JP3256303B2 - リモコンリレー - Google Patents

リモコンリレー

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JP3256303B2
JP3256303B2 JP34924892A JP34924892A JP3256303B2 JP 3256303 B2 JP3256303 B2 JP 3256303B2 JP 34924892 A JP34924892 A JP 34924892A JP 34924892 A JP34924892 A JP 34924892A JP 3256303 B2 JP3256303 B2 JP 3256303B2
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雅彦 松崎
政利 山本
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リモコンリレーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、1つのコイルへの通電方向を
切り換えることによってプランジャが進退する有極電磁
石を備え、プランジャの進退に伴って主接点を開閉し、
かつプランジャの進退に伴ってコイルへの給電経路に挿
入した逆流阻止要素としてのダイオードの極性を逆にす
ることによって、プランジャの突出時にはプランジャを
引退させる方向にのみコイルへの通電を許可し、プラン
ジャの引退時にはプランジャを突出させる方向にのみコ
イルへの通電を許可するようにした単極のリモコンリレ
ーが提供されている。すなわち、図9(b)に示すよう
に、コイル25には2種類の給電経路を択一的に選択す
る切換接点r0 が接続され、かつ切換接点r0 により選
択された各給電経路にはそれぞれ逆流阻止要素としての
ダイオードD1 ,D2 が接続されている。ダイオードD
1 ,D2 における切換接点r0 とは反対側の端子は共通
に接続される。ダイオードD1 ,D2 は各給電経路を通
過する電流が互いに逆向きになる関係に接続されている
のであって、一方の給電経路では切換接点r0 →コイル
25という向きの電流を通過させるとすれば、他方の給
電経路ではコイル25→切換接点r0 という向きの電流
を通過させるようになっている。一方のダイオードD2
のアノードと切換接点r0 の共通接点との間にはコンデ
ンサCと抵抗Rとの直列回路であるリセット用の微分回
路が接続される。この回路構成によって、有極電磁石2
0のコイル25への通電方向の切換により、可動接点4
1と固定接点51とからなる主接点r1 を開閉すること
ができる。
【0003】ところで、この種のリモコンリレーは、図
9に示すように、コイル25への給電経路に端子ねじ6
7を有する2個の端子部を設け、かつ主接点r0 の両端
に端子ねじ44,55を有する2個の端子部を設けた構
成になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のリモコ
ンリレーを用いて電源ACと負荷Lとの間に主接点r0
を挿入しようとすれば、図9(a)に示すような結線に
なる。すなわち、電源ACと負荷Lとの各一端をそれぞ
れ端子ねじ44,55に接続し、かつ電源ACと負荷L
との各他端同士を直接に接続することが必要である。そ
の結果、電源ACと負荷Lとの接続部Aには半田付け等
の結線処理および絶縁スリーブの装着などの絶縁処理が
必要になり、結線作業に手間がかかるという問題が生じ
る。
【0005】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、電源と負荷との間に主接点を挿入する際の結
線作業を容易にしたリモコンリレーを提供しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、1巻線型のコイルを備えコイルへの通
電方向に応じてプランジャが進退する有極電磁石と、定
位置に設けた金属の軸ピンを中心として回転自在に軸支
され軸ピンとは異なる位置でプランジャに結合されてい
てプランジャの進退に応じて軸ピンの回りに回転する絶
縁材料よりなる連動レバーと、連動レバーに保持され一
端部に可動接点を備える1個の可動接触子と、可動接点
に離接する固定接点と、コイルへの給電路に挿入されプ
ランジャの進退に連動してコイルへの給電路を2つの給
電路から選択する切換接点と、切換接点により選択され
る各給電路を通過する電流の向きを互いに逆向きに規制
する逆流阻止要素とをケース内に備えた複数極を有する
リモコンリレーであって、両端部に端子部を有し可動接
点および固定接点を通る電路とは別の電路を形成する送
り端子板を分電盤協約寸法として規格化されている単位
寸法に設定されたケースに設けているのである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、可動接点および固定接点を
通る電路とは別の電路を形成する送り端子板を分電盤協
約寸法として規格化されている単位寸法に設定されたケ
ースに設け、送り端子板の両端部には端子部を形成して
いるので、電源と負荷との間に可動接点と固定接点とか
らなる主接点を挿入する結線を行う際に、電源と負荷と
の各一端をそれぞれ可動接点と固定接点とに接続すると
ともに、電源と負荷との各他端を送り端子板の端子部に
接続すればよいのであって、電源および負荷の各2本の
接続線をリモコンリレーに接続すれば、電源と負荷との
間に主接点を挿入する結線作業が行えるのである。その
結果、電源と負荷との結線を別途に行う必要がなくな
り、結線作業が容易になるのである。
【0008】
【実施例】図1に本発明に係るリモコンリレーの全体構
成を示す。リモコンリレーのケース10は、分電盤協約
寸法として規格化されている1個モジュール寸法(単位
寸法)に設定されており、側面が開口した箱状のボディ
11と、ボディ11の開口面を覆うカバー12とからな
る。図2に示すように、ボディ11とカバー12とは、
ボディ11およびカバー12に形成した組立孔13,1
4にかしめピン15を挿通し、ボディ11におけるカバ
ー12とは反対側の側面に突出するかしめピン15の先
端部をかしめることによって一体に結合される。ケース
10には高機能化のための部品を収納することができる
補助スペース16(図4参照)が形成され、補助スペー
ス16に対応するケース10の周面は開口している。し
たがって、高機能化のための部品を収納しないときには
開口を閉塞するように閉塞板17が装着される。
【0009】ケース10の中には有極電磁石20が収納
される。有極電磁石20は、図4に示すように、略コ形
に形成された2個のヨーク21を備え、ヨーク21は脚
片の先端面間にギャップ22を介して対向するように配
置される。ヨーク21の中央片には永久磁石23の一方
の磁極が当接し、永久磁石23の他方の磁極には補助ヨ
ーク24が結合される。補助ヨーク24はコイル25を
巻装したコイル枠26を囲むように配設され、コイル枠
26の中にはプランジャ27がコイル枠26の軸方向に
進退自在に挿通される。またプランジャ27には進退時
にヨーク21または補助ヨーク24に当接してプランジ
ャ27の移動範囲を規制し、かつ磁気回路を形成する2
枚の接極子28が固着されている。コイル25は1巻線
型であって、コイル25への通電方向に応じてプランジ
ャ27が進退し、かつプランジャ27は永久磁石23の
磁力で停止位置に保持される。すなわち、停止位置で
は、永久磁石23−補助ヨーク24−接極子28−プラ
ンジャ27−接極子28−ヨーク21−永久磁石23と
いう経路の閉磁路が形成され、プランジャ27がその位
置に保持されるのである。接極子28においてヨーク2
1との接触面には非磁性体よりなるレシジュアルプレー
ト28aが固着され、接極子28がヨーク21に吸引さ
れた状態から容易に離脱できるようにしてある。有極電
磁石20は、ボディ11におけるカバー12との対向面
に突設された仕切片11f,11gの間に配設され、板
ばねよりなる緩衝ばね19が仕切片11gと有極電磁石
20との間に挟装されることによって、有極電磁石20
が仕切片11fに押し付けられた形で固定される。した
がって、緩衝ばね19によって有極電磁石20が固定さ
れるとともに、プランジャ27の進退に伴う振動が緩衝
ばね19によって緩和されることになる。
【0010】プランジャ27の進退方向の一端部には、
図1、図3、図4に示すように、絶縁材料である合成樹
脂よりなる連動レバー31が、軸ピン32によって回転
自在に結合される。すなわち、プランジャ27の一部は
連動レバー31に形成された凹溝31bに挿入され、凹
溝31bの中に突設された軸受突片31cに挿通される
軸ピン32によってプランジャ27が軸受突片31cに
軸着される。また、連動レバー31は、有極電磁石20
のコイル枠26の外周面に突設された一対の支持片26
aを通して挿入される2本の軸ピン33により軸支され
る。各軸ピン33はそれぞれ支持片26aを通して連動
レバー31に挿入され、両軸ピン33は一直線上に配列
されるが、連動レバー31の内部では両軸ピン33が互
いに接触しないように長さ寸法が設定されている。連動
レバー31の内部では両軸ピン33の間に連動レバー3
1の構成材料である合成樹脂が存在していて両軸ピン3
3は絶縁されている。軸ピン32と軸ピン33とは互い
に平行であって、プランジャ27が往復移動すれば、連
動レバー31は軸ピン33を中心として揺動する。この
ように、連動レバー31の支点を2本の軸ピン33によ
って構成し、かつ両軸ピン33の先端間に連動レバー3
1の一部を介在させることによって、両軸ピン33の間
が絶縁されるのである。
【0011】連動レバー31は仕切板31aを有し、仕
切板31aの左右両側面にそれぞれ接触子保持台31d
が一体に突設され、接触子保持台31dには上記凹溝3
1bが形成される。仕切板31aの両側面には、接触子
保持台31dとの対向面が開口する略コ形に形成された
ばね受け突部31eも突設される。ばね受け突部31e
は、コイルばねよりなる接圧ばね34の一端部を保持す
る。接圧ばね34の他端は、仕切板31aの一面側で接
触子保持台31dとばね受け突部31eとの間に挿入さ
れる可動接触子40に弾接する。すなわち、連動レバー
31には1個の可動接触子40が保持されるのである。
【0012】可動接触子40は短冊状であって、長手方
向の一端部に可動接点41が固着され、他端部に編組銅
線よりなる接続線42を介して端子板43が接続されて
いる。この端子板43には、座金付きの端子ねじ44が
螺合する。また、可動接触子40の長手方向の中間部に
は接圧ばね34の座となる突部45が形成され、突部4
5よりも下方には位置決め孔46が穿孔されている。位
置決め孔46には連動レバー31に突設された位置決め
突起35が挿通される。連動レバー31には位置決め突
起35の側方に表面が湾曲して可動接触子40が当接す
る支点突起36が突設されており、この支点突起36に
可動接触子40が当接するようになっている。可動接触
子40において可動接点41よりも下方の端部には可動
電磁鉄片47が固着される。連動レバー31の上端に
は、図5に示すように、ケース10に開口する表示窓1
0aに臨む表示片38が一体に設けられ、表示片38に
は「ON」、「OFF」の文字が表記されている。さら
に、表示片38において「ON」、「OFF」の文字の
間であって、表示窓10aから常時露出している部位に
は、操作溝38aが形成され、ドライバの先端部などの
工具を表示窓10aに挿入して操作溝38aに係合させ
ることによって、連動レバー31をケース10の外部か
ら手操作で操作できるようにしてある。
【0013】可動接点41に対向する固定接点51は、
導電性の板金を折曲して形成されケース10に固定され
た固定端子板50の一端部に固着され、固定端子板50
の他端部はケース10の外部に露出する。固定端子板5
0は固定接点51を設けた一端部から可動接触子40に
沿って下方に向かう接点片52を備え、接点片52の下
端部には可動電磁鉄片47に対向するように固定電磁鉄
片53が固着されている。また、ケース10の外方に突
出する端子片54には座金付きの端子ねじ55が螺合し
ている。可動接触子40および固定端子板50は1個ず
つケース10に収納されているのであって主接点は単極
に構成されることになる。
【0014】ケース10において可動接触子40および
固定端子板50を収納している部位には、ケース10の
幅方向の略中央部に隔壁18が立設される。ボディ11
の下壁における隔壁18に対応する部位にはカバー12
側が下がった段部11aが形成され、段部11aに隔壁
18の下端部を当接させるとともに、隔壁18の下端の
一面側に突設された横片18aをボディ11の下壁に載
置することによって隔壁18の位置決めがなされるよう
にしてある。ここに、ボディ11において隔壁18が載
置される部位の下壁はボディ11の長手方向(図4の左
右方向)において段を形成しており、隔壁18の横片1
8aがこの下壁に沿うように屈曲していることによっ
て、ボディ11の長手方向においても隔壁18の位置決
めがなされている。また、隔壁18は、かしめピン15
が挿通される部位でボディ11に突設されたボス11e
が挿通されることによっても位置決めされている。
【0015】ボディ11における隔壁18との対向面に
は導電性の板金を折曲して形成した送り端子板70の両
端部に形成した端子片71,72がそれぞれ載置される
2つの端子基台11b,11cが突設され、隔壁18に
おけるカバー12との対向面には端子板43および端子
片54がそれぞれ載置される2つの端子基台18b,1
8cが突設される。送り端子板70は主接点を通らない
電路を形成し、端子片71,72にはそれぞれ座金付き
の端子ねじ73,74が螺合する。端子基台11b,1
8bと端子基台11c,18cとは、図6に示すよう
に、上下2段に配置されており、端子片71と端子片7
2、可動接点41に接続された端子板43と固定接点5
1に接続された端子片54とはそれぞれ異なる高さ位置
に配置される。また、端子片71と端子板43、端子片
72と端子片54とはそれぞれ同じ高さ位置に配置され
る。ボディ11における隔壁18との対向面には仕切片
11dが突設され、隔壁18において仕切片11dに対
応する部位にもカバー12に向かって仕切片18dが突
設されている。さらに、ボディ11におけるカバー12
との対向面には隔壁18の一部が当接する仕切片11f
が突設されている。しかるに、端子板43、端子片71
は、端子基台11b,18bと仕切片11d,18dの
下面とによって固定され、端子片54、端子片72は端
子基台11b,18bと端子基台11c,18dとによ
って固定されることになる(図4参照)。また、仕切片
11fは、可動接点41と固定接点51との開極時に発
生するアークによる有極電磁石20への悪影響を軽減す
る。
【0016】ところで、リモコンリレーでは、コイル2
5が1巻線型であってプランジャ27を進退させるに
は、コイル25への通電方向を反転させることが必要で
ある。したがって、図8(b)に示すように、コイル2
5には2種類の給電経路を択一的に選択する切換接点r
0 が接続され、かつ切換接点r0 により選択された各給
電経路にはそれぞれ逆流阻止要素としてのダイオードD
1 ,D2 が接続されている。ダイオードD1 ,D2 にお
ける切換接点r0 とは反対側の端子は共通に接続され
る。ダイオードD1 ,D2 は各給電経路を通過する電流
が互いに逆向きになる関係に接続されているのであっ
て、一方の給電経路では切換接点r0 →コイル25とい
う向きの電流を通過させるとすれば、他方の給電経路で
はコイル25→切換接点r0 という向きの電流を通過さ
せるようになっている。一方のダイオードD2 のアノー
ドと切換接点r0 の共通接点との間にはコンデンサCと
抵抗Rとの直列回路であるリセット用の微分回路が接続
される。この回路構成によって、有極電磁石20のコイ
ル25への通電方向の切換により、可動接点41と固定
接点51とからなる主接点r1 を開閉することができる
のである。
【0017】上述のようにコイル25への通電方向が切
換接点r0 により選択されるから、コイル25への通電
時にプランジャ27の進退の位置が逆転するような通電
方向が選択されるように切換接点r0 をプランジャ27
の進退に応じて切り換える必要がある。すなわち、プラ
ンジャ27の進退と切換接点r0 とを連動させる必要が
ある。そこで、本実施例では、連動レバー31に接点操
作片37が突設され、この接点操作片37によって切換
接点r0 の切換操作を行うようにしてある。
【0018】切換接点は、図3に示すように、有極電磁
石20の上面に載置される接点基板61を備え、接点基
板61には2枚の固定接点板62a,62bと、各固定
接点板62a,62bにそれぞれ対向する可動接点板6
3a,63bとが固定される。接点基板61は周部の要
所に切欠61aを有し、有極電磁石20のコイル枠26
の外周面から上方に突設された固定爪26bが切欠61
aに係合することによって、有極電磁石20に対する位
置決めがなされている。両可動接点板63a,63bは
一端部が略コ形の接点支持板64の各脚片に固着されて
いて互いに電気的に接続され、各可動接点板63a,6
3bは対応する固定接点板62a,62bに対して接触
する向きのばね力を有している。連動レバー31の接点
操作片37は両可動接点板63a,63bの間に挿入さ
れているのであって(図4参照)、連動レバー31がプ
ランジャ27の進退に伴って揺動すると、連動レバー3
1の両端末位置ではいずれか一方の可動接点板63a,
63bが固定接点板62a,62bから離れるようにな
っている。
【0019】固定接点板62a,62bおよび可動接点
板63a,63bは、接点基板61に取着した印刷配線
基板よりなる回路基板65に電気的に接続される。回路
基板65には上述したダイオードやリセット用の微分回
路が実装される。さらに、接点基板61には一対のコイ
ル端子板66が固定され、各コイル端子板66には座金
付きの端子ねじ67が螺合する。したがって、コイル端
子板66を通して入力される外部信号を受けてコイル2
5に通電すると、通電方向に応じてプランジャ27が進
退するのである。ここに、図7に示すように、両コイル
端子板66は上下にずれた位置に配設されている。接点
基板61の上面には、固定接点板62a,62bおよび
可動接点板63a,63bと回路基板65とを仕切り、
またコイル端子板66と他の部材との間を仕切るように
仕切片61bが突設される。
【0020】次に動作を説明する。まず、プランジャ2
7が突出する向きにコイル25に通電したとすると、プ
ランジャ27の突出に伴って連動レバー31は軸ピン3
3の回りに図4における右回りに回転し、可動接点41
が固定接点51に接触する。ここで、可動接触子40は
支点突起36に当接しており、接圧ばね34によって支
点突起36を中心として右回りに付勢されているから、
可動接点41の固定接点51に対する接触圧が接圧ばね
34によって得られることになる。このとき、図4に示
すように、可動接点板63bは固定接点板62bから離
れ、コイル25への通電方向としてプランジャ27を引
退させる向きのみが許可された状態になる。ここで、可
動接点41が固定接点51に接触した状態では、コイル
25への通電を停止しても永久磁石23の磁力によって
その状態が保持される。
【0021】次に、コイル25への通電への通電方向を
反転させると、プランジャ27が引退して連動レバー3
1が軸ピン33の回りで図4の左回りに回転するから、
可動接点41が固定接点51から離れて主接点が開極す
ることになる。主接点の開極時にはアークが発生する
が、両可動接点41の間に隔壁18が存在していること
によって隣接する主接点間の絶縁距離が大きくなり、し
かも、隣接する可動接触子40の間には連動レバー31
の仕切板31aが存在していることによって、可動接触
子40の間についても絶縁距離が大きくなっている。こ
こにおいて、主接点の閉極時において短絡電流のような
きわめて過大な電流が主接点を通過したときに、主接点
がわずかでも開極するとアークが生じて主接点の周辺部
が溶融したり、急激な熱膨張によってケース10が破裂
する可能性があるので、短絡電流のような過大電流の通
過時には可動電磁鉄片47と固定電磁鉄片53との間に
電磁力による吸引力を作用させて、可動接点41が固定
接点51から離れることがないように保持するのであ
る。
【0022】ところで、上述したように、ケース10に
は送り端子板70を設け、可動接点41と固定接点51
とに接続された端子板43および端子片54に対して端
子片71,72を併置しているのであって、商用電源で
ある電源ACと負荷Lとの間に主接点r1 を挿入する際
には、図8(a)に示すように、端子板43と端子片7
1とに対して電源ACを接続し、端子片54と端子片7
2とに対して負荷Lを接続すれば、電源ACと負荷Lと
の間に主接点r1 を挿入して結線することができるので
ある。ここで、送り端子板70が存在していることによ
って、電源ACと負荷Lとを半田などによって直接接続
する必要がないから、結線作業が容易になるのである。
【0023】
【発明の効果】本発明は上述のように、可動接点および
固定接点を通る電路とは別の電路を形成する送り端子板
を分電盤協約寸法として規格化されている単位寸法に設
定されたケースに設け、送り端子板の両端部には端子部
を形成しているので、電源と負荷との間に可動接点と固
定接点とからなる主接点を挿入する結線を行う際に、電
源と負荷との各一端をそれぞれ可動接点と固定接点とに
接続するとともに、電源と負荷との各他端を送り端子板
端子部に接続すればよいのであって、電源および負荷
の各2本の接続線をリモコンリレーに接続すれば、電源
と負荷との間に主接点を挿入する結線作業が行えるので
ある。その結果、電源と負荷との結線を別途に行う必要
がなくなり、結線作業が容易になるという利点を有する
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示す分解斜視図である。
【図2】実施例に用いるケースを示す分解斜視図であ
る。
【図3】実施例の要部の分解斜視図である。
【図4】実施例におけるカバーを外した状態の一部破断
した側面図である。
【図5】実施例の平面図である。
【図6】実施例の正面図である。
【図7】実施例の背面図である。
【図8】実施例を示し、(a)は電源および負荷との結
線を示す結線図、(b)は内部回路を示す回路図であ
る。
【図9】従来例を示し、(a)は電源および負荷との結
線を示す結線図、(b)は内部回路を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
10 ケース 20 有極電磁石 25 コイル 27 プランジャ 31 連動レバー 33 軸ピン 40 可動接触子 41 可動接点 51 固定接点 62a 固定接点板 62b 固定接点板 63a 可動接点板 63b 可動接点板 70 送り端子板 71 端子片 72 端子片 73 端子ねじ 74 端子ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 50/00 - 51/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1巻線型のコイルを備えコイルへの通電
    方向に応じてプランジャが進退する有極電磁石と、定位
    置に設けた金属の軸ピンを中心として回転自在に軸支さ
    れ軸ピンとは異なる位置でプランジャに結合されていて
    プランジャの進退に応じて軸ピンの回りに回転する絶縁
    材料よりなる連動レバーと、連動レバーに保持され一端
    部に可動接点を備える1個の可動接触子と、可動接点に
    離接する固定接点と、コイルへの給電路に挿入されプラ
    ンジャの進退に連動してコイルへの給電路を2つの給電
    路から選択する切換接点と、切換接点により選択される
    各給電路を通過する電流の向きを互いに逆向きに規制す
    る逆流阻止要素とをケース内に備えた複数極を有するリ
    モコンリレーであって、両端部に端子部を有し可動接点
    および固定接点を通る電路とは別の電路を形成する送り
    端子板を分電盤協約寸法として規格化されている単位寸
    法に設定されたケースに設けたことを特徴とするリモコ
    ンリレー。
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