JPH1091170A - 中空構造物における中空室遮断具 - Google Patents

中空構造物における中空室遮断具

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JPH1091170A
JPH1091170A JP8244975A JP24497596A JPH1091170A JP H1091170 A JPH1091170 A JP H1091170A JP 8244975 A JP8244975 A JP 8244975A JP 24497596 A JP24497596 A JP 24497596A JP H1091170 A JPH1091170 A JP H1091170A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中空構造物における中空室遮断具において、
ホルダーに対する発泡性基材の組み付けを手早く、容易
にして組み付けコストの低減を図る。 【解決手段】 ホルダー10は、発泡性基材21を間に
挟んで対向しかつ中空室6の長手方向に直交する第1ホ
ルダープレート11と第2ホルダプレート14とを備え
る。第1・第2の両ホルダープレート11、14の一端
部はヒンジ手段13によって開閉可能に連結される。第
1・第2の両ホルダープレート11、14の他端部には
これら両ホルダープレート11、14を閉じ状態に係止
保持する係止手段19、20が設けられる。第1ホルダ
ープレート11と第2ホルダプレート14との両対向面
のうち、少なくとも一方の対向面には、発泡性基材21
を通して他方の対向面に向けて突出することで発泡性基
材21の抜け止めをなす保持壁12が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中空構造物にお
ける中空室遮断具に関し、主として複数枚のパネルによ
って中空の箱形閉じ断面に構成された車両ボディのピラ
ー、ロッカーパネル、ルーフサイドパネル等の中空構造
物の制振、防音等を高めるために、その中空室を遮断す
る中空構造物における中空室遮断具に関する。
【0002】
【従来の技術】少量の発泡性基材によって中空構造物の
中空室を効率よく遮断するために、例えば、同一出願人
によって開発され、特願平7−291206号として出
願がなされた中空構造物における中空室遮断具がある。
これにおいては、図10と図11に示すように、中空構
造物の中空室の長手方向に直交する一対の支持プレート
111が複数の連結片112によって所定の間隔を隔て
て一体に連結されることでホルダー110が成形され
る。また、発泡性基材121は、一対の支持プレート1
11の間に差し込まれる形状に形成され、その発泡性基
材121には、前記各連結片112に対応する位置にお
いて、切り欠き状の差込溝123が形成されている。そ
して、前記各連結片112に対し各差込溝123を位置
合わせしながら、一対の支持プレート111の間に前記
発泡性基材121が差し込まれて組み付けることで、図
11に示すように、中空室遮断具109が構成されるよ
うになっている。
【0003】また、前記中空室遮断具109において、
一対の支持プレート111の間から発泡性基材121が
不測に脱落する場合があるため、発泡性基材121の各
差込溝123の開口部には係止爪124が形成され、そ
の係止爪124が連結片112の下端部に係合すること
で、発泡性基材121の不測の脱落を防止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記したように構成さ
れる中空構造物における中空室遮断具109において、
ホルダー110の一対の支持プレート111の間に、発
泡性基材121を差し込んで組み付ける際、一対の支持
プレート111の間の各連結片112に対し、発泡性基
材121の各差込溝123を位置合わせするとともに弾
性的に拡開しながら発泡性基材121を差し込まなけれ
ばならず、その作業が厄介でかつ多く手間が必要となり
組み付けコストが高くなる。
【0005】この発明の目的は、前記問題点に鑑み、ホ
ルダーに対する発泡性基材の組み付けを手早く、容易に
して組み付けコストの低減を図ることができる中空構造
物における中空室遮断具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る中空構造物における中空室遮
断具は、中空構造物の中空室に取り付けられるホルダー
と、そのホルダーに保持されかつ外部加熱によって発泡
して発泡体となることで前記中空室を遮断する発泡性基
材と、を備えた中空構造物における中空室遮断具であっ
て、前記ホルダーは、前記発泡性基材を間に挟んで対向
しかつ前記中空室の長手方向にそれぞれ直交する第1ホ
ルダープレートと第2ホルダプレートとを備え、前記第
1・第2の両ホルダープレートの一端部はヒンジ手段に
よって開閉可能に連結され、前記第1・第2の両ホルダ
ープレートの他端部にはこれら両ホルダープレートを閉
じ状態に係止保持する係止手段が設けられ、前記第1ホ
ルダープレートと第2ホルダプレートとの両対向面のう
ち、少なくとも一方の対向面には、前記発泡性基材を通
して他方の対向面に向けて突出することで前記発泡性基
材の抜け止めをなす保持壁が形成されていることを特徴
とする。
【0007】したがって、ホルダーに対し発泡性基材を
組み付けるときには、第1ホルダープレートと第2ホル
ダプレートとがヒンジ手段において開かれ、これら両ホ
ルダープレートのうち、一方のホルダープレートの保持
壁を通してそのホルダープレートに発泡性基材が置かれ
た後、両ホルダープレートが閉じられて係止手段によっ
て係止保持されることで、ホルダーに対し発泡性基材が
抜け止めされて組み付けられる。前記ホルダーが中空構
造物の中空室に取り付けられ、外部加熱によって発泡性
基材が発泡する際、前記中空室の長手方向に対しては発
泡性基材の発泡が第1ホルダープレートと第2ホルダプ
レートとにより制限され、中空室の長手方向に直交する
方向へはその発泡が促進されるため、前記中空室が効率
よく遮断される。
【0008】また、請求項2の発明に係る中空構造物に
おける中空室遮断具は、請求項1に記載の中空構造物に
おける中空室遮断具において、第1ホルダープレートと
第2ホルダプレートとの両対向面うち、第1ホルダープ
レートの対向面の周縁部に沿って略環状をなして保持壁
が形成され、発泡性基材は、前記保持壁の外周面に嵌合
する略環状に形成されていることを特徴とする。
【0009】したがって、ホルダーに発泡性基材が組み
付けられた状態において、第1ホルダープレートの対向
面の周縁部に沿って略環状をなす保持壁の外周面に対
し、略環状の発泡性基材が嵌合して保持されるため、発
泡性基材の脱落がより一層確実に防止される。外部加熱
によって発泡性基材が発泡する際、中空構造物の中空室
の長手方向に対しては発泡性基材の発泡が第1ホルダー
プレートと第2ホルダプレートとにより制限され、中空
室の長手方向に直交する方向へはその発泡が促進される
とともに、前記発泡性基材は、環状の保持壁の外周面と
中空室の内周壁面との間で発泡して中空室を遮断するた
め、中空室の遮断に必要とする発泡性基材の量が軽減さ
れる。
【0010】請求項3の発明に係る中空構造物における
中空室遮断具は、請求項1に記載の中空構造物における
中空室遮断具において、第1ホルダープレートと第2ホ
ルダプレートとを開閉可能に連結するヒンジ手段は、前
記第1ホルダープレート及び第2ホルダプレートと一体
に形成されたインテグラルヒンジによって構成されてい
ることを特徴とする。したがって、インテグラルヒンジ
によって第1ホルダープレートと第2ホルダプレートと
が開閉可能に一体に連結されることで、部品点数や組み
付け工数が増加されることもない。
【0011】請求項4の発明に係る中空構造物における
中空室遮断具は、請求項1に記載の中空構造物における
中空室遮断具において、第1ホルダープレートと第2ホ
ルダプレートとのうち、一方のホルダープレートには中
空構造物の取付孔に差し込まれて弾性的に係合する係止
クリップが一体状に形成されていることを特徴とする。
したがって、一方のホルダープレートに一体に形成され
た係止クリップによって、中空構造物の中空室にホルダ
ーが容易にかつ確実に取り付けられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)この発明の実施の形態1を図1〜図7
にしたがって説明する。図4と図5において、中空構造
物としての車両ボディのピラー1は、インナパネル2と
アウタパネル4とが、これらピラー1とインナパネル2
との相互のフランジ3、5においてスポット溶接される
ことで、中空の箱形閉じ断面に形成されている。前記イ
ンナパネル2の所定位置には、ホルダー10を回り止め
して取り付けるための長円形、楕円形、四角形等の非円
形の取付孔7が貫設されている。
【0013】前記ピラー1の中空室6を遮断する中空室
遮断具9は、ホルダー10と発泡性基材21とを備えて
いる。図1〜図3に示すように、前記ホルダー10は、
発泡性基材21を間に挟んで対向しかつピラー1の中空
室6の長手方向に直交する平板状の第1ホルダープレー
ト11と、第2ホルダプレート14とを備えている。こ
れら第1ホルダープレート11と第2ホルダプレート1
4との一端部は、ヒンジ手段としてのインテグラルヒン
ジ13によって開閉可能に一体に連結されている。さら
に、第1ホルダープレート11と第2ホルダプレート1
4との他端部は、係止手段としての係止孔19と係止爪
20との係合力によって閉じ状態に係止保持されるよう
になっている。前記係止孔19は、第1ホルダープレー
ト11の他端部に形成された張り出し片19aに貫設さ
れ、係止爪20は第2ホルダプレート14の他端部に突
設されている。
【0014】前記第1ホルダープレート11と第2ホル
ダプレート14との両対向面11a、14aのうち、少
なくとも一方の対向面には、発泡性基材21を通して他
方の対向面に向けて突出する保持壁12が形成され、こ
の保持壁12によって発泡性基材21の抜け止めがなさ
れる。この実施の形態1において、第1ホルダープレー
ト11の対向面11aの周縁部近傍に沿って略環状をな
す環状の保持壁12が形成されている。
【0015】また、第1ホルダープレート11の周縁部
の所定位置には、前記取付孔7に差し込まれて弾性的に
係合する係止クリップ15が一体に形成されている。
【0016】前記係止クリップ15は、前記張り出し片
19aの根元部から突出されて取付孔7に差し込まれる
脚部17と、その脚部17の先端から延出され取付孔7
に弾性的に係合する係止片18とを備えている。前記し
たように、第1ホルダープレート11、環状の保持壁1
2、インテグラルヒンジ13、第2ホルダプレート14
及び係止クリップ15を一体に備えたホルダー10は、
耐熱性合成樹脂の射出成形によって一体成形されてい
る。
【0017】発泡性基材21は、閉じ状態にある第1、
第2の両ホルダープレート11、14の対向間隔に対応
する板厚を有するとともに、環状の保持壁12の外周面
に嵌合する略環状に形成されている。さらに、発泡性基
材21は、110℃〜190℃前後の温度で発泡、硬化
され、独立気泡の発泡体22となって金属面や塗装面に
密着する発泡剤混合の合成樹脂、ゴム等の発泡性材料よ
りなる。なお、前記した特性を持つ発泡性材料には、例
えば、特開平2−276836号公報に開示されてい
る。
【0018】この実施の形態1の中空室遮断具9は上述
したように構成される。したがって、図1に示すよう
に、ホルダー10の第1ホルダープレート11に対し、
インテグラルヒンジ13によって第2ホルダプレート1
4が開かれた状態において、第1ホルダープレート11
の環状の保持壁12の外周面に発泡性基材21が嵌合さ
れて置かれた後、図2と図3に示すように、第1ホルダ
ープレート11に対し第2ホルダプレート14がインテ
グラルヒンジ13を支点として閉じられ、係止爪20が
係止孔19に係合して閉じ状態に係止保持されること
で、ホルダー10に発泡性基材21が手早く、容易に組
み付けられ、組み付けコストの低減が図られる。
【0019】図4と図5に示すように、前記中空室遮断
具9はピラー1の中空室6に取り付けられた後、外部加
熱によって発泡性基材21が発泡して発泡体22となる
ことで、図6と図7に示すように、中空室6が遮断され
る。
【0020】すなわち、ピラー1を構成するインナパネ
ル2とアウタパネル4とが、その相互のフランジ3、5
においてスポット溶接される前に、インナパネル2の取
付孔7に中空室遮断具9のホルダー10が、その係止ク
リップ15によって回り止めされて取り付けられる。そ
の後、インナパネル2とアウタパネル4とが、その相互
のフランジ3、5においてスポット溶接され、中空の箱
形閉じ断面をなすピラー1が構成される。ここで、外部
からの加熱、例えば、前記ピラー1を有する車両ボディ
の焼き付け塗装の際の外部加熱によって、図6と図7に
示すように、発泡性基材21が発泡膨張して発泡体22
となる。
【0021】前記発泡性基材21が発泡膨張する際、そ
の発泡性基材21の両側部は第1、第2の両ホルダープ
レート11、14に接して保持されているため、前記中
空室6の長手方向に対しては発泡性基材21の発泡膨張
が制限され、中空室6の長手方向に直交する方向に対し
ては発泡性基材21の発泡膨張が効果的に促進される。
このため、発泡性基材21の発泡膨張による発泡体22
の周縁部が中空室6の内周壁面に確実に密着する。
【0022】さらに、前記発泡性基材21は、環状の保
持壁12の外周面と中空室6の内周壁面との間で発泡膨
張して中空室6を遮断するため、中空室6を遮断するの
に必要な発泡性基材21の量を極めて少量に押さえるこ
とができ、コスト低減に効果が大きい。
【0023】(実施の形態2)次に、この発明の実施の
形態2を図8にしたがって説明すると、この実施の形態
2では、第1ホルダープレート11と第2ホルダプレー
ト14との両対向面11a,14aのうち、第1ホルダ
ープレート11の対向面11aに左右の両の側壁部12
cが形成され、第2ホルダプレート14の対向面14a
に上壁部12aと下壁部12bとが形成されており、第
1ホルダープレート11に対し第2ホルダプレート14
がインテグラルヒンジ13を支点として閉じられること
で、前記左右の両の側壁部12c、上壁部12a及び下
壁部12bが略環状をなして保持壁12を構成するよう
になっている。
【0024】その他の構成は、前記実施の形態1と略同
様にして構成されるため、同一構成部分に対し同一符号
を付記してその説明は省略する。したがって、この実施
の形態2においても、前記実施の形態1と略同様の作用
・効果を奏する。
【0025】(実施の形態3)次に、この発明の実施の
形態3を図9にしたがって説明すると、この実施の形態
3においては、第1ホルダープレート11と第2ホルダ
プレート14との両対向面11a、14aうち、第1ホ
ルダープレート11の対向面11aの略中央部の左右に
一対の保持壁12が形成される一方、発泡性基材21
は、閉じ状態にある第1、第2の両ホルダープレート1
1、14の対向間隔に対応する板厚を有する平板状に形
成され、その中央部の左右部には、前記一対の環状の保
持壁12が挿通される挿通孔21aが貫設されている。
【0026】その他の構成は、前記実施の形態1と略同
様にして構成されるため、同一構成部分に対し同一符号
を付記してその説明は省略する。したがって、この実施
の形態3においては、発泡性基材21が平板状に形成さ
れるために、環状のものと比べて発泡性基材21の量が
増大される他は、前記実施の形態1と略同様の作用・効
果を奏する。
【0027】なお、前記実施の形態1〜3においては、
中空構造物が車両ボディのピラー1である場合を例示し
たが、これに限るものではなく、例えば、中空構造物が
車両ボディのロッカパネル、ルーフパネル等であっても
よく、車両ボディ以外であってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のべたように、請求項1に記載の発
明によれば、ホルダーに対し発泡性基材を組み付けると
きには、開かれた状態にある一方のホルダープレートの
保持壁を通してそのホルダープレートに発泡性基材を置
いた後、両ホルダープレートを閉じる簡単な操作によっ
て、ホルダーに対し発泡性基材を組み付けることがで
き、組み付けコストの低減を図ることができる。また、
請求項2に記載の発明によれば、ホルダーに対する発泡
性基材の脱落をより一層確実に防止することができるば
かりでなく、中空室の遮断に必要とする発泡性基材の量
を軽減してコスト低減を図ることもできる。請求項3に
記載の発明によれば、第1、第2の両ホルダープレート
を開閉可能に連結するために、部品点数や組み付け工数
が増加されることがないため、安価に提供することがで
きる。請求項4に記載の発明によれば、部品点数が増加
することなく、中空構造物の中空室にホルダーを容易に
かつ確実に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の中空構造物における
中空室遮断具の第1ホルダープレートと第2ホルダプレ
ートとを開いた状態を示す斜示図である。
【図2】同じく中空室遮断具の第1ホルダープレートと
第2ホルダプレートとを閉じて発泡性基材を組み付けた
状態を示す斜示図である。
【図3】同じく図2のIII−III線に基づく断面図
である。
【図4】同じくピラーの中空室に中空室遮断具を取り付
けた状態を示す横断面図である。
【図5】同じく図4のV−V線に基づく縦断面である。
【図6】同じくピラーの中空室に取り付けられた中空室
遮断具の発泡性基材が発泡膨張して発泡体となり中空室
が遮断された状態を示す横断面図である。
【図7】同じく図6のVII−VII線に基づく縦断面
である。
【図8】この発明の実施の形態2の中空構造物における
中空室遮断具の第1ホルダープレートと第2ホルダプレ
ートとを開いた状態を示す斜示図である。
【図9】この発明の実施の形態3の中空構造物における
中空室遮断具の第1ホルダープレートと第2ホルダプレ
ートとを開いた状態を示す斜示図である。
【図10】従来の中空室遮断具のホルダーと発泡性基材
とが分離している状態を示す斜視図である。
【図11】同じくホルダーに対し発泡性基材が組み付け
られた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ピラー(中空構造物) 2 インナパネル 4 アウタパネル 6 中空室 9 中空室遮断具 10 ホルダー 11 第1ホルダープレート 12 保持壁 13 インテグラルヒンジ(ヒンジ手段) 14 第2ホルダプレート 15 係止クリップ 19 係止孔(係止手段) 20 係止爪(係止手段) 21 発泡性基材 22 発泡体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空構造物の中空室に取り付けられるホ
    ルダーと、そのホルダーに保持されかつ外部加熱によっ
    て発泡して発泡体となることで前記中空室を遮断する発
    泡性基材と、を備えた中空構造物における中空室遮断具
    であって、 前記ホルダーは、前記発泡性基材を間に挟んで対向しか
    つ前記中空室の長手方向にそれぞれ直交する第1ホルダ
    ープレートと第2ホルダプレートとを備え、 前記第1・第2の両ホルダープレートの一端部はヒンジ
    手段によって開閉可能に連結され、前記第1・第2の両
    ホルダープレートの他端部にはこれら両ホルダープレー
    トを閉じ状態に係止保持する係止手段が設けられ、 前記第1ホルダープレートと第2ホルダプレートとの両
    対向面のうち、少なくとも一方の対向面には、前記発泡
    性基材を通して他方の対向面に向けて突出することで前
    記発泡性基材の抜け止めをなす保持壁が形成されている
    ことを特徴とする中空構造物における中空室遮断具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の中空構造物における中
    空室遮断具において、 第1ホルダープレートと第2ホルダプレートとの両対向
    面うち、第1ホルダープレートの対向面の周縁部に沿っ
    て略環状をなして保持壁が形成され、 発泡性基材は、前記保持壁の外周面に嵌合する略環状に
    形成されていることを特徴とする中空構造物における中
    空室遮断具。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の中空構造物における中
    空室遮断具において、 第1ホルダープレートと第2ホルダプレートとを開閉可
    能に連結するヒンジ手段は、前記第1ホルダープレート
    及び第2ホルダプレートに一体に形成されたインテグラ
    ルヒンジによって構成されていることを特徴とする中空
    構造物における中空室遮断具。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の中空構造物における中
    空室遮断具において、 第1ホルダープレートと第2ホルダプレートとのうち、
    一方のホルダープレートには中空構造物の取付孔に差し
    込まれて弾性的に係合する係止クリップが一体状に形成
    されていることを特徴とする中空構造物における中空室
    遮断具。
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