JPH05308224A - 周波数変調信号発生方法および周波数変調信号発生装置 - Google Patents

周波数変調信号発生方法および周波数変調信号発生装置

Info

Publication number
JPH05308224A
JPH05308224A JP3116292A JP3116292A JPH05308224A JP H05308224 A JPH05308224 A JP H05308224A JP 3116292 A JP3116292 A JP 3116292A JP 3116292 A JP3116292 A JP 3116292A JP H05308224 A JPH05308224 A JP H05308224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cycle
frequency modulation
clock
modulation signal
numerical data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3116292A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Inose
浩 猪瀬
Hisao Sekine
久夫 関根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP3116292A priority Critical patent/JPH05308224A/ja
Publication of JPH05308224A publication Critical patent/JPH05308224A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】任意波形発生装置を用いて得られる周波数変調
信号に発生しがちな、振幅の乱れを防止する。 【構成】所望の周波数変調信号10に含まれる全ての正
弦波について、それぞれの正弦波に対する標本点を、そ
の正弦波の最大値と最小値とを含み且つどの正弦波の場
合でも同じ位置になるように選択する。計算が必要な標
本点は、正弦波の周期に関係なく、ある一つの正弦波の
一周期に含まれる標本点50〜53のみとなる。これら
標本点の数値データを演算部1で計算してメモリ部2に
記憶する。クロック周期制御部7とクロック信号発生部
3とにより、正弦波の周期に対応して周期の変化したク
ロック信号を発生し、メモリ部2に記憶されている数値
データをこのクロック信号に基づいてD/A変換器4に
送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は周波変調信号発生方法お
よび周波数変調信号発生装置に関し、特に、任意波形発
生装置を用いた周波数変調信号発生方法および周波数変
調信号発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周波数変調信号は、一般的には2台の発
振器を従属に接続する方法により発生されるが、他の発
生方法として、任意波形発生装置を用いる方法がある。
この方法は、例えば最近の半導体集積回路の試験装置な
どには任意波形発生装置が設けられているので、これを
利用して比較的簡便に周波数変調信号を得るのに適して
いる。図2(a)にこの種の方法に基ずく従来の周波数
変調信号発生装置の一例のブロック図を示す。図2
(a)を参照すると、この周波数変調信号発生装置で
は、図2(b)に示す所望の周波数変調信号10に対し
て、一定の周期20で個々の標本点を抽出し、それらの
標本点のそれぞれでの数値データを演算部1で計算し、
その計算結果をメモリ部2に記憶させる。この場合、標
本点を注出する周期、例えば周期20,周期21および
周期22は全て等しくされ、所望の信号波形に対して一
定である。メモリ部2に記憶された数値データを、クロ
ック信号発生部3にて発生される一定周期のクロック信
号に基づいてメモリ部2から読み出しD/A変換器4に
送出し、LPF(ロウパスフィルタ;Low Pass
Filter)5を介して信号出力を得る。上記の演
算部1,メモリ部2およびクロック信号発生部3の動作
は、制御部6によって制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法により得ら
れる周波数変調信号は、例えば標本点32のような周波
数の変化点付近での信号波形の乱れが大きく、所望の信
号の振幅から大きく逸脱する。この信号波形の乱れを小
さくするには、以下の方法が有効である。 標本点の数を大きくする。 標本点を、所望の信号波形に含まれる複数の個々の正
弦波ごとに最大値と最小 値を含むように設定する。
【0004】ところが、D/A変換器4の変換速度には
限界があるので、上記の方法の場合には安価に標本点
の数を大きくすことは、困難である。又、上記の方法
のように、一定の周期で、信号波形に含まれる複数の個
々の正弦波の最大値と最小値とを含むように標本点を設
定するには、その周期は信号波形に含まるれ全ての正弦
波の公倍数に基づいて決定されなくてはならない。この
場合、数値データをD/A変換器4に送出するクロック
信号は、D/A変換器の変換速度の上限値により制約を
受けるので、この方法は信号波形に含まれる正弦波の種
類が極端に少ないなどの特殊な場合にだけしか適用でき
ず、信号波形に複数種の正弦波を含む一般的な周波数変
調信号に対しては適用することが困難である。
【0005】更に、周波数変調信号を一定の周期で標本
点を抽出して計算をする場合は、その周波数変調信号に
含まれる複数の正弦波の周期がそれぞれ異なっている。
従って、正弦波の一周期に注目すると、一般には、一周
期中の標本点の位置は、例えば標本点30と標本点31
とのように、各周期により異なる。このため、周波数変
調信号を発生させるために必要な数値データは、求める
周波数変調信号の長さに比例して増加し、これに対応し
て大きなメモリ容量が必要となる。
【0006】以上述べたように、従来の周波数変調信号
発生方法は、得られる信号波形の乱れが大きく、また一
般的な周波数変調信号に対して適用することが困難であ
る。このため、たとえ半導体集積回路の試験装置に任意
波形発生装置が設けられていたとしても、これを利用し
て簡単に周波数変調信号を発生することが難しく、周波
数変調信号を発生するために、前述のような、2台の発
振器を従属に接続した周波数変調信号発生装置を別に設
置しなくてはならない。その結果、試験装置の構成が複
雑になり、またメモリ部に記憶すべき多量の数値データ
を扱うための大容量メモリが必要となって、装置が高価
になるという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の周波数変調信号
発生方法は、所望の周波数変調信号に含まれる少なくと
も二以上の正弦波のうち一の正弦波一周期中の、クロッ
ク信号に対応する標本点の振幅値の数値データを演算し
て記憶する工程と、クロック周期を前述の正弦波の周期
に応じて変化させる工程と、周期の変化したクロック信
号に基づき、記憶された振幅値の数値データを読み出
し、アナログ値に変換する工程とを含んでいる。
【0008】そして、この発生方法は 所望の周波数変
調信号に含まれる少なくとも二以上の正弦波のうち一の
正弦波一周期中の、クロック信号に対応する標本点の振
幅値の数値データを演算する演算手段と、クロック信号
発生手段と、クロック周期を変化させるクロック周期制
御手段と、演算手段での演算結果の数値データおよび、
クロック周期制御手段が前述した正弦波の周期に応じて
クロック周期を制御する手順を記憶する記憶手段と、こ
の記憶手段に記憶された数値データをアナログ値に変換
するディジタル・アナログ変換手段と、演算手段,記憶
手段,クロック信号発生手段,クロック周期制御手段お
よびディジタル・アナログ変換手段を制御する制御手段
とを含み、記憶手段に記憶された数値データを、周期の
変化したクロック信号のタイミングで、ディジタル・ア
ナログ変換手段に送出するように動作することを特徴と
する周波数変調信号発生装置によって実現される。
【0009】
【実施例】次に、本発明の最適な実施例について、図面
を参照して説明する。図1(a)は、本発明の一実施例
のブロック図である。図1(a)を参照すると、本実施
例が図2(a)に示す従来の周波数変調信号発生装置と
異なるのは、クロック周期制御部7を備えていることで
ある。本実施例では、図1(b)に示すように、標本点
を、所望の周波数変調信号波形10に含まれる複数の周
期の異なる正弦波の全ての周期について、最大値と最小
値とを含み、しかも一周期中でのクロック信号に対応す
る位置が同一の位置となるように選択する。例えば、ク
ロック信号に対応する標本点を、標本点50,標本点5
1,標本点52および標本点53のように選択すれば、
標本点51が正弦波一周期中での最大値となり標本点5
3が最小値となる。又、例えば標本点50に対しては標
本点54が、標本点51に対しては標本点55が、標本
点52に対しては標本点56が、標本点53に対しては
標本点57がそれぞれ対応して、クロック信号に対して
正弦波一周期中での位置関係が同じになる。すなわち、
正弦波一周期におけるクロック信号に対する位置と、そ
の標本点における信号波形の振幅値の数値データが等し
い。全ての正弦波一周期についてこの方法により標本点
を抽出することにより、計算を要する標本点を、正弦波
一周期中に含まれる標本点、例えば標本点50,標本点
51,標本点52および標本点53だけに減らしてい
る。
【0010】本実施例においては、クロック信号に対す
る正弦波一周期中の標本点の信号波形の振幅値の数値デ
ータを演算部1を用いて演算し、メモリ部2に記憶す
る。合わせて、クロック周期制御部7の制御手順を作成
して記憶させておく。記憶されたクロック周期制御部の
制御手順に基づき、クロック信号発生部3からのクロッ
ク信号の周期をクロック周期制御部7により変化させ
る。そして、例えば周期40と周期41のように周期の
変化するクロック信号に基づいて、メモリ部2に記憶さ
れた、クロック信号に対応する信号波形の振幅値の数値
データを繰り返し反復して読み出し、D/A変換器4に
送出することによって所望の周波数変調信号を得る。ク
ロック信号発生部3およびクロック周期制御部7として
は、例えば、半導体集積回路の試験装置として使用され
ているリアルタイムタイミングコントロール機能付きの
デジタルモジュールなどを利用することができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、メモリ部に記憶された振幅の数値データをD/A変
換器に送り出すクロック信号の周期を、周波数変調信号
に含まれる正弦波の周期に応じて変化させることによ
り、一般的な周波数変調信号の発生に任意波形発生装置
を用いて、振幅に乱れのない周波数変調信号を簡便に発
生することができる。又、周波数変調信号に含まれる周
期の異なる複数の正弦波の数が幾つであっても、計算し
てメモリ部に記憶すべき、クロック信号に対応した振幅
値の数値データは、一種類の正弦波の一周期内の、クロ
ック信号に対応した標本点に対するデータだけですむの
で、D/A変換器に送出する数値データを記憶するため
のメモリ容量は小さなものですむ。本発明の周波数変調
信号発生方法を半導体集積回路の試験装置に適用する
と、既に装置に備えられている機能を利用して、精度の
高い周波数変調信号を簡便に発生することができるの
で、その経済的な効果は特に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】分図(a)は、本発明の一実施例を説明するた
めの、周波数変調信号発生装置のブロック図である。分
図(b)は、本発明の周波数変調信号発生方法を説明す
るための信号波形図である。
【図2】分図(a)は、従来の周波数変調信号発生方法
を説明するための、周波数変調信号発生装置のブロック
図である。分図(b)は、従来の周波数変調信号発生方
法を説明するための信号波形図である。
【符号の説明】
1 演算部 2 メモリ部 3 クロック発生部 4 D/A変換器 5 LPF 6 制御部 7 クロック周期制御部 10 周波数変調信号 20,21,22 周期 30,31,32,33 標本点 40,41 周期 50,51,52,53,54,55,56,57
標本点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の周波数変調信号に含まれる少なく
    とも二以上の正弦波のうち一の正弦波一周期中の、クロ
    ック信号に対応する標本点の振幅値の数値データを演算
    して記憶する工程と、 クロック周期を前記正弦波の周期に応じて変化させる工
    程と、 周期の変化したクロック信号に基づき、前記記憶された
    振幅値の数値データを読み出し、アナログ値に変換する
    工程とを含む周波数変調信号発生方法。
  2. 【請求項2】 所望の周波数変調信号に含まれる少なく
    とも二以上の正弦波のうち一の正弦波一周期中の、クロ
    ック信号に対応する標本点の振幅値の数値データを演算
    する演算手段と、 クロック信号発生手段と、 クロック周期を変化させるクロック周期制御手段と、 前記演算手段での演算結果の数値データおよび、前記ク
    ロック周期制御手段が前記正弦波の周期に応じてクロッ
    ク周期を制御する手順を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された数値データをアナログ値に変
    換するディジタル・アナログ変換手段と、 前記演算手段,前記記憶手段,前記クロック信号発生手
    段,前記クロック周期制御手段及び前記ディジタル・ア
    ナログ変換手段を制御する制御手段とを含み、 前記記憶手段に記憶された数値データを、前記周期の変
    化したクロック信号のタイミングで、前記ディジタル・
    アナログ変換手段に送出するように動作することを特徴
    とする周波数変調信号発生装置。
JP3116292A 1992-02-19 1992-02-19 周波数変調信号発生方法および周波数変調信号発生装置 Pending JPH05308224A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3116292A JPH05308224A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 周波数変調信号発生方法および周波数変調信号発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3116292A JPH05308224A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 周波数変調信号発生方法および周波数変調信号発生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05308224A true JPH05308224A (ja) 1993-11-19

Family

ID=12323749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3116292A Pending JPH05308224A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 周波数変調信号発生方法および周波数変調信号発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05308224A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7848220B2 (en) 2005-03-29 2010-12-07 Lockheed Martin Corporation System for modeling digital pulses having specific FMOP properties
JP2011234026A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Anritsu Corp 波形発生器及びそれを備えた信号発生装置並びに波形発生方法及び信号発生方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7848220B2 (en) 2005-03-29 2010-12-07 Lockheed Martin Corporation System for modeling digital pulses having specific FMOP properties
JP2011234026A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Anritsu Corp 波形発生器及びそれを備えた信号発生装置並びに波形発生方法及び信号発生方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4700603A (en) Formant filter generator for an electronic musical instrument
US6049297A (en) Digital phase measuring system and method
JPH05308224A (ja) 周波数変調信号発生方法および周波数変調信号発生装置
JPH0718172Y2 (ja) 可変周波数信号発生装置
KR100254454B1 (ko) 위상 변위가 없는 주파수/진폭 가변 신호 발생장치
US5475627A (en) Digital wave synthesizer with address conversion for reducing memory capacity
JPH0710411Y2 (ja) 信号発生器
CN102739200A (zh) 信号发生器
JP2002062316A (ja) 波形記録装置
JPH09269867A (ja) コンピュータの入力装置
JP2990777B2 (ja) 電子楽器の効果装置
JP3155029B2 (ja) 正弦波発生装置
JP2002090393A (ja) 測定器の入力回路
JPH10135742A (ja) 信号波形発生装置
JPH0718173Y2 (ja) Fm変調波形発生器
JPH05283937A (ja) デジタル発振回路
JPS6215930A (ja) D/a変換器の試験方式
JP2797034B2 (ja) 正弦波発生回路
JP2949764B2 (ja) 信号発生回路
JPH05341871A (ja) ファンクションジェネレータ
JPS59195698A (ja) 楽音発生装置
JPS6331225A (ja) Adコンバ−タのダイナミツク特性測定方法
JPH0258427A (ja) A/d・d/a変換装置
JPH0451295A (ja) 音色制御装置
JPH06242850A (ja) ピークシフト波形出力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990406