JPH1099901A - 帯板材の幅圧下方法 - Google Patents

帯板材の幅圧下方法

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JPH1099901A
JPH1099901A JP25802996A JP25802996A JPH1099901A JP H1099901 A JPH1099901 A JP H1099901A JP 25802996 A JP25802996 A JP 25802996A JP 25802996 A JP25802996 A JP 25802996A JP H1099901 A JPH1099901 A JP H1099901A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯板材の幅圧下方法において、生産性を低下
させることなく確実に帯板材後端部の幅圧下時における
不均一な形状変形を抑制して幅圧下作業の円滑化を図
る。 【解決手段】 順送りされる圧延材10の側端部に対し
て金型14,15によって幅方向に圧下力を作用させる
ことで圧延材10を所定の板幅に成形する帯板材の幅圧
下方法において、圧延材10の先端部から中間部におけ
る幅圧下時には、金型14,15の打撃速度及び圧延材
10の送り量を一定とし、圧延材10の後端部における
幅圧下時には、金型14,15と圧延材10との接触長
さを圧延材10の板幅に応じて設定された所定量、例え
ば、板幅の0.5〜0.8倍となるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延材を熱間粗圧
延の前に所要に板幅に成形する帯板材の幅圧下方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】圧延材(多くは、連続鋳造されたスラ
ブ)は熱間粗圧延の前に、プレスによって両エッジ部を
幅方向に圧下して所要の板幅に成形し、仕上圧延後に所
要の板幅のストリップを得るようにしている。この場
合、一般的に、圧延材は間欠送りされ、その圧延材の送
り量は操業性などの点から一定となっている。
【0003】ところが、このように圧延材を幅圧下する
とき、圧延材の間欠送り量を一定とすると、圧延材の後
端部では、プレスの金型と圧延材との接触長さが適切で
ないと、フィシュテールやタングという不均一形状にな
りやすいという問題があった。そのため、圧延材の先端
部を幅圧下する場合、圧延材の板幅や送り量、金型の幅
圧下量などに拘らず、圧延材は矩形形状を保って不均一
形状が生じにくいことから、圧延材の中間部まではその
送り量を一定とする。そして、圧延材の後端部を幅圧下
する場合は、その後端部が金型に近づいたところで、一
旦、金型による幅圧下を停止し、圧延材を後端部まで送
った後、この圧延材を逆に送って圧延材を後端部からリ
バース幅圧下することにより、不均一形状の発生を抑制
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
圧延材を後端部まで送ってから、今度は逆に送って後端
部をリバース幅圧下すると、圧延材の不均一形状の発生
は抑制できるものの、圧延材の送り量、即ち、送り時間
が長くなって生産性が低下してしまうという問題があ
る。
【0005】そこで、このような問題を解決するものと
して、例えば、特公平6−45041号公報に開示され
たものがある。この公報に開示されたプレスによるスラ
ブ圧下方法は、スラブの長手方向先端部から中間部を経
て後端部まで全長にわたってプレスによって幅圧下を行
うとき、スラブの先後端部では、スラブの中間部におけ
る幅圧下時の長手方向送り長さよりその送り長さを小さ
くしてスラブの幅圧下を行うようにしたものである。従
って、板幅方向に作用する応力を定常部の応力より小さ
くできて座屈を防止することができる。
【0006】ところが、この公報に開示されたプレスに
よるスラブ圧下方法にあっては、スラブの中間部におけ
る幅圧下時の送り長さより、スラブの先後端部における
幅圧下時の送り長さを、ただ単に小さくしてスラブの幅
圧下を行うようにしたものであり、どのくらい小さくす
ればよいのか具体的な記載がない。そのため、スラブの
先後端部における幅圧下時の送り長さをスラブの中間部
における幅圧下時の送り長さより少しだけ小さくして
も、板幅方向に作用する応力は定常部とほとんど変わら
ず、座屈を確実に防止することはでくない。一方、スラ
ブの先後端部における幅圧下時の送り長さをスラブの中
間部における幅圧下時の送り長さより小さくしすぎる
と、板幅方向に作用する応力は小さくなるが、従来と同
様に、圧延材の送り量、送り時間が長くなって生産性が
低下してしまう。
【0007】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、生産性を低下させることなく確実に帯板材後端
部の幅圧下時における不均一な形状変形を抑制して幅圧
下作業の円滑化を図った帯板材の幅圧下方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明の帯板材の幅圧下方法は、順送りされる帯板
材の側端部に対して金型によって幅方向に圧下力を作用
させることで該帯板材を所定の板幅に成形する帯板材の
幅圧下方法において、前記帯板材の先端部から中間部に
おける幅圧下時には、前記金型の打撃速度及び前記帯板
材の送り量を一定とし、前記帯板材の後端部における幅
圧下時には、前記金型と前記帯板材との接触長さを該帯
板材の板幅に応じて設定された所定量となるように制御
することを特徴とするものである。
【0009】従って、順送りされる帯板材に対して金型
により幅圧下が行われるとき、帯板材の先端部から中間
部における幅圧下時には、この金型の打撃速度及び帯板
材の送り量は一定であり、この帯板材の後端部における
幅圧下時には、金型と帯板材との接触長さを帯板材の板
幅に応じて設定された所定量となるよう制御することと
なり、帯板材がフィシュテールやタングという不均一形
状になることが抑制され、矩形に近い適切な形状に成形
されることとなる。
【0010】また、本発明の帯板材の幅圧下方法におい
て、前記金型と前記帯板材との接触長さは、前記金型の
打撃速度あるいは前記帯板材の送り量のいずれか一方、
または両方を調節することによって制御することを特徴
とするものである。
【0011】従って、金型と帯板材との接触長さを金型
の打撃速度、帯板材の送り量を調節することによって制
御することで、金型と帯板材との接触長さが変化して
も、生産性を金型の打撃速度を変更することで生産性の
変化を防止できる。
【0012】また、本発明の帯板材の幅圧下方法におい
て、前記金型と前記帯板材との接触長さは、前記帯板材
の板幅の0.5〜0.8倍となるように制御することを
特徴とするものである。
【0013】従って、帯板材の後端部における幅圧下時
には、金型と帯板材との接触長さを帯板材の板幅の板幅
の0.5〜0.8倍となるように制御することで、帯板
材がフィシュテールやタングという不均一形状になるこ
とが抑制され、矩形に近い適切な形状に成形されること
となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0015】図1に本発明の一実施形態に係る帯板材の
幅圧下方法を表す金型と帯板材との接触長さに対する帯
板材の形状変形量を表すグラフ、図2に金型と帯板材と
の接触長さに対する最適な帯板材の板幅を表すグラフ、
図3に帯板材の先端部から中間部での金型と帯板材との
接触長さを説明するための概略、図4及び図5に帯板材
の後端部での金型と帯板材との接触長さを説明するため
の概略、図6及び図7に幅圧下が帯板材の中間部から後
端部に至ったときに金型と帯板材との接触長さの変更を
説明するための概略、図8に本実施形態の帯板材の幅圧
下方法を説明するための幅圧下装置の概略を示す。
【0016】本実施形態の帯板材の幅圧下方法を実施す
るための幅圧下装置において、図8に示すように、圧延
材10は圧延ラインLに沿って矢印方向に間欠走行する
ことができるようになっている。この圧延ラインLの両
側に架設するように固定フレーム11が配設され、この
固定フレーム11にはそれぞれスライダ12,13が移
動自在であって、且つ、図示しない駆動機構によって互
いに接近離反できるようになっている。そして、このス
ライダ12,13の前部には金型14,15がそれぞれ
固定され、このスライダ12,13を固定フレーム11
に沿って互いに接近するように移動させることで、金型
14,15によって圧延材10の側端部に圧力を作用さ
れて幅圧下することができる。
【0017】上述したような幅圧下装置によって圧延材
10を成形する場合、4種類の板幅の圧延材10におい
て、この圧延材10と金型14,15との接触長さLに
対する圧延材10の形状変形量の測定結果を図1のグラ
フに示す。
【0018】図1に示すように、圧延材10は板幅が、
1000mm,1300mm,1600mm,1900mm の4種類のものを用いて
圧延材10の後端部を幅圧下すると、接触長さLに応じ
て圧延材10の形状変形量が変化していることがわか
る。即ち、接触長さLが短いと圧延材10の後端部はフ
ィシュテール形状になりやすく、接触長さLが長いと圧
延材10の後端部はタング形状になりやすくなってい
る。本実施形態では、接触長さLに対する圧延材10の
形状変形量の適正領域を斜線部分としたが、圧延材10
が多少タング形状としたのは、幅圧下成形後の数回の粗
圧延による端伸びを見込んでいるためである。
【0019】また、このような適正領域となる測定結果
に基づいて、圧延材10と金型14,15との接触長さ
Lに対する圧延材10の板幅を図2のグラフに示す。即
ち、図2に示すように、本実施形態では、接触長さLに
対する圧延材10の板幅の最適接触長領域を斜線部分と
なり、圧延材10と金型14,15との最適接触長さ
は、板幅の0.5〜0.8倍の範囲にあった。
【0020】ここで、この圧延材10と金型14,15
との最適接触長さ(板幅の0.5〜0.8倍)について
具体的に説明する。
【0021】図3に示すものは、圧延材10の中間部に
おける幅圧下を表したものであり、圧延材10の送り量
p は一定である。一方、図4に示すものは、圧延材1
0の後端部における幅圧下を表したものであり、圧延材
10の送り量Ls1は前述した最適接触長さ(板幅の0.
5〜0.8倍)に基づいて求めたものである。
【0022】即ち、 Ls1=αW−(ΔW/2tan β) ・・・(1) で表される。なお、αは最適接触長係数(0.5〜0.
8)、Wは圧延材10の板幅、ΔWは幅圧下量、βは金
型14(15)の傾斜角度である。
【0023】上述した数式(1)の右辺第1項のαW
は、既に説明した最適接触長さが板幅の0.5〜0.8
倍であることを表しており、このαWから金型14(1
5)のテーパ長さΔW/2tan βを減じれば送り量Ls1
を求めることができる。
【0024】また、図5に示すものは、図4と同様に、
圧延材10の後端部における幅圧下を表したものである
が、圧延材10の板幅が大きく、且つ、幅圧下量が小さ
い場合であって、前述の数式(1)と同様に求めること
ができる。
【0025】即ち、 Ls2=αW−(ΔW/2tan β) ・・・(1) で表され、この場合、圧延材10の後端部における幅圧
下時の送り量Ls2は圧延材10の中間部における幅圧下
時の送り量Lp よりも大きくなる。
【0026】以下、具体的な数値を用いて最適接触長さ
(板幅の0.5〜0.8倍)について説明する。
【0027】図6に示すものは、圧延材10の板幅がW
=2180mm、金型14の圧下量がΔW=350mm、金型14
の傾斜角度がβ=14°最適接触長係数がα=0.5の
場合である。圧延材10の中間部における幅圧下時で
は、送り量Lp =400mm、金型14の打撃速度S=50cyc
le/min、圧延材10の搬送速度V=20mpsとなってい
る。そして、圧延材10の後端部における幅圧下時で
は、送り量Ls =330mmとする一方、金型14の打撃速
度S=61cycle/minとすることで圧延材10の搬送速度
V=20mpsを維持するようにしている。
【0028】また、図7に示すものは、圧延材10の板
幅がW=2180mm、金型14の圧下量がΔW=50mm、金型
14の傾斜角度がβ=14°最適接触長係数がα=0.
5の場合である。圧延材10の中間部における幅圧下時
では、送り量Lp =400mm、金型14の打撃速度S=50c
ycle/min、圧延材10の搬送速度V=20mpsとなってい
る。そして、圧延材10の後端部における幅圧下時で
は、送り量Ls =970mmとする一方、金型14の打撃速
度S=21cycle/minとすることで圧延材10の搬送速度
V=20mpsを維持するようにしている。
【0029】この図6及び図7の説明において、圧延材
10の後端部における幅圧下時では、送り量Ls を板幅
Wに応じて小さくしたり、あるいは、大きくすること
で、圧延材10を適切な形状に成形することができ、こ
の場合、金型14の打撃速度Sを変更することで、圧延
材10の搬送速度を圧延材10の中間部と後端部とで同
じように維持することができ、生産性の変動を阻止でき
る。
【0030】
【発明の効果】以上、実施形態によって詳細に説明した
ように本発明の帯板材の幅圧下方法によれば、帯板材の
先端部から中間部における幅圧下時には金型の打撃速度
及び帯板材の送り量を一定とし、帯板材の後端部におけ
る幅圧下時には金型と帯板材との接触長さをこの帯板材
の板幅に応じて設定された所定量となるように制御する
ようにしたので、生産性を低下させることなく、帯板材
の後端部がフィシュテールやタングという不均一形状に
なることが抑制され、矩形に近い適切な形状に成形する
ことができ、幅圧下作業の円滑化を図ることができる。
【0031】また、本発明の帯板材の幅圧下方法によれ
ば、金型と帯板材との接触長さを金型の打撃速度あるい
は帯板材の送り量のいずれか一方、または両方を調節す
ることによって制御するようにしたので、金型と帯板材
との接触長さが変化しても、生産性を金型の打撃速度を
変更することで生産性の変化を防止することができる。
【0032】また、本発明の帯板材の幅圧下方法によれ
ば、金型と帯板材との接触長さを帯板材の板幅の0.5
〜0.8倍となるように制御したので、帯板材の後端部
がフィシュテールやタングという不均一形状になること
が抑制され、矩形に近い適切な形状に成形することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る帯板材の幅圧下方法
を表す金型と帯板材との接触長さに対する帯板材の形状
変形量を表すグラフである。
【図2】金型と帯板材との接触長さに対する最適な帯板
材の板幅を表すグラフである。
【図3】帯板材の先端部から中間部での金型と帯板材と
の接触長さを説明するための概略図である。
【図4】帯板材の後端部での金型と帯板材との接触長さ
を説明するための概略図である。
【図5】帯板材の後端部での金型と帯板材との接触長さ
を説明するための概略図である。
【図6】幅圧下が帯板材の中間部から後端部に至ったと
きに金型と帯板材との接触長さの変更を説明するための
概略図である。
【図7】幅圧下が帯板材の中間部から後端部に至ったと
きに金型と帯板材との接触長さの変更を説明するための
概略図である。
【図8】本実施形態の帯板材の幅圧下方法を説明するた
めの幅圧下装置の概略図である。
【符号の説明】
10 圧延材(帯板材) 11 固定フレーム 12,13 スライダ 14,15 金型 L 圧延ライン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 帯板材の幅圧下方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延材を熱間粗圧
延の前に所要に板幅に成形する帯板材の幅圧下方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】圧延材(多くは、連続鋳造されたスラ
ブ)は熱間粗圧延の前に、プレスによって両エッジ部を
幅方向に圧下して所要の板幅に成形し、仕上圧延後に所
要の板幅のストリップを得るようにしている。この場
合、一般的に、圧延材は間欠送りされ、その圧延材の送
り量は操業性などの点から一定となっている。
【0003】ところが、このように圧延材を幅圧下する
とき、圧延材の間欠送り量を一定とすると、圧延材の後
端部では、幅圧下量によってはプレスの金型と圧延材と
の接触長さが適切でなくなり、フィシュテールやタング
という不均一形状になりやすいという問題があった。
、圧延材の先端部を幅圧下する場合、圧延材の板幅や
送り量、金型の幅圧下量などに拘らず、圧延材は矩形形
状を保って不均一形状が生じにくいことから、圧延材の
中間部まではその送り量を一定とする。そして、圧延材
の後端部を幅圧下する場合は、その後端部が金型に近づ
いたところで、一旦、金型による幅圧下を停止し、圧延
材を後端部まで送った後、この圧延材を逆に送って圧延
材を後端部からリバース幅圧下することにより、先端部
幅圧下の条件を作り出して不均一形状の発生を抑制して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
圧延材を後端部まで送ってから、今度は逆に送って後端
部をリバース幅圧下すると、圧延材の不均一形状の発生
は抑制できるものの、逆送り量の通過時間分、送り時間
が長くなって生産性が低下してしまうという問題があ
る。
【0005】そこで、このような問題を解決するものと
して、例えば、特公平6−45041号公報に開示され
たものがある。この公報に開示されたプレスによるスラ
ブ圧下方法は、スラブの長手方向先端部から中間部を経
て後端部まで全長にわたってプレスによって幅圧下を行
うとき、スラブの先後端部では、スラブの中間部におけ
る幅圧下時の長手方向送り長さよりその送り長さを小さ
くしてスラブの幅圧下を行うようにしたものである。従
って、板幅方向に作用する応力を定常部の応力より小さ
くできて座屈を防止することができる。
【0006】ところが、この公報に開示されたプレスに
よるスラブ圧下方法にあっては、スラブの中間部におけ
る幅圧下時の送り長さより、スラブの先後端部における
幅圧下時の送り長さを、ただ単に小さくしてスラブの幅
圧下を行うようにしたものであり、どのくらい小さくす
ればよいのか具体的な記載がない。そのため、スラブの
先後端部における幅圧下時の送り長さをスラブの中間部
における幅圧下時の送り長さより少しだけ小さくして
も、板幅方向に作用する応力は定常部とほとんど変わら
ず、座屈を確実に防止することはできない。一方、スラ
ブの先後端部における幅圧下時の送り長さをスラブの中
間部における幅圧下時の送り長さより小さくしすぎる
と、板幅方向に作用する応力は小さくなるが、従来の逆
戻りの場合と同様に、圧延材の送り時間が長くなって生
産性が低下してしまう。
【0007】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、生産性を低下させることなく確実に帯板材後端
部の幅圧下時における不均一な形状変形を抑制して幅圧
下作業の円滑化を図った帯板材の幅圧下方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明の帯板材の幅圧下方法は、順送りされる帯板
材の側端部に対して金型によって幅方向に圧下力を作用
させることで該帯板材を所定の板幅に成形する帯板材の
幅圧下方法において、前記帯板材の先端部から中間部に
おける幅圧下時には、前記金型の打撃速度及び前記帯板
材の送り量を一定とし、前記帯板材の後端部における幅
圧下時には、前記金型と前記帯板材との接触長さを該帯
板材の板幅に応じて設定された所定量となるように制御
することを特徴とするものである。
【0009】従って、順送りされる帯板材に対して金型
により幅圧下が行われるとき、帯板材の先端部から中間
部における幅圧下時には、この金型の打撃速度及び帯板
材の送り量は一定であり、この帯板材の後端部における
幅圧下時には、金型と帯板材との接触長さを帯板材の板
幅に応じて設定された所定量となるよう制御することと
なり、帯板材がフィシュテールやタングという不均一形
状になることが抑制され、矩形に近い適切な形状に成形
されることとなる。
【0010】また、本発明の帯板材の幅圧下方法におい
て、前記金型と前記帯板材との接触長さは、前記金型の
打撃速度あるいは前記帯板材の送り量のいずれか一方、
または両方を調節することによって制御することを特徴
とするものである。
【0011】従って、金型と帯板材との接触長さを金型
の打撃速度、帯板材の送り量を調節することによって制
御することで、金型と帯板材との接触長さが変化して
も、生産性の変化を防止できる。
【0012】また、本発明の帯板材の幅圧下方法におい
て、請求項1記載の帯板材の幅圧下方法において、前記
金型と前記帯板材との接触長さは、前記帯板材の送り量
を調節することによって制御し、その上で、前記帯板材
の搬送速度が変化しないように前記帯板材の打撃速度を
調節することを特徴とするものである。
【0013】従って、金型と帯板材との接触長さを帯板
材の送り量を調節することによって制御し、その上で、
帯板材の搬送速度が変化しないように打撃速度を調節す
ることで、生産性の変化を防止できる。
【0014】また、本発明の帯板材の幅圧下方法におい
て、前記金型と前記帯板材との接触長さは、前記帯板材
の板幅の0.5〜0.8倍となるように制御することを
特徴とするものである。
【0015】従って、帯板材の後端部における幅圧下時
には、金型と帯板材との接触長さを帯板材の板幅の板幅
の0.5〜0.8倍となるように制御することで、帯板
材がフィシュテールやタングという不均一形状になるこ
とが抑制され、矩形に近い適切な形状に成形されること
となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0017】図1に本発明の一実施形態に係る帯板材の
幅圧下方法を表す金型と帯板材との接触長さに対する帯
板材の形状変形量を表すグラフ、図2に金型と帯板材と
の接触長さに対する最適な帯板材の板幅を表すグラフ、
図3に帯板材の先端部から中間部での金型と帯板材との
接触長さを説明するための概略、図4及び図5に帯板材
の後端部での金型と帯板材との接触長さを説明するため
の概略、図6及び図7に幅圧下が帯板材の中間部から後
端部に至ったときに金型と帯板材との接触長さの変更を
説明するための概略、図8に本実施形態の帯板材の幅圧
下方法を説明するための幅圧下装置の概略を示す。
【0018】本実施形態の帯板材の幅圧下方法を実施す
るための幅圧下装置において、図8に示すように、圧延
材10は圧延ラインLに沿って矢印方向に間欠走行する
ことができるようになっている。この圧延ラインLの両
側に架設するように固定フレーム11が配設され、この
固定フレーム11にはそれぞれスライダ12,13が移
動自在であって、且つ、図示しない駆動機構によって互
いに接近離反できるようになっている。そして、このス
ライダ12,13の前部には金型14,15がそれぞれ
固定され、このスライダ12,13を固定フレーム11
に沿って互いに接近するように移動させることで、金型
14,15によって圧延材10の側端部に圧力を作用さ
れて幅圧下することができる。幅圧下された圧延材10
は、その後、数回の厚み方向圧下の圧延を受けて仕上圧
延ラインに流される。
【0019】上述したような幅圧下装置によって圧延材
10を成形する場合、4種類の板幅の圧延材10におい
て、この圧延材10と金型14,15との接触長さLに
対する圧延材10の形状変形量の測定結果を図1のグラ
フに示す。
【0020】図1に示すように、圧延材10は板幅が、
1000mm,1300mm,1600mm,1900mm の4種類のものを用いて
圧延材10の後端部を幅圧下すると、接触長さLに応じ
て圧延材10の形状変形量が変化していることがわか
る。即ち、接触長さLが短いと圧延材10の後端部はフ
ィシュテール形状になりやすく、接触長さLが長いと圧
延材10の後端部はタング形状になりやすくなってい
る。本実施形態では、接触長さLに対する圧延材10の
形状変形量の適正領域を斜線部分としたが、圧延材10
が多少タング形状としたのは、幅圧下成形後の数回の粗
圧延による端伸びを見込んでいるためである。
【0021】また、このような適正領域となる測定結果
に基づいて、圧延材10と金型14,15との接触長さ
Lに対する圧延材10の板幅を図2のグラフに示す。即
ち、図2に示すように、本実施形態では、接触長さLに
対する圧延材10の板幅の最適接触長領域を斜線部分と
なり、圧延材10と金型14,15との最適接触長さ
は、板幅の0.5〜0.8倍の範囲にあった。
【0022】ここで、この圧延材10と金型14,15
との最適接触長さ(板幅の0.5〜0.8倍)について
具体的に説明する。
【0023】図3に示すものは、圧延材10の中間部に
おける幅圧下を表したものであり、圧延材10の送り量
p は一定である。一方、図4に示すものは、圧延材1
0の後端部における幅圧下を表したものであり、圧延材
10の送り量Ls1は前述した最適接触長さ(板幅の0.
5〜0.8倍)に基づいて求めたものである。
【0024】即ち、 Ls1=αW−(ΔW/2tan β) ・・・(1) で表される。なお、αは最適接触長係数(0.5〜0.
8)、Wは圧延材10の板幅、ΔWは幅圧下量、βは金
型14(15)の傾斜角度である。
【0025】上述した数式(1)の右辺第1項のαW
は、既に説明した最適接触長さが板幅の0.5〜0.8
倍であることを表しており、このαWから金型14(1
5)のテーパ長さΔW/2tan βを減じれば送り量Ls1
を求めることができる。
【0026】また、図5に示すものは、図4と同様に、
圧延材10の後端部における幅圧下を表したものである
が、圧延材10の板幅が大きく、且つ、幅圧下量が小さ
い場合であって、前述の数式(1)と同様に求めること
ができる。
【0027】即ち、 Ls2=αW−(ΔW/2tan β) ・・・(1) で表され、この場合、圧延材10の後端部における幅圧
下時の送り量Ls2は圧延材10の中間部における幅圧下
時の送り量Lp よりも大きくなる。
【0028】以下、具体的な数値を用いて最適接触長さ
(板幅の0.5〜0.8倍)について説明する。
【0029】図6に示すものは、圧延材10の板幅がW
=2180mm、金型14の圧下量がΔW=350mm、金型14
の傾斜角度がβ=14°最適接触長係数がα=0.5の
場合である。圧延材10の中間部における幅圧下時で
は、送り量Lp =400mm、金型14の打撃速度S=50cyc
le/min、圧延材10の搬送速度V=20mpmとなってい
る。そして、圧延材10の後端部における幅圧下時で
は、送り量Ls =330mmとする一方、金型14の打撃速
度S=61cycle/minとすることで圧延材10の搬送速度
V=20mpmを維持するようにしている。
【0030】また、図7に示すものは、圧延材10の板
幅がW=2180mm、金型14の圧下量がΔW=50mm、金型
14の傾斜角度がβ=14°最適接触長係数がα=0.
5の場合である。圧延材10の中間部における幅圧下時
では、送り量Lp =400mm、金型14の打撃速度S=50c
ycle/min、圧延材10の搬送速度V=20mpmとなってい
る。そして、圧延材10の後端部における幅圧下時で
は、送り量Ls =970mmとする一方、金型14の打撃速
度S=21cycle/minとすることで圧延材10の搬送速度
V=20mpmを維持するようにしている。
【0031】この図6及び図7の説明において、圧延材
10の後端部における幅圧下時では、送り量Ls を板幅
Wに応じて小さくしたり、あるいは、大きくすること
で、圧延材10を適切な形状に成形することができ、こ
の場合、金型14の打撃速度Sを変更することで、圧延
材10の搬送速度を圧延材10の中間部と後端部とで同
じように維持することができ、生産性の変動を阻止でき
る。
【0032】
【発明の効果】以上、実施形態によって詳細に説明した
ように本発明の帯板材の幅圧下方法によれば、帯板材の
先端部から中間部における幅圧下時には金型の打撃速度
及び帯板材の送り量を一定とし、帯板材の後端部におけ
る幅圧下時には金型と帯板材との接触長さをこの帯板材
の板幅に応じて設定された所定量となるように制御する
ようにしたので、帯板材の後端部がフィシュテールやタ
ングという不均一形状になることが抑制され、矩形に近
い適切な形状に成形することができ、幅圧下作業の円滑
化を図ることができる。
【0033】また、本発明の帯板材の幅圧下方法によれ
ば、金型と帯板材との接触長さを金型の打撃速度あるい
は帯板材の送り量のいずれか一方、または両方を調節す
ることによって制御するようにしたので、金型と帯板材
との接触長さが変化しても、生産性の変化を防止するこ
とができる。
【0034】また、本発明の帯板材の幅圧下方法によれ
ば、金型と帯板材との接触長さを帯板材の送り量を調節
することによって制御し、その上で帯板材の搬送速度が
変化しないように打撃速度を調節するようにしたので、
金型と帯板材との接触長さが変化しても、搬送速度が変
化しないように打撃速度が調節され、生産性の変化を防
止することができる。
【0035】また、本発明の帯板材の幅圧下方法によれ
ば、金型と帯板材との接触長さを帯板材の板幅の0.5
〜0.8倍となるように制御したので、帯板材の後端部
がフィシュテールやタングという不均一形状になること
が抑制され、矩形に近い適切な形状に成形することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る帯板材の幅圧下方法
を表す金型と帯板材との接触長さに対する帯板材の形状
変形量を表すグラフである。
【図2】金型と帯板材との接触長さに対する最適な帯板
材の板幅を表すグラフである。
【図3】帯板材の先端部から中間部での金型と帯板材と
の接触長さを説明するための概略図である。
【図4】帯板材の後端部での金型と帯板材との接触長さ
を説明するための概略図である。
【図5】帯板材の後端部での金型と帯板材との接触長さ
を説明するための概略図である。
【図6】幅圧下が帯板材の中間部から後端部に至ったと
きに金型と帯板材との接触長さの変更を説明するための
概略図である。
【図7】幅圧下が帯板材の中間部から後端部に至ったと
きに金型と帯板材との接触長さの変更を説明するための
概略図である。
【図8】本実施形態の帯板材の幅圧下方法を説明するた
めの幅圧下装置の概略図である。
【符号の説明】 10 圧延材(帯板材) 11 固定フレーム 12,13 スライダ 14,15 金型 L 圧延ライン
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 伸作 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 賀屋 章 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順送りされる帯板材の側端部に対して金
    型によって幅方向に圧下力を作用させることで該帯板材
    を所定の板幅に成形する帯板材の幅圧下方法において、
    前記帯板材の先端部から中間部における幅圧下時には、
    前記金型の打撃速度及び前記帯板材の送り量を一定と
    し、前記帯板材の後端部における幅圧下時には、前記金
    型と前記帯板材との接触長さを該帯板材の板幅に応じて
    設定された所定量となるように制御することを特徴とす
    る帯板材の幅圧下方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の帯板材の幅圧下方法にお
    いて、前記金型と前記帯板材との接触長さは、前記金型
    の打撃速度あるいは前記帯板材の送り量のいずれか一
    方、または両方を調節することによって制御することを
    特徴とする帯板材の幅圧下方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の帯板材の幅圧下方法にお
    いて、前記金型と前記帯板材との接触長さは、前記帯板
    材の板幅の0.5〜0.8倍となるように制御すること
    を特徴とする帯板材の幅圧下方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010110785A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Jfe Steel Corp スラブ幅圧下用金型およびそれを用いたスラブ幅圧下方法

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