JPH06191734A - 繊維機械で製造されたまたは処理すべき繊維ボビンおよび／または空ボビンケースの搬送装置 - Google Patents
繊維機械で製造されたまたは処理すべき繊維ボビンおよび／または空ボビンケースの搬送装置Info
- Publication number
- JPH06191734A JPH06191734A JP26489793A JP26489793A JPH06191734A JP H06191734 A JPH06191734 A JP H06191734A JP 26489793 A JP26489793 A JP 26489793A JP 26489793 A JP26489793 A JP 26489793A JP H06191734 A JPH06191734 A JP H06191734A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- memory
- fiber
- sensor device
- information carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H13/00—Other common constructional features, details or accessories
- D01H13/32—Counting, measuring, recording or registering devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H67/00—Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
- B65H67/06—Supplying cores, receptacles, or packages to, or transporting from, winding or depositing stations
- B65H67/063—Marking or identifying devices for packages
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 繊維機械で製造されたまたは処理すべき繊維
ボビンおよび／または空ボビンケースの搬送装置におい
て、繊維ボビンの取扱い全般について巻回された糸の固
有の特性に依存して改善する。 【構成】 繊維ボビン８またはボビンケース４０ないし
それらのキャリヤ１２に、それ自体は受動的な情報担体
５０が設けられている。電子情報担体５０は、センサ装
置１４を介して電磁的に作動されて個別の変更不可能な
識別子を放射する。所定の紡績ボビン８に対応づけられ
ている識別子はメモリ−評価ユニット１１に読み込まれ
る。メモリ−評価ユニット１１のメモリロケーションに
はそれぞれ紡績ボビンの製造データ、品質データ、目標
値偏差等が格納される。
ボビンおよび／または空ボビンケースの搬送装置におい
て、繊維ボビンの取扱い全般について巻回された糸の固
有の特性に依存して改善する。 【構成】 繊維ボビン８またはボビンケース４０ないし
それらのキャリヤ１２に、それ自体は受動的な情報担体
５０が設けられている。電子情報担体５０は、センサ装
置１４を介して電磁的に作動されて個別の変更不可能な
識別子を放射する。所定の紡績ボビン８に対応づけられ
ている識別子はメモリ−評価ユニット１１に読み込まれ
る。メモリ−評価ユニット１１のメモリロケーションに
はそれぞれ紡績ボビンの製造データ、品質データ、目標
値偏差等が格納される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維ボビンおよび／ま
たは空ボビンケースを複数個の繊維機械または保管場所
の間で搬送する搬送装置と、前記の繊維ボビンまたは空
ボビンケースに、ないしはそれらのキャリヤに設けられ
た個別の識別マークと、前記識別マークを読み取るため
に搬送装置の領域に設けられたセンサ装置と、前記セン
サ装置から供給される識別マークのための、前記センサ
装置と結合されたメモリ−評価ユニットとを有する、繊
維機械で製造されたまたは処理すべき繊維ボビンおよび
／または空ボビンケースの搬送装置に関する。
たは空ボビンケースを複数個の繊維機械または保管場所
の間で搬送する搬送装置と、前記の繊維ボビンまたは空
ボビンケースに、ないしはそれらのキャリヤに設けられ
た個別の識別マークと、前記識別マークを読み取るため
に搬送装置の領域に設けられたセンサ装置と、前記セン
サ装置から供給される識別マークのための、前記センサ
装置と結合されたメモリ−評価ユニットとを有する、繊
維機械で製造されたまたは処理すべき繊維ボビンおよび
／または空ボビンケースの搬送装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】この形式の装置は、たとえばドイツ連邦
共和国特許第３６０３００２号に記載されている。
共和国特許第３６０３００２号に記載されている。
【０００３】この場合、リング精紡機の紡績作業ステー
ションで製造された紡績コップは、リング精紡機の両方
の側に配置された搬送装置により、たとえば差込みシリ
ンダを備えた搬送ベルトにより、糸巻機の領域内に搬送
され、そこにおいて紡績ボビン引き渡し装置により、糸
巻機内を循環するボビン搬送リールへ移し変えられる。
このボビン搬送リールは、バーコードまたは磁気テープ
の形式の個別の識別マークを有する。
ションで製造された紡績コップは、リング精紡機の両方
の側に配置された搬送装置により、たとえば差込みシリ
ンダを備えた搬送ベルトにより、糸巻機の領域内に搬送
され、そこにおいて紡績ボビン引き渡し装置により、糸
巻機内を循環するボビン搬送リールへ移し変えられる。
このボビン搬送リールは、バーコードまたは磁気テープ
の形式の個別の識別マークを有する。
【０００４】紡績ボビン引き渡し装置の領域には、評価
ユニットと接続されたセンサ装置が配置されており、こ
のセンサ装置はボビン搬送リールに設けられた個々の識
別マークを捕捉検出する。搬送ベルト上の各々の位置は
リング精紡機の所定の紡績作業ステーションに対応づけ
られているので、紡績コップがリング精紡機の搬送ベル
トから糸巻機内を循環する搬送リールへ引き渡される
際、たとえば第１、第２、第３等の紡績作業ステーショ
ンの紡績コップがいずれの搬送リールへ引き渡されたの
かが、評価ユニット内に記憶される。
ユニットと接続されたセンサ装置が配置されており、こ
のセンサ装置はボビン搬送リールに設けられた個々の識
別マークを捕捉検出する。搬送ベルト上の各々の位置は
リング精紡機の所定の紡績作業ステーションに対応づけ
られているので、紡績コップがリング精紡機の搬送ベル
トから糸巻機内を循環する搬送リールへ引き渡される
際、たとえば第１、第２、第３等の紡績作業ステーショ
ンの紡績コップがいずれの搬送リールへ引き渡されたの
かが、評価ユニット内に記憶される。
【０００５】搬送リールに配置された紡績コップは紡績
コップ準備処理ステーションを通過した後、糸巻機の糸
巻作業ステーションへ搬送され、そこにおいてあや巻き
ボビンに巻きなおされる。
コップ準備処理ステーションを通過した後、糸巻機の糸
巻作業ステーションへ搬送され、そこにおいてあや巻き
ボビンに巻きなおされる。
【０００６】あや巻きボビン自動形成装置の糸巻作業ス
テーションには繊維破損センサが配置されており、この
センサは発生した繊維破損の個数を記録し、その個数が
予め入力されていた目標値を越えると信号をトリガす
る。
テーションには繊維破損センサが配置されており、この
センサは発生した繊維破損の個数を記録し、その個数が
予め入力されていた目標値を越えると信号をトリガす
る。
【０００７】障害ありと検出された紡績コップは、操作
員により搬送リールから取り除かれ、空の搬送リールは
糸巻機の空ボビンケース帰還路へ送り込まれる。糸巻機
の空ボビンケース帰還路には、糸巻作業ステーションか
ら到来したから空ボビンケースまたはほとんど空のボビ
ンケースを取り除くボビンケース取り出しステーション
とセンサ装置とが設けられている。このセンサ装置は、
糸巻作業ステーションにおいてすでに操作員により障害
のある紡績コップの除去された搬送リールを捕捉検出
し、相応の識別データを評価ユニットへ通報する。そし
て評価ユニットはこの識別データに基づいてリング精紡
機の誤動作している紡績作業ステーションを突きとめ、
そのステーションを表示する。
員により搬送リールから取り除かれ、空の搬送リールは
糸巻機の空ボビンケース帰還路へ送り込まれる。糸巻機
の空ボビンケース帰還路には、糸巻作業ステーションか
ら到来したから空ボビンケースまたはほとんど空のボビ
ンケースを取り除くボビンケース取り出しステーション
とセンサ装置とが設けられている。このセンサ装置は、
糸巻作業ステーションにおいてすでに操作員により障害
のある紡績コップの除去された搬送リールを捕捉検出
し、相応の識別データを評価ユニットへ通報する。そし
て評価ユニットはこの識別データに基づいてリング精紡
機の誤動作している紡績作業ステーションを突きとめ、
そのステーションを表示する。
【０００８】識別マーク、バーコードまたは磁気テープ
はボビン搬送リールに、またはボビンケースに直接、取
り付けることができる。識別マークがボビンケースに直
接取り付けられている場合、個々のボビンケースコード
を相応する紡績作業ステーションに対応づける第１のセ
ンサ装置が、リング精紡機のボビンケース供給領域のす
ぐ近くに設けられている。
はボビン搬送リールに、またはボビンケースに直接、取
り付けることができる。識別マークがボビンケースに直
接取り付けられている場合、個々のボビンケースコード
を相応する紡績作業ステーションに対応づける第１のセ
ンサ装置が、リング精紡機のボビンケース供給領域のす
ぐ近くに設けられている。
【０００９】リング精紡機の誤動作している紡績作業ス
テーションを検出するこの形式の構成の場合にとりわけ
欠点となるのは、バーコードも磁気テープもたとえば繊
維くずや埃等のような外部の影響をきわめて受け易いこ
とである。この形式の識別マークは紡績工場での使用に
はほとんど適していないことが、実践において判明し
た。
テーションを検出するこの形式の構成の場合にとりわけ
欠点となるのは、バーコードも磁気テープもたとえば繊
維くずや埃等のような外部の影響をきわめて受け易いこ
とである。この形式の識別マークは紡績工場での使用に
はほとんど適していないことが、実践において判明し
た。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、繊維ボビンの取扱い全般について巻回された糸の
固有の特性に依存して改善することにある。
題は、繊維ボビンの取扱い全般について巻回された糸の
固有の特性に依存して改善することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの課題
は、請求項１、３および５に記載の装置により解決され
る。
は、請求項１、３および５に記載の装置により解決され
る。
【００１２】
【発明の利点】本発明によれば、繊維のパッケージを識
別するために電子情報担体が使用される。これらの情報
担体は、たとえば繊維ボビンまたはボビンケースに、な
いしはそれらのキャリヤに取り付けられている。それ自
体は受動的であるこれらの情報担体は変更不可能な個別
の識別子を有しており、この識別子はセンサ装置により
電磁的に作動可能である。これらの電子情報担体とセン
サ装置との間のエネルギーおよび信号の伝送は誘導的に
行われるので、このようなシステムは、紡績工場におい
て遍在する埃または繊維くずの影響をきわめて受けにく
い。
別するために電子情報担体が使用される。これらの情報
担体は、たとえば繊維ボビンまたはボビンケースに、な
いしはそれらのキャリヤに取り付けられている。それ自
体は受動的であるこれらの情報担体は変更不可能な個別
の識別子を有しており、この識別子はセンサ装置により
電磁的に作動可能である。これらの電子情報担体とセン
サ装置との間のエネルギーおよび信号の伝送は誘導的に
行われるので、このようなシステムは、紡績工場におい
て遍在する埃または繊維くずの影響をきわめて受けにく
い。
【００１３】さらに、それぞれ少なくとも１つのメモリ
ロケーションを備えた複数個のメモリを有するメモリ−
評価ユニットが使用されるように構成されている。本発
明によれば、各メモリに対し電子情報担体の個別の識別
子のそれぞれ１つが対応づけられる。そしてこのよう
な”アドレス”に基づき、該当する繊維ボビンのすべて
の特有のデータが記憶される。
ロケーションを備えた複数個のメモリを有するメモリ−
評価ユニットが使用されるように構成されている。本発
明によれば、各メモリに対し電子情報担体の個別の識別
子のそれぞれ１つが対応づけられる。そしてこのよう
な”アドレス”に基づき、該当する繊維ボビンのすべて
の特有のデータが記憶される。
【００１４】繊維ボビン搬送装置の分岐個所において、
繊維ボビンまたはボビンケースに、ないしはそれらのキ
ャリアに配属された個別の識別子を捕捉検出するセンサ
装置が設けられている。メモリ−評価ユニットの所属の
メモリを呼び出し参照することにより、繊維ボビンの所
定のデータに応じてそれらの繊維ボビンを問題なく識別
することができ、したがって後続の繊維機械の種々異な
る処理ステーションまたは後続処理区間へ向けて目標方
向に合わせて転送できる。
繊維ボビンまたはボビンケースに、ないしはそれらのキ
ャリアに配属された個別の識別子を捕捉検出するセンサ
装置が設けられている。メモリ−評価ユニットの所属の
メモリを呼び出し参照することにより、繊維ボビンの所
定のデータに応じてそれらの繊維ボビンを問題なく識別
することができ、したがって後続の繊維機械の種々異な
る処理ステーションまたは後続処理区間へ向けて目標方
向に合わせて転送できる。
【００１５】この形式の装置により、殊にマルチロッド
（多品種）割当て構成の場合、つまりたとえば１つの糸
巻機において種々異なる糸ロッドの繊維ボビンを処理す
る場合にとりわけ、ロッド特有の確実な対応づけが行わ
れるという利点が得られる。対応づけの形式または個数
は所属のメモリのメモリロケーションの個数によってし
か制限されず、つまり実質的にメモリ−評価ユニットの
メモリ容量に依存する。
（多品種）割当て構成の場合、つまりたとえば１つの糸
巻機において種々異なる糸ロッドの繊維ボビンを処理す
る場合にとりわけ、ロッド特有の確実な対応づけが行わ
れるという利点が得られる。対応づけの形式または個数
は所属のメモリのメモリロケーションの個数によってし
か制限されず、つまり実質的にメモリ−評価ユニットの
メモリ容量に依存する。
【００１６】本発明による装置は、マルチロッド（多品
種）割当て構成の場合に有利に使用されるだけでなく、
製造プロセスを監視する際にも利点を提供する。
種）割当て構成の場合に有利に使用されるだけでなく、
製造プロセスを監視する際にも利点を提供する。
【００１７】各繊維ボビンまたはボビンケースに、ない
しはそれらのキャリヤに対し、変更不可能な個別の識別
子を有する識別マークが対応づけられており、この識別
子に基づき、メモリ−評価ユニットにおいて各繊維ボビ
ンまたはボビンケースに、ないしはそれらのキャリヤに
対し、複数個のメモリロケーションを有するメモリが対
応づけられている。これらのメモリロケーションには、
たとえば製造場所、糸の種類、番手等のようなすべての
重要な製造データが格納されており、繊維ボビンの製造
ならびに後続処理工程のあらゆる時点において、たとえ
ばそれらの繊維ボビンの製造場所に関する正確な情報を
得ることができる。このようにして、欠陥のある製造場
所を、たとえばリング精紡機において誤動作している糸
巻作業ステーションを、ただちに識別することができ
る。
しはそれらのキャリヤに対し、変更不可能な個別の識別
子を有する識別マークが対応づけられており、この識別
子に基づき、メモリ−評価ユニットにおいて各繊維ボビ
ンまたはボビンケースに、ないしはそれらのキャリヤに
対し、複数個のメモリロケーションを有するメモリが対
応づけられている。これらのメモリロケーションには、
たとえば製造場所、糸の種類、番手等のようなすべての
重要な製造データが格納されており、繊維ボビンの製造
ならびに後続処理工程のあらゆる時点において、たとえ
ばそれらの繊維ボビンの製造場所に関する正確な情報を
得ることができる。このようにして、欠陥のある製造場
所を、たとえばリング精紡機において誤動作している糸
巻作業ステーションを、ただちに識別することができ
る。
【００１８】本発明による装置は品質監視の際にも有利
である。後続処理作業ステーションにはたとえば、個別
の識別子を捕捉検出するセンサ装置ならびに太い個所ま
たは細い個所、繊維破損等のような品質データを捕捉検
出するセンサ装置が設けられている。検出された品質デ
ータは、メモリ−評価ユニットにおいて相応の個別の識
別子とともにメモリ内に格納され、あらゆる時点におい
てそこから呼び出せる状態におかれる。
である。後続処理作業ステーションにはたとえば、個別
の識別子を捕捉検出するセンサ装置ならびに太い個所ま
たは細い個所、繊維破損等のような品質データを捕捉検
出するセンサ装置が設けられている。検出された品質デ
ータは、メモリ−評価ユニットにおいて相応の個別の識
別子とともにメモリ内に格納され、あらゆる時点におい
てそこから呼び出せる状態におかれる。
【００１９】本発明の別の実施形態の場合にはさらに、
後続処理工程中に検出された目標値との偏差をメモリ−
評価ユニットへ通報し、そこにおいてこの種のデータは
相応のメモリのメモリロケーションに格納される。”標
準からはずれた”このようなボビンはただちに糸巻作業
ステーションから取り出され、後続の分岐個所において
識別されて、繊維機械の搬送循環系から排除される。
後続処理工程中に検出された目標値との偏差をメモリ−
評価ユニットへ通報し、そこにおいてこの種のデータは
相応のメモリのメモリロケーションに格納される。”標
準からはずれた”このようなボビンはただちに糸巻作業
ステーションから取り出され、後続の分岐個所において
識別されて、繊維機械の搬送循環系から排除される。
【００２０】通常、識別マークとして用いられる電子情
報担体は受動的である。つまりこれらの情報担体は、時
間ごとに追加充電しなければならないようなエネルギー
源を有していない。したがって、絶縁層に埋め込まれた
アンテナコイルならびに集積回路により実質的に構成さ
れているこの形式の情報担体の寿命は、ほとんど無限で
ある。
報担体は受動的である。つまりこれらの情報担体は、時
間ごとに追加充電しなければならないようなエネルギー
源を有していない。したがって、絶縁層に埋め込まれた
アンテナコイルならびに集積回路により実質的に構成さ
れているこの形式の情報担体の寿命は、ほとんど無限で
ある。
【００２１】それ自体は受動的である電子情報担体の作
動は、電磁界を放射する装置を有するセンサ装置により
行われる。そして作動された電子情報担体は個別の変更
不可能な識別子を放射し、この識別子はセンサ装置によ
り受信される。センサ装置と情報担体との間のエネルギ
ーおよび信号の双方向伝送は誘導的に行われるので、こ
の種の装置は、たとえば繊維くずや埃等のような周囲環
境の影響をきわめて受けにくい。変更不可能な個別の識
別子を有する電子情報担体はたしかに、アメリカ合衆国
特許第５０９５３０９号にすでに記載されている。しか
しこの特許には、繊維産業においてこの種の情報担体を
使用することや、少なくとも１つのメモリロケーション
を有する複数個のメモリを備えたメモリ−評価ユニット
を用い、これらのメモリに”番地”として電子情報担体
の個別の識別子を対応づけることを示唆する記載は示さ
れていない。
動は、電磁界を放射する装置を有するセンサ装置により
行われる。そして作動された電子情報担体は個別の変更
不可能な識別子を放射し、この識別子はセンサ装置によ
り受信される。センサ装置と情報担体との間のエネルギ
ーおよび信号の双方向伝送は誘導的に行われるので、こ
の種の装置は、たとえば繊維くずや埃等のような周囲環
境の影響をきわめて受けにくい。変更不可能な個別の識
別子を有する電子情報担体はたしかに、アメリカ合衆国
特許第５０９５３０９号にすでに記載されている。しか
しこの特許には、繊維産業においてこの種の情報担体を
使用することや、少なくとも１つのメモリロケーション
を有する複数個のメモリを備えたメモリ−評価ユニット
を用い、これらのメモリに”番地”として電子情報担体
の個別の識別子を対応づけることを示唆する記載は示さ
れていない。
【００２２】次に、図面に示された実施例に基づき本発
明を詳細に説明する。
明を詳細に説明する。
【００２３】
【実施例の説明】図３には、複数個の紡績機１、２、３
と１つの糸巻機４の複合体が略示されている。この種の
機械複合体は、たとえばマルチロッド（多品種）割当て
構成により駆動することができ、つまり紡績機１、２、
３または個々の機械の側で、種々異なる糸の種類または
番手の紡績コップを製造できる。次に、種々異なる糸を
担持するこの種の紡績コップは、あや巻きボビン自動形
成装置４の相応の糸巻作業ステーションまたは糸巻作業
領域であや巻きボビン２３に巻回しなおされる。
と１つの糸巻機４の複合体が略示されている。この種の
機械複合体は、たとえばマルチロッド（多品種）割当て
構成により駆動することができ、つまり紡績機１、２、
３または個々の機械の側で、種々異なる糸の種類または
番手の紡績コップを製造できる。次に、種々異なる糸を
担持するこの種の紡績コップは、あや巻きボビン自動形
成装置４の相応の糸巻作業ステーションまたは糸巻作業
領域であや巻きボビン２３に巻回しなおされる。
【００２４】これらの紡績機は図示されている実施例で
はリング精紡機であって、これらの機械の長手方向の両
側にそれぞれ多数の紡績作業ステーション５を有してい
る。紡績作業ステーション５の前には、紡績コップ８の
ための（図示されていない）収容シリンダを有する搬送
ベルト６が設けられている。リング精紡機１、２、３の
紡績作業ステーション５で製造された紡績コップは紡績
工程終了後、（図示されていない）ドッファ装置により
搬送バンド６の収容シリンダにセットされ、次に、紡績
機械側方に配置された置換装置９の領域へ規則的に送ら
れる。搬送ベルト６の終端領域には計数装置１０たとえ
ばシフトレジスタが設けられており、これは個々のリン
グ精紡機の紡績作業ステーション数に合わせて設定され
ていて、各紡績コップ８をそれらを製造した紡績作業ス
テーションに対応づけることができる。この計数装置１
０はメモリ−評価ユニット１１と接続されており、この
ユニットには相応の機械側で製造された紡績コップ８の
製造データも読み込まれる。
はリング精紡機であって、これらの機械の長手方向の両
側にそれぞれ多数の紡績作業ステーション５を有してい
る。紡績作業ステーション５の前には、紡績コップ８の
ための（図示されていない）収容シリンダを有する搬送
ベルト６が設けられている。リング精紡機１、２、３の
紡績作業ステーション５で製造された紡績コップは紡績
工程終了後、（図示されていない）ドッファ装置により
搬送バンド６の収容シリンダにセットされ、次に、紡績
機械側方に配置された置換装置９の領域へ規則的に送ら
れる。搬送ベルト６の終端領域には計数装置１０たとえ
ばシフトレジスタが設けられており、これは個々のリン
グ精紡機の紡績作業ステーション数に合わせて設定され
ていて、各紡績コップ８をそれらを製造した紡績作業ス
テーションに対応づけることができる。この計数装置１
０はメモリ−評価ユニット１１と接続されており、この
ユニットには相応の機械側で製造された紡績コップ８の
製造データも読み込まれる。
【００２５】全体的に参照記号７で示されているボビン
搬送装置の一部分である搬送ベルト１３を介して、紡績
機１、２、３は糸巻機４と、たとえば糸巻機４を取り囲
む搬送ベルト３８と連結されている。
搬送装置の一部分である搬送ベルト１３を介して、紡績
機１、２、３は糸巻機４と、たとえば糸巻機４を取り囲
む搬送ベルト３８と連結されている。
【００２６】置換装置９の引き渡し領域において、搬送
ベルト１３にはそれぞれセンサ装置１４および２７が配
置されている。センサ装置２７は到着したキャリヤが空
であるか否かを検査するだけであるのに対し、センサ装
置１４は、たとえばキャリヤ１２に取り付けられた電子
情報担体５０の個別の変更不可能な識別子を放射させる
ために、それらの情報担体を作動する。相応のキャリヤ
の個別の識別子は、置換装置９によりキャリヤにセット
されるボビンの製造データとともに、メモリ−評価ユニ
ット１１へ通報される。このメモリ−評価ユニット１１
内には、個々の電子情報担体５０の個別の識別子を”ア
ドレス”として、糸の種類、番手、製造場所等のような
当該ボビンの種々異なる製造データの格納されている、
多数のメモリロケーションを有するメモリが設けられて
いる。
ベルト１３にはそれぞれセンサ装置１４および２７が配
置されている。センサ装置２７は到着したキャリヤが空
であるか否かを検査するだけであるのに対し、センサ装
置１４は、たとえばキャリヤ１２に取り付けられた電子
情報担体５０の個別の変更不可能な識別子を放射させる
ために、それらの情報担体を作動する。相応のキャリヤ
の個別の識別子は、置換装置９によりキャリヤにセット
されるボビンの製造データとともに、メモリ−評価ユニ
ット１１へ通報される。このメモリ−評価ユニット１１
内には、個々の電子情報担体５０の個別の識別子を”ア
ドレス”として、糸の種類、番手、製造場所等のような
当該ボビンの種々異なる製造データの格納されている、
多数のメモリロケーションを有するメモリが設けられて
いる。
【００２７】搬送ベルト１３上には、たとえば種々異な
る糸ロッドのボビンの装着されたキャリヤ１２がＴの方
向で糸巻機４へ、たとえば糸巻機４を取り囲む搬送ベル
ト３８へと運ばれる。この搬送ベルト３８から、分岐区
間１５、１６、１７、帰還区間３２または待避区間２９
のような種々の搬送分路区間が分岐している。
る糸ロッドのボビンの装着されたキャリヤ１２がＴの方
向で糸巻機４へ、たとえば糸巻機４を取り囲む搬送ベル
ト３８へと運ばれる。この搬送ベルト３８から、分岐区
間１５、１６、１７、帰還区間３２または待避区間２９
のような種々の搬送分路区間が分岐している。
【００２８】分岐区間１５、１６、１７ならびに待避区
間２９にはそれぞれセンサ装置１８、２８が設けられて
おり、これらのセンサ装置は電子情報担体の個別の識別
子を放射させるためにそれらの情報担体を作動する。セ
ンサ装置１８、２８は、それぞれメモリ−評価ユニット
１１と接続されている。
間２９にはそれぞれセンサ装置１８、２８が設けられて
おり、これらのセンサ装置は電子情報担体の個別の識別
子を放射させるためにそれらの情報担体を作動する。セ
ンサ装置１８、２８は、それぞれメモリ−評価ユニット
１１と接続されている。
【００２９】分岐区間１５、１６、１７の領域に配置さ
れたセンサ装置１８は搬送ベルト３８上のボビンが近づ
くと、たとえばボビンキャリヤ１２に取り付けられた電
子情報担体５０の個別の識別子を捕捉検出し、メモリ−
評価ユニット１１において同じ識別子を有するメモリの
メモリロケーション中に格納されているデータとの比較
により、当該ボビンと所定の後続処理作業ステーション
１９との、たとえばボビンを次にあや巻きボビン２３に
巻きなおす所定の後続処理領域２０、２１、２２との、
ロッド特有の確実な対応づけを開始する。
れたセンサ装置１８は搬送ベルト３８上のボビンが近づ
くと、たとえばボビンキャリヤ１２に取り付けられた電
子情報担体５０の個別の識別子を捕捉検出し、メモリ−
評価ユニット１１において同じ識別子を有するメモリの
メモリロケーション中に格納されているデータとの比較
により、当該ボビンと所定の後続処理作業ステーション
１９との、たとえばボビンを次にあや巻きボビン２３に
巻きなおす所定の後続処理領域２０、２１、２２との、
ロッド特有の確実な対応づけを開始する。
【００３０】糸巻作業ステーション１９の領域には別の
センサ装置が設けられている。センサ装置２４は巻き換
えプロセス中、到来する糸を監視し、検出された品質デ
ータ（太い個所または細い個所、繊維破損等）をメモリ
−評価ユニット１１へ通報する。このユニットにおいて
それらのデータも同様に所属のメモリのメモリロケーシ
ョンへ格納される。この場合、この所属のメモリの”ア
ドレス”は、電子情報担体の個々の識別子を作動するセ
ンサ装置２５により捕捉検出される。その際、検出され
た品質データにより、個々のボビンの製造データと関連
づけて製造場所の状態を検知することができ、つまり当
該紡績コップの製造されたリング精紡機の紡績作業ステ
ーションを検知できる。
センサ装置が設けられている。センサ装置２４は巻き換
えプロセス中、到来する糸を監視し、検出された品質デ
ータ（太い個所または細い個所、繊維破損等）をメモリ
−評価ユニット１１へ通報する。このユニットにおいて
それらのデータも同様に所属のメモリのメモリロケーシ
ョンへ格納される。この場合、この所属のメモリの”ア
ドレス”は、電子情報担体の個々の識別子を作動するセ
ンサ装置２５により捕捉検出される。その際、検出され
た品質データにより、個々のボビンの製造データと関連
づけて製造場所の状態を検知することができ、つまり当
該紡績コップの製造されたリング精紡機の紡績作業ステ
ーションを検知できる。
【００３１】さらにセンサ装置２４を、所定の目標値を
越えるとアラームがトリガされ、たとえば糸巻作業ステ
ーション１９の領域内の信号装置２６により表示される
ように接続できる。”標準値からはずれている”これら
の値も、メモリ−評価ユニット１１の所属のメモリの相
応のメモリロケーション内に格納される。”標準からは
ずれている”紡績コップは通常、ただちに糸巻作業ステ
ーション１９から押し出され、搬送ベルト３８から待避
区間２９へ送り込まれることにより除去される。
越えるとアラームがトリガされ、たとえば糸巻作業ステ
ーション１９の領域内の信号装置２６により表示される
ように接続できる。”標準値からはずれている”これら
の値も、メモリ−評価ユニット１１の所属のメモリの相
応のメモリロケーション内に格納される。”標準からは
ずれている”紡績コップは通常、ただちに糸巻作業ステ
ーション１９から押し出され、搬送ベルト３８から待避
区間２９へ送り込まれることにより除去される。
【００３２】この目的で、搬送ベルト３８から待避区間
２９への分岐点にセンサ装置２８が配置されており、こ
のセンサは前述のように障害ありと検出されたこの種の
紡績コップを識別し、それらの紡績コップを排除させる
ようにする。
２９への分岐点にセンサ装置２８が配置されており、こ
のセンサは前述のように障害ありと検出されたこの種の
紡績コップを識別し、それらの紡績コップを排除させる
ようにする。
【００３３】この紡績搬送装置７には、ボビン搬送方向
Ｔにおいて糸巻作業ステーション１９の後方に別のセン
サ装置が配置されており、たとえば光プローブ３１が配
置されている。この装置は、糸巻作業ステーション１９
から到来するキャリヤ１２上に配置されたボビンケース
が完全に空になっているかまたはほとんど空になってい
るのかを検査する。以降の処理にとって価値があると思
われる、まだ糸の残量を含むボビンケースは、分岐個所
３２を介して糸巻準備処理ステーション３３へ導かれ
る。
Ｔにおいて糸巻作業ステーション１９の後方に別のセン
サ装置が配置されており、たとえば光プローブ３１が配
置されている。この装置は、糸巻作業ステーション１９
から到来するキャリヤ１２上に配置されたボビンケース
が完全に空になっているかまたはほとんど空になってい
るのかを検査する。以降の処理にとって価値があると思
われる、まだ糸の残量を含むボビンケースは、分岐個所
３２を介して糸巻準備処理ステーション３３へ導かれ
る。
【００３４】なお、この種の糸巻準備処理ステーション
３３は分岐個所１５、１６、１７にも配置されている。
３３は分岐個所１５、１６、１７にも配置されている。
【００３５】後置接続された空ボビンケース収容ステー
ション３０において、空のボビンケースが搬送リール１
２から抜き出され、空ボビンケース搬送装置３４、３
５、３６を介して紡績機１、２、３へ送り戻される。
ション３０において、空のボビンケースが搬送リール１
２から抜き出され、空ボビンケース搬送装置３４、３
５、３６を介して紡績機１、２、３へ送り戻される。
【００３６】既述の実施例の場合、搬送ベルト１３およ
び３８中を循環する搬送リール１２は、電磁的に作動可
能な情報担体５０を備えている。もちろん、これらの電
子情報担体５０を繊維ボビン８またはボビンケース４０
へ直接取り付けることも考えれる。ボビンケース４０へ
直接取り付ける場合には、センサ装置１４をリング精紡
機１、２、３の空ボビンケース供給部３９の領域に配置
すると有利であり、これにより計数装置１０と共働させ
ることにより、供給された空ボビンケース４０と紡績作
業ステーション５との直接的な対応づけが行える。
び３８中を循環する搬送リール１２は、電磁的に作動可
能な情報担体５０を備えている。もちろん、これらの電
子情報担体５０を繊維ボビン８またはボビンケース４０
へ直接取り付けることも考えれる。ボビンケース４０へ
直接取り付ける場合には、センサ装置１４をリング精紡
機１、２、３の空ボビンケース供給部３９の領域に配置
すると有利であり、これにより計数装置１０と共働させ
ることにより、供給された空ボビンケース４０と紡績作
業ステーション５との直接的な対応づけが行える。
【００３７】図１にはメモリ−評価ユニット１１が略示
されており、このユニットは多数のセンサ装置１０、１
４、２４、２５、２８と接続されている。この場合、セ
ンサ装置１４、１８、２５、２８はさらに発生器３７と
接続されている。
されており、このユニットは多数のセンサ装置１０、１
４、２４、２５、２８と接続されている。この場合、セ
ンサ装置１４、１８、２５、２８はさらに発生器３７と
接続されている。
【００３８】センサ装置１４を用いて示されているよう
に、これらの装置は電子情報担体の識別子を捕捉検出す
るために、比較的強い電磁界４４を発生する電気コイル
４１を有している。さらにこの電気コイル４１内部には
受信コイル４２、４３が設けられている。
に、これらの装置は電子情報担体の識別子を捕捉検出す
るために、比較的強い電磁界４４を発生する電気コイル
４１を有している。さらにこの電気コイル４１内部には
受信コイル４２、４３が設けられている。
【００３９】電磁界４４は、それ自体は受動的である電
子情報担体５０を作動し、これにより電子情報担体は変
更不可能な個別の識別子を放射する。この識別子は受信
コイル４２、４３により受信され、相応の信号としてメ
モリ−評価ユニット１１へ転送され、そこにおいて固有
のメモリのための”アドレス”として用いられる。
子情報担体５０を作動し、これにより電子情報担体は変
更不可能な個別の識別子を放射する。この識別子は受信
コイル４２、４３により受信され、相応の信号としてメ
モリ−評価ユニット１１へ転送され、そこにおいて固有
のメモリのための”アドレス”として用いられる。
【００４０】さらにメモリ−評価ユニット１１には、計
数装置１０ならびに品質データ捕捉検出装置２４が接続
されている。この場合、前述のように計数装置１０によ
り、個々の紡績コップ８とそれらが製造された紡績作業
ステーション５との対応づけが可能になる。
数装置１０ならびに品質データ捕捉検出装置２４が接続
されている。この場合、前述のように計数装置１０によ
り、個々の紡績コップ８とそれらが製造された紡績作業
ステーション５との対応づけが可能になる。
【００４１】品質データ捕捉検出装置２４は、紡績コッ
プ８からあや巻きボビン２３への巻き換え中、例えば太
い個所や細い個所、繊維破損等のような生じたすべての
品質欠陥を捕捉検出する。図１に示されているように、
これらのデータはメモリ−評価ユニット１１において、
当該ボビンの個別の識別子を”アドレス”として有する
メモリ内に収集される。この関連において目標値偏差も
記録される。
プ８からあや巻きボビン２３への巻き換え中、例えば太
い個所や細い個所、繊維破損等のような生じたすべての
品質欠陥を捕捉検出する。図１に示されているように、
これらのデータはメモリ−評価ユニット１１において、
当該ボビンの個別の識別子を”アドレス”として有する
メモリ内に収集される。この関連において目標値偏差も
記録される。
【００４２】図２に示されているように、情報担体５０
を小さなチップカードの形式で構成できる。情報担体は
送／受信コイル５１ならびに集積回路５２を有する。送
／受信コイル５１および集積回路５２は有利には、たと
えばガラスから成る絶縁層５３に埋め込まれている。こ
の絶縁層５３は著しく敏感な電子素子のための保護被覆
部を成す。
を小さなチップカードの形式で構成できる。情報担体は
送／受信コイル５１ならびに集積回路５２を有する。送
／受信コイル５１および集積回路５２は有利には、たと
えばガラスから成る絶縁層５３に埋め込まれている。こ
の絶縁層５３は著しく敏感な電子素子のための保護被覆
部を成す。
【００４３】電子情報担体５０それ自体は受動的であ
り、つまり情報担体は固有のエネルギー源を有していな
い。電子情報担体５０は、この情報担体がセンサ装置１
４、１８、２５、２８から放射される電磁界４４の領域
内に到達してはじめて作動される。この場合、センサ装
置の送信装置４１と受信コイル４２、４３を介して、な
らびに電子情報担体５０の送／受信コイル５１を介し
て、誘導的なエネルギーおよび信号の伝送が行われる。
り、つまり情報担体は固有のエネルギー源を有していな
い。電子情報担体５０は、この情報担体がセンサ装置１
４、１８、２５、２８から放射される電磁界４４の領域
内に到達してはじめて作動される。この場合、センサ装
置の送信装置４１と受信コイル４２、４３を介して、な
らびに電子情報担体５０の送／受信コイル５１を介し
て、誘導的なエネルギーおよび信号の伝送が行われる。
【００４４】本発明による装置は、たとえばバーコード
または磁気テープのような公知の識別マークに比べて、
埃、繊維くずのような外部の影響をきわめて受けにく
い、という著しい利点を有する。したがって本発明によ
る装置は殊に繊維工場に適している。
または磁気テープのような公知の識別マークに比べて、
埃、繊維くずのような外部の影響をきわめて受けにく
い、という著しい利点を有する。したがって本発明によ
る装置は殊に繊維工場に適している。
【００４５】本発明の別の利点は、誘導的に作動するエ
ネルギーおよび送信装置の通達範囲の点にあるといえ
る。送信装置と受信装置との間隔が著しく大きくなる可
能性があるので、繊維ボビン搬送装置の領域内において
この種の装置を多種多様に組み込むことができる。
ネルギーおよび送信装置の通達範囲の点にあるといえ
る。送信装置と受信装置との間隔が著しく大きくなる可
能性があるので、繊維ボビン搬送装置の領域内において
この種の装置を多種多様に組み込むことができる。
【００４６】電磁的に作動可能な情報担体を使用するこ
とにより、相応のメモリ−評価ユニットと共働させて処
理期間全体にわたり搬送路や紡績ボビン品質を監視する
著しく有利な構成が可能になる。
とにより、相応のメモリ−評価ユニットと共働させて処
理期間全体にわたり搬送路や紡績ボビン品質を監視する
著しく有利な構成が可能になる。
【００４７】しかもマルチロッド（多品種）割当て構成
の際、種々異なる多数の糸ロッドを相応の処理作業ステ
ーションへ確実かつロッド固有に供給することができ
る。本発明の別の利点は、コップの品質監視の点にあ
る。”標準からはずれた”紡績コップを早期に検出する
ことにより、リング精紡機において誤動作する紡績作業
ステーションの迅速な識別が可能になり、その結果、そ
れらの製造作業ステーションで障害のある糸が製造され
続けるのを回避できる。
の際、種々異なる多数の糸ロッドを相応の処理作業ステ
ーションへ確実かつロッド固有に供給することができ
る。本発明の別の利点は、コップの品質監視の点にあ
る。”標準からはずれた”紡績コップを早期に検出する
ことにより、リング精紡機において誤動作する紡績作業
ステーションの迅速な識別が可能になり、その結果、そ
れらの製造作業ステーションで障害のある糸が製造され
続けるのを回避できる。
【００４８】
【発明の効果】本発明により、繊維ボビンの取扱い全般
について巻回された糸の固有の特性に依存して改善する
ことができ、紡績工場において遍在する埃または繊維く
ず等の影響をきわめて受けにくいシステムが提供され
る。
について巻回された糸の固有の特性に依存して改善する
ことができ、紡績工場において遍在する埃または繊維く
ず等の影響をきわめて受けにくいシステムが提供され
る。
【図１】特有のボビンデータを記憶するメモリ−評価ユ
ニットならびにこのユニットと接続されたセンサ装置を
示す図である。
ニットならびにこのユニットと接続されたセンサ装置を
示す図である。
【図２】電子情報担体の実施例の拡大図である。
【図３】紡績機／糸巻機−複合体を示す図である。
１，２，３ 紡績機 ４ 糸巻機 ５ 紡績作業ステーション ６，１３，３８ 搬送ベルト ７ ボビン搬送装置 ８ 紡績コップ ９ 置換装置 １０ 計数装置 １１ メモリ−評価ユニット １２ キャリヤ １４，１８，２４，２５，２７，２８ センサ装置 １５，１６，１７ 分岐区間 １９ 糸巻作業ステーション ２３ あや巻きボビン ２９ 待避区間 ３３ 糸巻準備処理ステーション ３４，３５，３６ 空ボビンケース搬送装置 ３７ 発生器 ４１ 電気コイル ４２，４３ 受信コイル ４４ 電磁界 ５０ 電子情報担体 ５１ 送／受信コイル ５２ 集積回路 ５３ 絶縁層
Claims (7)
- 【請求項１】 繊維ボビンおよび／または空ボビンケー
スを複数個の繊維機械または保管場所の間で搬送する搬
送装置と、 前記の繊維ボビンまたは空ボビンケースに、ないしはそ
れらのキャリヤに設けられた個別の識別マークと、 前記識別マークを読み取るために搬送装置の領域に設け
られたセンサ装置と、 前記センサ装置から供給される識別マークのための、前
記センサ装置と結合されたメモリ−評価ユニットとを有
する、 繊維機械で製造されたまたは処理すべき繊維ボビンおよ
び／または空ボビンケースの搬送装置において、 繊維ボビン（８）または空ボビンケース（４０）に、な
いしはそれらのキャリヤ（１２）に設けられた識別マー
クは、変更不可能な個別の識別子を有する電子情報担体
（５０）として構成されており、それ自体は受動的であ
る前記電子情報担体（５０）は、該情報担体の識別子を
放射させるためにセンサ装置（１４）により電磁的に作
動され、 メモリ−評価ユニット（１１）内に、少なくともそれぞ
れ１つのメモリロケーションを有する複数個のメモリが
設けられており、該メモリはそれぞれ１つの個別の識別
子に対応づけられ、 前記繊維ボビン（８）または空ボビンケース（４０）の
特有のデータが、相応の個別の識別子のメモリのメモリ
ロケーション内に格納されており、 搬送装置の分岐個所に前記メモリ内のそれぞれ１つの特
有のメモリロケーションが対応づけられていて、前記電
子情報担体（５０）の個別の識別子および所属のメモリ
のメモリロケーションを介して繊維ボビン（８）の転送
方向が決定されることを特徴とする、 繊維機械で製造されたまたは処理すべき繊維ボビンおよ
び／または空ボビンケースの搬送装置。 - 【請求項２】 前記の特有のメモリロケーションには各
ロッドごとの糸の種類が格納されている、請求項１記載
の装置。 - 【請求項３】 繊維ボビンおよび／または空ボビンケー
スを複数個の繊維機械または保管場所の間で搬送する搬
送装置と、 前記繊維ボビンまたは空ボビンケースに、ないしはそれ
らのキャリヤに設けられた個別の識別マークと、 前記識別マークを読み取るために搬送装置の領域に設け
られたセンサ装置と、 前記センサ装置から供給される識別マークのための、前
記センサ装置と結合されたメモリ−評価ユニットとを有
する、 繊維機械で製造されたまたは処理すべき繊維ボビンおよ
び／または空ボビンケースの搬送装置において繊維ボビ
ン（８）または空ボビンケース（４０）に、ないしはそ
れらのキャリヤ（１２）に設けられた識別マークは、変
更不可能な個別の識別子を有する電子情報担体（５０）
として構成されており、それ自体は受動的である前記電
子情報担体（５０）は、該情報担体の識別子を放射させ
るためにセンサ装置（１４）により電磁的に作動され、 メモリ−評価ユニット（１１）内に、少なくともそれぞ
れ１つのメモリロケーションを有する複数個のメモリが
設けられており、該メモリはそれぞれ１つの個別の識別
子に対応づけられ、 各メモリごとに、前記繊維ボビン（８）の製造場所が特
有のメモリロケーションに対応づけられており、 メモリ−評価ユニット（１１）は、記憶されているデー
タを繊維ボビンの巻き解き中に生じるデータと結合する
装置を有しており、結合結果に応じて制御可能な命令発
生器が設けられていることを特徴とする、 繊維機械で製造されたまたは処理すべき繊維ボビンおよ
び／または空ボビンケースの搬送装置。 - 【請求項４】 前記命令発生器は、繊維ボビンの製造機
械に配属された監視装置と結合されている、請求項３記
載の装置。 - 【請求項５】 繊維ボビンおよび／または空ボビンケー
スを複数個の繊維機械または保管場所の間で搬送する搬
送装置と、前記繊維ボビンまたは空ボビンケースに、な
いしはそれらのキャリヤに設けられた個別の識別マーク
と、前記識別マークを読み取るために搬送装置の領域に
設けられたセンサ装置と、前記センサ装置から供給され
る識別マークのための、前記センサ装置と結合されたメ
モリ−評価ユニットとを有する、 繊維機械で製造されたまたは処理すべき繊維ボビンおよ
び／または空ボビンケースの搬送装置において、 繊維ボビン（８）または空ボビンケース（４０）に、な
いしはそれらのキャリヤ（１２）に設けられた識別マー
クは、変更不可能な個別の識別子を有する電子情報担体
（５０）として構成されており、それ自体は受動的であ
る前記電子情報担体（５０）は、該情報担体の識別子を
放射させるためにセンサ装置（１４）により電磁的に作
動され、 メモリ−評価ユニット（１１）内に、少なくともそれぞ
れ１つのメモリロケーションを有する複数個のメモリが
設けられており、該メモリはそれぞれ１つの個別の識別
子に対応づけられ、 繊維ボビンの後続処理作業ステーション（１９）に、品
質データを捕捉検出するセンサ装置（２４）と、処理す
べき繊維ボビン（８）の識別マークを捕捉検出するセン
サ装置（２５）とが設けられており、 前記品質データは、相応のメモリの該データに対応づけ
られたメモリロケーションに格納されることを特徴とす
る、 繊維機械で製造されたまたは処理すべき繊維ボビンおよ
び／または空ボビンケースの搬送装置。 - 【請求項６】 前記メモリ−評価ユニット（１１）は、
繊維ボビン（８）の後続処理作業ステーション（１９）
に設けられ太い個所および細い個所を捕捉検出する糸ク
リヤと結合されている、請求項５記載の装置。 - 【請求項７】 前記電子情報担体(５０)は、誘導的にエ
ネルギーおよび信号を伝送するアンテナコイル(５１)と
少なくとも１つの集積回路（５２）とを有しており、前
記のアンテナコイル（５１）と集積回路（５２）は、非
導電性の保護層（５３）に埋め込まれている、請求項１
〜６のいずれか１項記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE92118046.9 | 1992-10-22 | ||
| EP92118046A EP0593808A1 (de) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | Vorrichtung zum Transport von auf Textilmaschinen hergestellten oder zu bearbeitenden Textilspulen und/oder Leerhülsen |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06191734A true JPH06191734A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=8210161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26489793A Pending JPH06191734A (ja) | 1992-10-22 | 1993-10-22 | 繊維機械で製造されたまたは処理すべき繊維ボビンおよび／または空ボビンケースの搬送装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0593808A1 (ja) |
| JP (1) | JPH06191734A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3753888A1 (en) | 2019-06-19 | 2020-12-23 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Yarn winding system |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT1283270B1 (it) * | 1996-03-18 | 1998-04-16 | Savio Macchine Tessili Spa | Procedimento e dispositivo di roccatura contemporanea di una pluralita di partite di filato |
| DE19636661A1 (de) | 1996-09-10 | 1998-03-12 | Schlafhorst & Co W | Transportsystem für eine Textilmaschine |
| DE19653814A1 (de) * | 1996-12-21 | 1998-06-25 | Koenig & Bauer Albert Ag | Vorratsbahnrolle |
| EP1055632A3 (de) | 1999-05-25 | 2001-06-27 | Gebrueder Loepfe Ag | Verfahren zur Identifikation der Spinnstellen von Kops |
| DE102009018187B4 (de) * | 2009-04-22 | 2022-10-06 | Trützschler Group SE | Vorrichtung zum Betrieb von Bedien- und Anzeigeeinheiten an Textilmaschinen und Anlagen, insbesondere im Bereich Spinnereimaschinen und -anlagen, z. B. Spinnereivorbereitungsmaschinen und -anlagen |
| DE102017104337A1 (de) * | 2017-03-02 | 2018-09-06 | Maschinenfabrik Rieter Ag | Verfahren zur Wartung von Arbeitsstellen einer Textilmaschine |
| CN110255293B (zh) * | 2019-06-05 | 2023-09-22 | 青岛宏大纺织机械有限责任公司 | 一种用于络筒机的位置识别装置和方法 |
| DE102020108339A1 (de) | 2020-03-26 | 2021-09-30 | Saurer Spinning Solutions Gmbh & Co. Kg | Kreuzspulen herstellende Textilmaschine bzw. Verfahren zum Betreiben einer Kreuzspulen herstellenden Textilmaschine |
| DE102020131278A1 (de) * | 2020-11-26 | 2022-06-02 | Saurer Spinning Solutions Gmbh & Co. Kg | Verfahren sowie Vorbereitungseinrichtung zum Vorbereiten von Spinnkopsen |
| DE102022101155A1 (de) | 2022-01-19 | 2023-07-20 | Maschinenfabrik Rieter Ag | Verfahren an einer Spinnmaschine sowie Spinnmaschine |
| CN116198891A (zh) * | 2023-02-22 | 2023-06-02 | 北自所(北京)科技发展股份有限公司 | 一种物流系统、电子级玻纤织材制造系统及供料方法 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61178375A (ja) * | 1985-01-31 | 1986-08-11 | Murata Mach Ltd | 精紡機の管理システム |
| DE3732367A1 (de) * | 1987-05-16 | 1988-11-24 | Schlafhorst & Co W | Verfahren und vorrichtung zum vorbereiten eines nachfolgenden behandlungsvorgangs an einer textilspule |
| DE4002500A1 (de) * | 1990-01-29 | 1991-08-01 | Schlafhorst & Co W | Spulautomat zum herstellen von kreuzspulen |
| DE4038970A1 (de) * | 1990-12-06 | 1992-06-11 | Schlafhorst & Co W | Verfahren und einrichtung zur bidirektionalen datenuebermittlung zwischen einer textilmaschine und einem textilen produkt |
| DE4209203B4 (de) * | 1992-03-21 | 2005-11-03 | Saurer Gmbh & Co. Kg | Spinn-/Spulmaschinenkombination mit einer Vorrichtung zum Überwachen des ordnungsgemäßen Arbeitens der einzelnen Spinnstellen |
-
1992
- 1992-10-22 EP EP92118046A patent/EP0593808A1/de not_active Ceased
-
1993
- 1993-10-22 JP JP26489793A patent/JPH06191734A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3753888A1 (en) | 2019-06-19 | 2020-12-23 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Yarn winding system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0593808A1 (de) | 1994-04-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4660370A (en) | Spinning frame control system | |
| JPH06191734A (ja) | 繊維機械で製造されたまたは処理すべき繊維ボビンおよび／または空ボビンケースの搬送装置 | |
| US4838019A (en) | Spinning frame control system | |
| US5497952A (en) | Automatic bobbin winder having processors for yarn end preparation information | |
| US5289983A (en) | Production control system in spinning mill | |
| US4987649A (en) | Method of automatic conveyance of textile material in recipients | |
| US5287692A (en) | Transport medium for yarn or the like | |
| US5845864A (en) | Transport system for a textile machine | |
| US5582354A (en) | Cheese-producing textile machine | |
| US5100073A (en) | Automatic textile winding apparatus | |
| JP3566271B2 (ja) | キャディのための閉じた搬送系を有するワインダ | |
| JPH038670A (ja) | 各１つのまたは複数個の紡糸機と巻き取り機との間の結合装置機構部の内部における情報装置 | |
| US5179829A (en) | Combined textile yarn spinning and winding system having spinning tube transporting means | |
| ITMI960524A1 (it) | Procedimento e dispositivo di roccatura contemporanea di una pluralita di partite di filato | |
| CN113795446A (zh) | 纺织机 | |
| JPH06298460A (ja) | 繊維ボビンを搬送するキャリアの位置の捕捉検出方法および装置 | |
| EP3950553A1 (en) | Method for detecting presence and/or tracking of a bobbin-holder plate in a winding machine or ring spinning machine, bobbin holder plate for winding machine or ring spinning machine and apparatus for detecting presence and/or tracking of a bobbin in a winding machine or ring spinning machine | |
| JPH04246069A (ja) | 精紡位置から満ボビンを搬出しかつこの位置に空チューブを供給するための方法並びにこの方法を実施するための装置を備えた精紡機 | |
| JPS6067374A (ja) | ボビン搬送システムの故障表示装置 | |
| EP4198662A1 (en) | An electronic device for keeping track of assembly parameters of transportable textile assemblies of a spinning mill and a method for keeping track of the same | |
| JP2730613B2 (ja) | 種々異なったパートナーコップを糸巻返し機に供給するためのコップ供給ユニット | |
| WO2005037701A1 (en) | Device for supporting and/or containing roving or yarn or textile tape in general and related identification system | |
| CN118696280A (zh) | 用于跟踪纺纱厂的可运输纺织组件的组件参数的电子装置以及用于跟踪这些组件参数的方法 | |
| JPH11106146A (ja) | 混番検出装置 | |
| JP2022084558A (ja) | 紡績コップを準備する方法および準備装置 |