JPH11103181A - レール係合部材とこのレール係合部材を用いた取付構造 - Google Patents

レール係合部材とこのレール係合部材を用いた取付構造

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JPH11103181A
JPH11103181A JP27931897A JP27931897A JPH11103181A JP H11103181 A JPH11103181 A JP H11103181A JP 27931897 A JP27931897 A JP 27931897A JP 27931897 A JP27931897 A JP 27931897A JP H11103181 A JPH11103181 A JP H11103181A
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努 久米
Hirobumi Iwanaga
博文 岩永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 形状が大きくレール係合部材を複数備えた被
取付物をレールから取り外す場合に、それぞれのレール
係合部材を後退位置に保持し得て、取り外し作業を容易
にする取付構造を提供する。 【解決手段】 レール係合部材1を外力によりばね力に
抗して後退させた場合に、レール係合部材1を後退位置
に保持する保持手段を、レール係合部材1に設けた柱状
部3の自由端部に係合片部6を形成すると共に、この係
合片部6の基部に突起部7を設け、レール係合部材摺動
溝部16の底面部に、レール係合部材1を外力によりば
ね力に抗して後退させた場合に、係合片部6に当接し
て、この係合片部6をレール30の辺縁部の下側に押し
込む押圧部21と、レール係合部材1を外力によりばね
力に抗して後退させた場合に、突起部7の下に当接する
ストッパー部22とを設けて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度調整器、タイ
マー等の電子機器、電子装置をレール(DINレール)
に取り付ける際に使用するレール係合部材とこのレール
係合部材を用いた取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種の取付構造としては、固
定側に設けたレールを、電子機器等に設けたレール挿入
溝部に挿入した際に、ばね力に抗して後退し、レール挿
入溝部にレールが挿入された時点で、ばね力により前進
してレールに係合するレール係合部材を有するものがあ
る。
【0003】すなわち、図7に示すように、電子機器A
に設けたレール挿入溝部40の下方にはレール係合部材
摺動溝部43が形成してあり、このレール係合部材摺動
溝部43の左、右側壁部には断面コ字形状の摺動溝部4
4が形成してあり、レール係合部材摺動溝部43の底面
部には、センターSから左右に等距離に位置させて突起
部45、46が形成してある。
【0004】また、レール係合部材47は、部材本体4
7Aの左、右縁部にレール部48を形成し、部材本体4
7の中央部に柱状部49を、また、この柱状部49の左
右に位置させて逆ハ字状に成るばね片部50A、50B
をそれぞれ形成し、部材本体47Aの上縁部に,この部
材本体47Aの上端面部より上方に突出する係合爪部5
1を形成して構成してある。
【0005】そして、レール係合部材47を、その左右
のレール部48を摺動溝部44に摺動可能に挿入してレ
ール係合部材摺動溝部43に取り付けて、左のばね片部
50Aを左の突起部45に、右のばね片部50Bを右の
突起部46にそれぞれ摺接させてある。
【0006】そして、電子機器Aの裏側をレール30に
沿わせて、係合爪部51の外面をレール(図示せず)の
下縁部に当てて、電子機器Aをレールに押し付けること
により、係合爪部51の外面が傾斜面になっているため
に、押付け力が係合爪部51を押し下げる力に変換され
て、レール係合部材47が押し下げられ、ばね片部50
A、50Bが左右の突起部45,46により内方に寄せ
られてばね力を蓄える。
【0007】上記のようにレール係合部材47が押し下
げられることにより、電子機器Aのレール用溝部40に
レールが挿入される。そして、電子機器Aを少し下げる
ことにより、レール挿入溝部40の上側壁部に設けた係
合爪部41の内面とレール用溝部40の底面部との間に
レールの上縁部が挿入され、また、レール係合部材47
は、左右のばね片部50A、50Bの付勢力により押上
げられて、レール係合部材47のレール当接面がレール
の下縁部に当接して、係合爪部51がレールに係合され
る。このようにして、電子機器Aがレールに取り付けら
れる。
【0008】また、電子機器Aをレールから取り外す場
合には、レール係合部材47を工具(図示せず)を用い
て押し下げて、レール係合部材47のレール当接面をレ
ールの下縁部より離すと共に、係合爪部51をレールよ
り離して、レールの下縁部の係合を解除して、電子機器
Aをレールから取り外す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
取付構造にあっては、レール係合部材47を工具で押し
下げた状態で、このレール係合部材47から工具を離す
と、レール係合部材47は、左右のばね片部50A、5
0Bの付勢力により押上げられて、係合爪部51がレー
ルに係合する。
【0010】また、電子機器Aの形状が大きく、レール
係合部材47を複数必要とする場合がある。このような
電子機器Aをレールから取り外す場合には、複数のレー
ル係合部材47を同時に工具で押し下げながら取り外し
作業を行わなければならず、一人での取り外し作業が困
難であるという問題点があった。
【0011】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その第1の目的とするところは、後退
位置に保持することができるレール係合部材を提供する
ことにある。
【0012】また、本発明の第2の目的とするところ
は、形状が大きくレール係合部材を複数備えた被取付物
をレールから取り外す場合に、それぞれのレール係合部
材を後退位置に保持し得て、取り外し作業を容易にする
取付構造を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、請求項1の発明に係るレール係合部材は、
固定側に設けたレールを、被取付物に設けたレール挿入
溝部に挿入した際に、ばね力に抗して後退し、前記レー
ル挿入溝部に前記レールが挿入された時点で、ばね力に
より前進して前記レールに係合するレール係合部材であ
って、前記後退時に、前記レールの辺縁部の端面に係合
する係合片部を備えたことを特徴とする。
【0014】かかる構成により、このレール係合部材を
外力によりばね力に抗して後退させた場合に、係合片部
をレールの辺縁部の端面に係合させることができる。こ
のために、レール係合部材を後退位置に保持することが
できる。したがって、例えば、形状が大きくレール係合
部材を複数備えた被取付物(電子機器等)をレールから
取り外す場合には、それぞれのレール係合部材を後退位
置に保持することができるために、一人で、その取り外
し作業を難なく行うことができる。
【0015】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項2の発明に係るレール係合部材は、請求項1
に記載のレール係合部材において、部材本体に、自由端
部を有する柱状部を形成し、この柱状部の前記自由端部
に前記係合片部を形成した。
【0016】かかる構成により、このレール係合部材を
外力によりばね力に抗して後退させた場合に、係合片部
をレールの辺縁部の端面に係合させることができる。こ
のために、上記した請求項1の発明の作用効果と同様な
作用効果を奏し得る。
【0017】また、上記の第2の目的を達成するため
に、請求項3の発明に係る取付構造は、固定側に設けた
レールを、被取付物に設けたレール挿入溝部に挿入した
際に、ばね力に抗して後退し、前記レール挿入溝部に前
記レールが挿入された時点で、ばね力により前進して前
記レールに係合するレール係合部材を有する取付構造に
おいて、前記レール係合部材を外力によりばね力に抗し
て後退させた場合に、前記レール係合部材を後退位置に
保持する保持手段を備えたことを特徴とする。
【0018】かかる構成により、レール係合部材を保持
手段により後退位置に保持することができるので、形状
が大きくレール係合部材を複数備えた被取付物(電子機
器等)をレールから取り外す場合には、それぞれのレー
ル係合部材を保持手段により後退位置に保持することが
できるために、一人で、その取り外し作業を難なく行う
ことができる。
【0019】また、上記の第2の目的を達成するため
に、請求項4の発明に係る取付構造は、請求項2に記載
の取付構造において、前記保持手段を、前記レール係合
部材に、このレール係合部材を外力によりばね力に抗し
て後退させた場合に、前記レールの辺縁部の端面に係合
する係合片部を設けて構成した。
【0020】かかる構成により、レール係合部材を外力
によりばね力に抗して後退させた場合に、係合片部をレ
ールの辺縁部の端面に係合させることで一つ一つのレー
ル係合部材を後退位置に保持することができるので、上
記した請求項3の発明の作用効果と同様な作用効果を奏
し得る。
【0021】また、上記の第2の目的を達成するため
に、請求項5の発明に係る取付構造は、請求項3に記載
の取付構造において、前記保持手段を、前記レール係合
部材に設けた柱状部の自由端部に係合片部を設け、前記
レール係合部材摺動溝部の底面部に、前記レール係合部
材を外力によりばね力に抗して後退させた場合に、前記
係合片部に当接して前記係合片部を前記レールの辺縁部
の端面に押し込み係合させる押圧部を設けて構成した。
【0022】かかる構成により、前記レール係合部材を
外力によりばね力に抗して後退させた場合に、押圧部が
係合片部に当接して、この係合片部を前記レールの辺縁
部の端面に押し込み係合させるようになって、一つ一つ
のレール係合部材を後退位置に保持することができるの
で、上記した請求項3の発明の作用効果と同様な作用効
果を奏し得る。
【0023】また、上記の第2の目的を達成するため
に、請求項6の発明に係る取付構造は、請求項2に記載
の取付構造において、前記保持手段を、前記レール係合
部材に設けた柱状部の自由端部に係合片部を形成すると
共に、この係合片部の基部に突起部を設け、前記レール
係合部材摺動溝部の底面部に、前記レール係合部材を外
力によりばね力に抗して後退させた場合に、前記係合片
部に当接して前記係合片部を前記レールの辺縁部の端面
に押し込み係合させる押圧部と、前記レール係合部材を
外力によりばね力に抗して後退させた場合に、前記突起
部に当接するストッパー部とを設けて構成した。
【0024】かかる構成により、前記レール係合部材を
外力によりばね力に抗して後退させた場合に、押圧部が
突起部に当接して前記係合片部を前記レールの辺縁部の
端面に押し込み係合させると共に、ストッパー部が突起
部の下に当接して一つ一つのレール係合部材を後退位置
に保持することができるので、上記した請求項3の発明
の作用効果と同様な作用効果を奏し得る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る取付構造の正
面図、図2は同取付構造において、電子機器のケース本
体の裏面に形成されたレール用溝部の正面図、図3は図
2のX−X線に沿う断面図、図4は図2のY−Y線に沿
う断面図である。
【0026】本発明に係る取付構造は、被取付物である
電子機器Aの装置本体11の裏側に形成されたレール用
溝部12と、このレール用溝部12の下方に位置するレ
ール係合部材摺動溝部16と、このレール係合部材摺動
溝部16に移動可能に設けられたレール係合部材1と、
このレール係合部材1を外力によりばね力に抗して後退
させた場合に、レール係合部材1を後退位置に保持する
保持手段とを備えている。
【0027】そして、本発明に係るレール係合部材1
は、図5に示すように板状で長方形状の部材本体2を有
しており、この部材本体2の左、右縁部には、この部材
本体2より肉薄なレール部2A、2Bが形成してあり、
また、部材本体2の中央部には柱状部3が、また、この
柱状部3の左右に位置させてばね片部4、5がそれぞれ
形成してある。この柱状部3の自由端部の内側には係合
片部6が形成してあり、この係合片部6は内方イに凸に
なるように湾曲しており、この係合片部6の基部には内
方イに向かって突出する突起部7が形成してある。
【0028】また、ばね片部4、5は、柱状部3を中に
して逆ハ字状に成されており、ばね片部4、5の外面部
4a、5aは、柱状部3側に凸となる曲線部ロと、この
曲線部ロの端部側に連なる柱状部3側に凹となる逆曲線
部ハとから構成してある。
【0029】また、部材本体2の上端面部2Aはレール
当接面にしてあり、また、柱状部3の端面部3A及びば
ね片部4、5の端面部4A、5Aはいづれもレール当接
面にしてある。また、部材本体2の上縁部には上端面部
2Aより上方に突出する係合爪部8が形成してある。そ
して、この係合爪部8の外面は傾斜面8Aで構成してあ
る。
【0030】また、部材本体2には、柱状部3及びばね
片部4、5の基部側に位置させて工具挿入用の孔部9が
形成してある。
【0031】電子機器Aのケース本体11の裏側には、
図2に示すように左右方向にレール挿入溝部12が形成
してあり、このレール挿入溝部12の上側壁部13に
は、左右方向に所定の間隔をおいて複数の係合爪部14
が形成してあり、係合爪部14の内面とレール用溝部1
2の底面部12aとの間はレール挿入溝15が形成して
ある。
【0032】また、電子機器のケース本体11の裏側に
は、レール用溝部12の下方に位置させてレール係合部
材摺動溝部16が形成してあり、このレール係合部材摺
動溝部16は、ケース本体11の裏側に左右方向に所定
の間隔をおいて複数設けてある。
【0033】レール係合部材摺動溝部16の左、右側壁
部には断面コ字形状の摺動溝部17が形成してあり、レ
ール係合部材摺動溝部16の底面部18には、この底面
部18のセンターSに位置させて、凹部20と押圧部2
1とストッパー部22とがこの順序に上から下にかけて
形成してあり、また、レール係合部材摺動溝部16の底
面部18には、センターSから左右に等距離に位置させ
て突起部23、24が形成してある。
【0034】そして、レール係合部材1が、その左右の
レール部2A、2Bを摺動溝部17に摺動可能に挿入し
てレール係合部材摺動溝部16に取り付けてある。この
場合、左のばね片部4の外面部4aは左の突起部23
に、右のばね片部5の外面部5aは右の突起部24に、
それぞれ摺接している。この場合、左右のばね片部4、
5の付勢力は外方に向かっているために、この付勢力
が、左右のばね片部4、5の外面部4a、5aの曲線部
ロを左右の突起部23、24に押し当てており、この曲
線部ロと突起部23、24とが、付勢力をレール係合部
材1の押上げ力に変換していて、レール係合部材1が押
上げられて(前進させられて)、係合爪部8がレール用
溝部12側に突出している。
【0035】そして、保持手段は、レール係合部材1に
設けた柱状部3の自由端部に係合片部6を形成すると共
に、この係合片部6の基部に突起部7を設け、レール係
合部材摺動溝部16の底面部に、レール係合部材1を外
力によりばね力に抗して押し下げた(後退させた)場合
に、係合片部6に当接してこの係合片部6をレール30
の縁部30Bの下側に押し込む押圧部21と、レール係
合部材1を外力によりばね力に抗して後退させた場合
に、突起部7の下に当接するストッパー部22とを設け
て構成してある。
【0036】次に、上記のように取付構造を備えた電子
機器のレールへの取付及び取外しを説明する。レール3
0は、電子機器Aを取り付ける設備等に、例えば水平状
態で設けてある。
【0037】電子機器Aの裏側をレール30に沿わせ
て、係合爪部8の外面をレール30のの下縁部(辺縁
部)30Bに当てて、電子機器Aをレール30に押し付
けることにより、係合爪部8の外面が傾斜面8Aになっ
ているために、押付け力が係合爪部8を押し下げる力に
変換される。このために、レール係合部材1が押し下げ
られる。この場合、このレール係合部材1の押し下げに
より、ばね片部4、5が左右の突起部23、24により
内方に寄せられてばね力を蓄える。
【0038】上記のようにレール係合部材1が押し下げ
られることにより、電子機器Aのレール用溝部12にレ
ール30が挿入される。そして、係合爪部14の内面と
レール用溝部12の底面部12aとの間のレール挿入溝
15にレール30の上縁部30Aが挿入され、また、レ
ール係合部材1は、左右のばね片部4、5の付勢力によ
り押上げられて、レール係合部材1のレール当接面がレ
ール30の下縁部30Bに当接して、係合爪部8がレー
ル30に係合する。
【0039】この場合、図6の(1)に示すようにレー
ル係合部材1の柱状部3に設けた係合片部6がレール3
0の下縁部30Bに押されて、後方に倒れてレール係合
部材摺動溝部16の底面部18の凹部20内に収容され
る。また、レール係合部材摺動溝部16の底面部18に
形成された押圧部21とストッパー部22とは係合片部
6より離れている。このようにして、電子機器Aがレー
ル30に取り付けられる。
【0040】次に、電子機器Aをレール30から取り外
す場合には、レール係合部材1を工具(ドライバー)
(図示せず)で下方向に押し下げると、図6の(2)に
示すようにレール係合部材1のレール当接面がレール3
0の下縁部30Bより離れると共に、係合爪部8がレー
ル30より離れて、レール30の下縁部30Bの係合が
解除される。これと同時に、係合片部6がレール30の
下縁部30Bより離れ、この係合片部6が押圧部21に
当接して、この係合片部6が前方に押されて、レール3
0の下縁部30Bの端面下に係合し、また、ストッパー
部22が突起部7の下に当接する。
【0041】このために、レール係合部材1は、そのば
ね力による上昇が阻まれて、レール30の下縁部30B
を解放した状態のまま固定される。この操作を、すべて
の取付構造のレール係合部材3において行って、すべて
のレール係合部材1をレール30の下縁部30Bを解放
した状態のままに固定した後に、係合爪部14のレール
30の上縁部30Aへの引っ掛けを解除して、電子機器
Aをレール30から取り外す。
【0042】上記した実施の形態例にあっては、電子機
器Aをレール30から取り外す場合に、レール係合部材
1を、レール30の下縁部30Bを解放した状態のまま
固定することができるために、複数のレール係合部材3
を有する電子機器Aでも、その取り外しを容易に行うこ
とができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るレー
ル係合部材によれば、このレール係合部材を外力により
ばね力に抗して後退させた場合に、係合片部をレールの
辺縁部の端面に係合させることができる。このために、
レール係合部材を後退位置に保持することができる。し
たがって、例えば、形状が大きくレール係合部材を複数
備えた被取付物(電子機器等)をレールから取り外す場
合には、それぞれのレール係合部材を後退位置に保持す
ることができるために、一人で、その取り外し作業を難
なく行うことができる。
【0044】また、本発明に係る取付構造によれば、レ
ール係合部材を保持手段により後退位置に保持すること
ができるので、形状が大きくレール係合部材を複数備え
た被取付物(電子機器等)をレールから取り外す場合に
は、それぞれのレール係合部材を保持手段により後退位
置に保持することができるために、一人で、その取り外
し作業を難なく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る取付構造の正面図である。
【図2】同取付構造において、電子機器のケース本体の
裏面に形成されたレール用溝部の正面図である。
【図3】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図4】図2のY−Y線に沿う断面図である。
【図5】同取付構造におけるレール係合部材の裏側から
みた斜視図である。
【図6】(1)は電子機器の装置本体をレールに取り付
けた状態の断面図である。(2)は電子機器の装置本体
をレールに取り付けた状態でレール係合部材を押し下げ
た場合の断面図である。
【図7】従来の取付構造の正面図である。
【符号の説明】
1 レール係合部材 2 部材本体 3 柱状部 4 ばね片部 5 ばね片部 6 係合片部 7 突起部 8 係合爪部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側に設けたレールを、被取付物に設
    けたレール挿入溝部に挿入した際に、ばね力に抗して後
    退し、前記レール挿入溝部に前記レールが挿入された時
    点で、ばね力により前進して前記レールに係合するレー
    ル係合部材であって、前記後退時に、前記レールの辺縁
    部の端面に係合する係合片部を備えたことを特徴とする
    レール係合部材。
  2. 【請求項2】 部材本体に、自由端部を有する柱状部を
    形成し、この柱状部の前記自由端部に前記係合片部を形
    成した請求項1に記載のレール係合部材。
  3. 【請求項3】 固定側に設けたレールを、被取付物に設
    けたレール挿入溝部に挿入した際に、ばね力に抗して後
    退し、前記レール挿入溝部に前記レールが挿入された時
    点で、ばね力により前進して前記レールに係合するレー
    ル係合部材を有する取付構造において、前記レール係合
    部材を外力によりばね力に抗して後退させた場合に、前
    記レール係合部材を後退位置に保持する保持手段を備え
    たことを特徴とする取付構造。
  4. 【請求項4】 前記保持手段を、前記レール係合部材
    に、このレール係合部材を外力によりばね力に抗して後
    退させた場合に、前記レールの辺縁部の端面に係合する
    係合片部を設けて構成した請求項3に記載の取付構造。
  5. 【請求項5】 前記保持手段を、 前記レール係合部材に設けた柱状部の自由端部に係合片
    部を設け、 前記レール係合部材摺動溝部の底面部に、前記レール係
    合部材を外力によりばね力に抗して後退させた場合に、
    前記係合片部に当接して前記係合片部を前記レールの辺
    縁部の端面に押し込み係合させる押圧部を設けて構成し
    た請求項3に記載の取付構造。
  6. 【請求項6】 前記保持手段を、 前記レール係合部材に設けた柱状部の自由端部に係合片
    部を形成すると共に、この係合片部の基部に突起部を設
    け、 前記レール係合部材摺動溝部の底面部に、前記レール係
    合部材を外力によりばね力に抗して後退させた場合に、
    前記係合片部に当接して前記係合片部を前記レールの辺
    縁部の端面に押し込み係合させる押圧部と、前記レール
    係合部材を外力によりばね力に抗して後退させた場合
    に、前記突起部に当接するストッパー部とを設けて構成
    した請求項3に記載の取付構造。
JP27931897A 1997-09-29 1997-09-29 レール係合部材及びこれを用いた電子機器並びにレール係合部材を用いた取付構造 Expired - Fee Related JP3687307B2 (ja)

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