JPH1087764A - ビニルエステル樹脂組成物及びこれを用いたコンクリートライニング材 - Google Patents

ビニルエステル樹脂組成物及びこれを用いたコンクリートライニング材

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JPH1087764A
JPH1087764A JP24526896A JP24526896A JPH1087764A JP H1087764 A JPH1087764 A JP H1087764A JP 24526896 A JP24526896 A JP 24526896A JP 24526896 A JP24526896 A JP 24526896A JP H1087764 A JPH1087764 A JP H1087764A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔軟性、伸び、硬度および耐食性に優れ、し
かも硬化性にも優れたビニルエステル樹脂組成物並びに
このビニルエステル樹脂組成物を用いたコンクリートラ
イニング材を提供するものである。 【解決手段】 (A)水酸基価が35〜400のポリア
ルキレングリコール、(B)不飽和二塩基酸又は飽和二
塩基酸、(C)エポキシ樹脂及び(D)不飽和一塩基酸
を反応させて得られる不飽和エステル(I)10〜80
重量%及びエチレン性不飽和単量体(II)90〜20重
量%を含有してなるビニルエステル樹脂組成物並びにこ
のビニルエステル樹脂組成物を用いたコンクリートライ
ニング材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柔軟性、乾燥性お
よび硬化性に優れ、しかも耐水性、耐食性も合わせもつ
ことから、コンクリート等の基材保護および補修用ライ
ニング材として好適なビニルエステル樹脂組成物及びこ
れを用いたコンクリートライニング材に関する。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂に不飽和一塩基酸、特に、
アクリル酸あるいはメタクリル酸を反応させて得られる
エポキシアクリレート(ビニルエステル)及びこれと共
重合可能な単量体を含有するビニルエステル組成物は、
繊維強化プラスチック、接着剤等として使用されてき
た。しかしながら、従来のビニルエステル組成物を、下
塗剤、上塗剤、含浸剤、注型材料、ポリマーコンクリー
ト用結合材あるいは被覆材として使用する際には色々な
問題が生じていた。
【0003】例えば、従来のビニルエステル組成物にお
ける共重合可能な単量体としては、一般にスチレンが用
いられているが、ビニルエステルとスチレンの混合物
を、有機過酸化物を用いて常温で硬化させる場合、空気
中の酸素により、表面の硬化が阻害され、いつまでもベ
タツキが残る欠点があった。
【0004】この欠点を解消するため、ビニルエステル
組成物にパラフィンワックス等のワックスを添加し、表
面にワックスの膜を作り、酸素を遮断する方法がある
が、ビニルエステル組成物を重ね塗りしたとき表面にワ
ックスの膜があるため剥離しやすいという問題がある。
下塗剤として用いられないことや、外気温、風等によ
り、ワックスの浮きムラが生じ、上塗剤、含浸剤、注型
剤、被覆材あるいは結合材として用いた場合、表面にベ
タツキと乾燥のムラが生じる。更に、この混合物を硬化
させた場合、十分に可とう性を示すことが無いので、少
しのひずみで、膜にクラックを生じるなどの欠点があっ
た。
【0005】この乾燥性を改良する試みが、特開平2−
135208号公報に示されている。これによればエチ
レン性不飽和単量体成分としてジシクロペンタジエンの
メタクリル酸又はアクリル酸誘導体を用い、さらに、ビ
ニルエステルの合成時に二塩基酸をの導入することによ
り高靭性化と乾燥性を高めているが、ジシクロペンタジ
エンのメタクリル酸又はアクリル酸誘導体の分子量が比
較的大きいため、ビニルエステル樹脂組成物中の単量体
に含まれる不飽和基量が少なくなり、硬化性が低下する
という欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】請求項1、2又は3記
載の発明は、柔軟性、伸び、硬度および耐食性に優れ、
しかも硬化性にも優れたビニルエステル樹脂組成物を提
供するものである。請求項4記載の発明は、請求項1、
2又は3記載の発明に加えて、特に乾燥性に優れたビニ
ルエステル樹脂組成物を提供するものである。請求項5
記載の発明は、上記のビニルエステル樹脂組成物を用い
たコンクリートライニング材を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)水酸基
価が35〜400のポリアルキレングリコール、(B)
不飽和二塩基酸又は飽和二塩基酸、(C)エポキシ樹脂
及び(D)不飽和一塩基酸を反応させて得られる不飽和
エステル(I)10〜80重量%並びにエチレン性不飽
和単量体(II)90〜20重量%を含有してなるビニル
エステル樹脂組成物に関する。
【0008】本発明は、また、これらのビニルエステル
樹脂組成物のいずれかにおいて、(I)成分が、(C)
成分のエポキシ基1当量に対して、(A)成分のモル数
をaと(B)成分のモル数をbとしたときに数2が
【数2】 になるように、また、(D)成分のカルボキシル基が
0.2〜0.8当量になるように配合し、さらに、
(A)成分と(B)成分をa/bで1/1.8〜1/
2.5になるように配合して反応させて得られるもので
あるビニルエステル樹脂組成物に関する。
【0009】本発明は、また、これらのビニルエステル
樹脂組成物のいずれかにおいて、(I)成分が、(A)
成分と(B)成分を反応させて末端カルボン酸半エステ
ル化物(X)を製造し、次いで(C)成分を配合して付
加反応させ、次いで、(D)成分を配合して付加反応さ
せて得られるものであるビニルエステル樹脂組成物に関
する。本発明は、また、これらのビニルエステル樹脂組
成物のいずれかにおいて、(B)成分のうち5〜100
重量%が分子中に不飽和結合を含む脂環式構造を有する
不飽和二塩基酸又はこれらの酸無水物であるビニルエス
テル樹脂組成物に関する。本発明は、また、これらのビ
ニルエステル樹脂組成物のいずれかを用いたコンクリー
トライニング材に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の不飽和エステル(I)に
ついて説明する。本発明における(A)成分のポリアル
キレングリコールは、アルキレングリコールの縮重合物
又はアルキレンオキサイドの付加重合物であり、ビスフ
ェノールを共重合したものであってよい。具体的には、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
ビスフェノールA、ビスフェノールF等のビスフェノー
ルへのアルキレンオキサイド付加物などが挙げられる。
ビスフェノールへのアルキレンオキサイド付加物におい
て、アルキレンオキサイド成分はビスフェノールの2個
の水酸基にそれぞれ3個以上結合していることが好まし
い。(A)成分のポリアルキレングリコールは、柔軟性
および硬化性の点から水酸基価が35〜400のものが
好ましく、50〜300までの範囲のものが特に好まし
い。また、これらのポリアルキレングリコールの種類に
ついては、所望の耐食性、耐水性と経済性の点から適宜
選択され、一種で又は二種以上併用して用いられる。
【0011】本発明における(B)のうち、不飽和二塩
基酸としては、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、
シトラコン酸、メタコン酸、塩素化マレイン酸等のα,
β−不飽和二塩基酸及びこれらの酸無水物、テトラブロ
ムフタル酸、テトラヒドロフタル酸、エンドメチレンテ
トラヒドロフタル酸、ハイミック酸等の分子中に不飽和
基を含む脂環式構造を有する不飽和二塩基酸及びこれら
の酸無水物等がある。本発明における(B)のうち、飽
和二塩基酸としては、、フタル酸、イソフタル酸、テレ
フタル酸、モノ−、ジ−又はトリ−クロルフタル酸、ヘ
ット酸、アジピン酸、トリメリット酸、こはく酸等及び
これらの酸無水物が挙げられる。(B)成分としては、
好ましくは酸無水物が使用される。
【0012】乾燥性を向上させるためには、(B)成分
のうち5〜100重量%は分子中に不飽和基を含む脂環
式構造を有する不飽和二塩基酸又はこれらの酸無水物で
あることが好ましく、テトラヒドロ無水フタル酸、エン
ドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸または無水ハイミ
ック酸を使用することが最も好ましい。α,β−不飽和
二塩基酸及びこれらの酸無水物は、多く使用すると膜が
脆くなるため(B)成分中0〜10重量%の範囲で使用
されることが好ましい。(B)成分は、その他適宜、飽
和二塩基酸を使用して全体を100重量%とされる。
【0013】本発明における(C)エポキシ樹脂として
は1分子中に2個以上のエポキシ基を有する化合物であ
れば、特に制限はなく、例えば化1〔一般式(1)〕
【化1】 〔式中、xは0〜15の範囲の整数である〕で表される
ものが用いられる。市販されているものとしては、シェ
ル化学社製エピコート828、エピコート1001、エ
ピコート1004、旭化成工業製AER−664H、A
ER−331、AER−337、ダウケミカル社製D.E.
R.330、D.E.R.660、D.E.R.664などがある。
【0014】また、上記エポキシ樹脂の水素原子の一部
をハロゲン(例えば臭素)で置換したタイプも使用でき
る。この種の市販品の例としては、東都化成(株)エポト
ートYDB−400、YDB−340、住友化学製スミ
エポキシESB−340、ESB−400、ESB−5
00、RSB−700、ダウケミカル社製DER−54
2、DER−511、DER−580、油化シェル社製
1045、1050、1046、DX−248などがあ
る。
【0015】また、化2〔一般式(2)〕
【化2】 〔式中、R1、R2及びR3はそれぞれ独立に水素原子又
はアルキル基を示し、xは0〜15の範囲の整数であ
る〕で示されるものを用いることもできる。市販されて
いるものとしては、ダウケミカル社製D.E.N.431、D.
E.N.438、シェル化学社製エピコート152、エピコ
ート154、チバ社製EPN1138などがある。
【0016】また、ユニオンカーバイド社製ERL42
11、チバガイギー社製CY208、CY221、CY
350、XB2615、CY192、CY184等も用
いられる。これらのエポキシ樹脂は、単独で又は二種以
上併用することができる。
【0017】本発明における(D)不飽和一塩基酸とし
ては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、けい皮酸、トリシクロ〔5.2.1.02,6〕−4
−デセン−8又は9残基と不飽和二塩基酸残基を構成要
素として含む部分エステル化カルボン酸などを用いるこ
とができる。
【0018】上記の部分エステル化カルボン酸の例とし
ては、8又は9−ヒドロキシトリシクロデセン−4−
〔5.2.1.02,6〕を1.00〜1.20モルに対
して無水マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸などの
不飽和二塩基酸1モルを不活性ガス気流下で70〜15
0℃で加熱して得られる不飽和二塩基酸モノエステルが
ある。また、トリシクロデカジエン−4,8−〔5.
2.1.02,6〕にマレイン酸、フマール酸、イタコン
酸などの不飽和二塩基酸を硫酸、ルイス酸などの触媒の
存在下で付加して得られる不飽和二塩基酸モノエステル
を用いることもできる。これらの化合物の構造式は、下
記化3〔一般式(3)〕で表される。
【化3】 (ただし、式中R4は、マレイン酸、フマール酸、イタ
コン酸等の不飽和二塩基酸から2個のカルボキシル基を
除いた残基である)
【0019】本発明における不飽和エステル(I)を構
成する(A)〜(D)成分の配合量は、前記したとおり
であるが、さらに詳しくは次の通りである。(C)成分
のエポキシ基1当量に対して、(A)成分のモル数をa
と(B)成分のモル数をbとしたときに前記数2の条件
を満足することが好ましく、数3
【数3】 の条件を満足することがさらに好ましい。また、(C)
成分のエポキシ基1当量に対して、(D)成分のカルボ
キシル基が0.2〜0.8当量になるように配合するこ
とが好ましく、さらに、0.3〜0.6当量になるよう
に配合することが好ましい。さらに、(A)成分と
(B)成分はa/bで1/1.8〜1/2.5になるよ
うに配合することが好ましく、さらに、1/2〜1/
2.3になるように配合することが好ましい。(A)成
分が少なすぎると柔軟性に乏しくなる傾向があり、逆に
多すぎると樹脂骨格中の不飽和基量が少なくなるため、
十分な強度、硬化性が得られなくなる傾向がある。ま
た、(B)成分が少なすぎると、(C)成分との反応物
が少くなってしまい未反応成分として残存するため柔軟
性、硬度に乏しくなる傾向がある。
【0020】(C)成分のエポキシ基と(A)成分の水
酸基の総量αとし、(B)成分と(D)成分のカルボキ
シル基の総量をβとしたとき、α/βが当量比で1.1
/1〜1/1.1になるように配合することが好まし
く、さらに、1.05/1〜1/1になるように配合す
ることが特に好ましい。この値が大きすぎたり小さすぎ
るとビニルエステル樹脂組成物の硬化物の物性が一般に
低下しやすくなる。
【0021】不飽和エステル(I)の合成は、上記
(A)、(B)、(C)及び(D)の各成分を60〜2
00℃の温度でエステル化反応させることにより行うこ
とができる。このエステル化反応に際しては、トリメチ
ルベンジルアンモニウムクロライド、ピリジニウムクロ
ライドなどの第4級アンモニウム塩、トリエチルアミ
ン、ジメチルアニリンなどの第3級アミン、塩化第二
鉄、水酸化リチウム、塩化第二スズなどのエポキシ樹脂
の開環付加反応を触媒するエステル化触媒を用いて反応
時間を短縮することもできる。不飽和エステル(I)の
合成の終点は、(B)および(D)成分のカルボキシル
基に対応する固形分酸価を測定することにより調べるこ
とができる。この酸価は、好ましくは50以下、より好
ましくは15以下とされる。また(B)成分において酸
無水物を用いた場合、赤外分光分析で、酸無水物の特異
吸収である波数1760cm-1および1820cm-1付近の
ピークが消失しているのが好ましい。
【0022】さらに、柔軟性、乾燥性、硬化性、機械的
特性に優れたものとするため、不飽和エステル(I)の
製造は以下のとおりとするのが好ましい。すなわち、ま
ず(A)成分と(B)成分を配合して反応させて末端カ
ルボン酸半エステル化物(X)を製造し、次いで(C)
成分を配合して付加反応させ、次いで、(D)成分を配
合して付加反応させる。この場合、(A)成分と(B)
成分の反応は、120〜200℃の範囲で行うことが好
ましく、特に130〜180℃の範囲で行うことが好ま
しい。(C)成分が存在する反応は、前記したエステル
化触媒の存在下に行うことが好ましく、反応温度は90
〜130℃、特に100〜120℃とすることが好まし
い。エステル化触媒はエポキシ樹脂に対して0.1〜
0.5重量%使用することが好ましい。
【0023】エチレン性不飽和単量体(II)としては、
スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、クロ
ルスチレン、ジクロルスチレン、ジビニルベンゼン、t
−ブチルスチレン、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチル等のアクリル酸アルキルエステ
ル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸ブチル等のメタクリル酸アルキルエステル、ジア
リルフタレート、トリアリルシアヌレート、アクリロニ
トリル、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ペン
タエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリス
リトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトール
ヘキサアクリレート等の多価アルコールのアクリル酸エ
ステル、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ペ
ンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエ
リスリトールペンタメタクリレート、ジペンタエリスリ
トールヘキサメタクリレート等の多価アルコールのメタ
クリル酸エステル等がある。
【0024】前記不飽和エステル(I)10〜80重量
%に対して上記エチレン性不飽和単量体(II)90〜2
0重量%配合されることが好ましく、前記不飽和エステ
ル(I)30〜70重量%に対して上記エチレン性不飽
和単量体(II)70〜30重量%の範囲で配合すること
がさらに好ましい。不飽和エステル(I)の含有量が少
なすぎと、柔軟性、乾燥性等の特性が低下する傾向があ
り、不飽和エステル(I)の含有量が多すぎるとビニル
エステル樹脂組成物の粘度が高くなりすぎて作業性に乏
しくなる傾向がある。
【0025】本発明の樹脂組成物をコンクリートライニ
ング材として用いる場合、繊維補強材、骨材、充填材、
顔料、染料などが添加される。繊維強化材としては、例
えば、ガラス繊維、アミド、アラミド、ポリエステル、
フェノール等の有機繊維、炭素、アルミなどの金属、セ
ラミックなどの無機繊維などがある。これらの繊維はマ
ット状、朱子織り、不織布状などいずれの形態をとって
いても良い。また、ガラス長繊維であるロービングを5
〜100mmにカットしたチョップドストランドを補強材
として用いることができる。これら繊維補強材は不飽和
エステル(I)とエチレン性不飽和単量体(II)の総量
に対して0〜80重量%の範囲で用いられる。80重量
%を超えるとライニング材として要求される耐食性、強
度が発現しにくくなる。
【0026】また、骨材、充てん材としては、硅砂、川
砂、寒水石、ガラスおよびこれらの微粉末、さらに炭酸
カルシウム粉、クレー、アルミナ粉、タルク、シリカ粉
末、硫酸バリウム、焼石膏、水酸化アルミニウム、珪酸
アルミニウム、珪酸マグネシウム、雲母などが挙げられ
る。これら骨材、充てん材は、不飽和エステル(I)と
エチレン性不飽和単量体(II)の総量100重量部に対
して0〜1000重量部用いることができる。1000
重量部を超えると、樹脂組成物のバインダー(粘着剤)
としての作用が低くなってしまう。
【0027】本発明の樹脂組成物は硬化剤を含有しても
良く、また、コンクリートライニング材として用いるに
は、不飽和エステル(I)とエチレン性不飽和単量体
(II)の総量に対して0.01〜10重量%含有するこ
とが好ましい。硬化剤とは光増感剤、有機過酸化物が挙
げられるが、例えば、パーオキシエステル類、ハイドロ
パーオキサイド類、ケトンパーオキサイド類、ジアシル
パーオキサイド類など公知のものが挙げられる。また、
該有機過酸化物を分解し、活性ラジカルの発生を促すた
め、促進剤が添加できる。例えば、ナフテン酸コバル
ト、オクテン酸コバルト、バナジウム塩などの金属石け
ん類、ジメチルアニリン、ジメチルパラトルイジンなど
の3級アミン類やメルカプタン類などがある。これらは
硬化時間、温度により添加量は増減するが、不飽和エス
テル(I)とエチレン性不飽和単量体(II)の総量に対
して0.01〜5重量%の範囲で添加される。これら硬
化剤と促進剤は過酸化ベンゾイル/3級アミン、メチル
エチルケトンパーオキサイド及び/又はアセチルアセト
ンパーオキサイド/金属石けんの組み合わせのものが一
般的に用いられる。
【0028】本発明の樹脂組成物の製造および貯蔵時の
重合抑制のため、公知の重合禁止剤を添加できる。例え
ば、ハイドロキノン、パラベンゾキノン、モノターシャ
リブチルハイドロキノン、1,4−ハイドロキノン、
1,4−ナフトキノン、フェノチアジンなどが挙げられ
る。また本発明の樹脂組成物は、乾燥性に優れるが、よ
り高い乾燥性を得るため、ワックス類を添加できる。例
えばパラフィンワックス、ポリエチレンワックス、マイ
クロスタイリンワックス、ステアリン酸などの高級脂肪
酸が挙げられる。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、こ
れにより本発明が限定されるものではない。以下に使用
される部および%とは、断わりのない限り、それぞれ重
量部および重量%である。 (合成例1)不飽和エステル(A)の作製 撹拌機、冷却器、温度計、滴下漏斗を備えつけた2リッ
トル4つ口フラスコに、サンニックスPP−1000
(三洋化成製、ポリプロピレングリコール、水酸基価1
11)1000g、無水こはく酸95g、テトラヒドロ
無水フタル酸144gを仕込み、150℃で1時間加熱
した。そのフラスコ内容物を少量とり赤外分光分析した
結果、酸無水物に由来する1760cm-1および1820
cm-1付近の吸収ピークは消滅していた。次いでエピ−ビ
ス型エポキシ樹脂R−140(三井石油化学(株)製、エ
ポキシ当量185)720g、メタクリル酸160g、
トリメチルベンジルアンモニウムクロライド2gおよび
ハイドロキノン0.6gを仕込み、発熱に注意しながら
100℃まで昇温し、その温度で16時間加熱した結
果、酸価14の不飽和エステル(A)を得た。
【0030】(合成例2)不飽和エステル(B)の作製 合成例1と同じ仕様の2リットル4つ口フラスコに、サ
ンニックスPP−1000:540g、サンニックスP
EG−400(三洋化成(株)製、ポリエチレングリコー
ル、水酸基価278)220g、エンドメチレンテトラ
ヒドロ無水フタル酸310gを仕込み、合成例1と同様
に150℃で1時間加熱した。このフラスコ内容物を赤
外分光分析したが、酸無水物の吸収ピークは消滅してい
た。次いで、合成例1で用いたものと同じエポキシ樹脂
R−140:770gとトリメチルベンジルアンモニウ
ムクロライド2gを仕込み100℃で3時間加熱し、酸
価10となったことを確認してから、同温度でハイドロ
キノン0.5gを添加し溶解してから、メタクリル酸1
70gを30分間かけて滴下し、100℃のままさらに
6時間加熱した結果、酸価12の不飽和エステル(B)
を得た。
【0031】(合成例3)不飽和エステル(C)の作製 合成例1と同じ仕様の2リットル4つ口フラスコに、サ
ンニックスPP−2000(三洋化成製、ポリプロピレ
ングリコール)1300g、無水こはく酸37g、テト
ラヒドロ無水フタル酸94g、無水マレイン酸24gを
仕込み、合成例1と同様に150℃で1時間加熱した。
フラスコ内容物を赤外分光分析したが、酸無水物の17
60cm-1および1820cm-1付近の特異吸収ピークは消
滅していた。次いで、エピ−ビス型エポキシ樹脂YD−
128(東都化成(株)製、エポキシ当量186)465
gとトリエチルアミン3gを仕込み105℃で4時間加
熱し酸価が7となってから、ハイドロキノン0.5gを
添加し、溶解してから、メタクリル酸108gを20分
間かけて滴下し、105℃のままさらに6時間加熱し
た。その結果、酸価8の不飽和エステル(C)を得た。
【0032】(合成例4)不飽和エステル(D)の作製 合成例1と同じ仕様の2リットル4つ口フラスコに、サ
ンニックスPP−1000を540g、サンニックスP
EG−400:220g、無水フタル酸305gを仕込
み、合成例2と同条件で加熱し、同じく赤外分光分析で
酸無水物の特異吸収ピークが消滅しているのを確認して
から、エポキシ樹脂R−140を770gとトリメチル
ベンジルアンモニウムクロライド2gを仕込み、100
℃で3.5時間加熱し、酸価9となってから同温度でハ
イドロキノン0.5gを添加し、溶解させてからメタク
リル酸170gを30分間かけて滴下し、100℃のま
まさらに6時間加熱した結果、酸価11の不飽和エステ
ル(E)を得た。
【0033】(比較合成例1)不飽和エステル(Y)の
作製 合成例1と同じ仕様の2リットル4つ口フラスコに、エ
チレングリコール(分子量62)100gとテトラヒド
ロ無水フタル酸470gを仕込み、150℃で1時間加
熱して、赤外分光分析で酸無水物の特異吸収ピークが消
滅したのを確認後、合成例1で用いたものと同じエポキ
シ樹脂R−140を1160gとトリメチルベンジルア
ンモニウムクロライド2gを仕込み、100℃で3時間
加熱し、酸価10となったことを確認してから同温度で
ハイドロキノン0.5gを添加し、同温度でメタクリル
酸260gを30分間かけて滴下し、さらに7時間加熱
を続けた。その結果、酸価10の不飽和エステル(D)
を得た。
【0034】(比較合成例2)不飽和エステル(Z)の
作製 合成例1と同じ仕様の4つ口2リットルフラスコに、エ
ピ−ビス型エポキシ樹脂YD−901(東都化成(株)
製、エポキシ当量475)1700g、メタクリル酸3
07g、ハイドロキノン0.5gとトリエチルアミン
1.5gを仕込み、110℃で12時間加熱した。その
結果、酸価4の不飽和エステル(F)を得た。
【0035】実施例1〜5及び比較例1〜3 以上の合成で得られた不飽和エステル(A)〜(D)、
(Y)及び(Z)を表1に示すとおりにエチレン性不飽
和単量体に溶解し、樹脂組成物(I)〜(VIII)を得
た。これらの樹脂組成物を用いて下記の通り試験した。
試験結果を表1に示す。
【0036】〈試験方法〉 (1)硬化性:下記の硬化系Aの配合により配合してJ
IS−K−6901に準拠したポットライフを測定し
た。 (硬化系A) ・樹脂組成物(I)〜(VIII) 100g ・ジメチルアニリン 0.5g ・50%過酸化ベンゾイルペースト 2.0g (2)表面乾燥性:上記の硬化系Aの配合により配合し
てJIS−K−5400に準拠して、ガラス板上に厚さ
200μmにアプリケーターで塗布し、タックフリーに
なるまでの時間を測定した。
【0037】(3)機械的特性:下記の硬化系Bの配合
により配合して下記の<硬化物の作製>の条件で硬化物
を作製し、JIS−K−6301に準拠して引張り伸び
を測定した。引張り試験条件は下記のとおりである。 (硬化系B) ・樹脂組成物(I)〜(VIII) 100g ・ジメチルアニリン 0.1g ・6%オクテン酸コバルト 0.5g ・メチルエチルケトンパーオキサイド 1.0g 〈硬化物の作製〉25℃でゲル化後、50℃で3時間ア
フターキュアーし、厚さ1mmの注型板を作製した。 〈引張り試験条件〉 ・試験片の形状:1号ダンベル ・試験速度:10mm/分
【0038】(4)耐食性(耐水性及び耐アルカリ
性):機械的特性の項で示した硬化物を用い、1号ダン
ベルを水道水および飽和水酸化カルシウム溶液に40℃
で10日間浸漬した。その試験片を上記と同じ条件で引
張り伸び試験を行い、浸漬前後の引張り伸びの保持率を
もって耐水性、耐アルカル性とした。
【0039】
【表1】
【0040】実施例6〜9及び比較例4〜6 表2に示したペースト配合により配合してコンクリート
ライニング材を作製した。得られたコンクリートライニ
ング材をコンクリート歩道板の上に厚さ3mmとなるよう
に、25℃の環境試験室内で塗布した。塗布後、前記
(2)項に示した同じ方法で表面乾燥性を測定した。さ
らに、上記の塗布後、48時間放置してトップコート用
樹脂組成物を厚さ300μmに、ローラーで塗布した。
なお、トップコート用樹脂組成物の配合は次のとおりと
した。 〈トップコート用樹脂組成物の配合〉 ・樹脂組成物(I) 100部 ・125°Fパラフィンワックス 0.2部 ・ジメチルアニリン 0.1部 ・6%オクテン酸コバルト 0.5部 ・メチルエチルケトンパーオキサイド 1.0部
【0041】以上のように作製したコンクリートライニ
ング試験体を25℃で168時間養生した後で、接着性
とヒートサイクル性を試験した。試験結果を表2に示
す。 (5)接着性:建研式引張り試験を行い、n=5として
その接着強さを測定し、その平均値を示した。また、破
壊または破断形態を目視により観察した。 (6)ヒートサイクル性:恒温機で−30℃で60分間
及び90℃で60分間を1サイクルとしたヒートサイク
ル試験を行い、ライニング層がコンクリート歩道板から
はく離するまでのサイクル数を測定した。
【0042】
【表2】
【0043】表1から示されるとおり、本発明のビニル
エステル樹脂組成物は、伸び、耐食性、表面乾燥に優れ
ていることが分かる。また、表2のとおり該樹脂組成に
骨材を配合し塗布したコンクリートライニング特性で
も、柔軟性があるためヒートサイクル性に優れ、しかも
表面乾燥性に優れていた。しかも、ペースト配合にワッ
クスを配合しなくても表面乾燥性に優れるため、トップ
コートとの接着性にも優れていた。
【0044】
【発明の効果】請求項1、2又は3におけるビニルエス
テル樹脂組成物は、柔軟性、硬化性、耐食性が優れるた
め各種用途に利用できる。例えば、金属、コンクリー
ト、プラスチック等を基材としたコーティング・ライニ
ング材、レジンコンクリート用など土木・建築材料、ま
た、浄化槽、パネル、波板、化粧板などFRP成形、注
型用材料、積層板、接着剤、塗料用ビヒクルなどに使用
できる。請求項4におけるビニルエステル樹脂組成物
は、請求項1記載の効果を奏し、さらに乾燥性および硬
化物の機械的特性が優れる。請求項5記載コンクリート
ライニング材は、耐食性、柔軟性が優れるため建築物屋
上やプールの防水ライニング、工場、倉庫等の床や排水
溝、上下水道ヒューム管、地下共同溝などの防食ライニ
ング、コンクリート橋脚の亀裂防止ライニング材などと
しても好適である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)水酸基価が35〜400のポリア
    ルキレングリコール、(B)不飽和二塩基酸又は飽和二
    塩基酸、(C)エポキシ樹脂及び(D)不飽和一塩基酸
    を反応させて得られる不飽和エステル(I)10〜80
    重量%並びにエチレン性不飽和単量体(II)90〜20
    重量%を含有してなるビニルエステル樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (I)成分が、(C)成分のエポキシ基
    1当量に対して、(A)成分のモル数をaと(B)成分
    のモル数をbとしたときに数1が 【数1】 になるように、また、(D)成分のカルボキシル基が
    0.2〜0.8当量になるように配合し、さらに、
    (A)成分と(B)成分をa/bで1/1.8〜1/
    2.5になるように配合して反応させて得られるもので
    ある請求項1記載のビニルエステル樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (I)成分が、(A)成分と(B)成分
    を反応させて末端カルボン酸半エステル化物(X)を製
    造し、次いで(C)成分を配合して付加反応させ、次い
    で、(D)成分を配合して付加反応させて得られるもの
    である請求項2記載のビニルエステル樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (B)成分のうち5〜100重量%が分
    子中に不飽和結合を含む脂環式構造を有する不飽和二塩
    基酸又はこれらの酸無水物である請求項1乃至3のいず
    れかに記載のビニルエステル樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のビニ
    ルエステル樹脂組成物を用いたコンクリートライニング
    材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002138221A (ja) * 2000-11-01 2002-05-14 Hitachi Chem Co Ltd ライニング施工方法及びそれを用いた土木建築構造体
CN100358931C (zh) * 2005-11-18 2008-01-02 华东理工大学华昌聚合物有限公司 一种高韧性环氧乙烯基酯树脂合成工艺
CN112661439A (zh) * 2020-12-23 2021-04-16 江苏邦杰防腐保温科技有限公司 一种耐腐蚀砂浆的制备方法
WO2022070816A1 (ja) * 2020-09-29 2022-04-07 Dic株式会社 光硬化型ライニング材用樹脂組成物、光硬化型ライニング材、及びその硬化物

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