JPH1087177A - 繊維機械用の搬送機構 - Google Patents

繊維機械用の搬送機構

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JPH1087177A
JPH1087177A JP9243921A JP24392197A JPH1087177A JP H1087177 A JPH1087177 A JP H1087177A JP 9243921 A JP9243921 A JP 9243921A JP 24392197 A JP24392197 A JP 24392197A JP H1087177 A JPH1087177 A JP H1087177A
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コーレン ヘルムート
Reinhard Gronenberg
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    • B65H67/00Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
    • B65H67/06Supplying cores, receptacles, or packages to, or transporting from, winding or depositing stations
    • B65H67/063Marking or identifying devices for packages
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

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  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紡績コップのその都度の巻取り状態に関連し
て、対応する処理装置及び準備装置に対して紡績コップ
を確実に関連付けるようにする。 【解決手段】紡績コップを搬送する循環する搬送ディス
クを備えた、綾巻ボビンを製作する繊維機械用の搬送機
構に関し、搬送ディスクは、強磁性材料が高い残留磁気
を有するコード化磁石としての情報記憶媒体を備え、搬
送機構内部に、コード化磁石の規定の極性付与を可能に
する電気的に負荷可能なコード化コイルが配置され、該
コード化コイル自体が、センサ技術的に検出された紡績
コップ処理状態に関連して発生するセンサ信号を介して
制御可能である。搬送機構内部に、コード化磁石のその
都度の磁化方向を検出するホールセンサ、切換え可能な
電気変向部材並びに搬送ディスクのコード化磁石の規定
の極性付与を可能にするコード化コイルが配置されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特許請求の範囲第
1項の上位概念に記載の形式の、繊維機械用の搬送機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動式の繊維機械においてはリング精紡
機と自動綾巻装置との複合構造に関連して、複合構造の
内部で循環する搬送ディスクが個別の識別マークを有す
ることが、公知である。
【0003】例えばドイツ国特許第3603002号明
細書で記載の搬送ディスクを有する装置は、バーコード
又は磁気バンドとしての識別マークを有している。識別
マークによって、例えば紡績コップの製造個所への戻し
が可能である。いずれにせよこのようなマークは、紡績
運転もしくは巻取り運転中に不可避な繊維フライに対し
て比較的敏感である。従って既に、搬送ディスクが埃の
影響を受けにくい電子的な情報担体を備えることが、提
案されている。
【0004】ドイツ国特許公開第4041713号明細
書によって公知の搬送機構では、搬送ディスクがそれぞ
れ1つのコード化可能、読取り可能及び消去可能な電子
的な情報担体を有し、この情報担体が無接触式に定置の
読取り/消去及びコード化装置に連結可能である。
【0005】情報担体の発信/受信アンテナは搬送ディ
スクの中央軸線の領域内に配置されて、搬送ディスクの
角度位置とは無関係に定置の読取り/消去及びコード化
装置の発信/受信アンテナに対して同様に作用する伝達
間隔を有している。無接触式のデータ伝達は、誘導式、
容量式又は電磁式な方法で行われる。
【0006】ヨーロッパ特許公開第0593808号明
細書から公知の装置では、搬送機構の搬送ディスク内に
それぞれ1つのいわゆるトランスポンダー(Transponde
r)が埋め込まれている。
【0007】自体受動的な電子的な情報担体は、個別の
不変な識別信号を放射するためにセンサ装置を介して電
磁式に作動する。それぞれ1つの所定の紡績ボビンに配
属された識別信号は記憶及び評価ユニットにおいて読取
られる。記憶及び評価ユニットは多数のメモリを有し、
この場合、各メモリはそれぞれ1つの所定の個別の識別
信号に配属されている。前記メモリの記憶場所には、製
造データ、品質データ又は当該紡績ボビンの目標値偏差
がファイルされる。ボビン搬送装置の分岐個所には電子
的な情報担体の個別の識別信号を検出するためにセンサ
装置が配置されている。記憶及び評価ユニットの所属の
メモリの記憶場所におけるデータの比較によって、紡績
ボビンの部位固有の配属が行われる。
【0008】前述の電子的な記録担体を有する搬送機構
は、極めて確実に作業しかつ多数のデータの伝達を可能
にするが、極めて複雑でひいては比較的コストが嵩む。
しかしながら実地においては、前記装置が提供する可能
性は、多くの場合不要である。このことは、複雑でひい
ては比較的コストが嵩む前記装置を多くの場合十分に利
用できないということを意味する。
【0009】ドイツ国特許公開第2135330号明細
書によって公知の搬送装置用の制御装置では、搬送手段
にプレート状の情報担体が配置されている。この情報担
体には、互いに平行な情報トラックに二進のコード化さ
れた不変の磁気的なマークが設けられている。マークの
適当な磁気的な配列によって情報担体、例えば搬送目的
等を伝達可能である。この場合、磁気的なマークのその
都度の極性はホールセンサによって検出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術から出発
して本発明の課題は、紡績コップのその都度の巻取り状
態に関連して、対応する処理装置及び準備装置に対して
紡績コップを確実に関連付けることができるような、綾
巻きボビンを製作する繊維機械用の安価な搬送機構を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明によれ
ば、特許請求の範囲第1項の特徴部分に記載の本発明の
装置によって解決された。
【0012】別の有利な構成は、その他の請求項に記載
されている。
【0013】
【発明の効果】本発明による構成の利点は、搬送機構が
安価であり、この場合、搬送ディスクもしくは情報担体
を、その簡単な構造に基づき頑丈に構成しかつ困難な周
辺の影響、例えば紡績運転もしくは巻取り運転中に生ず
るような周辺の影響を受け難くすることができる、とい
うことにある。情報担体記憶媒体として、紡績コップの
搬送ディスク内に配置されたコード化磁石を使用するこ
とによって、安価に、繊維機械の搬送機構内部で紡績コ
ップ用の制御回路を実現できる。このような制御回路は
従来では、著しく複雑でしかも相応の経費と必要とする
手段によってのみ実現されていた。
【0014】前記コード化磁石は、高い残留磁気を有す
る強磁性の材料から成るコアを有している。このこと
は、コード化磁石を電界内で規定通り配向できしかも圧
刻された極性を確実に維持できるということを意味す
る。
【0015】この場合、コード化磁石には特別なコード
化コイルを介して極性が与えられる(請求項3及び
4)。このコード化磁石は通常、通電可能な電気コイル
によって取り囲まれた強磁性の基体を有している。電気
コイル内での電流の流れ方向によって、励磁磁界の規定
の配向ひいてはコード化磁石の極性付与が可能である。
【0016】請求項2及び3で記述のように、コード化
磁石のその都度の極性は適当なセンサ装置を介して簡単
かつ確実に検出可能である。この場合、センサ装置は有
利には安価なホールセンサとして構成されている。ホー
ルセンサは、その組込み位置に関連して、コード化磁石
のN極又はS極に応答するので、前記の安価な構成部材
によって簡単な形式でコード化磁石のその都度の極性が
検出される。
【0017】請求項5で記述のように、綾巻きボビンを
製作する繊維機械の搬送機構は機械長さのコップ供給区
間を有していて、このコップ供給区間から多数の準備区
間が分岐している。準備区間にはそれぞれ1つのコップ
準備ステーションもしくは付加・準備手段が配置されて
いる。準備区間へのそれぞれの分岐部の手前には、繊維
機械の制御装置に連結されたホールセンサが位置決めさ
れている。制御装置を介して、搬送ディスクの情報担体
のその都度の極性に関連して、準備区間の入口領域に配
置された電磁式の変向部材が切り換えられかつ搬送ディ
スクの紡績コップが適当なコップ準備ステーションに案
内される。
【0018】更に請求項6で記述のように準備区間は、
端部側で2つの搬出区間を介して分配区間並びにコップ
供給区間に接続されている。両搬出区間の分岐部の手前
には、コップ準備の結果に関連して搬送ディスクを目的
に適合して通過させる切換え可能な変向部材が取り付け
られている。この場合、コップ準備の結果は、コップ準
備ステーションに接続して配置された例えば光学的なセ
ンサ装置によって監視される(請求項7)。
【0019】搬送機構は有利には正規のコップ準備ステ
ーションの他にいわゆる付加・準備手段を有している。
この場合、付加・準備手段には、正規のコップ準備ステ
ーションで処理されなかった紡績コップが供給される。
請求項8に記述のように、搬送方向でみて付加・準備手
段の前方にコード化コイルが配置されている。コード化
コイルは次のような搬送ディスクの情報担体に極性を与
える、即ち、紡績コップが付加・準備手段においても処
理できずひいては次の処理過程のために認知できなかっ
たような搬送ディスクの情報担体に極性を与える。
【0020】請求項9で記述のように、ホールセンサは
横搬送区間の領域にも配置されている。有利には個々の
巻取り個所の繰出し位置に取り付けられたセンサ装置
は、紡績コップを有する搬送ディスクの存在を検出しか
つこれに基づき当該巻取り個所で巻返し過程を生ぜしめ
る。
【0021】請求項10乃至13では、別のホールセン
サ並びに別のコード化コイルの使用及び位置決めを開示
している。この配置形式によって、綾巻きボビンを製作
する繊維機械の領域で処理可能な紡績コップの迅速かつ
目的に適合した供給及び処理を可能にする搬送機構が得
られる。
【0022】
【発明の実施の形態】第1図では、自体公知の自動綾巻
装置(図示せず)の搬送機構21が概略的に図示されて
いる。搬送機構21では、紡績コップ24又は巻管29
を支持する巻取り機固有の搬送ディスク27が循環す
る。搬送ディスク27は、情報担体32を備えている
(以下に詳述する)。
【0023】搬送機構21は、従来のように、種々の形
式の多数の搬送区間を有している。この場合、受取り区
間1は、前置された繊維機械の生産プロセスの搬送機構
(図示せず)と図示の搬送機構21との交差個所を成
す。繊維機械は通常リング精紡機である。
【0024】受取り区間1の領域では、置換え装置(図
示せず)を用いて、連結区間25を介して供給される、
リング精紡機で製作された紡績コップ24が、巻取り機
の搬送機構21に引き渡されるかもしくは繰り出された
巻管29が、連結区間26に戻される。
【0025】この場合、紡績コップ24は、巻取り機固
有の搬送ディスク27に載着されかつ機械長さのコップ
供給区間2を介して単数又は複数の準備区間3a,3
b,3の領域に搬送される。準備区間3a,3bにはそ
れぞれコップ準備ステーション15a,15bが位置決
めされていて、このコップ準備ステーションにおいて
は、公知のように、コップのバックワインディングが解
離されかつトップワインディングが製作される。準備区
間3の領域では問題となる紡績コップ用の付加・準備手
段18が配置されている。
【0026】準備区間3a,3b,3は端部側で、搬出
区間4a,4b,4を介して貯蔵区間として構成された
分配区間5にかつ搬出区間4a′,4b′,4′を介し
てコップ供給区間2に連結されている。
【0027】交互に右回りから左回りに切り換えられる
分配区間5からは、搬送ディスク27上に起立した紡績
コップ24は横搬送区間6の入口領域に達する。個々の
巻取り個所に案内された横搬送区間6自体は、端部側で
戻し区間8に接続されている。戻し区間8は受取り区間
1に連通している。更に、戻し区間8は連結区間7を介
して直接コップ供給区間2に連結されている。
【0028】更に搬送機構21は、戻し区間8から分岐
したいわゆる通路10と、巻管浄化区間11と、手動準
備区間12を有している。更に手動準備区間12は、搬
送区間13を介して戻し区間8に連結されている。
【0029】準備区間3a,3b,3の入口領域並びに
搬出区間4a,4a′,4b,4b′,4,,4′の分
岐部にはそれぞれ規定されて制御可能な電磁石式の変向
部材9a,9b,9もしくは9g,9h,9jが配置さ
れている。このような電磁石式の変向部材は、通路10
の入口(電磁石式の変向部材9d )、巻管浄化区間1
1の入口(電磁石式の変向部材9e)並びに搬送区間1
3の両側(電磁石式の変向部材9cもしくは9f)に設
けられている。電磁石式の変向部材9は、適当な制御ラ
インを介して機械固有の制御装置14に接続されていて
かつこの制御装置を介して規定通り制御される。
【0030】コップ供給区間2の領域には、それぞれ準
備区間3a,3b,3への分岐部の手前でセンサ装置1
6a,16b,16、有利にはホールセンサが配置され
ている。
【0031】更にこのようなホールセンサは、搬送区間
13への入口手前の戻し区間8の領域(ホールセンサ1
6c)、巻管浄化区間11の領域(ホールセンサ16
d)並びに横搬送区間6内部の巻取り個所の領域(ホー
ルセンサ16e)に取り付けられている。
【0032】更に搬送機構21は、センサ装置17a,
17b,17を有していて、このセンサ装置は、コップ
準備ステーション15a,15bもしくは付加・準備手
段18の結果を監視しかつ制御装置14を介して、場合
によっては搬送方向Tでみてこれらの前方に配置された
電磁石式の変向部材9g,9h,9jの制御を起動す
る。
【0033】更に付加・準備手段18の領域には、コー
ド化コイル19aが取り付けられている。別のコード化
コイル19b及び19cは、戻し区間8に設けられてい
る。この場合、コード化コイル19cは搬送区間13へ
の入口手前にかつ別のコード化コイル19bは巻管監視
部材20の前方に配置されている。
【0034】上述のコップ準備ステーション15a,1
5b、付加・準備手段18及び巻管監視部材20以外
に、搬送機構21は更に巻管浄化装置22並びに手動準
備手段23を有している。
【0035】第2図では拡大図で紡績コップ24が図示
されていて、この紡績コップは、その巻管の脚部で搬送
ディスク27に位置決めされている。
【0036】自体公知の搬送ディスク27は、通常プラ
スチックから製作されかつ、電磁式の変向部材9の使用
を可能にするために、金属リング28を有している。
【0037】搬送ディスク27は、搬送機構21の内部
で循環するエンドレス搬送ベルト30等を介して搬送さ
れかつこの際、公知のように、側方の案内装置内に案内
される(図示せず)。
【0038】搬送ディスク27の下面には、コード化磁
石32を支承する開口31が設けられている。コード化
磁石32はほぼ、強磁性の材料が高い残留磁気を有する
コア33と、ヨーク薄板34と、プラスチック被覆35
とから形成されている。
【0039】更に第2図では、搬送ディスク27の下側
にコード化磁石32を磁気的に配向するためにコード化
コイル19が設けられている。このようなコード化コイ
ル19は、通常鉄心37、ヨーク38並びに鉄心を取り
囲む通電可能な巻体39を有している。この場合、巻体
39は有利にはプラスチック被覆35によって防護され
ている。
【0040】本発明による搬送機構の機能:リング精紡
機から連結区間25を介して供給された紡績コップ24
は、受取り区間1の領域で置換え装置(図示せず)を介
して巻取り機固有の搬送ディスク27に載着され、この
搬送ディスクのコード化磁石32はそれぞれ磁化方向
“S”を有する。
【0041】次いで、搬送ディスク27ひいては紡績コ
ップ24が受取り区間1からコップ供給区間2に搬送さ
れかつ、準備区間3aへの分岐部の手前に配置されたホ
ールセンサ16aの領域に達する。ホールセンサ16a
は適当な組込み位置に基づき、供給された搬送ディスク
27が磁化方向“S”を有しかつ制御装置14を介して
電磁石式の変向部材9aを通電せしめたかを、検出す
る。金属リング28に基づき搬送ディスク27は準備区
間3a内に偏向されるので、紡績コップ24はコップ準
備ステーション15aで処理される。即ち、紡績コップ
においてバックワインディングが解離されかつ巻取り個
所で処理可能なトップワインディングが形成される。
【0042】準備完了した紡績コップは、結果をセンサ
装置17aによってコントロールされて、搬出区間4a
を介して分配区間5に搬送されかつそこから個々の横搬
送区間6ひいては巻取り個所に分配され、そこで準備完
了した紡績コップ24の存在が例えば巻取り個所の繰出
し位置の領域に配置されたホールセンサ16eによって
検出される。
【0043】繰出された巻管29は戻し区間8に搬出さ
れかつ受取り区間1に向けて戻し搬送される。この場合
巻管29はまず、当該搬送ディスク27のコード化磁石
32の磁化方向をチェックするホールセンサ16cを通
過する。
【0044】コード化磁石が磁化方向“S”を有する搬
送ディスク27は、前述のように、別の処理を受けるこ
となく巻管監視部材20に達し、この巻管監視部材は、
巻管29の場合によって残される残余糸量をチェックす
る。
【0045】当該巻管29がまだ繰出し可能な残余糸量
を有することを、巻管監視部材20が検出した場合に
は、通路10の入口領域で磁石式の変向部材9dが接続
されかつ適当な搬送ディスク27が通路10を介してコ
ップ供給区間2に戻し案内され、この場合、残余コップ
はコップ準備ステーションの1つ15aもしくは15b
内で又は付加・準備手段18内で新たに処理されて、再
度巻取り個所に供給される。
【0046】最早使用不能の残余糸量を有する巻管29
は、巻管監視部材20の前方に配置されたコード化コイ
ルを介して当該搬送ディスク27のコード化磁石32が
磁化方向“N”に転極される。更に通路10の入口領域
の磁石式の変向部材9d並びに巻管浄化区間11の入口
領域の変向部材9eが接続されるので、巻管29は巻管
浄化装置22に供給される。
【0047】満杯の紡績コップ又は著しい残余糸量を有
する残余コップが誤って巻管浄化装置22に達して著し
い難問を生ぜしめることを阻止するために、巻管浄化装
置22の手前にホールセンサ16dが配置されていて、
このホールセンサは、その都度の搬送ディスク27のコ
ード化状態をチェックしかつミス走行物(Fehllaeufe
r)を示す磁化方向“S”が生じた場合にアラームをレ
リーズする。
【0048】巻管浄化装置22において処理された巻管
は、電磁石式の変向部材9fを介して搬送区間13内に
案内されかつ戻し区間8に戻し搬送される。次いで、こ
の巻管29の巻取り状態が巻管監視器20によって新た
にチェックされる。浄化された巻管29が得られたこと
を巻管監視器20が検出した場合には、当該搬送ディス
ク27のコード化磁石32が巻管監視器20の前方に配
置されたコード化コイル19bによって再び磁化方向
“S”に転極されかつ搬送ディスク27が浄化された巻
管と共に受取り区間1に搬送され、この場合、巻管29
は連結区間26を介して排出される。
【0049】例えば第1の準備ステーション15aにお
いて処理できなかった紡績コップ24は、センサ装置1
7aを介して検出されかつ電磁石式の変向部材9gの適
当な負荷により搬出区間4a′を介してコップ供給区間
2に戻される。次いで、後続の第2の準備ステーション
15bにおいても準備作業が失敗した場合には、紡績コ
ップ24は付加・準備手段18に供給される。
【0050】付加・準備手段18において処理された紡
績コップ24は、準備ステーション15a,15bに関
連して記述したように、搬出区間4を介して分配区間5
ひいては適当な巻取り個所に供給される。
【0051】、センサ装置17を介して検出される、付
加・準備手段18においても準備されなかった紡績コッ
プ24の場合には、コード化コイル19aを介して適当
な搬送ディスク27のコード化磁石32が磁化方向
“N”に転極されかつ電磁石式の変向部材9jの操作に
よって搬送ディスクが搬出区間4′及び連結区間7を介
して直ちに戻し区間8に搬送される。戻し区間8の領域
に配置されたホールセンサ16cは、供給された搬送デ
ィスクが“S”・極を有さずかつこれに基づき電磁石式
の変向部材9cが起動していることを、検出する。電磁
石式の変向部材9cを介して当該搬送ディスクは搬送区
間13に偏向されかつ手動準備手段23に搬送される。
更に、コード化コイル19cによって、当該搬送ディス
ク27のコード化磁石32の極性が磁化方向“S”に転
極される。即ち、当該搬送ディスク27は、紡績コップ
24が手動準備手段23を離れると、再び正規の“S”
極を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報担体をコード化磁石として構成された搬送
ディスクを有する自動綾巻装置の本発明による搬送機構
の概略的な平面図。
【図2】情報担体に極性を与えるためのコード化コイル
並びにコード化磁石としての本発明による情報担体を有
する搬送機構の側面図。
【符号の説明】
2 コップ供給区間 3a,3b 準備区間 4,4a,4b;4a′,4b′ 搬送区間 5 分配区間 8 戻し区間 9,9a,9b,9c,9d,9e,9g,9h 変向
部材 10 通路 11 巻管浄化区間 14 制御装置 16,16a,16b,16c, 17a,17b セ
ンサ装置 18 付加・準備手段 19 コード化コイル 19a,19b,19c 20 巻管監視器 21 搬送機構 24 紡績コップ 27 搬送ディスク 32 コード化磁石 T 搬送方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラインハルト グローネンベルク ドイツ連邦共和国 メンヒェングラートバ ッハ ベントヒュッター シュトラーセ 155

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維機械用の搬送機構であって、紡績コ
    ップを搬送するための循環する搬送ディスクを備え、該
    搬送ディスクが、電磁式に負荷可能な情報担体を有して
    いる形式のものにおいて、搬送ディスク(27)が、コ
    ード化磁石(32)としてのそれぞれ1つの情報記憶媒
    体(32)を有していて、該情報記憶媒体の強磁性の材
    料が、高い残留磁気を有しており、 搬送機構(21)の内部に、コード化磁石(32)の規
    定の極性付与を可能にする電気的に負荷可能なコード化
    コイル(19)が配置されており、 コード化コイル(19)が、センサ技術的に検出された
    紡績コップ(24)の処理状態に関連して発生するセン
    サ信号を介して、制御可能であることを特徴とする、繊
    維機械用の搬送機構。
  2. 【請求項2】 搬送機構(21)の内部に、コード化磁
    石(32)のその都度の極性を検出するセンサ装置(1
    6)が配置されていることを特徴とする、請求項1記載
    の搬送機構。
  3. 【請求項3】 センサ装置(16)が、ホールセンサと
    して構成されていることを特徴とする、請求項2記載の
    搬送機構。
  4. 【請求項4】 センサ装置(16)が、それぞれ搬送デ
    ィスク(27)の引き続く搬送経路を制御する、下流側
    に配置された変向部材(9)に連結されていることを特
    徴とする、請求項3記載の搬送機構。
  5. 【請求項5】 コップ供給区間(2)から少なくとも1
    つの準備区間(3a,3b)が分岐していて、該準備区
    間の入口領域に切換え可能な変向部材(9a,9b)が
    取り付けられていて、該変向部材が、制御装置(14)
    を介して機能的に、搬送方向(T)でみて変向部材の手
    前に配置されたセンサ装置(16a,16b)に連結さ
    れていることを特徴とする、請求項1から4までのいず
    れか1項記載の搬送機構。
  6. 【請求項6】 準備区間(3a,3b)が、搬出区間
    (4a,4b)を介して逆転区間(5a,5b)にかつ
    搬出区間(4a′,4b′)を介してコップ供給区間
    (2)に連結されており、搬出区間(4a,4b;4
    a′,4b′)の分岐部の領域に切換え可能な変向部材
    (9g,9h)が配置されていることを特徴とする、請
    求項5記載の搬送機構。
  7. 【請求項7】 準備区間(3a,3b)の領域に、コッ
    プ準備ステーション(15a,15b)並びにコップ準
    備の結果を監視するそれぞれ1つのセンサ(17a,1
    7b)が配置されていて、該センサ(17a,17b)
    が、制御装置(14)を介して機能的に、搬送方向
    (T)でみてこれの前方に配置された変向部材(9g,
    9h)に連結されていることを特徴とする、請求項6記
    載の搬送機構。
  8. 【請求項8】 コップ供給区間(2)に、付加・準備手
    段(18)を有する準備区間(3)が接続されており、
    搬送方向(T)でみて付加・準備手段内に又はこれの前
    方に、処理不能のコップ(24)を支持する搬送ディス
    ク(27)のコード化磁石(32)を転極するために、
    コード化コイル(19a)が取り付けられていることを
    特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の
    搬送機構。
  9. 【請求項9】 横搬送区間(6)に配置された巻取り個
    所の領域に、それぞれ1つのホールセンサ(16)が取
    り付けられていることを特徴とする、請求項1から8ま
    でのいずれか1項記載の搬送機構。
  10. 【請求項10】 戻し区間(8)に、ホールセンサ(1
    6c)並びにコード化コイル(19c,19b)が配置
    されていることを特徴とする、請求項1から9までのい
    ずれか1項記載の搬送機構。
  11. 【請求項11】 戻し区間(8)に、巻管監視器(2
    0)並びに搬送方向(T)でみて巻管監視器(20)内
    に又はこれの前方に、コード化コイル(19b)が配置
    されていることを特徴とする、請求項1から10までの
    いずれか1項記載の搬送機構。
  12. 【請求項12】 戻し区間(8)が通路(10)を介し
    てコップ供給区間(2)に連結されていて、前記通路が
    入口側で、巻管監視器(20)の結果に関連して切換え
    可能な変向部材(9d)を有していることを特徴とす
    る、請求項7記載の搬送機構。
  13. 【請求項13】 通路(10)から、切換え可能な変向
    部材(9e)を介してアクセス可能な巻管浄化区間(1
    1)が分岐していることを特徴とする、請求項8記載の
    搬送機構。
  14. 【請求項14】 搬送方向(T)でみて巻管浄化区間
    (11)に配置された巻管浄化装置(22)の手前に、
    ホールセンサ(16d)が取り付けられていることを特
    徴とする、請求項9記載の搬送機構。
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