JP3151318B2 - 複数極を有するリモコンリレーの連動レバーの軸構造 - Google Patents

複数極を有するリモコンリレーの連動レバーの軸構造

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JP3151318B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数極を有するリモコ
ンリレーの連動レバーの軸構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、1つのコイルへの通電方向を
切り換えることによってプランジャが進退する有極電磁
石を備え、プランジャの進退に伴って主接点を開閉し、
かつプランジャの進退に伴ってコイルへの給電経路に挿
入した逆流阻止要素としてのダイオードの極性を逆にす
ることによって、プランジャの突出時にはプランジャを
引退させる方向にのみコイルへの通電を許可し、プラン
ジャの引退時にはプランジャを突出させる方向にのみコ
イルへの通電を許可するようにしたリモコンリレーが提
供されている。この種のリモコンリレーにおいて複数極
の主接点を有するものでは、各極の可動接触子を連動レ
バーにより保持し、連動レバーを有極電磁石のプランジ
ャに結合することによって複数極の可動接触子を1個の
有極電磁石で駆動できるようにしてある。また、連動レ
バーは絶縁材料により形成され、連動レバーの支点とな
る軸ピンは耐久性や精度などを考慮して金属によって形
成されているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成においては連動レバーの支点となる軸ピンは1本だけ
用いられ、連動レバーの支点部を軸ピンが貫通してい
る。一方、複数極の主接点を備える従来のリモコンリレ
ーでは、主接点が隣接して配置されているものであっ
て、耐圧を大きくしようとすれば隣接する主接点の間の
絶縁距離を大きくとることが必要になる。そこで、主接
点の間を絶縁材料により仕切って沿面距離を大きくする
ことが考えられるが、連動レバーの支点となる軸ピンが
金属製であるから、軸ピンを通る経路では十分な絶縁距
離を確保することができず、結局、耐圧を大きくしよう
とすれば大型化するという問題が生じる。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、小型化しながらも隣接する主接点の間の絶縁
距離を大きくとることができるようにした複数極を有す
るリモコンリレーの連動レバーの軸構造を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、1巻線型のコイルを備えコイルへの通
電方向に応じてプランジャが進退する有極電磁石と、定
位置に設けた金属の軸ピンを中心として回転自在に軸支
され軸ピンとは異なる位置でプランジャに結合されてい
てプランジャの進退に応じて軸ピンの回りに回転する絶
縁材料よりなる連動レバーと、連動レバーに保持され一
端部に可動接点を備える複数個の可動接触子と、各可動
接点に離接する複数個の固定接点と、コイルへの給電路
に挿入されプランジャの進退に連動してコイルへの給電
路を2つの給電路から選択する切換接点と、切換接点に
より選択される各給電路を通過する電流の向きを互いに
逆向きに規制する逆流阻止要素とをケース内に備えた複
数極を有するリモコンリレーであって、軸ピンは2本設
けられていて一直線上に配置され、両軸ピンの先端間に
連動レバーの一部が介在するように連動レバーに対する
軸ピンの挿入寸法が設定されているのである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、有極電磁石のプランジャに
連結されていて複数の可動接触子を保持する連動レバー
の支点として2本の軸ピンを用い、両軸ピンを一直線上
に配置するとともに、両軸ピンの先端間に連動レバーの
一部が介在するように連動レバーに対する軸ピンの挿入
寸法を設定しているので、従来構成のように1本の軸ピ
ンを用いる場合に比較すると、軸ピンが2分割されて互
いに絶縁されることと、絶縁材料である連動レバーの一
部が両軸ピンの間に介在することとによって、隣接する
極間に軸ピンを通る電路が形成されないのであって、可
動接点と固定接点とからなる主接点を複数極備えている
リモコンリレーにおいて、ケースを小型化して隣接する
極間の距離が小さくなっても絶縁距離を大きくとること
ができ、結果的に隣合う極間での短絡を防止することが
できて、小型ながらも高耐圧のリモコンリレーを提供す
ることができるのである。
【0007】
【実施例】図1に本発明に係るリモコンリレーの全体構
成を示す。リモコンリレーのケース10は、分電盤協約
寸法として規格化されている1個モジュール寸法(単位
寸法)に設定されており、側面が開口した箱状のボディ
11と、ボディ11の開口面を覆うカバー12とからな
る。図2に示すように、ボディ11とカバー12とは、
ボディ11およびカバー12に形成した組立孔13,1
4にかしめピン15を挿通し、ボディ11におけるカバ
ー12とは反対側の側面に突出するかしめピン15の先
端部をかしめることによって一体に結合される。ケース
10には高機能化のための部品を収納することができる
補助スペース16(図5参照)が形成され、補助スペー
ス16に対応するケース10の周面は開口している。し
たがって、高機能化のための部品を収納しないときには
開口を閉塞するように閉塞板17が装着される。
【0008】ケース10の中には有極電磁石20が収納
される。有極電磁石20は、図5に示すように、略コ形
に形成された2個のヨーク21を備え、ヨーク21は脚
片の先端面間にギャップ22を介して対向するように配
置される。ヨーク21の中央片には永久磁石23の一方
の磁極が当接し、永久磁石23の他方の磁極には補助ヨ
ーク24が結合される。補助ヨーク24はコイル25を
巻装したコイル枠26を囲むように配設され、コイル枠
26の中にはプランジャ27がコイル枠26の軸方向に
進退自在に挿通される。またプランジャ27には進退時
にヨーク21または補助ヨーク24に当接してプランジ
ャ27の移動範囲を規制し、かつ磁気回路を形成する2
枚の接極子28が固着されている。コイル25は1巻線
型であって、コイル25への通電方向に応じてプランジ
ャ27が進退し、かつプランジャ27は永久磁石23の
磁力で停止位置に保持される。すなわち、停止位置で
は、永久磁石23−補助ヨーク24−接極子28−プラ
ンジャ27−接極子28−ヨーク21−永久磁石23と
いう経路の閉磁路が形成され、プランジャ27がその位
置に保持されるのである。接極子28においてヨーク2
1との接触面には非磁性体よりなるレシジュアルプレー
ト28aが固着され、接極子28がヨーク21に吸引さ
れた状態から容易に離脱できるようにしてある。有極電
磁石20は、ボディ11におけるカバー12との対向面
に突設された仕切片11f,11gの間に配設され、板
ばねよりなる緩衝ばね19が仕切片11gと有極電磁石
20との間に挟装されることによって、有極電磁石20
が仕切片11fに押し付けられた形で固定される。した
がって、緩衝ばね19によって有極電磁石20が固定さ
れるとともに、プランジャ27の進退に伴う振動が緩衝
ばね19によって緩和されることになる。
【0009】プランジャ27の進退方向の一端部には、
図1、図3、図5、図9に示すように、絶縁材料である
合成樹脂よりなる連動レバー31が、軸ピン32によっ
て回転自在に結合される。すなわち、プランジャ27の
一部は連動レバー31に形成された凹溝31bに挿入さ
れ、凹溝31bの中に突設された軸受突片31cに挿通
される軸ピン32によってプランジャ27が軸受突片3
1cに軸着される。また、連動レバー31は、有極電磁
石20のコイル枠26の外周面に突設された一対の支持
片26aを通して挿入される2本の軸ピン33により軸
支される。各軸ピン33はそれぞれ支持片26aを通し
て連動レバー31に挿入され、図10に示すように、両
軸ピン33は一直線上に配列されるが、連動レバー31
の内部では両軸ピン33が互いに接触しないように長さ
寸法が設定されている。連動レバー31の内部では両軸
ピン33の間に連動レバー31の構成材料である合成樹
脂が存在していて両軸ピン33は絶縁されている。軸ピ
ン32と軸ピン33とは互いに平行であって、プランジ
ャ27が往復移動すれば、連動レバー31は軸ピン33
を中心として揺動する。このように、連動レバー31の
支点を2本の軸ピン33によって構成し、かつ両軸ピン
33の先端間に連動レバー31の一部を介在させること
によって、両軸ピン33の間が絶縁されるのである。
【0010】連動レバー31は仕切板31aを有し、仕
切板31aの左右両側面にそれぞれ接触子保持台31d
が突設され、接触子保持台31dには上記凹溝31bが
形成される。仕切板31aの両側面には、接触子保持台
31dとの対向面が開口する略コ形に形成されたばね受
け突部31eも突設される。ばね受け突部31eは、コ
イルばねよりなる接圧ばね34の一端部を保持する。接
圧ばね34の他端は、接触子保持台31dとばね受け突
部31eとの間に挿入される可動接触子40に弾接す
る。
【0011】可動接触子40は短冊状であって、長手方
向の一端部に可動接点41が固着され、他端部に編組銅
線よりなる接続線42を介して端子板43が接続されて
いる。この端子板43には、座金付きの端子ねじ44が
螺合する。また、可動接触子40の長手方向の中間部に
は接圧ばね34の座となる突部45が形成され、突部4
5よりも下方には位置決め孔46が穿孔されている。位
置決め孔46には連動レバー31に突設された位置決め
突起35が挿通される。連動レバー31には位置決め突
起35の側方に表面が湾曲して可動接触子40が当接す
る支点突起36が突設されており、この支点突起36に
可動接触子40が当接するようになっている。可動接触
子40において可動接点41よりも下方の端部には可動
電磁鉄片47が固着される。連動レバー31の上端に
は、図6に示すように、ケース10に開口する表示窓1
0aに臨む表示片38が一体に設けられ、表示片38に
は「ON」、「OFF」の文字が表記されている。さら
に、表示片38において「ON」、「OFF」の文字の
間であって、表示窓10aから常時露出している部位に
は、操作溝38aが形成され、ドライバの先端部などの
工具を表示窓10aに挿入して操作溝38aに係合させ
ることによって、連動レバー31をケース10の外部か
ら手操作で操作できるようにしてある。
【0012】可動接点41に対向する固定接点51は、
導電性の板金を折曲して形成されケース10に固定され
た固定端子板50の一端部に固着され、固定端子板50
の他端部はケース10の外部に露出する。固定端子板5
0は固定接点51を設けた一端部から可動接触子40に
沿って下方に向かう接点片52を備え、接点片52の下
端部には可動電磁鉄片47に対向するように固定電磁鉄
片53が固着されている。また、ケース10の外方に突
出する端子片54には座金付きの端子ねじ55が螺合し
ている。可動接触子40および固定端子板50は2個ず
つケース10に収納されているのであって主接点は2極
に構成されることになる。
【0013】ケース10において可動接触子40および
固定端子板50を収納している部位には、ケース10の
幅方向の略中央部に隔壁18が立設される。ボディ11
の下壁における隔壁18に対応する部位にはカバー12
側が下がった段部11aが形成され、段部11aに隔壁
18の下端部を当接させるとともに、隔壁18の下端の
一面側に突設された横片18aをボディ11の下壁に載
置することによって隔壁18の位置決めがなされるよう
にしてある。ここに、ボディ11において隔壁18が載
置される部位の下壁はボディ11の長手方向(図5の左
右方向)において段を形成しており、隔壁18の横片1
8aがこの下壁に沿うように屈曲していることによっ
て、ボディ11の長手方向においても隔壁18の位置決
めがなされている。また、隔壁18は、かしめピン15
が挿通される部位でボディ11に突設されたボス11e
が挿通されることによっても位置決めされている。
【0014】ボディ11における隔壁18との対向面に
は2極のうちの一方の端子板43および端子片54がそ
れぞれ載置される2つの端子基台11b,11cが突設
され、隔壁18におけるカバー12との対向面には2極
のうちの他方の端子板43および端子片54がそれぞれ
載置される2つの端子基台18b,18cが突設され
る。端子基台11b,18bと端子基台11c,18c
とは、図7に示すように、上下2段に配置されており、
可動接点41に接続された端子板43と固定接点51に
接続された端子片54とは異なる高さ位置に配置される
ようにしてある。ボディ11における隔壁18との対向
面には仕切片11dが突設され、隔壁18において仕切
片11dに対応する部位にもカバー12に向かって仕切
片18dが突設されている。さらに、ボディ11におけ
るカバー12との対向面には隔壁18の一部が当接する
仕切片11fが突設されている。端子板43は、端子基
台11b,18bと仕切片11d,18dの下面とによ
って固定され、端子片54は端子基台11b,18bと
端子基台11c,18dとによって固定されることにな
る(図5参照)。また、仕切片11fは、可動接点41
と固定接点51との開極時に発生するアークによる有極
電磁石20への悪影響を軽減する。
【0015】ところで、リモコンリレーでは、コイル2
5が1巻線型であってプランジャ27を進退させるに
は、コイル25への通電方向を反転させることが必要で
ある。したがって、コイル25には2種類の給電経路を
択一的に選択する切換接点が接続され、かつ切換接点に
より選択された各給電経路にはそれぞれ逆流阻止用のダ
イオードが接続されている。ダイオードにおける切換接
点とは反対側の端子は共通に接続される。ダイオードは
各給電経路を通過する電流が互いに逆向きになる関係に
接続されているのであって、一方の給電経路では切換接
点→コイル25という向きの電流を通過させるとすれ
ば、他方の給電経路ではコイル25→切換接点という向
きの電流を通過させるようになっている。
【0016】上述のようにコイル25への通電方向が切
換接点により選択されるものであるから、コイル25へ
の通電時にプランジャ27の進退の位置が逆転するよう
な通電方向が選択されるように切換接点をプランジャ2
7の進退に応じて切り換える必要がある。すなわち、プ
ランジャ27の進退と切換接点とを連動させる必要があ
る。そこで、本実施例では、連動レバー31に接点操作
片37が突設され、この接点操作片37によって切換接
点の切換操作を行うようにしてある。
【0017】切換接点は、図4に示すように、有極電磁
石20の上面に載置される接点基板61を備え、接点基
板61には2枚の固定接点板62a,62bと、各固定
接点板62a,62bにそれぞれ対向する可動接点板6
3a,63bとが固定される。接点基板61は周部の要
所に切欠61aを有し、有極電磁石20のコイル枠26
の外周面から上方に突設された固定爪26bが切欠61
aに係合することによって、有極電磁石20に対する位
置決めがなされている。両可動接点板63a,63bは
一端部が略コ形の接点支持板64の各脚片に固着されて
いて互いに電気的に接続され、各可動接点板63a,6
3bは対応する固定接点板62a,62bに対して接触
する向きのばね力を有している。連動レバー31の接点
操作片37は両可動接点板63a,63bの間に挿入さ
れているのであって(図5参照)、連動レバー31がプ
ランジャ27の進退に伴って揺動すると、連動レバー3
1の両端末位置ではいずれか一方の可動接点板63a,
63bが固定接点板62a,62bから離れるようにな
っている。
【0018】固定接点板62a,62bおよび可動接点
板63a,63bは、接点基板61に取着した印刷配線
基板よりなる回路基板65に電気的に接続される。回路
基板65には上述したダイオードやリセット用の微分回
路が実装される。さらに、接点基板61には一対のコイ
ル端子板66が固定され、各コイル端子板66には座金
付きの端子ねじ67が螺合する。したがって、コイル端
子板66を通して入力される外部信号を受けてコイル2
5に通電すると、通電方向に応じてプランジャ27が進
退するのである。ここに、図8に示すように、両コイル
端子板66は上下にずれた位置に配設されている。接点
基板61の上面には、固定接点板62a,62bおよび
可動接点板63a,63bと回路基板65とを仕切り、
またコイル端子板66と他の部材との間を仕切るように
仕切片61bが突設される。
【0019】次に動作を説明する。まず、プランジャ2
7が突出する向きにコイル25に通電したとすると、プ
ランジャ27の突出に伴って連動レバー31は軸ピン3
3の回りに図5における右回りに回転し、可動接点41
が固定接点51に接触する。ここで、可動接触子40は
支点突起36に当接しており、接圧ばね34によって支
点突起36を中心として右回りに付勢されているから、
可動接点41の固定接点51に対する接触圧が接圧ばね
34によって得られることになる。このとき、図5に示
すように、可動接点板63bは固定接点板62bから離
れ、コイル25への通電方向としてプランジャ27を引
退させる向きのみが許可された状態になる。ここで、可
動接点41が固定接点51に接触した状態では、コイル
25への通電を停止しても永久磁石23の磁力によって
その状態が保持される。
【0020】次に、コイル25への通電への通電方向を
反転させると、プランジャ27が引退して連動レバー3
1が軸ピン33の回りで図5の左回りに回転するから、
可動接点41が固定接点51から離れて主接点が開極す
ることになる。主接点の開極時にはアークが発生する
が、両可動接点41の間に隔壁18が存在していること
によって、隣接する主接点間の絶縁距離が大きくなり、
隣接する極間での放電が生じにくくなっている。しか
も、隣接する可動接触子40の間いは連動レバー31の
仕切板31aが存在していることによって、可動接触子
40の間についても絶縁距離が大きくなっている。さら
に、連動レバー31は互いに絶縁された2本の軸ピン3
3によって支持されているので、両可動接触子40の間
で軸ピン33を通る電路が形成されないのであって、1
本の軸ピン33を用いる場合に比較して両可動接触子4
0の間の絶縁距離を大きくとることができるのである。
ここにおいて、主接点の閉極時において短絡電流のよう
なきわめて過大な電流が主接点を通過したときに、主接
点がわずかでも開極するとアークが生じて主接点の周辺
部が溶融したり、急激な熱膨張によってケース10が破
裂する可能性があるので、短絡電流のような過大電流の
通過時には可動電磁鉄片47と固定電磁鉄片53との間
に電磁力による吸引力を作用させて、可動接点41が固
定接点51から離れることがないように保持するのであ
る。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述のように、有極電磁石のプ
ランジャに連結されていて複数の可動接触子を保持する
連動レバーの支点として2本の軸ピンを用い、両軸ピン
を一直線上に配置するとともに、両軸ピンの先端間に連
動レバーの一部が介在するように連動レバーに対する軸
ピンの挿入寸法を設定しているので、従来構成のように
1本の軸ピンを用いる場合に比較すると、軸ピンが2分
割されて互いに絶縁されることと、絶縁材料である連動
レバーの一部が両軸ピンの間に介在することとによっ
て、隣接する極間に軸ピンを通る電路が形成されないの
であって、可動接点と固定接点とからなる主接点を複数
極備えているリモコンリレーにおいて、ケースを小型化
して隣接する極間の距離が小さくなっても絶縁距離を大
きくとることができ、結果的に隣合う極間での短絡を防
止することができて、小型ながらも高耐圧のリモコンリ
レーを提供することができるという利点を有するのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示す分解斜視図である。
【図2】実施例に用いるケースを示す分解斜視図であ
る。
【図3】実施例の要部の分解斜視図である。
【図4】実施例の要部の分解斜視図である。
【図5】実施例におけるカバーを外した状態の一部破断
した側面図である。
【図6】実施例の平面図である。
【図7】実施例の正面図である。
【図8】実施例の背面図である。
【図9】実施例の要部の側面図である。
【図10】実施例の要部断面図である。
【符号の説明】
10 ケース 20 有極電磁石 25 コイル 27 プランジャ 31 連動レバー 33 軸ピン 40 可動接触子 41 可動接点 51 固定接点 62a 固定接点板 62b 固定接点板 63a 可動接点板 63b 可動接点板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1巻線型のコイルを備えコイルへの通電
    方向に応じてプランジャが進退する有極電磁石と、定位
    置に設けた金属の軸ピンを中心として回転自在に軸支さ
    れ軸ピンとは異なる位置でプランジャに結合されていて
    プランジャの進退に応じて軸ピンの回りに回転する絶縁
    材料よりなる連動レバーと、連動レバーに保持され一端
    部に可動接点を備える複数個の可動接触子と、各可動接
    点に離接する複数個の固定接点と、コイルへの給電路に
    挿入されプランジャの進退に連動してコイルへの給電路
    を2つの給電路から選択する切換接点と、切換接点によ
    り選択される各給電路を通過する電流の向きを互いに逆
    向きに規制する逆流阻止要素とをケース内に備えた複数
    極を有するリモコンリレーであって、軸ピンは2本設け
    られていて一直線上に配置され、両軸ピンの先端間に連
    動レバーの一部が介在するように連動レバーに対する軸
    ピンの挿入寸法が設定されて成ることを特徴とする複数
    極を有するリモコンリレーの連動レバーの軸構造。
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