JPH1092269A - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JPH1092269A
JPH1092269A JP26768796A JP26768796A JPH1092269A JP H1092269 A JPH1092269 A JP H1092269A JP 26768796 A JP26768796 A JP 26768796A JP 26768796 A JP26768796 A JP 26768796A JP H1092269 A JPH1092269 A JP H1092269A
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JP
Japan
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switch
terminal
fulcrum
spring
movable piece
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Application number
JP26768796A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hagiwara
寛 萩原
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Hirose Cherry Precision Co Ltd
Original Assignee
Hirose Cherry Precision Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダミーのスイッチ機構を使用することなく、
リセット部分を含む全体の力関係を保持し得て、部品点
数、組立工数を減らしてコストダウンを図ることができ
るスイッチ装置を提供する。 【解決手段】 ケース1内を、中間のスイッチ収納空間
39を挟んだ両側に一方及び他方のスイッチ収納空間3
9A、39Bを設け、中間のスイッチ収納空間39に、
操作子2を揺動させ且つリセット部を含む全体の力関係
のバランスを荷重を変えることにより補正する復帰ばね
24と、永久磁石20の磁力により操作子2を復帰ばね
24に抗して一方向に回動保持し且つ電磁石装置5への
通電により永久磁石20の磁力を打ち消す磁界を発生さ
せる電磁保持機構40とを設置し、一方のスイッチ収納
空間39Aのみに、操作子2に連動してオン・オフ作動
をするスイッチ機構Sを収納した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮断機能付きのス
イッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種のスイッチ装置として
は、実開平4−92351号公報に開示してあるよう
に、ケース内に、中間のスイッチ収納空間を中にしてそ
の両側に一方及び他方のスイッチ収納空間を設け、中間
のスイッチ収納空間に、操作子をスイッチ・オフ状態に
揺動させる復帰ばねと、操作子内に設けられ吸引力によ
り復帰ばねのバネ力に抗して操作子をオン状態に保持す
る磁石部と、磁石部が鉄心に吸着されコイルへの通電に
より前記永久磁石の鉄心への吸引力を打ち消す磁界を発
生させる電磁石部とを設置し、一方及び他方のスイッチ
収納空間にスイッチ機構を設けた2回路構成が一般的で
ある。
【0003】しかし、この2回路構成の変形として1回
路のみの使用に限定したスイッチ装置がある。このスイ
ッチ装置の、使用しない回路(他方のスイッチ機構)は
外観形状を変えてあるが、可動片、スプリングは2回路
構成と同じものが組み込まれたダミーのスイッチ機構で
ある。
【0004】このように、電気回路上不要なダミーのス
イッチ機構が組み込まれている理由は、1回路分の可動
片、スプリングを無くしてしまうと、リセット部分を含
む全体の力関係が崩れ、動作が正常に行われなくなるた
めである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のスイッチ装置にように、使用しない回路を構成
するダミーのスイッチ機構があるために、構成部品の部
品点数が多くなり、また、組立工数が増加してコストア
ップになるという問題点があった。
【0006】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、ダミーのス
イッチ機構を使用することなく、リセット部分を含む全
体の力関係を保持し得て、部品点数、組立工数を減らし
てコストダウンを図ることができるスイッチ装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係わるスイッチ装置は、ケース
内に、中間のスイッチ収納空間を挟んだ両側に一方及び
他方のスイッチ収納空間を設け、中間のスイッチ収納空
間に、操作子を揺動させ且つリセット部を含む全体の力
関係のバランスを荷重を変えることにより補正する復帰
ばねと、永久磁石の磁力により前記操作子を前記復帰ば
ねに抗して一方向に回動保持し且つ電磁石装置への通電
により前記永久磁石の磁力を打ち消す磁界を発生させる
電磁保持機構とを設置し、一方のスイッチ収納空間のみ
に、前記操作子に連動してオン・オフ作動をするスイッ
チ機構を収納したことを特徴とする。
【0008】かかる構成により、一方のスイッチ収納空
間にはスイッチ機構が収納してあるが、他方のスイッチ
収納空間にはスイッチ機構が収納されておらず、リセッ
ト部分を含む全体の力関係が崩れるが、この力のバラン
スを前記復帰ばねの荷重を変更して補正していて、この
力関係のバランスを保持することができる。
【0009】このために、他方のスイッチ収納空間にダ
ミーのスイッチ機構を収納して、力関係のバランスをと
っている従来のスイッチ装置に比べて、このダミーのス
イッチ機構を使用することがないために、このダミーの
スイッチ機構の構成部品を省略して部品点数、組立工数
を減らしてコストダウンを図ることができる。
【0010】また、上記の目的を達成するために、請求
項2の発明に係わるスイッチ装置は、請求項1記載のス
イッチ装置において、前記スイッチ機構を、支点部を有
する第1の端子と、固定接点を有する第2の端子と、第
1の端子の前記支点部に揺動可能に保持されて可動接点
を有する可動片と、前記操作子のスプリング受け部と前
記可動片のスプリング受け部とに端部が保持された反転
ばねとで構成した。
【0011】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、一つの固定
接点と、この固定接点に離接する可動接点を有するスイ
ッチ機構を備えたスイッチ装置に適用できる。
【0012】また、上記の目的を達成するために、請求
項3の発明に係わるスイッチ装置は、請求項1記載のス
イッチ装置において、前記スイッチ機構を、支点部を有
する第1の端子と、一方の固定接点を有する第2の端子
と、他方の固定接点を有する第3の端子と、第1の端子
の前記支点部に揺動可能に保持されて可動接点を有する
可動片と、前記操作子のスプリング受け部と前記可動片
のスプリング受け部とに端部が保持された反転ばねとで
構成した。
【0013】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、二つの固定
接点と、この二つの固定接点に離接する可動接点を有す
るスイッチ機構を備えたスイッチ装置に適用できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】(実施の形態例1)この実施の形態例1の
スイッチ装置を図1乃至図9に示す。図1は本発明に係
わるスイッチ装置(実施の形態例1)の縦断面図、図2
は同スイッチ装置の横断面図、図3は図2のD−D線に
沿う断面図である。
【0016】本発明に係わるスイッチ装置は、図1に示
すようにケース1と、一方に揺動してスイッチ機構Sを
オン作動させ他方に揺動してスイッチ機構Sをオフ作動
させる操作子2とを有しており、この操作子2は合成樹
脂製であり、操作子2の内側にはレバー部3と、前後の
スプリング受け部53とが、この操作子2に一体に形成
してある。
【0017】前記ケース1内には、ケース長手方向(左
右方向)に沿う一対の仕切り壁部34、35と、ケース
短手方向(前後方向)に沿う一対の仕切り壁部36、3
7とにより平面視で長方形状の中間のスイッチ収納空間
38が構成してあり、このスイッチ収納空間38を中に
して左右が一方及び他方のスイッチ収納空間39A、3
9Bになっている。
【0018】前記スイッチ収納空間38には電磁保持機
構40が設置してある。この電磁保持機構40は、スイ
ッチ収納空間38の底部50に縦置きにした電磁石装置
5を備えており、この電磁石装置5は合成樹脂製のボビ
ン6を有し、このボビン6は、図4及び図5に示すよう
に巻線保持部7と永久磁石スライド部8とを有してお
り、巻線保持部7には凹部9が形成してあり、また、永
久磁石スライド部8には一対のスライドレール部10、
10が形成してあり、凹部9の右側は切り欠かれてい
て、この切欠部11により凹部9はスライドレール部1
0、10側に通じている。
【0019】そして、巻線保持部7の左側部には一方の
端子12が取り付けてあり、また、前記スライドレール
部10、10間には他方の端子13の中間部13Aが位
置しており、この中間部13Aから直角に接続部13B
が立ち上げてあり、この接続部13Bは前記切欠部11
を避けている。また、他方の端子13の中間部13Aの
右端部は直角に曲げて接続端部13Cが形成してある。
【0020】上記のように構成されたボビン6は前記ケ
ース1内に収容されており、一方及び他方の端子12、
13のそれぞれの接続端部12C、13Cがケース1の
底面部を貫通して外部に突出している。そして、ボビン
6の巻線保持部7の凹部9にはヨーク(鉄芯)14の下
部が挿入固定されており、このヨーク14の周部にコイ
ル15が捲回されていて、このコイル15のコイル線の
一端部は一方の端子12の接続部12Bに、コイル線の
他端部は他方の端子13の接続部13Bにそれぞれ接続
されている。
【0021】そして、ヨーク14の下部の左側には一対
の吸着部14A、14Aが形成してあり、これらの吸着
部14A、14Aは前記切欠部11からスライドレール
部10、10側に突出している。
【0022】前記永久磁石スライド部8のスライドレー
ル部10には合成樹脂製のスライダー16が移動可能に
設けてある。すなわち、このスライダー16は、図7乃
至図9に示すようにその下部に前記スライドレール部1
0、10を抱き込むスライド溝部17、17を、中間部
に磁石収容部18を、上端部にレバー係合部19をそれ
ぞれ有している。そして、磁石収容部18には、永久磁
石20と、この永久磁石20両側に位置する磁性体であ
る鉄板21、21とが収容してある。これら鉄板21、
21の左側縁部には突起部22、22が形成してあり、
これらの突起部22、22はスライダー16の左面部よ
り左方に突出している。
【0023】そして、上記のように永久磁石20を搭載
したスライダー16は、そのスライド溝部17、17で
前記スライドレール部10、10を抱き込んで左右方向
に移動可能になされており、永久磁石20の両側の鉄板
21、21の突起部22、22が、前記ヨーク14の吸
着部14A、14Aに磁気力で吸着されており、スライ
ダー16のレバー係合部19には、操作子2のレバー部
3が転動可能に係合している。
【0024】上記のように、永久磁石20の両側の鉄板
21、21の突起部22、22が、前記ヨーク14の吸
着部14A、14Aに磁気力で吸着された状態では、操
作子2の端部のばね受け部23がケース1の右側に設け
た復帰ばね24を圧縮している。
【0025】一方のスイッチ収納空間39Aにはスイッ
チ機構Sが収納してあり、他方のスイッチ収納空間39
Bにはスイッチ機構Sが収納されていない。
【0026】前記スイッチ機構Sは、第1の端子40
と、第2の端子41と、可動片42と、反転ばねである
スプリング54とを備えている。そして、第1の端子4
0は、端子本体40Aに、この端子本体40Aの面部に
対して直角に屈曲した端子接続部40Bを形成し、端子
本体40Aの端部に、この端子本体40Aの面部に対し
て端子接続部40Bとは逆方向に直角に屈曲した支点部
40Cを形成して構成してある。この支点部40Cは、
図3の(2)に示すように前後に突起状の支点45を有
していて、支点45間は支点用受け部45Aになってい
る。
【0027】また、第2の端子41は、端子本体41A
に、この端子本体41Aの面部に対して直角に屈曲した
端子接続部41Bを形成し、端子本体41Aの面部に固
定接点46を設けて構成してある。
【0028】また、前記可動片42は可動片本体42A
を備えており、この可動片本体42Aの上部にはスプリ
ング受け部43が、また、可動片本体42Aの下部の前
後にには支点用切欠き部44がそれぞれ形成してある。
また、可動片本体42Aの左側にはアーム部47が形成
してあって、このアーム部47の先側の接点取付部47
aの下面に可動接点48が設けてあるし、可動片本体4
2Aの右側にはストッパー部49が設けてある。
【0029】そして、第1の端子40は、その端子接続
部40Bを、前記スイッチ収納空間39Aの底部50に
設けた端子挿通穴51に挿通して、この底部50に取り
付けてあり、また、第2の端子41は、その端子接続部
41Bを、前記スイッチ収納空間39Aの底部50に設
けた端子挿通穴52に挿通して、この底部50に取り付
けてある。また、前記可動片42は、その可動片本体4
2Aの下部を、第1の端子40の支点部40Cの支点用
受け部45Aに載せると共に、支点用切欠き部44に突
起状の支点45が挿入されて、支点部40Cに揺動可能
に支持されている。
【0030】そして、前記操作子2の内側のスプリング
受け部53と前記可動片42の上部のスプリング受け部
43とに反転ばねであるスプリング54がその上、下端
部を保持されて設けてある。
【0031】2回路構成の変形として1回路のみの使用
に限定したスイッチ装置の場合、使用しない回路(他方
のスイッチ機構)は、可動片、スプリングは2回路構成
と同じものが組み込まれたダミーのスイッチ機構であ
り、このように、電気回路上不要なダミーのスイッチ機
構が組み込まれている理由は、1回路分の可動片、スプ
リングを無くしてしまうと、リセット部分を含む全体の
力関係が崩れ、動作が正常に行われなくなるためである
が、本発明では、一方のスイッチ収納空間39Aにはス
イッチ機構Sが収納してあるが、他方のスイッチ収納空
間39Bにはスイッチ機構Sが収納されておらず、その
力のバランスが崩れるが、この力のバランスは前記復帰
ばね24の荷重を変更して補正している。
【0032】次に、上記のように構成されたスイッチ装
置の作動を説明する。図3の(1)は、操作子2を左方
に揺動した際にスプリング54で操作子2を左方に揺動
した状態にして、可動片42を支点部40Cを支点にし
て右方に揺動させて、可動接点48を固定接点46より
離してスイッチ・オフの状態にしてある。
【0033】このスイッチ・オフの状態から、操作子2
を右方に揺動して、スプリング54で操作子2を右方に
揺動した状態にして、可動接片42を支点部40Cを支
点にして左方に揺動させて、可動接点48を固定接点4
6に接触させてスイッチ・オンの状態にする。このスイ
ッチ装置がオン状態の場合は、上記したように前記永久
磁石20の磁力により、この永久磁石20の両側の鉄板
21、21の突起部22、22が、前記ヨーク14の吸
着部14A、14Aに吸着されていて、復帰ばね24は
圧縮されている。
【0034】そして、上記したようにスイッチ装置をオ
フにする場合には、電磁石装置5のコイル15に通電し
て前記ヨーク14を励磁して、このヨーク14の吸着部
14A、14Aに、前記永久磁石20の磁力を打ち消す
磁界を発生させることにより、前記鉄板21、21の吸
着力を減少させて、前記復帰ばね24のばね力で操作子
2を図1の状態とは逆に回動させ、永久磁石20を搭載
したスライダー16を右方に移動させる。
【0035】また、スイッチ装置を手動でオフにする場
合には、指で操作子2を押して、この操作子2を図1の
状態とは逆に回動させ、永久磁石20を搭載したスライ
ダー16を右方に移動させる。
【0036】上記した本発明の実施の形態例1によれ
ば、一方のスイッチ収納空間39Aにはスイッチ機構S
が収納してあるが、他方のスイッチ収納空間39Bには
スイッチ機構Sが収納されておらず、リセット部分を含
む全体の力関係が崩れるが、この力のバランスを前記復
帰ばね24の荷重を変更して補正していて、この力関係
のバランスを保持することができる。
【0037】このために、他方のスイッチ収納空間39
Bにダミーのスイッチ機構を収納して、力関係のバラン
スをとっている従来のスイッチ装置に比べて、このダミ
ーのスイッチ機構を使用することがないために、このダ
ミーのスイッチ機構の構成部品を省略して部品点数、組
立工数を減らしてコストダウンを図ることができる。
【0038】(実施の形態例2)この実施の形態例2の
スイッチ装置を図10及び図11に示す。図10は本発
明に係わるスイッチ装置(実施の形態例2)の横断面
図、図11は図10のE−E線に沿う断面図である。な
お、この実施の形態例2のスイッチ装置は、上記した実
施の形態例1のスイッチ装置とは、そのスイッチ機構S
を異にしており、他の構成は実施の形態例1のスイッチ
装置と同じであるために、同一符号を付して説明を省略
する。
【0039】前記スイッチ機構Sは、第1の端子60
と、第2の端子61と、第3の端子62と、可動片63
と、スプリング64とを備えている。そして、第1の端
子60は、上記した実施の形態例1のスイッチ装置にお
ける第1の端子40と、第2の端子61は、上記した実
施の形態例1のスイッチ装置における第2の端子41と
それぞれ同じ構成であるために同一符号を付して説明を
省略する。
【0040】なお、可動片63は、上記した実施の形態
例1のスイッチ装置における可動片62とその可動接点
の部分が異なるだけで、他の構成は同じであるために同
一部分については同一符号を付して説明を省略する。そ
して、可動片63のアーム部47の先側の接点取付部4
7aの上、下面に可動接点48A、48Bが設けてある
【0041】また、第3の端子62は、端子本体62A
に、この端子本体62Aの面部に対して直角に屈曲した
端子接続部62Bを形成し、端子本体62Aの端部に、
この端子本体62Aの面部に対して同一平面内で直角に
屈曲したアーム部62Cを形成し、このアーム部62C
に先部を屈曲すると共に、立ち上げて接点取付部62D
を形成し、この接点取付部62Dの下面に固定接点65
を設けた構成である。
【0042】そして、第1の端子60は、その端子接続
部40Bを、前記スイッチ収納空間39Aの底部50に
設けた端子挿通穴51に挿通して、この底部50に取り
付けてあり、また、第2の端子61は、その端子接続部
41Bを、前記スイッチ収納空間39Aの底部50に設
けた端子挿通穴52に挿通して、この底部50に取り付
けてある。
【0043】また、第3の端子62は、前記スイッチ収
納空間39Aとは反対側にあるスイッチ収納空間39B
の底部66に設けた端子挿通穴67に挿通して、この底
部66に取り付けてあり、アーム部62Cは、前記仕切
り壁部36の外を横切り、このアーム部62Cの先の接
点取付部62Dは、前記スイッチ収納空間39A内に突
入していて、固定接点65は、第2の端子41の固定接
点46の上方に位置している。
【0044】また、前記可動片63は、その可動片本体
42Aの下部を、第1の端子60の支点部40Cの支点
用受け部45Aに載せると共に、支点用切欠き部44に
突起状の支点45が挿入されて、支点部40Cに揺動可
能に支持されていて、可動接点48A、48Bは、第2
の端子61の固定接点46との第3の端子62の固定接
点65との間に位置している。
【0045】そして、前記操作子2の内側のスプリング
受け部53と前記可動片63の上部のスプリング受け部
43とに反転ばねであるスプリング64がその上、下端
部を保持されて設けてある。
【0046】また、一方のスイッチ収納空間39Aには
スイッチ機構Sが収納してあるが、他方のスイッチ収納
空間39Bにはスイッチ機構Sが収納されておらず、そ
の力のバランスが崩れるが、この力のバランスは前記復
帰ばね24の荷重を変更して補正している。
【0047】次に、上記のように構成されたスイッチ装
置の作動を説明する。図11は、操作子2を左方に揺動
した際にスプリング64で操作子2を左方に揺動した状
態にして、可動片63を支点部40Cを支点にして右方
に揺動させて、可動接点48Bを、第2の端子61の固
定接点46より離してスイッチ・オフの状態にし、可動
接点48Aを、第2の端子63の固定接点65に接触さ
せてスイッチ・オンの状態にしてある。
【0048】この状態から、操作子2を右方に揺動し
て、スプリング64で操作子2を右方に揺動した状態に
して、可動接片63を支点部40Cを支点にして左方に
揺動させて、可動接点48Aを、第3の端子62の固定
接点65より離してスイッチ・オフの状態にし、可動接
点48Bを、第1の端子61の固定接点46に接触させ
てスイッチ・オンの状態にする。この状態の場合は、前
記永久磁石20の磁力により、この永久磁石20の両側
の鉄板21、21の突起部22、22が、前記ヨーク1
4の吸着部14A、14Aに吸着されていて、復帰ばね
24は圧縮されている。
【0049】そして、図11の状態にする場合には、電
磁石装置5のコイル15に通電して前記ヨーク14を励
磁して、このヨーク14の吸着部14A、14Aに、前
記永久磁石20の磁力を打ち消す磁界を発生させること
により、前記鉄板21、21の吸着力を減少させて、前
記復帰ばね24のばね力で操作子2を図11の状態に回
動させ、永久磁石20を搭載したスライダー16を右方
に移動させる。
【0050】また、スイッチ装置を手動でオフにする場
合には、指で操作子2を押して、この操作子2を図11
の状態に回動させ、永久磁石20を搭載したスライダー
16を右方に移動させる。
【0051】上記した本発明の実施の形態例2によれ
ば、一方のスイッチ収納空間39Aにはスイッチ機構S
が収納してあるが、他方のスイッチ収納空間39Bには
スイッチ機構Sが収納されておらず、リセット部分を含
む全体の力関係が崩れるが、この力のバランスを前記復
帰ばね24の荷重を変更して補正していて、この力関係
のバランスを保持することができる。
【0052】このために、他方のスイッチ収納空間39
Bにダミーのスイッチ機構を収納して、力関係のバラン
スをとっている従来のスイッチ装置に比べて、このダミ
ーのスイッチ機構を使用することがないために、このダ
ミーのスイッチ機構の構成部品を省略して部品点数、組
立工数を減らしてコストダウンを図ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係わるスイッチ装置によれば、ケース内に、中間のスイ
ッチ収納空間を挟んだ両側に一方及び他方のスイッチ収
納空間を設け、中間のスイッチ収納空間に、操作子を揺
動させ且つリセット部を含む全体の力関係のバランスを
荷重を変えることにより補正する復帰ばねと、永久磁石
の磁力により前記操作子を前記復帰ばねに抗して一方向
に回動保持し且つ電磁石装置への通電により前記永久磁
石の磁力を打ち消す磁界を発生させる電磁保持機構とを
設置し、一方のスイッチ収納空間のみに、前記操作子に
連動してオン・オフ作動をするスイッチ機構を収納した
ことにより、一方のスイッチ収納空間にはスイッチ機構
が収納してあるが、他方のスイッチ収納空間にはスイッ
チ機構が収納されておらず、リセット部分を含む全体の
力関係が崩れるが、この力のバランスを前記復帰ばねの
荷重を変更して補正していて、この力関係のバランスを
保持することができる。
【0054】このために、他方のスイッチ収納空間にダ
ミーのスイッチ機構を収納して、力関係のバランスをと
っている従来のスイッチ装置に比べて、このダミーのス
イッチ機構を使用することがないために、このダミーの
スイッチ機構の構成部品を省略して部品点数、組立工数
を減らしてコストダウンを図ることができる。
【0055】また、請求項2の発明に係わるスイッチ装
置によれば、請求項1記載のスイッチ装置において、前
記スイッチ機構を、支点部を有する第1の端子と、固定
接点を有する第2の端子と、第1の端子の前記支点部に
揺動可能に保持されて可動接点を有する可動片と、前記
操作子のスプリング受け部と前記可動片のスプリング受
け部とに端部が保持された反転ばねとで構成したことに
より、上記した請求項1の発明の作用と同様な作用を奏
し得るばかりか、一つの固定接点と、この固定接点に離
接する可動接点を有するスイッチ機構を備えたスイッチ
装置に適用できる。
【0056】また、請求項3の発明に係わるスイッチ装
置によれば、請求項1記載のスイッチ装置において、前
記スイッチ機構を、支点部を有する第1の端子と、一方
の固定接点を有する第2の端子と、他方の固定接点を有
する第3の端子と、第1の端子の前記支点部に揺動可能
に保持されて可動接点を有する可動片と、前記操作子の
スプリング受け部と前記可動片のスプリング受け部とに
端部が保持された反転ばねとで構成したことにより、上
記した請求項1の発明の作用と同様な作用を奏し得るば
かりか、二つの固定接点と、この二つの固定接点に離接
する可動接点を有するスイッチ機構を備えたスイッチ装
置に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるスイッチ装置(実施の形態例
1)の縦断面図である。
【図2】同スイッチ装置の横断面図である。
【図3】(1)は図2のD−D線に沿う断面図である。
(2)は(1)のF−F線に沿う断面図である。
【図4】同スイッチ装置における電磁石装置の平面図で
ある。
【図5】図4のA−A線に沿う断面図である。
【図6】図4のB方向からの矢視図である。
【図7】永久磁石を搭載したスライダーの正面図であ
る。
【図8】同スライダーの側面図である。
【図9】図8のC−C線に沿う断面図である。
【図10】本発明に係わるスイッチ装置(実施の形態例
2)の横断面図である。
【図11】図10のE−E線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 操作子 5 電磁石装置 20 永久磁石 24 復帰ばね 39 中間のスイッチ収納空間 39A 一方のスイッチ収納空間 39B 他方のスイッチ収納空間 40 電磁保持機構 S スイッチ機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に、中間のスイッチ収納空間を
    挟んだ両側に一方及び他方のスイッチ収納空間を設け、
    中間のスイッチ収納空間に、操作子を揺動させ且つリセ
    ット部を含む全体の力関係のバランスを荷重を変えるこ
    とにより補正する復帰ばねと、永久磁石の磁力により前
    記操作子を前記復帰ばねに抗して一方向に回動保持し且
    つ電磁石装置への通電により前記永久磁石の磁力を打ち
    消す磁界を発生させる電磁保持機構とを設置し、一方の
    スイッチ収納空間のみに、前記操作子に連動してオン・
    オフ作動をするスイッチ機構を収納したことを特徴とす
    るスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ機構を、支点部を有する第
    1の端子と、固定接点を有する第2の端子と、第1の端
    子の前記支点部に揺動可能に保持されて可動接点を有す
    る可動片と、前記操作子のスプリング受け部と前記可動
    片のスプリング受け部とに端部が保持された反転ばねと
    で構成した請求項1記載のスイッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ機構を、支点部を有する第
    1の端子と、一方の固定接点を有する第2の端子と、他
    方の固定接点を有する第3の端子と、第1の端子の前記
    支点部に揺動可能に保持されて可動接点を有する可動片
    と、前記操作子のスプリング受け部と前記可動片のスプ
    リング受け部とに端部が保持された反転ばねとで構成し
    た請求項1記載のスイッチ装置。
JP26768796A 1996-09-19 1996-09-19 スイッチ装置 Pending JPH1092269A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2413339A1 (en) * 2010-07-28 2012-02-01 Omron Corporation Switch and electronic device
US8952771B2 (en) 2010-08-25 2015-02-10 Omron Corporation Switch and electronic device

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