被挟持部21を挟持することができる。
また、外筒部11の外周部に、ローレット加工等により滑り止め部11aを設けても良い。タップ2を挟持する際に、この滑り止め部11aを左手で持ち、右手で回転部12の操作部12bを回転させる等の操作により、タップ2を強く挟持することができる。このようにして、タップ2をタップハンドル1に装着した状態を図2に示す。
回転部12の操作部12bには、回転部12の回転軸と直交する方向に貫通孔12cが開けられている。貫通孔12cの径は、例えばドライバーの軸が挿入できる程度の径であれば良い。
この操作部12bの形状であるが、回転軸に垂直な断面が六角形状であることが望ましい。六角形状とすることで、ラチェットレンチやスパナを用いて回転部12を回転させることができるためである。
<使用方法>
次に使用例につて説明する。
本考案に係るタップハンドル1が最も有用な場面は、図3に示すように構造体の壁面近くや角部で、雌ねじを新たに切ったり、雌ねじを再加工したりするときである。近くに壁面があっても、図3に示すように、回転部12の操作部12bに設けられた貫通穴12cにドライバーの軸部等の棒状体を挿入して回転させることができる。あるいは、ラチェットレンチやスパナを用いて回転させることもできる。
実際の現場においては、建材等に切られた雌ねじの中に金属の切りかすが詰まっていたり、雌ねじの入口が破損していたりするケースは少なくない。あるいは、雌ねじを切った後に錆止め等の塗装を行うことも通例であり、それにより、雌ねじの一部に塗料が詰まることもある。そして、その雌ねじが壁面の近くや角部に位置していることも多い。こういった際には、雌ねじの再加工が必要であるが、従来のタップハンドルを用いた場合、ハンドルが壁面にぶつかり、再加工できない。本考案に係るタップハンドル1は、こういったケースにおいても、問題なく雌ねじの再加工が行える。
<その他の構成>
上記においては、タップハンドルの良好な一例について示したが、下記のような異なる構成であっても良い。
例えば、外筒部11の滑り止め部11aは必ずしも設けなくても良い。あるいは、滑り止め部11aを設ける代わりに、外筒部11の外形を八角形等の多角形にしても良い。こうすることで、外筒部11をしっかりと持つことが可能となり、外筒部11aを設けるのと同様の機能を持たすことができる。
また、チャック部12aは、タップ2の被挟持部21をしっかりと固定できるのであれば、どのような構成であっても良い。例えば、外筒部11の側面から、回転軸に垂直にねじ穴を設け、側面からねじを締めつけることで、タップ2の被挟持部21を固定するといった構成でも良い。
さらに、回転部12の操作部12bの端部に、図4に示すようなドライバー用の凹部12dを設けても良い。ドライバー用の凹部12dを設けることで、ドライバーを用いてタップを回転させることも可能となる。
<本考案の特長>
上述したように、実際の現場においては、建材等に切られた雌ねじの中に金属の切りかすが詰まっていたり、雌ねじの入口が破損していたりするケースは少なくなく、その雌ねじが壁面の近くや角部に位置していることも多い。あるいは、雌ねじを切った後に錆止め等の塗装を行うことも通例であり、それにより、雌ねじの一部に塗料が詰まることもある。それにもかかわらず、こういったケースにおいて使用できる冶具が無かった。
この考案に係るタップハンドルは、このようなケースに最適な冶具であり、操作部としてハンドルを用いずにタップを回転させることが可能であるため、構造体の壁面近くや角部においても使用することができる。
特に、破損した雌ねじの再加工に適している。
また、タップを回転させるために、様々な手段が可能である。操作部に設けられた貫通孔にドライバー等の棒状体を通して回転させたり、ラチェットレンチを用いて回転させたりすることがすることができる。また、操作部に設けられたドライバー凹部により、ドライバーで回転させることも可能である。このように、様々な手段でタップを回転させることが可能であるため、雌ねじが設けられた場所の状況に応じた最適な手段を選択し、作業を効率良く行うことができる。
このような様々な手段を用いた際に懸念されることは、タップがワーク面に垂直に当接しなかったり、十分な回転トルクを与えたりすることができないことである。しかし、破損した雌ねじの再加工の際には、既に形成された雌ねじに沿って、タップを容易に回転し挿入できるため、ワークと正確に垂直に当接しなくても問題ない。また、大きな回転トルクも不要である。
1 タップハンドル
11 外筒部
11a 滑り止め部
12 回転部
12a チャック部
12b 六角形状部
12c 貫通孔
12d ドライバー等凹部
2 タップ
21 被挟持部
3 棒状体

Claims (3)

  1. 雌ねじの再加工に用いるタップハンドルであって、
    筒状の外筒部と、
    当該外筒部に回転可能に挿入された回転部と、
    を備え、
    上記回転部の一端には、タップの被挟持部を挟持するチャック部が設けられ、
    上記回転部の他端には、当該回転部を回転するための操作部が設けられ、
    当該操作部に、回転軸と直交する方向に貫通孔が開けられた
    ことを特徴とするタップハンドル。
  2. 上記操作部の回転軸に垂直な断面は六角形状である
    ことを特徴とする請求項1に記載のタップハンドル。
  3. 上記操作部の端部に、ドライバー用の凹部が形成された
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のタップハンドル。
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