JPH0648626A - 長尺板材の搬送方向曲りの矯正方法 - Google Patents

長尺板材の搬送方向曲りの矯正方法

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JPH0648626A
JPH0648626A JP23992092A JP23992092A JPH0648626A JP H0648626 A JPH0648626 A JP H0648626A JP 23992092 A JP23992092 A JP 23992092A JP 23992092 A JP23992092 A JP 23992092A JP H0648626 A JPH0648626 A JP H0648626A
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JP
Japan
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conveyed
deviation
conveying
bending
transport
Prior art date
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Pending
Application number
JP23992092A
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English (en)
Inventor
Kazuo Ono
和男 大野
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EE O Y SYST KENKYUSHO KK
Original Assignee
EE O Y SYST KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長尺な被搬送部材を引き出し搬送させるとき
の搬送方向に沿う正位置とのずれを簡単に矯正できるよ
うにする。 【構成】 引き出した被搬送部材Wを上下部の矯正ロー
ラー1,2相互間の段差部分を通過させ、搬送ライン上
で搬送方向の正位置に矯正規制する。正位置の搬送方向
に対するずれを移動調整するとき、ずれに伴なう撓みを
段差部分内に発生させる。この撓み自身は、段差部分内
の上部あるいは下部において被搬送部材Wの左右部で各
別、独自に生じ、撓み量が矯正量に対応する。また、搬
送ライン上の左右、上下方向からの移動調整を、自動、
手動によって強制的に行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばロール状に巻回
された長尺な原反材料である板材を順次に連続供給する
とき、その搬送方向を正位置に矯正する長尺板材の搬送
方向曲りの矯正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】所定幅員の長尺な板材料から各種の製
品、例えばダクト構成部材の板取部片を裁断、打抜き、
成型加工する等に際し、ロール状に巻回された原反材料
から順次に引き出し、これを搬送ライン上の各種の所定
の加工処理機に搬送している。このときのロール状の原
反構造は、長尺な材料をコンパクトに纏めているから、
これの取扱い、保管その他を容易にする利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この原反材
料は、ロール状の巻回状態で保管されているために、こ
れを順次に引き出し、各種の加工処理機に搬送すると
き、自身に付与された巻回状態時の曲り癖、撓み、引き
出す際の左右部における引き出し力の不均衡等によって
搬送方向に対し曲がることがある。こうした搬送方向の
曲がりは、例えば原反材料を裁断するときの部材の裁断
位置がずれ、場合によっては所定形状の部材の型取りを
得られないことがあった。そればかりでなく、連続供給
させるべき原反材料の搬送を停止してその曲がりを矯正
しなければならず、このような作業の中断は作業能率の
向上を著しく阻害するものであった。
【0004】こうした点を解消すべく、従来は、長尺板
材の両側縁を規制するガイド部材を搬送ラインの両側に
配置し、ガイド部材によって強制的に搬送方向を矯正し
ていたものである。しかしながら、このガイド部材方式
によると、搬送方向の矯正作用と長尺板材の搬送作用と
の間で速やかな調整が行なわれないと、長尺板材自体が
ガイド部材に強制的に食い込むような事態となり、搬送
が停止されることもあった。また、正位置に対して僅か
な角度で曲がっていても、搬送距離が長くなるのに伴な
いその曲がり幅は極めて大きくなり、しかも、同一面上
での長尺板材のずれの調整は全体を纏めて同時にずらす
必要があるから、これの矯正は一層困難なものとなって
いるのである。
【0005】そこで、本発明は、叙上のような従来存し
た諸事情に鑑み創出されたもので、長尺な被搬送部材を
引き出し搬送させる搬送ライン中に上下部の矯正ローラ
ーを配して被搬送部材自体にフリーに移動調整できる上
下の段差を形成しておき、この段差部分において被搬送
部材自体に生じる撓み代によって自動矯正させるように
する長尺板材の搬送方向曲りの矯正方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、所定の長尺な被搬送部材Wを
搬送ラインに沿って搬送させるとき、搬送ライン中に配
した上下部の矯正ローラー1,2によって被搬送部材W
に上下方向に沿う段差を形成しておき、搬送ライン上で
被搬送部材Wを搬送方向に沿う正位置に対応させてフリ
ーに移動調整させたときの調整撓み代を被搬送部材Wの
前記段差部分内で搬送方向に沿う前後に撓ませて発生さ
せることを特徴とする。
【0007】また、搬送ライン上における被搬送部材W
の正位置に対応させる移動調整は、被搬送部材Wの左右
方向から、更に必要に応じ上下方向からも行なわせるこ
とができる。
【0008】
【作用】本発明に係る長尺板材の搬送方向曲りの矯正方
法にあっては、引き出された被搬送部材Wが上下部の矯
正ローラー1,2相互間の段差部分を通過した後、搬送
ライン上で搬送方向が正位置に規制される。
【0009】このとき、正位置の搬送方向に対してずれ
があって、そのずれを移動調整して矯正したとき、ずれ
に伴なう撓みを段差部分内に発生させる。すなわち、上
下部の矯正ローラー1,2相互間で搬送方向に沿う前後
の撓みが生じ、この撓み自身は、段差部分内の上部ある
いは下部において被搬送部材Wの左右部で各別、独自に
生じさせられる。
【0010】この段差部分において生じた前後方向の撓
みは、搬送ライン上で矯正されたことに伴なうずれに対
応し、逆にずれに伴なう移動調整量が被搬送部材Wにお
ける段差部分内の撓み量に対応し、この撓みがずれを吸
収させる。
【0011】搬送ライン上の左右方向、上下方向からの
ずれに対応した移動調整は、自動、手動のいずれによっ
て行なわせ、強制的にでも作用させる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明するに、図において示される符号1,2は、所定幅員
の長尺な板材である被搬送部材Wを搬送させる搬送ライ
ン中に配装されている上下部の矯正ローラーであり、被
搬送部材Wを保持し、順次に引き出させるアンコイラ部
と所定の加工処理を施す加工ライン部との間で、例えば
アンコイラ部直後に位置させて設けられる。
【0013】上部矯正ローラー1と下部矯正ローラー2
とは、図示のように、上部矯正ローラー1がアンコイラ
部側の上部位に、下部矯正ローラー2は加工ライン側の
下部位に夫々位置させ、また、搬送方向で若干の間隔を
隔てさせられている。すなわち、アンコイラ部から引き
出された被搬送部材Wは、上部矯正ローラー1の上面側
で支持された後、傾斜搬送され、下部矯正ローラー2の
下面側で支持された状態で搬送され、この被搬送部材W
の表裏に位置する上下部の矯正ローラー1,2によって
傾斜した搬送状態が被搬送部材Wを矯正する段差状の撓
み代を形成している(図1参照)。この段差状の撓み代
は、上下部の矯正ローラー1,2が上下、前後の各方向
で間隔が隔てられていることで、上部矯正ローラー1の
後方下、下部矯正ローラー2の前方上夫々に被搬送部材
Wの搬送方向に沿っての撓みを可能にさせる空間を形成
している。
【0014】そして、下部矯正ローラー2の後方である
加工ライン側には、搬送方向の両側縁に沿って、搬送方
向に沿った適宜間隔毎にガイド部材3を左右で対称的に
配置してある(図2参照)。この左右のガイド部材3相
互の間隔は、搬送させる被搬送部材Wの幅員にほぼ対応
しており、被搬送部材Wの両側縁がガイド部材3内側面
に当接することで所定の搬送方向に対応する正位置に自
動的に矯正される。
【0015】今、ここで被搬送部材Wがアンコイラ部か
ら引き出され、上部矯正ローラー1、下部矯正ローラー
2に通過され、更にガイド部材3によって搬送方向が規
制されると、正位置で搬送されていないときは、図3に
示すように、下部矯正ローラー2後方の搬送ライン面上
で矯正搬送されるのに伴ない、そのずれに伴なう撓みが
上下部の矯正ローラー1,2相互間に発生する。そし
て、この撓みは、上部矯正ローラー1の後方下、下部矯
正ローラー2の前方上夫々の空間で発生しており、しか
も、矯正される方向に沿う撓みとなって搬送方向におけ
る左右部分で各別に独自に撓ませられたものとなり、搬
送ライン上で生じている被搬送部材Wの搬送方向に沿う
ずれに対応する。
【0016】このとき、下部矯正ローラー2後方の搬送
ライン上におけるガイド部材3による搬送方向の正位置
への矯正は、自動あるいは手動によって被搬送部材W自
体を移動調整することで行なわれる。矯正方向は、左右
のみならず、例えば搬送ライン面上の上下からでも行な
われることがあり、いずれも強制的に行なわれ、搬送ラ
イン上での矯正は、上下部の矯正ローラー1,2相互間
における被搬送部材W部分を撓ませる。
【0017】なお、本発明方法の実施に際し、上部矯正
ローラー1はアンコイラ部側に、下部矯正ローラー2は
加工ライン側に夫々配置して行なわれるものとしてある
も、これらローラー1,2の上下位置を逆にすることも
可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
これがため、搬送ライン途中において被搬送部材Wが正
位置の搬送方向に対しずれてしまい、このずれがガイド
部材3によって矯正されるとき、搬送ライン面上で被搬
送部材Wが移動調整されるのに伴ない、その搬送ライン
面上の移動調整のいわゆる逃げが、搬送方向の上下、前
後で形成している上下部の矯正ローラー1,2相互間に
被搬送部材Wが撓むことで得られるのである。その結
果、被搬送部材Wの搬送方向のずれは、搬送ライン外の
区域で撓むことで矯正され、搬送ライン面上では正位置
に保持されるものである。
【0019】すなわち、本発明にあっては、搬送ライン
中に配した上下部の矯正ローラー1,2によって得られ
る上下方向に沿う被搬送部材Wの段差部分を搬送方向に
沿う前後で撓ませられるとき、この被搬送部材W自身に
形成された撓み代が、搬送ライン上で被搬送部材Wをフ
リーに移動調整させるときの調整部分となるからであ
る。
【0020】また、被搬送部材Wは、その搬送中に曲が
りが生じてガイド部材3によって自動的に矯正されると
き、その矯正撓み代は順次に段差内に送られるから、曲
がりが生じても搬送を停止する必要がなく、搬送作業を
連続的に行なわせることができ、そのため、連続送りに
伴なう各種の作業を中断する必要もなく、作業能率を飛
躍的に向上できる利点がある。
【0021】更に、搬送ライン上における被搬送部材W
の正位置に対応させる移動調整は、被搬送部材Wの左右
方向からのみでなく、上下方向からも行なわせることが
できるから、正位置への強制的な矯正を容易にするもの
である。
【0022】したがって、例えばロール状に巻回された
所定幅員を有する長尺な板材である被搬送部材Wを順次
に連続供給するとき、被搬送部材Wに生じている曲り
癖、撓み、引き出す際の左右部における引き出し力の不
均衡等に起因する搬送方向のずれを正位置に矯正するこ
とができ、しかも、本発明方法は、ある程度の剛性を有
する被搬送部材Wであれば各種のそれに利用できる汎用
性があるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するための上下部の矯正ロー
ラーの配置概略側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】搬送方向のずれを矯正しているときの概略斜視
図である。
【符号の説明】
W 被搬送部材 1 上部矯正ローラー 2 下部矯正ロ
ーラー 3 ガイド部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の長尺な被搬送部材Wを搬送ライン
    に沿って搬送させるとき、搬送ライン中に配した上下部
    の矯正ローラーによって被搬送部材に上下方向に沿う段
    差を形成しておき、搬送ライン上で被搬送部材を搬送方
    向に沿う正位置に対応させてフリーに移動調整させたと
    きの調整撓み代を被搬送部材の前記段差部分内で搬送方
    向に沿う前後に撓ませて発生させることを特徴とする長
    尺板材の搬送方向曲りの矯正方法。
  2. 【請求項2】 搬送ライン上における被搬送部材の正位
    置に対応させる移動調整は、被搬送部材の左右方向か
    ら、更に必要に応じ上下方向からも行なわせる請求項1
    記載の長尺板材の搬送方向曲りの矯正方法。
JP23992092A 1992-07-24 1992-07-24 長尺板材の搬送方向曲りの矯正方法 Pending JPH0648626A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2384627B (en) * 2000-10-04 2004-09-08 Motorola Inc Folded inverted F antenna for GPS applications
CN104309330A (zh) * 2014-10-24 2015-01-28 成都爱维科创科技有限公司 一种打印机的纸张平整装置
CN106807762A (zh) * 2015-11-30 2017-06-09 宝山钢铁股份有限公司 通过纠偏辊行程预控冷连轧机生产方式的方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5269082A (en) * 1975-12-05 1977-06-08 Nippon Kokan Kk <Nkk> Method and device for trimming slitter

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