JPH11100901A - ユニット住宅の張出し構造 - Google Patents

ユニット住宅の張出し構造

Info

Publication number
JPH11100901A
JPH11100901A JP25992397A JP25992397A JPH11100901A JP H11100901 A JPH11100901 A JP H11100901A JP 25992397 A JP25992397 A JP 25992397A JP 25992397 A JP25992397 A JP 25992397A JP H11100901 A JPH11100901 A JP H11100901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
ceiling
floor
joined
members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25992397A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiori Ichikawa
佳織 市川
Mitsuru Yamane
満 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP25992397A priority Critical patent/JPH11100901A/ja
Publication of JPH11100901A publication Critical patent/JPH11100901A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 張出し構造物の部材点数を削減して、製造コ
ストを低減し、また、設計の自由度が大きい、ユニット
住宅の張出し構造を得る。 【解決手段】床フレ−ム14が、短床梁材30と長床梁
材32を接合した門型とされおり、平行に張り出した短
床梁材30の端部が柱12の下部に剛接合されている。
また、天井フレ−ム16が、小天井梁材42、大天井梁
材44、横梁材52を剛接合して矩形状とされ、平行に
張り出した小天井梁材42の端部が柱12の上部に剛接
合されている。このように、短床梁材30と小天井梁材
42の端部柱12に直接剛接合することで、天井フレ−
ム16と床フレ−ム14とをつなぐ支柱等がなくても、
必要な剛性を確保することができるので、部材点数を削
減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニット住宅の張
出し構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ユニット住宅にサンルーム等の張出し構
造を設ける場合、工場生産されたボックスユニットを現
場に搬入し、建物本体に組付ける工法や、現場でフレー
ムを組立て、建物本体に組付ける工法等、色々な工法が
考えられる。
【0003】このような張出し構造の一つとして、図4
に示すように、剛性のある袖フレ−ム72の支柱74
を、妻フレ−ムを構成する柱76に接合して張出し状態
とし、この袖フレ−ム72に床フレ−ム78を接合した
ものがある(特公昭63−51225号公報参照)。
【0004】この張出し構造では、袖フレ−ム72が工
場生産可能で、また、柱76と支柱74の接合が容易な
ため、施工性に優れている。
【0005】しかし、袖フレ−ム72に剛性を持たせる
ために、支柱74や補助梁80が必要となり、部材点数
を削減することができない。また、強度の面から、袖フ
レ−ム72に開口部を設けることができないため、設計
の自由度も阻害される。さらに、袖フレ−ム72がある
ため、袖から前面に廻り込むようなガラスコーナ等を付
けることができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は係る事実を考
慮して、張出し構造物の部材点数を削減して、製造コス
トを低減し、また、設計の自由度が大きい、ユニット住
宅の張出し構造を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、床フレ−ムが、3本の床梁材を接合して門型とされ
おり、平行に張り出した床梁材の端部が柱の下部に剛接
合されている。また、天井フレ−ムは、3本又は4本の
天井梁材を剛接合して門型形状又は矩形状とされ、平行
に張り出した天井梁材の端部が柱の上部に剛接合されて
いる。
【0008】このように、床梁材の端部及び天井梁材の
端部を柱に直接剛接合することで、天井フレ−ムと床フ
レ−ムとをつなぐ支柱等がなくても、必要な剛性を確保
することができるので、部材点数を削減できる。
【0009】また、天井フレ−ム自体及び床フレ−ム自
体の接合部が剛接合となっているため、水平方向の回転
剛性が高くなり、地震力や風圧等の水平力を主構造体と
しての柱へ確実に伝達できる。なお、床フレ−ムの接合
は、ピン接合でもよい。ピン接合の場合は、床板によっ
て水平力を伝達することができる。
【0010】さらに、天井フレ−ム、床フレ−ム、及び
柱で応力が自己完結(この構造体の中で力のやりとりが
完了する)するので、例えば、天井フレ−ムの中にガラ
スをはめ込んでトップライトとしたり、全面がガラスで
覆われたサンルームを構築することもできる。また、そ
れぞれが自立保持されるので、取付手順の制約がなくな
る。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と異なり、天井フレ−ムを構成する天井梁材の
端部が柱の上部にピン接合されている。このため、柱の
上部にモーメントが発生しないため、柱の強度を上げる
必要がない。
【0012】また、天井フレ−ムに作用する荷重は、床
フレームと天井フレ−ムとを連結する外壁フレ−ムを介
して、床フレームに伝達され、柱の下部から基礎部へ流
れる。このため、天井フレ−ムと床フレ−ムとをつなぐ
支柱等の必要がなく、部材点数を削減できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示すように、第1
形態に係る張出し構造は、住宅ユニット10の柱12に
剛接合される天井フレ−ム16と床フレ−ム14を備え
ている。
【0014】住宅ユニット10は、妻フレ−ムを構成す
る柱12と、この柱12を連結する桁天井大梁18、桁
床大梁20、妻天井大梁22、及び妻床大梁24とで、
直方状のボックス型とされている。また、桁天井大梁1
8には天井小梁26が、桁床大梁20には床小梁28が
架け渡され、剛性が確保されている。
【0015】一方、柱12の下部側面に剛接合される床
フレ−ム14は、図2に示すように、チャンネル形状の
短床梁材30と長床梁材32で門型に枠組されている。
短床梁材30と長床梁材32との接合部には、スチフナ
34で補強されたL型の連結部材36が配置され、この
連結部材36へ短床梁材30と長床梁材32の端面が突
き合わせられた状態で溶接されている。なお、短床梁材
30と長床梁材32の各端面を接続するようにL型の連
結部材を溶接してもよい。
【0016】また、短床梁材30の端面には、連結プレ
ート38が固定されている。この連結プレート38が、
ボルト40(溶接でもよい)によって、柱12に接合さ
れ、床フレ−ム14が柱12に対して直角に張り出して
いる。
【0017】そして、上記のような接合方法によって、
床フレ−ム14が柱12に剛接合され、また、床フレ−
ム14を構成する短床梁材30と長床梁材32との接合
部が剛接合又はピン接合される。
【0018】一方、柱12の上部側面に剛接合される天
井フレ−ム16は、チャンネル形状の小天井梁材42と
大天井梁材44とで門型に枠組されている。小天井梁材
42と大天井梁材44との接合部には、スチフナ34で
補強されたL型の連結部材36が配置され、この連結部
材36へ小天井梁材42と大天井梁材44の端面が突き
合わせられた状態で溶接されている。
【0019】また、小天井梁材42の端面は、軸線に対
して斜めにカットされ、連結プレート46が固定されて
いる。この連結プレート46が、ボルト40によって、
柱12に剛接合され、天井フレ−ム16が柱12に対し
て斜め下方へ張り出している。さらに、小天井梁材42
の基部には、その上片の上面にL字形の連結板48が溶
接されている。この連結板48には、接続プレート50
を介して横梁材52の端部が溶接されている。これによ
り、矩形状の天井フレーム16が構成される。なお、天
井フレ−ム16の形状は、横梁材52が取付かない門型
形状でもよい。
【0020】そして、上記のような接合方法によって、
天井フレ−ム16が柱12に剛接合され、また、天井フ
レ−ム16を構成する小天井梁材42と大天井梁材44
との接合部が剛接合される。さらに、横梁材52を剛接
合して、天井フレ−ム16を矩形状することで、天井フ
レ−ム16の水平剛性が高くなる。なお、門型形状でも
水平剛性は確保できるが、横梁材52をつけ矩形状とす
ることで、水平剛性がさらに高まる。また、天井フレ−
ム16に傾斜をつけることで、外観が良くなり、防水性
能を向上させることができる。
【0021】このように、住宅ユニット10に張出し構
造の基本フレームとなる天井フレ−ム16と床フレ−ム
14が組付けられた段階で、床フレ−ム14には床板5
4を組付け、天井フレ−ム16には、屋根フレ−ム56
を組み付けてトップライト58をはめ込む。
【0022】また、張出し部の側面には、小天井梁材4
2と短床梁材30とに、縦桟60Aと横桟60Bから構
成される外壁フレ−ム60をボルトで連結し、さらに、
張出し部の正面には、大天井梁材44と長床梁材32と
に、縦桟62Aと横桟62Bから構成される外壁フレ−
ム62をボルトで連結し、天井フレ−ム16、床フレ−
ム14、及び外壁パネルを一体化することにより、住宅
ユニット10の張出し部が完成する。ここで、外壁パネ
ルは、外壁フレ−ム60、62に外板64、66が取付
けられ一体化したものをいう。なお、外板64と外板6
6の角部には、コーナ材80が取付けられる。
【0023】このように、本形態では、天井フレ−ム1
6及び床フレ−ム14を柱12に剛接合することで、支
柱等がなくても、必要な剛性を確保することができる。
このため、部材点数を削減できる。また、天井フレ−ム
16及び床フレ−ム14は、柱12に自立保持されるの
で、取付手順の制約がなくなる。
【0024】さらに、天井フレ−ム16、床フレ−ム1
4、外壁パネル、床板54を予め一体化して、ユニット
の状態で柱12に剛接合する手順でもよい。
【0025】なお、床フレ−ム14を一階に配置した場
合、長床梁材32を基礎に固定し、床フレ−ム14の枠
内を堀下げることにより、床下収納や堀下げ床等を構築
することもできる。
【0026】次に、第2形態に係る張出し構造を説明す
る。第2形態では、基本的な構成は第1形態と同じであ
るが、図3に示すように、天井フレ−ム16を構成する
小天井梁材42の端部が、一本のボルト40で柱12の
上部に連結されている(ピン接合)。これにより、柱1
2の上部にモーメントが発生しないため、柱12の強度
を上げる必要がない。
【0027】また、天井フレ−ム16に作用する荷重
は、床フレーム14と天井フレ−ム16とにボルトで連
結された外壁フレ−ム60、62を介して、床フレーム
14に伝達され、柱12の下部から基礎部へ流れる。
【0028】
【発明の効果】以上構成としたので、請求項1に記載の
発明では、支柱等がなくても、必要な剛性を確保するこ
とができるので、部材点数を削減できる。水平方向の回
転剛性が高くなり、地震力や風圧等の水平力を主構造体
としての柱へ確実に伝達できる。それぞれが自立保持さ
れるので、取付手順の制約がなくなる。また、支柱等が
ないので、視界を妨げることもない。このため、ガラス
コーナサッシ等を取付けることができる。
【0029】請求項2に記載の発明では、上記の効果に
加え、柱の上部にモーメントが発生しないため、柱の強
度を上げる必要がない。天井フレ−ムに作用する荷重
は、外壁フレ−ムを介して、床フレームに伝達される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1形態に係るユニット住宅の張出し構造物の
分解斜視図である。
【図2】第1形態に係るユニット住宅の張出し構造物の
天井フレ−ム及び床フレ−ムの接合部分を示す分解斜視
図である。
【図3】第2形態に係るユニット住宅の張出し構造物の
天井フレ−ム及び床フレ−ムの接合部分を示す分解斜視
図である。
【図4】従来のユニット住宅の張出し構造物を示した斜
視図である。
【符号の説明】 14 床フレ−ム 16 天井フレ−ム 40 ボルト 60 外壁フレ−ム 62 外壁フレ−ム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱と上下妻梁で構成された妻フレ−ムか
    ら張り出すユニット住宅の張出し構造において、 3本の床梁材を接合して門型とし、平行に張り出す前記
    床梁材の端部を前記柱の下部に剛接合した床フレーム
    と、3本又は4本の天井梁材を剛接合して門型形状又は
    矩形状とし、平行に張り出す前記天井梁材の端部を前記
    柱の上部に剛接合した天井フレームと、を有することを
    特徴とするユニット住宅の張出し構造。
  2. 【請求項2】 柱と上下妻梁で構成された妻フレ−ムか
    ら張り出すユニット住宅の張出し構造において、 3本の床梁材を接合して門型とし、平行に張り出す前記
    床梁材の端部を前記柱の下部に剛接合した床フレーム
    と、3本又は4本の天井梁材を剛接合して門型形状又は
    矩形状とし、平行に張り出す前記天井梁材の端部を前記
    柱の上部にピン接合した天井フレームと、前記床フレー
    ムと前記天井フレ−ムとを連結し天井フレ−ムに作用す
    る荷重を床フレームに伝達する外壁フレ−ムと、を有す
    ることを特徴とするユニット住宅の張出し構造。
JP25992397A 1997-09-25 1997-09-25 ユニット住宅の張出し構造 Pending JPH11100901A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25992397A JPH11100901A (ja) 1997-09-25 1997-09-25 ユニット住宅の張出し構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25992397A JPH11100901A (ja) 1997-09-25 1997-09-25 ユニット住宅の張出し構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11100901A true JPH11100901A (ja) 1999-04-13

Family

ID=17340815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25992397A Pending JPH11100901A (ja) 1997-09-25 1997-09-25 ユニット住宅の張出し構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11100901A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009121087A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Toyota Motor Corp ユニット建物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009121087A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Toyota Motor Corp ユニット建物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3756269B2 (ja) 拡張ユニットの取付構造
JPH0525862A (ja) 住宅ユニツトの接合補強構造
JPH11100901A (ja) ユニット住宅の張出し構造
JPH09317205A (ja) サンルームの増築方法
JP2003269010A (ja) 免震装置付柱梁接合部
JPH10252139A (ja) ピロティユニット
JP2002081162A (ja) ユニット式建物の屋根構造
JP2587569B2 (ja) コーナーパネルの取付方法
JP4676609B2 (ja) ユニット式建物
JP2625324B2 (ja) 屋根ユニット
JP4318408B2 (ja) 屋根構造
JP3756987B2 (ja) 建物の増築方法
JP2000314177A (ja) 建物ユニットとユニット建物
JP3533705B2 (ja) 屋根架構およびその構築方法
JPH03194044A (ja) ユニット住宅
JPH1162263A (ja) 建築用補強プレート
JP2634710B2 (ja) ユニット住宅
JP2001329611A (ja) 建物の柱と梁の仕口構造
JPH0583693B2 (ja)
JPH0718879A (ja) 架構増設のエクスパンション柱と仕口構造
JPH1061022A (ja) ユニット建物とその構築方法
JPH08177151A (ja) コーナーパネルの取り付け構造
JP2000273960A (ja) ユニット式建物
JPH01263331A (ja) 家屋の構造
JPH0978724A (ja) 軸組み用構造材とパネルとの接合方法