JPH1093038A - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびその製造方法

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JPH1093038A
JPH1093038A JP8242839A JP24283996A JPH1093038A JP H1093038 A JPH1093038 A JP H1093038A JP 8242839 A JP8242839 A JP 8242839A JP 24283996 A JP24283996 A JP 24283996A JP H1093038 A JPH1093038 A JP H1093038A
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JP
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impurity diffusion
diffusion layer
bit line
film
insulating film
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JP8242839A
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Inventor
Noritaka Hibi
紀孝 日比
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電層間の短絡の発生を低減し、信頼性の高
い半導体記憶装置を実現する。 【解決手段】 ビット線109をシリコン基板101の
内部に配設し、ワード線117,キャパシタおよびメタ
ル配線160をシリコン基板101上に配設し、第1の
不純物拡散層102およびビット線109とメタル配線
160とを接続するための接続孔として、第1の不純物
拡散層102とビット線109とを接続する中間導電性
部材127を埋め込んだコンタクトホール121と、メ
タル配線160を埋め込んだコンタクトホール154と
を設けている。ビット線109をシリコン基板101内
部に配設したので、ビット線109と他の導電層との短
絡が起こりにくい。接続孔を、コンタクトホール121
と154に分けたので、各接続孔のアスペクト比が小さ
くなり、中間導電性部材127やメタル配線160の接
続孔における堆積状態が良好になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体記憶装置は高集積化が進
み、半導体記憶装置を構成する各素子はごく微細なもの
となり、これに伴い、各々の素子はごく接近して配置さ
れる。一般的なスタック型メモリセル構造を有するDR
AMを例にとると、その製造工程は、半導体基板上に、
ワード線、ビット線、メモリセルキャパシタ、メタル配
線を順次形成するという流れになっている。以下、スタ
ック型メモリセル構造のDRAMの製造工程を例にとっ
て(参考文献:1983年IEEE ISSCC、Dige
st of Technical Papers(アイイーイーイー アイエス
エスシーシー ダイジェスト オブ テクニカル ペー
パーズ)第228ページおよび第229ページ)、従来
の半導体記憶装置の製造方法について、図38および図
39を参照しながら説明する。
【0003】まず、図38(a)に示す工程で、シリコ
ン基板301上に活性領域302と素子分離領域303
とを形成する。次に、図38(b)、(c)に示す工程
では、ゲート酸化膜304を形成後、不純物を含むポリ
シリコン膜305を堆積し、フォトレジスト306を用
いて、写真蝕刻法によりワード線307を形成し、続い
てイオン注入により不純物拡散層308、309を形成
する。
【0004】次に、図38(d)に示す工程で、層間絶
縁膜となるCVDシリコン酸化膜310を堆積し、フォ
トレジスト311を用いて、写真蝕刻法によりコンタク
トホール312を開口する。次に、図38(e)に示す
工程では、不純物を含むポリシリコンとタングステンシ
リサイドの積層膜を堆積後、写真蝕刻法により、ビット
線313を形成する。
【0005】次に、図38(f)に示す工程では、層間
絶縁膜となるCVDシリコン酸化膜314を堆積後、フ
ォトレジスト315を用いて、写真蝕刻法により、コン
タクトホール316を開口する。次に、図38(g)、
(h)に示す工程では、不純物を含むポリシリコン膜3
17を堆積し、フォトレジスト318を用いて、写真蝕
刻法により、電荷蓄積電極319を形成する。続いて、
シリコン窒化膜およびシリコン酸化膜からなる容量絶縁
膜320、不純物を含むポリシリコン膜を順次堆積し、
写真蝕刻法により、プレート電極321を形成する。
【0006】次に、図39に示すように、層間絶縁膜と
なるCVDシリコン酸化膜322を堆積後、アルミニウ
ム膜からなるメタル配線323を形成して、半導体記憶
装置が完成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の半導体記憶装置では、ワード線307、ビット線31
3、電荷蓄積電極319、プレート電極321、メタル
配線323の導電層が全て半導体基板上に設けられてい
るため、高集積化に伴って各素子間の分離領域幅が狭く
なると、導電層間の短絡が発生しやすくなる虞れがあっ
た。また、上下の導電層間の絶縁を確実におこなうため
には、上下の導電層間の絶縁膜の厚みを増すことが必要
となり、これに伴い、半導体基板と電気的接続がなされ
る最も上の導電層(メタル配線323)と、半導体基板
とを接続する接続孔の深さが増してアスペクト比が大き
くなり、接続孔に埋め込まれる導電層の堆積状態が悪く
なり、接続孔内の導電層の電気的接続不良が発生すると
いう問題があった。
【0008】この発明の第1の目的は、導電層間の短絡
の発生を低減し、信頼性の高い半導体記憶装置およびそ
の製造方法を提供することである。また、第2の目的
は、第1の目的に加えて、半導体基板とメタル配線間の
接続孔における電気的接続を良好にし、設計の自由度の
高い半導体記憶装置およびその製造方法を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体記
憶装置は、半導体基板表面に形成したソース・ドレイン
となる第1および第2の不純物拡散層と、第1の不純物
拡散層と電気的に接続したビット線と、第1の不純物拡
散層と第2の不純物拡散層との間上をゲート絶縁膜を介
して通るワード線と、電荷蓄積電極,容量絶縁膜および
プレート電極からなり電荷蓄積電極を第2の不純物拡散
層と電気的に接続したキャパシタと、このキャパシタよ
り上層に形成したメタル配線とを備えた半導体記憶装置
であって、ビット線を半導体基板の内部に配設し、ワー
ド線,キャパシタおよびメタル配線を半導体基板上に配
設し、第1の不純物拡散層およびビット線とメタル配線
とを接続するための接続孔を設け、この接続孔は第1の
不純物拡散層とビット線とを接続する中間導電性部材を
埋め込んだ第1の接続孔と中間導電性部材上にメタル配
線を埋め込んだ第2の接続孔とからなることを特徴とす
る。
【0010】この構成により、ビット線が半導体基板内
部に配設されるので、ビット線と他の導電層との短絡が
起こりにくくなり、信頼性の高い半導体記憶装置を実現
できる。また、第1の不純物拡散層およびビット線とメ
タル配線とを接続するための接続孔が、第1の不純物拡
散層とビット線とを接続する中間導電性部材を埋め込ん
だ第1の接続孔と、中間導電性部材上にメタル配線を埋
め込んだ第2の接続孔とに分けられているので、各接続
孔のアスペクト比が小さくなり、中間導電性部材やメタ
ル配線の接続孔における堆積状態が良好になり、接続孔
内における導電層の電気的接続不良を防止し、半導体記
憶装置の信頼性が向上する。
【0011】請求項2記載の半導体記憶装置は、半導体
基板表面に形成したソース・ドレインとなる第1および
第2の不純物拡散層と、第1の不純物拡散層と電気的に
接続したビット線と、第1の不純物拡散層と第2の不純
物拡散層との間上をゲート絶縁膜を介して通るワード線
と、電荷蓄積電極,容量絶縁膜およびプレート電極から
なり電荷蓄積電極を第2の不純物拡散層と電気的に接続
したキャパシタと、このキャパシタより上層に形成した
メタル配線とを備えた半導体記憶装置であって、ビット
線を半導体基板の内部に配設し、ワード線,キャパシタ
およびメタル配線を半導体基板上に配設し、第1の不純
物拡散層およびビット線とメタル配線とを接続するため
の接続孔を設け、メタル配線を接続孔に埋め込んで第1
の不純物拡散層およびビット線と直接接続したことを特
徴とする。
【0012】この構成により、ビット線が半導体基板内
部に配設されるので、ビット線と他の導電層との短絡が
起こりにくくなり、信頼性の高い半導体記憶装置を実現
できる。また、接続孔を形成する層間絶縁膜の膜厚が、
従来の半導体記憶装置に比べて薄くなり、半導体基板と
メタル配線との接続孔の深さに関して、1回の層間絶縁
膜の堆積膜厚分だけ余裕度が生じ、電荷蓄積電極の高さ
方向の寸法を設計する際の自由度が拡大する。
【0013】請求項3記載の半導体記憶装置は、請求項
1または2記載の半導体記憶装置において、ビット線
は、半導体基板内に設けた溝に周囲を絶縁膜で被覆して
埋設したことを特徴とする。この構成により、ビット線
と半導体基板上に配設されている導電層との確実な絶縁
がなされるとともに、半導体基板内部でのビット線間の
絶縁がなされる。
【0014】請求項4記載の半導体記憶装置は、請求項
3記載の半導体記憶装置において、ビット線を埋設する
溝は、第1の不純物拡散層を横切って設けたことを特徴
とする。このように、溝は、第1の不純物拡散層を横切
ることが好ましい。請求項5記載の半導体記憶装置は、
請求項1または2記載の半導体記憶装置において、第1
の不純物拡散層およびビット線とメタル配線とを接続す
るための接続孔はプレート電極を貫通し、この貫通部分
のプレート電極の内周壁は絶縁膜で被覆されたことを特
徴とする。
【0015】この構成により、第1の不純物拡散層およ
びビット線とメタル配線とを接続するための接続孔がプ
レート電極のパターン内で確保されるため、半導体記憶
装置の高集積化が可能となる。請求項6記載の半導体記
憶装置の製造方法は、半導体基板表面に第1の不純物拡
散層を形成する第1の工程と、半導体基板内に溝を形成
する第2の工程と、半導体基板表面および溝内の底部お
よび側壁部を第1の絶縁膜で覆う第3の工程と、ビット
線となる第1の導電性膜を堆積した後、エッチバック法
により溝内部のみに第1の導電性膜を残す第4の工程
と、写真蝕刻法により溝内部の第1の導電性膜の上部を
除去してビット線を形成する第5の工程と、半導体基板
上に第2の絶縁膜を堆積した後、エッチバック法によ
り、溝内部に形成したビット線上に第2の絶縁膜を残す
とともに、半導体基板の溝部分以外の表面を露出させる
第6の工程と、半導体基板上に活性領域および活性領域
間を分離する領域を形成する第7の工程と、ゲート絶縁
膜となる第3の絶縁膜,第2の導電性膜を順次形成した
後、写真蝕刻法により第2の導電性膜からなるワード線
を形成する第8の工程と、ワード線を挟んで第1の不純
物拡散層と反対側の半導体基板表面に第2の不純物拡散
層を形成する第9の工程と、第4の絶縁膜を堆積した
後、写真蝕刻法により、第1の不純物拡散層上の第4の
絶縁膜および溝内部の第1,第2の絶縁膜の一部を除去
し、ビット線表面が局所的に露出するように第1の接続
孔を開口する第10の工程と、第3の導電性膜を堆積し
た後、写真蝕刻法により、第1の接続孔に第3の導電性
膜を残して中間導電性部材とする第11の工程と、第5
の絶縁膜を堆積し、写真蝕刻法により第2の不純物拡散
層上にキャパシタ接続用の接続孔を開口する第12の工
程と、第4の導電性膜をキャパシタ接続用の接続孔に埋
め込むとともに堆積し、写真蝕刻法により第4の導電性
膜からなる電荷蓄積電極を形成した後、容量絶縁膜,第
5の導電性膜を順次堆積し、写真蝕刻法により第5の導
電性膜からなるプレート電極を形成する第13の工程
と、第6の絶縁膜を堆積し、写真蝕刻法により中間導電
性部材上に第2の接続孔を開口した後、第6の導電性膜
を第2の接続孔に埋め込むとともに堆積し、写真蝕刻法
により第6の導電性膜からなるメタル配線を形成する第
14の工程とを含むことを特徴とする。
【0016】この方法によれば、ビット線が半導体基板
内に形成され、ワード線、電荷蓄積電極、容量絶縁膜、
プレート電極、メタル配線は半導体基板上に形成される
点で、従来のようなワード線、ビット線、電荷蓄積電
極、容量絶縁膜、プレート電極、メタル配線を全て半導
体基板上に形成する方法と異なる。このように、ビット
線が半導体基板内に形成されるので、ビット線を半導体
基板上に形成する方法に比べ、ビット線と他の導電層と
の短絡が起こりにくくなる。また、第1の不純物拡散層
およびビット線とメタル配線とを接続するための接続孔
は、第1の不純物拡散層とビット線とを接続する中間導
電性部材を埋め込んだ第1の接続孔と、中間導電性部材
上にメタル配線を埋め込んだ第2の接続孔とに分けて、
2つの絶縁膜に形成されるので、各接続孔のアスペクト
比が小さくなり、中間導電性部材やメタル配線の接続孔
における堆積状態が良好になり、接続孔内における導電
層の電気的接続不良を防ぐことが可能となる。したがっ
て、信頼性の高い半導体記憶装置の製造が容易となる。
【0017】請求項7記載の半導体記憶装置の製造方法
は、半導体基板表面に第1の不純物拡散層を形成する第
1の工程と、半導体基板内に溝を形成する第2の工程
と、半導体基板表面および溝内の底部および側壁部を第
1の絶縁膜で覆う第3の工程と、ビット線となる第1の
導電性膜を堆積した後、エッチバック法により溝内部の
みに第1の導電性膜を残す第4の工程と、写真蝕刻法に
より溝内部の第1の導電性膜の上部を除去してビット線
を形成する第5の工程と、半導体基板上に第2の絶縁膜
を堆積した後、エッチバック法により、溝内部に形成し
たビット線上に第2の絶縁膜を残すとともに、半導体基
板の溝部分以外の表面を露出させる第6の工程と、半導
体基板上に活性領域および活性領域間を分離する領域を
形成する第7の工程と、ゲート絶縁膜となる第3の絶縁
膜,第2の導電性膜を順次形成した後、写真蝕刻法によ
り第2の導電性膜からなるワード線を形成する第8の工
程と、ワード線を挟んで第1の不純物拡散層と反対側の
半導体基板表面に第2の不純物拡散層を形成する第9の
工程と、第4の絶縁膜を堆積した後、写真蝕刻法により
第2の不純物拡散層上にキャパシタ接続用の接続孔を開
口する第10の工程と、第3の導電性膜をキャパシタ接
続用の接続孔に埋め込むとともに堆積し、写真蝕刻法に
より第3の導電性膜からなる電荷蓄積電極を形成した
後、容量絶縁膜,第4の導電性膜を順次堆積し、写真蝕
刻法により第4の導電性膜からなるプレート電極を形成
する第11の工程と、第5の絶縁膜を堆積した後、写真
蝕刻法により、第1の不純物拡散層上の第4,第5の絶
縁膜および溝内部の第1,第2の絶縁膜の一部を除去
し、ビット線表面が局所的に露出するようにメタル配線
接続用の接続孔を開口する第12の工程と、第5の導電
性膜をメタル配線接続用の接続孔に埋め込むとともに堆
積し、写真蝕刻法により第5の導電性膜からなるメタル
配線を形成する第13の工程とを含むことを特徴とす
る。
【0018】この方法によれば、ビット線が半導体基板
内部に形成され、ワード線、電荷蓄積電極、容量絶縁
膜、プレート電極、メタル配線は半導体基板上に形成さ
れる点で、従来のようなワード線、ビット線、電荷蓄積
電極、容量絶縁膜、プレート電極、メタル配線を全て半
導体基板上に形成する方法と異なる。このように、ビッ
ト線が半導体基板内に形成されるので、ビット線を半導
体基板上に形成する方法に比べ、ビット線と他の導電層
との短絡が起こりにくくなり、信頼性の高い半導体記憶
装置の製造が容易となる。また、ワード線形成後メタル
配線形成までの層間絶縁膜の堆積工程が従来の方法に比
べて1回少なくなるので、半導体基板とメタル配線との
接続孔の深さに関して、1回の層間絶縁膜の堆積膜厚分
だけ余裕度が生じ、電荷蓄積電極の高さ方向の寸法を設
計する際の自由度が拡大する。さらに、製造工程数の低
減により製造コストが安価になる。
【0019】請求項8記載の半導体記憶装置の製造方法
は、請求項6または7記載の半導体記憶装置の製造方法
において、第2の工程で、溝を、第1の不純物拡散層を
横切るように形成することを特徴とする。このように、
溝を、第1の不純物拡散層を横切るように形成すること
により、溝内部にビット線を形成した後の工程で、ビッ
ト線および第1の不純物拡散層とメタル配線とを接続す
るための接続孔を形成して、接続孔内部を中間導電性部
材とメタル配線あるいはメタル配線のみで埋め込むこと
で、ビット線および第1の不純物拡散層とメタル配線と
の接続が小面積領域でなされ、微細な半導体記憶装置の
製造が可能となる。
【0020】請求項9記載の半導体記憶装置の製造方法
は、請求項6または7記載の半導体記憶装置の製造方法
において、第2の工程で、溝の深さがビット線の膜厚を
上回るように、溝を形成することを特徴とする。この方
法により、溝内部に、ビット線の他、絶縁膜を形成する
ことが可能となり、ビット線とビット線と電気的に接続
されるべきでない領域との確実な絶縁がなされる。
【0021】請求項10記載の半導体記憶装置の製造方
法は、請求項6または7記載の半導体記憶装置の製造方
法において、第4の工程で、エッチバック法によりビッ
ト線となる第1の導電性膜の表面位置を、半導体基板表
面に形成した第1の絶縁膜の表面位置以下にすることを
特徴とする。この方法によれば、ビット線となる第1の
導電性膜が半導体基板の溝内部だけに残り、半導体基板
の他の領域上は除去されるので、後工程において溝内部
の第1の導電性膜のみを加工するだけで、溝内部にビッ
ト線を形成することが可能となる。
【0022】請求項11記載の半導体記憶装置の製造方
法は、請求項6または7記載の半導体記憶装置の製造方
法において、第5の工程で、ビット線となる第1の導電
性膜の表面位置を、半導体基板と半導体基板表面に形成
した第1の絶縁膜との界面位置よりも下になるようにす
ることを特徴とする。この方法により、溝内部に形成さ
れたビット線は、半導体基板表面よりも低い位置に形成
されるので、ビット線上に絶縁膜を残すことが可能とな
り、ビット線と電気的に接続されるべきでない領域との
確実な絶縁がなされる。
【0023】請求項12記載の半導体記憶装置の製造方
法は、請求項6または7記載の半導体記憶装置の製造方
法において、第7の工程で、活性領域の一つのパターン
が点対称な形状となり、活性領域の中心部が第1の不純
物拡散層と重なるように活性領域を形成することを特徴
とする。この方法によれば、点対称な形状をなす活性領
域の中心部に、第1の不純物拡散層が位置することにな
るので、第1の不純物拡散層を挟んで、両側にワード線
およびキャパシタを形成することで、一つの活性領域に
おいて、2個のメモリセルが形成されることとなり、高
集積化が容易となる。
【0024】請求項13記載の半導体記憶装置の製造方
法は、請求項6記載の半導体記憶装置の製造方法におい
て、第13の工程で、中間導電性部材が形成されている
位置の真上に空き領域が形成されるようにプレート電極
のパターニングを行なうことを特徴とする。この方法に
より、ビット線および第1の不純物拡散層とメタル配線
との接続孔を形成する領域がプレート電極のパターン内
で確保されるので、接続孔の領域をプレート電極のパタ
ーン外に形成する方法に比べ、高集積化が容易となる。
【0025】請求項14記載の半導体記憶装置の製造方
法は、請求項13記載の半導体記憶装置の製造方法にお
いて、第14の工程で、中間導電性部材上に開口する第
2の接続孔は、プレート電極の空き領域を通り、この空
き領域のサイズよりも小さくすることを特徴とする。こ
の方法によれば、プレート電極形成後に層間絶縁膜を堆
積することで、プレート電極の空き領域が絶縁膜で埋め
込まれ、その後、空き領域より小さい接続孔を開口する
と、プレート電極の空き領域において、プレート電極と
接続孔との間に絶縁膜が残されることになるので、プレ
ート電極とビット線との確実な絶縁がなされる。
【0026】請求項15記載の半導体記憶装置は、請求
項7記載の半導体記憶装置の製造方法において、第11
の工程で、第1の不純物拡散層が形成されている位置の
真上に空き領域が形成されるようにプレート電極のパタ
ーニングを行なうことを特徴とする。この方法により、
ビット線および第1の不純物拡散層とメタル配線との接
続孔を形成する領域がプレート電極のパターン内で確保
されるので、接続孔の領域をプレート電極のパターン外
に形成する方法に比べ、高集積化が容易となる。
【0027】請求項16記載の半導体記憶装置は、請求
項15記載の半導体記憶装置の製造方法において、第1
2の工程で、メタル配線接続用の接続孔は、プレート電
極の空き領域を通り、この空き領域のサイズよりも小さ
くすることを特徴とする。この方法によれば、プレート
電極形成後に層間絶縁膜を堆積することで、プレート電
極の空き領域が絶縁膜で埋め込まれ、その後、空き領域
より小さい接続孔を開口すると、プレート電極の空き領
域において、プレート電極と接続孔との間に絶縁膜が残
されることになるので、プレート電極とビット線との確
実な絶縁がなされる。
【0028】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕以下、この発明の第1の実施形態
における半導体記憶装置およびその製造方法について、
図1〜図21を参照しながら説明する。なお、図1〜図
20は半導体記憶装置の製造工程における断面等を示
し、図21は完成した半導体記憶装置の断面を示す。図
1〜図9,図11〜図15,図18〜図21の各図の
(a)と、図10,図16,図17とは、ビット線に平
行な断面について示し、図1〜図9,図11〜図15,
図21の各図の(b)は、ビット線に垂直な断面につい
て示し、他の図については適宜説明する。なお、ビット
線に平行な断面図および垂直な断面図については遠近を
考慮しない透視図のようにして示している。
【0029】この第1の実施の形態の半導体記憶装置
は、図21に示すように、シリコン基板101表面に形
成したソース・ドレインとなる第1および第2の不純物
拡散層102,118と、第1の不純物拡散層102と
電気的に接続したビット線109と、第1の不純物拡散
層102と第2の不純物拡散層118との間上をゲート
酸化膜114を介して通るワード線117と、電荷蓄積
電極146,容量絶縁膜147およびプレート電極14
8からなり電荷蓄積電極146を第2の不純物拡散層1
18と電気的に接続したキャパシタと、このキャパシタ
より上層に形成したメタル配線160とを備えている。
そして、ビット線109をシリコン基板101の内部に
配設し、ワード線117,キャパシタ(電荷蓄積電極1
46,容量絶縁膜147,プレート電極148)および
メタル配線160をシリコン基板101上に配設し、第
1の不純物拡散層102およびビット線109とメタル
配線160とを接続するための接続孔として、第1の不
純物拡散層102とビット線109とを接続する中間導
電性部材127を埋め込んだコンタクトホール121
と、中間導電性部材127上にメタル配線160を埋め
込んだコンタクトホール154とを設けたことを特徴と
する。
【0030】また、さらに詳細な構成については、つぎ
に、この半導体記憶装置の製造方法とともに説明する。
まず、図1に示す工程では、シリコン基板101上に、
イオン注入により、第1の不純物拡散層102を形成す
る。図2に示す工程では、フォトレジスト103を用い
て、写真蝕刻法により、シリコン基板101内に溝10
4を設ける。ここで、溝104は、第1の不純物拡散層
102を通るように形成する。
【0031】図3に示す工程では、フォトレジスト10
3を除去した後、CVDシリコン酸化膜105を、シリ
コン基板101表面や溝104の底面および側面を覆う
ように堆積する。続いて、タングステンシリサイドと不
純物を含むポリシリコンとの積層膜106を堆積する。
図4に示す工程では、エッチバック法により、積層膜1
06をビット線用膜107として溝104内に残す。
【0032】図5に示す工程では、フォトレジスト10
8を用いて、写真蝕刻法により、溝104内のビット線
用膜107の上部を除去してビット線109を形成す
る。図6に示す工程では、フォトレジスト108を除去
した後、CVDシリコン酸化膜110を堆積する。図7
に示す工程では、エッチバック法により、CVDシリコ
ン酸化膜110をエッチングしてシリコン基板101表
面を露出させるとともに、ビット線109上にCVDシ
リコン酸化膜110を残す。このとき、ビット線109
は、シリコン基板101内に埋め込まれて周囲がCVD
シリコン酸化膜105と110で囲まれた状態である。
【0033】図8に示す工程では、活性領域112と、
シリコン酸化膜からなる素子分離領域113とを形成す
る。図9、図10に示す工程では、ゲート酸化膜114
を形成し、続いて、不純物を含むポリシリコン膜115
を堆積し、フォトレジスト116を用いて、写真蝕刻法
により、ワード線117を形成した後、フォトレジスト
116を除去する。
【0034】図11に示す工程では、イオン注入によ
り、第2の不純物拡散層118を形成する。図12に示
す工程では、層間絶縁膜となるCVDシリコン酸化膜1
19を堆積する。図13に示す工程では、フォトレジス
ト120を用いて、写真蝕刻法により、ビット線109
上にコンタクトホール121を開口し、その開口部のビ
ット線109の表面を露出させる。
【0035】図14、図15に示す工程では、不純物を
含むポリシリコン膜124を堆積し、フォトレジスト1
25を用いて、写真蝕刻法により、コンタクトホール1
21内を埋め込むような中間導電性部材127を形成す
る。この中間導電性部材127は、第1の不純物拡散層
102と接触し、ビット線109と接続されている。図
16、図17に示す工程では、層間絶縁膜となるCVD
シリコン酸化膜128を堆積し、続いて、フォトレジス
ト129を用いて、第2の不純物拡散層118上にコン
タクトホール130を開口する。
【0036】図18、図19に示す工程では、フォトレ
ジスト129を除去した後、不純物を含むポリシリコン
膜131を堆積し、続いて、フォトレジスト132を用
いて、写真蝕刻法により、電荷蓄積電極146を形成す
る。続いて、シリコン窒化膜とシリコン酸化膜からなる
容量絶縁膜147、不純物を含むポリシリコン膜を順次
堆積し、写真蝕刻法により、プレート電極148を形成
する。なお、図18(b)は、図18(a)におけるR
−R’線を通りシリコン基板101表面と平行な面から
見た平面配置図を示す。また、図19(b)は、図19
(a)の中間導電性部材127上方のS−S’線におけ
る断面図を示し、151はプレート電極148に設けた
空き領域である。
【0037】図20に示す工程では、層間絶縁膜となる
CVDシリコン酸化膜152を堆積後、フォトレジスト
153を用いて、コンタクトホール154を開口する。
なお、図20(b)はCVDシリコン酸化膜152を堆
積した直後の図20(a)の中間導電性部材127上方
のS−S’線における断面図を示し、図20(c)はコ
ンタクトホール154を開口した後の図20(a)の中
間導電性部材127上方のS−S’線における断面図を
示す。また、この工程では、上記コンタクトホール15
4の他に、シリコン基板101(メモリセル以外の領
域)上、ワード線117上、およびプレート電極148
上のコンタクトホールも同時に開口する(図示せず)。
【0038】図21に示す工程では、CVD法によりタ
ングステン膜を堆積して、写真蝕刻法により、メタル配
線160を形成し、半導体記憶装置が完成する。なお、
図21(c)は図21(a)の中間導電性部材127上
方のS−S’線における断面図を示す。以上のようにし
て製造された半導体記憶装置は、図21に示すように、
ビット線109が半導体基板101内に形成された溝1
04内部に配設され、ビット線109の周囲はCVDシ
リコン酸化膜105,110(図7参照)の絶縁膜によ
って覆われている。これにより、ビット線109と、他
の導電層との短絡が起こりにくくなり、信頼性の高い半
導体記憶装置を実現できる。
【0039】また、第1の不純物拡散層102およびビ
ット線109は、中間導電性部材127を介して、メタ
ル配線160と接続されている。つまり、第1の不純物
拡散層102およびビット線109とメタル配線160
とを接続するための接続孔は、第1の不純物拡散層10
2およびビット線109と中間導電性部材127とを接
続するコンタクトホール121と、中間導電性部材12
7とメタル配線160とを接続するコンタクトホール1
54との2つの接続孔からなるため、各接続孔のアスペ
クト比が小さくなり、中間導電性部材127やメタル配
線160の導電層の接続孔における堆積状態が良好にな
り、接続孔内における導電層の電気的接続不良を防ぐこ
とが可能となる。したがって、信頼性の高い半導体記憶
装置の製造が容易となる。
【0040】さらに、図21(c)に示すように、メタ
ル配線160で埋め込まれたコンタクトホール154
は、CVDシリコン酸化膜152によってプレート電極
148と絶縁された形でプレート電極148を貫通し
て、中間導電性部材127に到達している。これについ
ては、図19に示すように、プレート電極148をパタ
ーニングする際、中間導電性部材127の上方部分に空
き領域151を有するようなマスクを使用しており、ま
た、図20に示すように、層間絶縁膜のCVDシリコン
酸化膜152を堆積後、空き領域151がCVDシリコ
ン酸化膜152で埋まり、続いて、空き領域151より
も小さいサイズであるホールパターンを有するようなマ
スクを使用して、コンタクトホール154を開口するた
め、プレート電極148の空き領域151とコンタクト
ホール154との間にCVDシリコン酸化膜152が残
されることになり、メタル配線160をコンタクトホー
ル154に埋め込んでも、プレート電極148とメタル
配線160との確実な絶縁がなされ、延いては、プレー
ト電極148とビット線109との確実な絶縁がなされ
る。そして、上記のようなマスクパターンを用いること
で、ビット線109および第1の不純物拡散層102と
メタル配線160との接続孔を形成する領域がプレート
電極148のパターン領域内で確保されるので、信頼性
が高く、かつ、高集積化した半導体記憶装置の実現する
ことができる。
【0041】また、1つのメモリセルにおけるレイアウ
トは、図18(b)に示すような構成となっている。つ
まり、溝104は、第1の不純物拡散層102を横切っ
て形成されるので、溝104内部にビット線109を形
成した後、ビット線109と第1の不純物拡散層102
とを接続する中間導電性部材127を埋め込むためのコ
ンタクトホール121を形成するにあたり、コンタクト
ホール121のサイズを小さくすることができ、中間導
電性部材127が占める面積を小さくできるので、微細
な半導体記憶装置の製造が可能となる。しかも、点対称
な形状をなす活性領域112の中心部に、第1の不純物
拡散層102が位置することになるので、第1の不純物
拡散層102を挟んで、両側にワード線およびキャパシ
タを形成することで、一つの活性領域112において、
2個のメモリセルが形成されることとなり、高集積化し
た半導体記憶装置を実現できる。
【0042】なお、上記第1の実施形態において、ビッ
ト線109を、タングステンシリサイドと不純物を含む
ポリシリコンの積層膜で形成したが、不純物を含むポリ
シリコン膜、タングステン膜、モリブデン膜、チタン
膜、白金膜、タングステンシリサイド膜、モリブデンシ
リサイド膜、チタンシリサイド膜、白金シリサイド膜等
の単層膜や、モリブデンシリサイド膜、チタンシリサイ
ド膜もしくは白金シリサイド膜と不純物を含むポリシリ
コン膜との積層膜で形成してもよい。また、ワード線1
17を、不純物を含むポリシリコン膜で形成したが、タ
ングステン膜、モリブデン膜、チタン膜、白金膜、タン
グステンシリサイド膜、モリブデンシリサイド膜、チタ
ンシリサイド膜、白金シリサイド膜等の単層膜や、タン
グステンシリサイド膜、モリブデンシリサイド膜、チタ
ンシリサイド膜もしくは白金シリサイド膜と不純物を含
むポリシリコン膜との積層膜で形成してもよい。
【0043】また、中間導電性部材127を、不純物を
含むポリシリコン膜で形成したが、タングステン膜、モ
リブデン膜、チタン膜、白金膜、タングステンシリサイ
ド膜、モリブデンシリサイド膜、チタンシリサイド膜、
白金シリサイド膜等の単層膜や、タングステンシリサイ
ド膜、モリブデンシリサイド膜、チタンシリサイド膜も
しくは白金シリサイド膜と不純物を含むポリシリコン膜
との積層膜で形成してもよい。
【0044】また、電荷蓄積電極146を、不純物を含
むポリシリコン膜で形成したが、タングステンシリサイ
ド膜、モリブデンシリサイド膜、チタンシリサイド膜、
タングステン等の単層膜や、不純物を含むポリシリコン
膜と白金膜とタンタル膜との積層膜で形成してもよい。
また、容量絶縁膜147を、シリコン窒化膜とシリコン
酸化膜との積層膜で形成したが、タンタル酸化膜、チタ
ン酸ストロンチウム膜、バリウムを添加したチタン酸ス
トロンチウム膜、鉛とジルコニウムとチタンを含む酸化
物(PZT)膜、鉛とランタンとジルコニウムとチタン
を含む酸化物(PLZT)膜等の単層膜や、タンタル酸
化膜とシリコン酸化膜との積層膜で形成してもよい。
【0045】また、プレート電極148を、不純物を含
むポリシリコン膜で形成したが、窒化チタン膜、タング
ステン膜、タングステンシリサイド膜、モリブデン膜、
モリブデンシリサイド膜等で形成してもよい。さらに、
メタル配線160を、タングステンで形成したが、アル
ミニウム、モリブデン、または銅で形成してもよい。
【0046】〔第2の実施の形態〕以下、この発明の第
2の実施形態における半導体記憶装置およびその製造方
法について、図22〜図37を参照しながら説明する。
なお、図22〜図36は半導体記憶装置の製造工程にお
ける断面等を示し、図37は完成した半導体記憶装置の
断面等を示す。図22〜図31,図35〜図37の各図
の(a)と、図32〜図34とは、ビット線に平行な断
面について示し、図22〜図31,図37の各図の
(b)は、ビット線に垂直な断面について示し、他の図
については適宜説明する。なお、ビット線に平行な断面
図および垂直な断面図については遠近を考慮しない透視
図のようにして示している。
【0047】この第2の実施の形態の半導体記憶装置
は、図37に示すように、シリコン基板201表面に形
成したソース・ドレインとなる第1および第2の不純物
拡散層202,218と、第1の不純物拡散層202と
電気的に接続したビット線209と、第1の不純物拡散
層202と第2の不純物拡散層218との間上をゲート
酸化膜214を介して通るワード線217と、電荷蓄積
電極224,容量絶縁膜225およびプレート電極22
6からなり電荷蓄積電極224を第2の不純物拡散層2
18と電気的に接続したキャパシタと、このキャパシタ
より上層に形成したメタル配線238とを備えている。
そして、ビット線209をシリコン基板201の内部に
配設し、ワード線217,キャパシタ(電荷蓄積電極2
24,容量絶縁膜225,プレート電極226)および
メタル配線238をシリコン基板201上に配設し、第
1の不純物拡散層202およびビット線209とメタル
配線238とを接続するための接続孔としてコンタクト
ホール232を設け、メタル配線238をコンタクトホ
ール232に埋め込んで第1の不純物拡散層202およ
びビット線209と直接接続したことを特徴とする。
【0048】また、さらに詳細な構成については、つぎ
に、この半導体記憶装置の製造方法とともに説明する。
まず、図22に示す工程では、シリコン基板201上
に、イオン注入により、第1の不純物拡散層202を形
成する。図23に示す工程では、フォトレジスト203
を用いて、写真蝕刻法により、シリコン基板201内に
溝204を設ける。ここで、溝204は、第1の不純物
拡散層202を通るように形成する。
【0049】図24に示す工程では、フォトレジスト2
03を除去した後、CVDシリコン酸化膜205を、シ
リコン基板201表面や溝204の底面および側面を覆
うように堆積する。続いて、タングステンシリサイドと
不純物を含むポリシリコンとの積層膜206を堆積す
る。図25に示す工程では、エッチバック法により、積
層膜206をビット線用膜207として溝204内に残
す。
【0050】図26に示す工程では、フォトレジスト2
08を用いて、写真蝕刻法により、溝204内のビット
線用膜207の上部を除去してビット線209を形成す
る。図27に示す工程では、フォトレジスト208を除
去した後、CVDシリコン酸化膜210を堆積する。図
28に示す工程では、エッチバック法により、CVDシ
リコン酸化膜210をエッチングしてシリコン基板20
1表面を露出させるとともに、ビット線209上にCV
Dシリコン酸化膜210を残す。このとき、ビット線2
09は、シリコン基板201内に埋め込まれて周囲がC
VDシリコン酸化膜205と210で囲まれた状態であ
る。
【0051】図29に示す工程では、活性領域212
と、シリコン酸化膜からなる素子分離領域213とを形
成する。図30、図31に示す工程では、ゲート酸化膜
214を形成し、続いて、不純物を含むポリシリコン膜
215を堆積し、フォトレジスト216を用いて、写真
蝕刻法により、ワード線217を形成した後、フォトレ
ジスト216を除去する。
【0052】図32に示す工程では、イオン注入によ
り、第2の不純物拡散層218を形成する。図33に示
す工程では、層間絶縁膜となるCVDシリコン酸化膜2
19を堆積し、続いて、フォトレジスト220を用い
て、第2の不純物拡散層218上にコンタクトホール2
21を開口する。
【0053】図34、図35に示す工程では、フォトレ
ジスト220を除去した後、不純物を含むポリシリコン
膜222を堆積し、続いて、フォトレジスト223を用
いて、写真蝕刻法により、電荷蓄積電極224を形成す
る。続いて、シリコン窒化膜とシリコン酸化膜からなる
容量絶縁膜225、不純物を含むポリシリコン膜を順次
堆積し、写真蝕刻法により、プレート電極226を形成
する。なお、図35(b)は、図35(a)の第1の不
純物拡散層202上方のN−N’線における断面図を示
し、229は第1の不純物拡散層202上方のプレート
電極226に設けた空き領域である。
【0054】図36に示す工程では、層間絶縁膜となる
CVDシリコン酸化膜230を堆積後、フォトレジスト
231を用いて、第1の不純物拡散層202を通ってビ
ット線209に達するコンタクトホール232を開口す
る。なお、図36(b)はCVDシリコン酸化膜230
を堆積した直後の図36(a)のN−N’線におけるプ
レート電極226の空き領域229近傍の断面図を示
し、図36(c)はコンタクトホール232を開口した
後の図36(a)のN−N’線におけるプレート電極2
26の空き領域229近傍の断面図を示す。また、この
工程では、上記コンタクトホール232の他に、シリコ
ン基板201(メモリセル以外の領域)上、ワード線2
17上、およびプレート電極226上のコンタクトホー
ルも同時に開口する(図示せず)。
【0055】図37に示す工程では、フォトレジスト2
31を除去した後、CVD法によりタングステン膜を堆
積して、写真蝕刻法により、メタル配線238を形成
し、半導体記憶装置が完成する。なお、図37(c)は
図37(a)のN−N’線におけるプレート電極226
の空き領域229近傍の断面図を示す。また、図37
(d)は、図37(a)におけるP−P’線を通りシリ
コン基板201表面と平行な面から見た平面配置図を示
す。
【0056】以上のようにして製造された半導体記憶装
置は、図37に示すように、ビット線209が半導体基
板201内に形成された溝204内部に配設され、ビッ
ト線209の周囲はCVDシリコン酸化膜205,21
0(図28参照)の絶縁膜によって覆われている。これ
により、ビット線209と、他の導電層との短絡が起こ
りにくくなり、信頼性の高い半導体記憶装置を実現でき
る。
【0057】また、この実施形態の製造方法によれば、
ワード線217形成後からメタル配線238形成までの
層間絶縁膜の堆積工程が従来の方法に比べて1回少なく
なっており、半導体基板とメタル配線との接続孔の深さ
に関して、1回の層間絶縁膜の堆積膜厚分だけ余裕度が
生じ、電荷蓄積電極224の高さ方向の寸法を設計する
際の自由度が拡大する。また、第1の不純物拡散層20
2およびビット線209は、コンタクトホール232を
介して、メタル配線238と直接接続されているため、
ビット線および第1の不純物拡散層202とメタル配線
238とを接続するためのコンタクトホール開口工程が
1回で済む。これらにより、製造工程数が低減され製造
コストが安価になる。
【0058】さらに、図37(c)に示すように、メタ
ル配線238で埋め込まれたコンタクトホール232
は、CVDシリコン酸化膜230によってプレート電極
226と絶縁された形でプレート電極226を貫通し
て、第1の不純物拡散層202およびビット線209に
到達している。これについては、図35に示すように、
プレート電極226をパターニングする際、第1の不純
物拡散層202の上方部分に空き領域229を有するよ
うなマスクを使用しており、また、図36に示すよう
に、層間絶縁膜のCVDシリコン酸化膜230を堆積
後、空き領域229がCVDシリコン酸化膜230で埋
まり、続いて、空き領域229よりも小さいサイズであ
るホールパターンを有するようなマスクを使用して、コ
ンタクトホール232を開口するため、プレート電極2
26の空き領域229とコンタクトホール232との間
にCVDシリコン酸化膜230が残されることになり、
メタル配線238をコンタクトホール232に埋め込ん
でも、プレート電極226とメタル配線238との確実
な絶縁がなされ、延いては、プレート電極226とビッ
ト線209との確実な絶縁がなされる。そして、上記の
ようなマスクパターンを用いることで、ビット線209
および第1の不純物拡散層202とメタル配線238と
の接続孔を形成する領域がプレート電極226のパター
ン内で確保されるので、信頼性が高く、かつ、高集積化
した半導体記憶装置を実現することができる。
【0059】また、1つのメモリセルにおけるレイアウ
トは、図37(d)に示すような構成となっている。つ
まり、溝204は、第1の不純物拡散層202を横切っ
て形成されるので、ビット線209と第1の不純物拡散
層202とを接続するメタル配線238を埋め込むため
のコンタクトホール232を形成するにあたり、コンタ
クトホール232のサイズを小さくすることができ、メ
タル配線238が占める面積を小さくできるので、微細
な半導体記憶装置の製造が可能となる。しかも、点対称
な形状をなす活性領域212の中心部に、第1の不純物
拡散層202が位置することになるので、第1の不純物
拡散層202を挟んで、両側にワード線およびキャパシ
タを形成することで、一つの活性領域212において、
2個のメモリセルが形成されることとなり、高集積化し
た半導体記憶装置を実現できる。
【0060】なお、第2の実施形態においては、ビット
線209を、タングステンシリサイドと不純物を含むポ
リシリコンの積層膜で形成したが、不純物を含むポリシ
リコン膜、タングステン膜、モリブデン膜、チタン膜、
白金膜、タングステンシリサイド膜、モリブデンシリサ
イド膜、チタンシリサイド膜、白金シリサイド膜等の単
層膜や、モリブデンシリサイド膜、チタンシリサイド膜
もしくは白金シリサイド膜と不純物を含むポリシリコン
膜との積層膜で形成してもよい。
【0061】また、ワード線217を、不純物を含むポ
リシリコン膜で形成したが、タングステン膜、モリブデ
ン膜、チタン膜、白金膜、タングステンシリサイド膜、
モリブデンシリサイド膜、チタンシリサイド膜、白金シ
リサイド膜等の単層膜や、タングステンシリサイド膜、
モリブデンシリサイド膜、チタンシリサイド膜もしくは
白金シリサイド膜と不純物を含むポリシリコン膜との積
層膜で形成してもよい。
【0062】また、電荷蓄積電極224を、不純物を含
むポリシリコン膜で形成したが、タングステンシリサイ
ド膜、モリブデンシリサイド膜、チタンシリサイド膜、
タングステン等の単層膜や、不純物を含むポリシリコン
膜と白金膜とタンタル膜との積層膜で形成してもよい。
また、容量絶縁膜225を、シリコン窒化膜とシリコン
酸化膜との積層膜で形成したが、タンタル酸化膜、チタ
ン酸ストロンチウム膜、バリウムを添加したチタン酸ス
トロンチウム膜、鉛とジルコニウムとチタンを含む酸化
物(PZT)膜、鉛とランタンとジルコニウムとチタン
を含む酸化物(PLZT)膜等の単層膜や、タンタル酸
化膜とシリコン酸化膜との積層膜で形成してもよい。
【0063】また、プレート電極226を、不純物を含
むポリシリコン膜で形成したが、窒化チタン膜、タング
ステン膜、タングステンシリサイド膜、モリブデン膜、
モリブデンシリサイド膜等で形成してもよい。さらに、
メタル配線238を、タングステンで形成したが、アル
ミニウム、モリブデン、または銅で形成してもよい。
【0064】
【発明の効果】請求項1記載の半導体記憶装置は、半導
体基板表面に形成したソース・ドレインとなる第1およ
び第2の不純物拡散層と、第1の不純物拡散層と電気的
に接続したビット線と、第1の不純物拡散層と第2の不
純物拡散層との間上をゲート絶縁膜を介して通るワード
線と、電荷蓄積電極,容量絶縁膜およびプレート電極か
らなり電荷蓄積電極を第2の不純物拡散層と電気的に接
続したキャパシタと、このキャパシタより上層に形成し
たメタル配線とを備えた半導体記憶装置であって、ビッ
ト線を半導体基板の内部に配設し、ワード線,キャパシ
タおよびメタル配線を半導体基板上に配設し、第1の不
純物拡散層およびビット線とメタル配線とを接続するた
めの接続孔を設け、この接続孔は第1の不純物拡散層と
ビット線とを接続する中間導電性部材を埋め込んだ第1
の接続孔と中間導電性部材上にメタル配線を埋め込んだ
第2の接続孔とからなることを特徴とし、この構成によ
り、ビット線が半導体基板内部に配設されるので、ビッ
ト線と他の導電層との短絡が起こりにくくなり、信頼性
の高い半導体記憶装置を実現できる。また、第1の不純
物拡散層およびビット線とメタル配線とを接続するため
の接続孔が、第1の不純物拡散層とビット線とを接続す
る中間導電性部材を埋め込んだ第1の接続孔と、中間導
電性部材上にメタル配線を埋め込んだ第2の接続孔とに
分けられているので、各接続孔のアスペクト比が小さく
なり、中間導電性部材やメタル配線の接続孔における堆
積状態が良好になり、接続孔内における導電層の電気的
接続不良を防止し、半導体記憶装置の信頼性が向上す
る。
【0065】請求項2記載の半導体記憶装置は、半導体
基板表面に形成したソース・ドレインとなる第1および
第2の不純物拡散層と、第1の不純物拡散層と電気的に
接続したビット線と、第1の不純物拡散層と第2の不純
物拡散層との間上をゲート絶縁膜を介して通るワード線
と、電荷蓄積電極,容量絶縁膜およびプレート電極から
なり電荷蓄積電極を第2の不純物拡散層と電気的に接続
したキャパシタと、このキャパシタより上層に形成した
メタル配線とを備えた半導体記憶装置であって、ビット
線を半導体基板の内部に配設し、ワード線,キャパシタ
およびメタル配線を半導体基板上に配設し、第1の不純
物拡散層およびビット線とメタル配線とを接続するため
の接続孔を設け、メタル配線を接続孔に埋め込んで第1
の不純物拡散層およびビット線と直接接続したことを特
徴とし、この構成により、ビット線が半導体基板内部に
配設されるので、ビット線と他の導電層との短絡が起こ
りにくくなり、信頼性の高い半導体記憶装置を実現でき
る。また、接続孔を形成する層間絶縁膜の膜厚が、従来
の半導体記憶装置に比べて薄くなり、半導体基板とメタ
ル配線との接続孔の深さに関して、1回の層間絶縁膜の
堆積膜厚分だけ余裕度が生じ、電荷蓄積電極の高さ方向
の寸法を設計する際の自由度が拡大する。
【0066】請求項3記載の半導体記憶装置は、請求項
1または2記載の半導体記憶装置において、ビット線
は、半導体基板内に設けた溝に周囲を絶縁膜で被覆して
埋設したことを特徴とし、この構成により、ビット線と
半導体基板上に配設されている導電層との確実な絶縁が
なされるとともに、半導体基板内部でのビット線間の絶
縁がなされる。
【0067】請求項4記載の半導体記憶装置は、請求項
3記載の半導体記憶装置において、ビット線を埋設する
溝は、第1の不純物拡散層を横切って設けることが、微
細な半導体記憶装置を製造する上で好ましい。請求項5
記載の半導体記憶装置は、請求項1または2記載の半導
体記憶装置において、第1の不純物拡散層およびビット
線とメタル配線とを接続するための接続孔はプレート電
極を貫通し、この貫通部分のプレート電極の内周壁は絶
縁膜で被覆されたことを特徴とし、この構成により、第
1の不純物拡散層およびビット線とメタル配線とを接続
するための接続孔がプレート電極のパターン内で確保さ
れるため、半導体記憶装置の高集積化が可能となる。
【0068】請求項6記載の半導体記憶装置の製造方法
は、半導体基板表面に第1の不純物拡散層を形成する第
1の工程と、半導体基板内に溝を形成する第2の工程
と、半導体基板表面および溝内の底部および側壁部を第
1の絶縁膜で覆う第3の工程と、ビット線となる第1の
導電性膜を堆積した後、エッチバック法により溝内部の
みに第1の導電性膜を残す第4の工程と、写真蝕刻法に
より溝内部の第1の導電性膜の上部を除去してビット線
を形成する第5の工程と、半導体基板上に第2の絶縁膜
を堆積した後、エッチバック法により、溝内部に形成し
たビット線上に第2の絶縁膜を残すとともに、半導体基
板の溝部分以外の表面を露出させる第6の工程と、半導
体基板上に活性領域および活性領域間を分離する領域を
形成する第7の工程と、ゲート絶縁膜となる第3の絶縁
膜,第2の導電性膜を順次形成した後、写真蝕刻法によ
り第2の導電性膜からなるワード線を形成する第8の工
程と、ワード線を挟んで第1の不純物拡散層と反対側の
半導体基板表面に第2の不純物拡散層を形成する第9の
工程と、第4の絶縁膜を堆積した後、写真蝕刻法によ
り、第1の不純物拡散層上の第4の絶縁膜および溝内部
の第1,第2の絶縁膜の一部を除去し、ビット線表面が
局所的に露出するように第1の接続孔を開口する第10
の工程と、第3の導電性膜を堆積した後、写真蝕刻法に
より、第1の接続孔に第3の導電性膜を残して中間導電
性部材とする第11の工程と、第5の絶縁膜を堆積し、
写真蝕刻法により第2の不純物拡散層上にキャパシタ接
続用の接続孔を開口する第12の工程と、第4の導電性
膜をキャパシタ接続用の接続孔に埋め込むとともに堆積
し、写真蝕刻法により第4の導電性膜からなる電荷蓄積
電極を形成した後、容量絶縁膜,第5の導電性膜を順次
堆積し、写真蝕刻法により第5の導電性膜からなるプレ
ート電極を形成する第13の工程と、第6の絶縁膜を堆
積し、写真蝕刻法により中間導電性部材上に第2の接続
孔を開口した後、第6の導電性膜を第2の接続孔に埋め
込むとともに堆積し、写真蝕刻法により第6の導電性膜
からなるメタル配線を形成する第14の工程とを含むこ
とを特徴とし、この方法によれば、ビット線が半導体基
板内に形成され、ワード線、電荷蓄積電極、容量絶縁
膜、プレート電極、メタル配線は半導体基板上に形成さ
れる点で、従来のようなワード線、ビット線、電荷蓄積
電極、容量絶縁膜、プレート電極、メタル配線を全て半
導体基板上に形成する方法と異なる。このように、ビッ
ト線が半導体基板内に形成されるので、ビット線を半導
体基板上に形成する方法に比べ、ビット線と他の導電層
との短絡が起こりにくくなる。また、第1の不純物拡散
層およびビット線とメタル配線とを接続するための接続
孔は、第1の不純物拡散層とビット線とを接続する中間
導電性部材を埋め込んだ第1の接続孔と、中間導電性部
材上にメタル配線を埋め込んだ第2の接続孔とに分け
て、2つの絶縁膜に形成されるので、各接続孔のアスペ
クト比が小さくなり、中間導電性部材やメタル配線の接
続孔における堆積状態が良好になり、接続孔内における
導電層の電気的接続不良を防ぐことが可能となり、信頼
性の高い半導体記憶装置の製造が容易となる。
【0069】請求項7記載の半導体記憶装置の製造方法
は、半導体基板表面に第1の不純物拡散層を形成する第
1の工程と、半導体基板内に溝を形成する第2の工程
と、半導体基板表面および溝内の底部および側壁部を第
1の絶縁膜で覆う第3の工程と、ビット線となる第1の
導電性膜を堆積した後、エッチバック法により溝内部の
みに第1の導電性膜を残す第4の工程と、写真蝕刻法に
より溝内部の第1の導電性膜の上部を除去してビット線
を形成する第5の工程と、半導体基板上に第2の絶縁膜
を堆積した後、エッチバック法により、溝内部に形成し
たビット線上に第2の絶縁膜を残すとともに、半導体基
板の溝部分以外の表面を露出させる第6の工程と、半導
体基板上に活性領域および活性領域間を分離する領域を
形成する第7の工程と、ゲート絶縁膜となる第3の絶縁
膜,第2の導電性膜を順次形成した後、写真蝕刻法によ
り第2の導電性膜からなるワード線を形成する第8の工
程と、ワード線を挟んで第1の不純物拡散層と反対側の
半導体基板表面に第2の不純物拡散層を形成する第9の
工程と、第4の絶縁膜を堆積した後、写真蝕刻法により
第2の不純物拡散層上にキャパシタ接続用の接続孔を開
口する第10の工程と、第3の導電性膜をキャパシタ接
続用の接続孔に埋め込むとともに堆積し、写真蝕刻法に
より第3の導電性膜からなる電荷蓄積電極を形成した
後、容量絶縁膜,第4の導電性膜を順次堆積し、写真蝕
刻法により第4の導電性膜からなるプレート電極を形成
する第11の工程と、第5の絶縁膜を堆積した後、写真
蝕刻法により、第1の不純物拡散層上の第4,第5の絶
縁膜および溝内部の第1,第2の絶縁膜の一部を除去
し、ビット線表面が局所的に露出するようにメタル配線
接続用の接続孔を開口する第12の工程と、第5の導電
性膜をメタル配線接続用の接続孔に埋め込むとともに堆
積し、写真蝕刻法により第5の導電性膜からなるメタル
配線を形成する第13の工程とを含むことを特徴とし、
この方法によれば、ビット線が半導体基板内部に形成さ
れ、ワード線、電荷蓄積電極、容量絶縁膜、プレート電
極、メタル配線は半導体基板上に形成される点で、従来
のようなワード線、ビット線、電荷蓄積電極、容量絶縁
膜、プレート電極、メタル配線を全て半導体基板上に形
成する方法と異なる。このように、ビット線が半導体基
板内に形成されるので、ビット線を半導体基板上に形成
する方法に比べ、ビット線と他の導電層との短絡が起こ
りにくくなり、信頼性の高い半導体記憶装置の製造が容
易となる。また、ワード線形成後メタル配線形成までの
層間絶縁膜の堆積工程が従来の方法に比べて1回少なく
なるので、半導体基板とメタル配線との接続孔の深さに
関して、1回の層間絶縁膜の堆積膜厚分だけ余裕度が生
じ、電荷蓄積電極の高さ方向の寸法を設計する際の自由
度が拡大する。さらに、製造工程数の低減により製造コ
ストが安価になる。
【0070】請求項8記載の半導体記憶装置の製造方法
は、請求項6または7記載の半導体記憶装置の製造方法
において、第2の工程で、溝を、第1の不純物拡散層を
横切るように形成することを特徴とし、これにより、溝
内部にビット線を形成した後の工程で、ビット線および
第1の不純物拡散層とメタル配線とを接続するための接
続孔を形成して、接続孔内部を中間導電性部材とメタル
配線あるいはメタル配線のみで埋め込むことで、ビット
線および第1の不純物拡散層とメタル配線との接続が小
面積領域でなされ、微細な半導体記憶装置の製造が可能
となる。
【0071】請求項9記載の半導体記憶装置の製造方法
は、請求項6または7記載の半導体記憶装置の製造方法
において、第2の工程で、溝の深さがビット線の膜厚を
上回るように、溝を形成することを特徴とし、この方法
により、溝内部に、ビット線の他、絶縁膜を形成するこ
とが可能となり、ビット線とビット線と電気的に接続さ
れるべきでない領域との確実な絶縁がなされる。
【0072】請求項10記載の半導体記憶装置の製造方
法は、請求項6または7記載の半導体記憶装置の製造方
法において、第4の工程で、エッチバック法によりビッ
ト線となる第1の導電性膜の表面位置を、半導体基板表
面に形成した第1の絶縁膜の表面位置以下にすることを
特徴とし、この方法によれば、ビット線となる第1の導
電性膜が半導体基板の溝内部だけに残り、半導体基板の
他の領域上は除去されるので、後工程において溝内部の
第1の導電性膜のみを加工するだけで、溝内部にビット
線を形成することが可能となる。
【0073】請求項11記載の半導体記憶装置の製造方
法は、請求項6または7記載の半導体記憶装置の製造方
法において、第5の工程で、ビット線となる第1の導電
性膜の表面位置を、半導体基板と半導体基板表面に形成
した第1の絶縁膜との界面位置よりも下になるようにす
ることを特徴とし、この方法により、溝内部に形成され
たビット線は、半導体基板表面よりも低い位置に形成さ
れるので、ビット線上に絶縁膜を残すことが可能とな
り、ビット線と電気的に接続されるべきでない領域との
確実な絶縁がなされる。
【0074】請求項12記載の半導体記憶装置の製造方
法は、請求項6または7記載の半導体記憶装置の製造方
法において、第7の工程で、活性領域の一つのパターン
が点対称な形状となり、活性領域の中心部が第1の不純
物拡散層と重なるように活性領域を形成することを特徴
とし、この方法によれば、点対称な形状をなす活性領域
の中心部に、第1の不純物拡散層が位置することになる
ので、第1の不純物拡散層を挟んで、両側にワード線お
よびキャパシタを形成することで、一つの活性領域にお
いて、2個のメモリセルが形成されることとなり、高集
積化が容易となる。
【0075】請求項13記載の半導体記憶装置の製造方
法は、請求項6記載の半導体記憶装置の製造方法におい
て、第13の工程で、中間導電性部材が形成されている
位置の真上に空き領域が形成されるようにプレート電極
のパターニングを行なうことを特徴とし、この方法によ
り、ビット線および第1の不純物拡散層とメタル配線と
の接続孔を形成する領域がプレート電極のパターン内で
確保されるので、接続孔の領域をプレート電極のパター
ン外に形成する方法に比べ、高集積化が容易となる。
【0076】請求項14記載の半導体記憶装置の製造方
法は、請求項13記載の半導体記憶装置の製造方法にお
いて、第14の工程で、中間導電性部材上に開口する第
2の接続孔は、プレート電極の空き領域を通り、この空
き領域のサイズよりも小さくすることを特徴とし、この
方法によれば、プレート電極形成後に層間絶縁膜を堆積
することで、プレート電極の空き領域が絶縁膜で埋め込
まれ、その後、空き領域より小さい接続孔を開口する
と、プレート電極の空き領域において、プレート電極と
接続孔との間に絶縁膜が残されることになるので、プレ
ート電極とビット線との確実な絶縁がなされる。
【0077】請求項15記載の半導体記憶装置は、請求
項7記載の半導体記憶装置の製造方法において、第11
の工程で、第1の不純物拡散層が形成されている位置の
真上に空き領域が形成されるようにプレート電極のパタ
ーニングを行なうことを特徴とし、この方法により、ビ
ット線および第1の不純物拡散層とメタル配線との接続
孔を形成する領域がプレート電極のパターン内で確保さ
れるので、接続孔の領域をプレート電極のパターン外に
形成する方法に比べ、高集積化が容易となる。
【0078】請求項16記載の半導体記憶装置は、請求
項15記載の半導体記憶装置の製造方法において、第1
2の工程で、メタル配線接続用の接続孔は、プレート電
極の空き領域を通り、この空き領域のサイズよりも小さ
くすることを特徴とし、この方法によれば、プレート電
極形成後に層間絶縁膜を堆積することで、プレート電極
の空き領域が絶縁膜で埋め込まれ、その後、空き領域よ
り小さい接続孔を開口すると、プレート電極の空き領域
において、プレート電極と接続孔との間に絶縁膜が残さ
れることになるので、プレート電極とビット線との確実
な絶縁がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置の
製造方法を示す工程図。
【図2】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置の
製造方法を示す工程図。
【図3】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置の
製造方法を示す工程図。
【図4】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置の
製造方法を示す工程図。
【図5】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置の
製造方法を示す工程図。
【図6】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置の
製造方法を示す工程図。
【図7】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置の
製造方法を示す工程図。
【図8】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置の
製造方法を示す工程図。
【図9】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置の
製造方法を示す工程図。
【図10】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図11】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図12】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図13】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図14】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図15】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図16】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図17】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図18】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図19】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図20】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図21】この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置
の構成を示す断面図。
【図22】この発明の第2の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図23】この発明の第2の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図24】この発明の第2の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図25】この発明の第2の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図26】この発明の第2の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図27】この発明の第2の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図28】この発明の第2の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図29】この発明の第2の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図30】この発明の第2の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図31】この発明の第2の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図32】この発明の第2の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図33】この発明の第2の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図34】この発明の第2の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図35】この発明の第2の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図36】この発明の第2の実施形態の半導体記憶装置
の製造方法を示す工程図。
【図37】この発明の第2の実施形態の半導体記憶装置
の構成を示す図。
【図38】従来の半導体記憶装置の製造方法を示す工程
断面図。
【図39】従来の半導体記憶装置の断面図。
【符号の説明】
101 シリコン基板(半導体基板) 102 第1の不純物拡散層 103 フォトレジスト 104 半導体基板内に設けた溝 105 CVDシリコン酸化膜(第1の絶縁膜) 106 タングステンシリサイドと不純物を含むポリシ
リコンとの積層膜(第1の導電性膜) 107 溝内に残したビット線用膜 108 フォトレジスト 109 ビット線 110 CVDシリコン酸化膜(第2の絶縁膜) 112 活性領域 113 シリコン酸化膜からなる素子分離領域 114 ゲート酸化膜(ゲート絶縁膜,第3の絶縁膜) 115 不純物を含むポリシリコン膜(第2の導電性
膜) 116 フォトレジスト 117 ワード線 118 第2の不純物拡散層 119 CVDシリコン酸化膜(第4の絶縁膜) 120 フォトレジスト 121 コンタクトホール(第1の接続孔) 124 不純物を含むポリシリコン膜(第3の導電性
膜) 125 フォトレジスト 127 中間導電性部材 128 CVDシリコン酸化膜(第5の絶縁膜) 129 フォトレジスト 130 コンタクトホール(キャパシタ接続用の接続
孔) 131 不純物を含むポリシリコン膜(第4の導電性
膜) 132 フォトレジスト 146 電荷蓄積電極 147 シリコン窒化膜とシリコン酸化膜からなる容量
絶縁膜 148 不純物を含むポリシリコン膜(第5の導電性
膜)からなるプレート電極 151 プレート電極の空き領域 152 CVDシリコン酸化膜(第6の絶縁膜) 153 フォトレジスト 154 コンタクトホール(第2の接続孔) 160 タングステン膜(第6の導電性膜)からなるメ
タル配線 201 シリコン基板(半導体基板) 202 第1の不純物拡散層 203 フォトレジスト 204 半導体基板内に設けた溝 205 CVDシリコン酸化膜(第1の絶縁膜) 206 タングステンシリサイドと不純物を含むポリシ
リコンの積層膜(第1の導電性膜) 207 溝内に残したビット線用膜 208 フォトレジスト 209 ビット線 210 CVDシリコン酸化膜(第2の絶縁膜) 212 活性領域 213 シリコン酸化膜からなる素子分離領域 214 ゲート酸化膜(ゲート絶縁膜,第3の絶縁膜) 215 不純物を含むポリシリコン膜(第2の導電性
膜) 216 フォトレジスト 217 ワード線 218 第2の不純物拡散層 219 CVDシリコン酸化膜(第4の絶縁膜) 220 フォトレジスト 221 コンタクトホール(キャパシタ接続用の接続
孔) 222 不純物を含むポリシリコン膜(第3の導電性
膜) 223 フォトレジスト 224 電荷蓄積電極 225 シリコン窒化膜とシリコン酸化膜からなる容量
絶縁膜 226 不純物を含むポリシリコン膜(第4の導電性
膜)からなるプレート電極 229 プレート電極の空き領域 230 CVDシリコン酸化膜(第5の絶縁膜) 231 フォトレジスト 232 コンタクトホール(メタル配線接続用の接続
孔) 238 タングステン膜(第5の導電性膜)からなるメ
タル配線

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板表面に形成したソース・ドレ
    インとなる第1および第2の不純物拡散層と、前記第1
    の不純物拡散層と電気的に接続したビット線と、前記第
    1の不純物拡散層と前記第2の不純物拡散層との間上を
    ゲート絶縁膜を介して通るワード線と、電荷蓄積電極,
    容量絶縁膜およびプレート電極からなり前記電荷蓄積電
    極を前記第2の不純物拡散層と電気的に接続したキャパ
    シタと、このキャパシタより上層に形成したメタル配線
    とを備えた半導体記憶装置であって、 前記ビット線を前記半導体基板の内部に配設し、前記ワ
    ード線,前記キャパシタおよび前記メタル配線を前記半
    導体基板上に配設し、前記第1の不純物拡散層および前
    記ビット線と前記メタル配線とを接続するための接続孔
    を設け、この接続孔は前記第1の不純物拡散層と前記ビ
    ット線とを接続する中間導電性部材を埋め込んだ第1の
    接続孔と前記中間導電性部材上に前記メタル配線を埋め
    込んだ第2の接続孔とからなることを特徴とする半導体
    記憶装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板表面に形成したソース・ドレ
    インとなる第1および第2の不純物拡散層と、前記第1
    の不純物拡散層と電気的に接続したビット線と、前記第
    1の不純物拡散層と前記第2の不純物拡散層との間上を
    ゲート絶縁膜を介して通るワード線と、電荷蓄積電極,
    容量絶縁膜およびプレート電極からなり前記電荷蓄積電
    極を前記第2の不純物拡散層と電気的に接続したキャパ
    シタと、このキャパシタより上層に形成したメタル配線
    とを備えた半導体記憶装置であって、 前記ビット線を前記半導体基板の内部に配設し、前記ワ
    ード線,前記キャパシタおよび前記メタル配線を前記半
    導体基板上に配設し、前記第1の不純物拡散層および前
    記ビット線と前記メタル配線とを接続するための接続孔
    を設け、前記メタル配線を前記接続孔に埋め込んで前記
    第1の不純物拡散層および前記ビット線と直接接続した
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 ビット線は、半導体基板内に設けた溝に
    周囲を絶縁膜で被覆して埋設したことを特徴とする請求
    項1または2記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 ビット線を埋設する溝は、第1の不純物
    拡散層を横切って設けたことを特徴とする請求項3記載
    の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 第1の不純物拡散層およびビット線とメ
    タル配線とを接続するための接続孔はプレート電極を貫
    通し、この貫通部分のプレート電極の内周壁は絶縁膜で
    被覆されたことを特徴とする請求項1または2記載の半
    導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板表面に第1の不純物拡散層を
    形成する第1の工程と、前記半導体基板内に溝を形成す
    る第2の工程と、前記半導体基板表面および前記溝内の
    底部および側壁部を第1の絶縁膜で覆う第3の工程と、
    ビット線となる第1の導電性膜を堆積した後、エッチバ
    ック法により前記溝内部のみに前記第1の導電性膜を残
    す第4の工程と、写真蝕刻法により前記溝内部の前記第
    1の導電性膜の上部を除去してビット線を形成する第5
    の工程と、前記半導体基板上に第2の絶縁膜を堆積した
    後、エッチバック法により、前記溝内部に形成した前記
    ビット線上に前記第2の絶縁膜を残すとともに、前記半
    導体基板の前記溝部分以外の表面を露出させる第6の工
    程と、前記半導体基板上に活性領域および活性領域間を
    分離する領域を形成する第7の工程と、ゲート絶縁膜と
    なる第3の絶縁膜,第2の導電性膜を順次形成した後、
    写真蝕刻法により前記第2の導電性膜からなるワード線
    を形成する第8の工程と、前記ワード線を挟んで前記第
    1の不純物拡散層と反対側の前記半導体基板表面に第2
    の不純物拡散層を形成する第9の工程と、第4の絶縁膜
    を堆積した後、写真蝕刻法により、前記第1の不純物拡
    散層上の前記第4の絶縁膜および前記溝内部の前記第
    1,第2の絶縁膜の一部を除去し、前記ビット線表面が
    局所的に露出するように第1の接続孔を開口する第10
    の工程と、第3の導電性膜を堆積した後、写真蝕刻法に
    より、前記第1の接続孔に前記第3の導電性膜を残して
    中間導電性部材とする第11の工程と、第5の絶縁膜を
    堆積し、写真蝕刻法により前記第2の不純物拡散層上に
    キャパシタ接続用の接続孔を開口する第12の工程と、
    第4の導電性膜を前記キャパシタ接続用の接続孔に埋め
    込むとともに堆積し、写真蝕刻法により前記第4の導電
    性膜からなる電荷蓄積電極を形成した後、容量絶縁膜,
    第5の導電性膜を順次堆積し、写真蝕刻法により前記第
    5の導電性膜からなるプレート電極を形成する第13の
    工程と、第6の絶縁膜を堆積し、写真蝕刻法により前記
    中間導電性部材上に第2の接続孔を開口した後、第6の
    導電性膜を前記第2の接続孔に埋め込むとともに堆積
    し、写真蝕刻法により前記第6の導電性膜からなるメタ
    ル配線を形成する第14の工程とを含むことを特徴とす
    る半導体記憶装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板表面に第1の不純物拡散層を
    形成する第1の工程と、前記半導体基板内に溝を形成す
    る第2の工程と、前記半導体基板表面および前記溝内の
    底部および側壁部を第1の絶縁膜で覆う第3の工程と、
    ビット線となる第1の導電性膜を堆積した後、エッチバ
    ック法により前記溝内部のみに前記第1の導電性膜を残
    す第4の工程と、写真蝕刻法により前記溝内部の前記第
    1の導電性膜の上部を除去してビット線を形成する第5
    の工程と、前記半導体基板上に第2の絶縁膜を堆積した
    後、エッチバック法により、前記溝内部に形成した前記
    ビット線上に前記第2の絶縁膜を残すとともに、前記半
    導体基板の前記溝部分以外の表面を露出させる第6の工
    程と、前記半導体基板上に活性領域および活性領域間を
    分離する領域を形成する第7の工程と、ゲート絶縁膜と
    なる第3の絶縁膜,第2の導電性膜を順次形成した後、
    写真蝕刻法により前記第2の導電性膜からなるワード線
    を形成する第8の工程と、前記ワード線を挟んで前記第
    1の不純物拡散層と反対側の前記半導体基板表面に第2
    の不純物拡散層を形成する第9の工程と、第4の絶縁膜
    を堆積した後、写真蝕刻法により前記第2の不純物拡散
    層上にキャパシタ接続用の接続孔を開口する第10の工
    程と、第3の導電性膜を前記キャパシタ接続用の接続孔
    に埋め込むとともに堆積し、写真蝕刻法により前記第3
    の導電性膜からなる電荷蓄積電極を形成した後、容量絶
    縁膜,第4の導電性膜を順次堆積し、写真蝕刻法により
    前記第4の導電性膜からなるプレート電極を形成する第
    11の工程と、第5の絶縁膜を堆積した後、写真蝕刻法
    により、前記第1の不純物拡散層上の前記第4,第5の
    絶縁膜および前記溝内部の前記第1,第2の絶縁膜の一
    部を除去し、前記ビット線表面が局所的に露出するよう
    にメタル配線接続用の接続孔を開口する第12の工程
    と、第5の導電性膜を前記メタル配線接続用の接続孔に
    埋め込むとともに堆積し、写真蝕刻法により前記第5の
    導電性膜からなるメタル配線を形成する第13の工程と
    を含むことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 第2の工程で、溝を、第1の不純物拡散
    層を横切るように形成することを特徴とする請求項6ま
    たは7記載の半導体記憶装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 第2の工程で、溝の深さがビット線の膜
    厚を上回るように、前記溝を形成することを特徴とする
    請求項6または7記載の半導体記憶装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 第4の工程で、エッチバック法により
    ビット線となる第1の導電性膜の表面位置を、半導体基
    板表面に形成した第1の絶縁膜の表面位置以下にするこ
    とを特徴とする請求項6または7記載の半導体記憶装置
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 第5の工程で、ビット線となる第1の
    導電性膜の表面位置を、前記半導体基板と前記半導体基
    板表面に形成した第1の絶縁膜との界面位置よりも下に
    なるようにすることを特徴とする請求項6または7記載
    の半導体記憶装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 第7の工程で、活性領域の一つのパタ
    ーンが点対称な形状となり、前記活性領域の中心部が第
    1の不純物拡散層と重なるように前記活性領域を形成す
    ることを特徴とする請求項6または7記載の半導体記憶
    装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 第13の工程で、中間導電性部材が形
    成されている位置の真上に空き領域が形成されるように
    プレート電極のパターニングを行なうことを特徴とする
    請求項6記載の半導体記憶装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 第14の工程で、中間導電性部材上に
    開口する第2の接続孔は、プレート電極の空き領域を通
    り、この空き領域のサイズよりも小さくすることを特徴
    とする請求項13記載の半導体記憶装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 第11の工程で、第1の不純物拡散層
    が形成されている位置の真上に空き領域が形成されるよ
    うにプレート電極のパターニングを行なうことを特徴と
    する請求項7記載の半導体記憶装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 第12の工程で、メタル配線接続用の
    接続孔は、プレート電極の空き領域を通り、この空き領
    域のサイズよりも小さくすることを特徴とする請求項1
    5記載の半導体記憶装置の製造方法。
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