JPH1090801A - 写真処理装置 - Google Patents

写真処理装置

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JPH1090801A
JPH1090801A JP24306296A JP24306296A JPH1090801A JP H1090801 A JPH1090801 A JP H1090801A JP 24306296 A JP24306296 A JP 24306296A JP 24306296 A JP24306296 A JP 24306296A JP H1090801 A JPH1090801 A JP H1090801A
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JP
Japan
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negative film
print
trouble
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unit
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Withdrawn
Application number
JP24306296A
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English (en)
Inventor
Hironori Masutani
宏典 枡谷
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】写真処理過程中に生じたトラブルによりネガフ
ィルムの全ての画像又は一部の画像が印画紙に焼き付け
られなかったり、ネガフィルムが途中で取り除かれてし
まうといった種々のトラブルが発生した場合でも、その
ようなトラブルの内容がネガフィルムとプリントを組み
合わせて照合作業する際に簡単に確認できるような写真
処理装置を提供すること。 【解決手段】ネガフィルム2の画像を印画紙3へ焼き付
ける処理過程において生じた処理不能トラブルを特定す
るトラブル特定手段5hと、前記処理不能トラブルを生
じたネガフィルムのIDコードに前記特定された処理不
能トラブルに関するエラー情報をリンクするエラー情報
リンク手段5iと、前記処理不能トラブルを生じたネガ
フィルム2の画像が焼き付けられる印画紙3の領域に前
記エラー情報を書き込むプリント手段26が備えられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1単位毎にIDコ
ードを割り当てられているネガフィルムの画像を印画紙
へ焼き付ける露光部と、前記露光部で用いられたネガフ
ィルムを排出するネガフィルム排出部と、前記露光処理
された印画紙を現像処理する現像部と、前記現像された
印画紙を所定長さにカットすることによりプリントとし
て排出するプリント排出部と、前記ネガフィルム排出部
から排出された1単位のネガフィルムを受け取るととも
に前記プリント排出部から前記1単位のネガフィルムか
ら得られた画像をもつプリントを受け取ってこれらを仕
上がり品として組み合わせて照合する写真処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】上述したような写真処理装置では、ネガ
フィルムとプリントとの組み合わせは、顧客によって注
文されたネガフィルム1本又は1セットのピースネガ
(4駒又は6駒毎に切断したフィルム数枚)を1単位と
して行われるのが通常であり、この1単位は通常1オー
ダと呼ばれている。この1オーダ分の、つまり1単位の
ピースネガ(通常1本の長いネガフィルムは最終的にピ
ースネガとして所定の長さにカットされる)とプリント
を照合して自動的にDP袋に袋詰めする写真処理装置
が、例えば特開平6−43622号公報から知られてい
る。この写真処理装置におけるピースネガとプリントの
照合工程では、露光処理を終えてネガシートに挿入され
た1単位のピースネガがこのピースネガが有するID番
号を印字されたプリント袋に収納され、このプリント袋
のID番号とソーターによって1単位毎に区分けされて
搬送されてきたプリントのID番号とをチェックし、I
D番号が一致するとこの1単位のプリントはプリント袋
に収納され、同じID番号を有する1単位のピースネガ
と組み合わされる。さらには、プリント枚数が適切であ
るかどうかもチェックされ、DP袋に詰められることに
より照合作業が完了する。
【0003】このような照合システムでは、写真処理工
程中に生じたトラブルによりネガフィルムの画像が全く
印画紙に焼き付けられていなかった場合当然連続して搬
送されてくるピースネガのID番号とプリントのID番
号がネガフィルムとプリントの組み合わせ時に合わなく
なる。このため、搬送されてくる前後のピースネガとプ
リントのID番号とチェックし、どのID番号をもつピ
ースネガの画像が焼き付けられず、対応するプリントが
存在しないということを確認しなければならない。さら
にピースネガがネガフィルム排出部から排出する前に途
中で強制的に取り除かれる場合、照合する際ピースネガ
もプリントも存在しないことになり、これらを詰める予
定のDP袋だけが残ってしまい、そのリカバリー作業の
ために前後のピースネガやプリントをチェックしなけら
ばならない。また、写真処理工程中に生じたトラブルに
よりネガフィルムの一部の画像が印画紙に焼き付けられ
ていなかった場合には、一応組み合わされた仕上がり品
のピースネガとプリントのID番号が一致するので、ピ
ースネガがもつ画像とプリントの画像を一枚づつ全てチ
ェックすることで初めてその照合が一致しないことが確
認できるため、照合作業に手間がかかっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、写真
処理過程中に生じたトラブルによりネガフィルムの全て
の画像又は一部の画像が印画紙に焼き付けられなかった
り、ネガフィルムが途中で取り除かれてしまうといった
種々のトラブルが発生した場合でも、そのようなトラブ
ルの内容がネガフィルムとプリントを組み合わせて照合
作業する際に簡単に確認できるような写真処理装置を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、1単位毎にIDコードを割り当てられ
ているネガフィルムの画像を印画紙へ焼き付ける露光部
と、前記露光部で用いられたネガフィルムを排出するネ
ガフィルム排出部と、前記露光処理された印画紙を現像
処理する現像部と、前記現像された印画紙を所定長さに
カットすることによりプリントとして排出するプリント
排出部と、前記ネガフィルム排出部から排出された1単
位のネガフィルムを受け取るとともに前記プリント排出
部から前記1単位のネガフィルムから得られた画像をも
つプリントを受け取ってこれらを仕上がり品として組み
合わせて照合する写真処理装置において、ネガフィルム
の画像を印画紙へ焼き付ける処理過程において生じた処
理不能トラブルを特定するトラブル特定手段と、前記処
理不能トラブルを生じたネガフィルムのIDコードに前
記トラブル特定手段によって特定された処理不能トラブ
ルに関するエラー情報をリンクするエラー情報リンク手
段と、前記処理不能トラブルを生じたネガフィルムの画
像が焼き付けられる印画紙の領域に前記エラー情報を書
き込むプリント手段を備えていることを特徴とする。
【0006】上記構成では、処理の続行を不能にするよ
うなトラブル、例えばネガフィルムの全素抜けや全カブ
リ、あるいはネガフィルムの搬送詰まりによる取り除き
が生じた場合、これらのトラブルはトラブル特定手段に
よって特定され、その時点で特定されたトラブルに関す
るエラー情報をトラブルの対象となったネガフィルムの
IDコードにリンクさせ、トラブルを生じたネガフィル
ムの画像が焼き付けられる印画紙の領域がプリント手段
を通過する際、前記エラー情報が書き込まれる。印画紙
のエラー情報がプリントされた部分は、プリントとして
プリント排出部から排出される。これにより、照合作業
を行っている作業者は、特定のトラブルを生じたネガフ
ィルムが存在していることと、そのトラブルはどのよう
なリカバリー作業を必要とするかを知ることができるの
で、トラブルを起こしたネガフィルムだけにリカバリー
作業の対象を絞ることができる。つまり、トラブルが生
じたネガフィルムにエラー情報が書き込まれたプリント
が組み合わされることになるので、このトラブルが他の
正常に処理が行われた仕上がり品に影響を及ぼすことは
ない。
【0007】本発明の好適な実施形態として、前記処理
不能トラブルを生じたネガフィルムの画像が焼き付けら
れる印画紙領域に未露光領域が形成され、前記未露光領
域の裏面に前記エラー情報が書き込まれるように構成す
るなら、未露光領域はプリント排出部から排出された時
には全面真っ白となり、他のプリントと際だった違いを
見せるので、エラー情報が書き込まれたプリントとして
照合作業者が確認し易くなる。
【0008】照合作業者がトラブルを生じたネガフィル
ムに対してどのようなリカバリー作業を必要とするかを
検討する際に便利なように、前記エラー情報を、機械的
要因に基づくトラブルと人的要因に基づくトラブルによ
って区別される表記で書き込むことが、本発明の好適な
実施形態として提案される。例えば、ネガフィルムの搬
送詰まりなどの機械的要因に基づくトラブルにはエラー
情報として数桁の数字を用い、全素抜けネガや全カブリ
ネガなどの人的要因に基づくトラブルにはエラー情報と
してアルファベットを用いることで、要因別の区分けが
容易となる。
【0009】従来からネガフィルムとプリントの照合を
容易にするため、1単位のネガフィルムから得られた画
像をもつプリントにはこのネガフィルムのIDコードと
リンクされるプリントIDコードが付与されるが、エラ
ー情報が書き込まれたプリントにも処理不能トラブルを
生じたネガフィルムのIDコードとリンクされるプリン
トIDコードが付与されるような実施形態を採用するな
らば、処理不能トラブルが生じて正常なプリントが得ら
れない場合でも常にネガフィルムのIDコードとリンク
されるプリントIDコードを割り当てられたエラー情報
付きプリントがプリント排出部から排出されるので、ネ
ガフィルムIDコードとプリントIDコードをキーとし
て照合を行うことができる。ネガフィルムIDコードと
プリントIDコードとは1:1に対応づけられているの
で、ネガフィルムとプリント(エラー情報付きプリント
も含む)の確実な組み合わせが実現する。また、ネガフ
ィルムのIDコードもエラー情報として書き込むことが
可能となり、エラー情報付きプリントから容易に対応ネ
ガフィルムを特定することができる。さらにこの実施形
態において、1単位の仕上がり品を収納するDP袋にも
ネガフィルムのIDコードとプリントIDコードとにリ
ンクされるDP袋IDコードを割り当てるように構成す
るならば、処理不能なトラブルを生じたネガフィルムで
あってもDP袋とネガフィルムとプリントのIDコード
による組み合わせチェックが可能となる。
【0010】スペース上の条件などからプリント手段は
露光部から現像部への印画紙搬送経路に設けられるのが
好ましいが、その場合、エラー情報が書き込まれた印画
紙が現像部の現像処理液内を通過することを考慮して、
印字部分の耐処理液特性に優れたドットプリンターが用
いることが提案される。本発明のその他の特徴と利点は
以下図面を用いた実施の形態の説明とともに明らかにさ
れるだろう。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明による写真処理装置1の全
体が、図1に示されており、この写真処理装置1内を各
種処理過程にともなって搬送されるネガフィルム2(こ
こでは、ネガフィルムは、写真フィルム1本の長さをも
つネガフィルム、数コマ単位でカットされたピースネ
ガ、アドバンスフォトシステムに準じたカートリッジ付
きネガフィルムの総称として使用されている)と印画紙
3の搬送経路が、図2に模式的に示されている。この写
真処理装置1は、ネガフィルム供給部10と、ネガフィ
ルム2の画像をペーパーマガジン4から引き出された印
画紙3に焼き付ける露光部20と、露光部20にて露光
済の印画紙3を現像処理する現像処理部30と、現像処
理部30にて現像処理された印画紙3を乾燥する乾燥部
40と、乾燥された印画紙3を所定長さにカットしてプ
リントとして排出するプリント排出部50と、露光部2
0で使用されたネガフィルム2をカットし、必要の場合
ネガシートの挿入して、排出するネガフィルム排出部6
0と、ネガフィルム排出部60から搬入された1単位
(理解し易くするため、ここではこの1単位を1オーダ
と読み換えてもよい)のネガフィルム2とプリント排出
部50から搬入された1単位のプリントを仕上がり品と
して照合組み合わせて、作業者による仕上がり品取り出
し位置まで搬送するコンベヤ機構70とを備えている。
【0012】ネガフィルム供給部10には、100本ま
でのネガフィルム2をスプライステープによってつなぎ
合わせたものを巻き取っているネガリール11が2本装
填可能であり、このネガリール11から引き出されたネ
ガフィルム2に備えられているバーコードを読み取るバ
ーコードリーダー12や、引き出されたネガフィルム2
を1オーダ毎にカットするネガカッター13や、さらに
ネガフィルム2のコマ画像をチェックする画面センサー
14が設けられている。
【0013】露光部20には、図3に示すように、フィ
ルム搬送方向上流側に、読取用光源21a、ミラートン
ネル21b及び撮像装置21cからなるフィルム読取装
置21が設けられ、そのフィルム搬送方向下流側に、露
光用光源22a、調光フィルタ22b、ミラートンネル
22c、ネガマスク22d、焼付レンズ22e及びシャ
ッタ22fからなる露光装置22が設けられ、ネガフィ
ルム供給部10から露光部20を通過してネガ排出部6
0へネガフィルム2を搬送するローラ23a及びそのロ
ーラ23aを駆動するモータ23bが設けられている。
【0014】ローラ23aにて搬送されるネガフィルム
2は、先ず、フィルム読取装置21にて、その各コマの
画像が読み取られ、図4に詳細にそのブロック図が示さ
れているコントローラ5に送られる。コントローラ5の
露光制御手段5aでは、フィルム読取装置21から受け
取った画像情報に基づいて、そのネガフィルム2の画像
を印画紙3に焼き付けるための露光条件を求めて、該当
するネガフィルム2のコマがネガマスク22dの位置に
搬送されて来たときに、先だって求めた露光条件に基づ
いて調光フィルタ22b及びシャッタ22fを制御し、
印画紙3を露光する。さらに、コントローラ5は、フィ
ルム読取装置21にて読み取ったネガフィルム2の画像
情報を処理して、求めた露光条件で印画紙3の焼き付け
た場合に得られる画像のシミュレート画像をモニタ6a
に表示させることができ、作業者は、そのシミュレート
画像をモニタ6aを観察して、必要に応じて操作卓6b
から露光条件を修正することができる。
【0015】又、露光部20にて露光処理の終了したネ
ガフィルム2は、露光装置22のフィルム搬送方向下流
側に配置されているネガフィルム排出部60に設けられ
たネガカッター25によって6駒又は4駒毎に切断さ
れ、複数枚のネガピース2として、コンベヤ機構70へ
送り出されるが、仕様によっては、図示されていないネ
ガシート挿入装置によってネガピース2がネガシートに
挿入され、このネガシートは折り畳まれた後コンベヤ機
構70へ送り出される。アドバンスフォトシステムに準
じたネガフィルム2は、各種処理作業前にカートリッジ
から引き出され、処理後再びカートリッジに巻き戻され
るので、露光処理後のネガフィルム2もカートリッジの
収納された状態でコンベヤ機構70へ送り出される。な
お、ネガリール11から引き出され、最終的にコンベヤ
機構70へ送り出されるまでの一連のネガフィルム2の
搬送は、コントローラ5のネガフィルム搬送制御手段5
bによって制御される。
【0016】現像処理部30には、その図示は省略され
ているが、複数の現像処理タンクが備えられており、露
光部20でネガフィルム2の画像が焼き付けられた後、
印画紙3はローラ24a及びローラ24aを駆動するモ
ータ24bによって、プリント手段としてのドットプリ
ンター26の配置箇所を通過し、さらに現像処理部30
の現像処理タンクを順次通過することで現像処理され
る。なお、現像処理部30の手前には、ループ部の存在
にもかかわらず露光部20と現像処理部30の間で連続
して印画紙3を送り続けることができない事態が生じた
場合に緊急避難的に印画紙3を切断するカッター27が
設けられている。
【0017】現像処理後の印画紙3は、乾燥部40で乾
燥された後、プリント排出部50に送られ、ペーパーカ
ッター51によってカットされることにより仕上がりプ
リント3となり、横送りコンベヤ53によってコンベヤ
機構70へ送り出される。印画紙3及び印画紙3をカッ
トすることで作り出されるプリント3の一連の搬送は、
コントローラ5の印画紙搬送制御手段5cによって制御
される。
【0018】コンベヤ機構70は、図5に示すように、
トレーコンベヤ式であり、周回案内路80に案内されな
がら搬送力を伝達する駆動手段90によって走行する複
数のトレー100が備えられている。周回案内路80に
よって決定される搬送ラインには、ネガフィルム搬入ス
テーション71と待機ステーション72と、プリント搬
入ステーション73と、照合ステーション74とが形成
されている。周回案内路80は、図6、7に示すよう
に、左右一対の略円形断面のレール81とこのレール8
1を所定の間隔で連結している連結体82とで構成さ
れ、写真処理装置1の低い位置に配置されたネガフィル
ム排出部60と高い位置に配置されたプリント排出部5
0との間を現像処理部30と乾燥部40の側壁に沿って
延びている。
【0019】トレー100は、図6〜図8に示されてい
るように、レール81上を走行する走行部110と、フ
ィルム収納部150aとプリント収納部150bとを備
えた載置部150とから構成されている。走行部110
は、チャンネル形の走行台111と、この走行台111
の両側のリブ部111aと111bの内側にそれぞれ軸
112によって回転可能に支持されている各4つの走行
ローラ113と、載置部150を走行台111に対して
傾斜させて取り付けるためのアングルブラケットとを備
えている。ひとつのトレーにつき8つづつ取り付けられ
ている走行ローラ113の走行面には、レール81の形
状に合わせた溝113aが形成されている。走行部11
0は、右側のリブ部111aに配置された前側の上下の
走行ローラ113及び後側の上下の走行ローラ113で
右側のレール81を2カ所挟み込むとともに、左側のリ
ブ部111bに配置された前側の上下の走行ローラ11
3及び後側の上下の走行ローラ113で左側のレール8
1を2カ所挟み込むことにより、安定したレール走行を
行っている。
【0020】トレー100を搬送する駆動手段90は、
エンドレス駆動体としてチェイン91を採用したチェイ
ン駆動方式を採用しており、図5から明らかなように、
第1駆動装置90aから第6駆動装置90fに分割され
ている。第1駆動装置90aは、照合ステーション74
と待機ステーション72とにわたって配置されている。
第2駆動装置90bは、空になったトレー100をネガ
搬入ステーション71におけるトレー停止位置まで移動
させるように配置されている。第3駆動装置90cは、
ネガフィルム2を積み込んだトレー100を第1駆動装
置90aの一部によって形成される待機ステーション7
2のストレージラインまで移動させるように配置されて
いる。第4駆動装置90dは、待機ステーション72で
ストレージされているトレー100を、順次プリント搬
入ステーション73のトレー停止位置に移動させるよう
に配置されており、図5から明らかなように、第4駆動
装置90dはトレー100を急勾配で上昇させている。
第5駆動装置90eは、さらにプリント3を積み込んだ
トレー100を急勾配で下降させ、第1駆動装置90a
の照合ステーション74を形成している部分へ、送り込
むように配置されているが、照合ステーション74の手
前で周回案内路80が湾曲状になっているため、トレー
100を湾曲したラインに沿って移動させる第6駆動装
置90fを5駆動装置90eと第1駆動装置90aとの
間に配置している。上述した各駆動装置は、チェイン9
1、チェイン91に噛み合っている駆動スプロケット9
2と方向転換スプロケット93、駆動スプロケット92
を駆動する駆動モータ94から構成されている。その際
第1・第2・第3・第6駆動装置90a、90b、90
c、90fは、共通の駆動モータ94から動力を受けて
いるが、第4・第5駆動装置90d、90eはタイミン
グをとった間欠運転の必要からそれぞれ個別の駆動モー
タ94から動力を受けている。各チェイン91のリンク
プレートとして通常のリンクプレート91aだけではな
く、所定のピッチでチェインローラ軸心方向に延びた牽
引部95を形成した牽引リンクプレート91bが装着さ
れており、各チェインはこの牽引部95を介してトレー
100を移動させている。
【0021】牽引部95とトレー100の走行部110
との搬送力伝達可能な係合は2つの方式で行われてい
る。つまり、第1駆動装置90aでは、ストレージライ
ンを形成するため、図7で示すように、走行台110の
リブ部111aの外側に垂直に延びた取付板115の下
面に樹脂117によって固定された磁石116とチェイ
ン91の牽引部95とに間に作用する磁力によりトレー
100の走行部110とチェイン91の牽引部95との
間の係合を作りだし、結果的にチェイン91によってト
レー100を移動させている。この目的のため、少なく
とも牽引リンクプレート91bは磁性体で作られてい
る。従って、トレー100がトレー100とチェイン9
1との間に作用する磁力より大きな力でその走行を阻止
されると磁石116と牽引部95との係合が外れて、チ
ェイン91だけが進行し、トレー100は停止したまま
となる。このことにより、走行台111の端面どうしが
接当していくことでトレー100が順次ストレージさ
れ、前のトレーが前進すると、再び磁石116がチェイ
ン91の牽引部95と磁気的に係合して、後のトレー1
00もチェイン91によって移動し始める。つまり、ト
レー100のストレージとトレー100のネガフィルム
2とプリント3の取り出し位置への供給とが遅延なくか
つ自動的に行われる。
【0022】第1駆動装置90a以外の駆動装置では、
トレー100とチェイン91とは一体的に動けばよいの
で、図6に示すように、走行台110のリブ部111a
と111bの下端からさらに突き出した爪部118がチ
ェイン91の牽引部95と接当することにより走行部1
10と牽引部95との搬送力伝達可能な係合が作り出さ
れる。各駆動モータ94は、コントローラ5のコンベヤ
制御手段5dによってそれぞれ連係をとるように制御さ
れている。
【0023】ネガフィルム搬入ステーション71では、
ネガフィルム排出部60から排出された1単位分のネガ
フィルム2がトレー100のフィルム収納部150aに
移載される。待機ステーション72では、ネガフィルム
2を積み込んだトレー100がこのトレー100に積み
込んだネガフィルム2の画像を焼き付けている1単位分
のプリント3がプリント排出部50から出されるタイミ
ングに合わすために待機可能である。プリント搬入ステ
ーション73では、フィルム収納部150aに収納され
たネガフィルム2の画像を焼き付けている1単位分のプ
リント3がプリント排出部50からトレー100のプリ
ント収納部150bに移載される。照合ステーション7
4では、トレー100によって運び込まれた1単位分の
ネガフィルム2とプリント3の照合が確認されると、ネ
ガフィルム2とプリント3がトレー100から取り出さ
れ、DP袋7へ入れられる。各トレー100に対するこ
のような照合・取り出しと照合ステーション74へのト
レー100の送り出しが同期しているわけではないの
で、この照合ステーション74では、待機ステーション
72と同様、トレー100はレール81上でストレージ
可能となっている。空になったトレー100は、再びネ
ガフィルム搬入ステーション71に送られる。
【0024】コントローラ5は、上述した機能以外に
も、図4から明らかなように、種々の機能を果たすよう
に構成されている。コマ画像判定手段5eは、ネガリー
ル11から引き出されたネガフィルム2に対する画面検
出センサー14の検出結果に基づいて、ネガフィルム2
が、裏焼き、全カブリ、全素抜け、ハーフサイズなどの
処理不能トラブルであるかどうかを判定する。ネガフィ
ルムIDコード割り当て手段5fは、バーコードリーダ
ー12によって1単位のネガフィルム2に貼り付けられ
たバーコードシールから読み取られたフィルムIDコー
ド(以下FIDと称する)に対応させてネガフィルムI
Dコードを割り当てるが、このネガフィルムIDコード
は写真処理装置1での処理過程においてFIDの代わり
にこの1単位のネガフィルム2を特定するために用いら
れる。なお、各FIDには、DP袋7のためのIDコー
ドがリンクしており、これらのIDコードを照合するこ
とにより特定のFIDをもったネガフィルム2が予め定
められたDP袋7に入れられる。さらに、このネガフィ
ルム2から作成されたプリント3も特定のDP袋7に入
れられることを保証するために、露光部20でこのネガ
フィルム2のコマ画像を焼き付けられた印画紙3領域に
対してもプリントIDコードを割り当てるプリントID
コード割り当て手段5gも備えられており、このプリン
トIDコードもネガフィルムIDコードとリンクされ
る。プリントIDコードは、図示されていないノッチャ
ーによって直接印画紙3にも機械的に6ビットコードと
して形成される。トラブル特定手段5hは、コマ画像判
定手段5eによって処理不能トラブルが検出されたり、
ネガフィルム搬送制御手段5bによって搬送詰まりが検
出されると、そのトラブルを特定し、特定されたトラブ
ル内容をエラー情報リンク手段5iに渡す。エラー情報
リンク手段5iは、受け取ったトラブル内容に基づいて
エラー情報を選択し、このエラー情報をトラブルを生じ
たネガフィルム2のネガフィルムIDコードやプリント
IDコードにリンクする。
【0025】上述した各種IDコードとエラー情報のリ
ンク構造の理解を助けるために図9にその模式図が示さ
れている。なお、図にも示されているように、ネガフィ
ルムIDコードにはさらにオーダーNoもリンクしてい
る。1つのトレー100に、リンクされたネガフィルム
IDコードとプリントIDコードをもつネガフィルム2
とプリント3が積み込まれることで、自動的に組み合わ
せ照合されるが、この目的のため、ネガフィルムIDコ
ードに、そして結果的にプリントIDコードに、トレー
IDコードがリンクされている。ネガフィルム2の画像
を印画紙3へ焼き付ける処理過程において以後の正常な
処理が不可能となる処理不能トラブルが生じた際のコン
トローラ5の動作過程を以下に説明する。例えば、トラ
ブル特定手段5hが画像判定手段5eを介してFID:
123−456のネガフィルム2が全素抜けトラブルで
あることを確認した場合、このネガフィルム2のコマ画
像の露光は行わずに、82.5mmだけ印画紙3を送るだ
けとし、これにより未露光領域を作り出し、この未露光
領域に対してもプリントIDコード割り当て手段5gは
プリントIDコード:101を割り当て、このネガフィ
ルム2のネガフィルムID:101にリンクする。この
プリントIDコード:101は、先のプリントIDコー
ドを1だけインクリメントしたものである。さらにこの
ネガフィルムIDコード:101にはオーダーNo:9
99がリンクしている。同時に、エラー情報リンク手段
5iは、ネガフィルムID:101に全素抜けトラブル
のためのエラー情報:Cをリンクする。この例のリンク
構造は図10に示されている。
【0026】前述した印画紙3の未露光領域がドットプ
リンター26の印字位置に入ると、ドットプリンター2
6は未露光領域の裏面に、図11に示すように、FI
D:123−456とオーダーNo:999とエラー情
報:Cを横並びで印字する。この未露光領域は最終的に
はペーパーカッター51によってカットされ、エラー情
報付きプリント3aとしてプリント排出部50から排出
され、リンクされたトレーID:23をもつトレー10
0に積み込まれる。このエラー情報付きプリント3の画
像形成面は未露光プリントのため真っ白い画像を形成し
ており、他のプリント3と明確に区別することができ
る。また、トラブルを生じたネガフィルム2がネガフィ
ルム排出部60から排出された場合はこのネガフィルム
2は同じトレー100に積み込まれることになるが、ト
ラブルを生じたネガフィルム2が途中で強制的に取り出
された場合は、照合ステーション74において、作業者
によってエラー情報付きプリント3aと組み合わされ
る。すなわち、前述した処理不能トラブルが生じても、
ネガフィルムIDなどとリンクされたプリントIDコー
ドがエラー情報付きプリント3aに割り当てられ、所定
のトレー100に積み込まれるため、その照合作業は簡
単となる。なお、エラー情報に関しては、裏焼きには
A、ハーフサイズにはB、全カブリにはDといったよう
に、人的要因に基づくトラブルにはアルファベット表記
が、搬送詰まりといった機械的要因に基づくトラブルに
は4桁数字表記が採用されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による写真照合システムを採用した写真
処理装置の斜視図
【図2】図1によるネガフィルムと印画紙の流れを示す
写真処理装置の模式図
【図3】図1による写真処理装置のブロック図
【図4】コントローラのブロック構成図
【図5】写真照合システムを構成するコンベヤ機構の模
式図
【図6】駆動装置とトレーの走行部との関係を示す説明
【図7】駆動装置とトレーの走行部との関係を示す説明
【図8】フィルム収納部へのネガフィルムの搬入を示す
説明図
【図9】各種IDコードのリンク構造を説明する模式図
【図10】各種IDコードのリンク構造の1例を示す模
式図
【図11】エラー情報の印字例を示す説明図
【符号の説明】
2 ネガフィルム 3 印画紙(プリント) 5h トラブル特定手段 5i エラー情報リンク手段 20 露光部 26 プリント手段 50 プリント排出部 60 ネガフィルム排出部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1単位毎にIDコードを割り当てられてい
    るネガフィルムの画像を印画紙へ焼き付ける露光部と、
    前記露光部で用いられたネガフィルムを排出するネガフ
    ィルム排出部と、前記露光処理された印画紙を現像処理
    する現像部と、前記現像された印画紙を所定長さにカッ
    トすることによりプリントとして排出するプリント排出
    部と、前記ネガフィルム排出部から排出された1単位の
    ネガフィルムを受け取るとともに前記プリント排出部か
    ら前記1単位のネガフィルムから得られた画像をもつプ
    リントを受け取ってこれらを仕上がり品として組み合わ
    せて照合する写真処理装置において、 ネガフィルムの画像を印画紙へ焼き付ける処理過程にお
    いて生じた処理不能トラブルを特定するトラブル特定手
    段と、前記処理不能トラブルを生じたネガフィルムのI
    Dコードに前記トラブル特定手段によって特定された処
    理不能トラブルに関するエラー情報をリンクするエラー
    情報リンク手段と、前記処理不能トラブルを生じたネガ
    フィルムの画像が焼き付けられる印画紙の領域に前記エ
    ラー情報を書き込むプリント手段を備えていることを特
    徴とする写真処理装置。
  2. 【請求項2】前記処理不能トラブルを生じたネガフィル
    ムの画像が焼き付けられる印画紙領域に未露光領域が形
    成され、前記未露光領域の裏面に前記エラー情報が書き
    込まれることを特徴とする請求項1に記載の写真処理装
    置。
  3. 【請求項3】前記エラー情報は、機械的要因に基づくト
    ラブルと人的要因に基づくトラブルによって区別される
    表記で書き込まれることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の写真処理装置。
  4. 【請求項4】前記1単位のネガフィルムから得られた画
    像をもつプリントには前記ネガフィルムのIDコードと
    リンクされるプリントIDコードが付与されるととも
    に、前記エラー情報が書き込まれたプリントに前記処理
    不能トラブルを生じたネガフィルムのIDコードとリン
    クされるプリントIDコードが付与されることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の写真処理装置。
  5. 【請求項5】前記1単位の仕上がり品を収納するDP袋
    が用意されるとともに、前記DP袋にはネガフィルムの
    IDコードとプリントIDコードとにリンクされるDP
    袋IDコードが割り当てられていることを特徴とする請
    求項4に記載の写真処理装置。
  6. 【請求項6】前記プリント手段はドットプリンターであ
    り、前記露光部から前記現像部への印画紙搬送経路に設
    けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    に記載の写真処理装置。
JP24306296A 1996-09-10 1996-09-13 写真処理装置 Withdrawn JPH1090801A (ja)

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JP24306296A JPH1090801A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 写真処理装置
US08/925,304 US5847809A (en) 1996-09-10 1997-09-08 Photographic processing apparatus
DE69726360T DE69726360T2 (de) 1996-09-10 1997-09-09 Photographisches Behandlungsgerät
EP97115610A EP0828193B1 (en) 1996-09-10 1997-09-09 Photographic processing apparatus

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