JPH1090315A - 波形記録計のa/d変換制御装置 - Google Patents

波形記録計のa/d変換制御装置

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JPH1090315A
JPH1090315A JP26793696A JP26793696A JPH1090315A JP H1090315 A JPH1090315 A JP H1090315A JP 26793696 A JP26793696 A JP 26793696A JP 26793696 A JP26793696 A JP 26793696A JP H1090315 A JPH1090315 A JP H1090315A
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Hidekazu Tsukada
英一 塚田
Kazuhiko Kobayashi
和彦 小林
Koichi Masuda
耕一 増田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定信号の周波数などに自動的に追従させ
てA/D変換器のサンプリング速度を可変して、そのデ
ータ記録を行なうことができるようにする。 【解決手段】 内部サンプリング信号生成回路11の他
に、それとは異なる別の外部系統からA/D変換器にサ
ンプリングクロックを与える外部サンプリング入力手段
20を有し、この外部サンプリング入力手段20は、外
部からのサンプリング指令信号(外部クロック)を内部
クロックに同期して検出する信号検出回路22と、その
検出出力に基づいてA/D変換器に対するサンプリング
クロックを発生する外部サンプリング信号生成回路24
と、外部サンプリング信号もしくは内部サンプリング信
号のいずれか一方を選択するセレクタ25と、信号検出
回路22にて外部クロックが検出されてからの所定時
間、その信号検出動作をオフとする周波数制限回路23
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は波形記録計のA/D
変換制御装置に関し、さらに詳しく言えば、A/D変換
器のサンプリング速度を例えば被測定信号の周波数など
に応じて同期させてそのデータ記録が行なえるようにし
た波形記録計のA/D変換制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】波形記録計、とりわけメモリレコーダに
おいては、被測定アナログ信号をA/D変換器にてディ
ジタルデータに変換した上でメモリに記憶し、保存する
ようにしている。
【0003】この場合、A/D変換器のサンプリング速
度(周期)は所定の周波数範囲(低速サンプリング〜高
速サンプリング)内で選択可能となっており、ユーザー
は例えば被測定信号の周波数などに応じてA/D変換器
のサンプリング速度をあらかじめ設定することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これによれば、変動が
激しい突発的な現象を観測する際には高速サンプリング
とし、変動が緩やかな現象の場合などには低速サンプリ
ングとすることができるが、いずれにしてもユーザーが
そのサンプリング速度をあらかじめ設定する方式である
ため、例えばエンジンの回転数などのように被測定信号
が大きく変化するような場合には、その回転周期に追従
させてサンプリング速度を変更することができない。
【0005】本発明は、このような従来の問題を解決す
るためになされたもので、その目的は、被測定信号の周
波数などに自動的に追従させてA/D変換器のサンプリ
ング速度を可変して、そのデータ記録を行なうことがで
きるようにした波形記録計のA/D変換制御装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、入力部において被測定アナログ信号をデ
ィジタル信号に変換するA/D変換器と、CPU(中央
演算処理ユニット)からの制御データに基づいて上記A
/D変換器に対してサンプリングクロックを与える内部
サンプリング信号生成回路と、上記A/D変換器にてA
/D変換されたデータを記憶するメモリとを備えた波形
記録計において、上記CPUとは異なる別の外部系統か
ら上記A/D変換器にサンプリングクロックを与える外
部サンプリング入力手段を有し、同外部サンプリング入
力手段は、外部からのサンプリング指令信号を検出する
信号検出回路と、同信号検出回路の出力に基づいて上記
A/D変換器に対するサンプリングクロックを発生する
外部サンプリング信号生成回路と、同外部サンプリング
信号生成回路もしくは上記内部サンプリング信号生成回
路のいずれか一方を上記A/D変換器に接続するセレク
タと、上記信号検出回路にて上記サンプリング指令信号
が検出されてからの所定時間、同信号検出回路による信
号検出動作をオフとする周波数制限回路とを備えている
ことを特徴としている。
【0007】これによれば、セレクタを外部サンプリン
グ入力手段側に切り替えた状態で、信号検出回路に例え
ばエンジンの回転周波数信号を外部サンプリング指令信
号(外部クロック)として入力することにより、外部サ
ンプリング信号生成回路からその外部クロックに同期し
たタイミングでA/D変換器にサンプリングクロックが
与えられる。
【0008】この場合、上記信号検出回路は、上記サン
プリング指令信号を記録計本体内の内部クロックに同期
して検出することが好ましく、これによれば記録計本体
内においてA/D変換までのずれを最小限に抑えること
ができる。
【0009】また、上記周波数制限回路による上記信号
検出回路の信号検出動作オフ時間(上記所定時間)は、
上記A/D変換器の最大許容周波数によって決められ、
これによればA/D変換器に対してそのA/D変換中に
重複して外部サンプリングクロックが与えられることが
防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の技術的思想をより
よく理解する上で、図1および図2を参照しながら、そ
の実施の形態について説明する。
【0011】図1に示されているように、この波形記録
計はその本体内に搭載されている図示しないCPUから
の指示データに基づいて同じく図示しないA/D変換器
に対して所定のサンプリング速度(周期)でサンプリン
グクロックを供給する内部サンプリング信号生成回路1
1とは別に、A/D変換器に対して別の外部系統よりサ
ンプリングクロックを与える外部サンプリング入力手段
20を備えている。
【0012】すなわち、この外部サンプリング入力手段
20は、測定対象を例えばエンジンの回転数とする場
合、その測定対象から外部サンプリング指令信号として
供給される回転周波数信号(外部クロック)に含まれて
いるノイズを除去するフィルタ回路21と、同フィルタ
回路21にてノイズを除去された外部クロックを検出す
る信号検出回路22と、外部クロック検出時点からの所
定時間、同信号検出回路22の検出動作をオフとする周
波数制限回路23と、信号検出回路22の出力に基づい
てA/D変換器に対するサンプリングクロックを発生す
る外部サンプリング信号生成回路24と、同外部サンプ
リング信号生成回路24もしくは内部サンプリング信号
生成回路11のいずれか一方をA/D変換器に接続する
セレクタ25とを備えている。
【0013】次に、図2のタイミングチャートを参照し
て、この外部サンプリング入力手段20の動作を説明す
る。外部サンプリング入力手段20からA/D変換器に
対してサンプリングクロックを与える場合、まず、セレ
クタ25が外部サンプリング信号生成回路24側に切り
替えられる。
【0014】そして、外部クロックとして上記のように
測定対象のエンジンから発生される回転周波数信号(図
2(b)参照)がフィルタ回路21を介して信号検出回
路22に入力されると、信号検出回路22においては、
その外部クロックを記録計本体の最高周波数である内部
クロック(図2(a)参照)に同期して検出し、その検
出信号を外部サンプリング信号生成回路24に出力す
る。
【0015】これにより、外部サンプリング信号生成回
路24からセレクタ25を介して記録計本体内の図示し
ないA/D変換器にサンプリングクロック(図2(d)
参照)が与えられ、被測定アナログ信号のA/D変換が
行なわれるとともに、そのデータが図示しないメモリに
格納される。
【0016】このようにして、外部サンプリング信号生
成回路24から外部クロックに同期したサンプリング速
度でサンプリングクロックが出力されるが、そのサンプ
リングクロック自体は内部サンプリング信号生成回路1
1から出力されるサンプリングクロックと同一である。
【0017】また、信号検出回路22にて外部クロック
を内部クロック(最高周波数)に同期して検出している
ため、外部サンプリングクロックにてA/D変換された
データのメモリへの取り込み時などにおける他の回路動
作とのタイミングずれを防止することができる。
【0018】周波数制限回路23は実質的にゲート回路
であり、図2(c)に示されているように、信号検出回
路22にて外部クロックが検出された時点で立上がり、
以後の所定時間、信号検出回路22の検出動作をオフと
する。この実施例において、この所定時間はA/D変換
器の最大許容周波数に相当し、したがって、この時間内
に図2(b)に示されているように、第2発目の外部ク
ロックが到来したとしても、その外部クロックはキャン
セルされることになる。
【0019】上記実施例では、外部サンプリング指令信
号(外部クロック)をエンジンの回転周波数としている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、外部サン
プリング指令信号は他の被測定信号であってもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内部サンプリング信号生成回路の他に、それとは異なる
別の外部系統からA/D変換器にサンプリングクロック
を与える外部サンプリング入力手段を備えているため、
A/D変換器のサンプリング速度(周期)を被測定信号
の周波数などに追従して自動的に変更して、そのサンプ
リングデータをメモリなどに保存することができる。
【0021】したがって、特にエンジンの回転数などの
ように変動幅の大きな被測定信号を測定する場合、その
被測定信号の周波数に応じた分解能でデータを記録する
ことが可能となり、データを解析する上できわめて便利
であり、また、メモリの記憶容量を有効に活用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示したブロック線図。
【図2】上記実施例の動作説明用タイミングチャート。
【符号の説明】
11 内部サンプリングクロック生成回路 20 外部サンプリング入力手段 21 フィルタ回路 22 信号検出回路 23 周波数制限回路 24 外部サンプリングクロック生成回路 25 セレクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力部において被測定アナログ信号をデ
    ィジタル信号に変換するA/D変換器と、CPU(中央
    演算処理ユニット)からの制御データに基づいて上記A
    /D変換器に対してサンプリングクロックを与える内部
    サンプリング信号生成回路と、上記A/D変換器にてA
    /D変換されたデータを記憶するメモリとを備えた波形
    記録計において、上記CPUとは異なる別の外部系統か
    ら上記A/D変換器にサンプリングクロックを与える外
    部サンプリング入力手段を有し、同外部サンプリング入
    力手段は、外部からのサンプリング指令信号を検出する
    信号検出回路と、同信号検出回路の出力に基づいて上記
    A/D変換器に対するサンプリングクロックを発生する
    外部サンプリング信号生成回路と、同外部サンプリング
    信号生成回路もしくは上記内部サンプリング信号生成回
    路のいずれか一方を上記A/D変換器に接続するセレク
    タと、上記信号検出回路にて上記サンプリング指令信号
    が検出されてからの所定時間、同信号検出回路による信
    号検出動作をオフとする周波数制限回路とを備えている
    ことを特徴とする波形記録計のA/D変換制御装置。
  2. 【請求項2】 上記信号検出回路は、上記サンプリング
    指令信号を記録計本体内の内部クロックに同期して検出
    することを特徴とする請求項1に記載の波形記録計のA
    /D変換制御装置。
  3. 【請求項3】 上記周波数制限回路による上記信号検出
    回路の信号検出動作オフ時間(上記所定時間)は、上記
    A/D変換器の最大許容周波数によって決められること
    を特徴とする請求項1に記載の波形記録計のA/D変換
    制御装置。
JP26793696A 1996-09-18 1996-09-18 波形記録計のa/d変換制御装置 Expired - Lifetime JP3604837B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016509449A (ja) * 2013-03-08 2016-03-24 アナカトゥム デザイン アーベー 効率的なタイムインターリーブ型アナログ/デジタル変換器
JP2018155625A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 矢崎総業株式会社 車両用電流センサ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016509449A (ja) * 2013-03-08 2016-03-24 アナカトゥム デザイン アーベー 効率的なタイムインターリーブ型アナログ/デジタル変換器
JP2018155625A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 矢崎総業株式会社 車両用電流センサ

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