JP5848931B2 - リセット機能付きスイッチ装置 - Google Patents

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本発明は、ハンドルの傾動に伴って可動片が揺動し、該可動片の可動接点と固定接点とが接触又は離間するリセット機能付きスイッチ装置に関する。
従来、電子機器等に使用される電源用のスイッチ装置として、ハンドルを操作して接点の開閉を行う、いわゆるロッカースイッチが周知である。このようなロッカースイッチは、電源一次側回路を開閉することが主な用途であったが、近年における省エネルギーに対する関心の高まりにより、外部からの通電操作でオフにして待機(スタンバイ)時の電力を極力少なくする機能を備えたリセット機能付きスイッチ装置のニーズが増大している。
この種のスイッチ装置としては、例えば、図12に示すように、レバー部1と押圧部2とを有してケース3に対して傾動可能なハンドル4と、ケース3内に設けられる電磁石装置5と、永久磁石によって磁化される鉄板6を有して電磁石装置5に対してスライド可能なようにケース3内に配置されるスライダー7と、ハンドル4の押圧部2に圧縮される復帰ばね8と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このスイッチ装置は、オン状態の時、永久磁石の磁力により鉄板6が電磁石装置5のヨーク9の吸着部10に吸着され、復帰ばね8は押圧部2により圧縮されている。そして、このオン状態からオフ状態にするには、電磁石装置5のコイル11に通電してヨーク9を励磁し、ヨーク9の吸着部10に永久磁石の磁力に抗して反発力を発生させることにより、鉄板6の吸着力を減少させ、復帰ばね8のばね力でハンドル4を反対側に傾動させ、スライダー7を吸着部10から離間する方向にスライドさせるか、或いは、ハンドル4を指で押圧して反対側に傾動させ、スライダー7を吸着部10から離間する方向にスライドさせ、手動でオフ状態にする。
特開平9−204853号公報
最近では省エネ化やエコ化の要求が高まる傾向にある中、消費電力や待機電力の制限が求められる機器も多様化されてきている。そのため、従来、大型で電力消費の多い機器だけに広く使用されていたリセット機能付きスイッチ装置についても、使用対象となる製品に合せてさらなる小型化のニーズが増大してきている。
しかしながら、上記した従来のリセット機能付きスイッチ装置は、電磁石装置5の部分が大型で複雑な機構を有しており、スイッチ装置全体に対する電磁石装置5の部分の占める割合が大きいため、スイッチ装置の小型化を図ることが難しいといった問題があった。
本発明は上記した課題を解決すべくなされたものであり、小型化を図ることのできるリセット機能付きスイッチ装置を得ることを目的とするものである。
上記した目的を達成するため、本発明は、ケースに対して傾動自在に設けられるハンドルと、該ハンドルの傾動に伴って揺動する可動片と、該可動片の揺動に伴って該可動片の可動接点と接触又は離間する固定接点と、を備えたリセット機能付きスイッチ装置であって、前記ケースの一端側に電磁石装置が配設され、該電磁石装置は、外部から電圧を印加されるコイルが巻回されるボビンと、該ボビンに固定されて周囲に前記コイルが設けられる第1のヨークと、前記ハンドルの一端部に当接可能且つ前記第1のヨークに対して近接離間する方向に摺動可能なように前記ボビンに設けられる第2のヨークと、該第2のヨークを前記第1のヨークから離間する方向に付勢する付勢部材と、前記第2のヨークを前記第1のヨークに吸着させる磁石と、を備え、前記ハンドルの一端部を押圧して該ハンドルを一方側に傾動させると、該ハンドルが前記第2のヨークを押圧し、該第2のヨークが前記第1のヨークに近接する方向に移動して前記磁石の吸着力により前記第1のヨークに吸着され、前記可動片が前記ハンドルの傾動方向と反対方向に揺動し、前記可動接点が前記固定接点に接触してオン状態となることを特徴とする。
そして、本発明に係るリセット機能付きスイッチ装置において、前記磁石は、前記第2のヨークに吸着され、該第2のヨークと共に前記第1のヨークに対して近接離間する方向に摺動可能に設けられているのが好ましい。
また、本発明に係るリセット機能付きスイッチ装置において、前記コイルに外部から電圧を印加することにより前記磁石の吸着力を低下又は消失させると、前記付勢部材の付勢力により前記第2のヨークが前記第1のヨークから離間する方向に移動して前記ハンドルを押圧することにより、前記ハンドルが他方側に傾動し、前記可動片が前記ハンドルの傾動方向と反対方向に揺動し、前記可動接点が前記固定接点から離間してオフ状態となることを特徴とする。
また、本発明に係るリセット機能付きスイッチ装置において、前記ハンドルの他端部を押圧して該ハンドルを他方側に傾動させると、前記可動片が前記ハンドルの傾動方向と反対方向に揺動し、前記可動接点が前記固定接点から離間してオフ状態となることを特徴とする。
さらに、本発明に係るリセット機能付きスイッチ装置において、前記ハンドルと前記可動片との間にバネが設けられ、該バネが前記ハンドルの傾動時に該ハンドルの傾動方向と反対方向に屈曲することにより前記ハンドルの傾動姿勢を保持することを特徴とする。
本発明によれば、ケースの一端側に電磁石装置が配設されているため、スイッチ装置全体に対する電磁石装置の占める割合を小さくすることができ、スイッチ装置の小型化を図ることが可能となる等、種々の優れた効果を得ることができる。
本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置のオン状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置のオン状態を示す側面図である。 図2のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図1のC−C断面図である。 本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置の電磁石装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置の電磁石装置のボビンを示す側面図である。 本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置の電磁石装置のボビンを示す底面図である。 本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置の電磁石装置のボビンを底面側から示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置の電磁石装置のボビンに圧入保持される端子ピンを示す側面図である。 本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置のオフ状態を示す断面図である。 従来のリセット機能付きスイッチ装置を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置について説明する。ここで、図1は本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置のオン状態を示す正面図、図2は本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置のオン状態を示す側面図、図3は図2のA−A断面図、図4は図1のB−B断面図、図5は図1のC−C断面図、図6は本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置の電磁石装置を示す斜視図、図7は本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置の電磁石装置のボビンを示す側面図、図8は本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置の電磁石装置のボビンを示す底面図、図9は本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置の電磁石装置のボビンを底面側から示す斜視図、図10は本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置の電磁石装置のボビンに圧入保持される端子ピンを示す側面図、図11は本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置のオフ状態を示す断面図である。
なお、本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置は、設置された状態によって上下左右及び前後の向きが変化するが、以下の説明では、便宜上、上下左右の向きは、図1、図3及び図11の正面視による向きを基準とし、また、図1、図3及び図11の図面手前側を前側として説明する。
本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置20は、有底箱状のケース21と、ケース21の上部において左右に傾動自在に配設されるハンドル22と、ハンドル22の傾動に伴って揺動可能なようにケース21内に前後一対で設けられる可動片23と、可動片23に対応して前後にそれぞれ2個一対でケース21の底部に圧入される固定片24と、ケース21内の左側端部に配設される電磁石装置25と、を主体に構成されている。
ケース21は、左右方向に長い形状を成しており、上端に開口部26が形成されている。ケース21の内部には、左側端部の前壁27と後壁28の間に第1の隔壁29が形成されており、この第1の隔壁29により左側端部に縦長の電磁石装置収容空間30が形成され、電磁石装置収容空間30の右側に可動片収容空間31が形成されている。また、ケース21の内部には、第1の隔壁29と右壁35との間に第2の隔壁33が形成されており、この第2の隔壁33により可動片収容空間31が前後の空間に仕切られている。
ケース21の上端外周にはフランジ部34が設けられ、ケース21の左右両側壁35の外周面には、フランジ部34の下方に、バネ片36が外側に向かって突設されている。そして、電子機器等に設けられた穴(図示せず)にスイッチ装置20を装着した際、バネ片36が前記穴の内面に当接して、該穴からスイッチ装置20が脱落するのを防止するように構成されている。
ハンドル22は、ケース21の開口部26を閉塞するように設けられている。ハンドル22の前後中央部には、嵌合突起37が設けられ、この嵌合突起37がケース21の上端の前後中央部に穿設された嵌合孔(図示せず)に枢設されることにより、ケース21の上部にハンドル22が左右に傾動自在に支持されている。ハンドル22の上面には、下方に向かって弧状に湾曲する操作面38が設けられており、ハンドル22の下面には、中央部に左右一対の係合突起39,40が所定の間隔を隔てて下方に向かって突設されており、左側端部に当接部41が下方に向かって突設されている。
各可動片23は、前後の可動片収容空間31にそれぞれ配設されており、各可動片収容空間31において左側の固定片24から上方に延出する支持片42の上端部に枢設され、この支持片42の上端部を支点に左右に揺動可能となっている。各可動片23の上面には、支持片42の上端部の枢設箇所から上方に向かってバネ受け部43が突設されており、このバネ受け部43に圧縮コイルバネ(図示省略)が装着され、バネ受け部43及び前記圧縮コイルバネの上端部は左右一対の係合突起39,40の間に支持されている。また、各可動片23の下面の右端部には、固定片24の固定接点44に対向するように可動接点45が形成されている。さらに、各可動片23の左側端部には、ストッパー部46が下方に屈曲して形成されている。
電磁石装置25は、縦長形状を成し、電磁石装置収容空間30に配設されており、合成樹脂製のボビン47と、ボビン47に固定される第1のヨーク(鉄芯)48と、第1のヨーク48に対して近接離間する方向に摺動可能なようにボビン47に設けられる第2のヨーク49と、第2のヨーク49を第1のヨーク48に吸着させる1個の磁石50と、第2のヨーク49を第1のヨーク48から離間する方向に付勢する復帰バネ51と、を主体として構成されている。
ボビン47は、正面視及び側面視でエの字状を成しており、電磁石装置収容空間30の底部に支持される台座部52と、台座部52上において凹状に形成された巻線保持部53と、巻線保持部53上に形成された頂部54とにより構成されている。
台座部52には、底面に横溝部55が左右方向に形成されていると共に、この横溝部55に連続するように左右端部に縦溝部56が上下方向に形成されている。また、台座部52の底面には、端子ピン64が圧入保持される溝部65が2個形成されている。
端子ピン64は、丸形のピンをフック状に屈曲した形状を成し、一端66が他端67よりも長くなるように形成され、両端がボビン47の底面から垂直に突出するように溝部65に保持される。そして、端子ピン64の一端は66コネクタ(図示せず)と嵌合する端子ピンの用途に使用され、他端67は後述するコイル58の端末処理として電線カラゲ半田付け部に使用される。この電線カラゲ半田付け部は、従来、平面投影視でボビンの外側へはみ出していたため、全体として電磁石装置収容空間が大きく必要となっていたが、本実施の形態では、上記したように構成することにより、平面投影視でボビン47の外側へはみ出さなくなるため、電磁石装置収容空間30の省スペース化が可能となり、スイッチ装置20の小型化を図ることができる。
巻線保持部53の内部には上下方向に通孔57が形成されており、巻線保持部53の周囲にはコイル58が巻回され、コイル58は、スイッチ装置20の外部に設けられた電源(図示せず)と電気的に接続されている。また、頂部54の上面には凹部59が形成され、横溝部55と凹部59とは通孔57を介して連通している。さらに、頂部54の左右端部には上下方向に縦溝部60が形成されている。
第1のヨーク48は、正面視で逆T字型を成しており、台座部52の下方から通孔57と横溝部55及び縦溝部56に挿入されるようになっており、第1のヨーク48の左右両端部にはそれぞれ上方に向かって突起部61が形成されている。
第2のヨーク49は、正面視で逆U字型を成しており、上部に形成された矩形状の押圧板62と、押圧板62の左右両側から下方に屈曲して垂下される左右腕部63と、により構成されている。左右腕部63は、その下端が第1のヨーク48の突起部61に対向する位置で、頂部54の縦溝部60に摺動可能なように設けられている。
磁石50は、円筒形状を成しており、第2のヨーク49の押圧板62の下面に吸着されて、第2のヨークと共に第1のヨーク48に対して近接離間する方向に摺動可能に設けられている。また、復帰バネ51は、磁石50に周設されており、復帰バネ51の下端は頂部54の凹部59に嵌設されている。そして、磁石50の吸着力は、復帰バネ51の付勢力より大きくなるように設定されている。
次に、上記のように構成されたリセット機能付きスイッチ装置20をオン状態からオフ状態に切り替える時の動作について説明する。
図1〜図5は、ハンドル22が正面視で左側に傾動した状態を示している。この状態において、電磁石装置収容空間30では、ハンドル22の当接部41により押圧板62が押圧されることにより、第2のヨーク49は、復帰バネ51の付勢力に抗して第1のヨーク48に近接する方向に下降し、磁石50の吸着力によって第1のヨーク48に吸着される。
この時、第1のヨーク48の突起部61と第2のヨーク49の左右腕部63の下端との間には僅かな隙間68が形成され、このように隙間68が形成されることにより、第1のヨーク48と磁石50との吸着面69(図4参照)が必ず接触するようになる。なお、この隙間68は、全体の吸着力及び閉磁路構造を維持するためにも、0mmより大きく且つ1mmより小さいことが望ましい。
なお、この場合、隙間と吸着面の関係を反対にして、第1のヨーク48の突起部61と第2のヨーク49の左右腕部63の下端とが接触するように吸着面を設け、第1のヨーク48と磁石50との間に隙間を設けるようにしてもよい。
また、可動片収容空間31では、各可動片23がハンドル22の傾動方向と反対方向(正面視で右側)に揺動し、可動接点45が固定接点44に接触してオン状態となり、前記圧縮コイルバネが可動片23と同一方向(正面視で右側)に屈曲することにより、可動接点45が固定接点44に接触したオン状態及びこのオン状態の時のハンドル22の傾動姿勢が保持される。
次いで、このようにハンドル22が左側に傾動した状態から、スイッチ装置20の外部に設けられた前記電源からコイル58に一定電圧を印加して通電オフ操作を行うと、電磁石装置収容空間30では、磁石50の磁界を打ち消す方向の磁界がコイル58及び第1のヨーク48に発生し、磁石50の吸着力を消失又は低下させる。この結果、磁石50の吸着力より復帰バネ51の付勢力の方が大きくなるため、磁石50は第2のヨーク49を伴って第1ヨーク48から離間する方向に上昇し、押圧板62が当接部41を押し上げることにより、ハンドル22が嵌合突起37を支点として反対側(右側)に傾動する(図7参照)。
このハンドル22の反対側への傾動に伴い、係合突起39,40がバネ受け部43及び前記圧縮コイルバネの上端部を操作して各可動片23がハンドル22の傾動方向と反対方向(正面視で左側)に揺動し、可動接点45は固定接点44から離間してオフ状態となる。この時、前記圧縮コイルバネが可動片23と同一方向(正面視で左側)に屈曲することによりハンドル22の左側への傾動が抑制されると共に、ストッパー部46が固定片24に当接することによりハンドル22の右側への過度の傾動が抑制され、可動接点45が固定接点44から離間したオフ状態及びこのオフ状態の時のハンドル22の傾動姿勢が保持される。
なお、このようにオン状態からオフ状態に切り替えたスイッチ装置20を再びオン状態にする場合には、ハンドル22が右側に傾動した状態から、ハンドル22の操作面38の左側部分を押圧し、嵌合突起37を支点としてハンドル22を再度左側に傾動させる。これにより、ハンドル22の当接部41が押圧板62を押圧し、第2のヨーク49が復帰バネ51の付勢力に抗して第1のヨーク48に近接する方向に下降し、磁石50の吸着力によって第1のヨーク48に吸着される。また、各可動片23がハンドル22の傾動方向と反対方向(正面視で右側)に揺動し、可動接点45が固定接点44に接触してオン状態となる。
また、リセット機能付きスイッチ装置20を手動でオン状態からオフ状態にする場合には、図1〜図5に示されるようにハンドル22が左側に傾動した状態から、ハンドル22の操作面38の右側部分を押圧する。そうすると、ハンドル22が嵌合突起37を支点として反対側(右側)に傾動し、このハンドル22の傾動に伴い、係合突起39,40がバネ受け部43及び前記圧縮コイルバネの上端部を操作して各可動片23がハンドル22の傾動方向と反対方向(正面視で左側)に揺動し、可動接点45が固定接点44から離間してオフ状態となる。そして、前記圧縮コイルバネが可動片23と同一方向(正面視で左側)に屈曲することによりハンドル22の左側への傾動が抑制されると共に、ストッパー部46が固定片24に当接することによりハンドル22の右側への過度の傾動が抑制され、可動接点45が固定接点44から離間したオフ状態及びこのオフ状態の時のハンドル22の傾動姿勢が保持される。なお、この時、電磁石装置収容空間30では、ハンドル22の右側への傾動に伴って、当接部62が第2のヨーク49の押圧板62から離間するが、第2のヨーク49が磁石50の吸着力により第1のヨーク49に吸着された状態は保持されたままである。
なお、上記した本発明の実施の形態では、磁石50の吸着力が復帰バネ51の付勢力より大きくなるように設定されているが、本発明は必ずしもこの場合に限定されるものではなく、磁石50の吸着力が復帰バネ51の付勢力より小さく且つ復帰バネ51の付勢力が磁石50の吸着力を超えた分の力より前記圧縮コイルバネが屈曲した際に生じる弾性力が大きくなるように設定することもできる。そして、この場合には、リセット機能付きスイッチ装置20を手動でオン状態からオフ状態にした時も前記通電オフした時と同様に、電磁石装置収容空間30では、磁石50は第2のヨーク49を伴って第1ヨーク48から離間してハンドル22側に上昇し、押圧板62が当接部41を押し上げた状態になる。
このように、上記した本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置20によれば、電磁石装置25が縦長でコンパクトな構造となっており、特に前後方向の寸法を大幅に短縮することができる。したがって、スイッチ装置20全体に対する電磁石装置25の占める割合を小さくすることができ、スイッチ装置20の小型化を図ることが可能となる。
また、上記した本発明の実施の形態に係るリセット機能付きスイッチ装置20は、必要に応じて手動オフ操作と通電オフ操作を使い分けることができるように構成されているため、スイッチ装置20の汎用性を高めることが可能となる。また、通電オフ操作時には、外部に設けられた電源からコイル58に電圧を印加することにより強制的にオン状態からオフ状態に切り換えることができるため、一定時間操作しない状態が続いた場合のオートパワーオフ動作や異常検知時の安全対策にも容易に対応することが可能となる。
なお、上記した本発明の実施の形態の説明は、本発明に係るスイッチ装置における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。さらに、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
20 スイッチ装置
21 ケース
22 ハンドル
23 可動片
24 固定片
25 電磁石装置
44 固定接点
45 可動接点
47 ボビン
48 第1のヨーク
49 第2のヨーク
50 磁石
51 復帰バネ(付勢部材)
58 コイル

Claims (4)

  1. ケースに対して傾動自在に設けられるハンドルと、該ハンドルの傾動に伴って揺動する可動片と、該可動片の揺動に伴って該可動片の可動接点と接触又は離間する固定接点と、を備えたリセット機能付きスイッチ装置であって、
    前記ケースの一端側に電磁石装置が配設され、該電磁石装置は、
    外部から電圧を印加されるコイルが巻回されるボビンと、
    該ボビンに固定されて周囲に前記コイルが設けられると共に、該コイルの周囲に突起部が形成される第1のヨークと、
    前記ハンドルの一端部に当接可能且つ前記第1のヨークに対して近接離間する方向に摺動可能なように前記ボビンに設けられ、前記第1のヨークの突起部に対向する位置に腕部が形成される第2のヨークと、
    該第2のヨークを前記第1のヨークから離間する方向に付勢する付勢部材と、
    前記第2のヨークに吸着されて該第2のヨークと共に前記第1のヨークに対して近接離間する方向に摺動可能に設けられる磁石と、
    を備え、
    前記ハンドルの一端部を押圧して該ハンドルを一方側に傾動させると、該ハンドルが前記第2のヨークを押圧し、該第2のヨークが前記第1のヨークに近接する方向に移動して前記磁石の吸着力により前記第1のヨークに吸着され、前記第1のヨークの突起部と前記第2のヨークの腕部との間又は前記第1のヨークと前記磁石との間のいずれか一方に隙間が形成され、前記可動片が前記ハンドルの傾動方向と反対方向に揺動し、前記可動接点が前記固定接点に接触してオン状態となることを特徴とするリセット機能付きスイッチ装置。
  2. 前記コイルに外部から電圧を印加することにより前記磁石の吸着力を低下又は消失させると、前記付勢部材の付勢力により前記第2のヨークが前記第1のヨークから離間する方向に移動して前記ハンドルを押圧することにより、前記ハンドルが他方側に傾動し、前記可動片が前記ハンドルの傾動方向と反対方向に揺動し、前記可動接点が前記固定接点から離間してオフ状態となることを特徴とする請求項1に記載のリセット機能付きスイッチ装置。
  3. 前記ハンドルの他端部を押圧して該ハンドルを他方側に傾動させると、前記可動片が前記ハンドルの傾動方向と反対方向に揺動し、前記可動接点が前記固定接点から離間してオフ状態となることを特徴とする請求項1又は2に記載のリセット機能付きスイッチ装置。
  4. 前記ハンドルと前記可動片との間にバネが設けられ、該バネが前記ハンドルの傾動時に該ハンドルの傾動方向と反対方向に屈曲することにより前記ハンドルの傾動姿勢を保持することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1の請求項に記載のリセット機能付きスイッチ装置。
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