JPH11160850A - 写真処理装置 - Google Patents

写真処理装置

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JPH11160850A
JPH11160850A JP32561997A JP32561997A JPH11160850A JP H11160850 A JPH11160850 A JP H11160850A JP 32561997 A JP32561997 A JP 32561997A JP 32561997 A JP32561997 A JP 32561997A JP H11160850 A JPH11160850 A JP H11160850A
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JP
Japan
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print
tray
cam
negative film
station
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Withdrawn
Application number
JP32561997A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Muranaka
孝義 村中
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11160850A publication Critical patent/JPH11160850A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレー上のプリントを確認しやすく、そして
取り出しやすくして作業者が照合作業を行ないやすいよ
うにした写真処理装置を提供すること。 【解決手段】 照合ステーション(74)に移動したトレー
(100) のプリント搭載部における搭載面の向きを、プリ
ントを搭載するのに適した第1の向きから、照合作業を
行う作業者側に向いた第2の向きへと変更させる搭載部
変更手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光部で焼付処理
された印画紙を現像処理して所定長さにカットしてプリ
ントとして排出するプリント排出部と、前記プリント排
出部からプリントを搬入するプリント搬入ステーション
と、前記プリントをネガフィルムと照合する照合ステー
ションとにわたって設けられたコンベヤ機構とを備え、
前記コンベヤ機構が、前記プリントを搬送するトレー
と、前記トレーの搬送路を形成する周回案内路と、前記
周回案内路に沿って前記トレーを移動させる駆動手段と
を備えた写真処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる従来技術としては、特開平2- 2
67552号公報に開示されるものがある。この公報の
第1図から理解されるように、プリント搬入ステーショ
ンではトレー( ソーターボックス) にプリントが搭載さ
れるときは、プリントの端面が作業者のほうに向いた状
態で行われる。プリントの搭載面( プリントの焼き付け
面と同じ方向を向いている) はトレーの周回案内路に直
交した向きとなっている。そしてプリント搬入ステーシ
ョンから照合ステーションへとトレーはコンベア機構に
より搬送されてくるが、照合ステーションにおけるプリ
ントの向きはプリント搬入ステーションと同じであり、
作業者側にプリントの端面が向いたままである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成だと、照合ス
テーションにおいて次のような問題点が発生する。つま
り、作業者はプリントを側面( 端面) から見ているの
で、プリントの存在を確認しにくいこと、トレーのプリ
ントを側方から取り出すことになり取り出し作業が行い
にくいこと、そしてトレーに搭載されたプリントの位置
関係によっては取り出したプリントをひっくり返す必要
がある、と言った問題点があった。
【0004】本発明は上記実情に鑑みて為されたもので
あって、その目的は、トレー上のプリントを確認しやす
く、そして取り出しやすくして作業者が照合作業を行な
いやすいようにした写真処理装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴構成は、照合ステーションに移動したト
レーのプリント搭載部における搭載面の向きを、プリン
トを搭載するのに適した第1の向きから、作業者側に向
いた第2の向きへと変更させる搭載部変更手段を備えた
ことである。プリントを搭載するのに適した第1の向き
とは、通常プリントの端面が作業者側に向いた方向であ
るが、この向きを作業者側に向いた第2の向きへと変更
させるのである。従って、照合ステーションではプリン
トが作業者側を向いているので、作業者はプリントを確
認しやすく、また取り出しもしやすくなる。その結果、
照合作業を行ないやすくなる。なお、トレーに搭載され
るのはプリントだけであってもよく、さらに、プリント
とネガフィルムの双方がトレーに搭載されるようなもの
であってもよい。
【0006】トレーの向きを第2の向きにする必要があ
るのは照合ステーションであるから、トレーを前記搭載
面の変更は前記照合ステーションに入る直前または入っ
た直後に行われるように構成すればよい。これは照合ス
テーションではトレーのプリント搭載面が前向き45度
からほぼ垂直の間の状態であるからトレーの向きを変更
してもプリントがばらけて落ちてしまうと言うことがな
いからである。また、トレーの向きの変更量は適宜選択
可能であるが、前記搭載部変更手段は、前記搭載面が前
記搬送路と直交またはほぼ直交する向きから、前記搬送
路に沿った向きへと90度またはほぼ90度回転させる
ようにすれば、作業者にとってもっともプリントが確認
しやすい状態となるので好ましい。
【0007】前記搭載部変更手段の具体的構成例として
は、前記プリント搭載部と一体的に結合されたカムを備
え、このカムの作用面に当接する当接部材が前記周回案
内路の所定の場所に設けられているものがあげられる。
かかる構成によると、プリント搭載面を変更させるため
の専用のアクチュエータを設ける必要がないので、コス
ト的メリットがある。さらに本発明の好ましい実施形態
として、前記カムに一体的に設けられた係合爪と、前記
カムの動きを規制するカム規制体とが備えられ、前記カ
ム規制体には、前記第1の向きのときに前記係合爪が係
合する第1の溝と、前記第2の向きのときに前記係合爪
が係合する第2の溝が形成されているものが考えられ
る。これにより、簡単な構成ながらも、プリント搭載面
の第1の向きと第2の向きとを確実に保持できる。
【0008】さらに、前記搭載部変更手段の具体的構成
例としては上述したもののほかに、前記プリント搭載部
と一体的に結合されたカムと、前記プリント搭載部を第
1の向きに付勢する付勢手段と、前記周回案内路の所定
の場所に設けられて前記カムの作用面に当接する当接部
材とを備え、前記カムの作用面が前記当接部材に当接す
ることにより、前記付勢手段の付勢力に抗して、前記搭
載面を前記第1の向きから前記第2の向きへと変更させ
るような構成にすることもできる。これによると、溝が
形成されたカム規制体のような複雑な形状をした部材が
不要となり、搭載部変更手段の構成を簡素化することが
できる。
【0009】本発明のその他の特徴と利点は、以下の図
面を用いた実施形態の説明から明らかにされるだろう。
【0010】
【発明の実施の形態】[ 写真処理装置の全体構成]本発
明による写真処理装置1の全体が図1に示されており、
この写真処理装置1内を各種処理にともなって搬送され
るネガフィルム2(ここでは、ネガフィルムは、写真フ
ィルム1本の長さをもつネガフィルム、数コマ単位でカ
ットされたピースネガ、アドバンスフォトシステムに準
じたカートリッジ付きネガフィルムの総称として使用さ
れている)と印画紙3の搬送経路が、図2に模式的に示
されている。この写真処理装置1は、ネガフィルム供給
部10と、ネガフィルム2の画像を印画紙3に焼き付け
る露光部20と、露光部20にて露光済の印画紙3を現
像処理する現像処理部30と、現像処理部30にて現像
処理された印画紙3を乾燥する乾燥部40と、乾燥され
た印画紙3を所定長さにカットしてプリントとして排出
するプリント排出部50と、露光部20で使用されたネ
ガフィルム2をカットし、必要の場合ネガシートに挿入
して、排出するネガフィルム排出部60と、ネガフィル
ム排出部60から搬入された1単位(理解し易くするた
め、ここではこの1単位を1オーダと読み換えてもよ
い)のネガフィルム2とプリント排出部50から搬入さ
れた1単位のプリントを仕上がり品として照合組み合わ
せて、作業者による仕上がり品取り出し位置まで搬送す
るコンベヤ機構70とを備えている。このコンベヤ機構
70が本発明による写真処理装置の中核要素である。
【0011】ネガフィルム供給部10には、100本ま
でのネガフィルム2をスプライステープによってつなぎ
合わせたものを巻き取っているネガリール11が2本装
填可能であり、このネガリール11から引き出されたネ
ガフィルム2に備えられているバーコードを読み取るバ
ーコードリーダー12や引き出されたネガフィルム2を
1オーダ毎にカットするネガカッター13が設けられて
いる。
【0012】[ 露光部の構成]露光部20には、図3
(図2と比べてネガフィルム2と印画紙3の配置が上下
逆に配置されている)に示すように、フィルム搬送方向
上流側に、読取用光源21a、ミラートンネル21b及
び撮像装置21cからなるフィルム読取装置21が設け
られ、そのフィルム搬送方向下流側に、露光用光源22
a、調光フィルタ22b、ミラートンネル22c、ネガ
マスク22d、焼付レンズ22e及びシャッタ22fか
らなる露光装置22が設けられ、ネガフィルム供給部1
0から露光部20を通過してネガ排出部60へネガフィ
ルム2を搬送するローラ23a及びそのローラ23aを
駆動するモータ23bが設けられている。
【0013】ローラ23aにて搬送されるネガフィルム
2は、先ず、フィルム読取装置21にて、その各コマの
画像が読み取られ、その画像情報は写真焼付装置1全体
を制御するコントローラ5に送られる。コントローラ5
では、フィルム読取装置21から受け取った画像情報に
基づいて、そのネガフィルム2の画像を印画紙3に焼き
付けるための露光条件を求めて、該当するネガフィルム
2のコマがネガマスク22dの位置に搬送されて来たと
きに、先だって求めた露光条件に基づいて調光フィルタ
22b及びシャッタ22fを制御し、印画紙3を露光す
る。さらに、コントローラ5は、フィルム読取装置21
にて読み取ったネガフィルム2の画像情報を処理して、
求めた露光条件で印画紙3の焼き付けた場合に得られる
画像のシミュレート画像をモニタ6aに表示させること
ができ、作業者は、そのシミュレート画像をモニタ6a
を観察して、必要に応じて操作卓6bから露光条件を修
正することができる。
【0014】又、露光部20にて露光処理の終了したネ
ガフィルム2は、露光装置22のフィルム搬送方向下流
側に配置されているネガ排出部60に設けられたネガカ
ッター25によって6駒又は4駒毎に切断され、複数枚
のネガピース2として、コンベヤ機構70へ送り出され
るが、仕様によっては、図示されていないネガシート挿
入装置によってネガピース2がネガシートに挿入され、
このネガシートは折り畳まれた後コンベヤ機構70へ送
り出される。なお、アドバンスフォトシステムに準じた
ネガフィルム2は、各種処理作業前にカートリッジから
引き出され、処理後再びカートリッジに巻き戻されるの
で、露光処理後のネガフィルム2もカートリッジの収納
された状態でコンベヤ機構70へ送り出される。
【0015】現像処理部30には、その図示は省略され
ているが、複数の現像処理タンクが備えられており、露
光部20でネガフィルム2の画像が焼き付けられた後、
印画紙3はローラ24a及びローラ24aを駆動するモ
ータ24bによってコレクション印字部26を通り、現
像処理部30の現像処理タンクを順次通過することで現
像処理される。なお、現像処理部30の手前には、ルー
プ部の存在にもかかわらず露光部20と現像処理部30
の間で連続して印画紙3を送り続けることができない事
態が生じた場合に緊急避難的に印画紙3を切断するカッ
ター27が設けられている。
【0016】現像処理後の印画紙3は、乾燥部40で乾
燥された後、プリント排出部50に送られ、ペーパーカ
ッター51によってカットされることにより仕上がりプ
リント3となり、横送りコンベヤ53によってコンベヤ
機構70へ送り出される。54は、何らかのトラブルで
印画紙3をコンベヤ機構70に送り出せない事態が生じ
た場合印画紙3を長尺のままで排出するための印画紙バ
イパス路である。
【0017】[ コンベア機構の構成]コンベヤ機構70
はトレーコンベヤ式であり、周回案内路80に案内され
ながら搬送力を伝達する駆動手段90によって走行する
複数のトレー100が備えられている。周回案内路80
によって決定される搬送ラインには、ネガフィルム搬入
ステーション71と待機ステーション72と、プリント
搬入ステーション73と、照合ステーション74とが形
成されている。図2又は図4からわかるように、照合ス
テーション74ではトレー100の向きが作業者のほう
に向くようにして、作業者の照合作業がやりやすいよう
にしている。周回案内路80は、図5に示すように、左
右一対の略円形断面のレール81とこのレール81を所
定の間隔で連結している連結体82とで構成され、写真
処理装置1の低い位置に配置されたネガフィルム排出部
60と高い位置に配置されたプリント排出部50との間
を現像処理部30と乾燥部40の側壁に沿って延びてい
る。
【0018】トレー100は、図5〜図7に示されてい
るように、レール81上を走行する走行部110と、フ
ィルム収納部150aとプリント収納部150bとを備
えた載置部150とから構成されている。走行部110
は、チャンネル形の走行台111と、この走行台111
の両側のリブ部111aと111bの内側にそれぞれ軸
112によって回転可能に支持されている各4つの走行
ローラ113と、載置部150を走行台111に対して
傾斜させて取り付けるための連結板131(図8)とを
備えている。ひとつのトレーにつき8つづつ取り付けら
れている走行ローラ113の走行面には、レール81の
形状に合わせた溝113aが形成されている。走行部1
10は、右側のリブ部111aに配置された前側の上下
の走行ローラ113及び後側の上下の走行ローラ113
で右側のレール81を2カ所挟み込むとともに、左側の
リブ部111bに配置された前側の上下の走行ローラ1
13及び後側の上下の走行ローラ113で左側のレール
81を2カ所挟み込むことにより、安定したレール走行
を行っている。
【0019】ネガフィルム搬入ステーション71では、
ネガフィルム排出部60から排出された1単位分のネガ
フィルム2がトレー100のフィルム収納部150aに
移載される。待機ステーション72では、ネガフィルム
2を積み込んだトレー100がこのトレー100に積み
込んだネガフィルム2の画像を焼き付けている1単位分
のプリント3がプリント排出部50から出されるタイミ
ングに合わすために待機可能である。プリント搬入ステ
ーション73では、フィルム収納部150aに収納され
たネガフィルム2の画像を焼き付けている1単位分のプ
リント3がプリント排出部50からトレー100のプリ
ント収納部150bに移載される。照合ステーション7
4では、トレー100によって運び込まれた1単位分の
ネガフィルム2とプリント3の照合が確認されると、ネ
ガフィルム2とプリント3がトレー100から取り出さ
れ、DP袋へ入れられる。各トレー100に対するこの
ような照合・取り出しと照合ステーション74へのトレ
ー100の送り出しが同期しているわけではないので、
この照合ステーション74では、待機ステーション72
と同様、トレー100はレール81上でストレージ可能
となっている。空になったトレー100は、再びネガフ
ィルム搬入ステーション71に送られる。
【0020】トレー100を搬送する駆動手段90は、
エンドレス駆動体としてチェイン91を採用したチェイ
ン駆動方式を採用しており、図4から明らかなように、
第1駆動装置90aから第6駆動装置90fに分割され
ている。第1駆動装置90aは、照合ステーション74
と待機ステーション72とにわたって配置されている。
第2駆動装置90bは、空になったトレー100をネガ
搬入ステーション71におけるトレー停止位置まで移動
させるように配置されている。第3駆動装置90cは、
ネガフィルム2を積み込んだトレー100を第1駆動装
置90aの一部によって形成される待機ステーション7
2のストレージラインまで移動させるように配置されて
いる。第4駆動装置90dは、待機ステーション72で
ストレージされているトレー100を、順次プリント搬
入ステーション73のトレー停止位置に移動させるよう
に配置されており、図4から明らかなように、第4駆動
装置90dはトレー100を急勾配で上昇させている。
第5駆動装置90eは、さらにプリント3を積み込んだ
トレー100を急勾配で下降させ、第1駆動装置90a
の照合ステーション74を形成している部分へ、送り込
むように配置されているが、照合ステーション74の手
前で周回案内路80が湾曲状になっているため、トレー
100を湾曲したラインに沿って移動させる第6駆動装
置90fを第5駆動装置90eと第1駆動装置90aと
の間に配置している。上述した各駆動装置は、チェイン
91、チェイン91に噛み合っている駆動スプロケット
92と方向転換スプロケット93、駆動スプロケット9
2を駆動する駆動モータ94から構成されている。その
際第1・第2・第3・第6駆動装置90a、90b、9
0c、90fは、共通の駆動モータ94にから動力を受
けているが、第4・第5駆動装置90d、90eはタイ
ミングをとった間欠運転の必要からそれぞれ個別の駆動
モータ94から動力を受けている。各チェイン91のリ
ンクプレートとして通常のリンクプレート91aだけで
はなく、所定のピッチでチェインローラ軸心方向に延び
た牽引部95を形成した牽引リンクプレート91bが装
着されており、各チェインはこの牽引部95を介してト
レー100を移動させている。
【0021】牽引部95とトレー100の走行部110
との搬送力伝達可能な係合は2つの方式で行われてい
る。つまり、第1駆動装置90aでは、ストレージライ
ンを形成するため、図6で示すように、走行台110の
リブ部111bの外側に垂直に延びた取付板115の下
面に樹脂117によって固定された磁石116とチェイ
ン91の牽引部95とに間に作用する磁力によりトレー
100の走行部110とチェイン91の牽引部95との
間の係合を作りだし、結果的にチェイン91によってト
レー100を移動させている。この目的のため、少なく
とも牽引リンクプレート91bは磁性体で作られてい
る。従って、トレー100がトレー100とチェイン9
1との間に作用する磁力より大きな力でその走行を阻止
されると磁石116と牽引部95との係合が外れて、チ
ェイン91だけが進行し、トレー100は停止したまま
となる。このことにより、走行台111の端面どうしが
接当していくことでトレー100が順次ストレージさ
れ、前のトレーが前進すると、再び磁石116がチェイ
ン91の牽引部95と磁気的に係合して、後のトレー1
00もチェイン91によって移動し始める。つまり、ト
レー100のストレージとトレー100のネガフィルム
2とプリント3の取り出し位置への供給とが遅延なくか
つ自動的に行われる。
【0022】第1駆動装置90a以外の駆動装置では、
トレー100とチェイン91とは一体的に動けばよいの
で、図5に示すように、走行台110のリブ部111a
と111bの下端からさらに突き出した爪部118がチ
ェイン91の牽引部95と接当することにより走行部1
10と牽引部95との搬送力伝達可能な係合が作り出さ
れる。各駆動モータ94は、コントローラ5によってそ
れぞれ連係をとるように制御されている。
【0023】ネガフィルム搬入ステーション71におい
てネガ排出部60からネガフィルム2を搬入するため、
トレー100は第2駆動装置90bと第3駆動装置90
cとの間で第1ストッパー装置85によって停止させら
れる。さらにプリント搬入ステーション73においてプ
リント排出部50からプリント3を搬入するため、トレ
ー100は第4駆動装置90dと第5駆動装置90eと
の間で第2ストッパー装置86によって停止させられ
る。第1ストッパー装置85と第2ストッパー装置86
の構造は同じなので、ここでは図8で示された第1スト
ッパーの構造を説明する。
【0024】第1ストッパー装置85は、支点85b回
りに揺動する揺動アーム85cと、揺動アーム85cの
一端に設けられるとともに揺動アーム85cの揺動によ
りトレー100の走行台111に設けられている爪部1
18と係合可能な係合ピン85aと、揺動アーム85c
の他端に係合するとともに揺動アーム85cを支点85
b回りで図8における時計回り方向に付勢するバネ85
dと、揺動アーム85cに係合ピン85a近くで連結さ
れるとともに通電時に揺動アーム85cを支点85b回
りで図8における反時計回り方向に揺動させる直線駆動
型ソレノイド85eとから構成されている。直線ソレノ
イド85eの通電解除時には係合ピン85aはトレー1
00の爪部118の移動軌跡内に入り込むので、第2駆
動装置90bの牽引部95から離脱した後下り傾斜とな
っているレール81を滑り落ちてきたトレー100を停
止保持する。直線ソレノイド85eが通電されると、係
合ピン85aはトレー100の爪部118の移動軌跡か
ら退避するので、トレー100の通過を許す。第2スト
ッパー装置86と第4駆動装置90dとの位置関係、及
びレール81の下り傾斜姿勢も第1ストッパー装置85
の場合と同様なので、第2ストッパー装置86も、同様
にトレー100の停止と通過を制御することができる。
【0025】更に、照合ステーション74においても、
ストレージされるトレー100の先頭を停止させる第3
ストッパー装置87が備えられている。第3ストッパー
装置87は、図9に示すように、回動軸87c回りでシ
ーソー式に揺動する揺動アーム87bと、揺動アーム8
7bの両端に設けられるとともに揺動アーム87bの揺
動により選択的にトレー100の爪部118と係合可能
な一対の係合ピン87aと、揺動アーム87bを揺動さ
せるように回動軸87cと連結している回転型ソレノイ
ド87dと、図9における時計回り方向に揺動アーム8
7bを付勢するように揺動アーム87bの一端に係合し
ているバネ87eとから構成されている。このような構
成をもつ第3ストッパー装置87では、ロータリソレノ
イド87dの非通電時にはバネ87eの付勢力により、
揺動アーム87bが図9において実線で示す姿勢とな
り、先頭のトレー100を停止させる。先頭のトレー1
00に続くトレー100は、前述したように先行するト
レー100と接当するまでは磁力によってレール81上
を移動させられるが、先行するトレー100と接当する
と磁力による移動が不可能となり、次々とトレー100
が詰められた状態でストレージされる。そして、ロータ
リソレノイド87dが通電されると、揺動アーム87b
がバネ87eの付勢力に抗して図9において二点鎖線で
示す姿勢となり、次のトレー100を停止させるが、自
由となった先頭のトレー100は、第1駆動装置90a
によって磁力を介して移動し始め、レール81の下り傾
斜姿勢も手伝って第2駆動装置90bに受け継がれてい
く。この状態から、更にロータリソレノイド87dの通
電が解除されると、揺動アーム87bが、図9において
実線で示す姿勢に戻り、一旦自由となり第1駆動装置9
0aによって少し移動した新たに先頭となったトレー1
00を停止させる。第1駆動装置90aから外れたトレ
ー100はレール81の下り傾斜姿勢も手伝って第2駆
動装置90bに近づいていき、第1駆動装置90aと第
2駆動装置90bとの間に設けられた第4ストッパー装
置88によって停止させられる。
【0026】第4ストッパー装置88は、ネガフィルム
搬入ステーション71へトレー100を送り出すタイミ
ングをとるためのものであり、ネガフィルム搬入ステー
ション71からトレー100が出ていくと同時に、新し
いトレー100を送り出すように制御されている。つま
り、第3ストッパー装置87と第4ストッパー装置88
によって、ストレージされているトレー100を1台づ
つネガフィルム搬入ステーション71へ送り出すことが
でき、同時に照合ステーション74のストレージライン
も順次先詰めされていく。図10に示すように、第4ス
トッパー装置88は、実質的に第1ストッパー装置85
や第2ストッパー装置86と同じ構造であるので、ここ
ではその説明を省略する。
【0027】第4ストッパー装置88によるトレー10
0の停止位置には、図10に示すように、トレー100
のフィルム収納部150aとプリント収納部150bに
それぞれネガフィルム2とプリント3が収納されている
か否かを検出する光センサー76が備えられており、こ
の光センサ76は、ネガフィルム2の存否を検出するた
めのLED76a及び受光素子76bと、プリント3の
存否を検出するためのLED76c及び受光素子76d
とから構成されており、載置部150には、LED76
a及びLED76cの出射光の通過を許容する孔(図示
されていない)が形成されている。光センサー76の検
出信号はコントローラ5に入力されることにより、第4
ストッパー装置88によって停止させられているトレー
100が空の状態であるどうかチェックされる。上述し
た第1ストッパー装置85、第2ストッパー装置86、
第3ストッパー装置87、第4ストッパー装置88の動
作はコントローラ5によって制御される。
【0028】[ トレーの載置部の構成]ここで、図11
を用いてトレー100の載置部150の構造を説明す
る。載置部150は、主に天板151と底板152と第
1側板153と第2側板154から構成されるボックス
状の形態を有している。プリント収納部150bは天板
151上に形成されており、天板151に積み重ねられ
たプリント3がずれ落ちないように第1側板153と第
2側板154を天板151から突き出し、その突き出し
た部分でプリント3を2つの方向から囲んでいる。他の
2つの方向は開放されており、プリント3の搬入・搬出
を容易にしている。ネガフィルム2、つまり裸のピース
ネガ或いはネガシートに挿入されたピースネガを収納す
るフィルム収納部150aは天板151と底板152と
の間にポケット状に形成されている。さらに付加的に、
アドバンスフォトシステムに準じたネガフィルム2を巻
き込んでいるカートリッジ2aを収納するカートリッジ
収納部150cがフィルム収納部150aに対向して第
2側板154の外側に取り付けられたボックス体155
によって形成されている。
【0029】図4から明らかなように、トレー100は
ネガフィルム搬入ステーション71から待機ステーショ
ン72への移動行程において逆さ吊り状態となり、フィ
ルム収納部150aやカートリッジ収納部150cから
収納物が落下する恐れがあるため、トレー100には収
納物を保持する押さえ保持機構160が備えられてい
る。押さえ保持機構160は、図11に図解されている
ように、底板152に複数の軸受ブラケット162を介
して回動可能に支持された回動軸161と、回動軸16
1に固定された爪スリーブ163と、天板151に取り
付けられた固定軸164周りをシーソー式に揺動するこ
とによりその一端でフィルム収納部150aに収納され
たネガフィルムを押さえる第1押さえ板165と、天板
151に取り付けられた固定軸167周りをシーソー式
に揺動することによりその一端でカートリッジ収納部1
50cに収納されたカートリッジを押さえる第2押さえ
板168とを備えている。第1押さえ板165と第2押
さえ板168は、爪スリーブ163の爪部163aとの
接触にともなう爪スリーブ163からの回動変位の伝達
により開放方向に揺動する。そして、それぞれの収納物
を押さえ付ける方向への揺動はバネ力により行われる
が、その目的のためにそれぞれつる巻きバネが設けられ
ている。回動軸161を操作するための機構はここでは
図示されていないが、ネガフィルム2とカートリッジ2
aを押え込む姿勢と、フィルム収納部150aへのネガ
フィルム2の収納もしくはカートリッジ収納部150c
へのカートリッジ2aの収納を許す開放姿勢とを切り換
えできるようにしている。
【0030】[搭載面変更手段の構成]次に、トレー10
0の搭載部150を作業者側に90度回転させるための
搭載面変更手段の構成を図12から図14により説明す
る。図2や図4に示されるように、作業者が搭載部から
プリントを取り出しやすくして照合作業をしやすいよう
にするものである。トレー100の下部には断面V字型
の連結板131が固定して取付けられ、さらに回転軸1
32が連結板131に対して一体的に取付けられてい
る。走行台111の裏側にはカム規制体133が固定さ
れ、回転軸132にはカム134が取付けられる。カム
規制体133は、カム134の動きを規制するカム規制
部135と、支持部136とを備えている。カム規制部
135はカム134よりも少し大きな厚みを有し、第1
係合溝137と第2係合溝138とを備えている。さら
に、支持部136は回転軸132を貫通・ 摺動させるた
めの貫通穴139と2個所の止め穴140とを備えてい
る。この止め穴140に対応して、走行台110にも2
個所の穴111cが形成されており、ネジなどの適宜の
手段を用いてカム規制体133を走行台110の裏側に
固定する。なお、第1係合溝137と第2係合溝138
とは位相が90度ずれた位置関係にある。カム134
は、第1作用ピン125が当接する第1作用部141
と、第2作用ピン126が当接する第2作用部142
と、第1係合溝137と第2係合溝138とのいずれか
に係合する係合爪143と、回転軸132と結合させる
ための結合穴144とを備えている。カム134を合成
樹脂で形成し係合爪143を一体成形してもよいが、係
合爪143を別部品で構成してもよい。また、係合爪1
43は片持ち形式のばねであるが、両端支持形式にして
もよい。第1作用ピン125は周回案内路80の照合ス
テーション74に入る直前に設けられ、第2作用ピン1
26は照合ステーション74を出た直後に設ける。
【0031】[ トレーの搬送動作]次に、上記構成のコ
ンベヤ機構70におけるトレー100の搬送動作を説明
する。ネガフィルム搬入ステーション71におけるネガ
排出部60から第1ストッパー装置85によって停止し
ているトレー100のフィルム収納部150aへのネガ
フィルム2の収納は、ネガシートに挿入され折り畳まれ
た状態のものや裸のままのネガフィルム2、場合によっ
てはアドバンスフォトシステムのカートリッジが1単位
毎にここでは図示されていないフィーダ装置によって自
動的に行なわれる。ネガフィルム搬入ステーション71
での第1ストッパー装置85による停止が解除され、自
重により下降したトレー100は、第3駆動装置90c
の牽引部95に係合し、登り斜面を走行し、さらに待機
ステーション72を形成している第1駆動装置90aに
よって引き継がれ、順次ストレージされていく。
【0032】待機ステーション72でストレージされて
いる先頭のトレー100は、間欠駆動している第4駆動
装置90dのチェイン91が駆動して、牽引部95と係
合することで、登りの急斜面を牽引部95の1ピッチ毎
昇っていく。第4駆動装置90dによる搬送は、プリン
ト搬入ステーション73の第2ストッパー装置86がト
レー100の停止を解除するのと連動して、牽引部95
の1ピッチ分ずつ駆動する。従って、プリント搬入ステ
ーション73に停止するトレー100が、横送りコンベ
ヤ53から1単位のプリント3を受け取って第5駆動装
置90eによって斜面を下降する毎に、次のトレー10
0がプリント搬入位置に送られ、第2ストッパー装置8
6によって停止させられる。
【0033】この写真処理装置1が正常に動作している
限り、1オーダ当たりのプリント枚数が所定量を越えな
い限り、ネガフィルム2は、露光部20における露光処
理順に1単位毎トレー100に収納され、ネガフィルム
2を収納していないトレー100がプリント3を受け取
ることはないので、プリントを上記の露光処理順と同じ
順序で横送りコンベヤ53から受け取ることで、トレー
100のプリント収納部150bには、フィルム収納部
150aに収納されているネガフィルム2の画像を焼き
付けたプリント3が収納されることになる。1オーダ当
たりのプリント枚数が所定量を越える場合は、越えた分
のプリントのためにさらにトレー100が割り当てられ
る。第2ストッパー装置86によって停止させられてい
るトレー100が、横送りコンベヤ53から、1単位の
ネガフィルム2に組み合わされるべきプリント3を受け
取ると、第2ストッパー装置86が解除され、トレー1
00は自重により少し降下し、第5駆動装置90eの牽
引部95に係合して、チェーン91の動きに伴って降下
して行くが、この第5駆動装置90eは、照合ステーシ
ョン74にストレージされているトレー100の数等に
応じて、第2ストッパー装置86の作動と連動してトレ
ー100を受け取る毎に牽引部95の1ピッチ分搬送す
る間欠駆動と、第2ストッパー装置86の状態にかかわ
らずにトレー100を搬送する常時駆動とに切り換え可
能となっている。第5駆動装置90eによって斜面を下
降するトレー100は、照合ステーション74のストレ
ージラインに入るために、一旦第6駆動装置90fに引
き継がれる。
【0034】第6駆動装置60fによる搬送の後、照合
ステーション74のストレージラインに入る直前に図1
3に示すように第1作用ピン125により第1作用面が
押される。これにより、第1係合溝137に係合してい
た係合爪143が離脱させられ、カム134は図13の
時計方向に強制的に回動させられ、図14に示すように
係合爪143は第2係合溝138に係合させられる。カ
ム134は連結板131によりトレー100と一体的に
なっているから、プリント3を載せた搭載部150も9
0度回動させられる。したがって、作業者側にプリント
3が向けられる。照合ステーション74のストレージラ
インに入ったトレー100は、第3ストッパー装置87
によって停止させられたトレー100を先頭に順番に停
止させられ、作業者がトレー100から仕上がり品とし
てネガフィルム2及びプリント3を取り出すのを待つ。
収納されているネガフィルム2及びプリント3が作業者
によって抜き取られたトレー100は、第4ストッパー
装置88によって停止されていたトレー100が第2駆
動装置90bによってネガフィルム搬入ステーション7
1に送られることに連動して第3ストッパー装置87が
作動することにより、第4ストッパー装置88まで送り
込まれる。これにともなって、ストレージラインのトレ
ー100は第1駆動装置90aによって1つずつ前に詰
められる。また、第3ストッパー装置87が作動した
後、第4ストッパー装置88まで送り込まれるまでの間
に、図14に示すように第2作用ピン126が第2作用
面142に当接し、係合爪143を第2係合溝138か
ら離脱させ、図13の状態に再び強制的に復帰させる。
【0035】第4ストッパー装置88の解除にともなう
第2駆動装置90bによるトレー100のネガフィルム
搬入ステーション71への搬送制御は、第1ストッパー
装置85による停止位置においてトレー100のフィル
ム収納部150aへネガフィルム2を収納する作業が完
了する毎に行われる。つまり、ネガフィルム2の積み込
み完了にともない第1ストッパー装置85がトレー10
0の停止を解除すると、第4ストッパー装置88の領域
に備えられた光センサ76によりネガフィルム2及びプ
リント3の取り出し完了が検出されたのを条件として、
第4ストッパー装置88がトレー100の停止保持を解
除し、ネガフィルム搬入ステーション71へ空のトレー
100を供給する。これに連動して、第3ストッパー装
置87もトレー100の停止保持を解除し、第4ストッ
パー装置88へトレー100を送り出す。
【0036】[第2実施形態に係る搭載面変更手段の構
成]図15から図17により第2実施形態に係る搭載面
変更手段の構成を説明する。連結板131に回転軸13
2が固定されており、この回転軸132にトレー付勢ば
ね128が嵌合されている。走行台111の裏面にはカ
ムの動きを規制するためのストッパーピン145と、ト
レー付勢ばね128の一方のフックを掛けるための係止
ピン148が設けられている。カム134は、ストッパ
ーピン145に当接する第1作用面141と、回転軸1
32が嵌入される小径穴146と大径穴147と、トレ
ー付勢ばね128の他方のフックが掛けられる係止スリ
ット149が設けられている。トレー付勢ばね128は
上記大径穴147のほうに収納されるようにしている。
図16又は図17において、トレー100はトレー付勢
ばね128により反時計周りに付勢されている。次に第
2実施形態に係る搭載面変更手段の作用について説明す
る。トレー100が照合ステーション74に送られてく
ると、搬送経路上に設けられた平板状に形成された作用
板127の先端がカム134の第1作用面141の先端
部に当接し、カム134は強制的にトレー付勢ばね12
8の付勢力に抗して時計周りに回動させられる。これに
より、図17に示すように、トレー100の搭載面が9
0度回転させられる。第1作用面141の先端部が作用
板127に当接している間はトレー100の搭載面が9
0度回転した状態が保持されており、作用板127から
開放されると、トレー付勢ばね128の付勢力により再
び反時計周りに回動させられ図16の状態に復帰する。
作用板127を設けておく領域は、照合ステーション7
4の全域かほぼ全域にわたって設けておけばよい。
【0037】[ 変形例]本実施形態では、トレー100
の搭載部150を90度回転させるようにしているが、
写真処理装置1の全体構成を考慮して回転角度を90度
以下、または90度以上に設定してもよい。トレー10
0にはプリント3のほかにカートリッジ2aやネガフィ
ルム2を搭載しているが、プリント3のみを搭載するよ
うにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による写真処理装置を採用した写真処理
装置の斜視図
【図2】図1によるネガフィルムと印画紙の流れを示す
写真処理装置の模式図
【図3】図1による写真処理装置のブロック図
【図4】写真処理装置を構成するコンベヤ機構の模式図
【図5】駆動装置とトレーの走行部との関係を示す説明
【図6】駆動装置とトレーの走行部との関係を示す説明
【図7】フィルム収納部へのネガフィルムの搬入を示す
説明図
【図8】第1ストッパー装置の模式図
【図9】第3ストッパー装置の模式図
【図10】光センサーの模式図
【図11】トレーの斜視図
【図12】搭載面変更手段の構成を示す分解斜視図
【図13】搭載面変更手段の構成及び作動を示す図
【図14】搭載面変更手段の構成及び作動を示す図
【図15】第2実施形態に係る搭載面変更手段の構成を
示す分解斜視図
【図16】第2実施形態に係る搭載面変更手段の構成及
び作動を示す図
【図17】第2実施形態に係る搭載面変更手段の構成及
び作動を示す図
【符号の説明】 2 ネガフィルム 3 印画紙(プリント) 20 露光部 50 プリント排出部 60 ネガフィルム排出部 71 ネガフィルム搬入ステーション 73 プリント搬入ステーション 74 照合ステーション 70 コンベヤ機構 80 周回案内路 90 駆動手段 100 トレー 125 第1作用ピン 126 第2作用ピン 133 カム規制体 134 カム 137 第1係合溝 138 第2係合溝 141 第1作用面 142 第2作用面 143 係合爪 150 載置部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光部での印画紙への画像焼付処理のた
    めに用いられたネガフィルムを排出するネガフィルム排
    出部と、 前記焼付処理された印画紙を現像処理して所定長さにカ
    ットしてプリントとして排出するプリント排出部とを備
    えた写真処理装置であって、 前記ネガフィルム排出部からネガフィルムを搬入するネ
    ガフィルム搬入ステーションと、前記プリント排出部か
    らプリントを搬入するプリント搬入ステーションと、前
    記ネガフィルムと前記プリントを照合する照合ステーシ
    ョンとにわたってコンベヤ機構が設けられており、 前記コンベヤ機構は、前記ネガフィルムと前記プリント
    を搬送するトレーと、前記トレーの搬送路を形成する周
    回案内路と、前記周回案内路に沿って前記トレーを移動
    させる駆動手段を備えた写真処理装置において、 前記照合ステーションに移動したトレーのプリント搭載
    部における搭載面の向きを、前記プリントを搭載するの
    に適した第1の向きから、作業者側に向いた第2の向き
    へと変更させる搭載部変更手段を備えたことを特徴とす
    る写真処理装置。
  2. 【請求項2】 露光部で焼付処理された印画紙を現像処
    理して所定長さにカットしてプリントとして排出するプ
    リント排出部と、 前記プリント排出部からプリントを搬入するプリント搬
    入ステーションと、前記プリントをネガフィルムと照合
    する照合ステーションとにわたって設けられたコンベヤ
    機構とを備え、 前記コンベヤ機構が、前記プリントを搬送するトレー
    と、前記トレーの搬送路を形成する周回案内路と、前記
    周回案内路に沿って前記トレーを移動させる駆動手段と
    を備えた写真処理装置において、 前記照合ステーションに移動したトレーのプリント搭載
    部における搭載面の向きを、前記プリントを搭載するの
    に適した第1の向きから、作業者側に向いた第2の向き
    へと変更させる搭載部変更手段を備えたことを特徴とす
    る写真処理装置。
  3. 【請求項3】 前記搭載面の変更は前記照合ステーショ
    ンに入る直前または入った直後に行われることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の写真処理装置。
  4. 【請求項4】 前記搭載部変更手段は、前記搭載面が前
    記搬送路と直交またはほぼ直交する向きから、前記搬送
    路に沿った向きへと90度またはほぼ90度回転させる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の写真
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記搭載部変更手段は、前記プリント搭
    載部と一体的に結合されたカムを備え、このカムの作用
    面に当接する当接部材が前記周回案内路の所定の場所に
    設けられていることを特徴とする請求項4に記載の写真
    処理装置。
  6. 【請求項6】 前記カムに一体的に設けられた係合爪
    と、前記カムの動きを規制するカム規制体とが備えら
    れ、 前記カム規制体には、前記第1の向きのときに前記係合
    爪が係合する第1の溝と、前記第2の向きのときに前記
    係合爪が係合する第2の溝が形成されていることを特徴
    とする請求項5に記載の写真処理装置。
  7. 【請求項7】 前記搭載部変更手段は、前記プリント搭
    載部と一体的に結合されたカムと、前記プリント搭載部
    を第1の向きに付勢する付勢手段と、前記周回案内路の
    所定の場所に設けられて前記カムの作用面に当接する当
    接部材とを備え、 前記カムの作用面が前記当接部材に当接することによ
    り、前記付勢手段の付勢力に抗して、前記搭載面を前記
    第1の向きから前記第2の向きへと変更させることを特
    徴とする請求項4に記載の写真処理装置。
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