JP3240266B2 - 非磁性一成分現像用正帯電性トナー - Google Patents

非磁性一成分現像用正帯電性トナー

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JP3240266B2
JP3240266B2 JP27734696A JP27734696A JP3240266B2 JP 3240266 B2 JP3240266 B2 JP 3240266B2 JP 27734696 A JP27734696 A JP 27734696A JP 27734696 A JP27734696 A JP 27734696A JP 3240266 B2 JP3240266 B2 JP 3240266B2
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acid
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宏之 川地
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真法、静電印
刷法、静電記録法等において形成される静電潜像、特に
非磁性一成分現像方式により形成される静電潜像の現像
に用いられる非磁性一成分現像用正帯電性トナーに関す
る。さらに詳しくは、直接または間接電子写真現像方式
に用いたレーザービームプリンター、普通紙ファクシミ
リ等の反転現像機に使用される非磁性一成分現像用正帯
電性トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真法等で採用される現
像方式としては、磁性キャリアとトナーよりなる現像剤
を用いる二成分系の現像方式と、磁性キャリアを用いな
い一成分現像方式等が知られており、一成分現像方式は
さらに、トナーが磁性体を含有するか否かにより、磁性
一成分現像方式と非磁性一成分現像方式とに大別され
る。
【0003】これらのうち、トナーに電荷を付与し磁力
によりトナーを静電潜像部に搬送するために用いられる
キャリアとトナーとの二成分よりなる現像剤を用いる二
成分磁気ブラシ現像法が、従来最も都合良く用いられて
きた。
【0004】しかしながら、二成分磁気ブラシ現像法は
現像剤の搬送に磁力を用いるため、現像ロール中に磁石
を必要とし、キャリアも鉄粉、ニッケル粉、フェライト
等の金属もしくはその酸化物である為、現像機及び現像
剤が重くなり、記録装置の小型軽量化を阻害する原因と
なる。
【0005】また、例えば、米国特許第3909258
号、及び同第4121931号に提案されているよう
に、キャリアを用いずトナー内部に磁性体を内包させ、
トナーの有する磁力によりトナーを静電潜像部に搬送す
る磁性一成分現像法も従来よりよく用いられてきた。し
かしながら、この現像法も現像ロール内部に磁石を必要
とするため、現像装置の軽量化という観点からは不利で
あり、さらにトナー内部に磁性体を含有するため、カラ
ートナーとしての使用は不可能であった。
【0006】これらの現像法の上記問題点を解消するた
めに、米国特許第2895847号、同第315201
2号、特公昭41−9475号公報、同45−2877
号公報、同54−3624号公報等に記載されている磁
性粉を含有しないトナーのみを使用する非磁性一成分現
像法の検討、改良が盛んになされてきている。この現像
法は、現像ロールに磁石を用いない点で記録装置の小型
軽量化に対して非常に有利である。特に近年開発が盛ん
になっている小型のパーソナル用プリンター、及び普通
紙Faxに対してはこの現像方法を用いる例が多くなっ
てきている。
【0007】一方、前記の現像工程に供される感光体と
しては、有機系のものと無機系のものとがあり、これら
は帯電の極性により正帯電型と負帯電型に分類される。
このうち有機感光体は、無機感光体と比較して量産性、
環境安定性、加工性等が優れているため、複写機やプリ
ンターの感光体として広く用いられるようになった。
【0008】これまで実用化されてきた機能分離型有機
感光体は、電荷輸送物質が正孔移動型であるため、いず
れも負帯電型であり、(−)コロナ放電により大量にオ
ゾンが発生し、オゾン処理装置の付設やドラム表面の劣
化といった問題が生じた。そこで、現在、このような問
題が生じない正帯電型有機感光体の開発がなされてお
り、実用化されつつある。
【0009】しかしながら、この正帯電型有機感光体は
これまで使用されていた無機感光体(Se系)と比較し
て感度の面で劣るため、トナーの設計において次のよう
な問題が新たに生じた。即ち、感光体の感度が低いとい
うことは、たとえば、反転現像の場合、同じ画像濃度を
得るためにより高い現像バイアス電圧を印加する必要が
あり、このため非露光部の表面電位と現像バイアス電位
の電位差が無機感光体に比べて小さくなり、カブリが多
くなるという現象が生じた。さらに、有機感光体は無機
感光体と比較して表面強度の面でも劣るため、耐久性が
低く、このため感光体寿命を延ばす必要もあった。
【0010】一方、トナー用の樹脂としては、一般にポ
リスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン
−アクリル共重合体等のスチレン系共重合体、ポリエチ
レン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のエチレン共重
合体、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリエステル
樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂等の種々の樹脂が
用いられるが、これらの中でも特にポリエステル樹脂、
スチレン−アクリル共重合体樹脂が代表的である。
【0011】しかしながら、ポリエステル樹脂は、低温
定着性を保ったまま樹脂の耐久性を向上することができ
るため、帯電ブレードによりトナーにストレスがかかり
易い非磁性一成分トナー用として好適に用いられている
ものの、官能基としてカルボキシル基を有しているため
負帯電性が強く、正帯電性トナーを得るためには不利で
ある。また、スチレン−アクリル共重合体樹脂は、正帯
電化はし易いが、耐久性に欠ける点に問題がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、正帯電型有機感光体を使用した場合でも感光体のカ
ブリが少なく、また、優れた画質および耐久性を実現す
ることのできる非磁性一成分現像用正帯電性トナーを提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決すべく鋭意検討した結果、ポリエステル樹脂を
結着樹脂に用いた系では、定着性改良剤(定着補助剤)
として用いるポリエチレンが大きな因子であることをつ
かみ、なかでもポリエチレンの分子量と密度(分子鎖の
枝分かれ度合い)を調整することにより、前記問題が解
決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0014】即ち、本発明の要旨は、 (1) 少なくとも結着樹脂、着色剤、および荷電制御
剤を含有してなる非磁性一成分現像用正帯電性トナーに
おいて、重量平均分子量が5000以下、かつ軟化点が
130℃以下であり、密度が0.96g/cm 3 以下で
るポリエチレンが、トナー粒子100重量部に対して
0.1〜10重量部、トナー粒子中に添加されているこ
とを特徴とする、正帯電型有機感光体を使用した非磁性
一成分現像用正帯電性トナー、 (2) 結着樹脂として、ポリエステル樹脂を含有する
ことを特徴とする前記(1)記載のトナー、 (3) 結着樹脂として、1つの反応容器中で各々独立
した反応経路を有する二つの重合系の原料モノマー混合
物と、該二つの重合系原料モノマーのいずれとも反応し
得る化合物とを混合し、該二つの重合反応を同一反応容
器中で並行して行わせることにより得られる樹脂を含有
することを特徴とする前記(1)記載のトナー、 (4) 二つの重合反応が、それぞれ縮重合反応と付加
重合反応であることを特徴とする前記(3)記載のトナ
ー、 (5) 縮重合反応が、ポリエステル樹脂を生ずる反応
であり、付加重合反応が、ビニル系樹脂を生ずる反応で
あることを特徴とする前記(4)記載のトナー、並びに (6) 結着樹脂として、ポリエステル樹脂(a)と、
1つの反応容器中で各々独立した反応経路を有する二つ
の重合系の原料モノマー混合物と、該二つの重合系原料
モノマーのいずれとも反応し得る化合物とを混合し、該
二つの重合反応を同一反応容器中で並行して行わせるこ
とにより得られる樹脂(b)とを含有することを特徴と
する前記(1)記載のトナー、に関する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について詳細に説
明する。本発明の非磁性一成分現像用正帯電性トナー
は、少なくとも結着樹脂、着色剤、および荷電制御剤を
含有してなる非磁性一成分現像用正帯電性トナーにおい
て、重量平均分子量が5000以下、かつ軟化点が13
0℃以下であるポリエチレンが、トナー粒子100重量
部に対して0.1〜10重量部トナー粒子中に添加され
ていることを特徴とするものである。
【0016】本発明のトナーに添加されているポリエチ
レンの重量平均分子量は、5000以下、好ましくは1
100〜4000である。5000を超えると、ポリエ
ステル樹脂との相溶性が悪くなるためか、画像品質上、
ガサツキ感に問題が出てくる。また、軟化点は130℃
以下、好ましくは80〜120℃である。軟化点が13
0℃を超えるとポリエチレンの定着性改良剤(定着補助
剤)としての効果が小さくなり、トナー内添加物(着色
剤・荷電制御剤等)の分散が悪化する。ここで、ポリエ
チレンの軟化点はJIS K2207に準拠して測定し
たものである。
【0017】このようなポリエチレンとしては、特に限
定されるものではないが、例えば、鉱物系天然品である
パラフィンワックス、石炭から合成されるもの(サゾー
ルワックス)等が挙げられる。これらは市販されてお
り、例えば、「405MP」、「4400G」、「41
0P」、「420P」、「4202E」、「220M
P」、「2235H」、「200P」、「2203
A」、「1140H」(以上、三井石油化学工業製)、
「SASOLWAKS H1」、「SASOLWAKS
H1−N6」、「SASOLWAKS SPRAY3
0」、「SASOLWAKS SPRAY40」、「S
ASOLWAKS H2」、「SASOLWAKS A
1/A7」、「SASOLWAKS A2/A3」、
「SASOLWAKS A6」、「SASOLWAKS
A14」、「SASOLWAKS A15」、「SA
SOLWAKS A28」、「SASOLWAKS C
80」、「SASOLWAKS C105」、「SAS
OLWAKS SPRAY105」(以上、サゾール社
製)等が挙げられる。
【0018】本発明のトナーにおいて、ポリエチレンの
添加量は、トナー粒子100重量部に対して0.1〜1
0重量部、好ましくは0.5〜3重量部、さらに好まし
くは0.5〜2重量部である。0.1重量部未満である
と、画質向上の効果が得られず、10重量部を超える
と、定着性の面でオフセット現象に対する懸念がでてく
る。
【0019】また、本発明において用いられるポリエチ
レンの密度は、好ましくは0.96g/cm3 以下、さ
らに好ましくは0.92〜0.96g/cm3 である。
これは、密度が低いほど、言い換えれば、ポリエチレン
の枝分かれ度合いが多いほど結着樹脂との相溶性が良く
なり、トナー内添加物(着色剤・荷電制御剤等)の分散
に大きく影響を与えると考えられる。
【0020】本発明のトナーは、結着樹脂としてポリエ
ステル樹脂を含有することが好ましい。本発明に使用さ
れるポリエステル樹脂のアルコール成分としては、例え
ば、ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチ
レン(2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、ポリオキシプロピレン(6)−2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロ
ピレン(16)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン等のビスフェノールA系のモノマー、その
他のモノマーとして、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリ
メチロールプロパン、水素添加ビスフェノールA、ソル
ビトール、またはそれらのエーテル化ポリヒドロキシ化
合物、即ち、ポリオキシエチレン(10)ソルビトー
ル、ポリオキシエチレン(3)グリセリン、ポリオキシ
エチレン(4)ペンタエリスリトール等が挙げられる。
【0021】本発明に使用されるポリエステル樹脂の酸
成分としては、例えば、n−ドデセニルコハク酸、イソ
ドデシルコハク酸、イソドデセニルコハク酸、イソオク
チルコハク酸、n−オクチルコハク酸、n−ブチルコハ
ク酸等のコハク酸誘導体、フタル酸、イソフタル酸、テ
レフタル酸、フマル酸、マレイン酸、トリメリット酸、
ピロメリット酸、およびこれらの酸の無水物、炭素数1
〜4の低級アルキルエステル等の通常のポリエステル樹
脂の製造に使用される化合物が挙げられる。
【0022】本発明においては、以上のアルコール成分
および酸成分のうち、特に、一般式(I)
【0023】
【化1】
【0024】(式中、R1 は炭素数2〜4のアルキレン
基を示し、x、yは正の整数であり、各々の平均値の和
は2〜16である)で示されるジオール成分と、一般式
(II)または(III)
【0025】
【化2】
【0026】(式中、R2 およびR3 は、同一もしくは
相異なって、炭素数4〜20の炭化水素基を示す)で示
される2価のカルボン酸もしくはその無水物を1〜50
モル%、およびトリメリット酸もしくはその無水物を1
0〜30モル%含有する酸成分とを縮重合して得られる
ポリエステル樹脂を用いることにより、本発明の効果を
著しく発揮することができるが、これらに限定されるも
のではない。
【0027】本発明に使用されるポリエステル樹脂を得
るには、まず、前記アルコール成分と酸成分とを不活性
ガス雰囲気中にて、180℃〜250℃の温度で縮重合
することにより製造することができる。この際反応を促
進させるため、通常使用されているエステル化触媒、例
えば酸化亜鉛、酸化第一錫、ジブチル錫オキシド、ジブ
チル錫ジラウレート、ジメチル錫エマレート、三酸化ア
ンチモン、テトラブチルチタネート、二酸化ゲルマニウ
ム、トリフェニルホスフェート等を使用することができ
る。
【0028】本発明に使用されるポリエステル樹脂の酸
価は、好ましくは10mgKOH/g以下、さらに好ま
しくは6mgKOH/g以下である。ポリエステル樹脂
の酸価を10mgKOH/g以下にすると、樹脂自体の
負帯電性を緩和することができるため、本発明の正帯電
性トナーに好適に用いられる。ポリエステル樹脂の酸価
を制御する方法としては、ポリエステル樹脂合成時のア
ルコールとカルボン酸の比を調整する(アルコール過剰
にする)、または、カルボン酸がなくなるまで反応を行
う、等の方法が挙げられる。
【0029】また、本発明においては、結着樹脂とし
て、前記のポリエステル樹脂の代わりに、1つの反応容
器中で各々独立した反応経路を有する二つの重合系の原
料モノマー混合物と、該二つの重合系原料モノマーのい
ずれとも反応し得る化合物(以下、「両反応性化合物」
という)とを混合し、該二つの重合反応を同一反応容器
中で並行して行わせることにより得られる樹脂を用いて
もよい。
【0030】この結着樹脂の構造は、二つの重合系の原
料モノマーを構成単位とし、二つの重合系の樹脂成分が
両反応性化合物を介して部分的に化学結合したものを含
有するものであり、製造中の樹脂の分解で生じる低分子
量成分が比較的少量である。
【0031】本発明において、二つの重合反応は、主と
して独立した反応経路で重合反応が行われるものである
が、その二つの重合反応が、それぞれ縮重合反応と付加
重合反応であることが好ましい。
【0032】縮重合反応は、ポリエステル樹脂を生ずる
ものが代表的であり、付加重合反応は、ラジカル重合反
応によりビニル系樹脂を生ずるものが代表的である。
【0033】これらのうち、ポリエステル成分は、2価
又は多価アルコールと2価又は多価カルボン酸、カルボ
ン酸無水物、もしくはカルボン酸エステル等を原料モノ
マーとして得ることができる。
【0034】ここで、2価アルコール成分としては、例
えばポリオキシプロピレン(2.2) −2,2 −ビス (4−ヒ
ドロキシフェニル) プロパン、ポリオキシプロピレン
(3.3)−2,2 −ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパ
ン、ポリオキシエチレン(2.0)−2,2 −ビス (4−ヒド
ロキシフェニル) プロパン、ポリオキシエチレン(2.2)
−2,2 −ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン、ポ
リオキシプロピレン(2.0) −ポリオキシエチレン(2.0)
−2,2 −ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン、ポ
リオキシプロピレン(6) −2,2 −ビス (4−ヒドロキシ
フェニル) プロパン等のビスフェノールAのアルキレン
オキシド付加物、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、1,2 −プロピレング
リコール、1,3 −プロピレングリコール、1,4 −ブタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、1,4 −ブテンジオ
ール、1,5 −ペンタンジオール、1,6 −ヘキサンジオー
ル、1,4 −シクロヘキサンジメタノール、ジプロピレン
グリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリテトラメチレングリコール、ビスフェ
ノールA、水素添加ビスフェノールA等が挙げられる。
【0035】3価以上の多価アルコール成分としては、
例えばソルビトール、1,2,3,6 −ヘキサンテトロール、
1,4 −ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエ
リスリトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4 −ブ
タントリオール、1,2,5 −ペンタントリオール、グリセ
ロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−
1,2,4 −ブタントリオール、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、1,3,5 −トリヒドロキシメチル
ベンゼン等が挙げられる。
【0036】これらの2価又は多価アルコール成分のう
ち、ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物、エ
チレングリコール、1,2 −プロピレングリコール、1,3
−プロピレングリコール、ネオペンチルグリコールが好
ましく用いられる。本発明においては、これらの2価の
アルコール単量体及び3価以上の多価アルコール単量体
から単独であるいは複数の単量体を併用して用いること
ができる。
【0037】また、2価カルボン酸成分としては、例え
ばマレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、
グルタコン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン
酸、マロン酸、n−ドデセニルコハク酸、イソドデセニ
ルコハク酸、n−ドデシルコハク酸、イソドデシルコハ
ク酸、n−オクテニルコハク酸、n−オクチルコハク
酸、イソオクテニルコハク酸、イソオクチルコハク酸、
及びこれらの酸の無水物、もしくは低級アルキルエステ
ル等が挙げられる。好ましくは、マレイン酸、フマル
酸、テレフタル酸、アルケニルコハク酸が用いられる。
【0038】本発明においては、3価以上の多価カルボ
ン酸又はその誘導体を用いることもできるが、かかる3
価以上の多価カルボン酸成分としては、例えば1,2,4 −
ベンゼントリカルボン酸、2,5,7 −ナフタレントリカル
ボン酸、1,2,4 −ナフタレントリカルボン酸、1,2,4 −
ブタントリカルボン酸、1,2,5 −ヘキサントリカルボン
酸、1,3 −ジカルボキシル−2−メチル−2−メチレン
カルボキシプロパン、1,2,4 −シクロヘキサントリカル
ボン酸、テトラ (メチレンカルボキシル) メタン、1,2,
7,8 −オクタンテトラカルボン酸、ピロメリット酸、エ
ンポール三量体酸及びこれらの酸無水物、低級アルキル
エステル等が挙げられる。これらのうち、特に1,2,4 −
ベンゼントリカルボン酸、すなわちトリメリット酸又は
その誘導体が安価で、反応制御が容易であるため、好ま
しく用いられる。
【0039】3価以上の多価カルボン酸又はその誘導体
は、樹脂の重合度制御に有効であり、縮重合系原料モノ
マーに対して0.2〜30重量%、特に0.5〜30重
量%使用するのが好ましい。
【0040】3価以上の多価カルボン酸成分は、使用量
が多すぎると重合反応中にゲル化を起こしてしまい、ま
た使用量が少ないと、ヒートロール定着において、トナ
ーの一部が紙に完全に固着しないでローラー表面に付着
し、次の紙に転移するというオフセット現象を防ぎにく
くなる。
【0041】付加重合反応により得られるビニル樹脂を
形成するために使用される代表的な単量体としては、例
えば、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチ
レン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−
エチルスチレン、2,4 −ジメチルスチレン、p−クロル
スチレン、ビニルナフタレン等のスチレンもしくはスチ
レン誘導体;例えばエチレン、プロピレン、ブチレン、
イソブチレン等のエチレン系不飽和モノオレフィン類;
例えば塩化ビニル、臭化ビニル、弗化ビニル、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、ギ酸ビニル、カプロン酸ビニ
ル等のビニルエステル類;例えばアクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸
イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソ
ブチル、アクリル酸tert−ブチル、アクリル酸アミ
ル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸n−オクチ
ル、アクリル酸イソオクチル、アクリル酸デシル、アク
リル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アク
リル酸ステアリル、アクリル酸メトキシエチル、アクリ
ル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸グリシジル、ア
クリル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニル、α−
クロルアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル
酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル
酸イソブチル、メタクリル酸tert−ブチル、メタク
リル酸アミル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリ
ル酸n−オクチル、メタクリル酸イソオクチル、メタク
リル酸デシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2
−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリ
ル酸メトキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸フェニル、
メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエ
チルアミノエチル等のエチレン性エステル;例えばビニ
ルメチルエーテル等のビニルエーテル類、例えばビニリ
デンクロリド等のビニリデンハロゲン化物;例えばN−
ビニルピロール、N−ビニルピロリドン等のN−ビニル
化合物類が挙げられる。本発明において、好ましくはα
−メチルスチレン、プロピレン、アクリル酸メチル、ア
クリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アク
リル酸ステアリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸
ブチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチルが用いられ
る。
【0042】また、ビニル系樹脂を製造する際には重合
開始剤が用いられ、かかる重合開始剤としては、例えば
2,2'−アゾビス(2,4 −ジメチルバレロニトリル)、2,
2'−アゾビスイソブチロニトリル、1,1'−アゾビス(シ
クロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2'−アゾビス
−4−メトキシ−2,4 −ジメチルバレロニトリル、その
他のアゾ系又はジアゾ系重合開始剤、又はベンゾイルパ
ーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、イ
ソプロピルパーオキシカーボネート、キュメンハイドロ
パーオキサイド、2,4 −ジクロロベンゾイルパーオキサ
イド、ラウロイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサ
イド等の過酸化物系重合開始剤が挙げられる。また場合
により、ビニル系樹脂の製造に一般に用いられる架橋剤
を使用することも可能である。
【0043】重合体の分子量及び分子量分布を調節する
目的で、又は反応時間を調節する目的等で、二種類又は
それ以上の重合開始剤を混合して使用することもでき
る。重合開始剤の使用量は、重合単量体100 重量部に対
して0.1 〜20重量部、好ましくは1〜10重量部である。
【0044】本発明において、一方の反応経路で生成す
る樹脂の分子量を低くすれば、結着樹脂の粉砕性を向上
させることが可能となる。特に付加重合系樹脂部分につ
いての数平均分子量が11,000以下、好ましくは
2,000〜10,000であれば、結着樹脂の粉砕性
の向上に有効である。数平均分子量を11,000以下
にするには、重合開始剤を多用したり、連鎖移動剤を用
いればよい。
【0045】また、本発明において、両反応性化合物と
しては、例えば次の一般式(IV)で表わされるものが挙
げられる。
【0046】
【化3】
【0047】式中、R4 、R5 及びR6 は同一でも異な
っていてもよく、それぞれ水素原子、水酸基、アルキル
基、アルコキシ基、アリール基、ビニル基又はハロゲン
原子を示し、これらは一緒になって環を形成していても
よい。前記のアルキル基、アルコキシ基、アリール基、
ビニル基、又は環はそれぞれ置換基を有していてもよ
い。A及びBは同一でも異なっていてもよく、それぞれ
単結合、一般式(V)で表わされるアルキレン基又は一
般式(VI)で表わされるフェニレン基、
【0048】
【化4】
【0049】(R7 、R8 及びR9 は同一でも異なって
いてもよく、それぞれ水素原子、水酸基、アルキル基、
アルコキシ基、アリール基、ビニル基又はハロゲン原子
を示し、これらは一緒になって環を形成していてもよ
い。前記のアルキル基、アルコキシ基、アリール基、ビ
ニル基、又は環はそれぞれ置換基を有していてもよい。
10は、単結合又は低級アルキレン基を示す。mは0〜
5、nは0〜2の整数を示す)を示し、X及びYは同一
でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、−R11
−OR12又は−COOR13(R11、R12及びR13は水素
原子又は置換基を有していてもよい低級アルキル基を示
す)を示す。
【0050】ここで、これらの化合物は二つの重合系の
原料モノマーのいずれとも反応し得ることが必要である
が、一つの重合系の原料モノマーが2種以上ある場合に
は、少なくともこのうちの一つと反応し得ればよい。
【0051】R4 〜R9 で示されるもののうち、アルキ
ル基としては、直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜6、特
に1〜4のものが好ましく、例えばメチル基、エチル
基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、
tert−ブチル基等が挙げられる。これらのアルキル
基は、フェニル基、ナフチル基、水酸基等で置換されて
いてもよい。また、アルコキシ基としては、例えばメト
キシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキ
シ基、t−ブトキシ基等が挙げられ、これらの基は、水
酸基、カルボキシル基等で置換されていてもよい。アリ
ール基としては、例えばフェニル基、ナフチル基、ベン
ジル基等が挙げられ、これらの基は、メチル基、エチル
基、メトキシ基、エトキシ基、カルボキシル基、水酸基
等で置換されていてもよい。また、ビニル基は、水酸
基、フェニル基、アルキル基、アルコキシ基、カルボキ
シル基等で置換されていてもよい。これらの置換基が一
緒になって形成した環には、水酸基、カルボキシル基等
が置換していてもよい。ハロゲン原子としては、例えば
フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げら
れ、特に塩素原子、臭素原子が好ましい。また、R10
示される低級アルキレン基は炭素数1〜4であり、
11、R12及びR13で示される低級アルキル基は炭素数
1〜4であるが、その例としては、メチル基、エチル基
等が挙げられ、これらの低級アルキル基は水酸基等で置
換されていてもよい。
【0052】一般式(IV) で表わされる化合物の代表的
なものとしては、以下の化合物(1)〜(35)が挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。
【0053】
【化5】
【0054】
【化6】
【0055】
【化7】
【0056】さらに上記のエチレン性モノカルボン酸の
低級アルキルエステル、上記のエチレン性ジカルボン酸
の無水物などが挙げられる。
【0057】両反応性化合物は、反応終了後の樹脂の分
散粒径を小さくして、着色剤等の分散性を良好にするた
めに有効であり、縮重合系の原料モノマーに対して0.
5〜10重量%、特に0.5〜5重量%使用するのが好
ましい。
【0058】以上のような結着樹脂は、以上の原料モノ
マー混合物および両反応性化合物を用いて、該二つの重
合反応を同一反応容器中で並行して行わせることにより
得ることができるものであるが、本発明において、「二
つの重合反応を同一反応容器中で並行して行わせる」と
は、二つの重合反応の進行及び完結が時間的に同時であ
る必要はなく、それぞれの反応機構に応じて反応温度及
び時間を適当に選択し、独立して反応を進行、完結させ
ればよい。
【0059】このような結着樹脂の製造方法は、例え
ば、縮重合系樹脂の原料モノマー、付加重合系樹脂の原
料モノマー、両反応性化合物、及び重合開始剤を予め混
合し、主としてラジカル重合反応により縮重合反応が可
能な官能基を有する付加重合系樹脂を得、次いで反応温
度を上昇させた後、主として縮重合反応により縮重合系
樹脂成分の形成を行わせることが好ましい。
【0060】代表的な製造方法としては、例えばポリエ
ステル樹脂の原料モノマーの混合物中に、ビニル系樹脂
の原料モノマー、両反応性化合物、及び重合開始剤の混
合物を予め混合し、ラジカル重合に適した温度条件でラ
ジカル重合反応を行い、縮重合反応が可能な官能基を有
するビニル系樹脂を生じる重合反応を完結させ、次いで
反応温度を上昇させた後、縮重合反応を行い縮重合系樹
脂成分の形成を完結させる方法が挙げられる。
【0061】ここで、付加重合反応に適した温度条件
は、用いられる重合開始剤の種類にもよるが、50〜1
80℃の温度範囲で通常行われる。また、縮重合反応の
重合度を上昇させるのに適する温度範囲は通常190〜
270℃である。このように反応容器中で独立した二つ
の反応を並行して進行させる方法により二種類の樹脂が
混合分散した結着樹脂を効果的に得ることができる。
【0062】縮重合系樹脂の付加重合系樹脂に対する重
量比、即ち縮重合系樹脂モノマーの付加重合系樹脂モノ
マーに対する重量比は、付加重合系樹脂を分散させるた
めに、通常50/50〜95/5、好ましくは60/4
0〜95/5である。
【0063】このようにして得られる結着樹脂は、高化
式フローテスター(島津製作所製)を用いて測定した軟
化点が70〜160℃、好ましくは90〜160℃、ガ
ラス転移温度が40〜80℃、好ましくは52〜70
℃、酸価(JIS K0070)が30KOHmg/g
以下、好ましくは25KOHmg/g以下である。結着
樹脂の軟化点、ガラス転移温度及び酸価をこれらの範囲
にするには、原料モノマー混合物中の重合開始剤、触媒
量等の調整又は反応条件の選択により容易に行うことが
できる。
【0064】さらに、本発明においては、結着樹脂とし
て、ポリエステル樹脂(a)と、1つの反応容器中で各
々独立した反応経路を有する二つの重合系の原料モノマ
ー混合物と、該二つの重合系原料モノマーのいずれとも
反応し得る化合物とを混合し、該二つの重合反応を同一
反応容器中で並行して行わせることにより得られる樹脂
(b)とを含有するものを用いてもよい。その場合、両
者の混合比(重量比)は、好ましくは、(a)/(b)
=50/50〜99/1、さらに好ましくは50/50
〜80/20である。
【0065】本発明のトナーに含有される着色剤として
は、特に限定されるものではないが、例えば、カーボン
ブラック:C.I.ピグメント・イエロー1、同3、同
74、同97、同98等のアセト酢酸アリールアミド系
モノアゾ黄色顔料:C.I.ピグメント・イエロー1
2、同13、同14、同17等のアセト酢酸アリールア
ミド系ジスアゾ黄色顔料:C.I.ソルベント・イエロ
ー19、同77、同79、C.I.ディスパース・イエ
ロー164等の黄色染料:C.I.ピグメント・レッド
48、同49:1、同53:1、同57、同57:1、
同81、同122、同5等の赤色もしくは紅色顔料:
C.I.ソルベント・レッド49、同52、同58、同
8等の赤色系染料:C.I.ピグメント・ブルー15:
3等の銅フタロシアニン及びその誘導体の青色系染顔
料:C.I.ピグメント・グリーン7、同36(フタロ
シアニン・グリーン)等の緑色顔料等が使用可能であ
る。これらの染顔料は単独で用いても2種以上混合して
用いても良い。その使用量は、結着樹脂100重量部に
対して好ましくは2〜10重量部、さらに好ましくは3
〜7重量部である。
【0066】本発明のトナーに含有される荷電制御剤と
しては従来電子写真用に用いられることが知られている
全ての正帯電性の帯電制御剤から、1種または2種以上
が用いられる。具体的には、例えば、ニグロシン染料と
して「ボントロンN−01」、「ボントロンN−0
4」、「ボントロンN−07」、「ボントロンN−0
9」、「ボントロンN−11」、「ボントロンN−1
3」(以上、オリエント化学工業製)等、アミンを側鎖
として含有するトリフェニルメタン系染料として「CO
PY CHARGE PR」(ヘキスト社製)等、4級
アンモニウム塩として「ボントロンP−51」、「ボン
トロンP−53」(以上、オリエント化学工業製)、
「TP−415」(保土谷学工業製)、セチルトリメチ
ルアンモニウムブロミド等、ポリアミン樹脂として「ボ
ントロンP−52」(オリエント化学工業製)等、を挙
げることができる。以上の荷電制御剤の使用量は、結着
樹脂100重量部に対して好ましくは0.25〜8重量
部、さらに好ましくは3〜5重量部である。
【0067】また、トナー中には、フェライト等の磁性
体、導電性調整剤、酸化錫、シリカ、アルミナ、ジルコ
ニア、チタニア、酸化セリウム、および酸化亜鉛等の金
属酸化物、体質顔料、繊維状物質等の補強充填剤、酸化
防止剤、老化防止剤、離型剤等の従来より公知である各
種添加剤が必要に応じて加えられても良い。
【0068】本発明のトナーの製造方法としては、混練
粉砕法、スプレイドライ法、重合法等の従来より公知の
製造方法が使用可能である。例えば、一般的な例として
は、まず、結着樹脂、着色剤、荷電制御剤、ワックス等
の各種添加剤等を公知の混合機で均一に分散混合し、次
いで混合物を密閉式ニーダーあるいは1軸または2軸の
押出機等で溶融混練し、冷却後、粉砕し、分級すればよ
い。混練機は連続生産できる点等の優位性から近年は1
軸または2軸の押出機が主流であり、例えば、神戸製鋼
所社製KTK型2軸押出機、東芝機械社製TEM型押出
機、ケイ・シー・ケイ社製2軸押出機、池貝鉄工所社製
PCM型2軸押出機、ブス社製コニーダー等が挙げられ
る。
【0069】このようにして得られるトナーの平均粒径
は、3〜20μmであることが好ましい。さらに、トナ
ーに外添処理を施す場合には、分級したトナーと外添微
粒子をスーパーミキサー、ヘンシェルミキサー等の高速
攪拌機等で攪拌混合すればよく、必要に応じてスタート
現像剤用トナーと補給用トナーに使用する外添微粒子の
種類や添加量は異なっていてもよい。この際、外添微粒
子は、予め解砕処理を施しておくことが好ましい。ま
た、攪拌する回転数、攪拌時間等の混合条件はトナーの
性能に合わせて適宜決定すればよい。
【0070】無機微粉末としては、例えば、一次粒子の
平均粒子径が30〜500nmである二酸化ケイ素(シ
リカ)、二酸化チタン(チタニア)、酸化アルミニウ
ム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化セリウム、酸化
鉄、酸化銅、酸化錫等が挙げられる。
【0071】有機微粉末としては、例えば、一次粒子の
平均粒子径が30〜500nmであるアクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル、スチレン等の単独もしくは
共重合体樹脂微粒子、フッ素樹脂微粒子、シリコーン樹
脂微粒子、ステアリン酸等の高級脂肪酸およびその金属
塩、カーボンブラック、フッ化黒鉛、炭化ケイ素、窒化
ホウ素等が挙げられる。
【0072】これらの外添微粒子を電子写真トナーに用
いる際には、単独で用いても2種以上を混合して用いて
もよい。
【0073】本発明のトナーは、電子写真法、静電印刷
法、静電記録法等において形成される静電潜像特に非磁
性一成分現像方式により形成される静電潜像の現像に用
いられるものであり、さらに詳しくは、直接または間接
電子写真現像方式を用いたレーザービームプリンター、
普通紙ファクシミリ等の反転現像機に使用されるもので
ある。また、特に正帯電型有機感光体を使用した非磁性
一成分現像方式に用いることにより、本発明の効果が顕
著に得られる。
【0074】
【実施例】以下、樹脂製造例、実施例、比較例、及び試
験例により本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこ
れらの実施例等によりなんら限定されるものではない。
なお、実施例1は参考例として記載するものである。
【0075】また、得られた結着樹脂の酸価、及びガラ
ス移転温度は以下の方法により測定した。 〔酸価〕JIS K0070に記載された方法に準拠し
て測定を行った。 〔ガラス転移温度(Tg)〕示差走査熱量計(セイコー
電子工業社製、DSC210)を用いて100℃まで昇
温し、その温度で3分間放置した後、降温速度10℃/
分で室温まで冷却したサンプルを、昇温速度10℃/分
で測定した際に、ガラス転移温度以下のベースラインの
延長線とピークの立ち上がり部分からピークの頂点まで
の間での最大傾斜を示す接線との交点の温度を、ガラス
転移温度とした。
【0076】樹脂製造例1 ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン2630g、ポリオキシ
エチレン(2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン1050g、テレフタル酸970g、イソ
ドデセニル無水コハク酸335g、トリメリット酸31
0g、およびジブチル錫オキシド13gを四つ口フラス
コに入れ、温度計、ステンレス製攪拌棒、流下式コンデ
ンサー、及び窒素導入管を取り付け、マントルヒーター
中で、窒素気流下にて230℃で反応させた。
【0077】重合度は、ASTM E28−67に準拠
した軟化点より追跡を行ない、軟化点が149℃に達し
たとき、反応を終了した。得られた樹脂をポリエステル
樹脂Aとする。示差走査熱量計(セイコー電子工業社
製)で測定したポリエステル樹脂Aのガラス転移点は、
ピーク1本で62℃であった。またJIS K0070
に準ずる方法によって測定した酸価は6(KOHmg/
g)であった。
【0078】樹脂製造例2 ビニル系樹脂の単量体として、スチレン410g、アク
リル酸2−エチルヘキシル90g、および重合開始剤と
して、アゾビスイソブチルニトリル20gを滴下ロート
に入れる。ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン780g、フ
マル酸24g、イソドデセニル無水コハク酸76g、テ
レフタル酸250g、およびジブチル錫オキシド2gを
ガラス製5リットルの四つ口フラスコに入れ、温度計、
ステンレス製攪拌棒、流下式コンデンサー、及び窒素導
入管を取り付け、マントルヒーター中で、窒素気流下に
て135℃にて攪拌しつつ、先の滴下ロートよりビニル
系樹脂の単量体および重合開始剤を1時間かけて滴下し
た。135℃に保持したまま2時間熟成し、230℃に
昇温して反応させた。
【0079】重合度は、ASTM E28−67に準拠
した軟化点より追跡を行ない、軟化点が120℃に達し
たとき、反応を終了した。得られた樹脂をハイブリッド
樹脂Bとする。示差走査熱量計(セイコー電子工業社
製)で測定したハイブリッド樹脂Bのガラス転移点はピ
ーク1本で60℃であった。またJIS K0070に
準ずる方法によって測定した酸価は8(KOHmg/
g)であった。
【0080】実施例1 ポリエステル樹脂A 91重量部 ボントロンN−04(オリエント化学工業製) 3重量部 カーボンブラック REGAL-330R(キャボット製) 4重量部 ポリエチレン 200P(三井石油化学工業製) 1重量部 ポリプロピレンワックス NP−055(三井石油化学工業製) 1重量部 上記組成を予備混合して、110℃に加熱した2軸ニー
ダーで混練した後、速やかに冷却する。冷却物は機械式
粉砕機で2mmの目をパスする程度まで粗粉砕し、次い
で風力式粉砕・分級機にて平均粒径を重量分布で9.5
μmに調整した。
【0081】実施例2 ポリエステル樹脂A 91重量部 ボントロンN−04(オリエント化学工業製) 3重量部 カーボンブラック REGAL-330R(キャボット製) 4重量部 ポリエチレン SASOLWAKS SPRAY 105(サゾール製) 1重量部 ポリプロピレンワックス NP−055(三井石油化学工業製) 1重量部 上記組成を予備混合して、110℃に加熱した2軸ニー
ダーで混練した後、速やかに冷却する。冷却物は機械式
粉砕機で2mmの目をパスする程度まで粗粉砕し、次い
で風力式粉砕・分級機にて平均粒径を重量分布で9.5
μmに調整した。
【0082】実施例3 ポリエステル樹脂A 91重量部 ボントロンN−04(オリエント化学工業製) 3重量部 カーボンブラック REGAL-330R(キャボット製) 4重量部 ポリエチレン 410P(三井石油化学工業製) 1重量部 ポリプロピレンワックス NP−055(三井石油化学工業製) 1重量部 上記組成を予備混合して、110℃に加熱した2軸ニー
ダーで混練した後、速やかに冷却する。冷却物は機械式
粉砕機で2mmの目をパスする程度まで粗粉砕し、次い
で風力式粉砕・分級機にて平均粒径を重量分布で9.5
μmに調整した。
【0083】実施例4 ハイブリッド樹脂B 91重量部 ボントロンN−04(オリエント化学工業製) 3重量部 カーボンブラック REGAL-330R(キャボット製) 4重量部 ポリエチレン SASOLWAKS SPRAY 105(サゾール製) 1重量部 ポリプロピレンワックス NP−055(三井石油化学工業製) 1重量部 上記組成を予備混合して、110℃に加熱した2軸ニー
ダーで混練した後、速やかに冷却する。冷却物は機械式
粉砕機で2mmの目をパスする程度まで粗粉砕し、次い
で風力式粉砕・分級機にて平均粒径を重量分布で9.5
μmに調整した。
【0084】実施例5 ポリエステル樹脂A 61重量部 ハイブリッド樹脂B 30重量部 ボントロンN−04(オリエント化学工業製) 3重量部 カーボンブラック REGAL-330R(キャボット製) 4重量部 ポリエチレン SASOLWAKS SPRAY 105(サゾール製) 1重量部 ポリプロピレンワックス NP−055(三井石油化学工業製) 1重量部 上記組成を予備混合して、110℃に加熱した2軸ニー
ダーで混練した後、速やかに冷却する。冷却物は機械式
粉砕機で2mmの目をパスする程度まで粗粉砕し、次い
で風力式粉砕・分級機にて平均粒径を重量分布で9.5
μmに調整した。
【0085】比較例1 ポリエステル樹脂A 92重量部 ボントロンN−04(オリエント化学工業製) 3重量部 カーボンブラック REGAL-330R(キャボット製) 4重量部 ポリプロピレンワックス NP−055(三井石油化学工業製) 1重量部 上記組成を予備混合して、110℃に加熱した2軸ニー
ダーで混練した後、速やかに冷却する。冷却物は機械式
粉砕機で2mmの目をパスする程度まで粗粉砕し、次い
で風力式粉砕・分級機にて平均粒径を重量分布で9.5
μmに調整した。
【0086】比較例2 ポリエステル樹脂A 91重量部 ボントロンN−04(オリエント化学工業製) 3重量部 カーボンブラック REGAL-330R(キャボット製) 4重量部 ポリエチレン 400P(三井石油化学工業製) 1重量部 ポリプロピレンワックス NP−055(三井石油化学工業製) 1重量部 上記組成を予備混合して、110℃に加熱した2軸ニー
ダーで混練した後、速やかに冷却する。冷却物は機械式
粉砕機で2mmの目をパスする程度まで粗粉砕し、次い
で風力式粉砕・分級機にて平均粒径を重量分布で9.5
μmに調整した。
【0087】比較例3 ポリエステル樹脂A 91重量部 ボントロンN−04(オリエント化学工業製) 3重量部 カーボンブラック REGAL-330R(キャボット製) 4重量部 ポリエチレン 800P(三井石油化学工業製) 1重量部 ポリプロピレンワックス NP−055(三井石油化学工業製) 1重量部 上記組成を予備混合して、110℃に加熱した2軸ニー
ダーで混練した後、速やかに冷却する。冷却物は機械式
粉砕機で2mmの目をパスする程度まで粗粉砕し、次い
で風力式粉砕・分級機にて平均粒径を重量分布で9.5
μmに調整した。
【0088】比較例4 ハイブリッド樹脂B 92重量部 ボントロンN−04(オリエント化学工業製) 3重量部 カーボンブラック REGAL-330R(キャボット製) 4重量部 ポリプロピレンワックス NP−055(三井石油化学工業製) 1重量部 上記組成を予備混合して、110℃に加熱した2軸ニー
ダーで混練した後、速やかに冷却する。冷却物は機械式
粉砕機で2mmの目をパスする程度まで粗粉砕し、次い
で風力式粉砕・分級機にて平均粒径を重量分布で9.5
μmに調整した。
【0089】なお、実施例1〜5および比較例2、3で
使用したポリエチレンの重量平均分子量、軟化点、密度
を表1に示す。
【0090】
【表1】
【0091】試験例1 以上の実施例1〜5、比較例1〜4で得られた未処理ト
ナーをそれぞれ100重量部に対して疎水性シリカ「H
VK−2150」(ワッカー社製)0.5重量部をヘン
シェルミキサーを用いて混合付着させて、トナーを調製
した。
【0092】得られたトナーを用いて、(株)東芝製普
通紙ファクシミリ「TF−5500」の感光体を正帯電
型有機感光体(単層型)に変更して、表面電位を+80
0V、現像バイアスを+300V、供給バイアスを+4
00V、転写ロールを与える電位を−1100Vに改造
した。
【0093】なお、正帯電型有機感光体は、化学式(VI
I)
【0094】
【化8】
【0095】に示されるビスアゾ顔料、および化学式(V
III)
【0096】
【化9】
【0097】に示されるテトラフェニルジアミン化合物
(TPD)を基板上に塗布した単層型の正帯電型有機感
光体であり、ビスアゾ顔料5重量部、TPD100重量
部をポリカーボネート樹脂100重量部に均一に分散
し、アルミ基板上に浸漬塗工法により、乾燥後の膜厚が
約30μmになるように塗布したものである。
【0098】以上のような正帯電型有機感光体を使用し
て、初期画質、および黒率4%の2万枚間欠印字耐久後
の画質の状態を目視により評価した。その結果を表2に
示す。
【0099】
【表2】
【0100】また、上記の2万枚間欠印字耐久後の感光
体、現像ロール、帯電ブレードの劣化具合も、目視によ
り評価した。その結果を表3に示す。なお、表2、3に
おいて◎は特に良好、○は良好、△は実用可、×は実用
不可を表す。
【0101】
【表3】
【0102】表2、3に示されるように、本発明による
実施例1〜5のトナーでは、画質、耐久後の画質が優れ
ており、各部材の劣化もほとんどみられなかった。特
に、密度が0.96g/cm3 以下のポリエチレンを含
有した実施例2〜5のトナーの画質が、特に優れてい
た。また、実施例4、5のようにハイブリッド樹脂を含
有することにより、さらにトナーの画質は向上した。こ
れに対して、ポリエチレンを用いていない比較例1のト
ナーは、耐久性による部材の劣化は少なかったものの、
画質では初期から感光体のカブリが多く、実用上問題が
あった。また、比較例2〜4のトナーにおいても、初期
画質、耐久後の画質、各部材の劣化具合のすべての点に
おいて優れるものはなかった。
【0103】
【発明の効果】本発明により、正帯電型有機感光体を使
用した場合でも感光体のカブリが少なく、また、優れた
画質および耐久性を実現することのできる非磁性一成分
現像用正帯電性トナーを提供することが可能となった。
フロントページの続き (72)発明者 川地 宏之 和歌山市湊1334番地 花王株式会社研究 所内 (72)発明者 丸田 将幸 和歌山市湊1334番地 花王株式会社研究 所内 (56)参考文献 特開 平7−36218(JP,A) 特開 平8−114942(JP,A) 特開 平8−82952(JP,A) 特開 平8−114946(JP,A) 特開 平4−142301(JP,A) 特開 平5−303236(JP,A) 特開 平7−98518(JP,A) 特開 平8−54754(JP,A) 特開 昭62−85259(JP,A) 特開 平4−78862(JP,A) 特開 昭56−116043(JP,A) 特開 昭61−200550(JP,A) 特開 平5−181302(JP,A) 特開 平4−124676(JP,A) 特開 昭56−135845(JP,A) 特開 昭56−91243(JP,A) 特開 昭60−87347(JP,A) 特開 平8−82957(JP,A) 特開 平6−273967(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも結着樹脂、着色剤、および荷
    電制御剤を含有してなる非磁性一成分現像用正帯電性ト
    ナーにおいて、重量平均分子量が5000以下、かつ軟
    化点が130℃以下であり、密度が0.96g/cm 3
    以下であるポリエチレンが、トナー粒子100重量部に
    対して0.1〜10重量部、トナー粒子中に添加されて
    いることを特徴とする、正帯電型有機感光体を使用した
    非磁性一成分現像用正帯電性トナー。
  2. 【請求項2】 結着樹脂として、ポリエステル樹脂を含
    有することを特徴とする請求項1記載のトナー。
  3. 【請求項3】 結着樹脂として、1つの反応容器中で各
    々独立した反応経路を有する二つの重合系の原料モノマ
    ー混合物と、該二つの重合系原料モノマーのいずれとも
    反応し得る化合物とを混合し、該二つの重合反応を同一
    反応容器中で並行して行わせることにより得られる樹脂
    を含有することを特徴とする請求項1記載のトナー。
  4. 【請求項4】 二つの重合反応が、それぞれ縮重合反応
    と付加重合反応であることを特徴とする請求項3記載の
    トナー。
  5. 【請求項5】 縮重合反応が、ポリエステル樹脂を生ず
    る反応であり、付加重合反応が、ビニル系樹脂を生ずる
    反応であることを特徴とする請求項4記載のトナー。
  6. 【請求項6】 結着樹脂として、ポリエステル樹脂
    (a)と、1つの反応容器中で各々独立した反応経路を
    有する二つの重合系の原料モノマー混合物と、該二つの
    重合系原料モノマーのいずれとも反応し得る化合物とを
    混合し、該二つの重合反応を同一反応容器中で並行して
    行わせることにより得られる樹脂(b)とを含有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のトナー。
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