JPH1087839A - 結着剤及び静電荷像現像用トナー - Google Patents
結着剤及び静電荷像現像用トナーInfo
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- JPH1087839A JPH1087839A JP20984997A JP20984997A JPH1087839A JP H1087839 A JPH1087839 A JP H1087839A JP 20984997 A JP20984997 A JP 20984997A JP 20984997 A JP20984997 A JP 20984997A JP H1087839 A JPH1087839 A JP H1087839A
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Abstract
を製造するための結着剤、並びに該結着剤を含有してな
る静電荷像現像用トナーを提供すること。 【解決手段】各々独立した反応経路を有する二つの重合
系の原料モノマー混合物(a)と、該二つの重合系の原
料モノマーのいずれとも反応し得る化合物(b)、及び
離型剤(c)を混合し、該二つの重合反応を同一反応容
器中で行わせることにより得られる結着剤、並びにかか
る結着剤を含有することを特徴とする静電荷像現像用ト
ナー。
Description
録、静電印刷などにおいて形成される静電潜像を現像す
るための静電荷像現像用トナー、並びに該トナーに用い
る結着剤に関する。
の画像形成装置に用いられる電子写真法としては、米国
特許第2221776 号、同第2297691 号、同第2357809 号明
細書等に記載されている如く、光導電性絶縁層を一様に
帯電させ(帯電工程)、次いでその層を露光せしめ、そ
の露光された部分の電荷を消散させることにより電気的
な潜像を形成し(露光工程)、更に該潜像にトナーと呼
ばれる着色された電荷をもった微粉末を付着させること
によって可視像化させ(現像工程)、得られた可視像を
転写紙等の転写材に転写させた後(転写工程)、加熱、
圧力あるいはその他適当な定着法により永久定着させる
(定着工程)工程からなる。
定着等の接触加熱定着方式やオーブン定着等の非接触加
熱方式などが用いられている。接触方式は熱効率がよい
ことが特徴で、非接触方式に比べて、定着に必要な温度
を下げることができ、省エネルギー化や複写機の小型化
に有効である。しかしながら、この接触式加熱定着法に
おいては、定着時に溶融したトナーの一部が熱ローラー
に移り、後続の転写紙等に転写されるオフセット現像と
いう問題が生じやすい。
ーラーの表面をフッ素系樹脂等の離型性の優れた材料で
加工したり、熱ローラーの表面にシリコーンオイル等の
離型剤を塗布したりしている。しかし、シリコーンオイ
ル等を用いる方法は、定着装置が大きく複雑になるの
で、コスト高となったりトラブルの原因となることが考
えられ好ましくない。
クリル共重合体に代表されるビニル系樹脂が用いられて
いる。ビニル系の樹脂の場合、耐オフセット性を向上さ
せようとすると樹脂の軟化点や架橋密度を上げざるを得
なくなり、低温定着性が犠牲となる。逆に低温定着性を
重視すると耐オフセット性や耐ブロッキング性に支障を
きたす。
開昭50−28840号公報、特開昭50−81342
号公報に記載の如く、パラフィンワックス、低分子量ポ
リオレフィン等をオフセット防止剤として、トナー化時
に添加する方法が知られているが、添加量が少ないと効
果がなく、多すぎると現像剤の劣化が早い等の問題があ
った。また、トナー化時にワックスを添加し、均一に分
散させるために強く混合すると樹脂のポリマー鎖が切断
するおそれがあるため、樹脂の物性を保持したまま、ワ
ックスを均一に分散させることは容易ではない。
低温定着性に優れたものとしてポリエステル樹脂が用い
られている。ポリエステル樹脂は本質的に定着性がよ
く、米国特許第3590000号明細書に記載の如く、
非接触定着方式においても充分に定着されるが、オフセ
ット現象が発生し易いためヒートローラー定着方式には
使用が困難であった。また、特開昭50−44836号
公報、特開昭57−37353号公報、特開昭57−1
09875号公報には、多価カルボン酸を使用して耐オ
フセット性を改良したポリエステル樹脂が記載されてい
るが、これらも依然として使用するに充分な耐オフセッ
ト性を有していないか、又は有しているものはポリエス
テル樹脂が本来有している低温定着性を犠牲にしている
ばかりでなく、樹脂やトナーの粉砕性が極めて悪いとい
う問題があった。
と、スチレンアクリル樹脂を混合して用いる、次のよう
な試みがなされている。
脂を混合する方法(特開昭49−6931号、特開昭5
4−114245号、特開昭57−70523号、特開
平2−161464号公報); ポリエステル樹脂とスチレンアクリル樹脂を化学的に
結合する方法(特開昭56−116043号公報); 不飽和ポリエステルにビニル系モノマーを共重合せし
める方法(特開昭57−60339号、特開昭63−2
79265号、特開平1−156759号、特開平2−
5073号公報); (メタ)アクリロイル基を有するポリエステル樹脂に
ビニル系モノマーを共重合せしめる方法(特開昭59−
45453号公報); ポリエステル樹脂存在下で、反応性ポリエステルとビ
ニルモノマーを共重合させる方法(特開平2−2966
4号公報);及び ポリエステル樹脂とビニル系樹脂をエステル結合でブ
ロック化させる方法(特開平2−881号公報)。
ンアクリル樹脂は、本来相溶性が悪いため、単に機械的
に混合を行う場合、混合比率によっては、トナー化を行
う際に樹脂及びカーボンブラック等の内添剤の分散が悪
くなり、帯電性が不均一となるため、画像評価において
地汚れ等の弊害が生じる。また、二種類の樹脂の分子量
が異なる場合には、双方の溶融粘度に差異を生じること
があり、この為、分散相の樹脂の分散粒径を細かくする
ことが困難となり、トナー化を行うとカーボンブラック
等内添剤の分散が非常に悪く、画像安定性に大きく欠け
るという問題が生じる。更に、反応性ポリエステルにビ
ニルモノマーを重合させる場合、ゲル化を防ぐため組成
が制限されるという問題もあった。
フセット性を兼ね備えた現像剤として、同一反応容器中
で各々独立している反応経路で重合反応が行われる二つ
の重合系の原料モノマー混合物を予め混合して、該二つ
の重合反応を並行して行わせることを特徴とする結着樹
脂を用いた現像剤組成物を開発した(特開平4−142
301号公報)。
いて、二つの重合系の原料モノマーのいずれとも反応し
得る化合物を更に添加することにより、樹脂の分散性を
改善する結着樹脂の製造方法も開発した(特開平7−9
8517号公報)。
エステル樹脂中にスチレン系樹脂が好適に分散した樹脂
を製造した場合でも、分散相であるビニル系樹脂の分子
量分布が狭いため、ビニル系樹脂の分子量を低くすると
定着性のみが改善されることとなり、耐オフセット性の
改善には限界が生じた。また逆に分子量を大きくすると
耐オフセット性のみが改善されることとなり、定着温度
を下げることに限界が生じた。
なる結着樹脂(特開平4−362956号公報)が開発
されているが、この方法でも混合する樹脂の低軟化点側
の割合を増やしてゆくと定着性は良好になるものの耐ブ
ロッキング性に問題が生じ、一方低軟化点側のガラス転
移点を高くすると耐ブロッキング性は解消されるものの
その割合を増やしても定着性に限界が生じた。従って、
最近の複写機の高速化、小型化、省エネルギー化に鑑み
れば、更なる低温定着性、及び耐オフセット性の改善が
望まれる。
る問題点を解決するものであり、特に低温定着性及び耐
オフセット性に優れたトナーを製造するための結着剤、
並びに該結着剤を含有してなる静電荷像現像用トナーを
提供することにある。
的を達成すべく鋭意研究した結果、一つの反応容器中で
各々独立した反応経路を有する二つの重合系の原料モノ
マー混合物及び該二つの重合系の原料モノマーのいずれ
とも反応し得る化合物に、さらに離型剤を加えて混合
し、該二つの重合反応を行わせることにより、低温定着
性及び耐オフセット性に優れたトナーを製造するための
結着剤が得られることを見出し、本発明を完成するに至
った。
した反応経路を有する二つの重合系の原料モノマー混合
物(a)と、該二つの重合系の原料モノマーのいずれと
も反応し得る化合物(b)、及び離型剤(c)を混合
し、該二つの重合反応を同一反応容器中で行わせること
により得られる結着剤、(2) 該二つの重合反応がそ
れぞれ縮重合系樹脂と付加重合系樹脂を生ずる反応であ
る前記(1)記載の結着剤、(3) 該二つの重合系の
原料モノマーのいずれとも反応し得る化合物(b)が、
分子内に、水酸基、カルボキシル基、エポキシ基、第1
級アミノ基および第2級アミノ基からなる群より選ばれ
た少なくとも1種の官能基と、エチレン性不飽和結合と
を有する化合物である前記(1)または(2)記載の結
着剤、(4) 該二つの重合系の原料モノマーのいずれ
とも反応し得る化合物(b)が、一般式(I)
異なっていてもよく、それぞれ水素原子、水酸基、ハロ
ゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アリール基また
はビニル基を示し、R1 とR2 、R2 とR3 は一緒にな
って環を形成していてもよい。前記のアルキル基、アル
コキシ基、アリール基、ビニル基、または環はそれぞれ
置換基を有していてもよい。AおよびBは同一でも異な
っていてもよく、それぞれ単結合、一般式(II)で表わ
されるアルキレン基または一般式(III)で表わされるフ
ェニレン基、
ていてもよく、それぞれ水素原子、水酸基、ハロゲン原
子、アルキル基、アルコキシ基、アリール基またはビニ
ル基を示し、R4 とR5 は一緒になって環を形成してい
てもよい。前記のアルキル基、アルコキシ基、アリール
基、ビニル基、または環はそれぞれ置換基を有していて
もよい。R7 は、単結合または低級アルキレン基を示
す。mは0〜5の整数、nは0〜2の整数を示す)を示
し、XおよびYは同一でも異なっていてもよく、それぞ
れ、−R8 、−OR9 または−COOR10(R8 、R9
およびR10は水素原子または置換基を有していてもよい
低級アルキル基を示す)を示す〕で表されるものである
前記(3)記載の結着剤、(5) 離型剤(c)が、ポ
リプロピレンワックス、ポリエチレンワックス、ポリプ
ロピレンポリエチレン共重合体ワックス、エステル系ワ
ックス、またはアミド系ワックスであることを特徴とす
る前記(1)〜(4)いずれか記載の結着剤、(6)
離型剤(c)の軟化点が70〜160℃であることを特
徴とする前記(1)〜(5)いずれか記載の結着剤、
(7) 離型剤(c)の使用量が二つの重合系の原料モ
ノマー混合物(a)および該二つの重合系の原料モノマ
ーのいずれとも反応し得る化合物(b)の総量100重
量部に対して0.1〜1000重量部である前記(1)
〜(6)いずれか記載の結着剤、(8) 結着剤の酸価
が30KOHmg/g以下である前記(1)〜(7)い
ずれか記載の結着剤、(9) 結着剤の軟化点が70〜
160℃である前記(1)〜(8)いずれか記載の結着
剤、ならびに(10) 前記(1)〜(9)いずれか記
載の結着剤を含有することを特徴とする静電荷像現像用
トナー、に関する。
る。本発明の結着剤は、各々独立した反応経路を有する
二つの重合系の原料モノマー混合物(a)と、該二つの
重合系の原料モノマーのいずれとも反応し得る化合物
(b)(以下、「両反応性化合物」という)、及び離型
剤(c)を混合し、該二つの重合反応を同一反応容器中
で行わせることにより得られるものである。
原料モノマーを構成単位とし、二つの重合系の樹脂成分
が両反応性化合物を介して部分的に化学結合したものを
含有するものであり、離型剤は結着剤中にほぼ均一に分
散して存在し、かかる離型剤の分散粒径は、5μm以下
であることが好ましく、特に4μm以下が好ましい。な
お、本発明において分散粒径とは、樹脂中に分散した離
型剤の平均粒径をいう。ここで、分散粒径は、粒径約
0.2mmの樹脂をミクロトームで150nmの厚さに
カットし、得られた薄片を透過型走査電子顕微鏡(例え
ば、JOEL(日本電子(株)製、「JEM−200
0」)で観測し、周知の方法で画像解析することにより
測定することができる。なお、離型剤としてエステル系
ワックスを用いた場合、結着剤中の樹脂との相溶性が優
れているので、粒子状の離型剤が観察されない場合があ
る。
主として独立した反応経路で重合反応が行われるもので
あり、それぞれ縮重合系樹脂と付加重合系樹脂を生ずる
反応であることが好ましい。前記縮重合系樹脂の代表例
としては、ポリエステル、ポリエステル・ポリアミド、
ポリアミド等が挙げられ、前記付加重合系樹脂の代表例
としては、ラジカル重合反応により得られるビニル系樹
脂が挙げられる。
又は3価以上の多価アルコール成分と2価又は3価以上
の多価カルボン酸、カルボン酸無水物、もしくはカルボ
ン酸エステル等のカルボン酸成分を原料モノマーとして
得ることができる。
えばポリオキシプロピレン(2.2) −2,2 −ビス (4−ヒ
ドロキシフェニル) プロパン、ポリオキシプロピレン
(3.3)−2,2 −ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパ
ン、ポリオキシエチレン(2.0)−2,2 −ビス (4−ヒド
ロキシフェニル) プロパン、ポリオキシエチレン(2.2)
−2,2 −ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン、ポ
リオキシプロピレン(2.0) −ポリオキシエチレン(2.0)
−2,2 −ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン、ポ
リオキシプロピレン(6) −2,2 −ビス (4−ヒドロキシ
フェニル) プロパン等のビスフェノールAのアルキレン
オキシド付加物、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、1,2 −プロピレング
リコール、1,3 −プロピレングリコール、1,4 −ブタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、1,4 −ブテンジオ
ール、1,5 −ペンタンジオール、1,6 −ヘキサンジオー
ル、1,4 −シクロヘキサンジメタノール、ジプロピレン
グリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリテトラメチレングリコール、ビスフェ
ノールA、水素添加ビスフェノールA等が挙げられる。
例えばソルビトール、1,2,3,6 −ヘキサンテトロール、
1,4 −ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエ
リスリトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4 −ブ
タントリオール、1,2,5 −ペンタントリオール、グリセ
ロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−
1,2,4 −ブタントリオール、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、1,3,5 −トリヒドロキシメチル
ベンゼン等が挙げられる。
ル成分のうち、ビスフェノールAのアルキレンオキシド
付加物、エチレングリコール、1,2 −プロピレングリコ
ール、1,3 −プロピレングリコール、ネオペンチルグリ
コールが好ましく用いられる。本発明においては、これ
らの2価のアルコール成分及び3価以上の多価アルコー
ル成分から単独でまたは2種以上を混合して用いること
ができる。
ばマレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、
グルタコン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン
酸、マロン酸等のジカルボン酸、n−ドデセニルコハク
酸、イソドデセニルコハク酸、n−ドデシルコハク酸、
イソドデシルコハク酸、n−オクテニルコハク酸、n−
オクチルコハク酸、イソオクテニルコハク酸、イソオク
チルコハク酸等の炭素数1〜20のアルキル基または炭
素数2〜20のアルケニル基で置換されたコハク酸、及
びこれらの酸の無水物、もしくはアルキル(炭素数1〜
12)エステル等が挙げられる。好ましくは、マレイン
酸、フマル酸、テレフタル酸、炭素数2〜20のアルケ
ニル基で置換されたコハク酸が用いられる。
ン酸又はその誘導体を用いることもできるが、かかる3
価以上の多価カルボン酸成分としては、例えば1,2,4 −
ベンゼントリカルボン酸、2,5,7 −ナフタレントリカル
ボン酸、1,2,4 −ナフタレントリカルボン酸、1,2,4 −
ブタントリカルボン酸、1,2,5 −ヘキサントリカルボン
酸、1,3 −ジカルボキシル−2−メチル−2−メチレン
カルボキシプロパン、1,2,4 −シクロヘキサントリカル
ボン酸、テトラ (メチレンカルボキシル) メタン、1,2,
7,8 −オクタンテトラカルボン酸、ピロメリット酸、エ
ンポール三量体酸及びこれらの酸無水物、アルキル(炭
素数1〜12)エステル等が挙げられる。これらのう
ち、特に1,2,4 −ベンゼントリカルボン酸、すなわちト
リメリット酸又はその誘導体が安価で、反応制御が容易
であるため、好ましく用いられる。
系樹脂の重合度制御に有効であり、縮重合系原料モノマ
ーに対して0.2〜30重量%、特に0.5〜30重量
%使用するのが好ましい。
が多すぎると重合反応中にゲル化を起こしてしまい、ま
た使用量が少ないと、ヒートロール定着において、トナ
ーの一部が紙に完全に固着しないでローラー表面に付着
し、次の紙に転移するというオフセット現象を防ぎにく
くなる。
チル錫オキシド、酸化亜鉛、酸化第一錫、ジブチル錫ジ
ラウレート等のエステル化触媒を適宜使用することがで
きる。
テルポリアミド又はポリアミド中のアミド成分を形成す
るために用いる原料モノマーとしては、例えばエチレン
ジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジ
アミン、ジエチレントリアミン、イミノビスプロピルア
ミン、フェニレンジアミン、キシリレンジアミン、トリ
エチレンテトラミン等のポリアミン、6−アミノカプロ
ン酸、ε−カプロラクタム等のアミノカルボン酸類、プ
ロパノールアミン等のアミノアルコールなどが挙げられ
る。好ましくはヘキサメチレンジアミン、ε−カプロラ
クタムが用いられる。
重合モノマーに分類されるものも含まれているが、これ
らは、他のモノマーの縮合反応で生成する水等の存在に
より加水分解して縮合に供されるため、広義には縮重合
系樹脂の原料モノマーに含まれると考えられる。
を形成するために使用される代表的な単量体としては、
例えば、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p
−エチルスチレン、2,4 −ジメチルスチレン、p−クロ
ルスチレン、ビニルナフタレン等のスチレンもしくはス
チレン誘導体;例えばエチレン、プロピレン、ブチレ
ン、イソブチレン等のエチレン系不飽和モノオレフィン
類;例えば塩化ビニル、臭化ビニル、フッ化ビニル等の
ハロビニル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ギ酸
ビニル、カプロン酸ビニル等のビニルエステル類;例え
ばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n
−プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−
ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸tert−
ブチル、アクリル酸アミル、アクリル酸シクロヘキシ
ル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸イソオクチ
ル、アクリル酸デシル、アクリル酸ラウリル、アクリル
酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アクリ
ル酸メトキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸2−クロルエチ
ル、アクリル酸フェニル、α−クロルアクリル酸メチ
ル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸n−プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メタ
クリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタク
リル酸tert−ブチル、メタクリル酸アミル、メタク
リル酸シクロヘキシル、メタクリル酸n−オクチル、メ
タクリル酸イソオクチル、メタクリル酸デシル、メタク
リル酸ラウリル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メ
タクリル酸ステアリル、メタクリル酸メトキシエチル、
メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸グリ
シジル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメチル
アミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル等の
エチレン性エステル;例えばビニルメチルエーテル等の
ビニルエーテル類;例えばビニリデンクロリド等のビニ
リデンハロゲン化物;例えばN−ビニルピロール、N−
ビニルピロリドン等のN−ビニル化合物類が挙げられ
る。本発明において、好ましくはスチレン、α−メチル
スチレン、プロピレン、アクリル酸メチル、アクリル酸
ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ス
テアリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル、
メタクリル酸2−ヒドロキシエチルが用いられる。
開始剤が用いられ、かかる重合開始剤としては、例えば
2,2'−アゾビス(2,4 −ジメチルバレロニトリル)、2,
2'−アゾビスイソブチロニトリル、1,1'−アゾビス(シ
クロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2'−アゾビス
−4−メトキシ−2,4 −ジメチルバレロニトリル、その
他のアゾ系又はジアゾ系重合開始剤、又はベンゾイルパ
ーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、イ
ソプロピルパーオキシカーボネート、キュメンハイドロ
パーオキサイド、2,4 −ジクロロベンゾイルパーオキサ
イド、ラウロイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサ
イド、ジターシャリーブチルパーオキサイド等の過酸化
物系重合開始剤が挙げられる。また場合により、ビニル
系樹脂の製造に一般に用いられる架橋剤を使用すること
も可能である。
目的で、又は反応時間を調節する目的等で、二種類又は
それ以上の重合開始剤を混合して使用することもでき
る。重合開始剤の使用量は、ビニル系樹脂等の付加重合
系樹脂の単量体100 重量部に対して0.1 〜20重量部、好
ましくは1〜10重量部であることが望ましい。
る樹脂の数平均分子量を低くすれば、結着剤の粉砕性を
向上させることが可能となる。特に付加重合系樹脂部分
についての数平均分子量が11,000以下、好ましく
は2,000〜10,000であれば、結着剤の粉砕性
の向上に有効である。数平均分子量を11,000以下
にするには、重合開始剤を多用したり、連鎖移動剤を用
いればよい。
(b)を用いるが、かかる両反応性化合物は、分子内
に、水酸基、カルボキシル基、エポキシ基、第1級アミ
ノ基および第2級アミノ基からなる群より選ばれた少な
くとも1種の官能基と、エチレン性不飽和結合とを有す
る化合物であることが好ましい。前記官能基のなかで
は、水酸基およびカルボキシル基がより好ましい。
記官能基およびエチレン性不飽和結合とを有する化合物
であって、例えば、次の一般式(I)で表わされるもの
が挙げられる。
なっていてもよく、それぞれ水素原子、水酸基、ハロゲ
ン原子、アルキル基、アルコキシ基、アリール基または
ビニル基を示し、R1 とR2 、R2 とR3 は一緒になっ
て環を形成していてもよい。前記のアルキル基、アルコ
キシ基、アリール基、ビニル基、または環はそれぞれ置
換基を有していてもよい。AおよびBは同一でも異なっ
ていてもよく、それぞれ単結合、一般式(II)で表わさ
れるアルキレン基または一般式(III)で表わされるフェ
ニレン基、
ていてもよく、それぞれ水素原子、水酸基、ハロゲン原
子、アルキル基、アルコキシ基、アリール基またはビニ
ル基を示し、R4 とR5 は一緒になって環を形成してい
てもよい。前記のアルキル基、アルコキシ基、アリール
基、ビニル基、または環はそれぞれ置換基を有していて
もよい。R7 は、単結合または低級アルキレン基を示
す。mは0〜5の整数、nは0〜2の整数を示す)を示
し、XおよびYは同一でも異なっていてもよく、それぞ
れ、−R8 、−OR9 または−COOR10(R8 、R9
およびR10は水素原子または置換基を有していてもよい
低級アルキル基を示す)を示す。
系樹脂の原料モノマーおよび付加重合系樹脂の原料モノ
マーのいずれとも反応し得ることが必要であるが、1つ
の重合系樹脂の原料モノマーが2種以上ある場合には、
少なくともこのうちの1つと反応し得ればよい。
ン原子としては、例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子が挙げられ、特に塩素原子、臭素原子が
好ましい。アルキル基としては、直鎖状または分岐鎖状
の炭素数1〜6、特に1〜4のものが好ましく、例えば
メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル
基、n−ブチル基、tert−ブチル基等が挙げられ
る。これらのアルキル基は、フェニル基、ナフチル基、
水酸基、エポキシ基、第1アミノ基、第2アミノ基等で
置換されていてもよい。また、アルコキシ基としては、
例えばメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i
−プロポキシ基、t−ブトキシ基等が挙げられ、これら
の基は、水酸基、カルボキシル基、エポキシ基、第1ア
ミノ基、第2アミノ基等で置換されていてもよい。アリ
ール基としては、例えばフェニル基、ナフチル基、ベン
ジル基等が挙げられ、これらの基は、メチル基、エチル
基、メトキシ基、エトキシ基、カルボキシル基、水酸
基、エポキシ基、第1アミノ基、第2アミノ基等で置換
されていてもよい。また、ビニル基は、水酸基、フェニ
ル基、アルキル基、アルコキシ基、カルボキシル基、エ
ポキシ基、第1アミノ基、第2アミノ基等で置換されて
いてもよい。R1 とR2 、R2 とR3 、R4 とR5が一
緒になって形成した環には、水酸基、カルボキシル基、
エポキシ基、第1アミノ基、第2アミノ基等が置換して
いてもよい。また、R7 は、単結合または炭素数1〜4
の低級アルキレン基であることが好ましく、R8 、R9
およびR10は、炭素数1〜4の低級アルキル基または水
素原子が好ましく、水素原子がより好ましい。かかる炭
素数1〜4の低級アルキル基としては、例えば、メチル
基、エチル基等が挙げられ、これらの低級アルキル基は
水酸基、エポキシ基、第1アミノ基、第2アミノ基等で
置換されていてもよい。
なものとしては、以下の化合物(1)〜(38)が挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。
アルキル(炭素数1〜4)エステル、上記のエチレン性
ジカルボン酸の無水物などが挙げられる。
樹脂の分散粒径を小さくして、印刷特性を良好にするた
めに有効であり、縮重合系の原料モノマーに対して0.
5〜10重量%、特に0.5〜5重量%使用するのが好
ましい。
び両反応性化合物に加えて、更に離型剤(c)を用いる
ことに特徴があるが、離型剤としては、例えば、ポリプ
ロピレンワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロピ
レンポリエチレン共重合体ワックス等のポリオレフィン
ワックス、カルナウバワックス、はぜろう、密ろう、鯨
ろう、モンタンワックス等のエステル系ワックス、脂肪
酸アミドワックス等のアミド系ワックス等が挙げられ、
これらのなかでは、ポリプロピレンワックス、ポリエチ
レンワックス、ポリプロピレンポリエチレン共重合体ワ
ックス、エステル系ワックスおよびアミド系ワックスが
好適に用いられる。また、比較的低分子量のもの、特に
蒸気浸透法による分子量が500〜15,000が好ま
しく、示差走査熱量計(セイコー電子工業社製、DSC
210)により測定した軟化点が70〜160℃、特に
70〜150℃のものが好ましい。
ノマー混合物および両反応性化合物の総量100重量部
に対して0.1〜1000重量部が好ましく、0.1〜
100重量部がさらに好ましく、0.1〜20重量部が
特に好ましく、0.5〜10重量部が最も好ましい。前
記下限値以上であると、低温オフセット消滅温度が低く
なり、高温オフセット発生温度が高くなり、前記上限値
以下であると、耐刷時に感光体へのフィルミングやキャ
リアへのスペントの発生を防止し、優れた画像を形成す
ることができる。
重合の際に添加することにより、離型剤が結着剤中に、
好ましくは分散粒径5μm以下で均一に分散し、トナー
化した際には、さらに分散粒径が小さくなるため、得ら
れるトナーの離型性が向上し、感光体へのトナーの付着
を抑制して耐オフセット性に優れるトナーを得ることが
できる。
の際に前記離型剤を配合するのは相溶性が悪く、離型剤
の分散性を向上させることが困難であったが、本発明に
おいては結着剤製造時に配合することができ、これらを
配合することにより、低温定着性が更に優れたものとな
る。
合物、両反応性化合物、及び離型剤を用いて、該二つの
重合反応を同一反応容器中で行わせることにより得るこ
とができるものであるが、本発明において、「二つの重
合反応を同一反応容器中で行わせる」工程においては、
二つの重合反応を並行して行なわせるが、重合反応の進
行及び完結が時間的に同時である必要はなく、それぞれ
の反応機構に応じて反応温度及び時間を適当に選択し、
独立して反応を進行、完結させればよい。
合系樹脂の原料モノマー、付加重合系樹脂の原料モノマ
ー、両反応性化合物、離型剤、及び重合開始剤を混合
し、まず、主としてラジカル重合反応により縮重合反応
が可能な官能基を有する付加重合系樹脂成分を得、次い
で反応温度を上昇させた後、主として縮重合反応により
縮重合系樹脂成分の形成を行わせることが好ましい。な
お、離型剤は重合工程のいずれかに少量でも存在してお
れば対応する効果が得られるものであるが、好ましくは
重合当初より、特には付加重合系樹脂の原料モノマーの
重合当初より存在すれば、それだけ得られる結着剤中へ
の離型剤の均一分散の効果を高めることができるため望
ましい。
ステル、ポリエステル・ポリアミド又はポリアミドの原
料モノマー及び離型剤の混合物中に、ビニル系樹脂の原
料モノマー、両反応性化合物、及び重合開始剤の混合物
を予め混合し、ラジカル重合に適した温度条件でラジカ
ル重合反応を行い、縮重合反応が可能な官能基を有する
ビニル系樹脂成分を生じる重合反応を完結させ、次いで
反応温度を上昇させた後、縮重合反応を行い縮重合系樹
脂成分の形成を完結させる方法が挙げられる。
は、用いられる重合開始剤の種類にもよるが、50〜1
80℃の温度範囲で通常行われる。また、縮重合反応の
重合度を上昇させるのに適する温度範囲は通常190〜
270℃である。このように一つの反応容器中で独立し
た二つの反応を進行させる方法により二種類の樹脂の相
溶性が向上した結着剤を効果的に得ることができる。
合系樹脂に対する重量比、即ち縮重合系樹脂モノマーの
付加重合系樹脂モノマーに対する重量比は、付加重合系
樹脂の分散性の観点から、通常50/50〜95/5、
好ましくは60/40〜95/5であることが望まし
い。
フローテスター(島津製作所製)を用いて測定した軟化
点が70〜160℃、好ましくは90〜160℃である
こと望ましい。示差走査熱量計を用いて測定した、前記
二つの重合系樹脂に由来するガラス転移温度は40〜9
0℃、好ましくは45〜80℃であることが望ましい。
酸価(JIS K0070)は30KOHmg/g以
下、好ましくは25KOHmg/g以下であることが望
ましい。結着剤の軟化点、ガラス転移温度及び酸価をこ
れらの範囲にするには、原料モノマー混合物中の重合開
始剤、触媒量等の調整又は反応条件の選択により容易に
行うことができる。
とも結着剤、着色剤を含有してなるトナーにおいて、該
結着剤が本発明の結着剤を含有するものであることを特
徴とするものである。かかるトナーは、例えば結着剤
と、着色剤、必要に応じて荷電制御剤、磁性体等を用い
て製造される。
マルブラック法、アセチレンブラック法、チャンネルブ
ラック法、ランプブラック法等により製造される各種の
カーボンブラック、カーボンブラックの表面を樹脂で被
覆しているグラフト化カーボンブラック、ニグロシン染
料、フタロシアニンブルー、パーマネントブラウンFG、
ブリリアントファーストスカーレット、ピグメントグリ
ーンB、ローダミン−Bベース、ソルベントレッド49、
ソルベントレッド146 、ソルベントブルー35等及びそれ
らの混合物等を挙げることができ、通常、結着剤 100重
量部に対して1〜15重量部程度使用するのが好ましい。
としては正、負いずれの荷電制御剤も用いられる。正の
荷電制御剤の具体例としては、特に限定されることな
く、例えばニグロシン染料として「ニグロシンベースE
X」、「オイルブラックBS」、「オイルブラックS
O」、「ボントロンN−01」、「ボントロンN−0
7」、「ボントロンN−11」(以上、オリエント化学
社製)等;3級アミンを側鎖として含有するトリフェニ
ルメタン系染料;4級アンモニウム塩化合物、例えば
「ボントロンP−51」(オリエント化学社製)、セチ
ルトリメチルアンモニウムブロミド、「COPY CHARGE PX
VP435」(ヘキスト社製)等;ポリアミン樹脂、例えば
「AFP−B」(オリエント化学社製);イミダゾール
誘導体、例えば「PLZ−2001」、「PLZ−80
01」(以上、四国化成社製)等を挙げることができ
る。好ましくは、ボントロンN−07を用いることがで
きる。
特に限定されることなく、例えば含金属アゾ染料である
「バリファーストブラック3804」、「ボントロンS
−31」、「ボントロンS−32」、「ボントロンS−
34」、「ボントロンS−36」(以上、オリエント化
学社製)、「T−77」、「アイゼンスピロンブラック
TRH」(保土ヶ谷化学社製)等;銅フタロシアニン染
料;サリチル酸のアルキル誘導体の金属錯体、例えば
「ボントロンE−81」、「ボントロンE−82」、
「ボントロンE−84」、「ボントロンE−85」(以
上、オリエント化学社製);4級アンモニウム塩、例え
ば「COPY CHARGE NX VP434」(ヘキスト社製);ニトロ
イミダゾール誘導体等を挙げることができる。好ましく
は、ボントロンS−34、T−77、アイゼンスピロン
ブラックTRHを用いることができる。以上の荷電制御
剤は結着剤に対して0.1 〜8.0 重量%、好ましくは0.2
〜5.0重量%使用することが望ましい。
リカ等の流動性向上剤などの特性改良剤を添加すること
もできるが、本発明の結着剤を用いる場合には、これら
の特性改良剤を加えなくてもよく、又、添加する場合で
も添加量は少なくてよい。
と、着色剤、場合によっては特性改良剤とを均一分散し
た後、公知の方法により溶融混練、冷却、粉砕、分級す
ることにより、平均粒径5〜15μmのトナーを得るこ
とができる。該トナーは非磁性1成分現像剤としてもよ
く、また、磁性粉体、すなわち酸化鉄系キャリアー、真
球状酸化鉄系キャリアー又はフェライト系キャリアーを
そのまま、もしくは樹脂等でコートしたものと混合する
ことにより、乾式2成分現像剤とすることもできる。
得られる結着剤に磁性粒子を添加すれば良い。磁性粒子
としては、例えば、フェライト、マグネタイトを始めと
する鉄、コバルト、ニッケルなどの強磁性を示す金属も
しくは合金又はこれらの元素を含む化合物、あるいは強
磁性元素を含まないが適当な熱処理を施すことによって
強磁性を示すようになる合金、例えはマンガン−銅−ア
ルミニウム、マンガン−銅−錫などのマンガンと銅とを
含むホイスラー合金と呼ばれる種類の合金、又は二酸化
クロム、その他を挙げることができる。好ましくは、強
磁性の元素を含む化合物が用いられ、特にマグネタイト
が好ましく用いられる。これらの磁性体は分散粒径0.1
〜1μm の微粉末の形でトナー中に均一に分散されるこ
とが望ましく、その含有量は、結着剤100 重量部当たり
20〜70重量部、好ましくは30〜70重量部であることが望
ましい。
明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例
等によりなんら限定されるものではない。
移転温度は以下の方法により測定した。
方法に準拠して測定する。
計(セイコー電子工業社製、DSC210)を用いて2
00℃まで昇温し、その温度で3分間放置した後、降温
速度10℃/min.で室温まで冷却したサンプルを、昇温
速度10℃/min.で測定した際に、ガラス転移温度以下
のベースラインの延長線とピークの立ち上がり部分から
ピークの頂点までの間での最大傾斜を示す接線との交点
の温度を、ガラス転移温度とする。
径は、以下の方法により測定した。 〔分散粒径〕粒径約0.2mmの樹脂をミクロトームで
150nmの厚さにカットし、得られた薄片を透過型走
査電子顕微鏡(例えば、JOEL(日本電子(株)製、
「JEM−2000」)で観測し、周知の方法で画像解
析することにより測定することができる。
リル酸2−エチルヘキシル127g、及び重合開始剤と
してジクミルパーオキサイド32gを滴下ロートに入れ
た。ポリエステルの単量体として、ポリオキシプロピレ
ン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン1444g、イソドデセニル無水コハク酸
47g、テレフタル酸378g、1,2,4−ベンゼン
トリカルボン酸135g、両反応性化合物としてフマル
酸40g、エステル化触媒としてジブチル錫オキシド5
g及び離型剤として示差走査熱量計(セイコー電子工業
社製、DSC210)による軟化点が149℃のポリプ
ロピレンワックス(三洋化成製、ビスコール 550
P、蒸気浸透法による数平均分子量:4000)144
g(仕込モノマー100重量部に対して5重量部)を、
温度計、ステンレス製攪拌機、流下式コンデンサー及び
窒素導入管を装備したガラス製の5リットル四つ口フラ
スコに入れ、マントルヒーター中で窒素雰囲気下に、1
60℃の温度で撹拌しつつ、滴下ロートよりビニル系樹
脂の単量体及び重合開始剤を一時間かけて滴下した。1
60℃に保持したまま2時間付加重合反応を熟成させた
後、230℃に昇温して縮重合反応を行わせた。重合度
は、高化式フローテスター(島津製作所製)を用い、A
STM E28−67に準拠して測定した軟化点により
追跡を行い、軟化点が135℃に達したときに反応を終
了させた。得られた樹脂のガラス転移温度(Tg)は、
二つの重合系樹脂に由来するガラス転移温度が61.5
℃、離型剤に由来するガラス転移温度が148.0℃で
あり、酸価は9.5KOHmg/gであった。得られた
樹脂を結着剤Aとする。結着剤Aにおける離型剤の分散
粒径は1.5μmであった。
リル酸ブチル85g、両反応性化合物としてアクリル酸
20g及び重合開始剤としてジクミルパーオキサイド2
3gを滴下ロートに入れた。ポリエステルの単量体とし
て、ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン980g、ポリオ
キシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン228g、イソドデセニル無水コ
ハク酸200g、テレフタル酸248g、1,2,4−
ベンゼントリカルボン酸144g及びエステル化触媒と
してジブチル錫オキシド5g、離型剤として示差走査熱
量計(セイコー電子工業社製、DSC210)による軟
化点が105℃のポリエチレンワックス(サゾール社
製、SPRAY 105、蒸気浸透法による数平均分子
量:1100)121g(仕込モノマー100重量部に
対して5重量部)を、温度計、ステンレス製攪拌機、流
下式コンデンサー及び窒素導入管を装備したガラス製の
5リットル四つ口フラスコに入れ、マントルヒーター中
で窒素雰囲気下に、160℃の温度で撹拌しつつ、滴下
ロートよりビニル系樹脂の単量体、両反応性化合物及び
重合開始剤を一時間かけて滴下した。160℃に保持し
たまま2時間付加重合反応を熟成させた後、230℃に
昇温して縮重合反応を行わせた。重合度は、高化式フロ
ーテスター(島津製作所製)を用いて測定した軟化点に
より追跡を行い、軟化点が132℃に達したときに反応
を終了させた。得られた樹脂のガラス転移温度(Tg)
は、二つの重合系樹脂に由来するガラス転移温度が5
8.5℃、離型剤に由来するガラス転移温度が95.0
℃であり、酸価は23.3KOHmg/gであった。得
られた樹脂を結着剤Bとする。結着剤Bにおける離型剤
の分散粒径は2μmであった。
示差走査熱量計(セイコー電子工業社製、DSC21
0)による軟化点が83℃のエステル系ワックス(サゾ
ール社製、カルナウバワックス、蒸気浸透法による数平
均分子量:800)を離型剤として用いること以外は、
実施例2と同様に反応を行い、高化式フローテスター
(島津製作所製)を用いて測定した軟化点が125℃に
達したときに反応を終了させた。得られた樹脂のガラス
転移温度(Tg)はピークが1本で52.3℃であり、
酸価は21.5KOHmg/gであった。得られた樹脂
を結着剤Cとする。この実施例では、離型剤としてエス
テル系ワックスを用いたが、エステル系ワックスは樹脂
との相溶性が高いため、ガラス転移温度のピークは1本
になったものと考えられる。従って、結着剤Cにおい
て、粒子状の離型剤はみられなかった。
こと以外は、実施例1と同様に反応を行って樹脂を得
た。得られた樹脂のガラス転移温度は(Tg)はピーク
1本で61.5℃であり、酸価は9.8KOHmg/g
であった。得られた樹脂を結着剤Dとする。
と以外は、実施例2と同様に反応を行って樹脂を得た。
得られた樹脂のガラス転移温度は(Tg)はピーク1本
で59.0℃であり、酸価は22.5KOHmg/gで
あった。得られた樹脂を結着剤Eとする。
リル酸2−エチルヘキシル55g、両反応性化合物とし
てアクリル酸15g及び重合開始剤としてジターシャリ
ーブチルパーオキサイド15gを滴下ロートに入れた。
ポリエステルの単量体として、ポリオキシプロピレン
(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン720g、ポリオキシエチレン(2.2)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン29
5g、イソドデセニル無水コハク酸258g、テレフタ
ル酸145g、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸1
32g及びエステル化触媒としてジブチル錫オキシド4
g、離型剤として実施例2で用いたポリエチレンワック
ス(SPRAY 105、サゾール社製)970g(仕
込モノマー100重量部に対して50重量部)を、温度
計、ステンレス製攪拌機、流下式コンデンサー及び窒素
導入管を装備したガラス製の5リットル四つ口フラスコ
に入れ、マントルヒーター中で窒素雰囲気下に、160
℃の温度で撹拌しつつ、滴下ロートよりビニル系樹脂の
単量体、両反応性化合物及び重合開始剤を一時間かけて
滴下した。160℃に保持したまま2時間付加重合反応
を熟成させた後、230℃に昇温して縮重合反応を行わ
せた。重合度は、高化式フローテスター(島津製作所
製)を用い、ASTM E28−67に準拠して測定し
た軟化点により追跡を行い、軟化点が120℃に達した
ときに反応を終了させた。得られた樹脂のガラス転移温
度(Tg)は、二つの重合系樹脂に由来するガラス転移
温度が53.5℃、離型剤に由来するガラス転移温度が
93.2℃であり、酸価は21.5KOHmg/gであ
った。得られた樹脂を結着剤Fとする。結着剤Fにおけ
る離型剤の分散粒径は4μmであった。
した後、2軸押出機で混練し、冷却後通常の粉砕、分級
工程を経て平均粒径11μmの未処理トナー1〜8を得
た。
00重量部に対して疎水性シリカ「H−2000」(ワ
ッカーケミカル社)0.1重量部をヘンシェルミキサー
を用いて混合付着させ、トナー1〜5とした。同様に、
未処理トナー6〜8にもシリカを付着させ、それぞれ比
較トナー1〜3とした。以上のトナー各39重量部と、
スチレン・メチルメタクリレート樹脂被履されたフェラ
イト粉(平均粒径100μm)1261重量部とを混合
して現像剤を調製し、市販の電子写真複写機(感光体は
トナー1〜3および5、比較トナー1〜3に対してはア
モルファスセレン、トナー4に対しては有機光導電体、
定着ローラーの回転速度は255mm/secに設定
し、定着装置中のヒートローラー温度を可変にし、オイ
ル塗布装置を除去したもの)を用いて画像出しを行い、
以下に示す方法に従って、トナーの定着性、画像濃度、
耐オフセット性および耐刷性の評価を行なった。
ついては、最低定着温度により評価する。ここで、最低
定着温度とは、底面が15mm×7.5mmの砂消しゴ
ムに500gの荷重を載せ、定着機を通して定着された
画像の上を5往復こすり、こする前後でマクベス社の反
射濃度計にて光学反射密度を測定し、以下の定義による
定着率が70%を越える際の定着ローラーの温度をい
う。
/(こする前の像濃度)〕×100
間でコントロールし、定着性の評価を行う。結果を表2
に示す。
にて、オフセットの発生しない十分に定着する温度領域
で定着させた画像の光学反射密度を測定する。結果を表
2に示す。
は、低温オフセット消滅温度及び高温オフセット発生温
度を測定することにより評価する。即ち、ヒートローラ
表面の温度を70〜240℃の範囲で昇温してコピー試
験を行ない、各温度でトナーのヒートローラ表面上への
付着を肉眼により評価する。結果を表2に示す。
を用いて、通常環境下(23℃、50%RH)と高温高
湿下(35℃、85%RH)で50万枚複写を行い、そ
の前後の帯電量の変化により評価する。また、耐刷性試
験中における地汚れの発生についても評価する。ここで
帯電量はブローオフ式帯電量測定装置、すなわち、ファ
ラデーケージとコンデンサー、エレクトロメーターを備
えた比電荷測定装置によって測定を行う。測定方法は、
まず、先に調製した現像剤をW(g)(0.15〜0.2
0g) を500メッシュ (キャリアー粒子の通過しない
大きさに適宜変更可能) のステンレスメッシュを備えた
真鍮性の測定セルに入れる。次に吸引口から5秒間吸引
した後、気圧レギュレーターが0.6kgf/cm2 を
示す気圧で5秒間ブローを行い、トナーのみをセルから
除去する。
電圧をV(volt)とする。ここでコンデンサーの電
気容量をC (μF)とすると、このトナーの比電荷Q/
mは下式の如く求められる。 Q/m(μC/g)=C×V/m
れるトナーの重量であるが、現像剤中のトナーの重量を
T(g)、現像剤の重量をD(g)とした場合、試料の
トナーの濃度はT/D×100(%)と表され、mは下
式の如く求められる。 m(g)=W×(T/D) その結果を表3に示す。
トナーも画像の定着性、耐オフセット性が良好であり、
耐刷テストでは通常環境下(23℃,50%RH)及び
高温高湿下(35℃,85%RH)での帯電量変化が少
なく、画質も良好である。しかしながら、本発明の結着
剤を使用していない比較トナー1、2では、ホットオフ
セット性は良好であるものの耐刷性に欠け、比較トナー
3においては、耐刷性は良好であるが、ホットオフセッ
ト性が乏しい。
温定着性と耐オフセット性に優れ、しかもヒートローラ
ー方式において、高速で定着を行う場合でもオフセット
防止液を使用しないで、低温定着可能な静電荷像現像用
トナーを得ることができる。
Claims (10)
- 【請求項1】 各々独立した反応経路を有する二つの重
合系の原料モノマー混合物(a)と、該二つの重合系の
原料モノマーのいずれとも反応し得る化合物(b)、及
び離型剤(c)を混合し、該二つの重合反応を同一反応
容器中で行わせることにより得られる結着剤。 - 【請求項2】 該二つの重合反応がそれぞれ縮重合系樹
脂と付加重合系樹脂を生ずる反応である請求項1記載の
結着剤。 - 【請求項3】 該二つの重合系の原料モノマーのいずれ
とも反応し得る化合物(b)が、分子内に、水酸基、カ
ルボキシル基、エポキシ基、第1級アミノ基および第2
級アミノ基からなる群より選ばれた少なくとも1種の官
能基と、エチレン性不飽和結合とを有する化合物である
請求項1または2記載の結着剤。 - 【請求項4】 該二つの重合系の原料モノマーのいずれ
とも反応し得る化合物(b)が、一般式(I) 【化1】 〔式中、R1 、R2 およびR3 は同一でも異なっていて
もよく、それぞれ水素原子、水酸基、ハロゲン原子、ア
ルキル基、アルコキシ基、アリール基またはビニル基を
示し、R1 とR2 、R2 とR3 は一緒になって環を形成
していてもよい。前記のアルキル基、アルコキシ基、ア
リール基、ビニル基、または環はそれぞれ置換基を有し
ていてもよい。AおよびBは同一でも異なっていてもよ
く、それぞれ単結合、一般式(II)で表わされるアルキ
レン基または一般式(III)で表わされるフェニレン基、 【化2】 (R4 、R5 およびR6 は同一でも異なっていてもよ
く、それぞれ水素原子、水酸基、ハロゲン原子、アルキ
ル基、アルコキシ基、アリール基またはビニル基を示
し、R4 とR5 は一緒になって環を形成していてもよ
い。前記のアルキル基、アルコキシ基、アリール基、ビ
ニル基、または環はそれぞれ置換基を有していてもよ
い。R7 は、単結合または低級アルキレン基を示す。m
は0〜5の整数、nは0〜2の整数を示す)を示し、X
およびYは同一でも異なっていてもよく、それぞれ、−
R8 、−OR9 または−COOR10(R8 、R9 および
R10は水素原子または置換基を有していてもよい低級ア
ルキル基を示す)を示す〕で表されるものである請求項
3記載の結着剤。 - 【請求項5】 離型剤(c)が、ポリプロピレンワック
ス、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンポリエチレ
ン共重合体ワックス、エステル系ワックス、またはアミ
ド系ワックスであることを特徴とする請求項1〜4いず
れか記載の結着剤。 - 【請求項6】 離型剤(c)の軟化点が70〜160℃
であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の結
着剤。 - 【請求項7】 離型剤(c)の使用量が二つの重合系の
原料モノマー混合物(a)および該二つの重合系の原料
モノマーのいずれとも反応し得る化合物(b)の総量1
00重量部に対して0.1〜1000重量部である請求
項1〜6いずれか記載の結着剤。 - 【請求項8】 結着剤の酸価が30KOHmg/g以下
である請求項1〜7いずれか記載の結着剤。 - 【請求項9】 結着剤の軟化点が70〜160℃である
請求項1〜8いずれか記載の結着剤。 - 【請求項10】 請求項1〜9いずれか記載の結着剤を
含有することを特徴とする静電荷像現像用トナー。
Priority Applications (1)
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