JPH1084703A - ロータリ耕耘装置 - Google Patents
ロータリ耕耘装置Info
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- JPH1084703A JPH1084703A JP24381096A JP24381096A JPH1084703A JP H1084703 A JPH1084703 A JP H1084703A JP 24381096 A JP24381096 A JP 24381096A JP 24381096 A JP24381096 A JP 24381096A JP H1084703 A JPH1084703 A JP H1084703A
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- shaft
- rotary
- rotation
- claw
- rotary shaft
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耕耘土の反転性を良くして土中に十分な酸素
を供給し、作物の成育を助長する。 【解決手段】 伝動ケース10内のスプロケット23の
回転は、直接第1のロータリ軸11に伝達され、これに
より外側軸11”に固定されたナタ爪13が一方向に回
転すると共に、第2のロータリ軸12は、サイドギヤ1
6、17、18を介して他方向に回転し、第2のロータ
リ軸12に固定された正逆爪14が他方向に回転する。
次に、変速レバー31を操作して、第1のロータリ軸1
1を前記と逆方向に回転させるときは、ピン81とヘア
ピン86を抜き取って左右の外側軸11”,11”を右
左付け換える。こうして、前記ナタ爪13の向きを回転
方向に応じて切り換える。
を供給し、作物の成育を助長する。 【解決手段】 伝動ケース10内のスプロケット23の
回転は、直接第1のロータリ軸11に伝達され、これに
より外側軸11”に固定されたナタ爪13が一方向に回
転すると共に、第2のロータリ軸12は、サイドギヤ1
6、17、18を介して他方向に回転し、第2のロータ
リ軸12に固定された正逆爪14が他方向に回転する。
次に、変速レバー31を操作して、第1のロータリ軸1
1を前記と逆方向に回転させるときは、ピン81とヘア
ピン86を抜き取って左右の外側軸11”,11”を右
左付け換える。こうして、前記ナタ爪13の向きを回転
方向に応じて切り換える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同軸状に第1及び
第2のロータリ軸を配置し、各軸に耕耘爪を装着して該
耕耘爪を正・逆転方向に駆動可能なロータリ耕耘装置に
係り、特に前記第2のロータリ軸に固定された正逆爪を
伝動ケースに近い内側に配置しかつ前記第1のロータリ
軸をその外側に配置したロータリ耕耘装置に関する。
第2のロータリ軸を配置し、各軸に耕耘爪を装着して該
耕耘爪を正・逆転方向に駆動可能なロータリ耕耘装置に
係り、特に前記第2のロータリ軸に固定された正逆爪を
伝動ケースに近い内側に配置しかつ前記第1のロータリ
軸をその外側に配置したロータリ耕耘装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種、ロータリ耕耘装置として、ロー
タリ軸に複数個の耕耘爪を取り付け、この中の一部の耕
耘爪を機体の進行方向と同方向に回転(正転)させた
り、機体の進行方向と逆方向に回転(逆転)させた状態
に切換え可能として、機体のダッシュ現象を抑止しなが
ら耕耘するものが知られている。
タリ軸に複数個の耕耘爪を取り付け、この中の一部の耕
耘爪を機体の進行方向と同方向に回転(正転)させた
り、機体の進行方向と逆方向に回転(逆転)させた状態
に切換え可能として、機体のダッシュ現象を抑止しなが
ら耕耘するものが知られている。
【0003】例えば、特開平8−182403号公報に
よれば、伝動ケースの左右両側の内側・外側に、夫々同
軸状に第1のロータリ軸(内側軸)と第2のロータリ軸
(外側軸)を互いに正逆転可能に配置し、これら内側軸
と外側軸に耕耘爪を固定すると共に、外側軸に固定され
た耕耘爪を該外側軸に対して着脱可能に配置し、更に、
内側軸の外端部に、該内側軸と同方向に回転する別の耕
耘爪を取付可能な爪取付部を固着している。
よれば、伝動ケースの左右両側の内側・外側に、夫々同
軸状に第1のロータリ軸(内側軸)と第2のロータリ軸
(外側軸)を互いに正逆転可能に配置し、これら内側軸
と外側軸に耕耘爪を固定すると共に、外側軸に固定され
た耕耘爪を該外側軸に対して着脱可能に配置し、更に、
内側軸の外端部に、該内側軸と同方向に回転する別の耕
耘爪を取付可能な爪取付部を固着している。
【0004】そして、硬い土壌を砕土する場合は、前記
内側軸と外側軸に夫々反対方向に回転する耕耘爪を取り
付けることによって、機体のダッシングを抑制しつつ耕
耘作業を行い、また軟らかい土壌を耕耘する場合は、外
側軸に固定された耕耘爪を取り外し、代わりに内側軸の
外端部の爪取付部に、該内側軸の耕耘爪と同方向に回転
する耕耘爪を取り付けることによって、横幅全巾にわた
って同一の仕上がり状態を得るというものである。
内側軸と外側軸に夫々反対方向に回転する耕耘爪を取り
付けることによって、機体のダッシングを抑制しつつ耕
耘作業を行い、また軟らかい土壌を耕耘する場合は、外
側軸に固定された耕耘爪を取り外し、代わりに内側軸の
外端部の爪取付部に、該内側軸の耕耘爪と同方向に回転
する耕耘爪を取り付けることによって、横幅全巾にわた
って同一の仕上がり状態を得るというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
例によると、内側軸と外側軸に取り付けられた耕耘爪が
正逆転両用の耕耘爪(以下、「正逆爪」という)を用い
ていたので、ナタ爪を取り付けた場合のように、正転・
逆転に応じて耕耘爪の向きを変える必要はなかったが、
正逆爪を用いた場合は土の反転性が悪いため、土塊が小
さくなりやすく、よって土中への酸素供給量が不足し
て、作物の成育が悪くなるという課題があった。
例によると、内側軸と外側軸に取り付けられた耕耘爪が
正逆転両用の耕耘爪(以下、「正逆爪」という)を用い
ていたので、ナタ爪を取り付けた場合のように、正転・
逆転に応じて耕耘爪の向きを変える必要はなかったが、
正逆爪を用いた場合は土の反転性が悪いため、土塊が小
さくなりやすく、よって土中への酸素供給量が不足し
て、作物の成育が悪くなるという課題があった。
【0006】一方、ナタ爪を用いた場合は、該ナタ爪へ
の草の巻き付きが少なく、また土中への打ち込み抵抗も
少なく、更にダッシング作用が正逆爪に比較して少ない
という利点を有している。
の草の巻き付きが少なく、また土中への打ち込み抵抗も
少なく、更にダッシング作用が正逆爪に比較して少ない
という利点を有している。
【0007】本発明は斯かる課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、耕耘土の反転性
を良好にして土中に十分な酸素を供給可能とし、作物の
成育を助長することができるロータリ耕耘装置を提供す
ることにある。
れたもので、その目的とするところは、耕耘土の反転性
を良好にして土中に十分な酸素を供給可能とし、作物の
成育を助長することができるロータリ耕耘装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、伝動ケース(10)の下部に、それぞれ
耕耘爪を有する第1のロータリ軸(11)及び第2のロ
ータリ軸(12)を同軸状に配置すると共に、前記第2
のロータリ軸(12)に固定された正逆爪(14)を前
記伝動ケース(10)に近い内側に配置しかつ前記第1
のロータリ軸(11)に固定された第1の耕耘爪を前記
正逆爪(14)の外側に配置し、前記伝動ケース(1
0)内の回転伝達手段(23)の回転を、前記第1のロ
ータリ軸(11)と前記第2のロータリ軸(12)に互
いに反対方向の回転として伝達してなるロータリ耕耘装
置(6)において、前記回転伝達手段(23)に正逆転
を伝達する正逆切換え手段(31、80、63、71,
72,73,36)を備え、前記第1のロータリ軸(1
1)は、前記伝動ケース(10)に近い内側軸(1
1’)と、該内側軸(11’)に対し左右対称でかつ取
付手段(81,86)を介して左右付け換え自在に連結
された外側軸(11”)と、を有し、該外側軸(1
1”)に前記第1の耕耘爪を固定すると共に、該第1の
耕耘爪をナタ爪(13)とした、ことを特徴とする。
め、本発明は、伝動ケース(10)の下部に、それぞれ
耕耘爪を有する第1のロータリ軸(11)及び第2のロ
ータリ軸(12)を同軸状に配置すると共に、前記第2
のロータリ軸(12)に固定された正逆爪(14)を前
記伝動ケース(10)に近い内側に配置しかつ前記第1
のロータリ軸(11)に固定された第1の耕耘爪を前記
正逆爪(14)の外側に配置し、前記伝動ケース(1
0)内の回転伝達手段(23)の回転を、前記第1のロ
ータリ軸(11)と前記第2のロータリ軸(12)に互
いに反対方向の回転として伝達してなるロータリ耕耘装
置(6)において、前記回転伝達手段(23)に正逆転
を伝達する正逆切換え手段(31、80、63、71,
72,73,36)を備え、前記第1のロータリ軸(1
1)は、前記伝動ケース(10)に近い内側軸(1
1’)と、該内側軸(11’)に対し左右対称でかつ取
付手段(81,86)を介して左右付け換え自在に連結
された外側軸(11”)と、を有し、該外側軸(1
1”)に前記第1の耕耘爪を固定すると共に、該第1の
耕耘爪をナタ爪(13)とした、ことを特徴とする。
【0009】[作用]以上の構成に基づき、本発明によ
れば、伝動ケース(10)内の回転伝達手段(23)の
回転は、直接第1のロータリ軸(11)に伝達され、該
第1のロータリ軸(11)の内側軸(11’)に対する
左右の外側軸(11”,11”)に固定されたナタ爪
(13)を所定一方向に回転すると共に、第1のサイド
ギヤ(16)を介してセンターギヤ(17)に伝達さ
れ、更に第2のサイドギヤ(18)を介して第2のロー
タリ軸(12)を逆方向に回転して、該第2のロータリ
軸(12)に固定された正逆爪(14)を他方向に回転
する。このとき、前記ナタ爪(13)は、所定一方向回
転に応じてその向きが定められている。
れば、伝動ケース(10)内の回転伝達手段(23)の
回転は、直接第1のロータリ軸(11)に伝達され、該
第1のロータリ軸(11)の内側軸(11’)に対する
左右の外側軸(11”,11”)に固定されたナタ爪
(13)を所定一方向に回転すると共に、第1のサイド
ギヤ(16)を介してセンターギヤ(17)に伝達さ
れ、更に第2のサイドギヤ(18)を介して第2のロー
タリ軸(12)を逆方向に回転して、該第2のロータリ
軸(12)に固定された正逆爪(14)を他方向に回転
する。このとき、前記ナタ爪(13)は、所定一方向回
転に応じてその向きが定められている。
【0010】一方、正逆切換え手段(31、80、6
3、71,72,73,36)により、前記回転伝達手
段(23)に逆方向の回転を付与して作業するときは、
内側軸(11’)と外側軸(11”)を連結している取
付手段(81,86)を介して前記左右の外側軸(1
1”,11”)を互いに右左付け換える。こうして、第
1のロータリ軸(11)の回転方向に応じて前記ナタ爪
(13)の向きを切り換えるようにしている。
3、71,72,73,36)により、前記回転伝達手
段(23)に逆方向の回転を付与して作業するときは、
内側軸(11’)と外側軸(11”)を連結している取
付手段(81,86)を介して前記左右の外側軸(1
1”,11”)を互いに右左付け換える。こうして、第
1のロータリ軸(11)の回転方向に応じて前記ナタ爪
(13)の向きを切り換えるようにしている。
【0011】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、本発明の構成を何等限定する
ものではない。
するためのものであるが、本発明の構成を何等限定する
ものではない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施の形態を説明する。
施の形態を説明する。
【0013】図1及び図2は、本発明が適用された耕耘
機1の外観を示すもので、この耕耘機1は、機体フレー
ムを構成するトランスミッションケース2、エンジン
3、走行車輪5、トランスミッションケース2の後方下
部に設けられたロータリ耕耘装置6、ハンドル7、ロー
タリ耕深規制装置9等を備えている。また、エンジン3
の出力プーリ(図示せず)からトランスミッションケー
ス2の入力軸29(図4参照)に固定されたプーリ4
(図4参照)にわたって緊張・弛緩ベルトが巻掛けられ
ており、これらベルト及びプーリ4はケース30にて覆
われている。
機1の外観を示すもので、この耕耘機1は、機体フレー
ムを構成するトランスミッションケース2、エンジン
3、走行車輪5、トランスミッションケース2の後方下
部に設けられたロータリ耕耘装置6、ハンドル7、ロー
タリ耕深規制装置9等を備えている。また、エンジン3
の出力プーリ(図示せず)からトランスミッションケー
ス2の入力軸29(図4参照)に固定されたプーリ4
(図4参照)にわたって緊張・弛緩ベルトが巻掛けられ
ており、これらベルト及びプーリ4はケース30にて覆
われている。
【0014】更に、トランスミッションケース2の上部
からハンドル7の上方に沿って変速レバー31が延びて
おり、かつ該変速レバー31は、エンジン3上部の燃料
タンク32の下部側方からトランスミッションケース2
にわたって取付けられているガイド板33のガイド溝3
5に案内される。
からハンドル7の上方に沿って変速レバー31が延びて
おり、かつ該変速レバー31は、エンジン3上部の燃料
タンク32の下部側方からトランスミッションケース2
にわたって取付けられているガイド板33のガイド溝3
5に案内される。
【0015】該ガイド溝35は、図3に示すように、横
方向(図の左右方向)が前進1速位置F1 、前進2速位
置F2 、中立位置N、後進位置R及び作業中立位置N′
を有する走行変速段からなり、また縦方向(図の上下方
向)が後述の第1のロータリ軸11が正転、第2のロー
タリ軸12が逆転の位置SCS、中立位置NR 及び第1
のロータリ軸11が逆転、第2のロータリ軸12が正転
位置CSCを有するロータリ回転方向切換段からなる。
なお、前記変速レバー31は、その基端部がコ字状にな
っており、上下方向回動自在かつ左右方向に一体に連動
するようにシフトフォーク(図示せず)に連結されてい
る。
方向(図の左右方向)が前進1速位置F1 、前進2速位
置F2 、中立位置N、後進位置R及び作業中立位置N′
を有する走行変速段からなり、また縦方向(図の上下方
向)が後述の第1のロータリ軸11が正転、第2のロー
タリ軸12が逆転の位置SCS、中立位置NR 及び第1
のロータリ軸11が逆転、第2のロータリ軸12が正転
位置CSCを有するロータリ回転方向切換段からなる。
なお、前記変速レバー31は、その基端部がコ字状にな
っており、上下方向回動自在かつ左右方向に一体に連動
するようにシフトフォーク(図示せず)に連結されてい
る。
【0016】図4に示すように、前記トランスミッショ
ンケース2は、走行用チェーンケース2a(図1参照)
及び耕耘用チェーンケース(伝動ケース)10を含めて
一体に構成された2つ割ケースからなり、該ミッション
ケース2内には、その両側面にわたって変速シフト軸4
1が配設され、該シフト軸41には、図示しないシフト
フォークがクリック機構により摺動自在に嵌挿されてい
る。該シフトフォークは、入力軸29に摺動のみ自在に
スプライン結合している変速用シフト歯車46に係合さ
れている。
ンケース2は、走行用チェーンケース2a(図1参照)
及び耕耘用チェーンケース(伝動ケース)10を含めて
一体に構成された2つ割ケースからなり、該ミッション
ケース2内には、その両側面にわたって変速シフト軸4
1が配設され、該シフト軸41には、図示しないシフト
フォークがクリック機構により摺動自在に嵌挿されてい
る。該シフトフォークは、入力軸29に摺動のみ自在に
スプライン結合している変速用シフト歯車46に係合さ
れている。
【0017】また、前記変速シフト軸41に隣接して、
トランスミッションケース2の両側面にわたってロータ
リ用シフト軸26が配設され、該シフト軸26には、シ
フトフォーク80がクリック機構により摺動自在に嵌挿
されている。該シフトフォーク80は、入力軸29に摺
動自在にスプライン結合しているロータリ用シフタ歯車
63に係合されている。
トランスミッションケース2の両側面にわたってロータ
リ用シフト軸26が配設され、該シフト軸26には、シ
フトフォーク80がクリック機構により摺動自在に嵌挿
されている。該シフトフォーク80は、入力軸29に摺
動自在にスプライン結合しているロータリ用シフタ歯車
63に係合されている。
【0018】このロータリー用シフタ歯車63が、中間
軸34の歯車71に係合して出力軸36からSCS回転
が得られ、また、シフタ歯車63が、中間軸34の歯車
72に常時噛合している出力軸36の歯車73に直接係
合してCSC回転が得られる。すなわち、前記変速レバ
ー31、シフトフォーク80、ロータリー用シフタ歯車
63、歯車71,72,73,出力軸36等で正逆切換
え手段を構成しており、この正逆切換え手段(31,8
0,63,71,72,73,36等)により後述の回
転伝達手段23に正転および逆転が伝達される。
軸34の歯車71に係合して出力軸36からSCS回転
が得られ、また、シフタ歯車63が、中間軸34の歯車
72に常時噛合している出力軸36の歯車73に直接係
合してCSC回転が得られる。すなわち、前記変速レバ
ー31、シフトフォーク80、ロータリー用シフタ歯車
63、歯車71,72,73,出力軸36等で正逆切換
え手段を構成しており、この正逆切換え手段(31,8
0,63,71,72,73,36等)により後述の回
転伝達手段23に正転および逆転が伝達される。
【0019】なお、変速用シフト歯車46が、出力軸3
6の歯車65に係合して前進1速F1 、また、シフト歯
車46が、出力軸36の歯車67に常時係合している歯
車47に係合して前進2速F2 、更に、シフト歯車46
が、出力軸36の歯車69に常時噛合している中間軸3
4の歯車70に係合して後進Rが得られる。
6の歯車65に係合して前進1速F1 、また、シフト歯
車46が、出力軸36の歯車67に常時係合している歯
車47に係合して前進2速F2 、更に、シフト歯車46
が、出力軸36の歯車69に常時噛合している中間軸3
4の歯車70に係合して後進Rが得られる。
【0020】そして、走行伝動系の回転は、出力軸36
からチェーン及び差動歯車を介して前述した走行車輪5
に伝達され、またロータリ伝動系の回転は、トランスミ
ッションケース2の後方に連設された伝動ケース10内
のチェーン52を介して、その下部に設けられたロータ
リ耕耘装置6に伝達される。
からチェーン及び差動歯車を介して前述した走行車輪5
に伝達され、またロータリ伝動系の回転は、トランスミ
ッションケース2の後方に連設された伝動ケース10内
のチェーン52を介して、その下部に設けられたロータ
リ耕耘装置6に伝達される。
【0021】該ロータリ耕耘装置6は、図4に示すよう
に、機体進行方向と略々直交する方向の左右に突出され
た第1のロータリ軸11と、該第1のロータリ軸11と
逆方向に回転する第2のロータリ軸12とを有し、これ
らが同軸上に配置されていて、更にこれら第1のロータ
リ軸11にはナタ爪13が、また第2のロータリ軸12
には正逆爪14が取付けられている。なお、前記第1の
ロータリ軸11は、伝動ケース10に近い内側軸11’
と、該内側軸11’の左右外側に一体的に連結された外
側軸11”,11”とからなるが、これらについては後
述する。
に、機体進行方向と略々直交する方向の左右に突出され
た第1のロータリ軸11と、該第1のロータリ軸11と
逆方向に回転する第2のロータリ軸12とを有し、これ
らが同軸上に配置されていて、更にこれら第1のロータ
リ軸11にはナタ爪13が、また第2のロータリ軸12
には正逆爪14が取付けられている。なお、前記第1の
ロータリ軸11は、伝動ケース10に近い内側軸11’
と、該内側軸11’の左右外側に一体的に連結された外
側軸11”,11”とからなるが、これらについては後
述する。
【0022】前記両ロータリ軸11,12に互いに逆回
転を伝達するため、前記伝動ケース(中央駆動方式のた
め、以下「センターケース」という)10の下部に左右
1対の逆転機構15,15が設けられている。該逆転機
構15,15は、それぞれ3個のベベルギヤ16,1
7,18を有している。なお、該逆転機構15は左右対
称になっており、以下一方のみについて説明する。
転を伝達するため、前記伝動ケース(中央駆動方式のた
め、以下「センターケース」という)10の下部に左右
1対の逆転機構15,15が設けられている。該逆転機
構15,15は、それぞれ3個のベベルギヤ16,1
7,18を有している。なお、該逆転機構15は左右対
称になっており、以下一方のみについて説明する。
【0023】図5及び図6に詳示するように、センター
ケース10の下端部は僅かに膨大化して幅広部10aと
なっており、該幅広部に貫通孔が形成されて、該ケース
10の孔部分に、ホルダー20がボルトにより固定され
ている。
ケース10の下端部は僅かに膨大化して幅広部10aと
なっており、該幅広部に貫通孔が形成されて、該ケース
10の孔部分に、ホルダー20がボルトにより固定され
ている。
【0024】前記逆転機構15を構成する3個のベベル
ギヤ16,17,18の内の中央のギヤ(センターギ
ヤ)17は、ロータリ軸に直交するセンターピン21に
回転自在に支持されている。また、該センターピン21
の内径側(基)端部は、前記第1のロータリ軸11の内
側軸11’に回転自在に嵌挿している支持ボス22に立
設されていて、該支持ボス22に前記内側軸11’が貫
通して回転自在に支持されている。
ギヤ16,17,18の内の中央のギヤ(センターギ
ヤ)17は、ロータリ軸に直交するセンターピン21に
回転自在に支持されている。また、該センターピン21
の内径側(基)端部は、前記第1のロータリ軸11の内
側軸11’に回転自在に嵌挿している支持ボス22に立
設されていて、該支持ボス22に前記内側軸11’が貫
通して回転自在に支持されている。
【0025】前記3個のベベルギヤ16,17,18の
内のセンターケース10の中央側のギヤ(第1のサイド
ギヤ)16は、前記内側軸11’の中央部に形成された
スプライン11aに係合しており、その歯部が前記セン
ターギヤ17と噛合しており、その背部に、即ち左右の
第1のサイドギヤ16,16に挟持されてスプロケット
(回転伝達手段)23が配置されている。該スプロケッ
ト23は前記チェーン52に噛合すると共に、前記内側
軸11’のスプライン11aに噛合されている。
内のセンターケース10の中央側のギヤ(第1のサイド
ギヤ)16は、前記内側軸11’の中央部に形成された
スプライン11aに係合しており、その歯部が前記セン
ターギヤ17と噛合しており、その背部に、即ち左右の
第1のサイドギヤ16,16に挟持されてスプロケット
(回転伝達手段)23が配置されている。該スプロケッ
ト23は前記チェーン52に噛合すると共に、前記内側
軸11’のスプライン11aに噛合されている。
【0026】前記3個のベベルギヤ16,17,18の
内のセンターケース10から離れた側のギヤ(第2のサ
イドギヤ)18は、前記センターギヤ17と噛合すると
共にボス部18aを有しており、該ボス部18aは前記
内側軸11’に回転自在に支持されている。更に、該ボ
ス部18aの歯部背面の外周にはボールベアリング25
が装着され、該ベアリング25を介して前記ホルダー2
0に回転自在に支持されている。また、前記ボス部18
aの先端側外周面にはスプライン18bが形成されてお
り、該スプライン18bは前記第2のロータリ軸12に
係合されている。
内のセンターケース10から離れた側のギヤ(第2のサ
イドギヤ)18は、前記センターギヤ17と噛合すると
共にボス部18aを有しており、該ボス部18aは前記
内側軸11’に回転自在に支持されている。更に、該ボ
ス部18aの歯部背面の外周にはボールベアリング25
が装着され、該ベアリング25を介して前記ホルダー2
0に回転自在に支持されている。また、前記ボス部18
aの先端側外周面にはスプライン18bが形成されてお
り、該スプライン18bは前記第2のロータリ軸12に
係合されている。
【0027】該第2のロータリ軸12はスリーブ状から
なり、その外周部には前記正逆爪14を固定する爪取付
板12aが形成されていて、その内周面にはボールベア
リング27及びオイルシール28が装着されている。ま
た、センターケース10側に突出する小径部12cの内
周面に、前記スプライン18bに係合するスプラインが
形成されている。
なり、その外周部には前記正逆爪14を固定する爪取付
板12aが形成されていて、その内周面にはボールベア
リング27及びオイルシール28が装着されている。ま
た、センターケース10側に突出する小径部12cの内
周面に、前記スプライン18bに係合するスプラインが
形成されている。
【0028】前記第1のロータリ軸11の外側軸11”
は、内側軸11’よりも太径のパイプ状をなし、この外
側軸11”が内側軸11’の端部に嵌入され、更に該内
側軸11’の端部においてロータリ軸に直交する方向に
形成された挿入孔87にピン81が挿入されている。こ
のピン81の先端部に、抜け止め防止用のヘアピン86
が係止され、これらピン81とヘアピン86とで取付手
段を構成している。そして、この取付手段により前記内
側軸11’と左右の外側軸11”,11”とが、左右付
け換え自在に連結されている。
は、内側軸11’よりも太径のパイプ状をなし、この外
側軸11”が内側軸11’の端部に嵌入され、更に該内
側軸11’の端部においてロータリ軸に直交する方向に
形成された挿入孔87にピン81が挿入されている。こ
のピン81の先端部に、抜け止め防止用のヘアピン86
が係止され、これらピン81とヘアピン86とで取付手
段を構成している。そして、この取付手段により前記内
側軸11’と左右の外側軸11”,11”とが、左右付
け換え自在に連結されている。
【0029】前記外側軸11”の外周部には、爪取付板
82が固定され、この爪取付板82に前記ナタ爪(第1
の耕耘爪)13が取り付けられている。このナタ爪13
は、爪取付軸に対して垂直な直平部と、ある角度をなし
た屈曲部とを有し、湾曲方向の外側に刃部13aが形成
されているため、正転・逆転に応じて爪の向きを変える
必要がある。すなわち、第1のロータリ軸11が逆転
(機体進行方向と逆方向の回転)をするときは、図5に
示すように、ナタ爪13の前記刃部13aが土に打ち込
まれるように取り付けられ、また、第1のロータリ軸1
1が正転(機体進行方向と同方向の回転)をするとき
は、図6に示すように、左右の外側軸11”を互いに右
左付け換えて、ナタ爪13の前記刃部13aが土に打ち
込まれるように設定する。
82が固定され、この爪取付板82に前記ナタ爪(第1
の耕耘爪)13が取り付けられている。このナタ爪13
は、爪取付軸に対して垂直な直平部と、ある角度をなし
た屈曲部とを有し、湾曲方向の外側に刃部13aが形成
されているため、正転・逆転に応じて爪の向きを変える
必要がある。すなわち、第1のロータリ軸11が逆転
(機体進行方向と逆方向の回転)をするときは、図5に
示すように、ナタ爪13の前記刃部13aが土に打ち込
まれるように取り付けられ、また、第1のロータリ軸1
1が正転(機体進行方向と同方向の回転)をするとき
は、図6に示すように、左右の外側軸11”を互いに右
左付け換えて、ナタ爪13の前記刃部13aが土に打ち
込まれるように設定する。
【0030】なお、外側軸11”の軸方向の基端側には
カップ状のカバー85が固着されており、該カバー85
が第2のロータリ軸12の先端部分を覆っている。
カップ状のカバー85が固着されており、該カバー85
が第2のロータリ軸12の先端部分を覆っている。
【0031】また、第2のロータリ軸12の爪取付板1
2aには、正逆爪14及び泥落し爪83が取付けられて
いて、この泥落し爪83は、正逆爪14の回転円周より
も小さな円周上を移動するような大きさにされており、
耕耘することなく専らセンターケース10に付着した泥
土を落とす役目をなしている。
2aには、正逆爪14及び泥落し爪83が取付けられて
いて、この泥落し爪83は、正逆爪14の回転円周より
も小さな円周上を移動するような大きさにされており、
耕耘することなく専らセンターケース10に付着した泥
土を落とす役目をなしている。
【0032】更に、前記正逆爪14は、回転方向前後に
刃を有する側面視ハート形の板状体をなして、先端側が
一側面に湾曲されていると共に、前記爪取付板12aに
は、正逆爪14と泥落し爪83の他にグローブ爪19が
固定されていて、このグローブ爪19は外方に向って湾
曲した形状をなし、耕耘土を外側方向に放擲する役目を
なす。
刃を有する側面視ハート形の板状体をなして、先端側が
一側面に湾曲されていると共に、前記爪取付板12aに
は、正逆爪14と泥落し爪83の他にグローブ爪19が
固定されていて、このグローブ爪19は外方に向って湾
曲した形状をなし、耕耘土を外側方向に放擲する役目を
なす。
【0033】本実施例は、以上のような構成よりなるの
で、エンジン3の回転はケース30内のベルトを介して
トランスミッションケース2内の入力軸に伝達される。
そして、オペレータが変速レバー31をガイド板33の
ガイド溝35に沿って横(左右)方向に移動すると、該
変速レバー31の左右動は図示しないシフトフォークに
伝えられ、該シフトフォークを変速シフト軸41に沿っ
て摺動し、ガイド板33の表示に対応した適宜位置にて
位置決めされる。なお、変速レバー31の左右動によっ
ては、ロータリ耕耘装置6は影響を受けず、ロータリ停
止位置NR に保たれている。
で、エンジン3の回転はケース30内のベルトを介して
トランスミッションケース2内の入力軸に伝達される。
そして、オペレータが変速レバー31をガイド板33の
ガイド溝35に沿って横(左右)方向に移動すると、該
変速レバー31の左右動は図示しないシフトフォークに
伝えられ、該シフトフォークを変速シフト軸41に沿っ
て摺動し、ガイド板33の表示に対応した適宜位置にて
位置決めされる。なお、変速レバー31の左右動によっ
ては、ロータリ耕耘装置6は影響を受けず、ロータリ停
止位置NR に保たれている。
【0034】そして、変速レバー31をガイド板33に
おける作業中立位置N′に位置した状態で、該レバー3
1をガイド溝35に沿って縦(上下)方向に操作する
と、シフトフォーク80をシフト軸26に沿って摺動
し、かつガイド板33の表示に対応した適宜位置にて位
置決めされる。例えば、変速レバー31を中立位置NR
から第1のロータリ軸11が正転、第2のロータリ軸1
2が逆転位置SCSに移動すると、シフトフォークはシ
フタ歯車63を歯車71に係合して前進方向と同方向の
回転をロータリ耕耘装置6に伝達する。
おける作業中立位置N′に位置した状態で、該レバー3
1をガイド溝35に沿って縦(上下)方向に操作する
と、シフトフォーク80をシフト軸26に沿って摺動
し、かつガイド板33の表示に対応した適宜位置にて位
置決めされる。例えば、変速レバー31を中立位置NR
から第1のロータリ軸11が正転、第2のロータリ軸1
2が逆転位置SCSに移動すると、シフトフォークはシ
フタ歯車63を歯車71に係合して前進方向と同方向の
回転をロータリ耕耘装置6に伝達する。
【0035】また、変速レバー31を第1のロータリ軸
11が逆転、第2のロータリ軸が正転位置CSCに移動
すると、シフタ歯車63が歯車73に係合して前進方向
と逆方向の回転をロータリ耕耘装置6に伝達する。
11が逆転、第2のロータリ軸が正転位置CSCに移動
すると、シフタ歯車63が歯車73に係合して前進方向
と逆方向の回転をロータリ耕耘装置6に伝達する。
【0036】ところで、耕耘を行う圃場としては、硬い
圃場や柔らかい圃場等、その圃場条件が種々異なってお
り、オペレータが変速レバー31を操作することで、ロ
ータリ軸の回転方向が正逆切換えられる。この場合、第
1のロータリ軸11の回転方向に応じて、該第1のロー
タリ軸11に固定されたナタ爪13の向きを変える必要
がある。
圃場や柔らかい圃場等、その圃場条件が種々異なってお
り、オペレータが変速レバー31を操作することで、ロ
ータリ軸の回転方向が正逆切換えられる。この場合、第
1のロータリ軸11の回転方向に応じて、該第1のロー
タリ軸11に固定されたナタ爪13の向きを変える必要
がある。
【0037】例えば、前記チェーン52を介してスプロ
ケット23に伝達された回転は、スプロケット23を介
して第1のロータリ軸11に伝達され、該ロータリ軸1
1の回転によりナタ爪13を所定一方向(例えば車輪と
逆方向)に回転する。このとき、ナタ爪13の向きは図
5に示すように、第1のロータリ軸11の逆方向回転に
より、その刃部13a側が土に打ち込まれるように取り
付けられる。このとき、前記スプロケット23の回転
は、逆転機構15を介して第2のロータリ軸12に伝達
され、正逆爪14は他方向(車輪と同方向)に回転す
る。
ケット23に伝達された回転は、スプロケット23を介
して第1のロータリ軸11に伝達され、該ロータリ軸1
1の回転によりナタ爪13を所定一方向(例えば車輪と
逆方向)に回転する。このとき、ナタ爪13の向きは図
5に示すように、第1のロータリ軸11の逆方向回転に
より、その刃部13a側が土に打ち込まれるように取り
付けられる。このとき、前記スプロケット23の回転
は、逆転機構15を介して第2のロータリ軸12に伝達
され、正逆爪14は他方向(車輪と同方向)に回転す
る。
【0038】ところで、正逆爪14の場合は、回転方向
に応じて爪の向きを変える必要はないが、正逆爪14の
みでは土の反転性が悪く、土塊が小さくなって土中への
酸素供給量が不足する。このため、第1のロータリ軸1
1の外側軸11”に固定したナタ爪13にて耕耘を行う
こととし、更にこのナタ爪13の向きを、第1のロータ
リ軸11の回転方向の切換えに応じて変更するようにし
た。
に応じて爪の向きを変える必要はないが、正逆爪14の
みでは土の反転性が悪く、土塊が小さくなって土中への
酸素供給量が不足する。このため、第1のロータリ軸1
1の外側軸11”に固定したナタ爪13にて耕耘を行う
こととし、更にこのナタ爪13の向きを、第1のロータ
リ軸11の回転方向の切換えに応じて変更するようにし
た。
【0039】すなわち、オペレータが変速レバー31を
操作することにより、第1のロータリ軸11の回転方向
を切り換えるとき(例えば車輪と同方向)は、これに先
立ち、オペレータは第1のロータリ軸11の内側軸1
1’と外側軸11”を連結しているピン81とヘアピン
86を抜き取って、前記内側軸11’と左右の外側軸1
1”,11”とを右左付け換える。そして、ナタ爪13
の向きを図6に示すように、第1のロータリ軸11の正
方向回転に伴い、その刃部13a側が土に打ち込まれる
向きにセットする。
操作することにより、第1のロータリ軸11の回転方向
を切り換えるとき(例えば車輪と同方向)は、これに先
立ち、オペレータは第1のロータリ軸11の内側軸1
1’と外側軸11”を連結しているピン81とヘアピン
86を抜き取って、前記内側軸11’と左右の外側軸1
1”,11”とを右左付け換える。そして、ナタ爪13
の向きを図6に示すように、第1のロータリ軸11の正
方向回転に伴い、その刃部13a側が土に打ち込まれる
向きにセットする。
【0040】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、正
逆転切り換え可能な第1のロータリ軸の内側軸の左右両
外側に、取付手段を介して夫々外側軸を連結し、この外
側軸に第1の耕耘爪を固定すると共にこの第1の耕耘爪
をナタ爪とし、前記第1のロータリ軸の回転方向に応じ
て前記外側軸を左右付け換えるようにしたことで、ナタ
爪自身への草の巻き付きを防止しつつ、耕耘土の反転性
を良好にすることができ、また、正逆爪に比較して土塊
が大きいことから空隙が広くなり、土中に酸素が十分供
給されて、作物の成育を助長することができる。
逆転切り換え可能な第1のロータリ軸の内側軸の左右両
外側に、取付手段を介して夫々外側軸を連結し、この外
側軸に第1の耕耘爪を固定すると共にこの第1の耕耘爪
をナタ爪とし、前記第1のロータリ軸の回転方向に応じ
て前記外側軸を左右付け換えるようにしたことで、ナタ
爪自身への草の巻き付きを防止しつつ、耕耘土の反転性
を良好にすることができ、また、正逆爪に比較して土塊
が大きいことから空隙が広くなり、土中に酸素が十分供
給されて、作物の成育を助長することができる。
【0041】更に、正逆爪の場合は、回転方向に応じ左
右付け換えなくても正逆方向に耕耘できる利点があるも
のの、土の反転性がやや劣るのに対し、ナタ爪は掘り起
こし性が良好で反転性が良く、しかも外側軸の左右付け
換えで足りるので付け換え作業も簡単で済む。
右付け換えなくても正逆方向に耕耘できる利点があるも
のの、土の反転性がやや劣るのに対し、ナタ爪は掘り起
こし性が良好で反転性が良く、しかも外側軸の左右付け
換えで足りるので付け換え作業も簡単で済む。
【図1】本発明が適用された耕耘機の側面図(外爪逆転
時)である。
時)である。
【図2】本発明が適用された耕耘機の側面図(外爪正転
時)である。
時)である。
【図3】ガイド板のガイド溝を示す正面図である。
【図4】トランスミッションとこれに連設されたロータ
リ耕耘装置の展開状態の断面図である。
リ耕耘装置の展開状態の断面図である。
【図5】ロータリ耕耘装置(外爪逆転時)の拡大断面図
である。
である。
【図6】ロータリ耕耘装置(外爪正転時)の拡大断面図
である。
である。
1 耕耘機 2 トランスミッションケース 3 エンジン 5 走行車輪 6 ロータリ耕耘装置 10 伝動(センター)ケース 11 第1のロータリ軸 11’ 内側軸 11” 外側軸 12 第2のロータリ軸 13 ナタ爪 13a 刃部 14 正逆爪 15 逆転機構 23 回転伝達手段(スプロケット) 26 ロータリ用シフト軸 31 変速レバー 36 出力軸 63 ロータリ用シフト歯車 71 歯車 72 歯車 73 歯車 80 シフトフォーク 81 ピン 82 爪取付板 86 ヘアピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾添 正浩 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 上田 裕司 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 伴藤 明宏 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 伝動ケースの下部に、それぞれ耕耘爪を
有する第1のロータリ軸及び第2のロータリ軸を同軸状
に配置すると共に、前記第2のロータリ軸に固定された
正逆爪を前記伝動ケースに近い内側に配置しかつ前記第
1のロータリ軸に固定された第1の耕耘爪を前記正逆爪
の外側に配置し、前記伝動ケース内の回転伝達手段の回
転を、前記第1のロータリ軸と前記第2のロータリ軸に
互いに反対方向の回転として伝達してなるロータリ耕耘
装置において、 前記回転伝達手段に正逆転を伝達する正逆切換え手段を
備え、 前記第1のロータリ軸は、前記伝動ケースに近い内側軸
と、該内側軸に対し左右対称でかつ取付手段を介して左
右付け換え自在に連結された外側軸と、を有し、 該外側軸に前記第1の耕耘爪を固定すると共に、該第1
の耕耘爪をナタ爪とした、 ことを特徴とするロータリ耕耘装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24381096A JPH1084703A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | ロータリ耕耘装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24381096A JPH1084703A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | ロータリ耕耘装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1084703A true JPH1084703A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17109277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24381096A Pending JPH1084703A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | ロータリ耕耘装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1084703A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006262756A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | ロータリ耕耘装置 |
-
1996
- 1996-09-13 JP JP24381096A patent/JPH1084703A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006262756A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | ロータリ耕耘装置 |
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