JP4525396B2 - 電磁継電器の補助接点ブロック構造 - Google Patents

電磁継電器の補助接点ブロック構造 Download PDF

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Description

本発明は、高容量のパワーリレー等としても使用可能な電磁継電器の補助接点ブロック構造に関する。
電磁継電器として、図14及び図15に示すように、固定接点121に対し可動接点122を離接する本体側接点接触機構123を有する電磁継電器本体124に着脱可能に補助接点ブロック125を設け、この補助接点ブロック125に、本体側接点接触機構123の動作に連動する補助側接点接触機構127を設けたものがある。なお、電磁継電器本体124は、コイル126と、このコイル126の励磁により鉄心126Aに吸着される鉄片126Bを有している。そして、電磁継電器本体124を、例えば制御機器の制御系に使用し、補助接点ブロック125を、例えばコンピュータ用もしくは通信用に使用する場合がある。
従来の接点ブロック構造における補助接点ブロック125は、図16乃至図19に示すように、端子台100を有する接点ブロック本体101を有しており、この接点ブロック本体101にはガイド収容部102と、このガイド収容部102の両側方に位置する接点配置部103とが設けてあり(図17参照)、ガイド収容部内102には、本体側接点接触機構123の動作に連動する補助側ガイド104が移動可能に収容してあり、また、接点配置部103には固定端子105Aの補助側固定接点105と、固定端子105A−1の補助側固定接点105−1が配置してある。また、補助側ガイド104には、図17に示すように接触片挿入部110、110−1と接点ばね収容部106、106−1とが設けてある。
そして、接触片挿入部110内に、接触片107を、接点ばね収容部106に収容した接点ばね108により補助側固定接点105側に付勢した状態で挿入して、接触片107に設けた補助側可動接点109を補助側固定接点105に対向させ、復帰状態で(復帰ばね111の付勢力で)補助側可動接点109を補助側固定接点105に離間させてa接点(常開接点)を構成している。
また、接触片挿入部110−1内に、接触片107−1を、接点ばね収容部106−1に収容した接点ばね108−1により補助側固定接点105−1側に付勢した状態で挿入して、接触片107−1に設けた補助側可動接点109−1を補助側固定接点105−1に対向させ、復帰状態で(復帰ばね111の付勢力で)補助側可動接点109−1を補助側固定接点105−1に接離可能に接触させてb接点(常閉接点)を構成している。
この場合、接触片107、107−1は短冊形状であって、接触片107、107−1の両端部に補助側可動接点109、109−1が固着してあり、これらの接触片107、107−1が補助側ガイド104に坦持された状態では、接触片107、107−1の中央部に接点ばね108、108−1の作用点があるために、接触片107、107−1はその中央部の作用点を支点にして揺動する状態である。
また、補助接点ブロック125側では、本体側接点接触機構123の本体側ガイド123Aが復帰状態では、補助側ガイド104も復帰状態であるが、本体側ガイド123Aを復帰ばね(図示せず)に抗して移動させることで、補助側ガイド104を移動させ、a接点を閉じ、b接点を乖離させる。
一般に、図18に示すように、b接点が溶着した場合、併用される電磁接触器のコイル126を励磁させてもa接点に接続される機器が動作しないようにa接点の接点間隔Hが十分確保できることと、また、図19に示すように、a接点が溶着した場合、コイル126の励磁を解いても復帰ばねのばね力でb接点に接続される機器が動作しないようにb接点の接点間隔Hが十分確保できることが機械装置の安全性を確保するために重要な機能になっている。
また、従来の電磁継電器としては、電磁石部と端子台と絶縁板とケースとからなるものがある。すなわち、端子台と絶縁板とでベースを形成するもので、その中央に設けたスライド溝にガイドをスライド自在に組み込み、スライド溝の両側に対向するように等間隔で配置した複数の室部内に接点端子の固定端子をそれぞれ設け、接触片を接点ばねで付勢してガイドの両側から等間隔で側方に突出する接触片の可動接点を固定端子に接離可能に対向させ、電磁石部に通電してコイルを励磁し、可動鉄片を回動させてガイドを復帰ばねに抗して移動させて可動接点を固定接点に押し付けるようにしている(特許文献1参照)。
特開平5−342964号公報
図14乃至図21に示す従来の電磁継電器にあっては、補助側固定接点105と補助側固定接点105−1とは接触片107−1の両端部にあり、しかも、接触片107−1は、その中央部の作用点を支点にして揺動する状態であるために、図20に示すように、b接点の溶着が二接点中一接点のみに発生した場合、すなわち、b接点における他方の接触片107−1の一方の補助側可動接点109−1と補助側固定接点105−1とに溶着Xが発生し、他方の補助側可動接点109−1と補助側固定接点105−1とに溶着Xが発生していない場合、コイル126が励磁になった状態では、接触片107−1の溶着が発生していない側は、補助側ガイド104が押されることで補助固定接点105−1から離れる方向に移動するようになり、この移動量の分補助側ガイド104が移動してa接点側では、その接点間隔Hが十分確保できず、接点間隔はH1(<H)になり、耐圧的に規格外になる(接点間隔Hは、例えば、ヨーロッパの安全規格(EN規格)において必要な0.5mm以下になるおそれがある)。
また、図21に示すように、a接点の溶着が二接点中一接点のみに発生した場合、すなわち、a接点における一方の接触片107の一方の補助側可動接点109と一方の補助側固定接点105とに溶着Xが発生し、他方の補助側可動接点109と他方の補助側固定接点105とに溶着Xが発生していない場合、コイル126が励磁解除になった状態では、接触片107の溶着が発生していない側は補助側ガイド104が復帰ばね111に戻されると共に戻り、b接点の接点間隔Hが十分確保できず、接点間隔はH1(<H)になり、耐圧的に規格外になるおそれがあった。
そこで、上記したように、a接点もしくはb接点の溶着が二接点中一接点のみに発生した場合、コイル126が励磁または励磁解除となった状態では、接触片107、107−1は補助側ガイド104に強固に保持されていないために、また、十分な接点間隔Hを確保するためには補助接点ブロック125の形状を大きくする対策を採っていた。
また、従来のa接点及びb接点では、短冊形状の接触片107、107−1が、補助側ガイド104の移動方向に対して直交する方向に向けてあるために、補助接点ブロック125は、その幅寸法Lを大きくする必要があり、図14に示すように、この補助接点ブロック125が電磁継電器本体124側の端子台127のカバー128の接点端子用孔129を半分覆うようになって端子ねじ130が回転操作し難いものになり、作業性を低下させることもあった。
本発明は、上記した従来の問題点を改善するためになされたもので、その目的とするところは、b接点が溶着した場合にa接点の接点間隔が十分確保できるし、a接点が溶着した場合にb接点の接点間隔が十分確保できるばかりか、小形化が可能になる電磁継電器の補助接点ブロック構造を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の電磁継電器の補助接点ブロック構造は、固定接点に対し可動接点を離接する本体側接点機構を有する電磁継電器本体に、着脱可能に補助側接点接触機構が装着され、この補助側接点接触機構が本体側接点機構を構成するコイルの励磁により本体側接点接触機構の前記固定接点に対する可動接点の離接動作に連動するように構成した電磁継電器の補助接点ブロック構造であって、補助側接点接触機構は、本体側接点接触機構の動作に連動する補助側ガイドと、接触片本体の両端部を折曲げて相対向する接点保持部に成し且つこれらの接点保持部に補助側可動接点を設けて構成した接触片とを備えており、補助側ガイドに、接触片を、相対向する接点保持部が補助側ガイドの移動方向に並ぶようにして設け、補助側ガイドの移動で補助側可動接点をそれぞれに対応する異なる補助側固定接点に対し離接するようにした構成しており、補助側ガイドに、少なくとも二つの前記接触片を補助側ガイドの移動方向に並べて設け、補助側ガイドの移動で一方及び他方の接触片のそれぞれの補助側可動接点を、それぞれに対応する異なる補助側固定接点に対し離接させて、一方の接触片の補助側可動接点と、補助側可動接点に対向する補助側固定接点とでa接点を構成し、他方の接触片の補助側可動接点と、補助側可動接点に対向する補助側固定接点とでb接点を構成し、且つ、補助側ガイドをケースに補助側ガイドの移動方向に所定量移動可能に収容すると共に、ケースに、端子台を有するブロック本体を組付けて、補助側ガイドを復帰ばねにより付勢して、一方の接触片が備えた相対峙する補助側可動接点を、端子台が備えた相対峙する固定端子の補助側固定接点から離間させて一極のa接点を構成し、他方の接触片が備えた相対峙する補助側可動接点を、端子台が備えた他の相対峙する固定端子の補助側固定接点に接触させて一極のb接点を構成するようにしたことを特徴とする。
かかる構成により、接触片において、一の補助側可動接点と他の補助側可動接点とは、接触片本体の両端部を折曲げて相対向するように形成された接点保持部に設けてあるために、一の補助側可動接点と一の補助側固定接点とに溶着が発生し、他の補助側可動接点と他の補助側固定接点とに溶着が発生していない場合、溶着が発生していない側の他の補助側可動接点は自由に動くことはない。
例えば、このような接触片を二個用いて、一極のa接点と一極のb接点を構成した場合、b接点における一の補助側可動接点と一の補助側固定接点とに溶着が発生し、b接点における他の補助側可動接点と他の補助側固定接点とに溶着が発生していない場合、溶着が発生していない側の他の補助側可動接点は自由に動くことはなく、また,a接点の構成要素である一方の接触片とb接点の構成要素である他方の接触片は補助側ガイドに装着されているために、b接点が溶着した場合、補助側ガイドが本体側接点接触機構の動作に連動してもa接点の接点間隔は十分確保できる。同様に、a接点における一の補助側可動接点と一の補助側固定接点とに溶着が発生し、a接点における他の補助側可動接点と他の補助側固定接点とに溶着が発生していない場合でも、b接点の接点間隔は十分確保できる。このために,耐圧的に規格内(接点間隔は、例えば、ヨーロッパの安全規格(EN規格)では、0.5mm以上にすることが必要である。)になる。
また、上記したように二接点中一接点の溶着が発生した場合に、接触片の溶着が発生していない側が自由に動かず接点間隔が狭くならないので、接点間隔を大きく取るために補助側ガイドの形状を大きくする必要がなくなり、接点補助ブロックを小型化することができる。
また、一方及び他方の接触片において、一の補助側可動接点と他の補助側可動接点とは、接触片本体の両端部を折曲げて相対向するように形成された接点保持部に設けてあり、接触片は、補助側ガイドに、相対向する接点保持部が補助側ガイドの移動方向に並ぶようにして設けてあるために、補助接点ブロックの幅寸法が大きくなることがない。このために、この補助接点ブロックが電磁継電器本体に装着された状態では、電磁継電器本体側の端子台のカバーの接点端子用孔を半分覆うということがなくなり、端子ねじを容易に操作できて、作業性を向上させることができる。
更に、かかる構成により、b接点における一の補助側可動接点と一の補助側固定接点とに溶着が発生し、b接点における他の補助側可動接点と他の補助側固定接点とに溶着が発生していない場合、溶着が発生していない側の他の補助側可動接点は自由に動くことはなく、また,a接点の構成要素である一方の接触片とb接点の構成要素である他方の接触片は補助側ガイドに装着されているために、b接点が溶着した場合、補助側ガイドが本体側接点接触機構の動作に連動してもa接点の接点間隔は十分確保できる。同様に、a接点における一の補助側可動接点と一の補助側固定接点とに溶着が発生し、a接点における他の補助側可動接点と他の補助側固定接点とに溶着が発生していない場合でも、b接点の接点間隔は十分確保できる。このために,耐圧的に規格内(接点間隔は、例えば、ヨーロッパの安全規格(EN規格)では、0.5mm以上にすることが必要である。)になる。
更にまた、かかる構成により、接触片を二個用いて、一極のa接点と一極のb接点を構成した場合、b接点における一の補助側可動接点と一の補助側固定接点とに溶着が発生し、b接点における他の補助側可動接点と他の補助側固定接点とに溶着が発生していない場合、溶着が発生していない側の他の補助側可動接点は自由に動くことはなく、また,a接点の構成要素である一方の接触片とb接点の構成要素である他方の接触片は補助側ガイドに装着されているために、b接点が溶着した場合、補助側ガイドが本体側接点接触機構の動作に連動してもa接点の接点間隔は十分確保できる。同様に、a接点における一の補助側可動接点と一の補助側固定接点とに溶着が発生し、a接点における他の補助側可動接点と他の補助側固定接点とに溶着が発生していない場合でも、b接点の接点間隔は十分確保できる。このために,耐圧的に規格内(接点間隔は、例えば、ヨーロッパの安全規格(EN規格)では、0.5mm以上にすることが必要である。)になる。
また、本発明の電磁継電器の補助接点ブロック構造は、上記した本発明の電磁継電器の補助接点ブロック構造において、a接点及びb接点がそれぞれ複数極であることを特徴とする。
かかる構成により、a接点及びb接点が複数極である場合においても、b接点における一の補助側可動接点と一の補助側固定接点とに溶着が発生し、b接点における他の補助側可動接点と他の補助側固定接点とに溶着が発生していない場合、溶着が発生していない側の他の補助側可動接点は自由に動くことはなく、また,a接点の構成要素である一方の接触片とb接点の構成要素である他方の接触片は補助側ガイドに装着されているために、b接点が溶着した場合、補助側ガイドが本体側接点接触機構の動作に連動してもa接点の接点間隔は十分確保できる。同様に、a接点における一の補助側可動接点と一の補助側固定接点とに溶着が発生し、a接点における他の補助側可動接点と他の補助側固定接点とに溶着が発生していない場合でも、b接点の接点間隔は十分確保できる。このために,耐圧的に規格内(接点間隔は、例えば、ヨーロッパの安全規格(EN規格)では、0.5mm以上にすることが必要である。)になる。
本発明の電磁継電器の補助接点ブロック構造によれば、接触片において、一の補助側可動接点と他の補助側可動接点とは、接触片本体の両端部を折曲げて相対向するように形成された接点保持部に設けてあるために、一の補助側可動接点と一の補助側固定接点とに溶着が発生し、他の補助側可動接点と他の補助側固定接点とに溶着が発生していない場合、溶着が発生していない側の他の補助側可動接点は自由に動くことはない。
このような接触片を二個用いて、一極のa接点と一極のb接点を構成した場合、b接点における一の補助側可動接点と一の補助側固定接点とに溶着が発生し、b接点における他の補助側可動接点と他の補助側固定接点とに溶着が発生していない場合、溶着が発生していない側の他の補助側可動接点は自由に動くことはなく、また、a接点の構成要素である一方の接触片とb接点の構成要素である他方の接触片は補助側ガイドに装着されているために、b接点が溶着した場合、補助側ガイドが本体側接点接触機構の動作に連動してもa接点の接点間隔は十分確保できる。同様に、a接点における一の補助側可動接点と一の補助側固定接点とに溶着が発生し、a接点における他の補助側可動接点と他の補助側固定接点とに溶着が発生していない場合でも、b接点の接点間隔は十分確保できる。このために,耐圧的に規格内(接点間隔は、例えば、ヨーロッパの安全規格(EN規格)では、0.5mm以上にすることが必要である。)になる。
また、上記したように二接点中一接点の溶着が発生した場合に、接触片の溶着が発生していない側が自由に動かず接点間隔が狭くならないので、接点間隔を大きく取るために補助側ガイドの形状を大きくする必要がなくなり、接点補助ブロックを小型化することができる。
また、一方及び他方の接触片において、一の補助側可動接点と他の補助側可動接点とは、接触片本体の両端部を折曲げて相対向するように形成された接点保持部に設けてあり、接触片は、補助側ガイドに、相対向する接点保持部が補助側ガイドの移動方向に並ぶようにして設けてあるために、補助接点ブロックの幅寸法が大きくなることがない。このために、この補助接点ブロックが電磁継電器本体に装着された状態では、電磁継電器本体側の端子台のカバーの接点端子用孔を半分覆うということがなくなり、端子ねじを容易に操作できて、作業性を向上させることができる。
本発明の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
本発明の実施の形態を図1乃至図15に示す。図1は本発明に係る補助接点ブロック構造を有する電磁継電器の斜視図、図2は同電磁継電器の縦断面図、図3は補助接点ブロックの分解状態の斜視図、図4は補助接点ブロックの一部省略した縦断面図である。
本発明の補助接点ブロック構造は、図1に示すように補助接点ブロック3を備えており、この補助接点ブロック3は電磁継電器本体Fに着脱可能に装着してある。この電磁継電器本体Fは、電磁作動部1と、接点ブロック2とを一体にして構成してある。
補助接点ブロック3は、図3に示すように、ベース11と、補助側ガイド12と、接触片13、14と、端子台を備えたブロック本体45とから構成してある。
図3に示すように、ベース11は長方形状の底面部11Aを有しており、この底面部11Aには開口部11Dが形成してある。また、底面部11Aの一側縁部には立壁部11Bを介して複数の片状部15が形成してあり、また、底面部11Aの他側縁部には複数の片状部15が形成してあり、これらの片状部15には係止孔部16が設けてある。また、ベース11には、底面部11Aの長手方向の一端部に係止爪部17が設けてある。
補助側ガイド12は、ベースガイド体18とガイド体19を有しており、図3において上下に分解できる構成である。ベースガイド体18は、図3において上側の面部の長手方向に一方の接触片装着部20と他方の接触片装着部21が設けてあり、これら一方及び他方の接触片装着部20、21は、ベースガイド体18の長手方向に沿う挿入溝部22を有しており、この挿入溝部22の長手方向の両端部側にはベースガイド体18の側面部18a、18bに抜ける接点移動用溝部23、24が形成してある。
そして、一方の接触片装着部20の挿入溝部22には係合溝部25aが、他方の接触片装着部21の挿入溝部22には係合溝部25bがそれぞれ形成してあり、また,ベースガイド体18の上側の面部中央には係合溝部25cが形成してある。また、一方及び他方の接触片装着部20、21の端面には溝形状のばね受け部26がそれぞれ形成してある。そして、ベースガイド体18の図3において下側の面部には一対の脚部27が突設してあり、これらの脚部27間が突起挿入部28にしてある。
ガイド体19は、その中央部に、図3において上方に突出するガイド部29が設けてあり、このガイド部29にはばね受け部30が形成してある。また、ガイド部29の頂部に摘み部31が設けてある。また、ガイド体19には、図3においてガイド部29より左方に接点移動用孔部34、35が形成してあり、また、図3においてガイド部29より右方に接点移動用孔部36、37が形成してある。また、ガイド体19の図3において下側の面部には係止用突起部38a、38b、38cが設けてある。
一方の接触片13は、図3に示すように、短冊形状のばね材からなる接触片本体13Aの両端部を略直角に折曲げて相対向する接点保持部39、40にし、接点保持部39に一対の補助側可動接点41を、接点保持部40に一対の補助側可動接点42を設けた構成であり、接点保持部39、40の両側辺部にはストッパー部43が突設してある。
他方の接触片14は、図3に示すように、短冊形状のばね材からなる接触片本体13A−1の両端部を略直角に折曲げて相対向する接点保持部39−1、40−1にし、接点保持部39−1に一対の補助側可動接点41−1を、接点保持部40−1に一対の補助側可動接点42−1を設けた構成であり、接点保持部39−1、40−1の両側辺部にはストッパー部43−1が突設してある。
そして、このように構成された一方の接触片13は、ベースガイド体18の一方の接触片装着部20の挿入溝部22に挿入してあって、接点保持部39、40のストッパー部43が接点移動用溝部23、24に挿入してある。そして、一方の接触片装着部20のばね受け部26と一方の接触片13の接点保持部39との間に接点ばね44が介装してあり、この接点ばね44のばね力で一方の接触片13は、図4において左方に押されてストッパー部43が接点移動用溝部23、24のそれぞれの図4において左側の端縁部23a、24aに衝接するようになる。
また、他方の接触片14は、ベースガイド体18の他方の接触片装着部21の挿入溝部22に挿入してあって、接点保持部39−1、40−1のストッパー部43−1が接点移動用溝部23、24に挿入してある。そして、他方の接触片装着部21のばね受け部26と他方の接触片14の接点保持部39−1との間に接点ばね44−1が介装してあり、この接点ばね44−1のばね力で他方の接触片14は、図4において右方に押されてストッパー部43−1が接点移動用溝部23、24のそれぞれの図4において右側の端縁部23b、24bに衝接するようになる。
そして、ベースガイド体18にガイド体19が重ね合わせてあり、ガイド体19の係止用突起部38a、38b、38cをベースガイド体18の係合溝部25a、25b、25cに係合させることで補助側ガイド12が構成してある。この場合、一方の接触片13の接点保持部39、40が接点移動用孔部34、35を貫通して上方に突出しており、他方の接触片14の接点保持部39−1、40−1が接点移動用孔部36、37を貫通して上方に突出している。そして、補助側ガイド12と、補助側ガイド12に坦持された一方及び他方の接触片13、14と、補助側可動接点42、42−1と、後述する補助側固定接点とで補助側接点接触機構を構成している。
ブロック本体45には、図1及び図3に示すように、端壁部45A、45Bと、これらの端壁部45A、45B間に位置する中間壁部45C、45Dと、中間壁部45C、45D間に位置するガイド収容部46を有しており、このガイド収容部46の天井部46Aには、その中央に位置させて長形形状の開口部46Bが形成してある。また、端壁部45Aと中間壁部45Cとの間、中間壁部45Cとガイド収容部46との間、ガイド収容部46と中間壁部45Dとの間、中間壁部45Dと端壁部45Bとの間に端子装着部47A、47B、47C、47Dが設けてある。
そして、端子装着部47Aには補助側固定端子48Aが装着してあり、端子装着部47Bには補助側固定端子48Bが装着してあり、端子装着部47Cには補助側固定端子48Cが装着してあり、端子装着部47Dには補助側固定端子48Dが装着してあって、これらで端子台を構成している。これらの補助側固定端子48A、48B、48C、48Dの接点保持部48Eは各端子装着部47A、47B、47C、47Dの図4において下方に延出させてあり、補助側固定端子48Aの接点保持部48Eに一対の補助側固定接点49Aが固着してあり、補助側固定端子48Bの接点保持部48Eに一対の補助側固定接点49Bが固着してあり、補助側固定端子48Cの接点保持部48Eに一対の補助側固定接点49Cが固着してあり、補助側固定端子48Dの接点保持部48Eに一対の補助側固定接点49Dが固着してある。また、端子装着部47A、47B、47C、47Dの外面部には係止爪部50が設けてある(図3参照)。
そして、ベース11に補助側ガイド12を載せて、この補助側ガイド12のベースガイド体18の一対の脚部27をベース11の開口部11Dに挿入してベース11外に突出させ、ブロック本体45を補助側ガイド12に被せて、ブロック本体45のガイド収容部46の下方に補助側ガイド12を位置させ、ガイド収容部46内に補助側ガイド12のガイド部29を収容した状態で、係止爪部50を係止孔部16に係止してブロック本体45がベース11に取付けてある。
この場合、一方の接触片13の一対の補助側可動接点41は一対の補助側固定接点49Bに対向し、また、一対の補助側可動接点42は一対の補助側固定接点49Aに対向しており、他方の接触片14の一対の補助側可動接点41−1は一対の補助側固定接点49Cに対向し、また、一対の補助側可動接点42−1は一対の補助側固定接点49Dに対向している。
また、摘み部31がガイド収容部46の開口部46Bに挿入してあり(図1参照)、ガイド収容部46の内壁部に設けたばね受け部46aとガイド部29のばね受け部30との間には復帰ばね32が介装してある。
したがって、補助側ガイド12は、復帰ばね32のばね力により図4において右方に移動していて、一方の接触片13の一対の補助側可動接点41は一対の補助側固定接点49Bより離れていると共に、一対の補助側可動接点42は一対の補助側固定接点49Aより離れていてa接点(常開接点)を構成している。また、他方の接触片14の一対の補助側可動接点41−1は一対の補助側固定接点49Cに接触していると共に、一対の補助側可動接点42−1は一対の補助側固定接点49Dに接触していて、b接点(常閉接点)を構成している。
電磁継電器本体Fの電磁作動部1は、図7及び図8に示すように、ケース51と、電磁ブロック52と、鉄片54とを備えている。
ケース51の短手方向の側壁部51A、51B及びケース51の長手方向の互いに対向する一方の端壁部51Cには係止孔部55が設けてあり、他方の端壁部51Dの内面には一対の仕切壁部51Eが形成してあって、仕切壁部51E間が鉄片収容部56Aにしてあり、この鉄片収容部56Aを除いた部分が電磁ブロック収容部56Bにしてある。そして、鉄片収容部56Aの底部には鉄片54の支承部(図示せず)が設けてある。
電磁ブロック52はスプール57を有しており、このスプール57にはコイル58が捲回してあり、また、スプール57の中心孔57aには鉄心53が挿通してあって、この鉄心53の図8において右端部が磁極部にしてある。
また、鉄片54は、図8に示すように、長方形状の鉄片本体53Aを有しており、この鉄片本体54Aの両側辺部の下部には支点部54Bが設けてあり、また、鉄片本体54Aの上辺部の中央には係合突起部54Cが設けてある。
そして、図7に示すように、ケース51の電磁ブロック収容部56Bには電磁ブロック52が、鉄片収容部56Aには鉄片54がそれぞれ収容してある。また、鉄片54の支点部54Bが鉄片収容部56Aの支承部に揺動可能に支承してある。そして、この鉄片54は電磁ブロック52の鉄心53の磁極部に対向している。
接点ブロック部2は、図9に示すように、ベース60と、本体側ガイド61と、端子台62Aを有するブロック本体62と、復帰ばね63とを有している。
図9に示すように、ベース60の底面部60Aには、図9において右寄りに挿入用開口部64が形成してある。また、端壁部60D、60Eには、それぞれ一対の係止孔部65が設けてある。また、ベース60には、底面部60Aの長手方向の両端部にそれぞれ係止爪部66が設けてある。
本体側ガイド61は、図10において上下に分解できる一方及び他方のガイド本体61A、61Bを有しており、一方のガイド本体61Aの図10において左端部には一方のガイド突起部67が上方に向けて突設してあり、一方のガイド突起部67の基部には復帰ばね収容部67Aが形成してある。また、他方のガイド本体61Bの図10において右端部には他方のガイド突起部68が下方に向けて突設してあり、この他方のガイド突起部68には係合凹部68Aが形成してある。
また、一方のガイド本体61Aには、図10に示すように、その一方の側面部61aから他方の側面部61bに抜ける長方形状の接触片挿入部69が本体側ガイド61の長手方向に四個形成してあり、図11に示すように、接触片挿入部69の図11において右側の端面部69aにはばね収容部70が設けてある。また、両側面部61a、61bには、接触片挿入部69の端面部69a側に位置させて衝合部71が設けてある。
また、図11に示すように、接触片72には、その表面の両端部に可動接点73が固着してあり、接触片72の背面部には、その両端部に断面コ字形状のばね片部74aを形成したばね用補助部材74が取付けてある。
そして、図11に示すように、接触片挿入部69内には接触片72が挿入してあり、また、ばね収容部70には接点ばね75が収容してある。そして、接点ばね75が接触片72に当接して、接触片72は接点ばね75のばね力により付勢されて接触片挿入部69の図11において左側の端面部69bに衝合している。
図9に示すように、ブロック本体62にはガイド収容部76と接点配置部77とが形成してあり、また、端子台本体62Aには、ガイド収容部76を挟んだ両側に複数の端子装着部78が設けてある。
ガイド収容部76の天井部76Aには、端壁部62B側に位置させて長形形状の挿入凹部79が形成してあり、この挿入凹部79の底部に長形形状の開口部80が設けてある。また、端壁部62Bには、挿入凹部79に抜ける係止孔部62Dが設けてある(図1参照)。また、端壁部62B、62Cの脚部81には係止爪部82が設けてある。また、図9に示すように、各接点配置部77には固定端子83Aの固定接点83が配置してある。
そして、図7に示すように、ブロック本体62が、そのガイド収容部76内に本体側ガイド61を収容した状態で、係止爪部82を係止孔部65に係止してベース60に取付けてあり、一方のガイド突起部67がガイド収容部76の開口部80に挿入してあり、また、他方のガイド突起部68がベース60の挿入用開口部64に挿入してある。
そして、一方のガイド突起部67の復帰ばね収容部67Aには復帰ばね63が収容してあって、この復帰ばね63の付勢力により本体側ガイド61は復帰状態に位置している。
すなわち、この復帰状態では、各接触片72には、それぞれの接点ばね75の付勢力により接触片挿入部69の端面部69bに押し付けられていて、接触片72に設けた可動接点73が固定接点83から離れ、ばね用補助部材73のばね片部74aは衝合部71から離れている。そして、本体側ガイド61と、本体側ガイド61に坦持された接触片72と、接点ばね75と、可動接点73と、固定接点83とで本体側接点接触機構を構成している。
上記のように組立てられた接点ブロック2が電磁作動部1に連結されることで電磁継電器本体Fが構成してある。この連結は、ベース60の底面部60Aに設けたそれぞれ係止爪部66を、ケース51の係止孔部55に係脱可能に係止することにより行われている。
このように接点ブロック2が電磁作動部1に連結された状態では、鉄片54の上辺部に設けた係合突起部54Cが、ベース60の挿入用開口部64から突出した他方のガイド突起部68の係合凹部68Aに揺動可能に係合している。
そして、補助接点ブロック3が電磁継電器本体Fに連結されることで電磁継電器が構成してある。この連結は、ベース11に設けた係止爪部17を、電磁継電器本体Fの接点ブロック2の係止孔部62Dに係止することにより行われる。この場合、補助側ガイド12の脚部27が接点ブロック2の嵌合凹部79内に挿入してあって、補助側ガイド12の脚部27間の突起挿入部28に、接点ブロック2の本体側ガイド61の一方のガイド突起部67が挿入してある。
このように、補助接点ブロック3が電磁継電器本体Fに連結された状態では、本体側ガイド61が復帰状態であれば、補助接点ブロック3側の補助側ガイド12も復帰状態であって、図4に示すように、a接点が開いており、b接点は閉じている。
次に、上記のように構成された電磁継電器(電磁継電器本体F及び補助接点ブロック3)の動作を説明する。
電磁ブロック52のコイル58を励磁しない状態では、本体側ガイド61は復帰ばね63の復帰ばね荷重(付勢力)により復帰状態に位置している。
コイル58を励磁することにより、この鉄心53の磁極部に吸引力を発生させて鉄片54を吸引し、その支点部54Bを中心に揺動させる。この鉄片54の揺動により、鉄片54の上辺部に設けた係合突起部54Cが、他方のガイド突起部68を介して本体側ガイド61を復帰ばね63に抗して移動させる。このために、ばね用補助部材74のばね片部74aは衝合部71に接触する。
吸引力により鉄片54を介して本体側ガイド61が更に押し込められるために、ばね用補助部材74のばね片部74aが衝合部71により撓み、このばね片部74aに負荷(ばね荷重)が発生する。この状態が、完全吸着時であって、接点ばね荷重とばね片部74aに発生する負荷(ばね荷重)とがなす接点圧力が接触片72に作用して可動接点73を固定接点83に押し付ける。
また、コイル58の励磁を解除して吸引力を解除することにより、本体側ガイド61は、復帰ばね63の復帰力により移動し復帰位置に復帰する。
補助接点ブロック3側では、本体側ガイド61が復帰状態の場合は、図4に示すように、補助接点ブロック3側の補助側ガイド12も復帰状態であって、a接点は開き、b接点が閉じているが、上記したように、電磁ブロック52のコイル58が励磁されて吸引力により鉄片54を介して本体側ガイド61が復帰ばね63に抗して移動すると、本体側ガイド61の一方のガイド突起部67が補助側ガイド12の脚部27に干渉して、補助側ガイド12を移動させるために、a接点は閉じ、b接点が開く。
補助側可動接点42−1と補助側可動接点42−2とは、接触片本体13Aの両端部を略直角に折曲げて形成された接点保持部39、40に設けてあるために、図5に示すように、b接点における他方の接触片14の補助側可動接点42−1と補助側固定接点49Dとに溶着Xが発生し、他方の接触片14の補助側可動接点41−1と補助側固定接点49Cとに溶着Xが発生していない場合、コイル58が励磁された状態でも、溶着が発生していない側の補助側可動接点41−1は自由に動くことはない。
しかも、a接点の構成要素である一方の接触片13とb接点の構成要素である他方の接触片14は補助側ガイド12に装着されているために、b接点が溶着した場合、コイル58が励磁されてもa接点の接点間隔Hは十分確保される。
図6に示すように、a接点における一方の接触片13の補助側可動接点41と補助側固定接点49Bとに溶着Xが発生し、一方の接触片13の補助側可動接点42と補助側固定接点49Aとに溶着Xが発生していない場合、コイル58が励磁解除になった状態では、溶着が発生していない側の補助側可動接点42は自由に動くことはない。
しかも、a接点の構成要素である一方の接触片13とb接点の構成要素である他方の接触片14は補助側ガイド12に装着されているために、a接点が溶着した場合、コイル58が励磁解除されてもb接点の接点間隔Hは十分確保される。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、二個の接触片3、4を用いて、一極のa接点と一極のb接点を構成した場合、b接点における補助側可動接点42−1と補助側固定接点49Dとに溶着Xが発生し、b接点における補助側可動接点41−1と補助側固定接点49Cとに溶着Xが発生していない場合、溶着Xが発生していない側の補助側可動接点41−1は自由に動くことはなく、また、a接点の構成要素である一方の接触片13とb接点の構成要素である他方の接触片14は補助側ガイド12に装着されているために、b接点が溶着した場合、コイル58が励磁してもa接点の接点間隔Hは十分確保できる。同様に、a接点における補助側可動接点41と補助側固定接点49Bとに溶着Xが発生し、a接点における補助側可動接点42と補助側固定接点49Aとに溶着Xが発生していない場合でも、b接点の接点間隔Hは十分確保できる。このために,耐圧的に規格内(接点間隔Hは、例えば、ヨーロッパの安全規格(EN規格)では、0.5mm以上にすることが必要である。)になる。
また、上記したように二接点中一接点の溶着が発生した場合に、一方及び他方の接触片13、14の溶着Xが発生していない側が自由に動かず接点間隔Hが狭くならないので、接点間隔Hを大きく取るために補助側ガイド12の形状を大きくする必要がなくなり、接点補助ブロック3を小型化することができる。
また、一方及び他方の接触片13、14において、補助側可動接点41、42と補助側可動接点41−1、42−1とは、接触片本体13Aの両端部を略直角に折曲げて形成された接点保持部39、40に設けてあり、一方及び他方の接触片13、14は、補助側ガイド12に、相対向する接点保持部39、40が補助側ガイド12の移動方向に並ぶようにして設けてあるために、補助接点ブロック3の幅寸法Lが大きくなることがない。このために、この補助接点ブロック3が電磁継電器本体Fに装着された状態では、図1に示すように、電磁継電器本体F側の端子台62Bのカバー81の接点端子用孔82を半分覆うということがなくなり、端子ねじ83を容易に操作できて、作業性を向上させることができる。
なお、一方及び他方の接触片13、14としては、図12に示すように、接触片本体13Aの中央部にピン形状のガイド部84を設けて、一方及び他方の接触片13、14をガイド体19に組付けた場合に、このガイド体19に設けたガイド溝部(図示せず)にガイド部84を挿入するようにしてもよいし、また、図13に示すように、接触片本体13Aの中央部に突起形状の二つのガイド部85を設けて、一方及び他方の接触片13、14をガイド体19に組付けた場合に、このガイド体19に設けたガイド溝部(図示せず)にガイド部85を挿入するようにしてもよい。
本発明の電磁継電器の補助接点ブロック構造は、接触片において、一の補助側可動接点と他の補助側可動接点とは、接触片本体の両端部を略直角に相対向するように折曲げて形成された接点保持部に設けてあるために、一の補助側可動接点と一の補助側固定接点とに溶着が発生し、他の補助側可動接点と他の補助側固定接点とに溶着が発生していない場合、溶着が発生していない側の他の補助側可動接点は自由に動くことはなく、このような接触片を二個用いて、一極のa接点と一極のb接点を構成した場合、b接点における一の補助側可動接点と一の補助側固定接点とに溶着が発生し、b接点における他の補助側可動接点と他の補助側固定接点とに溶着が発生していない場合、溶着が発生していない側の他の補助側可動接点は自由に動くことはなく、また、a接点の構成要素である一方の接触片とb接点の構成要素である他方の接触片は補助側ガイドに装着されているために、b接点が溶着した場合、補助側ガイドが本体側接点接触機構の動作に連動してもa接点の接点間隔は十分確保できる。同様に、a接点における一の補助側可動接点と一の補助側固定接点とに溶着が発生し、a接点における他の補助側可動接点と他の補助側固定接点とに溶着が発生していない場合でも、b接点の接点間隔は十分確保できる。このために,耐圧的に規格内(接点間隔は、例えば、ヨーロッパの安全規格(EN規格)では、0.5mm以上にすることが必要である。)になるという効果を有し、高容量のパワーリレー等としても使用可能な電磁継電器の補助接点ブロック構造等として有用である。
本発明に係る補助接点ブロック構造を有する電磁継電器の斜視図である。 同電磁継電器の縦断面図である。 補助接点ブロックの分解状態の斜視図である。 補助接点ブロックの一部省略した縦断面図である。 補助接点ブロックにおいてb接点に溶着が発生した場合の説明図である。 補助接点ブロックにおいてa接点に溶着が発生した場合の説明図である。 電磁継電器本体の分解状態の斜視図である。 電磁ブロックの分解状態の斜視図である。 接点ブロックの分解状態の斜視図である。 同接点ブロックにおけるガイドの斜視図である。 ガイドの説明図である。 接触片の変形例の斜視図である。 接触片の他の変形例の斜視図である。 従来の補助接点ブロック構造を有する電磁継電器の斜視図である。 同電磁継電器の縦断面図である。 従来の電磁継電器の接点ブロックの斜視図である。 同接点ブロックの横断面図である。 同接点ブロックにおいてb接点に溶着が発生した場合の説明図である。 同接点ブロックにおいてa接点に溶着が発生した場合の説明図である。 同接点ブロックにおいてb接点で二接点中一接点の溶着が発生した場合の説明図である。 同接点ブロックにおいてa接点で二接点中一接点の溶着が発生した場合の説明図である。
符号の説明
F 電磁継電器本体
1 電磁作動部
2 接点ブロック
3 補助接点ブロック
11 ベース
12 補助側ガイド(補助側接点接触機構)
13 一方の接触片(補助側接点接触機構)
13A 接触片本体
13A−1接触片本体
14 他方の接触片(補助側接点接触機構)
18 ベースガイド体
19 ガイド体
20 一方の接触片装着部
21 他方の接触片装着部
39 接点保持部
39−1 接点保持部
40 接点保持部
40−1 接点保持部
41 補助側可動接点(補助側接点接触機構)
41−1 補助側可動接点(補助側接点接触機構)
42 補助側可動接点(補助側接点接触機構)
42−1 補助側可動接点(補助側接点接触機構)
44 接点ばね
44−1 接点ばね
45 ブロック本体
46 ガイド収容部
47A ガイド収容部端子装着部(端子台)
47B ガイド収容部端子装着部(端子台)
47C ガイド収容部端子装着部(端子台)
47D ガイド収容部端子装着部(端子台)
48A 補助側固定端子(補助側接点接触機構)(端子台)
48B 補助側固定端子(補助側接点接触機構)(端子台)
48C 補助側固定端子(補助側接点接触機構)(端子台)
48D 補助側固定端子(補助側接点接触機構)(端子台)
49A 補助側固定接点(補助側接点接触機構)
49B 補助側固定接点(補助側接点接触機構)
49C 補助側固定接点(補助側接点接触機構)
49D 補助側固定接点(補助側接点接触機構)

Claims (2)

  1. 固定接点に対し可動接点を離接する本体側接点機構を有する電磁継電器本体に、着脱可能に補助側接点接触機構が装着され、この補助側接点接触機構が前記本体側接点機構を構成するコイルの励磁により前記本体側接点接触機構の前記固定接点に対する前記可動接点の離接動作に連動するように構成した電磁継電器の補助接点ブロック構造であって、
    前記補助側接点接触機構は、前記本体側接点接触機構の動作に連動する補助側ガイドと、接触片本体の両端部を折曲げて相対向する接点保持部に成し且つこれらの接点保持部に補助側可動接点を設けて構成した接触片とを備えており、
    前記補助側ガイドに、前記接触片を、相対向する前記接点保持部が前記補助側ガイドの移動方向に並ぶようにして設け、前記補助側ガイドの移動で前記補助側可動接点をそれぞれに対応する異なる補助側固定接点に対し離接するようにした構成しており、
    前記補助側ガイドに、少なくとも二つの前記接触片を前記補助側ガイドの移動方向に並べて設け、前記補助側ガイドの移動で前記一方及び他方の接触片のそれぞれの前記補助側可動接点を、それぞれに対応する異なる前記補助側固定接点に対し離接させて、前記一方の接触片の前記補助側可動接点と、当該補助側可動接点に対向する前記補助側固定接点とでa接点を構成し、前記他方の接触片の前記補助側可動接点と、当該補助側可動接点に対向する前記補助側固定接点とでb接点を構成し、
    且つ、前記補助側ガイドをケースに当該補助側ガイドの移動方向に所定量移動可能に収容すると共に、前記ケースに、端子台を有するブロック本体を組付けて、前記補助側ガイドを復帰ばねにより付勢して、前記一方の接触片が備えた相対峙する前記補助側可動接点を、前記端子台が備えた相対峙する固定端子の前記補助側固定接点から離間させて一極の前記a接点を構成し、前記他方の接触片が備えた相対峙する前記補助側可動接点を、前記端子台が備えた他の相対峙する前記固定端子の前記補助側固定接点に接触させて一極の前記b接点を構成するようにしたことを特徴とする電磁継電器の補助接点ブロック構造。
  2. 前記a接点及び前記b接点がそれぞれに複数極であることを特徴とする請求項に記載の電磁継電器の補助接点ブロック構造。
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